JP2000318111A - 化粧材の製造方法 - Google Patents
化粧材の製造方法Info
- Publication number
- JP2000318111A JP2000318111A JP11131055A JP13105599A JP2000318111A JP 2000318111 A JP2000318111 A JP 2000318111A JP 11131055 A JP11131055 A JP 11131055A JP 13105599 A JP13105599 A JP 13105599A JP 2000318111 A JP2000318111 A JP 2000318111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- resin layer
- resin
- solid particles
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐摩耗性の良い化粧材を、塗工ローラや印刷
版の摩耗、筋や艶変化等の外観不良無しに造る。 【解決手段】 基材1上に少なくとも装飾層として、複
数の固体粒子Pが層表面に付着及び/又は層内に埋設さ
れた樹脂層2を有する化粧材Dを、樹脂が非流動状態の
粘着状態又は流動状態のときの樹脂層2Aに向かって、
回転羽根式又はエアノズル式のブラスト装置にて固体粒
子を散布して、樹脂層表面へ固体粒子を付着させるか又
は樹脂層内部へ固体粒子を進入させ埋設し、而る後に樹
脂層を固化させて非粘着且つ非流動状態として固体粒子
を固定した樹脂層2とする。樹脂層2は転写形成しても
良い。また、化粧材の裏面には裏打基材を貼着しても良
い。
版の摩耗、筋や艶変化等の外観不良無しに造る。 【解決手段】 基材1上に少なくとも装飾層として、複
数の固体粒子Pが層表面に付着及び/又は層内に埋設さ
れた樹脂層2を有する化粧材Dを、樹脂が非流動状態の
粘着状態又は流動状態のときの樹脂層2Aに向かって、
回転羽根式又はエアノズル式のブラスト装置にて固体粒
子を散布して、樹脂層表面へ固体粒子を付着させるか又
は樹脂層内部へ固体粒子を進入させ埋設し、而る後に樹
脂層を固化させて非粘着且つ非流動状態として固体粒子
を固定した樹脂層2とする。樹脂層2は転写形成しても
良い。また、化粧材の裏面には裏打基材を貼着しても良
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の床面、壁
面、天井等の内装、家具ならびに各種キャビネット等に
用いる表面が化粧された化粧材の製造方法に関する。特
に、表面の耐摩耗性に優れた化粧材の製造方法に関す
る。
面、天井等の内装、家具ならびに各種キャビネット等に
用いる表面が化粧された化粧材の製造方法に関する。特
に、表面の耐摩耗性に優れた化粧材の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、シート状の化粧シート、板状
の化粧板、立体物状の化粧部材等と各種形態で、基材を
種々の方法で化粧した化粧材が各種用途に使用されてい
る。これら化粧材のうち、化粧シートはラミネートタイ
プでは無く転写タイプの場合には転写シートとも呼ばれ
る。そして、板状の化粧板や立体物状の化粧部材等は、
その基材に直接印刷や塗装等で化粧して化粧板とする事
もあるが、ラミネ−トタイプの化粧シート(ラミネ−ト
シート)を貼着したり、転写タイプの化粧シート(転写
シート)からその転写層を転写したりして、化粧して化
粧板とする事もある。そして、これら各種化粧材におい
て、表面の耐摩耗性が要求される場合には、使用用途で
最終的に表面となる層を、シリカ等のマット剤やアルミ
ナ粉末等の無機粉末からなる固体粒子を含む塗液(又は
インキ)を用いた塗工(又は印刷)によって形成してい
た。
の化粧板、立体物状の化粧部材等と各種形態で、基材を
種々の方法で化粧した化粧材が各種用途に使用されてい
る。これら化粧材のうち、化粧シートはラミネートタイ
プでは無く転写タイプの場合には転写シートとも呼ばれ
る。そして、板状の化粧板や立体物状の化粧部材等は、
その基材に直接印刷や塗装等で化粧して化粧板とする事
もあるが、ラミネ−トタイプの化粧シート(ラミネ−ト
シート)を貼着したり、転写タイプの化粧シート(転写
シート)からその転写層を転写したりして、化粧して化
粧板とする事もある。そして、これら各種化粧材におい
て、表面の耐摩耗性が要求される場合には、使用用途で
最終的に表面となる層を、シリカ等のマット剤やアルミ
ナ粉末等の無機粉末からなる固体粒子を含む塗液(又は
インキ)を用いた塗工(又は印刷)によって形成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐摩耗
性が得られる様な硬い固体粒子を含ませた塗液(又はイ
ンキ)を用いると、塗工に用いる塗工ローラ、グラビア
印刷版、ドクターブレード等の摩耗が速く進行し易い
上、筋等の欠陥や艶変化等の外観不良が生じ易かった。
そこで、本発明の課題は、耐摩耗性を優れたものと出来
るにも拘らず、塗工に用いるローラや印刷版等の摩耗、
筋や艶変化等の外観不良が生じ難い化粧材の製造方法を
提供することである。
性が得られる様な硬い固体粒子を含ませた塗液(又はイ
ンキ)を用いると、塗工に用いる塗工ローラ、グラビア
印刷版、ドクターブレード等の摩耗が速く進行し易い
上、筋等の欠陥や艶変化等の外観不良が生じ易かった。
そこで、本発明の課題は、耐摩耗性を優れたものと出来
るにも拘らず、塗工に用いるローラや印刷版等の摩耗、
筋や艶変化等の外観不良が生じ難い化粧材の製造方法を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の化粧材の製造方法では、基材上に少なくと
も装飾層として、複数の固体粒子が層表面に付着及び/
又は層内に埋設された樹脂層が設けられている化粧材の
製造方法において、該樹脂層の樹脂が非流動状態の粘着
状態、又は流動状態にあるときに、該樹脂層に向かっ
て、回転羽根式又はエアノズル式のブラスト装置によっ
て、固体粒子を散布して、樹脂層表面へ固体粒子を付着
させるか、又は樹脂層内部へ固体粒子を進入させ埋設
し、而る後に該樹脂層を固化させて非粘着且つ非流動状
態として、固体粒子を樹脂層に固定する様にした。この
様にする事で、耐摩耗性を向上させる為に樹脂層中に硬
い固体粒子を使用しても、その樹脂層は、固体粒子が付
着又は含まない状態で基材上に形成した後に、固体粒子
を付着又は含ませるので、塗工ローラや印刷版の固体粒
子による摩耗を本質的に回避できる。
に、本発明の化粧材の製造方法では、基材上に少なくと
も装飾層として、複数の固体粒子が層表面に付着及び/
又は層内に埋設された樹脂層が設けられている化粧材の
製造方法において、該樹脂層の樹脂が非流動状態の粘着
状態、又は流動状態にあるときに、該樹脂層に向かっ
て、回転羽根式又はエアノズル式のブラスト装置によっ
て、固体粒子を散布して、樹脂層表面へ固体粒子を付着
させるか、又は樹脂層内部へ固体粒子を進入させ埋設
し、而る後に該樹脂層を固化させて非粘着且つ非流動状
態として、固体粒子を樹脂層に固定する様にした。この
様にする事で、耐摩耗性を向上させる為に樹脂層中に硬
い固体粒子を使用しても、その樹脂層は、固体粒子が付
着又は含まない状態で基材上に形成した後に、固体粒子
を付着又は含ませるので、塗工ローラや印刷版の固体粒
子による摩耗を本質的に回避できる。
【0005】また、本発明の化粧材の製造方法は、上記
製造方法において、複数の固体粒子が層表面に付着及び
/又は層内に埋設された樹脂層を、離型性支持体シート
上の転写層として形成した後、該転写層を基材に転写す
る事で、基材上の装飾層として形成する様にした。この
様に、基材上の樹脂層は、離型性支持体シート上の転写
層として形成した転写シートから、転写によって形成す
る事もできる。この様に転写で固体粒子固定済みの樹脂
層を転写すれば、基材へ樹脂層を印刷や塗工で直接形成
する場合に必要なインキや塗液の溶剤乾燥を省く事も出
来、作業環境上有利となり、しかも、形成面が凹凸面で
印刷等で直接形成出来ない場合でも形成可能で、他の装
飾層と共に一度の転写で形成する事も出来る様になる。
製造方法において、複数の固体粒子が層表面に付着及び
/又は層内に埋設された樹脂層を、離型性支持体シート
上の転写層として形成した後、該転写層を基材に転写す
る事で、基材上の装飾層として形成する様にした。この
様に、基材上の樹脂層は、離型性支持体シート上の転写
層として形成した転写シートから、転写によって形成す
る事もできる。この様に転写で固体粒子固定済みの樹脂
層を転写すれば、基材へ樹脂層を印刷や塗工で直接形成
する場合に必要なインキや塗液の溶剤乾燥を省く事も出
来、作業環境上有利となり、しかも、形成面が凹凸面で
印刷等で直接形成出来ない場合でも形成可能で、他の装
飾層と共に一度の転写で形成する事も出来る様になる。
【0006】また、本発明の化粧材の製造方法は、上記
いずれかの化粧材の製造方法によって得られた化粧材を
第1の化粧材として、更に該第1の化粧材の裏側面に裏
打基材を貼着して、それを最終的な第2の化粧材とし
た。第1の化粧材は例えば化粧シートである。その結
果、樹脂層や印刷等による装飾層を直接形成し難い様な
裏打基材であっても、その表面に第1の化粧材を貼着し
て化粧する事で第2の化粧材を得る事が出来る。また、
裏打基材とそれに貼着する第1の化粧材とを、それぞれ
別々に作製しておいて、必要な時に必要な数だけ、裏打
基材に第1の化粧材を貼着する事で、第2の化粧材を得
る事が出来る。
いずれかの化粧材の製造方法によって得られた化粧材を
第1の化粧材として、更に該第1の化粧材の裏側面に裏
打基材を貼着して、それを最終的な第2の化粧材とし
た。第1の化粧材は例えば化粧シートである。その結
果、樹脂層や印刷等による装飾層を直接形成し難い様な
裏打基材であっても、その表面に第1の化粧材を貼着し
て化粧する事で第2の化粧材を得る事が出来る。また、
裏打基材とそれに貼着する第1の化粧材とを、それぞれ
別々に作製しておいて、必要な時に必要な数だけ、裏打
基材に第1の化粧材を貼着する事で、第2の化粧材を得
る事が出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の化粧材の製造方法について、実施の形態を説明す
る。なお、図1は本発明の化粧材の製造方法をその一形
態で概念的に説明する概念図、図2は本発明の化粧材の
製造方法として転写を利用する形態を概念的に説明する
概念図、図3は固体粒子を散布する為の回転羽根式のブ
ラスト装置を説明する概念図、図4は固体粒子を散布す
る為のエアノズル式のブラスト装置を説明する概念図、
図5は本発明で得られる化粧材としてラミネートタイプ
の化粧シートの一例を示す断面図、図6は本発明で得ら
れる又は使用し得る転写シートの一例を示す断面図、図
7は本発明で得られる化粧材として、第1の化粧材を裏
打基材に積層した化粧材の一例を示す断面図である。
明の化粧材の製造方法について、実施の形態を説明す
る。なお、図1は本発明の化粧材の製造方法をその一形
態で概念的に説明する概念図、図2は本発明の化粧材の
製造方法として転写を利用する形態を概念的に説明する
概念図、図3は固体粒子を散布する為の回転羽根式のブ
ラスト装置を説明する概念図、図4は固体粒子を散布す
る為のエアノズル式のブラスト装置を説明する概念図、
図5は本発明で得られる化粧材としてラミネートタイプ
の化粧シートの一例を示す断面図、図6は本発明で得ら
れる又は使用し得る転写シートの一例を示す断面図、図
7は本発明で得られる化粧材として、第1の化粧材を裏
打基材に積層した化粧材の一例を示す断面図である。
【0008】〔概要〕先ず、図1の概念図で、本発明の
化粧材の製造方法を説明する。ここで、図1により説明
する方法は、請求項1の発明に関する方法である。図1
(A)は、基材1上に未だ固体粒子Pが付着も埋設もさ
れていない樹脂層2Aが塗工や印刷等によって形成され
た状態を示す。そして、図1(B)の如く、樹脂層2A
を、必要に応じて適宜加熱、溶解する等して、樹脂層2
Aの樹脂を非流動状態の粘着状態、或いは、流動状態に
した上で、該樹脂層2Aに向かって、回転羽根式又はエ
アノズル式のブラスト装置によって、多数の固体粒子P
を散布する。すると、多数の固体粒子Pは、樹脂層2A
が非流動状態の粘着状態の場合は、主として樹脂層2A
の表面に付着し、樹脂層2Aが流動状態の場合は、固体
粒子Pが樹脂層2Aに衝突する速度及び樹脂層2Aの流
動状態の程度次第では、固体粒子Pは樹脂層2Aの表面
に付着する事もあるが、樹脂層2Aに衝突する固体粒子
の速度や樹脂層2Aの流動性次第では、更に樹脂層2A
の内部まで進入し埋設される。なお、固体粒子が埋設さ
れる場合、樹脂層2Aの衝突した固体粒子の一部は内部
まで進入せずに表面に付着した状態に止まる事もある。
その後、冷却、溶剤乾燥、或いは化学反応等によって固
体粒子が付着及び/又は埋設された樹脂層2Aを固化さ
せれば、樹脂層2となる。以上の結果、(固体粒子がま
だ固定されていない)樹脂層2Aに対して、複数の固体
粒子Pがその層表面に付着及び/又は層内に埋設された
樹脂層2が基材1上に形成された図1(C)の如き化粧
材Dが得られるという方法である。
化粧材の製造方法を説明する。ここで、図1により説明
する方法は、請求項1の発明に関する方法である。図1
(A)は、基材1上に未だ固体粒子Pが付着も埋設もさ
れていない樹脂層2Aが塗工や印刷等によって形成され
た状態を示す。そして、図1(B)の如く、樹脂層2A
を、必要に応じて適宜加熱、溶解する等して、樹脂層2
Aの樹脂を非流動状態の粘着状態、或いは、流動状態に
した上で、該樹脂層2Aに向かって、回転羽根式又はエ
アノズル式のブラスト装置によって、多数の固体粒子P
を散布する。すると、多数の固体粒子Pは、樹脂層2A
が非流動状態の粘着状態の場合は、主として樹脂層2A
の表面に付着し、樹脂層2Aが流動状態の場合は、固体
粒子Pが樹脂層2Aに衝突する速度及び樹脂層2Aの流
動状態の程度次第では、固体粒子Pは樹脂層2Aの表面
に付着する事もあるが、樹脂層2Aに衝突する固体粒子
の速度や樹脂層2Aの流動性次第では、更に樹脂層2A
の内部まで進入し埋設される。なお、固体粒子が埋設さ
れる場合、樹脂層2Aの衝突した固体粒子の一部は内部
まで進入せずに表面に付着した状態に止まる事もある。
その後、冷却、溶剤乾燥、或いは化学反応等によって固
体粒子が付着及び/又は埋設された樹脂層2Aを固化さ
せれば、樹脂層2となる。以上の結果、(固体粒子がま
だ固定されていない)樹脂層2Aに対して、複数の固体
粒子Pがその層表面に付着及び/又は層内に埋設された
樹脂層2が基材1上に形成された図1(C)の如き化粧
材Dが得られるという方法である。
【0009】なお、基材1は、後で詳述するが、シー
ト、板、立体物等であり、基材1がシートの場合、樹脂
層2が基材1から剥離する様に基材1を離型性とすれ
ば、すなわち基材1を離型性支持体シートとすれば、得
られる化粧材は転写シートとなる。また、基材1が離型
性で無いシートの場合は、得られる化粧材はラミネート
シートとなる。
ト、板、立体物等であり、基材1がシートの場合、樹脂
層2が基材1から剥離する様に基材1を離型性とすれ
ば、すなわち基材1を離型性支持体シートとすれば、得
られる化粧材は転写シートとなる。また、基材1が離型
性で無いシートの場合は、得られる化粧材はラミネート
シートとなる。
【0010】そして、転写シートを利用する方法とし
て、図2の概念図で示す如く、樹脂層2は転写形成して
も良い。なお、図2は請求項2の発明による方法を示す
が、同時に、その過程に於いて、請求項1の発明にて、
得られる化粧材が転写シートとなる形態も示す。すなわ
ち、樹脂層2は、離型性支持体シート11上の転写層1
2として形成した転写シート10を用いて、該転写シー
ト10からの転写によって基材1上に形成する。この転
写シート10が、図1に示す方法にて、基材1が離型性
のシート(離型性支持体シート11)である形態に該当
する。
て、図2の概念図で示す如く、樹脂層2は転写形成して
も良い。なお、図2は請求項2の発明による方法を示す
が、同時に、その過程に於いて、請求項1の発明にて、
得られる化粧材が転写シートとなる形態も示す。すなわ
ち、樹脂層2は、離型性支持体シート11上の転写層1
2として形成した転写シート10を用いて、該転写シー
ト10からの転写によって基材1上に形成する。この転
写シート10が、図1に示す方法にて、基材1が離型性
のシート(離型性支持体シート11)である形態に該当
する。
【0011】すなわち、先ず、図2(A)の如く、離型
性支持体シート11上の(未完成の)転写層12として
(まだ固体粒子が固定されていない)樹脂層2Aを形成
する。そして、図2(B)の如く、離型性支持体シート
11上に形成された樹脂層2Aを、前述同様に必要に応
じて適宜加熱、溶解する等して、樹脂層2A樹脂を非流
動状態の粘着状態、或いは流動状態にした上で、該樹脂
層2Aに向かって多数の固体粒子Pを散布し、樹脂層2
Aを前述同様に固化させる。そして、図2(C)の如
く、複数の固体粒子Pが樹脂層2の表面に付着及び/又
は層内に埋設された樹脂層2が転写層12として、離型
性支持体シート11上に形成された転写シート10が用
意できる。ここまでは、先に図1で示した方法にて、基
材1が離型性支持体シート11の場合の化粧材の製造方
法に該当する。そして次は、転写シート10を用いて、
図2(D)の如く、この転写シート10から樹脂層2を
含む転写層12を基材1上に転写すれば、化粧材Dが得
られるという方法である。
性支持体シート11上の(未完成の)転写層12として
(まだ固体粒子が固定されていない)樹脂層2Aを形成
する。そして、図2(B)の如く、離型性支持体シート
11上に形成された樹脂層2Aを、前述同様に必要に応
じて適宜加熱、溶解する等して、樹脂層2A樹脂を非流
動状態の粘着状態、或いは流動状態にした上で、該樹脂
層2Aに向かって多数の固体粒子Pを散布し、樹脂層2
Aを前述同様に固化させる。そして、図2(C)の如
く、複数の固体粒子Pが樹脂層2の表面に付着及び/又
は層内に埋設された樹脂層2が転写層12として、離型
性支持体シート11上に形成された転写シート10が用
意できる。ここまでは、先に図1で示した方法にて、基
材1が離型性支持体シート11の場合の化粧材の製造方
法に該当する。そして次は、転写シート10を用いて、
図2(D)の如く、この転写シート10から樹脂層2を
含む転写層12を基材1上に転写すれば、化粧材Dが得
られるという方法である。
【0012】なお、図2(D)に示す形態では、基材1
と樹脂層2間には接着剤層14を設けてあるが、この接
着剤層14は、樹脂層2からなる転写層12を基材1に
接着させて転写させる為に、転写前に予め基材1側に施
して形成した層である。しかし、接着剤層14は、転写
層12の一部として転写シート10側に設けておく事も
できる〔図6参照〕。また、樹脂層2のみで基材1に接
着させて転写できる場合には、接着剤層14は省略して
も良い。
と樹脂層2間には接着剤層14を設けてあるが、この接
着剤層14は、樹脂層2からなる転写層12を基材1に
接着させて転写させる為に、転写前に予め基材1側に施
して形成した層である。しかし、接着剤層14は、転写
層12の一部として転写シート10側に設けておく事も
できる〔図6参照〕。また、樹脂層2のみで基材1に接
着させて転写できる場合には、接着剤層14は省略して
も良い。
【0013】なお、樹脂層2は装飾層の一種でもある
が、通常は、基材1上或いは離型性支持体シート11上
に於いて、樹脂層2は他の装飾層等の他の層と共に積層
されている。他の層とは、例えば、絵柄のパターンを表
す為の印刷等で形成した絵柄層である〔図5及び図6の
符号3参照〕。また、転写シート10に於ける離型性支
持体シート11上では、他の層とは、例えば図6に例示
する如く、絵柄層3や、或いは剥離層13、転写層を基
材に接着し転写する為の接着剤層14等である。なお、
絵柄層3としては、通常、全ベタ層3Aと柄パターンを
表現する柄パターン層3Bとを形成する。
が、通常は、基材1上或いは離型性支持体シート11上
に於いて、樹脂層2は他の装飾層等の他の層と共に積層
されている。他の層とは、例えば、絵柄のパターンを表
す為の印刷等で形成した絵柄層である〔図5及び図6の
符号3参照〕。また、転写シート10に於ける離型性支
持体シート11上では、他の層とは、例えば図6に例示
する如く、絵柄層3や、或いは剥離層13、転写層を基
材に接着し転写する為の接着剤層14等である。なお、
絵柄層3としては、通常、全ベタ層3Aと柄パターンを
表現する柄パターン層3Bとを形成する。
【0014】なお、転写シート10を用いて樹脂層2を
転写形成する場合、図6に例示の転写シート10の如
く、樹脂層2以外の他の層も転写シート10によって樹
脂層2と共に一度に転写すれば、効率的である。しか
し、樹脂層2のみを基材上に転写形成し、絵柄層等の他
の層は(通常はその前に)印刷等で基材に直接形成する
等、基材に同時形成しなくても良い。
転写形成する場合、図6に例示の転写シート10の如
く、樹脂層2以外の他の層も転写シート10によって樹
脂層2と共に一度に転写すれば、効率的である。しか
し、樹脂層2のみを基材上に転写形成し、絵柄層等の他
の層は(通常はその前に)印刷等で基材に直接形成する
等、基材に同時形成しなくても良い。
【0015】上述の如く、基材が例えば樹脂シートの場
合には化粧材は通常、化粧シートとなる。化粧シートは
ラミネ−トシートの他に、基材を離型性のシート(離型
性支持体シート)とすれば、転写シートにもなる。
合には化粧材は通常、化粧シートとなる。化粧シートは
ラミネ−トシートの他に、基材を離型性のシート(離型
性支持体シート)とすれば、転写シートにもなる。
【0016】また、得られる化粧材は、基材が例えば木
質板の場合には化粧板となる。また、基材が例えば樹脂
成形品等の立体物の場合は、化粧材は通常、化粧部材や
化粧製品となる。そして、この様な各種形態が可能であ
る化粧材を第1の化粧材として、その第1の化粧材の裏
側に裏打基材を積層すれば、裏打基材付きの(第2の)
化粧材となる。例えば、化粧材の一形態としてラミネ−
トタイプの化粧シートを、裏打基材として木質板にラミ
ネ−トすれば(ラミネ−ト)化粧板が得られる。
質板の場合には化粧板となる。また、基材が例えば樹脂
成形品等の立体物の場合は、化粧材は通常、化粧部材や
化粧製品となる。そして、この様な各種形態が可能であ
る化粧材を第1の化粧材として、その第1の化粧材の裏
側に裏打基材を積層すれば、裏打基材付きの(第2の)
化粧材となる。例えば、化粧材の一形態としてラミネ−
トタイプの化粧シートを、裏打基材として木質板にラミ
ネ−トすれば(ラミネ−ト)化粧板が得られる。
【0017】以下、本発明の化粧材の製造方法を更に説
明する。
明する。
【0018】〔基材〕基材1としては、形状、材質等は
特に制限は無い。例えば形状は、シート、板、立体物な
どいずれでも良い。また、材質は、木質系、金属系、無
機非金属系(セラミック系、非セラミックス窯業系
等)、プラスチック系、紙等である。具体的には、木質
系では、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からな
る単板、合板、パーティクルボード、繊維板、集成材等
がある。また、金属系では、例えば、鉄、アルミニウ
ム、銅等の金属材料がある。また、無機非金属系では、
例えば、押し出しセメント、スラグセメント、ALC
(軽量気泡コンクリート)、GRC(硝子繊維強化コン
クリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿セメ
ント、ケイ酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非セラ
ミックス窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝
子、琺瑯等のセラミックス系材料等がある。また、プラ
スチック系では、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレフタレート等
のポリエステル樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、ポリブチル(メタ)アクリレート等のアクリル樹脂
〔なお、(メタ)アクリレートとは、メタクリレート又
はアクリレートの意味〕、塩化ビニル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体)樹脂等の樹脂材料がある。また、紙
では、例えば、上質紙、薄葉紙、リンター紙、クラフト
紙、樹脂含浸紙、チタン紙、コート紙等がある。
特に制限は無い。例えば形状は、シート、板、立体物な
どいずれでも良い。また、材質は、木質系、金属系、無
機非金属系(セラミック系、非セラミックス窯業系
等)、プラスチック系、紙等である。具体的には、木質
系では、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からな
る単板、合板、パーティクルボード、繊維板、集成材等
がある。また、金属系では、例えば、鉄、アルミニウ
ム、銅等の金属材料がある。また、無機非金属系では、
例えば、押し出しセメント、スラグセメント、ALC
(軽量気泡コンクリート)、GRC(硝子繊維強化コン
クリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿セメ
ント、ケイ酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非セラ
ミックス窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝
子、琺瑯等のセラミックス系材料等がある。また、プラ
スチック系では、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレフタレート等
のポリエステル樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、ポリブチル(メタ)アクリレート等のアクリル樹脂
〔なお、(メタ)アクリレートとは、メタクリレート又
はアクリレートの意味〕、塩化ビニル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体)樹脂等の樹脂材料がある。また、紙
では、例えば、上質紙、薄葉紙、リンター紙、クラフト
紙、樹脂含浸紙、チタン紙、コート紙等がある。
【0019】なお、前述した如く、基材1がシートの場
合、基材1を離型性支持体シート11とすれば、得られ
る化粧材Dは転写シート10となる。シート状の基材の
材質としては、樹脂(樹脂シート)、紙、金属(金属
箔)等がある。離型性支持体シートの厚みは通常20〜
200μm程度であるが、離型性支持体シート11の代
表例としてはポリエチレンテレフタレートフィルム等が
ある。なお、基材1を、少なくとも樹脂層2を有する転
写層12に対して離型性として離型性支持体シート11
とするには、樹脂層と基材間に剥離層を設ける事で基材
と転写層との離型性が得られる事もあるが、基材側で離
型性を得る場合には、上記シート状の基材を素材シート
としと、その素材シートの転写層側に離型層を設ける。
離型性支持体シートとなる基材は、素材シートと離型層
とから構成され、離型層は基材を転写層から剥離すると
きに素材シートと一体となって剥離される。なお、離型
層は、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ワック
ス等の単体又はこれらを含む混合物を用いた塗液又はイ
ンキを、公知の方法で塗工又は印刷して形成する。
合、基材1を離型性支持体シート11とすれば、得られ
る化粧材Dは転写シート10となる。シート状の基材の
材質としては、樹脂(樹脂シート)、紙、金属(金属
箔)等がある。離型性支持体シートの厚みは通常20〜
200μm程度であるが、離型性支持体シート11の代
表例としてはポリエチレンテレフタレートフィルム等が
ある。なお、基材1を、少なくとも樹脂層2を有する転
写層12に対して離型性として離型性支持体シート11
とするには、樹脂層と基材間に剥離層を設ける事で基材
と転写層との離型性が得られる事もあるが、基材側で離
型性を得る場合には、上記シート状の基材を素材シート
としと、その素材シートの転写層側に離型層を設ける。
離型性支持体シートとなる基材は、素材シートと離型層
とから構成され、離型層は基材を転写層から剥離すると
きに素材シートと一体となって剥離される。なお、離型
層は、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ワック
ス等の単体又はこれらを含む混合物を用いた塗液又はイ
ンキを、公知の方法で塗工又は印刷して形成する。
【0020】〔樹脂層〕樹脂層2は耐摩耗性の付与層で
あるとともに装飾層の一種でもあるが、この樹脂層2に
用いる樹脂としては、非流動状態の粘着状態や、流動状
態に一時的に出来る様な樹脂で、その後は化学反応(硬
化反応)、冷却、或いは溶解乾燥等によって固化できる
樹脂であれば、基本的には特に制限は無い。なお、通常
は、基材1上に於いて樹脂層2の(最終利用形態の化粧
材を観察する時に於いて)下側に、絵柄層も積層するの
で、該絵柄層による絵柄が透視可能な程度以上に透明性
が確保できる樹脂を使用する。また、固体粒子を樹脂層
に固定する目的が耐摩耗性向上であるので、樹脂層2の
樹脂自体も耐摩耗性に好適な樹脂が好ましい。
あるとともに装飾層の一種でもあるが、この樹脂層2に
用いる樹脂としては、非流動状態の粘着状態や、流動状
態に一時的に出来る様な樹脂で、その後は化学反応(硬
化反応)、冷却、或いは溶解乾燥等によって固化できる
樹脂であれば、基本的には特に制限は無い。なお、通常
は、基材1上に於いて樹脂層2の(最終利用形態の化粧
材を観察する時に於いて)下側に、絵柄層も積層するの
で、該絵柄層による絵柄が透視可能な程度以上に透明性
が確保できる樹脂を使用する。また、固体粒子を樹脂層
に固定する目的が耐摩耗性向上であるので、樹脂層2の
樹脂自体も耐摩耗性に好適な樹脂が好ましい。
【0021】上記樹脂としは、アクリル樹脂、飽和(熱
可塑性)ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ニトロセルロース等の熱
可塑性樹脂を用い、加熱軟化(乃至は熔融)、溶剤への
溶解(乃至は膨潤)、分散媒への分散等により、非流動
状態の粘着状態や流動状態とする形態でも良いが、耐摩
耗性の点で、熱硬化性樹脂、紫外線や電子線等で硬化す
る電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂が、より好まし
い。硬化性樹脂の場合は、硬化完了前の段階で固体粒子
を固定すれば、非流動状態の粘着状態や流動状態を活用
でき、しかも、最終的に硬化させれば、樹脂自体による
硬質な塗膜が得られる上、樹脂層に固定され固体粒子に
よって、より耐摩耗性を向上させる事ができる。
可塑性)ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ニトロセルロース等の熱
可塑性樹脂を用い、加熱軟化(乃至は熔融)、溶剤への
溶解(乃至は膨潤)、分散媒への分散等により、非流動
状態の粘着状態や流動状態とする形態でも良いが、耐摩
耗性の点で、熱硬化性樹脂、紫外線や電子線等で硬化す
る電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂が、より好まし
い。硬化性樹脂の場合は、硬化完了前の段階で固体粒子
を固定すれば、非流動状態の粘着状態や流動状態を活用
でき、しかも、最終的に硬化させれば、樹脂自体による
硬質な塗膜が得られる上、樹脂層に固定され固体粒子に
よって、より耐摩耗性を向上させる事ができる。
【0022】上記熱硬化性樹脂としては、例えば2液硬
化型ウレタン樹脂、1液硬化型ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等を使用できる。なお、
2液硬化型ウレタン樹脂としては、主剤のポリオールに
アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエ
ーテルポリオール等を用い、架橋剤(硬化剤)のイソシ
アネートに、2,4−トリレンジイソシアネート、1,
6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等の多価イソシアネートを用いた公知のウ
レタン樹脂から適宜選択すれば良い。また、1液硬化型
ウレタン樹脂等としては、分子末端にイソシアネート基
を有するプレポリマー等からなる公知の湿気硬化型ウレ
タン樹脂から、適宜選択使用すれば良い。なお、硬化型
ウレタン樹脂は、そのイソシアネートをブロック剤でブ
ロックしたブロックイソシアネートの形態で用いる事も
できる。
化型ウレタン樹脂、1液硬化型ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等を使用できる。なお、
2液硬化型ウレタン樹脂としては、主剤のポリオールに
アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエ
ーテルポリオール等を用い、架橋剤(硬化剤)のイソシ
アネートに、2,4−トリレンジイソシアネート、1,
6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等の多価イソシアネートを用いた公知のウ
レタン樹脂から適宜選択すれば良い。また、1液硬化型
ウレタン樹脂等としては、分子末端にイソシアネート基
を有するプレポリマー等からなる公知の湿気硬化型ウレ
タン樹脂から、適宜選択使用すれば良い。なお、硬化型
ウレタン樹脂は、そのイソシアネートをブロック剤でブ
ロックしたブロックイソシアネートの形態で用いる事も
できる。
【0023】また、上記電離放射線硬化性樹脂は、紫外
線や電子線等の電離放射線により硬化可能な組成物であ
り、具体的には、分子中にラジカル重合性不飽和結合、
又はカチオン重合性官能基を有する、プレポリマー(所
謂オリゴマーも包含する)及び/又はモノマーを適宜混
合した組成物である。この様な電離放射線硬化性樹脂と
しては、公知の物の中から適宜選択使用すれば良く、例
えばラジカル重合性不飽和結合を有する組成物の場合で
は、ポリエステルアクリレート系、ウレタンアクリレー
ト系、エポキシアクリレート系、メラミンアクリレート
系、トリアジンアクリレート系等の電離放射線硬化性樹
脂、またカチオン重合性官能基を有する組成物の場合で
は、エポキシ系の電離放射線硬化性樹脂を使用すれば良
い。なお、ここでアクリレート系とは、メタクリレート
系も含む。
線や電子線等の電離放射線により硬化可能な組成物であ
り、具体的には、分子中にラジカル重合性不飽和結合、
又はカチオン重合性官能基を有する、プレポリマー(所
謂オリゴマーも包含する)及び/又はモノマーを適宜混
合した組成物である。この様な電離放射線硬化性樹脂と
しては、公知の物の中から適宜選択使用すれば良く、例
えばラジカル重合性不飽和結合を有する組成物の場合で
は、ポリエステルアクリレート系、ウレタンアクリレー
ト系、エポキシアクリレート系、メラミンアクリレート
系、トリアジンアクリレート系等の電離放射線硬化性樹
脂、またカチオン重合性官能基を有する組成物の場合で
は、エポキシ系の電離放射線硬化性樹脂を使用すれば良
い。なお、ここでアクリレート系とは、メタクリレート
系も含む。
【0024】なお、離型性支持体シート11上の転写層
12として樹脂層2を形成する場合は、固体粒子の樹脂
層2(A)への固定時は別として、転写シートの状態で
はその取り扱い上の容易性の点で、樹脂層2には好まし
くは非流動状態となる樹脂を選択する。
12として樹脂層2を形成する場合は、固体粒子の樹脂
層2(A)への固定時は別として、転写シートの状態で
はその取り扱い上の容易性の点で、樹脂層2には好まし
くは非流動状態となる樹脂を選択する。
【0025】〔固体粒子〕固体粒子Pとしては、有機物
粒子や無機物粒子を使用できる。固体粒子の粒径は、平
均粒径で5〜50μm程度の粒子が、耐擦傷性、更には
樹脂層2の(観察時)下側に通常は形成する絵柄層によ
る絵柄表現を隠蔽する様な悪影響を与えない点で好まし
い。平均粒径が50μmを超えると、樹脂層中に固体粒
子を埋設する場合に、必要な樹脂層の厚みが厚くなり、
その分、コスト高となる。固体粒子の粒子形状は、例え
ば、真球状、楕円球状、鱗片状、不定形状、多角形状等
の形状で良い。固体粒子の材質は、専ら減磨剤として使
用する場合はアルミナ、シリカ、ダイヤモンド、硝子等
の無機物粒子が好ましく、艶消剤として使用する場合
は、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、カオリナ
イト等の無機物粒子が好ましく、柔軟な触感を付与する
目的で使用する場合には、ウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、尿素樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、メ
ラミン樹脂、ナイロン(ポリアミド樹脂)等の有機物粒
子(樹脂ビーズ)が好ましい。
粒子や無機物粒子を使用できる。固体粒子の粒径は、平
均粒径で5〜50μm程度の粒子が、耐擦傷性、更には
樹脂層2の(観察時)下側に通常は形成する絵柄層によ
る絵柄表現を隠蔽する様な悪影響を与えない点で好まし
い。平均粒径が50μmを超えると、樹脂層中に固体粒
子を埋設する場合に、必要な樹脂層の厚みが厚くなり、
その分、コスト高となる。固体粒子の粒子形状は、例え
ば、真球状、楕円球状、鱗片状、不定形状、多角形状等
の形状で良い。固体粒子の材質は、専ら減磨剤として使
用する場合はアルミナ、シリカ、ダイヤモンド、硝子等
の無機物粒子が好ましく、艶消剤として使用する場合
は、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、カオリナ
イト等の無機物粒子が好ましく、柔軟な触感を付与する
目的で使用する場合には、ウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、尿素樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、メ
ラミン樹脂、ナイロン(ポリアミド樹脂)等の有機物粒
子(樹脂ビーズ)が好ましい。
【0026】〔固体粒子の散布方法〕固体粒子を樹脂層
に対して散布する方法としては、自然落下や手作業によ
る振りかけ等でも可能だが、作業性に難点があり量産時
は実用的では無い。そこで、本発明では、固体粒子の散
布方法として、サンドブラスト或いはショットブラス
ト、ショットピーニング等のブラスト分野で使用されて
いる回転羽根式又はエアノズル式のブラスト装置を使用
する事にした。回転羽根式のブラスト装置は、回転する
羽根車に流し込んだ固体粒子を、羽根車の遠心力で吹き
飛ばす装置で、遠心式ブラスト装置と呼ばれている装置
である。また、エアノズル式のブラスト装置は、圧縮空
気と共に固体粒子をエアノズルから吹き飛ばす装置であ
り、固体粒子と圧縮空気との混合形式により、加圧式ブ
ラスト装置と吸引式ブラスト装置とがある。加圧式ブラ
スト装置では、圧縮空気に混合しておいて固体粒子を、
空気と共にエアノズルから噴出する。一方、吸引式ブラ
スト装置では、圧縮空気の高速流で生ずる負圧部に固体
粒子を吸い込み、空気と共にエアノズルから噴出する。
に対して散布する方法としては、自然落下や手作業によ
る振りかけ等でも可能だが、作業性に難点があり量産時
は実用的では無い。そこで、本発明では、固体粒子の散
布方法として、サンドブラスト或いはショットブラス
ト、ショットピーニング等のブラスト分野で使用されて
いる回転羽根式又はエアノズル式のブラスト装置を使用
する事にした。回転羽根式のブラスト装置は、回転する
羽根車に流し込んだ固体粒子を、羽根車の遠心力で吹き
飛ばす装置で、遠心式ブラスト装置と呼ばれている装置
である。また、エアノズル式のブラスト装置は、圧縮空
気と共に固体粒子をエアノズルから吹き飛ばす装置であ
り、固体粒子と圧縮空気との混合形式により、加圧式ブ
ラスト装置と吸引式ブラスト装置とがある。加圧式ブラ
スト装置では、圧縮空気に混合しておいて固体粒子を、
空気と共にエアノズルから噴出する。一方、吸引式ブラ
スト装置では、圧縮空気の高速流で生ずる負圧部に固体
粒子を吸い込み、空気と共にエアノズルから噴出する。
【0027】なお、樹脂層表面に固体粒子を付着させる
のみの場合は、自然落下や手作業による振りかけ等でも
作業性等を問題視しなければ一応は可能であるが、特に
樹脂層内部まで固体粒子を進入させて埋設するには、樹
脂層に固体粒子が勢い良く衝突し内部まで突入できる事
が必要であり、自然落下や手作業による振りかけでは、
この様な勢いが良い(衝突速度が大きい)固体粒子は得
られない。また、静電塗装の様に静電力を用いた吹き付
け法も、同様に勢いが良い固体粒子は得られない。しか
も、固体粒子の樹脂層への固定は、樹脂層の表面に固定
するよりも、樹脂層の層内部に埋設する形態で固定する
方が、確実に固体粒子を固定でき、更に樹脂層の層厚み
分だけより多く固体粒子を固定できる為に、耐摩耗性の
点でより好ましい。
のみの場合は、自然落下や手作業による振りかけ等でも
作業性等を問題視しなければ一応は可能であるが、特に
樹脂層内部まで固体粒子を進入させて埋設するには、樹
脂層に固体粒子が勢い良く衝突し内部まで突入できる事
が必要であり、自然落下や手作業による振りかけでは、
この様な勢いが良い(衝突速度が大きい)固体粒子は得
られない。また、静電塗装の様に静電力を用いた吹き付
け法も、同様に勢いが良い固体粒子は得られない。しか
も、固体粒子の樹脂層への固定は、樹脂層の表面に固定
するよりも、樹脂層の層内部に埋設する形態で固定する
方が、確実に固体粒子を固定でき、更に樹脂層の層厚み
分だけより多く固体粒子を固定できる為に、耐摩耗性の
点でより好ましい。
【0028】ここで、回転羽根式とエアノズル式のブラ
スト装置について、固体粒子を飛び散らす原理を概念的
に説明する図3及び図4の概念図で、更に詳述する。
スト装置について、固体粒子を飛び散らす原理を概念的
に説明する図3及び図4の概念図で、更に詳述する。
【0029】先ず、図3の概念図は回転羽根式ブラスト
装置について、固体粒子に遠心力を与える羽根車を示す
図で、図3(A)は羽根車全体の斜視図、図3(B)は
その内部を説明する側面図である。羽根車812は、複
数の羽根813がその両側を2枚の側面板814で固定
され、且つ回転中心部は羽根813が無い中空部815
となっている。更に、この中空部815内に方向制御器
816を内在する〔図3(B)参照〕。方向制御器81
6は、外周の一部が円周方向に開口した開口部817を
有し中空筒状で羽根車812の回転軸芯と同一回転軸芯
で、羽根車とは独立して回動自在となっている。羽根車
使用時は、方向制御器の開口部を適宜の方向に向くよう
に固定して、固体粒子の噴出方向を調整する。更に、こ
の方向制御器の内部に、内部中空で羽根車812の回転
軸芯と同一回転軸芯のもう一つの羽根車が散布器818
として内在する〔図3(B)参照〕。散布器818は外
側の羽根車812と共に回転する。そして、前記側面板
814の回転中心には回転軸819が固定され、回転軸
819は、軸受820で回転自在に軸支され電動機等の
回転動力源(図示略)によって駆動回転され、羽根車8
12が回転する。また回転軸819は、羽根813を間
に有する2枚の側面板814間には貫通しておらず、軸
無しの空間を形成している。そして、散布器818の内
部に固体粒子Pがホッパ等から輸送管を通って供給され
る。通常、固体粒子は、羽根車の上方(直上又は斜上
方)から供給する。散布器内に供給された固体粒子は散
布器の羽根車で外側に飛び散る。飛び散った固体粒子
は、方向制御器816の開口部817によって許された
方向にのみ放出され、外側の羽根車812の羽根813
と羽根813との間に供給される。そして、羽根813
に衝突し、羽根車812の回転力で加速され、羽根車か
ら噴出する。
装置について、固体粒子に遠心力を与える羽根車を示す
図で、図3(A)は羽根車全体の斜視図、図3(B)は
その内部を説明する側面図である。羽根車812は、複
数の羽根813がその両側を2枚の側面板814で固定
され、且つ回転中心部は羽根813が無い中空部815
となっている。更に、この中空部815内に方向制御器
816を内在する〔図3(B)参照〕。方向制御器81
6は、外周の一部が円周方向に開口した開口部817を
有し中空筒状で羽根車812の回転軸芯と同一回転軸芯
で、羽根車とは独立して回動自在となっている。羽根車
使用時は、方向制御器の開口部を適宜の方向に向くよう
に固定して、固体粒子の噴出方向を調整する。更に、こ
の方向制御器の内部に、内部中空で羽根車812の回転
軸芯と同一回転軸芯のもう一つの羽根車が散布器818
として内在する〔図3(B)参照〕。散布器818は外
側の羽根車812と共に回転する。そして、前記側面板
814の回転中心には回転軸819が固定され、回転軸
819は、軸受820で回転自在に軸支され電動機等の
回転動力源(図示略)によって駆動回転され、羽根車8
12が回転する。また回転軸819は、羽根813を間
に有する2枚の側面板814間には貫通しておらず、軸
無しの空間を形成している。そして、散布器818の内
部に固体粒子Pがホッパ等から輸送管を通って供給され
る。通常、固体粒子は、羽根車の上方(直上又は斜上
方)から供給する。散布器内に供給された固体粒子は散
布器の羽根車で外側に飛び散る。飛び散った固体粒子
は、方向制御器816の開口部817によって許された
方向にのみ放出され、外側の羽根車812の羽根813
と羽根813との間に供給される。そして、羽根813
に衝突し、羽根車812の回転力で加速され、羽根車か
ら噴出する。
【0030】次に、図4の概念図はエアノズル式ブラス
ト装置のうちの吸引式ブラスト装置について、固体粒子
を圧縮空気と混合し吹き飛ばすエアノズルについて、説
明する断面図である。同図のエアノズル840は、固体
粒子Pと圧縮空気Fを混合する誘導室841と、誘導室
内に圧縮空気を噴出する内部ノズル842と、ノズル開
口部843から固体粒子及び圧縮空気を噴出する吹出ノ
ズル部844からなる。圧縮機等からの加圧状態の圧縮
空気Fを、内部ノズル842から噴出し誘導室841を
経てノズル844のノズル開口部843から噴出する際
に、噴出器内の誘導室841にて、高速で流れる圧縮空
気流の作用で負圧を作り、この負圧により固体粒子を圧
縮空気流に導き混合し、圧縮空気流で固体粒子を加速、
搬送して、ノズル844のノズル開口部843から圧縮
空気流と共に噴出するものである。
ト装置のうちの吸引式ブラスト装置について、固体粒子
を圧縮空気と混合し吹き飛ばすエアノズルについて、説
明する断面図である。同図のエアノズル840は、固体
粒子Pと圧縮空気Fを混合する誘導室841と、誘導室
内に圧縮空気を噴出する内部ノズル842と、ノズル開
口部843から固体粒子及び圧縮空気を噴出する吹出ノ
ズル部844からなる。圧縮機等からの加圧状態の圧縮
空気Fを、内部ノズル842から噴出し誘導室841を
経てノズル844のノズル開口部843から噴出する際
に、噴出器内の誘導室841にて、高速で流れる圧縮空
気流の作用で負圧を作り、この負圧により固体粒子を圧
縮空気流に導き混合し、圧縮空気流で固体粒子を加速、
搬送して、ノズル844のノズル開口部843から圧縮
空気流と共に噴出するものである。
【0031】なお、回転羽根式ブラスト装置では、上述
羽根車以外に、該羽根車周囲を覆い固体粒子噴出口は開
口しているカバー、羽根車を回転させる電動機、固体粒
子を供給するホッパ等を通常備えている。また、エアノ
ズル式ブラスト装置では、上述エアノズル以外に、圧縮
空気を作るコンプレッサや加圧タンク、固体粒子を供給
するホッパ等を通常備えている。また、固体粒子を樹脂
層に散布する際は、固体粒子は周囲の雰囲気中に飛散さ
せない様に、周囲空間と隔離するチャンバ内で行うのが
好ましい。
羽根車以外に、該羽根車周囲を覆い固体粒子噴出口は開
口しているカバー、羽根車を回転させる電動機、固体粒
子を供給するホッパ等を通常備えている。また、エアノ
ズル式ブラスト装置では、上述エアノズル以外に、圧縮
空気を作るコンプレッサや加圧タンク、固体粒子を供給
するホッパ等を通常備えている。また、固体粒子を樹脂
層に散布する際は、固体粒子は周囲の雰囲気中に飛散さ
せない様に、周囲空間と隔離するチャンバ内で行うのが
好ましい。
【0032】〔絵柄層〕上記樹脂層2のみでも、その表
面艶(艶有り、艶消し等)や塗装感等を表現でき、樹脂
層2自体も装飾機能を有し装飾層の一種である。従っ
て、基材1と樹脂層2のみからなる化粧材も可能であ
る。しかし、樹脂層2は通常は全面に形成する層であ
り、この為にパターン状の絵柄等を表現するには、別
途、装飾層として絵柄層を設ける事ができる。
面艶(艶有り、艶消し等)や塗装感等を表現でき、樹脂
層2自体も装飾機能を有し装飾層の一種である。従っ
て、基材1と樹脂層2のみからなる化粧材も可能であ
る。しかし、樹脂層2は通常は全面に形成する層であ
り、この為にパターン状の絵柄等を表現するには、別
途、装飾層として絵柄層を設ける事ができる。
【0033】この様な絵柄層3は、グラビア印刷、シル
クスクリーン印刷、オフセット印刷、電子写真複写、手
描(例えば筆描等)等の従来公知の印刷等による形成方
法及び材料で形成すれば良い。絵柄層が表す絵柄は任意
であり、用途に合わせて、例えば木目模様、石目模様、
布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模様、文
字、幾何学模様、全面ベタ等である。なお、全面ベタの
絵柄層はグラビアコート、ロールコート等の公知の塗工
法によって塗料で形成する事もできる。絵柄層を形成す
る為のインキ(又は塗料)は、一般的なインキ(又は塗
料)同様に、バインダー等からなるビヒクル、顔料や染
料等の着色剤、これに適宜加える各種添加剤からなる。
バインダーに用いる樹脂は、例えば、アクリル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セ
ルロース系樹脂、ポリウレタン樹脂等の単体又はこれら
を含む混合物を用いる。着色剤としては、例えば、チタ
ン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタ
ン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、イソイン
ドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネ
ントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレン
ブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料(或いは染
料も含む)、アルミニウム、真鍮、等の金属顔料、二酸
化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠
光沢(パール)顔料等である。これらは、粉末、或いは
鱗片状箔片として添加、分散せしめられる。
クスクリーン印刷、オフセット印刷、電子写真複写、手
描(例えば筆描等)等の従来公知の印刷等による形成方
法及び材料で形成すれば良い。絵柄層が表す絵柄は任意
であり、用途に合わせて、例えば木目模様、石目模様、
布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模様、文
字、幾何学模様、全面ベタ等である。なお、全面ベタの
絵柄層はグラビアコート、ロールコート等の公知の塗工
法によって塗料で形成する事もできる。絵柄層を形成す
る為のインキ(又は塗料)は、一般的なインキ(又は塗
料)同様に、バインダー等からなるビヒクル、顔料や染
料等の着色剤、これに適宜加える各種添加剤からなる。
バインダーに用いる樹脂は、例えば、アクリル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セ
ルロース系樹脂、ポリウレタン樹脂等の単体又はこれら
を含む混合物を用いる。着色剤としては、例えば、チタ
ン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタ
ン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、イソイン
ドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネ
ントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレン
ブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料(或いは染
料も含む)、アルミニウム、真鍮、等の金属顔料、二酸
化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠
光沢(パール)顔料等である。これらは、粉末、或いは
鱗片状箔片として添加、分散せしめられる。
【0034】また、絵柄層3は金属薄膜層等でも良い。
金属薄膜層の形成は、アルミニウム、クロム、金、銀、
銅等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリング等の方法
で製膜する。或いはこれらの組み合わせでも良い。該金
属薄膜層は、全面に設けても、或いは、部分的にパター
ン状に設けても良い。
金属薄膜層の形成は、アルミニウム、クロム、金、銀、
銅等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリング等の方法
で製膜する。或いはこれらの組み合わせでも良い。該金
属薄膜層は、全面に設けても、或いは、部分的にパター
ン状に設けても良い。
【0035】なお、転写シート10に於いては、樹脂層
2と共にこの絵柄層3も含めた転写層12としても良
い。
2と共にこの絵柄層3も含めた転写層12としても良
い。
【0036】ちなみに、図6は、この様な転写シート1
0の一例である。図6の転写シート10は、離型性支持
体シート11上の転写層12として、離型性支持体シー
ト11側から順に、剥離層13、(固体粒子固定済み
の)樹脂層2、絵柄層3、接着剤層14を積層した構成
のものである。
0の一例である。図6の転写シート10は、離型性支持
体シート11上の転写層12として、離型性支持体シー
ト11側から順に、剥離層13、(固体粒子固定済み
の)樹脂層2、絵柄層3、接着剤層14を積層した構成
のものである。
【0037】〔剥離層〕剥離層13は、転写層12の一
部であり、離型性支持体シート11の剥離時は離型性支
持体シートと剥離して、被転写体としての基材側に残る
層である。剥離層13は、上述した絵柄層形成用のイン
キ又は塗液にてバインダーに用いる樹脂等が使用でき
る。剥離層は、該樹脂を用いたインキ(又は塗液)を、
グラビア印刷、ロールコート等の公知の印刷法又は塗工
法で形成すれば良い。
部であり、離型性支持体シート11の剥離時は離型性支
持体シートと剥離して、被転写体としての基材側に残る
層である。剥離層13は、上述した絵柄層形成用のイン
キ又は塗液にてバインダーに用いる樹脂等が使用でき
る。剥離層は、該樹脂を用いたインキ(又は塗液)を、
グラビア印刷、ロールコート等の公知の印刷法又は塗工
法で形成すれば良い。
【0038】〔接着剤層〕接着剤層14は、樹脂層2を
基材に転写形成させる場合に、樹脂層2のみでは基材に
接着しない場合に用いる。接着剤層14を用いる場合、
接着剤層は図6の如く転写層12の一部として形成した
り、或いは基材側に転写の前に予め形成したり〔図2
(D)参照〕、或いはこれら両方の組み合わせで使用す
る。接着剤層14としては、樹脂層2と基材1の材質、
要求物性等に応じて、公知の適宜な接着剤を使用すれば
良い。例えば、接着剤層には、酢酸ビニル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂等の熱可塑
性樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の硬
化性樹脂等を使用すれば良い。接着剤層14は、これら
樹脂からなる接着剤を、ロールコート、グラビア印刷等
の公知の塗工法又は印刷法で形成すれば良い。なお、基
材の凹凸面に形成する場合には、スプレーコート等の塗
工法で形成すれば良い。
基材に転写形成させる場合に、樹脂層2のみでは基材に
接着しない場合に用いる。接着剤層14を用いる場合、
接着剤層は図6の如く転写層12の一部として形成した
り、或いは基材側に転写の前に予め形成したり〔図2
(D)参照〕、或いはこれら両方の組み合わせで使用す
る。接着剤層14としては、樹脂層2と基材1の材質、
要求物性等に応じて、公知の適宜な接着剤を使用すれば
良い。例えば、接着剤層には、酢酸ビニル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂等の熱可塑
性樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の硬
化性樹脂等を使用すれば良い。接着剤層14は、これら
樹脂からなる接着剤を、ロールコート、グラビア印刷等
の公知の塗工法又は印刷法で形成すれば良い。なお、基
材の凹凸面に形成する場合には、スプレーコート等の塗
工法で形成すれば良い。
【0039】〔上塗り層〕上塗り層4は、転写シートで
無いラミネ−トシートや裏打基材を有する化粧材に於い
て、樹脂層2の手前側(観察者側)の最表面層として設
ける透明な樹脂層(トップクリアー層)である(図5参
照)。上塗り層は、樹脂層2の表面に付着した固体粒子
の固定の補強、表面艶調整の為等に設ける層である。上
塗り層は装飾層の一種でもある。上塗り層4を樹脂層2
上に設ける事で、樹脂層2の表面に付着で固定されたり
して一部が露出している固体粒子を、上塗り層によって
完全に埋設させる事ができる。従って、固体粒子が化粧
材表面から脱落して耐摩耗性が減じるのを防げる。ま
た、艶調整の目的では、樹脂層表面に付着した固体粒子
で艶が低下した場合には、上塗り層で固体粒子を埋めて
艶を向上させる事が出来る。また、上塗り層中にシリカ
等の公知のマット剤を添加すれば、艶を無くす事もでき
る。なお、マット剤は上塗り層を形成せず樹脂層が表面
に露出する場合では、樹脂層中に添加しておく事もでき
る。この場合、マット剤は固体粒子固定前の樹脂層(2
A)の時に添加しておくと良い。
無いラミネ−トシートや裏打基材を有する化粧材に於い
て、樹脂層2の手前側(観察者側)の最表面層として設
ける透明な樹脂層(トップクリアー層)である(図5参
照)。上塗り層は、樹脂層2の表面に付着した固体粒子
の固定の補強、表面艶調整の為等に設ける層である。上
塗り層は装飾層の一種でもある。上塗り層4を樹脂層2
上に設ける事で、樹脂層2の表面に付着で固定されたり
して一部が露出している固体粒子を、上塗り層によって
完全に埋設させる事ができる。従って、固体粒子が化粧
材表面から脱落して耐摩耗性が減じるのを防げる。ま
た、艶調整の目的では、樹脂層表面に付着した固体粒子
で艶が低下した場合には、上塗り層で固体粒子を埋めて
艶を向上させる事が出来る。また、上塗り層中にシリカ
等の公知のマット剤を添加すれば、艶を無くす事もでき
る。なお、マット剤は上塗り層を形成せず樹脂層が表面
に露出する場合では、樹脂層中に添加しておく事もでき
る。この場合、マット剤は固体粒子固定前の樹脂層(2
A)の時に添加しておくと良い。
【0040】上塗り層は、適宜樹脂からなる塗料又はイ
ンキを用いて、グラビアコート、ロールコート等の公知
の塗工法、或いはグラビア印刷等の公知の印刷法で形成
すれば良い。上塗り層の樹脂としては、ウレタンアクリ
レート系、ポリエステルアクリレート系等の電離放射線
硬化性樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン
樹脂等の硬化性樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビ
ニリデン等のフッ素樹脂が耐摩耗性等の表面物性の点で
好ましい。
ンキを用いて、グラビアコート、ロールコート等の公知
の塗工法、或いはグラビア印刷等の公知の印刷法で形成
すれば良い。上塗り層の樹脂としては、ウレタンアクリ
レート系、ポリエステルアクリレート系等の電離放射線
硬化性樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン
樹脂等の硬化性樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビ
ニリデン等のフッ素樹脂が耐摩耗性等の表面物性の点で
好ましい。
【0041】〔プライマー層〕なお、層間密着力向上が
必要な場合には、その層間にプライマー層を形成しても
良い。例えば、図5のラミネ−トタイプの化粧材Dで
は、絵柄層3の上に樹脂層2を形成する時に、絵柄層3
の上にプライマー層5を形成してから樹脂層2を形成し
た例である。プライマー層5としては、該層が接する表
裏両層の材質に応じた公知の適宜なプライマー剤を使用
すれば良い。例えば、2液硬化型ウレタン樹脂等を使用
すれば良い。プライマー層の形成は、ロールコート、グ
ラビア印刷等の公知の塗工法又は印刷法によれば良い。
必要な場合には、その層間にプライマー層を形成しても
良い。例えば、図5のラミネ−トタイプの化粧材Dで
は、絵柄層3の上に樹脂層2を形成する時に、絵柄層3
の上にプライマー層5を形成してから樹脂層2を形成し
た例である。プライマー層5としては、該層が接する表
裏両層の材質に応じた公知の適宜なプライマー剤を使用
すれば良い。例えば、2液硬化型ウレタン樹脂等を使用
すれば良い。プライマー層の形成は、ロールコート、グ
ラビア印刷等の公知の塗工法又は印刷法によれば良い。
【0042】〔第1の化粧材と裏打基材との貼着〕本発
明の化粧材の製造方法では、図7に例示の如く、貼着す
べき化粧材を第1の化粧材Daとして、この第1の化粧
材Daの裏側面に裏打基材Bを貼着して、第2の化粧材
Dを製造しても良い。
明の化粧材の製造方法では、図7に例示の如く、貼着す
べき化粧材を第1の化粧材Daとして、この第1の化粧
材Daの裏側面に裏打基材Bを貼着して、第2の化粧材
Dを製造しても良い。
【0043】〔裏打基材〕裏打基材Bとしては、前述し
た基材1で列記ものを使用できる。すなわち、裏打基材
Bとしては、形状、材質等は特に制限は無い。例えば形
状は、シート、板、立体物などいずれでも良い。また、
材質は、木質系、金属系、無機非金属系(セラミック
系、非セラミックス窯業系等)、プラスチック系、紙等
である。従って、ここでは更なる説明は省略する。
た基材1で列記ものを使用できる。すなわち、裏打基材
Bとしては、形状、材質等は特に制限は無い。例えば形
状は、シート、板、立体物などいずれでも良い。また、
材質は、木質系、金属系、無機非金属系(セラミック
系、非セラミックス窯業系等)、プラスチック系、紙等
である。従って、ここでは更なる説明は省略する。
【0044】〔第1の化粧材と裏打基材との貼着法〕第
1の化粧材と裏打基材とを貼着するには、第1の化粧材
或いは裏打基材自体に例えば熱融着等による接着性があ
れば、間に何も介在させずに直接に貼着しても良い。ま
た、接着剤層を間に介してこの接着剤層によって貼着し
ても良い。接着剤層は、化粧材、裏打基材、或いは両者
に施して、貼着すれば良い。なお、化粧材は予め裏面に
接着剤層が形成された構成の化粧材を使用しても良い。
貼着用の接着剤層としては、化粧材の裏側の材質、裏打
基材の材質、要求物性等に応じて、公知の適宜な接着剤
を使用すれば良い。例えば、接着剤層には、酢酸ビニル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹
脂等の熱可塑性樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂等の硬化性樹脂等を使用すれば良い。接着剤層
は、これら樹脂からなる接着剤を、ロールコート、グラ
ビア印刷等の公知の塗工法又は印刷法で形成すれば良
い。なお、裏打基材の凹凸面に形成する場合には、スプ
レーコート等の塗工法で形成すれば良い。
1の化粧材と裏打基材とを貼着するには、第1の化粧材
或いは裏打基材自体に例えば熱融着等による接着性があ
れば、間に何も介在させずに直接に貼着しても良い。ま
た、接着剤層を間に介してこの接着剤層によって貼着し
ても良い。接着剤層は、化粧材、裏打基材、或いは両者
に施して、貼着すれば良い。なお、化粧材は予め裏面に
接着剤層が形成された構成の化粧材を使用しても良い。
貼着用の接着剤層としては、化粧材の裏側の材質、裏打
基材の材質、要求物性等に応じて、公知の適宜な接着剤
を使用すれば良い。例えば、接着剤層には、酢酸ビニル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹
脂等の熱可塑性樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂等の硬化性樹脂等を使用すれば良い。接着剤層
は、これら樹脂からなる接着剤を、ロールコート、グラ
ビア印刷等の公知の塗工法又は印刷法で形成すれば良
い。なお、裏打基材の凹凸面に形成する場合には、スプ
レーコート等の塗工法で形成すれば良い。
【0045】貼着法としては、化粧材の形態に応じて公
知の適宜な貼着法を利用すれば良い。例えば、化粧材
が化粧シートの形態では加圧ローラで加圧し、また化粧
材が粧シートや立体物の場合では平プレスで加圧する加
圧方法、第1の化粧材を化粧シートの形態として、特
公昭50−19132号公報、特公昭43−27488
号公報等に記載される様に、射出成形の雌雄両金型間に
化粧シートを配置した後、加熱溶融等で流動状態とした
樹脂を型内に射出充填し、樹脂成形物としての裏打基材
の成形と同時にその表面に化粧シートを接着積層して貼
着する、所謂射出成形同時ラミネート方法、第1の化
粧材を化粧シートの形態として、特公昭56−4576
8号公報、特公昭60−58014号公報等に記載され
る様に、立体形状の裏打基材の表面に化粧シートを、間
に接着剤を介して対向又は載置し、裏打基材側からの真
空吸引による圧力差により化粧シートを裏打基材の表面
に積層し貼着する、所謂真空プレス積層方法、第1の
化粧材を化粧シートの形態として、特公昭61−589
5号公報、特公平3−2666号公報等に記載されるよ
うに、円柱、多角柱等の柱状の裏打基材の長軸方向に、
化粧シートを間に接着剤を介して供給しつつ、複数の向
きの異なるローラーにより、柱状の裏打基材を構成する
複数の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層して貼
着してゆく、所謂ラッピング加工方法等を採用できる。
知の適宜な貼着法を利用すれば良い。例えば、化粧材
が化粧シートの形態では加圧ローラで加圧し、また化粧
材が粧シートや立体物の場合では平プレスで加圧する加
圧方法、第1の化粧材を化粧シートの形態として、特
公昭50−19132号公報、特公昭43−27488
号公報等に記載される様に、射出成形の雌雄両金型間に
化粧シートを配置した後、加熱溶融等で流動状態とした
樹脂を型内に射出充填し、樹脂成形物としての裏打基材
の成形と同時にその表面に化粧シートを接着積層して貼
着する、所謂射出成形同時ラミネート方法、第1の化
粧材を化粧シートの形態として、特公昭56−4576
8号公報、特公昭60−58014号公報等に記載され
る様に、立体形状の裏打基材の表面に化粧シートを、間
に接着剤を介して対向又は載置し、裏打基材側からの真
空吸引による圧力差により化粧シートを裏打基材の表面
に積層し貼着する、所謂真空プレス積層方法、第1の
化粧材を化粧シートの形態として、特公昭61−589
5号公報、特公平3−2666号公報等に記載されるよ
うに、円柱、多角柱等の柱状の裏打基材の長軸方向に、
化粧シートを間に接着剤を介して供給しつつ、複数の向
きの異なるローラーにより、柱状の裏打基材を構成する
複数の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層して貼
着してゆく、所謂ラッピング加工方法等を採用できる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の化粧材の製造方法を実施例に
より更に説明する。
より更に説明する。
【0047】〔実施例1〕図5の如きラミネ−トタイプ
の化粧シートを化粧材Dとして(但し、同図に示す上塗
り層4は無い構成)、次の様にして作製した。シート状
の基材1として、坪量50g/m2 の薄葉紙を使用し
て、この基材1の片面に、バインダーの樹脂がニトロセ
ルロースとアクリル樹脂との混合物で、着色剤がチタン
白、弁柄、カーボンブラック、ベンジジンイエローを主
成分とするインキを用いて、多色刷りのグラビア印刷
で、全ベタ層3Aと木目模様の柄パターン層3Bとから
なる絵柄層3を形成した。更に、絵柄層3の上の全面
に、アクリルポリオールと1,6−ヘキサメチレンジイ
ソシアネートとからなる2液硬化型ウレタン樹脂のプラ
イマー層5をグラビア塗工で形成した。
の化粧シートを化粧材Dとして(但し、同図に示す上塗
り層4は無い構成)、次の様にして作製した。シート状
の基材1として、坪量50g/m2 の薄葉紙を使用し
て、この基材1の片面に、バインダーの樹脂がニトロセ
ルロースとアクリル樹脂との混合物で、着色剤がチタン
白、弁柄、カーボンブラック、ベンジジンイエローを主
成分とするインキを用いて、多色刷りのグラビア印刷
で、全ベタ層3Aと木目模様の柄パターン層3Bとから
なる絵柄層3を形成した。更に、絵柄層3の上の全面
に、アクリルポリオールと1,6−ヘキサメチレンジイ
ソシアネートとからなる2液硬化型ウレタン樹脂のプラ
イマー層5をグラビア塗工で形成した。
【0048】次に、プライマー層5の上の全面に、3官
能ポリエステルアクリレートのプレポリマー60重量
部、トリメチロールプロパントリアクリレート10重量
部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート30重量
部からなる電離放射線(電子線)硬化性樹脂からなる塗
液を、塗布量5g/m2 (固形分基準)になる様にグラ
ビア塗工して(固体粒子固定前で)未硬化の樹脂層(2
A)を形成した。なお、未硬化状態である樹脂層(2
A)の表面は、加熱しない室温状態で粘着性があった。
能ポリエステルアクリレートのプレポリマー60重量
部、トリメチロールプロパントリアクリレート10重量
部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート30重量
部からなる電離放射線(電子線)硬化性樹脂からなる塗
液を、塗布量5g/m2 (固形分基準)になる様にグラ
ビア塗工して(固体粒子固定前で)未硬化の樹脂層(2
A)を形成した。なお、未硬化状態である樹脂層(2
A)の表面は、加熱しない室温状態で粘着性があった。
【0049】そして、固体粒子Pとして平均粒径6μm
の球状α−アルミナ粒子を、図3の如き回転羽根式ブラ
スト装置にて、均一に樹脂層(2A)の表面に散布し
た。次いで、電子線を100mJ/cm2 の強度で照射
して樹脂層2Aの樹脂を硬化して、固体粒子Pを樹脂層
2に固定して、化粧シートとして化粧材Dとした。な
お、硬化後である樹脂層2の表面は、粘着性が消失して
いた。
の球状α−アルミナ粒子を、図3の如き回転羽根式ブラ
スト装置にて、均一に樹脂層(2A)の表面に散布し
た。次いで、電子線を100mJ/cm2 の強度で照射
して樹脂層2Aの樹脂を硬化して、固体粒子Pを樹脂層
2に固定して、化粧シートとして化粧材Dとした。な
お、硬化後である樹脂層2の表面は、粘着性が消失して
いた。
【0050】得られた化粧材の耐摩耗性は600回(J
AS特殊合板規格の摩耗試験Aによる)と優れ、しか
も、外観意匠も優れたものであった。
AS特殊合板規格の摩耗試験Aによる)と優れ、しか
も、外観意匠も優れたものであった。
【0051】〔実施例2〕化粧材Dとして、図6の如き
転写シート10を、次の様にして作製した。先ず、シー
ト状で離型性の基材である離型性支持体シート11とし
て、厚み26μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用意した。そして、この離型性支持体シー
ト11の片面に、転写層12として、先ず、アクリル樹
脂からなる塗液を全面にグラビア塗工して厚さ1μmの
剥離層13を形成した。次いで、2液硬化型ウレタン樹
脂をからなる塗液をグラビア塗工して厚さ5μmの(固
体粒子固定前で)未硬化の樹脂層(2A)を形成した。
なお、未硬化状態である樹脂層2Aの表面は加熱しない
室温状態で粘着性があった。
転写シート10を、次の様にして作製した。先ず、シー
ト状で離型性の基材である離型性支持体シート11とし
て、厚み26μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用意した。そして、この離型性支持体シー
ト11の片面に、転写層12として、先ず、アクリル樹
脂からなる塗液を全面にグラビア塗工して厚さ1μmの
剥離層13を形成した。次いで、2液硬化型ウレタン樹
脂をからなる塗液をグラビア塗工して厚さ5μmの(固
体粒子固定前で)未硬化の樹脂層(2A)を形成した。
なお、未硬化状態である樹脂層2Aの表面は加熱しない
室温状態で粘着性があった。
【0052】そして、固体粒子Pとして平均粒径6μm
の球状α−アルミナ粒子を、エアノズル式ブラスト装置
にて、均一に樹脂層(2A)の表面に散布した。
の球状α−アルミナ粒子を、エアノズル式ブラスト装置
にて、均一に樹脂層(2A)の表面に散布した。
【0053】次いで、バインダーの樹脂がアクリル樹脂
とニトロセルロースとの混合物で、着色剤がチタン白、
弁柄、ベンジジンイエロー、カーボンブラックを主成分
とするインキを用いて、多色刷りのグラビア印刷で、木
目模様の柄パターン層3Bと全ベタ層3Aとからなる絵
柄層3を形成した。最後に、絵柄層3の上の全面に、ア
クリル樹脂系の接着剤層14をグラビア塗工で形成し
て、化粧材Dとして転写シート10を得た。
とニトロセルロースとの混合物で、着色剤がチタン白、
弁柄、ベンジジンイエロー、カーボンブラックを主成分
とするインキを用いて、多色刷りのグラビア印刷で、木
目模様の柄パターン層3Bと全ベタ層3Aとからなる絵
柄層3を形成した。最後に、絵柄層3の上の全面に、ア
クリル樹脂系の接着剤層14をグラビア塗工で形成し
て、化粧材Dとして転写シート10を得た。
【0054】得られた転写シートを、ポリスチレンかな
る樹脂板に転写して、転写物として化粧材を得た。転写
物としての化粧材は耐摩耗性が400回(JAS特殊合
板規格の摩耗試験Aによる)と優れ、しかも、外観意匠
も優れたものであった。
る樹脂板に転写して、転写物として化粧材を得た。転写
物としての化粧材は耐摩耗性が400回(JAS特殊合
板規格の摩耗試験Aによる)と優れ、しかも、外観意匠
も優れたものであった。
【0055】
【発明の効果】本発明の化粧材の製造方法によれば、
耐摩耗性を向上させる為に樹脂層中に硬い固体粒子を使
用しても、その樹脂層は、固体粒子が付着又は含まない
状態で基材上に形成した後に、固体粒子を付着又は含ま
せるので、塗工ローラや印刷版の固体粒子による摩耗を
本質的に回避できる。 また、樹脂層を転写形成すれば、基材上に樹脂層を形
成してから固体粒子を散布する必要が無いので、基材へ
樹脂層を印刷や塗工で直接形成する場合に必要なインキ
や塗液の溶剤乾燥を省く事も出来、作業環境上有利とな
り、しかも、形成面が凹凸面で印刷等で直接形成出来な
い場合でも形成可能で、絵柄層等の他の層等と共に一度
の転写で形成する事も出来る。 また、第1の化粧材の裏側面に裏打基材を貼着して、
それを最終的な第2の化粧材とすれば、樹脂層や印刷等
による絵柄層を直接形成し難い様な裏打基材であって
も、その表面を化粧して化粧材に出来る。また、裏打基
材とそれに貼着する第1の化粧材とを、それぞれ別々に
作製しておいて、必要な時に必要な数だけ、化粧材を得
る事も出来る。
耐摩耗性を向上させる為に樹脂層中に硬い固体粒子を使
用しても、その樹脂層は、固体粒子が付着又は含まない
状態で基材上に形成した後に、固体粒子を付着又は含ま
せるので、塗工ローラや印刷版の固体粒子による摩耗を
本質的に回避できる。 また、樹脂層を転写形成すれば、基材上に樹脂層を形
成してから固体粒子を散布する必要が無いので、基材へ
樹脂層を印刷や塗工で直接形成する場合に必要なインキ
や塗液の溶剤乾燥を省く事も出来、作業環境上有利とな
り、しかも、形成面が凹凸面で印刷等で直接形成出来な
い場合でも形成可能で、絵柄層等の他の層等と共に一度
の転写で形成する事も出来る。 また、第1の化粧材の裏側面に裏打基材を貼着して、
それを最終的な第2の化粧材とすれば、樹脂層や印刷等
による絵柄層を直接形成し難い様な裏打基材であって
も、その表面を化粧して化粧材に出来る。また、裏打基
材とそれに貼着する第1の化粧材とを、それぞれ別々に
作製しておいて、必要な時に必要な数だけ、化粧材を得
る事も出来る。
【図1】本発明の化粧材の製造方法をその一形態で概念
的に説明する概念図。
的に説明する概念図。
【図2】本発明の化粧材の製造方法の一形態として、転
写を利用する場合を概念的に説明する概念図。
写を利用する場合を概念的に説明する概念図。
【図3】固体粒子散布用の回転羽根式ブラスト装置の原
理を説明する概念図。
理を説明する概念図。
【図4】固体粒子散布用のエアノズル式ブラスト装置の
原理を説明する概念図。
原理を説明する概念図。
【図5】本発明で得られる化粧材としてラミネートタイ
プの化粧シートの一例を示す断面図。
プの化粧シートの一例を示す断面図。
【図6】本発明で得られる又は使用し得る転写シートの
一例を示す断面図。
一例を示す断面図。
【図7】本発明で得られる化粧材として、第1の化粧材
を裏打基材に積層した化粧材の一例を示す断面図。
を裏打基材に積層した化粧材の一例を示す断面図。
1 基材 2 樹脂層 2A (固体粒子が未だ固定されていない)樹脂層 3 絵柄層 3A 全ベタ層 3B 柄パターン層 4 上塗り層 5 プライマー層 10 転写シート 11 離型性支持体シート 12 転写層 13 剥離層 14 接着剤層 812 羽根車 813 羽根 814 側面板 815 中空部 816 方向制御器 817 開口部 818 散布器 819 回転軸 820 軸受 840 エアノズル 841 誘導室 842 内部ノズル 843 ノズル開口部 844 ノズル B 裏打基材 D 化粧材 Da 貼着されるべき第1の化粧材 F 圧縮空気 P 固体粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA19 AJ06G AK01B AK25 AK25G AK41 AL01 AT00A AT00C BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C CB00 DE01B DG10A EA061 EC182 EG002 EH612 EH762 EJ082 EJ522 GB08 GB81 HB00 JB12B JK09
Claims (3)
- 【請求項1】 基材上に少なくとも装飾層として、複数
の固体粒子が層表面に付着及び/又は層内に埋設された
樹脂層が設けられている化粧材の製造方法において、 該樹脂層の樹脂が非流動状態の粘着状態、又は流動状態
にあるときに、該樹脂層に向かって、回転羽根式又はエ
アノズル式のブラスト装置によって、固体粒子を散布し
て、樹脂層表面へ固体粒子を付着させるか、又は樹脂層
内部へ固体粒子を進入させ埋設し、而る後に該樹脂層を
固化させて非粘着且つ非流動状態として、固体粒子を樹
脂層に固定する化粧材の製造方法。 - 【請求項2】 複数の固体粒子が層表面に付着及び/又
は層内に埋設された樹脂層を、離型性支持体シート上の
転写層として形成した後、該転写層を基材に転写する事
で、基材上の装飾層として形成する、請求項1記載の化
粧材の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の化粧材の製造方
法で得られた化粧材を第1の化粧材として、該第1の化
粧材の裏側面に裏打基材を貼着して、第2の化粧材とす
る、化粧材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131055A JP2000318111A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 化粧材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131055A JP2000318111A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 化粧材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000318111A true JP2000318111A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15048967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11131055A Withdrawn JP2000318111A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 化粧材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000318111A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007277439A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Toli Corp | 内装材及びその製造方法 |
| US7563501B2 (en) * | 2003-09-25 | 2009-07-21 | General Dynamics Land Systems | Integral pigments in composite surfaces |
| US11787217B2 (en) | 2019-04-16 | 2023-10-17 | 3M Innovative Properties Company | Over-laminate film and graphic laminate |
| CN117621233A (zh) * | 2024-01-13 | 2024-03-01 | 佛山市华创维科技有限公司 | 陶瓷砖表面装饰布料成型工艺及陶瓷砖 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11131055A patent/JP2000318111A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7563501B2 (en) * | 2003-09-25 | 2009-07-21 | General Dynamics Land Systems | Integral pigments in composite surfaces |
| JP2007277439A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Toli Corp | 内装材及びその製造方法 |
| US11787217B2 (en) | 2019-04-16 | 2023-10-17 | 3M Innovative Properties Company | Over-laminate film and graphic laminate |
| CN117621233A (zh) * | 2024-01-13 | 2024-03-01 | 佛山市华创维科技有限公司 | 陶瓷砖表面装饰布料成型工艺及陶瓷砖 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000246859A (ja) | 化粧材 | |
| JP2000318111A (ja) | 化粧材の製造方法 | |
| JP4074008B2 (ja) | 化粧材及び転写シート | |
| JP4372864B2 (ja) | 転写シート及びそれを用いた化粧材の製造方法 | |
| JPH11323263A (ja) | 転写用接着剤、それを用いた転写シートと転写方法 | |
| WO1998008905A1 (fr) | Encre d'heliogravure durable et utilisations de celle-ci | |
| JP2001080293A (ja) | 転写シート、化粧材、及び化粧材の製造方法 | |
| JP2001129956A (ja) | 化粧材の製造方法、及び化粧材 | |
| JPH11245592A (ja) | 化粧板の製造方法、化粧板および絵柄転写シート | |
| JP4876305B2 (ja) | インキ組成物、転写シート、転写方法、及び化粧材 | |
| JP2000158892A (ja) | 転写シート、それを用いた化粧材の製造方法、及び化粧材 | |
| JP2000103196A (ja) | 転写シート及びそれを用いた転写方法 | |
| JPH10324095A (ja) | 化粧材の製造方法 | |
| JPH11235805A (ja) | 溝状部を有する凹凸化粧材及びその製造方法 | |
| JP2001080295A (ja) | 転写シート、及び化粧材の製造方法 | |
| JPH11268123A (ja) | 凹凸化粧材の製造方法 | |
| JP3827854B2 (ja) | 後塗装用転写シートとそれを用いた化粧材の製造方法 | |
| JPH1158661A (ja) | 化粧材及びその製造方法 | |
| JP3802290B2 (ja) | 成形用転写シート及び転写方法 | |
| JP4270682B2 (ja) | 化粧材、及び化粧材の製造方法 | |
| JP2001030453A (ja) | 化粧材の製造方法 | |
| JP2001063290A (ja) | 成形用転写シート及びそれを用いた転写方法 | |
| JP2002166515A (ja) | 化粧材及びその製造方法 | |
| JP2000263995A (ja) | 転写方法 | |
| JPH11128829A (ja) | 化粧材の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |