JP2000349267A - 半導体部材の作製方法 - Google Patents
半導体部材の作製方法Info
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- JP2000349267A JP2000349267A JP2000085020A JP2000085020A JP2000349267A JP 2000349267 A JP2000349267 A JP 2000349267A JP 2000085020 A JP2000085020 A JP 2000085020A JP 2000085020 A JP2000085020 A JP 2000085020A JP 2000349267 A JP2000349267 A JP 2000349267A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで半導体部材を作製することを課題
とする。 【解決手段】 第1の基体の少なくとも一方の表面に多
孔質半導体層を形成する工程と、前記多孔質半導体層上
に非多孔質単結晶半導体層を形成する工程と、前記第1
の基体の前記非多孔質単結晶半導体層と第2の基体とを
貼り合わせる工程と、前記貼り合わせて構成された基体
を前記多孔質半導体層で分離する工程とを少なくとも有
する半導体部材の作製方法において、前記多孔質半導体
層を形成する工程の前に前記第1の基体の前記一方の表
面に、エピタキシャル成長層を前記多孔質半導体層の厚
みの少なくともn倍(n≧2)の厚みに形成する工程
と、分離後の前記エピタキシャル成長層に多孔質半導体
層を形成する工程とを備えることを特徴とする。
とする。 【解決手段】 第1の基体の少なくとも一方の表面に多
孔質半導体層を形成する工程と、前記多孔質半導体層上
に非多孔質単結晶半導体層を形成する工程と、前記第1
の基体の前記非多孔質単結晶半導体層と第2の基体とを
貼り合わせる工程と、前記貼り合わせて構成された基体
を前記多孔質半導体層で分離する工程とを少なくとも有
する半導体部材の作製方法において、前記多孔質半導体
層を形成する工程の前に前記第1の基体の前記一方の表
面に、エピタキシャル成長層を前記多孔質半導体層の厚
みの少なくともn倍(n≧2)の厚みに形成する工程
と、分離後の前記エピタキシャル成長層に多孔質半導体
層を形成する工程とを備えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体部材の製造方
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁物上の単結晶半導体層の形成は、シ
リコン オン インシュレーター又はセミコンダクター
オン インシュレーター(以下、SOIと称する。)
技術として広く知られ、通常のシリコン集積回路を作製
するバルクシリコン基板では到達し得ない数々の優位点
を、SOI技術を利用したデバイスが有することから多
くの研究がされてきた。すなわち、SOI技術を利用す
ることで、以下のような利点がある。すなわち、 (1)誘電体分離が容易に高集積化が可能である。 (2)対放射線耐性に優れている。 (3)浮遊容量が低減され高速化が可能である。 (4)ウェル工程が省略できる。 (5)ラッチアップを防止できる。 (6)薄膜化による完全空乏型電界効果トランジスタが
可能である。 等の優位点が得られる。
リコン オン インシュレーター又はセミコンダクター
オン インシュレーター(以下、SOIと称する。)
技術として広く知られ、通常のシリコン集積回路を作製
するバルクシリコン基板では到達し得ない数々の優位点
を、SOI技術を利用したデバイスが有することから多
くの研究がされてきた。すなわち、SOI技術を利用す
ることで、以下のような利点がある。すなわち、 (1)誘電体分離が容易に高集積化が可能である。 (2)対放射線耐性に優れている。 (3)浮遊容量が低減され高速化が可能である。 (4)ウェル工程が省略できる。 (5)ラッチアップを防止できる。 (6)薄膜化による完全空乏型電界効果トランジスタが
可能である。 等の優位点が得られる。
【0003】SOIウエハの製造方法の中でも米国特許
番号5371037号の明細書に開示された様な多孔質
層上に非単結晶半導体層を形成しこれを絶縁層を介して
支持基板に移し取る方法は、SOI層の膜厚均一性が優
れていること、SOI層の結晶欠陥密度を抑制すること
が容易なこと、SOI層の表面平坦性がよいこと、製造
に際し高価な特殊仕様の装置がいらないこと、数10n
mから10μm程度までのSOI膜厚範囲に対し同一の
装置で製造可能なことなどの点で非常に優れたものであ
る。
番号5371037号の明細書に開示された様な多孔質
層上に非単結晶半導体層を形成しこれを絶縁層を介して
支持基板に移し取る方法は、SOI層の膜厚均一性が優
れていること、SOI層の結晶欠陥密度を抑制すること
が容易なこと、SOI層の表面平坦性がよいこと、製造
に際し高価な特殊仕様の装置がいらないこと、数10n
mから10μm程度までのSOI膜厚範囲に対し同一の
装置で製造可能なことなどの点で非常に優れたものであ
る。
【0004】さらに上記の方法に米国特許番号5,85
6,229号の明細書に開示されている方法、すなわ
ち、多孔質層を有する第1の基体の前記多孔質層上に非
多孔質単結晶半導体層を形成し、前記非多孔質単結晶層
を第2の基体を貼り合わせた後、多孔質層において第1
の基体と第2の基体とのを両者を破壊することなく分離
し、第1の基体の表面を平滑にして再度多孔質を形成し
再使用することを繰り返せば第1の基体は何回も使用可
能である。
6,229号の明細書に開示されている方法、すなわ
ち、多孔質層を有する第1の基体の前記多孔質層上に非
多孔質単結晶半導体層を形成し、前記非多孔質単結晶層
を第2の基体を貼り合わせた後、多孔質層において第1
の基体と第2の基体とのを両者を破壊することなく分離
し、第1の基体の表面を平滑にして再度多孔質を形成し
再使用することを繰り返せば第1の基体は何回も使用可
能である。
【0005】したがって、製造コストを大幅に低減する
ことができ、また製造プロセスそのものも単純化するこ
とができるという大きな効果が得られる。この様な第1
の基体と第2の基体の両方を破壊することなく分離する
貼り合わせ基体の分離方法としては、以下のような方法
がある。
ことができ、また製造プロセスそのものも単純化するこ
とができるという大きな効果が得られる。この様な第1
の基体と第2の基体の両方を破壊することなく分離する
貼り合わせ基体の分離方法としては、以下のような方法
がある。
【0006】たとえば貼り合わせ面に対して垂直な方向
に引っ張る方法、貼り合わせ面に対して平行に揃断応力
をかける方法(たとえば貼り合わせ面に平行な面でそれ
ぞれの基体を互いに反対方向に移動させる方法や円周方
向にそれぞれの基体を反対方向に回転させる方法な
ど)、貼り合わせ面に対して垂直な方向に加圧する方
法、分離領域に超音波などの波動エネルギーを印加する
方法がある。
に引っ張る方法、貼り合わせ面に対して平行に揃断応力
をかける方法(たとえば貼り合わせ面に平行な面でそれ
ぞれの基体を互いに反対方向に移動させる方法や円周方
向にそれぞれの基体を反対方向に回転させる方法な
ど)、貼り合わせ面に対して垂直な方向に加圧する方
法、分離領域に超音波などの波動エネルギーを印加する
方法がある。
【0007】さらに、分離領域に貼り合わせ基体の側面
側から貼り合わせ面に平行に剥離用部材(たとえばナイ
フのような鋭利なブレード)を挿入する方法、分離領域
として機能する多孔質層に染み込ませた物質の膨張エネ
ルギーを利用する方法、分離領域として機能する多孔質
層貼り合わせ基体の側面から熱酸化し体積膨張させて分
離する方法、分離領域として機能する多孔質層を貼り合
わせ基体の側面から選択エッチングして分離する方法、
分離領域としてイオン打ち込みにより形成された微少気
泡(microcavity)を得ることのできる層を用いてレー
ザー照射などにより加熱することによって分離する方法
などがある。
側から貼り合わせ面に平行に剥離用部材(たとえばナイ
フのような鋭利なブレード)を挿入する方法、分離領域
として機能する多孔質層に染み込ませた物質の膨張エネ
ルギーを利用する方法、分離領域として機能する多孔質
層貼り合わせ基体の側面から熱酸化し体積膨張させて分
離する方法、分離領域として機能する多孔質層を貼り合
わせ基体の側面から選択エッチングして分離する方法、
分離領域としてイオン打ち込みにより形成された微少気
泡(microcavity)を得ることのできる層を用いてレー
ザー照射などにより加熱することによって分離する方法
などがある。
【0008】従来技術の第1の基体の表面に多孔質層を
形成し、該多孔質層上に非多孔質半導体単結晶膜を形成
し、第2の基体と貼り合わせ、該多孔質層を除去し、前
記非多孔質半導体単結晶膜を第2の基体上に移設するこ
とにより半導体部材を作製する方法では、第1の基体の
表面に形成される多孔質層の構造が、多孔質層上に形成
される非多孔質半導体単結晶膜に導入される積層欠陥の
数に密接に関係しており、多孔質層の構造を制御するた
めに第1の基板の比抵抗を制御する必要がある。
形成し、該多孔質層上に非多孔質半導体単結晶膜を形成
し、第2の基体と貼り合わせ、該多孔質層を除去し、前
記非多孔質半導体単結晶膜を第2の基体上に移設するこ
とにより半導体部材を作製する方法では、第1の基体の
表面に形成される多孔質層の構造が、多孔質層上に形成
される非多孔質半導体単結晶膜に導入される積層欠陥の
数に密接に関係しており、多孔質層の構造を制御するた
めに第1の基板の比抵抗を制御する必要がある。
【0009】一般に、積層欠陥は積層欠陥を囲む転位部
分に金属不純物が析出した場合にp−n接合のリーク電
流を高め、少数キャリアライフタイムを劣化させるとい
われている。また、金属析出に伴い酸化膜の絶縁耐圧の
劣化を引き起こす懸念がある。したがって、SOIウエ
ハを実用に供するにあたってかかる積層欠陥密度を低減
することは重要な課題であり、特にバイポーラトランジ
スタではp−n接合のリーク電流の増大は致命的にな
る。
分に金属不純物が析出した場合にp−n接合のリーク電
流を高め、少数キャリアライフタイムを劣化させるとい
われている。また、金属析出に伴い酸化膜の絶縁耐圧の
劣化を引き起こす懸念がある。したがって、SOIウエ
ハを実用に供するにあたってかかる積層欠陥密度を低減
することは重要な課題であり、特にバイポーラトランジ
スタではp−n接合のリーク電流の増大は致命的にな
る。
【0010】しかし、通常入手可能なCZ基板ではイン
ゴット内でも比抵抗が0.01〜0.02Ωcmと±5
0%ものばらつきがみられる。このように比抵抗がばら
つくと多孔質構造の制御が難しくなり、多孔質構造は多
孔質層上に形成した非多孔質半導体単結晶膜に導入され
る積層欠陥密度や、分離に用いる高多孔度層の構造制御
に大きく影響する。すなわち、SOIウエハ作製におい
て比抵抗を安定して制御することは重要なことではある
がCZ基板を使う限り困難なものである。
ゴット内でも比抵抗が0.01〜0.02Ωcmと±5
0%ものばらつきがみられる。このように比抵抗がばら
つくと多孔質構造の制御が難しくなり、多孔質構造は多
孔質層上に形成した非多孔質半導体単結晶膜に導入され
る積層欠陥密度や、分離に用いる高多孔度層の構造制御
に大きく影響する。すなわち、SOIウエハ作製におい
て比抵抗を安定して制御することは重要なことではある
がCZ基板を使う限り困難なものである。
【0011】これを克服する方法としてはたとえば、特
開平9−102594号公報に坂口らによって開示され
ているように、シリコン基板中に導電型を制御し得る元
素を拡散させて拡散領域を形成する方法がある。しか
し、この方法では、拡散領域の厚さを主に熱処理の温度
と時間を制御することで制御を行うため比抵抗の基板面
内均一性及び基板表面からの深さ方向に対しても比抵抗
の分布が生じる。また、CZ基板を使用するため以下に
述べるスワールやCOPの問題が残されている。
開平9−102594号公報に坂口らによって開示され
ているように、シリコン基板中に導電型を制御し得る元
素を拡散させて拡散領域を形成する方法がある。しか
し、この方法では、拡散領域の厚さを主に熱処理の温度
と時間を制御することで制御を行うため比抵抗の基板面
内均一性及び基板表面からの深さ方向に対しても比抵抗
の分布が生じる。また、CZ基板を使用するため以下に
述べるスワールやCOPの問題が残されている。
【0012】一般的に使用されているCZ基板には、ス
ワールやCOPが存在する。SOIウエハを作製するに
あたりCOPのある基板を使うとこのCOPがSOI層
中に存在した場合にはHF欠陥と呼ばれる欠陥形成につな
がる。HF欠陥部ではシリコンが存在しないため、SOI
基板としては致命的な欠陥になる。
ワールやCOPが存在する。SOIウエハを作製するに
あたりCOPのある基板を使うとこのCOPがSOI層
中に存在した場合にはHF欠陥と呼ばれる欠陥形成につな
がる。HF欠陥部ではシリコンが存在しないため、SOI
基板としては致命的な欠陥になる。
【0013】また、基板面内不純物の濃度むらにより生
じるスワールが存在すると、多孔質層を形成した際に多
孔質構造が多孔質層厚の面内分布むらの原因となる。さ
らに、拡散法でたとえば1018/cm3 のボロンドープ
層を10μmもの厚さで形成しようとすると、その拡散
初期には表面近傍で濃度が1019/cm3〜1020/c
m3に達し、欠陥を導入しやすくなる。
じるスワールが存在すると、多孔質層を形成した際に多
孔質構造が多孔質層厚の面内分布むらの原因となる。さ
らに、拡散法でたとえば1018/cm3 のボロンドープ
層を10μmもの厚さで形成しようとすると、その拡散
初期には表面近傍で濃度が1019/cm3〜1020/c
m3に達し、欠陥を導入しやすくなる。
【0014】そこで、第1の基体の比抵抗を制御する方
法として、多孔質層を形成する領域にエピタキシャルシ
リコンを用いる方法がある。エピタキシャルシリコン層
中に、多孔質シリコンを形成しその後の工程を経てSO
Iを作製すると、第1の基体上に再びエピタキシャルシ
リコンを形成しなければならなかったため、SOIウエ
ハを形成するのと同じ回数分だけエピタキシャルシリコ
ン形成工程を経る必要がある。エピタキシャルシリコン
を成長させる工程は、工程数が多い上、時間がかかるた
め製造コストの面で課題となる。この点について詳述す
る。
法として、多孔質層を形成する領域にエピタキシャルシ
リコンを用いる方法がある。エピタキシャルシリコン層
中に、多孔質シリコンを形成しその後の工程を経てSO
Iを作製すると、第1の基体上に再びエピタキシャルシ
リコンを形成しなければならなかったため、SOIウエ
ハを形成するのと同じ回数分だけエピタキシャルシリコ
ン形成工程を経る必要がある。エピタキシャルシリコン
を成長させる工程は、工程数が多い上、時間がかかるた
め製造コストの面で課題となる。この点について詳述す
る。
【0015】図6は従来の半導体部材の製造方法を説明
するための模式図である。図6の(a)に示すようにシ
リコンのような第1の基体11を用意する。図6の
(b)に示すように第1の基体11の表面上にエピタキ
シャル成長層12を形成する。図6の(c)に示すよう
に、エピタキシャル成長層12を陽極化成等により多孔
質化して多孔質層13を形成する。
するための模式図である。図6の(a)に示すようにシ
リコンのような第1の基体11を用意する。図6の
(b)に示すように第1の基体11の表面上にエピタキ
シャル成長層12を形成する。図6の(c)に示すよう
に、エピタキシャル成長層12を陽極化成等により多孔
質化して多孔質層13を形成する。
【0016】図6の(d)に示すように、多孔質層13
の表面上に非多孔質の半導体層14をエピタキシャル成
長させる。図6の(e)に示すように、半導体層14の
表面に必要に応じて絶縁層15を形成する。図6の
(f)に示すように、シリコンのような第2の基体16
を用意する。必要に応じて絶縁層17を第2の基体16
の表面に形成する。
の表面上に非多孔質の半導体層14をエピタキシャル成
長させる。図6の(e)に示すように、半導体層14の
表面に必要に応じて絶縁層15を形成する。図6の
(f)に示すように、シリコンのような第2の基体16
を用意する。必要に応じて絶縁層17を第2の基体16
の表面に形成する。
【0017】図6の(g)に示すように、第1及び第2
の基体11,16を貼り合わせる。図6の(h)に示す
ように、第1及び第2の基体11,16に分離力を外部
から付与すると、機械的強度が相対的に低い多孔質層に
おいて亀裂が発生し、第1及び第2の基板は分離され
る。分離された第1の基体11の分離面上には、残留多
孔質体13Bが、分離された第2の基体16の分離面上
(実際には半導体層14の表面上)には残留多孔質体1
3Aが残る。
の基体11,16を貼り合わせる。図6の(h)に示す
ように、第1及び第2の基体11,16に分離力を外部
から付与すると、機械的強度が相対的に低い多孔質層に
おいて亀裂が発生し、第1及び第2の基板は分離され
る。分離された第1の基体11の分離面上には、残留多
孔質体13Bが、分離された第2の基体16の分離面上
(実際には半導体層14の表面上)には残留多孔質体1
3Aが残る。
【0018】図6の(i)に示すように残留多孔質体を
エッチング等により除去する。図6の(j)に示すよう
に、エッチングによって生じた表面ラフネスを有する面
を水素アニールや研磨等により平滑化する。第2の基体
16上の残留多孔質体13Aも、エッチング等により除
去して、水素アニールで表面を平滑化する。こうして、
図6の(l)に示すようなSOI構造の半導体部材が得
られる。
エッチング等により除去する。図6の(j)に示すよう
に、エッチングによって生じた表面ラフネスを有する面
を水素アニールや研磨等により平滑化する。第2の基体
16上の残留多孔質体13Aも、エッチング等により除
去して、水素アニールで表面を平滑化する。こうして、
図6の(l)に示すようなSOI構造の半導体部材が得
られる。
【0019】SOI構造の半導体部材をもう一枚作る場
合には、図6の(j)の工程で得られた第1の基体11
の表面に、図6の(b)の工程と同様にして再びエピタ
キシャル成長層12を形成し、図6の(c)〜(h)、
(l)の工程に流せばよい。
合には、図6の(j)の工程で得られた第1の基体11
の表面に、図6の(b)の工程と同様にして再びエピタ
キシャル成長層12を形成し、図6の(c)〜(h)、
(l)の工程に流せばよい。
【0020】
【発明が解決しようとしている課題】ここで、図6の
(b)に示すエピタキシャル成長工程は、多孔質層13
を形成する毎に、その前処理工程として必ず行われてい
る。よって、このエピタキシャル成長工程が、半導体部
材を製造する上で製造コストを上昇させていた。
(b)に示すエピタキシャル成長工程は、多孔質層13
を形成する毎に、その前処理工程として必ず行われてい
る。よって、このエピタキシャル成長工程が、半導体部
材を製造する上で製造コストを上昇させていた。
【0021】そこで、本発明は、低コストで半導体部材
を作製することを課題とする。
を作製することを課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は第1の基体の少なくとも一方の表面に多孔
質半導体層を形成する工程と、前記多孔質半導体層上に
非多孔質単結晶半導体層を形成する工程と、前記第1の
基体の前記非多孔質単結晶半導体層と第2の基体とを貼
り合わせる工程と、前記貼り合わせて構成された基体を
前記多孔質半導体層で分離する工程とを少なくとも有す
る半導体部材の作製方法において、前記多孔質半導体層
を形成する工程の前に前記第1の基体の前記一方の表面
に、エピタキシャル成長層を前記多孔質半導体層の厚み
の少なくともn倍(n≧2)の厚みに形成する工程と、
分離後の前記エピタキシャル成長層に多孔質半導体層を
形成する工程とを備える。
に、本発明は第1の基体の少なくとも一方の表面に多孔
質半導体層を形成する工程と、前記多孔質半導体層上に
非多孔質単結晶半導体層を形成する工程と、前記第1の
基体の前記非多孔質単結晶半導体層と第2の基体とを貼
り合わせる工程と、前記貼り合わせて構成された基体を
前記多孔質半導体層で分離する工程とを少なくとも有す
る半導体部材の作製方法において、前記多孔質半導体層
を形成する工程の前に前記第1の基体の前記一方の表面
に、エピタキシャル成長層を前記多孔質半導体層の厚み
の少なくともn倍(n≧2)の厚みに形成する工程と、
分離後の前記エピタキシャル成長層に多孔質半導体層を
形成する工程とを備える。
【0023】また、本発明の半導体部材の作製方法は、
第1の基体の表面上に厚さteのエピタキシャル成長層
を形成する工程と、前記エピタキシャル成長層の表面に
前記teの半分の厚さを越えないような厚さtpsの多
孔質層を形成する工程と、前記多孔質層上に非多孔質層
を形成する工程と、前記非多孔質層を前記第1の基体か
ら分離する工程と、分離後の前記エピタキシャル成長層
の表面に多孔質層を形成する工程とを有する。
第1の基体の表面上に厚さteのエピタキシャル成長層
を形成する工程と、前記エピタキシャル成長層の表面に
前記teの半分の厚さを越えないような厚さtpsの多
孔質層を形成する工程と、前記多孔質層上に非多孔質層
を形成する工程と、前記非多孔質層を前記第1の基体か
ら分離する工程と、分離後の前記エピタキシャル成長層
の表面に多孔質層を形成する工程とを有する。
【0024】さらに、本発明の半導体部材の作製方法
は、前記非多孔質層を前記第1の基体から分離する工程
の後、残留エピタキシャル成長層の表面を平滑化する工
程と、平滑化された前記エピタキシャル成長層の表面に
前記多孔質層を形成する工程と、前記多孔質層上に非多
孔質層を形成する工程と、前記非多孔質層を前記第1の
基体から分離する工程とを更に有するとよい。
は、前記非多孔質層を前記第1の基体から分離する工程
の後、残留エピタキシャル成長層の表面を平滑化する工
程と、平滑化された前記エピタキシャル成長層の表面に
前記多孔質層を形成する工程と、前記多孔質層上に非多
孔質層を形成する工程と、前記非多孔質層を前記第1の
基体から分離する工程とを更に有するとよい。
【0025】すなわち、本発明は、2巡目以降の多孔質
層の形成工程により消耗したエピタキシャル成長層の消
耗分を、予じめ考慮した厚さでエピタキシャル成長させ
るため、少なくとも2巡目の多孔質層を形成する直前に
エピタキシャル成長を再び行う必要がない。
層の形成工程により消耗したエピタキシャル成長層の消
耗分を、予じめ考慮した厚さでエピタキシャル成長させ
るため、少なくとも2巡目の多孔質層を形成する直前に
エピタキシャル成長を再び行う必要がない。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本実施形
態の半導体部材の製造工程図である。図1を参照して本
実施形態の半導体部材の製造工程について説明する。図
1(a)に示すように、まず、シリコン単結晶基体等か
らなる第1の基体11を用意する。
態の半導体部材の製造工程図である。図1を参照して本
実施形態の半導体部材の製造工程について説明する。図
1(a)に示すように、まず、シリコン単結晶基体等か
らなる第1の基体11を用意する。
【0027】第1の基体としては、P型又はN型の半導
体基板が好ましく用いられる。具体的には第1の基体
は、Siウエハ等の元素半導体の単結晶基板やSiG
e、SiC、GaAs等の化合物半導体の単結晶基板を
用いる。第1の基体は、エピタキシャル成長が施される
ので、比抵抗をたとえば0.01Ω・cm〜100Ω・
cmと許容範囲が広いものを用いる。よって、高品位の
ウエハに限らず一般にダミーグレードとして入手できる
低品位のウエハ等を用いることもできる。
体基板が好ましく用いられる。具体的には第1の基体
は、Siウエハ等の元素半導体の単結晶基板やSiG
e、SiC、GaAs等の化合物半導体の単結晶基板を
用いる。第1の基体は、エピタキシャル成長が施される
ので、比抵抗をたとえば0.01Ω・cm〜100Ω・
cmと許容範囲が広いものを用いる。よって、高品位の
ウエハに限らず一般にダミーグレードとして入手できる
低品位のウエハ等を用いることもできる。
【0028】つぎに、少なくとも第1の基体11の一方
の表面に、エピタキシャル成長層12を形成する(図1
(b))。このエピタキシャル成長層12の層厚te
は、後述するように、多孔質層の層厚tpsの2倍以
上、より好ましくは3倍以上とする。
の表面に、エピタキシャル成長層12を形成する(図1
(b))。このエピタキシャル成長層12の層厚te
は、後述するように、多孔質層の層厚tpsの2倍以
上、より好ましくは3倍以上とする。
【0029】エピタキシャル成長においては、比抵抗を
結晶成長の際の不純物制御により非常に厳密に制御する
ことができ、多孔質構造の制御には非常に有効な手段で
ある。さらに、多孔質層の構造は第1の基板表面に形成
されたエピタキシャル成長層の比抵抗により制御される
ため、エピタキシャル成長層を形成する第1の基体の種
類を選ぶ必要が無くなる。
結晶成長の際の不純物制御により非常に厳密に制御する
ことができ、多孔質構造の制御には非常に有効な手段で
ある。さらに、多孔質層の構造は第1の基板表面に形成
されたエピタキシャル成長層の比抵抗により制御される
ため、エピタキシャル成長層を形成する第1の基体の種
類を選ぶ必要が無くなる。
【0030】また、第1の基体11の表面に形成される
エピタキシャル成長層12を形成する方法としては、結
晶欠陥の入りにくいものであれば何でもよいが、具体的
には分子線エピタキシャル成長、プラズマCVD法、熱
CVD法、光CVD法、バイアス・スパッター法、液相
成長法などを用いることができる。
エピタキシャル成長層12を形成する方法としては、結
晶欠陥の入りにくいものであれば何でもよいが、具体的
には分子線エピタキシャル成長、プラズマCVD法、熱
CVD法、光CVD法、バイアス・スパッター法、液相
成長法などを用いることができる。
【0031】エピタキシャル成長層としては、陽極化成
や水素や不活性ガスのイオン注入等により多孔質化でき
るものであれば良く、Si、Ge、C、SiGe、Si
C、GaAs、GaAl、InP、GaN等の半導体層
から形成できる。
や水素や不活性ガスのイオン注入等により多孔質化でき
るものであれば良く、Si、Ge、C、SiGe、Si
C、GaAs、GaAl、InP、GaN等の半導体層
から形成できる。
【0032】エピタキシャル成長層12の比抵抗は、多
孔質層形成に適していればよく特に限定されないが、望
ましくは比抵抗の面内分布を±10%〜±5%より狭い
ものであればよい。また、エピタキシャル成長層12の
厚さばらつき±10%〜±3%より狭い領域であればよ
い。
孔質層形成に適していればよく特に限定されないが、望
ましくは比抵抗の面内分布を±10%〜±5%より狭い
ものであればよい。また、エピタキシャル成長層12の
厚さばらつき±10%〜±3%より狭い領域であればよ
い。
【0033】分離領域とは、その後の分離工程によっ
て、崩壊する領域あるいは亀裂の入る領域をいう。分離
領域は表面よりも深い部分に表面に平行な層状に形成さ
れ、表面とその近傍を破壊せずに分離できるものが、そ
の主要な例である。
て、崩壊する領域あるいは亀裂の入る領域をいう。分離
領域は表面よりも深い部分に表面に平行な層状に形成さ
れ、表面とその近傍を破壊せずに分離できるものが、そ
の主要な例である。
【0034】本実施形態において、好ましくは分離領域
は第1の基体に形成されたエピタキシャル成長層中に形
成され、第2の基体との貼り合わせ界面(接合面)とは
異なる位置にある。分離工程では貼り合わせ界面から分
離するのではなく、貼り合わせ界面とは異なる位置にあ
る分離領域で分離することが必要である。
は第1の基体に形成されたエピタキシャル成長層中に形
成され、第2の基体との貼り合わせ界面(接合面)とは
異なる位置にある。分離工程では貼り合わせ界面から分
離するのではなく、貼り合わせ界面とは異なる位置にあ
る分離領域で分離することが必要である。
【0035】したがって、分離領域の機械的強度が貼り
合わせ界面の機械強度よりも脆弱であって分離工程にお
いては貼り合わせ界面よりも先に分離領域が破壊される
様にしておくとよい。これにより分離層が破壊されると
第1の基体の表面側の特定の厚さの部分が第2の基体と
貼り合わされたまま第1の基体から分離し、第2の基体
上に移し取られる。分離領域の代表例は独立孔又は連通
孔のうち少なくともいずれか一方を有する多孔質層を用
いるとよい。
合わせ界面の機械強度よりも脆弱であって分離工程にお
いては貼り合わせ界面よりも先に分離領域が破壊される
様にしておくとよい。これにより分離層が破壊されると
第1の基体の表面側の特定の厚さの部分が第2の基体と
貼り合わされたまま第1の基体から分離し、第2の基体
上に移し取られる。分離領域の代表例は独立孔又は連通
孔のうち少なくともいずれか一方を有する多孔質層を用
いるとよい。
【0036】そして、エピタキシャル成長層12の表面
層を多孔質化(図1(c))し、多孔質シリコン層等か
らなる多孔質半導体層13を形成する。この時、多孔質
層13の層厚tpsが、エピタキシャル成長層の層厚t
eの2分の1を越えないようにするとよい。
層を多孔質化(図1(c))し、多孔質シリコン層等か
らなる多孔質半導体層13を形成する。この時、多孔質
層13の層厚tpsが、エピタキシャル成長層の層厚t
eの2分の1を越えないようにするとよい。
【0037】分離に適した多孔質層の多孔度は一般的に
は10〜80%の範囲であり、より好ましくは20〜6
0%の範囲である。多孔質層は陽極化成法やイオン注入
法等により形成することができる。多孔質層は、単一の
多孔度をもつ単一の層であってもよいが、機械的な分離
を容易にし、亀裂の生じる位置が安定して現われるよう
にするために、複数の多孔質体により形成するとよい。
は10〜80%の範囲であり、より好ましくは20〜6
0%の範囲である。多孔質層は陽極化成法やイオン注入
法等により形成することができる。多孔質層は、単一の
多孔度をもつ単一の層であってもよいが、機械的な分離
を容易にし、亀裂の生じる位置が安定して現われるよう
にするために、複数の多孔質体により形成するとよい。
【0038】こうした多孔質体は、2層であっても3層
以上であってもよく、それらの層の界面において断続的
に多孔度が変化するものであっても、あるいは連続的に
多孔度が変化するものであってもよい。
以上であってもよく、それらの層の界面において断続的
に多孔度が変化するものであっても、あるいは連続的に
多孔度が変化するものであってもよい。
【0039】エピタキシャル成長層12側に位置する多
孔質層13としては、比較的多孔度の低い、換言すれば
孔(気泡又は空洞)の占める割合が低い、低多孔度の層
が好ましく用いられ、特にその多孔度がたとえば30%
未満であることが望ましい。低多孔度の層の好適な厚さ
は、たとえば0.1μm〜100μmである。
孔質層13としては、比較的多孔度の低い、換言すれば
孔(気泡又は空洞)の占める割合が低い、低多孔度の層
が好ましく用いられ、特にその多孔度がたとえば30%
未満であることが望ましい。低多孔度の層の好適な厚さ
は、たとえば0.1μm〜100μmである。
【0040】エピタキシャル成長層12より離れた位置
にある多孔質層としては、高多孔度の層が好ましく、特
にその多孔度がたとえば30%以上であることが望まし
い。このような高多孔度の層は、比較的機械的強度が低
く、又、その界面において応力が集中して生じ易い。そ
のため、亀裂や崩壊が優先的にこの層の内部又は上下界
面に生じる。高多孔度の層の好適な厚さの上限はたとえ
ば5μmである。
にある多孔質層としては、高多孔度の層が好ましく、特
にその多孔度がたとえば30%以上であることが望まし
い。このような高多孔度の層は、比較的機械的強度が低
く、又、その界面において応力が集中して生じ易い。そ
のため、亀裂や崩壊が優先的にこの層の内部又は上下界
面に生じる。高多孔度の層の好適な厚さの上限はたとえ
ば5μmである。
【0041】その後、多孔質層13上に非多孔質単結晶
シリコンのような非多孔質単結晶半導体層14を形成す
る。単結晶層14を形成する場合には、たとえば100
0℃以上では多孔質層13内部の孔の再配列が起こり、
増速エッチングの特性が損なわれる。そこで、単結晶層
14を形成する前に、多孔質層13の孔内壁面に保護膜
を形成するとよい。このような保護膜は多孔質層13を
酸化性雰囲気中で300℃〜600℃程の温度で熱処理
することにより形成できる。
シリコンのような非多孔質単結晶半導体層14を形成す
る。単結晶層14を形成する場合には、たとえば100
0℃以上では多孔質層13内部の孔の再配列が起こり、
増速エッチングの特性が損なわれる。そこで、単結晶層
14を形成する前に、多孔質層13の孔内壁面に保護膜
を形成するとよい。このような保護膜は多孔質層13を
酸化性雰囲気中で300℃〜600℃程の温度で熱処理
することにより形成できる。
【0042】その後、単結晶層14を、好ましくは分子
線エピタキシャル成長、プラズマCVD法、熱CVD
法、光CVD法、バイアス・スパッター法、液相成長法
などにより形成する。そして、詳しくは、エピタキシャ
ル成長前に、多孔質層13を水素含有還元性雰囲気中で
熱処理するとよい。水素含有還元性雰囲気とは、水素1
00%雰囲気又は水素と不活性ガスとの混合雰囲気等で
ある。熱処理温度は、たとえば800℃〜1200℃で
ある。
線エピタキシャル成長、プラズマCVD法、熱CVD
法、光CVD法、バイアス・スパッター法、液相成長法
などにより形成する。そして、詳しくは、エピタキシャ
ル成長前に、多孔質層13を水素含有還元性雰囲気中で
熱処理するとよい。水素含有還元性雰囲気とは、水素1
00%雰囲気又は水素と不活性ガスとの混合雰囲気等で
ある。熱処理温度は、たとえば800℃〜1200℃で
ある。
【0043】つぎに、図1(e)に示すように、非多孔
質単結晶層14の上に、必要に応じて絶縁層15を形成
する。また、図1(f)に示すように、ガラス、石英又
はシリコン支持基板のような第2の基体16を用意し
て、必要に応じてこれの少なくとも一方の表面に、絶縁
層17を形成する。
質単結晶層14の上に、必要に応じて絶縁層15を形成
する。また、図1(f)に示すように、ガラス、石英又
はシリコン支持基板のような第2の基体16を用意し
て、必要に応じてこれの少なくとも一方の表面に、絶縁
層17を形成する。
【0044】図示したように絶縁性表面同士を貼り合わ
せる場合には、少なくとも一方の表面を窒素プラズマや
酸素プラズマに晒して表面を活性化することも好ましい
ものである。
せる場合には、少なくとも一方の表面を窒素プラズマや
酸素プラズマに晒して表面を活性化することも好ましい
ものである。
【0045】それから、第1の基体11と支持基板16
とを、絶縁層15,17を介して室温で接着させた後、
陽極接合、加圧、あるいは熱処理、あるいはこれらの組
み合わせにより貼り合わせる(図1(g))。これによ
り、支持基板16と非多孔質単結晶層14とは、絶縁層
15,17を介して強固に結合する。なお、絶縁層1
5,17は非多孔質単結晶シリコン層14上、シリコン
支持基板16上の少なくとも一方に形成する、あるいは
絶縁層15,17を挟み3枚重ねで貼り合わせてもよ
い。
とを、絶縁層15,17を介して室温で接着させた後、
陽極接合、加圧、あるいは熱処理、あるいはこれらの組
み合わせにより貼り合わせる(図1(g))。これによ
り、支持基板16と非多孔質単結晶層14とは、絶縁層
15,17を介して強固に結合する。なお、絶縁層1
5,17は非多孔質単結晶シリコン層14上、シリコン
支持基板16上の少なくとも一方に形成する、あるいは
絶縁層15,17を挟み3枚重ねで貼り合わせてもよ
い。
【0046】つぎに、多孔質層13中及び/又はその上
下いずれかの界面において貼り合わせた基板を分離する
(図1(h))。なお、分離方法の詳細については後述
する。支持基板16側は、残留多孔質体13A/非多孔
質単結晶層14/絶縁層15,17/支持基板16のよ
うな構造の複合部材になる。そして、分離面上に残留す
る残留多孔質体13Aを選択的に除去する。
下いずれかの界面において貼り合わせた基板を分離する
(図1(h))。なお、分離方法の詳細については後述
する。支持基板16側は、残留多孔質体13A/非多孔
質単結晶層14/絶縁層15,17/支持基板16のよ
うな構造の複合部材になる。そして、分離面上に残留す
る残留多孔質体13Aを選択的に除去する。
【0047】フッ酸、あるいはフッ酸にアルコール及び
過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加した混合
液、あるいはバッファードフッ酸あるいはバッファード
フッ酸にアルコール及び過酸化水素水の少なくともどち
らか一方を添加した混合液の少なくとも一種類を用いて
残留多孔質体13Aのみを無電解湿式化学エッチングに
より絶縁層15,17と支持基板16との上に薄膜化し
た単結晶層14を残存させる。
過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加した混合
液、あるいはバッファードフッ酸あるいはバッファード
フッ酸にアルコール及び過酸化水素水の少なくともどち
らか一方を添加した混合液の少なくとも一種類を用いて
残留多孔質体13Aのみを無電解湿式化学エッチングに
より絶縁層15,17と支持基板16との上に薄膜化し
た単結晶層14を残存させる。
【0048】上記のように、多孔質体の膨大な表面積に
より選択的に多孔質体のみをエッチング除去可能であ
る。但し、多孔質層13と半導体層14との界面に亀裂
が生じ、残留多孔質体13Aが殆んど存在しない場合に
は、上記エッチング工程は不要となる。多孔質層中に亀
裂が生じて分離され、分離面に多孔質体13が残ってい
る場合にはこのように多孔質体の除去が必要になる。
より選択的に多孔質体のみをエッチング除去可能であ
る。但し、多孔質層13と半導体層14との界面に亀裂
が生じ、残留多孔質体13Aが殆んど存在しない場合に
は、上記エッチング工程は不要となる。多孔質層中に亀
裂が生じて分離され、分離面に多孔質体13が残ってい
る場合にはこのように多孔質体の除去が必要になる。
【0049】分離後の第1の基体は、分離後の表面荒れ
を平坦平滑化することにより、表面にエピタキシャル成
長層12が既に形成されている基体として利用すること
が可能となる。分離後の表面荒れを平滑化する方法とし
ては、研磨や、水素アニールによる方法があるが、水素
アニールによる方法の方が基体減少を少なくでき、1回
のエピタキシャルシリコン層の堆積でより多くの回数の
エピタキシャルシリコンの分離工程を経ることができる
ため望ましい。
を平坦平滑化することにより、表面にエピタキシャル成
長層12が既に形成されている基体として利用すること
が可能となる。分離後の表面荒れを平滑化する方法とし
ては、研磨や、水素アニールによる方法があるが、水素
アニールによる方法の方が基体減少を少なくでき、1回
のエピタキシャルシリコン層の堆積でより多くの回数の
エピタキシャルシリコンの分離工程を経ることができる
ため望ましい。
【0050】水素アニールは、米国特許番号5,86
9,387号の明細書に記載の水素を含む雰囲気中での
熱処理を行うことによりSOI基板の表面を平滑化する
ことを、本発明者らにより提案しているように、基板エ
ッチング後の表面に市販の研磨されたシリコンウェハに
比べて表面の凹凸形状が存在しても研磨仕上げのシリコ
ンウェハ並みに改善される効果を持つことを報告してい
る。
9,387号の明細書に記載の水素を含む雰囲気中での
熱処理を行うことによりSOI基板の表面を平滑化する
ことを、本発明者らにより提案しているように、基板エ
ッチング後の表面に市販の研磨されたシリコンウェハに
比べて表面の凹凸形状が存在しても研磨仕上げのシリコ
ンウェハ並みに改善される効果を持つことを報告してい
る。
【0051】一方、研磨をすることにより残留多孔質体
の除去と平滑化とを同一工程で達成できる。この場合に
は、非多孔質単結晶層14を研磨ストッパーとして、多
孔質層13を選択研磨で除去する。図1(l)はこうし
て得られる半導体部材を示している。絶縁層15,17
と支持基板16上とに薄膜化した単結晶層14が平坦に
しかも均一に薄膜化されて、ウエハ全域に、大面積に形
成される。こうして、一枚のSOI構造を有する半導体
部材が得られる(一巡目)。さらに、残留多孔質体13
B/エピタキシャル成長層12/11のような構造にな
っているシリコン単結晶基体11側においては、残留多
孔質体13Bを選択的に除去する。
の除去と平滑化とを同一工程で達成できる。この場合に
は、非多孔質単結晶層14を研磨ストッパーとして、多
孔質層13を選択研磨で除去する。図1(l)はこうし
て得られる半導体部材を示している。絶縁層15,17
と支持基板16上とに薄膜化した単結晶層14が平坦に
しかも均一に薄膜化されて、ウエハ全域に、大面積に形
成される。こうして、一枚のSOI構造を有する半導体
部材が得られる(一巡目)。さらに、残留多孔質体13
B/エピタキシャル成長層12/11のような構造にな
っているシリコン単結晶基体11側においては、残留多
孔質体13Bを選択的に除去する。
【0052】フッ酸、あるいはフッ酸にアルコール及び
過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加した混合
液、あるいはバッファードフッ酸あるいはバッファード
フッ酸にアルコール及び過酸化水素水の少なくともどち
らか一方を添加した混合液の少なくとも一種類を用いて
残留多孔質体13Bのみを無電解湿式化学エッチングし
て除去しエピタキシャル成長層12/単結晶基体11の
構造にする(図1(i))。
過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加した混合
液、あるいはバッファードフッ酸あるいはバッファード
フッ酸にアルコール及び過酸化水素水の少なくともどち
らか一方を添加した混合液の少なくとも一種類を用いて
残留多孔質体13Bのみを無電解湿式化学エッチングし
て除去しエピタキシャル成長層12/単結晶基体11の
構造にする(図1(i))。
【0053】残留多孔質体13Bの除去により荒れたエ
ピタキシャル成長層12の表面を、水素を含む還元性雰
囲気中で熱処理し、エピタキシャル成長層12の表面を
平坦平滑化する(図1(j))。平坦平滑化されたエピ
タキシャル成長層12及び第1の基体11は、図1
(b)のエピタキシャル成長層12/単結晶基体11の
構造の基体として再び使用する。このエッチングと水素
アニールに代えて研磨により残留多孔質体13Bの除去
と平滑化を行ってもよい。
ピタキシャル成長層12の表面を、水素を含む還元性雰
囲気中で熱処理し、エピタキシャル成長層12の表面を
平坦平滑化する(図1(j))。平坦平滑化されたエピ
タキシャル成長層12及び第1の基体11は、図1
(b)のエピタキシャル成長層12/単結晶基体11の
構造の基体として再び使用する。このエッチングと水素
アニールに代えて研磨により残留多孔質体13Bの除去
と平滑化を行ってもよい。
【0054】以下、2巡目の工程(c)〜(l)を行う
ことにより、2枚目のSOI構造の半導体部材が得られ
る。
ことにより、2枚目のSOI構造の半導体部材が得られ
る。
【0055】前述したとおり、本実施形態では、図1
(b)に示すように、比較的厚いエピタキシャル成長層
12を形成しておいたので、図1(j)に示すように平
坦平滑化エピタキシャル成長層12を備えた第1の基体
11には、エピタキシャル成長を施すことなく図1
(c)の工程に移すことができる。この時残留エピタキ
シャル成長層12の厚さteは次に多孔質化すべき厚さ
tpsよりも充分厚い。
(b)に示すように、比較的厚いエピタキシャル成長層
12を形成しておいたので、図1(j)に示すように平
坦平滑化エピタキシャル成長層12を備えた第1の基体
11には、エピタキシャル成長を施すことなく図1
(c)の工程に移すことができる。この時残留エピタキ
シャル成長層12の厚さteは次に多孔質化すべき厚さ
tpsよりも充分厚い。
【0056】たとえば、市販のバッチ式エピタキシャル
成長装置においては、一枚の基体にエピタキシャル成長
を施す毎に、基体の搬入時間、昇温時間、実効的なエピ
タキシャル成長時間、降温時間、基体の搬出時間を要す
る。
成長装置においては、一枚の基体にエピタキシャル成長
を施す毎に、基体の搬入時間、昇温時間、実効的なエピ
タキシャル成長時間、降温時間、基体の搬出時間を要す
る。
【0057】本実施形態によれば、一巡目のエピタキシ
ャル成長時に、2巡目以降にに消耗されるエピタキシャ
ル成長層12の分を含めて厚く、形成しているために、
基体の搬入時間、昇温時間、降温時間、基体の搬出時間
を1回分省くことができる。n巡目(n≧3)の分を含
めて厚く形成すれば、n−1回分省くこともできる。
ャル成長時に、2巡目以降にに消耗されるエピタキシャ
ル成長層12の分を含めて厚く、形成しているために、
基体の搬入時間、昇温時間、降温時間、基体の搬出時間
を1回分省くことができる。n巡目(n≧3)の分を含
めて厚く形成すれば、n−1回分省くこともできる。
【0058】また、複数回数分離分の厚さのエピタキシ
ャル成長層12を一括して形成することにより、エピタ
キシャル成長層12に形成時に、基板が受ける高温の履
歴を減らすことができると共に工程数を減少することが
でき、低コスト化を図ることが可能となる。
ャル成長層12を一括して形成することにより、エピタ
キシャル成長層12に形成時に、基板が受ける高温の履
歴を減らすことができると共に工程数を減少することが
でき、低コスト化を図ることが可能となる。
【0059】さらに、シリコン単結晶基体11とシリコ
ン支持基体16との両方を、破壊することなく分離する
方法としては、以下のような方法を採用することができ
る。
ン支持基体16との両方を、破壊することなく分離する
方法としては、以下のような方法を採用することができ
る。
【0060】1つは、貼り合わせ面に対して交差する方
向に引っ張る方法である。これは、図2(a)に示すよ
うに基体11の端部に外力F1を加えることによってシ
リコン単結晶基体11とシリコン支持基体16とを分離
するものである。この場合は、多孔質層13の端部から
内部に向かって、亀裂が延びて行き分離される。
向に引っ張る方法である。これは、図2(a)に示すよ
うに基体11の端部に外力F1を加えることによってシ
リコン単結晶基体11とシリコン支持基体16とを分離
するものである。この場合は、多孔質層13の端部から
内部に向かって、亀裂が延びて行き分離される。
【0061】2つ目は、貼り合わせ面に対して平行に剪
断応力をかける方法、より具体的には貼り合わせ面に平
行な面でそれぞれの基体を互いに反対方向に移動させる
方法や円周方向にそれぞれの基体を反対方向に回転させ
る方法などである。このためには、図2(b)に示すよ
うに外力F2を加えればよい。
断応力をかける方法、より具体的には貼り合わせ面に平
行な面でそれぞれの基体を互いに反対方向に移動させる
方法や円周方向にそれぞれの基体を反対方向に回転させ
る方法などである。このためには、図2(b)に示すよ
うに外力F2を加えればよい。
【0062】3つ目は、貼り合わせ面に対して交差する
方向に加圧する方法である。この場合は、図2(a)に
示す外力F1を加える向きを逆にしたと考えればよい。
方向に加圧する方法である。この場合は、図2(a)に
示す外力F1を加える向きを逆にしたと考えればよい。
【0063】4つ目は、図2(c)に示すように多孔質
層13の端部に剥離用のエネルギーF3を加える方法で
ある。具体的には、鋭利なブレードを挿入したり、高圧
の流体を吹き付けたりすることにより、端部から剥離す
る。また、基体の端部を熱酸化して多孔質層を体積膨張
させて端面から剥離することもできる。更には、第2の
基体16として、フレキシブル基板を用い、これを湾曲
させるように引っ張ることにより端面から剥離すること
もできる。
層13の端部に剥離用のエネルギーF3を加える方法で
ある。具体的には、鋭利なブレードを挿入したり、高圧
の流体を吹き付けたりすることにより、端部から剥離す
る。また、基体の端部を熱酸化して多孔質層を体積膨張
させて端面から剥離することもできる。更には、第2の
基体16として、フレキシブル基板を用い、これを湾曲
させるように引っ張ることにより端面から剥離すること
もできる。
【0064】本発明に用いることができる分離方法は、
米国特許番号5,856,229号、米国特許番号5,
854,123号の各明細書、特開平9−237884
号公報、特開平10−233352号公報、特開平11
−45840号公報に詳しく記載されている。また、分
離領域として機能する多孔質層を貼り合わせ基体の側面
から選択エッチングして分離する方法によって分離して
もよい。
米国特許番号5,856,229号、米国特許番号5,
854,123号の各明細書、特開平9−237884
号公報、特開平10−233352号公報、特開平11
−45840号公報に詳しく記載されている。また、分
離領域として機能する多孔質層を貼り合わせ基体の側面
から選択エッチングして分離する方法によって分離して
もよい。
【0065】貼り合わせ基体の端に水あるいは純水など
の液体又は窒素、エアー、酸素、水素、炭酸ガス、不活
性ガスなどの気体流体を噴射する方法を図2(d)に示
す。NZは流体噴射ノズル、WJは流体であり、面取り
された基体11,16の間にできる凹部に流体を噴き付
けることにより2つに分離する。
の液体又は窒素、エアー、酸素、水素、炭酸ガス、不活
性ガスなどの気体流体を噴射する方法を図2(d)に示
す。NZは流体噴射ノズル、WJは流体であり、面取り
された基体11,16の間にできる凹部に流体を噴き付
けることにより2つに分離する。
【0066】第1の基体の表面にあらかじめエピタキシ
ャル成長層12を分離に要する厚みの少なくともn倍
(n≧2)の厚みに形成しておくこと及び前記分離され
た第1の基体は表面平滑化工程により再び第1の基体1
1として用いることができる。
ャル成長層12を分離に要する厚みの少なくともn倍
(n≧2)の厚みに形成しておくこと及び前記分離され
た第1の基体は表面平滑化工程により再び第1の基体1
1として用いることができる。
【0067】つまり、エピタキシャル成長層12中の分
離領域の表面からの厚さをtpsとしたときに、第1の
基体11に形成するエピタキシャル成長層12の厚さを
teとすると、teの厚さがte≧ntps(n≧2)
の厚さとすることにより1回のエピタキシャル成長層1
2の堆積で複数回数のエピタキシャルシリコンの分離工
程を経ることを可能にするため、従来工程での第1の基
体11を再利用する際の、 1.第1の基体11表面にエピタキシャル成長層12の
形成 2.分離 3.分離後の第1の基体11の表面荒れを平坦化 4.第1の基体11の表面にエピタキシャル成長層12
の形成 という工程が、 1.第1の基体11の表面にn回分離分の厚さのエピタ
キシャル成長層12の形成 2.分離 3.分離後の第1の基体11の表面荒れを平坦化 という工程となる。
離領域の表面からの厚さをtpsとしたときに、第1の
基体11に形成するエピタキシャル成長層12の厚さを
teとすると、teの厚さがte≧ntps(n≧2)
の厚さとすることにより1回のエピタキシャル成長層1
2の堆積で複数回数のエピタキシャルシリコンの分離工
程を経ることを可能にするため、従来工程での第1の基
体11を再利用する際の、 1.第1の基体11表面にエピタキシャル成長層12の
形成 2.分離 3.分離後の第1の基体11の表面荒れを平坦化 4.第1の基体11の表面にエピタキシャル成長層12
の形成 という工程が、 1.第1の基体11の表面にn回分離分の厚さのエピタ
キシャル成長層12の形成 2.分離 3.分離後の第1の基体11の表面荒れを平坦化 という工程となる。
【0068】また、エピタキシャル成長層12の形成に
市販のバッチ式エピタキシャル成長装置を用いた場合に
は1回のエピタキシャルシリコンの形成につき、チャン
バー内に基板を投入後、昇温、エピタキシャル成長、降
温、等の工程が組み込まれる。
市販のバッチ式エピタキシャル成長装置を用いた場合に
は1回のエピタキシャルシリコンの形成につき、チャン
バー内に基板を投入後、昇温、エピタキシャル成長、降
温、等の工程が組み込まれる。
【0069】したがって、複数回数分離分の厚さのエピ
タキシャル成長層12を一括して形成することにより、
基体が受ける高温の熱履歴を減らすことができるという
効果をもつと共に、工程数を減少することができ、低コ
スト化を図ることが可能となる。
タキシャル成長層12を一括して形成することにより、
基体が受ける高温の熱履歴を減らすことができるという
効果をもつと共に、工程数を減少することができ、低コ
スト化を図ることが可能となる。
【0070】また、2巡以上の分離工程を経てエピタキ
シャル成長層12の厚さteがte<ntpx(n≧
1)となった場合、再び第1の基体11上にエピタキシ
ャル成長層12の厚さをte≧nt(n≧2)となるよ
うにエピタキシャル成長層12を形成することにより、
再び複数回の分離工程を経ることが可能な表面にエピタ
キシャル成長層12を形成した第1の基体11として利
用することができるようになる。
シャル成長層12の厚さteがte<ntpx(n≧
1)となった場合、再び第1の基体11上にエピタキシ
ャル成長層12の厚さをte≧nt(n≧2)となるよ
うにエピタキシャル成長層12を形成することにより、
再び複数回の分離工程を経ることが可能な表面にエピタ
キシャル成長層12を形成した第1の基体11として利
用することができるようになる。
【0071】従来の方法では、第1の基体11の表面に
形成される多孔質層13の構造が、多孔質層13上に形
成される非多孔質半導体層結晶膜に導入される積層欠陥
の数に密接に関係しており、多孔質層13の構造を制御
するために第1の基体11の比抵抗を制御する必要があ
る。
形成される多孔質層13の構造が、多孔質層13上に形
成される非多孔質半導体層結晶膜に導入される積層欠陥
の数に密接に関係しており、多孔質層13の構造を制御
するために第1の基体11の比抵抗を制御する必要があ
る。
【0072】しかし、第1の基体11の表面にエピタキ
シャル成長層12を形成することにより第1の基体11
としてエピタキシャル成長層12を使用することができ
る。エピタキシャル成長層12は比抵抗を結晶成長の際
の不純物制御により非常に厳密に制御することができ、
多孔質構造の制御には非常に有効な手段である。
シャル成長層12を形成することにより第1の基体11
としてエピタキシャル成長層12を使用することができ
る。エピタキシャル成長層12は比抵抗を結晶成長の際
の不純物制御により非常に厳密に制御することができ、
多孔質構造の制御には非常に有効な手段である。
【0073】さらに、多孔質層13の構造は第1の基体
11の表面に形成されたエピタキシャル成長層12の比
抵抗により制御されるため、エピタキシャル成長層12
を形成する第1の基体11の種類を選ぶ必要が無くな
る。
11の表面に形成されたエピタキシャル成長層12の比
抵抗により制御されるため、エピタキシャル成長層12
を形成する第1の基体11の種類を選ぶ必要が無くな
る。
【0074】上記は、つまり任意の比抵抗のエピタキシ
ャル成長層12を形成することができれば、その下地と
なる第1の基板の種類は何でもよいことになる。具体的
には、第1の基板として従来ではp+高品位基板を使用
していたところを、p+低品位基板、p-低品位基板、n
+低品位基板、n-低品位基板、p-高品位基板、n+高品
位基板しいてはn-高品位基板を表面にエピタキシャル
成長層12を形成した第1の基体11として使用するこ
とができるようになるということである。
ャル成長層12を形成することができれば、その下地と
なる第1の基板の種類は何でもよいことになる。具体的
には、第1の基板として従来ではp+高品位基板を使用
していたところを、p+低品位基板、p-低品位基板、n
+低品位基板、n-低品位基板、p-高品位基板、n+高品
位基板しいてはn-高品位基板を表面にエピタキシャル
成長層12を形成した第1の基体11として使用するこ
とができるようになるということである。
【0075】また、第1の基体11の表面に形成される
多孔質層13の構造は、多孔質層13上に形成される非
多孔質半導体単結晶膜に導入される積層欠陥の数や、分
離に用いる高多孔度層の構造に密接に関係している。通
常のCZ基板では、インゴット内で比抵抗が0.01〜
0.02Ωcmと±50%ものばらつきがみられる。
多孔質層13の構造は、多孔質層13上に形成される非
多孔質半導体単結晶膜に導入される積層欠陥の数や、分
離に用いる高多孔度層の構造に密接に関係している。通
常のCZ基板では、インゴット内で比抵抗が0.01〜
0.02Ωcmと±50%ものばらつきがみられる。
【0076】このように比抵抗がばらつくと第1の基体
11の表面に形成する多孔質構造の制御が難しくなり、
エピタキシャル成長層12の積層欠陥密度のばらつき
や、分離に用いる高多孔度層の構造は分離工程のばらつ
きにつながり安定性に欠けることになり、その制御を非
常に難しいものにしている。
11の表面に形成する多孔質構造の制御が難しくなり、
エピタキシャル成長層12の積層欠陥密度のばらつき
や、分離に用いる高多孔度層の構造は分離工程のばらつ
きにつながり安定性に欠けることになり、その制御を非
常に難しいものにしている。
【0077】したがって、第1の基体11としてエピタ
キシャル成長層12を用いることにより、多孔質層13
を形成する単結晶層の比抵抗を、結晶成長の際の不純物
制御により非常に厳密に制御することができるため、多
孔質層13の構造制御が非常に安定したものとなる。
キシャル成長層12を用いることにより、多孔質層13
を形成する単結晶層の比抵抗を、結晶成長の際の不純物
制御により非常に厳密に制御することができるため、多
孔質層13の構造制御が非常に安定したものとなる。
【0078】前記、エピタキシャル成長層12の多孔質
層の構造を制御するためには第1の基体11の表面に形
成されるエピタキシャル成長層12はp+又はn+のもの
を形成した方が好ましい。また、一般的に使用されてい
るCZ基板にはスワールやCOPが存在する。SOIウ
エハを作製するにあたりCOPのある基板を使うと、こ
のCOPがSOI層中に存在した場合にはHF欠陥と呼
ばれる欠陥形成につながる。
層の構造を制御するためには第1の基体11の表面に形
成されるエピタキシャル成長層12はp+又はn+のもの
を形成した方が好ましい。また、一般的に使用されてい
るCZ基板にはスワールやCOPが存在する。SOIウ
エハを作製するにあたりCOPのある基板を使うと、こ
のCOPがSOI層中に存在した場合にはHF欠陥と呼
ばれる欠陥形成につながる。
【0079】前記HF欠陥部ではSiがないため、SO
I基板としては致命的な欠陥である。また、CVD等を
用いて形成したエピタキシャル成長層12では、市販の
もので比抵抗面内ばらつき±5%、ウエハ間ばらつき±
7%と非常に高精度に比抵抗を制御することが可能とな
り、CZ基板に見られる不純物の濃度むらを原因とする
スワールが存在しないため、多孔質層13を形成した際
の多孔質層13の厚さ分布の均一性が高めることができ
る。
I基板としては致命的な欠陥である。また、CVD等を
用いて形成したエピタキシャル成長層12では、市販の
もので比抵抗面内ばらつき±5%、ウエハ間ばらつき±
7%と非常に高精度に比抵抗を制御することが可能とな
り、CZ基板に見られる不純物の濃度むらを原因とする
スワールが存在しないため、多孔質層13を形成した際
の多孔質層13の厚さ分布の均一性が高めることができ
る。
【0080】したがって、第1の基体11としてエピタ
キシャル成長層12を使用することにより、CZ基板に
存在するスワールやCOPが原因とされる欠陥を無くす
ことができるため、SOIウエハを作製するにあたりウ
エハに導入される欠陥を大幅に低減することができる。
キシャル成長層12を使用することにより、CZ基板に
存在するスワールやCOPが原因とされる欠陥を無くす
ことができるため、SOIウエハを作製するにあたりウ
エハに導入される欠陥を大幅に低減することができる。
【0081】しかし、このエピタキシャルを成長させる
工程は工程数が多い上、時間がかかる為製造タクト、製
造コストの面で課題となっていたが、上記本発明を用い
ることで前記課題を解決することができる。
工程は工程数が多い上、時間がかかる為製造タクト、製
造コストの面で課題となっていたが、上記本発明を用い
ることで前記課題を解決することができる。
【0082】(実施形態2)以下、本発明の実施形態1
による半導体部材の製造方法を応用した別の実施形態に
ついて説明する。図4を参照して本実施形態の半導体部
材の製造方法について説明する。525μmの厚みをも
った比抵抗0.01Ω・cm〜100Ω・cmのN型の
4インチ径の第1の(100)単結晶シリコン基板31
(図4(a))上に比抵抗0.01Ω・cmのN型の単
結晶シリコン層32を50μmLPE(Liquid Phase E
pitaxy)法を用いて成長する(図4(b))。
による半導体部材の製造方法を応用した別の実施形態に
ついて説明する。図4を参照して本実施形態の半導体部
材の製造方法について説明する。525μmの厚みをも
った比抵抗0.01Ω・cm〜100Ω・cmのN型の
4インチ径の第1の(100)単結晶シリコン基板31
(図4(a))上に比抵抗0.01Ω・cmのN型の単
結晶シリコン層32を50μmLPE(Liquid Phase E
pitaxy)法を用いて成長する(図4(b))。
【0083】成長方法としては、単結晶シリコン基板3
1を過飽和状態まで溶かし込んだ900℃の金属インジ
ウム溶媒の中に浸漬し、その後、徐冷して単結晶シリコ
ン層32を50μm程の厚さに形成する。この基板の表
面のエピタキシャルシリコン層32をHF溶液中におい
て陽極化成を行う。こうして、厚さ9μmの多孔質シリ
コン層33を形成する(図3(c))。陽極化成条件は
以下の通りである。
1を過飽和状態まで溶かし込んだ900℃の金属インジ
ウム溶媒の中に浸漬し、その後、徐冷して単結晶シリコ
ン層32を50μm程の厚さに形成する。この基板の表
面のエピタキシャルシリコン層32をHF溶液中におい
て陽極化成を行う。こうして、厚さ9μmの多孔質シリ
コン層33を形成する(図3(c))。陽極化成条件は
以下の通りである。
【0084】 電流密度 :7(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :11(分) 多孔質シリコンの厚み:9(μm) 多孔度 :15(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で2時間酸化する。こ
の酸化により多孔質シリコン層33の孔の内壁は熱酸化
膜で覆われる。多孔質シリコン層33上にMBE(Mole
cular Beam Epitaxy)法により単結晶シリコン層34を
545nmエピタキシャル成長する(図4(d))。成
長条件は以下の通りである。
の酸化により多孔質シリコン層33の孔の内壁は熱酸化
膜で覆われる。多孔質シリコン層33上にMBE(Mole
cular Beam Epitaxy)法により単結晶シリコン層34を
545nmエピタキシャル成長する(図4(d))。成
長条件は以下の通りである。
【0085】 温度 :700℃ 圧力 :1×10-9Torr(約1.3×10-7Pa) 成長速度:0.1nm/sec 温度 :950℃ 成長速度:0.3μm/min さらに、単結晶シリコン層34の表面に、熱酸化により
100nmのSiO2層35を形成する(図4
(e))。別に第2の基体として用意した溶融石英基板
36(図4(f))の表面とSiO2 層35の表面とを
重ね合わせ、接触させた後、400℃で2時間の熱処理
をし、貼り合わせを行う(図4(g))。ここで、重ね
合わせる前にN2 プラズマ処理等の前処理を行う。
100nmのSiO2層35を形成する(図4
(e))。別に第2の基体として用意した溶融石英基板
36(図4(f))の表面とSiO2 層35の表面とを
重ね合わせ、接触させた後、400℃で2時間の熱処理
をし、貼り合わせを行う(図4(g))。ここで、重ね
合わせる前にN2 プラズマ処理等の前処理を行う。
【0086】貼り合わせたウエハに面内に対して垂直方
向にさらに面内に均一に充分な圧力を加えて多孔質シリ
コン層33を破壊させウエハを二分割する。こうして、
多孔質シリコンを表出させる(図4(h))。その後、
多孔質シリコン層33をバッファード弗酸とH2O2濃度
30wt%過酸化水素水との混合液(1:5)で撹拌し
ながら選択エッチングする。単結晶シリコンはエッチン
グされずに残り、単結晶シリコンをエッチ・ストップの
材料として、多孔質シリコンは選択エッチングされ、完
全に除去される(図4(l))。
向にさらに面内に均一に充分な圧力を加えて多孔質シリ
コン層33を破壊させウエハを二分割する。こうして、
多孔質シリコンを表出させる(図4(h))。その後、
多孔質シリコン層33をバッファード弗酸とH2O2濃度
30wt%過酸化水素水との混合液(1:5)で撹拌し
ながら選択エッチングする。単結晶シリコンはエッチン
グされずに残り、単結晶シリコンをエッチ・ストップの
材料として、多孔質シリコンは選択エッチングされ、完
全に除去される(図4(l))。
【0087】こうして、溶融石英基板36上に0.5μ
mの厚みをもった単結晶シリコン層34が形成できる。
mの厚みをもった単結晶シリコン層34が形成できる。
【0088】第1の基体31の表面にエピタキシャルシ
リコン層32を形成した基板を用いることにより従来の
CZ基板を用いて作製したSOI基板に比べてスワール
レスで、HF欠陥試験でCOPフリーの高品質な半導体
層を有するSOI基板が得られる。
リコン層32を形成した基板を用いることにより従来の
CZ基板を用いて作製したSOI基板に比べてスワール
レスで、HF欠陥試験でCOPフリーの高品質な半導体
層を有するSOI基板が得られる。
【0089】一方、分離した単結晶シリコン基板31に
残存する多孔質シリコン層33Bを同様のエッチングに
より除去する(図4(i))その後、その基板を水素を
含む還元性雰囲気中でエッチングによる表面荒れを平坦
にするために熱処理する(図4(j))。処理条件は以
下の通りである。
残存する多孔質シリコン層33Bを同様のエッチングに
より除去する(図4(i))その後、その基板を水素を
含む還元性雰囲気中でエッチングによる表面荒れを平坦
にするために熱処理する(図4(j))。処理条件は以
下の通りである。
【0090】 温度 :1100℃ 時間 :2時間 ソースガス:H2 ガス流量 :10 l/min ガス圧力 :大気圧 水素アニール処理では、表面エネルギーを下げるべく表
面原子のマイグレーションが生じるため選択エッチング
による表面荒れを平坦平滑化することができる。原子間
力顕微鏡での評価において50μm角の領域での平均2
乗荒さを0.2nmで、通常市販されている研磨仕上げ
のシリコン基板と同等以上にすることができる。
面原子のマイグレーションが生じるため選択エッチング
による表面荒れを平坦平滑化することができる。原子間
力顕微鏡での評価において50μm角の領域での平均2
乗荒さを0.2nmで、通常市販されている研磨仕上げ
のシリコン基板と同等以上にすることができる。
【0091】多孔質シリコン層33を形成する基板にエ
ピタキシャルシリコン層32を積んだ基板を用いてSO
I基板を作製する場合には、水素を含む還元性雰囲気中
でエッチングによる表面荒れを平坦にするために熱処理
した後にもスワールがみられず、良好な貼り合わせ状態
となる。
ピタキシャルシリコン層32を積んだ基板を用いてSO
I基板を作製する場合には、水素を含む還元性雰囲気中
でエッチングによる表面荒れを平坦にするために熱処理
した後にもスワールがみられず、良好な貼り合わせ状態
となる。
【0092】こうして得られたエピタキシャルシリコン
層32を用いて上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を繰り返すことにより高品質な半導体層を有するSOI
基板が5枚得られる。さらに、エピタキシャルシリコン
層32が9μm以下の厚さになった場合には、単結晶シ
リコンを、LPE法を用いて成長させ再びエピタキシャ
ルシリコン層32の厚さを50μmに戻して、上述の多
孔質層形成工程以降からの工程を繰り返すことにより高
品質な半導体層を有する更に5枚のSOI基板を得るこ
とができる。
層32を用いて上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を繰り返すことにより高品質な半導体層を有するSOI
基板が5枚得られる。さらに、エピタキシャルシリコン
層32が9μm以下の厚さになった場合には、単結晶シ
リコンを、LPE法を用いて成長させ再びエピタキシャ
ルシリコン層32の厚さを50μmに戻して、上述の多
孔質層形成工程以降からの工程を繰り返すことにより高
品質な半導体層を有する更に5枚のSOI基板を得るこ
とができる。
【0093】(実施形態3)図5を参照して本実施形態
の半導体部材の製造方法について説明する。525μm
の厚みをもった比抵抗0.01Ω・cm〜100Ω・c
mのN型の4インチ径の第1の(100)単結晶シリコ
ン基板41(図5(a))上に比抵抗0.05Ω・cm
のN型の単結晶シリコンをMBE(Mclecular Beam Epi
taxy)法によりエピタキシャル成長し、厚さ20μmの
層42を形成する(図5(b))。成長条件は以下の通
りである。
の半導体部材の製造方法について説明する。525μm
の厚みをもった比抵抗0.01Ω・cm〜100Ω・c
mのN型の4インチ径の第1の(100)単結晶シリコ
ン基板41(図5(a))上に比抵抗0.05Ω・cm
のN型の単結晶シリコンをMBE(Mclecular Beam Epi
taxy)法によりエピタキシャル成長し、厚さ20μmの
層42を形成する(図5(b))。成長条件は以下の通
りである。
【0094】 温度 :700℃ 圧力 :1×10-9Torr(1.3×10-7Pa) 成長速度:0.1nm/sec 温度 :950℃ この基板の表面のエピタキシャルシリコン層42をHF
溶液中において陽極化成を行う。こうして、多孔質シリ
コン層43を形成する(図5(c))。陽極化成条件は
以下の通りである。
溶液中において陽極化成を行う。こうして、多孔質シリ
コン層43を形成する(図5(c))。陽極化成条件は
以下の通りである。
【0095】 電流密度 :7(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :5(分) 多孔質シリコンの厚み:5(μm) 多孔度 :20(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間酸化する。こ
の酸化により多孔質シリコン層43の孔の内壁は熱酸化
膜で覆われる。多孔質シリコン層43上にMOCVD
(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法によ
り単結晶GaAsをエピタキシャル成長し厚さ1μmの
層44を形成する(図5(d))。成長条件は以下の通
りである。
の酸化により多孔質シリコン層43の孔の内壁は熱酸化
膜で覆われる。多孔質シリコン層43上にMOCVD
(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法によ
り単結晶GaAsをエピタキシャル成長し厚さ1μmの
層44を形成する(図5(d))。成長条件は以下の通
りである。
【0096】 ソースガス:TMG/AsH3 /H2 ガス圧力 :80Torr(約1.1×104Pa) 温度 :700℃ 別に用意した第2の基体46(図5(f))の表面とG
aAs層44表面とを重ね合わせ、接触させた後、90
0℃で1時間の熱処理をし、貼り合わせを行う(図5
(g))。この熱処理により両基板は強固に貼り合わさ
れる。貼り合わせたウエハに面内に対して垂直方向にさ
らに面内に均一に充分な圧力を加え多孔質シリコン層4
3を破壊させウエハを二分割する(図5(h))。
aAs層44表面とを重ね合わせ、接触させた後、90
0℃で1時間の熱処理をし、貼り合わせを行う(図5
(g))。この熱処理により両基板は強固に貼り合わさ
れる。貼り合わせたウエハに面内に対して垂直方向にさ
らに面内に均一に充分な圧力を加え多孔質シリコン層4
3を破壊させウエハを二分割する(図5(h))。
【0097】その後、残留多孔質シリコン層43Aの内
壁の酸化膜を弗酸で除去した後、多孔質シリコン43A
を、 エチレンジアミン+ピロカテコール+水(17ml:3
g:8mlの比率)110℃ でエッチングする。単結晶GaAs層44はエッチング
されずに残り、単結晶GaAsをエッチ・ストップの材
料として、多孔質シリコン43Aは選択エッチングさ
れ、完全に除去される(図5(l))。
壁の酸化膜を弗酸で除去した後、多孔質シリコン43A
を、 エチレンジアミン+ピロカテコール+水(17ml:3
g:8mlの比率)110℃ でエッチングする。単結晶GaAs層44はエッチング
されずに残り、単結晶GaAsをエッチ・ストップの材
料として、多孔質シリコン43Aは選択エッチングさ
れ、完全に除去される(図5(l))。
【0098】単結晶GaAsの該エッチング液に対する
エッチング速度は、極めて低く、実用上無視できる膜厚
減少であると考えられる。すなわち、シリコン基板上に
1μmの厚みをもった単結晶GaAs層44が形成でき
る。多孔質シリコン層43の選択エッチングによっても
単結晶GaAs層44には変化はない。
エッチング速度は、極めて低く、実用上無視できる膜厚
減少であると考えられる。すなわち、シリコン基板上に
1μmの厚みをもった単結晶GaAs層44が形成でき
る。多孔質シリコン層43の選択エッチングによっても
単結晶GaAs層44には変化はない。
【0099】透過電子顕微鏡による断面観察を行えば、
GaAs層44には新たな結晶欠陥は導入されておら
ず、良好な結晶性が維持されていることが確認できる。
支持基板46として酸化膜付きのシリコン基板を用いる
ことにより、絶縁膜上のGaAsも同様に作製すること
ができる。
GaAs層44には新たな結晶欠陥は導入されておら
ず、良好な結晶性が維持されていることが確認できる。
支持基板46として酸化膜付きのシリコン基板を用いる
ことにより、絶縁膜上のGaAsも同様に作製すること
ができる。
【0100】一方、分離した単結晶シリコン基板41に
残存する多孔質シリコン層43Bを、同様のエッチング
により除去する(図5(i))。その後、その基板を水
素を含む還元性雰囲気中でエッチングによる表面荒れを
平坦にするために熱処理する(図5(j))。処理条件
は以下の通りである。
残存する多孔質シリコン層43Bを、同様のエッチング
により除去する(図5(i))。その後、その基板を水
素を含む還元性雰囲気中でエッチングによる表面荒れを
平坦にするために熱処理する(図5(j))。処理条件
は以下の通りである。
【0101】 温度 :1100℃ 時間 :1時間 ソースガス:H2 ガス流量 :10 l/min ガス圧力 :大気圧 原子間力顕微鏡での評価において50μm角の領域での
平均2乗荒さを0.2nmで、通常市販されている研磨
仕上げのシリコン基板と同等以上にすることができる。
平均2乗荒さを0.2nmで、通常市販されている研磨
仕上げのシリコン基板と同等以上にすることができる。
【0102】こうして得られたエピタキシャルシリコン
層42を用いて上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を繰り返すことにより高品質なGaAsからなる半導体層を
有する化合物半導体On Insulator基板が3枚得られる。
層42を用いて上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を繰り返すことにより高品質なGaAsからなる半導体層を
有する化合物半導体On Insulator基板が3枚得られる。
【0103】さらに、エピタキシャルシリコン層42が
5μm以下の厚さになった場合には、再びMBE(Mole
cular Beam Epitaxy)法によりエピタキシャルシリコン
層42の厚さを20μmに戻して、上述の多孔質層形成
工程以降からの工程を繰り返すことにより高品質な半導
体層を有する更に3枚の化合物半導体On Insulator基板
を得ることができる。
5μm以下の厚さになった場合には、再びMBE(Mole
cular Beam Epitaxy)法によりエピタキシャルシリコン
層42の厚さを20μmに戻して、上述の多孔質層形成
工程以降からの工程を繰り返すことにより高品質な半導
体層を有する更に3枚の化合物半導体On Insulator基板
を得ることができる。
【0104】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0105】[実施例1]再び図1を参照して本実施例
の半導体部材の製造方法を説明する。第1の基体とし
て、725μmの厚みをもった比抵抗0.01Ω・cm
のP型の8インチ径の(100)単結晶シリコン基板1
1(図1(a))上に、エピタキシャル成長層12であ
る比抵抗0.01Ω・cmのP型単結晶シリコン層をC
VD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて成長し
厚さ30μmまでのエピタキシャル成長層12を形成し
た(図1(b))。
の半導体部材の製造方法を説明する。第1の基体とし
て、725μmの厚みをもった比抵抗0.01Ω・cm
のP型の8インチ径の(100)単結晶シリコン基板1
1(図1(a))上に、エピタキシャル成長層12であ
る比抵抗0.01Ω・cmのP型単結晶シリコン層をC
VD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて成長し
厚さ30μmまでのエピタキシャル成長層12を形成し
た(図1(b))。
【0106】成長条件は以下の通りであった。
【0107】 ソースガス:SiHCl3 /H2 ドーパント:B2 H6 ガス圧力 :760Torr(約1.0×105Pa) 温度 :1080℃ 成長速度 :2μm/min この基板の表面上のエピタキシャル成長層12をHF溶
液中において陽極化成を行った。こうして、エピタキシ
ャル成長層12の表面にたとえば厚さ11μmの多孔質
シリコン層13を形成した(図1(c))。陽極化成条
件は以下の通りであった。
液中において陽極化成を行った。こうして、エピタキシ
ャル成長層12の表面にたとえば厚さ11μmの多孔質
シリコン層13を形成した(図1(c))。陽極化成条
件は以下の通りであった。
【0108】 電流密度 :5(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :11分 多孔質の厚み :11μm 多孔度 :20% この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間酸化した。こ
の酸化により多孔質シリコン層(多孔質半導体層)13
の孔の内壁は熱酸化膜で覆われた。その後、HF濃度が
1.2wt%HF溶液に30秒浸けて多孔質半導体層の
層表面の熱酸化膜を除去した後、よく水洗し、よく乾燥
してエピタキシャル装置に設置して水素雰囲気中で昇温
した後、多孔質シリコン層13上にCVD法により単結
晶シリコンを、エピタキシャル成長したとえば厚さ10
45nmの単結晶シリコン層14を形成した(図1
(d))。成長条件は以下の通りであった。
の酸化により多孔質シリコン層(多孔質半導体層)13
の孔の内壁は熱酸化膜で覆われた。その後、HF濃度が
1.2wt%HF溶液に30秒浸けて多孔質半導体層の
層表面の熱酸化膜を除去した後、よく水洗し、よく乾燥
してエピタキシャル装置に設置して水素雰囲気中で昇温
した後、多孔質シリコン層13上にCVD法により単結
晶シリコンを、エピタキシャル成長したとえば厚さ10
45nmの単結晶シリコン層14を形成した(図1
(d))。成長条件は以下の通りであった。
【0109】 ソースガス:SiH2 Cl2 /H2 ガス流量 :0.1/25 l/min ガス圧力 :760Torr(約1.0×105Pa) 温度 :950℃ 成長速度 :0.2μm/min さらに、単結晶シリコン層14の表面に、絶縁層として
熱酸化により100nmのSiO2 層15を形成した
(図1(e))。別に用意した500nmのSiO2 層
(絶縁層)17を形成したシリコン基板16(図1
(f))のSiO2 層17側とSiO2 層15の表面と
を重ね合わせ、接触させた後、1100℃、2時間の熱
処理をし、貼り合わせを行った(図1(g))。
熱酸化により100nmのSiO2 層15を形成した
(図1(e))。別に用意した500nmのSiO2 層
(絶縁層)17を形成したシリコン基板16(図1
(f))のSiO2 層17側とSiO2 層15の表面と
を重ね合わせ、接触させた後、1100℃、2時間の熱
処理をし、貼り合わせを行った(図1(g))。
【0110】貼り合わせた基板の面に対して垂直方向に
充分な引っ張り力を加えて多孔質シリコン層13が破壊
し基板は2分割され、多孔質シリコンを表出させた(図
1(h))。
充分な引っ張り力を加えて多孔質シリコン層13が破壊
し基板は2分割され、多孔質シリコンを表出させた(図
1(h))。
【0111】具体的には、貼り合わせた基板の両面にプ
レートを、接着剤を用いて接着し、プレートを互いに引
き離す方向に移動する治具に配した後、それによって2
つに引き離した。その後、多孔質シリコン層13をHF
濃度49wt%のフッ酸とH 2O2濃度30wt%過酸化
水素水との混合液(1:5)で撹拌しながら選択エッチ
ングした。
レートを、接着剤を用いて接着し、プレートを互いに引
き離す方向に移動する治具に配した後、それによって2
つに引き離した。その後、多孔質シリコン層13をHF
濃度49wt%のフッ酸とH 2O2濃度30wt%過酸化
水素水との混合液(1:5)で撹拌しながら選択エッチ
ングした。
【0112】単結晶シリコンはエッチングされずに残
り、単結晶シリコンをエッチ・ストップの材料として多
孔質シリコンはエッチングされ、完全に除去され一枚の
SOI基板が得られた(図1(l))。
り、単結晶シリコンをエッチ・ストップの材料として多
孔質シリコンはエッチングされ、完全に除去され一枚の
SOI基板が得られた(図1(l))。
【0113】非多孔質シリコンのエッチング液に対する
エッチング速度は極めて低く、多孔質層のエッチング速
度との選択比は105以上にも達し、非多孔質単結晶シ
リコン層14のエッチングにおけるエッチング量(数1
0nm程度)は実用上無視できる膜厚減少であった。す
なわち、SiO2層15、17上に1μmの厚みをもっ
た単結晶シリコン層14が形成できた。多孔質シリコン
の選択エッチングによっても単結晶シリコン層14には
変化はなかった。
エッチング速度は極めて低く、多孔質層のエッチング速
度との選択比は105以上にも達し、非多孔質単結晶シ
リコン層14のエッチングにおけるエッチング量(数1
0nm程度)は実用上無視できる膜厚減少であった。す
なわち、SiO2層15、17上に1μmの厚みをもっ
た単結晶シリコン層14が形成できた。多孔質シリコン
の選択エッチングによっても単結晶シリコン層14には
変化はなかった。
【0114】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、シ
リコン層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好
な結晶性が維持されていることが確認された。この基板
を、HF濃度がたとえば40wt%〜49wt%のよう
な高濃度HF溶液に15分浸けた後に光学顕微鏡で基板全
面を確認したところHFにより埋め込み酸化膜に穴が空
いている個所は一個所と極めて少なかった。
リコン層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好
な結晶性が維持されていることが確認された。この基板
を、HF濃度がたとえば40wt%〜49wt%のよう
な高濃度HF溶液に15分浸けた後に光学顕微鏡で基板全
面を確認したところHFにより埋め込み酸化膜に穴が空
いている個所は一個所と極めて少なかった。
【0115】つまり、単結晶シリコン基板11表面にエ
ピタキシャル成長層12を形成した基板を用いることに
より、HF欠陥試験で従来のCZ基板を用いて作製したS
OI基板に比べてCOPフリーの高品質な半導体層を有
するSOI基板が得られた。なお、単結晶シリコン層1
4の表面に酸化膜15を形成しないで貼り合わせても同
様の結果が得られる。また、Si基板16の表面に酸化
膜17を形成しないで貼り合わせても、同様の結果が得
られる。
ピタキシャル成長層12を形成した基板を用いることに
より、HF欠陥試験で従来のCZ基板を用いて作製したS
OI基板に比べてCOPフリーの高品質な半導体層を有
するSOI基板が得られた。なお、単結晶シリコン層1
4の表面に酸化膜15を形成しないで貼り合わせても同
様の結果が得られる。また、Si基板16の表面に酸化
膜17を形成しないで貼り合わせても、同様の結果が得
られる。
【0116】一方、多孔質シリコン層13で分離した単
結晶シリコン基板11に残存する多孔質シリコン層13
を、同様のエッチングにより除去した後(図1
(i))、その基板を水素を含む還元性雰囲気中で、エ
ッチングによる表面荒れを平坦にするために、熱処理し
た(図1(j))。熱処理条件は以下の通りであった。
結晶シリコン基板11に残存する多孔質シリコン層13
を、同様のエッチングにより除去した後(図1
(i))、その基板を水素を含む還元性雰囲気中で、エ
ッチングによる表面荒れを平坦にするために、熱処理し
た(図1(j))。熱処理条件は以下の通りであった。
【0117】 温度 :1100℃ 時間 :1時間 ソースガス:H2 ガス流量 :10 l/min ガス圧力 :760Torr(約1.0×105Pa) 水素アニール処理では、表面エネルギーを下げるべく表
面原子のマイグレーションが生じるため、選択エッチン
グによる表面荒れを平坦平滑化することができた。原子
間力顕微鏡での評価において50μm角の領域での平均
2乗荒さは0.2nmで、通常市販されている研磨仕上
げのシリコン基板と同等以上にすることができた。
面原子のマイグレーションが生じるため、選択エッチン
グによる表面荒れを平坦平滑化することができた。原子
間力顕微鏡での評価において50μm角の領域での平均
2乗荒さは0.2nmで、通常市販されている研磨仕上
げのシリコン基板と同等以上にすることができた。
【0118】こうして得られた残りの厚さが約19μm
のエピタキシャル成長層12を用いて、多孔質シリコン
層13形成工程以降からの工程を繰り返すことにより高
品質な半導体層を有するもう一枚のSOI基板2枚が得
られた。
のエピタキシャル成長層12を用いて、多孔質シリコン
層13形成工程以降からの工程を繰り返すことにより高
品質な半導体層を有するもう一枚のSOI基板2枚が得
られた。
【0119】そして、エピタキシャル成長層12が約8
μmとなったので、単結晶シリコンを、CVD法を用い
て成長させて再びエピタキシャル成長層12の厚さを3
0μmにして、上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を繰り返すことにより高品質な半導体層を有する3枚目
のSOI基板を得た。更に又上記多孔質形成工程以降を
繰り返し4枚目のSOI基板を得た。
μmとなったので、単結晶シリコンを、CVD法を用い
て成長させて再びエピタキシャル成長層12の厚さを3
0μmにして、上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を繰り返すことにより高品質な半導体層を有する3枚目
のSOI基板を得た。更に又上記多孔質形成工程以降を
繰り返し4枚目のSOI基板を得た。
【0120】[実施例2]再び図1を参照して、本実施
例の半導体部材の製造方法を示す図である。625μm
の厚みをもった比抵抗0.01Ω・cmのP型の6イン
チ径の(100)単結晶シリコン基板11(図1
(a))を用意し、エピタキシャル成長装置内に配し、
水素中で昇温し比抵抗0.05Ω・cmのP型単結晶シ
リコンをCVD法を用いてシリコン単結晶基板11上に
成長し厚さ40μmのエピタキシャル成長層12を得た
(図1(b))。成長条件は以下の通りであった。
例の半導体部材の製造方法を示す図である。625μm
の厚みをもった比抵抗0.01Ω・cmのP型の6イン
チ径の(100)単結晶シリコン基板11(図1
(a))を用意し、エピタキシャル成長装置内に配し、
水素中で昇温し比抵抗0.05Ω・cmのP型単結晶シ
リコンをCVD法を用いてシリコン単結晶基板11上に
成長し厚さ40μmのエピタキシャル成長層12を得た
(図1(b))。成長条件は以下の通りであった。
【0121】 ソースガス:SiHCl3 /H2 ドーパント:B2 H6 ガス圧力 :760Torr(約1.0×105Pa) 温度 :1080℃ 成長速度 :2μm/min この基板のエピタキシャルシリコンの表面をHF溶液中
において陽極化成を行った。こうして、たとえば厚さ8
μmの多孔質シリコン層13を形成した(図1
(c))。陽極化成条件は以下の通りであった。
において陽極化成を行った。こうして、たとえば厚さ8
μmの多孔質シリコン層13を形成した(図1
(c))。陽極化成条件は以下の通りであった。
【0122】 電流密度 :5(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :10(分) 多孔質シリコンの厚み:8(μm) 多孔度 :30(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間酸化した。こ
の酸化により多孔質シリコン層13の孔の内壁は熱酸化
膜で覆われた。その後、HF濃度が1.0wt%HF溶
液に45秒浸けて、多孔質層の層表面の熱酸化膜を除去
した後、よく水洗し、よく乾燥してエピタキシャル装置
に設置して水素中で昇温し、多孔質シリコン層13上に
CVD法により単結晶シリコンを、エピタキシャル成長
し厚さ1045nmの単結晶シリコン層14を形成した
(図1(d))。成長条件は以下の通りであった。
の酸化により多孔質シリコン層13の孔の内壁は熱酸化
膜で覆われた。その後、HF濃度が1.0wt%HF溶
液に45秒浸けて、多孔質層の層表面の熱酸化膜を除去
した後、よく水洗し、よく乾燥してエピタキシャル装置
に設置して水素中で昇温し、多孔質シリコン層13上に
CVD法により単結晶シリコンを、エピタキシャル成長
し厚さ1045nmの単結晶シリコン層14を形成した
(図1(d))。成長条件は以下の通りであった。
【0123】 ソースガス:SiH2 Cl2 /H2 ガス流量 :0.5/180 l/min ガス圧力 :80Torr(約1.1×104Pa) 温度 :950℃ 成長速度 :0.3μm/min さらに、単結晶シリコン層14の表面に熱酸化により1
00nmのSiO2 層15を形成した(図1(e))。
別に用意した500nmのSiO2 層17を形成したシ
リコン基板16(図1(f))のSiO2 層17側とS
iO2 層15の表面とを重ね合わせ、接触させた後、9
00℃で2時間の熱処理をし、貼り合わせを行った(図
1(g))。ここで、これらを重ね合わせる前に、貼合
わせ面にN2 プラズマ処理等の前処理を施すとより貼り
合わせ強度が高まる。
00nmのSiO2 層15を形成した(図1(e))。
別に用意した500nmのSiO2 層17を形成したシ
リコン基板16(図1(f))のSiO2 層17側とS
iO2 層15の表面とを重ね合わせ、接触させた後、9
00℃で2時間の熱処理をし、貼り合わせを行った(図
1(g))。ここで、これらを重ね合わせる前に、貼合
わせ面にN2 プラズマ処理等の前処理を施すとより貼り
合わせ強度が高まる。
【0124】図2(d)に示したように貼り合わせたウ
エハを垂直に立てて、その両ウエハのベベリングで構成
された隙間(凹部)に、その上方に配置されたウォータ
ージェット装置の0.15mmのノズルから2000k
gf/cm2 の圧力で高圧の純水を、貼り合わせウエハ
の貼り合わせ界面(表面)に平行な方向から噴射した。
その際、ノズルを高圧の純水がベベリングで構成された
隙間に沿って移動する方向に走査した。
エハを垂直に立てて、その両ウエハのベベリングで構成
された隙間(凹部)に、その上方に配置されたウォータ
ージェット装置の0.15mmのノズルから2000k
gf/cm2 の圧力で高圧の純水を、貼り合わせウエハ
の貼り合わせ界面(表面)に平行な方向から噴射した。
その際、ノズルを高圧の純水がベベリングで構成された
隙間に沿って移動する方向に走査した。
【0125】そうしたところ、陽極化成により形成され
た多孔質シリコン層13中においてウエハは2分割され
た(図1(h))。このとき、シリコン単結晶基板11
表面に形成されていたSiO2 層15、単結晶シリコン
層14、及び多孔質シリコン層13の一部が貼り合わせ
を行ったシリコン基板16側に移設された。単結晶シリ
コン基板11上のエピタキシャル成長層12の表面には
多孔質シリコン層13のみが残った。
た多孔質シリコン層13中においてウエハは2分割され
た(図1(h))。このとき、シリコン単結晶基板11
表面に形成されていたSiO2 層15、単結晶シリコン
層14、及び多孔質シリコン層13の一部が貼り合わせ
を行ったシリコン基板16側に移設された。単結晶シリ
コン基板11上のエピタキシャル成長層12の表面には
多孔質シリコン層13のみが残った。
【0126】その後、多孔質シリコン層13を、HF濃
度49wt%の弗酸とH2O2濃度30wt%の過酸化水
素水との混合液(1:5)で撹拌しながら選択エッチン
グした。単結晶シリコンはエッチングされずに残り、単
結晶シリコンをエッチ・ストップの材料として、多孔質
シリコンは選択エッチングされ、完全に除去された(図
1(l))。
度49wt%の弗酸とH2O2濃度30wt%の過酸化水
素水との混合液(1:5)で撹拌しながら選択エッチン
グした。単結晶シリコンはエッチングされずに残り、単
結晶シリコンをエッチ・ストップの材料として、多孔質
シリコンは選択エッチングされ、完全に除去された(図
1(l))。
【0127】すなわち、SiO2層15,17上に1μ
mの厚みをもった単結晶シリコン層14が形成できた。
多孔質シリコンの選択エッチングによっても単結晶シリ
コン層14には変化はなかった。透過電子顕微鏡による
断面観察の結果、シリコン層には新たな結晶欠陥は導入
されておらず、良好な結晶性が維持されていることが確
認された。この基板を、高濃度HF溶液に15分浸けた後
に光学顕微鏡で基板全面を確認したところHFにより埋
め込み酸化膜(BOX)に穴が空いている個所は一個所
と極めて少なかった。
mの厚みをもった単結晶シリコン層14が形成できた。
多孔質シリコンの選択エッチングによっても単結晶シリ
コン層14には変化はなかった。透過電子顕微鏡による
断面観察の結果、シリコン層には新たな結晶欠陥は導入
されておらず、良好な結晶性が維持されていることが確
認された。この基板を、高濃度HF溶液に15分浸けた後
に光学顕微鏡で基板全面を確認したところHFにより埋
め込み酸化膜(BOX)に穴が空いている個所は一個所
と極めて少なかった。
【0128】つまり、単結晶シリコン基板11の表面
に、エピタキシャル成長層12を形成した基板を用いる
ことにより、従来のCZ基板を用いて作製したSOI基
板に比べてスワールレスで、HF 欠陥試験でCOPフリ
ーの高品質な半導体層を有するSOI基板が得られた。
に、エピタキシャル成長層12を形成した基板を用いる
ことにより、従来のCZ基板を用いて作製したSOI基
板に比べてスワールレスで、HF 欠陥試験でCOPフリ
ーの高品質な半導体層を有するSOI基板が得られた。
【0129】一方、多孔質シリコン層13を境に分離し
た単結晶シリコン基板11に残存する多孔質シリコン層
13を、同様のエッチングにより除去した(図1
(i))後、エッチングにより荒れた表面を5μm研磨
除去し、表面荒れを平坦化した(図1(j))。この平
坦化により基板表面は市販されている基板と同等の表面
平坦性をもつようにすることができた。
た単結晶シリコン基板11に残存する多孔質シリコン層
13を、同様のエッチングにより除去した(図1
(i))後、エッチングにより荒れた表面を5μm研磨
除去し、表面荒れを平坦化した(図1(j))。この平
坦化により基板表面は市販されている基板と同等の表面
平坦性をもつようにすることができた。
【0130】こうして得られた残りの約32μm厚のエ
ピタキシャル成長層12を用いて、上述の多孔質層形成
工程以降からの工程を繰り返すことにより高品質な半導
体層を有する2枚目のSOI基板を得られた。更に同様
にして約24μm厚のエピタキシャル成長層12を用い
て3枚目のSOI基板を得た。そして更に16μm厚の
エピタキシャル成長層12を用いて4枚目のSOI基板
を得た。そして8μm厚のエピタキシャル成長層12を
用いて5枚目のSOI基板を得た。
ピタキシャル成長層12を用いて、上述の多孔質層形成
工程以降からの工程を繰り返すことにより高品質な半導
体層を有する2枚目のSOI基板を得られた。更に同様
にして約24μm厚のエピタキシャル成長層12を用い
て3枚目のSOI基板を得た。そして更に16μm厚の
エピタキシャル成長層12を用いて4枚目のSOI基板
を得た。そして8μm厚のエピタキシャル成長層12を
用いて5枚目のSOI基板を得た。
【0131】研磨後のエピタキシャルシリコン層が8μ
m未満の厚さになった場合、使用したエピタキシャル成
長層12に相当する分の単結晶シリコンを、CVD法を
用いて形成して再びエピタキシャルシリコン層の厚さを
40μmに戻して、上述の多孔質シリコン層形成工程以
降からの工程を繰り返すことにより高品質な半導体層を
有するSOI基板を更に5枚作ることができる。
m未満の厚さになった場合、使用したエピタキシャル成
長層12に相当する分の単結晶シリコンを、CVD法を
用いて形成して再びエピタキシャルシリコン層の厚さを
40μmに戻して、上述の多孔質シリコン層形成工程以
降からの工程を繰り返すことにより高品質な半導体層を
有するSOI基板を更に5枚作ることができる。
【0132】[実施例3]図3を参照して本実施例の半
導体部材の製造方法について説明する。625μmの厚
みをもった比抵抗0.01Ω・cmのP型の6インチ径
の第1の(100)単結晶シリコン基板51(図3
(a))上に比抵抗0.01Ω・cmのP型単結晶シリ
コンをCVD法を用いて成長したとえば厚さ30μmの
エピタキシャルシリコン層52を形成した(図3
(b))。成長条件は以下の通りであった。
導体部材の製造方法について説明する。625μmの厚
みをもった比抵抗0.01Ω・cmのP型の6インチ径
の第1の(100)単結晶シリコン基板51(図3
(a))上に比抵抗0.01Ω・cmのP型単結晶シリ
コンをCVD法を用いて成長したとえば厚さ30μmの
エピタキシャルシリコン層52を形成した(図3
(b))。成長条件は以下の通りであった。
【0133】 ソースガス:SiHCl3 /H2 ドーパント:B2 H6 ガス圧力 :760Torr(約1.0×105Pa) 温度 :1080℃ 成長速度 :2μm/min この基板の表面のエピタキシャルシリコン層52の表面
をHF溶液中において第1の条件にて陽極化成を行い、
その後第2の条件にて陽極化成を行った。こうして、複
数の多孔質シリコン層53を形成した(図3(c))。
陽極化成条件は以下の通りであった。 (第1の条件) 電流密度 :7(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :5(分) 多孔質シリコン層53'の厚み:4.5(μm) 多孔度 :15(%) (第2の条件) 電流密度 :30(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :10(秒) 多孔質シリコン層53''の厚み:0.2(μm) 多孔度 :40(%) 多孔質シリコン層53を2層構成にすることにより、先
に低電流で陽極化成した表面層の多孔質シリコン層5
3’は高品質エピタキシャルシリコン層を形成するため
のものとして、そして後で高電流で陽極化成した下層の
多孔質シリコン層”は実効的な分離層を形成するための
ものとして、それぞれ形成した。したがって、低電流多
孔質シリコン層53’の厚さは、これに限っておらず、
数100μmから0.1μm程度まで使用できる。ま
た、2層目の多孔質シリコン層53”形成後に3層目以
降を形成しておいてもよい。
をHF溶液中において第1の条件にて陽極化成を行い、
その後第2の条件にて陽極化成を行った。こうして、複
数の多孔質シリコン層53を形成した(図3(c))。
陽極化成条件は以下の通りであった。 (第1の条件) 電流密度 :7(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :5(分) 多孔質シリコン層53'の厚み:4.5(μm) 多孔度 :15(%) (第2の条件) 電流密度 :30(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :10(秒) 多孔質シリコン層53''の厚み:0.2(μm) 多孔度 :40(%) 多孔質シリコン層53を2層構成にすることにより、先
に低電流で陽極化成した表面層の多孔質シリコン層5
3’は高品質エピタキシャルシリコン層を形成するため
のものとして、そして後で高電流で陽極化成した下層の
多孔質シリコン層”は実効的な分離層を形成するための
ものとして、それぞれ形成した。したがって、低電流多
孔質シリコン層53’の厚さは、これに限っておらず、
数100μmから0.1μm程度まで使用できる。ま
た、2層目の多孔質シリコン層53”形成後に3層目以
降を形成しておいてもよい。
【0134】この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間
酸化した。この酸化によりエピタキシャルシリコン表面
に形成された多孔質シリコンの孔の内壁は熱酸化膜で覆
われた。その後、HF濃度1.0wt%のHF溶液に4
5秒浸けた後、よく水洗し、よく乾燥してエピタキシャ
ル装置に設置して水素中で昇温し、多孔質シリコン上に
CVD法によりたとえば1045nm厚の単結晶シリコ
ン層54をエピタキシャル成長した(図3(d))。成
長条件は以下の通りであった。
酸化した。この酸化によりエピタキシャルシリコン表面
に形成された多孔質シリコンの孔の内壁は熱酸化膜で覆
われた。その後、HF濃度1.0wt%のHF溶液に4
5秒浸けた後、よく水洗し、よく乾燥してエピタキシャ
ル装置に設置して水素中で昇温し、多孔質シリコン上に
CVD法によりたとえば1045nm厚の単結晶シリコ
ン層54をエピタキシャル成長した(図3(d))。成
長条件は以下の通りであった。
【0135】 ソースガス:SiH2 Cl2 /H2 ガス流量 :0.5/180 l/min ガス圧力 :80Torr(約1.1×104Pa) 温度 :950℃ 成長速度 :0.3μm/min さらに、このエピタキシャルシリコン層54の表面に熱
酸化により100nmのSiO2 層55を形成した(図
3(e))。別に用意した100nmのSiO 2 層57
を形成したシリコン基板56(図3(f))のSiO2
層57側とSiO2 層55の表面とを重ね合わせ、接触
させた後、900℃で2時間の熱処理をし、第2の基体
56に貼り合わせを行った(図3(g))。
酸化により100nmのSiO2 層55を形成した(図
3(e))。別に用意した100nmのSiO 2 層57
を形成したシリコン基板56(図3(f))のSiO2
層57側とSiO2 層55の表面とを重ね合わせ、接触
させた後、900℃で2時間の熱処理をし、第2の基体
56に貼り合わせを行った(図3(g))。
【0136】図2(d)に示すように貼り合わせたウエ
ハを垂直に立てて、その両ウエハのベベリングで構成さ
れた隙間に、その上方に配置されたウォータージェット
装置の0.15mmのノズルから2000kgf/cm
2 の圧力で高圧の純水を、貼り合わせウエハの貼り合わ
せ界面(表面)に平行な方向から噴射した。その際、ノ
ズルを高圧の純水がベベリングで構成された隙間に沿っ
て移動する方向に走査した。
ハを垂直に立てて、その両ウエハのベベリングで構成さ
れた隙間に、その上方に配置されたウォータージェット
装置の0.15mmのノズルから2000kgf/cm
2 の圧力で高圧の純水を、貼り合わせウエハの貼り合わ
せ界面(表面)に平行な方向から噴射した。その際、ノ
ズルを高圧の純水がベベリングで構成された隙間に沿っ
て移動する方向に走査した。
【0137】そうしたところ、高電流によって形成され
た多孔質シリコン層53”の界面付近に亀裂が生じウエ
ハは二分割された(図3(h))。その結果、元々の基
体表面に形成されたSiO2 層55、エピタキシャルシ
リコン層54、及び多孔質シリコン層53’、53”の
一部が貼り合わせた第2の基体56側に移設された。第
1の基板51表面には多孔質シリコン層53”のみ残っ
た。
た多孔質シリコン層53”の界面付近に亀裂が生じウエ
ハは二分割された(図3(h))。その結果、元々の基
体表面に形成されたSiO2 層55、エピタキシャルシ
リコン層54、及び多孔質シリコン層53’、53”の
一部が貼り合わせた第2の基体56側に移設された。第
1の基板51表面には多孔質シリコン層53”のみ残っ
た。
【0138】その後、多孔質シリコン層53’、53”
をHF濃度49wt%の弗酸とH2O2濃度30wt%の
過酸化水素水との混合液(1:5)で撹拌しながら選択
エッチングした。単結晶シリコンはエッチングされずに
残り、単結晶シリコンをエッチ・ストップの材料とし
て、多孔質シリコンは選択エッチングされ、完全に除去
された(図3(l))。
をHF濃度49wt%の弗酸とH2O2濃度30wt%の
過酸化水素水との混合液(1:5)で撹拌しながら選択
エッチングした。単結晶シリコンはエッチングされずに
残り、単結晶シリコンをエッチ・ストップの材料とし
て、多孔質シリコンは選択エッチングされ、完全に除去
された(図3(l))。
【0139】すなわち、SiO2層上に1μmの厚みを
もった単結晶シリコン層が形成できた。多孔質シリコン
の選択エッチングによっても単結晶シリコン層54には
変化はなかった。透過電子顕微鏡による断面観察の結
果、シリコン層には新たな結晶欠陥は導入されておら
ず、良好な結晶性が維持されていることが確認された。
この基板を、高濃度HF溶液に15分浸けた後に光学顕微
鏡で基板全面を確認したところHFにより埋め込み酸化
膜(BOX)に穴が空いている個所は一個所と極めて少
なかった。
もった単結晶シリコン層が形成できた。多孔質シリコン
の選択エッチングによっても単結晶シリコン層54には
変化はなかった。透過電子顕微鏡による断面観察の結
果、シリコン層には新たな結晶欠陥は導入されておら
ず、良好な結晶性が維持されていることが確認された。
この基板を、高濃度HF溶液に15分浸けた後に光学顕微
鏡で基板全面を確認したところHFにより埋め込み酸化
膜(BOX)に穴が空いている個所は一個所と極めて少
なかった。
【0140】つまり、単結晶シリコン基板51の表面に
エピタキシャルシリコン層52を形成した基板を用いる
ことにより従来のCZ基板を用いて作製したSOI基板
に比べてスワールレスで、HF defect試験でCOPフリ
ーの高品質な半導体層を有するSOI基板が得られた。
エピタキシャルシリコン層52を形成した基板を用いる
ことにより従来のCZ基板を用いて作製したSOI基板
に比べてスワールレスで、HF defect試験でCOPフリ
ーの高品質な半導体層を有するSOI基板が得られた。
【0141】一方、多孔質シリコン層53”を境に分離
した単結晶シリコン基板51に残存する多孔質シリコン
層53”を同様のエッチングにより除去した(図3
(i))後、その基板を水素を含む還元性雰囲気中でエ
ッチングによる表面荒れを平坦にするために熱処理した
(図3(j))。処理条件は以下の通りであった。
した単結晶シリコン基板51に残存する多孔質シリコン
層53”を同様のエッチングにより除去した(図3
(i))後、その基板を水素を含む還元性雰囲気中でエ
ッチングによる表面荒れを平坦にするために熱処理した
(図3(j))。処理条件は以下の通りであった。
【0142】 温度 :1100℃ 時間 :1時間 ソースガス:H2 ガス流量 :10 l/min ガス圧力 :760Torr(約1.0×105Pa) 原子間力顕微鏡での評価において50μm角の領域での
平均2乗荒さを0.2nmで、通常市販されている研磨
仕上げのシリコン基板と同等以上にすることができた。
平均2乗荒さを0.2nmで、通常市販されている研磨
仕上げのシリコン基板と同等以上にすることができた。
【0143】しかし、多孔質層53を形成する基板にエ
ピタキシャルシリコン層54を積んでSOI基板を作製
した場合には、水素を含む還元性雰囲気中でエッチング
による表面荒れを平坦にするために熱処理した後にもス
ワールがみられず、良好な貼り合わせ状態となった。
ピタキシャルシリコン層54を積んでSOI基板を作製
した場合には、水素を含む還元性雰囲気中でエッチング
による表面荒れを平坦にするために熱処理した後にもス
ワールがみられず、良好な貼り合わせ状態となった。
【0144】こうして得られたエピタキシャルシリコン
層52を用いて上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を更に5巡繰り返すことにより高品質な半導体層を有す
るSOI基板が合計6枚得られた。
層52を用いて上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を更に5巡繰り返すことにより高品質な半導体層を有す
るSOI基板が合計6枚得られた。
【0145】そして、エピタキシャルシリコン層52が
5.2μm以下の厚さになった場合には、CVD法を用
いて再びエピタキシャルシリコン層の厚さを30μmに
戻して、上述の多孔質層形成工程以降からの工程を繰り
返すことにより高品質な半導体層を有する更に6枚のS
OI基板作製を得ることができる。
5.2μm以下の厚さになった場合には、CVD法を用
いて再びエピタキシャルシリコン層の厚さを30μmに
戻して、上述の多孔質層形成工程以降からの工程を繰り
返すことにより高品質な半導体層を有する更に6枚のS
OI基板作製を得ることができる。
【0146】[実施例4]図3を参照して本実施例の半
導体部材の製造方法について説明する。525μmの厚
みをもった比抵抗0.01Ω・cmのN型の4インチ径
の第1の(100)単結晶シリコン基板51(図3
(a))上に比抵抗0.01Ω・cmのN型の単結晶シ
リコン層CVD法を用いて成長し厚さ30μmのエピタ
キシャルシリコン層52を得た(図7(b))。成長条
件は以下の通りであった。
導体部材の製造方法について説明する。525μmの厚
みをもった比抵抗0.01Ω・cmのN型の4インチ径
の第1の(100)単結晶シリコン基板51(図3
(a))上に比抵抗0.01Ω・cmのN型の単結晶シ
リコン層CVD法を用いて成長し厚さ30μmのエピタ
キシャルシリコン層52を得た(図7(b))。成長条
件は以下の通りであった。
【0147】 ソースガス:SiHCl3 /H2 ドーパント:PH3 ガス圧力 :760Torr(約1.0×105Pa) 温度 :1080℃ 成長速度 :2μm/min この基板のエピタキシャルシリコン層の表面をHF溶液
中において第1条件にて陽極化成し、その後第2条件に
て陽極化成を行った。こうして、多孔質シリコン層53
を形成した(図3(c))。陽極化成条件は以下の通り
であった。 (第1条件) 電流密度 :7(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :5(分) 多孔質シリコン層53'の厚み:4.5(μm) 多孔度 :15% (第2条件) 電流密度 :30(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :10(秒) 多孔質シリコン層53''の厚み:0.2(μm) 多孔度 :40(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間酸化した。こ
の酸化により多孔質シリコン層53の孔の内壁は熱酸化
膜で覆われた。その後、HF濃度1.0wt%HF溶液
に45秒浸け多孔質層の層表面の熱酸化膜を除去した
後、よく水洗し、よく乾燥してエピタキシャル装置に設
置して多孔質シリコン層53上にCVD法により104
5nm厚の単結晶シリコン層54をエピタキシャル成長
した(図3(d))。成長条件は以下の通りであった。
中において第1条件にて陽極化成し、その後第2条件に
て陽極化成を行った。こうして、多孔質シリコン層53
を形成した(図3(c))。陽極化成条件は以下の通り
であった。 (第1条件) 電流密度 :7(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :5(分) 多孔質シリコン層53'の厚み:4.5(μm) 多孔度 :15% (第2条件) 電流密度 :30(mA・cm-2) 陽極化成溶液 :HF:H2 O:C2 H5 OH=1:1:1 時間 :10(秒) 多孔質シリコン層53''の厚み:0.2(μm) 多孔度 :40(%) この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間酸化した。こ
の酸化により多孔質シリコン層53の孔の内壁は熱酸化
膜で覆われた。その後、HF濃度1.0wt%HF溶液
に45秒浸け多孔質層の層表面の熱酸化膜を除去した
後、よく水洗し、よく乾燥してエピタキシャル装置に設
置して多孔質シリコン層53上にCVD法により104
5nm厚の単結晶シリコン層54をエピタキシャル成長
した(図3(d))。成長条件は以下の通りであった。
【0148】 ソースガス:SiH2 Cl2 /H2 ガス流量 :0.5/180 l/min ガス圧力 :80Torr(約1.1×104Pa) 温度 :950℃ 成長速度 :0.3μm/min さらに、このエピタキシャルシリコン層54の表面に熱
酸化により100nmのSiO2 層55を形成した(図
3(e))。別に用意した500nmのSiO 2 層57
を形成したシリコン基板56(図3(f))のSiO2
層57側とSiO2 層65の表面とを重ね合わせ、接触
させた後、900℃で2時間の熱処理をし、第2の基体
66に貼り合わせを行った(図3(g))。
酸化により100nmのSiO2 層55を形成した(図
3(e))。別に用意した500nmのSiO 2 層57
を形成したシリコン基板56(図3(f))のSiO2
層57側とSiO2 層65の表面とを重ね合わせ、接触
させた後、900℃で2時間の熱処理をし、第2の基体
66に貼り合わせを行った(図3(g))。
【0149】図2(d)のように貼り合わせたウエハを
垂直に立てて、その両ウエハのベベリングで構成された
隙間に、その上方に配置されたウォータージェット装置
の0.15mmのノズルから2000kgf/cm2 の
圧力で高圧の純水を、貼り合わせウエハの貼り合わせ界
面(表面)に平行な方向から噴射した。その際、ノズル
を高圧の純水がベベリングで構成された隙間に沿って移
動する方向に走査した。
垂直に立てて、その両ウエハのベベリングで構成された
隙間に、その上方に配置されたウォータージェット装置
の0.15mmのノズルから2000kgf/cm2 の
圧力で高圧の純水を、貼り合わせウエハの貼り合わせ界
面(表面)に平行な方向から噴射した。その際、ノズル
を高圧の純水がベベリングで構成された隙間に沿って移
動する方向に走査した。
【0150】そうしたところ、高電流によって形成され
た多孔質シリコン層53"の界面に沿って亀裂が生じウ
エハは二分割された(図3(h))。その結果、第1の
基体51表面に形成されていたSiO2 層55、エピタ
キシャルシリコン層54及び多孔質シリコン層53’、
53”の一部が貼り合わせた第2の基体56側に移設さ
れた。第1の基板51の表面には多孔質シリコン層5
3”のみ残った。
た多孔質シリコン層53"の界面に沿って亀裂が生じウ
エハは二分割された(図3(h))。その結果、第1の
基体51表面に形成されていたSiO2 層55、エピタ
キシャルシリコン層54及び多孔質シリコン層53’、
53”の一部が貼り合わせた第2の基体56側に移設さ
れた。第1の基板51の表面には多孔質シリコン層5
3”のみ残った。
【0151】その後、多孔質シリコン層53’、53”
をHF濃度が49wt%の弗酸とH 2O2濃度が30wt
%の過酸化水素水との混合液(1:5)で撹拌しながら
選択エッチングした。単結晶シリコンはエッチングされ
ずに残り、単結晶シリコンをエッチ・ストップの材料と
して、多孔質シリコンは選択エッチングされ、完全に除
去された(図3(l))。
をHF濃度が49wt%の弗酸とH 2O2濃度が30wt
%の過酸化水素水との混合液(1:5)で撹拌しながら
選択エッチングした。単結晶シリコンはエッチングされ
ずに残り、単結晶シリコンをエッチ・ストップの材料と
して、多孔質シリコンは選択エッチングされ、完全に除
去された(図3(l))。
【0152】すなわち、SiO2層55、57上に1μ
mの厚みをもった単結晶シリコン層54が形成できた。
mの厚みをもった単結晶シリコン層54が形成できた。
【0153】多孔質シリコンの選択エッチングによって
も単結晶シリコン層には変化はなかった。透過電子顕微
鏡による断面観察の結果、シリコン層には新たな結晶欠
陥は導入されておらず、良好な結晶性が維持されている
ことが確認された。この基板を、高濃度HF溶液に15分
浸けた後に光学顕微鏡で基板全面を確認したところHF
により埋め込み酸化膜(BOX)に穴が空いている個所
は一個所と極めて少なかった。
も単結晶シリコン層には変化はなかった。透過電子顕微
鏡による断面観察の結果、シリコン層には新たな結晶欠
陥は導入されておらず、良好な結晶性が維持されている
ことが確認された。この基板を、高濃度HF溶液に15分
浸けた後に光学顕微鏡で基板全面を確認したところHF
により埋め込み酸化膜(BOX)に穴が空いている個所
は一個所と極めて少なかった。
【0154】つまり、多結晶シリコン基板51の表面
に、エピタキシャルシリコン層52を形成した基板を用
いることにより従来のCZ基板を用いて作製したSOI
基板に比べてスワールレスで、HF 欠陥試験でCOPフ
リーの高品質な半導体層を有するSOI基板が得られ
た。
に、エピタキシャルシリコン層52を形成した基板を用
いることにより従来のCZ基板を用いて作製したSOI
基板に比べてスワールレスで、HF 欠陥試験でCOPフ
リーの高品質な半導体層を有するSOI基板が得られ
た。
【0155】一方、単結晶シリコン基板51に残存する
多孔質シリコン層53”を同様のエッチングにより除去
した(図3(i))後、その基板を水素を含む還元性雰
囲気中でエッチングによる表面荒れを平坦にするために
熱処理した(図3(j))。処理条件は以下の通りであ
った。
多孔質シリコン層53”を同様のエッチングにより除去
した(図3(i))後、その基板を水素を含む還元性雰
囲気中でエッチングによる表面荒れを平坦にするために
熱処理した(図3(j))。処理条件は以下の通りであ
った。
【0156】 温度 :1100℃ 時間 :1時間 ソースガス:H2 ガス流量 :10 l/min ガス圧力 :大気圧 水素アニール処理では、表面エネルギーを下げるべく表
面原子のマイグレーションが生じるため選択エッチング
による表面荒れを平坦平滑化することができた。原子間
力顕微鏡での評価において50μm角の領域での平均2
乗荒さを0.2nmで、通常市販されている研磨仕上げ
のシリコン基板と同等以上にすることができた。
面原子のマイグレーションが生じるため選択エッチング
による表面荒れを平坦平滑化することができた。原子間
力顕微鏡での評価において50μm角の領域での平均2
乗荒さを0.2nmで、通常市販されている研磨仕上げ
のシリコン基板と同等以上にすることができた。
【0157】こうして得られたエピタキシャルシリコン
層52を用いて上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を繰り返すことにより高品質な半導体層を有するSOI
基板6枚が得られた。
層52を用いて上述の多孔質層形成工程以降からの工程
を繰り返すことにより高品質な半導体層を有するSOI
基板6枚が得られた。
【0158】その後、エピタキシャルシリコン層52が
5μm以下の厚さになった場合、CVD法を用いて再び
エピタキシャルシリコン層52の厚さを30μmに戻し
て、上述の多孔質層形成工程以降からの工程を繰り返す
ことにより高品質な半導体層を有する、更に6枚のSO
I基板作製を得た。
5μm以下の厚さになった場合、CVD法を用いて再び
エピタキシャルシリコン層52の厚さを30μmに戻し
て、上述の多孔質層形成工程以降からの工程を繰り返す
ことにより高品質な半導体層を有する、更に6枚のSO
I基板作製を得た。
【0159】(比較例)実施例1において、図1の
(b)におけるエピタキシャル成長工程を省いた方法に
よりSOI基板を作製した。すなわち、通常入手可能な
CZ基板にエピタキシャル成長を施すことなく、その表
面に多孔質シリコン層13を形成し、多孔質シリコン層
13上に単結晶シリコン層14を形成し、単結晶シリコ
ン基板11とシリコン基板16とを貼り合わせ、貼り合
わせて構成された基体を多孔質シリコン層13内におい
て分離し、分離された単結晶シリコン基板11上に配さ
れた多孔質シリコン層13を除去し、水素を含む還元性
雰囲気中でエッチングによる表面荒れを平坦にするため
に熱処理した場合には、その表面に光学顕微鏡の微分干
渉でみられるスワールがみられた。
(b)におけるエピタキシャル成長工程を省いた方法に
よりSOI基板を作製した。すなわち、通常入手可能な
CZ基板にエピタキシャル成長を施すことなく、その表
面に多孔質シリコン層13を形成し、多孔質シリコン層
13上に単結晶シリコン層14を形成し、単結晶シリコ
ン基板11とシリコン基板16とを貼り合わせ、貼り合
わせて構成された基体を多孔質シリコン層13内におい
て分離し、分離された単結晶シリコン基板11上に配さ
れた多孔質シリコン層13を除去し、水素を含む還元性
雰囲気中でエッチングによる表面荒れを平坦にするため
に熱処理した場合には、その表面に光学顕微鏡の微分干
渉でみられるスワールがみられた。
【0160】この基板を再び単結晶シリコン基板11と
してSOI基板を作製した場合には、貼り合わせ工程に
おいてスワール部分による貼り合わせ不良が非常に多く
発生していた。
してSOI基板を作製した場合には、貼り合わせ工程に
おいてスワール部分による貼り合わせ不良が非常に多く
発生していた。
【図1】本発明の実施形態の半導体部材の製造方法を示
す図である。
す図である。
【図2】本発明に用いられる分離方法を示す図である。
【図3】本発明の別の半導体部材の製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明の更に別の半導体部材の製造方法を示す
図である。
図である。
【図5】本発明の他の半導体部材の製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図6】従来の半導体部材の製造方法を示す図である。
11 第1の基体 12 エピタキシャル成長層 13 多孔質層 14 単結晶層 15 絶縁層 16 第2の基体 17 絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米原 隆夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4G077 AA03 BA04 DB05 ED06 FB06 FF07 FG13 HA06 HA12 TB02 TC19 5F045 AA03 AA04 AA08 AA11 AA19 AB02 AB05 AB06 AB10 AB12 AB14 AB32 AC01 AC05 AC08 AD11 AD13 AD14 AE03 AE25 AF02 AF03 AF04 AF07 AF16 AF19 DA52 EB15 GH02 GH08 HA14 HA16 5F052 AA11 CA10 DA01 DA05 DB01 DB03 DB06 DB07 DB09 GC03 JA04 KB04
Claims (27)
- 【請求項1】 第1の基体の少なくとも一方の表面に多
孔質半導体層を形成する工程と、前記多孔質半導体層上
に非多孔質単結晶半導体層を形成する工程と、前記第1
の基体の前記非多孔質単結晶半導体層と第2の基体とを
貼り合わせる工程と、前記貼り合わせて構成された基体
を前記多孔質半導体層で分離する工程とを少なくとも有
する半導体部材の作製方法において、 前記多孔質半導体層を形成する工程の前に前記第1の基
体の前記一方の表面に、エピタキシャル成長層を前記多
孔質半導体層の厚みの少なくともn倍(n≧2)の厚み
に形成する工程と、分離後の前記エピタキシャル成長層
に多孔質半導体層を形成する工程とを備えることを特徴
とする半導体部材の作製方法。 - 【請求項2】 前記第1の基体と前記第2の基体とを絶
縁層を介して貼り合わせることを特徴とする請求項1に
記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項3】 前記分離された第1の基体から少なくと
も前記多孔質半導体層を除去する工程と、前記多孔質半
導体層を除去した第1の基体の表面を、水素を含む還元
性雰囲気中で熱処理することによって平滑化する工程と
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導
体部材の作製方法。 - 【請求項4】 前記平滑化は、研磨によって行うことを
特徴とする請求項3に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項5】 前記エピタキシャル成長層の厚さをt
e、前記多孔質半導体層の厚さをtpsとしたときに、 te≦n×tps (n≧1) である場合に、前記エピタキシャル成長層にエピタキシ
ャル成長を施して、 te≧n×tps (n≧2) とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体部材の
作製方法。 - 【請求項6】 前記第1の基体側及び前記第2の基体側
の前記多孔質半導体層の各々は、弗酸、あるいは弗酸に
アルコール及び過酸化水素水の少なくともどちらか一方
を添加したエッチング液あるいは、バッファード弗酸あ
るいはバッファード弗酸にアルコール及び過酸化水素水
の少なくともどちらか一方を添加したエッチング液に、
浸潤させることによって除去することを特徴とする請求
項1〜5のいずれか1項に記載の半導体部材の作製方
法。 - 【請求項7】 前記第1の基体と前記第2の基体との分
割は、貼り合わせ面に垂直な方向に加圧すること、前記
第1の基体及び前記第2の基体の各々の表面を垂直な方
向に引っ張ること又はせん断応力をかけることのうち、
少なくとも1つ以上の手法によって行うことを特徴とす
る請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体部材の作
製方法。 - 【請求項8】 前記第1の基体側及び前記第2の基体側
の前記多孔質半導体層の各々は、前記エッチング液によ
り選択的にエッチングして行うことを特徴とする請求項
6に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項9】 前記多孔質半導体層の除去は、前記非多
孔質単結晶半導体層をストッパーとして研磨することを
特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体
部材の作製方法。 - 【請求項10】 前記第1の基体と前記第2の基体とを
貼り合わせる工程は、陽極接合、加圧、熱処理、あるい
はそれらの組み合わせの中から選択した手法により行う
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
半導体部材の作製方法。 - 【請求項11】 前記多孔質半導体層を形成する工程
は、陽極化成によって行うことを特徴とする請求項1〜
5のいずれか1項に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項12】 前記多孔質半導体層は多孔度の異なる
複数層からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項13】 前記多孔質半導体層は、少なくとも前
記第2の基板の主面側から低多孔度層、高多孔度層の順
に形成されていることを特徴とする請求項12に記載の
半導体部材の作製方法。 - 【請求項14】 前記低多孔度層の多孔度は、30%未
満であることを特徴とする請求項13に記載の半導体部
材の作製方法。 - 【請求項15】 前記高多孔度層の多孔度は、30%以
上であることを特徴とする請求項13に記載の半導体部
材の作製方法。 - 【請求項16】 前記高多孔度層の厚さは、5μm以下
であることを特徴とする請求項13に記載の半導体部材
の作製方法。 - 【請求項17】 前記多孔質半導体層の分離は、前記非
多孔質半導体層表面にフレキシブルなフィルムを貼り、
引き剥がすことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
項に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項18】 前記分離する工程は、貼り合わせ基板
の端にくさびを挿入することを特徴とする請求項1〜5
のいずれか1項に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項19】 前記分離する工程は、貼り合わせ基板
をその表面に垂直な方向に外力を印加し、引っ張るある
いは加圧することを特徴とする請求項1〜5のいずれか
1項に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項20】 前記分離する工程は、貼り合わせ基板
の端から前記多孔質半導体層を酸化し、その堆積膨張に
より擬くさび挿入することを特徴とする請求項1〜5の
いずれか1項に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項21】 前記分離する工程は、貼り合わせ基板
の端に流体を噴射することを特徴とする請求項1〜5の
いずれか1項に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項22】 前記流体は液体であることを特徴とす
る請求項21に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項23】 前記液体は水あるいは純水であること
を特徴とする請求項22に記載の半導体部材の作製方
法。 - 【請求項24】 前記流体は気体であることを特徴とす
る請求項21に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項25】 前記気体は窒素、エアー、酸素、水
素、炭酸ガス、不活性ガスのいずれかであることを特徴
とする請求項24に記載の半導体部材の作製方法。 - 【請求項26】 第1の基体の表面上に厚さteのエピ
タキシャル成長層を形成する工程と、 前記エピタキシャル成長層の表面に前記teの半分の厚
さを越えないような厚さtpsの多孔質層を形成する工
程と、 前記多孔質層上に非多孔質層を形成する工程と、 前記非多孔質層を前記第1の基体から分離する工程と、 分離後の前記エピタキシャル成長層の表面に多孔質層を
形成する工程とを有することを特徴とする半導体部材の
作製方法。 - 【請求項27】 前記非多孔質層を前記第1の基体から
分離する工程の後に、エピタキシャル成長層の表面を平
滑化する工程と、 平滑化された前記エピタキシャル成長層の表面に前記多
孔質層を形成する工程と、 前記多孔質層上に非多孔質層を形成する工程と、 前記非多孔質層を前記第1の基体から分離する工程と を有することを特徴とする請求項26に記載の半導体部
材の作製方法。
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