JP2001067960A - 電路支持用絶縁スペーサ - Google Patents
電路支持用絶縁スペーサInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電気的,機械的特性,生産性に優れ、かつ汎用
性が高く、しかも最終的には焼却による廃棄処分も可能
な電路支持用の絶縁スペーサを提供する。 【解決手段】高圧配電盤の盤内に敷設した母線などの電
路を支持して対地,相間を絶縁する絶縁スペーサ8を、
ポリイミド,もしくはポリアミド系の熱可塑性樹脂を材
料として、基準長さに設定した円筒形の中空主柱11,
該主柱の両端に連なるフランジ12,および主柱の周面
上に形成した補強リブ13を一体に射出成形して構成す
る。
性が高く、しかも最終的には焼却による廃棄処分も可能
な電路支持用の絶縁スペーサを提供する。 【解決手段】高圧配電盤の盤内に敷設した母線などの電
路を支持して対地,相間を絶縁する絶縁スペーサ8を、
ポリイミド,もしくはポリアミド系の熱可塑性樹脂を材
料として、基準長さに設定した円筒形の中空主柱11,
該主柱の両端に連なるフランジ12,および主柱の周面
上に形成した補強リブ13を一体に射出成形して構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧配電盤,開閉
設備などにおいて、盤内に配線した母線などの電路を支
持して対地,相間を絶縁する絶縁スペーサ(支持がい
し)に関する。
設備などにおいて、盤内に配線した母線などの電路を支
持して対地,相間を絶縁する絶縁スペーサ(支持がい
し)に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、頭記の絶縁スペーサを適用する電
力設備の例として閉鎖形高圧配電盤を図6に示す。図に
おいて、1は閉鎖配電盤の筐体、2は接地金属隔壁2a
で盤内に画成した母線室、3は母線、4は母線室2の隔
壁2aを貫通する母線引出用ブッシング、5は断路器、
6は回路しゃ断器、7は配電盤の筐体1を貫通した外部
引出用ブッシングであり、U,V,W各相の母線3,お
よび断路器5,しゃ断器6の各電路が絶縁スペーサ8を
介して配電盤の筐体1に絶縁支持されている。
力設備の例として閉鎖形高圧配電盤を図6に示す。図に
おいて、1は閉鎖配電盤の筐体、2は接地金属隔壁2a
で盤内に画成した母線室、3は母線、4は母線室2の隔
壁2aを貫通する母線引出用ブッシング、5は断路器、
6は回路しゃ断器、7は配電盤の筐体1を貫通した外部
引出用ブッシングであり、U,V,W各相の母線3,お
よび断路器5,しゃ断器6の各電路が絶縁スペーサ8を
介して配電盤の筐体1に絶縁支持されている。
【0003】この絶縁スペーサ8は、電路の系統電圧,
雷インパルス電圧に十分耐える電気的な絶縁耐力に加え
て、母線3,断路器5,しゃ断器5の重量,および電路
の短絡,熱収縮などの荷重に耐える機械的な強度が要求
される。
雷インパルス電圧に十分耐える電気的な絶縁耐力に加え
て、母線3,断路器5,しゃ断器5の重量,および電路
の短絡,熱収縮などの荷重に耐える機械的な強度が要求
される。
【0004】次に、従来から用いられている代表的な絶
縁スペーサの構造を図7に示す。すなわち、絶縁スペー
サ8は、絶縁材の成形品としてなる円柱状体9の両端に
鉄,アルミなどの取付金具10を埋設したモールド品と
してなり、金具10の端面には電路,および配電盤の筐
体にねじ止めするためのねじ穴10aが形成されてい
る。また、円柱状体9は、エポキシ樹脂,ポリエステル
樹脂などの熱硬化性樹脂に充填材としてシリカ,アルミ
ナなどの無機質の粉末を加えたモールド成形品であり、
その周面には長い絶縁沿面距離を確保するために多数条
の襞9aが形成されている。
縁スペーサの構造を図7に示す。すなわち、絶縁スペー
サ8は、絶縁材の成形品としてなる円柱状体9の両端に
鉄,アルミなどの取付金具10を埋設したモールド品と
してなり、金具10の端面には電路,および配電盤の筐
体にねじ止めするためのねじ穴10aが形成されてい
る。また、円柱状体9は、エポキシ樹脂,ポリエステル
樹脂などの熱硬化性樹脂に充填材としてシリカ,アルミ
ナなどの無機質の粉末を加えたモールド成形品であり、
その周面には長い絶縁沿面距離を確保するために多数条
の襞9aが形成されている。
【0005】かかる樹脂モールド品の絶縁スペーサは、
旧来の磁器製がいしに比べて小形,軽量であり、電気
的,機械的特性についての信頼性も長年の運転実績から
確認されており、現在では高圧配電盤,開閉設備などに
適用する絶縁スペーサとして広く採用されている。
旧来の磁器製がいしに比べて小形,軽量であり、電気
的,機械的特性についての信頼性も長年の運転実績から
確認されており、現在では高圧配電盤,開閉設備などに
適用する絶縁スペーサとして広く採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に熱硬化性樹脂を主材として作られた従来の絶縁スペー
サは、製造コスト,機械的強度,および最終的な廃棄処
分に伴う環境保全などの面で次に記すような問題点があ
る。すなわち、 (1) 絶縁スペーサの製造には熱硬化性樹脂の成形工程を
伴い、この成形工程では金型注型に30分以上の注型時
間と、それに続く2時間以上の硬化時間を要することか
ら、生産性が低くて製造単価がコスト高となる。
に熱硬化性樹脂を主材として作られた従来の絶縁スペー
サは、製造コスト,機械的強度,および最終的な廃棄処
分に伴う環境保全などの面で次に記すような問題点があ
る。すなわち、 (1) 絶縁スペーサの製造には熱硬化性樹脂の成形工程を
伴い、この成形工程では金型注型に30分以上の注型時
間と、それに続く2時間以上の硬化時間を要することか
ら、生産性が低くて製造単価がコスト高となる。
【0007】(2) 熱硬化性樹脂は、磁器製のがいしに比
べて成形性に優れているものの、樹脂材料の流動性が比
較的低いために複雑な形状の成形品には不向きである。 (3) また、熱硬化性樹脂の成形品は剛性が高い反面、脆
くて耐衝撃性が比較的低く、高圧配電盤に適用する絶縁
スペーサのように使用中に大きな電磁力,操作力を受け
る場合には強度不足から破損するおそれがあり、実際の
製品設計では寸法を大きくして要求される機械的強度を
確保する必要があり、そのために絶縁スペーサが大型に
なって材料費が嵩む。
べて成形性に優れているものの、樹脂材料の流動性が比
較的低いために複雑な形状の成形品には不向きである。 (3) また、熱硬化性樹脂の成形品は剛性が高い反面、脆
くて耐衝撃性が比較的低く、高圧配電盤に適用する絶縁
スペーサのように使用中に大きな電磁力,操作力を受け
る場合には強度不足から破損するおそれがあり、実際の
製品設計では寸法を大きくして要求される機械的強度を
確保する必要があり、そのために絶縁スペーサが大型に
なって材料費が嵩む。
【0008】(4) 図7のように両端に金具10を埋設し
た構造では、樹脂成形時に樹脂層内に気泡(ボイド)
や、金具との境界面に剥離が生じたりすると、電圧を印
加した際に気泡,剥離部分に電界が集中して部分放電を
生じ絶縁不良となるおそれがある。
た構造では、樹脂成形時に樹脂層内に気泡(ボイド)
や、金具との境界面に剥離が生じたりすると、電圧を印
加した際に気泡,剥離部分に電界が集中して部分放電を
生じ絶縁不良となるおそれがある。
【0009】(5) 絶縁スペーサを最終的に産業廃棄物と
して処理する場合に、熱硬化性樹脂は燃焼性が悪く、ま
た現在では適当な樹脂の分解手段も無いために埋め立て
処分しかできないといった環境保全の問題点がある。
して処理する場合に、熱硬化性樹脂は燃焼性が悪く、ま
た現在では適当な樹脂の分解手段も無いために埋め立て
処分しかできないといった環境保全の問題点がある。
【0010】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、その目的は前記課題を解決し、電気的,機械的特
性,並びに生産性に優れて、かつ汎用性が高く、しかも
最終的には焼却による廃棄処分も可能な電路支持用の絶
縁スペーサを提供することにある。
り、その目的は前記課題を解決し、電気的,機械的特
性,並びに生産性に優れて、かつ汎用性が高く、しかも
最終的には焼却による廃棄処分も可能な電路支持用の絶
縁スペーサを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の絶縁スペーサは、材質をポリイミド,もし
くはポリアミド系の熱可塑性樹脂(汎用のエンジニアリ
ングプラスチック)を材料とし、基準長さに設定した円
筒形の中空主柱,該主柱の周面上に分散形成した補強リ
ブ,および前記主柱の両端に連なるフランジを一体にモ
ールド成形して構成する(請求項1)。また、本発明に
よれば、前記構成の絶縁スペーサを単位ブロックとして
次記のように構成することができる。
に、本発明の絶縁スペーサは、材質をポリイミド,もし
くはポリアミド系の熱可塑性樹脂(汎用のエンジニアリ
ングプラスチック)を材料とし、基準長さに設定した円
筒形の中空主柱,該主柱の周面上に分散形成した補強リ
ブ,および前記主柱の両端に連なるフランジを一体にモ
ールド成形して構成する(請求項1)。また、本発明に
よれば、前記構成の絶縁スペーサを単位ブロックとして
次記のように構成することができる。
【0012】(1) フランジ同士を突き合わせて複数個の
絶縁スペーサを直列に連結して多連組の絶縁スペーサを
構成する(請求項2)。 (2) 絶縁スペーサのフランジ相互間に各相の断路刃を介
装して複数個の絶縁スペーサを直列に連結し、かつその
両端の絶縁スペーサを回転軸受に軸支して回転切式断路
器の操作ロッドを構成する(請求項3)。 (3) 主柱の中心穴に導体を通してブッシングを構成する
(請求項4)。
絶縁スペーサを直列に連結して多連組の絶縁スペーサを
構成する(請求項2)。 (2) 絶縁スペーサのフランジ相互間に各相の断路刃を介
装して複数個の絶縁スペーサを直列に連結し、かつその
両端の絶縁スペーサを回転軸受に軸支して回転切式断路
器の操作ロッドを構成する(請求項3)。 (3) 主柱の中心穴に導体を通してブッシングを構成する
(請求項4)。
【0013】上記のようにポリイミド,もしくはポリア
ミド系の熱可塑性樹脂を素材としてモールド成形した絶
縁スペーサは、エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂などの
熱硬化性樹脂に充填材としてシリカ,アルミナなどの無
機質の粉末を加えたモールド成形品としてなる従来の絶
縁スペーサと比べて次に記すような特長がある。
ミド系の熱可塑性樹脂を素材としてモールド成形した絶
縁スペーサは、エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂などの
熱硬化性樹脂に充填材としてシリカ,アルミナなどの無
機質の粉末を加えたモールド成形品としてなる従来の絶
縁スペーサと比べて次に記すような特長がある。
【0014】(a) ポリイミド,もしくはポリアミド系の
熱可塑性樹脂は成形性が良く、射出成形法による成形が
可能であってその成形サイクルタイムも5分程度で済
み、熱硬化性樹脂の注型と比べて成形時間が1/10程
度に短縮できてスループット性の向上,並びに製造コス
トの低減化が図れる。しかも、品質面でもボイドなどの
成形欠陥に起因する絶縁性低下の少ない良質な絶縁スペ
ーサが製作できる。
熱可塑性樹脂は成形性が良く、射出成形法による成形が
可能であってその成形サイクルタイムも5分程度で済
み、熱硬化性樹脂の注型と比べて成形時間が1/10程
度に短縮できてスループット性の向上,並びに製造コス
トの低減化が図れる。しかも、品質面でもボイドなどの
成形欠陥に起因する絶縁性低下の少ない良質な絶縁スペ
ーサが製作できる。
【0015】(b) また、熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に
比べて燃焼性が高く、絶縁スペーサを廃棄処分する場合
でも環境問題から最終的に焼却処理も可能である。 (c) 熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に比べて機械的な耐衝
撃性が高く、また絶縁スペーサの主柱を補強リブ付きの
中空な円筒とした構造上の特長と併せて軽量,かつ少な
い材料使用量で所要の機械的強度が確保できる。
比べて燃焼性が高く、絶縁スペーサを廃棄処分する場合
でも環境問題から最終的に焼却処理も可能である。 (c) 熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に比べて機械的な耐衝
撃性が高く、また絶縁スペーサの主柱を補強リブ付きの
中空な円筒とした構造上の特長と併せて軽量,かつ少な
い材料使用量で所要の機械的強度が確保できる。
【0016】(d) また、本発明の絶縁スペーサの応用例
として、前記の絶縁スペーサを単位ブロックとして複数
個の絶縁スペーサを組合せることにより、前項(1) のよ
うに高い電圧階級に適用する多連形絶縁スペーサ、(2)
項のような断路器の操作ロッドへの適用が可能なほか、
中空構造(中空構造とすることにより強度面での断面係
数が大きくなる)の特長を生かして(3) のようなブッシ
ングとして適用することができる。
として、前記の絶縁スペーサを単位ブロックとして複数
個の絶縁スペーサを組合せることにより、前項(1) のよ
うに高い電圧階級に適用する多連形絶縁スペーサ、(2)
項のような断路器の操作ロッドへの適用が可能なほか、
中空構造(中空構造とすることにより強度面での断面係
数が大きくなる)の特長を生かして(3) のようなブッシ
ングとして適用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図5に示す各実施例に基づいて詳細に説明する。 〔実施例1〕図1(a),(b) は本発明による絶縁スペーサ
8の基本構造を示すものである。この絶縁スペーサ8
は、ポリイミド,もしくはポリアミド系の熱可塑性樹脂
を材料として射出成形したモールド品であり、図示のよ
うに基準長さLに設定した円筒形の中空な主柱11,該
主柱11の両端に連なるフランジ12,および支柱11
の周面上に分散して放射状に突き出した補強リブ13が
一体にモールド成形された構造になり、かつ前記フラン
ジ12には周上に分散してボトル穴12aが開口してい
る。なお、前記の基準長さLは、例えば電圧階級3.3
kVに対応する絶縁強度に合わ、円筒形中空主柱11の
外径,および中心穴11aの穴径は機械的強度,および
後記のようにブッシングとして適用する場合に前記穴に
通す導体の断面サイズを勘案して設定する。
〜図5に示す各実施例に基づいて詳細に説明する。 〔実施例1〕図1(a),(b) は本発明による絶縁スペーサ
8の基本構造を示すものである。この絶縁スペーサ8
は、ポリイミド,もしくはポリアミド系の熱可塑性樹脂
を材料として射出成形したモールド品であり、図示のよ
うに基準長さLに設定した円筒形の中空な主柱11,該
主柱11の両端に連なるフランジ12,および支柱11
の周面上に分散して放射状に突き出した補強リブ13が
一体にモールド成形された構造になり、かつ前記フラン
ジ12には周上に分散してボトル穴12aが開口してい
る。なお、前記の基準長さLは、例えば電圧階級3.3
kVに対応する絶縁強度に合わ、円筒形中空主柱11の
外径,および中心穴11aの穴径は機械的強度,および
後記のようにブッシングとして適用する場合に前記穴に
通す導体の断面サイズを勘案して設定する。
【0018】そして、この絶縁スペーサ8を図6に示し
た閉鎖配電盤に適用するには、絶縁スペーサ8の両端に
形成したフランジ12の一方を配電盤の筐体1にねじ止
めして固定し、他方のフランジに母線などの電路導体を
ねじ止め支持する。かかる絶縁スペーサは、上記のよう
に1個ずつ単独に使用するほか、図1の絶縁スペーサ8
を単位ブロックとして次に記す応用実施例のように適用
することができる。
た閉鎖配電盤に適用するには、絶縁スペーサ8の両端に
形成したフランジ12の一方を配電盤の筐体1にねじ止
めして固定し、他方のフランジに母線などの電路導体を
ねじ止め支持する。かかる絶縁スペーサは、上記のよう
に1個ずつ単独に使用するほか、図1の絶縁スペーサ8
を単位ブロックとして次に記す応用実施例のように適用
することができる。
【0019】〔実施例2〕図2(a),(b) は、電圧階級の
高い箇所に適用する本発明の請求項2に対応した応用実
施例を示すものである。この実施例においては、図1に
示した絶縁スペーサ8の複数個(図示例では2個)を直
列に重ね合わせてそのフランジ12の間を突き合わせ、
連結ボトル14,ナット15,ワッシャ16を用いてフ
ランジ同士の間を締結結合して多連組の絶縁スペーサを
構成している。
高い箇所に適用する本発明の請求項2に対応した応用実
施例を示すものである。この実施例においては、図1に
示した絶縁スペーサ8の複数個(図示例では2個)を直
列に重ね合わせてそのフランジ12の間を突き合わせ、
連結ボトル14,ナット15,ワッシャ16を用いてフ
ランジ同士の間を締結結合して多連組の絶縁スペーサを
構成している。
【0020】この実施例によれば、複数個の絶縁スペー
サ8が直列に連結されているので、その連結個数に応じ
て連組絶縁スペーサの高さ,したがって絶縁距離が整数
倍に増大する。したがって、実施例1の単位ブロックと
比べてより高い電圧階級の電路を絶縁支持することがで
きる。
サ8が直列に連結されているので、その連結個数に応じ
て連組絶縁スペーサの高さ,したがって絶縁距離が整数
倍に増大する。したがって、実施例1の単位ブロックと
比べてより高い電圧階級の電路を絶縁支持することがで
きる。
【0021】〔実施例3〕図3(a),(b) は先記実施例2
で述べた多連組絶縁スペーサの組立構造をさらに発展さ
せた応用実施例を示すものである。この実施例において
は、単位ブロックである絶縁スペーサ8のフランジ12
について、その外周面に雄ねじ12bを形成しておき、
多連組の絶縁スペーサを組立てる場合には、内周面に雌
ねじ17aを形成した絶縁物製の連結ボス17を一方の
絶縁スペーサ8のフランジ12に半分ほどねじ込み、さ
らに反対側から他方の絶縁スペーサ8のフランジ12を
ねじ込んで相互連結するものとする。
で述べた多連組絶縁スペーサの組立構造をさらに発展さ
せた応用実施例を示すものである。この実施例において
は、単位ブロックである絶縁スペーサ8のフランジ12
について、その外周面に雄ねじ12bを形成しておき、
多連組の絶縁スペーサを組立てる場合には、内周面に雌
ねじ17aを形成した絶縁物製の連結ボス17を一方の
絶縁スペーサ8のフランジ12に半分ほどねじ込み、さ
らに反対側から他方の絶縁スペーサ8のフランジ12を
ねじ込んで相互連結するものとする。
【0022】すなわち、先記の実施例2ではフランジ間
の連結手段に金属製のボトル14,ナット15を使用し
ていることから、高電圧の印加によりボトル,ナットの
周域の電界が上昇してコロナ放電が生じるおそれがある
が、この実施例では金属製のボルト,ナットを使用しな
いのでコロナ放電発生のおそれはない。なお、金属製の
連結手段を使用しない連結方法として、各絶縁スペーサ
8の相互間を接着剤で接合する方法もある。
の連結手段に金属製のボトル14,ナット15を使用し
ていることから、高電圧の印加によりボトル,ナットの
周域の電界が上昇してコロナ放電が生じるおそれがある
が、この実施例では金属製のボルト,ナットを使用しな
いのでコロナ放電発生のおそれはない。なお、金属製の
連結手段を使用しない連結方法として、各絶縁スペーサ
8の相互間を接着剤で接合する方法もある。
【0023】〔実施例4〕図4は図1に示した絶縁スペ
ーサ8を単位ブロックとして図5における回転式断路器
5の操作ロッドに適用した本発明の請求項3に対応する
応用実施例を示すものである。
ーサ8を単位ブロックとして図5における回転式断路器
5の操作ロッドに適用した本発明の請求項3に対応する
応用実施例を示すものである。
【0024】すなわち、この実施例では絶縁スペーサ8
のフランジ相互間にU,V,W各相の断路刃5aを介装
した上で、複数個の絶縁スペーサ8をボトル14で直列
に連結し、かつその両端(図面上の上下端)に並ぶ絶縁
スペーサ8のフランジ12を固定側に配した回転軸受1
8に軸支して回転切式断路器の操作ロッドを構成してい
る。かかる構成によれば、各相の断路刃5aの相互間が
絶縁スペーサ8により電気的に絶縁され、かつ操作ロッ
ドを駆動機構(図示せず)により回転駆動することよ
り、各相の断路刃5aが一括して開閉操作される。
のフランジ相互間にU,V,W各相の断路刃5aを介装
した上で、複数個の絶縁スペーサ8をボトル14で直列
に連結し、かつその両端(図面上の上下端)に並ぶ絶縁
スペーサ8のフランジ12を固定側に配した回転軸受1
8に軸支して回転切式断路器の操作ロッドを構成してい
る。かかる構成によれば、各相の断路刃5aの相互間が
絶縁スペーサ8により電気的に絶縁され、かつ操作ロッ
ドを駆動機構(図示せず)により回転駆動することよ
り、各相の断路刃5aが一括して開閉操作される。
【0025】〔実施例5〕図5は、図1に示した絶縁ス
ペーサ8を2個組合せて図5におけるブッシング4,7
に適用した本発明の請求項4に対応する応用実施例を示
すものである。この実施例においては、2個の絶縁スペ
ーサ8を使い、その相互間を図3で述べた絶縁物製の連
結ボス17と同様に内周面に雌ねじを形成したリング状
の連結フランジ20により直列に連結した上で、各絶縁
スペーサ8の円筒形主柱に開口した中心穴に接続導体1
9を嵌挿し、その両端を絶縁スペーサ8のフランジ面上
に突き出してブッシング組立体を構成している。
ペーサ8を2個組合せて図5におけるブッシング4,7
に適用した本発明の請求項4に対応する応用実施例を示
すものである。この実施例においては、2個の絶縁スペ
ーサ8を使い、その相互間を図3で述べた絶縁物製の連
結ボス17と同様に内周面に雌ねじを形成したリング状
の連結フランジ20により直列に連結した上で、各絶縁
スペーサ8の円筒形主柱に開口した中心穴に接続導体1
9を嵌挿し、その両端を絶縁スペーサ8のフランジ面上
に突き出してブッシング組立体を構成している。
【0026】そして、前記の構造になるブッシング組立
体を図6の閉鎖配電盤における母線引出用ブッシング
4,外部引出用ブッシング7に適用する場合には、配電
盤の母線室隔壁2a,あるいは配電盤筐体1に開口した
電路引出し穴に図5のブッシング組立体を嵌挿し、前記
の連結フランジ20から外周に張出したフランジ20a
をボルト14,ナット15により隔壁2a,筐体1に固
定する。なお、連結フランジ20は金属製,あるいは絶
縁物製でもよいが、絶縁物製とすることでより一層高い
絶縁性能が得られる。
体を図6の閉鎖配電盤における母線引出用ブッシング
4,外部引出用ブッシング7に適用する場合には、配電
盤の母線室隔壁2a,あるいは配電盤筐体1に開口した
電路引出し穴に図5のブッシング組立体を嵌挿し、前記
の連結フランジ20から外周に張出したフランジ20a
をボルト14,ナット15により隔壁2a,筐体1に固
定する。なお、連結フランジ20は金属製,あるいは絶
縁物製でもよいが、絶縁物製とすることでより一層高い
絶縁性能が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、高
圧配電盤などにおける電路を支持して対地,相間を絶縁
する絶縁スペーサを、ポリイミド,もしくはポリアミド
系の熱可塑性樹脂を材料として、基準長さに設定した円
筒形の中空主柱,該主柱の周面上に分散形成した補強リ
ブ,および前記主柱の両端に連なるフランジを一体にモ
ールド成形して構成したことにより、従来の絶縁スペー
サと比べて次記のような実用的な効果が得られる (1) ポリイミド,もしくはポリアミド系の熱可塑性樹脂
は成形性が良く、かつ射出成形法による成形が可能であ
り、その成形サイクルタイムを熱硬化性樹脂と比べて1
/10程度に短縮できて生産性の向上,製造コストの低
減化が図れるほか、品質面でもボイドなどの成形欠陥に
起因する絶縁性低下の少ない良質な絶縁スペーサが製作
できる。
圧配電盤などにおける電路を支持して対地,相間を絶縁
する絶縁スペーサを、ポリイミド,もしくはポリアミド
系の熱可塑性樹脂を材料として、基準長さに設定した円
筒形の中空主柱,該主柱の周面上に分散形成した補強リ
ブ,および前記主柱の両端に連なるフランジを一体にモ
ールド成形して構成したことにより、従来の絶縁スペー
サと比べて次記のような実用的な効果が得られる (1) ポリイミド,もしくはポリアミド系の熱可塑性樹脂
は成形性が良く、かつ射出成形法による成形が可能であ
り、その成形サイクルタイムを熱硬化性樹脂と比べて1
/10程度に短縮できて生産性の向上,製造コストの低
減化が図れるほか、品質面でもボイドなどの成形欠陥に
起因する絶縁性低下の少ない良質な絶縁スペーサが製作
できる。
【0028】(2) また、熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に
比べて燃焼性が高く、絶縁スペーサを廃棄処分する場合
でも環境問題から最終的に焼却処理が可能である。 (3) 熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に比べて機械的な耐衝
撃性が高く、また絶縁スペーサの主柱を補強リブ付きの
中空な円筒とした構造上の特長と併せて軽量,かつ少な
い材料使用量で所要の機械的強度が確保できる。
比べて燃焼性が高く、絶縁スペーサを廃棄処分する場合
でも環境問題から最終的に焼却処理が可能である。 (3) 熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に比べて機械的な耐衝
撃性が高く、また絶縁スペーサの主柱を補強リブ付きの
中空な円筒とした構造上の特長と併せて軽量,かつ少な
い材料使用量で所要の機械的強度が確保できる。
【0029】(4) また、本発明の応用例として、請求項
2〜4のように前記構成の絶縁スペーサを単位ブロック
として複数個の絶縁スペーサを組合せることにより、高
い電圧階級に適用する多連形絶縁スペーサ、断路器の操
作ロッド,ブッシングに適用することができる。
2〜4のように前記構成の絶縁スペーサを単位ブロック
として複数個の絶縁スペーサを組合せることにより、高
い電圧階級に適用する多連形絶縁スペーサ、断路器の操
作ロッド,ブッシングに適用することができる。
【図1】本発明の実施例1に係わる絶縁スペーサの構造
図であり、(a) は一部断面側視図、(b) は(a) 図の矢視
X−X断面図
図であり、(a) は一部断面側視図、(b) は(a) 図の矢視
X−X断面図
【図2】図1の絶縁スペーサで構成した本発明の実施例
2に係わる多連組絶縁スペーサの組立図であり、(a) は
側面図、(b) は(a) 図の矢視X−X断面図
2に係わる多連組絶縁スペーサの組立図であり、(a) は
側面図、(b) は(a) 図の矢視X−X断面図
【図3】図2と異なる本発明の実施例3に係わる多連組
絶縁スペーサの組立図であり、(a) は側面図、(b) は
(a) 図におけるA部拡大図
絶縁スペーサの組立図であり、(a) は側面図、(b) は
(a) 図におけるA部拡大図
【図4】図1の絶縁スペーサの応用例として回転式断路
器に適用した本発明の実施例4に係わる操作ロッドの組
立構造を示す側面図
器に適用した本発明の実施例4に係わる操作ロッドの組
立構造を示す側面図
【図5】図1の絶縁スペーサの応用例として電路引出用
ブッシングに適用した本発明の実施例5に係わるブッシ
ングの組立構造を示す断面図
ブッシングに適用した本発明の実施例5に係わるブッシ
ングの組立構造を示す断面図
【図6】本発明の絶縁スペーサを適用する閉鎖形高圧配
電盤の略示構成図
電盤の略示構成図
【図7】絶縁スペーサの従来構造を示す一部断面側視図
1 高圧配電盤 3 母線(電路) 4 母線引出用ブッシング 5 断路器 5a 断路刃 6 しゃ断器 7 外部引出用ブッシング 8 絶縁スペーサ 11 主柱 11a 中心穴 12 フランジ 12 補強リブ 14 連結ボルト 17 連結用ボス 18 回転軸受 19 導体 20 連結フランジ
Claims (4)
- 【請求項1】高圧配電盤などにおける電路を支持して対
地,相間を絶縁する絶縁スペーサであり、その材質をポ
リイミド,もしくはポリアミド系の熱可塑性樹脂を材料
とし、基準長さに設定した円筒形の中空主柱,該主柱の
周面上に分散形成した補強リブ,および前記主柱の両端
に連なるフランジを一体にモールド成形して構成したこ
とを特徴とする電路支持用絶縁スペーサ。 - 【請求項2】フランジ同士を突き合わせて複数個の絶縁
スペーサを直列に連結して多連組の絶縁スペーサを構成
することを特徴とする請求項1記載の電路支持用絶縁ス
ペーサ。 - 【請求項3】絶縁スペーサのフランジ相互間に各相の断
路刃を介装して複数個の絶縁スペーサを直列に連結し、
かつその両端の絶縁スペーサを回転軸受に軸支して回転
切式断路器の操作ロッドを構成することを特徴とする請
求項1記載の電路支持用絶縁スペーサ。 - 【請求項4】主柱の中心穴に導体を通してブッシングを
構成することを特徴とする請求項1記載のの電路支持用
絶縁スペーサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24257399A JP2001067960A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 電路支持用絶縁スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24257399A JP2001067960A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 電路支持用絶縁スペーサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001067960A true JP2001067960A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17091091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24257399A Pending JP2001067960A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 電路支持用絶縁スペーサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001067960A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4865718B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2012-02-01 | アレバ・ティー・アンド・ディー・アーゲー | 導電体用絶縁支持ディスク及び該ディスクを備える電気アセンブリ |
| CN102412033A (zh) * | 2010-09-18 | 2012-04-11 | 江苏神马电力股份有限公司 | 一种绝缘子用法兰及其具有该法兰的空心复合绝缘子 |
| JP5586808B1 (ja) * | 2013-09-06 | 2014-09-10 | 三菱電機株式会社 | 電力用開閉装置用の絶縁支持体 |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24257399A patent/JP2001067960A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4865718B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2012-02-01 | アレバ・ティー・アンド・ディー・アーゲー | 導電体用絶縁支持ディスク及び該ディスクを備える電気アセンブリ |
| CN102412033A (zh) * | 2010-09-18 | 2012-04-11 | 江苏神马电力股份有限公司 | 一种绝缘子用法兰及其具有该法兰的空心复合绝缘子 |
| JP5586808B1 (ja) * | 2013-09-06 | 2014-09-10 | 三菱電機株式会社 | 電力用開閉装置用の絶縁支持体 |
| WO2015033434A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-12 | 三菱電機株式会社 | 電力用開閉装置用の絶縁支持体 |
| US9929545B2 (en) | 2013-09-06 | 2018-03-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Insulating support for power switchgear |
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