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JP2001040325A - 増粘剤及びその用途 - Google Patents

増粘剤及びその用途

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Publication number
JP2001040325A
JP2001040325A JP11220928A JP22092899A JP2001040325A JP 2001040325 A JP2001040325 A JP 2001040325A JP 11220928 A JP11220928 A JP 11220928A JP 22092899 A JP22092899 A JP 22092899A JP 2001040325 A JP2001040325 A JP 2001040325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
weight
acid group
soluble polymer
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11220928A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Furuta
和美 古田
Masazumi Hasegawa
正積 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP11220928A priority Critical patent/JP2001040325A/ja
Publication of JP2001040325A publication Critical patent/JP2001040325A/ja
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低濃度で優れた増粘性を発現し、チキソトロピ
ー性が優れ、保存安定性、透明性に優れた増粘剤、及
び、それを用いた水性塗料、水性接着剤、洗剤を提供す
る。 【解決の手段】水100重量部に対し、スルホン酸基及
び/又はカルボン酸基を有しかつ重量平均分子量が50
万以上の水溶性重合体0.02〜50重量部と、窒素原
子を含む水溶性重合体0.02〜50重量部とを主成分
として含むことを特徴とする増粘剤、及び、それを用い
た水性塗料、水性接着剤、洗剤を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、スルホン酸基及び/又
はカルボン酸基をもつ水溶性重合体と窒素原子を含む水
溶性重合体とを主成分として含む増粘剤及びその用途に
関し、さらに詳しくは、水性塗料、水性接着剤、洗剤な
どの添加剤として増粘性及びチキソトロピー性が求めら
れている分野に好適に利用される増粘剤及びこの増粘剤
を添加して得られる水性塗料、水性接着剤、洗剤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題が大きくクローズアップ
されており、いろいろな分野において水溶性高分子が見
直されている。このような水溶性高分子としては、多く
の天然高分子、たとえば、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
でんぷん、アルギン酸ナトリウムなどが増粘剤として用
いられている。しかしながら、このような水溶性高分子
ではチキソトロピー性に乏しく、その用途も制限される
という課題を有していた。
【0003】一方、スルホン酸基及び/又はカルボン酸
基をもつ水溶性重合体、たとえば、ポリスチレンスルホ
ン酸やポリ(メタ)アクリル酸、またはこれらの塩はア
ニオン性水溶性高分子として各分野に用いられている。
しかしながら、これらのアニオン性水溶性高分子は大き
な粘度を発現するものの、単独ではチキソトロピー性に
乏しく、チキソトロピー性が必要とされる塗料分野、接
着剤分野に用いることが制限されているという課題を有
していた。
【0004】このチキソトロピー性に難点があると、例
えば、塗料にこれらの水溶性高分子や水溶性重合体を添
加して塗布した場合、塗布性が劣るといった問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の従来からの課題を鑑み、低濃度で優れた増粘性を発現
し、チキソトロピー性が優れ、保存安定性、透明性に優
れた増粘剤を提供することにある。さらに、この増粘剤
を用いて得られる、優れた塗布性を有し塗布後の垂れも
極めて少ない水性塗料、優れた塗布性を有し塗布後の接
着性にも優れた水性接着剤、主に液状洗剤のベースとし
て優れた性質を有する増粘剤を含めることで優れた洗浄
効果を維持しつつ液状を保持できる洗剤を提供すること
も本発明の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、重量平均分子
量が50万以上のスルホン酸基及び/又はカルボン酸基
を有する水溶性重合体と窒素原子を含む水溶性重合体の
混合物からなる組合わせにより、大きな増粘効果とチキ
ソトロピー性が発現すること、さらにこの混合物を添加
することで、優れた性能を有した水性塗料、水性接着
剤、洗剤を得ることができることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、水100重量部に対
し、スルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有しかつ重
量平均分子量が50万以上の水溶性重合体0.02〜5
0重量部と、窒素原子を含む水溶性重合体0.02〜5
0重量部とを主成分として含むことを特徴とする増粘剤
及び、この増粘剤を用いて得られる、水性塗料、水性接
着剤、洗剤である。
【0008】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0009】本発明に用いられるスルホン酸基及び/又
はカルボン酸基をもつ水溶性重合体としては以下のもの
が挙げられる。
【0010】すなわち、スルホン酸基をもつ水溶性重合
体としては、ポリビニルスルホン酸、ポリアリルスルホ
ン酸、ポリビニルトルエンスルホン酸、ポリスチレンス
ルホン酸、ポリ(メタ)アクリルスルホン酸、ポリ(メ
タ)アクリルアミドスルホン酸等や、これらの有機酸
塩、無機酸塩、さらにこれらの2種以上の共重合物及び
/又は混合物が挙げられる。
【0011】カルボン酸基をもつ水溶性重合体としては
ポリ(メタ)アクリル酸、ポリクロトン酸、ポリイタコ
ン酸、無水マレイン酸、マレイン酸の部分エステル体等
や、これらの有機酸塩、無機酸塩、さらにこれらの2種
以上の共重合物及び/又は混合物が挙げられる。
【0012】さらに上記のスルホン酸基を構成する単量
体とカルボン酸基を構成する単量体から生成される共重
合物が挙げられ、また必要に応じて、上記の単量体と他
の単量体との共重合物でも本発明の目的を逸脱しない限
り差し支えない。他の単量体として、(メタ)アクリル
酸エステル類、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリル酸エステル類、スチレン、ビニルフェノー
ル等が挙げられる。共重合物の共重合比は水溶性が維持
できれば特に限定されないが、増粘効果を発現させる目
的からすると、他の単量体の含有率は共重合物全量に対
して、50mol%以下、より好ましくは20mol%
以下がよい。
【0013】スルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有
する水溶性重合体としては、さらに、架橋性単量体、例
えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート等を用いて架橋
された水溶性重合体も用いることもできる。
【0014】これらの中でもスルホン酸基を有する水溶
性重合体が強アニオン性のために特に好ましく、その中
でも熱安定性の観点からポリスチレンスルホン酸塩が好
んで用いられる。これらポリスチレンスルホン酸塩は1
種または2種以上を混合して使用してもよい。
【0015】スルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有
する水溶性重合体の分子量としては、以下で説明する窒
素原子を含む水溶性重合体と混合することで、優れた増
粘性を発現させるために重量平均分子量で50万以上が
好ましく、さらに、増粘性のみならず優れたチキソトロ
ピー性を発現させるために重量平均分子量で100万以
上が好ましく、特に重合平均分子量で200万以上であ
ればこの効果がいっそう顕著となって好ましい。
【0016】本発明の増粘剤におけるスルホン酸基及び
/又はカルボン酸基を有する水溶性重合体の添加量は水
100重量部に対して0.02〜50重量部の範囲が好
ましい。この範囲を逸脱して、0.02重量部未満では
チキソトロピー性の効果が不十分となり、50重量部を
超えると混練が極めて困難となり、好ましくない。
【0017】スルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有
する水溶性重合体の製造方法としては特に限定されず、
例えば、ポリスチレンスルホン酸又はその塩の製造方法
の例を挙げると、特開昭57−149308号公報にみ
られるように、通常、スチレンスルホン酸塩単量体を溶
解した水溶液中で重合開始剤を添加して窒素雰囲気下で
ラジカル重合法で得ることができる。重合温度は通常の
ラジカル重合反応において実施されている温度で十分で
あり、10〜100℃、より好ましくは40〜90℃で
行えばよい。重合時間は2〜30時間が好ましい。好ま
しい分子量50万以上のものを得るには重合開始剤の添
加量及び重合温度で調節すればよい。すなわち、重合開
始剤が多いと好ましい分子量より低い重合体が得られ、
逆に低すぎると重合添加率が著しく低下する。また、重
合温度が高いと好ましい分子量よりも低い重合体が得ら
れ、逆に低すぎると生産効率が著しく低下する。
【0018】本発明に使用される窒素原子を含む水溶性
重合体としては、天然高分子及びその修飾物、ビニルア
ミン重合体類、アリルアミン重合体類、(メタ)アクリ
ルアミド重合体類、環状アミド構造を有する重合体、窒
素含有(メタ)アクリル酸エステル重合体類、ポリエチ
レンイミン重合体類、アミジン構造を有する重合体類な
どが挙げられる。尚、本明細書においては、天然高分子
も水溶性重合体の1態様を意味するものとする。
【0019】具体的には、天然高分子であるキチン、天
然高分子を修飾した部分けん化キチン、N−アルキル置
換部分けん化キチン、N,N−ジアルキル置換部分けん
化キチン、キトサン、N−アルキル置換キトサン、N,
N−ジアルキル置換キトサン及び、これらの有機酸塩及
び/又は無機酸塩、第4級アンモニウム塩化された部分
けん化キチン、第4級アンモニウム塩化されたキトサン
等が挙げられる。(以下、アルキルとは炭素数1から4
の何れかをいう。)これらの内、キチンの添加量として
は、スルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有する水溶
性重合体と窒素原子を含む水溶性重合体との重量比で
0.04/100〜100/0.04の範囲が好まし
い。キチン以外の重合体の添加量としては、スルホン酸
基及び/又はカルボン酸基を有する水溶性重合体100
重量部に対して、0.04〜10重量部の範囲、さらに
0.04〜1重量部の範囲が好ましい。
【0020】ビニルアミン重合体類としては、N−ビニ
ルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、ビニルアミ
ン、N−アルキルビニルアミン、N,N−ジアルキルビ
ニルアミン等の単量体から選ばれた少なくとも1種の単
量体を主成分とする重合物及びこれらの有機酸塩、無機
酸塩等が挙げられる。これらの内、N−ビニルホルムア
ミド、N−ビニルアセトアミドの添加量はスルホン酸基
又はカルボン酸基を有する水溶性重合体と窒素原子を含
む水溶性重合体との重量比で0.04/100〜100
/0.04の範囲が好ましい。N−ビニルホルムアミド
及びN−ビニルアセトアミド以外の重合体の添加量は、
スルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有する水溶性重
合体100重量部に対して、0.04〜10重量部の範
囲、さらに0.04〜1重量部の範囲が好ましい。
【0021】アリルアミン重合体類としてはアリルアミ
ン、(N−アルキル置換)アリルアミン、(N,N−ジ
アルキル置換)アリルアミン等の単量体から選ばれた少
なくとも1種の単量体を主成分とする重合物及びこれら
の有機酸塩、無機酸塩等が挙げられる。アリルアミン重
合体類の添加量は、スルホン酸基及び/又はカルボン酸
基を有する水溶性重合体100重量部に対して、0.0
4〜10重量部の範囲、さらに0.04〜1重量部の範
囲が好ましい。
【0022】(メタ)アクリルアミド重合体類としては
(メタ)アクリルアミド、(N−アルキル置換)(メ
タ)アクリルアミド、(N,N−ジアルキル置換)(メ
タ)アクリルアミド等の単量体から選ばれた少なくとも
1種の単量体を主成分とする重合物が挙げられる。これ
らの重合物の添加量はスルホン酸基及び/又はカルボン
酸基を有する水溶性重合体と窒素原子を含む水溶性重合
体との重量比で0.04/100〜100/0.04の
範囲が好ましい。
【0023】環状アミド構造を有する重合体としてはN
−ビニルピロリドン、N−ビニル(ε−カプロラクタ
ム)等の単量体から選ばれた少なくとも1種の単量体を
主成分とする重合物が挙げられる。これらの重合物の添
加量はスルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有する水
溶性重合体と窒素原子を含む水溶性重合体の重量比で
0.04/100〜100/0.04の範囲が好まし
い。
【0024】窒素含有(メタ)アクリル酸エステル重合
体類としては(メタ)アクリル酸アミノアルキルエステ
ル、(メタ)アクリル酸N−アルキル置換アミノアルキ
ルエステル、(メタ)アクリル酸(N,N−ジアルキル
置換)アミノアルキルエステル等の単量体から選ばれた
少なくとも1種の単量体を主成分とする重合物、及びこ
れらの有機酸塩、無機酸塩等が挙げられる。これらの重
合物の添加量は、スルホン酸基及び/又はカルボン酸基
を有する水溶性重合体100重量部に対して、0.04
〜10重量部の範囲、さらに0.04〜1重量部の範囲
が好ましい。
【0025】ポリエチレンイミン重合体類としてはポリ
エチレンイミン、N−アルキル置換ポリエチレンイミ
ン、N,N−ジアルキル置換ポリエチレンイミン等の単
量体から選ばれた少なくとも1種の単量体を主成分とす
る重合物、及びこれらの有機酸塩、無機酸塩等が挙げら
れる。これらの重合体の添加量は、スルホン酸基及び/
又はカルボン酸基を有する水溶性重合体100重量部に
対して、0.04〜10重量部の範囲、さらに0.04
〜1重量部の範囲が好ましい。
【0026】アミジン構造を有する重合体類としては1
−ビニルイミダゾリン、2−ビニルイミダゾリン、1−
ビニルイミダゾール等の単量体から選ばれた少なくとも
1種の単量体を主成分とする重合物、及びこれらの有機
酸塩、無機酸塩等が挙げられる。これらの重合体の添加
量は、スルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有する水
溶性重合体100重量部に対して、0.04〜10重量
部の範囲、さらに0.04〜1重量部の範囲が好まし
い。
【0027】以上の窒素原子を含む水溶性重合体の分子
量としては、上記したスルホン酸基及び/又はカルボン
酸基を有する水溶性重合体と混合することで増粘性とチ
キソトロピー性を併せ持たせるために、重量平均分子量
で1万以上が好ましく、さらに5万以上が好ましい。
【0028】これらの中でもカチオン性を示す重合体は
ポリイオンコンプレックスを形成するため、沈殿物の生
成を防止するために添加量は少量にするとよい。
【0029】一方、窒素原子を含む水溶性重合体が非イ
オン性化合物からなる重合体は、はっきりしたイオンコ
ンプレックスを形成しないため、添加量は大量に用いる
ことができる。非イオン性化合物の内、特に環状アミド
構造を含有する重合体は少量の添加で大きな増粘効果と
チキソトロピー性を発現できる。
【0030】本発明のスルホン酸基及び/又はカルボン
酸基を有する水溶性重合体と窒素原子を含む水溶性重合
体を含んだ増粘剤を製造する方法については必ずしも制
限はない。混合方法は特に限定されず、ロールミル、プ
ロペラタイプ混合機で十分に行うことが可能である。
【0031】本発明の増粘剤は上記したスルホン酸基及
び/又はカルボン酸基を有する水溶性重合体と窒素原子
を含む水溶性重合体とを主成分とし、これに水が加わっ
て構成されるものであるが、これら以外に、安定剤、増
量剤、防腐剤等を加えてもよい。またこれらの主成分の
含有量としては特に限定されるものではなく、本発明の
目的が達成される範囲で適宜決めればよい。
【0032】また、本発明の増粘剤は長期保存後にも、
沈殿を生成したり、その色相の変化も、実質的になく、
保存安定性や透明性に優れており、塗料、接着剤、洗剤
等の種々の用途に好適に用いることができる。
【0033】本発明の水性塗料は、通常用いられる水性
塗料に本発明の増粘剤を添加すればよい。その添加量は
増粘性及びチキソトロピー性を併せ持つ水性塗料として
有効となる量を適宜添加すればよく、添加にあたっても
通常の撹拌等の混合方法を用いればよい。
【0034】本発明の水性接着剤は、通常用いられる水
性接着剤に本発明の増粘剤を添加すればよい。その添加
量は増粘性及びチキソトロピー性を併せ持つ水性接着剤
として有効となる量を適宜添加すればよく、添加にあた
っても通常の撹拌等の混合方法を用いればよい。
【0035】本発明の洗剤は、通常の洗剤に本発明の増
粘剤を添加すればよい。その添加量は増粘性及びチキソ
トロピー性を併せ持つ洗剤として有効となる量を適宜添
加すればよく、添加にあたっても通常の撹拌等の混合方
法を用いればよい。さらに、本発明の増粘剤を添加した
洗剤としては、液状洗剤が最もその効果を発現できるた
め好ましい態様となる。
【0036】本発明は重量平均分子量が50万以上のス
ルホン酸基及び/又はカルボン酸基を有する水溶性重合
体と重量平均分子量が1万以上の窒素原子を含む水溶性
重合体を混合することにより、大きな増粘効果とチキソ
トロピー性が発現するものであり、各々単独に用いると
チキソトロピー性が発現しない。また、これ以下の分子
量の重合体を使用しても目的のチキソトロピー性が得ら
れず、多くの粘性流体が示すニュートニアン流体に近い
挙動を示す。
【0037】
【実施例】以下、実施例、比較例を挙げて本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0038】尚、%はすべて重量%を意味し、また、表
1に示される配合処方は重量部を表す。
【0039】また、実施例中の重合率はビニル基に対す
る臭素付加法により未反応のスチレンスルホン酸塩単量
体の濃度を求め、残余は全て重合したとした。
【0040】分子量の測定はGPC法により、標準サン
プルとしてポリスチレンスルホン酸ナトリウムを用い、
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム換算分子量で計算
し、カラムは東ソー(株)製TSKgelα6000/
α3000を連結してUV検出器を用いて測定した。
【0041】重合体水溶液の固形分は精秤した試料を1
50℃のオーブン中で30分加熱し、加熱減量から求め
た。チキソトロピー性の尺度としてJISK−7117
の方法を採用した。すなわち、重合体水溶液粘度を測定
するときに回転数を変えて測定し、6回転の時の粘度と
60回転の時の粘度の比をSVI値として求め、この比
が大きいとチキソトロピー性が良好である。
【0042】保存安定性は重合体水溶液を25℃に6ヶ
月保存し、粘度変化の追跡および目視で沈殿物の生成の
有無を確認した。
【0043】透明性は重合体水溶液の色相(APHA)
の判定をASTMD−1209(1979年)に準拠し
て行った。
【0044】実施例1 ポリNaSS−Aの調製 あらかじめ窒素置換した10Lのセパラブルフラスコに
スチレンスルホン酸ナトリウム(商品名;スピノマーN
aSS−HQ 品 東ソー(株)製 純度87.5%)
490g及び水7800gを仕込み、撹拌して溶解させ
た。60℃に昇温した後、重合開始剤として過硫酸アン
モニウム0.13gを仕込み、重合を行った。重合30
時間後のスチレンスルホン酸ナトリウムの重合率は9
8.5モル%、重量平均分子量は2.9x106であっ
た。重合物は無色透明で得られ、固形分は5.0%であ
り、この重合物をポリNaSS−Aとする。
【0045】10%−ポリピロリドン(PVP)−Aの
調製 200mlのマヨネーズ瓶にポリピロリドン(和光純薬
(株)製分子量360000)を10gと水90g入
れ、ロールミルで一昼夜かけて溶解させた。このポリピ
ロリドン水溶液を10%−PVP−Aとする。
【0046】次いで、500mlのマヨネーズ瓶に水4
00gと、上記で得た、ポリNaSS−A 10.8
g、及び10%−PVP−A 2.4gを入れ、ロール
ミルで混合、溶解させた。次に25℃に調節された恒温
槽に状態調節した後、粘度計のローター回転数を低速の
6回転から粘度測定を行った。チキソトロピーの目安で
あるSVI値は4.97であった。さらに25℃で6ヶ
月保存した後、粘度(η1)を測定すると、1420m
Pa・Sと当初の値と殆ど同じであり、また沈殿物の生
成もなかった。また、色相(APHA)は10を示し、
透明性に優れていた。
【0047】実施例2〜6 500mlのマヨネーズ瓶に表1に示す配合処方に従っ
てポリNaSS−A及び10%−PVPを用いた以外は
実施例1と同様に行った。
【0048】比較例1 500mlのマヨネーズ瓶にポリNaSS−Aを400
gを入れ、25℃に調節された恒温槽に状態調節した
後、実施例1と同様に行った。チキソトロピーの目安で
あるSVI値は1.36と低い値を示した。
【0049】比較例2 500mlのマヨネーズ瓶に10%−PVP−Aを40
0gを入れ、25℃に調節された恒温槽に状態調節した
後、実施例1と同様に行った。
【0050】比較例3、4 ポリNaSS−Bの調整;市販のポリナスPS−50
(東ソー(株)製固形分20% 重量平均分子量 37
0000)をあらかじめ、5%濃度になるように水で希
釈して調整した。このポリマー水溶液をポリNaSS−
Bとする。
【0051】500mlのマヨネーズ瓶に表−1に示す
配合処方に従って水400gにポリNaSS−Bを8.
4gおよび10%−PVPを8.4gを入れた以外は実
施例1と同様に行った。
【0052】以上の実施例1〜6及び比較例1〜4にお
ける、配合処方及び評価の結果を表1にあわせて示し
た。
【0053】
【表1】
【0054】表1によれば、実施例は比較例と比較する
と、η2で示される60rpm時での粘度が比較的低い
と共にSVI値が高いため、優れたチキソトロピー性を
発現することが分かる。
【0055】さらに、実施例1より分かるように、本発
明の増粘剤は長期保存後にも沈殿の生成がなく、保存安
定性に優れていると共に、その色相も変化しないことか
ら透明性にも優れていることが分かる。
【0056】実施例7 実施例1の増粘剤を5重量部用い、顔料としてチタン白
15重量部、樹脂として50%濃度のアクリル系エマル
ジョンを20重量部、炭酸カルシウム40重量部、水1
9重量部、防カビ剤、湿潤剤1重量部を用いて水性塗料
を作成し、スプレーガンでポリカーボネート試験片に吹
きつけ垂れ性を目視で観察した。
【0057】比較例5 比較例1の増粘剤を5重量部用いた他は実施例7と同様
に行った。
【0058】実施例8 実施例5の増粘剤を5重量部用い、界面活性剤としてド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの20重量部、水
75重量部を用いて液体洗剤を作成し、プラスチック製
のスプレーでポリカーボネート試験片に吹きつけ垂れ性
を目視で観察した。
【0059】比較例6 比較例3の増粘剤を5重量部用いた他は実施例8と同様
に行った。
【0060】以上の実施例7、8及び比較例5、6にお
ける、評価の結果を表2にあわせて示した。
【0061】
【表2】
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、スルホン酸基及び/又
はカルボン酸基を有する水溶性重合体と窒素原子を含む
水溶性重合体とを含む増粘剤は、低濃度でも増粘効果に
優れており、さらに優れたチキソトロピー性を発現させ
ることができる。また、長期安定性及び透明性にも優れ
ている。このため、水性塗料、水性接着剤、洗剤などの
分野で幅広く用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 BA12 EB28 EB30 EB32 FA16 FA30 4J038 CC092 CG012 CG032 CG062 CG072 CG082 CG142 CG172 CH192 CH262 CR072 EA011 EA012 GA06 GA09 GA13 MA08 MA14 4J040 BA242 DB092 DF012 DF062 DF102 DG002 DG022 DH002 DH022 DN072 EH002 JA03 KA25 LA05 LA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水100重量部に対し、スルホン酸基及び
    /又はカルボン酸基を有しかつ重量平均分子量が50万
    以上の水溶性重合体0.02〜50重量部と、窒素原子
    を含む水溶性重合体0.02〜50重量部とを主成分と
    して含むことを特徴とする増粘剤。
  2. 【請求項2】窒素原子を含む水溶性重合体の重量平均分
    子量が1万以上であることを特徴とする請求項1に記載
    の増粘剤
  3. 【請求項3】窒素原子を含む水溶性重合体が環状アミド
    構造を有する重合体であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の増粘剤。
  4. 【請求項4】請求項1〜3に記載の増粘剤を含むことを
    特徴とする水性塗料。
  5. 【請求項5】請求項1〜3に記載の増粘剤を含むことを
    特徴とする水性接着剤。
  6. 【請求項6】請求項1〜3に記載の増粘剤を含むことを
    特徴とする洗剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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