JP2000310534A - 角速度センサ - Google Patents
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- JP2000310534A JP2000310534A JP11121884A JP12188499A JP2000310534A JP 2000310534 A JP2000310534 A JP 2000310534A JP 11121884 A JP11121884 A JP 11121884A JP 12188499 A JP12188499 A JP 12188499A JP 2000310534 A JP2000310534 A JP 2000310534A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 角速度の検出感度を低下することなく小型化
を実現した角速度センサを提供することにある。 【構成】 目的を達成すめために、励振電極に交流電圧
を印加すると、第1の枝部がねじれ振動し、この振動に
よって第1の枝部に連なる一対の枝部が、Z−X平面に
平行に反復移動する。この状態で、X軸の回りに回転角
速度が作用すると、コリオリの力がY軸方向に働き、そ
の結果 一対の枝部がY軸方向成分をもって振動し、こ
の振動によって生ずる電荷が検出電極より取り出され、
この取り出された電荷量に基づいてX軸の回りに作用す
る回転角速度の大きさが検出できる角速度センサを構成
することが可能となる。なお、励振電極および検出電極
を隔離(同一枝部上に配置しない)することで、小型化
しても角速度の検出感度を効率取り出すことが可能とな
り課題を解決するものである。
を実現した角速度センサを提供することにある。 【構成】 目的を達成すめために、励振電極に交流電圧
を印加すると、第1の枝部がねじれ振動し、この振動に
よって第1の枝部に連なる一対の枝部が、Z−X平面に
平行に反復移動する。この状態で、X軸の回りに回転角
速度が作用すると、コリオリの力がY軸方向に働き、そ
の結果 一対の枝部がY軸方向成分をもって振動し、こ
の振動によって生ずる電荷が検出電極より取り出され、
この取り出された電荷量に基づいてX軸の回りに作用す
る回転角速度の大きさが検出できる角速度センサを構成
することが可能となる。なお、励振電極および検出電極
を隔離(同一枝部上に配置しない)することで、小型化
しても角速度の検出感度を効率取り出すことが可能とな
り課題を解決するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】水晶圧電体を用いた振動子で
Y軸回りにねじれ振動する励振運動を、直交座標のZ−
X平面に平行に振動する振動子の枝部の屈曲振動に変換
して、X軸回りの回転により発生するコリオリの力によ
り誘発するX−Y平面方向成分を検出することで、回転
角速度を検出する角速度センサに関するものである。
Y軸回りにねじれ振動する励振運動を、直交座標のZ−
X平面に平行に振動する振動子の枝部の屈曲振動に変換
して、X軸回りの回転により発生するコリオリの力によ
り誘発するX−Y平面方向成分を検出することで、回転
角速度を検出する角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定方向に沿って振動している振動子、
例えば直交座標軸平面(Z−X平面)に平行でX軸対称
に振動している振動子がX軸の回りに回転すると、振動
子のY軸方向にコリオリの力が生じる。このコリオリの
力は角速度の大きさに比例して定まることから、コリオ
リの力を振動子の撓み変位量として間接的に、圧電素子
の圧電効果、容量変化などで直接的に測定すれば、振動
子のX軸の回りに作用した回転角速度の大きさを求める
ことができる。なお、Z軸回りに回転する場合の角速度
を検出することも可能であるが、振動姿態が同相モード
となり好ましくない。
例えば直交座標軸平面(Z−X平面)に平行でX軸対称
に振動している振動子がX軸の回りに回転すると、振動
子のY軸方向にコリオリの力が生じる。このコリオリの
力は角速度の大きさに比例して定まることから、コリオ
リの力を振動子の撓み変位量として間接的に、圧電素子
の圧電効果、容量変化などで直接的に測定すれば、振動
子のX軸の回りに作用した回転角速度の大きさを求める
ことができる。なお、Z軸回りに回転する場合の角速度
を検出することも可能であるが、振動姿態が同相モード
となり好ましくない。
【0003】このため、振動する振動子を角速度検出素
子として車両や航空機等に搭載し、その走行或いは飛行
軌跡を記録したり旋回時に発生するヨーレイトを検出す
ることが行われている。また、この角速度検出素子をロ
ボットに搭載して、その姿勢制御等にも応用されてい
る。
子として車両や航空機等に搭載し、その走行或いは飛行
軌跡を記録したり旋回時に発生するヨーレイトを検出す
ることが行われている。また、この角速度検出素子をロ
ボットに搭載して、その姿勢制御等にも応用されてい
る。
【0004】図6は従来の角速度センサの要部を示す正
面図である。従来の角速度センサは図6に示すように、
音叉型形状を成しており一般的には振動子枝部が所定一
方向に振動しているとき、角速度センサをY軸回りに回
転させた場合、所定一方向と垂直方向に生じるコリオリ
の力を検出することで角速度センサのY軸の回りに作用
した回転角速度の大きさを求めることができる。
面図である。従来の角速度センサは図6に示すように、
音叉型形状を成しており一般的には振動子枝部が所定一
方向に振動しているとき、角速度センサをY軸回りに回
転させた場合、所定一方向と垂直方向に生じるコリオリ
の力を検出することで角速度センサのY軸の回りに作用
した回転角速度の大きさを求めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センサ
素子の小型化を考えるとき、従来法では形状が大きく同
一枝上に励振電極と検出電極、あるいは、それぞれの電
極を別々に枝部に形成しセンサを構成しているが、表面
積(枝面)が小さくなると製造技術的に困難だったり、
特に検出電極面積が必然的に小さくなり角速度の検出感
度が低下する。
素子の小型化を考えるとき、従来法では形状が大きく同
一枝上に励振電極と検出電極、あるいは、それぞれの電
極を別々に枝部に形成しセンサを構成しているが、表面
積(枝面)が小さくなると製造技術的に困難だったり、
特に検出電極面積が必然的に小さくなり角速度の検出感
度が低下する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するた
め、励振電極と検出電極の部位を分離して少なくとも検
出側電極位置がコリオリの力により誘発する振動歪みが
最も最大となる有効部分に確実に形成でき、感度低下を
防止するとともに2電極(励振電極と検出電極)間の距
離遠隔化により、信号のクロストークによるノイズ対策
を可能にするものである。
め、励振電極と検出電極の部位を分離して少なくとも検
出側電極位置がコリオリの力により誘発する振動歪みが
最も最大となる有効部分に確実に形成でき、感度低下を
防止するとともに2電極(励振電極と検出電極)間の距
離遠隔化により、信号のクロストークによるノイズ対策
を可能にするものである。
【0007】要するに、Y軸方向に延びる第1の枝部
と、前記第1の枝部の+X面から60度の傾きを持って
+X軸方向に延びる第2の枝部と、前記第2の枝部にX
軸対称に配置された第3の一対の枝部とを備えた水晶振
動子素子と、前記第1の枝部の枝面に形成された励振電
極により、交流電圧の印加を受けて前記第1の枝部をY
軸回りにねじれ振動で励振させ、この励振された振動運
動によって前記第2と第3の枝部をZ−X平面に平行な
振幅をもって振動させ、前記第2と第3の枝部の根元部
の60度の傾きを持たせた枝面に形成された検出電極に
より、前記第2の枝部と第3の枝部がZ−X平面に平行
に反復振動しているとき、前記水晶振動子素子がX軸の
回りに回転した場合、前記第2の枝部と、第3の枝部に
働くコリオリの力により発生するZ−X平面に垂直方向
の振動成分による屈曲振動によって生ずる電荷を取り出
す検出電極とを備えたことを特徴とする角速度センサで
ある。
と、前記第1の枝部の+X面から60度の傾きを持って
+X軸方向に延びる第2の枝部と、前記第2の枝部にX
軸対称に配置された第3の一対の枝部とを備えた水晶振
動子素子と、前記第1の枝部の枝面に形成された励振電
極により、交流電圧の印加を受けて前記第1の枝部をY
軸回りにねじれ振動で励振させ、この励振された振動運
動によって前記第2と第3の枝部をZ−X平面に平行な
振幅をもって振動させ、前記第2と第3の枝部の根元部
の60度の傾きを持たせた枝面に形成された検出電極に
より、前記第2の枝部と第3の枝部がZ−X平面に平行
に反復振動しているとき、前記水晶振動子素子がX軸の
回りに回転した場合、前記第2の枝部と、第3の枝部に
働くコリオリの力により発生するZ−X平面に垂直方向
の振動成分による屈曲振動によって生ずる電荷を取り出
す検出電極とを備えたことを特徴とする角速度センサで
ある。
【0008】要するに、この発明によれば、励振電極に
交流電圧を印加すると、第1の枝部がねじれ振動し、こ
の振動によって第1の枝部に連なる第2と第3の枝部が
Z−X平面に平行に往復移動する。この状態で、X軸の
回りに回転角速度が作用すると、コリオリの力がX軸と
直交するY軸方向に働き、その結果 第2の枝部と第3
の枝部がY軸方向成分をもって振動し、この振動によっ
て生ずる電荷が検出電極より取り出され、この取り出さ
れた電荷量に基づいてX軸の回りに作用する回転角速度
の大きさが検出される。
交流電圧を印加すると、第1の枝部がねじれ振動し、こ
の振動によって第1の枝部に連なる第2と第3の枝部が
Z−X平面に平行に往復移動する。この状態で、X軸の
回りに回転角速度が作用すると、コリオリの力がX軸と
直交するY軸方向に働き、その結果 第2の枝部と第3
の枝部がY軸方向成分をもって振動し、この振動によっ
て生ずる電荷が検出電極より取り出され、この取り出さ
れた電荷量に基づいてX軸の回りに作用する回転角速度
の大きさが検出される。
【0009】また、請求項2の記載にもあるように、検
出電極を形成する第2と第3の一対の枝部とが、第1の
枝部を挟んで反対側にも第4の枝部と第5の枝部の一対
の枝部を形成することで、検出電極の電極面積(電極
数)を増やすことにより、コリオリの力によるY軸方向
の振動成分により発生する電荷量を増大することで、角
速度センサ自体の検出感度を改善することもできる。な
お、前記第2の枝部と前記第3の枝部あるいは、前記第
4の枝部と前記第5の枝部それぞれの対の枝は、第1の
枝部のねじれ振動における支点(第1の枝部の重心の位
置:ノード部)を中心に等距離で、かつ、反対方向の位
置関係にあることを特徴とする角速度センサである。
出電極を形成する第2と第3の一対の枝部とが、第1の
枝部を挟んで反対側にも第4の枝部と第5の枝部の一対
の枝部を形成することで、検出電極の電極面積(電極
数)を増やすことにより、コリオリの力によるY軸方向
の振動成分により発生する電荷量を増大することで、角
速度センサ自体の検出感度を改善することもできる。な
お、前記第2の枝部と前記第3の枝部あるいは、前記第
4の枝部と前記第5の枝部それぞれの対の枝は、第1の
枝部のねじれ振動における支点(第1の枝部の重心の位
置:ノード部)を中心に等距離で、かつ、反対方向の位
置関係にあることを特徴とする角速度センサである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従ってこの発明
の実施例を説明する。なお、各図において同一の符号は
同様の対象を示すものとする。図1は本発明の斜視図で
ある。図1においてAは水晶振動子素子、水晶振動子素
子Aは第1の枝部A1と第2の枝部A2と第3の枝部A
3とからなる。第1の枝部A1と、前記第1の枝部根元
に60度の傾きを持たせて+X軸方向に延びる第2の枝
部A2と、X軸に線対称の位置関係に前記第1の枝部根
元に60度の傾きを持たせて+X軸方向に延びる第3の
枝部A3とを一体に、フォトリソ法を用いたエッチング
プロセスで形成させている。
の実施例を説明する。なお、各図において同一の符号は
同様の対象を示すものとする。図1は本発明の斜視図で
ある。図1においてAは水晶振動子素子、水晶振動子素
子Aは第1の枝部A1と第2の枝部A2と第3の枝部A
3とからなる。第1の枝部A1と、前記第1の枝部根元
に60度の傾きを持たせて+X軸方向に延びる第2の枝
部A2と、X軸に線対称の位置関係に前記第1の枝部根
元に60度の傾きを持たせて+X軸方向に延びる第3の
枝部A3とを一体に、フォトリソ法を用いたエッチング
プロセスで形成させている。
【0011】この水晶振動子素子Aにおいて、第1の枝
部A1の長平方向に平行な方向をY軸方向、第2の枝部
A2と第3の枝部A3の長手方向に平行な方向を+X軸
方向、X−Y平面と直交する方向と平行な方向をZ軸方
向とする。なお、図2のように、+X軸方向に平行に延
びた(一対の)第2の枝部A2および第3の枝部A3に
対し、枝部A1の−X軸方向に配置した一対の枝部とし
て、第4の枝部A4および第5の枝部A5を形成し、そ
れぞれに検出電極を配置すると更にコリオリの力を検出
する性能を向上することができる。
部A1の長平方向に平行な方向をY軸方向、第2の枝部
A2と第3の枝部A3の長手方向に平行な方向を+X軸
方向、X−Y平面と直交する方向と平行な方向をZ軸方
向とする。なお、図2のように、+X軸方向に平行に延
びた(一対の)第2の枝部A2および第3の枝部A3に
対し、枝部A1の−X軸方向に配置した一対の枝部とし
て、第4の枝部A4および第5の枝部A5を形成し、そ
れぞれに検出電極を配置すると更にコリオリの力を検出
する性能を向上することができる。
【0012】上記のことは図4に示すように、一対の枝
部(第2の枝部A2および第3の枝部A3あるいは、第
4の枝部A4および第5の枝部A5)の第1の枝部A1
根元部からの60度の開きを内/外にした組合せでも同
様の検出効果を得ることができるのは言うまでもなく、
第1の枝部のねじれ振動における支点O(第1の枝部の
重心の位置:ノード部)から枝部A2の根元部までの距
離(a2)と、支点Oから枝部A3の根元部までの距離
(a3)はa2=a3の関係であり、同様に支点Oから
枝部A4の根元部までの距離(a4)と、支点Oから枝
部A5の根元部までの距離(a5)についてもa4=a
5の関係にある。しかしここで、必ずしもa1=a4で
ある必要はない。
部(第2の枝部A2および第3の枝部A3あるいは、第
4の枝部A4および第5の枝部A5)の第1の枝部A1
根元部からの60度の開きを内/外にした組合せでも同
様の検出効果を得ることができるのは言うまでもなく、
第1の枝部のねじれ振動における支点O(第1の枝部の
重心の位置:ノード部)から枝部A2の根元部までの距
離(a2)と、支点Oから枝部A3の根元部までの距離
(a3)はa2=a3の関係であり、同様に支点Oから
枝部A4の根元部までの距離(a4)と、支点Oから枝
部A5の根元部までの距離(a5)についてもa4=a
5の関係にある。しかしここで、必ずしもa1=a4で
ある必要はない。
【0013】上述する第1の枝部のねじれ振動における
支点O(第1の枝部の重心の位置:ノード部)から枝部
A2の根元部までの距離(a2)と、支点Oから枝部A
3の根元部までの距離(a3)はa2=a3の関係にあ
ることは図1に示す本実施例のセンサ構造についても同
様であることを付け加えておく。
支点O(第1の枝部の重心の位置:ノード部)から枝部
A2の根元部までの距離(a2)と、支点Oから枝部A
3の根元部までの距離(a3)はa2=a3の関係にあ
ることは図1に示す本実施例のセンサ構造についても同
様であることを付け加えておく。
【0014】このように構成された水晶振動子素子Aに
対して、図3(a)の第1の枝部A1に注目した平面図
に示すように、枝部A1のZ軸方向に対向する枝面A1
1およびA12と、枝部A1のX軸方向に対向する枝面
A13およびA14に励振電極E1を形成する。また、
図3(b)の第2の枝部A2(第3の枝部A3について
は枝部A2と線対称の位置関係)に注目した平面図に示
すように、第2の枝部A2の根元付近60度に傾いた部
分の枝面A21、A22、A23、A24に検出電極E
2を形成する。
対して、図3(a)の第1の枝部A1に注目した平面図
に示すように、枝部A1のZ軸方向に対向する枝面A1
1およびA12と、枝部A1のX軸方向に対向する枝面
A13およびA14に励振電極E1を形成する。また、
図3(b)の第2の枝部A2(第3の枝部A3について
は枝部A2と線対称の位置関係)に注目した平面図に示
すように、第2の枝部A2の根元付近60度に傾いた部
分の枝面A21、A22、A23、A24に検出電極E
2を形成する。
【0015】そして、第1の枝部A1に形成された励振
電極E1へ交流電圧(励振振動信号)を印加し、第1の
枝部A1をねじれ振動させる。この励振された振動によ
って第2の枝部A2と第3の枝部A3がZ−X平面に平
行な振幅をもって屈曲振動しながら反復移動する。な
お、励振電極E1は枝部A1のZ軸方向に対向する枝面
A11およびA12と、枝部A1のX軸方向に対向する
枝面A13およびA14に配置した方が励振効果は大き
いものの図5に示すように、枝部A1のZ軸方向に対向
する枝面A11とA12に配置しても第1の枝部A1を
ねじれ振動させることもできる。
電極E1へ交流電圧(励振振動信号)を印加し、第1の
枝部A1をねじれ振動させる。この励振された振動によ
って第2の枝部A2と第3の枝部A3がZ−X平面に平
行な振幅をもって屈曲振動しながら反復移動する。な
お、励振電極E1は枝部A1のZ軸方向に対向する枝面
A11およびA12と、枝部A1のX軸方向に対向する
枝面A13およびA14に配置した方が励振効果は大き
いものの図5に示すように、枝部A1のZ軸方向に対向
する枝面A11とA12に配置しても第1の枝部A1を
ねじれ振動させることもできる。
【0016】ここで、水晶振動子素子AがX軸の回りに
回転すると、コリオリの力により水晶振動子素子AにY
軸方向の振動成分が生じ、第2の枝部A2および第3の
枝部A3がY軸方向成分をもって屈曲振動する。このY
軸方向成分による屈曲振動により、第2の枝部A2およ
び第3の枝部A3に回転角速度に比例した大きさで、か
つ回転方向により位相が変動した形で電荷が発生するた
めに、検出電極E2からコリオリの力に応じた電圧信号
が得られる。この電圧信号の大きさによって、X軸の回
りに作用する回転角速度の大きさを知ることができる。
また、この電圧信号の波形と励振振動信号の波形とを位
相比較することにより、その位相の進み遅れで回転角速
度の方向を知ることができる。
回転すると、コリオリの力により水晶振動子素子AにY
軸方向の振動成分が生じ、第2の枝部A2および第3の
枝部A3がY軸方向成分をもって屈曲振動する。このY
軸方向成分による屈曲振動により、第2の枝部A2およ
び第3の枝部A3に回転角速度に比例した大きさで、か
つ回転方向により位相が変動した形で電荷が発生するた
めに、検出電極E2からコリオリの力に応じた電圧信号
が得られる。この電圧信号の大きさによって、X軸の回
りに作用する回転角速度の大きさを知ることができる。
また、この電圧信号の波形と励振振動信号の波形とを位
相比較することにより、その位相の進み遅れで回転角速
度の方向を知ることができる。
【0017】なお、本願発明の特徴である圧電体のY軸
方向に延びる第1の枝部と、前記第1の枝部A1根元に
60度の傾きを持たせてX軸方向に延びる一対の枝(第
1の枝部根元に60度の傾きを持たせて+X軸方向に延
びる第2の枝部と、前記第2の枝部とX軸に線対称に前
記第1の枝部から+X軸方向に60度の傾きを持たせて
延びる第3の枝部)を持つ水晶振動子素子Aにおける
「根元に60度の傾き」は、センサ素子材料である水晶
が三方晶系の結晶であり、結晶学的な見方をしたとき、
水晶のZ軸に垂直な面(Z面:これは形状上のZ面と一
致)を上から見たとき、上記X軸は120度で3本(X
1、X2、X3)存在し、60度傾いた部分の長手方向
は、それぞれのY軸(Y1、Y2、Y3)方向に一致す
る。
方向に延びる第1の枝部と、前記第1の枝部A1根元に
60度の傾きを持たせてX軸方向に延びる一対の枝(第
1の枝部根元に60度の傾きを持たせて+X軸方向に延
びる第2の枝部と、前記第2の枝部とX軸に線対称に前
記第1の枝部から+X軸方向に60度の傾きを持たせて
延びる第3の枝部)を持つ水晶振動子素子Aにおける
「根元に60度の傾き」は、センサ素子材料である水晶
が三方晶系の結晶であり、結晶学的な見方をしたとき、
水晶のZ軸に垂直な面(Z面:これは形状上のZ面と一
致)を上から見たとき、上記X軸は120度で3本(X
1、X2、X3)存在し、60度傾いた部分の長手方向
は、それぞれのY軸(Y1、Y2、Y3)方向に一致す
る。
【0018】従って、検出電極をこの部分に取り付け、
形状上から見たX軸回りに回転を与えたとき、発生する
コリオリの力は結晶学的な軸から見るとX軸方向に働く
ことになる。これはまさしく、結晶学的Y軸方向の伸縮
による屈折振動により結晶学的X面(X軸に垂直)に発
生する電荷を効率良く捕縛することが可能となる。
形状上から見たX軸回りに回転を与えたとき、発生する
コリオリの力は結晶学的な軸から見るとX軸方向に働く
ことになる。これはまさしく、結晶学的Y軸方向の伸縮
による屈折振動により結晶学的X面(X軸に垂直)に発
生する電荷を効率良く捕縛することが可能となる。
【0019】また、第2の枝部A2と第3の枝部A3を
X軸に線対称に一対とする場合あるいは、第4の枝部A
4と第5の枝部A5をX軸に線対称に一対とする場合に
は、各々一対として構成する枝部は、ねじれ振動におけ
る支点Oからの距離が反対方向で等距離にあることを条
件とする。
X軸に線対称に一対とする場合あるいは、第4の枝部A
4と第5の枝部A5をX軸に線対称に一対とする場合に
は、各々一対として構成する枝部は、ねじれ振動におけ
る支点Oからの距離が反対方向で等距離にあることを条
件とする。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、励振電極に交流電圧を
印加すると、第1の枝部がねじれ振動し、この振動によ
って第1の枝部に連なる一対の枝部が、Z−X平面に平
行に反復移動する。この状態で、X軸の回りに回転角速
度が作用すると、コリオリの力がY軸方向に働き、その
結果 一対の枝部がY軸方向成分をもって振動し、この
振動によって生ずる電荷が検出電極より取り出され、こ
の取り出された電荷量に基づいてX軸の回りに作用する
回転角速度の大きさが検出できる角速度センサを構成す
ることが可能となる。なお、励振電極および検出電極を
隔離(同一枝部上に配置しない)することで、小型化し
ても角速度の検出感度を効率取り出すことが可能とな
る。
印加すると、第1の枝部がねじれ振動し、この振動によ
って第1の枝部に連なる一対の枝部が、Z−X平面に平
行に反復移動する。この状態で、X軸の回りに回転角速
度が作用すると、コリオリの力がY軸方向に働き、その
結果 一対の枝部がY軸方向成分をもって振動し、この
振動によって生ずる電荷が検出電極より取り出され、こ
の取り出された電荷量に基づいてX軸の回りに作用する
回転角速度の大きさが検出できる角速度センサを構成す
ることが可能となる。なお、励振電極および検出電極を
隔離(同一枝部上に配置しない)することで、小型化し
ても角速度の検出感度を効率取り出すことが可能とな
る。
【図1】本発明の角速度センサの斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の要部枝部を説明する平面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の励振電極の形成位置を示す第1の枝部
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図6】従来の角速度センサの斜視図である。
A 水晶振動子素子 A1 第1の枝部 A2 第2の枝部 A3 第3の枝部 E1 励振電極 E2 検出電極 O 第1の枝部の支点
Claims (3)
- 【請求項1】 Y軸方向に延びる第1の枝部と、前記第
1の枝部の+X面から60度の傾きを持って+X軸方向
に延びる第2の枝部と、前記第2の枝部にX軸対称に配
置された第3の一対の枝部とを備えた水晶振動子素子
と、 前記第1の枝部の枝面に形成された励振電極により、交
流電圧の印加を受けて前記第1の枝部をY軸回りにねじ
れ振動を励振させ、この励振された振動運動によって前
記第2と第3の枝部をZ−X平面に平行な振幅をもって
振動させ、 前記第2と第3の枝部の根元部の60度の傾きを持たせ
た枝面に形成された検出電極により、前記第2の枝部と
第3の枝部がZ−X平面に平行に反復振動していると
き、前記水晶振動子素子がX軸の回りに回転した場合、
前記第2の枝部と、第3の枝部に働くコリオリの力によ
り発生するZ−X平面に垂直方向の振動成分による屈曲
振動によって生ずる電荷を取り出す検出構造とを備えた
ことを特徴とする角速度センサ。 - 【請求項2】 請求項1記載の第2の枝部と第3の枝部
の長手方向であるX軸に平行で、第1の枝部を挟んで前
記第2の枝部と、前記第3の枝部と反対方向である−X
軸方向に第4の枝部と、第4の枝部にX軸対称に配置さ
れた第5の枝部の2対の枝部を備えたことを特徴とする
角速度センサ。 - 【請求項3】 請求項1記載の前記第2の枝部と前記第
3の枝部あるいは、請求項2に記載の前記第4の枝部と
前記第5の枝部それぞれの対の枝は、第1の枝部のねじ
れ振動における支点を中心に等距離で、かつ、反対方向
の位置関係にあることを特徴とする角速度センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11121884A JP2000310534A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 角速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11121884A JP2000310534A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 角速度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000310534A true JP2000310534A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14822311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11121884A Pending JP2000310534A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 角速度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000310534A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007033371A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Kyocera Kinseki Corp | 慣性センサ素子 |
| JP2007212355A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Seiko Instruments Inc | 角速度センサ用圧電振動子 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP11121884A patent/JP2000310534A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007033371A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Kyocera Kinseki Corp | 慣性センサ素子 |
| JP2007212355A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Seiko Instruments Inc | 角速度センサ用圧電振動子 |
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