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JP2000305662A - カード接続用アダプタ - Google Patents

カード接続用アダプタ

Info

Publication number
JP2000305662A
JP2000305662A JP11116814A JP11681499A JP2000305662A JP 2000305662 A JP2000305662 A JP 2000305662A JP 11116814 A JP11116814 A JP 11116814A JP 11681499 A JP11681499 A JP 11681499A JP 2000305662 A JP2000305662 A JP 2000305662A
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JP
Japan
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card
standard
slot
adapter
connection adapter
Prior art date
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Pending
Application number
JP11116814A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaori Yasufuku
かおり 安福
Taiji Hosaka
泰司 保坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP11116814A priority Critical patent/JP2000305662A/ja
Priority to DE60036153T priority patent/DE60036153T2/de
Priority to EP00303374A priority patent/EP1052590B1/en
Priority to US09/553,151 priority patent/US6264506B1/en
Priority to TW089107532A priority patent/TW448593B/zh
Priority to CNB001059459A priority patent/CN1189985C/zh
Priority to KR1020000021502A priority patent/KR100694604B1/ko
Publication of JP2000305662A publication Critical patent/JP2000305662A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00—Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/10—Program control for peripheral devices
    • G06F13/12—Program control for peripheral devices using hardware independent of the central processor, e.g. channel or peripheral processor
    • G—PHYSICS
    • G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
    • G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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    • G06K19/07—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
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    • G06K7/0021—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having surface contacts
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カードの挿入が容易なカード接続用アダプタを
提供する。 【解決手段】カード接続用アダプタ１は、ＣＦカードス
ロット３０１にマルチメディアカード１００を適合させ
て装着するために使用される。カード１００を収容する
ためのカード収容空間２を区画する上側の金属カバー１
２には、カード挿入口２Ａから後退した切り欠き１２Ａ
が形成されている。この切り欠き１２Ａの幅Ｗは、カー
ド１００の幅よりも広い。切り欠き１２Ａから露出する
部位には、カード１００の先端縁１１２を案内する案内
部３６が設けられている。 【効果】カード１００の先端縁１１２を切り欠き１２Ａ
の範囲であてがってカード挿入空間２へと案内できる。
カード１００をあてがうとき、カード１００は、アダプ
タ１に対して斜めに立ち上がる姿勢としてもかまわな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータや、ＰＤＡ（Personal Digital Assistant
s）、ディジタルスチルカメラ、およびディジタルビデ
オカメラに代表される携帯型情報機器などの情報機器
と、メモリカードや機能拡張用カードなどのＩＣカード
との間を中継して接続するカード接続用アダプタに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年のノート型パソコン（パーソナルコ
ンピュータ）には、ＰＣカードスロットが備えられるの
が通常である。このＰＣカードスロットにＰＣカードを
装着することによって、ノート型パソコンの機能拡張を
図ることができる。ＰＣカードには、フラッシュメモリ
カード、モデムカード、ＳＣＳＩカードなどがある。
【０００３】ＰＣカードは、ＰＣカードスタンダードに
従っており、その外形は、短辺54.0mm、長辺85.6mmの長
方形の平面形状を有し、厚さが3.3mm （タイプＩ）のも
のと、5.0mm （タイプII）のものと、10.5mm（タイプII
I）のものとの３種類がある。一方、ディジタルカメ
ラ、電子手帳および携帯電話機などに代表される小型の
情報機器においては、小型化に対する厳しい要求から、
ＰＣカードをそのまま用いることができず、さらに小型
のＣＦ（CompactFlash（商標））カードが用いられる場
合がある。ＣＦカードの代表例は、フラッシュメモリカ
ードであり、ディジタルカメラで撮像された画像のデー
タや、電子手帳におけるスケジュールやアドレスのデー
タの記憶のために用いられる。
【０００４】ＣＦカードは、ＣＦＡ（CompactFlash Ass
ociation）の規格に従っており、平面視において短辺3
6.4mm、長辺42.8mmの矩形形状を有し、厚みが3.3mm（タ
イプＩ）のものと、5.0mm（タイプII）のものとの２種
類がある。さらに、ディジタルカメラ、デジタルボイス
レコーダ、携帯電話機などにおいては、メモリ機能に特
化した小型メモリカードが用いられるようになってきて
いる。この小型メモリカードは、メモリＩＣのダイをそ
のまま樹脂封止してパッケージングしたものであり、厚
さが極めて薄いのが特徴である。このようなメモリカー
ドには、スマートメディア（ＳＭ：Smart Media（商
標））、ミニチュアカード、メモリスティック、マルチ
メディアカードなどがある。
【０００５】これらのカードの外形寸法は、以下のとお
りである。 スマートメディア（ＳＭ） 37×45 ×0.76 mm ミニチュアカード（ＭＣ） 38×33 ×3.5 mm メモリスティック（ＭＳ） 50×21.5×2.8 mm マルチメディアカード（ＭＭＣ） 32×24 ×1.4 mm 小型の情報機器は充分なデータ処理能力を有していると
は限らないから、ディジタルカメラにより収集された画
像データをノート型パソコンに取り込んで編集したり、
電子手帳とノート型パソコンとの間でデータのやりとり
をしたりする必要性に迫られることはしばしばである。
【０００６】ところが、たとえば、小型情報機器のデー
タをノート型パソコンに取り込むためにＣＦカードや小
型メモリカードをノート型パソコンに装着しようとして
も、ＰＣカードスロットはＰＣカードスタンダードに従
って構成されているので、そのままでは装着することが
できない。そこで、ＣＦカードや小型メモリカードをＰ
Ｃカードスロットに接続するためのカード接続用アダプ
タが従来から提供されている。
【０００７】この種のカード接続用アダプタは、ＰＣカ
ード形状のハウジングと、このハウジングの前端に設け
られ、ＰＣカードスロットに接続される第１接続部と、
ハウジング内に設けられ、ＣＦカードまたは小型メモリ
カードに接続される第２接続部とを有している。ハウジ
ングの内部には、ＣＦカードまたは小型メモリカードを
受け容れるカード収容空間が形成されており、このカー
ド収容空間は、カード接続用アダプタをＰＣカードスロ
ットに装着するときの挿入方向に関する後端に向けて開
口している。小型カードの厚みがカード接続用アダプタ
の厚みに近い場合には、カード収容空間は、上方および
／または下方にも開放されている場合がある。いずれの
場合でも、小型カードは、カード接続用アダプタの後端
から、カード接続用アダプタをＰＣカードスロットに装
着するときの挿入方向に沿う方向に挿入されて装着され
る。
【０００８】ところが上述のような構成では、機械的観
点および電気的観点の両面において不都合がある。すな
わち、ＰＣカードスロットにカード接続用アダプタが装
着された状態では、ＰＣカードスロットの開口から、カ
ード接続用アダプタに装着された小型カードの後端が露
出しており、何らかの外力により、小型カードがカード
接続用アダプタから脱落するおそれがある。もしも、情
報機器と小型カードとの間でデータの授受が行われてい
る最中に小型カードが脱落したりすれば、データの授受
に支障が生じることはもちろん、データの破壊や不正な
信号入力による小型カード内部の素子の破壊につながる
おそれがあり、特に小型カードより信号入出力用の配線
が引き出されるカード（ＬＡＮカード、モデムカードな
ど）の場合に、問題となっていた。さらにＰＣカードス
ロットに、挿入されたカードをホールドする保持構造を
備えることは容易だが、カード接続用アダプタに小型カ
ードを十分にホールドする保持構造を備えることは困難
だった。
【０００９】また、ＰＣカードスロットにカード接続用
アダプタを装着した状態で、後方から小型カードをカー
ド接続用アダプタに装着することが物理的に可能である
ため、使用者によっては、このような態様で、小型カー
ドの装着を試みるかも知れない。このような場合には、
ＰＣカードスロットのコネクタに大きな外力がかかるお
それがあるから、当該コネクタの破損が生じるおそれが
ある。
【００１０】しかも、情報機器の電源が投入されている
状態で、ＰＣカードスロットに装着されたカード接続用
アダプタに対して小型カードが挿抜されるおそれがある
から、カード接続用アダプタの設計に当たっては、この
ようないわゆる活性挿抜によって小型カードが破壊され
ないようにするための配慮が必要である。具体的には、
小型カードをカード接続用アダプタに対して挿抜する過
程で、小型カードの接続端子とカード接続用アダプタの
接続端子との接続順序／接続開放順序および接続／開放
タイミングがほぼ一定になるように、カード接続用アダ
プタ側の接続端子の位置を正確に定めておかなければな
らない。たとえば、カード接続用アダプタに小型カード
を装着する場合には、接地端子、電源端子、第１の信号
端子、第２の信号端子、・・・・・・のような順序で接続が順
次行われなればならず、また、接続のタイミングも一定
の許容範囲内でなければならない。したがって、活性挿
抜を保証したカード接続用アダプタの設計は、実際上か
なりの困難を伴う。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
るために、本願の発明者等は、先に提出した特願平１１
−１３３３３号（平成１１年１月２１日提出）におい
て、カード接続用アダプタのカードスロットへの装着方
向とほぼ直交する方向に開口したカード挿入口を有し、
このカード挿入口からカードを受け入れる構成のカード
接続用アダプタを提案している。この構成により、カー
ドスロットにカード接続用アダプタを装着した状態で
は、カード接続用アダプタに対するカードの装着／取り
外しを行うことができないから、上述の問題を一気に解
決することができる。
【００１２】上記先願に係るカード接続用アダプタのハ
ウジングは、上下のカバーとフレームとで構成されてお
り、カード挿入口側の端面においては、上下のカバーお
よびフレームに同形状の切り欠きが形成されている。こ
れにより、装着されたカードを手指で摘んで抜き取るこ
とができるようにしている。ところが、この構成では、
カード挿入時において、カード接続用アダプタとカード
の姿勢をほぼ平行にして、カード挿入口にカードの先端
縁を正確に位置合わせしなければならない。そのため、
カード挿入操作が必ずしも容易ではないという欠点があ
る。
【００１３】また、カード規格間の信号変換を行う信号
変換回路を形成する配線基板は、フレームの内方に保持
されるのであるが、フレームに切り欠きを形成している
ため、回路部品の配置スペースが制限されるという問題
もある。そのため、たとえば、タイプＩのＣＦカードの
カードスロットにマルチメディアカードを装着するため
のアダプタを構成しようとすると、チップサイズパッケ
ージＩＣなどの極小型の回路部品を用いても、なお、回
路部品の配置スペースが不足するという問題があった。
【００１４】さらに、ＣＦカードのカード挿入方向に沿
う側面には、カードスロットに対して誤った姿勢でＣＦ
カードが挿入されることを防止するための誤挿入キーが
形成されているのであるが、上述のようにフレームに切
り欠きを形成する場合には、この切り欠きの位置を避け
て誤挿入キーを形成しなければならない。そのため、誤
挿入キーの長さが不十分であったり、切り欠きの形成位
置が制限を受けるなどの問題があった。
【００１５】そこで、この発明の第１の目的は、カード
の挿入が容易なカード接続用アダプタを提供することで
ある。また、この発明の第２の目的は、薄型化の可能な
カード接続用アダプタを提供することである。さらに、
この発明の第３の目的は、良好な誤挿入キーを有するカ
ード接続用アダプタを提供することである。
【００１６】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項１記載の発明は、所定の第
１の規格に従うカードスロットに、上記第１の規格とは
異なる第２の規格に従うカードを装着するために用いら
れるカード接続用アダプタであって、上記第１の規格に
従い、上記カードスロットとの間で信号の授受を行う第
１接続部と、上記第２の規格に従い、上記第２の規格に
従うカードとの間で信号の授受を行う第２接続部と、上
記第１接続部および第２接続部を保持するためのカード
形ハウジングとを備え、上記ハウジングは、第１および
第２のカバーと、上記第１および第２のカバーの間に挟
持されたフレームとを有し、内部に上記第２の規格に従
うカードを受け容れるためのカード収容空間を形成して
いるとともに、一端面に上記カード収容空間と連通した
カード挿入口を有しており、上記第１のカバーには、カ
ード挿入方向に向かって上記カード挿入口から後退して
いるとともに、上記第２の規格に従うカードの幅よりも
幅広に形成された切り欠きが形成されていることを特徴
とするカード接続用アダプタである。
【００１７】上記の構成によれば、カード接続用アダプ
タのハウジングは、第１および第２のカバーとフレーム
とを有していて、第１のカバーには、カードの幅（カー
ド収容空間へのカード挿入方向と交差する方向の幅）よ
りも幅の広い切り欠きが形成されている。そのため、カ
ード接続用アダプタにカードを挿入する際、カードの姿
勢を第１のカバーに対して斜めに立ち上がった姿勢と
し、カードの先端縁を上記切り欠きからカード挿入空間
に進入させ、その後に、カードをカード接続用アダプタ
とほぼ平行な姿勢に倒し込んで、カード収容空間にカー
ドを挿入することができる。
【００１８】したがって、カード接続用アダプタとカー
ドとを当初から平行な位置関係とする必要がなく、ま
た、カードの先端縁とカード挿入口との正確な位置合わ
せも不要である。これにより、カードの挿入操作が格段
に容易になる。なお、上記フレームおよび第２カバー
は、上記カード挿入口側において、上記第１のカバーの
切り欠きに整合する切り欠きを有していないことが好ま
しい。これにより、第１および第２の規格の間での信号
処理のための信号処理回路を構成する回路部品を配置す
るための十分なスペースを確保できるから、カード接続
用アダプタの薄型化に有利である。また、カード収容空
間は、カードの一方面側において、第２のカバーによっ
て完全に覆われることになるから、アダプタの内部の部
品やカード収容空間に装着されたカードを効果的に保護
することができる。
【００１９】請求項２記載の発明は、上記カード収容空
間は、上記フレームと上記第１のカバーとの間に区画さ
れており、上記切り欠きにおいて露出し、上記第２の規
格に従うカードのカード挿入方向先端縁を上記カード収
容空間に向けて案内するための案内部をさらに備えてい
ることを特徴とする請求項１記載のカード接続用アダプ
タである。
【００２０】この構成によれば、第１のカバーの切り欠
きにおいて露出する案内部が備えられているので、上記
切り欠きからカードの先端縁を当該案内部にあてがうこ
とにより、カード収容空間へのカードの案内をスムーズ
に行える。なお、案内部は、フレームの一部であっても
よいし、配線基板などの他の部品の一部であってもよ
く、また、個別部品により構成されていてもよい。
【００２１】請求項３記載の発明は、上記フレームは、
上記カード収容空間と上記第２のカバーとの間におい
て、第１の規格と第２の規格との間での信号変換のため
の信号変換回路を保持するものであることを特徴とする
請求項１または２記載のカード接続用アダプタである。
この構成によれば、フレームは切り欠きを有している必
要がないので、このフレーム内に信号変換回路を構成す
る回路部品を収容するための十分なスペースを確保でき
る。これにより、カード接続用アダプタの薄型化を図る
ことができる。
【００２２】請求項４記載の発明は、上記第２のカバー
は、上記第１のカバーの切り欠きに対向する部位にまで
延びてカード接続用アダプタの内部を保護する保護部を
有していることを特徴とする請求項１ないし３のいずれ
かに記載のカード接続用アダプタである。この構成によ
れば、第２のカバーは、第１のカバーの切り欠きに対向
する部位まで延びた保護部を有しているので、アダプタ
の内部の部品やカード収容空間に収容されたカードは、
一方面側においてほぼ全面が保護される。
【００２３】請求項５記載の発明は、上記カード挿入口
は、当該カード接続用アダプタの上記カードスロットへ
の挿入方向に対してほぼ直交する方向に向かって開口し
て形成されていることを特徴とする請求項１ないし４の
いずれかに記載のカード接続用アダプタである。この発
明の構成によれば、カード接続用アダプタのハウジング
には、第１の規格に従うカードスロットへの挿入方向
（以下「アダプタ挿入方向」という。）とほぼ直交する
方向に開口したカード挿入口を有するカード収容空間が
形成されており、当該カード挿入口から第２の規格に従
うカードが装着されるようになっている。つまり、第２
の規格のカードの装着方向（以下「カード挿入方向」と
いう。）が、アダプタ挿入方向とほぼ直交している。
【００２４】この構成では、アダプタ挿入方向に沿って
第２の規格に従うカードを挿抜することができない。そ
のため、カード接続用アダプタがカードスロットに装着
された状態では、このカード接続用アダプタから第２の
規格のカードが脱落するおそれはなく、また、このカー
ド接続用アダプタに対する第２の規格のカードの挿抜を
行うことができない。これにより、カードスロットのコ
ネクタに不必要に大きな外力が働くことがない。また、
カード接続用アダプタに対する第２の規格のカードの活
性挿抜を禁止できるから、活性挿抜を保証する必要がな
くなり、カード接続用アダプタの設計が容易になる。
【００２５】請求項６記載の発明は、上記フレームの上
記カード挿入口側の端面には、当該カード接続用アダプ
タが上記カードスロットに誤った姿勢で挿入されること
を防止するための誤挿入キーが形成されていることを特
徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載のカード接
続用アダプタである。この発明においては、フレームに
は第１のカードの切り欠きに整合する切り欠きが設けら
れている必要がないので、カード挿入口がアダプタ挿入
方向と直交する方向に開口している場合であっても、フ
レームの端面には良好な誤挿入キーを設けることができ
る。これにより、カード接続用アダプタの誤挿入を効果
的に防止できる。
【００２６】請求項７記載の発明は、上記第１のカバー
が、上記切り欠きを区画する縁部に、カード収容空間内
へと折り返し加工した折り返し部を有していることを特
徴とする請求項１ないし６のいずれかに記載のカード接
続用アダプタである。上記折り返し部は、とくに、カー
ド挿入方向と交差する方向に沿う縁部に設けられている
ことが好ましい。
【００２７】この発明の構成により、第１のカバーのエ
ッジにより使用者が負傷することを防止できるうえ、カ
ード収容空間に装着されるカードが当該エッジにより傷
つけられることを防止できる。また、カードが損傷を受
けないので、この折り返し部を、カードを装着するとき
のガイドとして使用することもでき、これにより、カー
ドの装着が一層容易になる。
【００２８】請求項８記載の発明は、上記カード収容空
間に収容されたカードの後端縁に当接して、カードの脱
落を防止するカードロック機構をさらに含むことを特徴
とする請求項１ないし７のいずれかに記載のカード接続
用アダプタである。この構成によれば、カード収容空間
に使用されたカードの脱落がカードロック機構によって
防止されるので、カードを装着した状態のカード接続用
アダプタの取り扱いが容易になる。すなわち、特別の注
意を払わなくとも、カードがアダプタから脱落したりす
ることがない。
【００２９】カードロック機構は、たとえば、カード挿
入口に対して出没自在に配置された当接部と、この当接
部をカード挿入口に向けて弾発的に付勢する付勢手段と
を含むものであってもよい。この場合に、付勢手段は、
コイルばねや板ばねであってもよいし、フレームと一体
的に形成された弾性片からなっていてもよい。また、当
接部と弾性片等などからなる付勢手段とが一体化されて
いてもよい。また、このようなカードロック機構は、い
わゆるアースクリップを利用して構成することもでき
る。アースクリップは、主として、カードスロットの接
地端子にカードを接続するために用いられるものである
が、このアースクリップを加工して、上記付勢手段をな
す板ばね部と、この板ばね部と一体化された上記当接部
とを構成することができる。
【００３０】また、カードロック機構は、手動操作によ
ってカード挿入口に対して出没する方向に沿って変位さ
せることができる当接部を有するロック片によって構成
することもできる。なお、上記カード接続用アダプタ
は、上記第１の規格に従うカードスロットに適合するカ
ード形状を有していることが好ましい。すなわち、上記
ハウジングは、第１の規格のカードとほぼ同等のカード
形の外形を有していることが好ましい。この場合に、
「カードスロットへの装着方向とほぼ直交する方向」
は、当該カード形状の上下面に平行な方向であることが
好ましい。
【００３１】また、上記第１接続部は、上記カードスロ
ットのコネクタに対向すべき端面に配置されていること
が好ましい。また、上記第２接続部は、上記カード収容
空間に収容された第２の規格のカードの端子部と接触で
きる位置に配置されていることが好ましい。上記カード
収容空間は、カードスロットへの装着方向後端部側に
は、開口していないことが好ましい。すなわち、少なく
とも当該後端部側は、上記第２の規格のカードを挿抜す
ることができないように閉塞されていることが好まし
い。
【００３２】また、上記カードスロットのコネクタと第
１接続部は有接点接続により互いに結合するものである
ことが好ましい。上記カードスロットは、パソコン標準
形メモリカード用装着スロットであってもよい。この場
合、パソコン標準型メモリカード用装着スロットとは、
パソコンに普通に備えられる可能性のあるカードスロッ
トを意味する。このようなカードスロットには、ＰＣカ
ードスタンダードに従うものや、ＣＦカード規格に従う
ものがある。これらの規格では、データの入出力を制御
する入出力制御回路をカード側において有するべきこと
が規定されている。この場合の入出力制御回路とは、た
とえば、カードに内蔵されたメモリＩＣに対するデータ
の書き込みおよび読み出しを制御するものを含む。
【００３３】また、上記カード収容空間は、上記カード
収容空間に第２の規格のカードを収容したとき、このカ
ードがカード収容空間外に突出しないように形成されて
いることが好ましい。また、上記ハウジング内に収容さ
れた配線基板をさらに含み、この配線基板に、第１接続
部、第２接続部および信号変換処理回路が実装されてい
てもよい。
【００３４】上記ハウジングは、樹脂フレーム、および
この樹脂フレームをカバーする金属カバーを有するもの
であってもよい。上記信号変換処理回路は、第１の規格
のカードと第２の規格のカードとのピン配列を変換する
ためのピン配列変換回路を含むものであってもよい。ま
た、上記信号変換処理回路は、上記第１の規格のカード
の信号と上記第２の規格のカードの信号との信号内容を
相互に変換して、規格相互間の整合性を確保する処理を
行う信号処理回路を含むものであってもよい。
【００３５】上記第２の規格のカードは、メモリＩＣを
内蔵し、データ記憶機能を有するメモリカードであって
もよい。上記第１の規格は、上記カードスロットに装着
されるべきカード側に入出力制御回路が備えられるべき
ことを規定したものであってもよい。この場合、第１の
規格は、カード側に入出力制御回路が存在すべきことを
規定しているので、カード接続用アダプタまたは第２の
規格のカードが入出力制御回路を有していなければなら
ない。カード接続用アダプタが入出力制御回路を持つ場
合には、上記信号変換処理回路がそのような入出力制御
回路を含むことが好ましい。
【００３６】なお、カード側に入出力制御回路が存在す
べきことを規定した規格のカードには、ＰＣカード、Ｃ
Ｆカード、スモールＰＣカード（ＳＰＣ：外形寸法は、
42.8×45×5.0mm）などがある。また、上記信号変換処
理回路は、上記第２の規格に従うカードに対する入出力
制御のための入出力制御回路を含むものであってもよ
い。
【００３７】この構成では、カード接続用アダプタに入
出力制御回路が設けられているので、第２の規格は、カ
ードスロット側に入出力制御回路が存在すべきことを規
定したものであってもよいし、カード側に入出力制御回
路が存在すべきことを規定したものであってもよい。カ
ードスロット側に入出力制御回路が存在すべきことを規
定した規格のカードには、スマートメディア、マルチメ
ディアカード、ミニチュアカード、メモリスティック、
ＳＩＭ（Subscriber Identity Module）カードなどがあ
る。
【００３８】上記第２の規格が、この第２の規格に従う
カードに入出力制御回路が備えられるべきことを規定し
たものであるならば、カード接続用アダプタはデータの
入出力制御機能を有している必要がないので、信号変換
処理回路は、ピン配列の変換を行うピン配列変換回路を
有していればよい。
【００３９】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図１は、この
発明の一実施形態に係るカード接続用アダプタ１の外観
構成を示す斜視図である。このカード接続用アダプタ１
（以下「アダプタ１」という。）は、第１の規格である
ＣＦカード規格のタイプＩのカード（すなわち、タイプ
ＩのＣＦカード）と同等の外形を有しており、その内部
には、第２の規格であるマルチメディアカード規格に従
うカード（すなわち、マルチメディアカード）１００
（以下「カード１００」という。）を収容するためのカ
ード収容空間２を有している。カード収容空間２にカー
ド１００を収容してアダプタ１にカード１００を結合さ
せると、カード１００は突出することなくカード収容空
間２内に収まり、カード１００が結合されたアダプタ１
は、全体としてタイプＩのＣＦカードを構成する。した
がって、アダプタ１は、電子手帳などの情報機器３００
に設けられたＣＦカードスロット３０１に装着して用い
ることができる。
【００４０】アダプタ１は、樹脂製のフレーム１１と、
このフレーム１１の上下面（図１に図示された姿勢の状
態における上下面である。）をそれぞれ覆う第１および
第２の金属カバー１２，１３（図３参照）とでカード形
の外形を形成するハウジング１０を有している。このハ
ウジング１０の前端面１５には、図２に示すように、Ｃ
Ｆカードスロット３０１に設けられた雄コネクタ３０２
に装着されて有接点接続されるべき雌コネクタ２１（第
１接続部）が配置されている。ハウジング１０内に形成
されたカード収容空間２は、端面１５に隣接する一方の
側面１６において開口したカード挿入口２Ａを有してい
る。カード収容空間２は、その他の方向に対しては閉塞
されていて、カード挿入口２Ａ以外からカード１００を
挿抜することはできない。
【００４１】カード１００は、メモリＩＣを樹脂封止
し、底面に複数個（７個）の端子部１１１を露出させた
薄板状のほぼ矩形のカードである。寸法は、マルチメデ
ィアカード規格に従っていて、縦32mm、横24mm、厚さ1.
4mmである。端子部１１１は、先端縁１１２に沿って一
列に配列されている。先端縁１１２の一方側の角部は斜
めに切り欠かれていて、カード１００が誤った姿勢で装
着されることを防止できる構成となっている。
【００４２】カード収容空間２の奥部（カード挿入口２
Ａから見て奥部）には、カード１００の端子部１１１と
電気接続されるカードコネクタ２２（第２接続部）が配
置されている。したがって、カード挿入口２Ａからカー
ド１００をアダプタ１に装着することにより、カード１
００がアダプタ１に機械的および電気的に結合される。
この状態で、アダプタ１をＣＦカードスロット３０１に
装着して機械的および電気的に結合すると、アダプタ１
を介して、カード１００がＣＦカードスロット３０１に
機械的および電気的に結合されることになる。
【００４３】ＣＦカードスロット３０１に装着されるス
ロット用コネクタ２１は、ＣＦカードスロット３０１に
対向させられるべき前端面１５に設けられており、カー
ド１００を装着するためのカード挿入口２Ａは一側面１
６に形成されているので、アダプタ１のＣＦカードスロ
ット３０１に対する挿入方向（以下「アダプタ挿入方
向」という。）Ｒ１と、アダプタ１に対するカード１０
０の挿入方向（以下「カード挿入方向」という。）Ｒ２
とは、互いに直交している。そのため、ＣＦカードスロ
ット３０１にアダプタ１を装着した状態では、ＣＦカー
ドスロット３０１からはハウジング１０の後端面１７が
露出することになる。すなわち、この後端面１７が、カ
ード収容空間２を外部に対して閉塞することになる。
【００４４】これにより、ＣＦカードスロット３０１に
装着されたアダプタ１からカード１００が不用意に脱落
したりすることがなくなる。また、ＣＦカードスロット
３０１にアダプタ１を装着した状態では、カード１００
の挿抜を行うことができないから、ＣＦカードスロット
３０１のコネクタ３０２に大きな外力が加えられるおそ
れがなく、また、使用者によるカード１００の不用意な
抜き取りを禁止できる。カード１００の挿抜は、アダプ
タ１をＣＦカードスロット３０１から取り外した状態で
のみ可能であるので、アダプタ１が情報機器３００と電
気的に接続された状態（活性状態）でのカード１００の
挿抜（活性挿抜）を保証する必要がない。そのため、ア
ダプタ１の設計が容易になるという利点がある。
【００４５】一方、上側の金属カバー１２には、カード
挿入方向Ｒ２に向かってカード挿入口２Ａから後退し
て、矩形の切り欠き１２Ａが形成されている。この切り
欠き１２Ａのカード挿入方向Ｒ２と直交する方向の幅Ｗ
は、カード１００の幅よりも広くなっている。フレーム
１１および下側の金属カバー１３には、切り欠き１２Ａ
に対応する切り欠きは形成されていない。金属カバー１
３において切り欠き１２に対向する部分は、この切り欠
き１２Ａの部分における内部の回路部品や挿入されたカ
ード１００を保護するための保護部をなしている。
【００４６】フレーム１１は、上枠部材１１Ｔと下枠部
材１１Ｂとを接合（たとえば超音波溶着）して構成され
ており、さらに、内部に内枠部材１１Ｃを有している。
内枠部材１１Ｃは、切り欠き１２Ａから露出する位置
に、カード１００の先端縁１１２をカード収容空間２の
奥部へと案内するための案内部３６を有している。内枠
部材１１Ｃは、上枠部材１１Ｔおよび下枠部材１１Ｂと
は別体で構成されていてもよいが、この実施形態では、
上枠部材１１Ｔと一体的に形成されている。
【００４７】上枠部材１１Ｔは、カード挿入口２Ａに対
応する位置が切り欠かれているが、下枠部材１１Ｂには
このような切り欠きがなく、フレーム１１は、全体とし
て見れば、金属カバー１２の切り欠き１２Ａに整合する
切り欠きを有してはいない。フレーム１１の側面１６に
おいて、上枠部材１１Ｔと下枠部材１１Ｂとの境界部に
は、誤挿入キー３１（溝）が形成されている。ただし、
上枠部材１１Ｔは、カード挿入口２Ａに対応する部分に
おいて切り欠かれているので、カード挿入口２Ａに対応
する部分においては、下枠部材１１Ｂが誤挿入キー３１
の下半分のみを形成している。この誤挿入キー３１は、
カード挿入口２Ａの途中部まで延びて形成されている。
また、カード１００がカード収容空間２に収容された状
態では、カード１００の後端面が誤挿入キーの一部をな
すようになっている。
【００４８】反対側の側面１８にも、誤挿入キー３２
（図２参照）が形成されているが、この誤挿入キー３２
は、側面１６側の誤挿入キー３１とは、幅が異なってい
る。カードスロット３０１側の両側壁には、誤挿入キー
３１，３２にそれぞれ対応する誤挿入キー（図示せず）
が形成されている。これにより、カード接続用アダプタ
１が誤った姿勢でカードスロット３０１に挿入されるこ
とを防止できる。
【００４９】図３は、カード挿入方向Ｒ２に沿う切断面
から見た断面図であり、図４は、上金属カバー１２を透
視して内部構成を示す平面図である。また、図５は、図
４の切断面線Ｖ−Ｖから見た断面図である。上枠部材１
１Ｔは、同時成形により、金属カバー１２と一体化され
ており、同じく下枠部材１１Ｂも同時成形によって、金
属カバー１３と一体化されている。そして、金属カバー
１２と一体化された上枠部材１１Ｔと、金属カバー１３
と一体化された下枠部材１１Ｂとを超音波溶着すること
により、ハウジング１０が組み立てられている。金属カ
バー１２の切り欠き１２Ａは、金属カバー１２の一部１
２Ｂを折り曲げ加工することにより形成されている。す
なわち、金属カバー１２の切り欠き１２Ａを区画する縁
部には、この金属カバー１２の一部をカード収容空間２
に向かって折り返し加工した折り返し部が設けられてい
る。これにより、金属カバー１２の鋭利なエッジにより
使用者が負傷することを防止できるうえ、カード収容空
間２に装着されるカード１００が当該エッジにより傷つ
けられることを防止できる。また、カード１００が損傷
を受けないので、この折り返し部を、カードを装着する
ときのガイドとして使用することもできる。
【００５０】上枠部材１１Ｔおよび下枠部材１１Ｂは、
アダプタ１の前端面１５側に開放部を有しており、この
開放部は、スロット用コネクタ２１を装着するためのコ
ネクタ装着部をなしている。図３および図５に示されて
いるように、下側の金属カバー１３と内枠部材１１Ｃと
の間には、ほぼ矩形の配線基板４０が保持されている。
この配線基板４０の一端辺付近には、スロット用コネク
タ２１のリード２１ａが半田付けされており、これによ
り、スロット用コネクタ２１が配線基板４０に機械的お
よび電気的に結合されている。スロット用コネクタ２１
は、上下の金属カバー１２，１３により保持されるの
で、このスロット用コネクタ２１を介して配線基板４０
の上記一端辺が支持されることになる。この配線基板４
０においてカード挿入口２Ａとは反対側の端辺付近に、
カードコネクタ２２が実装されている。
【００５１】内枠部材１１Ｃは、ほぼＬ字形状の支持枠
部３５と、カード挿入口２Ａ付近において支持枠部３５
に一体的に結合された上記案内部３６とを有している。
支持枠部３５は厚肉に形成されていて、その下面は配線
基板４０に当接し、その上面は上側の金属カバー１２の
内面に当接している。案内部３６は、側面１６に沿って
延びた薄板状体であり、上側の金属カバー１２の切り欠
き１２Ａよりも広く形成されている。
【００５２】支持枠部３５と案内部３６との間からは、
配線基板４０に実装されたカードコネクタ２２がカード
収容空間２に臨んでいる。カード収容空間２は、上方の
金属カバー１２の下面、内枠部材１１Ｃの支持枠部３５
の内側面および案内部３６の上面、ならびにカードコネ
クタ２２の上面によって実質的に規定されている。
【００５３】カードコネクタ２２は、カード１００の底
面の７つの端子部１１１に対応した７本の端子２２ａを
備えている。端子２２ａは、ばね性を持つ導電材料で構
成されており、カード１００がカード収容空間２に挿入
されると、このカード１００の底面（端子部１１１また
は樹脂部）に当接し、配線基板４０側へと弾性変形し
て、カード１００の挿入を許容する。そして、７本の端
子２２ａは、そのばね力により、カード１００の端子部
１１１にそれぞれ圧接して電気接続を達成することにな
る。この７本の端子２２ａは、配線基板４０上に形成さ
れた回路に接続されている。
【００５４】図３に示すように、カード挿入口２Ａから
挿入されるカード１００は、その先端縁１１２を案内部
３６の表面にあてがわれる。このとき、上側の金属カバ
ー１２の切り欠き１２Ａは、カード挿入方向Ｒ２に向か
って後退して形成されており、かつ、カード挿入方向Ｒ
２と直交する方向の幅がカード１００の幅よりも大きい
ので、カード１００は、案内部３６に対して、切り欠き
１２Ａの後退長Δの範囲で自由な位置にあてがうことが
でき、また、先端縁を案内部３６に当接させることがで
きる限りにおいて自由な角度位置をとることができる。
【００５５】したがって、カード収容空間２へのカード
１００の挿入のための初期操作が極めて容易であり、ア
ダプタ１とカード１００との厳密な位置合わせが必要と
なることがない。この後は、カード１００をアダプタ１
を金属カバー１２と平行な姿勢に倒し込みながらカード
収容空間２の奥部へと挿入すれば、カード１００の装着
を容易に達成できる。
【００５６】図６は、下方の金属カバー１３を透視して
アダプタ１の内部構成を示す底面図である。配線基板４
０において、カード収容空間２とは反対側の面である下
面には、第１の規格と第２の規格との間の相互の信号変
換処理を行うための信号変換処理回路が形成されてい
る。具体的には、このような信号変換処理回路を形成す
る制御用ＩＣ４１、ＥＥＰＲＯＭ４２、電源用ＩＣ４
３、フィルタ回路４４、電解コンデンサ４５，４６、発
振回路４７、その他チップ抵抗やチップコンデンサなど
の回路素子４８が実装されており、また、回路配線を構
成する配線導体（図示せず）が表面に形成されている。
アダプタ１の薄型化のためには、制御用ＩＣ４１および
ＥＰＲＯＭ４２などのＩＣは、チップサイズパッケージ
ＩＣにより構成されることが好ましい。また、各回路部
品を表面実装方式で実装することにより、さらなる薄型
化が可能になる。
【００５７】信号変換処理回路は、第１の規格に従うス
ロット用コネクタ２１と第２の規格に従うカードコネク
タ２２とのピン配列の変換を行うとともに、信号処理に
よって規格相互間の信号内容の変換を行う。さらに、信
号変換処理回路は、メモリＩＣを内蔵しているカード１
００に対するデータの入出力を制御する入出力制御回路
を有している。
【００５８】マルチメディアカードは７ピンのピン構成
となっており、ＣＦカードは５０ピンのピン構成となっ
ていて、ピン数が異なる。したがって、単純なピン配列
変換のみでは、信号の変換を達成できず、少なくとも一
部の信号については、信号内容を変更する必要がある。
この実施形態の構成では、フレーム１１および下側の金
属カバー１３には切り欠きが形成されていないので、配
線基板４０の基板面積を大きくとることができ、これに
より、回路部品の十分な配置スペースが確保されてい
る。これにより、アダプタ１の薄型化が可能とされてお
り、タイプＩのＣＦカードの規格に従うアダプタ１が実
現されている。
【００５９】次に、上述のアダプタ１に適用可能なカー
ドロック機構について説明する。上述の構成のアダプタ
１では、カード収容空間２に収容されたカード１００
は、専らカードコネクタ２２の端子２２ａの弾性力によ
って、カード収容空間２内に保持されている。すなわ
ち、端子２２ａがカード１００に圧接することにより、
カード１００は、端子２２ａと金属カバー１２の内面と
の間に挟持されている。
【００６０】このような構成でも、カード１００の保持
は可能であるが、カード１００が装着された状態のアダ
プタ１が持ち運ばれる場合も想定されるから、カード１
００をより確実に保持することが好ましい。図７には、
第１のカードロック機構５０が示されている。このカー
ドロック機構５０は、カード挿入口２Ａに臨んで出没自
在に配置されたボール５１（当接部）と、このボール５
１をカード挿入口２Ａに向けて付勢するコイルばね５２
とを備えている。コイルばね５２は、フレーム１１の上
枠部材１１Ｔにおいてカード挿入口２Ａの側方の部位に
形成された凹所５３内に収容されており、この凹所５３
の奥部に形成されたボス（図示せず）に一端がはめ込ま
れて固定されている。そして、コイルばね５２の他端に
は、たとえば、溶接などにより、ボール５１が固定され
ている。ボール５１は、その半分程度がカード挿入口２
Ａに突出した状態となるように配置されている。
【００６１】カード１００をカード収容空間２に収容す
る過程では、カード１００の側部がボール５１に当接
し、コイルばね５２を圧縮して、ボール５１を凹所５３
内に退避させる。そして、カード１００がカード収容空
間２に完全に収容された状態では、ボール５１は、カー
ド１００の後端縁のＲ面取りされた一角部に当接した状
態となる。すなわち、ボール５１は、カード１００の後
端縁に当接して、カード１００の脱落方向への移動を規
制する。このようにして、カード１００の保持が確実に
行われる。
【００６２】また、カード１００をカード収容空間２に
完全に挿入した時点では、ボール５１は、コイルばね５
２の弾性力により、凹所５３から飛び出してカード１０
０の後端縁の角部に当接する。これにより、いわゆるク
リック感が得られ、使用者は、カード１００が完全に挿
入されたことをはっきりと認識することができる。これ
により、カード１００の挿入が不完全になったり、カー
ド１００が無理に挿入され過ぎたりすることがなくなる
ので、カード１００とアダプタ１との接触不良が生じた
り、無理な挿入によるカードコネクタ２２などの破壊が
生じたりすることがなくなる。
【００６３】カード１００の抜き取り時には、カード１
００に抜き取り方向への外力を加えれば、コイルばね５
２を圧縮して、ボール５１をカード挿入口２Ａから退避
させることができ、これにより、カード１００の抜き取
りが可能になる。なお、凹所５３は、下枠部材１１Ｂに
対面する面から穿設されており、コイルばね５２を装着
した後に上下の枠部材１１Ｔ，１１Ｂを超音波溶着する
ことによって、コイルばね５２は、外部に露出しない状
態で組み込まれている。
【００６４】図８(a)(b)には、第２のカードロック機構
５５が示されている。このカードロック機構５５は、カ
ード収容空間２に挿入された状態のカード１００の後端
縁のＲ面取りされた一角部に弾性的に当接する板ばね５
６を備えている。この板ばね５６は、上枠部材１１Ｔの
下面（下枠部材１１Ｂに対向する面）から穿設された圧
入溝５７に圧入されている。したがって、上下の枠部材
１１Ｔ，１１Ｂを超音波溶着した後には、その大部分は
外部に露出することがない。
【００６５】板ばね５６は、圧入溝５７に圧入される固
定部５６ｂと、この固定部５６ｂの一端に屈曲して連設
され、カード挿入口２Ａに向かって延びた連結部５６ｃ
と、この連結部５６ｃの先端において、カード挿入口２
Ａに向かって突出した凸湾曲面形状の当接部５６ａとを
有している。この当接部５６ａは、カード挿入口２Ａに
突出している。上枠部材１１Ｔには、圧入溝５７に連通
した凹所５８が形成されていて、この凹所５８内で連結
部５６ｃが弾性変形できるようになっている。これによ
り、当接部５６ａは、カード挿入口２Ａから退避するこ
とができる。
【００６６】カード１００の挿入過程では、当接部５６
ａは、カード１００の側縁からの力を受け、板ばね５６
を弾性変形させて、凹所５８内に退避する。そして、カ
ード１００が完全にカード収容空間２に収容された時点
で、板ばね５６の復元力により、当接部５６ａは、カー
ド挿入口２Ａへと突出し、カード１００の後端縁の角部
に当接する。これにより、カード１００は、その抜き取
り方向への変位が規制され、アダプタ１に確実に保持さ
れた状態とすることができる。
【００６７】カード１００に比較的大きな外力を加えて
抜き取り操作を行うことにより、板ばね５６を弾性変形
させて当接部５６ａをカード挿入口２Ａから退避させ、
カード１００を抜き取ることができる。この構成によっ
ても、上述の第１のカードロック機構５０とほぼ同じ効
果が得られる。
【００６８】図９(a)(b)は、第３のカードロック機構６
０の構成を示す。この例では、図９(a)に示すように、
アダプタ１は、カードスロット３０への挿入方向Ｒ１
（図１参照）に沿う両側部に、カードスロット３０１内
の接地端子部（図示せず）と接触するアースクリップ６
１，６２を備えている。このアースクリップ６１，６２
は、ステンレスなどの導電性材料からなっている。カー
ド挿入口２Ａとは反対側のアースクリップ６２は、フレ
ーム１１の上枠部材１１Ｔおよび下枠部材Ｂに巻き付け
られて取り付けられており、上下の金属カバー１２，１
３の両方に接続されている。
【００６９】一方、図９(b)に示すように、カード挿入
口２Ａ側のアースクリップ６１は、フレーム１１の下枠
部材１１Ｂに巻き付けられて取り付けられていて、下側
の金属カバー１３と接続されている。すなわち、アース
クリップ６１は、たとえばステンレス板を加工して作成
されており、下枠部材１１Ｂの内部に入り込んだ位置で
金属カバー１３と接続する接続部６１Ａと、この接続部
６１Ａに連なり、下枠部材１１Ｂの端部に巻き付けられ
た略コ字状の巻き付け部６１Ｂと、この巻き付け部６１
Ｂの先端において折り曲げられ、下枠部材１１Ｂの内方
へと入り込んだ係止部６１Ｃと、巻き付け部６１Ｂの一
部を切り起こして形成され、カード挿入口２Ａに向かっ
て突出した当接部６１Ｄとを備えている。
【００７０】当接部６１Ｄは、カード挿入口２Ａに向か
って凸の湾曲面形状に形成されており、そのカード収容
空間２側の斜面は、装着されたカード１００の後端縁に
当接してその脱落を防止する規制面６３をなし、カード
収容空間２とは反対側の斜面は、カード挿入口２Ａに向
かって挿入される過程のカード１００を案内する案内面
６４をなしている。もっとも、アダプタ１００にカード
１００を装着するときには、カード１００を金属カバー
１２の切り欠き１２Ａにおいて斜めにあてがうことがで
きるので、案内面６４の案内機能はさほど重要ではない
が、当接部６１Ｄの先端が、切り起こし加工によってで
きた巻き付け部６１Ｄの開口６５内に向けられているこ
とにより、使用者が手指に傷を負ったりすることを防止
できるという利点がある。
【００７１】このような構成のカードロック機構６０に
よっても、上述の第１および第２のカードロック機構５
０，５５の場合と同様な効果が得られる。加えて、アー
スクリップが必要なカード（通信用カードなど）におい
て必須の構成を利用してロック機構を実現できるので、
コストの増加が抑制できるという利点もある。図１０
は、第４のカードロック機構７０を示す。このカードロ
ック機構７０は、樹脂成型品からなる上枠部材１１Ｔに
一体的に形成された弾性ロック片７１を備えている。す
なわち、上枠部材１１Ｔにおいてカード挿入口２Ａに臨
むことになる後端杆７４の先端付近には溝７２が形成さ
れており、この溝７２に沿って、カード挿入口２Ａ側に
弾性ロック片７１が設けられている。この弾性ロック片
７１の先端には、カード１００の後端縁に当接する当接
部７３が形成されている。
【００７２】カード１００を装着する過程では、当接部
７３は、カード１００の側縁に当接し、弾性ロック片７
１の弾性変形により、溝７２に向かって退避する。そし
て、カード１００が完全に装着されると、弾性ロック片
７１が元の位置に復帰し、当接部７３は、カード１００
の後端縁のＲ面取りされた一角部に当接することにな
る。
【００７３】このようにして、このカードロック機構７
０においても、上述の第１のカードロック機構５０など
に関連して述べた効果を達成できる。そして、このカー
ドロック機構７０は、フレーム１１に一体的に組み込ま
れていて、別部品を要しないので、コスト的に有利であ
り、かつ、アダプタ１の組立工程を簡単にできるという
利点もある。
【００７４】図１１(a)(b)は、第５のカードロック機構
７５を示す。このカードロック機構７５は、カード挿入
口２Ａに対して進退するようにスライド移動可能に設け
られたロック杆７６（ロック片）を有している。このロ
ック杆７６は、上枠部材１１Ｔの下面に穿設され、フレ
ーム１１をカード挿入方向Ｒ２（図１参照）に対して直
交する方向に貫通して形成された貫通孔７７にスライド
自在に係合している。ロック杆７６は、中間部付近にお
いて突出した移動規制部７６Ａを一体に有しており、貫
通孔７７は移動規制部７６の一定範囲のスライドを許容
するための幅広部７７Ａを中間部付近に有している。こ
れにより、ロック杆７６は、フレーム１１から脱落する
ことなく、一定のストローク範囲で、スライド変位する
ことができる。すなわち、ロック杆７６は、カード挿入
口２Ａ側の一端がカード挿入口２Ａに一定長だけ突出
し、他端が貫通孔７７内に収容されたロック状態と、カ
ード挿入口２Ａ側の一端が貫通孔７７内に収容され、他
端がフレーム１１から外方に突出したロック解除状態と
をとることができる。ロック状態とロック解除状態と
は、ロック杆７６の貫通孔７７から突出した側の端部を
貫通孔７７に向かって押し込むことにより、切り換える
ことができる。
【００７５】カード１００を装着するときには、ロック
杆７６をロック解除状態としておけば、カード１００を
容易に挿入できる。そして、カード１００の挿入を完了
した後に、ロック杆７６をロック状態とすれば、カード
１００の脱落を確実に防止できる。ロック状態では、ロ
ック杆７６の先端部がカード１００の後端縁に当接する
ことになる。
【００７６】なお、貫通孔７７の幅広部７７Ａにおいて
ロック杆７６に圧縮コイルばね７８を巻装し、ロック杆
７６をロック状態に向けて付勢するようにしておいても
よい。このようにすれば、ロック杆７６が不必要にフレ
ーム１１の外方に突出することを防止でき、ロック杆７
６が破損したりすることを防止できる。図１２(a)(b)
(c)は、第６のカードロック機構８０を示す。このカー
ドロック機構８０は、フレーム１１に対してスライド自
在に組み込まれたスライドロック片８１を有している。
このスライドロック片８１は、フレーム１１の後端面１
７において露出し、使用者によってスライド操作される
操作部８１Ａと、この操作部８１Ａの一端に連設され、
カード１００の後端縁に当接すべき長尺な当接部８１Ｂ
（ロック片）とを有している。操作部８１Ａの上面およ
び下面には、フレーム１１の案内溝（図示せず）に沿っ
て摺動する摺動部８１Ｃが一体的に設けられている。
【００７７】上枠部材１１Ｔには、当接部８１Ｂを案内
するほぼＬ字状の湾曲案内溝８３が形成されている。こ
の湾曲案内溝８３は、操作部８１Ａのスライド方向に沿
う部分と、この部分からカード挿入口２Ａに向かう方向
に屈曲して延びる部分とを有している。したがって、操
作部８１Ａをスライドさせることにより、当接部８１Ｂ
は、カード挿入口２Ａに突出したロック状態と、湾曲案
内溝８３内に退避したロック解除状態とをとることがで
きる。ただし、このような変位が可能であるためには、
スライドロック片８１の少なくとも当接部８１は、湾曲
案内溝８３の形状に従って変形可能な可撓性の材料で構
成されている必要がある。このような材料としては、ナ
イロンを例示できる。
【００７８】図１３は、上述のアダプタ１とともに使用
するのに適した別のアダプタ９０の構成を説明するため
の図であり、図１３(a)は平面図であり、図１３(b)およ
び(c)はその一部の拡大側面図である。このアダプタ９
０は、ＣＦカードをＰＣカードスロットに適合させて装
着するために使用される。アダプタ９０は、前端にＰＣ
カードスロット内のコネクタとの接続のためのスロット
用コネクタ９１を備え、後端にＣＦカード装着部９２を
有している。ＣＦカード装着部９２は、切り欠き９２Ａ
を備えており、この切り欠き９２Ａよりも奥部にＣＦカ
ードとの接続のためのカードコネクタ９２Ｂが設けられ
ている。そして、切り欠き９２Ａを区画する一対の腕部
９３，９４の内側面には、ＣＦカードの両側部の誤挿入
キーに対応したキー（図示せず）が形成されている。
【００７９】したがって、ＣＦカードをＣＦカード装着
部９２に装着した状態で、アダプタ９０をＰＣカードス
ロットに装着することにより、ＰＣカードスロットを利
用してＣＦカードを情報機器に電気接続することができ
る。そして、ＣＦカードの代わりに、上述のアダプタ１
をアダプタ９０に装着することができる。したがって、
マルチメディアカード１００を装着したアダプタ１をア
ダプタ９０に装着し、さらにこのアダプタ９０をＰＣカ
ードスロットに装着すれば、ＰＣカードスロットを利用
してマルチメディアカード１００を情報機器に電気接続
することが可能となる。
【００８０】図１３(b)(c)に示すように、アダプタ９０
において、アダプタ１のカード挿入口２Ａ側に対応する
腕部９４には、切り欠き９２Ａの内方の空間と連通した
貫通孔９５（窓）が形成されている。この貫通孔９５
は、アダプタ１の下枠部材１１Ｂの側面およびカード収
容空間２に収容された状態のカード１００の後端縁を視
認することができる位置に形成される。したがって、Ｃ
Ｆカード装着部９２にいずれのカードも装着されていな
いときには、図１３(b)の状態が観測され、ＣＦカード
装着部９２にカード１００を装着した状態のアダプタ１
が装着されていれば、図１３(c)の状態が観測される。
さらに、貫通孔９５から切り欠き９２Ａの内部の様子を
観測すれば、ＣＦカードが装着されている状態、カード
１００が未装着のアダプタ１が装着されている状態をも
確認できる。
【００８１】このようなアダプタ９０が用いられる情報
機器には、たとえば、貫通孔９５に対応した位置に、外
部から視認可能な窓が設けられることが好ましい。これ
により、情報機器からアダプタ９０を取り外すことな
く、ＣＦカード、マルチメディアカードまたはアダプタ
１の装着状態を確認できる。以上、この発明の一実施形
態について説明したが、この発明は、他の形態でも実施
することができる。たとえば、上述の実施形態では、マ
ルチメディアカードをタイプＩのＣＦカードスロットに
適合させるためのカード接続用アダプタについて説明し
たが、この発明は、このほかにも、任意の異なる規格間
の変換のために適用することができる。ただし、カード
をアダプタに装着したときに、アダプタの装着方向側方
にカードが突出する状態となっては、アダプタをカード
スロットに装着することができない。したがって、通常
のカードスロットを使用する場合、カード規格の組み合
わせに関しては、物理的な制約がある。
【００８２】下記表１には、第１の規格として採用され
る可能性のあるカードスロット側の規格と、第２の規格
として採用される可能性のあるカード側の規格との可能
な組み合わせが表されている。この表１において、本発
明の構成が採用可能な規格の組み合わせの欄には「○」
が記されている。「×」は、原則採用不可能な組み合わ
せを表す。
【００８３】なお、表１において「×」と記した組合せ
のなかには、市場の要求により必要とされた場合、カー
ドスロットのカード挿入口を拡幅するなどの設計変更を
カードスロット側に施して実施可能となる組合せも含ま
れる。
【００８４】
【表１】
【００８５】また、上述の実施形態では、カード挿入口
が、アダプタ挿入方向と直交する方向に開口している例
を挙げたが、カード挿入の容易性についての利点は、カ
ード挿入口がアダプタ挿入方向後端面に設けられる場合
にも得ることができる。すなわち、カード挿入口をアダ
プタ挿入方向後端面に設け、上側のカバーにアダプタ挿
入方向（この場合には、カード挿入方向と平行であ
る。）に沿って後退し、カードの幅よりも幅広の切り欠
きを形成しておけばよい。
【００８６】さらに、上述の実施形態では、内枠部材１
１Ｃに案内部３６を設けることとしているが、このよう
な案内部３６を排して、配線基板４０の裏面（上側の金
属カバー１２に対向する面）により、カード１００の先
端縁を案内する案内部を構成してもよい。上記の他、特
許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更
を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態に係るカード接続用アダ
プタの外観構成を示す斜視図である。
【図２】カード接続用アダプタのスロットコネクタ側か
ら見た背面図である。
【図３】カード挿入方向に沿う切断面から見たカード接
続用アダプタの断面図である。
【図４】上方の金属カバーを透視して内部構成を示す平
面図である。
【図５】図４の切断面線Ｖ−Ｖから見た断面図である。
【図６】下方の金属カバーを透視して内部構成を示す底
面図である。
【図７】第１のカードロック機構を示す図である。
【図８】第２のカードロック機構を示す図である。
【図９】第３のカードロック機構を示す図である。
【図１０】第４のカードロック機構を示す図である。
【図１１】第５のカードロック機構を示す図である。
【図１２】第６のカードロック機構を示す図である。
【図１３】上記実施形態に係るカード接続用アダプタと
ともに使用するのに適した別のアダプタの構成を説明す
るための図である。
【符号の説明】
１ カード接続用アダプタ ２ カード収容空間 ２Ａ カード挿入口 １０ ハウジング １１ フレーム １１Ｔ 上枠部材 １１Ｂ 下枠部材 １１Ｃ 内枠部材 １２ 金属カバー（第１のカバー） １２Ａ 切り欠き １３ 金属カバー（第２のカバー） ２１ スロット用コネクタ（第１接続部） ２２ カードコネクタ（第２接続部） ３１ 誤挿入キー ３２ 誤挿入キー ３５ 支持枠部 ３６ 案内部 ４０ 配線基板 １００ マルチメディアカード １１１ 端子部 ３００ 情報機器 ３０１ カードスロット ５０ 第１のカードロック機構 ５１ ボール ５２ コイルばね ５５ 第２のカードロック機構 ５６ 板ばね ６０ 第３のカードロック機構 ６１，６２ アースクリップ ６１Ｄ 当接部 ７０ 第４のカードロック機構 ７１ 弾性ロック片 ７５ 第５のカードロック機構 ７６ ロック杆 ８０ 第６のカードロック機構 ８１ スライドロック片 ８１Ｂ 当接部 ９０ アダプタ ９５ 貫通孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】所定の第１の規格に従うカードスロット
    に、上記第１の規格とは異なる第２の規格に従うカード
    を装着するために用いられるカード接続用アダプタであ
    って、 上記第１の規格に従い、上記カードスロットとの間で信
    号の授受を行う第１接続部と、 上記第２の規格に従い、上記第２の規格に従うカードと
    の間で信号の授受を行う第２接続部と、 上記第１接続部および第２接続部を保持するためのカー
    ド形ハウジングとを備え、 上記ハウジングは、第１および第２のカバーと、上記第
    １および第２のカバーの間に挟持されたフレームとを有
    し、内部に上記第２の規格に従うカードを受け容れるた
    めのカード収容空間を形成しているとともに、一端面に
    上記カード収容空間と連通したカード挿入口を有してお
    り、上記第１のカバーには、カード挿入方向に向かって
    上記カード挿入口から後退しているとともに、上記第２
    の規格に従うカードの幅よりも幅広に形成された切り欠
    きが形成されていることを特徴とするカード接続用アダ
    プタ。
  2. 【請求項２】上記カード収容空間は、上記フレームと上
    記第１のカバーとの間に区画されており、 上記切り欠きにおいて露出し、上記第２の規格に従うカ
    ードのカード挿入方向先端縁を上記カード収容空間に向
    けて案内するための案内部をさらに備えていることを特
    徴とする請求項１記載のカード接続用アダプタ。
  3. 【請求項３】上記フレームは、上記カード収容空間と上
    記第２のカバーとの間において、第１の規格と第２の規
    格との間での信号変換のための信号変換回路を保持する
    ものであることを特徴とする請求項１または２記載のカ
    ード接続用アダプタ。
  4. 【請求項４】上記第２のカバーは、上記第１のカバーの
    切り欠きに対向する部位にまで延びてカード接続用アダ
    プタの内部を保護する保護部を有していることを特徴と
    する請求項１ないし３のいずれかに記載のカード接続用
    アダプタ。
  5. 【請求項５】上記カード挿入口は、当該カード接続用ア
    ダプタの上記カードスロットへの挿入方向に対してほぼ
    直交する方向に向かって開口して形成されていることを
    特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載のカード
    接続用アダプタ。
  6. 【請求項６】上記フレームの上記カード挿入口側の端面
    には、当該カード接続用アダプタが上記カードスロット
    に誤った姿勢で挿入されることを防止するための誤挿入
    キーが形成されていることを特徴とする請求項１ないし
    ５のいずれかに記載のカード接続用アダプタ。
  7. 【請求項７】上記第１のカバーは、上記切り欠きを区画
    する縁部に、カード収容空間内へと折り返し加工した折
    り返し部を有していることを特徴とする請求項１ないし
    ６のいずれかに記載のカード接続用アダプタ。
  8. 【請求項８】上記カード収容空間に収容されたカードの
    後端縁に当接して、カードの脱落を防止するカードロッ
    ク機構をさらに含むことを特徴とする請求項１ないし７
    のいずれかに記載のカード接続用アダプタ。
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