JP2001049000A - エポキシ系樹脂シートの連続製造法 - Google Patents
エポキシ系樹脂シートの連続製造法Info
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- JP2001049000A JP2001049000A JP11221394A JP22139499A JP2001049000A JP 2001049000 A JP2001049000 A JP 2001049000A JP 11221394 A JP11221394 A JP 11221394A JP 22139499 A JP22139499 A JP 22139499A JP 2001049000 A JP2001049000 A JP 2001049000A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性に優れるエポキシ系樹脂シートを量産
性よく安定に連続製造できる方法の開発。 【解決手段】 連続支持体(1)上に設けた易剥離性の
樹脂層(5)の上に直接又は別個の重畳層(6)を介し
て、脂環式エポキシ系樹脂と1.1〜1.4当量の硬化
剤を少なくとも成分とする塗工液をシート状に展開し
(71)、その展開層(72)を加熱硬化処理(4)し
て前記樹脂層上に直接又は別個の重畳層を介し密着した
硬化シート(7)を形成した後、その硬化シートを当該
樹脂層と共に連続支持体より剥離回収するエポキシ系樹
脂シートの連続製造法。 【効果】 硬化剤の蒸発による不足を補って低架橋度部
分の発生を防止でき、かつ硬化剤の沸点以上で加熱硬化
処理できて高耐熱性の硬化シートを樹脂層を介し連続支
持体より剥離して容易に回収できエポキシ系樹脂シート
が安定に効率よく得られる。
性よく安定に連続製造できる方法の開発。 【解決手段】 連続支持体(1)上に設けた易剥離性の
樹脂層(5)の上に直接又は別個の重畳層(6)を介し
て、脂環式エポキシ系樹脂と1.1〜1.4当量の硬化
剤を少なくとも成分とする塗工液をシート状に展開し
(71)、その展開層(72)を加熱硬化処理(4)し
て前記樹脂層上に直接又は別個の重畳層を介し密着した
硬化シート(7)を形成した後、その硬化シートを当該
樹脂層と共に連続支持体より剥離回収するエポキシ系樹
脂シートの連続製造法。 【効果】 硬化剤の蒸発による不足を補って低架橋度部
分の発生を防止でき、かつ硬化剤の沸点以上で加熱硬化
処理できて高耐熱性の硬化シートを樹脂層を介し連続支
持体より剥離して容易に回収できエポキシ系樹脂シート
が安定に効率よく得られる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、耐熱性に優れるエポキシ
系樹脂シートの量産性に優れる連続製造法に関する。
系樹脂シートの量産性に優れる連続製造法に関する。
【0002】
【発明の背景】注型熱硬化方式によるエポキシ系樹脂シ
ートの製造では、注入や型開き等の煩雑な工程を要して
シートの量産性に乏しいことから、熱可塑性樹脂シート
に準じたエンドレスベルト等の上への流延熱硬化法によ
る連続製造法の開発が望まれるが、そのためには形成し
た硬化シートの連続支持体との接着問題を克服して剥離
回収を可能とすることが必要となる。
ートの製造では、注入や型開き等の煩雑な工程を要して
シートの量産性に乏しいことから、熱可塑性樹脂シート
に準じたエンドレスベルト等の上への流延熱硬化法によ
る連続製造法の開発が望まれるが、そのためには形成し
た硬化シートの連続支持体との接着問題を克服して剥離
回収を可能とすることが必要となる。
【0003】またエポキシ系樹脂を連続支持体上に流延
した場合の表層からの硬化剤の蒸発問題を克服すること
も必要となる。すなわち硬化剤の蒸発抑制を目的に加熱
硬化温度を低くした場合には耐熱性に優れるシートを得
ることができず、高温で硬化処理すると硬化剤が蒸発し
その蒸発部分での硬化反応が停止して部分的に架橋度の
低い箇所が発生し、この場合にも全体の耐熱性を低下さ
せることとなる。
した場合の表層からの硬化剤の蒸発問題を克服すること
も必要となる。すなわち硬化剤の蒸発抑制を目的に加熱
硬化温度を低くした場合には耐熱性に優れるシートを得
ることができず、高温で硬化処理すると硬化剤が蒸発し
その蒸発部分での硬化反応が停止して部分的に架橋度の
低い箇所が発生し、この場合にも全体の耐熱性を低下さ
せることとなる。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、耐熱性に優れるエポキ
シ系樹脂シートを量産性よく安定に連続製造できる方法
の開発を課題とする。
シ系樹脂シートを量産性よく安定に連続製造できる方法
の開発を課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、連続支持体上に設けた易
剥離性の樹脂層の上に直接又は別個の重畳層を介して、
脂環式エポキシ系樹脂と1.1〜1.4当量の硬化剤を
少なくとも成分とする塗工液をシート状に展開し、その
展開層を加熱硬化処理して前記樹脂層上に直接又は別個
の重畳層を介し密着した硬化シートを形成した後、その
硬化シートを当該樹脂層と共に連続支持体より剥離回収
することを特徴とするエポキシ系樹脂シートの連続製造
法を提供するものである。
剥離性の樹脂層の上に直接又は別個の重畳層を介して、
脂環式エポキシ系樹脂と1.1〜1.4当量の硬化剤を
少なくとも成分とする塗工液をシート状に展開し、その
展開層を加熱硬化処理して前記樹脂層上に直接又は別個
の重畳層を介し密着した硬化シートを形成した後、その
硬化シートを当該樹脂層と共に連続支持体より剥離回収
することを特徴とするエポキシ系樹脂シートの連続製造
法を提供するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、上記した硬化剤の配合
割合とすることで加熱硬化処理時に硬化剤が蒸発飛散し
てもその不足を補うことができて耐熱性の低い低架橋度
部分の発生を防止でき、かつ硬化剤の沸点以上の温度で
加熱硬化処理できて耐熱性を高めることができ、その硬
化シートを易剥離性の樹脂層を介し連続支持体との界面
より剥離して破断なく容易に回収できてエポキシ系樹脂
シートを安定に効率よく得ることができる。
割合とすることで加熱硬化処理時に硬化剤が蒸発飛散し
てもその不足を補うことができて耐熱性の低い低架橋度
部分の発生を防止でき、かつ硬化剤の沸点以上の温度で
加熱硬化処理できて耐熱性を高めることができ、その硬
化シートを易剥離性の樹脂層を介し連続支持体との界面
より剥離して破断なく容易に回収できてエポキシ系樹脂
シートを安定に効率よく得ることができる。
【0007】また連続支持体を介した展開層の移動速度
の調節で量産速度を容易に制御できて、その移動速度や
塗工液展開量の調節でシート厚も容易に制御でき、連続
支持体の表面状態を前記樹脂層を介し良好に転写反映さ
せることができて、鏡面や凹凸面等を介した光学特性に
優れるシートも簡単な一連の操作を介し連続して効率よ
く製造することができる。
の調節で量産速度を容易に制御できて、その移動速度や
塗工液展開量の調節でシート厚も容易に制御でき、連続
支持体の表面状態を前記樹脂層を介し良好に転写反映さ
せることができて、鏡面や凹凸面等を介した光学特性に
優れるシートも簡単な一連の操作を介し連続して効率よ
く製造することができる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明による製造方法は、連続支持
体上に設けた易剥離性の樹脂層の上に直接又は別個の重
畳層を介して、脂環式エポキシ系樹脂と1.1〜1.4
当量の硬化剤を少なくとも成分とする塗工液をシート状
に展開し、その展開層を加熱硬化処理して前記樹脂層上
に直接又は別個の重畳層を介し密着した硬化シートを形
成した後、その硬化シートを当該樹脂層と共に連続支持
体より剥離回収してエポキシ系樹脂シートを連続的に得
るものである。
体上に設けた易剥離性の樹脂層の上に直接又は別個の重
畳層を介して、脂環式エポキシ系樹脂と1.1〜1.4
当量の硬化剤を少なくとも成分とする塗工液をシート状
に展開し、その展開層を加熱硬化処理して前記樹脂層上
に直接又は別個の重畳層を介し密着した硬化シートを形
成した後、その硬化シートを当該樹脂層と共に連続支持
体より剥離回収してエポキシ系樹脂シートを連続的に得
るものである。
【0009】前記方法の実施は、樹脂の塗工液とエポキ
シ系樹脂の塗工液を少なくとも用いて、例えばロールコ
ート法やスピンコート法、ワイヤバーコート法やエクス
トルージョンコート法、カーテンコート法やスプレーコ
ート法、ディップコート法やドクターブレード法など
の、エポキシ系樹脂塗工液等を流動展開させてシート状
に成形しうる適宜な方式を適用して行うことができる。
就中、塗布効率や製造効率などの点より流延法、特にダ
イを介してエポキシ系樹脂塗工液を流動展開させるエク
ストルージョンコート法が好ましく適用することができ
る。
シ系樹脂の塗工液を少なくとも用いて、例えばロールコ
ート法やスピンコート法、ワイヤバーコート法やエクス
トルージョンコート法、カーテンコート法やスプレーコ
ート法、ディップコート法やドクターブレード法など
の、エポキシ系樹脂塗工液等を流動展開させてシート状
に成形しうる適宜な方式を適用して行うことができる。
就中、塗布効率や製造効率などの点より流延法、特にダ
イを介してエポキシ系樹脂塗工液を流動展開させるエク
ストルージョンコート法が好ましく適用することができ
る。
【0010】図1に前記のエクストルージョンコート法
による連続製造方式の工程例を示した。この方法では先
ず、エンドレスベルト1からなる連続支持体を駆動ドラ
ム2と従動ドラム3を介し矢印方向に例えば0.1〜5
0m/分、就中0.2〜5m/分等の一定速度で回転走
行させつつ、その上にダイ51を介し樹脂の塗工液を連
続的にシート状に塗布し、その展開層52を乾燥、ある
いは必要に応じ加熱又は光照射などにより硬化処理して
皮膜からなる易剥離性の樹脂層5とする。なお図例で
は、紫外線照射装置53が配置されている。
による連続製造方式の工程例を示した。この方法では先
ず、エンドレスベルト1からなる連続支持体を駆動ドラ
ム2と従動ドラム3を介し矢印方向に例えば0.1〜5
0m/分、就中0.2〜5m/分等の一定速度で回転走
行させつつ、その上にダイ51を介し樹脂の塗工液を連
続的にシート状に塗布し、その展開層52を乾燥、ある
いは必要に応じ加熱又は光照射などにより硬化処理して
皮膜からなる易剥離性の樹脂層5とする。なお図例で
は、紫外線照射装置53が配置されている。
【0011】次に、前記により連続支持体1の上に易剥
離性の樹脂層5を順次形成しつつその樹脂層の上に、又
はその樹脂層に準じて必要に応じ別個に設けた重畳層6
の上に、連続支持体の上部に配置したダイ71を介しエ
ポキシ系樹脂塗工液を順次塗布してシート状に展開し、
その展開層72を加熱装置4を介し加熱硬化処理し、前
記の樹脂層5等と密着した硬化シート7を順次形成しつ
つ、その硬化シート7を当該樹脂層5等と共に連続支持
体1より回収して目的のエポキシ系樹脂シートが連続製
造される。
離性の樹脂層5を順次形成しつつその樹脂層の上に、又
はその樹脂層に準じて必要に応じ別個に設けた重畳層6
の上に、連続支持体の上部に配置したダイ71を介しエ
ポキシ系樹脂塗工液を順次塗布してシート状に展開し、
その展開層72を加熱装置4を介し加熱硬化処理し、前
記の樹脂層5等と密着した硬化シート7を順次形成しつ
つ、その硬化シート7を当該樹脂層5等と共に連続支持
体1より回収して目的のエポキシ系樹脂シートが連続製
造される。
【0012】前記の方法によれば、エポキシ系樹脂シー
トを簡単な一連の操作を介し連続製造できて量産性に優
れており、連続支持体1の上に最初に形成する易剥離性
の樹脂層5が、得られたエポキシ系樹脂シートを連続支
持体より容易に効率よく剥離回収することを可能にす
る。また連続支持体を介した展開層の移動速度の調節で
量産速度を容易に制御でき、その移動速度や塗工液展開
量の調節で得られるエポキシ系樹脂シートの厚さも容易
に制御することができる。
トを簡単な一連の操作を介し連続製造できて量産性に優
れており、連続支持体1の上に最初に形成する易剥離性
の樹脂層5が、得られたエポキシ系樹脂シートを連続支
持体より容易に効率よく剥離回収することを可能にす
る。また連続支持体を介した展開層の移動速度の調節で
量産速度を容易に制御でき、その移動速度や塗工液展開
量の調節で得られるエポキシ系樹脂シートの厚さも容易
に制御することができる。
【0013】なお樹脂層等や硬化シートの形成過程で
は、連続支持体の表面を可及的に水平状態に維持するこ
とが厚さの均一化を図る点より好ましい。ちなみに硬化
処理時に連続支持体の水平レベルを、形成する硬化シー
トの目的とする有効幅の5倍量あたり、就中20倍量あ
たり、特に40倍量あたり1mm以下に維持することで、
形成されるエポキシ系樹脂シートの厚さ精度を±15%
以下、就中±10%以下とすることも可能である。
は、連続支持体の表面を可及的に水平状態に維持するこ
とが厚さの均一化を図る点より好ましい。ちなみに硬化
処理時に連続支持体の水平レベルを、形成する硬化シー
トの目的とする有効幅の5倍量あたり、就中20倍量あ
たり、特に40倍量あたり1mm以下に維持することで、
形成されるエポキシ系樹脂シートの厚さ精度を±15%
以下、就中±10%以下とすることも可能である。
【0014】上記において連続支持体としては、エンド
レスベルトの如きベルト状物や板物やドラムなどの、エ
ポキシ系樹脂塗工液を順次連続的に展開でき、その展開
層を支持してシート状に維持できる適宜なものを用いう
る。連続支持体を形成する材質は、エポキシ系樹脂の加
熱硬化処理に耐えるものであればよく、従って例えばス
テンレスや銅やアルミニウムの如き金属、ガラス、プラ
スチックなどの適宜なものであってよい。就中、耐久性
等の点よりステンレスからなる連続支持体が好ましい。
連続支持体の厚さは、強度等に応じて適宜に決定され、
一般には0.1〜10mm、就中0.5〜2mmとされる。
レスベルトの如きベルト状物や板物やドラムなどの、エ
ポキシ系樹脂塗工液を順次連続的に展開でき、その展開
層を支持してシート状に維持できる適宜なものを用いう
る。連続支持体を形成する材質は、エポキシ系樹脂の加
熱硬化処理に耐えるものであればよく、従って例えばス
テンレスや銅やアルミニウムの如き金属、ガラス、プラ
スチックなどの適宜なものであってよい。就中、耐久性
等の点よりステンレスからなる連続支持体が好ましい。
連続支持体の厚さは、強度等に応じて適宜に決定され、
一般には0.1〜10mm、就中0.5〜2mmとされる。
【0015】また前記の方法によれば、連続支持体の表
面形態を前記の樹脂層を介し良好に転写反映させること
ができる。従って連続支持体の表面は、例えば液晶セル
基板や反射防止シート、プリズムシートや拡散シートな
どとして利用する場合の形成目的のエポキシ系樹脂シー
トの表面形態に応じて例えば平面やプリズム面、レンズ
面や微細凹凸面などの適宜な形態とすることができる。
なお平滑面とする場合、表面粗さRaが0.02μm以
下の連続支持体を用いて表面が鏡面状のエポキシ系樹脂
シートを得ることも可能である。
面形態を前記の樹脂層を介し良好に転写反映させること
ができる。従って連続支持体の表面は、例えば液晶セル
基板や反射防止シート、プリズムシートや拡散シートな
どとして利用する場合の形成目的のエポキシ系樹脂シー
トの表面形態に応じて例えば平面やプリズム面、レンズ
面や微細凹凸面などの適宜な形態とすることができる。
なお平滑面とする場合、表面粗さRaが0.02μm以
下の連続支持体を用いて表面が鏡面状のエポキシ系樹脂
シートを得ることも可能である。
【0016】本発明において連続支持体の上に最初に設
ける易剥離性の樹脂層は、得られたエポキシ系樹脂シー
トを一体的に連続支持体より容易に剥離できるようにす
ることを目的する。従ってその樹脂層の形成には、連続
支持体と接着しないか、接着してもその接着力が弱くて
容易に剥離できるものが用いられる。
ける易剥離性の樹脂層は、得られたエポキシ系樹脂シー
トを一体的に連続支持体より容易に剥離できるようにす
ることを目的する。従ってその樹脂層の形成には、連続
支持体と接着しないか、接着してもその接着力が弱くて
容易に剥離できるものが用いられる。
【0017】前記した樹脂の種類については特に限定は
なく、適宜なものを用いうる。ちなみにその例として
は、ウレタン系樹脂やアクリル系樹脂、ポリエステル系
樹脂やポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコー
ル共重合体の如きポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂や塩化ビニリデン系樹脂、ポリアリレート系
樹脂やスルホン系樹脂、アミド系樹脂やイミド系樹脂、
ポリエーテルスルホン系樹脂やポリエーテルイミド系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂やシリコーン系樹脂、フッ
素系樹脂やポリオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂やビ
ニルピロリドン系樹脂、セルロース系樹脂やアクリロニ
トリル系樹脂などがあげられる。易剥離性の樹脂層の形
成には、適宜な樹脂の2種以上のブレンド物なども用い
うる。
なく、適宜なものを用いうる。ちなみにその例として
は、ウレタン系樹脂やアクリル系樹脂、ポリエステル系
樹脂やポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコー
ル共重合体の如きポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂や塩化ビニリデン系樹脂、ポリアリレート系
樹脂やスルホン系樹脂、アミド系樹脂やイミド系樹脂、
ポリエーテルスルホン系樹脂やポリエーテルイミド系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂やシリコーン系樹脂、フッ
素系樹脂やポリオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂やビ
ニルピロリドン系樹脂、セルロース系樹脂やアクリロニ
トリル系樹脂などがあげられる。易剥離性の樹脂層の形
成には、適宜な樹脂の2種以上のブレンド物なども用い
うる。
【0018】易剥離性の樹脂層は、エポキシ系硬化シー
ト等と密着してそれと共に連続支持体より剥離回収され
てエポキシ系樹脂シートの片側表面層を形成することよ
り、光学用途では透明性等の光学特性に優れるものであ
ることが好ましい。またエポキシ系樹脂シートの表面を
コートして傷付きにくくするものが好ましい。かかる易
剥離性や光学特性、ハードコート性、特にステンレス系
連続支持体に対する易剥離性などの点より樹脂層の形成
に好ましく用いうるものは、ウレタン系樹脂である。
ト等と密着してそれと共に連続支持体より剥離回収され
てエポキシ系樹脂シートの片側表面層を形成することよ
り、光学用途では透明性等の光学特性に優れるものであ
ることが好ましい。またエポキシ系樹脂シートの表面を
コートして傷付きにくくするものが好ましい。かかる易
剥離性や光学特性、ハードコート性、特にステンレス系
連続支持体に対する易剥離性などの点より樹脂層の形成
に好ましく用いうるものは、ウレタン系樹脂である。
【0019】樹脂層の形成は、例えば樹脂を必要に応じ
有機溶媒や水等の適宜な溶媒にて溶液化して上記等の適
宜な方式で連続支持体の所定面に塗布し必要に応じてそ
れを乾燥後、加熱処理や光照射等の樹脂に応じた方式に
て硬化処理する方式などの適宜な方式にて皮膜化するこ
とにより行うことができる。その場合、塗工液の粘度は
適宜に決定しうるが、一般には塗工効率や均一塗布など
の点より1〜100cPとされ、上記したエクストルー
ジョンコート法による場合には特に1〜10センチポイ
ズに調製した樹脂液が好ましく用いうる。
有機溶媒や水等の適宜な溶媒にて溶液化して上記等の適
宜な方式で連続支持体の所定面に塗布し必要に応じてそ
れを乾燥後、加熱処理や光照射等の樹脂に応じた方式に
て硬化処理する方式などの適宜な方式にて皮膜化するこ
とにより行うことができる。その場合、塗工液の粘度は
適宜に決定しうるが、一般には塗工効率や均一塗布など
の点より1〜100cPとされ、上記したエクストルー
ジョンコート法による場合には特に1〜10センチポイ
ズに調製した樹脂液が好ましく用いうる。
【0020】形成する樹脂層の厚さは、適宜に決定しう
るが一般には易剥離性や剥離の際にヒビ割れの生じるこ
とを防止する点などより、1〜10μm、就中8μm以
下、特に2〜5μmとすることが好ましい。なおウレタ
ン系樹脂等の塗工層を光照射にて硬化処理する場合に
は、中心波長が365nmや254nmの高圧や低圧の紫外
線ランプを用いることが処理効率などの点より好まし
い。
るが一般には易剥離性や剥離の際にヒビ割れの生じるこ
とを防止する点などより、1〜10μm、就中8μm以
下、特に2〜5μmとすることが好ましい。なおウレタ
ン系樹脂等の塗工層を光照射にて硬化処理する場合に
は、中心波長が365nmや254nmの高圧や低圧の紫外
線ランプを用いることが処理効率などの点より好まし
い。
【0021】なお易剥離性の樹脂層の形成に際してはそ
の塗工液に、連続支持体よりの剥離性の向上を目的とし
た例えばエチレンオキサイドを付加した炭素数25〜1
00のエチレンポリマーやパラフィン等の直鎖飽和炭化
水素などの適宜な薬剤を配合することができる。
の塗工液に、連続支持体よりの剥離性の向上を目的とし
た例えばエチレンオキサイドを付加した炭素数25〜1
00のエチレンポリマーやパラフィン等の直鎖飽和炭化
水素などの適宜な薬剤を配合することができる。
【0022】図1に仮装線で例示した如くエポキシ系樹
脂シートの形成に際しては、易剥離性の樹脂層5の上に
必要に応じ別個の重畳層6を設けてその上にエポキシ系
樹脂の硬化シート7を設けることができる。図例では前
記した樹脂層の形成に準じて、ダイ61を介し重畳用の
塗工液を樹脂層の上に順次シート状に展開し、その展開
層62を硬化装置63を介し皮膜化して重畳層6を形成
するようになっている。
脂シートの形成に際しては、易剥離性の樹脂層5の上に
必要に応じ別個の重畳層6を設けてその上にエポキシ系
樹脂の硬化シート7を設けることができる。図例では前
記した樹脂層の形成に準じて、ダイ61を介し重畳用の
塗工液を樹脂層の上に順次シート状に展開し、その展開
層62を硬化装置63を介し皮膜化して重畳層6を形成
するようになっている。
【0023】樹脂層5とエポキシ系樹脂の硬化シート7
の間に必要に応じて設ける前記の重畳層は、例えば耐薬
品性や光学的異方性、低吸水性や低透湿性、低酸素透過
性等のガスバリア性などの適宜な機能付与を目的とする
ものであってよい。従って別個に設ける当該重畳層は、
1層又は2層以上であってもよい。
の間に必要に応じて設ける前記の重畳層は、例えば耐薬
品性や光学的異方性、低吸水性や低透湿性、低酸素透過
性等のガスバリア性などの適宜な機能付与を目的とする
ものであってよい。従って別個に設ける当該重畳層は、
1層又は2層以上であってもよい。
【0024】ちなみに液晶セルにおいては、水分や酸素
がセル基板を透過してセル内に侵入すると液晶の変質や
気泡の形成による外観不良、透明導電膜パターンの断線
などを発生させるおそれがある。従って液晶セルの場合
には、水蒸気や酸素ガスの透過阻止が重要となり、それ
らガスの透過を阻止しうるガスバリア層を設けたセル基
板が好ましく用いられる。
がセル基板を透過してセル内に侵入すると液晶の変質や
気泡の形成による外観不良、透明導電膜パターンの断線
などを発生させるおそれがある。従って液晶セルの場合
には、水蒸気や酸素ガスの透過阻止が重要となり、それ
らガスの透過を阻止しうるガスバリア層を設けたセル基
板が好ましく用いられる。
【0025】前記のガスバリア層を形成するための塗工
液は、目的とするガスの透過を阻止しうる液体化が可能
な適宜な材料を用いて調製することができる。一般には
水蒸気や酸素ガス等の目的とするガスの透過阻止能に優
れる、就中、酸素透過係数が小さい例えばポリビニルア
ルコールやその部分けん化物、エチレン・ビニルアルコ
ール共重合体やポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリ
デンなどのポリマー類が用いられる。特にガスバリア性
や水分の拡散性ないし吸水度の均一性などの点よりビニ
ルアルコール系ポリマーが好ましく用いうる。
液は、目的とするガスの透過を阻止しうる液体化が可能
な適宜な材料を用いて調製することができる。一般には
水蒸気や酸素ガス等の目的とするガスの透過阻止能に優
れる、就中、酸素透過係数が小さい例えばポリビニルア
ルコールやその部分けん化物、エチレン・ビニルアルコ
ール共重合体やポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリ
デンなどのポリマー類が用いられる。特にガスバリア性
や水分の拡散性ないし吸水度の均一性などの点よりビニ
ルアルコール系ポリマーが好ましく用いうる。
【0026】樹脂層の上に設けるガスバリア層等の重畳
層を形成するための塗工液は、例えば1種又は2種以上
の形成材料を必要に応じ溶媒を併用して、ポリマー溶液
の如く流動展開しうる状態とすることにより調製するこ
とができる。形成する重畳層の厚さは、適宜に決定でき
特に限定はない。一般には透明性や着色防止、ガスバリ
ア性等の機能性や薄型化、得られるエポキシ系樹脂シー
トのフレキシビリティーなどの点より15μm以下、就
中13μm以下、特に1〜10μmの厚さとすることが好
ましい。
層を形成するための塗工液は、例えば1種又は2種以上
の形成材料を必要に応じ溶媒を併用して、ポリマー溶液
の如く流動展開しうる状態とすることにより調製するこ
とができる。形成する重畳層の厚さは、適宜に決定でき
特に限定はない。一般には透明性や着色防止、ガスバリ
ア性等の機能性や薄型化、得られるエポキシ系樹脂シー
トのフレキシビリティーなどの点より15μm以下、就
中13μm以下、特に1〜10μmの厚さとすることが好
ましい。
【0027】樹脂層又はその上の重畳層の上に展開する
エポキシ系樹脂塗工液の調製には、耐熱性や透明性等に
優れるエポキシ系樹脂シートを得ることを目的に熱硬化
型の適宜な脂環式エポキシ系樹脂の1種又は2種以上を
用いることができ、その種類について特に限定はない。
塗工性やシート状への展開性等に優れる塗工液を得る点
などよりは、塗工時の温度以下、就中、常温において液
体状態を示す二液混合型のものが好ましく用いうる。そ
の場合、粘度調製や強度、耐熱性の向上等を目的に固形
状の脂環式エポキシ系樹脂を併用することもできる。固
形状のものの併用による塗工液の高粘度化は、展開層の
厚さ制御の容易化などにも有利である。
エポキシ系樹脂塗工液の調製には、耐熱性や透明性等に
優れるエポキシ系樹脂シートを得ることを目的に熱硬化
型の適宜な脂環式エポキシ系樹脂の1種又は2種以上を
用いることができ、その種類について特に限定はない。
塗工性やシート状への展開性等に優れる塗工液を得る点
などよりは、塗工時の温度以下、就中、常温において液
体状態を示す二液混合型のものが好ましく用いうる。そ
の場合、粘度調製や強度、耐熱性の向上等を目的に固形
状の脂環式エポキシ系樹脂を併用することもできる。固
形状のものの併用による塗工液の高粘度化は、展開層の
厚さ制御の容易化などにも有利である。
【0028】エポキシ系樹脂塗工液には熱硬化性の付与
を目的に硬化剤が配合される。用いる硬化剤について
は、特に限定はなく、併用の脂環式エポキシ系樹脂に応
じた適宜な硬化剤を1種又は2種以上用いることができ
る。就中、エポキシ系樹脂シートの耐熱性の向上や変色
防止性などの点より酸無水物系硬化剤が好ましく用いら
れる。
を目的に硬化剤が配合される。用いる硬化剤について
は、特に限定はなく、併用の脂環式エポキシ系樹脂に応
じた適宜な硬化剤を1種又は2種以上用いることができ
る。就中、エポキシ系樹脂シートの耐熱性の向上や変色
防止性などの点より酸無水物系硬化剤が好ましく用いら
れる。
【0029】前記の酸無水物系硬化剤の例としては、無
水フタル酸や無水マレイン酸、無水トリメリット酸や無
水ピロメリット酸、無水ナジック酸や無水グルタル酸、
テトラヒドロ無水フタル酸やメチルテトラヒドロ無水フ
タル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸やメチルヘキサヒド
ロ無水フタル酸、メチル無水ナジック酸やドデセニル無
水コハク酸、ジクロロ無水コハク酸やベンゾフェノン無
水テトラカルボン酸や無水クロレンディック酸などがあ
げられる。
水フタル酸や無水マレイン酸、無水トリメリット酸や無
水ピロメリット酸、無水ナジック酸や無水グルタル酸、
テトラヒドロ無水フタル酸やメチルテトラヒドロ無水フ
タル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸やメチルヘキサヒド
ロ無水フタル酸、メチル無水ナジック酸やドデセニル無
水コハク酸、ジクロロ無水コハク酸やベンゾフェノン無
水テトラカルボン酸や無水クロレンディック酸などがあ
げられる。
【0030】就中、前記の変色防止性などの点より無水
フタル酸やテトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸やメチルヘキサヒドロ無水フタル酸の如く無
色系ないし淡黄色系で、分子量が約140〜約200の
ものが好ましく用いられ、特に透明性や常温で液体であ
ることによる配合作業性の点よりメチルヘキサヒドロ無
水フタル酸が好ましく用いられる。
フタル酸やテトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無
水フタル酸やメチルヘキサヒドロ無水フタル酸の如く無
色系ないし淡黄色系で、分子量が約140〜約200の
ものが好ましく用いられ、特に透明性や常温で液体であ
ることによる配合作業性の点よりメチルヘキサヒドロ無
水フタル酸が好ましく用いられる。
【0031】硬化剤の使用量は、脂環式エポキシ系樹脂
のエポキシ基1当量に対し1.1〜1.4当量の割合と
することが必要である。これにより加熱硬化処理時に硬
化剤が塗工層の表層より蒸発飛散してもそれを補って耐
熱性に優れるエポキシ系樹脂シートを得ることができ
る。
のエポキシ基1当量に対し1.1〜1.4当量の割合と
することが必要である。これにより加熱硬化処理時に硬
化剤が塗工層の表層より蒸発飛散してもそれを補って耐
熱性に優れるエポキシ系樹脂シートを得ることができ
る。
【0032】エポキシ系樹脂塗工液の調製に際しては、
必要に応じて硬化促進剤やレベリング剤などの適宜な添
加剤を配合することもできる。硬化促進剤は、硬化速度
の促進による必要硬化処理時間の短縮を目的に配合さ
れ、その配合にて硬化に必要な距離を不配合の場合の数
分の1程度に短縮することもできる。従って量産性の向
上や製造設備の小型化などの点より硬化促進剤を配合す
ることが好ましい。
必要に応じて硬化促進剤やレベリング剤などの適宜な添
加剤を配合することもできる。硬化促進剤は、硬化速度
の促進による必要硬化処理時間の短縮を目的に配合さ
れ、その配合にて硬化に必要な距離を不配合の場合の数
分の1程度に短縮することもできる。従って量産性の向
上や製造設備の小型化などの点より硬化促進剤を配合す
ることが好ましい。
【0033】用いる硬化促進剤については特に限定はな
く、脂環式エポキシ系樹脂や硬化剤の種類などに応じて
例えば、第三級アミン類やイミダゾール類、第四級アン
モニウム塩類や有機金属塩類、リン化合物類や尿素系化
合物類の如き適宜なものを1種又は2種以上用いること
ができる。硬化促進剤の使用量は、促進効果などに応じ
て適宜に決定しうるが、一般には変色防止性などの点よ
り脂環式エポキシ系樹脂100重量部あたり、0.05
〜7重量部、就中0.1〜5重量部、特に0.2〜3重
量部が好ましい。
く、脂環式エポキシ系樹脂や硬化剤の種類などに応じて
例えば、第三級アミン類やイミダゾール類、第四級アン
モニウム塩類や有機金属塩類、リン化合物類や尿素系化
合物類の如き適宜なものを1種又は2種以上用いること
ができる。硬化促進剤の使用量は、促進効果などに応じ
て適宜に決定しうるが、一般には変色防止性などの点よ
り脂環式エポキシ系樹脂100重量部あたり、0.05
〜7重量部、就中0.1〜5重量部、特に0.2〜3重
量部が好ましい。
【0034】一方、レベリング剤は、エポキシ系樹脂塗
工液の展開層を空気との接触下に硬化処理する場合に、
硬化剤等の飛散による表面張力のバラツキなどで梨地状
の表面となることを防止して平滑な表面を形成すること
などを目的に配合するものであり、例えばシリコーン系
やアクリル系、フッ素系等の各種界面活性剤などの表面
張力を低下させうる適宜なものを1種又は2種以上用い
うる。
工液の展開層を空気との接触下に硬化処理する場合に、
硬化剤等の飛散による表面張力のバラツキなどで梨地状
の表面となることを防止して平滑な表面を形成すること
などを目的に配合するものであり、例えばシリコーン系
やアクリル系、フッ素系等の各種界面活性剤などの表面
張力を低下させうる適宜なものを1種又は2種以上用い
うる。
【0035】また例えばフェノール系やアミン系、有機
硫黄系やホスフィン系等の老化防止剤、グリコール類や
シリコーン類、アルコール類等の変性剤、染料や顔料、
変色防止剤や紫外線吸収剤などの添加剤も配合すること
ができる。
硫黄系やホスフィン系等の老化防止剤、グリコール類や
シリコーン類、アルコール類等の変性剤、染料や顔料、
変色防止剤や紫外線吸収剤などの添加剤も配合すること
ができる。
【0036】エポキシ系樹脂塗工液は、配合成分を必要
に応じ溶媒を併用して流動展開しうる状態とすることに
より調製することができる。塗工液の粘度は、適宜に決
定しうるが、一般には厚さムラの抑制等による厚さ精度
の向上や塗工効率などの点より1ポイズ以上、就中5〜
500ポイズ、特に10〜300ポイズの粘度とするこ
とが好ましい。
に応じ溶媒を併用して流動展開しうる状態とすることに
より調製することができる。塗工液の粘度は、適宜に決
定しうるが、一般には厚さムラの抑制等による厚さ精度
の向上や塗工効率などの点より1ポイズ以上、就中5〜
500ポイズ、特に10〜300ポイズの粘度とするこ
とが好ましい。
【0037】樹脂層等の上に形成したエポキシ系樹脂塗
工液の展開層の加熱硬化処理は、硬化剤等に応じた適宜
な温度にて行うことができるが、得られる硬化シートの
耐熱性の点よりは140℃以上、就中145〜250
℃、特に150〜200℃で行うことが好ましい。その
場合、硬化剤の沸点以上の加熱温度であってもよい。加
熱手段には、例えば熱風や赤外線ヒータなどの適宜な手
段を1種又は2種以上用いることができる。
工液の展開層の加熱硬化処理は、硬化剤等に応じた適宜
な温度にて行うことができるが、得られる硬化シートの
耐熱性の点よりは140℃以上、就中145〜250
℃、特に150〜200℃で行うことが好ましい。その
場合、硬化剤の沸点以上の加熱温度であってもよい。加
熱手段には、例えば熱風や赤外線ヒータなどの適宜な手
段を1種又は2種以上用いることができる。
【0038】前記において光学特性に優れる硬化シート
を得る点よりは通例、例えば5〜60分間、就中15〜
30分間等の比較的短時間で加熱硬化処理することが好
ましい。またシートの厚さ精度を向上する点よりは、展
開層の幅方向における温度差を可及的に抑制することが
好ましい。その温度制御は、加熱装置を複数のゾーンに
区分してそのゾーン毎に温度制御する方式などの適宜な
方式にて行うことができる。
を得る点よりは通例、例えば5〜60分間、就中15〜
30分間等の比較的短時間で加熱硬化処理することが好
ましい。またシートの厚さ精度を向上する点よりは、展
開層の幅方向における温度差を可及的に抑制することが
好ましい。その温度制御は、加熱装置を複数のゾーンに
区分してそのゾーン毎に温度制御する方式などの適宜な
方式にて行うことができる。
【0039】上記した硬化処理により通例、易剥離性の
樹脂層等と硬化シートが良好に密着して一体化し、それ
らを一体物として取扱いうるエポキシ系樹脂シートが形
成される。形成する硬化シートの厚さは、エポキシ系樹
脂シートの使用目的などに応じて適宜に決定することが
できる。一般には曲げ強度等の剛直性ないし柔軟性や表
面平滑性、低位相差性や薄型軽量性などの点より1mm以
下、就中50〜800μm、特に100〜600μmの厚
さとされる。なお光学用途などでは200〜500μm
の厚さが有利な場合も多い。
樹脂層等と硬化シートが良好に密着して一体化し、それ
らを一体物として取扱いうるエポキシ系樹脂シートが形
成される。形成する硬化シートの厚さは、エポキシ系樹
脂シートの使用目的などに応じて適宜に決定することが
できる。一般には曲げ強度等の剛直性ないし柔軟性や表
面平滑性、低位相差性や薄型軽量性などの点より1mm以
下、就中50〜800μm、特に100〜600μmの厚
さとされる。なお光学用途などでは200〜500μm
の厚さが有利な場合も多い。
【0040】なお上記した連続製造法において、形成し
たエポキシ系樹脂シートの連続支持体よりの回収は、割
れの防止などの点よりガラス転移温度近傍等の高温雰囲
気下又は急冷による収縮応力の作用下に剥離することが
好ましい。特に割れや亀裂と塑性変形や残留歪みの発生
を防止しうるバランスのとれた柔軟性を達成する点よ
り、エポキシ系樹脂硬化層のガラス転移温度の20℃低
い温度以上、就中±10℃の温度範囲にて剥離すること
が好ましい。従って得られた樹脂シートの回収は、ガラ
ス転移温度近傍等の高温雰囲気にても塑性変形しない硬
化状態となった後に行うことが前記の割れや歪の発生防
止などの点より好ましい。
たエポキシ系樹脂シートの連続支持体よりの回収は、割
れの防止などの点よりガラス転移温度近傍等の高温雰囲
気下又は急冷による収縮応力の作用下に剥離することが
好ましい。特に割れや亀裂と塑性変形や残留歪みの発生
を防止しうるバランスのとれた柔軟性を達成する点よ
り、エポキシ系樹脂硬化層のガラス転移温度の20℃低
い温度以上、就中±10℃の温度範囲にて剥離すること
が好ましい。従って得られた樹脂シートの回収は、ガラ
ス転移温度近傍等の高温雰囲気にても塑性変形しない硬
化状態となった後に行うことが前記の割れや歪の発生防
止などの点より好ましい。
【0041】連続支持体よりのエポキシ系樹脂シートの
回収に際しては、必要に応じ剥離手段を用いることがで
きる。ちなみに図例では樹脂層5の端部等に耐熱テープ
を接着し、その上にエポキシ系樹脂の硬化シートを形成
した後、剥取りロールからなる剥離手段8を介しその耐
熱テープを把持持ち上げてエポキシ系樹脂シートを連続
支持体より効率よく剥離回収するようになっている。
回収に際しては、必要に応じ剥離手段を用いることがで
きる。ちなみに図例では樹脂層5の端部等に耐熱テープ
を接着し、その上にエポキシ系樹脂の硬化シートを形成
した後、剥取りロールからなる剥離手段8を介しその耐
熱テープを把持持ち上げてエポキシ系樹脂シートを連続
支持体より効率よく剥離回収するようになっている。
【0042】形成されたエポキシ系樹脂シートの連続体
は、必要に応じてレーザー光線や超音波カッター、ダイ
シングやウォータージェットなどの適宜な切断手段を介
し適宜な寸法に切断して回収することもできる。得られ
たエポキシ系樹脂シートは、従来に準じた各種の目的に
好ましく用いることができ、例えば液晶セル等の各種セ
ルにおけるセル基板の如き光学用途などにも好ましく用
いることができる。
は、必要に応じてレーザー光線や超音波カッター、ダイ
シングやウォータージェットなどの適宜な切断手段を介
し適宜な寸法に切断して回収することもできる。得られ
たエポキシ系樹脂シートは、従来に準じた各種の目的に
好ましく用いることができ、例えば液晶セル等の各種セ
ルにおけるセル基板の如き光学用途などにも好ましく用
いることができる。
【0043】前記において液晶セル基板の如く液晶セル
の製造過程の高温雰囲気等に耐えることが求められる場
合などには、得られたエポキシ系樹脂シートを必要に応
じ後加熱処理する方式などによりそのガラス転移温度を
140℃以上、就中160℃以上、特に180℃以上に
高めることもできる。
の製造過程の高温雰囲気等に耐えることが求められる場
合などには、得られたエポキシ系樹脂シートを必要に応
じ後加熱処理する方式などによりそのガラス転移温度を
140℃以上、就中160℃以上、特に180℃以上に
高めることもできる。
【0044】
【実施例】例1〜4 図1に例示の流延法にて、ウレタン系紫外線硬化型樹脂
(新中村化学社製、NKオリゴUN−01)の17重量
%トルエン溶液をダイより吐出させて0.2m/分の一
定速度で回転走行するステンレス製エンドレスベルト上
に流延塗布し、トルエンを揮発乾燥後、紫外線(254
nm)を照射して硬化処理し、厚さ2μmのウレタン系樹
脂層を形成した。
(新中村化学社製、NKオリゴUN−01)の17重量
%トルエン溶液をダイより吐出させて0.2m/分の一
定速度で回転走行するステンレス製エンドレスベルト上
に流延塗布し、トルエンを揮発乾燥後、紫外線(254
nm)を照射して硬化処理し、厚さ2μmのウレタン系樹
脂層を形成した。
【0045】次に前記の操作を継続しつつ、硬化したウ
レタン系樹脂層の上にエポキシ系樹脂塗工液をダイより
100g/分の割合で連続に吐出させてシート状に展開
し、その展開層を熱風加熱装置を介し165℃で25分
間加熱硬化させた後、150℃に温調した従動ドラム上
で硬化シートをそれに密着したウレタン系樹脂層と共に
エンドレスベルトより剥離回収して、厚さ400μmの
エポキシ系樹脂シートを連続的に得た。
レタン系樹脂層の上にエポキシ系樹脂塗工液をダイより
100g/分の割合で連続に吐出させてシート状に展開
し、その展開層を熱風加熱装置を介し165℃で25分
間加熱硬化させた後、150℃に温調した従動ドラム上
で硬化シートをそれに密着したウレタン系樹脂層と共に
エンドレスベルトより剥離回収して、厚さ400μmの
エポキシ系樹脂シートを連続的に得た。
【0046】なお前記のエポキシ樹脂塗工液は、脂環式
エポキシ樹脂A(ユニオンカーバイド社製、ERL−4
221)68.7部(重量部、以下同じ)、脂環式エポ
キシ樹脂B(ダイセル化学工業社製、EHPE−315
0)31.3部、酸無水物系硬化剤(日立化成工業社
製、NH−8210)及び硬化促進剤(日本化学工業社
製、ヒシコーリンPX−4ET)2部を撹拌混合して調
製したものであり、その場合に酸無水物系硬化剤の配合
量を変更して下表の如き当量比とした。
エポキシ樹脂A(ユニオンカーバイド社製、ERL−4
221)68.7部(重量部、以下同じ)、脂環式エポ
キシ樹脂B(ダイセル化学工業社製、EHPE−315
0)31.3部、酸無水物系硬化剤(日立化成工業社
製、NH−8210)及び硬化促進剤(日本化学工業社
製、ヒシコーリンPX−4ET)2部を撹拌混合して調
製したものであり、その場合に酸無水物系硬化剤の配合
量を変更して下表の如き当量比とした。
【0047】なお前記の当量比では、脂環式エポキシ樹
脂Aのエポキシ当量を135、脂環式エポキシ樹脂Bの
エポキシ当量を185とし(いずれも、技術情報協会
刊:「エポキシ樹脂の高性能化と硬化剤の配合技術およ
び評価・応用」による)、酸無水物系硬化剤の当量を1
68(高分子刊行会刊:「入門エポキシ樹脂」による)
とした。
脂Aのエポキシ当量を135、脂環式エポキシ樹脂Bの
エポキシ当量を185とし(いずれも、技術情報協会
刊:「エポキシ樹脂の高性能化と硬化剤の配合技術およ
び評価・応用」による)、酸無水物系硬化剤の当量を1
68(高分子刊行会刊:「入門エポキシ樹脂」による)
とした。
【0048】評価試験 前記で得たエポキシ系樹脂シートを180℃でさらに6
0分間加熱して架橋を充分に進行させた後、ガラス転移
温度(耐熱性)と硬化度合いを調べた。なおガラス転移
温度は、粘弾性測定装置(レオメトリック社製、ARE
S)を用いた測定周波数1Hzによる損失弾性率
(G")のピーク温度を基準とした。また硬化度合い
は、tanδのピークがガラス転移温度よりも低温側にお
いても観察された場合を×、されなかった場合を○とし
た。
0分間加熱して架橋を充分に進行させた後、ガラス転移
温度(耐熱性)と硬化度合いを調べた。なおガラス転移
温度は、粘弾性測定装置(レオメトリック社製、ARE
S)を用いた測定周波数1Hzによる損失弾性率
(G")のピーク温度を基準とした。また硬化度合い
は、tanδのピークがガラス転移温度よりも低温側にお
いても観察された場合を×、されなかった場合を○とし
た。
【0049】前記の結果を次表に示した。表より、エポ
キシに対し硬化剤の当量比を1.1以上とした例3,4
でシート全体における硬化が充分に進行していることが
わかる。 例1 例2 例3 例4 エポキシ/硬化剤当量比 1.0/0.9 1.0/1.0 1.0/1.12 1.0/1.25 ガラス転移温度(℃) 209 213 214 211 硬化度合い × × ○ ○
キシに対し硬化剤の当量比を1.1以上とした例3,4
でシート全体における硬化が充分に進行していることが
わかる。 例1 例2 例3 例4 エポキシ/硬化剤当量比 1.0/0.9 1.0/1.0 1.0/1.12 1.0/1.25 ガラス転移温度(℃) 209 213 214 211 硬化度合い × × ○ ○
【図1】製造工程例の説明図
1:連続支持体(エンドレスベルト) 2,3:駆動・従動ドラム 4:加熱装置 5:易剥離性の樹脂層 6:重畳層 7:脂環式エポキシ系樹脂の硬化シート 51,61,71:ダイ 52,62,72:展開層
Claims (4)
- 【請求項1】 連続支持体上に設けた易剥離性の樹脂層
の上に直接又は別個の重畳層を介して、脂環式エポキシ
系樹脂と1.1〜1.4当量の硬化剤を少なくとも成分
とする塗工液をシート状に展開し、その展開層を加熱硬
化処理して前記樹脂層上に直接又は別個の重畳層を介し
密着した硬化シートを形成した後、その硬化シートを当
該樹脂層と共に連続支持体より剥離回収することを特徴
とするエポキシ系樹脂シートの連続製造法。 - 【請求項2】 請求項1において、硬化剤に酸無水物系
のものを用いてなるエポキシ系樹脂シートの連続製造
法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、加熱硬化処理
を140℃以上で行うエポキシ系樹脂シートの連続製造
法。 - 【請求項4】 請求項1〜3において、ガラス転移温度
が180℃以上のエポキシ系樹脂シートを得る連続製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11221394A JP2001049000A (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | エポキシ系樹脂シートの連続製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11221394A JP2001049000A (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | エポキシ系樹脂シートの連続製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001049000A true JP2001049000A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16766087
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11221394A Pending JP2001049000A (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | エポキシ系樹脂シートの連続製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001049000A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011037449A1 (en) * | 2009-09-22 | 2011-03-31 | Jacob Woudsma | Epoxy foil(s) |
-
1999
- 1999-08-04 JP JP11221394A patent/JP2001049000A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011037449A1 (en) * | 2009-09-22 | 2011-03-31 | Jacob Woudsma | Epoxy foil(s) |
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