JP2001053753A - Ａｔｍネットワークにおける現用／予備回線の切替え方法及びこれを使用するａｔｍ交換機 - Google Patents
Ａｔｍネットワークにおける現用／予備回線の切替え方法及びこれを使用するａｔｍ交換機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】上記欠点を補う物理レーヤーＡＰＳを簡単な手
段によって効率的に実現するＡＴＭネットワークにおけ
る現用／予備回線の切替え方法及び装置を提供する。 【解決手段】ATMネットワークにおける現用／予備回線
の切替え方法及び装置は、送出されるセルに現に現用と
して使用されているコネクションであるか否かの指定を
行ない、コネクション単位でセルをコピーし、このコピ
ーされる前記セルを現用回線及び予備回線に同時に送出
し、現に現用として使用されているコネクションである
か否かの指定に基づき、入力するセルの選択を行なう。
段によって効率的に実現するＡＴＭネットワークにおけ
る現用／予備回線の切替え方法及び装置を提供する。 【解決手段】ATMネットワークにおける現用／予備回線
の切替え方法及び装置は、送出されるセルに現に現用と
して使用されているコネクションであるか否かの指定を
行ない、コネクション単位でセルをコピーし、このコピ
ーされる前記セルを現用回線及び予備回線に同時に送出
し、現に現用として使用されているコネクションである
か否かの指定に基づき、入力するセルの選択を行なう。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＡＴＭネットワー
クにおける現用／予備回線の切替えをＡＴＭ交換機にお
いて実現する方法及び装置に関する。
クにおける現用／予備回線の切替えをＡＴＭ交換機にお
いて実現する方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来技術】ＡＴＭネットワークにおいて現用回線に対
して予備回線を設けて障害等に対する回線の信頼性を高
める手段としてこれまで以下の方法がある。 （１）ＳＤＨ／ＳＯＮＥＴ等で定義されている物理レー
ヤーのＡＰＳ(AutomaticProtection Switching：自動プ
ロテクション・スイッチング、以降適宜物理レーヤーＡ
ＰＳという)を用いる方法である。 （２）シグナリング等を用いてパスの張り替えを行う方
法である。そして、上記の方法は、それぞれ以下の様な
特徴と欠点を有する。
して予備回線を設けて障害等に対する回線の信頼性を高
める手段としてこれまで以下の方法がある。 （１）ＳＤＨ／ＳＯＮＥＴ等で定義されている物理レー
ヤーのＡＰＳ(AutomaticProtection Switching：自動プ
ロテクション・スイッチング、以降適宜物理レーヤーＡ
ＰＳという)を用いる方法である。 （２）シグナリング等を用いてパスの張り替えを行う方
法である。そして、上記の方法は、それぞれ以下の様な
特徴と欠点を有する。
【０００３】すなわち、（１）の方法では物理レーヤー
のＡＰＳは予備回線として常時、物理回線の帯域に相当
する帯域を確保するためネットワークの効率的な使用を
阻害する。一方、（２）の方法ではシグナリングによる
パスの張り替えはノード間のシグナリングの送受の他、
空きルートの探査やパスの張り替えに必要な一連のソフ
トウェアによる処理手順を踏むため、時間がかかり切替
えに伴うサービス中断が長くなる。
のＡＰＳは予備回線として常時、物理回線の帯域に相当
する帯域を確保するためネットワークの効率的な使用を
阻害する。一方、（２）の方法ではシグナリングによる
パスの張り替えはノード間のシグナリングの送受の他、
空きルートの探査やパスの張り替えに必要な一連のソフ
トウェアによる処理手順を踏むため、時間がかかり切替
えに伴うサービス中断が長くなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、上記欠点を補う物理レーヤーＡＰＳを簡単な手
段によって効率的に実現するＡＴＭネットワークにおけ
る現用／予備回線の切替え方法及び装置を提供すること
にある。
目的は、上記欠点を補う物理レーヤーＡＰＳを簡単な手
段によって効率的に実現するＡＴＭネットワークにおけ
る現用／予備回線の切替え方法及び装置を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の課題を解
決するＡＴＭネットワークにおける現用／予備回線の切
替え方法及び装置は、送出されるセルに回線切り替え対
象コネクションであるか否かの指定を行ない、コネクシ
ョン単位でセルをコピーし、このコピーされる前記セル
を現用回線及び予備回線に同時に送出し、現に現用とし
て使用されているコネクションであるか否かの指定に基
づき、入力するセルの選択を行なうことを特徴とする。
決するＡＴＭネットワークにおける現用／予備回線の切
替え方法及び装置は、送出されるセルに回線切り替え対
象コネクションであるか否かの指定を行ない、コネクシ
ョン単位でセルをコピーし、このコピーされる前記セル
を現用回線及び予備回線に同時に送出し、現に現用とし
て使用されているコネクションであるか否かの指定に基
づき、入力するセルの選択を行なうことを特徴とする。
【０００６】また、好ましくは前記回線切り替え非対象
コネクションである指定セルを廃棄することを特徴とす
る。
コネクションである指定セルを廃棄することを特徴とす
る。
【０００７】さらに、好ましくは、前記送出されるセル
に回線切り替え対象コネクションであるか否かの指定を
グループ単位に行なうことを特徴とする。
に回線切り替え対象コネクションであるか否かの指定を
グループ単位に行なうことを特徴とする。
【０００８】本発明の更なる特徴は、以下の図面に従い
説明される発明の実施の形態から明らかになる。
説明される発明の実施の形態から明らかになる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
従い説明する。なお、図において、同一又は類似のもの
には同一の参照番号又は、参照記号を付して説明する。
従い説明する。なお、図において、同一又は類似のもの
には同一の参照番号又は、参照記号を付して説明する。
【００１０】ここで、本発明の実施例の説明に先だっ
て、本発明の理解のために本発明の前提となる物理レー
ヤーＡＰＳの基本概念を説明する。
て、本発明の理解のために本発明の前提となる物理レー
ヤーＡＰＳの基本概念を説明する。
【００１１】図１に物理レーヤーＡＰＳの概念図を示
す。図中ＡＴＭレーヤーを終端するノードが示され、ノ
ードＡからBへのコネクションが張られている状態を示
している。このコネクション上をヘッダとペイロードで
構成されるＡＴＭセルが伝送される。
す。図中ＡＴＭレーヤーを終端するノードが示され、ノ
ードＡからBへのコネクションが張られている状態を示
している。このコネクション上をヘッダとペイロードで
構成されるＡＴＭセルが伝送される。
【００１２】そのコネクションのルートとしてノードＣ
−D−E−Ｆを経由する現用回線(Working Channel)並び
にノードＣ−Ｇ−Ｈ−Ｆを経由する予備回線(Protectio
n Channel)が確保されている。この現用回線及び予備回
線の二重化された区間が保護区間(Protected Domain)で
あり、物理レーヤーＡＰＳが適用される区間である。
−D−E−Ｆを経由する現用回線(Working Channel)並び
にノードＣ−Ｇ−Ｈ−Ｆを経由する予備回線(Protectio
n Channel)が確保されている。この現用回線及び予備回
線の二重化された区間が保護区間(Protected Domain)で
あり、物理レーヤーＡＰＳが適用される区間である。
【００１３】なお、図１は物理的な伝送路を示したもの
ではなく、ＡＴＭレーヤー上での仮想的な回線(Virtual
Channel)を示している。
ではなく、ＡＴＭレーヤー上での仮想的な回線(Virtual
Channel)を示している。
【００１４】この様なネットワーク構成において、物理
レーヤーＡＰＳは現用回線上のいずれかのポイントで障
害が発生した時に予備回線側へ切り換える仕組みであ
る。その切り替えのトリガは、一般にはコネクション中
の保護区間で定義されているセグメントの終端点(図１
ではノードＦ)での仮想パス／仮想チャネルの警報表示
信号（ＶＰ／ＶＣ−ＡＩＳ：以降単にＡＩＳという）の
検出である。
レーヤーＡＰＳは現用回線上のいずれかのポイントで障
害が発生した時に予備回線側へ切り換える仕組みであ
る。その切り替えのトリガは、一般にはコネクション中
の保護区間で定義されているセグメントの終端点(図１
ではノードＦ)での仮想パス／仮想チャネルの警報表示
信号（ＶＰ／ＶＣ−ＡＩＳ：以降単にＡＩＳという）の
検出である。
【００１５】例えば、今ノードＣ−Ｄ間でファイバ伝送
路の破断等の物理的な障害が発生すると、その状態がノ
ードＤで検出される。そして、ノードＤより下流(ノー
ドＦ方向)に向かってＡＩＳセルが送出される。
路の破断等の物理的な障害が発生すると、その状態がノ
ードＤで検出される。そして、ノードＤより下流(ノー
ドＦ方向)に向かってＡＩＳセルが送出される。
【００１６】このＡＩＳセルは、ＡＴＭセルのヘッダー
にＡＩＳ（警報表示信号）を乗せたセルである。そし
て、ＡＩＳセルは、保護区間のセグメントを終端するノ
ードFにより検出され、当該区間の不稼働が宣言され
る。同時に物理レーヤーＡＰＳの手順が実行される。
にＡＩＳ（警報表示信号）を乗せたセルである。そし
て、ＡＩＳセルは、保護区間のセグメントを終端するノ
ードFにより検出され、当該区間の不稼働が宣言され
る。同時に物理レーヤーＡＰＳの手順が実行される。
【００１７】ＡＰＳには現用回線1つに対し、予備回線1
つを設ける１＋１／１：１の方式と、予備回線1つを現
用回線nで共有する１：ｎの方式あるいは、予備回線mを
現用回線n (m≦ n) で共有する方式が存在する。
つを設ける１＋１／１：１の方式と、予備回線1つを現
用回線nで共有する１：ｎの方式あるいは、予備回線mを
現用回線n (m≦ n) で共有する方式が存在する。
【００１８】１＋１と１：１方式の違いは、現用（work
ing）／予備（protection）の両回線に同一のセルを常
時流すか（１＋１方式)、現在使用している方の回線だ
けにセルを流すか(１：１)の違いである。
ing）／予備（protection）の両回線に同一のセルを常
時流すか（１＋１方式)、現在使用している方の回線だ
けにセルを流すか(１：１)の違いである。
【００１９】またＶＰ／ＶＣそれぞれのコネクションを
切替え単位とするＶＰ／ＶＣＡＰＳと、ＶＰ／ＶＣコネ
クションのグループの単位で切替えを行うＶＰＧ／ＶＣ
Ｇ−ＡＰＳが存在する。
切替え単位とするＶＰ／ＶＣＡＰＳと、ＶＰ／ＶＣコネ
クションのグループの単位で切替えを行うＶＰＧ／ＶＣ
Ｇ−ＡＰＳが存在する。
【００２０】このような、概念構成の物理レーヤーＡＰ
Ｓを簡易な構成で実現することが本願発明の目的であ
る。
Ｓを簡易な構成で実現することが本願発明の目的であ
る。
【００２１】図２は、かかる本願発明に従う実施例とし
て図１に示す保護区間の両端に位置するノードの構成例
を示す図である。図では、ノードＣとノードＦのみ示
し、中間のノードは図示省略されている。
て図１に示す保護区間の両端に位置するノードの構成例
を示す図である。図では、ノードＣとノードＦのみ示
し、中間のノードは図示省略されている。
【００２２】各ノードはＡＴＭ交換機であり、その構成
要素としてセル単位のスイッチングを行うATMスイッチ
回路(ＳＷ)１、セルの挿入を行う外部回線側回線インタ
フェース部(ＬＩＮＦ)２'−１〜２'−ｎ、セルの抽出を
行う内部回線側回線インタフェース部(ＬＩＮＦ)２−１
〜２−ｎを有する。
要素としてセル単位のスイッチングを行うATMスイッチ
回路(ＳＷ)１、セルの挿入を行う外部回線側回線インタ
フェース部(ＬＩＮＦ)２'−１〜２'−ｎ、セルの抽出を
行う内部回線側回線インタフェース部(ＬＩＮＦ)２−１
〜２−ｎを有する。
【００２３】また、回線インタフェース部２−１〜２−
ｎからの入力セルを多重化してＡＴＭスイッチ回路１と
インタフェースするマルチプレクサ部(MUX)３−１、Ａ
ＴＭスイッチ回路１とインタフェースし多重化ＡＴＭセ
ルを分離するデマルチプレクサ（DMX)３−２を有する。
さらに、全体の制御を司る制御部４が備えられる。
ｎからの入力セルを多重化してＡＴＭスイッチ回路１と
インタフェースするマルチプレクサ部(MUX)３−１、Ａ
ＴＭスイッチ回路１とインタフェースし多重化ＡＴＭセ
ルを分離するデマルチプレクサ（DMX)３−２を有する。
さらに、全体の制御を司る制御部４が備えられる。
【００２４】図２を使用して、一例としての１＋１／
１：１方式における本発明に従う物理レーヤーＡＰＳの
動作を以下に示す。
１：１方式における本発明に従う物理レーヤーＡＰＳの
動作を以下に示す。
【００２５】（１）初期状態においては現用（workin
g）／予備（protection）の両回線に同一のセルが流れ
ている。ノードCにおいて、制御部４の指示の下、デマ
ルチプレクサ部（DMX）３−２でＡＰＳ対象のコネクシ
ョンを識別する。これにより、現用回線（Working chan
nel）側のセルを予備回線（Protection channel）側へ
コピーする。
g）／予備（protection）の両回線に同一のセルが流れ
ている。ノードCにおいて、制御部４の指示の下、デマ
ルチプレクサ部（DMX）３−２でＡＰＳ対象のコネクシ
ョンを識別する。これにより、現用回線（Working chan
nel）側のセルを予備回線（Protection channel）側へ
コピーする。
【００２６】（２）ノードＣ−ノードＤ間の現用回線上
で障害が発生すると、それを検出したノードＤがＡＩＳ
セルを下流（ノードＦ方向）に向けて送出する。これを
ノードFにおいて検出して制御部４へ通知する。
で障害が発生すると、それを検出したノードＤがＡＩＳ
セルを下流（ノードＦ方向）に向けて送出する。これを
ノードFにおいて検出して制御部４へ通知する。
【００２７】（３）制御部４は、ＡＰＳ対象コネクショ
ンの切替え（ＡＣＴ）を指定して、現用回線（Working
Channel）を終端する回線インタフェース部（LINF）２
−１から予備回線（Protection channel）を終端する回
線インタフェース部（LINF）２−ｉへ切替える様にＡＴ
Ｍスイッチ回路１に指示を送る。具体的にはそれぞれの
回線インタフェース部（LINF）２−１〜２−ｎに設けら
れた機能により、流れるＡＴＭセルのヘッダー部上に存
在する（ＡＣＴ）を識別するビットを，それぞれON(こ
の場合は、予備回線側回線インタフェース部２−ｉを指
す)ないし、OFF(この場合は、現用回線側回線インタフ
ェース部２−１を指す)にする。
ンの切替え（ＡＣＴ）を指定して、現用回線（Working
Channel）を終端する回線インタフェース部（LINF）２
−１から予備回線（Protection channel）を終端する回
線インタフェース部（LINF）２−ｉへ切替える様にＡＴ
Ｍスイッチ回路１に指示を送る。具体的にはそれぞれの
回線インタフェース部（LINF）２−１〜２−ｎに設けら
れた機能により、流れるＡＴＭセルのヘッダー部上に存
在する（ＡＣＴ）を識別するビットを，それぞれON(こ
の場合は、予備回線側回線インタフェース部２−ｉを指
す)ないし、OFF(この場合は、現用回線側回線インタフ
ェース部２−１を指す)にする。
【００２８】（４）マルチプレクサ（MUX）部３−１に
は回線インタフェース部２−１〜２−ｎから送られるセ
ルのＡＣＴビットをチェックしてＡＣＴ指定が成されて
いるセルだけを通す機構が設けられている。ノードFの
マルチプレクサ（MUX）部３−１において、現用回線（W
orking channel）のＡＴＭセルだけを通し、予備回線
（Protection channel）のセルは通さないでいた状態を
前項（３)のＡＣＴ指定の切替えにより予備回線（Prote
ction channel）のセルのみを通す動作に切り替える。
これにより、物理レーヤーＡＰＳによる切替えが完了す
る。
は回線インタフェース部２−１〜２−ｎから送られるセ
ルのＡＣＴビットをチェックしてＡＣＴ指定が成されて
いるセルだけを通す機構が設けられている。ノードFの
マルチプレクサ（MUX）部３−１において、現用回線（W
orking channel）のＡＴＭセルだけを通し、予備回線
（Protection channel）のセルは通さないでいた状態を
前項（３)のＡＣＴ指定の切替えにより予備回線（Prote
ction channel）のセルのみを通す動作に切り替える。
これにより、物理レーヤーＡＰＳによる切替えが完了す
る。
【００２９】上記の一連の動作をＡＴＭノードにおいて
実現するために、本発明に係る機能要素として、以下の
ものを有する。 （１）デマルチプレクサ（DMX）部３−２においてコネ
クション単位又はコネクショングループ（群）単位に現
用回線（Working channel）のセルを予備回線（Protect
ion channel）にコピーする機能。 （２）回線インタフェース部２−１〜２−ｎにおいて、
セルのヘッダー部にＡＣＴ指定ビットを設け、コネクシ
ョン(群)単位にＡＣＴ指定をセルに付加する機能。 （３）マルチプレクサ（MＵＸ）部３−１においてＡＣ
Ｔ指定されたセルのみを透過する機能。
実現するために、本発明に係る機能要素として、以下の
ものを有する。 （１）デマルチプレクサ（DMX）部３−２においてコネ
クション単位又はコネクショングループ（群）単位に現
用回線（Working channel）のセルを予備回線（Protect
ion channel）にコピーする機能。 （２）回線インタフェース部２−１〜２−ｎにおいて、
セルのヘッダー部にＡＣＴ指定ビットを設け、コネクシ
ョン(群)単位にＡＣＴ指定をセルに付加する機能。 （３）マルチプレクサ（MＵＸ）部３−１においてＡＣ
Ｔ指定されたセルのみを透過する機能。
【００３０】上記の各機能要素（１）〜（３）の詳細な
実施の形態の構成例を以下に説明する。
実施の形態の構成例を以下に説明する。
【００３１】図３は、上記各ノードにおけるデマルチプ
レクサ（DMX）部３−２の機能要素を実現する構成例ブ
ロックを示す図である。
レクサ（DMX）部３−２の機能要素を実現する構成例ブ
ロックを示す図である。
【００３２】本図において（Tag-B）はＡＴＭセルのヘ
ッダー部に存在し、出回線を特定するタグである。（O
−ＩＣＩＤ−Ａ）は、同じくＡＴＭセルのヘッダー部に
存在し、（Tag-B）で示される出回線内のチャンネルを
識別する識別子（Internal Channel ID）である。
ッダー部に存在し、出回線を特定するタグである。（O
−ＩＣＩＤ−Ａ）は、同じくＡＴＭセルのヘッダー部に
存在し、（Tag-B）で示される出回線内のチャンネルを
識別する識別子（Internal Channel ID）である。
【００３３】また、ＡＰＳ識別子もＡＴＭセルのヘッダ
ー部に存在し、該当のセルが属するコネクション(群)が
ＡＰＳの対象であるか否かの識別を可能とする。
ー部に存在し、該当のセルが属するコネクション(群)が
ＡＰＳの対象であるか否かの識別を可能とする。
【００３４】これらのタグや識別子は、回線インタフェ
ース部２−１〜２−ｎ、２'−１，〜２−ｎ、マルチプ
レクサ部（MＵX）３−１、あるいはＡＴＭスイッチ回路
１において制御部４の制御に基づきＡＴＭセルのヘッダ
ー部に付加される。
ース部２−１〜２−ｎ、２'−１，〜２−ｎ、マルチプ
レクサ部（MＵX）３−１、あるいはＡＴＭスイッチ回路
１において制御部４の制御に基づきＡＴＭセルのヘッダ
ー部に付加される。
【００３５】図３において、例えば、ノードＣにおい
て、デマルチプレクサ部（ＤMX）３−２に入力するＡＴ
ＭセルのＡＰＳ識別子を識別し、これがＡＰＳ対象であ
ることを示す（ＡＰＳ＝ＯＮ）場合、（Tag−Ｂ）と（O
−ＩＣＩＤ−A）を参照キー（key）として、セル・コピ
ー・テーブル３０を参照する。
て、デマルチプレクサ部（ＤMX）３−２に入力するＡＴ
ＭセルのＡＰＳ識別子を識別し、これがＡＰＳ対象であ
ることを示す（ＡＰＳ＝ＯＮ）場合、（Tag−Ｂ）と（O
−ＩＣＩＤ−A）を参照キー（key）として、セル・コピ
ー・テーブル３０を参照する。
【００３６】そして、予備回線（Ｐ）とするべき切り替
え先の出回線（Tag-Ｂ（Ｐ））と当該出回線内のチャネ
ル（O−ＩＣＩＤ−A（Ｐ））の情報を求める。ＡＴＭセ
ルをコピーし、求められた出回線（Tag-Ｂ（Ｐ））と回
線内のチャネル（O−ＩＣＩＤ−A（Ｐ））の情報に置換
え、セルバッファ（ＦＩＦＯ）３１に出力する。
え先の出回線（Tag-Ｂ（Ｐ））と当該出回線内のチャネ
ル（O−ＩＣＩＤ−A（Ｐ））の情報を求める。ＡＴＭセ
ルをコピーし、求められた出回線（Tag-Ｂ（Ｐ））と回
線内のチャネル（O−ＩＣＩＤ−A（Ｐ））の情報に置換
え、セルバッファ（ＦＩＦＯ）３１に出力する。
【００３７】図４は、ノードＣに対する下流側にある、
例えばノードＤの内部回線側回線インタフェース部２−
ｉの構成例ブロック図である。本図において（O−ＶＰ
Ｉ／ＶＣＩ）は、セルのヘッダー部にあり、該当セルの
出回線上のＶＰＩ／ＶＣＩ値を示す。
例えばノードＤの内部回線側回線インタフェース部２−
ｉの構成例ブロック図である。本図において（O−ＶＰ
Ｉ／ＶＣＩ）は、セルのヘッダー部にあり、該当セルの
出回線上のＶＰＩ／ＶＣＩ値を示す。
【００３８】入力するＡＴＭセルに対しての内部回線及
びチャネル識別子（O−ＩＣＩＤ−A）を参照キーにし
て、ＶＰＩ／ＶＣＩ変換テーブル２１を参照する。そし
て、外部回線側に出すべき外部回線及びチャネル仮想識
別子であるＶＰＩ／ＶＣＩをＶＰＩ／ＶＣＩ変換テーブ
ル２１から求める。
びチャネル識別子（O−ＩＣＩＤ−A）を参照キーにし
て、ＶＰＩ／ＶＣＩ変換テーブル２１を参照する。そし
て、外部回線側に出すべき外部回線及びチャネル仮想識
別子であるＶＰＩ／ＶＣＩをＶＰＩ／ＶＣＩ変換テーブ
ル２１から求める。
【００３９】次いで、ヘッダ付け替え部２２で、求めら
れたＶＰＩ／ＶＣＩをＡＴＭセルのヘッダー部に設定
し、伝送路に送り出す。
れたＶＰＩ／ＶＣＩをＡＴＭセルのヘッダー部に設定
し、伝送路に送り出す。
【００４０】また、内部回線側回線インタフェース部２
−ｉには、ＶＰ／ＶＣ−ＡＩＳ等の警報セルを挿入する
警報セル挿入回路２０を有する。ノードＣとノードＤ間
において、障害が発生し、ノードＤにおいてこれを検知
すると、制御部４の制御コマンドに従い、警報セルが挿
入される。
−ｉには、ＶＰ／ＶＣ−ＡＩＳ等の警報セルを挿入する
警報セル挿入回路２０を有する。ノードＣとノードＤ間
において、障害が発生し、ノードＤにおいてこれを検知
すると、制御部４の制御コマンドに従い、警報セルが挿
入される。
【００４１】警報セルは、ヘッダー部に警報表示信号
（ＡＩＳ）が乗せられたＡＴＭセルであり、下流方向の
ノード（例えば、図１のネットワーク構成におけるノー
ドＦ）において検出され、ＡＰＳのトリガとされる。
（ＡＩＳ）が乗せられたＡＴＭセルであり、下流方向の
ノード（例えば、図１のネットワーク構成におけるノー
ドＦ）において検出され、ＡＰＳのトリガとされる。
【００４２】図５は、例えば図１の保護区間の終端部を
構成するノードＦにおける入力側回線インタフェース部
２−１の構成例を説明するブロック図である。図５にお
いて、入力ＡＴＭセルのヘッダー部にある外部回線及び
チャネル仮想識別子であるＶＰＩ／ＶＣＩを参照キーと
して、ＩＣＩＤ変換テーブル２３を参照して、対応する
内部用回線及びチャネル識別子である（Ｉ−ＩＣＩＤ−
Ａ）が求められる。
構成するノードＦにおける入力側回線インタフェース部
２−１の構成例を説明するブロック図である。図５にお
いて、入力ＡＴＭセルのヘッダー部にある外部回線及び
チャネル仮想識別子であるＶＰＩ／ＶＣＩを参照キーと
して、ＩＣＩＤ変換テーブル２３を参照して、対応する
内部用回線及びチャネル識別子である（Ｉ−ＩＣＩＤ−
Ａ）が求められる。
【００４３】これは、ＶＰＩ／ＶＣＩは、２２ビットで
構成されるために、ＡＴＭスイッチ回路１で扱うには大
きすぎる。したがって、縮退した内部回線及びチャネル
識別子である（Ｉ−ＩＣＩＤ−Ａ）に変換する。求めら
れた（Ｉ−ＩＣＩＤ−Ａ）は、ヘッダー付け替え部２４
において、ヘッダー部に付け変えられる。
構成されるために、ＡＴＭスイッチ回路１で扱うには大
きすぎる。したがって、縮退した内部回線及びチャネル
識別子である（Ｉ−ＩＣＩＤ−Ａ）に変換する。求めら
れた（Ｉ−ＩＣＩＤ−Ａ）は、ヘッダー付け替え部２４
において、ヘッダー部に付け変えられる。
【００４４】次いで、求められた（Ｉ−ＩＣＩＤ−Ａ）
値を参照キーとして、APS識別子設定テーブル２５が参
照される。ＡＰＳ識別子設定テーブル２５のＡＰＳｂｉ
ｔがＯＮかＯＦＦかにより、対応する内部回線及びチャ
ネルが、ＡＰＳ対象であるか否かが判定される。
値を参照キーとして、APS識別子設定テーブル２５が参
照される。ＡＰＳ識別子設定テーブル２５のＡＰＳｂｉ
ｔがＯＮかＯＦＦかにより、対応する内部回線及びチャ
ネルが、ＡＰＳ対象であるか否かが判定される。
【００４５】さらに、（Ｉ−ＩＣＩＤ−Ａ）値を参照キ
ーとして、ＡＣＴｂｉｔ設定テーブル２６が参照され
る。このＡＣＴｂｉｔで、ＡＰＳ対象であるセルが、ユ
ーザに対し、実際に伝送しなければいけないセルである
か否かが示される。
ーとして、ＡＣＴｂｉｔ設定テーブル２６が参照され
る。このＡＣＴｂｉｔで、ＡＰＳ対象であるセルが、ユ
ーザに対し、実際に伝送しなければいけないセルである
か否かが示される。
【００４６】そして、参照されたＡＰＳｂｉｔ及びＡＣ
Ｔｂｉｔがヘッダー付け替え部２７によりヘッダー部に
付けられて出力される。
Ｔｂｉｔがヘッダー付け替え部２７によりヘッダー部に
付けられて出力される。
【００４７】なお、このＡＰＳ対象であるか否か等のテ
ーブルの設定は、制御部４からの指示により予めあるい
は、必要に応じて設定される。
ーブルの設定は、制御部４からの指示により予めあるい
は、必要に応じて設定される。
【００４８】さらに、図５において、警報セル抽出部２
８を有し、上流のノードから送られた警報セルを抽出し
て制御部４に通知する。
８を有し、上流のノードから送られた警報セルを抽出し
て制御部４に通知する。
【００４９】図６は、図５における制御部４からの指示
によるＡＰＳ識別子設定テーブル２５及び、ＡＣＴｂｉ
ｔ設定テーブル２６の設定に関し、ＡＰＳ起動後の手順
において行なわれる、ACT bit設定テーブル２５に対し
ての設定を高速化し、ＡＰＳによる切替え時間を短縮化
するための実施例である。
によるＡＰＳ識別子設定テーブル２５及び、ＡＣＴｂｉ
ｔ設定テーブル２６の設定に関し、ＡＰＳ起動後の手順
において行なわれる、ACT bit設定テーブル２５に対し
ての設定を高速化し、ＡＰＳによる切替え時間を短縮化
するための実施例である。
【００５０】ここで、図５ではＡＰＳによる切替えが発
生した場合、制御部４よりの指示でACT bit設定テーブ
ル２５の該当するコネクションに関する設定を全て書き
直す必要があり、これに処理時間がかかる恐れがある。
生した場合、制御部４よりの指示でACT bit設定テーブ
ル２５の該当するコネクションに関する設定を全て書き
直す必要があり、これに処理時間がかかる恐れがある。
【００５１】これに対し、図６に示す構成では、ＡＰＳ
グループ（ＡＰＳ−Ｇr．)単位で、（ＡＣＴbit）の設
定値を構成するテーブル２５を設けている。このため
に、制御部４からの設定が、個々の回線単位でなく、回
線束としてＡＰＳグループ)単位で短時間に行えるとい
う特徴がある。
グループ（ＡＰＳ−Ｇr．)単位で、（ＡＣＴbit）の設
定値を構成するテーブル２５を設けている。このため
に、制御部４からの設定が、個々の回線単位でなく、回
線束としてＡＰＳグループ)単位で短時間に行えるとい
う特徴がある。
【００５２】また、このテーブル２５を参照するために
は、どのコネクションがどのＡＰＳグループ（ＡＰＳＧ
r．)に属するかの識別が必要となる。このために、ＩＣ
ＩＤ変換テーブル２３により求められた（Ｉ−ＩＣＩＤ
−Ａ）より（ＡＰＳ−Ｇｒ）を参照するためのAPS Gr.
変換テーブル２９を設けている。このＡＰＳグループ
（ＡＰＳ−Ｇｒ．）は一般にＡＴＭスイッチ回路１の各
出回線に対応する。
は、どのコネクションがどのＡＰＳグループ（ＡＰＳＧ
r．)に属するかの識別が必要となる。このために、ＩＣ
ＩＤ変換テーブル２３により求められた（Ｉ−ＩＣＩＤ
−Ａ）より（ＡＰＳ−Ｇｒ）を参照するためのAPS Gr.
変換テーブル２９を設けている。このＡＰＳグループ
（ＡＰＳ−Ｇｒ．）は一般にＡＴＭスイッチ回路１の各
出回線に対応する。
【００５３】APS Gr.変換テーブル２９で求められるＡ
ＰＳグループ（ＡＰＳ−Ｇｒ）に基づき、グループを束
として、ＡＰＳ識別子設定テーブル２６を参照する。ま
た、同様にAPS Gr.変換テーブル２９で求められるＡＰ
Ｓグループ（ＡＰＳ−Ｇｒ）に基づき、グループを束と
して、ＡＣＴbit設定テーブル２５を参照する。
ＰＳグループ（ＡＰＳ−Ｇｒ）に基づき、グループを束
として、ＡＰＳ識別子設定テーブル２６を参照する。ま
た、同様にAPS Gr.変換テーブル２９で求められるＡＰ
Ｓグループ（ＡＰＳ−Ｇｒ）に基づき、グループを束と
して、ＡＣＴbit設定テーブル２５を参照する。
【００５４】図７は、図２におけるマルチプレクサ（MU
X）部３−１の構成例ブロック図を示す。本実施例では
各回線方路ＳＨＷ０〜ＳＨＷｎより到来するＡＴＭセル
のうち、（ＡＣＴbit）がONに設定されている予備回線
側ＡＴＭセルのみをセル無効化回路３２−１〜３２−ｎ
により通過する。さらに、各回線のＡＴＭセルを多重化
回路３３で多重してＡＴＭスイッチ回路１へインタフェ
ースする様に構成されている。
X）部３−１の構成例ブロック図を示す。本実施例では
各回線方路ＳＨＷ０〜ＳＨＷｎより到来するＡＴＭセル
のうち、（ＡＣＴbit）がONに設定されている予備回線
側ＡＴＭセルのみをセル無効化回路３２−１〜３２−ｎ
により通過する。さらに、各回線のＡＴＭセルを多重化
回路３３で多重してＡＴＭスイッチ回路１へインタフェ
ースする様に構成されている。
【００５５】
【発明の効果】図に従い実施の形態を説明した様に、本
発明によりＡＴＭレーヤー・プロテクション(ＡＰＳ)を
実現するＡＴＭ交換機の具体的構成が提供される。ま
た、本発明によるＡＰＳのためのＡＴＭ交換機は、簡易
な構成により実現される。
発明によりＡＴＭレーヤー・プロテクション(ＡＰＳ)を
実現するＡＴＭ交換機の具体的構成が提供される。ま
た、本発明によるＡＰＳのためのＡＴＭ交換機は、簡易
な構成により実現される。
【図１】本発明の前提となる物理レーヤーＡＰＳの基本
概念を説明する図である。
概念を説明する図である。
【図２】図１に示す保護区間の両端に位置するノードC
とノードＦの構成例を示す図である。
とノードＦの構成例を示す図である。
【図３】デマルチプレクサ（DMX）部３−２の機能要素
を実現する構成例ブロックを示す図である。
を実現する構成例ブロックを示す図である。
【図４】図２のノードＦ内に示される下流方向の回線イ
ンタフェース部２−１〜２−ｎの構成例ブロック図であ
る。
ンタフェース部２−１〜２−ｎの構成例ブロック図であ
る。
【図５】図２のノードＣ内に示される上流方向の回線イ
ンタフェース部２−１〜２−ｎの構成例ブロック図であ
る。
ンタフェース部２−１〜２−ｎの構成例ブロック図であ
る。
【図６】ACT bit設定テーブル２５に対しての設定を高
速化し、ＡＰＳによる切替え時間を短縮化するための実
施例を示す図である。
速化し、ＡＰＳによる切替え時間を短縮化するための実
施例を示す図である。
【図７】図２におけるマルチプレクサ（MUX）部３−１
の構成例ブロック図である。
の構成例ブロック図である。
１ ＡＴＭスイッチ回路 ２−１〜２−ｎ 回線インターフェース部 ３−１ マルチプレクス部 ３−２ デマルチプレクス部 ４ 制御部 ２０ 警報セル挿入部 ２１ ＶＰＩ／ＶＣＩ変換テーブル ２２、２４，２７ ヘッダー付け替え部 ３０ セル・コピー・テーブル ３１ セルＦＩＦＯ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 巌 神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番 １号 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 知之 神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番 １号 富士通株式会社内 Ｆターム(参考） 5K014 CA06 FA01 5K030 HA10 HB29 JL10 LB08 LC18 MD02
Claims (8)
- 【請求項１】ＡＴＭネットワークにおける現用／予備回
線の切替え方法において、 送出されるセルに回線切り替え対象コネクションである
か否かの指定を行ない、 コネクション単位でセルをコピーし、 該コピーされる前記セルを現用回線及び予備回線に同時
に送出し、 現に現用として使用されているコネクションであるか否
かの指定に基づき、入力するセルの選択を行なうことを
特徴とするＡＴＭネットワークにおける現用／予備回線
の切替え方法。 - 【請求項２】請求項１において、 現に現用として使用されているコネクションであるとの
指定のないセルを廃棄することを特徴とするＡＴＭネッ
トワークにおける現用／予備回線の切替え方法。 - 【請求項３】請求項１において、 さらに、前記送出されるセルに回線切り替え対象コネク
ションであるか否かの指定をグループ単位に行なうこと
を特徴とするＡＴＭネットワークにおける現用／予備回
線の切替え方法。 - 【請求項４】ＡＴＭネットワークにおける現用／予備回
線の切替えを行なうＡＴＭ交換機において、 送出されるセルに回線切り替え対象コネクションである
か否かの指定を行ない、コネクション単位でセルをコピ
ーし、該コピーされる前記セルを現用回線及び予備回線
に同時に送出するデマルチプレクサと、 現に現用として使用されているコネクションであるか否
かの指定に基づき、入力するセルの選択を行なう回線イ
ンタフェース手段を有することを特徴とするＡＴＭネッ
トワークにおける現用／予備回線の切替えを行なうATM
交換機。 - 【請求項５】請求項４において、 現に現用として使用されているコネクションであるとの
指定のないセルを廃棄することを特徴とするＡＴＭネッ
トワークにおける現用／予備回線の切替えを行なうＡＴ
Ｍ交換機。 - 【請求項６】請求項４において、 さらに、前記送出されるセルに回線切り替え対象コネク
ションであるか否かの指定をグループ単位に行なうこと
を特徴とするＡＴＭネットワークにおける現用／予備回
線の切替えを行なうＡＴＭ交換機。 - 【請求項７】ＡＴＭネットワークのノードに置かれるAT
M交換機であって、 セルをコネクション単位にコピーする手段と、 回線側へ送出するセルを現用及び予備回線に同時に送出
する手段と、 回線側から流入するセルに対して、該セルのヘッダー部
に現に現用として使用されているコネクションであるか
否かの指定（ＡＣＴ）ビットをコネクション又は、コネ
クショングループ単位に指定したテーブルと、 該テーブルから参照される回線側から流入するセルが、
現に現用として使用されているコネクションであるか否
かの指定に基づき、入力するセルの選択を行なうことを
特徴とするＡＴＭ交換機。 - 【請求項８】請求項７において、前記テーブルから参照
される回線側から流入するセルが、現に現用として使用
されているコネクションであるか否かの指定がない場合
に、セルを無効化する手段を有することを特徴とするＡ
ＴＭ交換機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22490399A JP2001053753A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | Ａｔｍネットワークにおける現用／予備回線の切替え方法及びこれを使用するａｔｍ交換機 |
| US09/634,387 US6856594B1 (en) | 1999-08-09 | 2000-08-09 | ATM switching system and method for switchover between working channel and protection channel in an ATM network |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22490399A JP2001053753A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | Ａｔｍネットワークにおける現用／予備回線の切替え方法及びこれを使用するａｔｍ交換機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001053753A true JP2001053753A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16820972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22490399A Withdrawn JP2001053753A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | Ａｔｍネットワークにおける現用／予備回線の切替え方法及びこれを使用するａｔｍ交換機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6856594B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001053753A (ja) |
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| CA2441343A1 (en) * | 2001-03-16 | 2002-09-26 | Photuris, Inc. | Wavelength division multiplexed optical communication system having a reconfigurable optical switch and a tunable backup laser transmitter |
| GB0110437D0 (en) * | 2001-04-27 | 2001-06-20 | Marconi Comm Ltd | A transmission method |
| JP2003124979A (ja) * | 2001-10-10 | 2003-04-25 | Nec Corp | 交換機におけるセレクタおよび回線冗長方法およびそのシステム |
| KR100533017B1 (ko) * | 2002-07-26 | 2005-12-02 | 엘지전자 주식회사 | 네트워크 라우터의 이중화장치 |
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| US8307057B1 (en) | 2005-12-20 | 2012-11-06 | At&T Intellectual Property Ii, L.P. | Methods for identifying and recovering non-revenue generating network circuits established outside of the united states |
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| CN1964248B (zh) * | 2006-11-17 | 2011-04-20 | 中兴通讯股份有限公司 | 实现数据业务备份保护的装置和方法 |
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1999
- 1999-08-09 JP JP22490399A patent/JP2001053753A/ja not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-08-09 US US09/634,387 patent/US6856594B1/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| US6856594B1 (en) | 2005-02-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |