JP2001041234A - ピローボールブッシュ - Google Patents
ピローボールブッシュInfo
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- JP2001041234A JP2001041234A JP11211105A JP21110599A JP2001041234A JP 2001041234 A JP2001041234 A JP 2001041234A JP 11211105 A JP11211105 A JP 11211105A JP 21110599 A JP21110599 A JP 21110599A JP 2001041234 A JP2001041234 A JP 2001041234A
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- elastic rubber
- inner cylinder
- ball bush
- cylinder
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高い軸直角剛性と、低い捩じりフリクションを
確保し、こじり剛性の方向、こじり剛性の大きさを任意
に設定することができるピローボールジョイントを提供
する。 【解決手段】内筒32と、この内筒に同軸に外挿した外
筒38との間に、球面部32a、球面受け部材、ソケッ
ト36からなる球面枢支部を配置して内筒及び外筒を回
転及び揺動自在としたピローボールブッシュである。球
面枢支部に対して軸方向にずれた位置の内筒及び外筒間
に、こじり外力が入力したときにこじり外力を受ける環
状の弾性ゴム46を配置した。弾性ゴムの内周部は摺動
スリーブ42の外周に固着しており、摺動スリーブは、
内筒に対して回転自在に、且つ軸方向に移動自在となる
ように外嵌されている。そして、弾性ゴムの内周全域
に、内筒の外周に弾性変形しながら当接するシールリッ
プ部46aを形成した。
確保し、こじり剛性の方向、こじり剛性の大きさを任意
に設定することができるピローボールジョイントを提供
する。 【解決手段】内筒32と、この内筒に同軸に外挿した外
筒38との間に、球面部32a、球面受け部材、ソケッ
ト36からなる球面枢支部を配置して内筒及び外筒を回
転及び揺動自在としたピローボールブッシュである。球
面枢支部に対して軸方向にずれた位置の内筒及び外筒間
に、こじり外力が入力したときにこじり外力を受ける環
状の弾性ゴム46を配置した。弾性ゴムの内周部は摺動
スリーブ42の外周に固着しており、摺動スリーブは、
内筒に対して回転自在に、且つ軸方向に移動自在となる
ように外嵌されている。そして、弾性ゴムの内周全域
に、内筒の外周に弾性変形しながら当接するシールリッ
プ部46aを形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用サスペン
ションのリンク端部を車体側部材に連結する際に好適な
ピローボールブッシュに関する。
ションのリンク端部を車体側部材に連結する際に好適な
ピローボールブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用サスペンションのリンクを車体側
部材に揺動自在に連結するブッシュとして、例えば、図
6に示すピローボールブッシュ10が知られている。こ
のピローボールブッシュ10は、車両用サスペンション
のリンク12の端部に固着した外筒10aと、弾性ゴム
10bを介在して外筒10aの内側に配置されているソ
ケット10cと、ソケット10cの内側に樹脂製の球面
受け部材10dを介して配置されており、球面受け部材
10dに面接触している球面部10e 1 を備えた内筒1
0eと、球面受け部材10d及び球面部10e1 を密封
するように内筒10eの外周及びソケット10cの両端
部に係合している筒状弾性部材の一対のダストシール1
0fとで構成されている。そして、車体に固着されてい
る車体側シャフト14を内筒10eに貫通して固定する
ことにより、リンク12が車体側に揺動自在に取り付け
られている。
部材に揺動自在に連結するブッシュとして、例えば、図
6に示すピローボールブッシュ10が知られている。こ
のピローボールブッシュ10は、車両用サスペンション
のリンク12の端部に固着した外筒10aと、弾性ゴム
10bを介在して外筒10aの内側に配置されているソ
ケット10cと、ソケット10cの内側に樹脂製の球面
受け部材10dを介して配置されており、球面受け部材
10dに面接触している球面部10e 1 を備えた内筒1
0eと、球面受け部材10d及び球面部10e1 を密封
するように内筒10eの外周及びソケット10cの両端
部に係合している筒状弾性部材の一対のダストシール1
0fとで構成されている。そして、車体に固着されてい
る車体側シャフト14を内筒10eに貫通して固定する
ことにより、リンク12が車体側に揺動自在に取り付け
られている。
【0003】前記ピローボールブッシュ10は、外筒1
0a及びソケット10cの間に弾性ゴム10bが介在し
ているので、車輪側からリンク12を介して進入したロ
ードノイズを弾性ゴム10bが吸収して車内への伝達を
防止することができる。また、捩じり方向の外力が入力
しても、球面受け部材10d及び球面部10e1 が面接
触状態で相対移動するので捩じりフリクションが低減
し、乗り心地が向上する。
0a及びソケット10cの間に弾性ゴム10bが介在し
ているので、車輪側からリンク12を介して進入したロ
ードノイズを弾性ゴム10bが吸収して車内への伝達を
防止することができる。また、捩じり方向の外力が入力
しても、球面受け部材10d及び球面部10e1 が面接
触状態で相対移動するので捩じりフリクションが低減
し、乗り心地が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の旋回
時に操縦安定性が良好なサスペンションとするために
は、転舵する車輪に横力(車輪に対して車両の斜め前方
からの外力)が入力しても、車輪のキャンバ角を保持す
るためのキャンバ剛性を高く保つことが重要である。
時に操縦安定性が良好なサスペンションとするために
は、転舵する車輪に横力(車輪に対して車両の斜め前方
からの外力)が入力しても、車輪のキャンバ角を保持す
るためのキャンバ剛性を高く保つことが重要である。
【0005】しかし、前記リンク12をI型リンクで構
成し、そのI型リンクの両端に前述したピローボールブ
ッシュ10を配置すると、キャンバ剛性を確保できない
おそれがある。すなわち、車両の旋回時には、ピローボ
ールブッシュ10に軸直角方向(図6のP1 方向、車幅
方向))の外力と、こじり方向の外力(ブッシュ軸P 0
を偏心させようとする外力)が入力するが、軸直角方向
の外力が入力する方向には弾性ゴム10bが介在してい
るので、軸直角方向に高い剛性を保つことができない。
また、こじり方向の外力に対しては、球面受け部材10
dと球面部10e1 とが面接触状態で全方向に滑ってし
まい、こじり方向の剛性を確保することができない。そ
こで、I型リンクの一端に通常のラバーブッシュを配設
してこじり方向の剛性を確保することが考えられるが、
軸直角方向の剛性は確保することができないので、車両
旋回時の操縦安定性が得られない。しかも、ラバーブッ
シュを配設することにより捩じりフリクションが増大し
て乗り心地が悪化するおそれがある。
成し、そのI型リンクの両端に前述したピローボールブ
ッシュ10を配置すると、キャンバ剛性を確保できない
おそれがある。すなわち、車両の旋回時には、ピローボ
ールブッシュ10に軸直角方向(図6のP1 方向、車幅
方向))の外力と、こじり方向の外力(ブッシュ軸P 0
を偏心させようとする外力)が入力するが、軸直角方向
の外力が入力する方向には弾性ゴム10bが介在してい
るので、軸直角方向に高い剛性を保つことができない。
また、こじり方向の外力に対しては、球面受け部材10
dと球面部10e1 とが面接触状態で全方向に滑ってし
まい、こじり方向の剛性を確保することができない。そ
こで、I型リンクの一端に通常のラバーブッシュを配設
してこじり方向の剛性を確保することが考えられるが、
軸直角方向の剛性は確保することができないので、車両
旋回時の操縦安定性が得られない。しかも、ラバーブッ
シュを配設することにより捩じりフリクションが増大し
て乗り心地が悪化するおそれがある。
【0006】また、ショックアブソーバとその回りに配
設したコイルスプリングとで構成したストラットをI型
リンクに連結して車両サスペンションを構成すると、こ
じり方向の剛性が確保できないI型リンクがスプリング
の反力によって移動してサスペンションの特性が変化す
るおそれがある。そこで、I型リンクに替わるリンクと
して、図7に示すように、車輪18を支持するステアリ
ングナックル19の上部にA型形状の一端20aを揺動
自在に連結し、A型形状の車幅方向に離間した他端の2
点20b、20cにピローボールブッシュ10を配設し
て車体側連結部に揺動自在に連結したA型リンク20を
採用すると、A型リンク20自体の高い横剛性により車
両旋回時における軸直角方向及びこじり方向に高い剛性
が得られ、縦安定性を確保することができるとともに、
ストラットをA型リンク20に連結したとしてもスプリ
ングの反力がサスペンション特性に影響しない。なお、
この構造においてピローボールブッシュ10のブッシュ
軸P0 は車体前後方向に延在し、ブッシュ軸P0 に直交
するしている軸直角方向P1 は車幅方向に延在してい
る。
設したコイルスプリングとで構成したストラットをI型
リンクに連結して車両サスペンションを構成すると、こ
じり方向の剛性が確保できないI型リンクがスプリング
の反力によって移動してサスペンションの特性が変化す
るおそれがある。そこで、I型リンクに替わるリンクと
して、図7に示すように、車輪18を支持するステアリ
ングナックル19の上部にA型形状の一端20aを揺動
自在に連結し、A型形状の車幅方向に離間した他端の2
点20b、20cにピローボールブッシュ10を配設し
て車体側連結部に揺動自在に連結したA型リンク20を
採用すると、A型リンク20自体の高い横剛性により車
両旋回時における軸直角方向及びこじり方向に高い剛性
が得られ、縦安定性を確保することができるとともに、
ストラットをA型リンク20に連結したとしてもスプリ
ングの反力がサスペンション特性に影響しない。なお、
この構造においてピローボールブッシュ10のブッシュ
軸P0 は車体前後方向に延在し、ブッシュ軸P0 に直交
するしている軸直角方向P1 は車幅方向に延在してい
る。
【0007】しかし、このようなA型リンク20を採用
すると、部品点数が多く位置決め精度も要求されてコス
ト的にも重量的にも不利なサスペンションになるととも
に、広いスペースを必要とするのでレイアウト自由度が
大幅に制限される。本発明は上記事情に鑑みてなされた
ものであり、高い軸直角剛性と、低い捩じりフリクショ
ンを確保し、こじり剛性の方向、こじり剛性の大きさを
任意に設定することができるとともに、車両用サスペン
ションに採用することでコスト的にも重量的にも有利な
サスペンションになるとともに、サスペンションの取り
付けスペースをさほど必要とせず、レイアウト自由度が
大幅に向上するピローボールジョイントを提供すること
を目的としている。
すると、部品点数が多く位置決め精度も要求されてコス
ト的にも重量的にも不利なサスペンションになるととも
に、広いスペースを必要とするのでレイアウト自由度が
大幅に制限される。本発明は上記事情に鑑みてなされた
ものであり、高い軸直角剛性と、低い捩じりフリクショ
ンを確保し、こじり剛性の方向、こじり剛性の大きさを
任意に設定することができるとともに、車両用サスペン
ションに採用することでコスト的にも重量的にも有利な
サスペンションになるとともに、サスペンションの取り
付けスペースをさほど必要とせず、レイアウト自由度が
大幅に向上するピローボールジョイントを提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、内筒と、この内筒に同軸に外挿
した外筒との間に、これら内筒及び外筒を回転及び揺動
自在に連結する球面枢支部を配置したピローボールブッ
シュにおいて、こじり外力が入力したときに、当該こじ
り外力を受けるこじり剛性手段を設けた。
に、請求項1の発明は、内筒と、この内筒に同軸に外挿
した外筒との間に、これら内筒及び外筒を回転及び揺動
自在に連結する球面枢支部を配置したピローボールブッ
シュにおいて、こじり外力が入力したときに、当該こじ
り外力を受けるこじり剛性手段を設けた。
【0009】この発明によると、前記軸に対する直角方
向の外力(以下、軸直角方向の外力と称する)が入力す
ると、内筒、球面枢支部及び外筒で軸直角方向の外力を
受けるので、軸直角方向の剛性が高くなる。また、捩じ
り方向の外力が入力しても、球面枢支部の滑りが生じる
ので、捩じりフリクションが低減する。また、こじり外
力(前記軸を偏心させようとする外力)が入力すると、
こじり剛性手段により受けることができる。このよう
に、本発明のピローボールブッシュは、低いフリクショ
ンと、高い軸直方向の剛性と、高いこじり方向の剛性が
同時に確保される。
向の外力(以下、軸直角方向の外力と称する)が入力す
ると、内筒、球面枢支部及び外筒で軸直角方向の外力を
受けるので、軸直角方向の剛性が高くなる。また、捩じ
り方向の外力が入力しても、球面枢支部の滑りが生じる
ので、捩じりフリクションが低減する。また、こじり外
力(前記軸を偏心させようとする外力)が入力すると、
こじり剛性手段により受けることができる。このよう
に、本発明のピローボールブッシュは、低いフリクショ
ンと、高い軸直方向の剛性と、高いこじり方向の剛性が
同時に確保される。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のピローボールブッシュにおいて、前記こじり剛性手
段を、前記球面枢支部に対して前記軸方向にずれた位置
の前記内筒及び前記外筒間に設けた。この発明による
と、径方向の寸法が小さいコンパクトなピローボールブ
ッシュとなる。
載のピローボールブッシュにおいて、前記こじり剛性手
段を、前記球面枢支部に対して前記軸方向にずれた位置
の前記内筒及び前記外筒間に設けた。この発明による
と、径方向の寸法が小さいコンパクトなピローボールブ
ッシュとなる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のピローボールブッシュにおいて、前記こじり
剛性手段を、前記内筒と前記外筒との間に配置した環状
の弾性ゴムにより構成した。この発明によると、弾性ゴ
ムの圧縮変形或いは引張変形によってこじり剛性が確保
される。
は2記載のピローボールブッシュにおいて、前記こじり
剛性手段を、前記内筒と前記外筒との間に配置した環状
の弾性ゴムにより構成した。この発明によると、弾性ゴ
ムの圧縮変形或いは引張変形によってこじり剛性が確保
される。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のピローボールブッシュにおいて、前記弾性ゴムの内
周部を、前記内筒に対して回転自在に、且つ前記軸方向
に移動自在となるように配設した。この発明によると、
こじり外力の入力により球面枢支部が揺動すると、弾性
ゴムは軸方向に移動しながら外力が入力するが、その外
力は略径方向から作用するので、弾性ゴムのこじれるよ
うな変形が防止される。
載のピローボールブッシュにおいて、前記弾性ゴムの内
周部を、前記内筒に対して回転自在に、且つ前記軸方向
に移動自在となるように配設した。この発明によると、
こじり外力の入力により球面枢支部が揺動すると、弾性
ゴムは軸方向に移動しながら外力が入力するが、その外
力は略径方向から作用するので、弾性ゴムのこじれるよ
うな変形が防止される。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載のピローボールブッシュにおいて、前記弾性ゴムの内
周部を摺動スリーブの外周に固着し、前記摺動スリーブ
を前記内筒に対して回転自在に、且つ前記軸方向に移動
自在となるように外嵌した。この発明によると、摺動ス
リーブが内筒の外周面上を摺動するので、摺動スリーブ
の外周に固着している弾性ゴムには摺動摩擦力などが加
わらない。
載のピローボールブッシュにおいて、前記弾性ゴムの内
周部を摺動スリーブの外周に固着し、前記摺動スリーブ
を前記内筒に対して回転自在に、且つ前記軸方向に移動
自在となるように外嵌した。この発明によると、摺動ス
リーブが内筒の外周面上を摺動するので、摺動スリーブ
の外周に固着している弾性ゴムには摺動摩擦力などが加
わらない。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項3乃
至5の何れかに記載のピローボールブッシュにおいて、
前記弾性ゴムの外周全域を前記外筒の内周面に固着し
た。この発明によると、弾性ゴムと外筒とが密着してい
るので、球面枢支部側への水や塵の侵入が低減される。
また、請求項7記載の発明は、請求項3乃至6の何れか
に記載のピローボールブッシュにおいて、前記弾性ゴム
の内周全域に、前記内筒の外周に弾性変形しながら当接
するシールリップ部を形成した。
至5の何れかに記載のピローボールブッシュにおいて、
前記弾性ゴムの外周全域を前記外筒の内周面に固着し
た。この発明によると、弾性ゴムと外筒とが密着してい
るので、球面枢支部側への水や塵の侵入が低減される。
また、請求項7記載の発明は、請求項3乃至6の何れか
に記載のピローボールブッシュにおいて、前記弾性ゴム
の内周全域に、前記内筒の外周に弾性変形しながら当接
するシールリップ部を形成した。
【0015】この発明によると、弾性ゴムの内周全域に
シールリップ部を形成したことから、ダストシール部材
を装着しなくても、球面枢支部側への水や塵の侵入が確
実に防止される。また、請求項8記載の発明は、請求項
3乃至7の何れかに記載のピローボールブッシュにおい
て、前記弾性ゴムの所定位置にすぐりを設けた。
シールリップ部を形成したことから、ダストシール部材
を装着しなくても、球面枢支部側への水や塵の侵入が確
実に防止される。また、請求項8記載の発明は、請求項
3乃至7の何れかに記載のピローボールブッシュにおい
て、前記弾性ゴムの所定位置にすぐりを設けた。
【0016】この発明によると、弾性ゴムの所定位置に
すぐりを設けることにより、こじり剛性の方向及び大き
さを任意に設定して必要なこじり剛性を確保することが
可能となる。さらに、請求項9記載の発明は、請求項3
乃至8の何れかに記載のピローボールブッシュにおい
て、前記弾性ゴムを、前記球面枢支部に対して前記軸方
向の一方にずれた位置に設け、前記球面枢支部に対して
前記軸方向の他方にずれた位置の前記内筒及び外筒との
間に、弾性部材からなるダストシール部材を配設した。
すぐりを設けることにより、こじり剛性の方向及び大き
さを任意に設定して必要なこじり剛性を確保することが
可能となる。さらに、請求項9記載の発明は、請求項3
乃至8の何れかに記載のピローボールブッシュにおい
て、前記弾性ゴムを、前記球面枢支部に対して前記軸方
向の一方にずれた位置に設け、前記球面枢支部に対して
前記軸方向の他方にずれた位置の前記内筒及び外筒との
間に、弾性部材からなるダストシール部材を配設した。
【0017】この発明によると、球面枢支部に対して記
軸方向の一方にずれた位置に設けた弾性ゴムが変形する
ときには、ダストシール部材や他の部材から反力を受け
ないので、こじり角度(外筒が傾斜する角度)が大きく
なる。さらにまた、請求項10記載の発明は、請求項3
乃至8の何れかに記載のピローボールブッシュにおい
て、前記弾性ゴムを、前記球面枢支部に対して前記軸方
向の一方にずれた位置と、前記軸方向の他方にずれた位
置との2カ所に設けた。
軸方向の一方にずれた位置に設けた弾性ゴムが変形する
ときには、ダストシール部材や他の部材から反力を受け
ないので、こじり角度(外筒が傾斜する角度)が大きく
なる。さらにまた、請求項10記載の発明は、請求項3
乃至8の何れかに記載のピローボールブッシュにおい
て、前記弾性ゴムを、前記球面枢支部に対して前記軸方
向の一方にずれた位置と、前記軸方向の他方にずれた位
置との2カ所に設けた。
【0018】この発明によると、こじり外力の入力を、
2カ所の弾性ゴムが分担して受けて変形するので、一つ
の弾性ゴムに入力するこじり外力が低くなる。
2カ所の弾性ゴムが分担して受けて変形するので、一つ
の弾性ゴムに入力するこじり外力が低くなる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載のピローボー
ルブッシュによると、低いフリクションと、高い軸直方
向の剛性と、高いこじり方向の剛性を同時に確保するこ
とができるので、車両用サスペンションに使用するピロ
ーボールブッシュとして最適である。すなわち、コスト
的にも重量的にも有利であり、且つ、サスペンション回
りのレイアウト自由度も大幅に向上するI型リンクの連
結部に本発明のピローボールブッシュを採用すると、前
述した剛性を確保するとができるので最適な挙動を示す
ように車両用サスペンションのセッテイングを行うこと
ができる。
ルブッシュによると、低いフリクションと、高い軸直方
向の剛性と、高いこじり方向の剛性を同時に確保するこ
とができるので、車両用サスペンションに使用するピロ
ーボールブッシュとして最適である。すなわち、コスト
的にも重量的にも有利であり、且つ、サスペンション回
りのレイアウト自由度も大幅に向上するI型リンクの連
結部に本発明のピローボールブッシュを採用すると、前
述した剛性を確保するとができるので最適な挙動を示す
ように車両用サスペンションのセッテイングを行うこと
ができる。
【0020】また、請求項2記載の発明によると、請求
項1記載のピローボールブッシュの効果を得ることがで
きるとともに、径方向の寸法が小さいコンパクトなピロ
ーボールブッシュとなるので、車両用サスペンションに
用いると、さらにサスペンション回りのレイアウト自由
度を向上させることができる。また、請求項3記載の発
明によると、請求項1又は2記載のピローボールブッシ
ュの効果を得ることができるとともに、弾性ゴムの圧縮
変形或いは引張変形の動作により、簡単にこじり剛性を
確保することができる。
項1記載のピローボールブッシュの効果を得ることがで
きるとともに、径方向の寸法が小さいコンパクトなピロ
ーボールブッシュとなるので、車両用サスペンションに
用いると、さらにサスペンション回りのレイアウト自由
度を向上させることができる。また、請求項3記載の発
明によると、請求項1又は2記載のピローボールブッシ
ュの効果を得ることができるとともに、弾性ゴムの圧縮
変形或いは引張変形の動作により、簡単にこじり剛性を
確保することができる。
【0021】また、請求項4記載の発明によると、請求
項3記載のピローボールブッシュの効果を得ることがで
きるとともに、弾性ゴムへの外力は略径方向から作用す
るので、弾性ゴムのこじれるような変形を防止して耐久
性を向上させることができる。また、請求項5記載の発
明によると、請求項4記載のピローボールブッシュの効
果を得ることができるとともに、こじり外力が入力して
弾性ゴムが変形しても、弾性ゴムには摺動摩擦力などが
加わらないので、さらに弾性ゴムの耐久性を向上させる
ことができる。
項3記載のピローボールブッシュの効果を得ることがで
きるとともに、弾性ゴムへの外力は略径方向から作用す
るので、弾性ゴムのこじれるような変形を防止して耐久
性を向上させることができる。また、請求項5記載の発
明によると、請求項4記載のピローボールブッシュの効
果を得ることができるとともに、こじり外力が入力して
弾性ゴムが変形しても、弾性ゴムには摺動摩擦力などが
加わらないので、さらに弾性ゴムの耐久性を向上させる
ことができる。
【0022】また、請求項6記載の発明によると、請求
項3乃至5の何れかに記載のピローボールブッシュの効
果を得ることができるとともに、球面枢支部側への水や
塵の侵入を低減し、球面枢支部の正常な滑り動作を長期
に渡って実現することができる。また、請求項7記載の
発明によると、請求項3乃至6の何れかに記載のピロー
ボールブッシュの効果を得ることができるとともに、弾
性ゴムの内周全域にシールリップ部を形成したことか
ら、ダストシール部材を装着しなくても球面枢支部側へ
の水や塵の侵入を確実に防止することができる。
項3乃至5の何れかに記載のピローボールブッシュの効
果を得ることができるとともに、球面枢支部側への水や
塵の侵入を低減し、球面枢支部の正常な滑り動作を長期
に渡って実現することができる。また、請求項7記載の
発明によると、請求項3乃至6の何れかに記載のピロー
ボールブッシュの効果を得ることができるとともに、弾
性ゴムの内周全域にシールリップ部を形成したことか
ら、ダストシール部材を装着しなくても球面枢支部側へ
の水や塵の侵入を確実に防止することができる。
【0023】また、請求項8記載の発明によると、請求
項3乃至7の何れかに記載のピローボールブッシュの効
果を得ることができるとともに、弾性ゴムの所定位置に
すぐりを設けることにより、こじり剛性の方向及び大き
さを任意に設定して必要なこじり剛性を確保することが
できる。さらに、請求項9記載の発明によると、請求項
3乃至8の何れかに記載のピローボールブッシュの効果
を得ることができるとともに、所定のバネ定数の弾性ゴ
ムを選んで弾性変形量を設定すると、こじり角度(外筒
が傾斜する角度)を所望の範囲に設定することができる
ので、車両用サスペンションのセッテイングを高精度に
行うことができる。
項3乃至7の何れかに記載のピローボールブッシュの効
果を得ることができるとともに、弾性ゴムの所定位置に
すぐりを設けることにより、こじり剛性の方向及び大き
さを任意に設定して必要なこじり剛性を確保することが
できる。さらに、請求項9記載の発明によると、請求項
3乃至8の何れかに記載のピローボールブッシュの効果
を得ることができるとともに、所定のバネ定数の弾性ゴ
ムを選んで弾性変形量を設定すると、こじり角度(外筒
が傾斜する角度)を所望の範囲に設定することができる
ので、車両用サスペンションのセッテイングを高精度に
行うことができる。
【0024】さらにまた、請求項10記載の発明による
と、請求項3乃至8の何れかに記載のピローボールブッ
シュに記載の効果を得ることができるとともに、2カ所
の弾性ゴムが分担して受けて変形するので、一つの弾性
ゴムに入力するこじり外力が低くなり、さらに弾性ゴム
の耐久性を向上させることができる。
と、請求項3乃至8の何れかに記載のピローボールブッ
シュに記載の効果を得ることができるとともに、2カ所
の弾性ゴムが分担して受けて変形するので、一つの弾性
ゴムに入力するこじり外力が低くなり、さらに弾性ゴム
の耐久性を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るピローボール
ブッシュの実施形態について図面を参照して説明する。
なお、図6及び図7に示した構成と同一構成部分には、
同一符号を付してその説明を省略する。図1は、第1実
施形態のピローボールブッシュ30の軸方向断面を示す
ものである。ここで、ピローボールブッシュ30の説明
における一端側とは図1の左側を示し、他端側とは図1
の右側を示している。
ブッシュの実施形態について図面を参照して説明する。
なお、図6及び図7に示した構成と同一構成部分には、
同一符号を付してその説明を省略する。図1は、第1実
施形態のピローボールブッシュ30の軸方向断面を示す
ものである。ここで、ピローボールブッシュ30の説明
における一端側とは図1の左側を示し、他端側とは図1
の右側を示している。
【0026】本実施形態のピローボールブッシュ30
は、外周の一部に周方向に連続する球面部32aを形成
した内筒32と、内周面を前記球面部32aと同一曲率
の曲面として球面部32aの全域に面接触している球面
受け部材34と、この球面受け部材34に外嵌している
筒状のソケット36と、ブッシュ軸P0 方向の長さを内
筒32と略同一寸法とし、前記ソケット36を略中央部
に嵌入している外筒38とを備えている。ここで、前記
内筒の球面部32aと、球面受け部材34と、ソケット
36とが、本発明の球面枢支部に相当している。また、
外筒38には、車両用サスペンションのリンク12の端
部が軸直角方向P1 (ブッシュ軸P0 に対して)に延在
して固着されている。
は、外周の一部に周方向に連続する球面部32aを形成
した内筒32と、内周面を前記球面部32aと同一曲率
の曲面として球面部32aの全域に面接触している球面
受け部材34と、この球面受け部材34に外嵌している
筒状のソケット36と、ブッシュ軸P0 方向の長さを内
筒32と略同一寸法とし、前記ソケット36を略中央部
に嵌入している外筒38とを備えている。ここで、前記
内筒の球面部32aと、球面受け部材34と、ソケット
36とが、本発明の球面枢支部に相当している。また、
外筒38には、車両用サスペンションのリンク12の端
部が軸直角方向P1 (ブッシュ軸P0 に対して)に延在
して固着されている。
【0027】前記球面受け部材34は、合成樹脂を材料
として少なくとも周方向に2分割された筒状部材であ
る。そして、球面受け部材34の一端側の外周面には、
端部に向かうに従い徐々に縮径した曲面部34aが形成
されており、この球面受け部材34に外嵌しているソケ
ット36の一端側の内周面にも、前記曲面部34a形に
面接触するように端部に向かうに従い徐々に拡径した曲
面部36aが形成されている。
として少なくとも周方向に2分割された筒状部材であ
る。そして、球面受け部材34の一端側の外周面には、
端部に向かうに従い徐々に縮径した曲面部34aが形成
されており、この球面受け部材34に外嵌しているソケ
ット36の一端側の内周面にも、前記曲面部34a形に
面接触するように端部に向かうに従い徐々に拡径した曲
面部36aが形成されている。
【0028】そして、内筒32及び外筒38の間の一端
側には、それらの間の隙間を閉塞する弾性部材からなる
ダストシール部材40が装着されている。また、球面部
32aより他端側の内筒32の外周には、環状に突出す
るストッパ32bが一体形成されており、このストッパ
32bに摺動スリーブ42が当接している。摺動スリー
ブ42は、内筒32の外周にブッシュ軸P0 回りに回転
自在で、且つ、ブッシュ軸P0 方向に移動自在に遊嵌し
た筒部42aと、この筒部42aの端部に一体形成され
た鍔部42bとからなり、鍔部42bが前記ストッパ3
2bの側面に当接している。
側には、それらの間の隙間を閉塞する弾性部材からなる
ダストシール部材40が装着されている。また、球面部
32aより他端側の内筒32の外周には、環状に突出す
るストッパ32bが一体形成されており、このストッパ
32bに摺動スリーブ42が当接している。摺動スリー
ブ42は、内筒32の外周にブッシュ軸P0 回りに回転
自在で、且つ、ブッシュ軸P0 方向に移動自在に遊嵌し
た筒部42aと、この筒部42aの端部に一体形成され
た鍔部42bとからなり、鍔部42bが前記ストッパ3
2bの側面に当接している。
【0029】また、摺動スリーブ42の筒部42aに、
ゴム保持スリーブ44が外嵌されている。このゴム保持
スリーブ44は、前記筒部42aの外周径と略同一の内
周径を有している筒部44aと、この筒部44aの端部
に一体形成された横断面L字形状の鍔部44bとからな
り、鍔部44bが摺動スリーブ42の鍔部42bに当接
した状態でゴム保持スリーブ44に外嵌している。
ゴム保持スリーブ44が外嵌されている。このゴム保持
スリーブ44は、前記筒部42aの外周径と略同一の内
周径を有している筒部44aと、この筒部44aの端部
に一体形成された横断面L字形状の鍔部44bとからな
り、鍔部44bが摺動スリーブ42の鍔部42bに当接
した状態でゴム保持スリーブ44に外嵌している。
【0030】また、このゴム保持スリーブ44の外周と
外筒38との間には、中実で略環状形状とした弾性ゴム
46が加硫接着により配置されており、この弾性ゴム4
6によりゴム保持スリーブ44及び外筒38の隙間が閉
塞されている。ここで、この弾性ゴム46には、内筒3
2の外周に弾性変形しながら当接しているシールリップ
部46aが形成されている。
外筒38との間には、中実で略環状形状とした弾性ゴム
46が加硫接着により配置されており、この弾性ゴム4
6によりゴム保持スリーブ44及び外筒38の隙間が閉
塞されている。ここで、この弾性ゴム46には、内筒3
2の外周に弾性変形しながら当接しているシールリップ
部46aが形成されている。
【0031】そして、車体に固着されて互いに平行に離
間している一対のブラケット50a、50b間にピロー
ボールブッシュ30の内筒32を配置し、これらブラケ
ット50a、50b及び内筒32に連結ボルト52を貫
通し、連結ボルト52の両端部にナット54を螺合して
締め付けることにより、前述したリンク12が車体との
間に揺動自在に連結される。
間している一対のブラケット50a、50b間にピロー
ボールブッシュ30の内筒32を配置し、これらブラケ
ット50a、50b及び内筒32に連結ボルト52を貫
通し、連結ボルト52の両端部にナット54を螺合して
締め付けることにより、前述したリンク12が車体との
間に揺動自在に連結される。
【0032】ここで、本実施形態では、リンク12とし
てI型リンクを採用しており、このI型リンクを車輪と
車体部材との間の車幅方向に延在して連結している。こ
の場合、上記構成のピローボールブッシュ30は、ブッ
シュ軸P0 が車体前後方向を向き、軸直角方向P1 が車
幅方向を向く。そして、車両の旋回時には、ピローボー
ルブッシュ30に軸直角方向P1 (車幅方向)の外力
(以下、軸直角外力と称する)と、こじり方向の外力
(ブッシュ軸P0 を偏心させようとする外力、以下、こ
じり外力と称する)が入力する。
てI型リンクを採用しており、このI型リンクを車輪と
車体部材との間の車幅方向に延在して連結している。こ
の場合、上記構成のピローボールブッシュ30は、ブッ
シュ軸P0 が車体前後方向を向き、軸直角方向P1 が車
幅方向を向く。そして、車両の旋回時には、ピローボー
ルブッシュ30に軸直角方向P1 (車幅方向)の外力
(以下、軸直角外力と称する)と、こじり方向の外力
(ブッシュ軸P0 を偏心させようとする外力、以下、こ
じり外力と称する)が入力する。
【0033】軸直角外力が入力すると、ピローボールブ
ッシュ30の軸直角方向P1 には従来のように弾性ゴム
が存在しておらず、連結ボルト52、内筒の球面部32
a、球面受け部材34、ソケット36及び外筒38間で
軸直角方向P1 の外力を受けるので、軸直角方向P1 の
剛性が高くなる。また、図2に示すように、ブッシュ軸
P0 を破線で示す軸P2 (図2において右下がりの軸)
に偏心させようとするこじり外力が入力すると、内筒3
2の球面部32aに対して球面受け部材34が右側に滑
ると同時に、弾性ゴム46の一部(図2ではリンク12
側の弾性ゴム46の領域)が圧縮変形し、この圧縮変形
の部分に対して最も離れた部分が引張変形していく。
ッシュ30の軸直角方向P1 には従来のように弾性ゴム
が存在しておらず、連結ボルト52、内筒の球面部32
a、球面受け部材34、ソケット36及び外筒38間で
軸直角方向P1 の外力を受けるので、軸直角方向P1 の
剛性が高くなる。また、図2に示すように、ブッシュ軸
P0 を破線で示す軸P2 (図2において右下がりの軸)
に偏心させようとするこじり外力が入力すると、内筒3
2の球面部32aに対して球面受け部材34が右側に滑
ると同時に、弾性ゴム46の一部(図2ではリンク12
側の弾性ゴム46の領域)が圧縮変形し、この圧縮変形
の部分に対して最も離れた部分が引張変形していく。
【0034】また、ブッシュ軸P0 を二点鎖線で示す軸
P3 (図2において右上がりの軸)に偏心させようとす
るこじり外力が入力すると、図示しないが、図2のリン
ク12側の弾性ゴム46の領域が引張変形し、この引張
変形の部分から最も離れた部分が圧縮変形していく。こ
のように、こじり外力が入力しても、弾性ゴム46の圧
縮変形及び引張変形によりこじる外力を受けるので、こ
じり方向の剛性が高くなる。
P3 (図2において右上がりの軸)に偏心させようとす
るこじり外力が入力すると、図示しないが、図2のリン
ク12側の弾性ゴム46の領域が引張変形し、この引張
変形の部分から最も離れた部分が圧縮変形していく。こ
のように、こじり外力が入力しても、弾性ゴム46の圧
縮変形及び引張変形によりこじる外力を受けるので、こ
じり方向の剛性が高くなる。
【0035】なお、本実施形態のピローボールブッシュ
30は、捩じり方向の外力が入力しても、内筒32の球
面部32a及び球面受け部材34が面接触状態で相対移
動して捩じりフリクションを低減するので、従来のピロ
ーボールブッシュ30と同様に、乗り心地を向上させる
ことができる。また、前記弾性ゴム46は、車輪側から
リンク12を介して進入してきたロードノイズの吸収率
を増大させることができるので、車内への不快な振動や
音が伝わるのを防止することもできる。
30は、捩じり方向の外力が入力しても、内筒32の球
面部32a及び球面受け部材34が面接触状態で相対移
動して捩じりフリクションを低減するので、従来のピロ
ーボールブッシュ30と同様に、乗り心地を向上させる
ことができる。また、前記弾性ゴム46は、車輪側から
リンク12を介して進入してきたロードノイズの吸収率
を増大させることができるので、車内への不快な振動や
音が伝わるのを防止することもできる。
【0036】したがって、本実施形態のピローボールブ
ッシュ30は、低い捩じりフリクションと、高い軸直角
方向の剛性と、高いこじり方向の剛性を同時に確保する
ことができ、車両用サスペンションに用いることで車両
の旋回時におけるキャンバ剛性を高く保つことができる
ので、操縦安定性を良好とすることができる。しかも、
車両用サスペンションのキャンバ剛性の確保をI型リン
クの採用により実現することができるので、コスト的に
も重量的にも有利な車両サスペンションを提供すること
ができ、サスペンション回りのレイアウト自由度も大幅
に向上する。
ッシュ30は、低い捩じりフリクションと、高い軸直角
方向の剛性と、高いこじり方向の剛性を同時に確保する
ことができ、車両用サスペンションに用いることで車両
の旋回時におけるキャンバ剛性を高く保つことができる
ので、操縦安定性を良好とすることができる。しかも、
車両用サスペンションのキャンバ剛性の確保をI型リン
クの採用により実現することができるので、コスト的に
も重量的にも有利な車両サスペンションを提供すること
ができ、サスペンション回りのレイアウト自由度も大幅
に向上する。
【0037】また、本実施形態のピローボールブッシュ
30の弾性ゴム46は、内筒32の外周に弾性変形しな
がら当接するシールリップ部46aが形成されており、
このシールリップ部46aは、内筒32の球面部32a
及び球面受け部材34の滑り面への水や塵の侵入を防止
する。したがって、ダストシール部材40は、内筒32
及び外筒38の間の一端側のみに装着すればよくピロー
ボールブッシュ30の組み立てが容易となるので、低コ
ストのピローボールブッシュ30を得ることができる。
30の弾性ゴム46は、内筒32の外周に弾性変形しな
がら当接するシールリップ部46aが形成されており、
このシールリップ部46aは、内筒32の球面部32a
及び球面受け部材34の滑り面への水や塵の侵入を防止
する。したがって、ダストシール部材40は、内筒32
及び外筒38の間の一端側のみに装着すればよくピロー
ボールブッシュ30の組み立てが容易となるので、低コ
ストのピローボールブッシュ30を得ることができる。
【0038】そして、ピローボールブッシュ30にこじ
り外力が入力するときには、摺動スリーブ42が内筒3
2の外周面を回りながらブッシュ軸P0 方向に移動する
ことで、弾性ゴム46には常に略径方向の外力が作用し
て弾性変形するようにしているので、弾性ゴム46のこ
じれるような変形が防止される。また、内筒32の外周
に形成したストッパ32bは、摺動スリーブ42の移動
量を規制することで、弾性ゴム46の過度の変形を防止
している。これにより、弾性ゴム46の耐久性を向上さ
せることができる。
り外力が入力するときには、摺動スリーブ42が内筒3
2の外周面を回りながらブッシュ軸P0 方向に移動する
ことで、弾性ゴム46には常に略径方向の外力が作用し
て弾性変形するようにしているので、弾性ゴム46のこ
じれるような変形が防止される。また、内筒32の外周
に形成したストッパ32bは、摺動スリーブ42の移動
量を規制することで、弾性ゴム46の過度の変形を防止
している。これにより、弾性ゴム46の耐久性を向上さ
せることができる。
【0039】また、弾性ゴム46は、ゴム保持スリーブ
44の外周と外筒38との間に加硫接着により密着して
いるので、球面部32a(或いは球面受け部材34)側
への水や塵の侵入防止性能を高めることができる。ま
た、本実施形態のピローボールブッシュ30は、他端側
に配置した一個の弾性ゴム46が弾性変形するときに、
一端側に配置したダストシール部材40や他の部材が弾
性ゴム46の弾性変形に何ら反力を与えない。そのた
め、こじり外力が入力していない外筒38の位置から外
筒38が最も傾く位置(こじり方向の剛性が発生する位
置)までの外筒38のこじり角度が大きくなる。このこ
とから、所定のバネ定数の弾性ゴム46を選んで弾性変
形量を決定することで、ピローボールブッシュ30のこ
じり角度を所望の範囲に設定することができ、最適な挙
動を示すように車両用サスペンションのセッテイングを
行うことができる。
44の外周と外筒38との間に加硫接着により密着して
いるので、球面部32a(或いは球面受け部材34)側
への水や塵の侵入防止性能を高めることができる。ま
た、本実施形態のピローボールブッシュ30は、他端側
に配置した一個の弾性ゴム46が弾性変形するときに、
一端側に配置したダストシール部材40や他の部材が弾
性ゴム46の弾性変形に何ら反力を与えない。そのた
め、こじり外力が入力していない外筒38の位置から外
筒38が最も傾く位置(こじり方向の剛性が発生する位
置)までの外筒38のこじり角度が大きくなる。このこ
とから、所定のバネ定数の弾性ゴム46を選んで弾性変
形量を決定することで、ピローボールブッシュ30のこ
じり角度を所望の範囲に設定することができ、最適な挙
動を示すように車両用サスペンションのセッテイングを
行うことができる。
【0040】また、図6で示した従来のピローボールブ
ッシュ10は球面部10e1 の外周側に弾性ゴム10b
が存在していたが、本実施形態では、球面部32aに対
してブッシュ軸P0 方向にずれた位置に弾性ゴム46を
配置しているので、径寸法の小さいコンパクトなピロー
ボールブッシュ30を得ることができ、さらにサスペン
ション回りのレイアウト自由度を向上させることができ
る。
ッシュ10は球面部10e1 の外周側に弾性ゴム10b
が存在していたが、本実施形態では、球面部32aに対
してブッシュ軸P0 方向にずれた位置に弾性ゴム46を
配置しているので、径寸法の小さいコンパクトなピロー
ボールブッシュ30を得ることができ、さらにサスペン
ション回りのレイアウト自由度を向上させることができ
る。
【0041】ここで、図1及び図2に示した弾性ゴム4
6は、中実で環状形状の部材としたが、その弾性ゴム4
6と別形状の弾性ゴムを図3に示す。図3は、弾性ゴム
46と別形状の弾性ゴム60及びその周囲の部材を横断
面図で示したものであり、本実施形態の弾性ゴム60
は、軸直角方向P1 においてブッシュ軸P0 を対称点と
した対称位置に一対のすぐり62を設け、軸直角方向P
1 のゴム断面積を減少させている。
6は、中実で環状形状の部材としたが、その弾性ゴム4
6と別形状の弾性ゴムを図3に示す。図3は、弾性ゴム
46と別形状の弾性ゴム60及びその周囲の部材を横断
面図で示したものであり、本実施形態の弾性ゴム60
は、軸直角方向P1 においてブッシュ軸P0 を対称点と
した対称位置に一対のすぐり62を設け、軸直角方向P
1 のゴム断面積を減少させている。
【0042】この弾性ゴム60は、軸直角方向P1 のこ
じり剛性と比較して、軸直角方向P 1 に直交している軸
P4 方向のこじり剛性が大きくなる。なお、本実施形態
では、軸直角方向P1 にすぐり62を設けた構造とした
が、他の位置、例えば軸P4方向にすぐりを設けると、
軸P4 方向に所定のこじり剛性を設定することができ
る。また、すぐりの形状(長さや幅)を変化すること
で、こじり剛性の大きさも任意に設定できる。
じり剛性と比較して、軸直角方向P 1 に直交している軸
P4 方向のこじり剛性が大きくなる。なお、本実施形態
では、軸直角方向P1 にすぐり62を設けた構造とした
が、他の位置、例えば軸P4方向にすぐりを設けると、
軸P4 方向に所定のこじり剛性を設定することができ
る。また、すぐりの形状(長さや幅)を変化すること
で、こじり剛性の大きさも任意に設定できる。
【0043】したがって、本実施形態の弾性ゴム60を
備えたピローボールブッシュ30は、こじり剛性の方向
及び大きさを任意に設定して必要なこじり剛性を確保す
ることができるので、高い次元で車両用サスペンション
のセッテイングを行うことができる。例えば、図4に示
すように、ショックアブソーバ66aとその回りに配設
したコイルスプリング66bとで構成したストラット6
6の下端部をI型リンク(リンク12)に連結した車両
用サスペンションとした場合、スプリング66bの反力
Frが作用する方向に対して、その反力Frを打ち消す
ように所定の大きさのこじり剛性を矢印P5 方向に設定
した弾性ゴム60を使用すると、高い次元で車両用サス
ペンションのセッテイングを行うことができる。
備えたピローボールブッシュ30は、こじり剛性の方向
及び大きさを任意に設定して必要なこじり剛性を確保す
ることができるので、高い次元で車両用サスペンション
のセッテイングを行うことができる。例えば、図4に示
すように、ショックアブソーバ66aとその回りに配設
したコイルスプリング66bとで構成したストラット6
6の下端部をI型リンク(リンク12)に連結した車両
用サスペンションとした場合、スプリング66bの反力
Frが作用する方向に対して、その反力Frを打ち消す
ように所定の大きさのこじり剛性を矢印P5 方向に設定
した弾性ゴム60を使用すると、高い次元で車両用サス
ペンションのセッテイングを行うことができる。
【0044】次に、図5に示すものは、本発明に係る第
2実施形態のピローボールブッシュ70を示すものであ
る。なお、図5では、車体に固着されているブラケット
50a、50bと、これらブラケット50a、50b及
び内筒32に貫通する連結ボルト52と、ナット54を
省略している。また、図1に示した構成と同一構成部分
には、同一符号を付してその説明を省略する。
2実施形態のピローボールブッシュ70を示すものであ
る。なお、図5では、車体に固着されているブラケット
50a、50bと、これらブラケット50a、50b及
び内筒32に貫通する連結ボルト52と、ナット54を
省略している。また、図1に示した構成と同一構成部分
には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】本実施形態は、第1実施形態のように内筒
32及び外筒38の間の一端側にダストシール部材40
を装着していない。本実施形態は、球面部32aより一
端側の内筒32の外周に、環状のストッパ72が外嵌さ
れており、このストッパ72に摺動スリーブ74が当接
している。摺動スリーブ74は、内筒32の外周にブッ
シュ軸P0 回りに回転自在で、且つ、ブッシュ軸P0 方
向に移動自在に遊嵌した筒部74aと、この筒部42a
の端部に一体形成された鍔部74bとからなり、鍔部7
4bが前記ストッパ72の側面に当接している。
32及び外筒38の間の一端側にダストシール部材40
を装着していない。本実施形態は、球面部32aより一
端側の内筒32の外周に、環状のストッパ72が外嵌さ
れており、このストッパ72に摺動スリーブ74が当接
している。摺動スリーブ74は、内筒32の外周にブッ
シュ軸P0 回りに回転自在で、且つ、ブッシュ軸P0 方
向に移動自在に遊嵌した筒部74aと、この筒部42a
の端部に一体形成された鍔部74bとからなり、鍔部7
4bが前記ストッパ72の側面に当接している。
【0046】また、摺動スリーブ74の筒部74aに、
ゴム保持スリーブ76が外嵌されている。このゴム保持
スリーブ76は、前記筒部74aの外周径と略同一の内
周径を有している筒部76aと、この筒部76aの端部
に一体形成された横断面L字形状の鍔部76bとからな
り、鍔部76bが摺動スリーブ74の鍔部74bに当接
した状態でゴム保持スリーブ76に外嵌している。
ゴム保持スリーブ76が外嵌されている。このゴム保持
スリーブ76は、前記筒部74aの外周径と略同一の内
周径を有している筒部76aと、この筒部76aの端部
に一体形成された横断面L字形状の鍔部76bとからな
り、鍔部76bが摺動スリーブ74の鍔部74bに当接
した状態でゴム保持スリーブ76に外嵌している。
【0047】また、ゴム保持スリーブ76の外周側には
中間筒78が外筒38に内嵌された状態で配設されてお
り、ゴム保持スリーブ76の外周と中間筒78との間
に、弾性ゴム80が加硫接着により配置されている。こ
の弾性ゴム80aには、内筒32の一端側外周に弾性変
形しながら当接しているシールリップ部80aが形成さ
れている。
中間筒78が外筒38に内嵌された状態で配設されてお
り、ゴム保持スリーブ76の外周と中間筒78との間
に、弾性ゴム80が加硫接着により配置されている。こ
の弾性ゴム80aには、内筒32の一端側外周に弾性変
形しながら当接しているシールリップ部80aが形成さ
れている。
【0048】上記構成のピローボールブッシュ70に軸
直角方向P1 の外力が入力すると、連結ボルト52、内
筒の球面部32a、球面受け部材34、ソケット36及
び外筒38間で軸直角方向P1 の外力を受けるので、軸
直角方向P1 の剛性が高くなる。また、図5に示すよう
に、ブッシュ軸P0 を破線で示す軸P2 (図5において
右下がりの軸)に偏心させようとするこじり外力が入力
すると、内筒32の球面部32aに対して球面受け部材
34が右側に滑ると同時に、弾性ゴム46の上側(リン
ク12に近い側)の領域と、弾性ゴム80の下側(リン
ク12から遠い側)の領域が圧縮変形し、この圧縮変形
の部分に対して最も離れた部分(弾性ゴム46はリンク
12から遠い側の領域、弾性ゴム80はリンク12に近
い側の領域)が引張変形していく。この際、弾性ゴム4
6は他端側に押圧されるので、摺動スリーブ42はスト
ッパ32bから離れて内筒32の外周面を摺動しながら
他端側に移動していく。
直角方向P1 の外力が入力すると、連結ボルト52、内
筒の球面部32a、球面受け部材34、ソケット36及
び外筒38間で軸直角方向P1 の外力を受けるので、軸
直角方向P1 の剛性が高くなる。また、図5に示すよう
に、ブッシュ軸P0 を破線で示す軸P2 (図5において
右下がりの軸)に偏心させようとするこじり外力が入力
すると、内筒32の球面部32aに対して球面受け部材
34が右側に滑ると同時に、弾性ゴム46の上側(リン
ク12に近い側)の領域と、弾性ゴム80の下側(リン
ク12から遠い側)の領域が圧縮変形し、この圧縮変形
の部分に対して最も離れた部分(弾性ゴム46はリンク
12から遠い側の領域、弾性ゴム80はリンク12に近
い側の領域)が引張変形していく。この際、弾性ゴム4
6は他端側に押圧されるので、摺動スリーブ42はスト
ッパ32bから離れて内筒32の外周面を摺動しながら
他端側に移動していく。
【0049】また、ブッシュ軸P0 を二点鎖線で示す軸
P3 (図5において右上がりの軸)に偏心させようとす
るこじり外力が入力すると、内筒32の球面部32aに
対して球面受け部材34が左側に滑ると同時に、弾性ゴ
ム46の上側(リンク12に近い側)の領域と、弾性ゴ
ム80の下側(リンク12から遠い側)の領域が引張変
形し、この引張変形の部分に対して最も離れた部分(弾
性ゴム46はリンク12から遠い側の領域、弾性ゴム8
0はリンク12に近い側の領域)が圧縮変形していく。
この際、弾性ゴム80は他端側に押圧されるので、摺動
スリーブ74はストッパ72から離れて内筒32の外周
面を摺動しながら一端側に移動していく。このように、
こじり外力が入力しても、弾性ゴム46、80の圧縮変
形及び引張変形によりこじる外力を受けることができる
ので、こじり方向の剛性が高くなる。
P3 (図5において右上がりの軸)に偏心させようとす
るこじり外力が入力すると、内筒32の球面部32aに
対して球面受け部材34が左側に滑ると同時に、弾性ゴ
ム46の上側(リンク12に近い側)の領域と、弾性ゴ
ム80の下側(リンク12から遠い側)の領域が引張変
形し、この引張変形の部分に対して最も離れた部分(弾
性ゴム46はリンク12から遠い側の領域、弾性ゴム8
0はリンク12に近い側の領域)が圧縮変形していく。
この際、弾性ゴム80は他端側に押圧されるので、摺動
スリーブ74はストッパ72から離れて内筒32の外周
面を摺動しながら一端側に移動していく。このように、
こじり外力が入力しても、弾性ゴム46、80の圧縮変
形及び引張変形によりこじる外力を受けることができる
ので、こじり方向の剛性が高くなる。
【0050】したがって、本実施形態のピローボールブ
ッシュ70は、低い捩じりフリクションと、高い軸直角
方向の剛性と、高いこじり方向の剛性を同時に確保する
ことができ、車両用サスペンションに用いることで車両
の旋回時におけるキャンバ剛性を高く保つことができる
ので、第1実施形態と同様に、操縦安定性を良好とする
ことができる。そして、リンク12としてI型リンクを
採用しても車両用サスペンションのキャンバ剛性を確保
することができるので、コスト的にも重量的にも有利な
車両サスペンションを提供することができ、サスペンシ
ョン回りのレイアウト自由度も大幅に向上する。
ッシュ70は、低い捩じりフリクションと、高い軸直角
方向の剛性と、高いこじり方向の剛性を同時に確保する
ことができ、車両用サスペンションに用いることで車両
の旋回時におけるキャンバ剛性を高く保つことができる
ので、第1実施形態と同様に、操縦安定性を良好とする
ことができる。そして、リンク12としてI型リンクを
採用しても車両用サスペンションのキャンバ剛性を確保
することができるので、コスト的にも重量的にも有利な
車両サスペンションを提供することができ、サスペンシ
ョン回りのレイアウト自由度も大幅に向上する。
【0051】また、本実施形態の弾性ゴム46、80
は、内筒32の外周に弾性変形しながら当接するシール
リップ部46a、80aが形成されており、これらシー
ルリップ部46a、80aが、内筒32の球面部32a
及び球面受け部材34の滑り面への水や塵の侵入を防止
する。したがって、本実施形態ではダストシール部材が
不要となり、組み立てが容易となるので、低コストのピ
ローボールブッシュ70を得ることができる。
は、内筒32の外周に弾性変形しながら当接するシール
リップ部46a、80aが形成されており、これらシー
ルリップ部46a、80aが、内筒32の球面部32a
及び球面受け部材34の滑り面への水や塵の侵入を防止
する。したがって、本実施形態ではダストシール部材が
不要となり、組み立てが容易となるので、低コストのピ
ローボールブッシュ70を得ることができる。
【0052】そして、ピローボールブッシュ70にこじ
り外力が入力するときには、摺動スリーブ42、74が
内筒32の外周面を回りながらブッシュ軸P0 方向に移
動することで、弾性ゴム46、80には常に略径方向の
外力が作用して弾性変形するようにしているので、弾性
ゴム46、80のこじれるような変形を防止することが
できる。また、内筒32の外周に設けたストッパ32
b、72は、摺動スリーブ42、74の移動量を規制す
ることで、弾性ゴム46、80の過度の変形も防止する
ことができる。しかも、こじり外力の入力を、2つの弾
性ゴム46、80が分担して受けて変形するので、弾性
ゴム46、80の耐久性を大幅に向上させることができ
る。
り外力が入力するときには、摺動スリーブ42、74が
内筒32の外周面を回りながらブッシュ軸P0 方向に移
動することで、弾性ゴム46、80には常に略径方向の
外力が作用して弾性変形するようにしているので、弾性
ゴム46、80のこじれるような変形を防止することが
できる。また、内筒32の外周に設けたストッパ32
b、72は、摺動スリーブ42、74の移動量を規制す
ることで、弾性ゴム46、80の過度の変形も防止する
ことができる。しかも、こじり外力の入力を、2つの弾
性ゴム46、80が分担して受けて変形するので、弾性
ゴム46、80の耐久性を大幅に向上させることができ
る。
【0053】また、本実施形態も、球面部32aに対し
てブッシュ軸P0 方向にずれた位置に弾性ゴム46、8
0を配置しているので、径寸法の小さいコンパクトなピ
ローボールブッシュ30を得ることができ、さらにサス
ペンション回りのレイアウト自由度を向上させることが
できる。
てブッシュ軸P0 方向にずれた位置に弾性ゴム46、8
0を配置しているので、径寸法の小さいコンパクトなピ
ローボールブッシュ30を得ることができ、さらにサス
ペンション回りのレイアウト自由度を向上させることが
できる。
【図1】本発明に係る第1実施形態のピローボールブッ
シュを示す断面図である。
シュを示す断面図である。
【図2】第1実施形態のピローボールブッシュに対して
こじり外力が入力したときの状態を示す半断面図であ
る。
こじり外力が入力したときの状態を示す半断面図であ
る。
【図3】ピローボールブッシュを構成している弾性ゴム
にすぐりを設けた状態を示す図である。
にすぐりを設けた状態を示す図である。
【図4】弾性ゴムの他の変形例を示す図である。
【図5】本発明に係る第1実施形態のピローボールブッ
シュを示す断面図である。
シュを示す断面図である。
【図6】従来のピローボールブッシュを示す断面図であ
る。
る。
【図7】ピローボールブッシュを用いた車両用サスペン
ションを示す斜視図である。
ションを示す斜視図である。
12 リンク 30、70 ピローボールブッシュ 32 内筒 32a 球面部 32b、72 ストッパ 34 球面受け部材 36 ソケット 38 外筒 40 ダストシール部材 42、74 摺動スリーブ 44、76 ゴム保持スリーブ 46、80 弾性ゴム 46a、80a シールリップ部 P0 ブッシュ軸(軸) P1 軸直角方向
Claims (10)
- 【請求項1】 内筒と、この内筒に同軸に外挿した外筒
との間に、これら内筒及び外筒を回転及び揺動自在に連
結する球面枢支部を配置したピローボールブッシュにお
いて、 こじり外力が入力したときに、当該こじり外力を受ける
こじり剛性手段を設けたことを特徴とするピローボール
ブッシュ。 - 【請求項2】 前記こじり剛性手段を、前記球面枢支部
に対して前記軸方向にずれた位置の前記内筒及び前記外
筒間に設けたことを特徴とする請求項1記載のピローボ
ールブッシュ。 - 【請求項3】 前記こじり剛性手段を、前記内筒と前記
外筒との間に配置した環状の弾性ゴムにより構成したこ
とを特徴とする請求項1又は2記載のピローボールブッ
シュ。 - 【請求項4】 前記弾性ゴムの内周部を、前記内筒に対
して回転自在に、且つ前記軸方向に移動自在となるよう
に配設したことを特徴とする請求項3記載のピローボー
ルブッシュ。 - 【請求項5】 前記弾性ゴムの内周部を摺動スリーブの
外周に固着し、前記摺動スリーブを前記内筒に対して回
転自在に、且つ前記軸方向に移動自在となるように外嵌
したことを特徴とする請求項4記載のピローボールブッ
シュ。 - 【請求項6】 前記弾性ゴムの外周全域を、前記外筒の
内周面に固着したことを特徴とする請求項3乃至5の何
れかに記載のピローボールブッシュ。 - 【請求項7】 前記弾性ゴムの内周全域に、前記内筒の
外周に弾性変形しながら当接するシールリップ部を形成
したことを特徴とする請求項3乃至6の何れかに記載の
ピローボールブッシュ。 - 【請求項8】 前記弾性ゴムの所定位置に、すぐりを設
けたことを特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載の
ピローボールブッシュ。 - 【請求項9】 前記弾性ゴムを、前記球面枢支部に対し
て前記軸方向の一方にずれた位置に設け、前記球面枢支
部に対して前記軸方向の他方にずれた位置の前記内筒及
び外筒との間に、弾性部材からなるダストシール部材を
配設したことを特徴とする請求項3乃至8の何れかに記
載のピローボールブッシュ。 - 【請求項10】 前記弾性ゴムを、前記球面枢支部に対
して前記軸方向の一方にずれた位置と、前記軸方向の他
方にずれた位置との2カ所に設けたことを特徴とする請
求項3乃至8の何れかに記載のピローボールブッシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11211105A JP2001041234A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | ピローボールブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11211105A JP2001041234A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | ピローボールブッシュ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001041234A true JP2001041234A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16600503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11211105A Pending JP2001041234A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | ピローボールブッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001041234A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009150452A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振連結ロッド |
| CN101907126A (zh) * | 2009-06-06 | 2010-12-08 | Skf公司 | 用于托辊的轴承装置 |
| KR101214654B1 (ko) | 2011-06-13 | 2012-12-24 | 주식회사 일진 | 필로볼 부시 및 그 제조 방법 |
| CN115059686A (zh) * | 2022-06-25 | 2022-09-16 | 长岛高能聚氨酯有限公司 | 一种球面销总成结构 |
-
1999
- 1999-07-26 JP JP11211105A patent/JP2001041234A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009150452A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振連結ロッド |
| CN101907126A (zh) * | 2009-06-06 | 2010-12-08 | Skf公司 | 用于托辊的轴承装置 |
| KR101214654B1 (ko) | 2011-06-13 | 2012-12-24 | 주식회사 일진 | 필로볼 부시 및 그 제조 방법 |
| CN115059686A (zh) * | 2022-06-25 | 2022-09-16 | 长岛高能聚氨酯有限公司 | 一种球面销总成结构 |
| CN115059686B (zh) * | 2022-06-25 | 2024-02-13 | 长岛高能聚氨酯有限公司 | 一种球面销总成结构 |
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