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JP2001043871A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池

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Publication number
JP2001043871A
JP2001043871A JP11216019A JP21601999A JP2001043871A JP 2001043871 A JP2001043871 A JP 2001043871A JP 11216019 A JP11216019 A JP 11216019A JP 21601999 A JP21601999 A JP 21601999A JP 2001043871 A JP2001043871 A JP 2001043871A
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JP
Japan
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refrigerant
fuel cell
polymer electrolyte
solid polymer
electrolyte fuel
Prior art date
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Withdrawn
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JP11216019A
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English (en)
Inventor
Itsushin So
一新 曽
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP11216019A priority Critical patent/JP2001043871A/ja
Priority to US09/629,885 priority patent/US6461754B1/en
Publication of JP2001043871A publication Critical patent/JP2001043871A/ja
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒通路の各領域毎に異なる勾配の温度パタ
ーンを可能にし、セル面における冷媒の非線形の温度勾
配のパターンおよび任意の温度勾配のパターンを可能に
するとともに、燃料極と空気極における局部的乾きと局
部的湿りすぎを抑え、セル面における電池の内部抵抗、
電流密度の分布の均一化を図ること。 【解決手段】 冷媒の循環回路を備えた固体高分子電解
質型燃料電池において、冷媒通路板1に形成されるセル
に面する冷媒通路10が複数の領域11、12、13に
分割され、分割された前記冷媒通路の各領域11、1
2、13の一端に冷媒導入口111、121、131が
形成されるとともに、前記各領域11、12、13の他
端に冷媒排出口112、122、132が形成される固
体高分子電解質型燃料電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒の循環回路を
備えた固体高分子電解質型燃料電池において、冷媒通路
板に形成されるセルに面する冷媒通路が複数の領域に分
割され、分割された前記冷媒通路の各領域の一端に冷媒
導入口が形成されるとともに、前記各領域の他端に冷媒
排出口が形成される固体高分子電解質型燃料電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の固体高分子電解質型燃料電池(U
SP4988583)は、燃料電池のセル温度をある希
望する値で維持するために、図12に示されるように冷
媒の循環通路Pが設けられており、冷媒通路板PT、燃
料と空気通路板における冷媒、燃料および空気の流れ
は、導入口Iから排出口Oに向かって全体に亘り一方向
になっているのが、多くの固体高分子電解質型燃料電池
における設計上の特徴であった。
【0003】このような特徴を有する燃料通路と空気通
路形状においては、ガスの流れ方向に沿って、燃料極と
空気極におけるガス組成と圧力、温度、湿度などが変化
し、面方向に線形の勾配が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の固体高分子
電解質型燃料電池は、上述した前記冷媒通路の形状にお
いては、主に反応廃熱との熱交換によるセル面における
冷媒の温度勾配のパターンは、前記のようなガス配流の
特徴を有する燃料極と空気極が求める局所的な圧力、温
度と湿度の好ましい状態のものではなかったという問題
があった。
【0005】その理由は、上述したような燃料と空気の
流れ方の下では雰囲気中の湿度、温度の一様性の観点よ
り求められるセル温度が、非線形的なものであるのに対
して、上述した前記冷媒通路の下では、セル面における
冷媒の温度勾配が線形的なものしかできないため、セル
面方向において燃料極と空気極のガス状態が一様になら
ないという問題があった。
【0006】これを原因にして、電池の内部抵抗のバラ
ツキが起きる。引いてはセル面における電流密度のバラ
ツキを生む。電流密度の不均一がセル内の反応熱分布の
バラツキを生み出し、熱管理と水管理が困難になるとと
もに、これが原因となって、触媒、イオン交換膜の熱履
歴の相違が大きく、触媒とイオン交換膜の耐久性能を損
なうことになる。したがって、冷媒の温度勾配の最適化
を可能にする冷媒の通路形状が求められる。
【0007】そこで本発明者は、冷媒の循環回路を備え
た固体高分子電解質型燃料電池において、冷媒通路板に
形成されるセルに面する冷媒通路を複数の領域に分割し
て、分割された前記冷媒通路の各領域の一端に冷媒導入
口を形成するとともに、前記各領域の他端に冷媒排出口
を形成するという本発明の技術的思想に着眼し、更に研
究開発を重ねた結果、前記冷媒通路の各領域毎に異なる
勾配の温度パターンを可能にし、セル面における冷媒の
非線形の温度勾配のパターンおよび任意の温度勾配のパ
ターンを可能にするとともに、燃料極と空気極における
局部的乾きと局部的湿りすぎを抑え、セル面における電
池の内部抵抗、電流密度の分布の均一化を図るという目
的を達成する本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の固体高分子電解質型燃料電池は、冷媒の
循環回路を備えた固体高分子電解質型燃料電池におい
て、冷媒通路板に形成されるセルに面する冷媒通路が複
数の領域に分割され、分割された前記冷媒通路の各領域
の一端に冷媒導入口が形成されるとともに、前記各領域
の他端に冷媒排出口が形成されるものである。
【0009】本発明(請求項2に記載の第2発明)の固
体高分子電解質型燃料電池は、前記第1発明において、
前記冷媒通路の各領域の一端に形成される前記冷媒導入
口と、前記各領域の他端に形成される前記冷媒排出口と
が、互いに近接して配設されているものである。
【0010】本発明(請求項3に記載の第3発明)の固
体高分子電解質型燃料電池は、前記第2発明において、
互いに近接して配設された前記冷媒導入口と前記冷媒排
出口とが連通して、分割された前記複数の領域が直列的
に連絡しているものである。
【0011】本発明(請求項4に記載の第4発明)の固
体高分子電解質型燃料電池は、前記第3発明において、
互いに近接して配設された前記冷媒導入口と前記冷媒排
出口とが、熱交換器を介して連通しているものである。
【0012】本発明(請求項5に記載の第5発明)の固
体高分子電解質型燃料電池は、前記第3発明において、
互いに近接して配設された前記冷媒排出口が、流量調整
器に連通しているとともに、前記冷媒導入口が、分流器
を介して前記冷媒排出口に連通しているものである。
【0013】本発明(請求項6に記載の第6発明)の固
体高分子電解質型燃料電池は、前記第5発明において、
下流側の前記冷媒導入口と上流側の前記冷媒排出口に連
通している前記分流器との間に熱交換器が介挿されてい
るものである。
【0014】本発明(請求項7に記載の第7発明)の固
体高分子電解質型燃料電池は、前記第6発明において、
下流側の前記冷媒導入口が、前記分流器を介して上流側
の前記冷媒排出口に連通している前記流量調整器と前記
熱交換器とに合流器を介して連通しているものである。
【0015】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
固体高分子電解質型燃料電池は、冷媒通路板に形成され
るセルに面する冷媒通路が複数の領域に分割され、分割
された前記冷媒通路の各領域の一端に冷媒導入口が形成
されるとともに、前記各領域の他端に冷媒排出口が形成
されるので、前記冷媒通路の各領域の一端に形成された
前記冷媒導入口から導入され前記各領域の他端に形成さ
れた前記冷媒排出口から排出されるため、前記冷媒通路
の各領域における温度勾配が異なる温度パターンを可能
にするという効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第2発明の固体高分子電
解質型燃料電池は、前記第1発明において、前記冷媒通
路の各領域の一端に形成される前記冷媒導入口と、前記
各領域の他端に形成される前記冷媒排出口とが、互いに
近接して配設されているので、上流側の前記冷媒排出口
から排出された冷媒を下流側の前記冷媒導入口に導入す
るのが容易であるという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第3発明の固体高分子電
解質型燃料電池は、前記第2発明において、互いに近接
して配設された前記冷媒導入口と前記冷媒排出口とが連
通して、分割された前記複数の領域が直列的に連絡して
冷媒が供給されるので、前記冷媒通路の各領域における
異なった温度勾配が連続する温度パターンを可能にする
という効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第4発明の固体高分子電
解質型燃料電池は、前記第3発明において、互いに近接
して配設された前記冷媒導入口と前記冷媒排出口とが、
熱交換器を介して連通しているので、前記熱交換器によ
って温度制御された冷媒が前記冷媒導入口を介して下流
側の領域に供給されるため、セル面における冷媒の非線
形の温度勾配のパターンおよび任意の温度勾配のパター
ンを可能にするという効果を奏する。
【0019】上記構成より成る第5発明の固体高分子電
解質型燃料電池は、前記第3発明において、互いに近接
して配設された前記冷媒排出口が、流量調整器に連通し
ているとともに、前記冷媒導入口が、分流器を介して前
記冷媒排出口に連通しているので、上流側の前記冷媒排
出口から排出された冷媒の通過流量を前記流量調整器に
よって調整するため、前記分流器を介して下流側の領域
の前記冷媒導入口に導入される冷媒の量も制御されるの
で、セル面における冷媒の非線形の温度勾配のパターン
および任意の温度勾配のパターンを可能にするという効
果を奏する。
【0020】上記構成より成る第6発明の固体高分子電
解質型燃料電池は、前記第5発明において、下流側の前
記冷媒導入口と上流側の前記冷媒排出口に連通している
前記分流器との間に熱交換器が介挿されているので、下
流側の領域の前記冷媒導入口に導入される流量が制御さ
れた冷媒の温度も前記熱交換器によって制御されるた
め、セル面における冷媒の所望の非線形の温度勾配のパ
ターンおよび任意の温度勾配のパターンを可能にすると
ともに、燃料極と空気極における局部的乾きと局部的湿
りすぎを抑え、セル面における電池の内部抵抗、電流密
度の分布の均一化を図るという効果を奏する。
【0021】上記構成より成る第7発明の固体高分子電
解質型燃料電池は、前記第6発明において、下流側の前
記冷媒導入口が、前記分流器を介して上流側の前記冷媒
排出口に連通している前記流量調整器と前記熱交換器と
に合流器を介して連通しているので、上流側の前記冷媒
排出口から排出され前記流量調整器によって流量が調整
された冷媒と、上流側の前記冷媒排出口から排出され前
記熱交換器によって温度制御された冷媒とが前記合流器
によって合流され下流側の領域の前記冷媒導入口に導入
されるため、セル面における冷媒の所望の非線形の温度
勾配のパターンおよび任意の温度勾配のパターンを可能
にするとともに、燃料極と空気極における局部的乾きと
局部的湿りすぎを抑え、セル面における電池の内部抵
抗、電流密度の分布の均一化を図るという効果を奏す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0023】(第1実施形態)本第1実施形態の固体高
分子電解質型燃料電池は、図1ないし図4に示されるよ
うに冷媒の循環回路を備えた固体高分子電解質型燃料電
池において、冷媒通路板1に形成されるセルに面する冷
媒通路10が複数の領域11、12、13に分割され、
分割された前記冷媒通路の各領域11、12、13の一
端に冷媒導入口111、121、131が形成されると
ともに、前記各領域11、12、13の他端に冷媒排出
口112、122、132が形成されるものである。
【0024】前記固体高分子電解質型燃料電池は、図3
および図5に示されるように対向する陰極である水素極
53、54と陽極である空気極55、56の2枚の電極
によって電解質である高分子イオン交換膜57を挾持す
る構造の電極ユニット51、52の間に空気通路64、
水素吸排気通路65等が形成されているセパレータ6
1、62が介挿され、前記セパレータ62に対して冷媒
通路66が形成されたセパレータ63を当接させ、これ
らの構成要素が必要数だけ積層されたものである。尚、
前記冷媒通路66が形成された前記セパレータ63が、
本第1実施形態における上述した冷媒通路板1に相当す
る。
【0025】前記冷媒通路10の複数の領域に関して、
本第1実施形態においては一例として説明の簡便の観点
より図1および図2に示されるように3個に分割する例
について示したが、必要に応じて任意の数nの領域に分
割すれば良いが、その場合の一般化として、冷媒の温度
勾配をn段形成するために、外付けの熱交換器および
(流量調整器−第2実施形態)の個数をn−1にし、冷
媒の導入口と排出口の組数をnにすれば良い。
【0026】前記冷媒通路の第2および第3領域12、
13の一端に形成される前記冷媒導入口121、131
と、上流側の第1および第2領域11、12の他端に形
成される前記冷媒排出口112、122とが、互いに近
接して配設されている。
【0027】互いに近接して配設された前記冷媒導入口
121、131と前記冷媒排出口112、122とが連
通して、分割された前記複数の領域11、12、13が
直列的に連絡している。
【0028】図2に示されるように互いに近接して配設
された前記冷媒導入口121、131と前記冷媒排出口
112、122とが、外部に配設され冷媒の温度を制御
する熱交換器21、22を介して連通している。
【0029】本第1実施形態において、冷媒循環機構を
持つ燃料電池スタックは、図4に示されるように上述し
たような各冷媒通路板1に形成された前記冷媒導入口1
11、121、131と前記冷媒排出口112、12
2、132は、各冷媒配流マニホールド1110、11
20、1210、1220、1310、1320に連絡
している。
【0030】本第1実施形態の固体高分子電解質型燃料
電池は、前記冷媒通路板1における冷媒流れの系統図で
ある図1および図2に示されるように冷媒が、前記冷媒
導入口111を通して燃料電池の前記冷媒通路の第1の
領域11内に導入され、前記冷媒導入口111と前記冷
媒排出口112を連結する冷媒通路を流れ、そして前記
冷媒排出口112から電池の外に排出される。
【0031】電池の外に排出された冷媒は、図2に示さ
れるように電池の外部に配置された熱交換器21に導か
れ冷却または加熱され、冷却または加熱された冷媒が、
前記冷媒通路の第2の領域12の前記冷媒導入口121
に導入される。
【0032】導入された冷媒は、前記冷媒導入口121
と前記冷媒排出口122を連結する冷媒通路を流れ、そ
して前記冷媒排出口112から電池の外に排出される。
【0033】電池の外に排出された冷媒は、図2に示さ
れるように電池の外部に配置された熱交換器22に導か
れ冷却または加熱され、冷却または加熱された冷媒が、
前記冷媒通路の第3の領域13前記冷媒導入口131に
導入される。
【0034】導入された冷媒は、前記冷媒導入口131
と前記冷媒排出口132を連結する冷媒通路を流れ、そ
して前記冷媒排出口132から電池の外に排出される。
【0035】本第1実施形態における温度のプロファイ
ルは、図5(A)および(B)に示されるようになり、
図5(A)は、前記外部熱交換器21、22によって降
温された場合であり、図5(B)は、前記外部熱交換器
21、22によって昇温された場合である。。
【0036】上記作用を奏する第1実施形態の固体高分
子電解質型燃料電池は、前記冷媒通路板1に形成される
セルに面する冷媒通路10が複数の領域11、12、1
3に分割され、冷媒が前記冷媒通路10の各領域11、
12、13の一端に形成された前記冷媒導入口111、
121、131から導入され前記各領域の他端に形成さ
れた前記冷媒排出口112、122、132から排出さ
れるため、前記冷媒通路10の各領域毎の冷媒の温度勾
配が異なる温度パターンを可能にするという効果を奏す
る。
【0037】また第1実施形態の固体高分子電解質型燃
料電池は、互いに近接して配設された前記冷媒導入口1
21、131と前記冷媒排出口112、122とが連通
して、分割された前記複数の領域11、12、13が直
列的に連絡して冷媒が供給されるとともに、前記熱交換
器によって温度制御された冷媒が前記冷媒導入口を介し
て下流側の領域に供給されるため、セル面における冷媒
の非線形の温度勾配のパターンを可能にするとともに、
図5に示されるような鋸歯状または階段状の任意の温度
パターンを可能にするという効果を奏する。
【0038】さらに第1実施形態の固体高分子電解質型
燃料電池は、上述したように冷媒の非線形の温度勾配の
パターンおよび任意の温度勾配のパターンを可能にする
ので、燃料極と空気極における局部的乾きと局部的湿り
すぎを抑え、セル面における電池の内部抵抗、電流密度
の分布の均一化を図るという効果を奏する。
【0039】また第1実施形態の固体高分子電解質型燃
料電池は、前記冷媒通路10の各領域11、12、13
の一端に形成される前記冷媒導入口121、131と、
前記各領域の他端に形成される前記冷媒排出口112、
122とが、互いに近接して配設されているので、上流
側の前記冷媒排出口112、122から排出された冷媒
を下流側の前記冷媒導入口121、131に導入するの
が容易であるという効果を奏する。
【0040】(第2実施形態)本第2実施形態の固体高
分子電解質型燃料電池は、図6に示されるように冷媒排
出口112、122が、電池の外部に配設された流量調
整器31、32に連通しているとともに、前記冷媒導入
口121、131が、分流器33、34を介して前記冷
媒排出口112、122に連通している点が、前記第1
実施形態との相違点であり、以下相違点を中心に説明す
る。
【0041】上記構成より成る本第2実施形態の固体高
分子電解質型燃料電池は、前記冷媒排出口112、12
2が、前記流量調整器31、32に連通しているととも
に、前記冷媒導入口121、131が、前記分流器3
3、34を介して前記冷媒排出口112、122に連通
しているので、上流側の前記冷媒排出口112、122
から排出された冷媒の通過流量を前記流量調整器31、
32によって調整するため、前記分流器33、34を介
して下流側の領域12、13の前記冷媒導入口121、
131に導入される冷媒の量がそれぞれ減少するように
制御されるので、図6に示されるようにセル面における
冷媒の温度勾配を領域毎に異なったものとするものであ
る。
【0042】上記作用を奏する第2実施形態の固体高分
子電解質型燃料電池は、上流側の前記冷媒排出口11
2、122から排出された冷媒の通過流量を前記流量調
整器31、32によって調整するため、前記分流器3
3、34を介して下流側の領域12、13の前記冷媒導
入口121、131に導入される冷媒の量がそれぞれ減
少するように制御されるので、図6に示されるようにセ
ル面における冷媒の温度勾配を領域毎に異なったものと
するので、図7に示されるようにセル面における冷媒の
非線形の温度勾配のパターンを可能にするという効果を
奏する。
【0043】(第3実施形態)本第3実施形態の固体高
分子電解質型燃料電池は、図8および図9に示されるよ
うに下流側の前記冷媒導入口121、131と、上流側
の前記冷媒排出口112、122に連通している前記分
流器33、34との間に電池の外部に配設された熱交換
器41、42がそれぞれ介挿されている点が、前記第2
実施形態との相違点であり、相違点を中心に説明する。
【0044】本第3実施形態の固体高分子電解質型燃料
電池は、前記冷媒排出口112、122が、前記流量調
整器31、32に連通しているとともに、前記冷媒導入
口121、131が、前記分流器33、34を介して前
記冷媒排出口112、122に連通しているので、上流
側の前記冷媒排出口112、122から排出された冷媒
の通過流量を前記流量調整器31、32によって調整す
るため、前記分流器33、34を介して下流側の領域1
2、13の前記冷媒導入口121、131に導入される
冷媒の量がそれぞれ減少するように制御されるととも
に、前記熱交換器41、42によって加熱され一定温度
だけ昇温させるので、図9に示されるようにセル面にお
ける冷媒の温度勾配を領域と領域との境界において階段
状に昇温させるとともに領域毎に異なったものとするも
のである。
【0045】本第3実施形態の固体高分子電解質型燃料
電池は、上流側の前記冷媒排出口112、122から排
出された冷媒の通過流量を前記流量調整器31、32に
よって調整するため、前記分流器33、34を介して下
流側の領域12、13の前記冷媒導入口121、131
に導入される冷媒の量がそれぞれ減少するように制御さ
れとともに、前記熱交換器41、42によって加熱され
一定温度だけ昇温させるので、図10に示されるように
セル面における冷媒の温度勾配を領域と領域との境界に
おいて階段状に昇温させるとともに領域毎に異なったも
のとするので、セル面における冷媒の階段状の非線形の
温度勾配のパターンを可能にするという効果を奏する。
【0046】すなわち本第3実施形態の固体高分子電解
質型燃料電池は、固体高分子電解質型燃料電池における
冷媒の温度勾配の最適化を可能にする冷媒の循環回路の
構造を提供するものであり、その構造は、冷媒通路板1
において、セルに面する冷媒の通路における冷媒の温度
勾配の形成を、上述した燃料極53、54と空気極5
5、56の圧力、温度、湿度の変化に応じて、セル内部
の熱交換に加えて、電池の外部における冷媒流量の調整
および熱交換による温度調整をする手段も採用すること
により、燃料極53、54と空気極55、56における
局部的乾きと局部的湿りすぎを抑え、セル面における電
池の内部抵抗、電流密度の分布の均一化を図るものであ
る。
【0047】(第4実施形態)本第4実施形態の固体高
分子電解質型燃料電池は、図11に示されるように下流
側の前記冷媒導入口121が、分流器33、34を介し
て上流側の前記冷媒排出口112、122に連通してい
るとともに電池の外部に配設された流量調整器31、3
2と熱交換器41、42とに合流器43、44を介して
連通している点が、上述した実施形態との相違点であ
り、以下相違点を中心に説明する。
【0048】本第4実施形態の固体高分子電解質型燃料
電池は、前記冷媒排出口112、122が、前記分流器
33、34を介して前記流量調整器31、32および前
記熱交換器41、42に連通しているとともに、前記冷
媒導入口121、131が、前記合流器43、44を介
して前記流量調整器31、32および前記熱交換器4
1、42に連通しているので、上流側の前記冷媒排出口
112、122から排出され前記分流器33、34によ
って分流された冷媒の通過流量を前記流量調整器31、
32によって調整される。
【0049】前記分流器33、34によって分流された
冷媒が、前記熱交換器41、42によって温度が制御さ
れ、前記熱交換器41、42によって温度が制御された
前記冷媒と前記流量調整器31、32によって通過流量
が調整された前記冷媒とが前記合流器43、44によっ
て合流され、下流側の領域12、13の前記冷媒導入口
121、131に導入され、セル面における冷媒の温度
勾配を領域と領域との境界において階段状に昇温させる
とともに領域毎に異なったものとするものである。
【0050】本第4実施形態の固体高分子電解質型燃料
電池は、前記熱交換器41、42によって温度が制御さ
れた前記冷媒と前記流量調整器31、32によって通過
流量が調整された前記冷媒とが前記合流器43、44に
よって合流され、下流側の領域12、13の前記冷媒導
入口121、131に導入され、セル面における冷媒の
温度勾配を領域と領域との境界において階段状に昇温さ
せるとともに領域毎に異なったものとするので、セル面
における冷媒の温度勾配を領域と領域との境界において
階段状に昇温させるとともに領域毎に異なったものとす
るので、図9に示される前記第3実施形態の温度勾配の
パターンに比べてさらに自由度の高いセル面における冷
媒の階段状の非線形の温度勾配のパターンを可能にする
とともに、任意の温度勾配のパターンを実現するという
効果を奏する。
【0051】また本第4実施形態の固体高分子電解質型
燃料電池は、任意の温度勾配のパターンを実現するの
で、燃料極と空気極における局部的乾きと局部的湿りす
ぎを抑え、セル面における電池の内部抵抗、電流密度の
分布の均一化を図るという効果を奏する。
【0052】すなわち本第4実施形態の固体高分子電解
質型燃料電池は、固体高分子電解質型燃料電池における
冷媒の温度勾配の最適化を可能にする冷媒の循環回路の
構造を提供するものであり、その構造は、冷媒通路板1
において、セルに面する冷媒の通路における冷媒の温度
勾配の形成を、燃料極53、54と空気極55、56の
圧力、温度、湿度の変化に応じて、セル内部の熱交換に
加えて、電池の外部における冷媒流量の調整および熱交
換による温度調整をする手段も採用することにより、燃
料極53、54と空気極55、56における局部的乾き
と局部的湿りすぎを抑え、セル面における電池の内部抵
抗、電流密度の分布の均一化を図るものである。
【0053】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0054】上述の実施形態においては、一例として図
4に示されるように冷媒導入口および冷媒排出口を同一
面に配置した例について説明したが、本発明としてはそ
れらに限定されるものでは無く、必要に応じて前記冷媒
導入口および冷媒排出口を異なった面に配置することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における冷媒通路板を示
す正面図である。
【図2】本第1実施形態における冷媒通路板および熱交
換器の連絡関係を説明するための説明図である。
【図3】本第1実施形態におけるセパレータと電極ユニ
ットの配置を説明する分解断面図である。
【図4】本第1実施形態における燃料電池スタックを示
す斜視図である。
【図5】本第1実施形態における2つの温度勾配パター
ンを示す線図である。
【図6】本発明の第2実施形態における冷媒通路板およ
び流量調整器の連絡関係を説明するための説明図であ
る。
【図7】本第2実施形態における温度勾配パターンを示
す線図である。
【図8】本発明の第3実施形態における冷媒通路板、熱
交換器および流量調整器の連絡関係を説明するための説
明図である。
【図9】本第3実施形態における電池の外部に配設され
た熱交換器および流量調整器の配置関係を説明するため
の説明図である。
【図10】本第3実施形態における温度勾配パターンを
示す線図である。
【図11】本発明の第4実施形態における冷媒通路板、
熱交換器および流量調整器の連絡関係をを説明するため
の説明図である。
【図12】従来における冷媒通路板および冷媒通路を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 冷媒通路板 10 冷媒通路 11、12、13 領域 111、121、131 冷媒導入口 112、122、132 冷媒排出口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒の循環回路を備えた固体高分子電解
    質型燃料電池において、 冷媒通路板に形成されるセルに面する冷媒通路が複数の
    領域に分割され、 分割された前記冷媒通路の各領域の一端に冷媒導入口が
    形成されるとともに、前記各領域の他端に冷媒排出口が
    形成されることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電
    池。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記冷媒通路の各領域の一端に形成される前記冷媒導入
    口と、前記各領域の他端に形成される前記冷媒排出口と
    が、互いに近接して配設されていることを特徴とする固
    体高分子電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 互いに近接して配設された前記冷媒導入口と前記冷媒排
    出口とが連通して、分割された前記複数の領域が直列的
    に連絡していることを特徴とする固体高分子電解質型燃
    料電池。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 互いに近接して配設された前記冷媒導入口と前記冷媒排
    出口とが、熱交換器を介して連通していることを特徴と
    する固体高分子電解質型燃料電池。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 互いに近接して配設された前記冷媒排出口が、流量調整
    器に連通しているとともに、前記冷媒導入口が、分流器
    を介して前記冷媒排出口に連通していることを特徴とす
    る固体高分子電解質型燃料電池。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 下流側の前記冷媒導入口と上流側の前記冷媒排出口に連
    通している前記分流器との間に熱交換器が介挿されてい
    ることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 下流側の前記冷媒導入口が、前記分流器を介して上流側
    の前記冷媒排出口に連通している前記流量調整器と前記
    熱交換器とに合流器を介して連通していることを特徴と
    する固体高分子電解質型燃料電池。
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