JP2000325969A - 酸性廃液の中和処理方法及び装置 - Google Patents
酸性廃液の中和処理方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性廃液の
中和処理において、処理後の廃液中の弗素イオン残留率
が低く、しかも不溶性の硫酸塩系スラッジの発生量を劇
的に削減できる処理方法を提供する。 【解決手段】 弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性廃
液の中和処理を、アルカリ土類金属水酸化物を投入して
弗酸成分を選択的に沈殿させる第一中和処理工程と、そ
れよりもpH値が上昇するようにアルカリ金属水酸化物
を投入して、残留硫酸成分を液中溶存形態で中和させる
第二中和処理工程との、2段階にて行うようにした。第
一中和処理工程において弗酸成分が選択沈殿するので、
処理後の廃液中の弗素イオン残留率が極めて低くなり、
しかも第二中和処理工程では、残留硫酸成分は液中溶存
形態で中和されるから、不溶性の硫酸塩系スラッジの発
生量も劇的に削減できる。
中和処理において、処理後の廃液中の弗素イオン残留率
が低く、しかも不溶性の硫酸塩系スラッジの発生量を劇
的に削減できる処理方法を提供する。 【解決手段】 弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性廃
液の中和処理を、アルカリ土類金属水酸化物を投入して
弗酸成分を選択的に沈殿させる第一中和処理工程と、そ
れよりもpH値が上昇するようにアルカリ金属水酸化物
を投入して、残留硫酸成分を液中溶存形態で中和させる
第二中和処理工程との、2段階にて行うようにした。第
一中和処理工程において弗酸成分が選択沈殿するので、
処理後の廃液中の弗素イオン残留率が極めて低くなり、
しかも第二中和処理工程では、残留硫酸成分は液中溶存
形態で中和されるから、不溶性の硫酸塩系スラッジの発
生量も劇的に削減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸成分として弗酸
成分と硫酸成分とを含有する酸性廃液の中和処理方法及
びそれに使用する処理装置に関する。
成分と硫酸成分とを含有する酸性廃液の中和処理方法及
びそれに使用する処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延された鉄系線材や帯鋼、あるい
は熱間鍛造等により製造された鉄系部品等は、その表面
に分厚いスケール層が形成されるため、酸洗処理により
脱スケールされることが多い。酸洗液としては各種組成
のものが使用されるが、ステンレス鋼や軸受鋼など、C
rあるいはNiなどの合金成分に基づく緻密で強固なス
ケール層が形成される素材については、スケール溶解作
用の大きい硝酸系の酸洗液が従来多く使用されてきた。
しかしながら、硝酸は窒素成分を含んでおり、これを含
有した酸洗廃液が排出されると海洋、河川あるいは湖沼
が窒素により富栄養化する問題がある。そのため、近年
は廃液中の窒素含有量に対する規制が強化されており、
硝酸を含有する処理液をなるべく使用しないこと、例え
ば硫酸を主体とした酸洗液が見直されるようになってき
ている。ここで、硫酸系の酸洗液には、そのスケール溶
解力を高めるため弗酸が配合されることも多い。このよ
うな酸洗液に由来する酸性廃液(例えば使用済み酸洗液
や、酸洗後の水洗廃液等)には、硫酸成分に加えて相当
量の弗酸成分が含有されることとなる。
は熱間鍛造等により製造された鉄系部品等は、その表面
に分厚いスケール層が形成されるため、酸洗処理により
脱スケールされることが多い。酸洗液としては各種組成
のものが使用されるが、ステンレス鋼や軸受鋼など、C
rあるいはNiなどの合金成分に基づく緻密で強固なス
ケール層が形成される素材については、スケール溶解作
用の大きい硝酸系の酸洗液が従来多く使用されてきた。
しかしながら、硝酸は窒素成分を含んでおり、これを含
有した酸洗廃液が排出されると海洋、河川あるいは湖沼
が窒素により富栄養化する問題がある。そのため、近年
は廃液中の窒素含有量に対する規制が強化されており、
硝酸を含有する処理液をなるべく使用しないこと、例え
ば硫酸を主体とした酸洗液が見直されるようになってき
ている。ここで、硫酸系の酸洗液には、そのスケール溶
解力を高めるため弗酸が配合されることも多い。このよ
うな酸洗液に由来する酸性廃液(例えば使用済み酸洗液
や、酸洗後の水洗廃液等)には、硫酸成分に加えて相当
量の弗酸成分が含有されることとなる。
【0003】ここで、工場等で発生する酸性廃液は、河
川や海洋が酸汚染されないよう、適当な中和処理を行っ
てから排出する必要がある。中和剤としては、例えば水
酸化ナトリウムや水酸化カルシウムが安価で中和作用も
大きく、広く使用されているようである。
川や海洋が酸汚染されないよう、適当な中和処理を行っ
てから排出する必要がある。中和剤としては、例えば水
酸化ナトリウムや水酸化カルシウムが安価で中和作用も
大きく、広く使用されているようである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性廃液の場合、強
アルカリである水酸化ナトリウムは中和能力には非常に
優れているが、中和生成物として、弗化ナトリウムある
いは硫酸ナトリウムといった水への溶解度の大きい塩を
生成する。この場合、問題となるのは弗化ナトリウムの
生成であり、廃液中には多量の弗素イオンが溶存するの
で、環境保護を目的とした排水規制条件をクリアできな
くなる問題を生ずる。他方、中和剤として水酸化カルシ
ウムを使用した場合は、中和生成物として弗化カルシウ
ム及び硫酸カルシウムを生ずる。これらは、逆にいずれ
も水に不溶性であり、沈殿スラッジとして堆積する。こ
れは、弗素イオンの沈殿・固定化という意味では好都合
であるが、鉄系材料の酸洗液においては通常、弗酸成分
よりもはるかに高濃度の硫酸成分が含有されていること
から、膨大な量の硫酸カルシウム系スラッジが発生し、
スラッジ処理費用が高騰する問題を生ずる。
に弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性廃液の場合、強
アルカリである水酸化ナトリウムは中和能力には非常に
優れているが、中和生成物として、弗化ナトリウムある
いは硫酸ナトリウムといった水への溶解度の大きい塩を
生成する。この場合、問題となるのは弗化ナトリウムの
生成であり、廃液中には多量の弗素イオンが溶存するの
で、環境保護を目的とした排水規制条件をクリアできな
くなる問題を生ずる。他方、中和剤として水酸化カルシ
ウムを使用した場合は、中和生成物として弗化カルシウ
ム及び硫酸カルシウムを生ずる。これらは、逆にいずれ
も水に不溶性であり、沈殿スラッジとして堆積する。こ
れは、弗素イオンの沈殿・固定化という意味では好都合
であるが、鉄系材料の酸洗液においては通常、弗酸成分
よりもはるかに高濃度の硫酸成分が含有されていること
から、膨大な量の硫酸カルシウム系スラッジが発生し、
スラッジ処理費用が高騰する問題を生ずる。
【0005】本発明の課題は、弗酸成分と硫酸成分とを
含有する酸性廃液の中和処理において、処理後の廃液中
の弗素イオン残留率が低く、しかも不溶性の硫酸塩系ス
ラッジの発生量を劇的に削減できる処理方法及びそれに
使用する処理装置を提供することにある。
含有する酸性廃液の中和処理において、処理後の廃液中
の弗素イオン残留率が低く、しかも不溶性の硫酸塩系ス
ラッジの発生量を劇的に削減できる処理方法及びそれに
使用する処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明
は、酸成分として弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性
廃液の中和処理方法において、上記の課題を解決するた
めに、酸性廃液たる被処理廃液中の弗酸成分がアルカリ
土類金属弗化物の形で選択的に沈殿するように、該被処
理廃液中に、主なアルカリ成分がアルカリ土類金属水酸
化物である第一中和剤を投入する第一中和処理工程と、
第一中和処理工程時よりもpH値が上昇するように、当
該第一中和処理工程が終了後の被処理廃液に、主なアル
カリ成分がアルカリ金属水酸化物である第二中和剤を投
入して、該被処理廃液中に残留している硫酸成分を、ア
ルカリ金属硫酸塩として液中溶存させる形で中和する第
二中和処理工程と、を含むことを特徴とする。
は、酸成分として弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性
廃液の中和処理方法において、上記の課題を解決するた
めに、酸性廃液たる被処理廃液中の弗酸成分がアルカリ
土類金属弗化物の形で選択的に沈殿するように、該被処
理廃液中に、主なアルカリ成分がアルカリ土類金属水酸
化物である第一中和剤を投入する第一中和処理工程と、
第一中和処理工程時よりもpH値が上昇するように、当
該第一中和処理工程が終了後の被処理廃液に、主なアル
カリ成分がアルカリ金属水酸化物である第二中和剤を投
入して、該被処理廃液中に残留している硫酸成分を、ア
ルカリ金属硫酸塩として液中溶存させる形で中和する第
二中和処理工程と、を含むことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、酸成分として弗酸成分と
硫酸成分とを含有する酸性廃液の中和処理装置におい
て、上記の課題を解決するために、酸性廃液たる被処理
廃液中の弗酸成分がアルカリ土類金属弗化物の形で選択
的に沈殿するように、該被処理廃液中に、主なアルカリ
成分がアルカリ土類金属水酸化物である第一中和剤を投
入する第一中和処理工程と、第一中和処理工程時よりも
pH値が上昇するように、当該第一中和処理工程が終了
後の被処理廃液に、主なアルカリ成分がアルカリ金属水
酸化物である第二中和剤を投入して、該被処理廃液中に
残留している硫酸成分を、アルカリ金属硫酸塩として液
中溶存させる形で中和する第二中和処理工程と、を含む
ことを特徴とする。
硫酸成分とを含有する酸性廃液の中和処理装置におい
て、上記の課題を解決するために、酸性廃液たる被処理
廃液中の弗酸成分がアルカリ土類金属弗化物の形で選択
的に沈殿するように、該被処理廃液中に、主なアルカリ
成分がアルカリ土類金属水酸化物である第一中和剤を投
入する第一中和処理工程と、第一中和処理工程時よりも
pH値が上昇するように、当該第一中和処理工程が終了
後の被処理廃液に、主なアルカリ成分がアルカリ金属水
酸化物である第二中和剤を投入して、該被処理廃液中に
残留している硫酸成分を、アルカリ金属硫酸塩として液
中溶存させる形で中和する第二中和処理工程と、を含む
ことを特徴とする。
【0008】この発明では、弗酸成分と硫酸成分とを含
有する酸性廃液の中和処理を、アルカリ土類金属水酸化
物を投入して弗酸成分を選択的に沈殿させる第一中和処
理工程と、それよりもpH値が上昇するようにアルカリ
金属水酸化物を投入して、残留硫酸成分を液中溶存形態
で中和させる第二中和処理工程との、少なくとも2段階
にて行うことが大きなポイントである。第一中和処理工
程において弗酸成分が選択沈殿するので、処理後の廃液
中の弗素イオン残留率が極めて低くなり、しかも第二中
和処理工程では、残留硫酸成分は液中溶存形態で中和さ
れるから、不溶性の硫酸塩系スラッジの発生量が劇的に
削減できる。なお、本発明において「酸性廃液を中和す
る」とは、酸性廃液のpH値を増加させることを意味
し、必ずしも中性(pH=7)とすることを意味しな
い。例えば、廃液が最終的に強アルカリ性とならないこ
とを考慮しつつ、pH=7を超えてアルカリ性となる領
域まで中和剤を投入してもよい。
有する酸性廃液の中和処理を、アルカリ土類金属水酸化
物を投入して弗酸成分を選択的に沈殿させる第一中和処
理工程と、それよりもpH値が上昇するようにアルカリ
金属水酸化物を投入して、残留硫酸成分を液中溶存形態
で中和させる第二中和処理工程との、少なくとも2段階
にて行うことが大きなポイントである。第一中和処理工
程において弗酸成分が選択沈殿するので、処理後の廃液
中の弗素イオン残留率が極めて低くなり、しかも第二中
和処理工程では、残留硫酸成分は液中溶存形態で中和さ
れるから、不溶性の硫酸塩系スラッジの発生量が劇的に
削減できる。なお、本発明において「酸性廃液を中和す
る」とは、酸性廃液のpH値を増加させることを意味
し、必ずしも中性(pH=7)とすることを意味しな
い。例えば、廃液が最終的に強アルカリ性とならないこ
とを考慮しつつ、pH=7を超えてアルカリ性となる領
域まで中和剤を投入してもよい。
【0009】また、積極的にアルカリ性領域となるまで
中和剤を投入することにより、以下に述べるような新規
な効果を達成できる場合がある。例えば、鉄鋼材料の酸
洗廃液などでは、被処理廃液中に相当量の鉄イオンが含
有されている場合があるが、廃液排出時には、最終的に
この鉄イオンの含有量もなるべく低減しておくことが要
求される場合が多い。本発明者らが検討したところによ
ると、鉄イオン、特に2価の鉄イオンについては、液の
pHが中性域からアルカリ性域に移行するに伴い、水酸
化鉄(II)(Fe(OH)2)の溶解度が小さくなり、沈
殿しやすくなることが判明している。この場合、第二中
和処理工程において、被処理廃液のpHが8〜9の範囲
となるように前記第二中和剤を投入すれば、前記鉄イオ
ン成分が主に水酸化鉄(II)の形で沈殿し、これを前記し
た弗化カルシウムとともに沈殿スラッジとして分離除去
すれば、最終的な廃液中の鉄イオン濃度を低減すること
が可能となる。pHが8未満では、水酸化鉄(II)の溶解
度が増大して鉄イオンの濃度低減の効果が不十分となる
場合がある。他方、pHが9以上では、アルカリ性が強
すぎて排出上の問題を生ずる場合がある。
中和剤を投入することにより、以下に述べるような新規
な効果を達成できる場合がある。例えば、鉄鋼材料の酸
洗廃液などでは、被処理廃液中に相当量の鉄イオンが含
有されている場合があるが、廃液排出時には、最終的に
この鉄イオンの含有量もなるべく低減しておくことが要
求される場合が多い。本発明者らが検討したところによ
ると、鉄イオン、特に2価の鉄イオンについては、液の
pHが中性域からアルカリ性域に移行するに伴い、水酸
化鉄(II)(Fe(OH)2)の溶解度が小さくなり、沈
殿しやすくなることが判明している。この場合、第二中
和処理工程において、被処理廃液のpHが8〜9の範囲
となるように前記第二中和剤を投入すれば、前記鉄イオ
ン成分が主に水酸化鉄(II)の形で沈殿し、これを前記し
た弗化カルシウムとともに沈殿スラッジとして分離除去
すれば、最終的な廃液中の鉄イオン濃度を低減すること
が可能となる。pHが8未満では、水酸化鉄(II)の溶解
度が増大して鉄イオンの濃度低減の効果が不十分となる
場合がある。他方、pHが9以上では、アルカリ性が強
すぎて排出上の問題を生ずる場合がある。
【0010】第一中和剤に含有されるアルカリ土類金属
水酸化物は、水酸化マグネシウムや水酸化バリウム等の
使用も可能であるが、水酸化カルシウムを主体とするも
のが最も好ましく使用できる。その理由は以下の通りで
ある。 中和反応速度が大きく、効率がよい。これは、水酸化
カルシウムが水に対して適度な溶解度を有し、弗酸成分
との中和反応の要部を液中均一反応により進行させるこ
とができるためであると考えられる。これに対し、例え
ば水酸化マグネシウムは水にほとんど不溶であり、弗酸
成分との中和反応が事実上固液界面を介した不均一反応
になるため、反応速度も水酸化カルシウムと比較すれば
鈍くなる。 中和生成物である弗化カルシウムは含水性が低いた
め、脱水効率が高い。その結果、フィルタプレス等の機
械的な手法により生成スラッジの含水率を容易に下げる
ことができる。つまり、同じ量の酸性廃液を処理する場
合、含水率が低い分だけ発生スラッジの重量を減ずるこ
とができる。水酸化マグネシウムは含水性の比較的高い
弗化マグネシウムがスラッジとして発生する。なお、ス
ラッジの含水率があまり高くなり過ぎると、仮焼等によ
るスラッジ乾燥に時間とエネルギーを要するので、処理
コストが嵩む原因となる。また、スラッジ処理を外部業
者等に依託する場合は、処理費用単価がスラッジ重量に
応じて定められていることも多いから、スラッジ含水率
が増えることは、被処理スラッジ重量の増大による処理
コストの直接的な高騰を招くことにつながる。
水酸化物は、水酸化マグネシウムや水酸化バリウム等の
使用も可能であるが、水酸化カルシウムを主体とするも
のが最も好ましく使用できる。その理由は以下の通りで
ある。 中和反応速度が大きく、効率がよい。これは、水酸化
カルシウムが水に対して適度な溶解度を有し、弗酸成分
との中和反応の要部を液中均一反応により進行させるこ
とができるためであると考えられる。これに対し、例え
ば水酸化マグネシウムは水にほとんど不溶であり、弗酸
成分との中和反応が事実上固液界面を介した不均一反応
になるため、反応速度も水酸化カルシウムと比較すれば
鈍くなる。 中和生成物である弗化カルシウムは含水性が低いた
め、脱水効率が高い。その結果、フィルタプレス等の機
械的な手法により生成スラッジの含水率を容易に下げる
ことができる。つまり、同じ量の酸性廃液を処理する場
合、含水率が低い分だけ発生スラッジの重量を減ずるこ
とができる。水酸化マグネシウムは含水性の比較的高い
弗化マグネシウムがスラッジとして発生する。なお、ス
ラッジの含水率があまり高くなり過ぎると、仮焼等によ
るスラッジ乾燥に時間とエネルギーを要するので、処理
コストが嵩む原因となる。また、スラッジ処理を外部業
者等に依託する場合は、処理費用単価がスラッジ重量に
応じて定められていることも多いから、スラッジ含水率
が増えることは、被処理スラッジ重量の増大による処理
コストの直接的な高騰を招くことにつながる。
【0011】一方、第二中和剤に含有されるアルカリ金
属水酸化物は、水酸化カリウムあるいは水酸化リチウム
等の使用も可能であるが、水酸化ナトリウムを主体とす
るものが安価でしかも中和効果に優れているので、特に
好適に使用できる
属水酸化物は、水酸化カリウムあるいは水酸化リチウム
等の使用も可能であるが、水酸化ナトリウムを主体とす
るものが安価でしかも中和効果に優れているので、特に
好適に使用できる
【0012】なお、処理済み廃液中の溶存弗素イオンの
量を可及的に少なくし、中和処理に伴う沈殿生成物の量
を可及的に少なくする観点においては、第一中和処理工
程において、被処理廃液中の弗酸成分のほぼ全てが弗化
カルシウムの形で沈殿する一方、硫酸カルシウムの析出
は可及的に(なるべく、あるいは、ほぼ)生じないよう
に、第一中和剤の投入量が調整することが望ましい。例
えば、第一中和処理工程において、被処理廃液中の弗酸
成分の95モル%以上が弗化カルシウムの形で沈殿する
一方、硫酸カルシウムの析出は可及的に生じなくするこ
とが望ましい。
量を可及的に少なくし、中和処理に伴う沈殿生成物の量
を可及的に少なくする観点においては、第一中和処理工
程において、被処理廃液中の弗酸成分のほぼ全てが弗化
カルシウムの形で沈殿する一方、硫酸カルシウムの析出
は可及的に(なるべく、あるいは、ほぼ)生じないよう
に、第一中和剤の投入量が調整することが望ましい。例
えば、第一中和処理工程において、被処理廃液中の弗酸
成分の95モル%以上が弗化カルシウムの形で沈殿する
一方、硫酸カルシウムの析出は可及的に生じなくするこ
とが望ましい。
【0013】この場合、第一中和処理工程において、被
処理廃液のpHを1.8〜6.5の範囲に調整するのが
よい。pHが1.8未満になると、中和しきれない弗酸
成分が第一中和処理工程において多く残留する結果、第
二中和処理工程にてこれがアルカリ金属弗化物となって
廃液中に溶存し、液中の弗素イオン濃度が高くなってし
まう場合がある。他方、pHが6.5を超えると、第一
中和処理工程において多量の硫酸カルシウムが沈殿し、
スラッジ量が多くなってしまう問題を生ずる場合があ
る。なお、第一中和処理工程において、被処理廃液のp
Hは望ましくは2.0〜5.0、より望ましくは2.0
〜3.0の範囲に調整するのがよい。特に、被処理廃液
中の鉄イオン濃度が高い場合は、酸性領域、特に上記望
ましい範囲あるいはより望ましい範囲にpHを維持する
ことで、硫酸カルシウムの沈殿を一層起こりにくくする
ことができる。これは、液pHを酸性とすることで硫酸
鉄(II)等の沈殿が抑制される結果、硫酸イオンが鉄イオ
ンとともにその溶存安定性を増大させ、結果として硫酸
カルシウムを含む金属硫酸塩の析出が起こりにくくなる
ためであると考えられる。
処理廃液のpHを1.8〜6.5の範囲に調整するのが
よい。pHが1.8未満になると、中和しきれない弗酸
成分が第一中和処理工程において多く残留する結果、第
二中和処理工程にてこれがアルカリ金属弗化物となって
廃液中に溶存し、液中の弗素イオン濃度が高くなってし
まう場合がある。他方、pHが6.5を超えると、第一
中和処理工程において多量の硫酸カルシウムが沈殿し、
スラッジ量が多くなってしまう問題を生ずる場合があ
る。なお、第一中和処理工程において、被処理廃液のp
Hは望ましくは2.0〜5.0、より望ましくは2.0
〜3.0の範囲に調整するのがよい。特に、被処理廃液
中の鉄イオン濃度が高い場合は、酸性領域、特に上記望
ましい範囲あるいはより望ましい範囲にpHを維持する
ことで、硫酸カルシウムの沈殿を一層起こりにくくする
ことができる。これは、液pHを酸性とすることで硫酸
鉄(II)等の沈殿が抑制される結果、硫酸イオンが鉄イオ
ンとともにその溶存安定性を増大させ、結果として硫酸
カルシウムを含む金属硫酸塩の析出が起こりにくくなる
ためであると考えられる。
【0014】図10は、弗素イオン濃度が2.5重量
%、硫酸イオン濃度が28重量%、溶存Fe成分が80
g/リットルの酸性廃液に対し、水酸化カルシウム粉末
の水懸濁液(水酸化カルシウム含有率:15g/リット
ル)を第一中和剤として投入することにより、廃液のp
Hを徐々に大きくしたときの、各種pH値にて測定した
液中の弗素イオン濃度及び硫酸イオン濃度を示してい
る。なお、第一中和剤投入前の原廃液のpHは約2.3
であり、弗素イオン濃度は25000mg/リットル、
硫酸イオン濃度は280000mg/リットルである。
pH2.5前後からpH値が大きくなるに連れ、弗化カ
ルシウムの沈殿により廃液中の弗素イオン濃度が急速に
小さくなっており、pH3以上では弗素イオンがほとん
ど残留していないことがわかる。他方、硫酸イオン濃度
は、pH2.5からpH6.5程度までは、硫酸カルシ
ウムの急激な沈殿が生じないため、略一定に近い値を示
している。
%、硫酸イオン濃度が28重量%、溶存Fe成分が80
g/リットルの酸性廃液に対し、水酸化カルシウム粉末
の水懸濁液(水酸化カルシウム含有率:15g/リット
ル)を第一中和剤として投入することにより、廃液のp
Hを徐々に大きくしたときの、各種pH値にて測定した
液中の弗素イオン濃度及び硫酸イオン濃度を示してい
る。なお、第一中和剤投入前の原廃液のpHは約2.3
であり、弗素イオン濃度は25000mg/リットル、
硫酸イオン濃度は280000mg/リットルである。
pH2.5前後からpH値が大きくなるに連れ、弗化カ
ルシウムの沈殿により廃液中の弗素イオン濃度が急速に
小さくなっており、pH3以上では弗素イオンがほとん
ど残留していないことがわかる。他方、硫酸イオン濃度
は、pH2.5からpH6.5程度までは、硫酸カルシ
ウムの急激な沈殿が生じないため、略一定に近い値を示
している。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づき説明する。図1は、本発明の一実
施例たる酸性廃液の中和処理装置(以下、単に中和処理
装置という)1を概念的に示すものである。該中和処理
装置1は、第一中和処理工程実施部50と第二中和処理
工程51とを備える。第一中和処理工程実施部50は、
酸性廃液たる被処理廃液中の弗酸成分をアルカリ土類金
属弗化物の形で選択的に沈殿するように、該被処理廃液
中に、主なアルカリ成分がアルカリ土類金属水酸化物で
ある第一中和剤を投入する第一中和処理を実施するため
のものである。また、第二中和処理工程51は、第一中
和処理工程時よりもpH値が上昇するように、当該第一
中和処理工程が終了後の被処理廃液に、主なアルカリ成
分がアルカリ金属水酸化物である第二中和剤を投入し
て、該被処理廃液中に残留している硫酸成分を、アルカ
リ金属硫酸塩として液中溶存させる形で中和する第二中
和処理工程を実施するためのものである。第一中和剤に
含有されるアルカリ土類金属水酸化物は、水酸化カルシ
ウムを主体とするものが使用される。また、第二中和剤
に含有されるアルカリ金属水酸化物は、水酸化ナトリウ
ムを主体とするものが使用される。
に示す実施例に基づき説明する。図1は、本発明の一実
施例たる酸性廃液の中和処理装置(以下、単に中和処理
装置という)1を概念的に示すものである。該中和処理
装置1は、第一中和処理工程実施部50と第二中和処理
工程51とを備える。第一中和処理工程実施部50は、
酸性廃液たる被処理廃液中の弗酸成分をアルカリ土類金
属弗化物の形で選択的に沈殿するように、該被処理廃液
中に、主なアルカリ成分がアルカリ土類金属水酸化物で
ある第一中和剤を投入する第一中和処理を実施するため
のものである。また、第二中和処理工程51は、第一中
和処理工程時よりもpH値が上昇するように、当該第一
中和処理工程が終了後の被処理廃液に、主なアルカリ成
分がアルカリ金属水酸化物である第二中和剤を投入し
て、該被処理廃液中に残留している硫酸成分を、アルカ
リ金属硫酸塩として液中溶存させる形で中和する第二中
和処理工程を実施するためのものである。第一中和剤に
含有されるアルカリ土類金属水酸化物は、水酸化カルシ
ウムを主体とするものが使用される。また、第二中和剤
に含有されるアルカリ金属水酸化物は、水酸化ナトリウ
ムを主体とするものが使用される。
【0016】上記の2つの工程実施部50,51によ
り、弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性廃液の中和処
理を、水酸化カルシウムを投入して弗酸成分を選択的に
沈殿させる第一中和処理工程と、それよりもpH値が上
昇するように水酸化ナトリウムを投入して、残留硫酸成
分を液中溶存形態で中和する第二中和処理工程との2段
階にて行う。図9(a)に示すように、弗酸成分のアニ
オンである弗素イオン(F−)は酸性下では、弗化カル
シウム(CaF2)を沈殿する。他方、図8(b)に示
すように、硫酸成分のアニオンである硫酸イオン(SO
4 2−)は、特定のpH値以上では水酸化カルシウムと
中和反応して硫酸カルシウム(CaSO4:いわゆる石
膏)を沈殿するが、pHがある値よりも低い特定の範囲
では硫酸カルシウムの生成反応が鈍くなり、弗酸成分を
弗化カルシウムの形で選択的に沈殿させることができる
ようになる。第一中和処理工程では、そのような特定の
pH範囲、具体的にはpH1.8〜6.5(望ましくは
pH2.0〜3.0)となるように、水酸化カルシウム
の投入量を制御することで弗酸成分を選択沈殿させるこ
とができ、処理後の廃液中の弗素イオン残留率を極めて
低く抑えることができる。
り、弗酸成分と硫酸成分とを含有する酸性廃液の中和処
理を、水酸化カルシウムを投入して弗酸成分を選択的に
沈殿させる第一中和処理工程と、それよりもpH値が上
昇するように水酸化ナトリウムを投入して、残留硫酸成
分を液中溶存形態で中和する第二中和処理工程との2段
階にて行う。図9(a)に示すように、弗酸成分のアニ
オンである弗素イオン(F−)は酸性下では、弗化カル
シウム(CaF2)を沈殿する。他方、図8(b)に示
すように、硫酸成分のアニオンである硫酸イオン(SO
4 2−)は、特定のpH値以上では水酸化カルシウムと
中和反応して硫酸カルシウム(CaSO4:いわゆる石
膏)を沈殿するが、pHがある値よりも低い特定の範囲
では硫酸カルシウムの生成反応が鈍くなり、弗酸成分を
弗化カルシウムの形で選択的に沈殿させることができる
ようになる。第一中和処理工程では、そのような特定の
pH範囲、具体的にはpH1.8〜6.5(望ましくは
pH2.0〜3.0)となるように、水酸化カルシウム
の投入量を制御することで弗酸成分を選択沈殿させるこ
とができ、処理後の廃液中の弗素イオン残留率を極めて
低く抑えることができる。
【0017】一方、第二中和処理工程では、図8(a)
に示すように、残留硫酸成分が水酸化ナトリウムの投入
により液中溶存形態で中和されるから、不溶性の硫酸カ
ルシウム系スラッジの発生量が劇的に低減される。例え
ば、弗酸成分と硫酸成分とが共存した状態で水酸化カル
シウムを過剰に投入してpH値が上昇し過ぎると、図8
(b)に示すように、多量の硫酸カルシウムが沈殿し、
スラッジが増大してしまう。他方、水酸化ナトリウムを
先に投入したのでは、図9(b)に示すように、弗酸成
分は可溶性の弗化ナトリウムを生ずる形で中和され、大
半が廃液中に溶存・残留してしまうことになる。しかし
ながら、上記のような2段階処理を行うことで、このよ
うな不具合を効果的に回避することができる。
に示すように、残留硫酸成分が水酸化ナトリウムの投入
により液中溶存形態で中和されるから、不溶性の硫酸カ
ルシウム系スラッジの発生量が劇的に低減される。例え
ば、弗酸成分と硫酸成分とが共存した状態で水酸化カル
シウムを過剰に投入してpH値が上昇し過ぎると、図8
(b)に示すように、多量の硫酸カルシウムが沈殿し、
スラッジが増大してしまう。他方、水酸化ナトリウムを
先に投入したのでは、図9(b)に示すように、弗酸成
分は可溶性の弗化ナトリウムを生ずる形で中和され、大
半が廃液中に溶存・残留してしまうことになる。しかし
ながら、上記のような2段階処理を行うことで、このよ
うな不具合を効果的に回避することができる。
【0018】なお、少なくとも第一中和処理工程の実施
後において、被処理廃液中に生じた弗化カルシウムを主
体とする沈殿スラッジを該被処理廃液から分離するスラ
ッジ分離工程を実施することができる。この沈殿スラッ
ジの分離は、第二中和処理工程の前に行っても、その後
で行ってもいずれでもよいが、第二中和処理工程の後で
行うようにすれば、スラッジ分離された廃液のさらなる
中和処理は基本的に不要となるので、工程を簡略化する
ことができる。
後において、被処理廃液中に生じた弗化カルシウムを主
体とする沈殿スラッジを該被処理廃液から分離するスラ
ッジ分離工程を実施することができる。この沈殿スラッ
ジの分離は、第二中和処理工程の前に行っても、その後
で行ってもいずれでもよいが、第二中和処理工程の後で
行うようにすれば、スラッジ分離された廃液のさらなる
中和処理は基本的に不要となるので、工程を簡略化する
ことができる。
【0019】以下、上記中和処理装置1と、それを用い
た中和処理の流れについてさらに詳しく説明する。ま
ず、該中和処理装置1には、鉄系線材の酸洗ライン(あ
るいはその他の鉄系部材の酸洗ライン)にて発生した使
用済み酸洗廃液や水洗廃液などからなる被処理廃液を貯
溜する廃液タンク2が設けられている。この被処理廃液
は、弗酸(例えば1〜10重量%程度)と硫酸(例えば
3〜40重量%程度)とを含有するものであり、また、
酸洗溶解したスケール成分等に由来する鉄イオンを相当
量含むものである。
た中和処理の流れについてさらに詳しく説明する。ま
ず、該中和処理装置1には、鉄系線材の酸洗ライン(あ
るいはその他の鉄系部材の酸洗ライン)にて発生した使
用済み酸洗廃液や水洗廃液などからなる被処理廃液を貯
溜する廃液タンク2が設けられている。この被処理廃液
は、弗酸(例えば1〜10重量%程度)と硫酸(例えば
3〜40重量%程度)とを含有するものであり、また、
酸洗溶解したスケール成分等に由来する鉄イオンを相当
量含むものである。
【0020】また、第一中和処理工程実施部50は、被
処理廃液が導入される第一処理槽4と、これに第一中和
剤を投入する第一中和剤供給部6とを備える。他方、第
二中和処理工程実施部51は、その第一処理槽4からの
被処理廃液が導かれる第二処理槽11と、これに第二中
和剤を投入する第二中和剤供給部13とを備える。具体
的には、廃液タンク2に対し、廃液供給管路3を介して
第一処理槽4が接続され、さらにその第一処理槽4には
廃液流出管路9を介して第二処理槽11が接続されてい
る。第二処理槽11には廃液流出管路16を介して沈殿
槽17が接続され、さらにその沈殿槽17には脱水分離
手段としてフィルタプレス装置100がつながれてい
る。また、廃液供給管路3上には廃液タンク2からの廃
液を第一処理槽4に向けて圧送する送液ポンプ22と、
廃液の供給流量を調整する廃液供給調整バルブ23とが
設けられている。
処理廃液が導入される第一処理槽4と、これに第一中和
剤を投入する第一中和剤供給部6とを備える。他方、第
二中和処理工程実施部51は、その第一処理槽4からの
被処理廃液が導かれる第二処理槽11と、これに第二中
和剤を投入する第二中和剤供給部13とを備える。具体
的には、廃液タンク2に対し、廃液供給管路3を介して
第一処理槽4が接続され、さらにその第一処理槽4には
廃液流出管路9を介して第二処理槽11が接続されてい
る。第二処理槽11には廃液流出管路16を介して沈殿
槽17が接続され、さらにその沈殿槽17には脱水分離
手段としてフィルタプレス装置100がつながれてい
る。また、廃液供給管路3上には廃液タンク2からの廃
液を第一処理槽4に向けて圧送する送液ポンプ22と、
廃液の供給流量を調整する廃液供給調整バルブ23とが
設けられている。
【0021】すなわち、上記の構成では、廃液タンク2
からの被処理廃液を第一処理槽4に導入して、これに第
一中和剤を投入することにより第一中和処理工程を実施
し、次いで、その第一処理槽4内の被処理廃液を、該第
一処理槽4とは別に設けられた第二処理槽11に導き、
これに第二中和剤を投入して第二中和工程を実施する形
となる。2つの中和処理工程を実施するために、各々専
用の処理槽4,11と中和剤供給部6,13とを使用す
ることにより、被処理廃液の2段階中和処理工程を連続
的かつ能率的に行うことができるようになる。なお、被
処理廃液のバッチ処理が可能な場合は、第一中和剤供給
部と第二中和剤供給部とを共通の処理槽に対して設け、
まず第一中和剤供給部により被処理廃液に第一中和剤を
投入して弗酸成分を沈殿させ、さらに、同じ処理槽内に
て第二中和剤供給部により第二中和剤を投入して残留し
た硫酸成分を中和するようにしてもよい。
からの被処理廃液を第一処理槽4に導入して、これに第
一中和剤を投入することにより第一中和処理工程を実施
し、次いで、その第一処理槽4内の被処理廃液を、該第
一処理槽4とは別に設けられた第二処理槽11に導き、
これに第二中和剤を投入して第二中和工程を実施する形
となる。2つの中和処理工程を実施するために、各々専
用の処理槽4,11と中和剤供給部6,13とを使用す
ることにより、被処理廃液の2段階中和処理工程を連続
的かつ能率的に行うことができるようになる。なお、被
処理廃液のバッチ処理が可能な場合は、第一中和剤供給
部と第二中和剤供給部とを共通の処理槽に対して設け、
まず第一中和剤供給部により被処理廃液に第一中和剤を
投入して弗酸成分を沈殿させ、さらに、同じ処理槽内に
て第二中和剤供給部により第二中和剤を投入して残留し
た硫酸成分を中和するようにしてもよい。
【0022】第一中和剤としては、水酸化カルシウムの
水溶液を使用することもできるが、水酸化カルシウムの
水への溶解度が多少低いことから、少量の投入で大きな
中和効果を得たい場合には、水酸化カルシウムの粉末を
水系溶媒(例えば水)中に混合又は懸濁させたスラリー
状のものを使用するようにする。このようなスラリー状
の第一中和剤を第一中和剤タンク6aに貯溜しておき、
第一中和剤供給管路7を経てこれを第一処理槽4に供給
する際は、その供給管路7上に設けられた第一中和剤供
給調整バルブ8により、その投入量を容易に調整するこ
とができる。
水溶液を使用することもできるが、水酸化カルシウムの
水への溶解度が多少低いことから、少量の投入で大きな
中和効果を得たい場合には、水酸化カルシウムの粉末を
水系溶媒(例えば水)中に混合又は懸濁させたスラリー
状のものを使用するようにする。このようなスラリー状
の第一中和剤を第一中和剤タンク6aに貯溜しておき、
第一中和剤供給管路7を経てこれを第一処理槽4に供給
する際は、その供給管路7上に設けられた第一中和剤供
給調整バルブ8により、その投入量を容易に調整するこ
とができる。
【0023】具体的には、図2に示すように、第一中和
剤タンク6a内には水酸化カルシウムスラリーからなる
第一中和剤PNの分離を防止するために、内部のスラリ
ーを撹拌する撹拌機構60(撹拌羽根61と、軸62を
介してこれを回転させるモータ63とを備える)が設け
られており、タンク6aの底部から供給管路7が下方に
延びる形態となっている。なお、図5(a)に示すよう
に、供給管路7を断面積の異なる2本(あるいは3本以
上)7a,7bに分岐させ、その各々に供給調整バルブ
8a,8bを設けるとともに、第一中和剤の投入量に応
じていずれかの供給管路を選択的に使用することも可能
である。例えば、空の第一処理槽4内に被処理廃液を導
入した直後は廃液のpHが小さいので、比較的多量の中
和剤を投入する必要がある。この場合は断面積の大きい
供給管路7aを使用する。その後、槽内の廃液のpHが
上昇して安定化し、新規流入する廃液によるpH低下の
みを抑制すれば十分な状態になれば、pHの微調整に有
利な断面積の小さい供給管路7bに切り替えるようにす
る。
剤タンク6a内には水酸化カルシウムスラリーからなる
第一中和剤PNの分離を防止するために、内部のスラリ
ーを撹拌する撹拌機構60(撹拌羽根61と、軸62を
介してこれを回転させるモータ63とを備える)が設け
られており、タンク6aの底部から供給管路7が下方に
延びる形態となっている。なお、図5(a)に示すよう
に、供給管路7を断面積の異なる2本(あるいは3本以
上)7a,7bに分岐させ、その各々に供給調整バルブ
8a,8bを設けるとともに、第一中和剤の投入量に応
じていずれかの供給管路を選択的に使用することも可能
である。例えば、空の第一処理槽4内に被処理廃液を導
入した直後は廃液のpHが小さいので、比較的多量の中
和剤を投入する必要がある。この場合は断面積の大きい
供給管路7aを使用する。その後、槽内の廃液のpHが
上昇して安定化し、新規流入する廃液によるpH低下の
みを抑制すれば十分な状態になれば、pHの微調整に有
利な断面積の小さい供給管路7bに切り替えるようにす
る。
【0024】他方、第一中和剤として、水酸化カルシウ
ム粉末を直接廃液中に投入する場合は、図5(b)に示
すように、公知のスクリューフィーダ89等の粉末供給
機構を使用することができる。この図の例では、ホッパ
90内の水酸化カルシウム粉末Pを、スクリューフィー
ダ89の供給管93内に落としこみ、管内に設けられた
供給スクリュー91をモータ92により回転させて供給
管93内を搬送し、供給口94から排出・供給するよう
にしている。
ム粉末を直接廃液中に投入する場合は、図5(b)に示
すように、公知のスクリューフィーダ89等の粉末供給
機構を使用することができる。この図の例では、ホッパ
90内の水酸化カルシウム粉末Pを、スクリューフィー
ダ89の供給管93内に落としこみ、管内に設けられた
供給スクリュー91をモータ92により回転させて供給
管93内を搬送し、供給口94から排出・供給するよう
にしている。
【0025】次に、第二中和剤としては、水酸化ナトリ
ウム水溶液を使用することができる。この場合も、図6
に示すように、第二中和剤タンク13aに貯溜された液
状の第二中和剤を、第二中和剤供給管路14を経て第二
処理槽11に供給する際に、その供給管路14上に設け
られた第二中和剤供給調整バルブ15により投入量を容
易に調整することができる。
ウム水溶液を使用することができる。この場合も、図6
に示すように、第二中和剤タンク13aに貯溜された液
状の第二中和剤を、第二中和剤供給管路14を経て第二
処理槽11に供給する際に、その供給管路14上に設け
られた第二中和剤供給調整バルブ15により投入量を容
易に調整することができる。
【0026】なお、第一中和剤タンク6a、第二中和剤
タンク13a及び沈殿槽17からの各管路7、14及び
21には、バルブ8、15及び20の入口側液圧を調整
するための調整用ポンプ7a、14a及び21aが設け
られている。
タンク13a及び沈殿槽17からの各管路7、14及び
21には、バルブ8、15及び20の入口側液圧を調整
するための調整用ポンプ7a、14a及び21aが設け
られている。
【0027】図2に示すように、第一処理槽4内には、
ここに滞留する被処理廃液のpH値を検出するpH検出
部5が設けられている。このpH検出部5としては、公
知のpHセンサを使用することができる。例えば、アン
チモンの表面に生成した酸化物が溶液浸漬に伴い水酸化
物に変化する際に、該水酸化物の電離平衡が液pHに応
じて変化するアンチモン電極を用いるもの、ポリ塩化ビ
ニルをマトリックスとする中性子キャリア有機感応物質
を用いる液体膜型電極を用いるもの、MOSFETの金
属ゲート部分にAl2O3やTa2O5等の無機絶縁膜
を付けたpH用FETセンサ、Li2Oを含有するpH
感応ケイ酸塩ガラス薄膜を用いるガラス電極を用いるも
の等を例示できる。この場合、廃液のpH値変化に対す
る追従応答性のなるべく良好なものを使用するのがよ
い。また、弗酸を含有する廃液へ適用したときの測定精
度及びセンサ寿命を考慮すれば、アンチモン電極使用型
のセンサが特に望ましい。
ここに滞留する被処理廃液のpH値を検出するpH検出
部5が設けられている。このpH検出部5としては、公
知のpHセンサを使用することができる。例えば、アン
チモンの表面に生成した酸化物が溶液浸漬に伴い水酸化
物に変化する際に、該水酸化物の電離平衡が液pHに応
じて変化するアンチモン電極を用いるもの、ポリ塩化ビ
ニルをマトリックスとする中性子キャリア有機感応物質
を用いる液体膜型電極を用いるもの、MOSFETの金
属ゲート部分にAl2O3やTa2O5等の無機絶縁膜
を付けたpH用FETセンサ、Li2Oを含有するpH
感応ケイ酸塩ガラス薄膜を用いるガラス電極を用いるも
の等を例示できる。この場合、廃液のpH値変化に対す
る追従応答性のなるべく良好なものを使用するのがよ
い。また、弗酸を含有する廃液へ適用したときの測定精
度及びセンサ寿命を考慮すれば、アンチモン電極使用型
のセンサが特に望ましい。
【0028】上記のpH検出部5により検出されたpH
値を参照して、被処理廃液のpHが1.8〜6.5(望
ましくは2.0〜3.0)の範囲のものとなるように、
第一中和剤供給部6による第一中和剤の投入量を制御す
る制御部30が設けられている。制御部30は、例えば
マイクロプロセッサを主体に構成されるものであり、p
H検出部5からの検出情報を参照して第一中和剤供給調
整バルブ8の開閉を制御し、被処理廃液のpH値が前記
した範囲のものとなるように、第一中和剤の投入量を調
整する役割を果たす。その制御形態としては、バルブ8
を、例えば全開及び全閉のみ可能な電磁ストップバルブ
として構成しておき、その開時間の調整(あるいは開閉
時間のデューティー比制御)により第一中和剤の流量調
整をする態様のほか、あるいはバルブ8を電磁比例制御
弁で構成し、バルブ8の開き量にて第一中和剤の流量調
整をする態様も採用可能である。なお、図1に示すよう
に、制御部30は、第二中和剤供給調整バルブ15の開
閉制御、廃液タンクからの廃液の流出量を規制するバル
ブ23の開閉制御も行うものとなっている。
値を参照して、被処理廃液のpHが1.8〜6.5(望
ましくは2.0〜3.0)の範囲のものとなるように、
第一中和剤供給部6による第一中和剤の投入量を制御す
る制御部30が設けられている。制御部30は、例えば
マイクロプロセッサを主体に構成されるものであり、p
H検出部5からの検出情報を参照して第一中和剤供給調
整バルブ8の開閉を制御し、被処理廃液のpH値が前記
した範囲のものとなるように、第一中和剤の投入量を調
整する役割を果たす。その制御形態としては、バルブ8
を、例えば全開及び全閉のみ可能な電磁ストップバルブ
として構成しておき、その開時間の調整(あるいは開閉
時間のデューティー比制御)により第一中和剤の流量調
整をする態様のほか、あるいはバルブ8を電磁比例制御
弁で構成し、バルブ8の開き量にて第一中和剤の流量調
整をする態様も採用可能である。なお、図1に示すよう
に、制御部30は、第二中和剤供給調整バルブ15の開
閉制御、廃液タンクからの廃液の流出量を規制するバル
ブ23の開閉制御も行うものとなっている。
【0029】次に、図2に示すように、第一処理槽4に
は、水酸化カルシウムを含有する第一中和剤PNが投入
された被処理廃液WLを撹拌して、それによって生じた
弗化カルシウムを主体とする沈殿スラッジSL(以下、
単にスラッジともいう)を被処理廃液WL中に一時的に
懸濁させた状態とする撹拌機構40が設けられている。
スラッジSLが懸濁した被処理廃液WLは、送液手段た
る廃液流出管路9を経て、図6の第二処理槽11に導か
れる。これにより、スラッジSLが第一処理槽4内に蓄
積せず、第二処理槽11あるいはそれよりも下流側にて
これを一括回収できるので一層能率的である。本実施例
では、撹拌機構40として、撹拌羽根41を軸42を介
してモータ43により回転させるタイプのものを使用し
ているが、超音波撹拌等を採用してもよい。また、廃液
流出管路9は、第一処理槽4内の液面レベル付近か、そ
れよりもやや下側に設けられて、槽内の廃液WLをオー
バーフローさせるオーバーフロー管路として構成されて
いる。
は、水酸化カルシウムを含有する第一中和剤PNが投入
された被処理廃液WLを撹拌して、それによって生じた
弗化カルシウムを主体とする沈殿スラッジSL(以下、
単にスラッジともいう)を被処理廃液WL中に一時的に
懸濁させた状態とする撹拌機構40が設けられている。
スラッジSLが懸濁した被処理廃液WLは、送液手段た
る廃液流出管路9を経て、図6の第二処理槽11に導か
れる。これにより、スラッジSLが第一処理槽4内に蓄
積せず、第二処理槽11あるいはそれよりも下流側にて
これを一括回収できるので一層能率的である。本実施例
では、撹拌機構40として、撹拌羽根41を軸42を介
してモータ43により回転させるタイプのものを使用し
ているが、超音波撹拌等を採用してもよい。また、廃液
流出管路9は、第一処理槽4内の液面レベル付近か、そ
れよりもやや下側に設けられて、槽内の廃液WLをオー
バーフローさせるオーバーフロー管路として構成されて
いる。
【0030】また、第一処理槽4内の廃液WLを撹拌す
るもう一つの大きな目的は、槽内の廃液のpHをなるべ
く均一化することにある。すなわち、第一中和剤PNを
投入すれば、その投入された近傍において局所的かつ瞬
間的にpHが高くなり、これが前記した望ましいpH値
範囲よりも上側に外れた場合には、硫酸カルシウムの沈
殿が生じてスラッジ量の増大につながる場合がある。そ
こで、槽内の廃液を常時撹拌するようにすれば、pHの
局所的な上昇が抑制され、また、中和反応の促進も同時
に図ることができる。
るもう一つの大きな目的は、槽内の廃液のpHをなるべ
く均一化することにある。すなわち、第一中和剤PNを
投入すれば、その投入された近傍において局所的かつ瞬
間的にpHが高くなり、これが前記した望ましいpH値
範囲よりも上側に外れた場合には、硫酸カルシウムの沈
殿が生じてスラッジ量の増大につながる場合がある。そ
こで、槽内の廃液を常時撹拌するようにすれば、pHの
局所的な上昇が抑制され、また、中和反応の促進も同時
に図ることができる。
【0031】なお、図11は、第一中和処理工程実施部
50の別の構成例を示している。この例では、廃液タン
ク2に廃液WLが管路209を介してポンプ211によ
り供給されるようになっている(なお、210は廃液供
給量を調整するバルブである)。また、第一処理槽4内
の撹拌機構40において、撹拌羽根41は軸42に対し
て同軸的に2組設けられている。また、この例では、第
一中和剤タンク206a(内部に、撹拌羽根261と、
軸262を介してこれを回転させるモータ263とを備
える撹拌機構260が設けられている)内の中和剤スラ
リーPNを、供給管路207を介して、タンク206a
の底部からポンプ207pにより汲み上げる形で第一処
理槽4内に供給するようにしている。なお、供給管路2
07は中間部が断面積の異なる2本207a,207b
に分岐しており、その各々に供給調整バルブ208a,
208bが設けられ、第一中和剤の投入量に応じていず
れかの供給管路208a,208bが、制御部30によ
り選択的に使用されるようになっている。
50の別の構成例を示している。この例では、廃液タン
ク2に廃液WLが管路209を介してポンプ211によ
り供給されるようになっている(なお、210は廃液供
給量を調整するバルブである)。また、第一処理槽4内
の撹拌機構40において、撹拌羽根41は軸42に対し
て同軸的に2組設けられている。また、この例では、第
一中和剤タンク206a(内部に、撹拌羽根261と、
軸262を介してこれを回転させるモータ263とを備
える撹拌機構260が設けられている)内の中和剤スラ
リーPNを、供給管路207を介して、タンク206a
の底部からポンプ207pにより汲み上げる形で第一処
理槽4内に供給するようにしている。なお、供給管路2
07は中間部が断面積の異なる2本207a,207b
に分岐しており、その各々に供給調整バルブ208a,
208bが設けられ、第一中和剤の投入量に応じていず
れかの供給管路208a,208bが、制御部30によ
り選択的に使用されるようになっている。
【0032】なお、第一処理槽4内の廃液WLのpHの
均一化を図る上では、次のような装置構成も有効であ
る。この場合、前提となる装置構成は、図1に示すごと
く、第一中和剤供給部6が、液状又はスラリー状に形成
された第一中和剤を貯溜する第一中和剤貯溜部としての
第一中和剤タンク6aと、その第一中和剤タンク6aか
らの第一中和剤を第一処理槽4に導く第一中和剤供給路
を形成する供給路形成部としての第一中和剤供給管路7
とを備えたものである。ここでは、第一中和剤供給管路
7の内部空間が第一中和剤供給路として機能する。そし
て、図3に例示するように、その供給路形成部7に、第
一中和剤供給路を経て供給される第一中和剤PNを第一
処理槽4内に放出する中和剤放出口71を、第一処理槽
4内の被処理廃液中にて互いに異なる位置に開口する形
で複数形成する。
均一化を図る上では、次のような装置構成も有効であ
る。この場合、前提となる装置構成は、図1に示すごと
く、第一中和剤供給部6が、液状又はスラリー状に形成
された第一中和剤を貯溜する第一中和剤貯溜部としての
第一中和剤タンク6aと、その第一中和剤タンク6aか
らの第一中和剤を第一処理槽4に導く第一中和剤供給路
を形成する供給路形成部としての第一中和剤供給管路7
とを備えたものである。ここでは、第一中和剤供給管路
7の内部空間が第一中和剤供給路として機能する。そし
て、図3に例示するように、その供給路形成部7に、第
一中和剤供給路を経て供給される第一中和剤PNを第一
処理槽4内に放出する中和剤放出口71を、第一処理槽
4内の被処理廃液中にて互いに異なる位置に開口する形
で複数形成する。
【0033】この構成によれば、廃液中の異なる位置に
第一中和剤を分散する形で放出できるから、第一中和剤
投入による廃液WLのpH値の局所的な上昇を一層効果
的に防止することができる。なお、図3に示すように、
これと撹拌機構40とを組み合わせることで、pHの均
一化をさらに効果的に図ることができる。
第一中和剤を分散する形で放出できるから、第一中和剤
投入による廃液WLのpH値の局所的な上昇を一層効果
的に防止することができる。なお、図3に示すように、
これと撹拌機構40とを組み合わせることで、pHの均
一化をさらに効果的に図ることができる。
【0034】この場合、中和剤放出口は、第一処理槽の
深さ方向及び内周方向の少なくともいずれかに沿って、
所定の間隔で複数形成することが、pH均一化の上でさ
らに有効である。例えば図3に示す例では、供給路形成
部たる第一中和剤供給管路7が、第一処理槽4内にてそ
の深さ方向に配置されるとともに内部空間が第一中和剤
供給路の一部として使用される深さ方向管状部70を含
み、中和剤放出口71は、その深さ方向管状部70の長
手方向に沿って所定の間隔で複数形成されている。これ
は、廃液WLのpH分布の槽深さ方向の均一化に特に有
効である。この実施例では、中和剤放出口71を、深さ
方向管状部70の槽内壁面に面しているのと反対側に形
成することで、廃液WL中への中和剤の放出効率を高め
ている。この場合、中和剤放出口71は、例えば浸漬深
さが大きくなるほど槽内の液から受ける負圧が大きくな
ることや、第一中和剤PNの管内での圧力損失等を考慮
して、下側に位置するものほど大径に構成すれば、各中
和剤放出口71からの第一中和剤PNの噴出量をより均
等化することができる。
深さ方向及び内周方向の少なくともいずれかに沿って、
所定の間隔で複数形成することが、pH均一化の上でさ
らに有効である。例えば図3に示す例では、供給路形成
部たる第一中和剤供給管路7が、第一処理槽4内にてそ
の深さ方向に配置されるとともに内部空間が第一中和剤
供給路の一部として使用される深さ方向管状部70を含
み、中和剤放出口71は、その深さ方向管状部70の長
手方向に沿って所定の間隔で複数形成されている。これ
は、廃液WLのpH分布の槽深さ方向の均一化に特に有
効である。この実施例では、中和剤放出口71を、深さ
方向管状部70の槽内壁面に面しているのと反対側に形
成することで、廃液WL中への中和剤の放出効率を高め
ている。この場合、中和剤放出口71は、例えば浸漬深
さが大きくなるほど槽内の液から受ける負圧が大きくな
ることや、第一中和剤PNの管内での圧力損失等を考慮
して、下側に位置するものほど大径に構成すれば、各中
和剤放出口71からの第一中和剤PNの噴出量をより均
等化することができる。
【0035】また、図4に示す例では、供給路形成部た
る第一中和剤供給管路7が、末端部が第一処理槽4内に
てその内壁面周方向に沿って配置され、内部空間が第一
中和剤供給路の一部として使用される周方向管状部76
を含み、中和剤放出口77は、その周方向管状部76の
長手方向に沿って所定の間隔で複数形成されている。こ
れは、廃液WLのpH分布の、槽内周方向における均一
化に特に有効である。なお、この実施例では、リング状
に形成された周方向管状部76,76を槽深さ方向に複
数配置し、これらを深さ方向の連結管路75にて互いに
連通形態に接続している。これにより、槽深さ方向のp
Hの均一化も同時に図ることができる。また、各周方向
管状部76には、その上面側に中和剤放出口77を形成
している。これにより、中和剤中の水酸化カルシウム粉
末が廃液WL中に舞い上げられて混合効果が高まり、中
和反応が一層促進される。なお、図4(b)に示すよう
に、周方向管状部76の内側に撹拌機構40を設ければ
さらに効果的である。
る第一中和剤供給管路7が、末端部が第一処理槽4内に
てその内壁面周方向に沿って配置され、内部空間が第一
中和剤供給路の一部として使用される周方向管状部76
を含み、中和剤放出口77は、その周方向管状部76の
長手方向に沿って所定の間隔で複数形成されている。こ
れは、廃液WLのpH分布の、槽内周方向における均一
化に特に有効である。なお、この実施例では、リング状
に形成された周方向管状部76,76を槽深さ方向に複
数配置し、これらを深さ方向の連結管路75にて互いに
連通形態に接続している。これにより、槽深さ方向のp
Hの均一化も同時に図ることができる。また、各周方向
管状部76には、その上面側に中和剤放出口77を形成
している。これにより、中和剤中の水酸化カルシウム粉
末が廃液WL中に舞い上げられて混合効果が高まり、中
和反応が一層促進される。なお、図4(b)に示すよう
に、周方向管状部76の内側に撹拌機構40を設ければ
さらに効果的である。
【0036】図6に戻り、第一処理槽4からの廃液WL
は、管路9を経て第二処理槽11に流れ込む。ここで
も、廃液WL中のpHがpH検出部12により検出さ
れ、制御部30がバルブ15の開閉を制御して、廃液W
LのpHが例えば6.5以上(望ましくは7以上)とな
るように、第二中和剤SNの廃液WLへの投入量が制御
される。
は、管路9を経て第二処理槽11に流れ込む。ここで
も、廃液WL中のpHがpH検出部12により検出さ
れ、制御部30がバルブ15の開閉を制御して、廃液W
LのpHが例えば6.5以上(望ましくは7以上)とな
るように、第二中和剤SNの廃液WLへの投入量が制御
される。
【0037】なお、この実施例では、第二処理槽11内
の廃液WLは、第一処理槽4から流入してきたスラッジ
SLとともに撹拌機構80(撹拌羽根を軸82を介して
モータ83により回転させる構成としている)により撹
拌し、中和反応効率を高めるとともに、スラッジSLを
一時的に懸濁させつつ廃液WLを沈殿槽17に導いて、
そこでスラッジSLを沈殿させるようにしている。な
お、上澄みとなる処理済み廃液TLはオーバフロー流出
管路18から図示しない回収部へ流出する一方、スラッ
ジSLは一定量が蓄積したらバルブ66を操作して槽底
部の排出口65を開き、底部に溜まった濃縮スラッジの
スラリーを図1のフィルタプレス装置100に導く。こ
のフィルタプレス装置100により、第二処理槽11に
て第二中和処理が実施された後の被処理廃液から、弗化
カルシウムを主体とする沈殿スラッジを脱水分離する脱
水分離工程が実施される。
の廃液WLは、第一処理槽4から流入してきたスラッジ
SLとともに撹拌機構80(撹拌羽根を軸82を介して
モータ83により回転させる構成としている)により撹
拌し、中和反応効率を高めるとともに、スラッジSLを
一時的に懸濁させつつ廃液WLを沈殿槽17に導いて、
そこでスラッジSLを沈殿させるようにしている。な
お、上澄みとなる処理済み廃液TLはオーバフロー流出
管路18から図示しない回収部へ流出する一方、スラッ
ジSLは一定量が蓄積したらバルブ66を操作して槽底
部の排出口65を開き、底部に溜まった濃縮スラッジの
スラリーを図1のフィルタプレス装置100に導く。こ
のフィルタプレス装置100により、第二処理槽11に
て第二中和処理が実施された後の被処理廃液から、弗化
カルシウムを主体とする沈殿スラッジを脱水分離する脱
水分離工程が実施される。
【0038】図7は、フィルタプレス装置100の一例
を示すもので、板厚方向に積層される複数の濾板101
を有し、隣接する濾板101間に濾室102が形成さ
れ、それら濾室102の内面(濾板面)が濾布等の濾過
シート103で覆われる。濾板101を油圧シリンダ等
により積層状態で締め付けた後、スラリーをポンプ等に
より濾室102に高圧注入する。これにより、液体成分
は濾過シート103を投下して濾液排出口105から排
出される一方、固形成分は濾し捕られて濾室102内に
蓄積し、ケーキ106が形成される。濾過工程が終了す
ると形成されたケーキを圧搾する工程を経た後濾板10
1を開き、濾室102内のケーキ106を排出する。上
記の中和処理方法では、発生するスラッジが含水性の比
較的低い弗化カルシウムを主体とするものになるので、
得られるケーキ106の含水率が低くなり、乾燥等も容
易である。
を示すもので、板厚方向に積層される複数の濾板101
を有し、隣接する濾板101間に濾室102が形成さ
れ、それら濾室102の内面(濾板面)が濾布等の濾過
シート103で覆われる。濾板101を油圧シリンダ等
により積層状態で締め付けた後、スラリーをポンプ等に
より濾室102に高圧注入する。これにより、液体成分
は濾過シート103を投下して濾液排出口105から排
出される一方、固形成分は濾し捕られて濾室102内に
蓄積し、ケーキ106が形成される。濾過工程が終了す
ると形成されたケーキを圧搾する工程を経た後濾板10
1を開き、濾室102内のケーキ106を排出する。上
記の中和処理方法では、発生するスラッジが含水性の比
較的低い弗化カルシウムを主体とするものになるので、
得られるケーキ106の含水率が低くなり、乾燥等も容
易である。
【0039】なお、図12は、第二中和処理工程実施部
51の別の構成例を示している。この例では、第二処理
槽11内の撹拌機構82において、撹拌羽根81は同軸
的に2組設けられている。また、第二中和剤SNの投入
量制御のための、第二処理槽11内のpH値検出を特に
行わない形にしている。具体的には、第一処理槽4から
の廃液のpH値が前述の通り、一定の範囲内に制御され
た形で第二処理槽11に流れ込んで来るので、第二処理
槽11への廃液流入速度を一定にすることにより、第二
中和剤SNの投入量を、これ対応した略一定の値に制御
するだけで所期のpH値を達成できることとなる。ま
た、第二中和剤SNは、供給管路14を介して、第二中
和剤タンク13aの底部からポンプ14aにより汲み上
げる形で第二処理槽11内に供給するようにしている。
さらに、第二処理槽11からの中和済み廃液SLは、オ
ーバーフロー管路16を介して回収槽217に集めら
れ、ポンプ212aにより管路212を介してフィルタ
プレス装置に送られる。
51の別の構成例を示している。この例では、第二処理
槽11内の撹拌機構82において、撹拌羽根81は同軸
的に2組設けられている。また、第二中和剤SNの投入
量制御のための、第二処理槽11内のpH値検出を特に
行わない形にしている。具体的には、第一処理槽4から
の廃液のpH値が前述の通り、一定の範囲内に制御され
た形で第二処理槽11に流れ込んで来るので、第二処理
槽11への廃液流入速度を一定にすることにより、第二
中和剤SNの投入量を、これ対応した略一定の値に制御
するだけで所期のpH値を達成できることとなる。ま
た、第二中和剤SNは、供給管路14を介して、第二中
和剤タンク13aの底部からポンプ14aにより汲み上
げる形で第二処理槽11内に供給するようにしている。
さらに、第二処理槽11からの中和済み廃液SLは、オ
ーバーフロー管路16を介して回収槽217に集めら
れ、ポンプ212aにより管路212を介してフィルタ
プレス装置に送られる。
【図1】本発明の酸性廃液の処理装置の一例を概念的に
示す図。
示す図。
【図2】その第一中和処理実施部の一例を模式的に示す
断面図。
断面図。
【図3】第一中和剤供給管路に対する中和剤放出口の形
成形態をいくつか示す模式図。
成形態をいくつか示す模式図。
【図4】同じく別の形成形態をいくつか示す模式図。
【図5】第一中和剤供給管路を選択的に使用する複数の
ものに分岐させて設ける例、及び第一中和剤として水酸
化カルシウム粉末を直接供給する機構例を示す断面模式
図。
ものに分岐させて設ける例、及び第一中和剤として水酸
化カルシウム粉末を直接供給する機構例を示す断面模式
図。
【図6】第二中和処理実施部の一例を模式的に示す断面
図。
図。
【図7】フィルタプレス装置の一例を示す断面図。
【図8】硫酸成分の中和反応を模式的に示す説明図。
【図9】弗酸成分の中和反応を模式的に示す説明図。
【図10】廃液のpHを徐々に大きくしたときの、各種
pH値にて測定した液中の弗素イオン濃度及び硫酸イオ
ン濃度を示すグラフ。
pH値にて測定した液中の弗素イオン濃度及び硫酸イオ
ン濃度を示すグラフ。
【図11】第一中和処理工程実施部の変形例を示す模式
図。
図。
【図12】第二中和処理工程実施部の変形例を示す模式
図。
図。
1 酸性廃液の中和処理装置 2 廃液タンク 3 廃液供給管路 4 第一処理槽 5 pH検出部 6 第一中和剤タンク(第一中和剤貯溜部) 7 第一中和剤供給管路(第一中和剤供給路) 8 第一中和剤供給調整バルブ 9 廃液流出管路(送液手段) 10 pH検出部 11 第二処理槽 12 pH検出部 13 第二中和剤タンク 14 第二中和剤供給管路 15 第二中和剤供給調整バルブ 16 廃液流出管路 17 沈殿槽 18 中和済み廃液流出管路 WL 被処理廃液 SL スラッジ PN 第一中和剤 SN 第二中和剤 30 制御部 40 撹拌機構 50 第一中和処理工程実施部 51 第二中和処理工程実施部 70 深さ方向管状部 71 中和剤放出口 76 周方向管状部 77 中和剤放出口 100 フィルタプレス(スラッジ分離手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/66 540 C02F 1/66 540Z 1/58 1/58 M 1/62 1/62 A Fターム(参考) 4D038 AA08 AB41 AB66 AB82 BA04 BA06 BB13 BB18 BB20
Claims (16)
- 【請求項1】 酸成分として弗酸成分と硫酸成分とを含
有する酸性廃液の中和処理方法であって、 前記酸性廃液たる被処理廃液中の弗酸成分をアルカリ土
類金属弗化物の形で選択的に沈殿するように、該被処理
廃液中に、主なアルカリ成分がアルカリ土類金属水酸化
物である第一中和剤を投入する第一中和処理工程と、 前記第一中和処理工程時よりもpH値が上昇するよう
に、当該第一中和処理工程が終了後の被処理廃液に、主
なアルカリ成分がアルカリ金属水酸化物である第二中和
剤を投入して、該被処理廃液中に残留している硫酸成分
を、アルカリ金属硫酸塩として液中溶存させる形で中和
する第二中和処理工程と、 を含むことを特徴とする酸性廃液の中和処理方法。 - 【請求項2】 前記第一中和剤に含有される前記アルカ
リ土類金属水酸化物は水酸化カルシウムを主体とするも
のが使用され、前記第二中和剤に含有される前記アルカ
リ金属水酸化物は、水酸化ナトリウムを主体とするもの
が使用される請求項1記載の酸性廃液の中和処理方法。 - 【請求項3】 前記第一中和処理工程において、被処理
廃液中の弗酸成分の95モル%以上が弗化カルシウムの
形で沈殿する一方、硫酸カルシウムの析出は可及的に生
じないように、前記第一中和剤の投入量が調整される請
求項2記載の酸性廃液の中和処理方法。 - 【請求項4】 前記第一中和処理工程において、被処理
廃液のpHが1.8〜6.5の範囲にて調整される請求
項3記載の酸性廃液の中和処理方法。 - 【請求項5】 前記第一中和剤として、水酸化カルシウ
ム粉末を水系溶媒中に混合又は懸濁させたスラリー状の
ものが使用され、前記第二中和剤として水酸化ナトリウ
ム水溶液が使用される請求項2ないし4のいずれかに記
載の酸性廃液の中和処理方法。 - 【請求項6】 前記被処理廃液を第一処理槽に導入し
て、これに前記第一中和剤を投入することにより前記第
一中和処理工程を実施し、 次いで、その第一処理槽内の被処理廃液を、該第一処理
槽とは別に設けられた第二処理槽に導き、これに前記第
二中和剤を投入して前記第二中和工程を実施する請求項
1ないし5のいずれかに記載の酸性廃液の中和処理方
法。 - 【請求項7】 前記第一処理槽内の被処理廃液に対し、
水酸化カルシウムを含有する前記第一中和剤を撹拌しつ
つ投入し、それによって生じた弗化カルシウムを主体と
する沈殿スラッジを前記撹拌により前記被処理廃液中に
一時的に懸濁させた状態となし、その沈殿スラッジが懸
濁した被処理廃液を前記第二処理槽に導く請求項6記載
の酸性廃液の中和処理方法。 - 【請求項8】 前記第二処理槽にて前記第二中和処理が
実施された後の被処理廃液から、前記弗化カルシウムを
含有する沈殿スラッジを脱水分離する脱水分離工程を含
む請求項7記載の酸性廃液の中和処理方法。 - 【請求項9】 前記被処理廃液中には鉄イオン成分が含
有されており、前記第二中和処理工程において、前記被
処理廃液のpHが8〜9の範囲となるように前記第二中
和剤を投入し、前記鉄イオン成分を主に水酸化鉄(II)の
形で沈殿させる請求項6ないし8のいずれかに記載の酸
性廃液の中和処理方法。 - 【請求項10】 酸成分として弗酸成分と硫酸成分とを
含有する酸性廃液の中和処理装置であって、 前記酸性廃液たる被処理廃液中の弗酸成分をアルカリ土
類金属弗化物の形で選択的に沈殿するように、該被処理
廃液中に、主なアルカリ成分がアルカリ土類金属水酸化
物である第一中和剤を投入する第一中和処理工程を実施
する第一中和処理工程実施部と、 前記第一中和処理工程時よりもpH値が上昇するよう
に、当該第一中和処理工程が終了後の被処理廃液に、主
なアルカリ成分がアルカリ金属水酸化物である第二中和
剤を投入して、該被処理廃液中に残留している硫酸成分
を、アルカリ金属硫酸塩として液中溶存させる形で中和
する第二中和処理工程を実施する第二中和処理工程実施
部と、 を含むことを特徴とする酸性廃液の中和処理装置。 - 【請求項11】 前記第一中和処理工程実施部は、前記
被処理廃液が導入される第一処理槽と、これに前記第一
中和剤を投入する第一中和剤供給部とを備え、 前記第二中和処理工程実施部は、その第一処理槽からの
被処理廃液が導かれる第二処理槽と、これに前記第二中
和剤を投入する第二中和剤供給部とを備える請求項10
記載の酸性廃液の中和処理装置。 - 【請求項12】 前記第一処理槽内に設けられて、該第
一処理槽内の被処理廃液のpH値を検出するpH検出部
と、 その検出されたpH値を参照して、前記被処理廃液のp
Hが1.8〜6.5の範囲のものとなるように、前記第
二中和剤供給部による前記第二中和剤の投入量を制御す
る制御部とを備える請求項11記載の酸性廃液の中和処
理装置。 - 【請求項13】 水酸化カルシウムを含有する前記第一
中和剤が投入された前記第一処理槽内の被処理廃液を撹
拌して、それによって生じた弗化カルシウムを主体とす
る沈殿スラッジを前記被処理廃液中に一時的に懸濁させ
た状態とする撹拌機構と、 前記沈殿スラッジが懸濁した被処理廃液を前記第二処理
槽に導く送液手段とを備える請求項12記載の酸性廃液
の中和処理装置。 - 【請求項14】 前記第二処理槽にて前記第二中和処理
が実施された後の被処理廃液から、弗化カルシウムを主
体とする沈殿スラッジを脱水分離する脱水分離手段を含
む請求項13記載の酸性廃液の中和処理装置。 - 【請求項15】 前記第一中和剤供給部は、液状又はス
ラリー状に形成された前記第一中和剤を貯溜する第一中
和剤貯溜部と、その第一中和剤貯溜部からの第一中和剤
を前記第一処理槽に導く第一中和剤供給路を形成する供
給路形成部とを備え、その供給路形成部には、前記第一
中和剤供給路を経て供給される第一中和剤を前記第一処
理槽内に放出する中和剤放出口が、前記第一処理槽内の
被処理廃液中にて互いに異なる位置に開口する形で複数
形成されている請求項10ないし14のいずれかに記載
の酸性廃液の中和処理装置。 - 【請求項16】 前記中和剤放出口は、前記第一処理槽
の深さ方向及び内周方向の少なくともいずれかに沿っ
て、所定の間隔で複数形成されている請求項15記載の
酸性廃液の中和処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142498A JP2000325969A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 酸性廃液の中和処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142498A JP2000325969A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 酸性廃液の中和処理方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000325969A true JP2000325969A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15316743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11142498A Pending JP2000325969A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 酸性廃液の中和処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000325969A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2011175767A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 電極材料の製造方法及びリン酸リチウムの回収方法 |
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-
1999
- 1999-05-21 JP JP11142498A patent/JP2000325969A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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