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JP2000338037A - 光ヘテロダイン検出するキャビティリングダウンシステム - Google Patents

光ヘテロダイン検出するキャビティリングダウンシステム

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Publication number
JP2000338037A
JP2000338037A JP2000121831A JP2000121831A JP2000338037A JP 2000338037 A JP2000338037 A JP 2000338037A JP 2000121831 A JP2000121831 A JP 2000121831A JP 2000121831 A JP2000121831 A JP 2000121831A JP 2000338037 A JP2000338037 A JP 2000338037A
Authority
JP
Japan
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wave
signal
ring
cavity
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000121831A
Other languages
English (en)
Inventor
Marc D Levenson
ディー. レベンソン マーク
Barbara A Paldus
エイ. パルデュス バーバラ
Richard N Zare
エヌ. ゼア リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Leland Stanford Junior University
Original Assignee
Leland Stanford Junior University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Leland Stanford Junior University filed Critical Leland Stanford Junior University
Publication of JP2000338037A publication Critical patent/JP2000338037A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • G01N21/39Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using tunable lasers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
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    • G01J3/28Investigating the spectrum
    • G01J3/30Measuring the intensity of spectral lines directly on the spectrum itself
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    • G01J3/28Investigating the spectrum
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    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
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    • G01N21/39Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using tunable lasers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショットノイズ限界に近づけるようにキャビ
ティリングダウンシステムの検出感度を改善する。 【解決手段】 減衰率1/τで減衰するリングダウン波
RDを光ヘテロダイン検出するキャビティリングダウ
ンシステム10であって、レーザ光源と、その光線から
局所振動周波数の局所振動波ELOと信号周波数の信号
波ESIGNALとを生起する光学装置と、局所振動波
および信号波を受信するリングダウンキャビティ12
と、局所振動波およびリングダウン波を信号周波数で発
するリングダウン段階を開始するために信号波を中断す
る切替手段24と、周波数差δνに関連するヘテロダイ
ン周波数の干渉信号を生起するために、局所振動波をリ
ングダウン波と重ね合わせる光結合手段30と、干渉信
号を受けて第2の減衰率1/2τのヘテロダイン信号I
を生起する光検出器42とを具備するシステム10を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分光方法の分野
に関し、さらに詳細には、光ヘテロダイン検出によりリ
ングダウン率を決定するためのキャビティリングダウン
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分光方法の感度は、約1万分の1
(1:10)〜10万分の1(1:10)が限界で
あった。この感度の限界は、吸収信号におけるノイズに
変換される光源の強度の不安定性によって生じていた。
従来の分光方法における一般的な情報については、例え
ば、Dereniak and Crowe, Optical Radiation Detector
s, John Wiley & Sons, New York, 1984 および Demtro
der. Laser Spectroscopy, Springer, Berlin, 1996に
示されている。O'Keefe and Deaconによって、Rev. Sc
i. Instrum. 59(12):2544-2551(1988)の記事に最初に説
明された、キャビティリングダウン分光方法(CRD
S)は、1000万分の1(1:10)〜10億分の
1(1:10)、または、それ以上の感度で、吸収測
定を行うことができる。CRDSの一般的な情報につい
ては、Lehmannによる米国特許第5528040号明細
書、並びに、Romanini and LehmannによるJ. Chem. Phy
s. 102(2): 633-642(1995)の記事、Meijer 他のChem. P
hys. Lett. 217(1-2):112-116(1994)、Zalicki 他の Ap
p. Phys. Lett. 67(1):144-146(1995) 、Jongma 他の R
ev. Sci. Instrum. 66(4):2821-2828(1995)、および Za
licki および Zare のJ. Chem. Phys. 102(7): 2708-27
17 (1995)を参照のこと。
【0003】CRDSシステムでは、サンプル(吸収材
料)は、高精度の安定した光共振器またはリングダウン
キャビティ内に配置される。リングダウンキャビティ内
に入射した光は、前後に多数回循環して周期的な空間変
動を有する定常波を確立する。リングダウンキャビティ
から出る光は、キャビティ内の光の強度に比例してい
る。
【0004】リングダウンキャビティ内に蓄積された放
射エネルギは、時間とともに減少(リングダウン)す
る。空のキャビティでは、蓄積されたエネルギは、ミラ
ーの反射率、ミラー間の距離およびキャビティ内の光の
速度のみに依存するリングダウン率に基づいて指数関数
的に減衰する。サンプルが共振器の内部に配置されてい
る場合には、リングダウンは加速され、好適な条件下で
は、キャビティ内エネルギは、ほぼ完全に指数関数的に
減衰する。サンプルの吸収スペクトルは、リングダウン
率1/τの逆数、または、減衰係数τを、入射光の波長
λに対してプロットすることにより得られる。
【0005】従来の分光技術に比べると、CRDSは、
リングダウン率1/τが入射光の強度に依存しないの
で、非常に高い検出感度を達成することができる。言い
換えると、入射光の強度の変動は、リングダウンキャビ
ティ内のリングダウン率に関係せず、それによって、C
RDSの測定値に直接影響を与えない。理論的には、C
RDSが、光線を構成する光子の量子的性質のために光
線に固有のショットノイズによってのみ制限されるので
あれば、達成可能な感度は、50cmの長さのキャビテ
ィ、線幅10kHzを有する10mWの連続波(CW)
レーザ、および50ppmの損失を有するミラーを有す
るCRDSシステムに対しては、10−1 cm−1
−1/2の範囲内である。
【0006】他の従来の方法と比較した、技術水準にお
けるCRDSの実際の性能を表1に示す。
【0007】
【表1】
【0008】P形CRDSにおいて、感度を制限する実
際の要因は、3つの主なカテゴリーに分類することがで
きる。第1のカテゴリーは、P形CRDS装置が光学的
ノイズによって制限されるということである。このノイ
ズは、リングダウンキャビティの制限された光スループ
ットに起因しており、該光スループットは、レーザおよ
びキャビティ線幅の比率に依存している。言い換える
と、この問題は、レーザ源とリングダウンキャビティと
の間の結合中に生じる強度の変動に関連している。線幅
比における一定の変化は、検出器における信号対雑音比
(S/N比)に影響を与え、それによってノイズを生起
する。
【0009】第2のカテゴリーは、CRDSが、レーザ
光線の波形の品質によって制限されるということであ
る。理想的には、単一モード、すなわち基本TEM00
モードのみがリングダウンキャビティ内において励起さ
れる。高次モードの励起は、リングダウンキャビティを
出るリングダウン信号ビームに正弦波変調を印加する多
モード励起条件を生ずる。これにより、遅い検出器が減
衰信号上に重ね合わせられたノイズ帯域を登録する。言
い換えると、各モードは、リングダウンキャビティ内に
おいて、若干異なる光学的な損失を有するので、変調ま
たはモードビーティングにより、若干異なる減衰係数τ
をそれぞれ有する指数関数的に減衰する信号ビームの重
ね合わせが行われる。したがって、1つの特定モード、
すなわち、基本モードに対して減衰係数τを決定する試
みは困難になる。
【0010】第3のカテゴリーは、多くのパルスレーザ
システムの繰り返し速度が、100Hzに制限されてお
り、そのために、感度を改善するための広範囲にわたる
平均を行うことができないということである。さらに、
パルスレーザは大型かつ高価であり、したがって、P形
CRDSの商品化は現実的ではない。
【0011】P形CRDSの第1の問題を解決するため
に、CW形CRDSは、レーザの線幅とリングダウンキ
ャビティの線幅との間に高い重ね合わせを達成すること
により、光学的なノイズを制限するために、外部変調を
有する狭い線幅のCWレーザを使用している。モードビ
ーティングの第2の問題は、CWレーザ光線波形を光学
的にフィルタリングすることにより、ほぼ純粋なTEM
00に制限される。第3の問題は、1kHzを越え、1
0kHzまでの繰り返し速度を使用し、平均演算を可能
とすることにより解決される。
【0012】P形CRDSに関連する問題を解決するた
めにCW形CRDSシステムに導入された上記改善は、
実時間でのスペクトル走査を行う能力をいくつかの点に
おいて改善した。さらに、現在装備されているような直
接検出を有するCW形CRDSは、いかに最初に大きく
ても常にゼロまで減衰し、したがって、常に検出器ノイ
ズが消滅する減衰信号のために、真のショットノイズ限
界に到達することはできない。現在までのところ、P形
CRDSおよびCW形CRDSに対して得られた最も高
い感度は、理論的なショットノイズ限界に近いものでは
ない。これまで報告されているP形CRDSのための最
良の装置は、約8×10−10cm−1Hz−1/2
感度を有している。CW形CRDSに対して得られた最
良の結果は、10mWのレーザを使用して、8×10
−13cm−1Hz−1/2の範囲にある。これらの数
値は、理論的な限界に遠く及ばないものである。実際
に、ショットノイズ制限されたCW形CRDSシステム
において、期待される感度は約1×10−14cm−1
Hz−1/2、すなわち、現在の技術水準よりもほぼ2
桁良好な値である。
【0013】SNRに関して、リングダウン減衰信号
は、結局、一定の電力レベルに対して発生する光子数の
変動によって制限される。1mWの電力レベルに対し
て、ショットノイズ制限されたSNRは1.8×1
:1である一方、1μWに対しては、SNRは5.
6×10:1である。これらの数値は、現在の技術水
準のCRDSでは達成できないものである。
【0014】より高い信号感度を達成し、かつ、ノイズ
源を処理するために、ヘテロダイニングのような方法に
よる他の分光技術がある。しかしながら、現存するヘテ
ロダイニングの適応例は、指数関数的に減衰する波形を
測定するには、良好に設計されているとは言えない。特
に、これらの技術は、CRDSにおける信号検出に対し
ては良好に作用しない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
の主な目的は、リングダウン波の光ヘテロダイン検出の
ために設計されたキャビティリングダウンシステムを提
供することである。特に、この発明の目的は、光へテロ
ダイン検出によってショットノイズ限界に近づけるよう
にキャビティリングダウンシステムの検出感度を改善す
ることである。
【0016】この発明の他の目的は、ヘテロダイン検出
を、実行容易な方法で連続波CRDSに適合させること
である。さらに、この発明の他の目的は、光ヘテロダイ
ン検出システムと、CRDSにおいて用いられる他のノ
イズ低減方法との互換性を保証することである。上述し
た目的および利点、並びに、この発明のヘテロダイン検
出システムによって達成される他の多くの改良を以下に
説明する。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の目的および利
点は、リングダウン波ERDの光へテロダイン検出によ
りキャビティリングダウン分光(CRDS)を遂行する
キャビティリングダウンシステムによって達成される。
リングダウン波ERDの減衰またはリングダウンは、第
1の減衰率1/τで行われる。ここで、τは減衰係数で
ある。リングダウンシステムは、光線を供給するための
光源、好ましくは、レーザを具備している。一組の光学
装置が光線を受け、その光線から、局所振動周波数ν
LOにおいて局所振動波ELOを生起する。この一組の
光学装置は、前記光線から、信号周波数νSIGNAL
を有する信号波ESIGNALをも生起する。
【0018】リングダウンシステムは、局所振動波E
LOおよび信号波ESIGNALの経路に配置されたリ
ングダウンキャビティを具備している。2つの波は、適
当な入力カプラ、すなわち、ミラーを介してリングダウ
ンキャビティ内に入射される。リングダウンキャビティ
は、その吸収を測定すべきサンプルを収容している。
【0019】リングダウン測定を行うために、スイッチ
ング手段、例えば、音響光学的変調器および電気光学的
変調器または他の偏向装置が、信号波ESIGNAL
中断するために用いられる。信号波ESIGNALが、
一旦中断されると、リングダウンキャビティはリングダ
ウン段階に入り、その間、指数関数的に減衰するリング
ダウン波ERDがそこから発せられる。
【0020】リングダウンキャビティは、リングダウン
波ERDを出射すると同時に、局所振動波ELOをも伝
達しまたは反射する。リングダウンキャビティを出るこ
れら2つの波は、光結合装置によって遮られ、干渉信号
を生成するように重ね合わせられる。この干渉信号は、
その周波数成分の中に、局所振動周波数と信号周波数と
の周波数差δνに関連するヘテロダイン周波数を含んで
いる(δν=|νLO−νSIGNAL)。周波数差δ
νは装置に依存して、任意の好適な値をとることができ
る。一実施形態では、周波数差δνは、リングダウンキ
ャビティの自由スペクトル範囲に等しく設定されてい
る。
【0021】好ましい実施形態において、一組の光学装
置は、局所振動波ELOに第1の偏光、リングダウン波
RDに第1の偏光とは異なる、例えば、第1の偏光に
対して直交する第2の偏光を与える偏光素子を有してい
る。この場合の結合装置は、これらの偏光を回転させる
複屈折波プレートのような偏光回転子と、2つの回転し
た偏光を重ね合わせるビームスプリッタとを含んでい
る。これに代えて、適当な角度に向けられた偏光ビーム
スプリッタが、それ自体で2つの波を重ね合わせるため
に使用されてもよい。
【0022】好ましい実施形態は、光源としての連続波
(CW)レーザ、および、レーザに対してリングダウン
キャビティをロックするロッキング機構を使用する。第
1の偏光を伴う局所的な振動波ELOは、キャビティに
対するレーザのロックを達成するために、ロッキング機
構によって使用される。また、システムが、リング共振
器をリングダウンキャビティとして使用することも好ま
しい。
【0023】干渉信号を受ける光検出器が、局所振動波
LOとリングダウン波ERDとの最大重複点に配置さ
れていることが好ましい。光検出器は、干渉信号のヘテ
ロダイン成分に対応するヘテロダイン電流Iを生成す
る。ヘテロダイン電流Iは、第2の減衰率1/2τを
有している。局所振動波ELOの強度をより高く設定す
ることが望ましく、初期強度、すなわち、リングダウン
波ERDの指数関数的な減衰の開始時におけるピーク強
度よりもずっと高いことが好ましい。こうすることによ
り、ヘテロダイン電流Iを最大にすることができる。
【0024】この発明のシステムは、局所振動波ELO
とリングダウン波EDとの間の相対的な位相を調節す
るための位相調節機構をも備えている。さらに、システ
ムは、これらの波の間の周波数差δνを調節するための
周波数調節手段をも有している。
【0025】他の態様において、システムは、信号波E
SIGNALの信号周波数νSIG NALを変更するた
めの変調器を使用する。信号周波数νSIGNALの変
更は、この態様においてリングダウン段階を開始する。
さらに他の態様においては、リングダウン段階ではなく
て、キャビティリングアップ中の干渉信号を測定するた
めに、ロックされたシステムが使用される。
【0026】
【発明の実施の形態】光へテロダインシステムのさらな
る詳細については、添付図面を参照した以下の説明に記
載されている。図1は、光へテロダイン検出のためのキ
ャビティリングダウンシステムの概略図である。図2
は、光へテロダイン検出のための他のキャビティリング
ダウンシステムの概略図である。図3は、この発明に係
るシステムの好ましい実施形態を示す概略図である。図
4は、この発明に係るシステムの他の実施形態を示す概
略図である。図5は、この発明に係るシステムのさらに
他の実施形態を示す概略図である。図6は、従来技術の
ヘテロダイン検出に対して、この発明に係る光へテロダ
イン検出の性能を比較したグラフである。図7は、この
発明により得られた吸収スペクトルを示すグラフであ
る。
【0027】図1および図2は、この発明に係る2つの
形式のキャビティリングダウンシステムを示す概略図で
ある。これらの一般的な形式のシステムにより、キャビ
ティリングダウン分光(CRDS)における光へテロダ
イン検出の基礎が説明され、以下に提供される好ましい
実施形態および他の実施形態を理解するために有用であ
る。
【0028】図1は、入力カプラ14と出力カプラ16
とを有するリングダウンキャビティ12を備えたキャビ
ティリングダウンシステム10を示している。この場合
において、キャビティ12は、気体サンプル(図示略)
の吸収を測定するための、気密ハウジング18内に封入
された直線キャビティである。高い感度の測定を保証す
るために、キャビティ12は高フィネスのキャビティで
ある。例えば、キャビティ12は1000〜10000
00のフィネス値を有している。
【0029】部材20,22からなる光学装置は、局所
振動波ELOおよび信号波ESIG NALをそれぞれ発
生する。局所振動波ELOは局所振動周波数νLOを有
し、信号波ESIGNALは信号周波数νSIGNAL
を有している。局所振動周波数νLOと信号周波数ν
SIGNALとの間には、周波数差δνが存在する。
【0030】局所振動波ELOおよび信号波E
SIGNALは、入力カプラ14を通してリングダウン
キャビティ12内に結合される。周波数
νSIGNAL,νLOは、リングダウンキャビティ1
2内において両方が同時に共振するように選択されてい
る。システム10は、信号波ESIGNALの経路上に
配置されたスイッチング要素24、例えば、音響光学的
または電気光学的変調器を有している。スイッチング要
素24は、リングダウン測定をキャビティ12内で行う
ために十分な光が蓄積されたときに、信号波E
SIGNALを中断するために使用される。
【0031】リングダウン測定中に、キャビティ12
は、リングダウン段階にあり、リングダウン波ERD
出力カプラ16を通して発せられる。局所振動波ELO
は、リングダウン段階中は中断されず、リングダウン段
階中を通じて、出力カプラ16を介して発せられる。
【0032】位相変調器26(破線で示されている)
が、出力カプラ16の後段のリングダウン波ERDの経
路上に配置されていてもよい。周波数調節ユニットまた
は変調器28が、局所振動波ELOの経路における出力
カプラ16の後段に配置されている。これらは、当業者
に周知の標準的な装置である。それらの目的は、局所振
動波ELOとリングダウン波ERDとの間の相対位相お
よび周波数差δνを調節することである。当業者であれ
ば、変調器26,28の位置を交換してもよいことがわ
かる。実際に、必要により、相対位相および周波数差δ
νを調節するために、別々の位相および周波数変調器が
各波に対して使用されてもよい。周波数差δνをゼロ、
または、ほぼゼロに維持し、リングダウン波ERDおよ
び局所振動波ELOの位相を制御することも可能であ
る。
【0033】光線結合光学装置30が、局所振動波E
LOおよびリングダウン波ERDを受けて、それらを重
ね合わせるために変調器26,28の後段に配置されて
いる。特に、波ELO,ERDは波頭32,24を有し
かつ直交する偏光36,38を有している。光学装置3
0は波頭32,34を重ね合わせ、かつ、これらの波E
LO,ERDの偏光間の重ね合わせを達成するために、
一方または両方を回転し、それによって干渉信号40を
生成するように設計されている。波ELO,E の良
好な重ね合わせが達成されることが、この発明に係るヘ
テロダイン検出のために非常に重要である。この場合に
おいて、光学装置30は、偏光38および偏光36を干
渉波または信号40の中間状態に放出する。
【0034】光検出器42、例えば、フォトダイオード
またはこれと等価な装置が、干渉信号40の経路上に配
置されている。光検出器42の正確な位置は、波
LO,E RDの間の最大重複点にあるべきである。光
検出器42の機能は、干渉信号40に比例する電気信
号、例えば、電流を生成することである。光検出器42
からの電流を増幅および処理するために必要な増幅器お
よび追加の電子素子は、当業者に公知であるので、ここ
では省略する。ヘテロダイン検出回路44が干渉信号4
0に対応する電気信号を受けるために光検出器42に接
続されている。
【0035】作動中に、システム10は、最初に、キャ
ビティ12内に光を蓄積するのに十分な時間にわたって
稼働される。言い換えると、波ELO,ESIGNAL
は、信号波ESIGNALがキャビティ12内で十分な
強度に蓄積されるまでキャビティ12内に結合される。
その後、スイッチング要素24が、リングダウン段階を
開始するために、信号波ESIGNALを遮断し、また
は、中断する。
【0036】リングダウン段階中には、システム10の
ヘテロダイン検出が有効になる。当業者であれば、ヘテ
ロダイン検出が光蓄積段階中に遮断またはゲートで制御
され、または、適宜有効にされてもよいことがわかる。
ゲーティング機能を達成するための好適な電子装置は、
当業者に公知である。
【0037】検出中は、干渉信号40が光検出器42に
衝突する位置における、リングダウン波ERDと局所振
動波ELOとの良好な空間的かつ偏光の重ね合わせが重
要である。局所振動波ELOとリングダウン波ERD
の間の周波数差をδνとすれば、干渉信号40によって
光検出器42内に生起される電流は、波ELO,E
の全フィールド振幅の絶対値の2乗に比例し、以下のよ
うに3項に分けることができる。
【0038】
【数1】
【0039】右辺の第3の電場項は、干渉信号40内に
含まれている光ヘテロダインフィールドを表している。
干渉信号40内に含まれている光ヘテロダインフィール
ドのヘテロダイン周波数は、周波数差δνに依存してい
る。Φは、局所振動波ELOとリングダウン波ERD
の間の光路長差に依存する位相差である。
【0040】上記式からのこの3つの電場は、以下のよ
うに、対応する電流成分を光検出器42内に生起する。 I∝IRD+ILO+|IH0|cos(2πδνt
+Φ)
【0041】電流成分IRD,ILOは、リングダウン
電流および局所振動電流である。これらは、波ERD
LOによってそれぞれ生起される。第3の電流成分
は、光ヘテロダインフィールドに対応するヘテロダイン
電流Iである。
【0042】従来技術の、直接電流検出CRDSまたは
ホモダイン検出CRDSにおいては、ヘテロダイン電流
は存在せず、減衰率1/τはERDに比例する電
流、すなわち、IRDから決定された。言い換えると、
直接検出方法は、時間とともに指数関数的に減衰し、 IRD(t)=e−1/τ と表されるリングダウン電流IRDを測定する。
【0043】IRDは、一般には、かなりの増幅を必要
とする非常に低い電流であり、したがって、従来技術の
システムは、かなりの電子ノイズに晒される。従来技術
の部分で述べたような光ノイズ源を、有効に抑制したと
しても、リングダウン電流I RDの検出および増幅に関
連する電子ノイズが減衰率1/τの感度の高い測定に対
して障壁となる。
【0044】この発明は、IRDではなくIを測定す
ることにより測定感度を改善する。さらに詳細には、こ
の発明によれば、局所振動波ELOの強度が、指数関数
的に減衰するリングダウン波ERDの初期強度よりもか
なり高く設定されている。これにより、光検出器42に
よって生起されたヘテロダイン電流Iの初期振幅I
H0が、検出感度を改善するために最大化されることを
保証する。波ELOの強度は、ヘテロダイン電流I
初期振幅が、
【数2】 であるように調節されることが好ましい。
【0045】これらの条件下において、時間の関数とし
てのヘテロダイン電流Iは、t<0またはリングダウ
ン段階の開始前は、
【数3】 t>0またはリングダウン段階中には、
【数4】 と表すことができる。
【0046】位相変調器26が位相差Φを補償するため
に使用されることが好ましい。例えば、位相差Φは、ゼ
ロまたはπの整数倍に等しく設定される。これらの条件
下において、位相差Φは、この式からなくすことができ
る。
【0047】したがって、干渉信号40は、周波数差δ
νに依存するヘテロダイン周波数を有するヘテロダイン
電流Iを生起する。ヘテロダイン電流Iの指数関数
的減衰は、リングダウン波ERDの減衰率1/τではな
くて、第2の減衰率1/2τによって支配される。その
結果、ヘテロダイン電流Iは、リングダウン電流I
RDよりも2倍遅く減衰し、したがって、ヘテロダイン
検出回路44による減衰率1/τのより感度の高い測定
が許容される。特に、回路44は、最初により遅く減衰
する第2の減衰率1/2τを測定し、その後、その値か
ら、直接第1の減衰率1/τまたはリングダウン波E
RDの減衰率を直接計算することにより決定する。これ
らの計算を行うための電子装置は、アナログまたはディ
ジタル回路を含んでいてもよい。実際には、アナログ回
路の方が、指数関数的に減衰する信号を計算するのには
好ましい。より詳しくは、T.G. Spence 他の"Approachi
ng theshot-Noise Limit for Large Signals in Cavity
Ring-Down Spectroscopy Using Analog Detection ele
ctronics", Journal of Optical Society of America,F
ebruary 1999を参照のこと。
【0048】キャビティ12の内部に配置された気体サ
ンプルの吸収は、従来において知られているように、減
衰率1/τから決定される。したがって、より精度の高
い減衰率1/τの決定により、気体サンプルの吸収をよ
り高い精度で決定することができる。
【0049】キャビティ12は、高フィネスキャビティ
であるので、該キャビティ12から出射される波
LO,ERDは、両方とも品質の高いものである。こ
のことは、これら2つの波が、結合器30に向かうそれ
らの経路に沿って正確に方向付けられ、かつ、それらの
周波数νLO,νSIGNALは、高フィネスキャビテ
ィ12の周知のフィルタリング効果によって非常に正確
であることを意味している。これらの条件下では、光検
出器42および回路44の電子パラメータが、周知の電
子工学の原理に従って最適化されるときには、ヘテロダ
イン電流Iの信号対ノイズ比(SNR)は、ERD
内に存在する量子ノイズのショットノイズ限界に近づく
ことになる。特に、光検出器42および回路44のノイ
ズ電力は低くなければならず、局所振動電流ILOのシ
ョットノイズは最小化されなければならない。
【0050】図2は、キャビティリングダウンシステム
50の他の実施形態を示す概略図である。図1と同じ構
成部材には、同一符号を付している。システム50は、
キャビティ12を通して伝達されたのではなく、リング
ダウンキャビティ12から反射された波ELO,ERD
を重ね合わせる点でシステム10とは相違している。リ
ングダウン段階を開始するために、システム50は、波
SIGNALの信号周波数νSIGNALを、それ以
上キャビティ12内に入射することのないようにシフト
する周波数変調器52を使用する。他のすべての点で
は、システム50は、重ね合わせた波ERD,ELO
らヘテロダイン電流Iを得ることにより、システム1
0と同様に作動する。
【0051】図3は、上述した一般原理によって光ヘテ
ロダイン検出を行うためのキャビティリングダウンシス
テム100の好ましい実施形態を示している、システム
100は、3つのミラー104,106,108間に構
成された高フィネスのリングダウンキャビティ102を
有している。キャビティ102は、気体の吸収を測定す
るように設計される場合には容器の内部に配置されてい
てもよく、または、不揮発性のサンプル、例えば、薄膜
を測定するように設計される場合には、容器を有してい
なくてもよい。
【0052】ミラー104は、入力カプラとして機能す
る平平ミラー、ミラー108は出力カプラとして機能す
る平平ミラーである。ミラー106は凹面ミラーであ
る。リングダウンキャビティ110は、CRDSを実施
するためのキャビティとして最も好ましい形式のリング
共振器構造を有している。
【0053】目的の波長範囲にわたって同調可能な高品
質、低線幅レーザであることが好ましいポンプレーザ1
10が光線112を供給する。特に、ポンプレーザ11
0は、リングダウンキャビティ102内に配置された吸
収性サンプル114の、目的の吸収ピークを含むように
選択された波長範囲を有する励起された光線112を生
起する。例えば、レーザ110は、出力300mW、1
064.44nm〜1064.58nmの同調可能な範
囲を有するNd:YAGレーザである。この波長範囲に
より、1064nmにおけるCO遷移の吸収スペクト
ルを調査することができる。もちろん、これは、実証の
ために使用された例としての範囲である。
【0054】偏光ビームスプリッタ(PBS)の前段に
配される半波長板116が、光線112の経路上に配置
されている。光線112は、リングダウンキャビティ1
02に対してS偏光EとP偏光Eとを含んでいる。
偏光E,Eは、相互に直交し、それらの相対的強度
は、半波長板116によって調節され得る。光線112
の偏光Eは、信号波ESIGNALとして使用され、
偏光Eは局所振動波ELOの機能を果たす。
【0055】PBS118は、偏光Eを偏光Eから
分離する。偏光Eは位相変調器(PM)120を通過
させられる一方、偏光Eは、ミラー122で反射した
後に、音響光学変調器(AOM)124を通過させられ
る。この好ましい実施形態において、AOM124は2
つの機能を果たす。第1の機能は、両偏光E,E
同時にリングダウンキャビティ102内において共振す
ることを可能とするために、偏光Eを周波数シフトす
ることである。言い換えると、AOMは偏光E ,E
間の周波数差δνを調節する。周波数差δνは、キャビ
ティ102の自由スペクトル範囲に等しくあるべきであ
る。第2に、AOM124は、偏光Eのオン・オフを
切り替えるためにも使用される。すなわち、AOM12
4は、キャビティ102のリングダウン段階を開始する
ために、必要な時刻に偏光Eを終了させるために使用
される。
【0056】PM120は、レーザ110をキャビティ
102にロックすることを可能にするために、リングダ
ウンキャビティ102からのフィードバックを生成す
る。これは、R. Drever 他により、Applied Physics B,
1983, b31, pg. 1997に記載されたドレバー技術に従っ
て行われる。
【0057】偏光E,Eは、両方とも、大まかにレ
ンズによって示されるモード整合光学装置126,12
8を通過し、偏光Eがミラー132によって反射され
た後に、PBS130によって光線112として再結合
される。モード整合光学装置126,128は、再結合
された光線112のモードの純度を保証する。理想的に
は、再結合された光線112は、TEM00モードであ
り、したがって、モードビーティングおよび関連する光
学的なノイズ源を消滅させる。
【0058】光線112は、入力カプラ104を介して
リングダウンキャビティ102内に入射される。偏光E
は、吸収測定のために使用され、偏光Eはレーザ1
10をキャビティ102にロックするため、および、局
所振動波ELOとして使用される。キャビティ102は
リング共振器であるので、キャビティ102によって反
射された偏光E,Eは、元の光線112の経路を後
戻りしない。したがって、ポンプ光線112の一部がレ
ーザ110に反射されて戻ることに関連した周知のフィ
ードバックの問題は回避される。その代わり、キャビテ
ィ102で反射された偏光E,Eは、光線112に
対して一定角度で入力カプラを通過し、偏光EはPB
S134によって偏光Eから分離される。
【0059】反射された偏光Eは、光検出器またはフ
ォトダイオード136によって検出され、調節信号に変
換される。該フォトダイオード136からの調節信号
は、必要に応じて、増幅器(図示略)によって増幅さ
れ、ロッキングサーボ138に供給される。該ロッキン
グサーボ138は、レーザ110をキャビティ102に
対してロックするために、調節信号を使用する。
【0060】実際に、サーボ138は、接続配線140
を介して前記調節信号の高周波部分を第1のアクチュエ
ータ、例えば、圧電アクチュエータ(PZT)142に
送信する。該PZT142は、ミラー106を矢印Aで
示された方向に移動させ、それによって、キャビティ1
02の長さを調節する。この調節は、高周波外乱、例え
ば、kHz範囲の外乱に対して行われる。この実施形態
では、単一のゲイン周波数、すなわち、高周波調節のた
めの中央周波数は、60kHzに設定された。低周波調
節信号は、極長波および低周波に分割され、極長波は、
1Hzに単一のゲインを有し、低周波は、100Hzに
単一のゲインを有している。極長波調節信号は、接続配
線144を通してレーザ110の温度制御装置(図示
略)に供給される。温度制御装置は、レーザ110の温
度を調節し、それによって、光線112の波長を調節す
る。低周波調節信号は、キャビティ102の長さを調節
するために、接続配線140を介してPZT142に送
られる。
【0061】当業者であれば、このレーザ110をキャ
ビティ102に対してロックする方法が多くの方法で変
更可能であることを理解するだろう。また、当業者に公
知の他のロック技術を利用してもよい。しかしながら、
レーザ110が十分な精度でキャビティ102に対して
ロックされることが、キャビティ102を通した光の高
度かつ安定した光学的スループットを保証するというこ
とが重要である。言い換えると、ロッキングによって、
レーザ110とキャビティ102との間の結合中に生起
される強度の変動の問題を解決することができ、したが
って、従来技術の部分で述べた結合関連ノイズを消滅さ
せることができる。さらに、ロックは、十分に長い期
間、すなわち、サンプル114の少なくとも一回の走査
の期間にわたって安定であるべきである。
【0062】走査ユニット146は、同調可能な範囲に
わたって光線の波長を同調するために、レーザ110に
接続されている。もちろん、PZT142によってキャ
ビティ102の長さを変化させることも、キャビティ1
02内の共振波長を変更するために用いることができ、
それによって、波長の同調または走査を達成することが
できる。しかしながら、一般には、高速走査(例えば、
数100MHz/sの範囲)は、走査ユニット146に
よって最も効率的に行われる。当業者であれば、与えら
れた状況において、最も実行可能な走査方法を認識しか
つ実行するであろう。
【0063】キャビティ102内に、一旦十分な光が蓄
積されたならば、AOM124は偏光Eの経路を遮る
ように切り替えられる。これにより、キャビティ102
内に蓄積された変更Eは、リングダウンしていく。特
に、リングダウン波ERDおよび局所振動波ELOに対
応する偏光E,Eを両方含むリングダウン光線14
8が、リングダウン段階中にキャビティ102から発せ
られる。
【0064】リングダウン光線148の経路に配置され
た複屈折プレート150およびPBS154は、光学的
結合器として機能する。光学的結合器の機能は、偏光E
,Eまたは波ERD,ELOの積に比例する振幅を
有する放射を生成するために、偏光E,E、また
は、波ERD,ELOを回転することである。例えば、
プレート150は、偏光E,EまたはERD,E
LOを45°だけ回転する。ミラー152は、回転した
波ERD,ELOをPBS154に反射し、該PBS1
54は各波の50%を光検出器156に反射する。この
ようにして、波E ,ELOが干渉信号158に重ね
合わせられる。
【0065】光検出器156の位置において、波
RD,ELOの重ね合わせを最大にするために、光検
出器156の位置を調節してもよい。また、PM120
およびAOM124を、波ERD,ELOの波頭の正確
な重ね合わせを達成するように調節してもよい。PM1
20は波ERD,ELO間の位相差Φを消滅させるよう
に機能することが好ましい。AOM124は、周波数差
δνを微調節するために使用される。すべての要素の最
適な設定は、光検出器156によって生起されたヘテロ
ダイン電流Iを監視することにより決定することがで
きる。
【0066】ヘテロダイン検出回路160は、ヘテロダ
イン電流Iを受けて、該ヘテロダイン電流Iから、
上述したような第2の減衰率1/2τを決定する。トラ
ンスインピーダンス増幅器(図示略)が、光検出器15
6によって生起された電流I を検出回路160に供給
する前に増幅するために使用されることが好ましい。
【0067】光検出器156は、波ERD,ELOの重
ね合わせの結果生じたすべての光の半分のみを含む干渉
信号158を捕らえる。他の半分は、PBS154を介
して第2の干渉信号162の形態で伝達される。破線で
示されているように、第2の検出器164が、第2の干
渉信号162を捕らえ、第2のヘテロダイン電流I
生成するために設けられていてもよい。2つのヘテロダ
イン電流は、2倍大きい電流信号を得るために、ヘテロ
ダイン検出回路160において加え合わせられてもよ
い。この種の(光検出器156,164を使用する)二
重検出器ヘテロダイン検出技術は、より強いヘテロダイ
ン電流Iを生起するが、追加のノイズを発生する傾向
がある。当業者であれば、システム100を二重検出器
モードで作動させるときには、注意深いバランスが必要
であることを理解するだろう。
【0068】単一の光検出器156を使用するシステム
100の性能は、図6,7のグラフによって示されてい
る。図6は、直接またはホモダイン検出およびヘテロダ
イン検出に対する256回のリングダウン減衰のグラフ
を比較している。ヘテロダイン検出のグラフに対する時
間の尺度は、減衰時間を等しくするために半分にされて
いる。挿入図は、ヘテロダイン検出に対する信号パワー
レベルを示している。システム100は、直接検出に対
して、31dBまでのSNRの増加を達成している。当
業者であれば、電子装置をさらに改良することにより、
真のショットノイズ制限された感度にシステム100を
到達させることができることを理解するだろう。この条
件下で、サンプル114の吸収係数を測定可能な感度お
よび精度は、キャビティ102の長さ、ミラー104,
106,108の反射率およびレーザ110のレーザノ
イズ統計のみに依存することになる。最新の技術(ミラ
ーの反射率99.999%、数100μWの範囲の最大
キャビティスループット)によれば、この発明に係るヘ
テロダイン検出を使用した吸収感度は、1回の減衰測定
に対して、約Δα=10−13cm−1の吸収感度およ
び精度をもたらすことができる。そのような吸収感度に
よれば、典型的なIR吸収特徴における光線112の内
部に数千個の分子を検出することが可能である。
【0069】図7は、HITRAN96に発行された是
認されたデータと比較した、大気中に含まれる水蒸気の
スペクトルを示している。大気圧の水蒸気に対するシス
テム100の感度は、約1ppmである。二乗平均ベー
スラインノイズは、256回の減衰測定に基づいて、Δ
α=10−9cm−1である。
【0070】測定感度を増加させることに加えて、シス
テム100は、容易に使用でき、他のノイズ低減方法を
も使用することができる。特に、システム100は、レ
ーザのキャビティに対するロックおよびモード整形に利
点がある。これによりシステム100は、実際のCRD
S装置に有効である。
【0071】図4は、他のキャビティリングダウンシス
テム200を示している。図3と対応する部分には同一
の符号を付している。好ましい実施形態において、シス
テム200は、レーザ110から光線112を供給され
る。光線112は、スプリッタ170によって、信号波
SIGNALおよび振動波ELOとして機能する偏光
,Eに分割される。AOM130および複屈折プ
レート172は、信号周波数νSIGNALおよび偏光
を調節するために使用される。
【0072】偏光E,Eは、PBS136によって
光線112に再結合される。光線112は、キャビティ
102内に入射される。反射した偏光Eは、上述した
好ましい実施形態と同様に、PBS134、光検出器1
36およびロッキングサーボ138によって、レーザ1
10をキャビティ102にロックするために使用され
る。
【0073】AOM130は、キャビティ102のリン
グダウン段階を開始するために、偏光Eまたは信号波
SIGNALを遮る。リングダウン段階中にキャビテ
ィ102から発せられるリングダウン光線148は、直
交する偏光E,Eを含んでいる。システム200
は、干渉信号158を生成するために偏光E,E
重ね合わせる結合器として、約45°に方向付けられた
単一のPBS174を使用する。上記実施形態と同様
に、リングダウン光線148のすべての光の内の50%
が、光検出器156に送られる干渉信号158内に含ま
れている。残りの光は、PBS174によって第2の干
渉信号162に反射され、該第2の干渉信号162は、
ヘテロダイン検出のために使用されてもされなくてもよ
い(図示された実施形態では使用していない。)。
【0074】他の実施形態に係るキャビティリングダウ
ンシステム300が、図5に示されている。システム3
00は、上述したシステム100に類似しているが、キ
ャビティ102によって伝達されるよりもむしろ反射さ
れた偏光E,Eが、リングダウン光線148として
使用される点において相違している。この実施形態にお
いて、リングダウン段階は、信号波ESIGNALとし
て機能する偏光Eの信号周波数νSIGNALを、波
がもはやキャビティ102内で共振しない値までシ
フトすることによって、AOM124により開始される
ことが好ましい。
【0075】複屈折プレート184およびPBS180
は、リングダウン光線148の偏光E,Eを重ねて
干渉信号158にするための結合器として機能する。第
2の干渉信号182はPBS180によって伝達され
る。偏光Eのみがロッキングサーボ138によって使
用されるので、偏光Eをその周波数に基づいて濾波す
るために、干渉信号182の経路にフィルタ186が配
置されている。このように、光検出器136は、偏光E
のみを受信し、上述した実施形態における場合と同様
に、それを、レーザ110をキャビティ102にロック
するために使用する。
【0076】上述した周波数ロックされたシステムのい
ずれも、ヘテロダイン技術によりリングアップ率を決定
するために使用される。リングアップ中の強度の変動の
ために、レーザのキャビティへのロック、または、リン
グダウンキャビティ内における光のスムーズなリングア
ップ他の任意の手段が必要である。測定の開始は、例え
ば、リングダウンが生じた後にAOMが信号波E
SIGNALをオンにする時刻と一致させてもよい。
【0077】リングアップの実施形態において、干渉信
号を生成する波は、リングアップ波ERUおよび局所振
動波ELOになる。もちろん、リングアップはERU
減衰率よりも増殖率1/τを示す。上述したように、干
渉信号を受信する光検出器が、局所振動波ELOとリン
グアップ波ERUとの間の最大の重ね合わせ点に配置さ
れている。光検出器は、干渉信号のヘテロダイン成分に
対応するヘテロダイン電流Iを生起する。ヘテロダイ
ン電流Iは、第2の増殖率1/2τを有している。他
の部分では、ヘテロダイン検出技術は、リングダウンの
場合と同様に適用される。
【0078】上述した実施形態を、この発明の範囲を逸
脱することなく多くの方法で変更可能であることは当業
者に明白である。例えば、リングダウン波および局所振
動波は、直交するが非線形の偏光を有していてもよい。
例えば、右円偏光および左円偏光を有していてもよい。
また、リングダウン波と局所振動波を重ねる光学装置
は、複屈折板および偏光ビームスプリッタを除く、他の
偏光回転要素を含んでいてもよい。例えば、他の実施形
態では、この目的のために、ファラデー回転子と半波長
板を使用することができることは、当業者に容易に理解
できることである。直交偏光を回転前に空間的に分離す
るために必要なウォークオフ要素のような追加の光学装
置、例えば、ファラデー回転子は当業者に周知である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光へテロダイン検出のためのキャビティリン
グダウンシステムの概略図である。
【図2】 光へテロダイン検出のための他のキャビティ
リングダウンシステムの概略図である。
【図3】 この発明に係るキャビティリングダウンシス
テムの好ましい実施形態を示す概略図である。
【図4】 この発明に係るキャビティリングダウンシス
テムの他の実施形態を示す概略図である。
【図5】 この発明に係るキャビティリングダウンシス
テムのさらに他の実施形態を示す概略図である。
【図6】 従来技術のヘテロダイン検出に対して、この
発明に係る光へテロダイン検出の性能を比較したグラフ
である。
【図7】 この発明により得られた吸収スペクトルを示
すグラフである。
【符号の説明】
RD リングダウン波 ELO 局所振動波 ESIGNAL 信号波 10,50,100,200,300 キャビティリン
グダウンシステム 12,102 リングダウンキャビティ 24 スイッチング要素(切替手段) 26,120 位相変調器(位相調節手段) 28,52 周波数変調器(周波数調節手段) 42,136,156 光検出器 110 レーザ(レーザ光源) 116 半波長板(偏光手段) 118,130,134,136,154,174 光
結合手段 138 ロッキングサーボ(ロック手段) 142 圧電アクチュエータ(ロック手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 9/04 G01J 9/04 G01N 21/21 G01N 21/21 Z 21/39 21/39 H01S 3/00 H01S 3/00 F // G01N 21/03 G01N 21/03 B (72)発明者 バーバラ エイ. パルデュス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94086 サニーベール, レイクサイド ドライブ 1249 2060号 (72)発明者 リチャード エヌ. ゼア アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94305 スタンフォード, サンタ イネ ス ストリート 724

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の減衰率1/τで減衰するリングダ
    ウン波ERDを光ヘテロダイン検出するキャビティリン
    グダウンシステムであって、 a) 光線を供給するレーザ光源と、 b) 前記光線から、局所振動周波数νLOを有する局
    所振動波ELOと信号周波数νSIGNALを有する信
    号波ESIGNALとを生起する一組の光学装置と、 c) 前記局所振動波ELOおよび前記信号波E
    SIGNALを受信するリングダウンキャビティと、 d) 該リングダウンキャビティが、前記局所振動波E
    LOおよび前記リングダウン波ERDを前記信号周波数
    νSIGNALで発するリングダウン段階を開始するた
    めに、前記信号波ESIGNALを中断または変更する
    切替手段と、 e) 前記局所振動周波数νLOと前記信号周波数ν
    SIGNALとの間の周波数差δνに関連するヘテロダ
    イン周波数を有する干渉信号を生起するために、前記局
    所振動波ELOを前記リングダウン波ERDと重ね合わ
    せる光結合手段と、 f) 前記干渉信号を受信して、第2の減衰率1/2τ
    を有するヘテロダイン信号Iを生起する光検出器とを
    具備することを特徴とするキャビティリングダウンシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記一組の光学装置が、前記局所振動波
    LOに第1の偏光を与え、かつ、前記リングダウン波
    RDに、前記第1の偏光とは異なる第2の偏光を与え
    る偏光手段を具備することを特徴とする請求項1記載の
    キャビティリングダウンシステム。
  3. 【請求項3】 前記光結合手段が、偏光回転子、直線複
    屈折部材、円複屈折部材、ビームスプリッタおよび波長
    板からなるグループから選択された1以上の部材を具備
    し、 前記レーザ光源が連続波レーザであり、 前記局所振動波ELOを使用して前記連続波レーザに前
    記リングダウンキャビティをロックするロック手段をさ
    らに具備することを特徴とする請求項2記載のキャビテ
    ィリングダウンシステム。
  4. 【請求項4】 前記周波数差δνが、前記リングダウン
    キャビティの異なるモード間の周波数差に等しいことを
    特徴とする請求項1記載のキャビティリングダウンシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記周波数差δνが、前記リングダウン
    キャビティの同じモードの2つの偏光間の周波数差に等
    しいことを特徴とする請求項1記載のキャビティリング
    ダウンシステム。
  6. 【請求項6】 前記局所振動波ELOと前記リングダウ
    ン波ERDとの間の位相を調節する位相調節手段をさら
    に具備することを特徴とする請求項1記載のキャビティ
    リングダウンシステム。
  7. 【請求項7】 前記周波数差δνを調節する周波数調節
    手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の
    キャビティリングダウンシステム。
  8. 【請求項8】 前記レーザ光源が連続波レーザであり、
    前記局所振動波ELOを使用して前記リングダウンキャ
    ビティを前記連続波レーザにロックするロック手段をさ
    らに具備することを特徴とする請求項1記載のキャビテ
    ィリングダウンシステム。
  9. 【請求項9】 第1の成長率1/τで成長するリングア
    ップ波ERUを光ヘテロダイン検出するキャビティリン
    グダウンシステムであって、 a) 光線を供給する光源と、 b) 前記光線から、局所振動周波数νLOを有する局
    所振動波ELOと信号周波数νSIGNALを有する信
    号波ESIGNALとを生起する一組の光学装置と、 c) 前記局所振動波ELOおよび前記信号波E
    SIGNALを受信するリングダウンキャビティと、 d) 前記リングダウンキャビティが、前記信号周波数
    νSIGNALで、前記局所振動波ELOおよび前記リ
    ングダウン波ERDを発するリングアップ段階を開始す
    るために、前記信号波ESIGNALをオンにし、また
    は、該信号波E SIGNALの信号周波数ν
    SIGNALを変更する切替手段と、 e) 前記局所振動周波数νLOと前記信号周波数ν
    SIGNALとの間の周波数差δνに関連するヘテロダ
    イン周波数を有する干渉信号を生成するために、前記局
    所振動波ELOを前記リングアップ波ERUに重ね合わ
    せる光結合手段と、 f) 前記干渉信号を受信して、第2の成長率1/2τ
    を有するヘテロダイン電流Iを生起する光検出器とを
    具備することを特徴とするキャビティリングダウンシス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記一組の光学装置が、前記局所振動
    波ELOに第1の偏光を与え、前記リングアップ波E
    RUに、前記第1の偏光とは異なる第2の偏光を与える
    偏光手段を具備することを特徴とする請求項9記載のキ
    ャビティリングダウンシステム。
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