JP2000508294A - 液状農薬組成物 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
農薬を高濃度で含有する場合でも、液体安定性に優れた液状の農薬組成物は、(a)水溶性農薬、(b)式(I)で表されるカチオン性界面活性剤及び(c)式(II)で表される化合物の酸塩からなる:
式中、R1は、炭素数6〜30のアルキル又はアルケニル基を表し、R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、各AOは、オキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、p及びqは、pとqの合計が2〜25であるという条件下、それぞれ1〜15の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び
式中、R3は、炭素数4〜18のアルキル又はアルケニル基を表し、かつ、R4及びR5は、それぞれ水素原子、メチル基又はエチル基を表す。
Description
【発明の詳細な説明】
液状農薬組成物
発明の背景
発明の分野
本発明は、新規な液体農薬組成物及び新規な農薬用効力増強剤組成物に関する
。
関連技術の記述
殺虫剤、殺菌剤(または殺菌剤)、除草剤、殺ダニ剤(または殺ダニ剤)、植
物成長調節剤をはじめとする農薬は、様々な剤型にて使用されており、その一例
として、水溶性農薬からなる液剤が挙げられる。このような液剤では、農薬の濃
度は可能な限り高いことが望ましい。しかしながら、現在市販されている農薬液
剤の農薬濃度は、十分高いとはいえない。
農薬液剤の成分として、農薬の活性を増強させる目的で、界面活性剤等と共に
無機塩を用いることが試みられている。しかしながら、このような農薬液剤にお
いては、農薬又は界面活性剤と無機塩との間に化学的相互作用が生じ、農薬又は
界面活性剤が塩析されることがある。このように、無機塩を含有する均一で安定
な液剤を調製するのは困難であった。
この問題が解決された、換言すれば、塩析のない安定な、水性除草剤配合物が
、特公平7−2608号公報(1995年1月18日発行)及びそれに対応する
欧州特許公開第274369号(1988年7月13日発行)に開示されている
。当該特許公報は、農薬としての水溶性グリホセート塩、界面活性剤としての第
四級アンモニウム塩、及び無機塩としての硫酸アンモニウムからなる組成物を記
載し、かつ、この組み合わせの配合物は安定であると記載している。しかし、こ
の配合物は、農薬の濃度の点では未だ充分ではなく、かつ、このような組み合わ
せとしても、無機塩と農薬の両者が多量に含有されている場合は、塩析が生じる
。
発明の開示
発明の概要
本発明の目的は、農薬を高濃度で含有し、かつ、安定性に優れる液状農薬組成
物の提供にある。
本発明の他の目的は、ある種の農薬組成物を安定な液体とする方法の提供にあ
る。
本発明のさらに他の目的は、液状農薬組成物の調製に有用な、農薬用効力増強
剤組成物の提供にある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく、鋭意研究を行った。その研究の結果、
彼らは、農薬、農薬に対して優れた効力増強効果を示す特定のカチオン性界面活
性剤、及び特定のアミンの酸塩を用いることにより、農薬を高濃度で含有し、し
かも安定性に優れた液状の農薬組成物が調製されうることを見出した。また、彼
らは、このような農薬組成物が水溶性無機塩をも含有する場合でさえもまた、そ
の安定性は維持され得ることを見出した。本発明は、これらの知見を基に完成さ
れた。
すなわち本発明第一の態様は、(a)水溶性農薬、(b)式(I)で表される
カチオン性界面活性剤及び(c)式(II)で表される化合物の酸塩からなる液
状農薬組成物(i)である:
式中、R1は、炭素数6〜30の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、
R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、AOは、互いに同一でも異なって
いてもよく、それぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、p及び
qは、それぞれ平均値を示し、pとqの合計が2〜25であるという条件下、それ
ぞれ1〜15の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び式中、R3は、炭素数4〜18の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、
かつ、R4及びR5は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、メ
チル基又はエチル基を表す。
この農薬組成物(i)は、好ましくは、組成物全重量を基準にして35〜85重量
%の量で、成分(a)を含有する。
また、本発明第二の態様は、(a)水溶性農薬、(b’)式(I−a)で表さ
れるカチオン性界面活性剤、(c)式(II)で表される化合物の酸塩及び
(d)水溶性無機塩からなる液状農薬組成物(ii)に向けられている:
式中、R1は、炭素数6〜30の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、
R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、AOは、互いに同一でも異なって
いてもよく、それぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、a及び
bは、それぞれ平均値を示し、aとbの合計が2〜15であるという条件下、それ
ぞれ1〜10の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び
式中、R3は、炭素数4〜18の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、
かつ、R4及びR5は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、メ
チル基又はエチル基を表す。
農薬組成物(ii)は、好ましくは、組成物全重量を基準にして35〜70重量%
の量で、成分(a)を含有する。
本明細書及びクレームにおいて、「液状」という用語は、水系流体であること
を意味する。より具体的には、透明な水溶液のみならず、乳化物やにごっている
もの等でも、分離及び沈殿が見られず、且つ、流動性が保持されている限りは、
本発明における「液状」の概念に包含される。つまり、本発明の農薬組成物は、
水も含有する。
上記の液状農薬組成物(i)及び(ii)において、成分(c)に対する成分
(b)又は(b’)の重量比[(b)又は(b’)/(c)]は、9/1〜1/
9であることが好ましい。
農薬は、除草剤であるのが望ましい。
更に、本発明第三の態様は、(a)水溶性農薬及び(b)上記式(I)で表さ
れるカチオン性界面活性剤からなる組成物(1)を安定な液体にする方法であっ
て、組成物(1)に、(c)上記式(II)で表される化合物の酸塩を添加する
ことからなる方法に関する。
加えて、本発明第四の態様は、(a)水溶性農薬、(b’)上記式(I−a)
で表されるカチオン性界面活性剤及び(d)水溶性無機塩からなる組成物(2)
を安定な液体にする方法であって、組成物(2)に、(c)上記式(II)で表
される化合物の酸塩を添加することからなる方法に関する。
本発明第五の態様は、(b)上記式(I)で表されるカチオン性界面活性剤及
び(c)上記式(II)で表される化合物の酸塩からなる農薬用効力増強剤組成
物である。
また、本発明第六の態様は、(b’)上記式(I−a)で表されるカチオン性
界面活性剤、(c)上記式(II)で表される化合物の酸塩及び(d)水溶性無
機塩からなる農薬用効力増強剤組成物である。
さらに、本発明の範囲及び適用は、以下の詳細な説明及び実施例から明らかと
なろう。しかし、この詳細な説明及びこれらの実施例から、当業者であれば、本
発明の意図および範囲内において様々な変更や加減ができるのは明らかであろう
から、詳細な説明と具体例は、本発明の好適な態様を示しているが、説明のため
に示されるにすぎないことを理解すべきである。
発明の詳細な説明
まず、本発明の各成分について説明する。
成分(a)
この明細書及びクレームにおいて使用される、「農薬」という用語は、通常の
農薬組成物あるいは農薬製剤において、有効成分として用いられている化合物を
いう。その例には、殺菌剤(又は殺菌剤)、殺虫剤、殺ダニ剤(又は殺ダニ剤)
、除草剤、植物成長調節剤がある。
本発明に用いられる農薬は、水溶性である。「水溶性」とは、25℃において、
水に対する溶解度が5%以上であることをいう。また、一般にその製剤が液剤の
形態で市販されている農薬(農薬ハンドブック1994年版、日本植物防疫協会発行
参照)も、本発明の水溶性農薬の範囲に包含される。
次に、本発明の農薬組成物に用いられる水溶性農薬の具体例を挙げる。但し、
本発明における水溶性農薬は、これらに限定されるものではない。
殺菌剤の例としては、アンバム[エチレンビス(ジチオカルバミン酸)二アン
モニウム]、チアベンダゾール[2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール]
、イミノクタジン酢酸塩[1,1’−イミニオジ(オクタメチレン)ジグアニジ
ニウムトリアセテート]、ジメチリモール(5−ブチル−2−ジメチルアミノ−
6−メチルピリミジン−4−オール)、プロパモカルブ塩酸塩[プロピル3−(
ジメチルアミノ)プロピルカルバマート塩酸塩]及びヒドロキシイソキサゾール
(3−ヒドロキシ−5−メチルイソキサゾール)が挙げられる。
除草剤の例としては、ジピリジル系除草剤、ダイアジン系除草剤、安息香酸系
除草剤、フェノキシ系除草剤、有機リン系除草剤及び脂肪族系除草剤が挙げられ
る。ジピリジル系除草剤の具体例としては、パラコート(1,1’−ジメチル−
4,4’−ビピリジニウムジクロライド)、ジクワット(6,7−ジヒドロジピリ
ド[1,2−a:2’,1’−c]ピラジンディイウムジブロマイド)が挙げら
れる。ダイアジン系除草剤の具体例としては、ベンタゾン(3−イソプロピル−
3H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4−オン−2,2−ジオキシド)及び
その塩類(例えばそのナトリウム塩)が挙げられる。安息香酸系除草剤の具体例
としては、MDBA(ジカンバ)(3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香
酸ジメチルアミン塩)及びイマザピル[イソプロピルアンモニウム(RS)−2
−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソ−2−イミダゾリン−2−イル
)ニコチナート]が挙げられる。フェノキシ系除草剤の具体例としては、2,4
−Dナトリウム塩(ソディウム2,4−ジクロロフェノキシアセテート)、MC
P(2−メチル−4−クロルフェノキシ酢酸)及びその塩類(例えばそのナトリ
ウム塩)、MCPP[d,l−2−(4−クロロ−o−トリルオキシ)プロピオン
酸]及びその塩類(例えばそのカリウム塩)、及びトリクロピル(3,5,6−
トリクロロ−2−ピリジルオキシ酢酸)及びその塩類(例えばそのトリエチルア
ミン塩)が挙げられる。有機リン系除草剤の具体例としては、グリホセート[N
−(ホスホノメチル)グリシン]及びその水溶性塩類、ビアラホス[L−2−ア
ミノ−4−〔(ヒドロキシ)(メチル)ホスフィノイル〕ブチリル−L−アラニ
ル−L−アラニンナトリウム塩]及びグルホシネート[アンモニウムDL−ホモ
アラニン−4−イル(メチル)ホスフィネート]が挙げられる。また、脂肪族系
除草剤の具体例としては、テトラピオン(2,2,3,3−テトラフルオルプロ
ピオン酸ナトリウム)が挙げられる。
更に、植物成長調節剤の例としては、MH(マレイン酸ヒドラジット)、エス
レル(2−クロルエチルホスホン酸)、UASTA及びビアラホスが挙げられる
。
本発明の農薬組成物に用いる農薬としては、除草剤が好ましい。前記した除草
剤の中では、有機リン系除草剤が、中でも、グリホセート[N−(ホスホノメチ
ル)グリシン]及びその水溶性塩類、ビアラホス[L−2−アミノ−4−〔(ヒ
ドロキシ)(メチル)ホスフィノイル〕ブチリル−L−アラニル−L−アラニン
ナトリウム塩]及びグルホシネート[アンモニウムDL−ホモアラニン−4−イ
ル(メチル)ホスフィネート]が好ましい。
成分(b)及び(b’)
本発明の農薬組成物及び農薬用効力増強剤組成物は、前記式(I)で表された
カチオン性界面活性剤[即ち成分(b)]を含有する。このようなカチオン性界
面活性剤は、優れた農薬の効力増強効果を示す。
本発明に係る式(I)で表された化合物の中では、式(I)で表され、式中、
R1が炭素数8〜24、特には炭素数8〜20の、直鎖又は分岐アルキル又はアルケニ
ル基である化合物が好ましい。(ポリ)オキシアルキレン基[即ち(AO)p及
び(AO)q]は、それぞれ、少なくとも1のオキシエチレン基及び/又は少な
くとも1のオキシプロピレン基からなる。オキシアルキレン基の平均数を示すp
及びqは、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ1〜12の数であること
が好ましく、pとqの合計(即ち、一分子あたりのオキシアルキレン基の平均数
)は、2〜20の数であることが好ましい。
後述するように、本発明の農薬組成物及び農薬の効力増強用組成物が成分
(d)を含有する場合は、成分(b)に代わり、前記式(I−a)で表されたカ
チオン性界面活性剤[即ち成分(b’)]が使用される。
本発明に係る式(I−a)で表された化合物の中で、式(I−a)で表され、
式中、R1が、炭素数8〜24、特には炭素数8〜20の、直鎖又は分岐アルキル又は
アルケニル基である化合物が好ましい。(ポリ)オキシアルキレン基[即ち(A
O)a及び(AO)b]は、それぞれ、少なくとも1のオキシエチレン基及び/又
は少なくとも1のオキシプロピレン基からなる。オキシアルキレン基の平均数を
示すa及びbは、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ、1〜8、特に
は1〜5の数であることが好ましく、aとbの合計(即ち、一分子あたりのオキ
シアルキレン基の平均数)は、2〜10の数であることが好ましい。
また、式(I)及び(I−a)中の対イオン、X-の例としては、Cl-、Br-、I-
等のハライドアニオン、及びアルキル硫酸エステルアニオンが挙げられる。
本発明に係る前記式(I)及び(I−a)で表されるカチオン性界面活性剤は
、農薬に併用された場合、農薬の効力を増強させることができる。
成分(c)
本発明の農薬組成物は、上記した成分(a)及び成分(b)又は(b’)に加
え、更に、(c)前記式(II)で表されたアミン化合物の酸塩を含有する。ま
た、本発明の農薬用効力増強剤組成物は、上記した成分(b)又は(b’)に加
え、更に、(c)前記式(II)で表された化合物の酸塩を含有する。このよう
なアミンのこのような酸塩を用いることにより、農薬の量を高めることができる
。
前記式(II)で表される化合物の酸塩の中で、式(II)で表され、R3が炭
素数6〜18、特には6〜14の、アルキル又はアルケニル基であるものの酸塩が好
ましい。式(II)で表され、R4及びR5がそれぞれ水素原子又はメチル基である
ものの酸塩も好ましい。
本発明においては、式(II)で表されたアミン化合物は、その取り扱いの観
点から、その酸塩の形で用いられる。このような酸塩は、式(II)で表された
アミン化合物を、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸又は酢酸等の有機酸で処
理する事により、調製され得る。
成分(d)
本発明の液状農薬組成物の中、成分(b’)を含有するものは、更に、(d)
水溶性無機塩を含有する。また、本発明の農薬用効力増強剤組成物の中、成分(
b’)を含有するものは、更に、(d)水溶性無機塩を含有する。
水溶性無機塩の例としては、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸ア
ンモニウム、チオシアン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、スルファミン酸ア
ンモニウム等の無機アンモニウム塩、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリ
ウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム及び炭酸ナトリウムが
挙げられ、それらの中で、無機アンモニウム塩類が好ましい。農薬組成物が水溶
性無機塩(d)をも含有すると、農薬の効力が一層増強され得る。
本発明第一の態様の液状農薬組成物(i)は、上記成分(a)、(b)及び(
c)からなる。この農薬組成物は、通常は水をも含有し、例えば、成分(a)、
(b)及び(c)を水に溶解させることにより、調製されうる。本発明第一の態
様に係る液状農薬組成物の成分(a)、(b)及び(c)及び水の量は、特に限
定されないが、当該組成物全重量を基準にして、それぞれ下記の通りの量で添加
されることが好ましい:
成分(a):好ましくは35〜85重量%、更に好ましくは45〜75重量%、
成分(b):好ましくは0.35〜30重量%、更に好ましくは0.7〜20重量%、
成分(c):重量比、(b)/(c)、が、好ましくは9/1〜1/9、更に
好ましくは8/2〜2/8の範囲内となる量、及び
水 :残部。
本発明第二の態様の液状農薬組成物(ii)は、上記成分(a)、(b’)、
(c)及び(d)からなる。この農薬組成物は、通常は水をも含有し、例えば、
成分(a)、(b’)、(c)及び(d)を水に溶解させることにより、調製さ
れ得る。本発明第二の態様に係る液状農薬組成物の成分(a)、(b’)、
(c)及び(d)及び水の量は、特に限定されないが、当該組成物全重量を基準
にして、それぞれ下記の通りの量で添加されることが好ましい:
成分(a) :好ましくは35〜70重量%、更に好ましくは35〜60重量%、
成分(b’):好ましくは0.5〜5重量%、更に好ましくは0.7〜3.5重量%、
成分(c) :重量比、(b’)/(c)、が、好ましくは9/1〜1/9、
更に好ましくは8/2〜2/8の範囲内となる量、
成分(d) :好ましくは5〜40重量%、更に好ましくは8〜20重量%、及び
水 :残部。
このように、本発明によれば、成分(a)、即ち農薬の濃度を、従来の液状農
薬組成物のそれに比べて高くすることが可能である。また、成分(d)、即ち無
機塩をも含む液状農薬組成物(II)においては、成分(d)の濃度をも、従来
の無機塩含有組成物に比べて高くすることが可能である。しかし、本発明に係る
農薬組成物の概念には、そのまま農作物に適用することが可能な、農薬濃度が低
い農薬組成物も包含される。
本発明の農薬組成物は、更に、成分(b)及び(b’)以外の界面活性剤を含
有していてもよい。成分(b)又は(b’)と共に用いることができる界面活性
剤の例として、非イオン性界面活性剤が挙げられる。
非イオン界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル/ホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシアルキレンアリールエ
ーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンアルキ
ルソルビトールエステル、ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポリオキ
シアルキレンアルキルグリセロールエステル、ポリオキシアルキレンブロック共
重合体、ポリオキシアルキレンブロック共重合体/アルキルグリセロールエステ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルスルホンアミド、ポリオキシアルキレンロジ
ンエ
ステル、ポリオキシプロピレンブロック共重合体、ポリオキシエチレンオレイル
エーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、アルキルグリコシド、ア
ルキルポリグリコシド及びポリオキシアルキレンアルキルポリグリコシドが挙げ
られ、これらのうちの1種、又は2種以上の混合物が、本発明において用いられ
る。
これらの非イオン性界面活性剤をも用いる場合、その量は、非イオン性界面活
性剤に対する成分(b)又は(b’)の重量比が、好ましくは9.1/0.9〜0.9/9
.1、更に好ましくは8.3/1.7〜5/5の範囲内である。
本発明の農薬組成物は、その安定性が悪化しない範囲内で、必要に応じ、キレ
ート剤、pH調節剤及び/又は増粘剤をも含んでいてもよい。
本発明の農薬組成物に使用し得るキレート剤の例としては、アミノポリカルボ
ン酸系;芳香族及び脂肪族カルボン酸系;アミノ酸系;エーテルポリカルボン酸
系;イミノジメチルホスホン酸(IDP)、アルキルジホスホン酸(ADPA)
のようなホスホン酸系;ヒドロキシカルボン酸系及び高分子電解質(オリゴマー
電解質を含む)系キレート剤;及びジメチルグリオキシム(DG)が挙げられる
。これらのキレート剤は、それぞれ、そのまま、即ちフリーの酸の形態、或いは
ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等の塩の形態である。
アミノボリカルボン酸系キレート剤の具体例としては、
a) 化学式 RNX2で表される化合物、
b) 化学式 NX3で表される化合物、
c) 化学式 R−NX−CH2CH2−NX−Rで表される化合物、
d) 化学式 R−NX−CH2CH2−NX2で表される化合物、
e) 化学式 X2N−R’−NX2で表される化合物、及び、
f) 化合物(e)に類似する化合物で、Xを4以上含む化合物、例えば式表される化合物、
が挙げられる。
上記式中、Xは−CH2COOH又は−CH2CH2COOHを表し、Rは、水
素
原子、アルキル基、水酸基、ヒドロキシアルキル基等のこの種の公知のキレート
剤を構成する基を表し、R’は、アルキレン基、シクロアルキレン基等のこの種
の公知のキレート剤を構成する基を表す。
アミノポリカルボン酸系キレート剤の代表例としては、エチレンジアミン四酢
酸(EDTA)、シクロヘキサンジアミン四酢酸(CDTA)、ニトリロ三酢酸
(NTA)、イミノ二酢酸(IDA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二
酢酸(HIMDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸(EDTA−OH)及びグリコールエ
ーテルジアミン四酢酸(GEDTA)並びにこれらの塩類が挙げられる。
本発明で使用される芳香族及び脂肪族カルボン酸系キレート剤の例としては、
シュウ酸、コハク酸、ピルビン酸及びアントラニル酸及びこれらの塩が挙げられ
る。また、本発明で使用されるアミノ酸系キレート剤の例としては、グリシン、
セリン、アラニン、リジン、シスチン、システイン、エチオニン、チロシン及び
メチオニン、及びこれらの塩類及び誘導体が挙げられる。
更に、本発明に使用されるエーテルポリカルボン酸系キレート剤の例としては
、次式で表される化合物、次式で表される化合物の類似化合物及びその塩(例え
ばナトリウム塩)類が挙げられる:
式中、Y1は、水素原子、−CH2COOHまたは−COOHを表し、Z1は、 本発明で使用されるヒドロキシカルボン酸系キレート剤の例としては、リンゴ
酸、クエン酸、グリコール酸、グルコン酸、ヘプトン酸及び酒石酸、及びこれら
の塩類が挙げられる。
本発明で使用される高分子電解質(オリゴマー電解質を含む)系キレート剤の
例としては、アクリル酸重合体、無水マレイン酸重合体、α−ヒドロキシアクリ
ル酸重合体、イタコン酸重合体、これらの重合体の構成モノマー二種以上からな
る共重合体及びエポキシコハク酸重合体が挙げられる。
本発明で使用されるpH調節剤の例としては、クエン酸、リン酸(例えばピロリ
ン酸)、グルコン酸およびこれらの塩類が挙げられる。
本発明で使用される増粘剤の例としては、天然、半合成及び合成の水溶性増粘
剤類が挙げられる。天然増粘剤として使用できる天然粘液質の具体例としては、
微生物由来のキサンタンガム及びザンフロー、及び植物由来のペクチン、アラビ
アゴム及びグアーゴムが挙げられる。半合成増粘剤の具体例としては、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどのセ
ルロースのメチル化物、カルボキシアルキル化物及びヒドロキシアルキル化物、
でんぷん誘導体のメチル化物、カルボキシアルキル化物及びヒドロキシアルキル
化物、及びソルビトールが挙げられる。また、合成増粘剤の具体例としては、ポ
リアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、ポリビニルピロリドン、ペンタエリスリト
ール/エチレンオキシド付加物が挙げられる。
本発明の農薬組成物は、更に、成分(a)についての説明で、植物成長調節剤
の具体例として示されたもの以外の植物成長調節剤、肥料及び防腐剤からなる群
から選ばれた1種以上を含有していても良い。
本発明の農薬組成物は、水で希釈した後、或いはそのままで、用いられる。
本発明の農薬組成物は、菌(又はバクテリア)、虫、ダニ(又はダニ)および
草をコントロールするために、あるいは、植物の成長を調節するために用いられ
る。
本発明第三の態様は、成分(a)及び(b)を含有する組成物(1)を安定な
液体にする方法であって、組成物(1)に成分(c)を添加することからなって
おり、本発明第四の態様は、成分(a)、(b’)及び(d)からなる組成物(
2)を安定な液体にする方法であって、組成物(2)に成分(c)を添加するこ
とからなっている。
成分(c)の添加による組成物(1)又は(2)の安定化の概念には、所望の
組成物を調製する際に、(i)所望の組成物の一成分として、成分(c)を、他
の成分と共に水に添加することからなる方法、(ii)予め調製された成分
(b)又は(b’)と成分(c)との混合物を用いて、所望の組成物を調製する
ことからなる方法、及び(iii)調製された組成物(1)又は(2)に、成分
(c)を添加することからなる方法が含まれる。
成分(c)を添加することにより、成分(a)及び(b)を含む組成物(1)
の安定性が向上する。成分(c)による液体の安定性向上効果は、水溶性無機塩
[成分(d)]のような、液体、例えば溶液の安定性を悪化させる成分がその組
成物に添加されている場合[例えば組成物(2)を用いる場合]でも、十分に発
揮される。ここで、「液体の安定性向上」とは、例えば、液体が二つ以上の層(
又は相)に分離することや、液体から沈殿物が生じるのを予防し得ることをいう
。層分離や沈殿が生じないことにより、農薬組成物輸送時の分離及び/又は沈殿
が防止されることや、当該農薬組成物の希釈が容易となる等、本発明により、多
くのメリットが得られる。
本発明はまた、成分(b)及び(c)からなる農薬用効力増強剤組成物、及び
、成分(b’)、(c)及び(d)からなる農薬用効力増強剤組成物に関する。
成分(b)、(b’)及び(d)は、それぞれ、農薬の効力を増強させ得る。成
分(c)は、農薬と成分(b)又は(b’)の両者が存在する系、又は、成分(
b’)及び(d)が存在する他の系の、安定性の向上に寄与する。
本発明に係る農薬用効力増強剤組成物の形態は限定されず、当該組成物は、液
体、固体(例えば粉体)、懸濁液等であってよい。本発明の農薬用効力増強剤組
成物は、その処方や形態に応じて、他の添加剤、例えば溶剤、乳化剤、分散剤、
担体を含有してもよい。
本発明に係る農薬用効力増強剤組成物は、通常は製剤の形で市販されている農
薬組成物と共に使用される。例えば、1)農薬組成物と農薬用効力増強剤組成物
とを混合し、得られた混合物を適宜水で希釈することからなる方法、2)水で希
釈してある農薬組成物に、農薬用効力増強剤組成物を添加することからなる方法
、及び、3)農薬の効力増強用組成物を水で希釈し、希釈物を得、次いで、得ら
れた希釈物を用いて農薬組成物を希釈することからなる方法、のうちのいずれか
により、農薬と、本発明に係る農薬用効力増強剤組成物の有効成分を含有する液
剤
が調製される。
前記した本発明の農薬組成物、当該農薬組成物の希釈物、及び農薬と本発明に
係る農薬の効力増強用組成物の有効成分を含有する液剤は、例えば、植物、穀物
、野菜、果物、木、果樹、牧草、雑草及び種子に、そして同時に、菌類、バクテ
リア、昆虫、ダニ及びダニに、噴霧等の方法で適用される。換言すれば、それら
は、農場、田畑、プランテーション、果樹園、果実園、花園、芝生、林および森
等の場所に適用される。
本発明によれば、その液体が農薬を高濃度で含んでいるにも関わらず、液体安
定性、特に、その液体が温度変化にさらされた場合の安定性、に優れた液状の農
薬組成物が得られる。また、本発明の方法に従えば、農薬を多量に含有している
にもかかわらず、安定な液状農薬組成物を調製することが可能となる。更には、
農薬及び無機塩を多量に含有しているにもかかわらず、塩析を起こさない安定な
液状農薬組成物を調製することが可能となる。加えて、本発明の農薬の効力増強
用組成物を使用すれば、農薬の効力増強と、農薬及び本発明に係る農薬の効力増
強用組成物の有効成分を含有する液剤の安定化が、同時に達成されうる。
実施例
以下の実施例を参照に、本発明をより詳細に説明していくが、それらは本発明
の範囲を限定するものではない。
実施例1
グリホセート酸(N−ホスホノメチルグリシン)を、既知の方法で合成した。
次いで、それを水溶性の塩にするために、イソプルピルアミン、アンモニア、モ
ノメチルアミン及びジメチルアミンのそれぞれを用いて、グリホセート酸を中和
した。このようにして調製されたグリホセートの塩類を用いて、表1に示す組成
の各種液状除草剤組成物を調製した。
このようにして調製された液状除草剤組成物の各々について、組成物の状態(
調製直後の室温での状態)を目視観察した。次いで、調製直後に一液状態で透明
であった組成物のみを、安定性試験に供した。安定性試験は、組成物を−5℃又
は60℃の恒温室に1ヵ月間保存し、恒温室から取り出し、組成物が室温となるま
で室温状態に放置し、その後、組成物の状態を目視にして観察することによっ
て行った。
その結果を表1に示す。
表1に示すとおり、本発明の液状除草剤組成物は、比較品と比べ、調製直後の
状態がよく、且つ、高温及び低温における保存安定性にも優れることがわかる。
一方、比較品は、何れも、その調製直後において二相に分離していたため、安定
性試験に供する事ができなかった。
また、表1に示す本発明の液状除草剤組成物及び市販品を用いて、下記の方法
で除草試験を行った。具体的には、グリホセート酸に換算した活性成分(即ちグ
リホセート塩)の濃度が一定の濃度となるようなやり方で、本発明の液状除草剤
組成物及び市販のグリホセート系除草剤を、各々水で希釈した。そのように調製
された希釈物の各々を用い、メヒシバとキャベツに対する除草試験を行った。そ
の結果、本発明の除草剤組成物は、市販品のそれと同等もしくはそれ以上の除草
効果を示した。 注: 表1において、POEはポリオキシエチレンの略であり、( )内の数字は
、一分子当たりのオキシエチレン基の平均数を示す。従って、成分(b)の欄に
記載された化合物については、( )内の数字は、式(I)中のpとqの合計を意
味する。また、成分(b)の欄以外の欄に記載された化合物については、( )内
の数字は、エチレンオキサイドの平均付加モル数と同じである。
実施例2
グリホセート酸(N−ホスホノメチルグリシン)を、既知の方法で合成した。
次いで、それを水溶性の塩にするために、イソプルピルアミン、アンモニア及び
モノメチルアミンのそれぞれを用いて、グリホセート酸を中和した。このように
して調製されたグリホセートの塩類と、市販の2,4−Dナトリウム塩、ジクワ
ットジブロマイド及びグルホシネートアンモニウム塩とを用いて、表2〜5に示
す組成の各種液状除草剤組成物を調製した。
このようにして調製された液状除草剤組成物の各々を、実施例1と同様の試験
に供した。その結果を表2〜5に示す。
表2〜5に示すとおり、本発明の液状除草剤組成物は、比較品と比べ、調製直
後の状態がよく、且つ、高温及び低温における保存安定性にも優れることがわか
る。一方、比較品は、何れも、その調製直後において二相に分離したため、安定
性試験に供する事ができなかった。
また、表2〜5に示す本発明の液状除草剤組成物及び市販品を用いて、下記の
方法で除草試験を行った。具体的には、活性成分(即ち農薬)の濃度が一定の濃
度となるようなやり方で、本発明の液状除草剤組成物及び、市販品であるグリホ
セート系除草剤、2,4−D系除草剤、ジクワット系除草剤及びグルホシネート
系除草剤の各々を、水で希釈した。そのように調製された希釈物の各々を、ワグ
ナールポットにて育成されたメヒシバとキャベツの各々に付与し、除草効果を評
価した。その結果、本発明の除草剤組成物は、市販品のそれと同等もしくはそれ
以上の除草効果を示した。 注: 表2〜5において、POEはポリオキシエチレンの略であり、( )内の数
字は、一分子当たりのオキシエチレン基の平均数を示す。従って、成分(b’)
の欄に記載された化合物については、( )内の数字は、式(I−a)中のaとb
の合計を意味する。また、成分(b’)の欄以外の欄に記載された化合物につい
ては、( )内の数字は、エチレンオキサイドの平均付加モル数と同じである。
本発明はこのように説明されたが、もちろん、他にも様々に説明することがで
きる。そのように説明の方法が変わったとしても、発明の意図及び範囲から離れ
るものであるとは看做されない。そして、そのような当業者にとっては明白な加
減は、全て、以下のクレームの範囲に含まれると考えられる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 忠幸
和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研
究所内
(72)発明者 日置 祐一
和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研
究所内
(72)発明者 佐藤 達雄
茨城県土浦市荒川沖東1−5−1 日本モ
ンサント株式会社 アジアパシフィック
生物化学研究室内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. (a)水溶性農薬、(b)式(I)で表されるカチオン性界面活性剤及 び(c)式(II)で表される化合物の酸塩からなる液状農薬組成物: 式中、R1は、炭素数6〜30の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、AOは、互いに同一でも異なって いてもよく、それぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、p及び qは、それぞれ平均値を示し、pとqの合計が2〜25であるという条件下、それ ぞれ1〜15の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び 式中、R3は、炭素数4〜18の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 かつ、R4及びR5は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、メ チル基又はエチル基を表す。 2. 成分(c)に対する成分(b)の重量比[(b)/(c)]が9/1〜 1/9である請求項1記載の液状農薬組成物。 3. 農薬が除草剤である請求項1記載の液状農薬組成物。 4. 水溶性農薬(a)を、組成物全重量を基準にして35〜85重量%の量で含 有する請求項1記載の液状農薬組成物。 5. (a)水溶性農薬、(b’)式(I−a)で表されるカチオン性界面活 性剤、(c)式(II)で表される化合物の酸塩及び(d)水溶性無機塩からな る液状農薬組成物:式中、R1は、炭素数6〜30の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、AOは、互いに同一でも異なって いてもよく、それぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、a及び bは、それぞれ平均値を示し、aとbの合計が2〜15であるという条件下、それ ぞれ1〜10の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び 式中、R3は、炭素数4〜18の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 かつ、R4及びR5は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、メ チル基又はエチル基を表す。 6. 成分(c)に対する成分(b’)の重量比[(b’)/(c)]が9/ 1〜1/9である請求項5記載の液状農薬組成物。 7. 農薬が除草剤である請求項5記載の液状農薬組成物。 8. 水溶性農薬(a)を、組成物全重量を基準にして35〜70重量%の量で含 有する請求項5記載の液状農薬組成物。 9. (a)水溶性農薬及び(b)式(I)で表されるカチオン性界面活性剤 からなる組成物(1)を安定な液体にする方法であって、組成物(1)に、 (c)式(II)で表される化合物の酸塩を添加することからなる方法: 式中、R1は、炭素数6〜30の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、AOは、互いに同一でも異なって いてもよく、それぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、p及び qは、それぞれ平均値を示し、pとqの合計が2〜25であるという条件下、それ ぞれ1〜15の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び 式中、R3は、炭素数4〜18の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 かつ、R4及びR5は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、メ チル基又はエチル基を表す。 10. (a)水溶性農薬、(b’)式(I−a)で表されるカチオン性界面活 性剤及び(d)水溶性無機塩からなる組成物(2)を安定な液体にする方法であって、 組成物(2)に、(c)式(II)で表される化合物の酸塩を添加することから なる方法: 式中、R1は、炭素数6〜30の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、AOは、互いに同一でも異なって いてもよく、それぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、a及び bは、それぞれ平均値を示し、aとbの合計が2〜15であるという条件下、それ ぞれ1〜10の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び 式中、R3は、炭素数4〜18の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 かつ、R4及びR5は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、 メチル基又はエチル基を表す。 11. (b)式(I)で表されるカチオン性界面活性剤及び(c)式(II) で表される化合物の酸塩からなる農薬用効力増強剤組成物: 式中、R1は、炭素数6〜30の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、AOは、互いに同一でも異なって いてもよく、それぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、p及び qは、それぞれ平均値を示し、pとqの合計が2〜25であるという条件下、それ ぞれ1〜15の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び 式中、R3は、炭素数4〜18の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 かつ、R4及びR3は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、メ チル基又はエチル基を表す。 12. (b’)式(I−a)で表されるカチオン性界面活性剤、(c)式(I I)で表される化合物の酸塩及び(d)水溶性無機塩からなる農薬用効力増強剤 組成物: 式中、R1は、炭素数6〜30の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 R2は、水素原子、メチル基又はエチル基を表し、AOは、互いに同一でも異なって いてもよく、それぞれオキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表し、a及び bは、それぞれ平均値を示し、aとbの合計が2〜15であるという条件下、それ ぞれ1〜10の数であり、かつ、X-は、対イオンを表す、及び 式中、R3は、炭素数4〜18の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基を表し、 かつ、R4及びR5は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、メ チル基又はエチル基を表す。
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