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JP2001071784A - アクセルペダル装置 - Google Patents

アクセルペダル装置

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Publication number
JP2001071784A
JP2001071784A JP25100999A JP25100999A JP2001071784A JP 2001071784 A JP2001071784 A JP 2001071784A JP 25100999 A JP25100999 A JP 25100999A JP 25100999 A JP25100999 A JP 25100999A JP 2001071784 A JP2001071784 A JP 2001071784A
Authority
JP
Japan
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accelerator pedal
pedal
peripheral wall
rotating body
pedal shaft
Prior art date
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Granted
Application number
JP25100999A
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English (en)
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JP4319294B2 (ja
Inventor
Hironobu Suzuki
弘信 鈴木
Yuichi Hirata
雄一 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chuo Hatsujo KK, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
Priority to JP25100999A priority Critical patent/JP4319294B2/ja
Publication of JP2001071784A publication Critical patent/JP2001071784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4319294B2 publication Critical patent/JP4319294B2/ja
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で踏み込み操作性が優れ、安全を確保で
きるアクセルペダル装置の提供。 【解決手段】 ペダル軸3の外側にスプリングクラッチ
5を介して内側回転体2を設けて、ハウジング10の内
側に設ける。ハウジング10と内側回転体20の間に、
それぞれに回転方向に係止された円盤体からなる多板摩
擦機構30と、押しばね40、回転カム機構50を同軸
上に配する。アクセルペダル2が踏み込まれてペダル軸
3が回動すると、内側支持板34が回動し、外側支持板
32との間で摩擦力を発生し、ペダル軸3の回動負荷と
なる。ペダル軸3の回動により内側支持カム54が回動
し、外側支持カム52を押し離し、押しばね40を介し
て多板摩擦機構30への荷重を大きくするため摩擦力が
大きくなる。ペダル軸3が戻るときはスプリングクラッ
チ5が外れて、アクセルペダル2が確実に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクセルペダルの
踏み込み量を電気的に検知する電子アクセル装置等のア
クセルペダル装置に関し、特に、アクセルペダルの踏み
込み操作性の向上及び小型化に関する。
【0002】
【従来の技術】アクセルペダル装置としては、アクセル
ペダルの踏み込みに応じてスロットルケーブルを引き込
むケーブル式のものに代わって、アクセルペダルの踏み
込み量を変位センサ等を用いて電気的検知する電子アク
セル装置が用いられており、こうしたアクセルペダル装
置では、一般的に、アクセルペダルの踏み込み時には負
荷が大きく、アクセルペダルの離反(戻し)時には、ア
クセルペダルの戻し力が小さくなるように、アクセルペ
ダルの戻し用ばねとは別の負荷(摩擦力)を発生させる
ためのヒステリシス機構が備えられている。従来では、
(1)各種のヒステリシス機構をペダルの回転中心軸に
対してペダルと反対側の部位に設けたり、(2)アクセ
ルペダルの回転軸に連動する単板の摩擦板を用いたヒス
テリシス機構などが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した
(1)のものでは、アクセルペダルの回転中心軸を挟ん
で、アクセルペダルの反対側の部位にヒステリシス機構
を設けるため、アクセルペダル及びヒステリシス機構全
体が大型化し、大きな搭載スペースが必要となる、
(2)のものでは、アクセルペダルの踏み込み量に関係
なく、常に一定の摩擦力が発生するため、操作快適性が
損なわれるなどの問題がある。
【0004】本発明は、小型で耐久性に優れるととも
に、踏み込み操作性及び安全性に優れたアクセルペダル
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1で
は、円筒形状の内周壁を有するハウジングと、前記内周
壁に対して所定の間隔をおいて配された円筒形状の外周
壁を前記ハウジングの内側に有し、該外周壁が前記内周
壁の中心軸の軸周りに回動自在に支持された内側回転体
と、前記ハウジングの前記内周壁に対して、その外周側
が前記内側回転体の回転方向には係止され、前記内周壁
の中心軸方向には変位自在に支持された複数の略円盤状
の外側支持板、及び前記内側回転体の前記外周壁に対し
て、その内周側が前記内側回転体の回転方向には係止さ
れ、前記内周壁の中心軸方向には変位自在に支持された
複数の略円盤状の内側支持板を前記内周壁と前記外周壁
との間で交互に配して積層してなる多板摩擦機構と、該
多板摩擦機構における前記複数の外側支持板と前記複数
の内側支持板との積層厚みを小さくする方向へ荷重を付
与する手段であって、アクセルペダルの踏み込み量に応
じて荷重を大きくする荷重付与手段と、前記アクセルペ
ダルの操作に応じて回動し、前記内側回転体を回転駆動
するペダル軸とを具備し、前記アクセルペダルの踏み込
み操作時に、前記多板摩擦機構の前記外側支持板と前記
内側支持板との間で発生する摩擦力により、前記アクセ
ルペダルの操作においてヒステリシス特性を付与したこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2は、アクセルペダルの操作に応じ
て回動するペダル軸と、ヒステリシス特性を付与するヒ
ステリシス発生手段と、前記ペダル軸の外側に嵌合さ
れ、前記アクセルペダルの踏み込み時に前記ヒステリシ
ス発生手段を駆動するスプリングクラッチとを具備し、
前記アクセルペダルの操作においてヒステリシス特性を
付与したことを特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項1において、前記荷重
付与手段は、前記複数の外側支持板と前記複数の内側支
持板との積層端を一方の端部で押圧するコイルばねと、
前記アクセルペダルの操作に応じて回動するペダル軸に
連動して、前記コイルばねの係止部を前記積層厚みを小
さくする方向へ変位させるカム機構とから構成したこと
を特徴とする。
【0008】請求項4は、請求項3において、前記内側
回転体は、前記ペダル軸の外側に嵌合されたスプリング
クラッチを備え、前記アクセルペダルの踏み込み操作時
のみに前記ペダル軸によって回動駆動されることを特徴
とする。請求項5は、請求項4において、前記スプリン
グクラッチ、前記内側回転体、前記多板摩擦機構、前記
荷重付与手段を、前記ペダル軸に対して同軸上に配置し
て前記ペダル軸と前記ハウジングとの間に収容したこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の作用・効果】この発明では、アクセルペダルが
踏み込まれてペダル軸が回動すると、それに応じて内側
回転体が回動駆動され、それとともに内側回転体の回転
方向に対して係止された複数の内側支持板が回動する。
多板摩擦機構では、内側支持板と外側支持板とが交互に
配されて積層されており、内側支持板及び外側支持板は
ともに内周壁の軸方向には内側回転体及びハウジングに
それぞれ変位自在に支持されているため、その積層方向
の厚みが小さくなる方向に、アクセルペダルの踏み込み
量に応じた荷重が付与されることによって、内側支持板
及び外側支持板は相互に密着する。荷重付与手段として
は、例えば、請求項3のように、複数の外側支持板と内
側支持板との積層端をコイルばねで押圧し、アクセルペ
ダルの操作に応じて回動するペダル軸に連動してコイル
ばねを変位させるカム機構とから構成することができ
る。
【0010】このため、内側支持板が内側回転体ととも
に回動する際には、外側支持板との間で摩擦力が発生し
て、アクセルペダルの踏み込み量が大きくなるほど大き
な力が必要となり、非平行のヒステリシス特性が得られ
る。この結果、復帰用ばねなどで付勢されたアクセルペ
ダルの踏み込み操作において、踏み込みの際には、復帰
用ばねに抗した力と多板摩擦機構において発生する摩擦
力とを合わせた分の大きな力が必要となるが、一端踏み
込んだ位置においては、アクセルペダルに備えられた復
帰用ばねなどの付勢力のみが脚に対して逆方向に働くだ
けであるため、踏み込み中の脚の負担は小さくなり、そ
の状態を維持するための脚の疲労などを生じにくい。
【0011】逆に、アクセルペダルを緩めると、アクセ
ルペダルに備えられた復帰用ばねなどの付勢力の働きに
より、アクセルペダルを簡単に元へ戻すことができる。
以上のとおり、アクセルペダルの踏み込み時には大きな
力が必要となり、アクセルペダルを戻すための力が小さ
くなることで、踏み込み時と戻り時との力の差が大きな
ヒステリシス特性が得られ、これにより、アクセルペダ
ルの踏み込みすぎがなくなるとともに、踏み込み中の脚
の負担が軽減され、踏み込みを緩めた場合には、確実に
アクセルペダルを戻すことができ、操作性に優れたアク
セルペダル装置とすることができる。従って、本発明
は、小型で耐久性に優れ、しかも、操作性に優れたアク
セルペダル装置とすることができる。
【0012】請求項2、4では、アクセルペダルの踏み
込み時にヒステリシス発生手段を駆動するスプリングク
ラッチが設けられているため、ヒステリシス発生手段
が、何らかの原因で固着して、回動不能となった場合で
あっても、アクセルペダルの踏み込みを止めればアクセ
ルペダルを元に状態に戻すことができる。これによっ
て、アクセルペダルに空振り機構を付与することがで
き、安全性に優れたアクセルペダル装置とすることがで
きる。
【0013】請求項5では、スプリングクラッチ、内側
回転体、多板摩擦機構、荷重付与手段を、ペダル軸に対
して同軸上に配置して、ペダル軸とハウジングとの間に
収容することによって、スプリングクラッチ、内側回転
体、多板摩擦機構を、ペダル軸の周りに集中させること
ができるとともに、荷重付与手段による荷重を、軸方向
から多板摩擦機構へ容易に付与することができるため、
アクセルペダル装置において、非平行のヒステリシス特
性を確保し、且つ、特に、多板摩擦機構をペダル軸の周
りに配することによって、小型な構成によってヒステリ
シス特性に必要な摩擦力の発生手段を確保できるため、
装置を小型化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、図2は、本発明のアクセル
ペダル装置1を示す。アクセルペダル装置1において、
2はアクセルペダル、3はペダル軸、4はペダルリター
ンスプリング、5はスプリングクラッチで、一方の端部
には遠心方向に突き出した係止端5aが形成されてい
る。10はハウジング、20は内側回転体、30は多板
摩擦機構、40は押しばね、50は回転カム機構、6は
封鎖蓋、7は車室に固定されたブラケットである。
【0015】ハウジング10は、内側に略円筒形状の収
容室11を形成するもので、収容室11の内周壁12に
は、周方向を4等分して配置された係止変位溝13がペ
ダル軸3の中心軸方向に沿って形成されている。収容室
11を形成するハウジング10の一方の端面は、ペダル
軸3を軸支する支持穴が形成された閉鎖面をなし、他方
の端面は開放されていて、後述する各部材が収容室11
内に収容された状態で、ペダル軸3を軸支する支持部が
形成された封鎖蓋6によって封鎖される。
【0016】内側回転体20は、大小2重の径部を有
し、その中心部にはペダル軸3が貫通される中心穴21
が形成されており、大径部23側には、スプリングクラ
ッチ5の係止端5aが係止される係止溝22が、中心穴
21から連続して形成されている。内側回転体20の小
径部24の外周壁には、周方向を4等分して配置された
係止変位溝25がペダル軸3の中心軸方向に沿って形成
されている。
【0017】多板摩擦機構30は、ハウジング10の内
周壁12の各係止変位溝13に嵌まる4個の外側凸片3
1を備えた外側支持板32と、内側回転体20の小径部
24の係止変位溝25に嵌まる4個の内側凸片33を備
えた内側支持板34とを交互に重ね合わせて、内周壁1
2と小径部24の間に積層状態で配置したものであり、
外側支持板32及び内側支持板34は、それぞれ略円盤
形状の薄板からなる。ここでは、外側支持板32が内側
回転体20の大径部23に接触するように配され、以
後、全部で4枚ずつの内側支持板34と外側支持板32
とがそれぞれ交互に配置されて、積層されている。
【0018】押しばね40は、後述する回転カム機構5
0とともに多板摩擦機構30の積層方向に加わる荷重を
可変することによって、多板摩擦機構30の摩擦力を可
変するためのもので、回転カム機構50を介して閉鎖蓋
6側から多板摩擦機構30の末端の内側支持板34に当
接して、多板摩擦機構30全体をその弾性力によって付
勢、押圧する。この押しばね40によって多板摩擦機構
30の各外側支持板32及び内側支持板34が押圧され
ることによって、多板摩擦機構30においては、各外側
支持板32は、外側凸片31がハウジング10に対し
て、係止変位溝13内で、収容室11の周方向には回動
不能となり、ペダル軸3の中心軸方向には変位可能とな
り、同様に、各内側支持板34は、内側凸片33が、内
側回転体20に対して、内側回転体20の回転方向には
変位不能となり、ペダル軸3の中心軸方向には変位可能
となる。
【0019】回転カム機構50は、多板摩擦機構30の
外側支持板32と同様に、ハウジング10の内周壁12
の各係止変位溝13に嵌まる4個の外側凸片51を備え
た外側支持カム52と、外側支持カム52に対向して配
された内側支持カム54とからなる。外側支持カム52
及び内側支持カム54は、それぞれ複数の円弧形状の爪
部55、56を備えた環状部材からなり、各爪部55、
56は、環状部材の外周を6等分した位置でそれぞれペ
ダル軸3の中心軸方向に沿って配置されている。
【0020】各爪部55、56は、それぞれ片方の直辺
55a、56aがペダル軸3の中心軸の沿った方向に、
他方の傾斜辺55b、56bがペダル軸3の中心軸方向
に対して所定の角度(例えば、40〜50度)を成して
おり、外側支持カム52と内側支持カム54とが各爪部
55、56を向かい合わせるように配置されることによ
って、各爪部が、対向する側のカムの爪部間にそれぞれ
配置されることになる。尚、各爪部55、56の先端
は、それぞれ周方向に平行になるように、長さが制限さ
れている。これによって、カム機構50は軸方向に小型
化が図られている。
【0021】内側支持カム54には、外側支持カム52
の内側に内嵌される筒状の内径部57が爪部56の内側
部分に備えられており、また、内側支持カム54の中心
には、ペダル軸3に形成された回転止め用の外平面3a
が嵌まり込む内平面54aが形成されている。
【0022】以上の構成により、回転カム機構50は、
アクセルペダル2の踏み込み操作によってペダル軸3が
回動して外側支持カム52の内側で内側支持カム54が
回動すると、爪部56の傾斜辺56bが回動しない外側
支持カム52の傾斜辺55bに当接して外側支持カム5
2を内側支持カム54から遠ざけるように押し離し、外
側支持カム52をペダル軸3の中心軸方向に沿ってアク
セルペダル2の方向へ変位させ、それにより押しばね4
0を押圧し、多板摩擦機構30への荷重を大きくする。
【0023】逆に、アクセルペダル2の踏み込みが緩め
られてアクセルペダル2が戻り、ペダル軸3が逆方向に
回動して外側支持カム52の内側で内側支持カム54が
逆方向に回動すると、外側支持カム52を押し離してい
た爪部56の傾斜辺56bと外側支持カム52の傾斜辺
55bとの当接力が緩み、外側支持カム52は内側支持
カム54に接近するように押しばね40によって押し戻
されて変位し、それにより押しばね40への押圧力を低
下させて、多板摩擦機構30への荷重を小さくする。
尚、この実施例では、アクセルペダル3の踏み込みが解
放された状態から最大踏み込み状態まで回動することに
よって、ペダル軸3は16.3°の角度だけ回動するよ
うに設定されている。
【0024】以下、以上の構成からなる本実施例のアク
セルペダル装置1の作動を、説明する。アクセルペダル
2が踏み込まれて、図2の黒矢印Aの方向へ変位する
と、ペダル軸3が図2の黒矢印Bの方向へ回動し、これ
によって、スプリングクラッチ5がペダル軸3に締めつ
けられて巻き付いてペダル軸3とともに黒矢印Cの方向
に回動する。これに伴って、スプリングクラッチ5の係
止端5aが係止されている内側回転体20及び内側回転
体20の係止変位溝25で係止された多板摩擦機構30
の各内側支持板34がともに黒矢印D、Eの方向へ回動
する。
【0025】これに対し、ハウジング10の係止変位溝
13で係止された多板摩擦機構30の各外側支持板32
は回動せず、また、多板摩擦機構30は押しばね40に
よって黒矢印Fで示すように、多板摩擦機構30の外側
支持板32と内側支持板34との積層方向の厚みが小さ
くなる方向に押圧されているため、内側支持板34と外
側支持板32との接触面で摩擦力が発生し、アクセルペ
ダル2を踏み込むためには、この摩擦力に抗するだけの
大きな力が必要となる。
【0026】一方、回転カム機構50では、外側支持カ
ム52はハウジング10の係止変位溝13によって回動
不能に係止されているのに対し、内側支持カム54はペ
ダル軸3の回動に伴って黒矢印Gの方向へ回動する。こ
れにより、内側支持カム54の爪部56では、傾斜辺5
6bが外側支持カム52の傾斜辺55bに当接して、押
し離すように作用して、黒矢印Hに示すように、外側支
持カム52をアクセルペダル2の方向へ変位させる。こ
れにより、外側支持カム52は、押しばね40をその弾
性力に抗して押圧し、押しばね40は、外側支持カム5
2が変位した量に応じた弾性力で多板摩擦機構30に荷
重を与える。このため、多板摩擦機構30では、アクセ
ルペダル2の踏み込み量が大きくなるにつれて、各外側
支持板32及び各内側支持板34がともに、各係止変位
溝13、25に沿って、黒矢印Fの方向へ微小変位し
て、各外側支持板32及び各内側支持板34の積層間隔
が小さくなるため、大きな摩擦力を発生する。従って、
アクセルペダル2の踏み込み操作においては、その踏み
込み量が大きくなるに従って、多板摩擦機構30で発生
する摩擦力に抗するだけのより大きな踏み込み力が必要
となる。
【0027】逆に、アクセルペダル2の踏み込みを白矢
印Lに示す方向に緩めてペダル軸3が白矢印M方向に回
動するときには、内側回転体20は、外側支持板32に
対して摩擦を発生させている内側支持板34が係止され
ている。この状態で、スプリングクラッチ5の係止端5
aは内側回転体20の係止溝22に係止されている。こ
のため、ペダル軸3が白矢印M方向に回動すると、スプ
リングクラッチ5はペダル軸3への巻き付きが緩み、ア
クセルペダル2とペダル軸3のみが一体回動し、内側回
転体20及び内側支持板34は回動しない。従って、ア
クセルペダル2の踏み込みを緩めれば、多板摩擦機構3
0における外側支持板32と内側支持板34との摩擦、
接触状態に関係なく、確実にアクセルペダル2を解放位
置に戻すことができる。このため、万一、多板摩擦機構
30における外側支持板32と内側支持板34とが固着
するなどのトラブルが発生しても、アクセルペダル2を
確実に元の位置に戻す空振り機構が形成されるため、ア
クセルペダル装置1における安全を確保することができ
る。尚、この場合、スプリングクラッチ5とペダル軸3
との接触にともなう若干の摩擦が生じるが、接触による
摩擦トルクを見込んでペダルリターンスプリング4のト
ルクを調整し、ヒステリシス特性を設定している。
【0028】一方、回転カム機構50においては、ペダ
ル軸3が白矢印M方向に回動すると、内側支持カム54
が白矢印N方向に回動する。これにより、傾斜辺55b
を介して傾斜辺56bによって押し離されていた外側支
持カム52は、押しばね40の白矢印P方向の弾性力に
よって、白矢印Q方向へ押し戻されて変位し、多板摩擦
機構30に加わる荷重は小さくなる。この結果、外側支
持板32と内側支持板34との摩擦面で発生する摩擦力
は低下する。
【0029】以上の作動におけるペダル軸3の回動状態
(回動角度)と、回動に伴って発生する摩擦トルクとの
関係を図3に示す。図3において、実線Xはアクセルペ
ダル2の踏み込み時のトルク特性、実線Yは、アクセル
ペダル2の戻し時のトルク特性である。図に示されると
おり、アクセルペダル2の踏み込み時には、ペダルリタ
ーンスプリング4によって生じるトルク特性に対して、
踏み込みの大きさ(ペダル軸の回動角度)が大きくなる
ほど、より大きなトルクが発生しているのに対し、戻し
時には、スプリングクラッチ5とペダル軸3との摩擦力
は、踏み込みの大きさ(ペダル軸の回動角度)に関係な
く、ペダルリターンスプリング4によって生じるトルク
特性に対して一定の大きさ分だけ小さくなったトルクと
して現れていることが分かる。
【0030】このように、本発明では、アクセルペダル
2の踏み込み時と戻し時との摩擦トルクの傾きが異な
り、非平行のヒステリシス特性を与えることができる。
また、スプリングクラッチ5を設けて、内側回転体20
を一方向のみに回動させるようにしているため、多板摩
擦機構30において、各板の固着が生じた場合でも、確
実にアクセルペダル2を戻すことができ、安全を確保で
きる。また、非平行のヒステリシス特性を発生させるた
めの多板摩擦機構30、回転カム機構50等をペダル軸
3の周りに設けているため、小型のアクセルペダル装置
1とすることができる。また、多板摩擦機構30を用い
ているため、小型の装置でありながら、大きな摩擦トル
クを発生させることができ、アクセルペダル2の踏み込
み操作において、操作快適性が向上する。
【0031】上記実施例では、略円筒形状のハウジング
を示したが、内側に円筒形状の内周壁が設けられていれ
ば、外形は円筒形状と異なっていてもよい。上記実施例
では、回転カム機構において、6つの爪を設けたが、ペ
ダル軸の回動範囲で変位して荷重を変えられるものであ
れば、爪の数は3〜8個などでもよい。上記実施例で
は、多板摩擦機構において、各板の数を4枚ずつにした
が、6〜12枚など、異なる枚数でもよい。また、内側
及び外側支持板に設けた凹片及び凸片の個数は、本実施
例の4個に限定されるものではなく、3個以上の数であ
れば特に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクセルペダル装置を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のアクセルペダル装置を示す組付図であ
る。
【図3】本発明のアクセルペダル装置におけるペダル軸
の回動角度と摩擦トルクとの関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 アクセルペダル装置 2 アクセルペダル 3 ペダル軸 4 ペダルリターンスプリング 5 スプリングクラッチ 10 ハウジング 11 収容室 12 内周壁 13 係止変位溝 20 内側回転体 22 係止溝 24 小径部(外周壁) 25 係止変位溝 30 多板摩擦機構 32 外側支持板 34 内側支持板 40 押しばね(荷重付与手段) 50 回転カム機構(荷重付与手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の内周壁を有するハウジング
    と、 前記内周壁に対して所定の間隔をおいて配された円筒形
    状の外周壁を前記ハウジングの内側に有し、該外周壁が
    前記内周壁の中心軸の軸周りに回動自在に支持された内
    側回転体と、 前記ハウジングの前記内周壁に対して、その外周側が前
    記内側回転体の回転方向には係止され、前記内周壁の中
    心軸方向には変位自在に支持された複数の略円盤状の外
    側支持板、及び前記内側回転体の前記外周壁に対して、
    その内周側が前記内側回転体の回転方向には係止され、
    前記内周壁の中心軸方向には変位自在に支持された複数
    の略円盤状の内側支持板を前記内周壁と前記外周壁との
    間で交互に配して積層してなる多板摩擦機構と、 該多板摩擦機構における前記複数の外側支持板と前記複
    数の内側支持板との積層厚みを小さくする方向へ荷重を
    付与する手段であって、アクセルペダルの踏み込み量に
    応じて荷重を大きくする荷重付与手段と、 前記アクセルペダルの操作に応じて回動し、前記内側回
    転体を回転駆動するペダル軸とを具備し、 前記アクセルペダルの踏み込み操作時に、前記多板摩擦
    機構の前記外側支持板と前記内側支持板との間で発生す
    る摩擦力により、前記アクセルペダルの操作においてヒ
    ステリシス特性を付与したことを特徴とするアクセルペ
    ダル装置。
  2. 【請求項2】 アクセルペダルの操作に応じて回動する
    ペダル軸と、 ヒステリシス特性を付与するヒステリシス発生手段と、 前記ペダル軸の外側に嵌合され、前記アクセルペダルの
    踏み込み時に前記ヒステリシス発生手段を駆動するスプ
    リングクラッチとを具備し、 前記アクセルペダルの操作においてヒステリシス特性を
    付与したことを特徴とするアクセルペダル装置。
  3. 【請求項3】 前記荷重付与手段は、 前記複数の外側支持板と前記複数の内側支持板との積層
    端を一方の端部で押圧するコイルばねと、 前記アクセルペダルの操作に応じて回動するペダル軸に
    連動して、前記コイルばねの係止部を前記積層厚みを小
    さくする方向へ変位させるカム機構とから構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のアクセルペダル装置。
  4. 【請求項4】 前記内側回転体は、 前記ペダル軸の外側に嵌合されたスプリングクラッチを
    備え、 前記アクセルペダルの踏み込み操作時のみに前記ペダル
    軸によって回動駆動されることを特徴とする請求項3記
    載のアクセルペダル装置。
  5. 【請求項5】 前記スプリングクラッチ、前記内側回転
    体、前記多板摩擦機構、前記荷重付与手段を、前記ペダ
    ル軸に対して同軸上に配置して前記ペダル軸と前記ハウ
    ジングとの間に収容したことを特徴とする請求項4記載
    のアクセルペダル装置。
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