JP2001076550A - 難燃性フラットケーブル、ヒートシール性テープ及びその製造方法 - Google Patents
難燃性フラットケーブル、ヒートシール性テープ及びその製造方法Info
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Abstract
フラットケーブルを提供すること。 【解決手段】 フィルム状基材、AC層及びHS層から
構成される2枚のHSテープと、該2枚のテープ間にヒ
ートシールして挟持された導体とからなるフラットケー
ブル。
Description
ーブル、HSテープ及びその製造方法に関し、更に詳し
くは難燃性、耐熱性及び耐久性等に優れた難燃性フラッ
トケーブルの提供を目的とする。
機、プリンター、自動車、家電製品、コンピュータ等の
電子部品、電子機器等には、多くの場合、フラットケー
ブルが用いられている。これらのフラットケーブルは、
フィルム状基材、AC層及びHS層から構成される2枚
のHSテープと、該2枚のテープ間にヒートシールして
挟持された多数本の導体とから構成されている。
ラットケーブルは難燃性に優れ、多く用いられてきた。
しかし、塩化ビニル製フラットケーブルは導体との接着
性がないために、折り曲げテストや摺動試験でケーブル
中の導体が短時間に切断する欠点があり、最近、フィル
ム状基材とヒートシール剤がポリエステル系樹脂に置き
換えられてきている。しかし、フィルム状基材(ポリエ
チレンテレフタレート系フィルム:PET或いはポリア
ミド系フィルム)とポリエステル系ヒートシール剤は燃
え易いので、一般的にはポリエステル系ヒートシール剤
の中に大量の難燃剤を添加して難燃化しているが、この
ためにHS層の導体への接着性が低下、或いは熱時にケ
ーブルの末端より導体が突出するという問題が起こって
きた。
の導体への接着性は折り曲げ又は摺動時に、導体がケー
ブル内で断線する現象に対して重要な要因であって、H
S層と導体との接着性が低い時には導体が断線し易い。
HS層の導体への接着性はTgの低いポリエステル樹脂
を用いると良いが、低TgポリエステルからなるHS層
は、熱的耐久力と樹脂収縮により導体が突出するという
問題が起こってきた。導体の突出防止に対してはTgの
高いポリエステル樹脂をHS層に添加すると効果がある
が、HS層の導体への接着性を低下させる作用がある。
ヒートシール剤(V)とフィラー(F)の比が挙げられ
る。即ち、Fを多くすると導体の突出を抑える方向にあ
るが、Fが多すぎるとHS層の導体への接着性が低下す
る。従ってVとFとは極めて狭い範囲で実施されいる
が、現実には両方を同時に満足させることは困難であっ
た。従って、本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、難燃性、耐熱性及び耐久性等に優れた難燃性フラ
ットケーブルを提供することである。
によって達成される。即ち、本発明は、フィルム状基
材、AC層及びHS層から構成される2枚のHSテープ
と、該2枚のテープ間にヒートシールして挟持された導
体とからなるフラットケーブルにおいて、上記AC層
が、イソシアネート基、ブロックイソシアネート基及び
/又はカルボジイミド基を有する多官能性化合物、Tg
が20℃〜120℃のポリエステル樹脂及びポリウレタ
ン樹脂からなり、且つ上記HS層が、フィラー80〜2
0重量%と、ポリエステル樹脂を主成分とする樹脂成分
20〜80重量%とからなり、上記ポリエステル樹脂1
00重量部に対して0.1〜10重量部の平均分子量
2,500〜10,000の高分子可塑剤を含有するこ
とを特徴とする難燃性フラットケーブル、HSテープ及
びその製造方法を提供する。
化合物とともに、Tgの高いポリエステル樹脂及び柔ら
かいポリウレタン樹脂からなる層を設け、更にHS層中
にポリエステル樹脂に高分子可塑剤と必要に応じて多官
能性化合物を添加することによって、HS層の導体への
接着性と導体の突出防止に関して同時に満足させる良好
な結果を得ることができる。
は、ヒートシール方式で行われるが、AC層として高T
gポリエステル樹脂とウレタン樹脂からなるAC層を形
成することによって、その上に塗布されるHS層の熱時
の収縮作用を小さくすることことができ、この効果によ
って導体の突出を少なくできる。又、HS層の導体への
接着性は、高分子可塑剤を添加することによって達成さ
れ、長期的な接着安定性とHS層の熱時収縮防止は、H
S層に架橋剤を添加されることによって達成される。そ
の結果、耐熱性及び耐折り曲げ性に優れた物性を付与す
ると共に収縮或いは捻れ、反り等の変形を小さくさせる
効果がある。上記操作において、AC層を形成する溶液
が、下のフィルム状基材及び/又はその上のHS層中に
浸透して、AC層がフィルム状基材及び/又はその上の
HS層中に浸入した構造を形成し、更に優れた物性を示
した。この場合、AC層を形成するために溶液の溶媒が
フィルム状基材やHS層に親和性を有し、それらを膨潤
又は溶解し、AC成分の少なくとも一部がフィルム状基
材及びHS層に浸透したものと考えられる。
更に詳細に説明する。図1は、本発明の難燃性フラット
ケーブルとその製造を説明する図である。本発明のフラ
ットケーブルは、図1bに示すように、フィルム状基材
1、AC層2及びHS層3から構成される2枚のHSテ
ープAと、該2枚のテープA,A間にヒートシールして
挟持された導体Bとから構成されており、特にそのHS
テープの構成に特徴がある。従って導体Bは従来公知の
導体と同じであり詳細な説明は省略し、以下HSテープ
について詳細に説明する。
は、通常フラットケーブルの形成に使用されるフィルム
が全て使用可能であり、最も好ましいものは2軸延伸さ
れたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムで
あり、ポリブチレンテレフタレートフィルムやポリアミ
ドフィルムも好ましい。フィルムの厚さは5〜200μ
mの範囲であり、好ましくは15〜100μmである。
5μm未満ではその表面へのAC層の塗布が困難であ
り、200μmを超えると実用的でない。又、フィルム
の表面処理は必ずしも必要ではないが、コロナ放電処理
や酸化処理等の処理を施してもよい。
表面にAC層を形成する。AC層用の樹脂としては、T
gが20〜120℃で、好ましくは30〜100℃のポ
リエステル(PES)樹脂とポリウレタン樹脂(PU)
の混合物からなり、好ましくはPES/PU(重量比)
=0.7/0.3〜0.3/0.7の範囲である。PE
Sが0.7を超えると、AC層のフィルム状基材への接
着が弱くなり、0.3未満ではHS層の収縮による導体
の突出が大きくなる。又、AC層は後述の多官能性化合
物を包含する。
S層用の樹脂成分の物性としては、フラットケーブルが
使用される全ての環境で、形状、接着性、フレキシビリ
ティ、即ち、柔軟性、折り曲げ性、慴動性等の面で優れ
た性能が要求される。従って、HS層の主成分であるポ
リエステル樹脂成分のTgは、フラットケーブルが使用
される環境の温度以下であることが必要である。具体的
にはTgは約20℃以下、好ましくは10℃以下であ
る。又、フラットケーブルを温度の高い使用環境に適応
させる場合には、上記のポリエステル樹脂に、例えば、
Tgが40℃以上、好ましくは60℃以上の高Tgのポ
リエステル樹脂を併用することもできる。この場合でも
上記高Tgのポリエステル樹脂が多すぎると、HS層の
導体への接着性が著しく低下するので、その含有量は樹
脂成分の10重量%以下である。
500〜10,000程度の高分子可塑剤、特に好まし
くはポリエステル系可塑剤であり、具体的にはアジピン
酸、アゼライン酸、セバチン酸、フタル酸等とエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、グリセリン等の二価
又は三価アルコール類、及び1塩基酸等の組み合わせか
らなる常温で液状のポリエステル系可塑剤が挙げられ
る。分子量が2,500未満では接着性には効果がある
が、可塑剤の移行性や抽出性等の問題があり、フラット
ケーブルの長期間の耐久安定性(経時的変化)に問題が
あり、10,000を超えると可塑剤としての本来の特
性が失われる。
ステル樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部の
範囲であり、0.1重量部未満ではHS層の導体への接
着が弱く、ケーブル内の導体の耐久性に問題があり(例
えば、折り曲げ、慴動によって導体が断線し易くな
る)、又、10重量部を超えると、熱放置時にフラット
ケーブルの末端からの導体が突出の度合いが大きくな
り、ケーブル同士を連結した時に接触不良等のトラブル
等の発生原因となる。
〜3,000のエポキシ脂肪酸エステル、分子量約1,
000〜5,000のエポキシ化油脂類等のエポキシ系
可塑剤、又はジオクチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジフェニルフタレート、ジシクロヘキシルフタレー
ト等のフタル酸系エステル類、オレイン酸ブチル、グリ
セリンモノオレイン酸エステル等の脂肪族一塩基酸エス
テル類、アジピン酸ジn−へキシル、アジピン酸ジ2−
エチルヘキシル、アゼライン酸ジエチルヘキシル、セバ
シン酸ジブチル、セバシン酸2−エチルヘキシル等の脂
肪族二塩基酸エステル類、ジエチレングリコールジベン
ゾエート、トリエチレングリコールジ2−エチルブチラ
ート等の二価アルコールエステル類、アセチルリシノー
ル酸ブチル、ブチレングリコールビス(ブチルフタレー
ト)ブチルフタレート、アセチルクエン酸トリブチル等
のオキシ酸エステル類、リン酸トリブチル、リン酸トリ
2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリ
クレジル等のリン酸エステル類等が挙げられ、これらの
可塑剤を前記高分子可塑剤に対して50重量%以下の範
囲で混合して使用してもよい。可塑剤から期待されるこ
とは明らかでないが、接着性に対してはヒートシール時
の粘着効果とフィルムの歪みの緩和に効果的であるもの
と考えられる。
HS層に添加される。AC層への添加は、樹脂の反応基
に対して1〜20倍当量程度が好ましく、AC層への添
加はフィルム状基材とHS層への接着を目的とする。H
S層への添加は長期に連結した時の導体接合に係わる耐
熱耐久性等を向上させるために添加する。それらは単独
或いは組み合わせによって使用される。
ンジイソシアネート(TDI)、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、キシレンジイソシ
アネート(XDI)、へキサメチレンジイソシアネート
(HDI)、イソフォロンジイソシアネート(IPD
I)とそれらのビューレット体、トリメチロールプロパ
ン等とのアダクト体、イソシアネート3量体等のイソシ
アネート類、更にはイソシアネートをアルコール又はフ
ェノール類(エタノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、フェノール、ニトロフェノール等)、ラクタム
(ε−カプロラクタム等)、活性メチレン系化合物(マ
ロン酸ジエチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチ
ル、アセチルアセトン)でブロックしたブロックイソシ
アネート等が挙げられる。更に、上記イソシアネート類
より合成される、例えば、ポリトルエンカルボジイミ
ド、ポリ4,4−ジフェニルメタンカルボジイミド、ポ
リイソホロンカルボジイミド、ポリヘキサンカルボジイ
ミド等のカルボジイミド系架橋剤及びその誘導体が挙げ
られる。
のイソシアネート基、ブロックイソシアネート基及び/
又はカルボジイミド基を有することが好ましい。又、多
官能性化合物は溶剤に溶解又は分散させて使用すること
が好ましい。使用する溶剤は、多官能性化合物の官能基
の反応性で異なるので特定できないが、水、メタノー
ル、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン、メチルエチルケトン、アセ
トン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、ヘキサン等の単独及び混合溶剤が用いら
れる。
物の反応速度を調整できる場合がある。例えば、イソシ
アネート基を低級アルコール類或いはフェノール類でブ
ロックすることにより、イソシアネート基の安定化、或
いはチタンキレート類はイソプロピルアルコールによっ
て安定化される。このような場合、多官能性化合物は一
液の溶液として取り扱えるのでAC層用溶液又はHS層
用溶液への添加に効果的である。多官能性化合物の添加
量は、ポリエステル樹脂100重量部に対して0.05
〜10重量部の範囲である。好ましくは0.1〜5重量
部の範囲である。又、可塑剤との併用が効果的(耐久性
と接着性)であることが分かった。
燃剤としては水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、酸化アンチモン、赤燐、ホウ酸亜鉛、ジルコニウム
系、錫系、ハロゲン系難燃剤:テトラブロモビスフェノ
ールA(TBA)、ヘキサブロモシクロドデカン、ビス
(トリブロモフェノキシ)エタン、TBAエポキシオリ
ゴマー、TBAカーボネートオリゴマー、エチレンビス
テトラブロムフタルイミド、エチレンビスペンタブロモ
ジフェニル、トリブロモフェニルマレイミド、テトラブ
ロモペンタエリスリトール、トリス(ペンタブロモベン
ジル)イソシアヌレート、リン酸系難燃剤:トリメチル
ホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホ
スフェート、トリオクチルホスフェート、オクチルジフ
ェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレ
ジルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリス
(クロロエチル)ホスフェート、トリス(2−クロロプ
ロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジクロロプロ
ピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジブロモプロピ
ル)ホスフェート、トリス(2,3−ジブロムクロロプ
ロピル)ホスフェート、ビス(2,3−ジブロモプロピ
ル)、2,3−ジクロロプロピルホスフェート、ビス
(クロロプロピル)モノオクチルホスフェート、リン酸
グアニジン及びその誘導体、リン酸グアニル尿素及びそ
の誘導体、他にスルファミン酸及びその誘導体等の単独
或いは組み合わせが挙げられる。
ワックス類、シリカ微粒子、タルク、炭酸カルシウム、
有機顔料、酸化チタン等の無機顔料、カーボン、ワック
スを必要に応じて添加できる。HS層のフィラー(F)
の含有量は80〜20重量%の範囲であり、Fが80重
量%を超えると接着せず、20重量%未満では導体の突
出が大くなり、又、HS層自体が難燃性でなくなる。
て、フィルム状基材にAC層を形成し、次いでHS層を
形成することによって得られる。AC層及びHS層はい
ずれも前記成分を含む有機溶剤溶液又は分散液を塗布及
び乾燥することによって形成される。塗布は一般的な塗
装方法で達成できる、例えば、バーコーター、ダイコー
ター、ロールコータ、グラビア方式、フローコータ方
式、リバース方式、スプレー方式等が利用できるが、A
C層を塗布及び乾燥後、直ちにHS層を塗布する方法
(インライン方式)が好ましい。
mの範囲であり、好ましくは0.1〜5μmである。
0.05μm未満では導体が突出し、10μm超えると
実用的な範囲を超え、場合によっては難燃性に問題を生
ずる。HS層の塗布量は厚みで5〜200μmであり、
好ましくは10〜100μmである。5μm未満では導
体を接着するのが困難であり、難燃性に問題がある。2
00μmを超えると乾燥時に溶剤を蒸発させるのに多大
のエネルギーを要し実用的でない。AC層用溶液の固形
分は2〜60重量%であり、HS層用溶液の固形分は5
〜75重量%の範囲であり、上記範囲未満では粘性関係
から塗布量を上げることはできない。又、上記範囲を超
えると溶液中のフィラーの分散が困難である。
成される。図1a,bに示すように、本発明のHSテー
プAの2枚の間に適当な導体Bを挟持し、例えば、熱ロ
ール(180℃)を通してHSテープ同士をヒートシー
ルすることによって本発明の難燃性フラットケーブルが
得られる。
具体的に説明する。 実施例1〜5及び比較例1〜4 (材料) フィルム状基材:厚さ25μmの2軸延伸ポリエステ
ルフィルム(PET) −1 AC層形成用溶液−1:(固形分40重量%) A液;Tg40℃のポリエステル樹脂とポリオール系ウ
レタン樹脂(固形分重量比1:1、水酸基価=10mg
KOH/g)をメチルエチルケトン/トルエンに溶かし
た溶液。 B液;TDI+HDI A液/B液=1/3(OH基/NCO基、当量比)
H/g)をメチルエチルケトン/トルエンに溶かした溶
液。 B液;TDI+HDI A液/B液=1:4(OH基/NCO基、当量比) HS層形成用塗料:Tg10〜20℃のポリエステル
(V)とシリカ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、臭素系難燃剤、三酸化アンチモンからなるフィラー
(F)において、V/F=45/55(重量比)であ
り、メチルエチルケトン/トルエン=1/1の溶剤に溶
解分散した液(固形分45重量%、平均粒径0.45μ
m)。
記AC層形成用溶液をドライで0.5g/m2になるよ
うに塗布し、5分間風乾後に上記HS層形成用塗料をド
ライで30g/m2になるように塗布して、80℃で1
2時間乾燥する。AC層及びHS層における可塑剤及び
架橋剤(多官能性化合物)の含有量は表1に示した。
シール面同士をヒートシーラーで接着後(温度150
℃、圧力:3Kg/cm2、時間:3秒)、引っ張り試
験でT字剥離強度(g/幅10mm)を比較する。 HS/導体間T字剥離強度試験:HSテープのヒート
シール面と厚さ100μmの銅箔とのT字剥離強度(g
/幅10mm)を比較する。 ケーブル耐熱試験:導体(幅×厚さ=0.8mm×5
0μm)3本を幅25cmの2枚のHSテープ間に挟
み、熱ロール(180℃)を通してフラットケーブルを
作製した。このフラットケーブルを25cmに切り、1
10℃の乾燥機に72時間入れる。フラットケーブルの
両端より突出する導体の程度を顕微鏡で観察し、写真よ
り突出した長さを比較する。表1に結果を示す。
は可塑剤及び架橋剤の有無の結果であり、接着性、或い
は耐熱性に問題がある。比較例4はAC層の効果の比較
であり、比較例4の架橋剤を添加しないのが従来品であ
るが、これは接着性が実施例程度はあるが、耐熱性が劣
っていた(150μm程度)。耐熱性を上げるために架
橋剤を添加したが接着性が低下した。これは架橋剤をH
S層に添加したことによって何らかの作用を受け、フィ
ルム状基材とAC層間剥離と考えられる。
タン樹脂のAC層を形成させることによって、耐熱性
(耐収縮性)と接着性が両方が良いことが分かる。理由
は明らかではないが、高TgPESの耐熱性(熱収縮)
の改良とウレタン樹脂によるフィルム状基材とAC層の
接着性の向上が、HS層に架橋剤を添加しても接着性の
低下は小さいことと関連しているものと推定される。
尚、ウレタン樹脂を除いた高TgPESのみのAC層
は、前述した如く接着性は低いものである。
熱性及び耐久性等に優れた難燃性フラットケーブル、及
びHSテープを提供することができる。
ープの構成及び製造を説明する図。
Claims (11)
- 【請求項1】 フィルム状基材、アンカーコート層(以
下AC層という)及びヒートシール層(以下HS層とい
う)から構成される2枚のヒートシール性テープ(以下
HSテープという)と、該2枚のテープ間にヒートシー
ルして挟持された導体とからなるフラットケーブルにお
いて、上記AC層が、イソシアネート基、ブロックイソ
シアネート基及び/又はカルボジイミド基を有する多官
能性化合物、ガラス転移温度(以下Tgという)が20
℃〜120℃のポリエステル樹脂及びポリウレタン樹脂
からなり、且つ上記HS層が、難燃剤を主成分とするフ
ィラー(以下単にフィラーという)80〜20重量%
と、ポリエステル樹脂を主成分とする樹脂成分20〜8
0重量%とからなり、上記ポリエステル樹脂100重量
部に対して0.1〜10重量部の平均分子量2,500
〜10,000の高分子可塑剤を含有することを特徴と
する難燃性フラットケーブル。 - 【請求項2】 フィルム状基材が、ポリエチレンテレフ
タレート(以下PETという)、ポリブチレンテレフタ
レート及び/又はポリアミドフィルムである請求項1に
記載の難燃性フラットケーブル。 - 【請求項3】 HS層が、HS層中の樹脂成分100重
量部に対して0.05〜5重量部の多官能性化合物を含
有する請求項1に記載の難燃性フラットケーブル。 - 【請求項4】 多官能性化合物が、分子中に2〜6個の
イソシアネート基、ブロックイソシアネート基及び/又
はカルボジイミド基を有する請求項1〜3の何れか1項
に記載の難燃性フラットケーブル。 - 【請求項5】 高分子可塑剤が、ポリエステル系高分子
可塑剤である請求項1〜4の何れか1項に記載の難燃性
フラットケーブル。 - 【請求項6】 AC層が、フィルム状基材及び/又はH
S層中に浸透している請求項1〜5の何れか1項に記載
の難燃性フラットケーブル。 - 【請求項7】 フィルム状基材、AC層及びHS層から
構成され、上記AC層が、イソシアネート基、ブロック
イソシアネート基及び/又はカルボジイミド基を有する
多官能性化合物、Tgが20℃〜120℃のポリエステ
ル樹脂及びポリウレタン樹脂からなり、且つ上記HS層
が、フィラー80〜20重量%と、ポリエステル樹脂を
主成分とする樹脂成分20〜80重量%とからなり、上
記ポリエステル樹脂100重量部に対して0.1〜10
重量部の平均分子量2,500〜10,000の高分子
可塑剤を含有することを特徴とするHSテープ。 - 【請求項8】 AC層の厚みが0.05〜5μm、HS
層の厚みが5〜200μmである請求項7に記載のHS
テープ。 - 【請求項9】 AC層が、フィルム状基材及び/又はH
S層中に浸透している請求項7又は8に記載のHSテー
プ。 - 【請求項10】 フィルム状基材、AC層及びHS層か
ら構成されるHSテープを製造する方法において、フィ
ルム状基材に、イソシアネート基、ブロックイソシアネ
ート基及び/又はカルボジイミド基を有する多官能性化
合物及びTgが20〜120℃のポリエステル樹脂及び
ポリウレタン樹脂を含有する溶液を塗布してAC層を形
成させ、次いでフィラー80〜20重量%と、ポリエス
テル樹脂を主成分とする樹脂成分20〜80重量%とか
らなり、上記ポリエステル樹脂100重量部に対して
0.1〜10重量部の平均分子量2,500〜10,0
00の高分子可塑剤を含有するフィラー分散溶液を塗布
及び乾燥し、同時或いは引き続いて加熱架橋させること
を特徴とするHSテープの製造方法。 - 【請求項11】 AC層を形成する溶液が、イソシアネ
ート基、ブロックイソシアネート基及び/又はカルボジ
イミド基を有する多官能性化合物を、Tgが20〜12
0℃のポリエステル樹脂成分及びポリウレタン樹脂成分
の反応基の当量の1〜20倍の量で含有し、固形分が2
〜60重量%であり、HS層を形成するフィラー分散溶
液が、フィラー80〜20重量%と、ポリエステル樹脂
を主成分とする樹脂成分20〜80重量%とからなり、
上記ポリエステル樹脂100重量部に対して0.1〜1
0重量部の平均分子量2,500〜10,000の高分
子可塑剤を含有し、固形分が5〜75重量%である請求
項10に記載のHSテープの製造方法。
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|---|---|---|---|
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| JP19457499 | 1999-07-08 | ||
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