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JP2000500227A - 基本転写機構のレチノイドxレセプターおよび成分 - Google Patents

基本転写機構のレチノイドxレセプターおよび成分

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JP2000500227A
JP2000500227A JP9510258A JP51025897A JP2000500227A JP 2000500227 A JP2000500227 A JP 2000500227A JP 9510258 A JP9510258 A JP 9510258A JP 51025897 A JP51025897 A JP 51025897A JP 2000500227 A JP2000500227 A JP 2000500227A
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rxr
ligand
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mutant
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JP9510258A
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エバンス,ロナルド,エム.
シュルマン,アイラ,ジー.
Original Assignee
ザ ソールク インスチチュート フォア バイオロジカル スタディズ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 レチノイドXレセプター(RXR)は、ホモ二量体としてまたはレセプターのステロイド/甲状腺ホルモン上科の他の構成員とのヘテロ二量体としてホルモンシグナル形成経路の広汎な配置に関与している。本発明によれば、RXRのリガンド依存性トランス活性化機能が特定され、RXRが基本転写機構の成分と相互作用する能力が検討されている。イン・ビボおよびイン・ビトロ実験は、RXRリガンド結合ドメインはTATA結合タンパク質(TBP)の高度に保存された領域と直接に特定的およびリガンド依存性接触を行う。RXRによるリガンド依存性転写を減少させてイン・ビボおよびイン・ビトロでのRXR−TBP相互作用を破壊する突然変異の能力は、RXRが基本転写機構と直接接触して活性化を行うことを示唆している。

Description

【発明の詳細な説明】 基本転写機構のレチノイドXレセプターおよび成分 謝辞 本発明は、国立衛生研究所によって付与された助成金第GM26444号によ る政府の支持の下で行った。政府は、本発明において一定の権利を有する。 発明の分野 本発明は、核レセプターによって媒介される工程の調節法に関する。特定の側 面では、本発明はこのような調節に有用な化合物の同定法並びにこれらの分析に 有用な組成物に関する。 発明の背景 レセプターのステロイド/甲状腺ホルモン上科の構成員は、脊椎動物の発生、 分化およびホメオスターシスに関与する複雑な遺伝子ネットワークの発現を制御 している。これらのレセプターの限定的特徴は、一部はリガンドによって活性化 される転写因子として機能するその能力にある。レチノイドXレセプター(RX R)は、このレセプターの上科の多くの構成員の機能および活性において中心的 位置を占めている。例えば、レチノイン酸レセプター(RAR)、甲状腺ホルモ ンレセプター(TR)、ビタミンDレセプター(VDR)、ペルオキシソーム増 殖因子活性化レセプター(PPAR)および数種類のオーファンレセプターでヘ テロ二量体を形成することによって、RXRはシグナル形成経路の様々な配置に 関与している(Mangelsdorf et al.,Recent Prog.in Hormone Res.48:99-121( 1993))。RXRホモ二量体が9−シスレチノイン酸に応答する能力により、この 核レセプターによって影響を受ける更にもう一つのシグナル成形経路が同定され る。核レセプターの機能におけるRXRの重要な役割は、脊椎動物のRXRとDr osophilaの核レセプターultrospiricle との間で構造的および機能的に保存され ることによって更に強調される(Oro et al.,Nature 347:298-301(1990); およ びYao et al.,Cell 71:63-72(1992))。 RXR(および他の核レセプター)が転写を活性化する機構は、ほとんど知ら れていない。多くの検討により、レセプターのステロイド/甲状腺ホルモン上科 のほとんどの構成員における2種類の独立したトランス活性化機能(タウドメイ ン;τ)が定義されている。これらの活性化機能としては、アミノ末端領域に存 在する構成的活性化機能(τ1またはAF−1)、およびカルボキシ末端の20 0〜250アミノ酸に存在するリガンド依存性の活性化機能が挙げられる。核レ セプターのカルボキシ末端ドメインは、複雑な、リガンド依存性の活性化を媒介 するレセプターホモ−およびヘテロ二量体化およびリガンド結合である(Parker ,M.G.,Curr.Opin.in Cell Biol.5:499-504(1993);およびStunnenberg,H. G.,BioEassays 15:309-315(1993))。リガンドの結合は、レセプターの形態変化 を誘発し、転写を活性化すると考えられる(Allan et al.,J.Biol.Chem.267: 19513-19520(1992); Beekman et al.,Mol.Endocrinol.7:1266-1274(1993); T oney et al.,Biochemistry 32:2-6(1993); Leid,M.,J.Biol.Chem.269:141 75-14181 (1994))。 活性化したレセプターがどのようにしてそのシグナルを基本転写機構へ伝搬す るかは、現在は知られていない。基本転写因子TFIIBと幾つかの核レセプタ ーとの直接的相互作用が報告されている(Ing et al.,J.Biol.Chem.267:1761 7-17623(1992); Baniahmad et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 90:8832-8836 (1993); Fondell et al.,Gene & Devel.7:1400-1410(1993); Blanco et al., Proc.Natl.Acad.Sci.USA 92:1535-1539(1995);およびMacDonald et al.,J .Biol.Chem.270:4748-4752(1995))。核レセプター−TFIIB相互作用は、 リガンドによって影響されるとは思われない。実際に、TRとTFIIBとの間 の相互作用は転写抑制と関連することがある(Baniahmad et al.,(1993)上記文 献;およびFondell et al.,上記文献)。核レセプターによってリガンドにより 活性化された転写に関与することが示唆される数種類の新規なタンパク質の同定 (Halachmi et al.,Science 264:1455-1458(1994); Jacq et al.,Cell 79: 107 -118(1994); Berkanstam et al.,Cell 69:401-412(1992); Cavailles et al., Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91:10009-10013(1994);およびLee et al.,Nature 374:91-94(1995))は、コアクティベーターまたは架橋因子も、リガンドによっ て活性化したレセプターから基本転写装置へのシグナルの伝達に関 与することがあることを示唆している。 活性化したレセプターがどのようにしてそのシグナルを基本転写機構へ伝搬す るかについての理解が限られていることに鑑みると、当該技術で必要なことは、 このシグナル発生過程についてより理解を深めることである。このようなシグナ ル発生に関与する基本転写機構の成分の同定は大きな価値があるであろう。この ような成分の同定も、核レセプターに対する新規リガンドの分析法の開発を促進 する。 発明の簡単な説明 本発明により、本発明者らは、RXRシグナル形成に関与する基本転写機構の 成分を同定した。更に、本発明により、RXRのリガンド依存性トランス活性化 機能を特定し、基本転写機構の成分と相互作用するRXRの能力を検討した。イ ン・ビボおよびイン・ビトロ発現は、RXRリガンド結合ドメインがTATA結 合タンパク質(TBP)の高度に保存された領域と直接特異的およびリガンド依 存性接触を行うことを示している。RXRによるリガンド依存性転写を減少させ てイン・ビボおよびイン・ビトロでRXR−TBP相互作用を破壊する突然変異 の能力は、RXRが基本転写機構と直接接触して活性化を行うことを示唆してい る。 近年、リガンドによって活性化される転写に要するRXRのカルボキシ末端で の小さな領域が同定されている(Durand et al.,EMBO J.13:5370-5382(1994); Leng et al.,Mol.Cell.Biol.15:255-263(1995); およびZhang et al.,Mol .Cell.Biol.14:4311-4323(1994))。ステロイドおよび甲状腺ホルモンレセプ ター上科のほとんどの構成員中に保存されているこの活性化ドメイン(Danielian et al.,EMBO J.11:1025-1033(1992))は、異種DNA結合ドメインに融合する ときには、構成的アクティベーターとして機能する。本発明により、RXRのト ランス活性化特性を哺乳類およびSaccharomyces cerevisiae細胞で検討した。R XRτcドメインが哺乳類およびS.cerevisiae で機能することができることか ら、RXRによって媒介される活性化経路が保存されていることが示唆される。 イン・ビボおよびイン・ビトロの両実験は、RXRτcドメインは、RXRリガ ンド結合ドメインとTATA結合タンパク質(TBP)の保存されたカルボキシ 末端ドメインとの間の相互作用を媒介することを示している。RXR τcドメインまたはTBPにおける突然変異はこの相互作用を破壊し、RXR− TBP相互作用はRXRによるトランス活性化において機能的役割を演じている ことを示唆している。 図面の簡単な説明 図1は、RXRτcドメインにおける点突然変異のトランス活性化を誘発する RXRの能力に対する影響を示す。 図1Aは、GAL4 DNA結合ドメイン、およびヒトRXRα(アミノ酸4 44〜462)の最後の19個のアミノ酸、およびヒトTRα(アミノ酸391 〜410)の最後の20アミノ酸の融合によるトランス活性化の結果を表す。太 文字は、RXR444〜462配列に導入される突然変異である。点線は、総て の他のアミノ酸がRXR444〜462配列と同一であることを示している。G AL4RXR444〜462の活性は、100%に設定した。 図1Bは、GAL4−RXRリガンド結合ドメイン融合(GAL4RXR19 7〜462)へ図1Aに記載の点突然変異を導入することによって調製した構築 物によるトランス活性化の結果を表す。GAL4RXR197〜443は、τc 切断を表す。トランスフェクションの後、CV1細胞を100nM LG69( RXR特異的リガンド)の存在下(黒塗り棒線)または非存在下(白塗り棒線) で36時間培養した。リポーターのみに対するフォールド誘導を記録する。 図2は、レセプターリガンド結合ドメインと基本転写機構の各種成分との間の 相互作用を評価するための酵母のツー・ハイブリッド分析の結果を表す。 図2Aは、GAL4活性化ドメインと、RXR、RARおよびTRとの間の融 合を用いて得た結果を表す。活性化ドメイン融合をGAL4 DNA結合ドメイ ンとヒトTBPの保存されたカルボキシ末端ドメインとの融合と共に、菌株Y1 90に同時形質転換した。ここに示される結果は、レセプターリガンド結合ドメ インとTBPとの相互作用を示す。GAL4活性化ドメインのみの活性をリガン ドの非存在下にて測定した。β−ガラクトシダーゼ活性は、1μMの9−シスレ チノイン酸(RXRおよびRAR)または1μMのTRIAC(TR)の存在下 (黒塗り棒線)または非存在下(白塗り棒線)で16時間成育した後に測定した 。レセプターとTBPの間の相互作用は、リガンドの非存在下では検出されない 。 図2Bは、RXRリガンド結合ドメイン突然変異体とTBPとの相互作用を示 している。9−シスレチノイン酸の存在下での活性だけを示す。9−シスレチノ イン酸の非存在下では、突然変異体とTBPとの間に相互作用は見られない。点 突然変異体はRXRのアミノ酸197〜462からなっている。RXR197〜 443はτc切断を表している。 図2Cは、ヒトTBPの代わりに全長のDrosopila TAF110を用いて、図 2Aにまとめた実験を繰り返している。 図2Dは、RXRリガンド結合ドメイン突然変異体とTAF110との間の相 互作用を示している。9−シスレチノイン酸の存在下での活性だけを示している 。突然変異体とTAF110との相互作用は、9−シスレチノイン酸の非存在下 では見られない。 図3はTBPの基本反復における点突然変異により、イン・ビボでのRXRと の相互作用が破壊されることを示している。 図3AはGAL4活性化ドメインとRXR(アミノ酸197〜462)との融 合を、GAL4結合ドメインとヒトTBP(保存されたカルボキシ末端ドメイン 、アミノ酸151〜335)との融合と共に宿主(菌株Y190)に同時形質転 換した。Y233g、R321E/K232E/R235E、V236Gおよび V237Gは、TBPに導入されたアミノ酸の変化である。β−ガラクトシダー ゼ活性は、実施例の節に記載の1μMの9−シスレチノイン酸の存在下で16時 間成育した後に測定した。 図3Bは、GAL4活性化ドメインとRXRτc突然変異体をGAL4 DN A結合ドメインと図3Aに記載のTBP突然変異体V237Gとの融合と共に宿 主(菌株Y190)に同時形質転換したときの結果を表す。β−ガラクトシダー ゼ活性は、実施例の節に記載の1μMの9−シスレチノイン酸の存在下(黒塗り 棒線)または非存在下(白塗り棒線)で16時間成育した後に測定した。点突然 変異体は、RXRのアミノ酸197〜462からなっている。RXR197〜4 43はτc切断を表している。AおよびBの縮尺の違いに留意されたい。 発明の詳細な説明 本発明により、RXRのリガンド依存性の活性化機能(τc)の突然変異を用 いて、リガンド依存性トランス活性化におけるこのドメインの役割を検討する。 τcドメインは、疎水性および負に帯電した面を有する潜在的に両親媒性のαヘ リックスをコードする。このドメインはRXRによる転写のリガンド依存性活性 化に必要であり、哺乳類細胞およびS.cerevisiae において異種DNA結合ドメ インに融合するときには転写を活性化するのに十分である。酵母のツー・ハイブ リッド分析法およびイン・ビトロでのGSTプル・ダウン実験を用いて、RXR リガンド結合ドメインTATA結合タンパク質(TBP、図2および3を参照) の保存されたカルボキシ末端ドメインに存在する基本反復と直接かつ特異的に接 触することを示した。RXRのトランス活性化能を減少してイン・ビボおよびイ ン・ビトロにおけるRXR−TBP相互作用を破壊するτcドメインにおける突 然変異の能力は、この相互作用が機能的に有意であることを示唆している。 RXRおよびTRはいずれも、TFIID複合体の第二成分であるTAF11 0(図2Bを参照)と相互作用する。機能性τcドメインがRXR−TAF10 0の相互作用に必要でない(図2Cを参照)という知見は、TAF110の相互 作用は転写の活性化に十分でないことを示している。しかしながら、RXRが、 互いに相互作用しないTFIID複合体の2個の構成員と相互作用することがで きることは、レセプター機能にとって重要なことがある。 したがって、本発明によれば、レチノイドXレセプター(RXR)の作動薬ま たは拮抗薬である化合物を同定する方法が提供される。本発明の方法は、 基本転写機構のトランス活性化依存性のリガンド依存性成分と有効に結合 した(あるいは、RXRリガンド結合ドメインと有効に結合した)GAL4 D NA結合ドメインを含んでなる第一の融合タンパク質、 RXRリガンド結合ドメインと有効に結合した(あるいは、基本転写機構 のトランス活性化依存性のリガンド依存性成分と有効に結合した)GAL4活性 化ドメインを含んでなる第二の融合タンパク質、 RXRに対する前記の作動薬または拮抗薬と見なされているもの、および リポーター遺伝子に有効に結合したGAL4応答要素を含んでなるリポーター構 築物 を接触させ、 基本転写機構のトランス活性化とは独立したリガンド依存性成分と有効に 結合したGAL4 DNA結合ドメイン(あるいは、GAL4活性化ドメイン) を含んでなる第三の融合タンパク質、 前記第二の融合タンパク質(あるいは、前記第一の融合タンパク質)、R XRに対する前記作動薬または拮抗薬と見なされているもの、および前記リポー ター構築物 を接触させた後、 前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分、および基本転写機構の前記 トランス活性化とは独立したリガンド依存性成分の存在下でトランス活性化を誘 発する化合物を作動薬として同定し、 基本転写機構の前記トランス活性化とは独立したリガンド依存性成分の存在下 でトランス活性化を誘発するが、しかし基本転写機構の前記トランス活性化依存 性のリガンド依存性成分の存在下では誘発しない化合物を拮抗薬として同定し、 前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分または基本転写機構の前記ト ランス活性化とは独立したリガンド依存性成分のいずれの存在下でもトランス活 性化を誘発することができない化合物をRXRを含むホルモンによって媒介され る経路の作動薬としてもまたは拮抗薬としても同定しない ことを含んでなる。 場合によっては、前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分または基本 転写機構の前記トランス活性化とは独立したリガンド依存性成分のいずれの存在 下でもトランス活性化を誘発することができない化合物を、RXRを結合する能 力について更に試験することができる。結合しない化合物はRXRの作動薬でも 拮抗薬でもないが、RXRを結合する(が、基本転写機構の前記成分のいずれか の存在下でそのトランス活性化を誘発することができない化合物は、他の(すな わち、非ホルモンによって媒介される)シグナル形成経路に関与していると思わ れる。 本発明の実施に用いられる各種構築物は、当該技術分野で周知である。したが って、GAL DNA結合ドメイン、GAL4活性化ドメイン、GAL4応答要 素、および基本転写機構の各種構成員は、当該技術分野で十分に特定され、詳細 に記載されている。例えば、酵母GAL4タンパク質のDNA結合ドメインは、 少なくともその第一の74アミノ酸を含んでいる(例えば、Keegan et al.,Sci ence 231:699-704(1986))。好ましくは、GAL4タンパク質の最初に90以上 のアミノ酸が用いられ、酵母GAL4の最初の147個のアミノ酸残基が現在の ところ最も好ましい。 本発明の実施に用いられるDNA結合ドメインを含んでなるGAL4断片を、 レセプタータンパク質ないの多数の部位のいずれかに組込むことができる。例え ば、GAL4 DNA結合ドメインをレセプタータンパク質のアミノ末端に導入 することができ、またはGAL4 DNA結合ドメインをレセプターの天然のD NA結合ドメインの代わりに用いることができ、またはGAL4 DNA結合ド メインをレセプタータンパク質のカルボキシ末端または当業者によって容易に決 定することができる他の位置にに導入することができる。 代表的なGAL4応答要素は、パリンドローム17−マーの、 5'-CGGAGGACTGTCCTCCG-3' (配列番号:1) 例えばWebster et al.,Cell 52:169-178(1988)に記載の17MXを含むもの、 並びにその誘導体である。好適な応答要素の他の例としては、Hollenbergおよび Evans,Cell 55:899-906(1988)またはWebster et al.,Cell 54:199-207(1988 )に記載されているものが挙げられる。 基本転写機構の多数の成分、例えばTBP、TAF、TAF110、TFII A、TFIIB、TFIID、TFIIE、TFIIF、TFIIH、SUG1 、TRIP1、TIF1などが報告されている。 基本転写機構の代表的なトランス活性化依存性/リガンド依存性成分としては 、TATA結合タンパク質(TBP)、SUG1、TRIR1などが挙げられる 。 基本転写機構の代表的なトランス活性化とは独立したリガンド依存性成分は、 TBP突然変異体であるTAF110である。 本発明の実施に使用が考えられるリポーター構築物は、 (a) 宿主細胞中で走査可能なプロモーター、 (b) ホルモン応答要素、および (c) リポータータンパク質をコードするDNAセグメント を含み、 リポータータンパク質コードDNAセグメントは、DNAセグメントの転 写のためのプロモーターに有効に結合しており、 ホルモン応答要素は、その活性化のためのプロモーターに有効に結合して いる。 本発明の実施に使用が考えられるホルモン応答要素は、1ヌクレオチドのスペ ーサーによって分離された2個以上の半部位の少なくとも1回の直接反復からな っている。スペーサーヌクレオチドは、A、C、GまたはTのいずれか1つから 選択することができる。本発明の実施に使用が考えられる応答要素の各半部位は 、配列 -RGBNNM- (前記式中、 RはAまたはGから選択され、 BはG、CまたはTから選択され、 それぞれのNはA、T、CまたはGから独立して選択され、 MはAまたはCから選択される) を含んでなり、 但し、前記-RGBNNM-配列の少なくとも4個のヌクレオチドは配列-AGGTCA-の相 当する位置におけるヌクレオチドと同一である。本発明の実施に用いられる応答 要素は、場合によってはNx(但し、xは0〜5の範囲にある)が先行すること ができる。 現在のところ好ましい応答要素は、最小配列 AGGACA A AGGTCA (配列番号:2) の少なくとも1個のコピー(最も普通には1、2または3個のコピー)を含む。 前記のように、最小配列は、場合によっては、例えば配列 GGACC AGGACA A AGGTCA CGTTC (配列番号:3) におけるように追加の残基が隣接することができる。 代表的なリポーター遺伝子としては、クロラムフェニコールトランスフェラー ゼ(CAT)、ルシフェラーゼ(LUC)、β−ガラクトシダーゼ(β−gal ) などが挙げられる。代表的なプロモーターとしては、シミアンウイルス(SV) プロモーターまたはその改質形態(例えば、ΔSV)、チミジンキナーゼ(TK )プロモーター、哺乳類腫瘍ウイルス(MTV)プロモーターまたはその改質形 態(例えばΔMTV)などが挙げられる(例えば、Mangelsdorf et al.,Nature 345:224-229(1990); Mangelsdorf et al.,Cell 66:555-561(1991)、およびB erger et al,J.Steroid Biochem.Molec.Biol.41:733-738(1992))。 本明細書で用いられる「有効なリポーター遺伝子に機能的に結合した有効な応 答要素」という用語において、「有効」という語は、(「GAL4応答要素」お よび「リポーター遺伝子」という用語によって表される)それぞれのDNA配列 が操作でき、すなわち所期の目的に対して働くことを意味し、「機能的に」とい う語は、リガンド−レセプター複合体によって適当に活性化して、2個のセグメ ントが結合した後、「GAL4応答要素」が「作動し」あるいは活性化した結果 としてリポーター遺伝子が発現されることを意味している。 任意の細胞系を、本発明の実施に使用が考えられる機能的バイオアッセイの適 当な「宿主」として用いることができる。したがって、本発明の実施に使用が考 えられる細胞としては、形質転換細胞、非形質転換細胞、腫瘍細胞、様々な細胞 型の一次培養物などが挙げられる。本発明の実施に用いることができる代表的な 細胞としては、Schneider 細胞、CV−1細胞、HuTu80細胞、F9細胞、 NTERA2細胞、NB4細胞、HL−60細胞、293細胞、HeLa細胞、酵母 細胞などが挙げられる。機能的バイオアッセイ型に用いられる好ましい宿主細胞 は、COS細胞およびCV−1細胞である。COS−1(COSと表される)細 胞はSV40 T抗原(Tag)を発現するサル腎細胞であり、CV−1細胞は SV40 Tagを発現しない。COS−1誘導体系にTagが存在すると、導 入された発現プラスミドを複製することができ、アッセイ期間中に産生されるレ セプターの量が相対的に増加する。CV−1細胞は現在のところ好ましいが、こ れは遺伝子導入研究について特に好都合であり、感受性が高く詳細に報告された 宿主細胞系を提供するからである。 前記細胞(またはその画分)は、生理活性化合物と接触するときには、生理学 的条件下に保持される。「生理学的条件」は、約37℃の温度において、等張性 の水性栄養培地を含むことは当業者によって容易に理解される。 本発明のアッセイにおいて、RXR−TBP相互作用はリガンドとは独立して いる。本発明のアッセイおよびトランス活性化実験は、LG69および9−シス レチノイン酸についてのKd値をかなり上回るリガンド濃度で行われる (Allegretto et al.,J.Biol.Chem.268:26625-26633(1993))ので、リガンド の親和性における小さな変化は、有意な影響を与えるとは思われない。RXRτ cドメイン突然変異体がリガンド依存性の様式でTAF110と相互作用し(図 2D参照)イン・ビトロでリガンドと結合することができることは、突然変異体 とTBPとの間の相互作用の不在は、リガンド結合の欠損からは生じないことを 示している。 総合すると、これらの結果は、RXRτcドメインがTBPと直接相互作用し 、この相互作用はリガンドによって制御されることを示唆している。この結論は GAL4−τcドメイン融合とTBPとのイン・ビトロ相互作用によって支持さ れる。最後に、TBPに第二の部位突然変異を導入することによってRXRτc ドメイン突然変異体およびTBPの間の相互作用を回復することができることは 、τcドメインが直接にTBPと相互作用するという結論を更に支持している。 多数の因子がTBPの基本反復と接触することができることは、TBPのこのド メインと相互作用がトランス活性化の共通機構を表すことができることを示唆し ている。 RARおよびTRはTBPと相互作用しないという観察(図2Aを参照)は、 異なるRXR/核レセプターヘテロ二量体が転写機構の様々な成分と接触するこ とによって転写を活性化することができることを示唆している。この結論は、R XRのリガンド応答性をヘテロ二量体ペアリングによって改質することができる という観察と一致している。RXRτcドメインにおける突然変異がヘテロ二量 体によるトランス活性化に悪影響を及ぼすことができることは、RXRτcドメ インがヘテロ二量体として複合体形成するときには、基礎転写機構の異なるコア クティベーターまたは成分に再度方向設定することができる。 本発明のもう一つの態様によれば、9−シス−レチノイン酸に結合する能力を 保持しているが、9−シス−レチノイン酸によっては活性化されないRXR突然 変異体が提供される。このような突然変異体の例としては、RXR突然変異体D 444A、RXR突然変異体T445A、RXR突然変異体P446A、RXR 突然変異体1447A、RXR突然変異体D448A、RXR突然変異体T44 9A、RXR突然変異体F450P、RXR突然変異体L451A、RXR二重 突然変異体M454A,L455A、RXR二重突然変異体E453K、E45 6K、RXR突然変異体M452Aなどが挙げられる。 本発明の更にもう一つの態様によれば、レチノイドXレセプターの作動薬を同 定する方法が提供される。本発明の方法は、 前記のRXR突然変異体を含む(すなわち9−シス−レチノイン酸に結合する 能力を有するが、9−シス−レチノイン酸によって活性化される能力を欠いてい る)細胞を推定RXRリガンドと接触させ、前記細胞がリポーター遺伝子に有効 に結合したRXR応答要素を含み、次いで、 リポーター遺伝子生成物の発現を監視する ことを含んでなる。 この態様の別の側面では、レチノイドXレセプターの拮抗薬を同定する方法も 提供される。この方法は、 (前記の)RXR突然変異体を含む細胞を一定量のRXR作動薬および可変量 の推定拮抗薬と接触させ、前記細胞がリポーター遺伝子に有効に結合したRXR 応答要素を含み、次いで、 リポーター遺伝子生成物の発現を前記試験細胞に投与した推定拮抗薬の量の関 数として監視する ことを含んでなる。 本発明の更にもう一つの態様によれば、レチノイドXレセプターと基礎転写機 構の1以上の成分とのリガンド依存性相互作用を検出する方法が提供される。本 発明の方法は、 基本転写機構の第一の成分と有効に結合した(あるいは、RXRリガンド 結合ドメインと有効に結合した)GAL4 DNA結合ドメインを含んでなる第 一の融合タンパク質、 RXRリガンド結合ドメインと有効に結合した(あるいは、基本転写機構 の第一の成分と有効に結合した)GAL4活性化ドメインを含んでなる第二の融 合タンパク質、 RXRリガンド、および リポーター遺伝子に有効に結合したGAL4応答要素を含んでなるリポー ター構築物 を接触させ、 前記リポーターの発現を監視する ことを含んでなる。 本発明のこの態様の別の側面によれば、前記の接触および監視段階を、異なる 第一の融合タンパク質(または異なる第二の融合タンパク質)であって、元の第 一(第二)の融合タンパク質ではなく基本転写機構の異なる成分を含むことによ って元の第一(第二)の融合タンパク質とは異なるものを用いて、繰り返すこと ができる。この追加段階により、基本転写機構の転写依存性/リガンド依存性お よび転写独立/リガンド依存性成分を両方とも同定することができ、これは前記 アッセイを行うのに有用である。 本発明を、下記の非制限的例に関して更に詳細に説明する。 例1 プラスミドの調製 S.cerevisiae における組込みのため、プラスミドpRS305CYHを、A DHプロモーター、GAL4 DNA結合ドメイン(アミノ酸1〜147)、イ ンフルエンザ赤血球凝集素エピトープおよびポリリンカーを記載順に含むpAS 1−CYH2(S.Elledge、Baylor College of Medicineより寄贈)のBglI I−SalI断片をクローニングしてBamHI−SalIで消化されたpRS 305とすることによって構築した(Sikorski およびHieter,Genetics 122:19- 27(1989))。 S.cerevisiae でヒトTBP突然変異体のGAL4−DNA結合ドメイン融合 を発現させるため、プラスミドpG6Hを、pAS1−CYH2からGAL4 DNA結合ドメイン−インフルエンザ赤血球凝集素エピトープ−ポリリンカーの PCR増幅によって構築した。6個のヒスチジンをコードする配列を、5′オリ ゴヌクレオチドにおけるGAL4の開始剤メチオニンの直後に含めた。増幅した 生成物を連結してBamHIで消化したpG−1とした(Schene et al.,「酵母 における構成的および誘導性遺伝子発現のベクター(Vectors for constitutive and inducible gene expression in yeast)、Guthrie およびFink(監修)、(A cademic Press,Inc.、サン・ディエゴ)、389〜398頁(1991年)) 。 CV1細胞でGAL4−DNA結合ドメイン融合を発現するため、プラスミド pCMXG4epiを、pAS1−CHY2からGAL4 DNA結合ドメイン −インフルエンザ赤血球凝集素エピトープ−ポリリンカーのPCR増幅およびク ローニングによってHindIII−BamHIで消化したpCMXとすること によって構築した(Umesono et al.,Cell,65:1255-1266(1991))。最適の哺乳類 の翻訳開始配列を5′オリゴヌクレオチドに含めて、GAL4のアミノ末端に導 入した。 レセプターリガンド結合ドメイン融合を、ヒトRXRα(アミノ酸197〜4 62)、ヒトRARα(アミノ酸186〜462)、およびヒトTRα(アミノ 酸121〜410)のPCR増幅によってクローニングした。τcドメイン(R XR197〜443)の切断を有するリガンド結合ドメイン融合を前記と同様に 増幅したが、イン・フレーム停止コドンを適当な位置で3′オリゴヌクレオチド に導入した。 τcドメイン融合に対して、ヒトRXRαのアミノ酸444〜462およびヒ トTRαの391〜410をPCRによって増幅した。点突然変異を、適当な塩 基の変更を有するオリゴヌクレオチドを用いるPCRによってRXRτcドメイ ンに導入した。増幅生成物をNcoI−BamHIで消化したpRS305CY Hに連結した。CV1細胞で発現させるため、pRS305CYHクローンから の適当な制限断片をpCMXG4epiにサブクローンした。 ツー・ハイブリッドアッセイのため、RXR、RARおよびTRのGAL4− 活性化ドメイン融合を前記同じ増幅生成物をNcoI−BamHIで消化したp ACTIIにクローニングすることによって構築した(S.Elledge,Baylor Coll ege of Medicine; Durfee et al.,Gene & Development 7:555-569(1993) を参照されたい)。 ヒトTBP(pAS+h180c)、全長DrosophilaTAF100および全長 DrosophilaTAF40(pAS+dTAF40)のC−末端ドメインを発現する GAL4−DNA結合ドメイン融合がG.Gill およびR.Tjianによって提供され た(UC Berkeley;Hoey et al.,Cell 72:247-260(1993)を参照)。ヒトTBP(ア ミノ酸155〜335)を2個の断片でのPCRによって増幅した。点突然変異 を適当なオリゴヌクレオチドに導入した。PCRの後に、2個の断片をNcoI /BamHIで消化したpG6Hにクローニングした。ヒトTFIIBのGAL 4−DNA結合ドメイン融合をヒトcDNAのPCR増幅によって作成し、pG 6HのBamHI部位にクローニングした。 GST−RXR197−462を、ヒトRXRαから適当な配列のPCR増幅 によって構築した。増幅生成物を、EcoRI−BamHIで消化したpGEX 2TKにクローニングした。総てのPCRから誘導した構築物は、配列決定によ って確かめた。プラスミドpGEX−TBPは、Dr.I.Verma(Salk Institute) の厚意により寄贈を受けた(Kerr et al.,Nature 365:412-419(1993)を参照)。 ヒトRXRα、ヒトRARαおよびヒトTRβのリガンド結合ドメインを発現す る哺乳類の発現構築物は別に報告されている(Forman et al.,Cell 81:541-550( 1995))。 TKプロモータールシフェラーゼ融合のGAL4上流についての3個の結合部 位を含むルシフェラーゼリポーターGAL3−TK−LUCは、Dr.P.N.Rnaga rajanから寄贈された。GAL3−TK−LUCは、HindIII部位でTK −LUCのTKプロモーターの上流にクローニングした二本鎖GAL4応答要素 の3個のコピーを含んでいる。TK−LUCは下記のようにして調製した。MT V−LTRプロモーター配列をHollenbergおよびEvans,Cell 55:899-906(1988) に記載のMTV−LUCプラスミドからHindIIIおよびXhoI消化によ って取り出し、単純ヘルペスウイルスチミジンキナーゼ遺伝子プロモーターのH indIII−XhoI断片(プラスミドpBLCAT2から単離した転写開始 部位mに対して−105〜+51、Luckow & Schutz,Nucleic Acids Res.15:5 490(1987))でクローニングして、親構築物TK−LUCを生成した。例2 酵母菌株および方法 菌株Y190(MATa gal4 gal180 his3 trp1−9 01 ade2−101 ura3−52 leu2−3,−112 cyhr URA3::GAL1−−>lacZ LYS2::GAL1−−>HIS3; S.Elledge(Baylor College of Medicine)から寄贈;Y190は、Durfee et al.,前記文献に記載のY153から誘導される)を総ての実験に用いた。β−ガ ラクトシダーゼアッセイには、3種類の独立した形質転換体の最小量を、適当な アミノ酸を補足した最小培地(0.66%YNB、2%グルコース)中で、30 ℃にて一晩成育した。細胞を新鮮な培地中に1:20に希釈し、所望ならば3, 3′,5−トリヨードチロ酢酸(TRIAC)の9−シスレチノイン酸を加えた 。β−ガラクトシダーゼ活性を、Rose et al.著、酵母遺伝学の方法(Methods i n yeast genetics)(Cold Spring Harbor Laboratory Press,コールド・スプリ ング・ハーバー)(1990年)に記載の方法で30℃で16時間成育した後に 測定した。 例3 トランスフェクション CV1細胞を10%活性炭−樹脂で分離したウシ胎児血清を補足したDMEM に2×104細胞/ウェルの濃度で48穴プレートで培養した。37℃で12〜 16時間成育した後、細胞をDOTAPトランスフェクション試薬を用いて製造 業者(Boehringer Mannheim)の指示にしたがってトランスフェクションした。そ れぞれのウェルについて、GAL3−TK−LUCリポーター12ng、適当な 発現構築物36ng、および内部コントロールとしてpCMX−βgal DN A60ngをトランスフェクションした。DNAを、10%活性炭−樹脂で分離 したウシ胎児血清を補足したDMEM200μlと共に導入した。細胞をNDA と共に37℃で5時間インキュベーションした。次いで培地を除いて、細胞を新 鮮な培地で洗浄し、9−シスレチノイン酸、T3(3,3′,5−トリヨード− L−チロニン)またはビタミンD3を含むまたは含まない培地200μlを加え た。RXRに特異的なリガンドLG69(4−[1−(3,5,5,8,8−ペ ンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル−1−エテニル]安 息香酸)およびRARに特異的なリガンドAM580(4−(5,6,7,8− テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタミド)安息香酸も用 いた。37℃で36時間成育した後に、細胞を回収した。それぞれの試料のルシ フェラーゼ活性を、β−ガラクトシダーゼ活性の水準によって規格化した。それ ぞれのトランスフェクションは2試料で行い、少なくとも3回繰り返した。記録 した折り畳み誘導(fold induction)は、それぞれの実験に含まれるGAL3−T K−LUCリポーターのみに対するものである。 例4 RXR−TBP相互作用アッセイ GST−融合タンパク質を、製造業者(LKB-Pharmacia)の指示にしたがって、 誘導し、可溶化して、グルタチオンビーズに結合した。グルタチオンビーズに結 合した後、懸濁液15μlを、適当な35Sで標識したイン・ビトロで翻訳したタ ンパク質1〜2μlと共にNETN(20mM トリス−HCl、pH7.5、 100mM KCl、0.7mM EDTA、0.5%NP40、1mM PM SF)500μl中で1時間インキュベーションした。インキュベーションの後 、ビーズをNETNで3回洗浄した。結合したタンパク質を×SDS−PAGE 緩衝液20μlで溶出し、SDS−10%ポリアクリルアミドゲル中で電気泳動 により分離した。イン・ビトロで翻訳したGAL4融合とGST−TBPとの相 互作用を、下記の改良点を有する前記手続を用いて行った。初期相互作用はKC lを0.3M NaClに代え、脱脂乾燥乳を加えて最終濃度を0.5%(w/ v)としたNETN中で行った。インキュベーションの後、ビーズを、NaCl 濃度を0.5Mまで増加させ、脱脂乾燥乳を加えて最終濃度を0.5%(w/v )としたNETNで3回洗浄した。固定の後、ゲルを1Mサリチル酸で処理して 、乾燥し、オートラジオグラフィ処理を行った。 例5 RXRτcドメインの突然変異誘発 RXRのカルボキシ末端の19個のアミノ酸およびTRの20個のアミノ酸は 、異種DNA結合ドメインに融合すると、転写を活性化することが示されている (図1;Durand et al.,前記文献;Leng et al.,前記文献; Zhang et al.,前記 文献; Baniahmad et al.,Mol.Cell.Biol.15:76-86(1995); Barettino et al .,EMBO J.13:3039-3049(1994); およびTone et al.,J.Biol.Chem.269: 31 157-31161(1994))。この領域は、疎水性および負に帯電した面を有する両親媒 性αヘリックスを形成することが提案されている(Danielian et al.,前記文献 )。 図1Aは、GAL4 DNA結合ドメインおよびとヒトRXRαの最後の19 個のアミノ酸の突然変異体(アミノ酸444〜462)およびヒトTRαの最後 の20個のアミノ酸(アミノ酸391〜410)の融合によるトランス活性化の 結果を示している。これらの構築物をリポーターGAL3−TK−LUCと共に CV1細胞にトランスフェクションし、または前記の組込まれたGAL1−la cZリポーターを含むS.cerevisiae 菌株Y190のゲノムに組込んだ。CV1 細胞のトランスフェクションの結果を、β−ガラクトシダーゼ発現プラスミドで 同時トランスフェクションすることによって規格化した。S.cerevisiae抽出物の ウェスターンブロットでは、GAL4融合は同様な水準で発現することを示して いる。 RXRのカルボキシ末端の19個のアミノ酸(図1A)の突然変異は、数個の 他のトランス活性化ドメインと同様に、疎水性で酸性のアミノ酸が機能にとって 極めて重要であることを示している(CressおよびTriezenberg,Science 251:87- 90(1991))。ヘリックスの疎水性面内で、位置450でのフェニルアラニンのプ ロリンへの(F450P)、位置451でのロイシンのアラニンへの(L451 A)、二重突然変異体メチオニン454のアラニンへの/ロイシン455のアラ ニンへの(M454A/L455A)個々の変化により、哺乳類およびS.cerev isiae細胞において単離したτcドメインに関して分析するときには、転写を活 性化するGAL4機能の能力が著しく減少する。ヘリックスの帯電した面での二 重突然変異体グルタミン酸453のリシンへの/グルタミン酸456のリシンへ の(E453K/E456K)変化により、単離したτcドメインの転写を活性 化する能力も少なくなる(図1A)。単一突然変異E453KおよびE456K は、転写を約60〜70%減少させる。 しかしながら、メチオニン452からアラニンへの突然変異(M452A)は 、ほとんど影響を及ぼさない。これらの同一の突然変異の完全なリガンド結合ド メイン(図1B)または完全長レセプターへの組み入れにより、RXR特異的リ ガンドに応答して転写を活性化するこれらの突然変異体RXRの能力が減少する 。重要なことには、19個のアミノ酸の切断(GAL4RXR197〜443) によっても、転写を活性化することができないレセプターを生成する(図1B) 。GAL4RXR197〜443で見られたリガンド依存性転写の減少は、リガ ンド結合の欠損から生じるとは思われない(図2Dを参照されたい)。総合すれ ば、これらの結果により、RXRの最後の19個のアミノ酸はトランス活性化に 必要且つ十分であることが確認され、ヘリックス残基の疎水性および帯電した面 が共にこの機能にとって重要であることを示している。 例6 RXRはTATA結合タンパク質と相互作用する 哺乳類およびS.cerevisiae 細胞では、RXRτcドメインの突然変異が定量 的に同様な効果を有するという知見(図1A)は、RXRが転写機構の構造的お よび機能的に保存された成分と直接接触していることを示唆している。この観察 は、ステロイドおよび甲状腺ホルモンレセプター上科の構成員を含む幾つかの他 の転写因子が基本転写機構の成分と相互作用するという知見と一致している(Ing et al.,前記文献; Baniahmad et al.,(1993)前記文献; Fondell et al.,前記 文献; Blance et al.,前記文献; およびMacDonald et al.,前記文献)。したが って、本発明者らは、RXRと、TATA結合タンパク質(TBP)、TAF1 10、TAF40およびTFIIBなどの幾つかの基本転写因子との相互作用を 、酵母ツー・ハイブリッド系(FieldおよびSong,Nature 340:245-246(1989); Du rfee et al.,Genes & Devel.7:555-569(1993))およびイン・ビトロタンパク質 −タンパク質相互作用アッセイを用いて検討した。図2Aに示されるように、ツ ー・ハイブリッドアッセイでは、RXRと、TBPの保存されたカルボキシ末端 ドメインとの間に特異的でリガンド依存性相互作用が検出される。 したがって、GAL4活性化ドメイン、およびRXR、RARおよびTR、お よびRXRτc突然変異体の融合を、GAL4 DNA結合ドメインおよびヒト TBP(図2Aおよび2Bを参照)または全長DrosophilaTAF110(図2C および2Dを参照)の保存されたカルボキシ末端ドメインとの融合と共に同時形 質転換した。β−ガラクトシダーゼ活性を、1μM9−シスレチノイン酸(RX RおよびRAR)または1μM TRIAC(TR;図2Aおよび2Cを参照) の存在下(黒棒線)または非存在下(白棒線)で16時間成育した後に測定した 。レセプターリガンド結合ドメインと、TBPおよびTAF110との相互作用 を、それぞれ図2Aおよび2Cに示す。GAL4活性化ドメイン単独での活性は 、リガンドの非存在下だけで測定した。図2Aおよび2Cの間の尺度の違いに留 意されたい。 RXRリガンド結合ドメイン突然変異体、およびTBPおよびTAF110の 間の相互作用を、それぞれ図2Bおよび2Dに示す。9−シスレチノイン酸の存 在下での活性のみを示す。突然変異体と、TBPまたはTAF110との間の相 互作用は、9−シスレチノイン酸の非存在下では検出されない。点突然変異体は 、RXRのアミノ酸197〜462からなる。RXR197〜443は、τc切 断を表している。S.cerevisiae のウェスターンブロットでは、GAL4−活性 化ドメイン融合は同様な水準で発現されることを示している。TAF40と、R XR、RARまたはTRとの間の相互作用も試験したが、検出されなかった。T RとTFIIBとの間に、相互作用が検出された。 RXRが転写を活性化する能力(図1)を減少させるRXRτcドメインの突 然変異は、RXRとTBPとの間の検出可能な相互作用を減少させる(図2B) 。TRおよびRARは、RXRτcドメインに対して有意な配列相同性を示すτ cドメインを有するが、TRまたはRARとTBPとの間の相互作用は検出され ない(図2A)。しかしながら、TRの同じ領域は、GAL4 DNA結合ドメ インに融合すると、S.cerevisiaeで転写を活性化する。RARとTBP、または TRとTBPとの間に相互作用を検出することができないことから、RXRホモ 二量体によるトランス活性化は、RARおよびTRヘテロ二量体によるトランス 活性化よりは転写機構の異なる成分を用いることができることが示唆される。 図2Cは、RXRがTFIID複合体の第二成分TAF110とリガンド依存 性相互作用を行うことができることも示している。RXRとTAF110との間 の相互作用は、τcドメイン突然変異体を分析するときでも検出可能であり、τ cドメインの機能状態が相互作用にとって重要ではないことを示している(R× 2D)。しかし、転写上の欠損を有するRXR突然変異体とTAF110との間 のリガンド依存性相互作用を検出することができることは、RXRτcドメイン における突然変異はリガンド結合に大きな影響を及ぼさないことを示唆している 。TR(図2C)もTAF110と相互作用するという観察は、この基本因子が 多重核レセプターの普通の標的となることができることを示唆している。 ツー・ハイブリッドアッセイの結果は、RXRがTBPと直接タンパク質−タ ンパク質相互作用を行うことを示唆しているが、この相互作用が保存されたコア クティベーターによって媒介される可能性は、このアッセイによって除外するこ とはできない。RXRとTBPとの間の相互作用を更に特定するため、TBPが 、細菌により発現されるグルタチオン−S−トランスフェラーゼRXR融合タン パク質とイン・ビトロで相互作用する能力を検討した。 したがって、GSTプル・ダウン実験を下記のようにして行った。TBPを前 記のようにイン・ビトロで転写して、翻訳し、コマジーで染色したゲルによって 測定される固定された等量のGST−RXR197〜462またはGST−RX R−E453K/E456K)とインキュベーションした。ビーズを十分に線状 した後、結合したタンパク質をSDS−PAGEによって溶出して分割し、ゲル をオートラジオグラフィ用に加工した。添加を行うときに、1.0μMの9−シ スレチノイン酸を総ての緩衝液に含ませた。暴露時間は2時間であった。これら の条件下では、TBPとGST単独との間には相互作用はほとんどまたは全く見 られない。 したがって、GSTプル・ダウン実験では、イン・ビトロで翻訳されたTBP およびGST−RXR197−462の間に強力な相互作用が示される。GST −RXR197−462とTAF110との間のイン・ビトロ相互作用も観察さ れる。ツー・ハイブリッドアッセイにおけるRXR−TBP相互作用(図2B) を減少させるRXRτcドメインの突然変異により、RXRとTBPとのイン・ ビトロでの相互作用が約6分の1に減少する。同様な結果は、全長GST−RX R融合を用いるときに見られる。 TBPと、τcドメインの機能状態に感受性が高いτcドメイン自身(GAL 4RXR444−462)との間の直接的イン・ビトロ相互作用も、下記のよう にして検出することができる。リン像形成分析(phosphorimaging analysis)によ って測定したイン・ビトロで翻訳したGAL4RXR444−462、GAL4 RXR444−462−E453K/E456KまたはGAL4(1−147) の等量を、固定したGST−TBPまたは固定したGSTとインキュベーション した。ビーズを十分に洗浄した後、結合したタンパク質をSDS−PAGEによ って溶出して、分割し、ゲルをオートラジオグラフィ用に加工した。暴露時間は 7時間であった。RXRτcドメインにおける突然変異に対するイン・ビトロで の相互作用の感受性は、τcドメインがRXRとTBPとの間の直接相互作用を 媒介することを示唆している。 ツー・ハイブリッドアッセイとは異なり、RXR−TBP相互作用はイン・ビ トロではリガンドの非存在下で検出することができる。リガンドを添加すると、 相互作用は、リン像形成によって定量すると3〜5倍に増加する。リガンド依存 性相互作用の検出は、イン・ビトロでは、用いられる多量のタンパク質がツー・ ハイブリッドアッセイでは検出することができない弱い相互作用をイン・ビトロ で安定化する能力から生じることがある。 RXR−TBP相互作用を更に画定するため、突然変異をTBPの基本反復に 含まれる十分に保存されたアミノに導入し、RXRとの相互作用についてツー・ ハイブリッドアッセイで分析した。このTBPのドメインは、数種類の転写因子 の普通の標的であることが示されている(Lee et al.,Cell 67:365-376(1991); Metz et al.,Mol.Cell.Biol.14:6021-6029(1994a); およびMetz et al.,EMB O J.13:3832-3842(1994b))。したがって、GAL4活性化ドメインとRXR( アミノ酸197−462)との間の融合を、GAL4 DNA結合ドメインとヒ トTBP(保存されたカルボキシ末端ドメイン、アミノ酸151−335)との 間の融合と共に菌株Y190に同時形質転換した。Y233G、R321E/K 232E/R235E、V236G、およびV237Gは、TBPに導入される アミノ酸変化を同定する。β−ガラクトシダーゼ活性を、材料および方法に記載 の1μMの9−シスレチノイン酸の存在下にて16時間成育した後に測定し た。S.cerevisiae 抽出物のウェスターンブロットは、GAL4−TBP融合が 同様な水準で発現したことを示している。 図3Aは、TBP突然変異体V237Gが検出可能なRXR−TBP相互作用 を減少することを示している。V236Gを含むTBPのこの領域での数種類の 他の突然変異体では、効果が見られない。 TBPにおける単純な点突然変異が野生型RXRリガンド結合ドメインとの相 互作用を破壊することができるという知見により、TBP−V237GがRXR τc突然変異体と相互作用する能力の検討が促進された。したがって、GAL4 活性化ドメインとRXRτc突然変異体との間の融合を、GAL4 DNA結合 ドメインと図3Aに関して前記したTBP突然変異体と共に、菌株Y190に同 時形質転換した。β−グルクロニダーゼ活性を、前記と同様に1μMの9−シス レチノイン酸の存在下(黒棒線)または非存在下(白棒線)において16時間成 育した後に測定した。点突然変異体は、RXRのアミノ酸197〜462からな る。RXR197〜443はτc切断を表している。AとBの尺度の違いに留意 されたい。 図3Bに示されるように、正のリガンド依存性の相互作用を、TBP−V23 7Gと、単純なRXRτcドメイン突然変異体M454A/L455Aとの間に 検出することができる。TBP−V237GとRXR−M454A/L455A の間に検出される相互作用は、野生型の相互作用に比較して弱いが、約10倍の リガンド依存性の相互作用が観察される(図3B)。RXRτcドメイン突然変 異体をTBP突然変異体と強力に結合することによるRXR−TBP相互作用の 奪還は、ツー・ハイブリッドアッセイで検出されたRXR−TBP相互作用は、 直接的タンパク質−タンパク質相互作用から生じ、第三の因子によって媒介され ないことを示している。 本発明を幾つかの好ましいその態様に関して詳細に説明したが、改質および変 更は、記載されかつ請求されるものの精神および範囲内にあることが理解される であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C12N 15/09 C12N 15/00 A

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. レチノイドXレセプター(RXR)の作動薬または拮抗薬である化合物 の同定法であって、 基本転写機構のトランス活性化依存性のリガンド依存性成分と有効に結合した GAL4 DNA結合ドメインを含んでなる第一の融合タンパク質、 RXRリガンド結合ドメインと有効に結合したGAL4活性化ドメインを含ん でなる第二の融合タンパク質、 RXRに対する前記の作動薬または拮抗薬と見なされているもの、および リポーター遺伝子に有効に結合したGAL4応答要素を含んでなるリポーター 構築物 を接触させ、 基本転写機構のトランス活性化とは独立したリガンド依存性成分と有効に結合 したGAL4 DNA結合ドメインを含んでなる第三の融合タンパク質、 前記第二の融合タンパク質、 RXRに対する前記作動薬または拮抗薬と見なされているもの、および 前記リポーター構築物 を接触させた後、 前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分および基本転写機構の前記ト ランス活性化とは独立したリガンド依存性成分の存在下でトランス活性化を誘発 する化合物を作動薬として同定し、 基本転写機構の前記トランス活性化とは独立したリガンド依存性成分の存在下 でトランス活性化を誘発するが、基本転写機構の前記トランス活性化依存性のリ ガンド依存性成分の存在下では誘発しない化合物を拮抗薬として同定し、 前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分または基本転写機構の前記ト ランス活性化とは独立したリガンド依存性成分のいずれの存在下でもトランス活 性化を誘発することができない化合物をRXRの作動薬としてもまたは拮抗薬と しても同定しない ことを含んでなる、前記方法。 2. 基本転写機構の前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分がTB Pである、請求項1に記載の方法。 3. 基本転写機構の前記トランス活性化から独立したリガンド依存性成分が TAF110である、請求項2に記載の方法。 4. レチノイドXレセプター(RXR)の作動薬または拮抗薬である化合物 の同定法であって、 RXRリガンド結合ドメインと有効に結合したGAL4 DNA結合ドメイン を含んでなる第一の融合タンパク質、 基本転写機構のトランス活性化依存性のリガンド依存性成分と有効に結合した GAL4活性化ドメインを含んでなる第二の融合タンパク質、 RXRに対する前記の作動薬または拮抗薬と見なされているもの、および リポーター遺伝子に有効に結合したGAL4応答要素を含んでなるリポーター 構築物 を接触させ、 前記第一の融合タンパク質、 基本転写機構のトランス活性化とは独立したリガンド依存性成分と有効に結合 したGAL4 活性化ドメインを含んでなる第三の融合タンパク質、 RXRに対する前記作動薬または拮抗薬と見なされているもの、および 前記リポーター構築物 を接触させた後、 前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分および基本転写機構の前記ト ランス活性化とは独立したリガンド依存性成分の存在下でトランス活性化を誘発 する化合物を作動薬として同定し、 基本転写機構の前記トランス活性化とは独立したリガンド依存性成分の存在下 でトランス活性化を誘発するが、基本転写機構の前記トランス活性化依存性のリ ガンド依存性成分の存在下では誘発しない化合物を拮抗薬として同定し、 前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分または基本転写機構の前記ト ランス活性化とは独立したリガンド依存性成分のいずれの存在下でもトランス活 性化を誘発することができない化合物をRXRの作動薬としてもまたは拮抗薬と しても同定しない ことを含んでなる、前記方法。 5. 基本転写機構の前記トランス活性化依存性のリガンド依存性成分がTB Pである、請求項4に記載の方法。 6. 基本転写機構の前記トランス活性化から独立したリガンド依存性成分が TAF110である、請求項5に記載の方法。 7. 9−シス−レチノイン酸に結合する能力を保持するが、9−シス−レチ ノイン酸によっては活性化されないRXR突然変異体。 8. 前記突然変異体がRXR突然変異体D444A、RXR突然変異体T4 45A、RXR突然変異体P446A、RXR突然変異体I447A、RXR突 然変異体D448A、RXR突然変異体T449A、RXR突然変異体F450 P、RXR突然変異体L451A、RXR二重突然変異体M454A,L455 A、RXR二重突然変異体E453K,E456K、またはRXR突然変異体M 452Aから選択される、請求項7に記載の突然変異体レセプター。 9. レチノイドXレセプターの作動薬の同定法であって、 請求項7に記載のRXR突然変異体を含む細胞を推定RXRリガンドと接触さ せ、前記細胞がリポーター遺伝子に有効に連結したRXR応答要素を含み、次い で リポーター遺伝子生成物の発現を監視する ことを含んでなる方法。 10. レチノイドXレセプターの拮抗薬の同定法であって、 RXR突然変異体を含む細胞を一定量のRXR作動薬および可変量のその推定 拮抗薬と接触させ、ここで前記突然変異体は9−シス−レチノイン酸に結合する 能力を保持するが、9−シス−レチノイン酸によって活性化はされず、前記細胞 がリポーター遺伝子に有効に連結したRXR応答要素を含み、次いで リポーター遺伝子生成物の発現を、前記試験細胞に投与した推定拮抗薬の量の 関数として監視する ことを含んでなる方法。 11. RXRリガンド結合ドメインと有効に結合したGAL4活性化ドメイ ンを含んでなる融合タンパク質。 12. レチノイドXレセプターおよび基本転写機構の1以上の成分とのリガ ンド依存性相互作用を検出する方法であって、 基本転写機構の第一の成分と有効に結合したGAL4 DNA結合ドメインを 含んでなる第一の融合タンパク質、 RXRリガンド結合ドメインと有効に結合したGAL4活性化ドメインを含ん でなる第二の融合タンパク質、 RXRリガンド、および リポーター遺伝子に有効に連結したGAL4応答要素を含んでなるリポーター 構築物 と接触した後、 前記リポーターの発現を監視する ことを含んでなる、方法。 13. 元の第一の融合タンパク質とは異なる基本転写機構の成分を含むこと によって元の第一の融合タンパク質と異なる、別の第一の融合タンパク質を用い て、前記接触および監視段階を繰り返すことをも含む、請求項12に記載の方法 。 14. 基本転写機構の前記成分がTBP、TAF、TAF110、TFII A、TFIIB、TFIID、TFIIE、TFIIF、TFIIH、SUG1 、TRIP1またはTIF1から選択される、請求項13に記載の方法。 15. レチノイドXレセプターと基本転写機構の1以上の成分との間のリガ ンド依存性相互作用を検出する方法であって、 RXRリガンド結合ドメインと有効に結合したGAL4 DNA結合ドメイン を含んでなる第一の融合タンパク質、 基本転写機構の第一の成分と有効に結合したGAL4活性化ドメインを含んで なる第二の融合タンパク質、 RXRリガンド、および リポーター遺伝子に有効に連結したGAL4応答要素を含んでなるリポーター 構築物 を接触させた後、 前記リポーターの発現を監視する ことを含んでなる方法。 16. 元の第二の融合タンパク質とは異なる基本転写機構の成分を含むこと によって元の第二の融合タンパク質と異なる、別の第二の融合タンパク質を用い て、前記接触および監視段階を繰り返すことをも含む、請求項15に記載の方法 。 17. 基本転写機構の前記成分がTBP、TAF、TAF110、TFII A、TFIIB、TFIID、TFIIE、TFIIF、TFIIH、SUG1 、TRIP1またはTIF1から選択される、請求項16に記載の方法。
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