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JP2000355551A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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Publication number
JP2000355551A
JP2000355551A JP11168017A JP16801799A JP2000355551A JP 2000355551 A JP2000355551 A JP 2000355551A JP 11168017 A JP11168017 A JP 11168017A JP 16801799 A JP16801799 A JP 16801799A JP 2000355551 A JP2000355551 A JP 2000355551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converting enzyme
pharmaceutical composition
enzyme inhibitor
thromboxane
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11168017A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kawahara
善和 川原
Hiromasa Omori
裕正 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Nikken Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikken Chemicals Co Ltd filed Critical Nikken Chemicals Co Ltd
Priority to JP11168017A priority Critical patent/JP2000355551A/ja
Publication of JP2000355551A publication Critical patent/JP2000355551A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炎症性疾患に対して優れた抑制効果を有する
炎症予防剤又は治療剤の提供。 【解決手段】 炎症疾患の治療剤の有効成分であるロイ
コトリエン変換酵素阻害剤及びトロンボキサン変換酵素
阻害剤からなる医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロイコトリエン変
換酵素阻害剤及びトロンボキサン変換酵素阻害剤から成
る医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】喘息等のアレルギー性炎症疾患における
ケミカルメディエーターの役割が急速に解明され、ヒス
タミンに加え血小板活性化因子(PAF)、ロイコトリ
エン類、トロンボキサンA2等が知られるようになった
(「アレルギーの領域」牧野荘平ら;3(1),67-72(199
6)、永井博弌ら;3(1),51-58(1996)、藤村政樹;3(1),6
0-65(1996))。このうち、ロイコトリエン類は、アラキ
ドン酸より5−リポキシゲナーゼの作用により生成され
ることが、また、トロンボキサンA2は、アラキドン酸
よりシクロオキシゲナーゼの作用を経た後トロンボキサ
ン合成酵素により生成されることが解明されている(藤
村政樹「アレルギーの領域」3(1),60-65(1996))。
【0003】ロイコトリエン類及びトロンボキサンA2
は、いずれも種々の炎症及びアレルギー疾患、例えばリ
ウマチ性関節炎、骨関節炎、痛風等の関節の炎症;炎症
性腸疾患、胃炎等の胃腸系統の炎症;乾癬、湿疹、皮膚
炎等の皮膚病;喘息、気管支炎、アレルギー性鼻炎等の
呼吸性疾患;虚血性疾患、脳虚血性疾患、心虚血性疾患
にかかわっていることが判明している(山本尚三ら「プ
ロスタグランジン研究法」東京化学同人編(1987)
等)。従って、従来からこれらのメディエーターの薬理
活性を抑えるために、変換酵素阻害剤や受容体拮抗剤に
ついての研究が進められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炎症疾
患のメディエーターであるロイコトリエン類の薬理活性
をロイコトリエン変換酵素阻害剤で抑制させる治療方法
やトロンボキサンA2の薬理活性をトロンボキサン変換
酵素阻害剤で抑制させる治療法は、十分な治療効果が得
られていない。
【0005】
【発明が解決するための手段】本発明者は、各種炎症疾
患の予防と治療の研究を重ねた結果、ロイコトリエン変
換酵素阻害剤とトロンボキサン変換酵素阻害剤を組み合
わせて使用することにより、各種炎症疾患の予防又は治
療効果を著しく高められる方法を見いだした。即ち、本
発明の要旨は、ロイコトリエン変換酵素阻害剤及びトロ
ンボキサン変換酵素阻害剤からなる医薬組成物に存す
る。
【0006】本発明の好ましい態様によれば、ザイリュ
ートン、6−[[3−フルオロ−5−(4−メトキシテ
トラヒドロピラン−4−イル)フェノキシ]メチル]−
1−メチルキノリン−2(1H)−オン(ZD−213
8)、4−[(6−ヒドロキシ−4,5,7−トリメチ
ル−2−ベンゾチアゾリル)アミノメチル]ベンゼンス
ルホンアミド塩酸塩(E−6080)、(+)−(S)
−2−[6−(2−キノリンイルメトキシ)−2−ナフ
チル]プロピオン酸(Wy−50295)、N−(6−
フェノキシ−2H−1−ベンゾピラン−3−イルメチ
ル)−N−ヒドロキシ尿素(CGS−23885)、N
−[3−[5−(4−フルオロフェノキシ)−2−フリ
ル]−1−メチル−2−プロピニル]−N−ヒドロキシ
尿素(A−78773)、(R)−2−シクロペンチル
−2−[4−(キノリン−2−イルメトキシ)フェニ
ル]酢酸(Bay−x−1005)から選択されるロイ
コトリエン変換酵素阻害剤と、オザグレル、ナファグレ
ル、リドグレル、イミトロダスト、イスボグレル、
(E)−2−(4−メトキシ−3,6−ジメチル−2,
5−ジオキソ−2,5−ジヒドロベンジリデン)−7−
(3−ピリジル)ヘプタン酸(E−6700)、4−
[ヒドロキシ−[5−(1H−イミダゾール−1−イ
ル)−2−メチルフェニル]メチル]−3,5−ジメチ
ル安息香酸ナトリウム塩(Y−20811)から選択さ
れるトロンボキサン変換酵素阻害剤からなる医薬組成物
を炎症予防剤又は治療剤として、詳しくは抗アレルギー
剤、抗喘息薬、皮膚炎治療薬を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明で使用されるロイコトリエン変換酵素阻害剤
としては、例えば特開昭63−264456号公報、特
開平2−268157号公報、米国特許第4,929,
623号公報、米国特許第5,208,344号公報、
特開平3−83979号公報、特表平5−508861
号公報、特表平2−19359号公報等に記載されてい
る化合物群が挙げらる。これらの化合物が不斉炭素を有
している場合は、その光学異性体及びそれらの異性体の
混合物も本発明に使用することができる。さらに薬理上
許容される塩や水和物を形成する場合は、それら化合物
の塩及び水和物も本発明に使用することができる。
【0008】好ましいロイコトリエン変換酵素阻害剤と
しては以下の化合物が挙げられる。特開昭63−264
456号公報等に記載されるザイリュートン(化学名:
N−(1−ベンゾ[b]チオフェン−2−イルエチル)
−N−ヒドロキシ尿素)。ザイリュートンは不斉炭素を
有しており、その光学異性体及びそれらの異性体の混合
物を使用できる。さらにこの化合物が薬理上許容される
塩や水和物を形成する場合は、それら化合物の塩及び水
和物も使用できる。
【0009】特開平2−268157号公報等に記載さ
れる6−[[3−フルオロ−5−(4−メトキシテトラ
ヒドロピラン−4−イル)フェノキシ]メチル]−1−
メチルキノリン−2(1H)−オン(以下、ZD−21
38と略す)。この化合物が薬理上許容される塩や水和
物を形成する場合は、それら化合物の塩及び水和物も使
用できる。米国特許第4,929,623号公報等に記
載される4−[(6−ヒドロキシ−4,5,7−トリメ
チル−2−ベンゾチアゾリル)アミノメチル]ベンゼン
スルホンアミド 塩酸塩及びこの化合物の遊離塩基。こ
の化合物が薬理上許容される塩や水和物を形成する場合
は、それら化合物の塩及び水和物も使用できる。
【0010】米国特許第5,208,344号公報等に
記載される(+)−(S)−2−[6−(2−キノリン
イルメトキシ)−2−ナフチル]プロピオン酸。この化
合物は不斉炭素を有しており、その光学異性体及びそれ
らの異性体の混合物も使用できる。さらにこの化合物が
薬理上許容される塩や水和物を形成する場合は、それら
化合物の塩及び水和物も使用できる。特開平3−839
79号公報等に記載されるN−(6−フェノキシ−2H
−1−ベンゾピラン−3−イルメチル)−N−ヒドロキ
シ尿素。この化合物が薬理上許容される塩や水和物を形
成する場合は、それら化合物の塩及び水和物も包含す
る。
【0011】特表平5−508861号公報等に記載さ
れるN−[3−[5−(4−フルオロフェノキシ)−2
−フリル]−1−メチル−2−プロピニル]−N−ヒド
ロキシ尿素。この化合物は不斉炭素を有しており、その
光学異性体及びそれらの異性体の混合物を使用できる。
さらにこの化合部が薬理上許容される塩や水和物を形成
する場合は、それら化合物の塩及び水和物も使用でき
る。特表平2−19359号公報等に記載される(R)
−2−シクロペンチル−2−[4−(キノリン−2−イ
ルメトキシ)フェニル]酢酸。この化合物は不斉炭素を
有しており、その光学異性体及びそれらの異性体の混合
物を使用できる。さらにこの化合物が薬理上許容される
塩や水和物を形成する場合は、それら化合物の塩及び水
和物も使用できる。
【0012】本発明で使用されるトロンボキサン変換酵
素阻害剤としては、例えば特開昭57−131769号
公報、特開平1−316318号公報、特開昭62−1
61759号公報、特開昭62−252784号公報、
特開昭58−219162号公報、特開平5−7832
1号公報、特開昭61−277670号公報等に記載さ
れている化合物群が挙げられる。これらの化合物が不斉
炭素を有している場合は、その光学異性体及びそれらの
異性体の混合物も本発明に使用することができる。さら
に薬理上許容される塩や水和物を形成する場合は、それ
ら化合物の塩及び水和物も本発明に使用することができ
る。また、トロンボキサン変換酵素阻害剤のカルボン酸
部分が薬理上許容されるエステル又はアミドを形成する
場合、そのエステル及びアミドも使用できる。
【0013】好ましいトロンボキサン変換酵素阻害剤と
しては以下の化合物が挙げられる。特開昭57−131
769号公報等に記載されるオザグレル(化学名:
(E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメ
チル)フェニル]−2−プロペン酸)。オザクレルが薬
理上許容される塩や水和物を形成する場合は、塩酸オザ
グレル等の塩及び水和物も使用できる。特開平1−31
6318号公報等に記載されるナファグレル(化学名:
6−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)−5,
6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン
酸)。ナファグレルが薬理上許容される塩や水和物を形
成する場合は、塩酸ナファグレル等の塩及び水和物も使
用できる。
【0014】特開昭62−161759号公報等に記載
されるリドグレル(化学名:(E)−5−[[3−ピリ
ジル−(3−トリフルオロメチルフェニル)メチレン]
アミノ]オキシペンタン酸)。リドグレルは不斉炭素を
有しており、その光学異性体及びそれらの異性体の混合
物も使用できる。さらにリトグレルが薬理上許容される
塩や水和物を形成する場合はそれら化合物の塩、水和物
も包含する。特開昭62−252784号公報等に記載
されるイミトロダスト(化学名:2−(1H−イミダゾ
ール−1−イルメチル)−4,5−ジヒドロベンゾ
[b]チオフェン−6−カルボン酸)。イミトロダスト
が薬理上許容される塩や水和物を形成する場合は、イミ
トロダストナトリウム等の塩及び水和物も使用できる。
【0015】特開昭58−219162号公報等に記載
されるイスボグレル(化学名:(E)−7−フェニル−
7−(3−ピリジル)−6−ヘプテン酸)。イスボグレ
ルが薬理上許容される塩や水和物を形成する場合は、そ
れら化合物の塩及び水和物も包含する。特開平5−78
321号公報等に記載される(E)−2−(4−メトキ
シ−3,6−ジメチル−2,5−ジオキソ−2,5−ジ
ヒドロベンジリデン)−7−(3−ピリジル)ヘプタン
酸。この化合物が薬理上許容される塩や水和物を形成す
る場合は、それら化合物の塩、水和物も包含する。
【0016】特開昭61−277670号公報等に記載
される4−[ヒドロキシ−[5−(1H−イミダゾール
−1−イル)−2−メチルフェニル]メチル]−3,5
−ジメチル安息香酸ナトリウム塩。この化合物は不斉炭
素を有しており、その光学異性体及びそれらの異性体の
混合物を使用でき、この化合物の遊離酸も使用できる。
この化合物が薬理上許容される塩や水和物を形成する場
合は、それら化合物の塩及び水和物も使用できる。
【0017】本発明において、ロイコトリエン変換酵素
阻害剤は、1種又は2種以上が選択され、トロンボキサ
ン変換酵素阻害剤も1種又は2種以上から選択される
が、好適には、ロイコトリエン変換酵素阻害剤から1種
が選択され、トロンボキサン変換酵素阻害剤からも1種
が選択され、組み合わせて使用される。本発明のロイコ
トリエン変換酵素阻害剤及びトロンボキサン変換酵素阻
害剤からなる医薬組成物は、各種炎症疾患に対して優れ
た抑制効果を示すため、抗アレルギー剤、抗喘息薬、皮
膚炎治療薬等の各種炎症予防剤又は治療剤として有用で
ある。
【0018】本発明によれば、ロイコトリエン変換酵素
阻害剤とトロンボキサン変換酵素阻害剤とが組み合わさ
れて使用されることにより、各々の単剤が単独で使用さ
れることに比べ、優れた各種炎症予防効果又は治療効果
を示す。このような効果は必ずしもロイコトリエン変換
酵素阻害剤とトロンボキサン変換酵素阻害剤が同時に体
内に存在していなくてももたらされる。つまり、一方の
薬剤が先に作用し代謝された後でも、もう一方の薬剤の
効果が単独使用時より優れた効果を示すものである。
【0019】しかしながら、ロイコトリエン変換酵素阻
害剤とトロンボキサン変換酵素阻害剤は同時に投与され
ることが簡便であり、ロイコトリエン変換酵素阻害剤と
トロンボキサン変換酵素阻害剤の配合剤の形態で投与す
ることが望ましい。但し、製剤技術上、ロイコトリエン
変換酵素阻害剤とトロンボキサン変換酵素阻害剤を物理
的に混合することが好ましくない場合、それぞれの単剤
を同時に投与することもできる。また、ロイコトリエン
変換酵素阻害剤とトロンボキサン変換酵素阻害剤は同時
に投与しなくても優れた効果を示すので、それぞれの酵
素阻害剤を適当な間隔を置いて投与することもできる。
この場合ロイコトリエン変換酵素阻害剤とトロンボキサ
ン変換酵素阻害剤の投与間隔は、臨床上又は動物実験に
より確認することができる。
【0020】本発明のロイコトリエン変換酵素阻害剤及
びトロンボキサン変換酵素阻害剤からなる医薬組成物の
投与経路は一般的に経口である。従って、ロイコトリエ
ン変換酵素阻害剤及びトロンボキサン変換酵素阻害剤
は、それぞれ単独で散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、
シロップ剤、乳剤、懸濁剤等の別々の単位投与形態をと
ることもできるが、混合して1個の単位投与形態に調製
することもできる。その他の投与経路としては、一般に
皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射
剤等の注射剤;点滴剤;経鼻投与製剤、経皮製剤、軟膏
剤等の外用剤;直腸坐剤、膣坐剤等の坐剤が挙げられ
る。
【0021】これらの製剤は、通常一般的に用いられる
公知の方法により製造することができる。経口剤は、ロ
イコトリエン変換酵素阻害剤及びトロンボキサン変換酵
素阻害剤の有効成分に、例えば乳糖、白糖、デンプン、
マンニトール、エリスリトール、結晶化セルロース等の
賦形剤;炭酸カルシウム、カルボキシメチルセルロース
カルシウム等の崩壊剤;α化デンプン、アラビアゴム、
カルボキシメチルセルロース、ポリビニールピロリドン
等の結合剤;又はタルク、ステアリン酸マグネシウム、
ポリエチレングリコール6000等の滑沢剤などを添加
して圧縮成型し、ついで必要により味のマスキング、腸
溶性又は持続性のため公知の方法でコーティングするこ
とにより製造される。
【0022】注射剤は、ロイコトリエン変換酵素阻害剤
及びトロンボキサン変換酵素阻害剤の有効成分を、例え
ばツイーン80(アトラスパウダー製)、HCO 60
(日光ケミカルズ製)、ポリエチレングリコール、カル
ボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等の分
散剤;メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルア
ルコール等の保存剤、塩化ナトリウム、グリセリン、ソ
ルビトール、ブドウ糖等の等張化剤などと共に蒸留水、
生理的食塩水、リンゲル液等の水性溶剤又はオリーブ
油、ゴマ油、プロピレングリコール等の油性溶剤などに
溶解、懸濁又は乳化させ製造される。
【0023】外用剤は、ロイコトリエン変換酵素阻害剤
及びトロンボキサン変換酵素阻害剤の有効成分を固状、
半固状又は液状の組成物とすることにより製造される。
例えば固状の組成物は、有効成分をそのまま又はラクト
ース、マンニトール、エリスリトール、デンプン等の賦
形剤;天然ガム類、セルロース誘導体、アクリル酸重合
体等の増粘剤などを添加、混合して粉状とすることによ
り製造される。液状の組成物は、注射剤の場合とほとん
ど同様にして製造される。半固状の組成物は、水性、油
性のゲル剤又は軟骨状の物がよい。これらの組成物はい
ずれもpH調整剤、防腐剤等を含んでいてもよい。
【0024】坐剤は、ロイコトリエン変換酵素阻害剤及
びトロンボキサン変換酵素阻害剤の有効成分を、油性又
は水性の固状、半固状若しくは液状の組成物とすること
により製造される。用いる油性基剤としては、例えば高
級脂肪酸のグリセリド、中級脂肪酸、植物油などが挙げ
られる。水性基剤としては、例えばポリエチレングリコ
ール類、プロピレングリコールなどが挙げられる。ま
た、水性ゲル基剤としては、例えば天然ガム類、セルロ
ース誘導体、ビニール重合体、アクリル酸重合体などが
挙げられる。
【0025】本発明において使用されるロイコトリエン
変換酵素阻害剤とトロンボキサン変換酵素阻害剤の投与
量と投与比率は、個々の薬剤の投与量を参考にすればよ
いが、投与対象である患者の病的症状、年齢、性別、体
重、投与時間、剤形、投与方法、他の薬剤の組み合わせ
等により調製する。例えばロイコトリエン変換酵素阻害
剤を例にとると、ザイリュートンと6−[[3−フルオ
ロ−5−(4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イ
ル)フェノキシ]メチル]−1−メチルキノリン−2
(1H)−オンとでは、病的モデル動物を用いたイン・
ビボの活性が異なるので、これら2薬剤の投与量は1桁
かそれ以上異なり得る。同様に、トロンボキサン変換酵
素阻害剤も投与量は異なり得る。
【0026】本発明のロイコトリエン変換酵素阻害剤及
びトロンボキサン変換酵素阻害剤からなる医薬組成物
は、各々の薬剤を単独で使用する場合と比較して各種炎
症疾患に対する効果が相加又は相乗効果となって発現す
る。従って、各々の酵素阻害剤が単独で用いられる用量
よりも、本発明における医薬組成物の各阻害剤の用量は
低くくなるため、各々の酵素阻害剤の有する副作用も軽
減することができる。
【0027】ロイコトリエン変換酵素阻害剤とトロンボ
キサン変換酵素阻害剤の投与量の比率は、選択される阻
害剤の組み合わせの違いや薬理活性程度の違いによって
調製されるが、一般的にロイコトリエン変換酵素阻害剤
とトロンボキサン変換酵素阻害剤の投与比率は、重量比
で1:50〜50:1の範囲内である。また投与量は、
患者の病的症状、年齢、性別、体重、投与時間、剤形、
投与方法、他の薬剤の組み合わせ等により調製する必要
があるが、経口薬の場合、一般的に成人一人あたりの用
量は医薬組成物で換算して0.1から1000(mg/
日)の範囲である。本発明において、ロイコトリエン変
換酵素阻害剤とトロンボキサン変換酵素阻害剤は、それ
ぞれ上記の投与量を1日1回又は数回に分けて投与され
る。
【0028】
〔製剤例1〕
錠剤の調製 ロイコトリエン変換酵素阻害剤(ZD−2138) 12.5g トロンボキサン変換酵素阻害剤(イスボグレル) 12.5g 乳糖 62.0g コーンスターチ 40.0g ヒドロキシプロピルセルロース 2.0g ステアリン酸マグネシウム 1.0g
【0029】上記のロイコトリエン変換酵素阻害剤、ト
ロンボキサン変換酵素阻害剤、乳糖及びコーンスターチ
を均一になるまで混合した後、ヒドロキシプロピルセル
ロースの5W/V%エタノール溶液を加えて練合、顆粒
化する。16メッシュの篩に通し整粒した後、常法によ
り打錠し、1錠当たりの重量130mg、直径7mm、
主薬含量25mgの錠剤を得た。
【0030】 〔製剤例2〕 カプセル剤の調製 ロイコトリエン変換酵素阻害剤(ZD−2138) 12.5g トロンボキサン変換酵素阻害剤(イスボグレル) 12.5g 乳糖 62.0g アビセル 62.0g ステアリン酸マグネシウム 1.0g
【0031】上記の本発明化合物、乳糖、アビセルPH
−101(旭化成製)及びステアリン酸マグネシウムを
均一になるまで充分に混合した後、3号カプセルに充填
し、1カプセル当たりの内容物の重量150mg、主薬
含量25mgのカプセル剤とした。
【0032】〔実験例1〕 モルモットの抗原誘発気道収縮モデルに対する薬物作用 卵白アルブミンで感作したモルモットを用い、5%アラ
ビアゴムに懸濁した被験化合物を経口投与し、投与2時
間後の抗原誘発気道収縮に対する抑制作用をコンツェッ
トレズラー(Konzett-Rossler)法にて測定した。感作
モルモット(一群5〜7匹)を35mg/kgペントバ
ルビタール麻酔下にて、気道内にカニューレを挿入して
人工呼吸器に接続し、頸動脈内にカニューレを挿入して
5mg/kgスキサメトニウム及び5mg/kgメピラ
ミン処理を行った。次いでモルモットにネブライザーよ
り、霧化した卵白アルブミンを吸入させて気道収縮を惹
起し、人工呼吸器からの送気量に対する検出器への流出
量の比を気道収縮率とし、気道収縮抑制活性を求めた。
ロイコトリエン変換酵素阻害剤としてZD−2138
を、トロンボキサン変換酵素阻害剤としてイスボグレル
を併用した場合、それぞれの酵素阻害剤を単独で用いた
場合との試験結果を以下に示す。
【0033】
【表1】
【0034】本発明の医薬組成物は、モルモットの抗原
誘発気道収縮モデルにおいて、ロイコトリエン変換酵素
阻害剤又はトロンボキサン変換酵素阻害剤を各々単独で
使用した場合に比べ、気道収縮抑制率が相乗的に高まっ
ており、医薬として有用である。
【0035】
【発明の効果】本発明の医薬組成物は、ロイコトリエン
変換酵素阻害剤又はトロンボキサン変換酵素阻害剤を単
独で使用した場合と比較し、各種炎症疾患の予防及び治
療効果が相乗的に高く、また副作用が低減され医薬品と
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/38 601 A61K 31/38 601 31/415 606 31/415 606 31/425 603 31/425 603 31/44 606 31/44 606 31/47 604 31/47 604 605 605 Fターム(参考) 4C084 AA20 AA24 NA05 ZA591 ZA592 ZA891 ZA892 ZB111 ZB112 ZB131 ZB132 ZC021 ZC022 ZC121 ZC122 ZC201 ZC202 ZC751 4C086 AA01 AA02 BA03 BA07 BA08 BB03 BC17 BC28 BC38 BC84 GA02 GA04 GA07 MA02 MA03 MA04 NA05 ZA59 ZA89 ZB11 ZB13 ZC02 ZC12 ZC20 ZC75

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロイコトリエン変換酵素阻害剤及びトロ
    ンボキサン変換酵素阻害剤からなる医薬組成物。
  2. 【請求項2】 ロイコトリエン変換酵素阻害剤がザイリ
    ュートン、6−[[3−フルオロ−5−(4−メトキシ
    テトラヒドロピラン−4−イル)フェノキシ]メチル]
    −1−メチルキノリン−2(1H)−オン(ZD−21
    38)、4−[(6−ヒドロキシ−4,5,7−トリメ
    チル−2−ベンゾチアゾリル)アミノメチル]ベンゼン
    スルホンアミド塩酸塩(E−6080)、(+)−
    (S)−2−[6−(2−キノリンイルメトキシ)−2
    −ナフチル]プロピオン酸(Wy−50295)、N−
    (6−フェノキシ−2H−1−ベンゾピラン−3−イル
    メチル)−N−ヒドロキシ尿素(CGS−2388
    5)、N−[3−[5−(4−フルオロフェノキシ)−
    2−フリル]−1−メチル−2−プロピニル]−N−ヒ
    ドロキシ尿素(A−78773)および(R)−2−シ
    クロペンチル−2−[4−(キノリン−2−イルメトキ
    シ)フェニル]酢酸(Bay−x−1005)の少なく
    とも1種である請求項1記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 トロンボキサン変換酵素阻害剤が、オザ
    グレル、ナファグレル、リドグレル、イミトロダスト、
    イスボグレル、(E)−2−(4−メトキシ−3,6−
    ジメチル−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロベンジ
    リデン)−7−(3−ピリジル)ヘプタン酸(E−67
    00)および4−[ヒドロキシ−[5−(1H−イミダ
    ゾール−1−イル)−2−メチルフェニル]メチル]−
    3,5−ジメチル安息香酸ナトリウム塩(Y−2081
    1)の少なくとも1種である請求項1記載の医薬組成
    物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の医薬組成物か
    らなる、アラキドン酸代謝物が関わる疾患の予防剤又は
    治療剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項3記載の医薬組成物か
    らなる、トロンボキサンA2とロイコトリエン類が関与
    する疾患の予防剤又は治療剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項3記載の医薬組成物か
    らなる、プロスタグランジン類により改善される疾患の
    予防剤又は治療剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項3記載の医薬組成物か
    らなる炎症の予防剤又は治療剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項3記載の医薬組成物か
    らなる抗アレルギー剤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項3記載の医薬組成物か
    らなる抗喘息薬。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項3記載の医薬組成物
    からなる皮膚炎治療薬。
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