JP2001068266A - 有機el素子及びその製造方法 - Google Patents
有機el素子及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水分や酸素から有機EL積層膜を確実に遮断
することができる有機EL素子及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 本発明の有機EL素子は、有機EL積層
膜2が形成された透明基板1(ガラス板等)と、ゲル成
分32(シリコーンゲル等)及び吸着剤31からなり有
機EL積層膜2を被覆するゲル部材3と、透明基板1に
接合されて有機EL積層膜2を封止する封止部材4と、
を備える。この有機EL素子は、未硬化のゲル成分と吸
着剤31とを含有する未硬化ゲル組成物により有機EL
積層膜2を被覆し、未硬化ゲル組成物中の吸着剤31を
有機EL積層膜側2に沈降させた後に、未硬化ゲル組成
物を硬化させてゲル部材3を形成させることにより製造
される。ゲル部材3としては、予め成形されたシート状
体を用いてもよい。
することができる有機EL素子及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 本発明の有機EL素子は、有機EL積層
膜2が形成された透明基板1(ガラス板等)と、ゲル成
分32(シリコーンゲル等)及び吸着剤31からなり有
機EL積層膜2を被覆するゲル部材3と、透明基板1に
接合されて有機EL積層膜2を封止する封止部材4と、
を備える。この有機EL素子は、未硬化のゲル成分と吸
着剤31とを含有する未硬化ゲル組成物により有機EL
積層膜2を被覆し、未硬化ゲル組成物中の吸着剤31を
有機EL積層膜側2に沈降させた後に、未硬化ゲル組成
物を硬化させてゲル部材3を形成させることにより製造
される。ゲル部材3としては、予め成形されたシート状
体を用いてもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネセンス(EL)素子及びその製造方法に関する。
ミネセンス(EL)素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子の信頼性向上及び長寿命化
を図るためには、有機EL積層膜を構成する発光層や電
極を確実に水分や酸素(以下、「水分等」ともいう。)
から遮断することが重要である。例えば、特開平9−2
04981号公報には、有機EL積層膜を水分等から遮
断するために、有機EL積層膜の背面電極側の外表面を
シリコーンゲルからなるゲル被覆体によって被覆した有
機EL素子が開示されている。また、特開平2−197
071号公報には、有機ポリマーシートに吸湿剤粉末を
分散させた吸湿シートを、ヒートシール性プラスチック
フィルム又はシリコーン樹脂等を用いて有機EL積層膜
に面接着した有機ELパネルが開示されている。ここ
で、ヒートシール性プラスチックフィルム又はシリコー
ン樹脂等からなる面接着層は、水分等が有機EL積層膜
に到達することを妨げるために設けられている。
を図るためには、有機EL積層膜を構成する発光層や電
極を確実に水分や酸素(以下、「水分等」ともいう。)
から遮断することが重要である。例えば、特開平9−2
04981号公報には、有機EL積層膜を水分等から遮
断するために、有機EL積層膜の背面電極側の外表面を
シリコーンゲルからなるゲル被覆体によって被覆した有
機EL素子が開示されている。また、特開平2−197
071号公報には、有機ポリマーシートに吸湿剤粉末を
分散させた吸湿シートを、ヒートシール性プラスチック
フィルム又はシリコーン樹脂等を用いて有機EL積層膜
に面接着した有機ELパネルが開示されている。ここ
で、ヒートシール性プラスチックフィルム又はシリコー
ン樹脂等からなる面接着層は、水分等が有機EL積層膜
に到達することを妨げるために設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平9
−204981号公報に記載の構成においても、シリコ
ーンゲルによる水分等の遮断効果は必ずしも十分なもの
ではない。より長寿命の有機EL素子を得るためには、
ゲルを通過して有機EL積層膜に到達する水分等を更に
低減することが望ましい。また、上記特開平2−197
071号公報に記載の構成によると、吸湿シートと有機
EL積層膜との間が面接着層によって隔てられているた
め、一部の水分等が吸湿シートに捕捉される前に面接着
層に進入し、この面接着層を通過して有機EL積層膜に
到達してしまうという問題がある。
−204981号公報に記載の構成においても、シリコ
ーンゲルによる水分等の遮断効果は必ずしも十分なもの
ではない。より長寿命の有機EL素子を得るためには、
ゲルを通過して有機EL積層膜に到達する水分等を更に
低減することが望ましい。また、上記特開平2−197
071号公報に記載の構成によると、吸湿シートと有機
EL積層膜との間が面接着層によって隔てられているた
め、一部の水分等が吸湿シートに捕捉される前に面接着
層に進入し、この面接着層を通過して有機EL積層膜に
到達してしまうという問題がある。
【0004】本発明の目的は、水分や酸素から有機EL
積層膜を確実に遮断することができる有機EL素子及び
その製造方法を提供することにある。
積層膜を確実に遮断することができる有機EL素子及び
その製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本第1発明の有機EL素子は、有機EL積層膜が形
成された透明基板と、吸着剤を内包しており前記有機E
L積層膜を被覆するゲル部材と、前記透明基板に接合さ
れて前記有機EL積層膜を封止する封止部材と、を備え
ることを特徴とする。
に、本第1発明の有機EL素子は、有機EL積層膜が形
成された透明基板と、吸着剤を内包しており前記有機E
L積層膜を被覆するゲル部材と、前記透明基板に接合さ
れて前記有機EL積層膜を封止する封止部材と、を備え
ることを特徴とする。
【0006】前記「透明基板」としては、ガラス、樹
脂、石英等の透明材料からなる板状物、シート状物、或
いはフィルム状物等を用いることができる。本発明にお
いては、製造時における分割が容易であり、且つ水分等
の遮断性に優れることから、透明基板としてガラス板を
用いることが特に好ましい。
脂、石英等の透明材料からなる板状物、シート状物、或
いはフィルム状物等を用いることができる。本発明にお
いては、製造時における分割が容易であり、且つ水分等
の遮断性に優れることから、透明基板としてガラス板を
用いることが特に好ましい。
【0007】この透明基板上に、陽極、有機EL膜及び
陰極を積層して「有機EL積層膜」が構成される。有機
EL膜は、発光層のみからなってもよく、発光層に加え
て正孔輸送層及び/又は電子輸送層を有してもよく、更
に正孔注入層及び/又は電子注入層を有してもよい。陽
極、陰極及び有機EL膜を構成する材料としては、それ
ぞれ種々の公知材料を用いることができる。これらの各
層を形成する方法は、真空蒸着法、スピンコート法、キ
ャスト法、スパッタリング法、LB法等の方法から適宜
選択すればよい。
陰極を積層して「有機EL積層膜」が構成される。有機
EL膜は、発光層のみからなってもよく、発光層に加え
て正孔輸送層及び/又は電子輸送層を有してもよく、更
に正孔注入層及び/又は電子注入層を有してもよい。陽
極、陰極及び有機EL膜を構成する材料としては、それ
ぞれ種々の公知材料を用いることができる。これらの各
層を形成する方法は、真空蒸着法、スピンコート法、キ
ャスト法、スパッタリング法、LB法等の方法から適宜
選択すればよい。
【0008】前記「封止部材」としては、ステンレス、
アルミニウム又はその合金等の金属類、ソーダ石灰ガラ
ス、珪酸塩ガラス等のガラス類、アクリル系樹脂、スチ
レン系樹脂等の樹脂類等の一種又は二種以上からなるも
のを使用することができる。金属類からなる封止部材は
放熱性に優れるため好ましい。特に、不活性気体等に比
べて熱伝導性の高いシリコーンゲル等からなるゲル部材
が有機EL積層膜及び封止部材に接触している場合に
は、発光時に有機EL積層膜から発生する熱を、ゲル部
材を介して封止部材から効率よく放散させることができ
る。封止部材の形状は特に限定されず、透明基板との間
に有機EL積層膜及びゲル部材を収容できる形状であれ
ばよい。後述のように、この封止部材の開口部を上にし
てその内側に未硬化ゲル組成物を入れ、その上から透明
基板を被せて接合した後に接合物を上下反転させる製造
方法を適用する場合には、未硬化ゲル組成物を保持可能
なキャップ状の封止部材を用いることが好ましい。
アルミニウム又はその合金等の金属類、ソーダ石灰ガラ
ス、珪酸塩ガラス等のガラス類、アクリル系樹脂、スチ
レン系樹脂等の樹脂類等の一種又は二種以上からなるも
のを使用することができる。金属類からなる封止部材は
放熱性に優れるため好ましい。特に、不活性気体等に比
べて熱伝導性の高いシリコーンゲル等からなるゲル部材
が有機EL積層膜及び封止部材に接触している場合に
は、発光時に有機EL積層膜から発生する熱を、ゲル部
材を介して封止部材から効率よく放散させることができ
る。封止部材の形状は特に限定されず、透明基板との間
に有機EL積層膜及びゲル部材を収容できる形状であれ
ばよい。後述のように、この封止部材の開口部を上にし
てその内側に未硬化ゲル組成物を入れ、その上から透明
基板を被せて接合した後に接合物を上下反転させる製造
方法を適用する場合には、未硬化ゲル組成物を保持可能
なキャップ状の封止部材を用いることが好ましい。
【0009】この封止部材と透明基板との接合は、エポ
キシ樹脂系接着剤、アクリレート系接着剤、熱硬化性樹
脂、光硬化性樹脂等の接着剤を用いて行うことができ
る。このうち、水分等の透過性の低い硬化物を形成する
ものが好ましい。また、素子への熱ストレス低減と速硬
化性に優れることから、光硬化性樹脂が好ましく用いら
れる。
キシ樹脂系接着剤、アクリレート系接着剤、熱硬化性樹
脂、光硬化性樹脂等の接着剤を用いて行うことができ
る。このうち、水分等の透過性の低い硬化物を形成する
ものが好ましい。また、素子への熱ストレス低減と速硬
化性に優れることから、光硬化性樹脂が好ましく用いら
れる。
【0010】前記有機EL積層膜を被覆する「ゲル部
材」は、ゲル成分と吸着剤とからなる。このゲル部材の
厚さは、有機EL素子中において、通常5〜2000μ
mであり、20〜200μmとすることが好ましい。こ
のゲル部材は、第2発明のように、予め成形されたシー
ト状体であることが好ましい。有機EL素子の製造時に
おいて、このシート状体を組み付けて有機EL積層膜を
被覆することにより、組付作業性がよく、またゲル部材
を成形する際の熱が有機EL積層膜には加えられないと
いう利点が得られる。
材」は、ゲル成分と吸着剤とからなる。このゲル部材の
厚さは、有機EL素子中において、通常5〜2000μ
mであり、20〜200μmとすることが好ましい。こ
のゲル部材は、第2発明のように、予め成形されたシー
ト状体であることが好ましい。有機EL素子の製造時に
おいて、このシート状体を組み付けて有機EL積層膜を
被覆することにより、組付作業性がよく、またゲル部材
を成形する際の熱が有機EL積層膜には加えられないと
いう利点が得られる。
【0011】ゲル部材を構成する「ゲル成分」として
は、絶縁性、柔軟性、耐熱耐寒性、熱伝導性、密着性等
に優れることから、第3発明のように、シリコーンゲル
が特に好ましく使用される。このシリコーンゲルの柔軟
性は、JIS K2220(1/4コーン)に規定され
る針入度が、常温において20〜100(より好ましく
は45〜80)、120℃において40〜400(より
好ましくは90〜320)であることが好ましい。上記
範囲よりも針入度が小さい場合には、有機EL積層膜表
面とゲル部材との密着性が不足して水分等が隙間から有
機EL積層膜に到達したり、このゲル部材による応力吸
収性が十分に発揮されない場合がある。
は、絶縁性、柔軟性、耐熱耐寒性、熱伝導性、密着性等
に優れることから、第3発明のように、シリコーンゲル
が特に好ましく使用される。このシリコーンゲルの柔軟
性は、JIS K2220(1/4コーン)に規定され
る針入度が、常温において20〜100(より好ましく
は45〜80)、120℃において40〜400(より
好ましくは90〜320)であることが好ましい。上記
範囲よりも針入度が小さい場合には、有機EL積層膜表
面とゲル部材との密着性が不足して水分等が隙間から有
機EL積層膜に到達したり、このゲル部材による応力吸
収性が十分に発揮されない場合がある。
【0012】ゲル部材に内包される「吸着剤」は、水分
等を除去可能なものであって、(1)アルカリ金属酸化
物、アルカリ土類金属酸化物、硫酸塩、金属ハロゲン化
物、過塩素酸塩等の無機化合物、(2)アクリル系又は
メタクリル系の吸水性高分子等の有機物、(3)アルカ
リ金属及びアルカリ土類金属から選択される金属又はそ
れらの合金、(4)活性アルミナ、シリカゲル、ゼオラ
イト等の一般的な吸着剤、などから選択される一種又は
二種以上を使用することができる。水分の除去用には、
水分を物理吸着する一般的な吸着剤よりも、水分を化学
吸着するアルカリ金属酸化物及び/又はアルカリ土類金
属酸化物を吸着剤とすることが好ましい。
等を除去可能なものであって、(1)アルカリ金属酸化
物、アルカリ土類金属酸化物、硫酸塩、金属ハロゲン化
物、過塩素酸塩等の無機化合物、(2)アクリル系又は
メタクリル系の吸水性高分子等の有機物、(3)アルカ
リ金属及びアルカリ土類金属から選択される金属又はそ
れらの合金、(4)活性アルミナ、シリカゲル、ゼオラ
イト等の一般的な吸着剤、などから選択される一種又は
二種以上を使用することができる。水分の除去用には、
水分を物理吸着する一般的な吸着剤よりも、水分を化学
吸着するアルカリ金属酸化物及び/又はアルカリ土類金
属酸化物を吸着剤とすることが好ましい。
【0013】前記「吸着剤」の量は、一般に多いほどゲ
ル部材の吸着性能が高くなる。しかし、吸着剤の内包量
が多すぎると、ゲル部材の成形時において流動性が不足
したり、ゲル部材の柔軟性が不足して有機EL積層膜へ
の密着性が低下したり、このゲル部材による応力吸収性
が十分に発揮されなくなったりする場合がある。このた
め吸着剤の内包量は、ゲル成分に対して5〜64体積%
の範囲とすることが好ましく、10〜50体積%とする
ことがより好ましい。この吸着剤は、ゲル部材の全体に
均一に内包されていてもよく、有機EL積層膜に近い側
の吸着剤密度を高くしてもよい。有機EL積層膜側の吸
着剤密度を高くした場合には、吸着効率とゲル部材の柔
軟性とを両立させやすいので好ましい。吸着剤の形状は
特に限定されないが、表面積が大きく且つ未硬化のゲル
成分への分散性がよいことから、できるだけ細かい粉末
状であることが好ましい。
ル部材の吸着性能が高くなる。しかし、吸着剤の内包量
が多すぎると、ゲル部材の成形時において流動性が不足
したり、ゲル部材の柔軟性が不足して有機EL積層膜へ
の密着性が低下したり、このゲル部材による応力吸収性
が十分に発揮されなくなったりする場合がある。このた
め吸着剤の内包量は、ゲル成分に対して5〜64体積%
の範囲とすることが好ましく、10〜50体積%とする
ことがより好ましい。この吸着剤は、ゲル部材の全体に
均一に内包されていてもよく、有機EL積層膜に近い側
の吸着剤密度を高くしてもよい。有機EL積層膜側の吸
着剤密度を高くした場合には、吸着効率とゲル部材の柔
軟性とを両立させやすいので好ましい。吸着剤の形状は
特に限定されないが、表面積が大きく且つ未硬化のゲル
成分への分散性がよいことから、できるだけ細かい粉末
状であることが好ましい。
【0014】本発明の有機EL素子は、第4発明のよう
に、未硬化のゲル成分と前記吸着剤とを含有する未硬化
ゲル組成物により前記有機EL積層膜を被覆し、その
後、前記未硬化ゲル組成物中において前記吸着剤を前記
有機EL積層膜側に沈降させ、次いで、前記未硬化のゲ
ル成分を硬化させて前記未硬化ゲル組成物から前記ゲル
部材を形成させることにより好適に製造される。
に、未硬化のゲル成分と前記吸着剤とを含有する未硬化
ゲル組成物により前記有機EL積層膜を被覆し、その
後、前記未硬化ゲル組成物中において前記吸着剤を前記
有機EL積層膜側に沈降させ、次いで、前記未硬化のゲ
ル成分を硬化させて前記未硬化ゲル組成物から前記ゲル
部材を形成させることにより好適に製造される。
【0015】上記未硬化ゲル組成物により有機EL積層
膜を被覆する具体的な操作方法としては、封止部材の
開口部を上にしてその内側に未硬化ゲル組成物を入れ、
その上から有機EL積層膜の形成された透明基板を被せ
て封止部材と透明基板とを接合し、その後、この接合物
を上下反転させて未硬化ゲル組成物を有機EL積層膜側
に移動させる方法、透明基板と封止部材とを接合した
後に、この接合物の一部に設けられた開口部から未硬化
ゲル組成物を注入する方法、等が挙げられる。上記又
はの方法において、未硬化ゲル組成物により有機EL
積層膜を覆った後、この組成物中で吸着剤を有機EL積
層膜側に沈降させてからゲル成分を硬化させることによ
り、有機EL積層膜側における吸着剤密度が透明基板側
に比べて高いゲル部材を形成することができる。
膜を被覆する具体的な操作方法としては、封止部材の
開口部を上にしてその内側に未硬化ゲル組成物を入れ、
その上から有機EL積層膜の形成された透明基板を被せ
て封止部材と透明基板とを接合し、その後、この接合物
を上下反転させて未硬化ゲル組成物を有機EL積層膜側
に移動させる方法、透明基板と封止部材とを接合した
後に、この接合物の一部に設けられた開口部から未硬化
ゲル組成物を注入する方法、等が挙げられる。上記又
はの方法において、未硬化ゲル組成物により有機EL
積層膜を覆った後、この組成物中で吸着剤を有機EL積
層膜側に沈降させてからゲル成分を硬化させることによ
り、有機EL積層膜側における吸着剤密度が透明基板側
に比べて高いゲル部材を形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を更に
具体的に説明する。 (実施例1) (1)有機EL素子の構成 実施例1の有機EL素子を図1に示す。有機EL素子
は、透明基板1と、この透明基板1上に形成された有機
EL積層膜2と、有機EL素子2を被覆するゲル部材3
と、接着部5により透明基板1に接合されて有機EL積
層膜2を封止する封止部材4とからなる。有機EL積層
膜2は、厚さ1.1mmのソーダ石灰ガラスからなる透
明基板1の上に、ITOからなる陽極21、有機EL膜
22、及び陰極23を順次積層して構成されている。有
機EL膜22は、陰極23側から順に、LiFからなる
電子注入層、アルミキノリウム錯体からなる電子輸送
層、アルミキノリウム錯体をホストとしキナクリドンを
ドーピングした発光層、TPTE(トリフェニルアミン
の4量体)からなる正孔輸送層、及び銅フタロシアニン
錯体からなる正孔注入層を積層してなる(いずれも図示
せず)。陰極23の主要部は厚さ150nmのアルミニ
ウム合金からなり、その一端は透明基板1上に形成され
たITO膜からなる電極取出線23aに電気的に接続さ
れている。また、ITO電極21の一部は陽極用の電極
取出線21aを形成している。
具体的に説明する。 (実施例1) (1)有機EL素子の構成 実施例1の有機EL素子を図1に示す。有機EL素子
は、透明基板1と、この透明基板1上に形成された有機
EL積層膜2と、有機EL素子2を被覆するゲル部材3
と、接着部5により透明基板1に接合されて有機EL積
層膜2を封止する封止部材4とからなる。有機EL積層
膜2は、厚さ1.1mmのソーダ石灰ガラスからなる透
明基板1の上に、ITOからなる陽極21、有機EL膜
22、及び陰極23を順次積層して構成されている。有
機EL膜22は、陰極23側から順に、LiFからなる
電子注入層、アルミキノリウム錯体からなる電子輸送
層、アルミキノリウム錯体をホストとしキナクリドンを
ドーピングした発光層、TPTE(トリフェニルアミン
の4量体)からなる正孔輸送層、及び銅フタロシアニン
錯体からなる正孔注入層を積層してなる(いずれも図示
せず)。陰極23の主要部は厚さ150nmのアルミニ
ウム合金からなり、その一端は透明基板1上に形成され
たITO膜からなる電極取出線23aに電気的に接続さ
れている。また、ITO電極21の一部は陽極用の電極
取出線21aを形成している。
【0017】封止部材4は、厚さ0.4mmのステンレ
ス板からなり、中央部に凹部41を有する皿状にプレス
成形されている。封止部材4の周縁部42は、電気絶縁
性の光硬化性樹脂からなる接着剤を硬化させて形成され
た接着部5によって透明基板1に接合され、これにより
有機EL積層膜2を気密に封止している。封止部材4と
透明基板1との間に形成された封止空間のうち、下方部
分はゲル部材3により満たされている。これにより、有
機EL積層膜2はゲル部材2により完全に覆われてお
り、ゲル部材3の周縁部3aは接着部5と有機EL積層
膜2との間に充填されている。一方、上方部分には気泡
溜まりKが形成されており、この気泡溜まりKには窒素
等の不活性気体が封入されている。
ス板からなり、中央部に凹部41を有する皿状にプレス
成形されている。封止部材4の周縁部42は、電気絶縁
性の光硬化性樹脂からなる接着剤を硬化させて形成され
た接着部5によって透明基板1に接合され、これにより
有機EL積層膜2を気密に封止している。封止部材4と
透明基板1との間に形成された封止空間のうち、下方部
分はゲル部材3により満たされている。これにより、有
機EL積層膜2はゲル部材2により完全に覆われてお
り、ゲル部材3の周縁部3aは接着部5と有機EL積層
膜2との間に充填されている。一方、上方部分には気泡
溜まりKが形成されており、この気泡溜まりKには窒素
等の不活性気体が封入されている。
【0018】ゲル部材3は、酸化バリウム、酸化カルシ
ウム、酸化ストロンチウム及び活性アルミナから選択さ
れる少なくとも一種の粉末からなる吸着剤31を内包
し、そのゲル成分32はシリコーンゲルからなる。有機
EL積層膜2上に形成されたゲル部材3の厚さは平均1
000μmである。ゲル部材3の全体に内包される吸着
剤31の量は、1cm3のゲル成分32に対して0.4
2cm3(30体積%)である。但し、ゲル部材3の図
1における下方部分(即ち有機EL積層膜側)では、上
方部分に比べて吸着剤31の密度が高くなっている。
ウム、酸化ストロンチウム及び活性アルミナから選択さ
れる少なくとも一種の粉末からなる吸着剤31を内包
し、そのゲル成分32はシリコーンゲルからなる。有機
EL積層膜2上に形成されたゲル部材3の厚さは平均1
000μmである。ゲル部材3の全体に内包される吸着
剤31の量は、1cm3のゲル成分32に対して0.4
2cm3(30体積%)である。但し、ゲル部材3の図
1における下方部分(即ち有機EL積層膜側)では、上
方部分に比べて吸着剤31の密度が高くなっている。
【0019】(2)有機EL素子の製造方法 この有機EL素子は、例えば以下の方法により製造する
ことができる。図2(a)に示すように、封止部材4の
開口部を上にして、透明基板1と接合される周縁部42
に未硬化の接着剤5’を配置する。次いで、図2(b)
に示すように、粉末状の吸着剤31を未硬化のゲル成分
32’に分散させた未硬化ゲル組成物3’を、ディスペ
ンサを使用して封止部材4の内側の窪みに注入する。そ
の後、図2(c)に示すように、有機EL積層膜2の形
成された透明基板1を封止部材4に被せ、紫外線照射に
より未硬化の接着剤5’を硬化させて、封止部材4と透
明基板1とを接合する接着部5を形成させる。この接合
物を上下反転させて、未硬化ゲル組成物3’を有機EL
積層膜2側に流動させ、有機EL積層膜2が未硬化ゲル
組成物3’によって完全に覆われた状態でしばらく静置
する。そして、図2(d)に示すように、未硬化ゲル組
成物3’中で吸着剤31が有機EL積層膜2側に沈降し
た後に、例えば100℃のオーブン中に90分間静置す
る。これにより、未硬化のゲル成分32’が加熱硬化し
て、未硬化ゲル組成物3’からゲル部材3が形成され、
図1に示す有機EL素子が得られる。
ことができる。図2(a)に示すように、封止部材4の
開口部を上にして、透明基板1と接合される周縁部42
に未硬化の接着剤5’を配置する。次いで、図2(b)
に示すように、粉末状の吸着剤31を未硬化のゲル成分
32’に分散させた未硬化ゲル組成物3’を、ディスペ
ンサを使用して封止部材4の内側の窪みに注入する。そ
の後、図2(c)に示すように、有機EL積層膜2の形
成された透明基板1を封止部材4に被せ、紫外線照射に
より未硬化の接着剤5’を硬化させて、封止部材4と透
明基板1とを接合する接着部5を形成させる。この接合
物を上下反転させて、未硬化ゲル組成物3’を有機EL
積層膜2側に流動させ、有機EL積層膜2が未硬化ゲル
組成物3’によって完全に覆われた状態でしばらく静置
する。そして、図2(d)に示すように、未硬化ゲル組
成物3’中で吸着剤31が有機EL積層膜2側に沈降し
た後に、例えば100℃のオーブン中に90分間静置す
る。これにより、未硬化のゲル成分32’が加熱硬化し
て、未硬化ゲル組成物3’からゲル部材3が形成され、
図1に示す有機EL素子が得られる。
【0020】(3)実施例の効果 実施例1の有機EL素子は、シリコーンゲルからなるゲ
ル成分32中に吸着剤31が固定されたゲル部材3によ
り有機EL積層膜2が完全に被覆されており、しかも吸
着剤31の密度は有機EL積層膜2に近い側(ゲル部材
3の下方部分)が高くなっている。これにより、ゲル部
材3中に侵入した水分等を、少量の吸着剤31により効
率よく除去できる。一方、ゲル部材3の上方部分は、吸
着剤31が少ないので優れた応力吸収性を発揮すること
ができる。
ル成分32中に吸着剤31が固定されたゲル部材3によ
り有機EL積層膜2が完全に被覆されており、しかも吸
着剤31の密度は有機EL積層膜2に近い側(ゲル部材
3の下方部分)が高くなっている。これにより、ゲル部
材3中に侵入した水分等を、少量の吸着剤31により効
率よく除去できる。一方、ゲル部材3の上方部分は、吸
着剤31が少ないので優れた応力吸収性を発揮すること
ができる。
【0021】また、上記製造方法によると、有機EL積
層膜2の上及び周囲に未硬化ゲル組成物3’を流し込ん
だ後に未硬化ゲル組成物3’を硬化させることによりゲ
ル部材3を形成させるので、ゲル部材3と有機EL積層
膜2との密着性がよい。これにより、有機EL積層膜2
を確実に被覆することができるので、この有機EL積層
膜2を水分等から保護する性能に優れる。また、有機E
L積層膜2とゲル部材3との間の熱伝導を高くできるの
で、有機EL積層膜2の発熱を分散する効果が高い。封
止部材4の内部に未硬化ゲル組成物3’を注入する工程
は、例えばこの封止部材に吸着剤を圧縮成形したペレッ
トを固定(貼り付け、圧入等)する場合に比べて自動化
が容易であり、吸着剤をペレット化する工程も不要とな
る。また、注入時には粉末状の吸着剤31はゲル成分3
2’中に分散されているので粉末飛散の問題はなく、ク
リーンルームでの作業にも適している。更に、上記製造
方法によると、未硬化ゲル組成物3’を注入して硬化さ
せることにより、封止空間内に導電性異物(電極の破材
等)をゲル部材3により固定することができる。これに
より、出荷後にこの導電性異物の移動によりショートが
発生することを防止するという効果が得られる。
層膜2の上及び周囲に未硬化ゲル組成物3’を流し込ん
だ後に未硬化ゲル組成物3’を硬化させることによりゲ
ル部材3を形成させるので、ゲル部材3と有機EL積層
膜2との密着性がよい。これにより、有機EL積層膜2
を確実に被覆することができるので、この有機EL積層
膜2を水分等から保護する性能に優れる。また、有機E
L積層膜2とゲル部材3との間の熱伝導を高くできるの
で、有機EL積層膜2の発熱を分散する効果が高い。封
止部材4の内部に未硬化ゲル組成物3’を注入する工程
は、例えばこの封止部材に吸着剤を圧縮成形したペレッ
トを固定(貼り付け、圧入等)する場合に比べて自動化
が容易であり、吸着剤をペレット化する工程も不要とな
る。また、注入時には粉末状の吸着剤31はゲル成分3
2’中に分散されているので粉末飛散の問題はなく、ク
リーンルームでの作業にも適している。更に、上記製造
方法によると、未硬化ゲル組成物3’を注入して硬化さ
せることにより、封止空間内に導電性異物(電極の破材
等)をゲル部材3により固定することができる。これに
より、出荷後にこの導電性異物の移動によりショートが
発生することを防止するという効果が得られる。
【0022】(実施例2)実施例2の有機EL素子を図
3に示す。封止部材4は、厚さ1.1mmのソーダ石灰
ガラスからなるガラス板である。透明基板1と封止部材
4との間に形成される封止空間は、ゲル部材3によって
完全に満たされている。その他の部分の構成は実施例1
と同様である。この有機EL素子は、有機EL積層膜が
形成された透明基板1と封止部材4とを接合した後、接
着部5の一部に設けられた切欠孔51から未硬化ゲル組
成物を注入し、接着剤等から形成される二次封止部材5
2によりこの切欠孔51を二次封止した後に、未硬化ゲ
ル組成物を加熱硬化させてゲル部材3を形成させること
により製造することができる。実施例2の構成及び製造
方法によると、透明基板1と封止部材4との間に形成さ
れる封止空間の全体をゲル部材3で満たし、この封止空
間から気体を除くことができる。
3に示す。封止部材4は、厚さ1.1mmのソーダ石灰
ガラスからなるガラス板である。透明基板1と封止部材
4との間に形成される封止空間は、ゲル部材3によって
完全に満たされている。その他の部分の構成は実施例1
と同様である。この有機EL素子は、有機EL積層膜が
形成された透明基板1と封止部材4とを接合した後、接
着部5の一部に設けられた切欠孔51から未硬化ゲル組
成物を注入し、接着剤等から形成される二次封止部材5
2によりこの切欠孔51を二次封止した後に、未硬化ゲ
ル組成物を加熱硬化させてゲル部材3を形成させること
により製造することができる。実施例2の構成及び製造
方法によると、透明基板1と封止部材4との間に形成さ
れる封止空間の全体をゲル部材3で満たし、この封止空
間から気体を除くことができる。
【0023】この実施例2において、接着部に切欠孔を
設ける代わりに、図4に示すように、貫通孔43を有す
る封止部材4を使用し、この貫通孔43から未硬化ゲル
組成物を注入してもよい。この場合には、接着剤5a等
によりガラス製等の封止板44を貫通孔43上に固定し
て、貫通孔43を二次封止すればよい。
設ける代わりに、図4に示すように、貫通孔43を有す
る封止部材4を使用し、この貫通孔43から未硬化ゲル
組成物を注入してもよい。この場合には、接着剤5a等
によりガラス製等の封止板44を貫通孔43上に固定し
て、貫通孔43を二次封止すればよい。
【0024】尚、実施例1及び実施例2の製造方法によ
ると、未硬化ゲル組成物を加熱硬化させる際に有機EL
積層膜も共に加熱されるので、有機EL積層膜の劣化を
防ぐために、比較的低温且つ短時間で硬化するゲル成分
を使用することが好ましい。例えば、150℃で30分
以内、或いは120℃で60分以内に硬化するゲル成分
が好ましく使用される。未硬化ゲル組成物の粘度は20
0〜2500mPa・s(25℃)の範囲とすることが
好ましい。未硬化ゲル組成物の粘度が高すぎると、吸着
剤が沈降し難くなったり、或いは沈降に長時間を要する
ためである。また、実施例1及び実施例2では、未硬化
ゲル組成物により有機EL積層膜を覆った後、この組成
物中で吸着剤を有機EL積層膜側に沈降させてからゲル
成分を硬化させたが、吸着剤が沈降するまで待たずに
(即ち、例えば組成物中に吸着剤をほぼ均一に分散させ
たままで)ゲル成分を硬化させてもよい。これにより、
製造に要する時間を短縮することができる。
ると、未硬化ゲル組成物を加熱硬化させる際に有機EL
積層膜も共に加熱されるので、有機EL積層膜の劣化を
防ぐために、比較的低温且つ短時間で硬化するゲル成分
を使用することが好ましい。例えば、150℃で30分
以内、或いは120℃で60分以内に硬化するゲル成分
が好ましく使用される。未硬化ゲル組成物の粘度は20
0〜2500mPa・s(25℃)の範囲とすることが
好ましい。未硬化ゲル組成物の粘度が高すぎると、吸着
剤が沈降し難くなったり、或いは沈降に長時間を要する
ためである。また、実施例1及び実施例2では、未硬化
ゲル組成物により有機EL積層膜を覆った後、この組成
物中で吸着剤を有機EL積層膜側に沈降させてからゲル
成分を硬化させたが、吸着剤が沈降するまで待たずに
(即ち、例えば組成物中に吸着剤をほぼ均一に分散させ
たままで)ゲル成分を硬化させてもよい。これにより、
製造に要する時間を短縮することができる。
【0025】(実施例3)実施例3の有機EL素子を図
5に示す。透明基板1上に形成された有機EL積層膜2
は、予めシート状に成形して有機EL積層膜2上に配置
されたゲル部材3により被覆されている。このゲル部材
3は、実施例1と同じシリコーンゲルからなるゲル成分
32と、実施例1と同じ吸着剤31とからなる。但し、
本実施例においては、ゲル部材3中における吸着剤31
の濃度は、シートの厚み方向に対してほぼ均一である。
ゲル部材3の周縁部3aは、有機EL積層膜2と接着部
5との間に入り込んで透明基板1に面接触している。封
止部材4は、実施例1のような凹部をもたず、単純な皿
状である。その他の部分の構成は実施例1と同様であ
る。
5に示す。透明基板1上に形成された有機EL積層膜2
は、予めシート状に成形して有機EL積層膜2上に配置
されたゲル部材3により被覆されている。このゲル部材
3は、実施例1と同じシリコーンゲルからなるゲル成分
32と、実施例1と同じ吸着剤31とからなる。但し、
本実施例においては、ゲル部材3中における吸着剤31
の濃度は、シートの厚み方向に対してほぼ均一である。
ゲル部材3の周縁部3aは、有機EL積層膜2と接着部
5との間に入り込んで透明基板1に面接触している。封
止部材4は、実施例1のような凹部をもたず、単純な皿
状である。その他の部分の構成は実施例1と同様であ
る。
【0026】この有機EL素子は、例えば以下の方法に
より製造することができる。図6(a)に示すように、
封止部材4の開口部を上にして、透明基板1と接合され
る周縁部42に未硬化の接着剤5’を配置する。次い
で、図6(b)に示すように、予めシート状に成形され
たゲル部材3を、封止部材4の内側上面に載置する。こ
のゲル部材3としては、未硬化のゲル成分と吸着剤粉末
とを混合した未硬化ゲル組成物を、キャスティング法、
直接塗布法等によりシート状とし、これを加熱等により
硬化させて得られたシート状体を用いることができる。
成形されたゲル部材3は、吸着剤の失活等を防止するた
めに、水分等を通さないセパレータの間に挟んで保管さ
れている。このセパレータとしては、アルミニウム箔、
アルミを蒸着した樹脂フィルム等を使用することができ
る。使用時(即ち有機EL素子への組付時)には、ゲル
部材3の一面側のセパレータを剥がし、ゲル部材3自体
の有する粘着性を利用してゲル部材3の一面側を封止部
材4に貼り付けた後、他面側のセパレータを剥がす方法
によれば、封止部材4にゲル部材3を手際よく配置する
ことができる。
より製造することができる。図6(a)に示すように、
封止部材4の開口部を上にして、透明基板1と接合され
る周縁部42に未硬化の接着剤5’を配置する。次い
で、図6(b)に示すように、予めシート状に成形され
たゲル部材3を、封止部材4の内側上面に載置する。こ
のゲル部材3としては、未硬化のゲル成分と吸着剤粉末
とを混合した未硬化ゲル組成物を、キャスティング法、
直接塗布法等によりシート状とし、これを加熱等により
硬化させて得られたシート状体を用いることができる。
成形されたゲル部材3は、吸着剤の失活等を防止するた
めに、水分等を通さないセパレータの間に挟んで保管さ
れている。このセパレータとしては、アルミニウム箔、
アルミを蒸着した樹脂フィルム等を使用することができ
る。使用時(即ち有機EL素子への組付時)には、ゲル
部材3の一面側のセパレータを剥がし、ゲル部材3自体
の有する粘着性を利用してゲル部材3の一面側を封止部
材4に貼り付けた後、他面側のセパレータを剥がす方法
によれば、封止部材4にゲル部材3を手際よく配置する
ことができる。
【0027】その後、図6(c)に示すように、有機E
L積層膜2の形成された透明基板1を封止部材4に被せ
る。このとき、有機EL積層膜側を上にして配置された
透明基板の上に、ゲル部材を備える封止部材を被せても
よい。本実施例の有機EL素子における(即ち、図5に
示す状態における)有機EL積層膜2と封止部材4の内
側上面との間の距離は1.0mmである。これに対し
て、常態における(即ち、例えば図6(b)に示す状態
における)ゲル部材3の厚みは1.1mmである。この
ような有機EL素子は、封止部材4と透明基板1とを互
いに押しつけてゲル部材3を加圧しながら、紫外線照射
により未硬化の接着剤5’を硬化させて、封止部材4と
透明基板1とを接合する接着部5を形成させることによ
り得られる。このように、接合後における封止部材4の
内側上面と有機EL積層膜2との距離よりも常態ではや
や厚いゲル部材3を使用して、これを加圧しながら透明
基板1と封止部材4接合することにより、ゲル部材3が
有機EL積層膜2及び透明基板1に圧着される。また、
予めシート状に成形されたゲル部材3が有機EL積層膜
2等の凹凸に沿って変形し、その周縁部3aを接着部5
と有機EL積層膜2との間に位置する透明基板1に接触
させて、有機EL積層膜2を一次封止することができ
る。これにより、有機EL積層膜2を水分等から保護す
る効果が高められる。
L積層膜2の形成された透明基板1を封止部材4に被せ
る。このとき、有機EL積層膜側を上にして配置された
透明基板の上に、ゲル部材を備える封止部材を被せても
よい。本実施例の有機EL素子における(即ち、図5に
示す状態における)有機EL積層膜2と封止部材4の内
側上面との間の距離は1.0mmである。これに対し
て、常態における(即ち、例えば図6(b)に示す状態
における)ゲル部材3の厚みは1.1mmである。この
ような有機EL素子は、封止部材4と透明基板1とを互
いに押しつけてゲル部材3を加圧しながら、紫外線照射
により未硬化の接着剤5’を硬化させて、封止部材4と
透明基板1とを接合する接着部5を形成させることによ
り得られる。このように、接合後における封止部材4の
内側上面と有機EL積層膜2との距離よりも常態ではや
や厚いゲル部材3を使用して、これを加圧しながら透明
基板1と封止部材4接合することにより、ゲル部材3が
有機EL積層膜2及び透明基板1に圧着される。また、
予めシート状に成形されたゲル部材3が有機EL積層膜
2等の凹凸に沿って変形し、その周縁部3aを接着部5
と有機EL積層膜2との間に位置する透明基板1に接触
させて、有機EL積層膜2を一次封止することができ
る。これにより、有機EL積層膜2を水分等から保護す
る効果が高められる。
【0028】実施例3の構成では、ゲル部材3が有機E
L積層膜2と金属製の封止部材4との双方に広面積で密
着している。従って、ゲル部材3により有機EL積層膜
から発生する熱を分散させて(ヒートスプレッド効果)
有機EL積層膜2の局所的な熱劣化を防止し、またこの
熱を封止部材4から放散させる(ヒートシンク効果)こ
とができる。これにより、有機EL素子の耐久性、輝度
等の性能が向上する。ここで「ヒートスプレッド」と
は、有機EL素子の一部(例えば発光部分)で集中的に
発生した熱を分散させることをいう。この有機EL素子
は、予め成形されたシート状体としてのゲル部材3を有
機EL積層膜2上に配置することにより製造される。従
って、ゲル部材3を成形(硬化)させる際の熱により有
機EL積層膜2がダメージを受けることはないという利
点がある。
L積層膜2と金属製の封止部材4との双方に広面積で密
着している。従って、ゲル部材3により有機EL積層膜
から発生する熱を分散させて(ヒートスプレッド効果)
有機EL積層膜2の局所的な熱劣化を防止し、またこの
熱を封止部材4から放散させる(ヒートシンク効果)こ
とができる。これにより、有機EL素子の耐久性、輝度
等の性能が向上する。ここで「ヒートスプレッド」と
は、有機EL素子の一部(例えば発光部分)で集中的に
発生した熱を分散させることをいう。この有機EL素子
は、予め成形されたシート状体としてのゲル部材3を有
機EL積層膜2上に配置することにより製造される。従
って、ゲル部材3を成形(硬化)させる際の熱により有
機EL積層膜2がダメージを受けることはないという利
点がある。
【0029】尚、図7に示すように、透明基板に対向す
る面に凹部41を設けたガラス製の封止部材4を使用し
てもよい。この封止部材4は、ガラス板の中央部に切
削、エッチング、サンドブラスト等により凹部41を形
成して作製することができる。
る面に凹部41を設けたガラス製の封止部材4を使用し
てもよい。この封止部材4は、ガラス板の中央部に切
削、エッチング、サンドブラスト等により凹部41を形
成して作製することができる。
【0030】(実施例4)実施例4の有機EL素子を図
8に示す。ゲル部材3は、予め成形されたシート状体で
あって、吸着剤31を内包し有機EL積層膜2側に位置
する第1のゲル部材33(厚さ500μm)と、ゲル成
分32のみからなり封止部材4側に位置する第2のゲル
部材34(厚さ600μm)とからなる。第1のゲル部
材33及び第2のゲル部材34はいずれもシート状であ
り、これらの部材自体が有する粘着性を利用して両部材
を貼り合わせることによりゲル部材3が作製される。
尚、第1のゲル部材33の表面に第2のゲル部材用の未
硬化ゲル部材をキャスティングして硬化させる等の方法
によりゲル部材3を作製してもよい。この実施例4で
は、ゲル部材3の周縁部3aは透明基板1に接触してい
るが、必ずしも接触していなくてもよい。その他の部分
の構成は実施例3と同様である。
8に示す。ゲル部材3は、予め成形されたシート状体で
あって、吸着剤31を内包し有機EL積層膜2側に位置
する第1のゲル部材33(厚さ500μm)と、ゲル成
分32のみからなり封止部材4側に位置する第2のゲル
部材34(厚さ600μm)とからなる。第1のゲル部
材33及び第2のゲル部材34はいずれもシート状であ
り、これらの部材自体が有する粘着性を利用して両部材
を貼り合わせることによりゲル部材3が作製される。
尚、第1のゲル部材33の表面に第2のゲル部材用の未
硬化ゲル部材をキャスティングして硬化させる等の方法
によりゲル部材3を作製してもよい。この実施例4で
は、ゲル部材3の周縁部3aは透明基板1に接触してい
るが、必ずしも接触していなくてもよい。その他の部分
の構成は実施例3と同様である。
【0031】このように、一面側の吸湿剤濃度が他面側
よりも高いゲル部材3を、吸着剤濃度の高い側が有機E
L積層膜側となるように配置することにより、有機EL
素子2側においては第1のゲル部材(吸着層)33によ
り高い吸着性能を発揮し、封止部材4側においては第2
のゲル部材(応力吸収層)34により優れた応力吸収性
を得ることができる。また、少量の吸着剤31により有
機EL素子2を水分等から効率よく保護することができ
る。
よりも高いゲル部材3を、吸着剤濃度の高い側が有機E
L積層膜側となるように配置することにより、有機EL
素子2側においては第1のゲル部材(吸着層)33によ
り高い吸着性能を発揮し、封止部材4側においては第2
のゲル部材(応力吸収層)34により優れた応力吸収性
を得ることができる。また、少量の吸着剤31により有
機EL素子2を水分等から効率よく保護することができ
る。
【0032】尚、図9に示すように、第1のゲル部材3
3と第2のゲル部材34との間に、ガスバリア性、ヒー
トスプレッド性、形状保持性等を高める目的で、厚さ1
8μm程度のアルミニウム等からなる金属箔35を挟ん
でもよい。この金属箔35により、ゲル部材3のガスバ
リア性及びヒートスプレッド性が向上する。また、ゲル
部材3の形状保持性が高まるので組付作業性が向上す
る。また、上記実施例で使用した第2のゲル部材34は
吸着剤を内包しないが、第1のゲル部材に比べて低い濃
度であれば、吸着剤を内包する第2のゲル部材を用いて
もよい。一面側の吸湿剤濃度が他面側よりも高いシート
状のゲル部材を得る他の方法としては、キャスティング
された未硬化ゲル組成物中で吸着剤を沈降させてからゲ
ル成分を硬化させる方法が挙げられる。
3と第2のゲル部材34との間に、ガスバリア性、ヒー
トスプレッド性、形状保持性等を高める目的で、厚さ1
8μm程度のアルミニウム等からなる金属箔35を挟ん
でもよい。この金属箔35により、ゲル部材3のガスバ
リア性及びヒートスプレッド性が向上する。また、ゲル
部材3の形状保持性が高まるので組付作業性が向上す
る。また、上記実施例で使用した第2のゲル部材34は
吸着剤を内包しないが、第1のゲル部材に比べて低い濃
度であれば、吸着剤を内包する第2のゲル部材を用いて
もよい。一面側の吸湿剤濃度が他面側よりも高いシート
状のゲル部材を得る他の方法としては、キャスティング
された未硬化ゲル組成物中で吸着剤を沈降させてからゲ
ル成分を硬化させる方法が挙げられる。
【0033】(実施例5)実施例5の有機EL素子を図
10に示す。封止部材4は、アルミダイキャスト又は鍛
造等により作製され、その内側底面(有機EL積層膜
側)には、互いに平行に延びる複数の畝部451からな
るヒートシンク部45が形成されている。各畝部451
の縦断面はV字状であり、これらの畝部451がゲル部
材3と広面積で接触することによりゲル部材3から封止
部材4への熱伝導が効率よく行われる。また、この畝部
451は、ゲル部材3に加えられる応力を分散させる機
能をも有する。一方、封止部材4の外側底面(反有機E
L積層膜側)には、互いに平行に延びる複数の放熱フィ
ン461からなる放熱部46が形成されている。このよ
うな構成とすることにより、ゲル部材3からヒートシン
ク部45に伝えられた熱を、放熱部46から効率よく放
散させることができる。
10に示す。封止部材4は、アルミダイキャスト又は鍛
造等により作製され、その内側底面(有機EL積層膜
側)には、互いに平行に延びる複数の畝部451からな
るヒートシンク部45が形成されている。各畝部451
の縦断面はV字状であり、これらの畝部451がゲル部
材3と広面積で接触することによりゲル部材3から封止
部材4への熱伝導が効率よく行われる。また、この畝部
451は、ゲル部材3に加えられる応力を分散させる機
能をも有する。一方、封止部材4の外側底面(反有機E
L積層膜側)には、互いに平行に延びる複数の放熱フィ
ン461からなる放熱部46が形成されている。このよ
うな構成とすることにより、ゲル部材3からヒートシン
ク部45に伝えられた熱を、放熱部46から効率よく放
散させることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の有機EL素子は、吸着剤を内包
したゲル部材により有機EL積層膜を被覆している。従
って、吸着剤を内包しない従来のゲル被覆体により被覆
した場合に比べて、有機EL積層膜を水分等から遮断す
る効果に優れる。また、吸着剤を含まない層を介して吸
湿シートを配置する従来技術等とは異なり、本発明の有
機EL素子では、吸着剤を内包するゲル部材と有機EL
積層膜とが直接接触しているので、ゲル部材に侵入した
水分等が有機EL積層膜に到達する前に、この水分等を
ゲル部材中の吸着剤により確実に除去することができ
る。更に、ゲル部材の有機EL積層膜側における吸着剤
密度を高くすることにより、有機EL積層膜側では高い
吸着性能を有し、封止部材側では優れた応力吸収性を発
揮するゲル部材とすることができる。有機EL積層膜側
の吸着剤密度を高くすることにより、ゲル部材の全体に
吸着剤を均一に分散させた場合に比べて、少量の吸着剤
により有機EL積層膜を水分等から効率よく保護するこ
とができる。本発明の有機EL素子に用いられるゲル部
材は、不活性気体等に比べて熱伝導性が高いことから、
このゲル部材を有機EL素子に直接接触させて配置する
ことにより、有機EL素子を水分等から保護する効果と
ともに、有機EL素子から発生する熱を分散させて局所
的な熱劣化を防止する効果も得られる。
したゲル部材により有機EL積層膜を被覆している。従
って、吸着剤を内包しない従来のゲル被覆体により被覆
した場合に比べて、有機EL積層膜を水分等から遮断す
る効果に優れる。また、吸着剤を含まない層を介して吸
湿シートを配置する従来技術等とは異なり、本発明の有
機EL素子では、吸着剤を内包するゲル部材と有機EL
積層膜とが直接接触しているので、ゲル部材に侵入した
水分等が有機EL積層膜に到達する前に、この水分等を
ゲル部材中の吸着剤により確実に除去することができ
る。更に、ゲル部材の有機EL積層膜側における吸着剤
密度を高くすることにより、有機EL積層膜側では高い
吸着性能を有し、封止部材側では優れた応力吸収性を発
揮するゲル部材とすることができる。有機EL積層膜側
の吸着剤密度を高くすることにより、ゲル部材の全体に
吸着剤を均一に分散させた場合に比べて、少量の吸着剤
により有機EL積層膜を水分等から効率よく保護するこ
とができる。本発明の有機EL素子に用いられるゲル部
材は、不活性気体等に比べて熱伝導性が高いことから、
このゲル部材を有機EL素子に直接接触させて配置する
ことにより、有機EL素子を水分等から保護する効果と
ともに、有機EL素子から発生する熱を分散させて局所
的な熱劣化を防止する効果も得られる。
【0035】また、不活性「液体」等に吸着剤を分散さ
せたものを用いた場合には、経時によりこの不活性液体
が有機EL積層膜中に侵入して発光性能等に悪影響を及
ぼしたり、不活性液体の流動にともない有機EL積層膜
に対して吸着剤が移動し、その際に吸着剤が有機EL積
層膜を擦って傷つけたりする場合がある。更に、不活性
液体中における吸着剤の存在位置が定まらず、有機EL
素子の設置方向によっては吸着剤が有機EL膜から遠い
側に沈降して所望の吸着性能が得られなくなる。本発明
の有機EL素子では、吸着剤はゲル部材中に固定されて
いるので、上記のような問題が生じることはない。
せたものを用いた場合には、経時によりこの不活性液体
が有機EL積層膜中に侵入して発光性能等に悪影響を及
ぼしたり、不活性液体の流動にともない有機EL積層膜
に対して吸着剤が移動し、その際に吸着剤が有機EL積
層膜を擦って傷つけたりする場合がある。更に、不活性
液体中における吸着剤の存在位置が定まらず、有機EL
素子の設置方向によっては吸着剤が有機EL膜から遠い
側に沈降して所望の吸着性能が得られなくなる。本発明
の有機EL素子では、吸着剤はゲル部材中に固定されて
いるので、上記のような問題が生じることはない。
【0036】また、本発明の製造方法によると、液状の
未硬化ゲル組成物で有機EL積層膜を覆った後にこの未
硬化ゲル組成物を硬化させてゲル部材を形成させるの
で、ゲル部材と有機EL積層膜との密着性がよい。これ
により、この有機EL積層膜を水分等から保護する性能
及び有機EL積層膜の発熱を分散する性能に優れた有機
EL素子が得られる。
未硬化ゲル組成物で有機EL積層膜を覆った後にこの未
硬化ゲル組成物を硬化させてゲル部材を形成させるの
で、ゲル部材と有機EL積層膜との密着性がよい。これ
により、この有機EL積層膜を水分等から保護する性能
及び有機EL積層膜の発熱を分散する性能に優れた有機
EL素子が得られる。
【図1】実施例1の有機EL素子を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】実施例1の有機EL素子の製造方法を示す縦断
面図である。
面図である。
【図3】実施例2の有機EL素子を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】実施例2の変形例の有機EL素子を示す縦断面
図である。
図である。
【図5】実施例3の有機EL素子を示す縦断面図であ
る。
る。
【図6】実施例3の有機EL素子の製造方法を示す縦断
面図である。
面図である。
【図7】実施例3の変形例の有機EL素子を示す縦断面
図である。
図である。
【図8】実施例4の有機EL素子を示す縦断面図であ
る。
る。
【図9】実施例4の変形例の有機EL素子を示す縦断面
図である。
図である。
【図10】実施例5の変形例の有機EL素子を示す縦断
面図である。
面図である。
1;透明基板、2;有機EL積層膜、3;ゲル部材、3
1;吸着剤、32;ゲル成分、33;第1のゲル部材、
34;第2のゲル部材、35;金属箔、4;封止部材、
5;接着部
1;吸着剤、32;ゲル成分、33;第1のゲル部材、
34;第2のゲル部材、35;金属箔、4;封止部材、
5;接着部
Claims (4)
- 【請求項1】 有機EL積層膜が形成された透明基板
と、吸着剤を内包しており前記有機EL積層膜を被覆す
るゲル部材と、前記透明基板に接合されて前記有機EL
積層膜を封止する封止部材と、を備えることを特徴とす
る有機EL素子。 - 【請求項2】 前記ゲル部材は予め成形されたシート状
体である請求項1記載の有機EL素子。 - 【請求項3】 前記ゲル部材を構成するゲル成分はシリ
コーンゲルである請求項1又は2記載の有機EL素子。 - 【請求項4】 請求項1記載の有機EL素子の製造方法
であって、未硬化のゲル成分と前記吸着剤とを含有する
未硬化ゲル組成物により前記有機EL積層膜を被覆し、
その後、前記未硬化ゲル組成物中において前記吸着剤を
前記有機EL積層膜側に沈降させ、次いで、前記未硬化
のゲル成分を硬化させて前記未硬化ゲル組成物から前記
ゲル部材を形成させることを特徴とする有機EL素子の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23674899A JP2001068266A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 有機el素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23674899A JP2001068266A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 有機el素子及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001068266A true JP2001068266A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17005213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23674899A Pending JP2001068266A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 有機el素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001068266A (ja) |
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-
1999
- 1999-08-24 JP JP23674899A patent/JP2001068266A/ja active Pending
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