[go: up one dir, main page]

JP2000324767A - モータおよび前後輪駆動車両 - Google Patents

モータおよび前後輪駆動車両

Info

Publication number
JP2000324767A
JP2000324767A JP11131886A JP13188699A JP2000324767A JP 2000324767 A JP2000324767 A JP 2000324767A JP 11131886 A JP11131886 A JP 11131886A JP 13188699 A JP13188699 A JP 13188699A JP 2000324767 A JP2000324767 A JP 2000324767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
motor
commutator
rear wheel
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11131886A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kuribayashi
隆司 栗林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP11131886A priority Critical patent/JP2000324767A/ja
Publication of JP2000324767A publication Critical patent/JP2000324767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コミュテータおよびブラシを備えたモータに
おいて、前記コミュテータおよびブラシの不要な摺動を
最小限に抑えてブラシの摩耗および騒音の発生を軽減す
る。 【解決手段】 後輪駆動装置Dを介して後輪を駆動する
モータML ,MR はモータ軸25、ステータ26、ロー
タ27、コミュテータ28およびブラシ29を備えてお
り、ブラシ29はアクチュエータ56に支持されて進退
駆動される。モータML ,MR が作動中であって駆動力
あるいは回生制動力を発生するとき、アクチュエータ5
6はブラシ29を突出方向に付勢してコミュテータ28
に接触させる。モータML ,MR が非作動中であって後
輪から逆伝達される駆動力で空転しているとき、アクチ
ュエータ56はブラシ29を後退方向に駆動してコミュ
テータ28から離間させ、コミュテータ28およびブラ
シ29の不必要な摺動を最小限に抑えてブラシ29の摩
耗および騒音の発生を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ軸と一体に
回転するコミュテータと、モータハウジングに支持され
てコミュテータに接触するブラシとを備えたモータに関
する。また本発明は前後輪の一方をエンジンで駆動し、
他方を前記モータで駆動する前後輪駆動車両に関する。
【0002】
【従来の技術】直流モータは、ハウジングに固定されて
該ハウジングの内部に磁束を形成する界磁と、ハウジン
グに回転自在に支持されたモータ軸と、前記磁束を切る
コイルを備えてモータ軸に固定された電気子と、モータ
軸に固定されて電気子電流を周波数変換するコミュテー
タと、ハウジングに支持されてコミュテータに接触する
ブラシとから構成される。
【0003】また、上記前後輪駆動車両は、例えば特開
平8−175209号公報により公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の前
後輪駆動車両は、モータで後輪を駆動しているとき、あ
るいはモータで後輪を回生制動しているときを除き、後
輪から逆伝達される駆動力でモータは空転状態となる。
このときモータのコミュテータにブラシが接触して無駄
に擦れ合うため、ブラシの摩耗が促進されてモータの寿
命が短くなるだけでなく、コミュテータおよびブラシの
摺動部から騒音が発生したり、摺動部に発生する摩擦力
で後輪の回転が妨げられたりする問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、コミュテータおよびブラシを備えたモータにおい
て、前記コミュテータおよびブラシの不要な摺動を最小
限に抑えることを目的とする。また前後輪駆動車両にお
いて、前記目的に加えてコミュテータおよびブラシ間の
摩擦力によって車輪の回転が妨げられるのを防止するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、モータ軸と一
体に回転するコミュテータと、モータハウジングに支持
されてコミュテータに接触するブラシとを備えたモータ
において、ブラシをコミュテータから引き離すアクチュ
エータを備えたことを特徴とするモータが提案される。
【0007】上記構成によれば、アクチュエータでブラ
シをコミュテータから引き離すことにより、モータの非
作動時にコミュテータおよびブラシの不必要な摺動を最
小限に抑えてブラシの摩耗および騒音の発生を軽減する
ことができる。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
前輪および後輪の一方の車輪を駆動するエンジンと、前
輪および後輪の他方の車輪を駆動するモータとを備え、
車両の発進時にエンジンで駆動される前記一方の車輪の
スリップが検出されると、モータで前記他方の車輪を駆
動して発進をアシストする前後輪駆動車両において、前
記モータは、モータ軸と一体に回転するコミュテータ
と、モータハウジングに支持されてコミュテータに接触
するブラシと、ブラシをコミュテータから引き離すアク
チュエータとを備えてなり、モータの非作動時にアクチ
ュエータでブラシをコミュテータから引き離すことを特
徴とする前後輪駆動車両が提案される。
【0009】上記構成によれば、アクチュエータでブラ
シをコミュテータから引き離すことにより、モータの非
作動時にコミュテータおよびブラシの不必要な摺動を最
小限に抑えてブラシの摩耗および騒音の発生を軽減する
ことができ、しかもコミュテータおよびブラシ間に不要
な摩擦力が発生するのを回避して前記他方の車輪の回転
が妨げられるのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図8は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は前後輪駆動車両の全体構造を示す図、図2
は後輪駆動装置の拡大断面図、図3は後輪駆動装置のス
ケルトン図、図4はドグクラッチの構造を示す、図2の
要部拡大図、図5および図6は図4に対応する作用説明
図、図7はモータの駆動系の電気回路図、図8はモータ
回転数およびモータトルクの関係を示すグラフである。
【0012】先ず、図1に基づいて本実施例の前後輪駆
動車両Vの全体構造を説明する。
【0013】車両Vは車体前部に横置きに搭載されたエ
ンジンEを備えており、このエンジンEの駆動力はトラ
ンスミッション1、ディファレンシャル2および左右の
ドライブシャフト3L ,3R を介して左右の前輪WFL
FRに伝達される。エンジンEにより駆動されるジェネ
レータGは、車両Vのヘッドライト、ブレーキランプ、
スタータモータ、空調装置、オーディオ機器等の各種電
装品に給電するための12ボルトの第1バッテリB1
接続される。
【0014】一対の直流モータML ,MR を駆動源とす
る後輪駆動装置Dが車体後部に設けられており、これら
モータML ,MR の駆動力は後輪駆動装置Dおよび左右
のドライブシャフト4L ,4R を介して左右の後輪
RL,WRRに伝達される。1個が12ボルトの第2バッ
テリB2 ,B2 が2個直列に接続されており、これら第
2バッテリB2 ,B2 に前記ジェネレータGがDC−D
CコンバータCを介して接続される。マイクロコンピュ
ータよりなる電子制御ユニットUにより、モータM L
R の作動が制御される。
【0015】上記モータML ,MR の駆動を制御すべ
く、電子制御ユニットUには、左右の前輪WFL,WFR
回転速度を検出する前輪速度センサS1 ,S1 と、左右
の後輪の回転速度を検出する後輪速度センサS2 ,S2
と、ステアリングホイール6の操舵角を検出する操舵角
センサS3 と、ブレーキペダル7の操作を検出するブレ
ーキ操作センサS4 と、セレクトレバー8が前進ポジシ
ョンにあるか後進ポジションにあるかを検出するシフト
ポジションセンサS5 とからの信号が入力される。
【0016】次に、図2および図3を参照して後輪駆動
装置DおよびモータML ,MR の構造を説明する。
【0017】後輪駆動装置Dのケーシング21は、相互
に結合された左ケース本体22L および右ケース本体2
R と、左ケース本体22L の左側面に結合された左ケ
ースカバー23L と、右ケース本体22R の右側面に結
合された右ケースカバー23 R とから構成される。左ケ
ースカバー23L の左側面には左側のモータML のモー
タハウジング24L が固定されるとともに、右ケースカ
バー23R の右側面には右側のモータMR のモータハウ
ジング24R が固定される。各モータML ,M R は、左
右のケースカバー23L ,23R およびモータハウジン
グ24L ,24 R に回転自在に支持されたモータ軸2
5,25と、モータハウジング24L ,24R の内周面
に固定されたステータ26,26と、モータ軸25,2
5に固定されたロータ27,27と、モータ軸25,2
5に固定されたコミュテータ28,28と、コミュテー
タ28,28に接触するブラシ29,29とを備える。
【0018】モータハウジング24L ,24R にはソレ
ノイドよりなるアクチュエータ56,56が設けられて
おり、前記ブラシ29,29はアクチュエータ56,5
6に支持されて進退駆動される。モータML ,MR が作
動中であって駆動力あるいは回生制動力を発生するとき
にアクチュエータ56,56は非励磁状態になり、図示
せぬスプリングでブラシ29,29を突出方向に付勢し
てコミュテータ28,28に接触させる。一方、モータ
L ,MR が非作動中であって空転しているときにアク
チュエータ56,56は励磁状態になり、電磁力でブラ
シ29,29を後退方向に駆動してコミュテータ28,
28から離間させる。
【0019】左ケース本体22L および左ケースカバー
23L 間と、右ケース本体22R および右ケースカバー
23R 間とには、それぞれ入力軸30,30、第1減速
軸31,31、第2減速軸32,32および第3減速軸
33,33が平行に支持される。モータ軸25,25は
筒状に形成された入力軸30,30の内周面にスプライ
ン結合される。入力軸30,30に設けた第1減速ギヤ
34,34が第1減速軸31,31に設けた第2減速ギ
ヤ35,35に噛み合い、第1減速31,31軸に設け
た第3減速ギヤ36,36が第2減速軸32,32に設
けた第4減速ギヤ37,37に噛み合い、更に第2減速
軸32,32に設けた第5減速ギヤ38,38が第3減
速軸33,33に設けた第6減速ギヤ39,39に噛み
合っている。従って、モータ軸25,25の回転は、第
1〜第6減速ギヤ34〜39,34〜39,を介して第
3減速軸33,33に伝達されることになる。
【0020】筒状に形成された左右の第3減速軸33,
33の内部に左右の出力軸40L ,40R が相対回転可
能に嵌合しており、それら出力軸40L ,40R の外端
は第3減速軸33,33の外部に突出して左右のケース
カバー23L ,23R にそれぞれ支持される。そして左
右の出力軸40L ,40R の外端は、それぞれ等速ジョ
イント41L ,41R および前記ドライブシャフト
L ,4R を介して左右の後輪WRL,WRRに接続され
る。
【0021】左右の第3減速軸33,33と左右の出力
軸40L ,40R とが、それぞれ遊星歯車機構P,Pに
よって接続される。左右の遊星歯車機構P,Pは実質的
に同一構造である。
【0022】遊星歯車機構P,Pは、出力軸40L ,4
R の内端に一体に設けられたプラネタリキャリヤ4
2,42と、プラネタリキャリヤ42,42に回転自在
に支持された複数のプラネタリギヤ43…と、左右のケ
ース本体22L ,22R に回転自在に支持されてプラネ
タリギヤ43…に噛合するリングギヤ44と、第3減速
軸33,33に設けられてプラネタリギヤ43…に噛合
するサンギヤ45,45とから構成される。尚、左右の
遊星歯車機構P,Pのリングギヤ44は一体に形成され
て共有される。
【0023】図4に示すように、左右の遊星歯車機構
P,Pに共有されるリングギヤ44はドグクラッチ46
によってケーシング21に結合可能である。ドグクラッ
チ46は、左ケース本体22L に固定した固定ドグ47
と、リングギヤ43の外周に軸方向摺動自在にスプライ
ン係合して前記固定ドグ47のドグ歯471 に係合可能
なドグ歯481 を備えた可動ドグ48と、可動ドグ48
の外周に軸方向摺動自在に嵌合するシフトスリーブ49
と、シフトスリーブ49に係合するシフトフォーク50
と、ケーシング21に摺動自在に支持されてシフトフォ
ーク50を支持するシフトロッド51と、励磁によって
シフトロッド51を図中左方向に駆動するシフトソレノ
イド52と、シフトソレノイド52の非励磁時にシフト
ロッド51を図中右方向に駆動する戻しばね53とから
構成される。
【0024】可動ドグ48には2個のロックボール5
4,55を収納する2個の透孔482,483 が形成さ
れており、可動ドグ48に対向するリングギヤ44の外
周面には1個の凹部441 が形成されるとともに、可動
ドグ48に対向するシフトスリーブ49の内周面には2
個の凹部491 ,492 が形成される。
【0025】而して、図4に示すように、シフトソレノ
イド52が非励磁時状態にあってシフトロッド51が図
中右方向に移動しているとき、可動ドグ48の2個の透
孔482 ,483 およびシフトスリーブ49の2個の凹
部491 ,492 は整列しており、そこに遠心力で半径
方向外側に付勢された2個のロックボール54,55が
嵌合している。この状態では、ロックボール54,55
はリングギヤ44の凹部441 と係合することがなく、
従ってリングギヤ44は自由に回転することができる。
【0026】図5に示すように、シフトソレノイド52
が励磁されてシフトロッド51が図中左方向に移動する
と、シフトロッド51がシフトフォーク50、シフトス
リーブ49およびロックボール54,55を介して可動
ドグ48を左動させ、可動ドグ48のドグ歯481 が固
定ドグ47のドグ歯471 に係合する。図6に示すよう
に、シフトソレノイド52によってシフトロッド51が
更に左動すると、シフトスリーブ49の2個の凹部49
1 ,492 間に形成された凸部493 上に一方のロック
ボール54が乗り上げ、可動ドグ48の透孔482 から
押し出されたロックボール54の一部がリングギヤ44
の凹部441 に係合する。その結果、リングギヤ44
は、ロックボール54、可動ドグ48および固定ドグ4
7を介して左ケース本体22L に回転不能に結合され
る。
【0027】上記構造の後輪駆動装置Dにより、車両V
の発進時には発進アシスト制御が行われ、車両Vの発進
後には旋回制御および作動制限制御が行われる。
【0028】(1)発進アシスト制御 ブレーキペダル7が操作されていないことをブレーキ操
作センサS4 が検出しており、シフトポジションセンサ
5 で検出したシフトポジションが前進走行ポジション
であり、かつ後輪速度センサS2 ,S2 で検出した後輪
速度Vr(即ち、車速)が15km/h未満である車両
Vの前進発進時に、前輪速度センサS1,S1 で検出し
た前輪速度Vfと後輪速度センサS2 ,S2 で検出した
後輪速度Vrとを比較し、前輪速度Vfおよび後輪速度
Vrの偏差ΔV(=Vf−Vr)が閾値ΔV以上になる
と、つまりエンジンEにより駆動される前輪WFL,WFR
のスリップ量が所定値以上になると、図6に示すよう
に、シフトソレノイド52を励磁してドグクラッチ46
を係合させることにより遊星歯車機構P,Pのリングギ
ヤ44をケーシング21に固定した状態で、左右のモー
タML ,MR を同速度で正転駆動する。
【0029】すると左右のモータML ,MR の回転が遊
星歯車機構P,Pのサンギヤ45,45に伝達される
が、ドグクラッチ46によってリングギヤ44がケーシ
ング21に固定されているため、サンギヤ45,45お
よびリングギヤ44に噛み合うプラネタリギヤ43…が
自転しながら公転し、これらプラネタリギヤ43…を支
持する左右のプラネタリキャリヤ42,42が回転す
る。その結果、プラネタリキャリヤ42,42に出力軸
40L ,40R 、等速ジョイント41L ,41R および
ドライブシャフト4L ,4R を介して接続された左右の
後輪WRL,WRRが同速度で前進回転し、車両Vの前進発
進がアシストされる。
【0030】尚、シフトポジションセンサS5 で検出し
たシフトポジションが後進走行ポジションである車両V
の後進発進時には、ドグクラッチ46を係合させた状態
で左右のモータML ,MR を同速度で逆転駆動すること
により、左右の後輪WRL,W RRを同速度で後進回転させ
て車両Vの後進発進がアシストすることができる。
【0031】(2)旋回制御 車両Vの発進が完了して車速が15km/h以上になる
と、ドグクラッチ46が図4に示す非係合状態に保持さ
れて遊星歯車機構P,Pのリングギヤ44は自由に回転
できる状態になる。この状態で例えば車両Vが右旋回す
る場合に、左側のモータML を正転駆動するとともに右
側のモータMR を逆転駆動する。すると左側のサンギヤ
45が正転して左側のプラネタリキャリヤ42がリング
ギヤ44に対して正転し、同時に右側のサンギヤ45が
逆転して右側のプラネタリキャリヤ42がリングギヤ4
4に対して逆転する。このとき、左右のプラネタリキャ
リヤ42,42から共通のリングギヤ44に作用する相
互に逆方向のトルクは相殺されるため、左後輪WRLが増
速されて右後輪WRRが減速される。その結果、左後輪W
RLおよび右後輪WRRにそれぞれ駆動力および制動力が作
用し、右向きのヨーモーメントが発生して車両Vの右旋
回がアシストされる。
【0032】尚、車両Vの左旋回時には、右側のモータ
R を正転駆動するとともに左側のモータML を逆転駆
動することにより、右後輪WRRおよび左後輪WRLにそれ
ぞれ駆動力および制動力が作用し、左向きのヨーモーメ
ントが発生して車両Vの左旋回がアシストされる。また
左右のモータML ,MR の駆動量は、操舵角センサS 3
で検出した操舵角と、後輪速度センサS2 ,S2 で検出
した車速とに基づいて推定した車両Vの旋回半径に応じ
て決定することができる。
【0033】(3)差動制限制御 直進走行時や高速旋回時には、左右のモータML ,MR
をジェネレータとして機能させて回生制動力を発生させ
ることにより、後輪駆動装置Dに差動制限機能を発揮さ
せる。即ち、左後輪WRLの回転がプラネタリキャリヤ4
2、プラネタリギヤ43…およびサンギヤ45を経て左
側のモータML に伝達されて制動されるとともに、右後
輪WRRの回転がプラネタリキャリヤ42、プラネタリギ
ヤ43…およびサンギヤ45を経て右側のモータMR
伝達されて制動されるが、このとき左右のプラネタリギ
ヤ43…がケーシング21から切り離された共通のリン
グギヤ44に噛み合っているため、左右の後輪WRL,W
RRの差回転が左右のモータML ,MR の制動力によって
規制される。これにより差動制限機能が発揮され、外乱
等によって車両Vにヨーモーメントが作用したときに、
このヨーモーメントに対抗するヨーモーメントを発生さ
せて直進安定性や高速旋回安定性を高めることができ
る。
【0034】図7に示すように、上述した左右のモータ
L ,MR の駆動は第2バッテリB 2 ,B2 に蓄電した
電力により行われる。12ボルトの第1バッテリG1
充電すべくジェネレータGは発電電圧を12ボルトに制
御するICレギュレータを備えており、12ボルトのバ
ッテリを2個直列に接続した第2バッテリB2 ,B2
充電は、ジェネレータGの12ボルトの発電電圧をDC
−DCコンバータCで24ボルトに昇圧することにより
行われる。
【0035】上記モータML ,MR は界磁切換モータで
あって、その界磁を構成するステータ26,26に流れ
る界磁電流imを、電子制御ユニットUからの指令で増
減してロータ27,27を横切る磁束を強めたり弱めた
りし、モータML ,MR の回転数−トルク特性を任意に
制御することができる。即ち、図8に示すように、モー
タ回転数Nmが低い領域では界磁電流imを強めてモー
タトルクTmを増加させ、モータ回転数Nmが高い領域
では界磁電流imを弱めてモータ回転数Nmを増加させ
ることができる。
【0036】発進アシスト制御や旋回制御のためにモー
タML ,MR が駆動力を発生するとき、あるいは差動制
限制御のためにモータML ,MR が回生制動力を発生す
るとき、アクチュエータ56,56はブラシ29,29
をコミュテータ28,28に弾発的に接触させる。発進
アシスト制御、旋回制御あるいは差動制限制御が行われ
ないときにも、車両Vが走行中であれば後輪WRL,WRR
の回転が後輪駆動装置Dを介してモータML ,MR に逆
伝達され、モータ軸25,25が外部から強制的に回転
駆動される。このとき、アクチュエータ56,56がブ
ラシ29,29を後退方向に駆動してコミュテータ2
8,28から離間させるので、ブラシ29,29および
コミュテータ28,28の不要な摺動が防止される。そ
の結果、ブラシ29,29の摩耗が軽減されてモータM
L ,MR の寿命が延びるだけでなく、ブラシ29,29
およびコミュテータ28,28の摺動による騒音の発生
が軽減される。しかもブラシ29,29およびコミュテ
ータ28,28の摺動による摩擦力が発生しなくなるた
め、この摩擦力によって後輪WRL,WRRの回転が妨げら
れるのを防止することができる。
【0037】次に、図9および図10に基づいて本発明
の第2実施例を説明する。
【0038】第2実施例は1個のアクチュエータ56で
一対のブラシ29,29を移動させるものである。即
ち、筒状のブラシホルダ61,61の内部にコントロー
ルスペーサ62,62が摺動自在に支持されており、こ
のコントロールスペーサ62,62の内部にブラシ2
9,29がラチェット63,63を介して支持される。
前記ラチェット63,63は、ブラシ29,29がコン
トロールスペーサ62,62から突出する方向(コミュ
テータ28,28に接近する方向)への移動を許容し、
その逆の方向への移動を禁止するもので、そのラチェッ
ト63,63のピッチはL1 に設定される。
【0039】中間部がピン64,64で枢支されたリテ
ーナ65,65の一端がコントロールスペーサ62,6
2の頂面に当接可能に対向し、また他端に設けたピン6
6,66がアクチュエータ56の出力部材67の先端に
形成した長孔671 に係合する。出力部材67はスプリ
ング68でアクチュエータ56の内部に後退する方向に
付勢されるとともに、その突出限界位置がストッパ69
との接触によって規制される。
【0040】而して、図10(a)に示すように、モー
タML ,MR が作動状態にあって駆動力あるいは回生制
動力を発生しているときにアクチュエータ56は消磁さ
れ、リテーナ65,65はスプリング68の弾発力で矢
印a方向に揺動する。その結果、リテーナ65,65に
押圧されたコントロールスペーサ62,62と共にブラ
シ29,29が前進してコミュテータ28,28に接触
する。
【0041】図10(b)に示すように、モータML
R が非作動状態にあって駆動力も回生制動力も発生し
ていないときにアクチュエータ56は励磁され、リテー
ナ65,65はスプリング68の弾発力に抗して矢印b
方向に揺動する。その結果、リテーナ65,65による
押圧が解除されてブラシ29,29とコミュテータ2
8,28との接触面圧が消滅し、ブラシ29,29の摩
耗や騒音の発生が軽減される。
【0042】ところで、ブラシ29,29はコミュテー
タ28,28との摺動によって次第に摩耗するが、リテ
ーナ65,65が矢印b方向に揺動して押圧が解除され
た状態で(図10(b)参照)、ブラシ29,29およ
びコミュテータ28,28間の隙間L2 がラチェット6
3,63のピッチL1 を越えたとき、ブラシ29,29
が振動等で移動してラチェット63,63の1ピッチ分
だけ前進する。このように、ブラシ29,29が摩耗す
る度にコントロールスペーサ62,62に対して1ピッ
チづつ前進するので、アクチュエータ56のストローク
を無闇に増加させることなく、同じブラシ29,29を
長期に亘って使用することができる(図10(c)参
照)。
【0043】ところで、図10(b)において、リテー
ナ65,65が矢印b方向に大きく揺動すると、ブラシ
29,29およびコミュテータ28,28間の隙間L2
が極端に大きくなり、ブラシ29,29が一挙に2ピッ
チ分以上前進する虞れがあるが、アクチュエータ56の
出力ロッド67の前進端をストッパ69で規制すること
により、隙間L2 が不必要に大きくなるのを防止するこ
とができる。
【0044】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0045】例えば、実施例では前輪WFL,WFRをエン
ジンEで駆動し、後輪WRL,WRRをモータML ,MR
駆動しているが、逆に後輪WRL,WRRをエンジンEで駆
動し、前輪WFL,WFRをモータML ,MR で駆動するこ
とも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、アクチュエータでブラシをコミュテータから
引き離すことにより、モータの非作動時にコミュテータ
およびブラシの不必要な摺動を最小限に抑えてブラシの
摩耗および騒音の発生を軽減することができる。
【0047】また請求項2に記載された発明によれば、
アクチュエータでブラシをコミュテータから引き離すこ
とにより、モータの非作動時にコミュテータおよびブラ
シの不必要な摺動を最小限に抑えてブラシの摩耗および
騒音の発生を軽減することができ、しかもコミュテータ
およびブラシ間に不要な摩擦力が発生するのを回避して
前記他方の車輪の回転が妨げられるのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前後輪駆動車両の全体構造を示す図
【図2】後輪駆動装置の拡大断面図
【図3】後輪駆動装置のスケルトン図
【図4】ドグクラッチの構造を示す、図2の要部拡大図
【図5】図4に対応する作用説明図
【図6】図4に対応する作用説明図
【図7】モータの駆動系の電気回路図
【図8】モータ回転数およびモータトルクの関係を示す
グラフ
【図9】本発明の第2実施例に係るモータの要部拡大図
【図10】第2実施例の作用説明図
【符号の説明】
E エンジン ML ,MR モータ V 車両 WFL,WFR 前輪 WRL,WRR 後輪 21 ケーシング 28 コミュテータ 29 ブラシ 56 アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D043 AA05 AA07 AA08 AB17 EA02 EA05 EA11 EA42 EA43 EB03 EB07 EB12 EE03 EE07 EE09 EE12 EF02 EF09 EF12 EF21 EF24 5H613 AA01 AA03 BB04 BB15 BB23 BB26 GA16 GB09 QQ04 QQ05 SS01 SS05 TT06 TT09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ軸(25)と一体に回転するコミ
    ュテータ(28)と、モータハウジング(21)に支持
    されてコミュテータ(28)に接触するブラシ(29)
    とを備えたモータにおいて、 ブラシ(29)をコミュテータ(28)から引き離すア
    クチュエータ(56)を備えたことを特徴とするモー
    タ。
  2. 【請求項2】 前輪(WFL,WFR)および後輪(WRL
    RR)の一方の車輪を駆動するエンジン(E)と、前輪
    (WFL,WFR)および後輪(WRL,WRR)の他方の車輪
    を駆動するモータ(ML ,MR )とを備え、車両(V)
    の発進時にエンジン(E)で駆動される前記一方の車輪
    のスリップが検出されると、モータ(ML ,MR )で前
    記他方の車輪を駆動して発進をアシストする前後輪駆動
    車両において、 前記モータ(WFL,WFR)は、モータ軸(25)と一体
    に回転するコミュテータ(28)と、モータハウジング
    (21)に支持されてコミュテータ(28)に接触する
    ブラシ(29)と、ブラシ(29)をコミュテータ(2
    8)から引き離すアクチュエータ(56)とを備えてな
    り、モータ(ML ,MR )の非作動時にアクチュエータ
    (56)でブラシ(29)をコミュテータ(28)から
    引き離すことを特徴とする前後輪駆動車両。
JP11131886A 1999-05-12 1999-05-12 モータおよび前後輪駆動車両 Pending JP2000324767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11131886A JP2000324767A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 モータおよび前後輪駆動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11131886A JP2000324767A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 モータおよび前後輪駆動車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000324767A true JP2000324767A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15068453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11131886A Pending JP2000324767A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 モータおよび前後輪駆動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000324767A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009510987A (ja) * 2005-09-30 2009-03-12 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ハンマーブラシを備えた電動モータ
CN102112333A (zh) * 2008-08-22 2011-06-29 爱信艾达株式会社 车辆驱动装置
JP2012224185A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置
US8768551B2 (en) 2011-04-19 2014-07-01 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle driving apparatus
CN103958928A (zh) * 2011-12-01 2014-07-30 本田技研工业株式会社 动力传递装置
WO2016147865A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 Ntn株式会社 2モータ車両駆動装置
CN108263191A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 比亚迪股份有限公司 动力传动系统及具有其的车辆
CN108263206A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 比亚迪股份有限公司 动力传动系统及具有其的车辆
CN115133724A (zh) * 2021-03-25 2022-09-30 奥迪股份公司 在他励电机中的预测的电刷调控
CN115742736A (zh) * 2022-11-29 2023-03-07 东风越野车有限公司 双电机减速箱、传动总成及汽车
WO2026022070A1 (de) * 2024-07-23 2026-01-29 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Verfahren zum ermitteln einer null-kraft-referenzposition eines nasslaufenden bürstenstellers, computerprogramm, computerprogrammprodukt, system und elektrofahrzeug

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009510987A (ja) * 2005-09-30 2009-03-12 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ハンマーブラシを備えた電動モータ
CN102112333A (zh) * 2008-08-22 2011-06-29 爱信艾达株式会社 车辆驱动装置
US8678118B2 (en) 2008-08-22 2014-03-25 Aisin Aw Co., Ltd. Vehicle drive device
CN102112333B (zh) * 2008-08-22 2014-04-30 爱信艾达株式会社 车辆驱动装置
JP2012224185A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置
US8768551B2 (en) 2011-04-19 2014-07-01 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle driving apparatus
CN103958928A (zh) * 2011-12-01 2014-07-30 本田技研工业株式会社 动力传递装置
CN103958928B (zh) * 2011-12-01 2017-07-04 本田技研工业株式会社 动力传递装置
JP2016176502A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 Ntn株式会社 2モータ車両駆動装置
WO2016147865A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 Ntn株式会社 2モータ車両駆動装置
CN108263191A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 比亚迪股份有限公司 动力传动系统及具有其的车辆
CN108263206A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 比亚迪股份有限公司 动力传动系统及具有其的车辆
CN108263206B (zh) * 2016-12-30 2022-07-15 比亚迪股份有限公司 动力传动系统及具有其的车辆
CN115133724A (zh) * 2021-03-25 2022-09-30 奥迪股份公司 在他励电机中的预测的电刷调控
CN115133724B (zh) * 2021-03-25 2025-12-09 奥迪股份公司 在他励电机中的预测的电刷调控
CN115742736A (zh) * 2022-11-29 2023-03-07 东风越野车有限公司 双电机减速箱、传动总成及汽车
WO2026022070A1 (de) * 2024-07-23 2026-01-29 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Verfahren zum ermitteln einer null-kraft-referenzposition eines nasslaufenden bürstenstellers, computerprogramm, computerprogrammprodukt, system und elektrofahrzeug

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4093515B2 (ja) 前後輪駆動車両
EP2204316B1 (en) Drive system for driving a vehicle wheel
US6321865B1 (en) Front-and-rear wheel drive vehicle
CN102165210B (zh) 用于锁定机动车辆发动机的输出轴的装置
CN102844213B (zh) 包含耦合和解耦装置的机动化轮毂
JPH0623121Y2 (ja) 自動車の電気駆動推進装置
US7363995B2 (en) Overrunning clutch and method of controlling engagement of same
JP2000035061A (ja) ハイブリッド車用の動力断続装置
JP4900225B2 (ja) ハイブリッド車の駆動装置
US6104154A (en) Tricycle with electric motor
JP3056702U (ja) 電動アシスト自転車のハブ式モータ伝動機構
JP3456831B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動力伝達装置
JP2000324767A (ja) モータおよび前後輪駆動車両
JP2009008153A (ja) シフトレンジ切替装置
JP3699371B2 (ja) インホイールモータ型駆動ユニットおよびハイブリッドシステム
JP2000318473A (ja) 前後輪駆動車両
JPH09301262A (ja) 電動補助自転車
JP3769282B2 (ja) 前後輪駆動車両
JP2001025289A (ja) モータの通電チェック方法
JP5545520B2 (ja) 回生機構を備えた電動補助自転車
JPH08276888A (ja) クラッチユニット
JP2000318474A (ja) 前後輪駆動車両
JP2001004723A (ja) 車両におけるバッテリの残容量推定方法
US6580874B1 (en) Field current control method in motor
JP2004322753A (ja) 車両の左右輪駆動装置