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JP2000505068A - 補体活性化を阻害する新規ペプチド類 - Google Patents

補体活性化を阻害する新規ペプチド類

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JP2000505068A
JP2000505068A JP9523143A JP52314397A JP2000505068A JP 2000505068 A JP2000505068 A JP 2000505068A JP 9523143 A JP9523143 A JP 9523143A JP 52314397 A JP52314397 A JP 52314397A JP 2000505068 A JP2000505068 A JP 2000505068A
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ランブリス,ジョン・ディ
サフ,アービンド・ケイ
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トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルベニア
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Abstract

(57)【要約】 補体の活性化阻害能を有するペプチド類を提供する。これらのペプチド類を使用する補体活性化および補体介在組織損傷の阻害方法も提供する。また、これらのペプチド類を使用する補体活性化阻害能を有する組成物の製造方法と、該方法によって製造されたペプチド類似体および擬ペプチドも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 補体活性化を阻害する新規ペプチド類 序 本発明は、ナショナル・インスティテュート・オブ・ヘルスの後援による研究 の間に完成されたものである。合衆国政府は本発明にある種の権利を有しうる。 発明の背景 補体は、炎症反応に関与する一群の関連血漿蛋白質である。古典的および副経 路による補体の活性化は血小板、好酸球および好中球からキニン類を発生させる 。この活性化は食作用および感染症縮小に重要である。 補体は病原性生物に対する重要な防御ラインであるが、その活性化はまた宿主 の損傷を引き起こす。補体介在組織損傷が、試験アレルギー神経症(Vriesendro p et al.,J.Neuroimmunol.,1995,58:157)、II型コラーゲン誘発関節炎(Wa tson,W.C.およびA.S.Townes,J.Exp.Med.,1985,162:1878)、重症筋無力症(Naka no,S.およびA.G.Engel,Neurology,1993,43:1167;Baroh,R.J.およびR.L.Brey,Cl in.Neurol.Neurosurg.,1993 95:285)、溶血性貧血(Schreiber,A.D.およびM.M. Frank,J.C1in.Invest.,1972 51:575)、糸球腎炎(McLean,R.H.,Pediatr.Nephrol. ,1993 7:226)および免疫複合体誘発脈管炎(Cochrane,C.G.,SpringerSemin.Immu nopathol.,1984 7:263)のような自己免疫疾患を包含する種々の疾患において 報告されている。また、成人呼吸窮迫症候(Robbins et al.,Am.Rev.Respir.D is.,1987 135:651)、卒中(Vasthare et al.,FASEB J.,1993 7:A424)、心臓発 作(Kilgore et al.,Cardiovasc.Res.1994 28:437)、異種移植(Wang etal., Histochem.J.1992 28:437)、多発性硬化症(Williams et al.,Clin.Neurosc i.,19942:229)、火傷損傷(Gallinaro et al.,Surg.Gynecol.Obstet.,1992 174 :435)、体外透析および血液酸素付加(Pekna et al.,Clin.Exp.Immunol.,1 993 91:404)でも同定されている。 第三補体成分C3は、補体活性化の古典的および副経路の両方において重要な 役割を果たすことが知られている。古典的(C4b,2a)および副(C3b, Bb)経路C3コンベルターゼによるC3の蛋白分解的活性化は、C3の、アナ フィラトキシンペプチドC3aおよびオプソニンフラグメントC3bへの開裂を 導く。補体攻撃を受けている標的細胞への準安定性C3bの共有結合は、C5a の発生およびC5b−9膜攻撃複合体の形成をもたらす。しかし、補体活性化か らもたらされる組織損傷は、膜攻撃複合体C5b−C9により直接伝達(介在) され、また、アナフィラトキシンペプチドC3aおよびC5aの発生により間接 的に伝達される。これらのペプチドは、それらの好中球およびマスト細胞に対す る作用を介して損傷を誘発する。C5aで刺激されると、好中球は、組織損傷を 起こすセリンエラスターゼを産生する。C5aも、好中球からの毒性酸素誘導遊 離ラジカルの発生を引き起こす。C3aおよびC5a共に、IL−3初回免疫刺 激された好塩球からのインターロイキン類の速やかな、増強された産生を刺激す る。 活性化プロセスの制御は、補体活性化のレギュレーターと称される構造的、機 能的に関連した蛋白質の1ファミリー(以下、RCAと称する)により、イン・ ビボで伝達される。RCAは、血漿蛋白質、すなわち、因子HおよびC4結合蛋 白質、ならびに膜蛋白質、すなわち、補体受容体1(CR1)、崩壊促進因子( DAF)および膜補因子蛋白質(MCR)の両方を包含する。これらの蛋白質は 、古典的および副経路のC3およびC5コンベルターゼを不活化することにより 、C3aおよびC5aの発生を阻害する。これらの蛋白質による補体活性化の阻 害は、C3およびC5コンベルターゼのサブユニットの解離により、および/ま たは因子1によるサブユニットの蛋白分解的不活化により達成される。 非常に多くの病状を経る補体介在組織損傷の重要性から、特異的補体インヒビ ターの必要性がますます高まっている。そのようなインヒビターを同定するため に種々のアプローチが用いられている。これらには、ペプチドまたは化合物を用 いてセリンプロテアーゼを標的とすることが包含される。PCT/US95/0 2945は、C3阻害活性を有する第1機能ドメインとC5b−9阻害活性を有 する第2機能ドメインを持つキメラ補体インヒビター蛋白質を開示している。よ り最近、C3のチ オエステルを標的とすることが試みられている。例えば、C3の最も強力なイン ヒビターの1つと考えられているサリチルヒドロキサメートは、C3のチオエス テルと反応することにより補体を阻害する(Sim et al.,Biochem.J.,1981 193 :115)。この化合物による古典的および副経路介在溶血活性の阻害に要する50 %阻害濃度は、各々、280μMおよび33μMであった。しかし、サリチルヒ ドロキサメートは、毒性副作用として、全身性紅斑狼瘡様症候を生じることが報告 されている(Simet al.,Lancet 1984 ii:422)。Kalliらは、CR1の可溶形(s CR1)が、いくつかの補体依存性疾患モデルにおいて補体を阻害することを示 している(Springer Semin.Immunopathol.,1994 15:417)。 本発明においては、補体活性化を阻害するペプチドが同定され、合成される。 発明の概要 本発明の目的は、補体活性化を阻害するペプチドおよびペプチド類似体を提供 することである。本発明の具体的なペプチドは、配列番号1のペプチドのN−末 端環状領域の少なくとも一部からなる。好ましい具体例において、本発明のペプ チドは、配列番号2の少なくとも13個のアミノ酸配列からなる。 本発明のもう1つの目的は、配列番号1または配列番号2を有する、C3と相 互作用し、補体の活性化を阻害することのできるペプチドの配座を同定し、つい で、C3と相互作用して補体の活性化を阻害するに十分に類似した配座を有する 組成物を製造することからなる補体活性化阻害能を有するペプチド類似体、擬ペ プチドのような組成物の製造方法を提供することである。 また、本発明のもう1つの目的は、C3と相互作用し、補体の活性化を阻害す ることのできるような、配列番号1または配列番号2を有するペプチド分と十分 に類似した配座からなる補体の活性化阻害能を有する組成物を提供することであ る。そのような組成物の例には、保存的アミノ酸置換、すなわち、配列番号1ま たは2と比較したときに構造を実質的に変化させない置換を有し、かつ補体阻害 活性を有する配列番号1または配列番号2のペプチド類似体が包含される。他の 例には、補体阻害作用を示すに十分に、配列番号1または2と類似した配座を有 する擬ペプチド が包含される。 さらに、本発明のもう1つの目的は、本発明のペプチドの有効量をヒトに投与 することからなる患者における補体活性化の阻害方法を提供することである。 本発明のさらなる目的は、本発明のペプチドの有効量を患者に投与することか らなる患者における補体介在組織損傷の治療方法を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、人工器官またはインプラントに使用される生体適 合物質の表面を、本発明のペプチドでコートすることからなる人工器官またはイ ンプラントの使用中に起きる補体活性化の阻害方法を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、本発明のペプチドで、生理液体(例、血液、尿) が流れるチューブをコートすることからなる該液体の体外シャントの間の補体活 性化阻害方法を提供することである。 図面の簡単な説明 図1は、C3および、C3の蛋白分解的活性化形であるC3b、エラスターゼ を用いてC3から生じさせた135,300MrフラグメントであるC3cおよ びエラスターゼを用いてC3から生じさせた35,000Mrフラグメントであ るC3dを包含するC3フラグメントに対する、ファージー展示ランダムペプチ ドライブラリーから単離されたC3結合クローンの特異結合を示す棒グラフであ る。マイクロタイタープレートのウエルを、2μgのC3、C3b、C3cまた はC3dでコートし、プロック緩衝液で飽和し、0.05%Tween20を含むPB S(pH7.4)で洗浄し、陽性(クローン9)または陰性(クローン1)クロ ーンと共に22℃で1時間インキュベートした。PBS(pH7.4)中、凝集 C3 250μg/mlを添加して結合を阻害した。結合したM13ファージ粒 子を、パーオキシダーゼ結合抗M13抗体およびABTSパーオキシダーゼ基質 により検出した。斜線を付した棒は、プレートに対するパーオキシダーゼ結合抗 M13抗体の非特異的結合を示す。交差した斜線を付した棒は、C3またはC3 フラグメントに対するクローン9の結合を示す。横線を付した棒は、250μg /mlの凝集C3の存在下におけるC3またはC3フラグメントに対するクロー ン9の結合を示す。縦線を 付した棒は、C3またはC3フラグメントに対するクローン1の結合を示す。 図2は、ペプチドIのC3およびC3フラグメントに対する結合を示す折れ線 グラフである。マイクロタイタープレートをペプチドIでコートし、ブロック緩 衝液で飽和し、0.05%Tween20を含有するPBS(pH7.4)で洗浄し、C 3(●)、C3b(■)、C3c(▲)またはC3d(▼)の2倍稀釈液と共に 22℃で1時間インキュベートした。ついで、プレートを洗浄し、ポリクローナ ル・ウサギ抗C3抗体(2μg/ml)およびパーオキシダーゼ結合抗ウサギ抗 体の1:1000稀釈と共にインキュベートした。ABTSパーオキシダーゼ基 質で発色させた。 図3は、本発明のペプチドによる好酸球の古典的および副経路介在細胞溶解の 阻害を示す折れ線グラフである。環状ペプチド(ペプチドI(●)およびペプチ ドIV(▲))ならびに還元およびアルキル化ペプチド(ペプチドII(■)お よびペプチドV(▼))の補体活性化の副経路(図3A)および古典的経路(図 3B)に対する効果を試験した。 図4は、正常ヒト血清(以下、NHSと称する)における副経路活性化の間の ペプチドIVによるC3開裂阻害を示す。C3の開裂は、5mM MgEGTA 、ザイモサンおよび濃度の増加するペプチドIVと共に125I−C3(0.5μC i)含有NHSを37℃にて30分間インキュベートすることにより測定した。 試料を還元条件下、7.5%SDS−PAGE上で泳動させ、ついで、ゲルをオ ートラジオグラフィーに付した。放射活性バンドを切り出し、計数した。C3の 100%開裂がペプチドIV不存在下のC3開裂と等しいとして、データを正規 化した。対照は、10mM EDTAを含有していた。還元およびアルキル化ペ プチドV(200μM)を対照ペプチドとして含めた。 図5は、精製成分で再構成された副経路の活性化の間のペプチドIVによるC 3開裂の阻害を示す。副経路を、C3および因子BおよびDを添加して再構成し 、種々の濃度のペプチドIVを添加した。還元条件した、7.5%SDS−PA GE上で泳動させて試料を分析した。ゲルをクーマシーブルーで染色し、各バン ドの強度をデンシトメーター分析で測定した。ペプチドIVの不存在下に見られ るC3の開裂を、C3の100%開裂としてデータを正規化した。対照は、ED TAを含有して いた。還元およびアルキル化ペプチドV(200μM)を対照として含めた。 図6は、因子B開裂に対するペプチドIVの作用を示す。因子B開裂を、Mg EGTAの存在下、C3bを、因子B、因子Dおよび種々の濃度のペプチドIV (6μM〜400μM)と共に37℃で1時間インキュベートして測定した。試 料を、DTTの存在下7.5%SDS−PAGE上で分析した。ゲルを染色し、 デンシトメーター分析でスキャンした。還元およびアルキル化ペプチドV(20 0μM)を対照ペプチドとして含めた。対照は、10mM EDTAの添加によ りセットした。 図7は、マイクロタイタープレートにコートしたC3に結合するプロペルジン に対するペプチドIVの効果を示す棒グラフである。C3(20μg/ml)を マイクロタイタープレートのウエルにコートし、10mM EDTAを含有する NHSおよびペプチドIVの濃度グラジエントと共に22℃で1時間インキュベ ートした。プロペルジンの結合をポリクローナル・ヤギ抗プロペルジン抗体(10 μg/ml)およびパーオキシダーゼ結合抗ヤギ抗体の1:1000稀釈により 検出した。還元およびアルキル化ペプチドVを対照ペプチドとして含めた。 発明の詳細な説明 補体活性化を阻害するペプチド類が同定されている。本発明のペプチドは、配 列番号1のN−末端環状領域の少なくとも一部からなる。好ましい具体例におい ては、本発明のペプチドは、配列番号2の少なくとも13個のアミノ酸配列から なる。配列番号1および配列番号2の類似体および擬似体も本発明範囲内のもの である。 本発明のペプチドを同定するため、27アミノ酸の長さのランダムペプチドを 発現する2×108のユニーククローンを含むファージー展示ランダムペプチド ライブラリーをスクリ−ニングした。このライブラリーのペプチドはバクテリオ ファージM13のマチュア蛋白IIIのアミノ酸末端と融合している。C3bは 他の補体蛋白質に対して比較的低い親和性を有しているので、これらの相互作用 の研究には、伝統的に半生理イオン強度緩衝液が使用されている。しかし、高い 親和性を有するファージを選択する可能性を高めるために、バイオパンニング用 の生理イオン強度の緩衝液を使用した。C3結合ペプチドを発現するファージ粒 子を、C3bをコー トしたマイクロタイタープレートで培養してアフィニティ精製した。3回のバイ オパンニングの後、個々のファージを単離し、結合をテストした。16クローン のうち14クローンがC3bと結合した。全陽性クローンからDNAを単離し、 各々の塩基配列を決定した。全14陽性クローンは同じ配列を有しており、この クローンが特異的で、2回および3回のバイオパンニングの間に増幅されたこと を示していた。 個々の陽性(クローン9、配列番号4)および陰性(クローン1)クローンで 得られた結合結果は、クローン9が固定化C3、C3bおよびC3cと結合した が、C3dとは結合しなかったことを示した(図1参照)。陽性クローンの結合 強度は、C3>C3b>C3cの順であった。クローン9の結合の特異性は、E LISAで示された。凝集C3(250μg/ml)は、C3、C3bおよびC 3cに対する結合を著しく阻害した。 ファージー展示ペプチドに相当する27アミノ酸ペプチド(配列番号1)を合 成した。このペプチドは、その環状形のものを、ここでペプチドIと称する。ペ プチドIのアミノ酸配列を表1に示す。ペプチドIは、C3および幾つかのC3 フラグメントと結合し、補体活性化の古典的および副経路の両方を阻害すること が判明した。この合成ペプチド(ペプチドI)をマイクロタイタープレートにコ ートし、そのC3およびC3フラグメントに対する結合をELISAで分析した 。固定化ペプチドIC3およびC3bと結合したが、C3dとの結合は検出され なかった(図2)。ペプチドIは、C3cとも結合せず(図2)、その天然配座 にC3cが存在する場合、該ペプチドの結合部位が埋められることを示している 。 このペプチドは、ヒトC3の濃度の約2倍の濃度でC3の蛋白分解的活性化を 阻害することにより、正常ヒト血清における補体活性化を阻害する。副経路の阻 害を、MgEGTAの存在下にウサギ好酸球を用いて測定し(図3A)、抗体コ ート・ヒツジ好酸球の細胞溶解阻害を、古典的経路阻害の指標として使用した( 図3B)。ペプチドIは、各々、65μMおよび19μMのIC50で、古典的お よび副経路の両方を阻害した。 阻害のメカニズムの分析は、このペプチドが、MgEGTAの存在下で正常ヒ ト 血清中のC3開裂を阻害したことを示した。副経路を精製補体成分で再構成っし た場合に同様な結果が得られた。しかし、このペプチドは、因子Bの開裂を阻害 せず、C3bと因子Bの相互作用またはC3b,Bbの生成に影響しなかったこ とが示された。また、このペプチドはプロペルジンとC3との結合にも影響を与 えず、正常ヒト血清におけるC3開裂の観察された阻害は、一部、プロペルジン 安定化C3コンベルターゼに対するその影響によるものでないことを示した。こ れらの結果は、C3bの発生に続く活性化プロセスを阻害する補体活性化の他の レギュレーター(因子H、MCP、DAFおよびCR1)と異なり、本発明のペ プチドが天然C3と直接相互作用し、その活性化を阻害することを示している。 ペプチドIの種々の類似体を試験し、補体の阻害に関与する該ペプチドの領域 または残基を決定した。これらの試験の結果を表1に示す。全てのペプチドの純 度および同一性をレーザー脱着マススペクトル分析(Moore,W.T.,Biol.Mass Sp ectrom.1993 22:149-162)で厳密にモニターした。全ての環状ペプチドにおいて 、チオールとp−ヒドロキシメルクリ安息香酸との反応を含むマスシフト分析(A ngeletti et al.,Techniques in Protein Chemistry VII.,MarshakDR.Ed.,S an Diego,Academic Press,1996 p.261)を使用するマススペクトル分析によりジ スルフィド結合の形成を確認した。 表1 C3結合ぺプチドおよびその類似体のアミノ酸配列および機能的活性 (N.D.:実施せず) C3との相互作用に必要なペプチドIの最小領域を同定するため、2つのオー バーラップするペプチドを合成し、古典的および副経路介在溶血分析においてそ れらの活性を測定した。表1参照。テストした2つのオーバーラップするペプチ ドは、環状13−アミノ酸N−末端ペプチド(ペプチドIV)および鎖状17マ ーC末端ペプチド(ペプチドIII)であった。阻害活性は、親ペプチド(ペプ チドIV)の環状N−末端領域により保持されていた。対照的に、ペプチドII Iは阻害活性を示さず、この領域が結合には重要でないことが示された。また、 各々、ペプチドIおよびIVを、還元し、アルキル化して鎖状ペプチドIIおよ びIVを調製した。この還元およびアルキル化は、ペプチドIおよびIVの阻害 活性を破壊し、ペプチドIおよびIVの安定構造を維持するためにシステイン・ ジスルフィド架橋が重要であることが示された。副経路を阻害するのに必要なペ プチドIまたはIVの濃度は、古典的経路を阻害するのに必要な濃度よりも低か ったが、これは、多分、副経路の方がC3の標的細胞上での活性化および沈着に 、より感受性であるためである。 ペプチドIVは、該制約された(constrained)領域の外に2つのフランキング ・アミノ酸残基を含んでいる。ペプチドの大きさをさらに減じるため、これら2 つの残基を削除してペプチドVIを得た。この削除は、ペプチドの活性を2.8 倍減じることになり、ペプチドの阻害活性の増強にこれらの残基の重要性が示さ れた。 ペプチドの最小機能領域を位置付けするため、さらなる一連の類似体を合成し た。環の大きさを変化させることにより、短く制約されたペプチドを生じさせた 。この目的のため、11員環内部の1〜6残基を削除した(表1、ペプチドVI I〜XIV)。この一連のペプチド全てにおいて、活性が失われ、11員環の全 長が該生物活性に重要であることが示された。 さらなる一連の類似体において、ペプチドの生物活性を維持するための各残基 の貢献を決定するため、各残基をAlaで置換した。この一連の9個のペプチド (表1のペプチドXV〜XXIII)において、2つのシステインを除いて11 員環の各残基を、系統的にアラニンで置換した。Val3、His9またはArg10 の置換は、機能的活性の最小変化をもたらし、これらの残基がC3bとの相互 作用に顕著には貢献していないであろうことが示された。Val2、 Gln4、Asp5またはTrp6の置換は、ペプチドVIと比較して、ペプチド の活性を6〜36倍減じた。これらの残基はペプチドのN−末端側半分に集中し ている。Gly7のAlaによる置換は、ペプチドの活性を100倍以上も劇的 に減少させ、該Alaの側鎖がペプチドのC3への結合を立体的に妨害するか、 グリシンの周囲の自由回転が結合に重要であることが示唆された。かくして、V al2、Gln4、Asp5およびTrp6の側鎖が、ペプチドの結合および生物活 性に著しく貢献していると考えられる。 ペプチドIVはまた、C3コンベルターゼC3b,Bbが介在するC3の開裂 を濃度依存的に阻害することが測定された(図4)。このペプチドは、10μM のIC50でC3開裂を阻害し、これは溶血活性の50%阻害に必要な濃度とよく 相関した(表1)。血清中での補体活性化の間に、C3コンベルターゼがC3を C3bに開裂し、これは直ちに因子HおよびIによりiC3bに不活性化される 。この分析は、活性化の間に生じたiC3bの量を測定する。すなわち、測定し た阻害が、C3コンベルターゼによるC3開裂の阻害によるもので、C3bのi C3bへの因子HおよびI介在開裂によるものでないことを証明するために、5 μgの精製C3bを、ペプチドIV存在下に1μgの因子Hおよび0.04μg の因子Iと共にインキュベートした。C3開裂についてのIC50よりも30倍の 濃度である300μMでさえも、iC3b生成阻害は認められなかった。 ペプチドIVの、可能な人工標識物質を含まない精製C3に対する作用を調べ るため、副経路を精製C3、因子Bおよび因子Dで再構成した(図5)。ペプチ ドIVは、28μMのIC50でC3のC3bへの蛋白分解的活性化を阻害した。 ペプチドIVの還元、アルキル化形であるペプチドVは、C3開裂の何ら影響し なかった。 液相分析におけるC3と因子Bとの相互作用も調べた。ここでは、ペプチドI Vの存在下または不存在下に、C3b,Bbを生じさせるため、精製C3b、因 子Bおよび因子DをMgEGTAと共にインキュベートした。因子Dの濃度を調 整して、因子Bの限定的開裂を生じさせた。ペプチドIVは、因子B開裂の阻害 を示さず(図6)、このペプチドがC3bと因子Bとの相互作用またはC3b,B b形成に何の影響も及ぼさないことが示された。 プロペリジンのC3との結合に対するペプチドIVの影響も、競合ELISA を用いて調べた(図7参照)。ペプチドIVは、プロペリジンのC3に対する結 合に何の顕著な影響を持たず、NHSにおいて認められたC3開裂阻害は、プロ ペリジン安定化C3コンベルターゼ、C3b,Bb,Pの崩壊によるものでない ことが示された。 C3の蛋白分解的活性化形、C3bは20以上の血清および膜蛋白質と結合し 、その大部分が、構造的、機能的に関連した超科(superfamily)に属している。 しかしながら、天然C3においては、これらの蛋白質に対する結合部位が埋めら れており、C3のC3bへの開裂の際に起こる配座変化の後にのみ利用できるよ うになる。図1、2および5は、ペプチドIおよびIVが天然C3と結合し、そ の活性化をそばいすることを明らかにしている。すなわち、これらの阻害ペプチ ドによる補体の阻害は、C5aの発生のみならず、C3aの発生も阻害する。 同定されたファージー展示C3結合ペプチドに類似する本発明の合成ペプチド は、NHS中のC3の濃度よりも2倍だけ高い濃度で補体活性化の副経路を抑制 できた(図3および表1)。古典的経路の阻害に必要な濃度は、副経路の阻害に 必要な濃度の5倍であり、本発明のペプチドの阻害活性が多分、C3またはC3イ ンベルターゼの活性化に向けられているこが示された。したがって、本発明のペ プチドは、補体介在損傷が関与する疾患の治療に有用であると考えられる。補体 介在疾患の例には、限定するものではないが、試験アレルギー神経症、II型コ ラーゲン誘発関節炎、重症筋無力症、溶血性貧血、糸球腎炎および免疫複合体誘 発脈管炎のような自己免疫疾患を包含する種々の疾患、成人呼吸窮迫症候、卒中 、心臓発作、異種移植、多発性硬化症、火傷損傷、体外透析および血液酸素付加 が包含される。かくして、本発明においては、補体介在損傷が関与する疾患の患 者に本発明のペプチドの有効量を投与して、補体の活性化を阻害することができ る。「有効量」なる用語は、補体の活性化を阻害することのできるペプチドの濃度 を意味する。このような濃度は、本明細書で提示しているようなイン・ビトロの データに基づいて日常業務的に決定できる。適当な投与様式、用量範囲および製 剤ビヒクルも、治療すべき疾患および患者のプロフィールに従って当業者が日常 業務的に決定できる。 本発明の組成物も、補体活性化の阻害が所望の他の状況における用途が見出さ れる。例えば、異種(xenographic)または同種異系(allographic)移植におい て起こる補体活性化は、そのような移植を受けた患者に本発明のペプチドを投与 することにより、または器官を本発明のペプチドでコートすることにより阻害で きる。さらに、本発明のペプチドは、人工器官およびインプラントに使用される 生体適合物質をコートし、そのような人工材料の使用の間に起こる補体活性化を 阻害するために使用できる。他の例として、生理液体の体外シャントの間の補体 活性化は、該液体が流れるチューブを本発明のペプチドでコートすることにより 阻害できる。この方法は、血液透析、腎臓透析および心肺バイパス循環を包含す る種々の体外シャント技術に適用できる。 ペプチドIおよびIVの阻害活性は、ヒトC3に非常に特異的である。ペプチ ドIおよびIVは、マウスまたはラット補体によるウサギの好酸球の補体介在細 胞溶解に対する阻害活性は持たなかった。さらに、溶血活性をヒトC3で再構成 する、これらのペプチドのC3ノックアウトマウスにおける研究は、ヒト血清に 見られる濃度と同様な濃度で阻害を示した。したがって、これらのペプチドの種 々の疾患モデルにおけるイン・ビボ有効性の最初のテストは、ヒトC3を発現し ているトランスジェニックマウスのようなモデルまたは、別法として、ヒトC3 を注入しているC3ノックアウトマウスにおいて行う必要がある。モルモット、 ブタおよびサルの補体におけるペプチドIVの阻害活性も測定した。該ペプチド は、サルの補体を阻害したが、モルモットまたはブタの補体を阻害しなかった。 ベンガルザル、カニクイザルおよびヒヒにおける補体阻害はヒトにおける阻害に 匹敵した。 蛋白質またはペプチドのクリアランス速度はその生物効果の重要な決定因子で ある。したがって、本発明のペプチドのイン・ビボ半減期をSJLマウスで測定 した。溶血分析でペプチドIVと同等の活性を示した、C−末端にチロシン残基 を含む本発明のペプチド(ICVVQDWGHHRCTAGHYY(配列番号2 3))を使用した。このペプチドは、11時間のt1/2を有する異質なクリアラ ンス速度を示した。 本発明のペプチドのC3に対する特異性および有効性により、それらはまた、 イ ン・ビトロ分析系におけるC3活性化を阻害する試薬としても使用できる。また 、これらのペプチドのC3に対する特異性により、これらは、補体カスケードの 異なる成分の重要性をさらに解明する上において非常に有用となる。 本発明のペプチド、特に配列番号1および配列番号2はまた、C3と相互作用 し、補体活性化を阻害するのに必要なペプチドの特異配座特徴を同定するにも有 用である。構造−機能分析の一例を実施例12に記載する。この研究では、本発 明のペプチドのretro−inverso擬ペプチドを使用し、ペプチドの補体阻害活性に おける主鎖対 側鎖アミノ酸配座が比較的重要であることを示した。 本発明のペプチドの構造を決定する他の標準的なアプローチも使用できる。こ れらには、種々のコンピュータ化法と組み合わせた多くの核磁気共鳴技術が包含 される。 そのような標準的アプローチを使用して、十分に類似した配座を有する組成物 を製造し、それらの補体活性化阻害能をテストできる。「十分に類似」なる用語は 、C3と相互作用し、補体活性化を阻害できる配座を意味する。さらに、C3ノ ックアウトマウスまたはヒトC3発現マウスを、抗C3モノクローナル抗体で特 異的機能をブロックするか、C3の変異形を注入することにより、ヒトC3の構 造/機能関係の研究に使用できる。 短いペプチドの個々の所望の配座が確認されれば、ペプチドまたは擬ペプチド をその配座に適合するように設計することは当該分野でよく知られていることで ある。例えば、G.R.Marshall(1993),Tetrahedron,49:3547-3558;Hrubyおよ びNikiforovich(1991),Molecular Conformation and Bilogical Interactions ,P.Balaram&S.Ramasehan,eds.,Indian Acad.of Sci.,Bangalore,PP.429-45 5参照。ペプチド類似体の設計は、上記したようにアミノ酸残基の種々の側鎖の 貢献を考慮すること(すなわち、官能基の影響または立体的配慮について)によ り、さらに精密にできる。 擬ペプチドが、C3との結合および補体活性化阻害に必要な特異的主鎖配座お よび側鎖機能を提供する目的に、ペプチドと同等に供することのできることは当 業者に明らかなところである。したがって、天然のアミノ酸、アミノ酸誘導体、 類似体 または結合能を有する非アミノ酸分子のいずれかを用いて適当な主鎖配座を形成 させることによってC3結合、補体阻害化合物を製造することは本発明の範囲内 のものと考える。非ペプチド類似体またはペプチドおよび非ペプチド成分からな る類似体を、本明細書においては、ときどき、「擬ペプチド」と称し、例示したペ プチドと、補体の活性化を阻害するに十分に類似するように、同じ主鎖配座特徴 および/または他の機能性を有する本発明のペプチドの置換または誘導体化を意 味する。 高親和性ペプチド類似体の開発のために擬ペプチドを使用することは、当該分 野でよく知られている(例えば、Zhae et al.,(1995),Nature Structural Biol ogy 2:1131-1137;Beely,N.(1994),Trends in Biotechnoloty 12:213-216;Hrub y,V.J.(1993),Biopolymers 33:1973-1082参照)。回転束縛がペプチド内の アミノ酸残基のものと類似しているとして、非アミノ酸部分を含む類似体を分析 でき、それらの配座モチーフを、とりわけ、ラマチャンドランプロット(上記Hru byおよびNikiforovich参照)により確かめることができる。 以下に、非限定的実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。 実施例 実施例1 薬品および緩衝液 Nova Biochem(San Diego,CA)から得たFmocアミノ酸を除いて、ペプチド合 成に使用した全ての薬品および試薬は、Applied Biosystems(Foster City,CA )から購入した。ベロナール緩衝食塩水(VBS、pH7.4)は、5mMのバ ルビタールおよび145mMのNaClを含んでいた。ゼラチン・ベロナール緩 衝食塩水(GVB)は、0.1%ゼラチン含有VBS、GVB++は、0.5mM のMgClおよび0.15mMのCaCl2含有GVB、GVBEは10mMのE DTAを含有するGVBであった。MgEGTAは、0.1MのMgCl2およ び0.1MのEGTAを含んでいた。リン酸緩衝食塩水(PBS、pH7.4)は 10mMのリン酸塩および145mMのNaClを含んでいた。ブロック緩衝液 は、0.5%ミルクおよび1%ウシ血清アルブミン(BSA)を含んでいた。 実施例2 精製補体成分 ヒト補体蛋白質C3、因子B、因子Hおよび因子Iをよく知られた方法に従っ て正常ヒト血清から精製した。これらの実験で使用するC3は、Pangburn,M.K., J.Immunol.Methods1987 102:7に記載される方法に従ってMonoSカラム(Pharma cia,Piscataway,NJ)上で蛋白質試料を分析することによって測定されるように 72%の天然C3および28%のC3(H2O)の混合物であった。C3bは、 C3の限定トリプシン開裂によって生じさせ、Becherer,J.D.およびJ.D.Lambris( Journalof Biological Chemistry 1988 263:14586)が記載する方法に従ってMono Qカラム(Pharmacia)上で精製した。C3cおよびC3dは、C3のエステラ ーゼ処理により生じさせ、同様にBechererおよびLambrisに記載されるようにMon o Qカラム上で精製した。凝集C3は、Erdeo et al.(Eur.J.Immunol.,1995 1 5 :184)により記載される方法に従って、グルタルアルデヒドを使用して調製し た。ヨウ素化のため、天然C3をMono Sカラム上でC3(H2O)から分離し、1 25 IおよびIodogen(Pierce Chemical Co.,Rockford,IL)で放射標識した。標 識C3の比活性は1.0から2.5μCi/μgと変化した。 実施例3 ファージライブラリーの構築 ライブラリーは、各々、pIIIのN−末端におけるペプチド配列SR12または、Eまたは)X12 SRを発現する2×1 08形 質転換体からなっていた。固定および半固定のアミノ酸(オリゴヌクレオチド設 計のため)にアンダーラインを付してある。ライブラリーは、Kay et al.によ って発行された方法(Gene 1993 128:59)に従って構築された。ランダムアミノ 酸はNNKによってコードされた。ここに、Nは等モル比のA、C、GまたはT を意味し、KはGまたはTを意味する。NNKコーディング・スキームは32コ ドンを利用して20アミノ酸をコードする。核アミノ酸の頻度は、コドン当たり 、1回(C、D、E、F、H、I、K、M、N、Q、W、Y)、2回(A、G、 P、V、T)または3回(L、R、S)である。 実施例4 ファージライブラリーのバイオパンニング 実施例3に記載のファージライブラリーをスクリ−ニングしてC3−結合ファ ージを単離した。マイクロタイターウエルプレート(Nunc Inc.,Naperville,I L)を、PBS中20μgのC3bで4℃にて一夜コートし、1%BSA含有P BSで22℃にて30分間ブロックした。洗浄後、6×1011プラーク形成単位 のライブラリーを各ウエルに加え、4℃にて一夜インキュベートした。ウエルを 、0.1%Tween20および0.1%BSAを含有するPBSで5回洗浄した。結 合ファージ粒子を100mM グリシン−HCl(pH2.3)で溶出し、直ち に100mM Tris−HCl(pH8.5)で中和した。回収したファージ粒子 をDH5αF’イー・コリ(E.coli)中で増幅した。このバイオパンニング操 作を2回繰り返した。3回目の増幅後に得られた増幅ファージ混合物を培養し、 陽性ファージを、ELISAにおけるC3bとの結合を確認することにより同定 した。ここでは結合ファージは、パーオキシダーゼ標識抗M13抗体(Pharmaci a)によって検出した。よく知られた方法に従い、陽性ファージストックからD NAを調製し、ジデオキシ配列決定に付した。 実施例5 ペプチドの合成および精製 ペプチドは、Fmocアミド樹脂を使用し、Applied Biosystemペプチドシンセサ イザー(モデル431A)で合成した。側鎖の保護基は、Cys(Trt)、A sp(otBu)、Arg(Pmc)、Thr(tBu)、Ser(tBu)、 Gln(Trt)、Trp(Boc)、His(Trt)、Asn(Trt)で あった。5%フェノール、5%チオアニソール、5%水、2.5%エタンジオー ルおよび82.5%トリフルオロ酢酸(TFA)を含む溶媒混合物と共に22℃ で3時間インキュベートして樹脂からペプチドを開裂した。反応混合物をガラス 濾過器で濾過し、冷エーテルで沈澱させ、0.1%TFAを含有する50%アセ トニトリルに溶解し、凍結乾燥した。開裂後に得られた粗ペプチドを0.1%T FA含有10%アセトニトリルに溶解し、逆相C−18カラム(Waters,Milford ,MA)を用いて精製した。ペプチドの0.1M重炭酸アンモニウム中、0.15m M溶液(pH8.0)を撹拌し、 22℃にて48時間酸素を通気して精製ぺプチド(配列番号1、2、5〜21) のジスルフィド酸化を行った。精製ペプチドIを10mMジチオトレイトール( DTT)で還元し、40mMヨードアセトアミドでアルキル化した。全てのペプ チドの同一性および純度をレーザー脱着マススペクトル分析で確認した。 実施例6 C3およびC3フラグメントに対するペプチドの結合 C3および種々のC3のフラグメントに対する合成ペプチドの結合を、ELI SAにより評価した。マイクロタイタープレート(Nunc)を400μg/mlの ペプチドI 100μlまたはBSAにカップリングしたペプチドI(1:1、 w/w)10μg/mlで37℃にて1時間コートし、ついでブロック緩衝液で 22℃にて30分間飽和させた。プレートを0.05%Tween20含有PBSで3 回洗浄し、種々の量のC3またはC3フラグメントを添加した。22℃にて1時 間インキュベーション後、ウエルを洗浄し、2μg/mlのポリクローナルウサ ギ抗C3抗体100μlと共に22℃で1時間インキュベートした。非結合抗C 3抗体を洗浄により除去して、パーオキシダーゼ結合ヤギ抗ウサギIgGの1: 1000稀釈を加え、22℃で1時間インキュベートした。ABSTパーオキシ ダーゼ基質を添加して発色させ、405nmで光学的密度を測定した。ペプチド 不存在下のプレートに対するC3およびC3フラグメントの非特異的結合を差し 引き、正味結合を算出した。 実施例7 溶血分析 古典的および副経路活性のペプチドによる阻害をっ測定した。ペプチドの古典 的経路に対する影響を測定するため、種々の濃度のペプチドを正常ヒト血清(N HS、GVB+中、1:10稀釈)11μlおよび抗体(EA、1×109/ml )でコートしたヒツジ好酸球5μlと混合し、GVB++を添加し、全量を250 μlとした。反応混合物を37℃にて1時間インキュベートし、遠心分離した。 上澄液の光学的密度を414nmで測定し、細胞溶解%を求めた。ペプチドの副 経路に対する影響を、NHS中のウサギ好酸球(Er)の溶解を測定することに より求めた。種々の濃度のペプチドを5μlのNHS、5μlのMgEGTAお よび10μlのEr(1 ×109/ml)と混合し、GVB中で最終濃度100μlとした。反応混合物 を37℃で20分間インキュベートし、200μlのGVBEを添加して停止し た。遠心分離後、414nmで溶解を測定した。100%溶解をペプチド不存在 下において起こった溶解と等しいと考えて、溶解%を正規化した。 実施例8 C3のC3コンベルターゼ介在開裂の測定 NHS中におけるペプチドIV(配列番号2)によるC3開裂の阻害を測定し た。0.5μCiの125I−C3および14.3mMのMgEGTAを含む35% NHS7μlを、ペプチドIV(配列番号2)の濃度グラジエントおよび4μl の50%ザイモサンと混合した。GVBを添加して反応混合物の全量を20μl に調整した。試料を37℃で30分間インキュベートし、10μlの30mM EDTAと混合し、遠心分離した。得られた上澄液を10mM DTTを含有す るSDS試料緩衝液と混合し、7.5%SDS−PAGEゲル上で分析し、オー トラジオグラフィーに付した。放射活性バンドを切り出し、計数して開裂したC 3%を計算する。100%125I−C3開裂がペプチド不存在下における125I− C3開裂と等しいと考えて、125I−C3開裂%を正規化した。対照は10mM EDTAの存在下でインキュベートした。 精製補体成分によるC3開裂に対するペプチドIV(配列番号2)の影響も測 定した。2μgのC3を種々の濃度のペプチドと共に37℃で15分間インキュ ベートした。ついで、5mM MgEGTAの存在下、2μgの因子Bおよび0 .04μgの因子Dを加え、全量を20μlとして副経路を活性化した。37℃ で2時間後、試料を7.5%SDS−PAGEゲル上で泳動させ、染色し、スキ ャンニングしてデンシトメーター分析し、C3開裂%を算出した。100%C3 開裂がペプチドの不存在下におけるC3開裂の量に等しいと考えて、得られたデ ータを正規化した。 実施例9 因子B開裂の測定 因子Dによる因子Bの限定開裂を定量して因子Bに対するペプチドIV(配列 番号2)の影響を測定した。C3b(2μg)を、種々の濃度のペプチドと共に 37℃ にて15分間プレインキュベートした。ついで、反応混合物を、5mM MgE GTAを含有する全量20μgのVBS中、2μgの因子Bおよび0.06gの 因子Dと共に37℃で30分間インキュベートした。因子B開裂%を還元条件下 、7.5%SDS−PAGEゲル上での試料の電気泳動および染色ゲルのデンシ トメーター分析で測定した。対照には、5mM MgEGTAの代わりに10m M EDTAを含有させた。 実施例10 プロペルジンとのC3結合測定用のELISA C3へのプロペルジンの結合をELISAで測定した。マイクロタイターウエ ルを、37℃における1時間のインキュベーションにより50μlのC3(20 μg/ml)でコートした。コーティング後、ウエルを22℃で30分間200 μlのブロック緩衝液で飽和し、10mM EDTAを含有するPBS中、1: 50稀釈のNHS(pH7.4)50μlと共に22℃で1時間インキュベート した。ペプチドIV(配列番号2)の効果を測定するため、種々の濃度の該ペプ チドを反応混合物に添加した。C3に結合したプロペルジンの量を、50μlの ポリクローナル・ヤギ抗プロペルジン抗体(10μg/ml)を添加し、ついで PBS中パーオキシダーゼ結合抗ヤギ抗体1:1000稀釈(BioRad,Hercules, CA)の添加により、定量した。各抗体を37℃で1時間インキュベートし、0. 05%Tween20を含有するPBS(pH7.4)で洗浄した。ABTSパーオキ シダーゼ基質の添加により発色させ、405nmにて光学的密度を測定した。 実施例11 C3結合ペプチドのイン・ビボ・クリアランス C末端にチロシン残基を含む本発明のC3結合ペプチド(C3BP)(ICV VQDWGHHRCTAGHYY(配列番号23))を、Iodogen(Pierce)を用 いて125Iで標識し、逆相C−8カートリッジ(Waters)で精製した。該標識ぺプ チドは、0.7μCi/μgの比活性を有していた。正常SJLマウスに尾静脈 を介して1.4μgの125I−C3を注射した。血液試料を種々の時間間隔で抜き 取り、放射活性を測定した。標識C3BP注射直後に採取した第1の試料をゼロ 時間点と称 する。 実施例12 C3結合ペプチドのRetro-inverso擬ペプチド 天然のLペプチドは、イン・ビボで蛋白分解酵素により開裂されやすい。その ため、固相ペプチド合成法を使用して本発明のペプチドのプロテアーゼ耐性retr o−inverso擬ペプチド誘導体(C3BPと称する)を製造した。この類似体の合 成において、配列の方向を逆にし、全てD−アミノ酸残基を使用することにより 、各アミノ酸のキラリティーを変化させ、これによりプロテアーゼ耐性を付与す る。局所学的に、該D−アミノ酸側鎖配座は全て天然の全L−アミノ酸に対応し 、側鎖の配向が問題の特異的リガンド相互作用系における最も重要な特徴であれ ば、活性を保存することができる(Chorev,M.およびGoodman,M.,Trends in Biote ch.,1993 12:438-445)。最近の研究は、ヒストンH3配列のC−末端のretro−i nverso擬ペプチド誘導体の抗原性(Guichard et al.,Proc.Nat'l Acad.Sci. USA 1994 91:9765-9769)およびホメオボックス・ドメインの16マーretro−in verso型の輸送機能(Brugidou et al.,Biochem.Biophys.Res.Commun.,1995 214:6 85-693)の保存を証明している。しかしながら、代わりに、リガンド相互作用系 において主鎖原子が顕著な役割を果たす場合、最近の研究に見られるように(How l,J.およびWheatley,M.Biochem.J.,1996 317:577-582)、主鎖原子の指向性 における必然的な変化に伴い、retro−inverso擬ペプチド類似体が不活性化され うる。C3BPペプチドのretro−inverso類似体は、補体介在溶血分析において 不活性であることが判明し、C3BPの主鎖原子は該ペプチドの好ましい構造を 維持するにおいて重要な役割を果たしていることが示された。 本発明は、上記に具体的に例示した具定例に限定されるものではなく、以下の 請求の範囲内において変形または修飾することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 サフ,アービンド・ケイ アメリカ合衆国19010ペンシルベニア州 ブリン・マウアー、サウス・ブリン・マウ アー・アベニュー275番、アパートメン ト・ビー6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.配列番号1のペプチドのN−末端環状領域の少なくとも一部からなる補体 活性化阻害能を有する合成ペプチド。 2.配列番号2からなる請求項1記載の合成ペプチド。 3.配列番号13、配列番号15、配列番号20、配列番号21または配列番 号22からなる請求項1記載の合成ペプチド。 4.配列番号1のペプチドのN−末端環状部分のアミノ酸配列の少なくとも一 部からなるペプチドを添加することからなるイン・ビトロ補体分析における補体 活性化阻害方法。 5.人工器官またはインプラントに使用される生体適合物質の表面を、配列番 号1のペプチドのN−末端環状部分のアミノ酸配列の少なくとも一部からなるペ プチドでコートすることからなる人工器官またはインプラントの使用中に起きる 補体活性化の阻害方法。 6.配列番号1のペプチドのN−末端環状領域の少なくとも一部からなるペプ チドを患者に投与することからなる患者における補体活性化の阻害方法。 7.配列番号1のペプチドのN−末端環状部分のアミノ酸配列の少なくとも一 部からなるペプチドの有効量を患者に投与することからなる患者における補体介 在組織損傷の治療方法。 8.配列番号1のペプチドのN−末端環状部分のアミノ酸配列の少なくとも一 部からなるペプチドで、生理液体が流れるチューブをコートすることからなる該 液体の体外シャントの間の補体活性化阻害方法。 9.(a)配列番号1のペプチドのN−末端環状部分のアミノ酸配列の少なく とも一部からなる、C3と相互作用し、補体の活性化を阻害することのできるペ プチドの配座を同定し、ついで (b)補体の活性化を阻害するに十分な類似の配座を有する組成物を製造する ことからなる補体活性化の阻害能を有する組成物の製造方法。 10.C3と相互作用し、補体の活性化を阻害することのできるような、配列 番 号1を有するペプチドのN−末端環状部分と十分に類似した配座からなる補体の 活性化阻害能を有する組成物。 11.合成ペプチドである請求項10の組成物。 12.配列番号13、配列番号15、配列番号20、配列番号21および配列 番号22からなる群から選ばれる請求項11記載の組成物。 13.少なくとも一部が非ペプチド擬ペプチドである請求項10の組成物。
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