JP2000345622A - 滑り支承装置 - Google Patents
滑り支承装置Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡易な構成で滑り面の摩擦係数を小さくする。
【解決手段】建築物のフーチング2とコンクリート基礎
3とを互いに相対変位可能に振動絶縁するために、フー
チング2には積層ゴム支承体4が、コンクリート基礎3
には積層ゴム支承体4が載置される滑り板5がそれぞれ
固定され、且つ積層ゴム支承体4の滑り面4aには滑り
材7が設けられ、積層ゴム支承体4の滑り面4aと滑り
板5の滑り面5aとは水10を介して圧接されている。
これにより、滑り材7と滑り板4との間に極微量の水1
0が浸入することになるので、滑り面の摩擦係数を低下
させることができる。また、滑り板5上には当該滑り板
5に載置された積層ゴム支承体4を移動可能に囲繞する
液体充填壁11が水密に固定されている。さらに、液体
充填壁11と積層ゴム支承体4との間には伸縮カバー1
2が覆設されている。
3とを互いに相対変位可能に振動絶縁するために、フー
チング2には積層ゴム支承体4が、コンクリート基礎3
には積層ゴム支承体4が載置される滑り板5がそれぞれ
固定され、且つ積層ゴム支承体4の滑り面4aには滑り
材7が設けられ、積層ゴム支承体4の滑り面4aと滑り
板5の滑り面5aとは水10を介して圧接されている。
これにより、滑り材7と滑り板4との間に極微量の水1
0が浸入することになるので、滑り面の摩擦係数を低下
させることができる。また、滑り板5上には当該滑り板
5に載置された積層ゴム支承体4を移動可能に囲繞する
液体充填壁11が水密に固定されている。さらに、液体
充填壁11と積層ゴム支承体4との間には伸縮カバー1
2が覆設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建築物や精密機器
等の免震、除振あるいは防振のために使用される滑り支
承装置に関する。
等の免震、除振あるいは防振のために使用される滑り支
承装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物や精密機器等を免震、除振
あるいは防振するために、例えば図3に示すような滑り
支承装置が採用されている。この滑り支承装置は、建築
物20に固定される積層ゴム支承体21と、コンクリー
ト基礎30に予め固定されたベースプレート22上に設
置される滑り板23とを備え、積層ゴム支承体21の下
部鋼板21Aには低摩擦材24が固定されている。
あるいは防振するために、例えば図3に示すような滑り
支承装置が採用されている。この滑り支承装置は、建築
物20に固定される積層ゴム支承体21と、コンクリー
ト基礎30に予め固定されたベースプレート22上に設
置される滑り板23とを備え、積層ゴム支承体21の下
部鋼板21Aには低摩擦材24が固定されている。
【0003】このように構成された滑り支承装置におい
ては、通常時には積層ゴム支承体21が建築物20の鉛
直荷重を座屈することなく支承し、中小地震時には積層
ゴム支承体21が水平変形して地震力を吸収し、大地震
時には積層ゴム支承体21が水平変形量を超え、さら
に、積層ゴム支承体21に加わる水平荷重が摩擦力を超
えるので、当該積層ゴム支承体21の下部鋼板21Aに
固定された低摩擦材24が滑り板23上を摺動すること
になる。なお、低摩擦材24および滑り板23が互いに
相対変位した時の摩擦係数は、0.06〜0.13が通
常の値として知られている。
ては、通常時には積層ゴム支承体21が建築物20の鉛
直荷重を座屈することなく支承し、中小地震時には積層
ゴム支承体21が水平変形して地震力を吸収し、大地震
時には積層ゴム支承体21が水平変形量を超え、さら
に、積層ゴム支承体21に加わる水平荷重が摩擦力を超
えるので、当該積層ゴム支承体21の下部鋼板21Aに
固定された低摩擦材24が滑り板23上を摺動すること
になる。なお、低摩擦材24および滑り板23が互いに
相対変位した時の摩擦係数は、0.06〜0.13が通
常の値として知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな滑り支承装置では、低摩擦材24および滑り板23
の滑り面の摩擦係数が高いと大地震時においても滑りが
発生しないので、免震効果を発揮することができない。
また、低摩擦材24および滑り板23の滑り面の低摩擦
係数化を図るには、滑り板23の滑り面に特殊加工を施
したり、あるいは低摩擦材24に特殊材料を用いたりし
なければならない等、各種の専門技術が必要となるの
で、製造原価が割高になる。さらに、滑り板23の滑り
面の状態が埃等の付着や発錆等により変化すると、摩擦
係数が変化して地震時における建物の応答加速度が大き
くなるなど、設計時に設定した性能とは異なった挙動を
示すことになり、耐久性の面において難点があった。
うな滑り支承装置では、低摩擦材24および滑り板23
の滑り面の摩擦係数が高いと大地震時においても滑りが
発生しないので、免震効果を発揮することができない。
また、低摩擦材24および滑り板23の滑り面の低摩擦
係数化を図るには、滑り板23の滑り面に特殊加工を施
したり、あるいは低摩擦材24に特殊材料を用いたりし
なければならない等、各種の専門技術が必要となるの
で、製造原価が割高になる。さらに、滑り板23の滑り
面の状態が埃等の付着や発錆等により変化すると、摩擦
係数が変化して地震時における建物の応答加速度が大き
くなるなど、設計時に設定した性能とは異なった挙動を
示すことになり、耐久性の面において難点があった。
【0005】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、簡易な構成で滑り面の摩擦係
数を小さくできる滑り支承装置を提供することを目的と
する。
るためになされたもので、簡易な構成で滑り面の摩擦係
数を小さくできる滑り支承装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の滑り支承装置は、上部構造体と下部構造体と
を互いに相対変位可能に振動絶縁するために、上部構造
体には支承体が、下部構造体には支承体が載置される滑
り板がそれぞれ固定され、且つ支承体の滑り面には滑り
材が設けられている滑り支承装置において、支承体の滑
り面と滑り板の滑り面とは摩擦係数を低下させる流動体
を介して圧接されているものである。
る本発明の滑り支承装置は、上部構造体と下部構造体と
を互いに相対変位可能に振動絶縁するために、上部構造
体には支承体が、下部構造体には支承体が載置される滑
り板がそれぞれ固定され、且つ支承体の滑り面には滑り
材が設けられている滑り支承装置において、支承体の滑
り面と滑り板の滑り面とは摩擦係数を低下させる流動体
を介して圧接されているものである。
【0007】このような滑り支承装置によれば、大地震
時に支承体に加わる水平荷重が摩擦力を超えることによ
り支承体が滑り板上を摺動するが、支承体の滑り材と滑
り板との間に極微量の流動体が浸入することになるの
で、滑り面の摩擦係数を低下させることができる。
時に支承体に加わる水平荷重が摩擦力を超えることによ
り支承体が滑り板上を摺動するが、支承体の滑り材と滑
り板との間に極微量の流動体が浸入することになるの
で、滑り面の摩擦係数を低下させることができる。
【0008】また、本発明の滑り支承装置において滑り
板上には、当該滑り板に載置された支承体を移動可能に
囲繞する流動体充填壁が水密に固定されていてもよい。
これにより、流動体充填壁内において圧接されている支
承体および滑り板の各滑り面を、摩擦係数を低下させる
流動体に浸すことができる。
板上には、当該滑り板に載置された支承体を移動可能に
囲繞する流動体充填壁が水密に固定されていてもよい。
これにより、流動体充填壁内において圧接されている支
承体および滑り板の各滑り面を、摩擦係数を低下させる
流動体に浸すことができる。
【0009】また、本発明の滑り支承装置においては、
摩擦係数を低下させる流動体を滑り板上に散布する散布
器が設置されていてもよい。これにより、滑り板の表面
の流動体が蒸発しても、定期的または連続的に流動体を
補給することができる。
摩擦係数を低下させる流動体を滑り板上に散布する散布
器が設置されていてもよい。これにより、滑り板の表面
の流動体が蒸発しても、定期的または連続的に流動体を
補給することができる。
【0010】また、本発明の滑り支承装置において摩擦
係数を低下させる流動体は、少なくとも2種類以上の流
動体でもよい。これにより、例えば、流動体充填壁内に
水を充填し、さらに油を充填すると、比重差によりこれ
ら液体が2層に分離するので、上層の油で埃等の混入を
防止することができ、下層の水で摩擦係数を低下させこ
とができるようになる。
係数を低下させる流動体は、少なくとも2種類以上の流
動体でもよい。これにより、例えば、流動体充填壁内に
水を充填し、さらに油を充填すると、比重差によりこれ
ら液体が2層に分離するので、上層の油で埃等の混入を
防止することができ、下層の水で摩擦係数を低下させこ
とができるようになる。
【0011】また、本発明の滑り支承装置において流動
体充填壁と支承体との間には伸縮カバーが覆設されると
よい。これにより、流動体への異物混入を防ぐことがで
きる。
体充填壁と支承体との間には伸縮カバーが覆設されると
よい。これにより、流動体への異物混入を防ぐことがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の滑り支承装置にお
ける好ましい実施の形態例について、図面を参照して説
明する。
ける好ましい実施の形態例について、図面を参照して説
明する。
【0013】本発明の滑り支承装置は上部構造体と下部
構造体とを互いに相対変位可能に振動絶縁するもので、
図1に示すように、上部構造体である建築物のフーチン
グ2に固定される積層ゴム支承体4と、下部構造体であ
るコンクリート基礎3に固定される滑り板5とを備え、
建築物のフーチング2に固定された積層ゴム支承体4は
コンクリート基礎3に固定された滑り板5上に載置され
ている。
構造体とを互いに相対変位可能に振動絶縁するもので、
図1に示すように、上部構造体である建築物のフーチン
グ2に固定される積層ゴム支承体4と、下部構造体であ
るコンクリート基礎3に固定される滑り板5とを備え、
建築物のフーチング2に固定された積層ゴム支承体4は
コンクリート基礎3に固定された滑り板5上に載置され
ている。
【0014】積層ゴム支承体4は、上部連結鋼板41と
下部連結鋼板42との間にゴム層43と中間鋼板44と
が積層成型された積層ゴム体40を備え、この上部連結
鋼板41の表面に上部取付板6が、下部連結鋼板42の
表面に滑り材7がそれぞれ固定されている。ゴム層43
には、弾性機能に優れた天然ゴムまたはクロロプレンゴ
ム等の合成ゴムが用いられ、また、上部連結鋼板41、
下部連結鋼板42および中間鋼板44には、ゴム層43
との付着性から、通常は鋼板を用いるが、ニッケル板、
銅板、黄銅板またはニッケルメッキ、銅メッキ、黄銅メ
ッキを施した鋼板を使用することもできる。なお、積層
ゴム支承体4の積層成型は加硫接着が好ましいが、非接
着、部分接着または後接着してもよい。また、積層ゴム
体40としては中間鋼板露出型もしくは中間鋼板被覆型
の何れを用いてもよい。
下部連結鋼板42との間にゴム層43と中間鋼板44と
が積層成型された積層ゴム体40を備え、この上部連結
鋼板41の表面に上部取付板6が、下部連結鋼板42の
表面に滑り材7がそれぞれ固定されている。ゴム層43
には、弾性機能に優れた天然ゴムまたはクロロプレンゴ
ム等の合成ゴムが用いられ、また、上部連結鋼板41、
下部連結鋼板42および中間鋼板44には、ゴム層43
との付着性から、通常は鋼板を用いるが、ニッケル板、
銅板、黄銅板またはニッケルメッキ、銅メッキ、黄銅メ
ッキを施した鋼板を使用することもできる。なお、積層
ゴム支承体4の積層成型は加硫接着が好ましいが、非接
着、部分接着または後接着してもよい。また、積層ゴム
体40としては中間鋼板露出型もしくは中間鋼板被覆型
の何れを用いてもよい。
【0015】上部取付板6は建築物のフーチング2に固
着されている上部ベースプレート8に固定され、滑り材
7は予めコンクリート基礎3に所定深さまで埋設された
下部ベースプレート9上に固定される滑り板5に圧接さ
れている。
着されている上部ベースプレート8に固定され、滑り材
7は予めコンクリート基礎3に所定深さまで埋設された
下部ベースプレート9上に固定される滑り板5に圧接さ
れている。
【0016】このような積層ゴム支承体4の滑り面4a
と滑り板5の滑り面5aとは、摩擦係数を低下させる流
動体である水10を介して圧接されている。具体的には
滑り板5上に、当該滑り板5に載置された積層ゴム支承
体4を移動可能に囲繞する液体充填壁11が水密に固定
され、この液体充填壁11内に水10が充填されてい
る。これにより、液体充填壁11内において圧接されて
いる積層ゴム支承体4および滑り板5の各滑り面4a、
5aを水に浸すことができることから、滑り材7と滑り
板5との間に極微量の水10が浸入することになるの
で、滑り面の摩擦係数を低下させることができる。ま
た、滑り板5の表面全体を水10で覆うことにより、外
部からの埃の侵入や滑り板5の表面の変質を防ぐことが
できるので、滑り板5や滑り材7の耐久性が向上する。
と滑り板5の滑り面5aとは、摩擦係数を低下させる流
動体である水10を介して圧接されている。具体的には
滑り板5上に、当該滑り板5に載置された積層ゴム支承
体4を移動可能に囲繞する液体充填壁11が水密に固定
され、この液体充填壁11内に水10が充填されてい
る。これにより、液体充填壁11内において圧接されて
いる積層ゴム支承体4および滑り板5の各滑り面4a、
5aを水に浸すことができることから、滑り材7と滑り
板5との間に極微量の水10が浸入することになるの
で、滑り面の摩擦係数を低下させることができる。ま
た、滑り板5の表面全体を水10で覆うことにより、外
部からの埃の侵入や滑り板5の表面の変質を防ぐことが
できるので、滑り板5や滑り材7の耐久性が向上する。
【0017】なお、滑り板5および滑り材7の材料とし
ては、水による発錆を考慮してステンレス鋼が好ましい
が、剛性を保つことができれば、エンジニアプラスチッ
クや非鉄金属等を用いることもできる。また、下部連結
鋼板42の発錆等を考慮して、水10の充填量は当該下
部連結鋼板42を浸さないようにすることが好ましい。
さらに、液体充填壁11内に充填されている水10への
異物混入を防ぐために、液体充填壁11と積層ゴム支承
体4との間に伸縮カバー12を覆設させるとよい。これ
により、水10への異物混入を防ぐことができる。
ては、水による発錆を考慮してステンレス鋼が好ましい
が、剛性を保つことができれば、エンジニアプラスチッ
クや非鉄金属等を用いることもできる。また、下部連結
鋼板42の発錆等を考慮して、水10の充填量は当該下
部連結鋼板42を浸さないようにすることが好ましい。
さらに、液体充填壁11内に充填されている水10への
異物混入を防ぐために、液体充填壁11と積層ゴム支承
体4との間に伸縮カバー12を覆設させるとよい。これ
により、水10への異物混入を防ぐことができる。
【0018】このように構成された滑り支承装置1は、
通常時には積層ゴム支承体4が建築物の鉛直荷重を座屈
することなく支承している。また、中小地震時には積層
ゴム支承体4が水平変形して地震力を吸収する。この
際、摩擦力により積層ゴム支承体4の滑り材7と滑り板
5とには滑りが生じない。さらに、大地震時には積層ゴ
ム支承体4が水平変形量を超え、且つ積層ゴム支承体4
に加わる水平荷重が摩擦力を超えるので、当該積層ゴム
支承体4は滑り板5上を摺動することができる。この
際、積層ゴム支承体4の滑り材7と滑り板5との間に極
微量の水10が浸入することになるので、滑り面4a、
5aの摩擦係数を低下させることができる。したがっ
て、水平荷重−水平変位の履歴曲線は、低い剛性と大き
な変形とを示すことになるので、免震等の周期を長周期
化させることができる。
通常時には積層ゴム支承体4が建築物の鉛直荷重を座屈
することなく支承している。また、中小地震時には積層
ゴム支承体4が水平変形して地震力を吸収する。この
際、摩擦力により積層ゴム支承体4の滑り材7と滑り板
5とには滑りが生じない。さらに、大地震時には積層ゴ
ム支承体4が水平変形量を超え、且つ積層ゴム支承体4
に加わる水平荷重が摩擦力を超えるので、当該積層ゴム
支承体4は滑り板5上を摺動することができる。この
際、積層ゴム支承体4の滑り材7と滑り板5との間に極
微量の水10が浸入することになるので、滑り面4a、
5aの摩擦係数を低下させることができる。したがっ
て、水平荷重−水平変位の履歴曲線は、低い剛性と大き
な変形とを示すことになるので、免震等の周期を長周期
化させることができる。
【0019】これにより、滑り材7および滑り板5自体
の摩擦係数が高くても、滑り面4a、5aの摩擦係数を
低下させることができる。また、滑り板5の滑り面5a
に特殊加工を施したり、滑り材7に特殊材料を用いたり
しなくても、滑り面4a、5aの摩擦係数を低下させる
ことができる。さらに、液体充填壁11と積層ゴム支承
体4との間に伸縮カバー12を覆設させることにより水
10への異物混入を防いでいるので、耐久性を向上させ
ることができる。
の摩擦係数が高くても、滑り面4a、5aの摩擦係数を
低下させることができる。また、滑り板5の滑り面5a
に特殊加工を施したり、滑り材7に特殊材料を用いたり
しなくても、滑り面4a、5aの摩擦係数を低下させる
ことができる。さらに、液体充填壁11と積層ゴム支承
体4との間に伸縮カバー12を覆設させることにより水
10への異物混入を防いでいるので、耐久性を向上させ
ることができる。
【0020】なお、本発明の実施の形態例においては、
流動体に水を用いていたが、これに限らず、アルコー
ル、油等の液体やあるいはゲル状のものでもよい。ま
た、低温下において用いられることを考慮して、不凍剤
等を混入してもよい。さらに、流動体には、少なくとも
2種類以上の液体を用いてもよい。例えば、液体充填壁
12内に水を充填し、さらに油を充填すると、比重差に
よりこれら液体が2層に分離するので、上層の油で埃等
の混入を防止することができ、下層の水で摩擦係数を低
下させことができるようになる。また、潤滑性のあるエ
マルジョンを用いてもよい。
流動体に水を用いていたが、これに限らず、アルコー
ル、油等の液体やあるいはゲル状のものでもよい。ま
た、低温下において用いられることを考慮して、不凍剤
等を混入してもよい。さらに、流動体には、少なくとも
2種類以上の液体を用いてもよい。例えば、液体充填壁
12内に水を充填し、さらに油を充填すると、比重差に
よりこれら液体が2層に分離するので、上層の油で埃等
の混入を防止することができ、下層の水で摩擦係数を低
下させことができるようになる。また、潤滑性のあるエ
マルジョンを用いてもよい。
【0021】また、本発明の実施の形態例においては、
積層ゴム支承体4および滑り板5の各滑り面4a、5a
を水に浸していたが、これに限らず、図2に示すよう
に、液体点在(図2(a))や液体噴霧(図2(b))
による水散布でもよく、何れの散布でも摩擦係数を低下
させることができる。なお、この場合、滑り板5の表面
の液体が蒸発しないように、液体を滑り板5上に散布す
る散布器(図示せず)を設置してもよい。これにより、
滑り板5上に定期的または連続的に液体を補給すること
ができるので、滑り板5の表面の液体が蒸発してしまう
ことを防ぐことができる。
積層ゴム支承体4および滑り板5の各滑り面4a、5a
を水に浸していたが、これに限らず、図2に示すよう
に、液体点在(図2(a))や液体噴霧(図2(b))
による水散布でもよく、何れの散布でも摩擦係数を低下
させることができる。なお、この場合、滑り板5の表面
の液体が蒸発しないように、液体を滑り板5上に散布す
る散布器(図示せず)を設置してもよい。これにより、
滑り板5上に定期的または連続的に液体を補給すること
ができるので、滑り板5の表面の液体が蒸発してしまう
ことを防ぐことができる。
【0022】
【実施例】さらに、以下のような条件で本発明の滑り支
承装置の滑り性能について実験を行った。なお、実験に
は、図1に示すような構造の滑り支承装置を用い、下部
ベースプレート9には一般構造用圧延鋼材(SS40
0)、滑り板5にはステンレス鋼(SUS304)、滑
り材7にはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、
流動体には水10をそれぞれ使用した。
承装置の滑り性能について実験を行った。なお、実験に
は、図1に示すような構造の滑り支承装置を用い、下部
ベースプレート9には一般構造用圧延鋼材(SS40
0)、滑り板5にはステンレス鋼(SUS304)、滑
り材7にはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、
流動体には水10をそれぞれ使用した。
【0023】実験の結果、水を充填する前においては動
摩擦係数が0.10であったのに対し、水を充填すると
動摩擦係数が0.04になった。この結果、積層ゴム支
承体4および滑り板5の各滑り面4a、5aを水に浸す
と、動摩擦係数が低下することが確認できた。
摩擦係数が0.10であったのに対し、水を充填すると
動摩擦係数が0.04になった。この結果、積層ゴム支
承体4および滑り板5の各滑り面4a、5aを水に浸す
と、動摩擦係数が低下することが確認できた。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の滑り支
承装置によれば、流動体を滑り材と滑り板との間に侵入
させることにより、滑り板に特殊な加工を施さなくても
よく、また、滑り材にノウハウ等の必要な特殊な材料を
用いなくても摩擦係数を小さくすることができる。これ
により、簡易な構成で摩擦係数を小さくすることができ
るので、低コストな装置を供給できるようになると共
に、適用範囲が広くなる。
承装置によれば、流動体を滑り材と滑り板との間に侵入
させることにより、滑り板に特殊な加工を施さなくても
よく、また、滑り材にノウハウ等の必要な特殊な材料を
用いなくても摩擦係数を小さくすることができる。これ
により、簡易な構成で摩擦係数を小さくすることができ
るので、低コストな装置を供給できるようになると共
に、適用範囲が広くなる。
【図1】本発明の滑り支承装置における好ましい実施の
形態例を示す説明図。
形態例を示す説明図。
【図2】滑り板上への液体散布の状態を示す図で、
(a)は液体点在の説明図、(b)は噴霧の説明図。
(a)は液体点在の説明図、(b)は噴霧の説明図。
【図3】従来の滑り支承装置を示す説明図。
1・・・・・滑り支承装置 2・・・・・建築物のフーチング(上部構造体) 3・・・・・コンクリート基礎(下部構造体) 4・・・・・積層ゴム支承体 4a・・・・・滑り面 5・・・・・滑り板 7・・・・滑り材 10・・・・・水(流動体) 11・・・・・液体充填壁(流動体充填壁) 12・・・・・伸縮カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 滋夫 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 Fターム(参考) 3J048 BA08 BG04 DA03 EA38
Claims (5)
- 【請求項1】上部構造体と下部構造体とを互いに相対変
位可能に振動絶縁するために、前記上部構造体には支承
体が、前記下部構造体には前記支承体が載置される滑り
板がそれぞれ固定され、且つ前記支承体の滑り面には滑
り材が設けられている滑り支承装置において、 前記支承体の前記滑り面と前記滑り板の滑り面とは摩擦
係数を低下させる流動体を介して圧接されていることを
特徴とする滑り支承装置。 - 【請求項2】前記滑り板上には当該滑り板に載置された
前記支承体を移動可能に囲繞する流動体充填壁が水密に
固定されていることを特徴とする請求項1記載の滑り支
承装置。 - 【請求項3】前記摩擦係数を低下させる流動体を前記滑
り板上に散布する散布器が設置されていることを特徴と
する請求項1または2記載の滑り支承装置。 - 【請求項4】前記摩擦係数を低下させる流動体は、少な
くとも2種類以上の液体であることを特徴とする請求項
2または3記載の滑り支承装置。 - 【請求項5】前記流動体充填壁と前記支承体との間には
伸縮カバーが覆設されることを特徴とする請求項2、3
または4記載の滑り支承装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11158004A JP2000345622A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 滑り支承装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11158004A JP2000345622A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 滑り支承装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000345622A true JP2000345622A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15662160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11158004A Withdrawn JP2000345622A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 滑り支承装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000345622A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105003004A (zh) * | 2015-07-06 | 2015-10-28 | 西安建筑科技大学 | 一种带有可更换墙趾构件的型钢混凝土剪力墙及墙趾构件 |
| CN107762226A (zh) * | 2016-08-19 | 2018-03-06 | 珠海兴业节能科技有限公司 | 一种在水中使用的阻尼装置 |
| JP2018132192A (ja) * | 2012-09-24 | 2018-08-23 | 三協立山株式会社 | 免震具及び免震具を備える被支持物 |
| CN113047465A (zh) * | 2021-05-08 | 2021-06-29 | 震安科技股份有限公司 | 一种低摩擦建筑滑板支座 |
-
1999
- 1999-06-04 JP JP11158004A patent/JP2000345622A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018132192A (ja) * | 2012-09-24 | 2018-08-23 | 三協立山株式会社 | 免震具及び免震具を備える被支持物 |
| CN105003004A (zh) * | 2015-07-06 | 2015-10-28 | 西安建筑科技大学 | 一种带有可更换墙趾构件的型钢混凝土剪力墙及墙趾构件 |
| CN105003004B (zh) * | 2015-07-06 | 2017-05-03 | 西安建筑科技大学 | 一种带有可更换墙趾构件的型钢混凝土剪力墙及墙趾构件 |
| CN107762226A (zh) * | 2016-08-19 | 2018-03-06 | 珠海兴业节能科技有限公司 | 一种在水中使用的阻尼装置 |
| CN107762226B (zh) * | 2016-08-19 | 2019-11-22 | 珠海兴业节能科技有限公司 | 一种在水中使用的阻尼装置 |
| CN113047465A (zh) * | 2021-05-08 | 2021-06-29 | 震安科技股份有限公司 | 一种低摩擦建筑滑板支座 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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