JP2000315310A - 情報記録媒体及び情報記録再生用スライダ - Google Patents
情報記録媒体及び情報記録再生用スライダInfo
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Abstract
記録及び再生を従来の記録再生装置でも可能な情報記録
媒体を提供することを課題とする。 【解決手段】 基体上に、記録された情報を磁気的に再
生しうる希土類遷移金属のアモルファス合金を主成分と
する情報記録膜を備え、Raが0.1〜1.5nm又は
周期が10〜40nmの凹凸を有するか、情報記録膜が
交換結合多層膜であり、該膜が、室温から65℃付近ま
での温度領域において保磁力が実質的に変化せず、55
Gaussμm以上の残留磁束密度×膜厚積を有し、遷移金
属リッチの希土類遷移金属アモルファス合金層と希土類
リッチの希土類遷移金属アモルファス合金層とを少なく
とも含むことにより上記課題を解決する。
Description
情報記録再生用スライダに関する。更に詳しくは、本発
明は、情報を磁気的に記録及び再生するに際して、記録
/再生特性を向上させた情報記録媒体及びその媒体への
情報の記録及び再生に適した情報記録再生用スライダに
関する。
記録媒体や、HDDのような磁気記録媒体が知られ、一
般に普及している。更に、情報の記録密度を高めること
が望まれている観点から、光記録媒体及び磁気記録媒体
の利点を組み合わせた光磁気記録(MO)媒体も研究さ
れている。
気記録媒体の磁性体に記録された情報を磁気的に検出す
る情報再生方式によれば、研究が進んだ結果、超高密度
に記録することが可能となり、現在では、10Gビット
/(インチ)2を超える高密度記録の可能性が示される
ようになった。ところで、上記磁性体としては、通常、
磁化容易軸を面内方向に有する例えばCo77Cr15Pt
6Ta2のような多結晶の磁性体が使用されている
類遷移金属アモルファス合金からなる垂直磁化膜を使用
した例が、特開昭58−165306号公報に記載され
ている。また、この希土類遷移金属アモルファス合金
は、光磁気記録媒体の磁性体としても利用されており、
近年、磁気特性を異ならせた希土類遷移金属アモルファ
ス合金膜の積層体を有する光磁気記録媒体が、特開平5
−217226号公報、特開平5−325283号公
報、特開昭63−302448号公報等に記載されてい
る。
公報では、希土類金属磁気モーメントが遷移金属磁気モ
ーメントより大きくなる、いわゆる希土類金属(RE)
リッチ膜と、遷移金属磁気モーメントが希土類金属モー
メントより大きくなる、いわゆる遷移金属(TM)リッ
チ膜とを交換結合させた積層体を有する光磁気記録媒体
が記載されている。
力が大きなTbFeCo膜を使用し、REリッチ膜に大
きなシグナルレベル(√R・θ:Rは反射率、θはカー
回転角)を得ることができるTbFeCo膜を使用し、
両膜を交換結合させた光磁気記録媒体が記載されてい
る。この媒体では、ノズルレベルの上昇が抑制されるた
め大きなSNRが得られること、書き込みエネルギーを
小さくできること等がその効果として記載されている。
つまり、この公報記載の媒体は、MOのような媒体とし
て使用した場合、大きな磁気光学効果を得ながら、記録
ノイズを低減することができると考えられる。
させるためには、情報記録媒体に生じるノイズをさらに
低減することが必要となる。そのためには、磁性粒(結
晶粒)の粒径を10nm程度にしなければならない。と
ころが、上記多結晶の磁性体は、結晶粒の粒径を10n
m程度にした場合、生じる磁区(記録ビット)が、特に
結晶粒の界面で、熱的に不安定となる。このことは、逆
に情報記録媒体にノイズを発生させたり、記録された情
報が消える等の問題を生じる。特に、このような磁性粒
の微細化は温度上昇(通常、使用時のドライブ内の温度
は65℃程度になる)に伴って、保磁力が低下するとい
う問題を生じる。
報に記載された媒体は、磁束を再生する方式に適当であ
るとはいえなかった。例えば、上記公報の実施例1に
は、Hc=2kOe(膜厚=20nm)の磁性膜とHc
=10kOe(膜厚=60nm)の磁性膜との積層体か
らなる媒体が記載されているが、この媒体の保磁力は通
常の磁気ヘッドで記録することができる保磁力より非常
に大きいため、記録することが困難であるという問題が
ある。更に、一般に媒体の磁化は磁気ヘッドで検出しう
る程度に大きい必要がある。上記公報の媒体の場合、H
c=2kOeの磁性膜は比較的磁化が大きく、Hc=1
0kOeの磁性膜は比較的磁化が小さいと推測される。
全磁化は媒体を構成する磁性膜の磁化の足し合わせにな
るが、上記公報の媒体は、磁化の大きい膜が薄いため全
磁化は非常に小さくなり磁束を外部に出さないので、磁
気ヘッドでの検出が困難であるという問題もある。
ば、Raが0.1〜1.5nm又は周期が10〜40n
mの凹凸を有する基体上に、記録された情報を磁気的に
再生しうる希土類遷移金属のアモルファス合金を主成分
とする情報記録膜を備えてなる第1の情報記録媒体が提
供される。
磁気的に再生しうる交換結合多層膜からなる情報記録膜
を備え、交換結合多層膜が、室温から65℃付近までの
温度領域において保磁力が実質的に変化せず、55Gaus
sμm以上の残留磁束密度×膜厚積(tBr)を有し、
遷移金属リッチの希土類遷移金属アモルファス合金層と
希土類リッチの希土類遷移金属アモルファス合金層とを
少なくとも含む第2の情報記録媒体が提供される。
に情報を記録及び再生する際に使用される情報記録再生
用スライダであって、スライダが一体化された光照射手
段、記録ヘッド及び磁気再生ヘッドを備え、光照射手段
が、情報の記録及び再生方向に対して、記録ヘッド及び
磁気再生ヘッドより前に光照射手段が位置することを特
徴とする情報記録再生用スライダが提供される。
体を説明する。本発明の発明者は、磁気的記録再生方法
が可能な方式で超高密度記録を実現するために、磁気異
方性が大きく、結晶粒を持たない希土類遷移金属のアモ
ルファス合金を情報記録媒膜に使用することについて検
討した。このアモルファス合金は、膜内部における交換
結合力が強いことが知られている。そのため、現在の記
録再生装置に使用されている薄膜コイルを用いた記録ヘ
ッドでは、ヘッド寸法が大きく、十分な磁界を発生する
ことが困難なため、微小記録マークを形成することが難
しいと考えられてきた。また、交換結合力を小さくする
と保磁力も小さくなるという性質を有するため、記録マ
ークの安定性が悪くなると考えられてきた。そのため情
報記録媒体に、アモルファス合金を使用することは一般
的ではなかった。
のアモルファス合金を情報記録膜として用いた情報記録
媒体の記録特性と、情報記録膜の構造等を詳細に調べた
ところ、情報記録膜下の基体に適当な凹凸を形成すれ
ば、図1に示すように、磁性膜内部に適当なコラム構造
が形成されることを意外にも見い出した。図1中、1は
基板、2は下地層、3は情報記録膜をそれぞれ示す。更
に、このコラム構造を有する情報記録膜は、従来の磁気
ヘッドでも微小記録マークを形成でき、また大きな再生
信号を得られることも見い出し本発明に至った。
も基体と、その上に位置する情報記録膜とからなる。基
体は、所定のRa又は周期の凹凸が形成されていさえす
れば、当該分野で公知の基体をいずれも使用することが
できる。具体的には、基体としては、ガラス、セラミッ
クス、チタン、シリコン、カーボン等の基板に凹凸を形
成したもの、基板上に凹凸を有する下地層が形成された
基体等が挙げられる。なお、下地層を形成する場合は、
基板にポリカーボネートのような樹脂基板を使用するこ
とができる。
ような酸中に基板を浸漬し、所定の粒径の研磨剤(例え
ば、Al2O3、SiC、SiO)を用いて研磨する、い
わゆるメカノケミカルポリッシング法が挙げられる。下
地層の凹凸は、下地層の形成と同時に形成しても、下地
層を形成した後、別工程で形成してもよい。下地層の形
成と同時に凹凸を形成する場合、例えばスパッタ法によ
り、積層するにつれて層の表面の凹凸が自己的に所定形
状になるような材料を選択する必要がある。そのような
材料として、NiP、NiB、CrMo等の合金、C
r、Ti等の金属が挙げられる。凹凸を下地層の形成と
別工程で行う場合、下地層の材料は特に限定されない。
また、下地層に凹凸を形成する方法としては、例えばメ
カノケミカルポリッシング法が挙げられる。この内、製
造工程を短縮するために、凹凸を下地層と同時に形成す
ることが好ましい。なお、スパッタ法で形成されたNi
P膜は、その粒径が小さいという特長がある。
は特に限定されない。例えば、代表的な組成として、N
i:P=4:1、3:1、2:1や5:4のものが存在
する。ただし、過剰にNiがリッチな膜にすると、Ni
が析出して、下地層が強磁性体となるという問題があ
る。強磁性体となった場合、情報記録膜と静電気的な相
互作用が起こり、記録/再生磁界に影響を与えるという
問題が生じる恐れがある。そのためNiPの組成は、N
i:P=4〜2:1が好ましい。また、CrMoは通
常、Cr:Mo=90:10程度のものが使用される。
凹凸の具体的な形状は、Raが0.1〜1.5nm又は
周期が10〜40nmである。
合、情報記録膜内にコラム構造が形成されにくいので好
ましくない。Raが1.5nmより大きい場合、1つの
コラムのサイズが大きくなりノイズを生じやすくなるの
で好ましくない。より好ましいRaは、0.2〜1.2
nmである。Raは下地層の厚さを厚くすれば大きく、
薄くすれば小さくすることができる。なお、本明細書に
おいて、RaはJIS表面粗さ(B0601)に準拠し
て求めた値である。具体的には、粗さ曲線からその中心
線の方向に測定長さLの部分を抜き取り、この抜き取り
部分の中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸、粗さ曲線を
y=f(x)で表したとき、以下の式によって求められ
る値をnmで表したものを意味する。
ラム構造が形成されにくいので好ましくない。周期が4
0nmより大きい場合、コラム構造が大きくなるので好
ましくない。より好ましい周期は、15〜25nmであ
る。周期は、スパッタ法で下地層を形成する場合、投入
電力を調整することにより制御することができ、投入電
力を上げれば周期が大きくなり、下げれば小さくなる。
なお、下地層の厚さは、7〜75nmであることが好ま
しい。厚さが7nmより小さい場合、コラム構造が形成
されにくいので好ましくない。厚さが75nmより大き
い場合、コラムのグレインサイズが大きすぎるので好ま
しくない。
情報を磁気的に再生しうる希土類遷移金属のアモルファ
ス合金を主成分とする情報記録膜が形成される。ここ
で、本発明に使用することができる希土類遷移金属のア
モルファス合金としては、例えば、TbFe、TbFe
Cr、TbFeCo、DyFeCo、GdCo、GdF
e、TbCo、GdTbFe、GdTbFeCo、Gd
DyFeCo等が挙げられる。これら合金の組成は、所
望する保磁力及び飽和磁化になるように適宜設定され
る。これら合金の内、TbCo、TbFe、TbFeC
r、TbFeCo、DyFeCoが好ましい。
ることが好ましい。更に、本発明の情報記録膜は、相互
間の磁気の交換結合を利用した2層以上の複数層からな
っていてもよい。例えば、2層からなる場合、上記希土
類遷移金属のアモルファス合金からなる情報記録膜下に
磁化反転補助層を設けてもよい。磁化反転補助層を設け
ることで、記録マークを安定化することができる。更
に、情報の記録と再生を分離して記録層と再生層を有し
ていてもよい。このように分離することにより、記録と
再生に適した保磁力と飽和磁化になるようにそれぞれの
膜の組成を設定することができる。
化膜でもよい。垂直磁化膜としては、上記アモルファス
合金以外にも、CoCrTaのような結晶系の合金も使
用することができる。面内磁化膜としては、GdFeC
o、GdFe等が挙げられる。磁化反転補助層の厚さ
は、2〜10nmであることが好ましい。記録層と再生
層は、上記アモルファス合金を使用することができる。
具体的な組み合わせとしては、TbFe/TbFeC
o、TbFe/DyFeCo、TbCo/TbFeCo
等が挙げられる。記録層と再生層の厚さは、それぞれ2
0〜40nm及び5〜20nmであることが好ましい。
情報記録膜の形成方法は、特に限定されず、公知の方法
をいずれも使用することができる。公知の方法の内、ス
パッタ法を使用して形成することが好ましい。
(例えばSiN、SiO)、表面保護層(例えばSi
N、SiO)、スライダの滑り性を向上させるためのカ
ーボン層等の通常情報記録媒体を構成する層を有してい
てもよい。なお、基板保護層は基板と情報記録膜との間
(下地層がある場合は、下地層と情報記録膜との間)、
表面保護層は情報記録膜の上、カーボン層は磁気記録媒
体の最上層に、それぞれ一般的に位置する。
凹凸を形成しない場合より、SNRを100%以上向上
させることができ、オーバーライト特性を400%以上
向上することができる。これは、基体の凹凸に由来する
情報記録膜内部のコラム構造により、微小記録マークを
安定に形成できるためであると考えられる。また、本発
明の情報記録媒体は、磁気記録媒体として使用でき、更
に光磁気記録媒体としても使用することができる。
使用すれば、例えば0.1〜2.5μmのトラック幅及
び0.1〜2μmの磁化反転部の幅のような微細記録マ
ークで情報を記録することができ、この情報を公知の磁
気再生ヘッドでも再生することができる。
する。一般的に情報記録媒体に使用されているCoCr
TaPtからなる面内磁化膜の保磁力は、室温で3kO
eであるが、65℃程度になると2.4kOe程度まで
低下する。また、CoCrPtからなる垂直磁化膜の保
磁力は、室温で3kOeであるが、65℃程度になると
2.4kOe程度まで低下する。そのため、これら磁化
膜は、室温から65℃程度で安定に使用することが困難
であった。
属アモルファス合金膜を用いて、温度に対して保磁力が
変化しない情報記録媒体を得ることができるかどうか検
討した。希土類遷移金属アモルファス合金膜のうち、希
土類元素がTbやDyの場合には、特に大きな垂直磁気
異方性を有することが知られている。
に示すようにTbの組成が約23%付近において、飽和
磁化の値がゼロとなるいわゆる補償組成が存在する。本
明細書では、この補償組成よりTbが多い領域(すなわ
ち、遷移金属が少ない領域)を希土類(RE)リッチ、
この補償組成よりTbが少ない領域(すなわち、遷移金
属が多い領域)を遷移金属(TM)リッチと称する。図
7中、aは垂直磁気異方性の範囲、bは面内磁気異方性
の範囲を示している。
ないが、飽和磁化の値が最小になる組成において、保磁
力は無限大を示し、そこからずれると保磁力は小さくな
る。この現象は、組成を温度に置き換えても同様であ
る。つまり、本発明の発明者は、遷移金属リッチの希土
類遷移金属アモルファス合金層が、温度上昇に伴って、
保磁力が低下するが、飽和磁化の値は若干増加するこ
と、一方、希土類リッチの希土類遷移金属アモルファス
合金層が、温度上昇に伴って、保磁力は増大するが、飽
和磁化の値は減少するという知見から、両者を交換結合
させ、飽和磁化を所定の値に設定した交換結合多層膜に
より、室温から65℃付近までの温度領域おいて、保磁
力と飽和磁化の値をほぼ一定に保つことができ、その結
果安定した情報の記録再生を行いうる第2の情報記録媒
体を見いだした。
としては、例えば、TbFe、TbFeCr、TbFe
Co、DyFeCo、GdCo、GdFe、TbCo、
GdTbFe、GdTbFeCo、GdDyFeCo等
が挙げられる。この内、合金層は少なくともTb又はD
yを含むことが好ましい。特に、これら合金の内、Tb
Co、TbFe、TbFeCr、TbFeCo、DyF
eCoが好ましい。
ァス合金層と希土類リッチの希土類遷移金属アモルファ
ス合金層は、記録された情報を磁気的に再生することが
でき、室温から65℃付近までの温度領域において保磁
力が実質的に変化せず、55Gaussμm以上のtBrを
有するように組成及び材質が適宜選択される。具体的
な、遷移金属リッチの希土類遷移金属アモルファス合金
層と希土類リッチの希土類遷移金属アモルファス合金層
の組み合わせとしては、例えば、TbxCo1-xの場合、 14≦x≦22と25≦x≦35の組み合わせ(数値は
モル%、以下同じ) TbxFe1-xの場合、 14≦x≦23と25≦x≦34の組み合わせ Tbx(FeCr)1-xの場合、 15≦x≦24と26≦x≦36の組み合わせ Tbx(FeCo)1-xの場合、 14≦x≦23と25≦x≦34の組み合わせ Dyx(FeCo)1-xの場合 16≦x≦22と24≦x≦33の組み合わせ が挙げられる。
ァス合金層と希土類リッチの希土類遷移金属アモルファ
ス合金層の厚さは、使用する合金層の種類により相違す
るが、5〜45nm及び5〜45nmの範囲であること
が好ましい。また、合金層の形成方法は、特に限定され
ず、公知の方法をいずれも使用することができる。公知
の方法の内、スパッタ法を使用して形成することが好ま
しい。なお、tBrが50Gaussμmより小さい場合、
SNRが低下し情報の記録及び再生が困難となる。より
好ましいtBrは、57〜135Gaussμmの範囲であ
る。
れる。ここで、遷移金属リッチの希土類遷移金属アモル
ファス合金層と希土類リッチの希土類遷移金属アモルフ
ァス合金層とは、どちら側が基体に面していてもよい。
基体には、上記第1の情報記録媒体のように、所定のR
a又は周期の凹凸が形成されていることが好ましい。具
体的に使用できる基体、基体上への凹凸の形成方法は上
記第1の情報記録媒体と同様である。
磁化反転補助層を基板と合金層の間に、基板保護層を基
板と合金層の間(磁化反転補助層が形成されている場合
は外装と基板と間)に、表面保護層を最上層に設けても
よい。また、本発明の第2の情報記録媒体は、第1の情
報記録媒体と同様、磁気記録媒体として使用でき、更に
光磁気記録媒体としても使用することができる。
気記録媒体として使用する場合、この媒体に情報を記録
及び再生する記録再生装置としては、特に限定されず、
公知の装置をいずれも使用することができる。例えば、
情報再生装置は、少なくとも磁気ヘッドを備えたスライ
ダを有している。磁気ヘッドは情報記録媒体へ情報を記
録及び/又は再生するものである。ここで、磁気ヘッド
は、記録ヘッドと磁気再生ヘッドのように記録と再生の
ヘッドを別々に備えていてもよい。なお、記録ヘッドに
高速転送磁界反転が可能な、磁気ディスク用薄膜コイル
を用いることで、転送レートを劣化させることなく、高
密度記録が可能となる。
体を光磁気記録媒体として使用する場合、この媒体に情
報を記録及び再生する記録再生装置は、例えば磁気ヘッ
ドを備えたスライダ、光照射手段を有している。ここ
で、光照射手段は、情報記録媒体に光を照射することに
より、照射部の温度を上昇させ、それにより情報の記録
及び再生を容易にすると共に、記録マークを更に微小に
する役割を果たす。照射される光は、例えば、レーザか
ら生じる光を使用することが好ましい。
成の一例を図2に示す。なお、以下では、光照射手段を
レーザー光照射手段として説明するが、本発明では、レ
ーザー光に限定されず、種々の光を使用することができ
る。図中、Aは情報記録媒体、4はレーザー光照射手
段、6はスライダを含む磁気ヘッド部である。
の場合、レーザー光を出射するレーザ41、レーザー光
を平行光にするコリメータレンズ42、レーザー光を透
過又は反射するスプリッタ43、対物レンズ44が情報
記録媒体Aに向かって順に配置されている。更に、スプ
リッタ43の反射側には、レーザー光の偏向面を回転さ
せる1/2波長板45、レーザー光を水平成分と垂直成
分に分離する偏光ビームスプリッタ46がこの順に配置
されている。スプリッタ43の出力側には、水平成分と
垂直成分の出力光をそれぞれ集光する集光レンズ47と
49が配置され、それらの出力側には光検出器48と5
0がそれぞれ配置されている。光検出器48と50に
は、これらから得られる検出信号の差を求めてこれを増
幅する増幅器51が接続されており、増幅器51からの
信号はスイッチ部の切換え端子65に出力されるように
なっている。
ライダ61で検出された、磁化方向に対応する電気信号
が入力され、増幅される増幅回路62、増幅された信号
が入力され波形整形するための積分回路63を備えてい
る。積分回路63からの信号は切換え端子66へ出力さ
れる。切換え端子65と66に出力された信号のいずれ
かは、スイッチ部の共通端子67の切換えにより復調回
路64へ入力され、復調されて信号として出力される。
照射手段4から情報記録媒体Aにレーザー光を照射する
ことにより照射部の温度を昇温して情報を記録及び/又
は再生しやすい状態にし、昇温した領域に磁気ヘッドで
情報を記録及び/又は再生することができる。この情報
の記録及び/又は再生の概念図を図3に示す。図3中、
11は昇温領域、12は磁気ヘッド、13はトラックピ
ッチを意味する。具体的には、記録時にレーザー光を照
射することによって情報記録膜の保磁力が小さくなり、
記録用電流を小さくすることができる。更には、室温で
保磁力の大きな媒体に記録することが可能となる。一
方、再生時にレーザー光を照射することによって情報記
録膜の磁化の値が大きくなり、再生信号を大きくするこ
とができる。
を記録及び/又は再生するために使用される情報記録再
生用スライダであって、スライダが一体化されたレーザ
ー光照射手段、記録ヘッド及び磁気再生ヘッドを備え、
レーザー光照射手段が、情報の記録及び再生方向に対し
て、記録ヘッド及び磁気再生ヘッドより前にレーザー光
照射手段が位置する情報記録再生用スライダも提供され
る。
構成を有している。図4中、21はスライダ、22はス
ライダ支持手段(例えば、バネ)、23はレーザー光照
射手段(例えば、光ファイバー)である。更に、スライ
ダの要部断面図を図5及び6に示す。図5及び6中、3
1は記録ヘッド、32は磁気再生ヘッド、33はレーザ
ー光照射手段である。図5と6は、レーザー光照射手
段、記録ヘッド及び磁気再生ヘッドが一体化されてお
り、情報の記録及び再生方向(図の矢印方向)に対し
て、記録ヘッド及び磁気再生ヘッドより前にレーザー光
照射手段が位置している。これは、昇温された温度分布
は後ろに流れるため、記録ヘッド及び磁気再生ヘッドを
レーザー光照射手段より後側に配置することにより効率
よく情報の記録及び/又は再生を行うことができるから
である。また、一体化されているため、レーザー光照射
手段が分離されている従来の装置と比べて、高速シーク
が可能である。図5と6は、記録ヘッドと磁気再生ヘッ
ドの配置が異なっている。また、レーザー光による昇温
から記録ヘッドと磁気再生ヘッドの劣下を防ぐために、
放熱層をスライダの下面(媒体側)に設けてもよい。放
熱層はアルミニウムや銅等の熱伝導がよいものを使用す
ることが好ましい。
射手段として、例えばAlTiC基板上にLiNbO3
をコアとし、SiO2系ガラスをクラッドとする光導波
路を形成し、その上に公知の手段で記録ヘッド及び磁気
再生ヘッドを形成することにより作製することができ
る。
するが、これらの実施例により本発明は何ら制限を受け
るものでない。 (実施例1)Ra<0.05nmのガラス基板(以下、
スーパーフラット基板と称する)上に、膜厚を0〜1.
5nmの間で変動させたNi3Pからなる下地層、2n
mのSiNxからなる基板保護層、50nmのアモルフ
ァス合金のTb15Fe85からなる情報記録膜(磁性
膜)、3nmのSiNxからなる表面保護層及び記録・
再生ヘッドの滑り性を向上させるための3nmのC(カ
ーボン)層をこの順でスパッタ法により積層して情報記
録媒体を形成した。具体的には、以下の如き条件で各層
を形成した。
力は約1kOeであった。
m、再生−MRヘッド 浮上量−30nm の条件で、200kfci(マーク長:0.127μm
に相当)を記録した時のSNRと、70kfci(マー
ク長:0.36μmに相当)を記録した後、400kf
ci(0.064μmに相当)でオーバーライトした際
の70kfciに相当する周波数の消し残り成分の特性
(O/W特性)を測定した。また、下地層上のRaも測定
した。結果を以下に記載する。
ドに60mAの電流を流して約3KOeの磁界を印加し
たが、磁性膜に正確な1μmのマークを記録することはで
きなかった。これは、磁性体内部での交換結合力が大き
いため、磁化が一方向に向きやすいためと思われる。従
って、Raが小さい場合、磁性膜に磁気ヘッドで正確に
マークを形成することは難しいことが分かった。これに
対して、下地層のRaを大きくするとSNR及びO/W
特性を向上させることが可能であった。特に、Raが
0.1〜1.5nmの範囲でSNR及びO/W特性の向
上が顕著であった。
希土類遷移金属アモルファス層からなる磁性膜に記録さ
れた情報を磁気的に再生する方式において、磁性膜を形
成する下地に適度の凹凸を形成すれば、磁性体内の交換
結合力が、情報を正確に記録/再生しうる程度に低下す
るためであると考えられる。
に対するSNR及びO/W特性について調べたが、ここ
では、ガラス基板へ直接凹凸を形成し、SNR及びO/
W特性を調べた。実施例1で用いたスーパーフラット基
板を塩酸に浸したのち、メカノケミカルポリッシングを
施すことによって、基板上に種々のRaを形成すること
以外は、実施例1と同様にして情報記録媒体を形成し
た。実施例1と同様にして、Raに対するSNR及びO
/W特性を測定した。結果を以下に記載する。 Ra(nm) 0.05,0.15,0.23,0.55,0.73,0.90 SNR(dB) 11.5,15.4,17.9,21.7,22.5,22.1 O/W(dB) -10, -23, -39, -41, -43, -42 上記結果から、基板に凹凸を形成することで、実施例1
と同様の結果を得ることができた。
性膜としてCoCrPtTa系(例えば、Co77Cr15
Pt6Ta2)の結晶性の磁性体が多用されている。この
内、Crは磁性粒子を孤立化(磁性結晶粒を物理的に引
き離す)を促進するために用いられている。希土類遷移
金属アモルファス合金においても、磁性膜の化学的な安
定性を向上させるためにCrを添加することが試みられ
たことがある。この場合、Crは磁性体に均一に分散さ
れること、さらには膜構造がアモルファスであることか
ら結晶性の磁気記録媒体におけるCrのような働きは一
般にはしないと考えられてきた。そこで、実施例3では
下地層に適当な凹凸がついた下地に対してTbFeにC
rを添加した場合の記録再生特性を調べた。
100-xCrxを使用し、下地層に30nmのNiP(Ra
0.55)を使用すること以外は、実施例1と同様にし
て情報記録媒体を形成し、xに対するSNRの変化を測
定した。SNRは実施例1と同様にして測定した。結果
を以下に記載する。 Cr量(atom%) 0, 3, 7, 9, 12 SNR 21.2,22.0,22.5, 23.1,23.2 上記結果から、アモルファス合金にCrのような非磁性
元素を添加するとSNRを更に向上させることができる
ことが分かった。
主成分とする希土類遷移金属のアモルファス合金につい
て検討を行ったが、実施例4では、異なる合金について
検討を行った。具体的には、磁性膜にTb15Fe85-xC
oxを使用すること以外は、実施例3と同様にして情報
記録媒体を形成し、xに対するSNRの変化を測定し
た。SNRは実施例1と同様にして測定した。結果を以
下に記載する。 Co量(atom%) 0, 10, 20, 30, 35 SNR 21.2,22.0,23.0,24.2,24.5 上記結果から、アモルファス合金にCoを添加するとS
NRを更に向上させることができることが分かった。こ
れは磁性膜の飽和磁化の値が大きくなることで、再生信
号が増大するためであると考えられる。
リッチのDyFeCoについて検討行った。なお、Dy
FeCoはTbFeより垂直磁気異方性は小さいが、飽
和磁化の値が大きいことからより大きな信号を得られる
可能性がある。さらに、REリッチにすることによっ
て、環境温度が上昇した場合でも保磁力が増大するの
で、対温度対策には優れていると考えられる。
Fe45Co30を使用すること以外は、実施例3と同様に
して情報記録媒体を形成した。この磁性膜の保磁力は約
2KOeであり、保磁力が無限大になる補償温度は約1
30℃である。また、200KfciにおけるSNRは
24.5dBであった。この結果は、実施例4のTb 15
Fe55Co30と同程度であった。
Co30の温度上昇に対するSNRの変化を測定した。具
体的には、実施例1と同様にして情報を記録し、所定温
度に情報記録媒体を加熱し、室温に戻した時のSNRを
測定した。結果を以下に記載する。 加熱温度(℃) 20, 40, 50, 60, 70, 80 Tb15Fe55Co30 24.2, 24.2, 24.0, 23.5, 23.2, 22.9 Dy25Fe45Co30 24.5, 24.5, 24.4, 24.4, 24.4, 24.4 以上の結果より、REリッチな磁化膜は温度上昇に対し
て非常に有効であることが分かった。
なる磁性膜を交換結合させた場合の記録再生特性を調べ
た。具体的には、下地層側から15nmのTbFeと3
5nmのTbFeCoの積層体からなる磁性膜を使用す
ること以外は、実施例3と同様にして情報記録媒体を形
成した。なお、TbFeはほぼ補償組成を有し、磁化は
小さいが保磁力が大きいTb22Fe78とし、TbFeC
oは保磁力は小さいが飽和磁化の値が大きくなるよう
に、 Tb12Fe50Co38とした(前者は記録層とし
て、後者は再生層としての役割を主に果たす)。
と同様にして測定したところ、24.6であり、実施例
4のTbFeCo単層膜に比べて良好であった。更に、
下地層側からTb24Fe76とDy22Fe45Co33の積層
体を交換結合させること以外は、上記と同様にして形成
した情報記録媒体のSNRは25.1dBであり、上記
TbFeとTbFeCoの積層体の場合と同じく、実施
例5のDy25Fe45Co30単相膜に比べて良好であっ
た。以上から、磁気記録媒体でも希土類遷移金属アモル
ファス合金を交換結合させることによって、単層膜では
得られないSNR特性が得られることが分かった。
面内磁化膜を交換結合させた場合の記録再生特性を調べ
た。具体的には、下地層側から15nmのGdFeCo
(面内磁化膜)と35nmのDyFeCo(垂直磁化
膜)の積層体を交換結合させること以外は、実施例3と
同様にして情報記録媒体を形成した。なお、GdFeC
oには、REリッチで、膜面に対して垂直方向に磁界を
印加した場合、約3kOeで磁化が飽和し、保磁力がほ
とんどないGd35Fe50Co15を用いた。また、DyF
eCoには、Dy25Fe45Co30を使用した。得られた
情報記録媒体に200Kfciの情報を、30mAの記
録電流で記録した場合、25.5dBの十分高いSNR
を得ることができた。
ち、磁性膜がDyFeCoのみかなること)以外は、上
記と同様にして形成した情報記録媒体は、200Kfc
iの情報を記録する際に、25dB程度のSNRを得る
のに必要な記録電流は50mAであった。上記から、面
内磁化膜を磁化反転補助層として付加することによって
磁化反転が助けられ、記録磁界感度が改善されることが
分かった。
わせた情報記録媒体、即ち、保磁力が大きく飽和磁化の
小さい層と、保磁力が小さいが飽和磁化が大きい層と、
磁化反転補助層(再生層/記録層/磁化反転補助層)か
らなる磁性膜を作成した。具体的には、下地層側から1
0nmのGd35Fe50Co15、10nmのTb24Fe76
及び35nmのDy22Fe45Co33の積層体を磁性膜と
して使用すること以外は、実施例3と同様にして情報記
録媒体を形成した。この情報記録媒体は、30mAの電
流で、200Kfciの信号に対して、25.7dBの
SNRを得ることができた。この結果により、再生層/
記録層/磁化反転補助層という構成は、SNRを更に向
上させることが分かった。
膜を形成してきたが、磁性膜のスパッタ条件によって、
下地層の凹凸の大きさ(つまりRa)が若干変わること
がある。実施例9では、磁性膜形成の条件の内、スパッ
タガス圧を変更して情報記録媒体を形成した。具体的に
は、スパッタガス圧を1.0Paにすること以外は実施
例1と同様にして、情報記録媒体を作成した。得られた
情報記録媒体のSNRを実施例1と同様にして測定し
た。結果を実施例1の結果と合わせて以下に示す。 下地層の膜厚(nm) 0, 10, 20, 30, 40, 50 SNR(dB) 11.5, 15.8, 18.9, 21.2, 22.0, 22.2(0.5Paの場合) SNR(dB) 11.5, 17.5, 19.2, 22.2, 23.0, 23.2(1.0Paの場合) つまり、記録特性は、磁性膜の下地のRaに対して一意
的にきまるものではないが、SNRを改善する上では、
下地層の凹凸が誘発する磁性膜の内部の膜構造が非常に
重要であることが分かった。
凹凸周期に対するSNRを調べた。具体的には、下地層
(NiP層)の形成時の投入電力を変えることによって
凹凸のRaをほぼ一定にして、凹凸の周期を変更するこ
と以外は、実施例1と同様にして情報記録媒体を形成し
た。得られた情報記録媒体のSNRを実施例1と同様に
して測定した。結果を以下に示す。 投入電力(KW):0.4, 0.7, 1, 1.4, 2.1,2.9 凹凸周期(nm):6, 10, 20, 30, 40, 50 SNR(dB) :12.0,16.3,18.9,19.2,17.5,12.4 以上のことから、下地層上の凹凸の周期を増減させるこ
とにより、その上に形成される磁性膜のコラム構造の周
期も増減するが、情報の記録には10〜40nmの周期
が適することが分かった。
で再生したが、昇温することによって磁化膜の磁化を大
きくすることが可能な場合がある。特に、希土類遷移金
属アモルファス合金の場合、温度に対する磁気特性を巧
妙に変化させることが可能である。そこで、実施例11
では、実施例7で用いた交換結合したTb24Fe76/D
y 22Fe45Co33からなる磁性膜に、温度変化を外部か
ら与えることによって、Tb24Fe76の磁化を大きくし
て、結果的に大きな再生信号をえる再生を行った。
使用した。図2では、再生時の温度上昇の手段として、
ほとんど絞ることのない照射直径約15μmのレーザー
光を用い、レーザー光が照射された領域では温度が全体
として上昇する。レーザー光のパワーを変化させたとこ
ろ、パワー変化に対して次のようなSNRの変化が認め
られた。これは、200Kfciの情報を記録した場合
の値である。 照射パワー(mW) 0, 5, 10, 15, 20 SNR(dB) 25.1,25.5, 26.1, 26.6, 25.5 以上から、磁性膜を加熱することによりSNRを更に向
上させることができた。なお、20mWでSNRが低下
しているのは、記録された信号が消え始めたからであ
る。
及び再生ヘッドと、レーザー光照射手段が別の構成から
なる記録再生装置を使用したが、実施例12では、記録
ヘッド、再生ヘッド及びレーザー光照射手段を一体で備
えた記録再生装置を使用した。より具体的には、レーザ
ー光照射手段は、レーザー光発生装置と光導波路からな
り、記録及び再生方向に対して、記録ヘッド及び再生ヘ
ッドより前に位置している。このような記録再生装置
は、レーザー光出射位置、記録ヘッド及び再生ヘッドの
位置が相対的に変化しない。
媒体を用いて、情報の再生を行った。 照射パワー(mW) 0, 2, 4, 7, 10 SNR(dB) 25.1,25.5,26.1,26.6,25.5 実施例11とほぼ同様なSNRが得られているが、この実
施例ではレーザー光が絞り込まれているため照射パワー
を相対的に低くすることができた。なお、レーザー光の
照射直径は0.5μmとした。
nmのSiN膜、Tb16Fe84からなる磁性膜(TMリ
ッチ)又はTb28Fe72からなる磁性膜(REリッ
チ)、厚さ20nmのSiN膜を順に作製することによ
り2種類の情報記録媒体を得、それぞれの磁気特性を調
べた。なお、磁性膜は、公知のマグネトロンスパッタ装
置を用いて、各組成を有するターゲットをスパッタガス
(Ar)圧:0.5Pa、スパッタレート30nm/m
という条件で作製した。磁性膜がTb16Fe84からなる
場合、室温での保磁力は3kOeであり、65℃での保
磁力は2kOeであり、飽和磁化は200emu/cc
であった。磁性膜がTb28Fe72からなる場合、室温で
の保磁力は3kOeであり、65℃での保磁力は4kO
eであり、飽和磁化は150emu/ccであった。
膜を連続して積層した。具体的には、基板1上に、20
nmのSiN膜、10nmのNiP膜、2nmのC膜か
らなる下地層2をこの順で形成した。更に、C膜上に、
12nmのTb28Fe72からなる磁性膜7、32nmの
Tb16Fe84からなる磁性膜8を連続して形成した。こ
の後、7nmのSiNからなる保護層9、3nmのCか
らなる固体潤滑層(図示せず)をこの順で形成すること
により、両磁性膜が交換結合した情報記録媒体を得た 得られた情報記録媒体の室温での保磁力は約2.7kO
eであり、tBrは58Gaussμmであり、65℃
での保磁力は4kOeであり、tBrは60Gauss
μmであった。
ライブで以下のように記録再生することにより評価し
た。約25℃に保った恒温恒湿槽に磁気ディスクドライ
ブを設置して、マージ型GMRで記録再生したところ、
記録電流Iwを約15mAにすることで信号振幅は飽和
し、O/W(20Kfciの上に240Kfciを記
録)特性も−40dBという良好な値を示した。また、
240KfciにおけるSNRも21dBという値を示
した。
マージ型GMRで記録再生したところ、Iwを約17m
Aにすることで信号振幅は飽和し、O/W特性も−38
dBという良好な値を示した。また、240Kfciに
おけるSNRも21.3dBという値を示した。更に、
室温及び65℃で記録した信号は2時間後も何ら変化す
ることなく、記録直後のSNRを保つことが可能であっ
た。
eCo膜を用いて、REリッチ膜としてDyFeCo膜
を用いた。具体的には、Tb15Fe75Co10膜(Hc=
2.7kOe、Ms=200emu/cc、膜厚40n
m)とDy29Fe61Co10膜(Hc=2.5kOe、M
s=130emu/cc、膜厚10nm)を用いること
以外は、実施例13と同様にして情報記録媒体を得た。
この情報記録媒体の室温での保磁力は約3.1kOeで
あり、tBrは84Gaussμmであった。また、4
0℃での保磁力は3.2kOeであり、65℃での保磁
力は4kOeであった。
は、室温でも65℃でも3.4kOe程度の磁界があれ
ば十分であり、記録された情報も消滅することはなかっ
た。更に、実施例13と同様の磁気ディスクドライブで
記録特性とデータの安定性を調べたところ、O/Wは−
38dBで良好であり、240Kfciで22dBのS
NRが得られた。更には、記録後から2時間経過した時
のSNRは22dBであり、信号は劣化しなかった。
Fe50Co30膜(膜厚20nm)を用いて、REリッチ
膜としてTb28Fe60Co12膜(膜厚40nm)とを用
いること以外は、実施例13と同様にして情報記録媒体
を得た。この情報記録媒体の室温での保磁力は約2.7
kOeであり、tBrは72Gaussμmであった。
また、40℃での保磁力は2.9kOeであり、65℃
での保磁力は3.1kOeであった。更には、記録後か
ら2時間経過した時のSNRは20.8dBであり、信
号はわずかしか劣化しなかった。
凹凸の周期を以下のように変えること以外は実施例13
と同様にして情報記録媒体を得た。凹凸の周期は、スパ
ッタ投入電力を変えることにより調整した。また、磁性
膜のtBrは実施例13と同じ58Gaussμmとし
た。得られた情報記録媒体の240KfciにおけるS
NRを測定した。結果を以下に示す。 投入電力(kW): 0.4, 0.7, 1.0, 1.4, 2.1, 2.9 凹凸周期(nm): 6, 10, 20, 30, 40, 50 SNR(dB) :15.0, 19.4, 21.0, 21.3, 21.2, 15.4 凹凸の周期が10〜40nm程度の場合、更に好ましい
SNRが得られることがわかった。
凹凸のRaを以下のように変えること以外は実施例13
と同様にして情報記録媒体を得た。凹凸のRaは、Ni
Pの膜厚を変えることにより調整した。また、磁性膜の
tBrは実施例13と同じ58Gaussμmとした。
得られた情報記録媒体の240KfciにおけるSNR
及びO/Wを測定した。結果を以下に示す。 NiPの膜厚(nm): 0, 8, 10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80 Ra(nm) :0.05,0.10,0.15,0.23,0.55,0.73,0.90,1.20,1.50,1.70 SNR(dB) :14.5,19.2,21.0,21.3,21.2,22.0,21.5,19.0,18.3,12.8 O/W(dB) :-10, -32, -40, -41 -41, -40, -43, -42, -35, -12 Raが0.1〜1.5nm程度の場合、更に好ましいS
NRが得られることがわかった。
Co膜の膜厚を以下のように変化させること以外は実施
例14と同様にして情報記録媒体を得た。得られた情報
記録媒体のSNR及びtBrを測定した。結果を以下に
示す。 TbFeCo(nm) : 90, 80, 60, 50, 40, 30, 29, 27, 25, 20, 20, 20 DyFeCo(nm) : 10, 10, 10, 10, 10, 10, 10, 10, 10, 10, 25, 27 tBr(Gaussμm):210,184,134,109, 59, 57, 56, 52, 46, 33, 27, 6 SNR(dB) : 19, 21, 22, 23, 22, 22, 21, 16, 14, 10, 5, 1 tBrが55Gaussμm以上の場合、好ましいSN
Rが得られることがわかった。更に、57〜134Ga
ussμmの範囲がより好ましいことがわかった。
クを安定して超高密度で記録することができ、記録され
た情報を既存の磁気再生ヘッドを使用して再生すること
ができる。
である。
である。
である。
である。
ラフである。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 Raが0.1〜1.5nmの凹凸を有す
る基体上に、記録された情報を磁気的に再生しうる希土
類遷移金属のアモルファス合金を主成分とする情報記録
膜を備えてなる情報記録媒体。 - 【請求項2】 周期が10〜40nmの凹凸を有する基
体上に、記録された情報を磁気的に再生しうる希土類遷
移金属のアモルファス合金を主成分とする情報記録膜を
備えてなる情報記録媒体。 - 【請求項3】 記録された情報を磁気的に再生しうる交
換結合多層膜からなる情報記録膜を備え、交換結合多層
膜が、室温から65℃付近までの温度領域において保磁
力が実質的に変化せず、55Gaussμm以上の残留磁束
密度×膜厚積を有し、遷移金属リッチの希土類遷移金属
アモルファス合金層と希土類リッチの希土類遷移金属ア
モルファス合金層とを少なくとも含む情報記録媒体。 - 【請求項4】 交換結合多層膜が、Raが0.1〜1.
5nmの凹凸、周期が10〜40nmの凹凸又は前記2
つの条件を満たす凹凸を有する基体上に形成されている
請求項3に記載の情報記録媒体。 - 【請求項5】 遷移金属リッチの希土類遷移金属アモル
ファス合金層と希土類リッチの希土類遷移金属アモルフ
ァス合金層が、少なくともTb又はDyを含む請求項3
又は4に記載の情報記録媒体。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の情報記
録媒体に情報の記録及び再生する際に使用される情報記
録再生用スライダであって、スライダが一体化された光
照射手段、記録ヘッド及び磁気再生ヘッドを備え、光照
射手段が、情報の記録及び再生方向に対して、記録ヘッ
ド及び磁気再生ヘッドより前に光照射手段が位置するこ
とを特徴とする情報記録再生用スライダ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26564099A JP2000315310A (ja) | 1999-03-01 | 1999-09-20 | 情報記録媒体及び情報記録再生用スライダ |
| US09/631,371 US6687197B1 (en) | 1999-09-20 | 2000-08-02 | High density information recording medium and slider having rare earth metals |
| US10/676,425 US6898158B2 (en) | 1999-09-20 | 2003-10-01 | Information recording medium and information recording and reproducing slider |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-52727 | 1999-03-01 | ||
| JP5272799 | 1999-03-01 | ||
| JP26564099A JP2000315310A (ja) | 1999-03-01 | 1999-09-20 | 情報記録媒体及び情報記録再生用スライダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000315310A true JP2000315310A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=26393379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26564099A Pending JP2000315310A (ja) | 1999-03-01 | 1999-09-20 | 情報記録媒体及び情報記録再生用スライダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000315310A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US7357996B2 (en) | 2002-12-25 | 2008-04-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Magnetic recording medium, magnetic recording device, and method of manufacturing magnetic recording medium |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP26564099A patent/JP2000315310A/ja active Pending
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