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JP2001049072A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

Info

Publication number
JP2001049072A
JP2001049072A JP11229753A JP22975399A JP2001049072A JP 2001049072 A JP2001049072 A JP 2001049072A JP 11229753 A JP11229753 A JP 11229753A JP 22975399 A JP22975399 A JP 22975399A JP 2001049072 A JP2001049072 A JP 2001049072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
component
resin
copolymer
bis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11229753A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanaga Shimizu
久永 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP11229753A priority Critical patent/JP2001049072A/ja
Publication of JP2001049072A publication Critical patent/JP2001049072A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐擦傷性に優れ、かつ耐衝撃性をはじめとす
る機械的強度、ウエルド強度、耐熱性および成形加工性
に優れる樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 芳香族ポリカーボネート樹脂(a成分)
x重量%、シアン化ビニル化合物および芳香族ビニル化
合物からなる成分を含有する共重合体(b成分)y重量
%およびJIS K7210により測定されるシリンダ
ー温度280℃、荷重2.16kgfでのメルトフロー
レート(MFR)が10〜100g/10分であるメチ
ルメタクリレート樹脂(c成分)z重量%からなり、x
が15〜38、yが15〜40、zが30〜48であ
り、x+y+z=100かつz≧yである熱可塑性樹脂
組成物およびそれらからなる成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐擦傷性に優れる
樹脂組成物に関する。更に詳しくは、芳香族ポリカーボ
ネート樹脂、シアン化ビニル化合物および芳香族ビニル
化合物からなる成分を含有する共重合体、および特定の
メチルメタクリレート樹脂からなり、耐擦傷性に優れ、
かつ耐衝撃性をはじめとする機械的強度、ウエルド強
度、耐熱性および成形加工性に優れる熱可塑性樹脂組成
物およびそれからなる成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリカーボネート樹脂は、優れた
機械特性、熱的性質を有しているため工業的に広く利用
されている。しかしながら芳香族ポリカーボネート樹脂
は、溶融粘度が高いため、流動性が悪く成形性に劣る欠
点を有している。
【0003】そこで、芳香族ポリカーボネート樹脂の流
動性を改良するため他の熱可塑性樹脂とのポリマーアロ
イについても数多く開発されている。その中でもABS
樹脂に代表されるスチレン系樹脂とのポリマーアロイ
は、自動車分野、カメラ外装材、OA機器分野、電子電
気機器分野等に広く利用されている。
【0004】従来、カメラ外装材、OA機器、家電製品
等の用途には成形品に塗装を施したものが使用されてき
たが、近年製品の低コスト化および環境に配慮したリサ
イクル性の観点から無塗装化の要望が強い。
【0005】しかしながら、無塗装の場合は成形品の表
面外観と共に耐擦傷性が重要視される。一般には、爪で
成形品表面に傷がつかないレベルの目安として、鉛筆硬
度でH以上が要求される。
【0006】従来、カメラ外装材、OA機器、家電製品
等の用途に使用されてきた芳香族ポリカーボネート樹脂
および芳香族ポリカーボネート樹脂とABS樹脂とのア
ロイは、鉛筆硬度で2B〜Bであり要求されるH以上を
満足する事ができない。また、耐擦傷性の優れる樹脂と
してアクリル樹脂、AS樹脂等が一般に知られている
が、両者とも耐擦傷性に優れるものの衝撃強度をはじめ
とする機械的強度および耐熱性の観点から、カメラ、O
A機器、家電製品等の外装材用途への適用は困難であっ
た。
【0007】ポリカーボネート樹脂とABS樹脂および
アクリル樹脂からなる種々の組成物が提案されている。
例えば真珠光沢と強度および染色性、染色堅牢度が優れ
る樹脂組成物として、ポリカーボネート樹脂5〜40重
量%、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂20〜
70重量%およびメチルメタクリレート樹脂20〜70
重量%を配合する方法(特公昭55−4140号公
報)、真珠光沢および優れた衝撃強度を有する材料とし
て、ポリカーボネート樹脂5〜95重量%、メチルメタ
クリレート樹脂5〜95重量%からなる樹脂組成物10
0重量部に対し、スチレン、メチルメタクリレート、ア
クリロニトリル又はこれらの2種以上とブタジエン系重
合体を共重合したブタジエン系樹脂1〜100重量部を
配合する方法(特公昭55−7864号公報)、耐衝撃
性とウエルド強度および成形加工性が優れる樹脂組成物
として、ABS樹脂10〜90重量%、芳香族ポリカー
ボネート樹脂90〜10重量%からなる樹脂100重量
部に対し、ポリメタクリル酸エステル樹脂1〜20重量
部、MBS樹脂および/またはアクリル系グラフト重合
体0.5〜20重量部を配合する方法(特公平4−46
986号公報)、アクリル樹脂とABS樹脂からなる組
成物の耐熱変形性およびノッチ付き衝撃強度を改良した
樹脂組成物として、アルキルないしはアリールメタクリ
レート50〜90重量%、ABSなどのポリブタジエン
を粘性相成分として有する共重合体5〜40重量%、ポ
リカーボネート樹脂5〜40重量%を配合する方法(特
開平4−227747号公報)、ポリカーボネート樹脂
とABS樹脂からなる組成物のウエルド強度を改良した
樹脂組成物として、ABSなどのモノビニル芳香族−ア
ルケニル−ジエングラフトコポリマー5〜30重量%、
ポリメチルメタクリレート樹脂1〜20重量%、ポリカ
ーボネート樹脂65〜95重量%を配合する方法(特開
平4−264158号公報)等が提案されている。
【0008】しかしながら、上記公報において提案され
た樹脂組成物は、真珠光沢などの意匠性、耐衝撃性、ウ
エルド強度等の改良、およびこれらの特性を両立するこ
とを目的とするものであり、耐擦傷性(表面硬度)を改
良すると共に、衝撃強度等の機械的強度、耐熱性、およ
び成形加工性においても良好な樹脂組成物は得られてい
ないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、無塗
装であってもカメラ、OA機器、家電製品等の外装材に
要求される耐擦傷性、衝撃強度をはじめとする機械的強
度、耐熱性および成形加工性を満足する樹脂組成物を提
供することにある。本発明者は、上記目的を達成すべく
鋭意検討を重ねた結果、芳香族ポリカーボネート樹脂と
シアン化ビニル化合物および芳香族ビニル化合物からな
る成分を含有する共重合体および特定のメチルメタクリ
レート樹脂からなり、特定の組成割合からなる樹脂組成
物が目的とする耐擦傷性を有し、かつ耐衝撃性、ウエル
ド強度、耐熱性および成形加工性の優れた樹脂組成物と
なることを見出し、本発明に到達した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、芳香族ポリカ
ーボネート樹脂(a成分)x重量%、シアン化ビニル化
合物および芳香族ビニル化合物からなる成分を含有する
共重合体(b成分)y重量%およびJIS K7210
により測定されるシリンダー温度280℃、荷重2.1
6kgfでのメルトフローレート(MFR)が10〜1
00g/10分であるメチルメタクリレート樹脂(c成
分)z重量%からなり、xが15〜38、yが15〜4
0、zが30〜48であり、x+y+z=100かつz
≧yである熱可塑性樹脂組成物に係るものである。
【0011】本発明のa成分における芳香族ポリカーボ
ネート樹脂は、通常二価フェノールとカーボネート前駆
体とを界面重縮合法、溶融エステル交換法で反応させて
得られたものの他、カーボネートプレポリマーを固相エ
ステル交換法により重合させたもの、または環状カーボ
ネート化合物の開環重合法により重合させて得られるも
のである。
【0012】ここで使用される二価フェノールの代表的
な例としては、ハイドロキノン、レゾルシノール、4,
4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)メタン、ビス{(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチル)フェニル}メタン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称ビスフェノール
A)、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)
フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ
−3,5−ジメチル)フェニル}プロパン、2,2−ビ
ス{(3−イソプロピル−4−ヒドロキシ)フェニル}
プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−フェ
ニル)フェニル}プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−3−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−3,3−ジメチルブタン、2,4
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メ
チルペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−4−イソプロピルシクロヘキサン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレン、9,9−ビス{(4−ヒドロキシ
−3−メチル)フェニル}フルオレン、α,α’−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−o−ジイソプロピルベン
ゼン、α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m
−ジイソプロピルベンゼン、α,α’−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、1,
3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−5,7−ジメチ
ルアダマンタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホキシ
ド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルケトン、4,4’−
ジヒドロキシジフェニルエーテルおよび4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルエステル等があげられ、これらは単
独または2種以上を混合して使用できる。
【0013】なかでもビスフェノールA、2,2−ビス
{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
3,3−ジメチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサンおよびα,α’−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−m−ジイソプロピルベンゼンからなる群より選
ばれた少なくとも1種のビスフェノールより得られる単
独重合体または共重合体が好ましく、特に、ビスフェノ
ールAの単独重合体および1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
とビスフェノールA、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ
−3−メチル)フェニル}プロパンまたはα,α’−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベ
ンゼンとの共重合体が好ましく使用される。
【0014】カーボネート前駆体としてはカルボニルハ
ライド、カーボネートエステルまたはハロホルメート等
が使用され、具体的にはホスゲン、ジフェニルカーボネ
ートまたは二価フェノールのジハロホルメート等が挙げ
られる。
【0015】上記二価フェノールとカーボネート前駆体
とを界面重縮合法または溶融エステル交換法等によって
ポリカーボネート樹脂を製造するに当たっては、必要に
応じて触媒、末端停止剤、二価フェノールの酸化防止剤
等を使用してもよい。またポリカーボネート樹脂は三官
能以上の多官能性芳香族化合物を共重合した分岐ポリカ
ーボネート樹脂であっても、芳香族または脂肪族の二官
能性カルボン酸を共重合したポリエステルカーボネート
樹脂であってもよく、また、得られたポリカーボネート
樹脂の2種以上を混合した混合物であってもよい。
【0016】三官能以上の多官能性芳香族化合物として
は、例えばフロログルシン、フロログルシド、または
4,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキ
ジフェニル)ヘプテン−2、2,4,6−トリメチル−
2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタ
ン、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゼン、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,1,1−トリス(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,6−ビス(2−
ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェノ
ール、4−{4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エチル]ベンゼン}−α,α−ジメチルベンジル
フェノール等のトリスフェノール、テトラ(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、ビス(2,4−ジヒドロキシフ
ェニル)ケトン、1,4−ビス(4,4−ジヒドロキシ
トリフェニルメチル)ベンゼン、またはトリメリット
酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸
およびこれらの酸クロライド等が挙げられ、中でも1,
1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
1,1,1−トリス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)エタンが好ましく、特に1,1,1−トリ
ス(4−ヒドロキシフェニル)エタンが好ましい。
【0017】界面重縮合法による反応は、通常二価フェ
ノールとホスゲンとの反応であり、酸結合剤および有機
溶媒の存在下に反応させる。酸結合剤としては、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物またはピリジン等のアミン化合物が用いられる。
有機溶媒としては、例えば塩化メチレン、クロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素が用いられる。また、反応促
進のために例えばトリエチルアミン、テトラ−n−ブチ
ルアンモニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルホスホ
ニウムブロマイド等の第三級アミン、第四級アンモニウ
ム化合物、第四級ホスホニウム化合物等の触媒を用いる
こともできる。その際、反応温度は通常0〜40℃、反
応時間は10分〜5時間程度、反応中のpHは9以上に
保つのが好ましい。
【0018】また、かかる重合反応において、通常末端
停止剤が使用される。かかる末端停止剤として単官能フ
ェノール類を使用することができる。単官能フェノール
類は末端停止剤として分子量調節のために一般的に使用
され、また得られたポリカーボネート樹脂は、末端が単
官能フェノール類に基づく基によって封鎖されているの
で、そうでないものと比べて熱安定性に優れている。か
かる単官能フェノール類としては、一般にはフェノール
又は低級アルキル置換フェノールであって、下記一般式
(1)で表される単官能フェノール類を示すことができ
る。
【0019】
【化1】
【0020】(式中、Aは水素原子または炭素数1〜9
の直鎖または分岐のアルキル基あるいはフェニル基置換
アルキル基であり、rは1〜5、好ましくは1〜3の整
数である。)
【0021】上記単官能フェノール類の具体例として
は、例えばフェノール、p−tert−ブチルフェノー
ル、p−クミルフェノールおよびイソオクチルフェノー
ルが挙げられる。また、他の単官能フェノール類として
は、長鎖のアルキル基あるいは脂肪族ポリエステル基を
置換基として有するフェノール類または安息香酸クロラ
イド類、もしくは長鎖のアルキルカルボン酸クロライド
類も示すことができる。これらのなかでは、下記一般式
(2)および(3)で表される長鎖のアルキル基を置換
基として有するフェノール類が好ましく使用される。
【0022】
【化2】
【0023】
【化3】
【0024】(式中、Xは−R−O−、−R−CO−O
−または−R−O−CO−である、ここでRは単結合ま
たは炭素数1〜10、好ましくは1〜5の二価の脂肪族
炭化水素基を示し、nは10〜50の整数を示す。)
【0025】かかる一般式(2)の置換フェノール類と
してはnが10〜30、特に10〜26のものが好まし
く、その具体例としては例えばデシルフェノール、ドデ
シルフェノール、テトラデシルフェノール、ヘキサデシ
ルフェノール、オクタデシルフェノール、エイコシルフ
ェノール、ドコシルフェノールおよびトリアコンチルフ
ェノール等を挙げることができる。
【0026】また、一般式(3)の置換フェノール類と
してはXが−R−CO−O−であり、Rが単結合である
化合物が適当であり、nが10〜30、特に10〜26
のものが好適であって、その具体例としては例えばヒド
ロキシ安息香酸デシル、ヒドロキシ安息香酸ドデシル、
ヒドロキシ安息香酸テトラデシル、ヒドロキシ安息香酸
ヘキサデシル、ヒドロキシ安息香酸エイコシル、ヒドロ
キシ安息香酸ドコシルおよびヒドロキシ安息香酸トリア
コンチルが挙げられる。
【0027】末端停止剤は、得られたポリカーボネート
樹脂の全末端に対して少なくとも5モル%、好ましくは
少なくとも10モル%末端に導入されることが望まし
い。より好ましくは全末端に対して末端停止剤が80モ
ル%以上導入されること、すなわち二価フェノールに由
来する末端の水酸基(OH基)が20モル%以下である
ことがより好ましく、特に好ましくは全末端に対して末
端停止剤が90モル%以上導入されること、すなわちO
H基が10モル%以下の場合である。また、末端停止剤
は単独でまたは2種以上混合して使用してもよい。
【0028】溶融エステル交換法による反応は、通常二
価フェノールとカーボネートエステルとのエステル交換
反応であり、不活性ガスの存在下に二価フェノールとカ
ーボネートエステルとを加熱しながら混合して、生成す
るアルコールまたはフェノールを留出させる方法により
行われる。反応温度は生成するアルコールまたはフェノ
ールの沸点等により異なるが、通常120〜350℃の
範囲である。反応後期には系を10〜0.1Torr程
度に減圧して生成するアルコールまたはフェノールの留
出を容易にさせる。反応時間は通常1〜4時間程度であ
る。
【0029】カーボネートエステルとしては、置換され
ていてもよい炭素数6〜10のアリール基、アラルキル
基あるいは炭素数1〜4のアルキル基などのエステルが
挙げられる。具体的にはジフェニルカーボネート、ジト
リルカーボネート、ビス(クロロフェニル)カーボネー
ト、m―クレジルカーボネート、ジナフチルカーボネー
ト、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジメチルカーボ
ネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボネート
などが挙げられ、なかでもジフェニルカーボネートが好
ましい。
【0030】また、重合速度を速めるために重合触媒を
用いることができ、かかる重合触媒としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、二価フェノールのナ
トリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属化合物、水酸
化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム等
のアルカリ土類金属化合物、テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ド、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の含窒素塩
基性化合物、アルカリ金属やアルカリ土類金属のアルコ
キシド類、アルカリ金属やアルカリ土類金属の有機酸塩
類、亜鉛化合物類、ホウ素化合物類、アルミニウム化合
物類、珪素化合物類、ゲルマニウム化合物類、有機スズ
化合物類、鉛化合物類、オスミウム化合物類、アンチモ
ン化合物類マンガン化合物類、チタン化合物類、ジルコ
ニウム化合物類などの通常エステル化反応、エステル交
換反応に使用される触媒を用いることができる。触媒は
単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用
してもよい。これらの重合触媒の使用量は、原料の二価
フェノール1モルに対し、好ましくは1×10-8〜1×
10-3当量、より好ましくは1×10-7〜5×10-4
量の範囲で選ばれる。
【0031】また、かかる重合反応において、フェノー
ル性の末端基を減少するために、重縮合反応の後期ある
いは終了後に、例えばビス(クロロフェニル)カーボネ
ート、ビス(ブロモフェニル)カーボネート、ビス(ニ
トロフェニル)カーボネート、ビス(フェニルフェニ
ル)カーボネート、クロロフェニルフェニルカーボネー
ト、ブロモフェニルフェニルカーボネート、ニトロフェ
ニルフェニルカーボネート、フェニルフェニルカーボネ
ート、メトキシカルボニルフェニルフェニルカーボネー
トおよびエトキシカルボニルフェニルフェニルカーボネ
ート等の化合物を加えることが好ましい。なかでも2−
クロロフェニルフェニルカーボネート、2−メトキシカ
ルボニルフェニルフェニルカーボネートおよび2−エト
キシカルボニルフェニルフェニルカーボネートが好まし
く、特に2−メトキシカルボニルフェニルフェニルカー
ボネートが好ましく使用される。
【0032】芳香族ポリカーボネート樹脂の分子量は特
定されないが、分子量が10,000未満であると耐衝
撃性等が低下し、50,000を超えると成形加工性が
低下するようになるので、粘度平均分子量で表して1
0,000〜50,000のものが好ましく、15,0
00〜30,000のものが特に好ましい。また、芳香
族ポリカーボネート樹脂の2種以上を混合しても差し支
えない。ここでいう粘度平均分子量は塩化メチレン10
0mLにポリカーボネート樹脂0.7gを20℃で溶解
した溶液から求めた比粘度(ηSP)を次式に挿入して求
めたものである。 ηSP/c=[η]+0.45×[η]2c(但し[η]
は極限粘度) [η]=1.23×10-40.83 c=0.7
【0033】原料ポリカーボネート樹脂は製造した後、
溶液状態において精密濾過処理をしたり、造粒(脱溶
媒)後の粒状原料を例えば加熱条件下でアセトンなどの
貧溶媒で洗浄したりして低分子量成分や未反応成分等の
不純物や異物を除去することが好ましい。ペレット状ポ
リカーボネート樹脂を得る押出工程(ペレット化工程)
では溶融状態の時に濾過精度10μmの焼結金属フィル
ターを通すなどして異物を除去したりすることが好まし
い。必要により、例えばリン系等の酸化防止剤などの添
加剤を加えることも好ましい。
【0034】更に本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂
には、必要に応じて離型剤、トリアゾール系、アセトフ
ェノン系、サリチル酸エステル系等の紫外線吸収剤、ア
ンスラキノン系染料等のブルーイング剤、染料、カーボ
ンブラックおよび酸化チタン等の着色剤、光拡散剤、滑
剤、クマリン、ナフタルイミドおよびオキサゾール化合
物等の蛍光増白剤を配合してもよく、これらは芳香族ポ
リカーボネート樹脂中0.0001〜10重量%配合す
ることができる。
【0035】本発明においてb成分として使用されるシ
アン化ビニル化合物および芳香族ビニル化合物からなる
成分を含有する共重合体とは、シアン化ビニル化合物と
芳香族ビニル化合物との共重合体の他、必要に応じてこ
れらと共重合可能な他のビニル単量体、およびゴム質重
合体より選ばれる1種以上を共重合して得られる共重合
体を挙げることができる。
【0036】b成分に使用するシアン化ビニル化合物と
しては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等を挙
げることができ、特にアクリロニトリルが好ましい。
【0037】b成分に使用する芳香族ビニル化合物とし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、エチルス
チレン、ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチ
レン、ビニルナフタレン、メトキシスチレン、モノブロ
ムスチレン、ジブロムスチレン、フルオロスチレン、ト
リブロムスチレン等のスチレン誘導体を挙げることがで
き、スチレンおよびα−メチルスチレンが好ましく使用
でき、特にスチレンが好ましい。尚、これらは単独また
は2種以上のいずれも用いることができる。
【0038】前記シアン化ビニル化合物および芳香族ビ
ニル化合物と共重合可能な他のビニル単量体としては、
フェニルアクリレート、ベンジルアクリレート等のアク
リル酸のアリールエステル、メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリ
レート、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、シクロヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレー
ト等のアクリル酸のアルキルエステル、フェニルメタク
リレート、ベンジルメタクリレート等のメタクリル酸ア
リールエステル、メチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチルメタ
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ドデシル
メタクリレート等のメタクリル酸アルキルエステル、グ
リシジルメタクリレート等のエポキシ基含有メタクリル
酸エステル、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−
フェニルマレイミド等のマレイミド系単量体、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタ
ル酸、イタコン酸等のα,β−不飽和カルボン酸および
その無水物が挙げられる。
【0039】前記シアン化ビニル化合物および芳香族ビ
ニル化合物と共重合可能なゴム質重合体としては、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、スチレン・ブタジエンの
ランダム共重合体およびブロック共重合体、アクリロニ
トリル・ブタジエン共重合体、アクリル酸アルキルエス
テルまたはメタクリル酸アルキルエステルおよびブタジ
エンの共重合体、ブタジエン・イソプレン共重合体等の
ジエン系共重合体、エチレン・プロピレンランダム共重
合体およびブロック共重合体、エチレン・ブテンのラン
ダム共重合体およびブロック共重合体等のエチレンとα
−オレフィンとの共重合体、エチレン・メチルメタクリ
レート共重合体、エチレン・ブチルアクリレート共重合
体等のエチレンと不飽和カルボン酸エステルとの共重合
体、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のエチレンと脂肪
族ビニルとの共重合体、エチレン・プロピレン・ヘキサ
ジエン共重合体等のエチレンとプロピレンと非共役ジエ
ンターポリマー、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系
ゴム、および2種以上のゴム成分が分離できないように
相互に絡み合った構造を有している複合ゴム(以下IP
N型ゴム)等が挙げられる。かかるIPN型ゴムとして
は、ポリオルガノシロキサンゴム成分とポリアルキル
(メタ)アクリレートゴム成分からなるIPN型ゴム、
ポリオルガノシロキサンゴム成分とポリイソブチレンゴ
ム成分からなるIPN型ゴム等を挙げることができる。
【0040】b成分のシアン化ビニル化合物と芳香族ビ
ニル化合物との割合は、その合計100重量%に対し
て、シアン化ビニル化合物が5〜50重量%、好ましく
は10〜45重量%、より好ましくは15〜35重量%
である。芳香族ビニル化合物は50〜95重量%、好ま
しくは55〜90重量%、より好ましくは65〜85重
量%である。一方b成分中における共重合可能な他のビ
ニル単量体、またはゴム質重合体の割合としては、b成
分100重量%中、60重量%以下であり、すなわち、
シアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合物からなる成
分は40重量%を超える。好ましくはb成分中における
共重合可能な他のビニル単量体、またはゴム質重合体の
割合は40重量%以下、より好ましくは30重量%以
下、特に好ましくは25重量%以下である。尚、かかる
割合はb成分が混合物である場合には、混合物全体にお
いてかかる割合を満足するものであればよい。
【0041】かかるシアン化ビニル化合物および芳香族
ビニル化合物からなる成分を含有する共重合体として
は、例えばアクリロニトリル・スチレン共重合体(AS
樹脂)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重
合体(ABS樹脂)、メチルメタクリレート・アクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(MABS樹
脂)、アクリロニトリル・スチレン・アクリルゴム共重
合体(ASA樹脂)、アクリロニトリル・エチレンプロ
ピレン系ゴム・スチレン共重合体(AES樹脂)、アク
リロニトリル・アクリル−ブタジエンゴム・スチレン共
重合体、およびアクリロニトリル・スチレン・IPN型
ゴム共重合体等の樹脂が挙げられ、これらは単独でも2
種以上を混合して使用することもできる。
【0042】これらの中でもアクリロニトリル・スチレ
ン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル・ブタジエ
ン・スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリ
ル・スチレン・アクリルゴム共重合体(ASA樹脂)、
アクリロニトリル・エチレンプロピレン系ゴム・スチレ
ン共重合体(AES樹脂)からなる群より選択される1
種または2種以上を混合して使用することが好ましく、
なかでもAS樹脂およびABS樹脂が最も好ましい。
【0043】本発明で使用するAS樹脂とは、シアン化
ビニル化合物と芳香族ビニル化合物を共重合した熱可塑
性共重合体である。かかるシアン化ビニル化合物として
は、前記のものを挙げることができ、特にアクリロニト
リルが好ましく使用できる。また芳香族ビニル化合物と
しては、同様に前記のものが使用できるが、スチレンお
よびα−メチルスチレンが好ましく使用できる。AS樹
脂中における各成分の割合としては、全体を100重量
%とした場合、シアン化ビニル化合物が5〜50重量
%、好ましくは15〜35重量%、芳香族ビニル化合物
が95〜50重量%、好ましくは85〜65重量%であ
る。更にこれらのビニル化合物に、前記の共重合可能な
他のビニル系化合物を混合使用することもでき、これら
の含有割合は、AS樹脂成分中15重量%以下であるも
のが好ましい。また反応で使用する開始剤、連鎖移動剤
等は必要に応じて、従来公知の各種のものが使用可能で
ある。
【0044】かかるAS樹脂は塊状重合、懸濁重合、乳
化重合のいずれの方法で製造されたものでもよいが、好
ましくは塊状重合によるものである。また共重合の方法
も一段での共重合、または多段での共重合のいずれであ
ってもよい。またかかるAS樹脂の還元粘度としては、
0.2〜1.0dl/gであり、好ましくは0.3〜
0.5dl/gである。還元粘度は、AS樹脂0.25
gを精秤し、ジメチルホルムアミド50mlに2時間か
けて溶解させた溶液を、ウベローデ粘度計を用いて30
℃の環境で測定したものである。なお、粘度計は溶媒の
流下時間が20〜100秒のものを用いる。還元粘度は
溶媒の流下秒数(t0)と溶液の流下秒数(t)から次
式によって求める。 還元粘度(ηSP/C)={(t/t0)−1}/0.5 還元粘度が0.2〜1.0dl/gである場合には、衝
撃強度と流動性を共に良好な保つことが可能となる。
【0045】本発明で使用するABS樹脂とは、ジエン
系ゴム成分にシアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合
物をグラフト重合した熱可塑性グラフト共重合体とシア
ン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合物の共重合体の混
合物である。このABS樹脂を形成するジエン系ゴム成
分としては、例えばポリブタジエン、ポリイソプレンお
よびスチレン−ブタジエン共重合体等のガラス転位温度
が−30℃以下のゴムが用いられ、その割合はABS樹
脂成分100重量%中5〜60重量%であるのが好まし
く、より好ましくは8〜40重量%、特に好ましく10
〜25重量%である。ジエン系ゴム成分にグラフトされ
るシアン化ビニル化合物としては、前記のものを挙げる
ことができ、特にアクリロニトリルが好ましく使用でき
る。またジエン系ゴム成分にグラフトされる芳香族ビニ
ル化合物としては、同様に前記のものを使用できるが、
特にスチレンおよびα−メチルスチレンが好ましく使用
できる。かかるジエン系ゴム成分にグラフトされる成分
の割合は、ABS樹脂成分100重量%中95〜40重
量%が好ましく、より好ましくは60〜92重量%、特
に好ましくは75〜90重量%である。更に上記のジエ
ン系ゴム成分にグラフトされる成分の一部についてメチ
ル(メタ)アクリレート、エチルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、無水マレイン酸、N置換マレイミ
ド等を混合使用することもでき、これらの含有割合はA
BS樹脂成分中15重量%以下であるものが好ましい。
更に反応で使用する開始剤、連鎖移動剤、乳化剤等は必
要に応じて、各種のものが使用可能である。
【0046】本発明のABS樹脂においては、ゴム粒子
径は0.1〜5.0μmが好ましく、より好ましくは
0.2〜3.0μm、特に好ましくは0.3〜1.5μ
mである。かかるゴム粒子径の分布は単一の分布である
ものおよび2山以上の複数の山を有するもののいずれも
が使用可能であり、更にそのモルフォロジーにおいても
ゴム粒子が単一の相をなすものであっても、ゴム粒子の
周りにオクルード相を含有することによりサラミ構造を
有するものであってもよい。
【0047】またABS樹脂がジエン系ゴム成分にグラ
フトされないシアン化ビニル化合物および芳香族ビニル
化合物を含有することは従来からよく知られているとこ
ろであり、本発明のABS樹脂においてもかかる重合の
際に発生するフリーの重合体成分を含有するものであっ
てもよい。かかるフリーのシアン化ビニル化合物および
芳香族ビニル化合物からなる共重合体の還元粘度は、先
にAS樹脂の説明における記載の方法で求めた還元粘度
(30℃)が0.2〜1.0dl/g、より好ましくは
0.3〜0.7dl/gであるものである。
【0048】またグラフトされたシアン化ビニル化合物
および芳香族ビニル化合物の割合はジエン系ゴム成分に
対して、グラフト率(重量%)で表して20〜200%
が好ましく、より好ましくは20〜70%のものであ
る。
【0049】かかるABS樹脂は塊状重合、懸濁重合、
乳化重合のいずれの方法で製造されたものでもよいが、
特に塊状重合によるものが好ましい。また共重合の方法
も一段で共重合しても、多段で共重合してもよい。ま
た、かかる製造法により得られたABS樹脂に芳香族ビ
ニル化合物とシアン化ビニル成分とを別途共重合して得
られるビニル化合物重合体をブレンドしたものも好まし
く使用できる。
【0050】本発明で使用するASA樹脂とは、アクリ
ルゴム成分にシアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合
物をグラフト重合した熱可塑性グラフト共重合体、また
は該熱可塑性グラフト共重合体と、シアン化ビニル化合
物と芳香族ビニル化合物の共重合体との混合物をいう。
ここでいうアクリルゴムとは、炭素数が2〜10のアル
キルアクリレート単位を含有するものであり、更に必要
に応じてその他の共重合可能な成分として、スチレン、
メチルメタクリレート、ブタジエンを含有してもよい。
炭素数が2〜10のアルキルアクリレートとして好まし
くは2−エチルヘキシルアクリレート、n−ブチルアク
リレートが挙げられ、かかるアルキルアクリレートはア
クリレートゴム100重量%中50重量%以上含まれる
ものが好ましい。更にかかるアクリレートゴムは少なく
とも部分的に架橋されており、かかる架橋剤としては、
エチレングリコールジアクリレート、ブチレングリコー
ルジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、アリルメタクリレート、ポリプロピレングリコール
ジアクリレート等を挙げることができ、かかる架橋剤は
アクリレートゴムに対して0.01〜3重量%使用され
ることが好ましい。またシアン化ビニル化合物および芳
香族ビニル化合物の割合はかかる合計量100重量%に
対して、シアン化ビニル化合物が5〜50重量%、芳香
族ビニル化合物が95〜50重量%であり、特にシアン
化ビニル化合物が15〜35重量%、芳香族ビニル化合
物が85〜65重量%のものが好ましい。
【0051】本発明で使用するAES樹脂とは、エチレ
ン−プロピレンゴム成分またはエチレン−プロピレン−
ジエンゴム成分にシアン化ビニル化合物と芳香族ビニル
化合物をグラフト重合した熱可塑性グラフト共重合体、
または該熱可塑性グラフト共重合体と、シアン化ビニル
化合物と芳香族ビニル化合物の共重合体との混合物であ
る。
【0052】本発明においてc成分として使用されるメ
チルメタクリレート樹脂とは、メチルメタクリレートを
主成分とするものであり、メチルメタクリレート単独の
重合体、もしくはその共重合体をいう。かかる共重合体
の共重合成分としてはメチルアクリレート、エチルアク
リレート、プロピルアクリレート、イソプロピルアクリ
レート、ブチルアクリレート、アミルアクリレート、ヘ
キシルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、ドデシルアクリレート、オクタデシルアクリレー
ト、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレート等の
アクリル酸エステル、またエチルメタクリレート、プロ
ピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、ブ
チルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシル
メタクリレート、オクチルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレ
ート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレー
ト等のメタクリル酸エステルが挙げられ、1種または2
種以上用いてよい。
【0053】かかるメチルメタクリレート樹脂における
メチルメタクリレート成分の割合としては、メチルメタ
クリレート樹脂100重量%中、80重量%以上であ
り、好ましくは85重量%以上、より好ましくは90重
量%以上含有するものである。さらに共重合成分として
はメチルアクリレートがより好ましく使用できる。
【0054】さらにかかるメチルメタクリレート樹脂は
JIS K7210により測定されるシリンダー温度2
80℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが
10〜100g/10分であり、更に好ましくは15〜
90g/10分のメチルメタクリレート樹脂である。か
かるメルトフローレートが、100g/10分より大き
いものを使用した場合は、要求される機械的強度を有す
る樹脂組成物を得ることができない。また、10g/1
0分より小さいものを使用した場合は、成形加工性が低
下する他、他樹脂との相溶性が低下することで表面外観
がパール調となり易く、ウエルド部等が目立ち外観が不
均一となるため無塗装の外観としては十分でない。更に
は、ウエルド強度も低下するため好ましくない。
【0055】本発明のc成分は2種以上のメチルメタク
リレート樹脂を混合することによりc成分の条件を満足
するメチルメタクリレート樹脂を使用することも可能で
ある。
【0056】次に本発明の樹脂組成物における各成分の
配合割合について説明する。樹脂組成物中a成分〜c成
分の配合割合は、三者の合計重量に基づいて表される。
三者の合計100重量%当り、a成分をx重量%、b成
分をy重量%、c成分をz重量%としたとき、xが15
〜38、yが15〜40、zが30〜48であり、かつ
z≧yの関係を満足するものである。尚、x+y+z=
100である。好ましくはz≧y+5を満足する場合で
あり、より好ましくはxが15〜35およびzが30〜
45の場合である。
【0057】a成分が15重量%未満またはb成分が4
0重量%を超える場合には、十分な耐熱性(特に荷重た
わみ温度)や機械的強度が得られない。また、a成分が
38重量%を超えるかまたはb成分が15重量%未満の
場合には、流動性の低下により成形加工性が劣るように
なり、衝撃強度も低下する。更に、c成分が30重量%
未満では十分な耐擦傷性が得られず、48重量%を超え
ると機械的強度や耐熱性および衝撃強度が低下する。更
にc成分がb成分の量を下回る場合には十分な耐擦傷性
が得られない。
【0058】本発明においては更に衝撃改質剤(d成
分)を含むことも可能である。ここでd成分としては衝
撃特性を向上させる目的で配合されるゴム質重合体が挙
げられる。ゴム質重合体としては、アクリル系コア−シ
ェルグラフト共重合体、ポリウレタン系エラストマー、
ポリエステル系エラストマー等を挙げることができる。
【0059】アクリル系コア−シェルグラフト共重合体
としては、炭素数2〜8アルキル基を有するゴム状アル
キル(メタ)アクリレート重合体、およびジエン系ゴム
状重合体との共重合体または混合物とのコアに、アルキ
ル(メタ)アクリレートおよび任意に共重合可能なビニ
ル単量体を重合したシェルが形成されたコア−シェル型
の重合体、同様のコアからなる多段のコア−シェル型ポ
リマーも使用可能である。またコアとしてジエン系ゴム
状重合体のみからなるものも使用可能である。かかるア
クリル酸エステルコア−シェルグラフト重合体として、
呉羽化学工業(株)から商品名「HIA−15」、「H
IA−28」として市販されている樹脂を挙げることが
でき、またコアとしてジエン系ゴム状重合体のみからな
るものとしては、呉羽化学工業(株)から商品名「パラ
ロイド EXL−2602」として市販されている樹脂
を挙げることができる。
【0060】更にポリオルガノシロキサン成分とポリ
(メタ)アルキルアクリレート成分とが分離できないよ
うに相互に絡み合った構造を有している複合ゴムに、ア
ルキル(メタ)アクリレートおよび任意に共重合可能な
ビニル単量体がグラフト重合した重合体(以下IPN型
ポリマーという)も使用できる。かかるIPN型ポリマ
ーとしては、三菱レイヨン(株)より「メタブレンS−
2001」という商品名で市販されており、入手容易で
ある。
【0061】本発明で使用できる熱可塑性ポリウレタン
エラストマーとしては、有機ポリイソシアネート、ポリ
オール、および官能基を2乃至3個有しかつ分子量が5
0〜400の鎖延長剤の反応により得られるものであ
り、現在公知の各種熱可塑性ポリウレタンエラストマー
が使用可能である。かかる熱可塑性ポリウレタンエラス
トマーとしては、例えばクラレ(株)製「クラミロン
U」(商品名)等容易に入手可能である。
【0062】本発明で使用できる熱可塑性ポリエステル
エラストマーとしては、二官能性カルボン酸成分、アル
キレングリコール成分、およびポリアルキレングリコー
ル成分を重縮合して得られるものであり、現在公知の各
種熱可塑性ポリエステルエラストマーの使用が可能であ
る。かかる熱可塑性ポリエステルエラストマーとして
は、例えば東洋紡績(株)製「ペルプレン」(商品
名)、帝人(株)製「ヌーベラン」(商品名)等容易に
入手可能なものである。
【0063】尚、本発明のd成分は、シアン化ビニル化
合物および芳香族ビニル化合物からなる単位の割合が4
0重量%未満、好ましくは30重量%未満、より好まし
くは20重量%未満である点で、本発明のb成分と区別
できるものである。またかかるd成分中ゴム質重合体成
分の割合はd成分の100重量%中45重量%以上が好
ましく、より好ましくは50重量%以上、更に好ましく
は55重量%以上である。ここでゴム質重合体成分とは
そのガラス転移温度が0℃以下の成分をいう。
【0064】本発明においてd成分の配合割合は、a成
分〜c成分の合計100重量部当り1〜30重量部、好
ましくは2〜20重量部、更に好ましくは2〜10重量
部の範囲である。このd成分の配合割合が1〜30重量
部の範囲では、耐擦傷性、耐熱性を維持しつつ、衝撃強
度の更なる改良が可能となる。
【0065】本発明において使用される無機充填材(e
成分)は、本発明の樹脂組成物に更なる耐擦傷性の改良
を目的として好ましく添加されるものである。また、無
機充填材を添加することにより剛性および強度の向上も
図ることができる。ここで無機充填材としては、ガラス
繊維(チョップドストランド)、ガラス短繊維(ミルド
ファイバー)、ガラスビーズ、ガラスバルーン、炭素繊
維、金属被覆炭素繊維、炭素短繊維、耐熱有機繊維、金
属繊維、金属繊維、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、
カオリン、ガラスフレーク、ワラストナイト、クレー、
酸化チタン、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アル
ミニウムウィスカー等を挙げることができ、特に好まし
くは、ガラス繊維、ガラス短繊維、炭素繊維、ワラスト
ナイト、タルク、マイカである。
【0066】本発明においてe成分の配合割合は、a成
分〜c成分の合計100重量部当り1〜100重量部、
好ましくは5〜80重量部の範囲である。1〜100重
量部の範囲では耐擦傷性の更なる改良、および剛性、強
度の改良と共に良好な外観を維持することが可能とな
る。
【0067】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、本発明
の目的を損なわない範囲で、難燃剤等を配合してもよ
い。添加する難燃剤としては特に限定されるものではな
いが、まず赤リン系難燃剤が挙げられる。使用する赤リ
ン系難燃剤は、一般の赤リンの他に、赤リン表面を熱硬
化樹脂および/または無機材料を用いてマイクロカプセ
ル化されている赤リンを使用することができる。更に、
かかるマイクロカプセル化されている赤リンの使用は、
安全性、作業性を良好とするためマスターペレット化し
たものが好ましく使用される。かかるマイクロカプセル
化に使用される無機材料としては、水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、水酸化チタン、水酸化スズ、
水酸化セリウム等があげられ、熱硬化樹脂としてはフェ
ノール・ホルマリン系、尿素・ホルマリン系、メラミン
・ホルマリン系樹脂等が挙げられる。更にかかる無機材
料で被覆されたものの上に、熱硬化性樹脂を用いた被覆
を形成し、二重に被覆処理した赤リン等も好ましく使用
できる。また、使用する赤リンは無電解メッキしたもの
も使用可能であり、無電解メッキ被膜としては、ニッケ
ル、コバルト、銅、鉄、マンガン、亜鉛またはこれらの
合金から選ばれた金属メッキ被膜を使用することができ
る。更に無電界メッキされた赤リンに更に上記に記載の
無機材料および熱硬化性樹脂で被覆された赤リンを使用
することもできる。かかる無機材料、熱硬化性樹脂およ
び無電界メッキ等のマイクロカプセル化に使用する成分
の量としては赤リン系難燃剤100重量%中20重量%
以下であることが望ましく、より好ましくは5〜15重
量%である。20重量%を越えると、ホスフィンの抑
制、安全性の確保等の効果よりも難燃性の低下、機械的
特性の低下等の悪影響が大きくなるため好ましくない。
赤リン系難燃剤の平均粒径としては、1〜100μm、
好ましくは1〜40μmが使用される。かかるマイクロ
カプセル化した赤リン系難燃剤の市販品としては、ノー
バエクセル140、ノーバエクセルF−5(燐化学工業
(株)製:商品名)、ヒシガードTP−10(日本化学
工業(株)製:商品名)、ホスタフラムRP614(ク
ラリアント・ジャパン(株)製:商品名)等が挙げられ
る。
【0068】また、臭素系難燃剤としては、臭素化ビス
フェノール、臭素化ポリスチレン、臭素化ビスフェノー
ルAのカーボネートオリゴマー、臭素化ビスフェノール
AとビスフェノールAとのコポリマーおよび共重合オリ
ゴマーに代表されるハロゲン系難燃剤が挙げられ、さら
に下記一般式(4)で表される1種または2種以上のリ
ン酸エステル系難燃剤も挙げることができる。
【0069】
【化4】
【0070】(但し上記式中のXは、ハイドロキノン、
レゾルシノール、ビス(4−ヒドロキシジフェニル)メ
タン、ビスフェノールA、ジヒドロキシジフェニル、ジ
ヒドロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケト
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファイドから
誘導されるものが挙げられ、j、k、l、mはそれぞれ
独立して0または1であり、nは0〜5の整数であり、
またはn数の異なるリン酸エステルの混合物の場合は0
〜5の平均値であり、R1、R2、R3、およびR4はそれ
ぞれ独立して1個以上のハロゲン原子を置換したもしく
は置換していないフェノール、クレゾール、キシレノー
ル、イソプロピルフェノール、ブチルフェノール、p−
クミルフェノールから誘導されるものである。)
【0071】この中で好ましくは、上記式中のXは、ハ
イドロキノン、レゾルシノール、ビスフェノールAから
誘導されるものが挙げられ、j、k、l、mはそれぞれ
1であり、nは0〜3の整数であり、またはn数の異な
るリン酸エステルのブレンドの場合は0〜3の平均値で
あり、R1、R2、R3、およびR4はそれぞれ独立して1
個以上のハロゲン原子を置換したもしくは置換していな
いフェノール、クレゾール、キシレノールから誘導され
るものである。
【0072】更に、特に好ましくは、Xはレゾルシノー
ルから誘導されるものであり、j、k、l、mはそれぞ
れ1であり、nは0または1であり、R1、R2、R3
およびR4はそれぞれ独立してフェノールまたはキシレ
ノールから誘導されるものである。
【0073】かかるリン酸エステル系難燃剤の中でも、
モノホスフェート化合物としてはトリフェニルホスフェ
ート、縮合リン酸エステルとしてはレゾルシノールビス
(ジキシレニルホスフェート)およびビスフェノールA
ビス(ジフェニルホスフェート)が、難燃性が良好であ
りかつ成形時の流動性が良好である等の理由により好ま
しく使用できる。
【0074】難燃剤以外の添加剤としては、難燃助剤と
して、例えば三酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウ
ム等、ドリップ防止剤として例えばフィブリル形成能を
有するポリテトラフルオロエチレン等、熱安定剤として
ヒンダードフェノール系、アミン系、リン系、イオウ系
の各種安定剤、紫外線吸収剤、離型剤、滑剤、帯電防止
剤、着色剤等の各種の添加剤を添加可能である。
【0075】かくして得られる樹脂組成物は押出成形、
射出成形、圧縮成形等の方法で容易に成形可能であり、
またブロー成形、真空成形等にも適用できる。また射出
成形の中でも、急速加熱冷却金型、射出圧縮成形、超高
速射出成形等の表面外観を良好に保ち、ウエルドの目立
たない成形法を取ることがより好ましく、またガスアシ
スト成形、サンドイッチ成形、2色成形等の各種成形法
を取ることが可能である。かくして得られる本発明の熱
可塑性樹脂組成物は、特に無塗装のカメラ、OA機器、
家電製品等の外装材として最適である。
【0076】
【発明の実施の形態】以下に実施例をあげて本発明を更
に説明する。尚、本発明はかかる実施例に限定されるも
のではない。
【0077】[実施例1〜14、比較例1〜11]表1
〜表3に記載の各成分のうち、無機充填材(e成分)以
外の成分をV型ブレンダーにて均一に混合後、計量器
[(株)クボタ製CWF]を用いて30mmφベント式
二軸押出機[(株)日本製鋼所TEX−30XSST]
の第1投入口より投入し、真空ポンプを使用し40to
rrの真空下において、シリンダー温度260℃および
吐出量20kg/時で溶融押出してペレット化した。上
記の充填材を配合するサンプルについては、かかる充填
材をシリンダ途中のサイドフィード部の第2投入口よ
り、計量器[(株)クボタ製CWF]を用い、第1投入
口からの混合物と第2投入口の充填材とが所定の割合と
なるよう設定し上記と同様の条件で溶融押出し、ペレッ
トを得た。得られたペレットを110℃で5時間、熱風
循環式乾燥機にて乾燥し、射出成形機[住友重機械工業
(株)製SG−150U]によりシリンダー温度270
℃、金型温度80℃で評価用の試験片を作成し、下記の
評価方法で評価を行った。
【0078】(1)鉛筆硬度 表面性測定機HEIDON−14型(新東化学(株)製)
を用い、JIS規格の鉛筆(三菱製図用鉛筆ユニハイ)
を45℃に固定し、該鉛筆に垂直荷重1kgをかけて試
験片(90mm×50mm×3mmの見本プレート)の
表面を移動させた時に、明確な引っかき傷が残らない鉛
筆の硬さを鉛筆硬度とした。なお、鉛筆の芯は尖らさず
丸出しにして、平滑面に置いた#400の研摩紙に垂直
に鉛筆を立て先端を平らに研摩したものを用いた。
【0079】(2)耐衝撃性 ASTM D−256に従って23℃雰囲気下で耐衝撃
性を測定した。(アイゾットノッチ付き1/8”) (3)ウエルド強度 ASTM D−638に準拠した引張りダンベルを用い
て、ダンベルの両端にゲートを作成し、ダンベル中央に
ウエルドが形成された試験片を用いて引張り強度(Y
1)を測定した。またASTM D−638に準拠し、
通常の引張り強度(Y2)を測定し、ウエルド強度の保
持率を次式に従い算出した。 強度保持率(%)=(Y1/Y2)×100%
【0080】(4)耐熱性 ASTM D−648に従って18.6kgf/cm2
荷重にて荷重たわみ温度を測定した。
【0081】(5)外観 ウエルド部が形成される見本プレートを作成し、ウエル
ド部周辺の外観評価を目視にて行った。 <判定基準> ◎:パール感なく、ウエルドも目立たない ○:若干パール感あるが、ウエルドは目立たず外観一様 ×:パール感があり、ウエルドも目立つ
【0082】(6)燃焼性 UL規格94に従い、厚み1.6mmにおける燃焼試験
を実施した。表1〜表3記載の各成分を示す記号は以下
の通りである。 (a成分) PC :ビスフェノールAとホスゲンより製造された直
鎖状芳香族ポリカーボネート樹脂[帝人化成(株)製
パンライトL−1225、粘度平均分子量22,50
0] (b成分) AS :アクリロニトリル−スチレン共重合体[三井化
学(株)製 ライタック980PC] ABS:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体[三井化学(株)製サンタックUT−61] ASA:アクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン共
重合体[宇部サイコン(株)製 AXSレジンA600
N] (c成分) PMMA−1:メタクリル酸メチル・アクリル酸メチル
共重合体(メタクリル酸メチル成分を90重量%以上含
有する)[旭化成工業(株)製 デルペット80N、J
IS K7210(条件:280℃、2.16kgf)
により測定されるMFR値=22.3g/10分] PMMA−2:メタクリル酸メチル・アクリル酸メチル
共重合体(メタクリル酸メチル成分を90重量%以上含
有する)[旭化成工業(株)製 デルペット560F、
JIS K7210(条件:280℃、2.16kg
f)により測定されるMFR値=77.6g/10分] PMMA−3:メタクリル酸メチル・アクリル酸メチル
共重合体(メタクリル酸メチル成分を90重量%以上含
有する)[旭化成工業(株)製 デルペット80NB、
JIS K7210(条件:280℃、2.16kg
f)により測定されるMFR値=4.4g/10分] (d成分) IM−1:ブタジエンゴムとメチルメタクリレートおよ
びエチルアクリレートからなる共重合体[呉羽化学工業
(株)製 パラロイドEXL2602] IM−2:2−エチルヘキシル・ブタジエンゴムとメチ
ルメタクリレート・スチレンからなる多段グラフト共重
合体[呉羽化学工業(株)製 HIA−15] IM−3:ポリオルガノシロキサンゴムとアクリレート
ゴムが相互に絡み合った構造を有する複合ゴム重合体に
メチルメタクリレートを共重合した共重合体[三菱レー
ヨン(株)製 メタブレンS−2001] (e成分) 充填剤−1:ガラス繊維[日東紡績(株)製 3PE9
37、繊維径13μm、エポキシ集束] 充填剤−2:ガラス短繊維[日東紡績(株)製 PFE
−301、繊維径9μm、平均繊維長40μm] 充填剤−3:炭素繊維[東邦レーヨン(株)製 ベスフ
ァイトHTA−C6−U、繊維径7.5μm、エポキシ
化合物およびウレタン化合物の混合物により集束] 充填剤−4:タルク[林化成(株)製 HST−0.
8、レーザー回折法による平均粒径5μm] 充填材−5:ワラストナイト[巴工業(株)製 サイカテ
ックNN−4、電子顕微鏡写真からランダムに選択した
300本の測定による平均繊維径1.5μm、光学顕微
鏡写真からランダムに選択した300本の測定による平
均繊維長17μm] (その他の成分) FR−1:赤リン系難燃剤[燐化学工業(株)製 ノー
バエクセル140、フェノール・ホルマリン系樹脂によ
りマイクロカプセル化された赤リン系難燃剤、 赤リン含有量:92重量%] FR−2:ハロゲン系難燃剤[帝人化成(株)製 ファ
イヤガードFG−7000、テトラブロモビスフェノー
ルAのカーボネートオリゴマー] FR−3:燐系難燃剤[大八化学工業(株)製 TP
P、トリフェニルホスフェート] FR−4:燐系難燃剤[旭電化工業(株)製 アデカス
タブFP−500、レゾルシノールビス(ジキシレニル
ホスフェート]] 添加剤−1:ホスフェート系安定剤(トリメチルホスフ
ェート) 添加剤−2:ホスファイト系安定剤[日本チバガイギー
(株) イルガフォス 168]
【0083】
【表1】
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】
【0086】これらの表から明らかなように、例えば実
施例1〜6の組成物は、要求される鉛筆硬度でH以上で
あり、また車内放置等が考えられるカメラ等の外装材に
要求されるHDT100℃以上を満足している。また衝
撃強度およびウエルド強度においても良好な特性を有し
ており、更に外観においてもウエルド部が目立たず均一
で良好な外観を有している。特に無機充填材を配合した
場合には、表面硬度が向上すると共に、外観も均一感が
より良好となる。
【0087】また、実施例7〜14の無機充填材および
難燃剤を配合した組成においても、それぞれ要求を満足
する優れた特性を有しているといえる。
【0088】実施例に対し比較例は、要求される全ての
特性を満足することができない。比較例5、6において
は、要求される鉛筆硬度Hを満足することができず、ま
た比較例1、3、4、7については衝撃強度が低く、比
較例1、3、5、7はウエルド強度に問題がある。更
に、比較例2、4、7はHDT100℃を満足すること
ができず、比較例1、3、7、8については、ウエルド
周辺部の外観にパール感があり、ウエルド部も目立つこ
とから好ましくない。特に、比較例8については、組成
比が請求の範囲内にあるもののメチルメタクリレート樹
脂(c成分)のMFR値が請求範囲よりも低いことか
ら、相溶性が低下することにより外観がパール調となっ
ているものと考えられる。
【0089】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、耐擦傷
性に優れ、かつ耐衝撃性を始めとする機械的強度、ウエ
ルド強度および成形加工性に優れる芳香族ポリカーボネ
ート樹脂とシアン化ビニル化合物および芳香族ビニル化
合物からなる成分を含有する共重合体および特定のメチ
ルメタクリレート樹脂からなる樹脂組成物であり、無塗
装化が要求されるカメラ、OA機器、家電製品等の外装
材に特に有用である。また、無塗装化が可能なことから
リサイクル性に優れた樹脂組成物であり、環境面からも
有用な材料である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ポリカーボネート樹脂(a成分)
    x重量%、シアン化ビニル化合物および芳香族ビニル化
    合物からなる成分を含有する共重合体(b成分)y重量
    %およびJIS K7210により測定されるシリンダ
    ー温度280℃、荷重2.16kgfでのメルトフロー
    レート(MFR)が10〜100g/10分であるメチ
    ルメタクリレート樹脂(c成分)z重量%からなり、x
    が15〜38、yが15〜40、zが30〜48であ
    り、x+y+z=100かつz≧yである熱可塑性樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 z≧y+5である請求項1に記載の熱可
    塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 a成分、b成分およびc成分からなる熱
    可塑性樹脂組成物100重量部と、無機充填材(e成
    分)1〜100重量部からなる請求項1または2のいず
    れか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
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