JP2001074080A - 弾性ブッシュおよびその組付体 - Google Patents
弾性ブッシュおよびその組付体Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂製の外筒でありながら、ゴム弾性体
に予圧縮を付与して耐久性を向上させることができる弾
性ブッシュを提供する。 【解決手段】 内筒12と、この内筒12を軸平行に取
り囲む外筒14と、内筒と外筒とを結合するゴム弾性体
16とを備え、筒状部材6に圧入して組み付ける弾性ブ
ッシュ10において、合成樹脂よりなる外筒14の外径
Dが、筒状部材6の内径dよりも所要大きく設定され、
この外筒14を筒状部材6に圧入することによりゴム弾
性体16に予圧縮が付与される。
に予圧縮を付与して耐久性を向上させることができる弾
性ブッシュを提供する。 【解決手段】 内筒12と、この内筒12を軸平行に取
り囲む外筒14と、内筒と外筒とを結合するゴム弾性体
16とを備え、筒状部材6に圧入して組み付ける弾性ブ
ッシュ10において、合成樹脂よりなる外筒14の外径
Dが、筒状部材6の内径dよりも所要大きく設定され、
この外筒14を筒状部材6に圧入することによりゴム弾
性体16に予圧縮が付与される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサスペン
ションやエンジンマウントなどに使用される防振装置で
ある弾性ブッシュ、および該弾性ブッシュをサスペンシ
ョンのアーム部材や各種ブラケットに組み付けてなる弾
性ブッシュ組付体に関する。
ションやエンジンマウントなどに使用される防振装置で
ある弾性ブッシュ、および該弾性ブッシュをサスペンシ
ョンのアーム部材や各種ブラケットに組み付けてなる弾
性ブッシュ組付体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、この種の弾性ブッシュは、金属製の内外筒の間に
ゴム弾性体を介してこれらを加硫接着してなり、加硫後
に外筒に縮径(絞り)工程を加え、その後、サスペンシ
ョンのアーム部材や各種ブラケットの筒状部に圧入して
組み付けられている。このように金属製の外筒を用いた
場合には、筒状部材への圧入に先立って行う上記縮径工
程により、ゴム弾性体に予圧縮を与え、これにより、ゴ
ム弾性体の加硫収縮を除去し、引っ張り歪みを低減する
ことによって、耐久性の向上を図っている。
より、この種の弾性ブッシュは、金属製の内外筒の間に
ゴム弾性体を介してこれらを加硫接着してなり、加硫後
に外筒に縮径(絞り)工程を加え、その後、サスペンシ
ョンのアーム部材や各種ブラケットの筒状部に圧入して
組み付けられている。このように金属製の外筒を用いた
場合には、筒状部材への圧入に先立って行う上記縮径工
程により、ゴム弾性体に予圧縮を与え、これにより、ゴ
ム弾性体の加硫収縮を除去し、引っ張り歪みを低減する
ことによって、耐久性の向上を図っている。
【0003】近年、自動車の軽量化のために金属部品に
代わって合成樹脂製の部品が多く用いられるようになっ
ており、上記の弾性ブッシュにおいても、軽量化のた
め、外筒を樹脂化しようとする試みがある。
代わって合成樹脂製の部品が多く用いられるようになっ
ており、上記の弾性ブッシュにおいても、軽量化のた
め、外筒を樹脂化しようとする試みがある。
【0004】しかしながら、外筒を樹脂化した場合、上
記の金属製外筒のように、縮径加工を加えることができ
ないため、ゴム弾性体の耐久性が大幅に低下するという
問題がある。
記の金属製外筒のように、縮径加工を加えることができ
ないため、ゴム弾性体の耐久性が大幅に低下するという
問題がある。
【0005】そこで、本発明は、合成樹脂製の外筒であ
りながら、ゴム弾性体に予圧縮を付与して耐久性を向上
させることができる弾性ブッシュ及びその組付体を提供
することを目的とする。
りながら、ゴム弾性体に予圧縮を付与して耐久性を向上
させることができる弾性ブッシュ及びその組付体を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性ブッシュ
は、内筒と、この内筒を軸平行に取り囲む外筒と、内筒
と外筒とを結合するゴム弾性体とを備えてなり、筒状部
材に圧入することで組み付けられる弾性ブッシュにおい
て、前記外筒が合成樹脂よりなり、この外筒の外径が、
圧入される前記筒状部材の内径に対し、当該圧入により
前記ゴム弾性体に予圧縮を付与し得るよう所要大きく設
定されたものである。
は、内筒と、この内筒を軸平行に取り囲む外筒と、内筒
と外筒とを結合するゴム弾性体とを備えてなり、筒状部
材に圧入することで組み付けられる弾性ブッシュにおい
て、前記外筒が合成樹脂よりなり、この外筒の外径が、
圧入される前記筒状部材の内径に対し、当該圧入により
前記ゴム弾性体に予圧縮を付与し得るよう所要大きく設
定されたものである。
【0007】本発明の弾性ブッシュ組付体は、内筒と、
この内筒を軸平行に取り囲む外筒と、内筒と外筒とを結
合するゴム弾性体とを備えてなる弾性ブッシュを、筒状
部材に圧入して組み付けてなる弾性ブッシュ組付体にお
いて、合成樹脂よりなる前記外筒が、前記筒状部材の内
径よりも所要大きい外径を有して形成され、この外筒を
前記筒状部材に圧入することにより、前記ゴム弾性体に
予圧縮を付与したものである。
この内筒を軸平行に取り囲む外筒と、内筒と外筒とを結
合するゴム弾性体とを備えてなる弾性ブッシュを、筒状
部材に圧入して組み付けてなる弾性ブッシュ組付体にお
いて、合成樹脂よりなる前記外筒が、前記筒状部材の内
径よりも所要大きい外径を有して形成され、この外筒を
前記筒状部材に圧入することにより、前記ゴム弾性体に
予圧縮を付与したものである。
【0008】本発明によれば、圧入する筒状部材の内径
に対して外筒の外径に所要の圧入代を持たせたことによ
り、弾性ブッシュを筒状部材に圧入すると、ゴム弾性体
に予圧縮が付与され、ゴム弾性体の耐久性が向上され
る。ここで、合成樹脂製の外筒は、弾性変形するので、
金属製の場合に比べて外筒の圧入代が大きい場合でも比
較的小さな圧入荷重で圧入することができ、そのため、
上記のような圧入によるゴム弾性体の予圧縮が可能とな
る。すなわち、金属製外筒の場合、圧入荷重が大きいた
め、ゴム弾性体に実質的に予圧縮を付与し得る圧入代を
設定すると圧入が困難となるが、合成樹脂製外筒の場
合、圧入荷重が小さいため、ゴム弾性体に予圧縮を付与
し得る圧入代を確保することができる。
に対して外筒の外径に所要の圧入代を持たせたことによ
り、弾性ブッシュを筒状部材に圧入すると、ゴム弾性体
に予圧縮が付与され、ゴム弾性体の耐久性が向上され
る。ここで、合成樹脂製の外筒は、弾性変形するので、
金属製の場合に比べて外筒の圧入代が大きい場合でも比
較的小さな圧入荷重で圧入することができ、そのため、
上記のような圧入によるゴム弾性体の予圧縮が可能とな
る。すなわち、金属製外筒の場合、圧入荷重が大きいた
め、ゴム弾性体に実質的に予圧縮を付与し得る圧入代を
設定すると圧入が困難となるが、合成樹脂製外筒の場
合、圧入荷重が小さいため、ゴム弾性体に予圧縮を付与
し得る圧入代を確保することができる。
【0009】上記外筒を形成する合成樹脂としては、ポ
リアミドにガラス繊維を配合したものが好適である。ま
た、上記外筒の外径は、筒状部材の内径に対し1.02
〜1.03倍に設定されていることが好適である。
リアミドにガラス繊維を配合したものが好適である。ま
た、上記外筒の外径は、筒状部材の内径に対し1.02
〜1.03倍に設定されていることが好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の1実施形態に係る弾性ブ
ッシュ10とこの弾性ブッシュ10を組み付ける筒状部
材6を示す断面図、図2はその組み付け状態を示す断面
図である。
ッシュ10とこの弾性ブッシュ10を組み付ける筒状部
材6を示す断面図、図2はその組み付け状態を示す断面
図である。
【0012】この弾性ブッシュ10は、自動車のサスペ
ンションに使用されるものであり、サスペンションのア
ーム部材8の先端に設けられた円筒状をなす金属製の筒
状部材6に組み付けられるものである。
ンションに使用されるものであり、サスペンションのア
ーム部材8の先端に設けられた円筒状をなす金属製の筒
状部材6に組み付けられるものである。
【0013】この弾性ブッシュ10は、横設した金属製
の円筒状の内筒12と、この内筒12を軸平行かつ同心
的に取り囲む円筒状の外筒14と、これら内筒12と外
筒14との間に介装され両者を加硫接着手段により一体
的に結合するゴム弾性体16とからなる。
の円筒状の内筒12と、この内筒12を軸平行かつ同心
的に取り囲む円筒状の外筒14と、これら内筒12と外
筒14との間に介装され両者を加硫接着手段により一体
的に結合するゴム弾性体16とからなる。
【0014】外筒14の軸方向の一端部には径方向外方
に拡開されたフランジ部18が設けられており、このフ
ランジ部18には外筒14の軸方向への大変位を規制す
るストッパゴム20が上記ゴム弾性体16から延設され
ている。また、ゴム弾性体16の軸方向両端面にはアー
ル曲面での凹入りによるえぐり部22が形成されてお
り、その周方向の一部に軸方向に貫通したすぐり部24
が形成されている。
に拡開されたフランジ部18が設けられており、このフ
ランジ部18には外筒14の軸方向への大変位を規制す
るストッパゴム20が上記ゴム弾性体16から延設され
ている。また、ゴム弾性体16の軸方向両端面にはアー
ル曲面での凹入りによるえぐり部22が形成されてお
り、その周方向の一部に軸方向に貫通したすぐり部24
が形成されている。
【0015】そして、この弾性ブッシュ10において
は、上記外筒14として、合成樹脂の射出成形品が用い
られている。この外筒14を形成する合成樹脂として
は、ポリアミドにガラス繊維を配合したものが好適であ
り、より詳細には、ポリアミド100重量部に対してガ
ラス繊維20〜60重量部を配合したものが挙げられ
る。ポリアミドとしてはポリアミド66が好ましい。ま
た、ポリアミド100重量部に対するガラス繊維の配合
量は、下限が30重量部であることがより好ましく、上
限が50重量部であることがより好ましい。
は、上記外筒14として、合成樹脂の射出成形品が用い
られている。この外筒14を形成する合成樹脂として
は、ポリアミドにガラス繊維を配合したものが好適であ
り、より詳細には、ポリアミド100重量部に対してガ
ラス繊維20〜60重量部を配合したものが挙げられ
る。ポリアミドとしてはポリアミド66が好ましい。ま
た、ポリアミド100重量部に対するガラス繊維の配合
量は、下限が30重量部であることがより好ましく、上
限が50重量部であることがより好ましい。
【0016】上記合成樹脂としてポリアミドにガラス繊
維を配合したものを使用することにより、弾性ブッシュ
10として要求される耐熱性および圧入荷重に対する強
度を保持することができ、また、加硫成形に際して従来
の金属製外筒を用いる場合の設備をそのまま使用するこ
とができて設備投資が不要である。
維を配合したものを使用することにより、弾性ブッシュ
10として要求される耐熱性および圧入荷重に対する強
度を保持することができ、また、加硫成形に際して従来
の金属製外筒を用いる場合の設備をそのまま使用するこ
とができて設備投資が不要である。
【0017】また、外筒14は、その外径Dが、筒状部
材6に圧入することによりゴム弾性体16に所定の予圧
縮が付与されるように、圧入される筒状部材6の内径d
に対して所要大きく設定されている。ゴム弾性体16
は、加硫収縮により通常約3%収縮するため、詳細に
は、ゴム弾性体16が3%以上、より好ましくは4〜8
%、予圧縮されるように外径Dの寸法を設定することが
好ましい。
材6に圧入することによりゴム弾性体16に所定の予圧
縮が付与されるように、圧入される筒状部材6の内径d
に対して所要大きく設定されている。ゴム弾性体16
は、加硫収縮により通常約3%収縮するため、詳細に
は、ゴム弾性体16が3%以上、より好ましくは4〜8
%、予圧縮されるように外径Dの寸法を設定することが
好ましい。
【0018】外筒14の外径Dは、筒状部材6に対する
外筒14の圧入及び抜けを考慮すれば、筒状部材6の内
径dに対して、1.02〜1.03倍(D=1.02d
〜1.03d)に設定することが好ましい。1.02倍
未満では、所定の抜け荷重(通常5kN以上)を確保し
にくい。一方、1.03倍を越えると、圧入荷重として
は所定の荷重(通常30kN以下)を越えないものの、
圧入時にビビリ音等の異音が発生しやすくなる。なお、
このようにD=1.02d〜1.03dに設定すること
により、内筒12の外径aにもよるが、通常、ゴム弾性
体16に3%以上の予圧縮を付与することができる。
外筒14の圧入及び抜けを考慮すれば、筒状部材6の内
径dに対して、1.02〜1.03倍(D=1.02d
〜1.03d)に設定することが好ましい。1.02倍
未満では、所定の抜け荷重(通常5kN以上)を確保し
にくい。一方、1.03倍を越えると、圧入荷重として
は所定の荷重(通常30kN以下)を越えないものの、
圧入時にビビリ音等の異音が発生しやすくなる。なお、
このようにD=1.02d〜1.03dに設定すること
により、内筒12の外径aにもよるが、通常、ゴム弾性
体16に3%以上の予圧縮を付与することができる。
【0019】図1に示すように、この弾性ブッシュ10
は、フランジ部18が設けられた軸方向端部とは反対側
の端部から、筒状部材6内に圧入される。外筒14にお
いて、この圧入される側の軸方向端部はテーパ状に面取
り26されており、これにより、筒状部材6内に圧入し
やすくしている。また、筒状部材6の軸方向端部も外筒
14を受け入れやすくするために内側が面取り7されて
いる。
は、フランジ部18が設けられた軸方向端部とは反対側
の端部から、筒状部材6内に圧入される。外筒14にお
いて、この圧入される側の軸方向端部はテーパ状に面取
り26されており、これにより、筒状部材6内に圧入し
やすくしている。また、筒状部材6の軸方向端部も外筒
14を受け入れやすくするために内側が面取り7されて
いる。
【0020】筒状部材6の軸方向寸法は、外筒14の軸
方向寸法よりも短く設定されており、圧入に際しては、
外筒14の圧入先端が筒状部材6の反対側の端部からは
み出すように組み付けられる。これにより、図3に示す
ように、組み付けた状態で、外筒14の圧入先端が筒状
部材6からはみ出し、このはみ出し部28が弾性変形に
より元の外径Dに戻ることによって、外筒14が筒状部
材6から抜けにくくなっている。
方向寸法よりも短く設定されており、圧入に際しては、
外筒14の圧入先端が筒状部材6の反対側の端部からは
み出すように組み付けられる。これにより、図3に示す
ように、組み付けた状態で、外筒14の圧入先端が筒状
部材6からはみ出し、このはみ出し部28が弾性変形に
より元の外径Dに戻ることによって、外筒14が筒状部
材6から抜けにくくなっている。
【0021】なお、内筒12には、車体側部材に支持さ
れるブッシュ軸(不図示)が挿入され、これにより、車
体とサスペンションとの間が防振的に連結される。
れるブッシュ軸(不図示)が挿入され、これにより、車
体とサスペンションとの間が防振的に連結される。
【0022】以上よりなる本実施形態の弾性ブッシュ1
0は、アーム部材8の筒状部材6に圧入され、これによ
り外径Dを有する外筒14が直径dに縮径されてゴム弾
性体16に予圧縮が加えられる。そのため、ゴム弾性体
16の加硫収縮を除去して、引っ張り歪みを低減するこ
とができ、弾性ブッシュ10の耐久性が向上される。
0は、アーム部材8の筒状部材6に圧入され、これによ
り外径Dを有する外筒14が直径dに縮径されてゴム弾
性体16に予圧縮が加えられる。そのため、ゴム弾性体
16の加硫収縮を除去して、引っ張り歪みを低減するこ
とができ、弾性ブッシュ10の耐久性が向上される。
【0023】また、合成樹脂製の外筒14は、その弾性
変形により、金属製のものに比べて圧入荷重が小さいの
で、金属製外筒を圧入する場合と同等の圧入荷重であり
ながら、外筒14に十分な圧入代を確保してゴム弾性体
16に予圧縮を付与することができる。そのため、圧入
のために特別な設備投資は不要である。
変形により、金属製のものに比べて圧入荷重が小さいの
で、金属製外筒を圧入する場合と同等の圧入荷重であり
ながら、外筒14に十分な圧入代を確保してゴム弾性体
16に予圧縮を付与することができる。そのため、圧入
のために特別な設備投資は不要である。
【0024】また、外筒14を樹脂化したことにより、
軽量化が図れるとともに、金属製外筒の場合には必要で
あった、防錆処理(リン酸塩処理、塗装など)や、圧入
前の縮径工程が不要となるので、製品全体としてのコス
トアップを防ぐことができる。
軽量化が図れるとともに、金属製外筒の場合には必要で
あった、防錆処理(リン酸塩処理、塗装など)や、圧入
前の縮径工程が不要となるので、製品全体としてのコス
トアップを防ぐことができる。
【0025】
【実施例】実施例として上記した図1に示す弾性ブッシ
ュ10を作成した。同実施例において、外筒14の材質
としては100重量部のポリアミド66に25重量部の
ガラス繊維を配合したものを用い、外筒14の板厚は3
mm、外径Dは55mmとした。また、内筒12の外径
aは23mmとし、ゴム弾性体16としてはゴム硬度6
0°の天然ゴムを用いた。
ュ10を作成した。同実施例において、外筒14の材質
としては100重量部のポリアミド66に25重量部の
ガラス繊維を配合したものを用い、外筒14の板厚は3
mm、外径Dは55mmとした。また、内筒12の外径
aは23mmとし、ゴム弾性体16としてはゴム硬度6
0°の天然ゴムを用いた。
【0026】そして、筒状部材6の内径dを変えなが
ら、外筒14の圧入代(D−d)に対する圧入及び抜き
荷重の関係を調べた。但し、荷重測定に際しては、図3
に示すようなはみ出し部28を設けないように外筒14
を筒状部材6に圧入して行った。
ら、外筒14の圧入代(D−d)に対する圧入及び抜き
荷重の関係を調べた。但し、荷重測定に際しては、図3
に示すようなはみ出し部28を設けないように外筒14
を筒状部材6に圧入して行った。
【0027】その結果、外筒14の圧入代が1.6mm
の場合でも、圧入荷重は20kN程度であり、30kN
を越えるものではなかったが、1.6mmを越えると圧
入時に異音が発生した。一方、外筒14の圧入代が1.
2mm未満の場合、熱処理後(80℃×500時間)に
おける抜け荷重が5kNを下回り十分な抜け荷重が得ら
れなかった。これにより、外筒14の圧入代としては、
1.2〜1.6mmが好適であり、よって、外筒14の
外径Dと筒状部材6の内径dとの関係としては、D=
1.02〜1.03dが好適であった。また、この圧入
代により、ゴム弾性体16には4.6〜6.2%の予圧
縮が付与されていた。
の場合でも、圧入荷重は20kN程度であり、30kN
を越えるものではなかったが、1.6mmを越えると圧
入時に異音が発生した。一方、外筒14の圧入代が1.
2mm未満の場合、熱処理後(80℃×500時間)に
おける抜け荷重が5kNを下回り十分な抜け荷重が得ら
れなかった。これにより、外筒14の圧入代としては、
1.2〜1.6mmが好適であり、よって、外筒14の
外径Dと筒状部材6の内径dとの関係としては、D=
1.02〜1.03dが好適であった。また、この圧入
代により、ゴム弾性体16には4.6〜6.2%の予圧
縮が付与されていた。
【0028】次に、この弾性ブッシュ10を筒状部材6
に組み付けた組付体について、熱処理(80℃×500
時間)、サーマルショック処理(−30℃×2時間と8
0℃×2時間とを100サイクル)、及び、塩化カルシ
ウム処理(80℃・湿度60%×20時間、40%塩化
カルシウム水溶液浸漬×30秒及び100℃×4時間を
10サイクル)を行い、各処理後に、接着強度試験(外
筒14を固定した状態で内筒12に軸方向の負荷を加え
て破断強度を求める試験)を行った。また、塩化カルシ
ウム処理品について、動的耐久試験(組付体の軸直角方
向に一定の荷重振幅(0±4,000N(2Hz))を
20万回繰り返す試験)を行った。
に組み付けた組付体について、熱処理(80℃×500
時間)、サーマルショック処理(−30℃×2時間と8
0℃×2時間とを100サイクル)、及び、塩化カルシ
ウム処理(80℃・湿度60%×20時間、40%塩化
カルシウム水溶液浸漬×30秒及び100℃×4時間を
10サイクル)を行い、各処理後に、接着強度試験(外
筒14を固定した状態で内筒12に軸方向の負荷を加え
て破断強度を求める試験)を行った。また、塩化カルシ
ウム処理品について、動的耐久試験(組付体の軸直角方
向に一定の荷重振幅(0±4,000N(2Hz))を
20万回繰り返す試験)を行った。
【0029】その結果、いずれの処理品についても、接
着強度試験においてゴム弾性体16で破断しており、外
筒14とゴム弾性体16の界面で破断することはなかっ
た。また、動的耐久試験については試験終了時点で外筒
14にもゴム弾性体16にも異常がなかった。
着強度試験においてゴム弾性体16で破断しており、外
筒14とゴム弾性体16の界面で破断することはなかっ
た。また、動的耐久試験については試験終了時点で外筒
14にもゴム弾性体16にも異常がなかった。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、圧入する筒状部材の内
径に対して外筒の外径に所要の圧入代を持たせたことに
より、弾性ブッシュを筒状部材に圧入してゴム弾性体に
予圧縮を付与することができ、ゴム弾性体の耐久性を向
上することができる。また、外筒を樹脂化したことによ
り、軽量化が図れるとともに、防錆処理や縮径工程が不
要となるので製品全体としてのコストアップを防ぐこと
ができる。
径に対して外筒の外径に所要の圧入代を持たせたことに
より、弾性ブッシュを筒状部材に圧入してゴム弾性体に
予圧縮を付与することができ、ゴム弾性体の耐久性を向
上することができる。また、外筒を樹脂化したことによ
り、軽量化が図れるとともに、防錆処理や縮径工程が不
要となるので製品全体としてのコストアップを防ぐこと
ができる。
【図1】本発明の1実施形態に係る弾性ブッシュと、こ
の弾性ブッシュが圧入される筒状部材とを示す断面図で
ある。
の弾性ブッシュが圧入される筒状部材とを示す断面図で
ある。
【図2】同弾性ブッシュの筒状部材への組み付け状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】図2の一部拡大断面図である。
6……筒状部材 10……弾性ブッシュ 12……内筒 14……外筒 16……ゴム弾性体 D……外筒の外径 d……筒状部材の内径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J048 AA01 BA05 BA19 BD01 EA15 3J059 AB12 AE04 AE05 BA42 BA72 BB01 BC04 BC13 BC19 BD07 CB16 GA04 GA09
Claims (7)
- 【請求項1】内筒と、この内筒を軸平行に取り囲む外筒
と、内筒と外筒とを結合するゴム弾性体とを備えてな
り、筒状部材に圧入することで組み付けられる弾性ブッ
シュにおいて、 前記外筒が合成樹脂よりなり、 この外筒の外径が、圧入される前記筒状部材の内径に対
し、当該圧入により前記ゴム弾性体に予圧縮を付与し得
るよう所要大きく設定されたことを特徴とする弾性ブッ
シュ。 - 【請求項2】前記外筒を形成する合成樹脂が、ポリアミ
ドにガラス繊維を配合したものであることを特徴とする
請求項1記載の弾性ブッシュ。 - 【請求項3】前記ポリアミドがポリアミド66であるこ
とを特徴とする請求項2記載の弾性ブッシュ。 - 【請求項4】前記ガラス繊維を、ポリアミド100重量
部に対して20〜60重量部配合したことを特徴とする
請求項2記載の弾性ブッシュ。 - 【請求項5】前記ガラス繊維を、ポリアミド100重量
部に対して30〜50重量部配合したことを特徴とする
請求項2記載の弾性ブッシュ。 - 【請求項6】前記外筒の外径が、前記筒状部材の内径の
1.02〜1.03倍に設定されたことを特徴とする請
求項1記載の弾性ブッシュ。 - 【請求項7】内筒と、この内筒を軸平行に取り囲む外筒
と、内筒と外筒とを結合するゴム弾性体とを備えてなる
弾性ブッシュを、筒状部材に圧入して組み付けてなる弾
性ブッシュ組付体において、 合成樹脂よりなる前記外筒が、前記筒状部材の内径より
も所要大きい外径を有して形成され、 この外筒を前記筒状部材に圧入することにより、前記ゴ
ム弾性体に予圧縮を付与したことを特徴とする弾性ブッ
シュ組付体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25286999A JP2001074080A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 弾性ブッシュおよびその組付体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25286999A JP2001074080A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 弾性ブッシュおよびその組付体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001074080A true JP2001074080A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17243307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25286999A Withdrawn JP2001074080A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 弾性ブッシュおよびその組付体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001074080A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7104533B2 (en) | 2002-11-26 | 2006-09-12 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Cylindrical vibration damping device |
| JP2006342858A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Kayaba Ind Co Ltd | バンプストッパの定着構造 |
| JP2008302579A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Bridgestone Corp | ゴム−樹脂積層構造体及びその製造方法 |
| JP2009264555A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Bridgestone Corp | 防振装置のスリーブ嵌合構造 |
| CN102729794A (zh) * | 2012-06-25 | 2012-10-17 | 安徽中鼎减震橡胶技术有限公司 | 一种汽车发动机后拉杆悬置 |
| CN103112344A (zh) * | 2013-02-25 | 2013-05-22 | 上海众力汽车部件有限公司 | 一种非液压式汽车发动机右悬置件 |
| DE102013204995A1 (de) * | 2013-03-21 | 2014-09-25 | Audi Ag | Verfahren zum Herstellen eines Lagers und Lager |
| JP2016161003A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 住友理工株式会社 | 筒形防振装置 |
-
1999
- 1999-09-07 JP JP25286999A patent/JP2001074080A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
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| US9784310B2 (en) | 2013-03-21 | 2017-10-10 | Boge Elastmetall Gmbh | Method for producing a bearing, and bearing |
| US10330149B2 (en) | 2013-03-21 | 2019-06-25 | Boge Elastmetall Gmbh | Method for producing a bearing, and bearing |
| JP2016161003A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 住友理工株式会社 | 筒形防振装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |