JP2001065189A - 間柱タイプの制振装置 - Google Patents
間柱タイプの制振装置Info
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Abstract
えつつ大きなせん断力を負担することのできる、制振効
率の高い間柱タイプの制振装置。 【解決手段】 対向する一対の梁部材(3a、3b)の
間に取り付けられた間柱(1)の形態を有する制振装置
である。間柱の少なくとも一部は、構造物に入力された
振動エネルギを履歴エネルギとして吸収するための履歴
減衰部材から構成されている。間柱と一方の梁部材(4
b)とは平面内の曲げモーメントを伝達するように接合
され、間柱と他方の梁部材(4a)とは平面内の曲げモ
ーメントを実質的に伝達しないように接合されている。
Description
置に関し、特に鉄骨構造物において入力された振動エネ
ルギを履歴エネルギとして吸収する間柱タイプの制振装
置に関するものである。
法として、一般に耐震構造に基づく設計が行われてい
る。一方、最近では、構造物の振動応答を制御して地震
による構造物の揺れを積極的に低減し、地震に対する恐
怖を低減するとともに、構造物に付設された給水設備な
どの重要な機能を維持しようという試みがなされてい
る。この種の構造は、制振構造と呼ばれている。制振構
造では、地震による振動に限定されることなく、風によ
る振動、交通による振動、機械の稼動による振動などの
他の振動も外乱として処理される。
構、質量効果機構、および自動制御機構に分類される。
さらに、エネルギ吸収機構は、履歴減衰機構、摩擦減衰
機構、および粘性減衰機構に分類される。なお、鉄骨構
造物に用いられる履歴減衰部材の具体例として、アンボ
ンドブレース、極低降伏点鋼鋼板壁、極低降伏点鋼間柱
などが知られている。
的な間柱タイプの履歴減衰部材(制振装置)は、上階の
梁部材と下階の梁部材との間に取り付けられたH形断面
を有する間柱であって、そのフランジ部分は一般の建築
用鋼材から形成され、そのウェブ部分は一般の建築用鋼
材よりもかなり低い降伏点を有する鋼材、すなわち極低
降伏点鋼から形成されている。また、従来の間柱タイプ
の制振装置は、その両端が対応する梁部材または梁部材
から延びたブラケットに対して剛接合されている。制振
装置としての間柱には、地震などによる水平力を受け
て、曲げモーメント、せん断力および軸力が発生する。
ェブ部分に極低降伏点鋼が使用されているので、ウェブ
部分のせん断降伏がフランジ部分の曲げ降伏に先行す
る。したがって、ウェブ部分の塑性変形により、入力さ
れた振動エネルギが履歴エネルギとして消費(吸収)さ
れる。その結果、構造物の揺れを良好に抑えつつ、振動
エネルギを早期に減衰させ、柱あるいは大梁などの主架
構を健全なまま残すことができる。なお、本明細書にお
いて、一般の建築用鋼材よりもかなり低い降伏点を有す
る鋼材を「極低降伏点鋼」と総称する。すなわち、本明
細書において、「極低降伏点鋼」は、いわゆる「極軟
鋼」や「低降伏点鋼」などを含む広い概念を包括してい
る。
振装置において、負担せん断力を、ひいては制振効率を
向上させるには、曲げ剛性を大きく確保しなければなら
ない。また、曲げ剛性を大きく確保するには、たとえば
H形断面を有する間柱の成(見付け巾)を大きくする必
要がある。一方、建物の平面的用途上の制約から各階プ
ランが共通になる場合が多く、制振装置としての間柱
は、各層に亘って鉛直方向に沿って連なるように配置さ
れるのが通常である。
接合された間柱が連層で配置される場合、これらの間柱
は最下層から最上層までキャンチレバー状に延びること
になり、各間柱に発生する曲げモーメントはキャンチレ
バーとしての全体曲げモーメントの影響を受けることに
なる。したがって、特に比較的下層に配置された間柱で
は、非常に大きな曲げモーメントを負担することにな
る。その結果、比較的下層に配置された間柱では、せん
断変形よりも曲げ変形が支配的になり、制振効率が低下
してしまうという不都合があった。また、発生する大き
な曲げモーメントに対してフランジ部分を弾性設計する
ことが現実的に困難になるという不都合があった。
のであり、負担する曲げモーメントの大きさを良好に抑
えつつ大きなせん断力を負担することのできる、制振効
率の高い間柱タイプの制振装置を提供することを目的と
する。
に、本発明の第1発明では、対向する一対の梁部材の間
に取り付けられた間柱の形態を有する制振装置であっ
て、前記間柱の少なくとも一部は、構造物に入力された
振動エネルギを履歴エネルギとして吸収するための履歴
減衰部材から構成され、前記間柱の一方の端部と前記一
対の梁部材のうちの一方の梁部材とは、前記一対の梁部
材を含む平面内の曲げモーメントを伝達するように接合
され、前記間柱の他方の端部と前記一対の梁部材のうち
の他方の梁部材とは、前記平面内の曲げモーメントを実
質的に伝達しないように接合されていることを特徴とす
る制振装置を提供する。
柱の他方の端部は、水平方向に沿って間隔を隔てた一対
の支圧面を有し、前記他方の梁部材は、前記一対の支圧
面の各々に当接するように形成された一対の支圧面を有
し、前記間柱の一対の支圧面と前記他方の梁部材の一対
の支圧面との当接により、前記平面内の曲げモーメント
を実質的に伝達することなく、前記平面内のせん断力を
伝達する。この場合、前記間柱の他方の端部は、前記他
方の梁部材に向かって突出した一対のプレート部材また
は1つのプレート部材を有し、前記他方の梁部材は、前
記間柱の他方の端部に向かって突出した1つのプレート
部材または一対のプレート部材を有し、前記一対のプレ
ート部材は、その互いに対向する一対の端面が前記1つ
のプレート部材の一対の端面と当接するように取り付け
られていることが好ましい。さらにこの場合、前記一対
のプレート部材または1つのプレート部材と前記他方の
梁部材との間、および前記1つのプレート部材または一
対のプレート部材と前記制振装置の他方の端部との間に
は、所定の間隔が確保されていることが好ましい。
対の梁部材の間に取り付けられた間柱の形態を有する制
振装置であって、前記間柱は、前記一対の梁部材のうち
の一方の梁部材に対して一方の端部が剛接合された第1
間柱と、前記一対の梁部材のうちの他方の梁部材に対し
て一方の端部が剛接合された第2間柱とを有し、前記第
1間柱の他方の端部と前記第2間柱の他方の端部とは、
前記一対の梁部材を含む平面内の曲げモーメントを実質
的に伝達しないように接合され、前記第1間柱および前
記第2間柱の少なくとも一部は、構造物に入力された振
動エネルギを履歴エネルギとして吸収するための履歴減
衰部材から構成されていることを特徴とする制振装置を
提供する。
1間柱の他方の端部は、水平方向に沿って間隔を隔てた
一対の支圧面を有し、前記第2間柱の他方の端部は、前
記一対の支圧面の各々に当接するように形成された一対
の支圧面を有し、前記第1間柱の一対の支圧面と前記第
2間柱の一対の支圧面との当接により、前記平面内の曲
げモーメントを実質的に伝達することなく、前記平面内
のせん断力を伝達する。この場合、前記第1間柱の他方
の端部は、前記第2間柱の他方の端部に向かって突出し
た一対のプレート部材または1つのプレート部材を有
し、前記第2間柱の他方の端部は、前記第1間柱の他方
の端部に向かって突出した1つのプレート部材または一
対のプレート部材を有し、前記一対のプレート部材は、
その互いに対向する一対の端面が前記1つのプレート部
材の一対の端面と当接するように取り付けられているこ
とが好ましい。さらにこの場合、前記一対のプレート部
材または1つのプレート部材と前記第2間柱の他方の端
部との間、および前記1つのプレート部材または一対の
プレート部材と前記第1間柱の他方の端部との間には、
所定の間隔が確保されていることが好ましい。
態様によれば、前記履歴減衰部材は、曲げ降伏に先行し
てせん断降伏が早期に起こるように設計されている。こ
の場合、 前記履歴減衰部材を構成する部分のうち、主
として曲げモーメントを負担する部分は一般の建築用鋼
材から形成され、主としてせん断力を負担する部分は一
般の建築用鋼材よりも実質的に降伏点の低い鋼材から形
成されていることが好ましい。さらにこの場合、前記履
歴減衰部材は、1つのウェブ部分と一対のフランジ部分
とを備えた全体的にH形の断面を有し、前記ウェブ部分
は、前記平面に沿って配置され、且つ前記降伏点の低い
鋼材から形成されていることが好ましい。
を構成する間柱の一端と一方の梁部材とが剛接合され、
その他端と他方の梁部材とがピン接合されている。換言
すると、第1発明では、間柱の柱頭または柱脚がピン接
合されている。ただし、本明細書において、「ピン接
合」とは、一対の梁部材を含む平面内の曲げモーメント
を実質的に伝達することなく、この平面内における水平
せん断力を伝達するように構成された接合を意味してい
る。
間柱が一方の梁部材に剛接合された第1間柱と他方の梁
部材に剛接合された第2間柱とから構成され、第1間柱
と第2間柱とがピン接合されている。なお、第1発明お
よび第2発明において、制振装置を構成する間柱の少な
くとも一部が、構造物に入力された振動エネルギを履歴
エネルギとして吸収するための履歴減衰部材から構成さ
れている。すなわち、第2発明では、第1間柱および第
2間柱の少なくとも一部が、履歴減衰部材から構成され
ている。
振装置が負担する曲げモーメントを模式的に示す図であ
る。また、図2は、第1発明にしたがう柱頭ピン接合間
柱タイプの制振装置が負担する曲げモーメントを模式的
に示す図である。さらに、図3は、第1発明にしたがう
柱脚ピン接合間柱タイプの制振装置が負担する曲げモー
メントを模式的に示す図である。また、図4は、第2発
明にしたがう中間ピン接合間柱タイプの制振装置が負担
する曲げモーメントを模式的に示す図である。なお、図
1〜図4では、各層の間柱が負担するせん断力が例示的
に一定となるように設定している。
振装置では間柱の柱頭および柱脚がともに剛接合されて
いるので、各間柱に発生する曲げモーメントはキャンチ
レバーとしての全体曲げモーメントの影響を受け、下層
に配置された間柱では非常に大きな曲げモーメントを負
担することがわかる。これに対して、図2および図3に
示すように、第1発明にしたがう制振装置では、間柱の
柱頭または柱脚がピン接合されているので、各間柱に発
生する曲げモーメントはほぼ同じとなり、下層に配置さ
れた間柱では図1に示す従来技術よりもかなり小さい曲
げモーメントしか負担しないことがわかる。
がう制振装置では、間柱の中間部がピン接合されている
ので、各間柱に発生する曲げモーメントは第1発明の場
合よりもさらに小さく(たとえば半分)なることがわか
る。以上のように、本発明の制振装置では、負担する曲
げモーメントの大きさを良好に抑えつつ、大きなせん断
力を負担することができる。その結果、本発明の制振装
置が組み込まれた構造物では、たとえば地震により入力
された振動エネルギを高い制振効率で履歴エネルギとし
て吸収し、構造物の揺れを良好に抑えつつ、振動エネル
ギを早期に減衰させ、柱あるいは大梁などの主架構を健
全なまま残すことができる。
明する。図5は、本発明の第1実施例にかかる複数の制
振装置が組み込まれた構造物全体をモデル化して示す図
である。また、図6は、第1実施例にかかる制振装置が
組み込まれた1つの典型的な柱梁架構部を拡大して示す
図である。さらに、図7は、第1実施例にかかる制振装
置の構成を概略的に示す拡大図である。なお、第1実施
例では、柱頭ピン接合間柱タイプの制振装置に本発明を
適用している。
は、図5および図6に示すように、複数の柱部材2と複
数の梁部材3とから構成された鉄骨ラーメン構造物にお
いて、鉛直方向に沿った一連の柱梁架構部に組みこまれ
ている。すなわち、各制振装置は、図6を参照すると、
上階の梁部材3aと下階の梁部材3bとの間に取り付け
られた間柱の形態をしている。なお、間柱1が取り合う
各梁部材は、一対の斜め補強部材4aおよび4bと支柱
部材5とによって補強されているが、これら一対の斜め
補強部材4および支柱部材5によって補強された梁部材
全体(3〜5)が1つの梁部材を構成しているものと考
えることができる。
上階の梁部材3a(厳密には梁部材3aの支柱部材5)
に対してピン接合され、その柱脚は下階の梁部材3bに
対して剛接合されている。すなわち、ウェブ部分はボル
トとプレートとを用いて、フランジ部分は現場溶接によ
り(あるいはボルトとプレートとを用いて)、剛接合さ
れている。さらに、図7を参照すると、間柱1は、一対
のフランジ部分11aおよび11bと1つのウェブ部分
12とから構成され、全体的にH形の断面を有する。そ
して、フランジ部分11aおよび11bは一般の建築用
鋼材から形成され、ウェブ部分12は一般の建築用鋼材
よりもかなり低い降伏点を有する鋼材、すなわち極低降
伏点鋼から形成されている。
側において鉛直方向に沿って間隔を隔てて配置された複
数の補剛部材12aと、紙面の裏側において水平方向に
沿って間隔を隔てて配置された複数の補剛部材12bと
によって補剛されている。したがって、たとえば地震に
際して間柱1に面内曲げモーメントと面内水平せん断力
とが作用すると、ウェブ部分12のせん断降伏がフラン
ジ部分11の曲げ降伏に先行するが、ウェブ部分12は
実質的にせん断座屈することなく安定的な塑性変形によ
り、入力された振動エネルギを履歴エネルギとして消費
(吸収)する。
構成する間柱1の全体が履歴減衰部材として構成され、
その柱頭が梁部材に対してピン接合されている。なお、
上述したように、本発明におけるピン接合とは、面内曲
げモーメントを実質的に伝達することなく、せん断力を
伝達するような接合である。本発明で要求されるピン接
合の性能の特徴は、次のとおりである。 伝達すべきせん断力が非常に大きい(たとえば数百
トン)。 伝達すべきせん断力の方向が面内水平方向の1つ
(ただし向きは双方)だけである。すなわち、他の2つ
の主軸方向(面内鉛直方向および面外水平方向)に沿っ
て伝達すべきせん断力がない。 ピンとしての所要の面内回転角が非常に小さい(た
とえば0.005ラジアン以下)。
ルタッチを利用したピン接合を提案している。図8は、
第1実施例におけるピン接合の構成を概略的に説明する
図であって、(a)はピン接合部分(図6のA部分)の
拡大図であり、(b)はその斜視図である。図8に示す
ように、上階の梁部材3aの支柱部材5には、制振装置
を構成する間柱1へ向かって突出したプレート部材21
が、工場溶接によって取り付けられている。一方、間柱
1の柱頭には梁部材3aへ向かって突出した一対のプレ
ート部材22および23が、現場溶接によって取り付け
られている。図8(b)に明瞭に示すように、各プレー
ト部材21〜23は、水平方向に延びるように配置さ
れ、その厚さ方向と鉛直方向とが一致している。
プレート部材21の一方の端面(支圧面)21aと間柱
1側に取り付けられた一方のプレート部材22の一方の
端面22aとがメタルタッチ(当接)するようにプレー
ト部材22の現場溶接が行われる。また、梁部材3a側
に取り付けられたプレート部材21の他方の端面21b
と間柱1側に取り付けられた他方のプレート部材23の
一方の端面23aとがメタルタッチするようにプレート
部材23の現場溶接が行われる。一対のプレート部材2
2および23の溶接は下向きとなるので、現場溶接の管
理は比較的容易である。なお、梁部材3a側に取り付け
られたプレート部材21と間柱1との間、および間柱1
側に取り付けられた一対のプレート部材22および23
と梁部材3aとの間には、所定の間隔(クリアランス)
が確保されている。こうして、本実施例のピン接合で
は、メタルタッチの形成と所定のクリアランスの確保と
により、面内曲げモーメントを実質的に伝達することな
く、面内水平方向のせん断力だけを伝達することができ
る。
を構成する間柱の柱頭が対向する梁部材に対してピン接
合されているので、負担する曲げモーメントの大きさを
良好に抑えつつ、大きなせん断力を負担することができ
る。その結果、本実施例の制振装置が組み込まれた構造
物では、たとえば地震により入力された振動エネルギを
高い制振効率で履歴エネルギとして吸収し、構造物の揺
れを良好に抑えつつ、振動エネルギを早期に減衰させ、
柱あるいは大梁などの主架構を健全なまま残すことがで
きる。
の制振装置が組み込まれた構造物全体をモデル化して示
す図である。図10は、第2実施例におけるピン接合の
構成を概略的に説明する図であって、(a)はピン接合
部分の拡大図であり、(b)はその斜視図である。第2
実施例は、第1実施例と類似している。しかしながら、
第1実施例では間柱の柱頭がピン接合されているの対
し、第2実施例では間柱の柱脚がピン接合されている点
が基本的に相違している。そこで、第2実施例では、第
1実施例と基本的に同様の構成を有するピン接合を採用
しているが、柱脚ピン接合に応じて所要の修正を加えて
いる。
制振装置を構成する間柱1へ向かって突出したプレート
部材31が、現場溶接によって取り付けられている。一
方、間柱1の柱脚には梁部材へ向かって突出した一対の
プレート部材32および33が、工場溶接によって取り
付けられている。この場合、プレート部材31の一方の
端面31aとプレート部材32の一方の端面32aとが
メタルタッチし、且つプレート部材31の他方の端面3
1bとプレート部材33の一方の端面33aとがメタル
タッチするように、プレート部材31の現場溶接が行わ
れる。プレート部材31の溶接は下向きとなるので、現
場溶接の管理は比較的容易である。
および一対のプレート部材32および33と梁部材との
間には、第1実施例と同様に、所定のクリアランスが確
保されている。こうして、第2実施例のピン接合におい
ても、面内曲げモーメントを実質的に伝達することな
く、面内水平方向のせん断力だけを伝達することができ
る。その結果、第2実施例の場合も、第1実施例と同様
に、負担する曲げモーメントの大きさを良好に抑えつ
つ、大きなせん断力を負担することができる。
も、様々な変形例が本発明の範囲内において可能であ
る。以下、図11〜図21を参照して、本発明の基本的
なバリエーションについて、網羅的に説明する。なお、
図11〜図21において、斜線部は履歴減衰部材を表し
ている(図5および図9においても同様)。また、図1
1〜図21において、丸印はピン接合を表している(図
2〜図4、図5および図9においても同様)。図11で
は、制振装置を構成する間柱1の全体が履歴減衰部材か
ら構成され、その柱頭がピン接合されている。第1実施
例に対応するタイプである。
全体が履歴減衰部材から構成され、その柱脚がピン接合
されている。第2実施例に対応するタイプである。図1
3では、制振装置を構成する間柱1が第1間柱1aと第
2間柱1bとから構成され、第1間柱1aと第2間柱1
bとがピン接合されている。また、第1間柱1aの全体
および第2間柱1bの全体がともに履歴減衰部材から構
成されている。
一部(上方部分)だけが履歴減衰部材から構成され、そ
の柱頭がピン接合されている。この場合、図15に示す
ように、下階の梁部材に対して一対の斜め補強部材4a
および4bを付設することもできる。図16では、制振
装置を構成する間柱1の一部(下方部分)だけが履歴減
衰部材から構成され、その柱脚がピン接合されている。
この場合、図17に示すように、上階の梁部材に対して
一対の斜め補強部材4aおよび4bを付設することもで
きる。
上方の第1間柱1aと下方の第2間柱1bとから構成さ
れ、第1間柱1aと第2間柱1bとがピン接合されてい
る。そして、下方の第2間柱1bの全体だけが履歴減衰
部材から構成されている。図19では、制振装置を構成
する間柱1が上方の第1間柱1aと下方の第2間柱1b
とから構成され、第1間柱1aと第2間柱1bとがピン
接合されている。そして、上方の第1間柱1aの全体だ
けが履歴減衰部材から構成されている。
上方の第1間柱1aと下方の第2間柱1bとから構成さ
れ、第1間柱1aと第2間柱1bとがピン接合されてい
る。そして、下方の第2間柱1bの一部(上方部分)だ
けが履歴減衰部材から構成されている。図21では、制
振装置を構成する間柱1が上方の第1間柱1aと下方の
第2間柱1bとから構成され、第1間柱1aと第2間柱
1bとがピン接合されている。そして、上方の第1間柱
1aの一部(下方部分)だけが履歴減衰部材から構成さ
れている。
構造物に本発明の制振装置を適用しているが、鉄骨以外
の適当な構造物やラーメン構造以外の他の適当な構造に
対しても本発明を適用することができる。また、上述の
各実施例では、せん断降伏先行型の制振装置に本発明を
適用しているが、たとえば曲げ降伏先行型の制振装置に
対しても本発明を適用することができる。さらに、上述
の各実施例および各変形例に限定されることなく、本発
明の範囲内においてさらに様々な変形例が可能であるこ
とはいうまでもない。
では、負担する曲げモーメントの大きさを良好に抑えつ
つ、大きなせん断力を負担することができる。その結
果、本発明の制振装置が組み込まれた構造物では、たと
えば地震により入力された振動エネルギを高い制振効率
で履歴エネルギとして吸収し、構造物の揺れを良好に抑
えつつ、振動エネルギを早期に減衰させ、柱あるいは大
梁などの主架構を健全なまま残すことができる。
する曲げモーメントを模式的に示す図である。
制振装置が負担する曲げモーメントを模式的に示す図で
ある。
制振装置が負担する曲げモーメントを模式的に示す図で
ある。
制振装置が負担する曲げモーメントを模式的に示す図で
ある。
組み込まれた構造物全体をモデル化して示す図である。
つの典型的な柱梁架構部を拡大して示す図である。
示す拡大図である。
説明する図であって、(a)はピン接合部分(図6のA
部分)の拡大図であり、(b)はその斜視図である。
組み込まれた構造物全体をモデル化して示す図である。
に説明する図であって、(a)はピン接合部分の拡大図
であり、(b)はその斜視図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
網羅的に説明する図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 対向する一対の梁部材の間に取り付けら
れた間柱の形態を有する制振装置であって、 前記間柱の少なくとも一部は、構造物に入力された振動
エネルギを履歴エネルギとして吸収するための履歴減衰
部材から構成され、 前記間柱の一方の端部と前記一対の梁部材のうちの一方
の梁部材とは、前記一対の梁部材を含む平面内の曲げモ
ーメントを伝達するように接合され、 前記間柱の他方の端部と前記一対の梁部材のうちの他方
の梁部材とは、前記平面内の曲げモーメントを実質的に
伝達しないように接合されていることを特徴とする制振
装置。 - 【請求項2】 前記間柱の他方の端部は、水平方向に沿
って間隔を隔てた一対の支圧面を有し、 前記他方の梁部材は、前記一対の支圧面の各々に当接す
るように形成された一対の支圧面を有し、 前記間柱の一対の支圧面と前記他方の梁部材の一対の支
圧面との当接により、前記平面内の曲げモーメントを実
質的に伝達することなく、前記平面内のせん断力を伝達
することを特徴とする請求項1に記載の制振装置。 - 【請求項3】 前記間柱の他方の端部は、前記他方の梁
部材に向かって突出した一対のプレート部材または1つ
のプレート部材を有し、 前記他方の梁部材は、前記間柱の他方の端部に向かって
突出した1つのプレート部材または一対のプレート部材
を有し、 前記一対のプレート部材は、その互いに対向する一対の
端面が前記1つのプレート部材の一対の端面と当接する
ように取り付けられていることを特徴とする請求項2に
記載の制振装置。 - 【請求項4】 前記一対のプレート部材または1つのプ
レート部材と前記他方の梁部材との間、および前記1つ
のプレート部材または一対のプレート部材と前記制振装
置の他方の端部との間には、所定の間隔が確保されてい
ることを特徴とする請求項3に記載の制振装置。 - 【請求項5】 対向する一対の梁部材の間に取り付けら
れた間柱の形態を有する制振装置であって、 前記間柱は、前記一対の梁部材のうちの一方の梁部材に
対して一方の端部が剛接合された第1間柱と、前記一対
の梁部材のうちの他方の梁部材に対して一方の端部が剛
接合された第2間柱とを有し、 前記第1間柱の他方の端部と前記第2間柱の他方の端部
とは、前記一対の梁部材を含む平面内の曲げモーメント
を実質的に伝達しないように接合され、 前記第1間柱および前記第2間柱の少なくとも一部は、
構造物に入力された振動エネルギを履歴エネルギとして
吸収するための履歴減衰部材から構成されていることを
特徴とする制振装置。 - 【請求項6】 前記第1間柱の他方の端部は、水平方向
に沿って間隔を隔てた一対の支圧面を有し、 前記第2間柱の他方の端部は、前記一対の支圧面の各々
に当接するように形成された一対の支圧面を有し、 前記第1間柱の一対の支圧面と前記第2間柱の一対の支
圧面との当接により、前記平面内の曲げモーメントを実
質的に伝達することなく、前記平面内のせん断力を伝達
することを特徴とする請求項5に記載の制振装置。 - 【請求項7】 前記第1間柱の他方の端部は、前記第2
間柱の他方の端部に向かって突出した一対のプレート部
材または1つのプレート部材を有し、 前記第2間柱の他方の端部は、前記第1間柱の他方の端
部に向かって突出した1つのプレート部材または一対の
プレート部材を有し、 前記一対のプレート部材は、その互いに対向する一対の
端面が前記1つのプレート部材の一対の端面と当接する
ように取り付けられていることを特徴とする請求項6に
記載の制振装置。 - 【請求項8】 前記一対のプレート部材または1つのプ
レート部材と前記第2間柱の他方の端部との間、および
前記1つのプレート部材または一対のプレート部材と前
記第1間柱の他方の端部との間には、所定の間隔が確保
されていることを特徴とする請求項7に記載の制振装
置。 - 【請求項9】 前記履歴減衰部材は、曲げ降伏に先行し
てせん断降伏が早期に起こるように設計されていること
を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制
振装置。 - 【請求項10】 前記履歴減衰部材を構成する部分のう
ち、主として曲げモーメントを負担する部分は一般の建
築用鋼材から形成され、主としてせん断力を負担する部
分は一般の建築用鋼材よりも実質的に降伏点の低い鋼材
から形成されていることを特徴とする請求項9に記載の
制振装置。 - 【請求項11】 前記履歴減衰部材は、1つのウェブ部
分と一対のフランジ部分とを備えた全体的にH形の断面
を有し、 前記ウェブ部分は、前記平面に沿って配置され、且つ前
記降伏点の低い鋼材から形成されていることを特徴とす
る請求項10に記載の制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24424699A JP4187230B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 間柱タイプの制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24424699A JP4187230B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 間柱タイプの制振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001065189A true JP2001065189A (ja) | 2001-03-13 |
| JP4187230B2 JP4187230B2 (ja) | 2008-11-26 |
Family
ID=17115913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24424699A Expired - Lifetime JP4187230B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 間柱タイプの制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4187230B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002295053A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-09 | Nippon Steel Corp | 制振間柱とその構築方法 |
| JP2010112077A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Fujita Corp | 構造物の制振装置 |
| JP2013133602A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Yahagi Construction Co Ltd | 制震装置 |
| JP2016217131A (ja) * | 2016-07-22 | 2016-12-22 | 矢作建設工業株式会社 | 制震装置 |
| JP2017115427A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 大成建設株式会社 | 制震間柱構造 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24424699A patent/JP4187230B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002295053A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-09 | Nippon Steel Corp | 制振間柱とその構築方法 |
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| JP2013133602A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Yahagi Construction Co Ltd | 制震装置 |
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| JP2016217131A (ja) * | 2016-07-22 | 2016-12-22 | 矢作建設工業株式会社 | 制震装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4187230B2 (ja) | 2008-11-26 |
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