JP2001063211A - ビスピリジニウム化合物を含有する光情報記録媒体 - Google Patents
ビスピリジニウム化合物を含有する光情報記録媒体Info
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Abstract
記録媒体を提供する。 【解決手段】 基体上に、波長550nm以下のレーザ
ー光を照射することにより情報の記録が可能な記録層が
設けられてなる情報記録媒体において、該記録層が、下
記一般式(I−1)で表されるビスピリジニウム化合物
を含む情報記録媒体。 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は各々独立に置換基をを表し、R
3 及びR4 は各々アルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、アラルキル基、アリ−ル基または複素環基を表
し、R1 とR2 、R1 とR3 、R2 とR4 またはR3 と
R4 は各々互いに連結して環を形成してもよく、rおよ
びsは各々0〜4の整数を表し、そしてrとsが2以上
の場合には、複数のR1 及びR2 は各々互いに同じであ
っても異なっていてもよい。Xp-は陰イオンを表し、p
は1以上の整数を表し、qは電荷を均衡させるために必
要な数を表す。〕
Description
のレーザ光を用いて情報の書き込みが可能な情報記録媒
体特に情報記録媒体の製造に有利に用いることが出来る
化合物に関するものである。
報の記録が可能な情報記録媒体(光ディスク)が知られ
ている。該情報記録媒体は、追記型CD(所謂CD−
R)とも称され、従来のCDの作製に比べて少量のCD
を手頃な価格でしかも迅速に提供できる利点を有してお
り、最近のパーソナルコンピュータの普及に伴ってその
需要も増大している。CD−R型の情報記録媒体の代表
的な構造は、透明な円盤状基板上に有機色素からなる記
録層、金などの金属からなる反射層、更に樹脂製の保護
層をこの順に積層したものである。そして光ディスクへ
の情報の記録は、近赤外域のレーザ光(通常780nm
付近の波長のレーザ光)を照射して記録層を局所的に発
熱変形させることにより行われる。一方情報の読み取り
(再生)は通常、記録用のレーザ光と同じ波長のレーザ
光を照射して、記録層が発熱変形された部位(記録部
分)と変形されない部位(未記録部分)との反射率の違
いを検出することにより行われている。
求められている。記録密度を高めるには、照射されるレ
ーザの光径を小さく絞ることが有効であり、また波長が
短いレーザ光ほど小さく絞ることができるため、高密度
化に有利であることが理論的に知られている。そのた
め、従来から用いられている780nmより短波長のレ
ーザ光を用いて記録再生を行うための光ディスクの開発
が進めらいる。
は、オキソノール色素からなる記録層が基板上に設けら
れたCD−R型の情報記録媒体が開示されている。この
色素化合物を用いることにより、長期間にわたり安定し
た記録再生特性を維持し得るとされている。そしてここ
には、分子内に塩の形でアンモニウムが導入されたオキ
ソノール色素化合物が記載されている。
討を重ねた結果、記録層用化合物としてビスピリジニウ
ム化合物を使用すれば、CD−Rに使用されている78
0nmより遙かに短波長のレ−ザ−光(例えば、波長5
50nm以下のレ−ザ−光)によっても問題なく記録ピ
ットが形成され、実用的に充分な反射率を得ることが出
来ることを見出した。従って、本発明の主な目的は、波
長550nm以下のレ−ザ−光を照射することにより情
報の記録および再生を好適に行なうことが出来る情報記
録媒体および該情報記録媒体を用いる情報の記録方法を
提供することである。
に一般式(I−1)で表されるビスピリジニウム化合物
を用いることにより、波長550nm以下のレーザー光
に対して優れた記録再生特性を有する情報記録媒体が見
出された。前記の課題は下記の(1)〜(3)により解
決された。 (1) 基体上に、波長550nm以下のレーザー光を
照射することにより情報の記録が可能な記録層が設けら
れてなる情報記録媒体において、該記録層が、下記一般
式(I−1)で表されるビスピリジニウム化合物を含む
ことを特徴とする情報記録媒体。
をを表し、R3 及びR4 は各々独立にアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、アラルキル基、アリ−ル基ま
たは複素環基を表し、R1 とR2 、R1 とR3 、R2 と
R4 またはR3 とR4 は各々互いに連結して環を形成し
てもよく、rおよびsは各々独立に0〜4の整数を表
し、そしてrとsが2以上の場合には、複数のR1 及び
R2 は各々互いに同じであっても異なっていてもよい。
Xp-は陰イオンを表し、pは1以上の整数を表し、qは
電荷を均衡させるために必要な数を表す。〕 (2) 記録層上に反射層が設けられていることを特徴
とする(1)に記載の情報記録媒体。 (3) レーザー光の波長が390〜450nmである
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の情報記録
媒体。
が下記一般式(I−1)で表されるビスピリジニウム化
合物を含むことを特徴とする。
ビスピリジニウム成分であるカチオン性を示す成分(以
下単に、カチオン部と称す)とアニオン性を示す成分
(以下単に、アニオン部と称す)からなる。まず、カチ
オン部について詳述する。
を表し、R3 及びR4 は、各々独立にアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、アラルキル基、アリール基ま
たは複素環基を表し、R1 とR2 、R1 とR3 、R2 と
R4 又はR3 とR4 は各々互いに連結して環を形成して
もよく、r及びsは、各々独立に0〜4の整数を表し、
そしてrとsが2以上の場合には、複数のR1 及びR2
は各々互いに同じであっても異なっていてもよい。
は、炭素数1〜18の置換もしくは無置換のアルキル基
が好ましく、より好ましくは炭素数1〜8の置換もしく
は無置換のアルキル基である。これらは、直鎖状、分岐
鎖状、あるいは環状であってもよい。これらの例として
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ヘキシル、ネ
オペンチル、シクロヘキシル、アダマンチル及びシクロ
プロピル等が挙げられる。
ものを挙げることができる。炭素数2〜18(好ましく
は炭素数2〜8)の置換もしくは無置換のアルケニル基
(例、ビニル);炭素数2〜18(好ましくは炭素数2
〜8)の置換もしくは無置換のアルキニル基(例、エチ
ニル);炭素数6〜10の置換もしくは無置換のアリー
ル基(例、フェニル、ナフチル);ハロゲン原子(例、
F、Cl、Br等);炭素数1〜18(好ましくは炭素
数1〜8)の置換もしくは無置換のアルコキシ基(例、
メトキシ、エトキシ);炭素数6〜10の置換もしくは
無置換のアリールオキシ基(例、フェノキシ、p−メト
キシフェノキシ);炭素数1〜18(好ましくは炭素数
1〜8)の置換もしくは無置換のアルキルチオ基(例、
メチルチオ、エチルチオ);炭素数6〜10の置換もし
くは無置換のアリールチオ基(例、フェニルチオ);
炭素数2〜18(好ましくは炭素数2〜8)の置換もし
くは無置換のアシル基(例、アセチル、プロピオニ
ル);
8)の置換もしくは無置換のアルキルスルホニル基また
はアリールスルホニル基(例、メタンスルホニル、p−
トルエンスルホニル);炭素数2〜18(好ましくは炭
素数2〜8)の置換もしくは無置換のアシルオキシ基
(例、アセトキシ、プロピオニルオキシ);炭素数2〜
18(好ましくは炭素数2〜8)の置換もしくは無置換
のアルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル);炭素数7〜11の置換もしくは
無置換のアリールオキシカルボニル基(例、ナフトキシ
カルボニル);無置換のアミノ基、もしくは炭素数1〜
18(好ましくは炭素数1〜8)の置換アミノ基(例、
メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、アニ
リノ、メトキシフェニルアミノ、クロロフェニルアミ
ノ、ピリジルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、n−
ブトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミ
ノ、メチルカルバモイルアミノ、エチルチオカルバモイ
ルアミノ、フェニルカルバモイルアミノ、アセチルアミ
ノ、エチルカルボニルアミノ、エチルチオカルバモイル
アミノ、シクロヘキシルカルボニルアミノ、ベンゾイル
アミノ、クロロアセチルアミノ、メチルスルホニルアミ
ノ);
8)の置換もしくは無置換のカルバモイル基(例、無置
換のカルバモイル、メチルカルバモイル、エチルカルバ
モイル、n−ブチルカルバモイル、t−ブチルカルバモ
イル、ジメチルカルバモイル、モルホリノカルバモイ
ル、ピロリジノカルバモイル);無置換のスルファモイ
ル基、もしくは炭素数1〜18(好ましくは炭素数1〜
8)の置換スルファモイル基(例、メチルスルファモイ
ル、フェニルスルファモイル);シアノ基;ニトロ基;
カルボキシ基;水酸基;ヘテロ環基(例、オキサゾール
環、ベンゾオキサゾール環、チアゾール環、ベンゾチア
ゾール環、イミダゾール環、ベンゾイミダゾール環、イ
ンドレニン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピペリジン
環、ピロリジン環、モルホリン環、スルホラン環、フラ
ン環、チオフェン環、ピラゾール環、ピロール環、クロ
マン環、クマリン環)。
基は、炭素数2〜18の置換もしくは無置換のアルケニ
ル基が好ましく、より好ましくは炭素数2〜8の置換も
しくは無置換のアルケニル基であり、例えば、ビニル、
アリル、1−プロペニル、1,3−ブタジエニル等が挙
げられる。アルケニル基の置換基としては、前記アルキ
ル基の置換基として挙げたものが好ましい。
基は、炭素数2〜18の置換もしくは無置換のアルキニ
ル基が好ましく、より好ましくは炭素数2〜8の置換も
しくは無置換のアルキニル基であり、例えば、エチニ
ル、2−プロピニル等が挙げられる。アルキニル基の置
換基は、前記アルキル基の置換基として挙げたものが好
ましい。
は、炭素数7〜18の置換もしくは無置換のアラルキル
基が好ましく、例えば、ベンジル、メチルベンジル等が
好ましい。アラルキル基の置換基は前記アルキル基の置
換基として挙げたものが挙げられる。
は、炭素数6〜18の置換もしくは無置換のアリール基
が好ましく、例えば、フェニル、ナフチル等が挙げられ
る。アリール基の置換基は前記アルキル基の置換基とし
て挙げたものが好ましい。またこれらの他に、アルキル
基(例えば、メチル、エチル等)も好ましい。
炭素原子、窒素原子、酸素原子、あるいは硫黄原子から
構成される5〜6員環の飽和又は不飽和の複素環であ
り、これらの例としては、オキサゾール環、ベンゾオキ
サゾール環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、イミ
ダゾール環、ベンゾイミダゾール環、インドレニン環、
ピリジン環、ピリミジン環、ピペリジン環、ピロリジン
環、モルホリン環、スルホラン環、フラン環、チオフェ
ン環、ピラゾール環、ピロール環、クロマン環、及びク
マリン環が挙げられる。複素環基は置換されていてもよ
く、その場合の置換基としては、前記アルキル基の置換
基として挙げたものが好ましい。
ルキル基の置換基として挙げたものと同義である。また
これらの他に、アルキル基(例えばメチル、エチル等)
も挙げることができる。本発明においては、R1 及びR
2 で表される置換基は、水素原子またはアルキル基であ
ることが好ましい。特に好ましくは、水素原子である。
部は、下記一般式(I−2)又は(I−3)で表される
ことが特に好ましい。
R1 及びR2 で表される置換基と同義であり、またそれ
ぞれについて、その好ましい範囲も同一である。R7 及
びR 8 は、それぞれ前述したR3 及びR4 で表される置
換基と同義であり、またそれぞれについて、その好まし
い範囲も同一である。r及びsは、各々独立に0〜4の
整数を表し、そしてrとsが2以上の場合には、複数の
R5 及びR6 は各々互いに同じであっても異なっていて
もよい。
R1 及びR2 で表される置換基と同義であり、またそれ
ぞれについて、その好ましい範囲も同一である。R9 と
R10は、それぞれ互いに連結して炭素環または複素環を
形成している場合も好ましく、特に好ましくは、R9 と
R10がそれぞれ結合しているピリジン環との縮合芳香環
である。r及びsは、各々独立に0〜4の整数を表し、
そしてrとsが2以上の場合には、複数のR9 及びR10
は各々互いに同じであっても異なっていてもよい。
で表されるアニオンは無機陰イオンあるいは有機陰イオ
ンのいずれであってもよく、例えば、ハロゲン陰イオン
(例えば、フッ素イオン、塩素イオン、臭素、沃素イオ
ンなど)、スルホネ−トイオン(例えば、メタンスルホ
ン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、メ
チル硫酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、p−
クロロベンゼンスルホン酸イオン、1、3−ベンゼンジ
スルホン酸イオン、1、5−ナフタレンジスルホン酸イ
オン、2、6−ナフタレンジスルホン酸イオンなど)、
硫酸イオン、チオシアン酸イオン、過塩素酸イオン、テ
トラフルオロホウ酸イオン、ピクリン酸イオン、酢酸イ
オン、リン酸イオン(例えば、ヘキサフルオロリン酸イ
オンなど)、またはオキソノ−ル色素などを挙げること
が出来る。
表し、qは電荷を均衡するために必要な数(0以上、好
ましくは0〜4)を表し、分子内で塩を形成する場合は
0である。一般式(I−1)で表されるビスピリジニウ
ム化合物は、任意の炭素原子上で2種が連結して、ビス
型構造を形成していてもよい。
ビスピリジニウム化合物は、2、2’−ビピリジルある
いは4、4' −ビピリジルを目的の置換基をもつハロゲ
ン化合物とのメンシュトキン反応(例えば、特開昭61
−148162号公報参照)あるいは、特開昭51−1
6675号公報、および特開平1−96171号公報に
記載の方法に準ずるアリ−ル化反応により容易に得るこ
とが出来る。
れるビスピリジニウム化合物は単独で用いても良いし、
または二種以上を併用しても良い。或いはまた本発明に
係るビスピリジニウム化合物とこれら以外の従来から情
報記録媒体用の色素化合物として知られている色素化合
物と併用しても良い。これらの例としては、オキソノ−
ル系色素、シアニン系色素、アゾ金属錯体、フタロシア
ニン系色素、ピリリウム系色素、チオピリリウム系色
素、アズレニウム系色素、スクワリリウム系色素、ナフ
トキノン系色素、トリフェニルメタン系色素、及びトリ
アリルメタン系色素等を挙げることが出来る。
されるビスピリジニウム化合物の具体的化合物例を以下
に記載する。
めに、種々の褪色防止剤を含有することが好ましい。褪
色防止剤としては、一般的に一重項酸素クエンチャーが
用いられる。一重項酸素クエンチャーとしては、既に公
知の特許明細書等の刊行物に記載のものを利用すること
ができる。その具体例としては、特開昭58−1756
93号、同59−81194号、同60−18387
号、同60−19586号、同60−19587号、同
60−35054号、同60−36190号、同60−
36191号、同60−44554号、同60−445
55号、同60−44389号、同60−44390
号、同60−54892号、同60−47069号、同
63−209995号、特開平4−25492号、特公
平1−38680号、及び同6−26028号等の各公
報、ドイツ特許350399号明細書、そして日本化学
学会誌1992年10月号第1141頁などに記載のも
のを挙げることができる。好ましい一重項酸素クエンチ
ャーの例としては、下記の一般式(II)で表される化合
物を挙げることができる。 一般式(II)
アルキル基を表わし、そしてQ- はアニオンを表わ
す。)
てもよい炭素数1〜8のアルキル基が一般的であり、無
置換の炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。アルキル
基の置換基としては、ハロゲン原子(例、F,Cl)、
アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ)、アルキルチ
オ基(例、メチルチオ、エチルチオ)、アシル基(例、
アセチル、プロピオニル)、アシルオキシ基(例、アセ
トキシ、プロピオニルオキシ)、ヒドロキシ基、アルコ
キシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル)、アルケニル基(例、ビニル)、アリール
基(例、フェニル、ナフチル)を挙げることができる。
これらの中で、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル
チオ基、アルコキシカルボニル基が好ましい。Q- のア
ニオンの例としては、ClO4-、AsF6-、BF4-、及
びSbF6-が好ましい。一般式(II)で表される化合物の
例を表1に記載する。
クピッチのプレグルーブが形成された円盤状基板上に記
録層、光反射層および保護層をこの順に有する構成、あ
るいは該基板上に光反射層、記録層および保護層をこの
順に有する構成であることが好ましい。また、一定のト
ラックピッチのプレグルーブが形成された透明な円盤状
基板上に記録層及び光反射層が設けられてなる二枚の積
層体が、それぞれの記録層が内側となるように接合され
た構成も好ましい。
密度を達成するためにCD−RやDVD−Rに比べて、
より狭いトラックピッチのプレグループが形成された基
板を用いることが可能である。本発明の光情報記録媒体
の場合、該トラックピッチは0.3〜0.8μmが好ま
しく、更に0.4〜0.6μmが好ましい。
に述べるような方法により製造することができる。光情
報記録媒体の基板は、従来の光情報記録媒体の基板とし
て用いられている各種の材料から任意に選択することが
できる。基板材料としては、例えばガラス、ポリカーボ
ネート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系
樹脂、エポキシ樹脂、アモルファスポリオレフィンおよ
びポリエステルなどを挙げることができ、所望によりそ
れらを併用してもよい。なお、これらの材料はフィルム
状としてまたは剛性のある基板として使うことができ
る。上記材料の中では、耐湿性、寸法安定性および価格
などの点からポリカーボネートが好ましい。
面性の改善、接着力の向上および記録層の防止の目的
で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材料としては
例えば、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸・メタ
クリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重合
体、ポリビニルアルコール、N−メチロールアクリルア
ミド、スチレン・ビニルトルエン共重合体、クロルスル
ホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミ
ド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
カーボネート等の高分子物質;およびシランカップリン
グ剤などの表面改質剤を挙げることができる。下塗層
は、上記物質を適当な溶剤に溶解または分散して塗布液
を調製したのち、この塗布液をスピンコート、ディップ
コート、エクストルージョンコートなどの塗布法により
基板表面に塗布することにより形成することができる。
下塗層の層厚は一般に0.005〜20μmの範囲にあ
り、好ましくは0.01〜10μmの範囲である。
合物さらに所望により色素、クエンチャー、結合剤など
を溶剤に溶解して塗布液を調製し、次いでこの塗布液を
基板表面に塗布して塗膜を形成したのち乾燥することに
より行うことができる。ビスピリジニウム化合物含有層
塗布液の溶剤としては、酢酸ブチル、セロソルブアセテ
ートなどのエステル;メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、メチルイソブチルケトンなどのケトン;ジクロ
ルメタン、1、2−ジクロルエタン、クロロホルムなど
の塩素化炭化水素;ジメチルホルムアミドなどのアミ
ド;シクロヘキサンなどの炭化水素;テトラヒドロフラ
ン、エチルエーテル、ジオキサンなどのエーテル;エタ
ノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブ
タノールジアセトンアルコールなどのアルコール;2,
2,3,3−テトラフロロプロパノールなどのフッ素系
溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルなどのグリコールエーテル類など
を挙げることができる。上記溶剤は使用するビスピリジ
ニウム化合物等の溶解性を考慮して単独または二種以上
併用して適宜用いることができる。塗布液中にはさらに
酸化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、潤滑剤など各種の添
加剤を目的に応じて添加してもよい。
は、たとえばゼラチン、セルロース誘導体、デキストラ
ン、ロジン、ゴムなどの天然有機高分子物質;およびポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイソ
ブチレン等の炭化水素系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・ポリ酢酸ビニル共重合
体等のビニル系樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリビニルアルコー
ル、塩素化ポリエチレン、エポキシ樹脂、ブチラール樹
脂、ゴム誘導体、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂等
の熱硬化性樹脂の初期縮合物などの合成有機高分子を挙
げることができる。記録層の材料として結合剤を併用す
る場合に、結合剤の使用量は、一般にビスピリジニウム
化合物に対して0.01倍量〜50倍量(重量比)の範
囲にあり、好ましくは0.1倍量〜5倍量(重量比)の
範囲にある。このようにして調製される塗布液の濃度
は、一般に0.01〜10重量%の範囲にあり、好まし
くは0.1〜5重量%の範囲にある。
ート法、ディップ法、ロールコート法、ブレードコート
法、ドクターロール法、スクリーン印刷法などを挙げる
ことができる。記録層は単層でも重層でもよい。記録層
の層厚は一般に20〜500nmの範囲にあり、好まし
くは50〜300nmの範囲にある。
射率の向上の目的で光反射層を設けることが好ましい。
光反射層の材料である光反射性物質はレーザーに対する
反射率が高い物質であり、その例としては、Mg、S
e、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、M
o、W、Mn、Re、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、
Pd、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、A
l、Ga、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、S
n、Biなどの金属及び半金属あるいはステンレス鋼を
挙げることができる。これらのうちで好ましいものは、
Cr、Ni、Pt、Cu、Ag、Au、Alおよびステ
ンレス鋼であり、更に好ましくはAg、Auであり、特
にAgが好ましい。これらの物質は単独で用いてもよい
し、あるいは二種以上の組合せで、または合金として用
いてもよい。光反射層は、たとえば上記光反射性物質を
蒸着、スパッタリングまたはイオンプレーティングする
ことにより記録層の上に形成することができる。光反射
層の層厚は、一般的には10〜300nmの範囲にあ
り、50〜200nmの範囲が好ましい。
よび化学的に保護する目的で保護層を設けるのが好まし
い。なお、DVD−R型の光情報記録媒体の製造の場合
と同様の形態、すなわち2枚の基板を記録層を内側にし
て張り合わせる構成をとる場合は、必ずしも保護層の付
設は必要ではない。保護層に用いられる材料の例として
は、SiO、SiO2 、MgF2 、SnO2 、Si3 N
4 等の無機物質、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬
化性樹脂等の有機物質を挙げることができる。保護層
は、例えばプラスチックの押出加工で得られたフィルム
を接着剤を介して反射層上にラミネートすることにより
形成することができる。あるいは真空蒸着、スパッタリ
ング、塗布等の方法により設けられてもよい。また、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の場合には、これらを適当な
溶剤に溶解して塗布液を調製したのち、この塗布液を塗
布し、乾燥することによっても形成することができる。
UV硬化性樹脂の場合には、そのままもしくは適当な溶
剤に溶解して塗布液を調製したのちこの塗布液を塗布
し、UV光を照射して硬化させることによっても形成す
ることができる。これらの塗布液中には、更に帯電防止
剤、酸化防止剤、UV吸収剤等の各種添加剤を目的に応
じて添加してもよい。保護層の層厚は一般には0.1〜
100μmの範囲にある。以上の工程により、基板上
に、記録層、光反射層そして保護層が設けられた積層体
を製造することができる。
録媒体を用いて、例えば、次のように行れる。まず光情
報記録媒体を定線速度(CDフォーマットの場合は1.
2〜14m/秒)または定角速度にて回転させながら、
基板側あるいは保護層側から半導体レーザーなどの記録
用の光を照射する。この光の照射により、記録層と反射
層との界面に空洞を形成(空洞の形成は、記録層または
反射層の変形、あるいは両層の変形を伴って形成され
る)するか、基板が肉盛り変形する、あるいは記録層に
変色、会合状態の変化等により屈折率が変化することに
より情報が記録されると考えられる。本発明において
は、記録光として390〜550nmの範囲の発振波長
を有する半導体レーザーが用いられる。好ましい光源と
しては390〜415nmの範囲の発振波長を有する青
紫色半導体レーザー、中心発信波長515nmの青緑色
半導体レーザー、中心発信波長850nmの赤外半導体
レーザーを光導波路素子を使って半分の波長にした中心
発信発振波長425nmの青紫色SHGレーザーをであ
り、中でも記録密度の点で青紫色半導体またはSHGレ
ーザーが特に好ましい。上記のように記録された情報の
再生は、光情報記録媒体を上記と同一の定線速度で回転
させながら半導体レーザーを基板側あるいは保護層側か
ら照射して、その反射光を検出することにより行うこと
ができる。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
3,3−テトラフルオロプロパノールに溶解し、記録層
形成用塗布液(濃度:1重量%)を得た。この塗布液を
表面にスパイラルプレグルーブ(トラックピッチ:0.
6μm、グルーブ幅:0.3μm、グルーブの深さ:
0.15μm)が射出成形により形成されたポリカーボ
ネート基板(直径:120mm、厚さ:0.6mm)の
そのプレグルーブ側の表面にスピンコートし、記録層
(厚さ(プレグルーブ内):約120nm)を形成し
た。次に、記録層上に銀をスパッタして厚さ約100n
mの光反射層を形成した。更に、光反射層上にUV硬化
性樹脂(SD318、大日本インキ化学工業社製)を塗
布し、紫外線を照射して層厚7μmの保護層を形成し
た。以上の工程により本発明に従う光情報記録媒体1〜
10を得た。また、本発明の化合物の代わりに比較のた
めの化合物A、B、CおよびD(化合物重量は本発明試
料の場合と同等)を用いた他は上記と全く同様にして比
較用の光情報記録媒体C−1〜4を得た。
記録媒体に線速度3.5m/sで14T−EFM信号を
波長408nmの青紫色半導体レーザーで記録した後、
記録特性を測定した。記録および記録特性評価はパルス
テック社製DDU1000を用いた。各試料の記録層に
用いた化合物および得られた評価結果を表2に示す。
に示す。
有する記録層からなる記録媒体1〜10は、比較例C−
1〜4に比べて高い感度、高い反射率および高い変調度
を示しており、従って大きな信号強度を高感度で得るこ
とができることがわかる。
ることにより、高反射率、高感度、高変調度を有する光
情報記録媒体を得ることができる。特にCD−RやDV
D−Rの場合よりも短波長のレーザーを用いて上記効果
が得られることから、より高密度の情報記録媒体および
記録再生法を提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 基体上に、波長550nm以下のレーザ
ー光を照射することにより情報の記録が可能な記録層が
設けられてなる情報記録媒体において、該記録層が、下
記一般式(I−1)で表されるビスピリジニウム化合物
を含むことを特徴とする情報記録媒体。 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は各々独立に置換基をを表し、R
3 及びR4 は各々独立にアルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、アラルキル基、アリ−ル基または複素環基
を表し、R1 とR2 、R1 とR3 、R2 とR4 またはR
3 とR4 は各々互いに連結して環を形成してもよく、r
およびsは各々独立に0〜4の整数を表し、そしてrと
sが2以上の場合には、複数のR1 及びR2 は各々互い
に同じであっても異なっていてもよい。Xp-は陰イオン
を表し、pは1以上の整数を表し、qは電荷を均衡させ
るために必要な数を表す。〕 - 【請求項2】 記録層上に反射層が設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。 - 【請求項3】 レーザー光の波長が390〜450nm
であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報
記録媒体。
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|---|---|---|---|
| JP23882599A JP4242976B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ビスピリジニウム化合物を含有する光情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP23882599A JP4242976B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ビスピリジニウム化合物を含有する光情報記録媒体 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001063211A true JP2001063211A (ja) | 2001-03-13 |
| JP4242976B2 JP4242976B2 (ja) | 2009-03-25 |
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ID=17035839
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| JP23882599A Expired - Fee Related JP4242976B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ビスピリジニウム化合物を含有する光情報記録媒体 |
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|---|---|
| JP (1) | JP4242976B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007007954A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Fujifilm Holdings Corp | 光情報記録媒体および情報記録方法 |
| EP1930339A2 (en) | 2001-10-22 | 2008-06-11 | Mitsui Chemicals, Inc. | Imide compound |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP23882599A patent/JP4242976B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2007007954A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Fujifilm Holdings Corp | 光情報記録媒体および情報記録方法 |
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