[go: up one dir, main page]

JP2001045740A - パワー半導体素子の駆動回路 - Google Patents

パワー半導体素子の駆動回路

Info

Publication number
JP2001045740A
JP2001045740A JP11215528A JP21552899A JP2001045740A JP 2001045740 A JP2001045740 A JP 2001045740A JP 11215528 A JP11215528 A JP 11215528A JP 21552899 A JP21552899 A JP 21552899A JP 2001045740 A JP2001045740 A JP 2001045740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power semiconductor
semiconductor element
voltage
circuit
mosfet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11215528A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kimura
隆志 木村
Masahiro Sasaki
昌浩 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP11215528A priority Critical patent/JP2001045740A/ja
Publication of JP2001045740A publication Critical patent/JP2001045740A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な回路構成で寄生インダクタンス
により発生するサージ電圧を適確に抑制し得るパワー半
導体素子の駆動回路を提供する。 【解決手段】 低レベルに変化する入力信号が供給され
ると、レベルシフト回路47を介してMOSFET(M
1)49がオフ、MOSFET(M2)51がオンとな
り、パワー半導体素子30を低レベルに駆動しようと
し、かつパワー半導体素子30のゲート電荷を抵抗55
を介して放電開始し、同時にMMV回路45の出力によ
りMOSFET(M4)63がオンし、パワー半導体素
子30のゲート電荷は抵抗67を介して放電開始し、ゲ
ート電荷は急速に放電するが、パワー半導体素子30の
ドレイン電流が低下開始する近傍に相当するドレイン電
圧にドレイン電圧が達すると、これがMOSFET(M
3)61で検出され、MOSFET(M4)63をオフ
にし、ゲート電荷の放電を抵抗55のみとし、ゲート電
荷の放電を緩慢にし、di/dtを小さくし、サージ電
圧を小さな値に抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば交流モータ
などに流れる負荷電流のように比較的大きな負荷電流を
スイッチングするパワー半導体素子を駆動するパワー半
導体素子の駆動回路に関し、更に詳しくは、このような
パワー半導体素子をスイッチングする場合においてスイ
ッチング時のdi/dtに起因して回路の配線に存在す
る寄生インダクタンスにより発生するサージ電圧を抑制
し得るパワー半導体素子の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパワー半導体素子の駆動回路に
おいてスイッチング時のdi/dtに起因して発生する
サージ電圧を抑制する駆動回路としては、例えば特開平
11−18410号公報に開示された自己消弧形素子駆
動回路がある。
【0003】この従来の駆動回路においては、図10に
構成を示し、図11にタイミング図を示すように、フォ
トカプラー5に供給される入力電流(図11の(a))
に応答して増幅器11から出力される出力電圧(図11
の(b))が抵抗12〜16と共に演算増幅器を構成し
ている増幅器17の電流基準となり、該増幅器17に入
力されるとともに、パワー素子1を駆動する直列接続ト
ランジスタ3,4のそれぞれのコレクタの電圧、すなわ
ち抵抗23,24の両端電圧差を増幅器17に入力し、
該増幅器17の出力電圧を電圧基準として抵抗18,1
9とともに演算増幅器を構成している増幅器22に入力
している。すなわち、パワー素子1を駆動する直列接続
トランジスタ3,4の正出力時の電流を抵抗23から抵
抗13を介して増幅器17の入力に負帰還し、また負出
力時の電流を抵抗24から抵抗14を介して増幅器17
の入力に負帰還している。また、増幅器22の出力電圧
を前記電圧基準に対応した電圧となるように制御し、こ
の増幅器22の出力電圧でトランジスタ3,4を介して
パワー素子1のゲート電流を制御して該パワー素子1を
駆動している。
【0004】すなわち、図10に示す従来の駆動回路で
は、電流基準に応じたゲート電流をパワー素子1に流入
することになり、パワー素子のターンオン時の主回路電
流の立ち上がり時間を制御することができる。同様に、
ターンオフ時のゲート電流をパワー素子1から電流基準
に応じて流出することになり、パワー素子のターンオフ
時の主回路電流の立ち上がり時間を制御することができ
る。更に、パワー素子のスイッチング時に、この電流制
御を行い、素子が飽和または不飽和、すなわち完全スイ
ッチ動作後は、ゲート電圧のクランプにより定電流制御
を停止している。従って、図11に示すように、主回路
電流のdi/dtによるサージ電圧をdi/dtの抑制
により抑制することができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回路で
は、パワー素子1に対して並列に設けた電流比の大きい
ミラー素子に流れる電流を観測することにより主回路電
流のdi/dtを監視し、この主回路電流のdi/dt
情報をゲート駆動信号にフィードバックすることにより
di/dtを制御し、サージ電圧を抑制しているが、こ
の従来の回路では、主回路電流とミラー電流の比率が大
きくなるため、検出電流が微弱になり、ミラー電流の検
出に高い精度が必要となるという問題がある。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、比較的簡単な回路構成で寄生
インダクタンスにより発生するサージ電圧を適確に抑制
し得るパワー半導体素子の駆動回路を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、ゲート容量に対する電荷
の放電または充電によりスイッチングされるパワー半導
体素子の駆動回路において、前記パワー半導体素子にお
けるゲート容量に対する電荷の放電または充電の時定数
を可変する時定数可変手段と、前記パワー半導体素子の
出力電圧を監視する監視手段と、前記パワー半導体素子
におけるゲート容量に対する電荷の放電時または充電時
においては、時定数可変手段を制御して、小さい時定数
で開始させ、監視手段により出力電圧が所定電圧に達し
たときには時定数を大きくさせる時定数制御手段とを有
することを要旨とする。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、パワー半導体素子のゲ
ート容量に対する電荷の放電時または充電時において
は、時定数可変手段を制御して、小さい時定数で開始さ
せ、パワー半導体素子の出力電圧がdi/dtの急激な
変化点に対応する所定電圧に達したときには時定数を大
きくさせるようにしたので、ゲート電荷の放電が緩慢に
なって、di/dtが小さくなり、寄生インダクタンス
LによるL・di/dtで表されるサージ電圧Vsgを簡
単な回路構成で適確に抑制することができるとともに、
充放電開始時には時定数が小さいため、総合的にはスイ
ッチング時間を速くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係わ
るパワー半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図であ
る。同図に示す駆動回路は、例えば交流モータを駆動す
るスイッチング素子として使用され得るMOSFETか
らなるパワー半導体素子30を有し、このパワー半導体
素子30は入力端子43に供給される入力信号によって
駆動制御される。このようなパワー半導体素子の駆動回
路は、例えばガソリンエンジンと電気モータを組み合わ
せて構成される動力システムを有するものとして実用化
されつつあるハイブリッド車両の交流モータ等を駆動制
御するモータ制御システムに使用することができる。
【0010】次に、図1に示すパワー半導体素子の駆動
回路について詳細に説明する前に、本パワー半導体素子
の駆動回路が一例として適用されるモータ制御システム
についてまず説明する。モータ制御システムは、ハイブ
リッド車両の力行または発電・回生用の交流モータを制
御するものであり、車両に搭載されたバッテリの直流電
圧を3相交流に変換する電圧インバータと交流モータの
出力トルクを制御する制御部とから構成されている。
【0011】モータ制御システムは、詳細には図3に示
すように、例えば同期モータまたは誘導モータからなる
交流モータ31を駆動制御するものであり、該交流モー
タ31を駆動するUVW相の3相ブリッジの電圧インバ
ータを構成している複数のパワー半導体素子30および
該パワー半導体素子30の各々に並列接続された複数の
フリーホィールダイオード38と、前記複数のパワー半
導体素子30を駆動制御するための制御部を構成してい
るゲート駆動回路35、相補PWM発生回路36および
モータコントローラ37とから構成されている。複数の
パワー半導体素子30は2個ずつ直列に接続された3組
のパワー半導体素子30により3相ブリッジの電圧イン
バータを構成し、直列接続された各組のパワー半導体素
子30の両端にはバッテリ33の直流電圧が印加され、
このバッテリ33の両端には電解コンデンサ34が並列
に接続されている。また、交流モータ31のロータの磁
極位置を検出する回転センサ32が設けられ、この回転
センサ32で検出された交流モータ31の磁極位置情報
はモータコントローラ37に供給されるようになってい
る。
【0012】モータコントローラ37は、図示しない車
両制御コントローラからのトルク指令信号と回転センサ
32からの磁極位置情報に基づき交流モータ31の駆動
信号を計算し、これにより相補PWM発生回路36に対
するUVW相の各相毎に電圧制御信号を出力する。相補
PWM発生回路36は、モータコントローラ37からの
電圧制御信号を電圧PWM(パルス幅変調:Pulse Widt
h Modulation)信号に変換し、ゲート駆動回路35に供
給する。ゲート駆動回路35は、相補PWM発生回路3
6からの電圧PWM信号を3相ブリッジの電圧インバー
タを構成する複数のパワー半導体素子30を駆動するゲ
ート駆動信号に変換して各パワー半導体素子30に供給
する。
【0013】複数のパワー半導体素子30は、ゲート駆
動回路35から供給されるゲート駆動信号により駆動さ
れ、交流モータ31にUVW相の3相出力信号を供給し
て駆動する。複数のパワー半導体素子30は、上述した
ように、2個ずつ直列接続された3組、すなわちUVW
相の3相のパワー半導体素子30に構成されているが、
この直列接続された3相のパワー半導体素子30のう
ち、バッテリ33の正極側に接続されたUVW相のそれ
ぞれのパワー半導体素子30を図3に示すようにUP,
VP,WP側パワー半導体素子30と称し、バッテリ3
3の負極側に接続されたUVW相のそれぞれのパワー半
導体素子30をUN,VN,WN側パワー半導体素子3
0と称することにする。
【0014】図4は、交流モータ31を駆動するパワー
半導体素子30からの3相出力信号の電流波形を示す図
であり、交流モータ31のU相を駆動するU相駆動電流
Iu、V相を駆動するV相駆動電流Iv 、およびW相を
駆動するW相駆動電流Iw はそれぞれ電気角で120度
ずつ位相が異なる正弦波である。このような正弦波のモ
ータ駆動電流を交流モータ31に供給するために、相補
PWM発生回路36はデューティ比が正弦波状に変化す
る電圧PWM信号を生成し、ゲート駆動回路35を介し
て交流モータ31を駆動している。
【0015】図5は、3相駆動電流のうちの1相である
U相のみに着目したU相駆動電流波形およびUP側パワ
ー半導体素子30を駆動するUP側電圧PWM信号のデ
ューティ比の変化を示す図である。同図に示すように、
UP側電圧PWM信号のデューティ比は0%(+デッド
タイム分)〜100%(−デッドタイム分)を正弦波状
に変化するが、UN側パワー半導体素子30を駆動する
UN側電圧PWM信号はUP側のデューティ比の変化を
反転したものである。このようにUP側およびUN側パ
ワー半導体素子30を正弦波状にデューティ制御する
と、その平均値は正弦波になり、正弦波電圧信号が交流
モータ31に供給される。この結果、図5に示すような
正弦波のモータ電流が交流モータ31に供給される。な
お、実際には、交流モータ31の電圧と電流には位相差
があり、その位相はモータ力率cosφに等しくなって
いるが、図5ではこの位相差は省略している。
【0016】図6は、UP側およびUN側パワー半導体
素子30のゲートに印加される電圧PWM信号、すなわ
ちUP側ゲート駆動信号およびUN側ゲート駆動信号の
波形を示す波形図であり、両信号は互いに相補形になっ
ている。同図において、1パルスの周期がPWMのキャ
リア周期であり、通常は10kHzなどの周波数を使用
している。また、UP側ゲート駆動信号とUN側ゲート
駆動信号のエッジ間にはパワー半導体素子30に貫通電
流が流れるのを防止するためにデッドタイムが設けられ
ている。
【0017】図7は、図3に示した駆動回路におけるU
相の回路動作を説明するとともに、サージ電圧が発生す
る原因となる寄生インダクタンスを示す図である。同図
に示すように、交流モータ31に電流Iu が矢印で示す
方向に流れている場合に、UP側パワー半導体素子30
のゲートに高レベルのUP側ゲート駆動信号が印加され
ると、UP側パワー半導体素子30に電流Ip が図示の
ように流れ、またUN側パワー半導体素子30のゲート
に高レベルのUN側ゲート駆動信号が印加されると、U
N側パワー半導体素子30のフリーホィールダイオード
38に電流Inが図示のように流れる。このように交流
モータ31に流れるモータ電流は一方向に流れ続ける
が、この場合にUP側およびUN側パワー半導体素子3
0を流れる主電流はゲート駆動信号によりスイッチング
されて転流する。
【0018】このように主電流が転流する場合に、電圧
インバータ内のバスバー配線などに存在する寄生インダ
クタンスが図7で符号39で示すように回路に現れ、こ
のインダクタンス39によりサージ電圧が発生する。こ
の寄生インダクタンスをLとすると、サージ電圧の大き
さはL・di/dtとなる。
【0019】図8は、パワー半導体素子30をオフして
電流を遮断した場合にサージ電圧が発生する様子を示す
各部の信号波形を示す図である。同図(a)に示すよう
に、オンオフ指令信号がオフになると、パワー半導体素
子30のゲート駆動信号は図8(b)に示すようにすぐ
にはオフにならず、パワー半導体素子30のゲート容量
により遅延しながら徐々に低下しオフになり、パワー半
導体素子30の駆動電流も図8(c)に示すように同様
にすぐに0に低下せず、ゲート駆動信号のレベルが所定
の閾値以上に低下してから0になる。そして、パワー半
導体素子30のコレクタ電圧は図8(d)に示すように
ゲート駆動信号の低下により徐々に上昇開始するも、こ
の上昇において寄生インダクタンス39の影響によりサ
ージ電圧Vsgが発生してしまう。一般に電流を遮断する
時、スイッチング時間は速くなる傾向があるが、このス
イッチング時間の高速化に伴いdi/dtが大きくな
り、有害なサージ電圧も大きくなる。
【0020】図1に示す本実施形態のパワー半導体素子
の駆動回路は、上述したように寄生インダクタンスによ
り発生するサージ電圧を抑制するためにdi/dtを抑
制しようとするものである。以下、図1に戻って、本実
施形態のパワー半導体素子の駆動回路について詳細に説
明する。なお、図1に示す実施形態は、簡単化のため
に、パワー半導体素子の遮断時の構成のみについて示し
ているものである。
【0021】図1においては、入力端子43は、モノス
テーブルマルチバイブレータ回路(以下、MMV回路と
略称する)45およびレベルシフト回路47に接続さ
れ、入力端子43からの入力信号はMMV回路45およ
びレベルシフト回路47に供給される。なお、この入力
信号は、図3で説明した相補PWM発生回路36からの
電圧PWM信号に相当するものである。また、図1のパ
ワー半導体素子30は図3のパワー半導体素子30に相
当し、入力端子43とパワー半導体素子30との間の回
路が図3のゲート駆動回路35に設けられているもので
あるが、図1の回路はUVW相の3相のうちの1相の片
側の回路構成のみを図示し、図3のゲート駆動回路35
はUVW相の3相の回路構成を含んでいるものである。
【0022】上述したように、MMV回路45は、入力
信号が供給されると、入力信号が低レベルになる立ち下
がりエッジで駆動され、所定のパルス幅の出力パルスを
発生する。また、レベルシフト回路47は相補PWM発
生回路36からの0〜5Vの電圧PWM信号を0〜VB
(バッテリ電圧である12V)にレベルシフトし、かつ
信号レベルを反転する。レベルシフト回路47の出力信
号は、電流制限抵抗53,55を介してバッテリ電圧+
VB(12V)とVssとの間に直列接続されたMOSF
ET(M1)49およびMOSFET(M2)51のゲ
ートに入力される。すなわち、バッテリ電圧+VBとV
ssとの間にはMOSFET(M1)49、電流制限抵抗
53,55およびMOSFET(M2)51の直列回路
が接続され、抵抗53,55の接続点はパワー半導体素
子30のゲートに接続されている。なお、この直列接続
回路は、パワー半導体素子30のゲート容量を充放電す
るプリドライバ回路を構成している。
【0023】また、動作的には、レベルシフト回路47
から高レベル出力信号がMOSFET(M1)49およ
びMOSFET(M2)51のゲートに印加されると、
MOSFET(M1)49がオフになり、MOSFET
(M2)51がオンになり、これによりパワー半導体素
子30がオフになり、またレベルシフト回路47から低
レベル出力信号が両MOSFET49,51のゲートに
印加されると、MOSFET(M1)49がオンにな
り、MOSFET(M2)51がオフになり、これによ
りパワー半導体素子30はオンになる。
【0024】パワー半導体素子30のドレインは、抵抗
57,59を介してVss電位に接続され、また抵抗5
7,59の接続点はMOSFET(M3)61のゲート
に接続され、これによりパワー半導体素子30のドレイ
ンの電圧、すなわちパワー半導体素子30の出力電圧が
抵抗57,59の接続点を介してMOSFET(M3)
61のゲートにフィードバックされている。この結果、
パワー半導体素子30の出力電圧が所定の閾値以上にな
ると、MOSFET(M3)61がオンするようになっ
ている。また、MOSFET(M3)61のドレインは
抵抗65を介してMMV回路45の出力に接続されると
ともに、MOSFET(M4)63のゲートに接続され
ている。MOSFET(M4)63のドレインは抵抗6
7を介してパワー半導体素子30のゲートに接続されて
いる。
【0025】このような接続の結果、MMV回路45の
出力パルスが抵抗65を介してMOSFET(M4)6
3のゲートに印加されている場合には、MOSFET
(M4)63がオンとなり、これにより抵抗67を介し
てパワー半導体素子30のゲート容量に蓄積されたゲー
ト電荷を放電するようになっている。そして、MOSF
ET(M4)63のゲートに抵抗65を介してMMV回
路45の出力パルスが印加されている場合でも、パワー
半導体素子30の出力電圧が所定の閾値以上になると、
MOSFET(M3)61がオンし、これによりMOS
FET(M4)63をオフし、抵抗67を介してパワー
半導体素子30のゲート容量の放電を停止するようにな
っている。
【0026】次に、図2に示すタイミング図を参照し
て、以上のように構成される本実施形態のパワー半導体
素子の駆動回路の作用について説明する。
【0027】まず、入力端子43への入力信号である相
補PWM発生回路36からの電圧PWM信号が高レベル
にある場合には、図2に示すように、レベルシフト回路
47およびMMV回路45の両出力は低レベルにあり、
MOSFET(M1)49はオン状態、MOSFET
(M2)51はオフ状態になっている。また、MOSF
ET(M4)63のゲート電圧は低レベルにあり、MO
SFET(M4)63はオフ状態になる。更に、図2に
おいて主回路Tr と記載されているパワー半導体素子3
0のゲート電圧は図2(e)に示すように高レベルにあ
り、パワー半導体素子30はオンし、図2(g)に示す
ように出力電流が流れ、これにより交流モータ31を駆
動している。なお、この場合のパワー半導体素子30の
ドレイン電圧は図2(f)に示すように低レベルになっ
ている。
【0028】このような状態において、入力端子43へ
の入力信号が高レベルから低レベルに変化すると、レベ
ルシフト回路47の出力は図2(a)に示すように高レ
ベルになり、またMMV回路45は図2(b)に示すよ
うに所定のパルス幅の出力パルスを発生する。レベルシ
フト回路47の出力が高レベルになると、MOSFET
(M1)49がオフし、MOSFET(M2)51がオ
ンし、これによりパワー半導体素子30のゲートに蓄積
されているゲート電荷が図2(d)に示すように抵抗5
5およびMOSFET(M2)51を介して放電開始す
る。一方、MMV回路45からの出力パルスは抵抗65
を介してMOSFET(M4)63のゲートに印加さ
れ、MOSFET(M4)63を図2(c)に示すよう
にオンするので、パワー半導体素子30のゲートは抵抗
67およびMOSFET(M4)63を介してVss電位
に接続され、パワー半導体素子30のゲート電荷を放電
する。この結果、パワー半導体素子30のゲートに蓄積
されていたゲート電荷は、抵抗55およびMOSFET
(M2)51を介した第1の経路と抵抗67およびMO
SFET(M4)63を介した第2の経路の2系統で、
すなわち抵抗55と抵抗67の並列抵抗により短い時定
数で図2(d)に示すように大きく急峻に放電する。こ
の状態において、パワー半導体素子30のゲート電圧
は、図2(e)に示すように急速に低下していく。
【0029】この状態において、パワー半導体素子30
はオン状態にあり、そのドレイン電圧は図2(f)に示
すように低レベルにあるので、このドレイン電圧を抵抗
57,59で分圧した電圧はMOSFET(M3)61
の閾値に達せず、MOSFET(M3)61はオフ状態
にある。
【0030】上述したように、パワー半導体素子30の
ゲート電荷が急速に放電し、そのゲート電圧が図2
(e)に示すように急速に低下していく場合において、
ゲート電圧がパワー半導体素子30の閾値Vthの近傍に
達した辺りになると、図2(f)に示すようにパワー半
導体素子30のドレイン電圧は上昇開始する。この近辺
においては、ゲート電圧は図2(e)に示すように閾値
Vth近傍に維持されてゲート電荷を放電していくが、パ
ワー半導体素子30はドレイン電流を維持しようとする
ので、パワー半導体素子30のドレイン電圧は図2
(f)に示すように単調に増加していく。
【0031】そして、更にゲート電荷が放電され、パワ
ー半導体素子30がドレイン電流を維持できない状態ま
でゲート電圧が低下すると、パワー半導体素子30のド
レイン電流は図2(g)に示すように急速に低下開始す
る。このようにパワー半導体素子30のドレイン電流が
低下開始する近傍をMOSFET(M3)61によりパ
ワー半導体素子30のドレイン電圧をモニタすることに
より検出する。この時点におけるパワー半導体素子30
のドレイン電圧を図2(f)に示すようにVTH0とす
ると、ドレイン電圧VTH0を抵抗57,59で分圧さ
れた電圧がMOSFET(M3)61の閾値Vthに等し
くなるように抵抗57,59の値を設定する。
【0032】このように抵抗57,59を設定すること
により、パワー半導体素子30のドレイン電流が低下開
始する近傍に相当するドレイン電圧VTH0にパワー半
導体素子30のドレイン電圧が達したとき、MOSFE
T(M3)61はオンとなり、この結果MOSFET
(M4)63のゲートが低レベルになり、これによりM
OSFET(M4)63が図2(c)に示すようにオフ
となる。すなわち、パワー半導体素子30のオフ動作開
始時には図2(c)に示すように高レベルであったMO
SFET(M4)63のゲート電圧はこの時点でMMV
回路45からの出力パルスに関わらず低レベルに変化す
る。このようにMOSFET(M4)63がオフになる
と、パワー半導体素子30のゲート電荷の放電は抵抗5
5を介した第1の経路のみとなるので、ゲート電荷の放
電電流の値は図2(d)に示すように小さくなり、ゲー
ト電荷の放電時定数は大きくなる。
【0033】この結果、パワー半導体素子30のゲート
電荷の放電は緩慢になり、そしてゲート電圧の低下が緩
やかになるので、di/dtが小さくなり、寄生インダ
クタンスLによるL・di/dtで表されるサージ電圧
Vsgを小さな値に抑制することができる。この後は、ゲ
ート電荷が抵抗55とMOSFET(M2)51により
完全に放電し、パワー半導体素子30は完全に遮断さ
れ、その出力電流であるドレイン電流は図2(g)に示
すように0になる。
【0034】なお、上記実施形態では、抵抗53,5
5,65は、それぞれ個別の抵抗として説明したが、そ
れぞれMOSFET(M1)49、MOSFET(M
2)51、MOSFET(M4)63のオン抵抗として
もよく、また各MOSFETのW/Lを調整してMOS
FETのオン抵抗で実現することも可能である。
【0035】また、上記実施形態は、パワー半導体素子
30を遮断する場合、すなわちパワー半導体素子30の
電流が立ち下がる場合についてのみ説明しているが、本
発明はパワー半導体素子30の電流の立ち上がり時にも
同様な回路構成で適用してサージ電圧を抑制し得るもの
であることは勿論のことである。
【0036】次に、図9を参照して、本発明の他の実施
形態に係わるパワー半導体素子の駆動回路について説明
する。本実施形態のパワー半導体素子の駆動回路は、図
1に示した実施形態においてパワー半導体素子30のド
レイン電圧をMOSFET(M3)61で監視し、ドレ
イン電流が低下開始する近傍に相当するドレイン電圧V
TH0にパワー半導体素子30のドレイン電圧が達した
時に、MOSFET(M4)63をオフするMOSFE
T(M3)61および抵抗65からなる回路の代わりに
電圧比較器71、アンド回路77および抵抗73,75
からなる回路を用いた点が異なるのみであり、その他の
構成および作用は図1の実施形態と同じである。
【0037】すなわち、図9に示すパワー半導体素子の
駆動回路では、パワー半導体素子30の出力電圧である
ドレイン電圧を抵抗57,59で分圧して電圧比較器7
1の一方の入力に供給して、他方の入力に供給されてい
る抵抗73,75の接続点からの基準電圧と比較してい
る。この基準電圧はパワー半導体素子30のドレイン電
流が低下開始する近傍に相当するドレイン電圧VTH0
に等しいものである。従って、電圧比較器71は、パワ
ー半導体素子30のドレイン電圧と基準電圧とを比較
し、ドレイン電圧が基準電圧より大きくなった場合、す
なわちパワー半導体素子30のドレイン電流が低下開始
する近傍に相当するドレイン電圧VTH0にドレイン電
圧が達した場合、電圧比較器71は低レベルの出力信号
をアンド回路77に供給し、これによりMMV回路45
からの出力パルスをインヒビットし、MOSFET(M
4)63をオフにしている。この結果、パワー半導体素
子30のゲート電荷の放電は抵抗55を介した第1の経
路のみとなるので、ゲート電荷の放電電流の値は図2
(d)に示すように小さくなり、ゲート電荷の放電時定
数は大きくなる。
【0038】従って、パワー半導体素子30のゲート電
荷の放電は緩慢になり、そしてゲート電圧の低下が緩や
かになるので、di/dtが小さくなり、寄生インダク
タンスLによるL・di/dtで表されるサージ電圧V
sgを小さな値に抑制することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるパワー半導体素子
の駆動回路の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す実施形態の駆動回路の動作を示すタ
イミング図である。
【図3】図1に示すパワー半導体素子の駆動回路が適用
されるモータ制御システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3に示すモータ制御システムにおいて交流モ
ータを駆動するパワー半導体素子から出力される3相出
力信号の電流波形を示す図である。
【図5】図3に示すモータ制御システムにおいて3相駆
動電流のうちの1相であるU相のみに着目したU相駆動
電流波形およびUP側パワー半導体素子を駆動するUP
側電圧PWM信号のデューティ比の変化を示す図であ
る。
【図6】図3に示すモータ制御システムにおいてUP側
およびUN側パワー半導体素子のゲートに印加される電
圧PWM信号、すなわちUP側ゲート駆動信号およびU
N側ゲート駆動信号の波形を示す波形図である。
【図7】図3に示すモータ制御システムの駆動回路にお
けるU相の回路動作を説明するとともに、サージ電圧が
発生する原因となる寄生インダクタンスを示す図であ
る。
【図8】図3に示すモータ制御システムにおいてパワー
半導体素子をオフして電流を遮断した場合にサージ電圧
が発生する様子を示す各部の信号波形を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係わるパワー半導体素
子の駆動回路の構成を示す回路図である。
【図10】従来の駆動回路である特願平11−1841
0号に開示されている自己消弧形素子駆動回路の構成を
示す回路図である。
【図11】図10に示す従来の駆動回路の動作を示すタ
イミング図である。
【符号の説明】
30 パワー半導体素子 43 入力端子 45 MMV回路 47 レベルシフト回路 49 MOSFET(M1) 51 MOSFET(M2) 61 MOSFET(M3) 63 MOSFET(M4) 71 電圧比較器 77 アンド回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート容量に対する電荷の放電または充
    電によりスイッチングされるパワー半導体素子の駆動回
    路において、 前記パワー半導体素子におけるゲート容量に対する電荷
    の放電または充電の時定数を可変する時定数可変手段
    と、 前記パワー半導体素子の出力電圧を監視する監視手段
    と、 前記パワー半導体素子におけるゲート容量に対する電荷
    の放電時または充電時においては、時定数可変手段を制
    御して、小さい時定数で開始させ、監視手段により出力
    電圧が所定電圧に達したときには時定数を大きくさせる
    時定数制御手段とを有することを特徴とするパワー半導
    体素子の駆動回路。
JP11215528A 1999-07-29 1999-07-29 パワー半導体素子の駆動回路 Pending JP2001045740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11215528A JP2001045740A (ja) 1999-07-29 1999-07-29 パワー半導体素子の駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11215528A JP2001045740A (ja) 1999-07-29 1999-07-29 パワー半導体素子の駆動回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001045740A true JP2001045740A (ja) 2001-02-16

Family

ID=16673929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11215528A Pending JP2001045740A (ja) 1999-07-29 1999-07-29 パワー半導体素子の駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001045740A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004297952A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Dve:Kk 安定化電源回路
JP2004297953A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Dve:Kk 安定化電源回路
US7142040B2 (en) 2003-03-27 2006-11-28 Device Engineering Co., Ltd. Stabilized power supply circuit
JP2008066929A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JP2008538692A (ja) * 2005-07-06 2008-10-30 松下電器産業株式会社 ブラシレスdcモータおよびそれを搭載した電気機器
US7547992B2 (en) 2007-06-04 2009-06-16 Mitsubishi Electric Corporation Drive device driving a plurality of semiconductor elements having respective reference potential electrodes coupled via a main electrode unit and alternating current power supply device provided with the drive device
JP2016039440A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2019080383A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 Necプラットフォームズ株式会社 出力装置
WO2020095351A1 (ja) 2018-11-05 2020-05-14 三菱電機株式会社 ゲート駆動回路および電力変換装置
CN117543783A (zh) * 2024-01-10 2024-02-09 荣耀终端有限公司 充电电路、电子设备以及充电控制方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004297952A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Dve:Kk 安定化電源回路
JP2004297953A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Dve:Kk 安定化電源回路
US7142040B2 (en) 2003-03-27 2006-11-28 Device Engineering Co., Ltd. Stabilized power supply circuit
JP2008538692A (ja) * 2005-07-06 2008-10-30 松下電器産業株式会社 ブラシレスdcモータおよびそれを搭載した電気機器
JP2008066929A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
US7547992B2 (en) 2007-06-04 2009-06-16 Mitsubishi Electric Corporation Drive device driving a plurality of semiconductor elements having respective reference potential electrodes coupled via a main electrode unit and alternating current power supply device provided with the drive device
JP2016039440A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2019080383A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 Necプラットフォームズ株式会社 出力装置
WO2020095351A1 (ja) 2018-11-05 2020-05-14 三菱電機株式会社 ゲート駆動回路および電力変換装置
CN117543783A (zh) * 2024-01-10 2024-02-09 荣耀终端有限公司 充电电路、电子设备以及充电控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6351736B2 (ja) 自己消弧型半導体素子の短絡保護回路
CN107852155B (zh) 半导体元件的过电流保护装置
JP6369808B2 (ja) 駆動装置、電力変換装置
US9543749B2 (en) Driver for switching element and control system for rotary machine using the same
JP6390959B2 (ja) 駆動装置、電力変換装置
US10090832B2 (en) Controller for power converter having a delaying unit
CN113711481B (zh) 驱动电路
JPH10327585A (ja) 電力変換装置
JP2007037275A (ja) 充電制御装置を兼ねたモータ駆動装置
US20100079192A1 (en) Drive for a half-bridge circuit
CN101933213B (zh) 电池充电电路
US20250379527A1 (en) Power converter
US11296686B2 (en) Method for operating an electrical circuit, electrical circuit, and motor vehicle
JP2001045740A (ja) パワー半導体素子の駆動回路
US7075271B2 (en) Power controlling apparatus with power converting circuit
JP6758486B2 (ja) 半導体素子の駆動装置および電力変換装置
JP3515359B2 (ja) インバータ回路
JP2005065460A (ja) 車両用発電電動機制御装置
JP2001309670A (ja) インバータ装置の駆動回路
JPH05308778A (ja) 電気自動車駆動用インバータ
US10615682B2 (en) Electrically driven vehicle inverter device
EP4443733A1 (en) Switching circuit and inverter circuit
US11658563B2 (en) Half-bridge power supply with dynamic dead time
JP6702210B2 (ja) 電力変換装置
JP4375506B2 (ja) インバータ装置およびその電流制限方法