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JP2000232005A - 非直線抵抗体 - Google Patents

非直線抵抗体

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Publication number
JP2000232005A
JP2000232005A JP11031631A JP3163199A JP2000232005A JP 2000232005 A JP2000232005 A JP 2000232005A JP 11031631 A JP11031631 A JP 11031631A JP 3163199 A JP3163199 A JP 3163199A JP 2000232005 A JP2000232005 A JP 2000232005A
Authority
JP
Japan
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voltage
linear resistor
ppm
added
linear
Prior art date
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Pending
Application number
JP11031631A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Suzuki
洋典 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11031631A priority Critical patent/JP2000232005A/ja
Publication of JP2000232005A publication Critical patent/JP2000232005A/ja
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流電圧非直線特性、耐電圧及びエネルギー
耐量特性を高めることにより小形化を図った非直線抵抗
体を提供する。 【解決手段】 酸化亜鉛(ZnO)を主成分とし、これ
に副成分としてBi2 3 、Sb2 3 、NiOを各1
mol%、Co2 3 、MnOを各0.5mol%、さ
らにはジルコニウムをZrO2 に換算して0.1〜10
00ppm添加したものを焼結体1の原料として非直線
抵抗体を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、避雷器、サージア
ブソーバ等に用いられる酸化亜鉛を主成分とした非直線
抵抗体に係り、特に、主成分に添加される副成分の成分
構成に改良を加えた非直線抵抗体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力系統や電子機器回路には、
電力系統や電子機器を保護するために避雷器やサージア
ブソーバが用いられている。この避雷器やサージアブソ
ーバには異常電圧を抑制する非直線抵抗体が採用されて
いる。非直線抵抗体とは正常な電圧で絶縁特性を示し、
異常電圧が印加されたときに低抵抗特性を示す抵抗体で
ある。
【0003】この非直線抵抗体は、酸化亜鉛(ZnO)
を主成分とし、これに副成分としてBi2 3 、Co2
3 、Sb2 3 、MnO、Cr2 3 が添加されたも
のを原料としている(特開昭59−117202号公報
参照)。これらの原料は水及び有機バインダーとともに
十分混合された後、スプレードライヤーなどで造粒さ
れ、成形及び焼結されて焼結体が構成される。この後、
焼結体の側面に沿面閃絡を防止するための高抵抗物質が
塗布され再焼成により高抵抗層が形成される。そして、
焼結体の両端面が研磨されて電極が取付けられることに
より、非直線抵抗体が製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年では、電
力系統の送電コストを低減させるべく送変電機器の小形
化が図られている。送変電機器の小形化を実現するに
は、避雷器の制限電圧を下げて送変電機器の絶縁耐力に
対する要求を低くすることが重要であるが、そのために
は非直線抵抗体の電流電圧非直線特性を改善することが
有効である。
【0005】また現在、非直線抵抗体自体の小形化も進
められている。非直線抵抗体の小形化に際しては非直線
抵抗体の耐電圧つまり動作開始電圧を上げることが有効
である。現状では、非直線抵抗体の動作開始電圧V1m
Aは200V/mm程度であるが、仮にこれを600V
/mm以上にまで上げることができれば、非直線抵抗体
の高さ寸法は1/3程度に縮小でき、小形化の効果は大
きい。さらに、非直線抵抗体の強度つまりエネルギー耐
量特性を高めれば、単位体積当たりのエネルギー処理量
が増大するので、非直線抵抗体をいっそう小形化するこ
とができる。すなわち、非直線抵抗体においては、その
小形化を図る上で、耐電圧及びエネルギー耐量特性の向
上が望まれている。
【0006】本発明は上記の点を考慮して提案されたも
のであり、その目的は、電流電圧非直線特性、耐電圧及
びエネルギー耐量特性を高めることにより小形化を図っ
た非直線抵抗体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、酸化亜鉛を主成分とし、副成分として少な
くともビスマス、コバルト、アンチモン、マンガン及び
ニッケルを添加した非直線抵抗体において、次のような
構成上の特徴がある。すなわち、請求項1記載の発明
は、副成分としてジルコニウムをZrO2 に換算して
0.1〜1000ppm添加したことを特徴とする。
【0008】以上の構成を有する請求項1の非直線抵抗
体では、ZrO2 を0.1〜1000ppm添加するこ
とにより、酸化亜鉛の結晶粒における粒度分布を均一化
することができる。したがって、結晶粒の界面を均一に
形成されることになり、界面にて発現する電流電圧特性
を改善することができる。また、ZrO2 の添加によ
り、酸化亜鉛の結晶粒の粒径を小さくすることができ
る。非直線抵抗体の抵抗値は、粒界の数の逆数すなわち
酸化亜鉛の結晶粒の粒径によって決定するため、酸化亜
鉛の結晶粒の粒径を小さくすれば、非直線抵抗体の抵抗
値である耐電圧を上げることができ、非直線抵抗体の小
形化を図ることができる。さらに、微量の添加物である
ZrO2 が酸化亜鉛の結晶粒の粒界中に分散するため、
非直線抵抗体の強度つまりエネルギー耐量特性を高める
ことができる。このため、単位体積当たりのエネルギー
処理量が増えても非直線抵抗体はそのエネルギーに十分
耐えることができ、非直線抵抗体の小形化を進めること
ができる。
【0009】請求項2記載の発明は、副成分としてY2
3 を0.5〜500ppm添加することを特徴とす
る。このような請求項2の発明においては、請求項1記
載の発明にてZrO2 が果たした役割をY2 3 が果た
すことにより、請求項1記載の非直線抵抗体と同様の作
用効果を得ることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、副成分として鉄を
Fe2 3 に換算し、鉛をPbOに換算して両者のうち
少なくとも一方の成分を10〜1000ppm含むこと
を特徴とする。以上の請求項3の発明では、請求項1記
載の発明にてZrO2 が果たした役割をFe2 3 ある
いはPbOが果たすので、請求項1記載の非直線抵抗体
と同様の作用効果が得られる。
【0011】請求項4記載の発明は、銅をCuOに換算
し、マグネシウムをMgOに換算し、ケイ素をSiO2
に換算し、砒素をAs2 3 に換算してこれらのうちの
少なくとも1つの成分を0.01〜1000ppm添加
することを特徴としている。このような請求項4の発明
においては、CuO、MgO、SiO2 及びAs2 3
のうちの少なくとも1つが、請求項1記載の発明におけ
るZrO2 と同じ働きを果たし、請求項1記載の非直線
抵抗体と同様の作用効果を持つことができる。
【0012】請求項5記載の発明は、副成分としてBi
2 3 、Co2 3 、Sb2 3 、MnO、NiOを
0.05〜10.0mol%添加し、MnOとSb2
3 との添加量の比並びにCo2 3 とNiOとの添加量
の比を0.9以下とすることを特徴とする。以上のよう
な請求項5の発明では、Bi2 3 、Co2 3 、Sb
2 3 、MnO及びNiOの添加量を0.05〜10.
0mol%に限定し、さらに、MnOとSb2 3 との
添加量の比並びにCo2 3 とNiOとの添加量の比を
いずれも0.9以下に限定することによって、酸化亜鉛
の結晶粒における粒度分布の均一化及び結晶粒の小径化
を図ることが可能となり、電流電圧非直線特性及び耐電
圧を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態の
一例について、図1〜図13を参照して具体的に説明す
る。図1は非直線抵抗体の断面図であり、各実施の形態
に共通である。図2〜図9は第1〜第8の実施の形態及
びその参考例における副成分の添加量、動作開始電圧、
電圧電流非直線特性ならびにエネルギー耐量特性の各デ
ータの一覧図である。図10〜図14は第9の実施の形
態及びその参考例における副成分の添加量、添加量の
比、動作開始電圧及び電圧電流非直線特性の各データの
一覧図である。なお、動作開始電圧は1mAの電流を流
したときの電圧V1mAをV/mm単位、電圧電流非直
線特性については10kA及び1mAの電流を流したと
きの電圧の比V10kA/V1mA、エネルギー耐量特
性についてはV1mAの1.2倍の電圧を印加し、破壊
するまでに注入されたエネルギーを単位体積換算(J/
cm3 )で示す。また、非直線抵抗体の作製工程に関し
ては各実施の形態を通して同様である。
【0014】(1)第1の実施の形態…請求項1に対応 [構成]以下、本発明に係る第1の実施の形態につい
て、図1及び図2を参照して具体的に説明する。非直線
抵抗体を製造する場合、酸化亜鉛(ZnO)を主成分と
し、これに副成分としてBi2 3 、Sb2 3 、Ni
Oを各1mol%、Co23 、MnOを各0.5mo
l%、さらにはZrO2 を所定量秤量して添加し、これ
を焼結体の原料として非直線抵抗体を構成する。このと
きのZrO2 の添加量を限定した点に第1の実施の形態
の特徴があり、ジルコニウムをZrO2 に換算して0.
1〜1000ppm添加したもの、図2では0.1、
1、10、100、1000ppm含んだ5つを第1の
実施の形態(図2のNo.2〜6 )とする。なお、ZrO2
を0.05ppm含んだもの(図2のNo.1)及び200
0ppm含んだもの(図2のNo.7)を第1の実施の形態
に対する参考例とする。
【0015】前記の原料は水と有機分散剤、バインダー
類と共に混合装置に入れて混合され、この混合物をスプ
レードライヤーで所定の粒径例えば100μmに噴霧造
粒される。この造粒粉は金型に入れられて加圧され、円
板等所定の形状に成形される。こうして得られた成形体
は、添加した有機バインダー類を除去するために空気中
で500℃で焼成され、さらに空気中1200℃で2時
間で焼成されることにより、図1に示す焼結体1が構成
される。続いて、焼結体1の側面に焼成して高抵抗とな
る絶縁物が塗布し、その後、再焼成されて高抵抗層2が
形成される。最後に、焼結体1の両端面が研磨され、こ
の両端面にアルミニウム等を溶射することにより電極3
が形成される。このようにして非直線抵抗体が構成され
る。
【0016】[作用効果]以上のようにして得られた非
直線抵抗体の電気特性を次に説明する。図2に示した結
果から明らかなように、副成分としてZrO2 を0.1
〜1000ppm添加した第1の実施の形態は、参考例
に比べて、動作開始電圧は600V/mm以上と極めて
高く、電流電圧非直線特性V10kA/V1mAも1.
40以下と良好であることが明らかである。これは、Z
rO2 を0.1〜1000ppm添加することにより、
酸化亜鉛の結晶粒における粒度分布を均一化でき、且つ
結晶粒の小径化できたからであると考えられる。また、
微量のZrO2 を酸化亜鉛の結晶粒の粒界中に分散させ
ることにより、非直線抵抗体の強度が高まったため、エ
ネルギー耐量特性も500J/cm3 以上と優れたレベ
ルを発揮することができる。
【0017】以上述べた第1の実施の形態によれば、電
流電圧非直線特性が優れているため、送変電機器の絶縁
耐力に対する要求を低くすることができ、送変電機器の
小形化に貢献することができる。また、非直線抵抗体の
動作開始電圧すなわち耐電圧を上げると共に、強度を強
くしてエネルギー耐量特性を高めることができるので、
非直線抵抗体を大幅に小形化することが可能である。
【0018】(2)第2の実施の形態…請求項2に対応 [構成]続いて、本発明に係る第2の実施の形態につい
て、図3を参照して具体的に説明する。第2の実施の形
態の特徴は、前記第1の実施の形態におけるZrO2
代えて、イットリウムをY2 3 に換算して0.5〜5
00ppm添加した点にある。すなわち、Y2 3
0.5、1、10、100、500ppm含んだ5つを
第2の実施の形態(図3のNo.2〜6 )とし、Y2 3
0.1ppm含んだもの(図3のNo.1)及び2000p
pm含んだもの(図3のNo.7)を第2の実施の形態に対
する参考例とする。
【0019】[作用効果]第2の実施の形態における非
直線抵抗体の電気特性は、図3に示した結果から明らか
なように、動作開始電圧が600V/mm以上、電流電
圧特性V10kA/V1mAも1.40以下と良好であ
る。また、エネルギー耐量特性も500J/cm3 以上
と優れている。このように第2の実施の形態では、副成
分としてY2 3 を0.5〜500ppm添加すること
によって、電流電圧非直線特性、耐電圧及びエネルギー
耐量特性の向上を図ることができ、非直線抵抗体の小形
化と、送変電機器の小形化とを進めることができる。
【0020】(3)第3の実施の形態…請求項3に対応 [構成]さらに、本発明の第3の実施の形態について、
図4を参照して具体的に説明する。第3の実施の形態
は、前記第1の実施の形態におけるZrO2 に代えて、
鉄をFe2 3 に換算して10〜1000ppm添加し
た点に特徴がある。すなわち、Fe2 3 を10、10
0、1000ppm含んだ3つを第3の実施の形態(図
4のNo.2〜4 )とし、Fe2 3 を1ppm含んだもの
(図4のNo.1)及び10000ppm含んだもの(図4
のNo.5)を第3の実施の形態に対する参考例とする。
【0021】[作用効果]図4から明らかなように、第
3の実施の形態では、副成分としてFe2 3 を10〜
1000ppm添加することにより、動作開始電圧は6
00V/mm以上、電流電圧特性V10kA/V1mA
は1.40以下、さらにはエネルギー耐量特性は500
J/cm3 以上と優れたレベルを発揮することができ
る。この結果、非直線抵抗体及び送変電機器の小形化を
図ることができる。
【0022】(4)第4の実施の形態…請求項3に対応 [構成]第4の実施の形態は、前記第3の実施の形態の
Fe2 3 に代えて、PbOを10〜1000ppm添
加した点に特徴がある。より具体的には、鉛をPbOに
換算して10、100、1000ppm含んだ3つを第
4の実施の形態(図5のNo.2〜4 )としており、PbO
を1ppm含んだもの(図5のNo.1)及び5000pp
m含んだもの(図5のNo.5)を第4の実施の形態に対す
る参考例とする。
【0023】[作用効果]図5から明らかなように、副
成分としてPbOを10〜1000ppm添加した第4
の実施の形態においては、動作開始電圧が600V/m
m以上、電流電圧特性V10kA/V1mAが1.40
以下、エネルギー耐量特性が500J/cm3 以上とな
って、いずれも優れた特性を示すことができる。この結
果、非直線抵抗体を小形化することができ、さらには送
変電機器を小形化することが可能となる。
【0024】(5)第5の実施の形態…請求項4に対応 [構成]続いて、本発明に係る第5の実施の形態につい
て、図6を参照して具体的に説明する。第5の実施の形
態の特徴は、前記第1の実施の形態におけるZrO2
代えて、銅をCuOに換算して0.01〜1000pp
m添加したことにある。すなわち、CuOを0.01、
0.1、1、10、100、1000ppm含んだ6つ
を第5の実施の形態(図6のNo.2〜7 )とし、CuOを
0.005ppm含んだもの(図6のNo.1)及び500
0ppm含んだもの(図6のNo.8)を第5の実施の形態
に対する参考例とする。
【0025】[作用効果]第5の実施の形態では副成分
としてCuOを0.01〜1000ppm添加すること
によって、動作開始電圧が600V/mm以上、電流電
圧特性V10kA/V1mAが1.40以下、エネルギ
ー耐量特性が500J/cm3 以上といずれも良好とな
る。このような第5の実施の形態によれば、非直線抵抗
体を小形化でき、ひいては送変電機器の小形化に貢献で
きる。
【0026】(6)第6の実施の形態…請求項4に対応 [構成]第6の実施の形態は、前記第5の実施の形態に
おけるCuOに代えて、マグネシウムをMgOに換算し
て0.01〜1000ppm添加した点に特徴がある。
すなわち、MgOを0.01、0.1、1、10、10
0、1000ppm含んだ6つを第6の実施の形態(図
6のNo.2〜7 )とし、MgOを0.005ppm含んだ
もの(図7のNo.1)及び5000ppm含んだもの(図
7のNo.8)を第6の実施の形態に対する参考例とする。
【0027】[作用効果]このような第6の実施の形態
では、副成分としてMgOを0.01〜1000ppm
添加することで、動作開始電圧を600V/mm以上、
電流電圧特性V10kA/V1mAを1.40以下、さ
らにはエネルギー耐量特性を500J/cm3 以上にす
ることができる。このような電流電圧非直線特性、耐電
圧及びエネルギー耐量特性の向上により、非直線抵抗体
の小形化及び送変電機器の小形化を実現することができ
る。
【0028】(7)第7の実施の形態…請求項4に対応 [構成]第7の実施の形態は、前記第5の実施の形態に
おけるCuOに代えて、ケイ素をSiO2 に換算して
0.01〜1000ppm添加した点が特徴であり、図
8のNo.2〜7 に示したように、SiO2 を0.01、
0.1、1、10、100、1000ppm含んだ6つ
がこれに該当する。また、SiO2 を0.005ppm
含んだもの(図8のNo.1)及び5000ppm含んだも
の(図8のNo.8)を第7の実施の形態に対する参考例と
する。
【0029】[作用効果]図8から明らかなように、副
成分としてSiO2 を0.01〜1000ppm添加し
た第7の実施の形態では、600V/mm以上の動作開
始電圧、1.40以下の電流電圧特性V10kA/V1
mA、500J/cm3 以上のエネルギー耐量特性を有
することができる。したがって、非直線抵抗体の小形化
を図ることができ、さらには送変電機器の小形化に寄与
することができる。
【0030】(8)第8の実施の形態…請求項4に対応 [構成]第8の実施の形態の特徴は、前記第5の実施の
形態におけるCuOに代えて、砒素をAs2 3 に換算
して0.01〜1000ppm添加した点に特徴があ
る。図9のNo.2〜7 に示したもの、つまりAs2 3
0.01、0.1、1、10、100、1000ppm
含んだ6つが第8の実施の形態に該当する。また、As
2 3 を0.005ppm含んだもの(図9のNo.1)及
び5000ppm含んだもの(図9のNo.8)を第8の実
施の形態に対する参考例とする。
【0031】[作用効果]図8に示したように、第8の
実施の形態では副成分としてAs2 3 を0.01〜1
000ppm添加することにより、600V/mm以上
の動作開始電圧、1.40以下の電流電圧特性V10k
A/V1mA、500J/cm3 以上のエネルギー耐量
特性を有することができる。したがって、非直線抵抗体
の小形化を図ることができ、さらには送変電機器の小形
化に寄与することができる。なお、以上説明した第1〜
第8の実施の形態における副成分の添加量についてはす
べて、Bi2 3 、Sb2 3 、NiOを各1mol
%、Co2 3 、MnOを各0.5mol%としている
が、それ以外でも同様の効果を得ることができることを
確認している。
【0032】(9)第9の実施の形態…請求項5に対応 [構成]次に、本発明の第9の実施の形態について説明
する。第9の実施の形態では、酸化亜鉛(ZnO)を主
成分とし、これに副成分としてBi2 3 、MnO、S
2 3 、Co2 3 及びNiOを所定量秤量して添加
し、焼結体の原料を作る。このときの各添加量を限定し
た点及び添加量の比を限定した点に第9の実施の形態の
特徴があり、Bi2 3 、MnO、Sb2 3 、Co2
3 及びNiOを0.05〜10.0mol%とし、M
nOとSb2 3 との添加量の比並びにCo2 3 とN
iOとの添加量の比を0.9以下としたものを第9の実
施の形態とする。
【0033】図10〜図14にデータを示した非直線抵
抗体において、右端欄に丸印がついているものが第9の
実施の形態に該当する。図10〜図12では、基本的に
Bi2 3 、Sb2 3 、NiOを各1mol%、Co
2 3 、MnOを各0.5mol%とし、このうちの1
つだけを、0.01、0.05、0.10、0.50、
1.00、5.00、10.00、15.00mol%
という8段階の添加量に分けて非直線抵抗体を製造した
場合のデータを示している。但し、添加量比を限定した
副成分を8段階に変化させる場合、もう一方の副成分の
添加量を2通りにして非直線抵抗体を製造している。ま
た、図13〜図14では、MnOとSb2 3 との添加
量の比を0.1、0.2、0.5、0.8、0.9、
1.0という6段階の添加量に分け、Co2 3 とNi
Oとの添加量の比を0.1、0.2、0.5、0.8、
0.9、1.0、1.2という7段階の添加量に分けて
非直線抵抗体を製造した場合のデータを示している。
【0034】[作用効果]図10〜図14に示したよう
に、第9の実施の形態ではBi2 3 、MnO、Sb2
3 、Co2 3 及びNiOを0.05〜10.0mo
l%とし、MnOとSb2 3 との添加量の比並びにC
2 3 とNiOとの添加量の比を0.9以下にするこ
とにより、動作開始電圧は600V/mm以上となり、
電流電圧特性V10kA/V1mAも1.40以下と極
めて良好である。したがって、電流電圧非直線特性に優
れ、耐電圧の高い非直線抵抗体を得ることがてき、その
小形化を図ると共に、送変電機器の小形化に寄与するこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
酸化亜鉛を主成分とし、副成分として、ビスマス、コバ
ルト、アンチモン、マンガン、ニッケルを含有し、副成
分としてさらに、ジルコニウム、イットリウム、鉄、
鉛、銅、マグネシウム、ケイ素、または砒素を含有し、
MnOとSb2O3との添加量の比及びCo2O3とN
iOとの添加量の比を0.9以下とすることにより、電
流電圧非直線特性に優れ、耐電圧の高く、さらには小形
化が進んだ非直線抵抗体を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる非直線抵抗体の断面図。
【図2】第1の実施の形態及びその参考例における副成
分の添加量、動作開始電圧、電圧電流非直線特性ならび
にエネルギー耐量特性の各データの一覧図
【図3】第2の実施の形態及びその参考例における副成
分の添加量、動作開始電圧、電圧電流非直線特性ならび
にエネルギー耐量特性の各データの一覧図
【図4】第3の実施の形態及びその参考例における副成
分の添加量、動作開始電圧、電圧電流非直線特性ならび
にエネルギー耐量特性の各データの一覧図
【図5】第4の実施の形態及びその参考例における副成
分の添加量、動作開始電圧、電圧電流非直線特性ならび
にエネルギー耐量特性の各データの一覧図
【図6】第5の実施の形態及びその参考例における副成
分の添加量、動作開始電圧、電圧電流非直線特性ならび
にエネルギー耐量特性の各データの一覧図
【図7】第6の実施の形態及びその参考例における副成
分の添加量、動作開始電圧、電圧電流非直線特性ならび
にエネルギー耐量特性の各データの一覧図
【図8】第7の実施の形態及びその参考例における副成
分の添加量、動作開始電圧、電圧電流非直線特性ならび
にエネルギー耐量特性の各データの一覧図
【図9】第8の実施の形態及びその参考例における副成
分の添加量、動作開始電圧、電圧電流非直線特性ならび
にエネルギー耐量特性の各データの一覧図
【図10】第9の実施の形態及びその参考例における副
成分の添加量、添加量の比、動作開始電圧及び電圧電流
非直線特性の各データの一覧図
【図11】第9の実施の形態及びその参考例における副
成分の添加量、添加量の比、動作開始電圧及び電圧電流
非直線特性の各データの一覧図
【図12】第9の実施の形態及びその参考例における副
成分の添加量、添加量の比、動作開始電圧及び電圧電流
非直線特性の各データの一覧図
【図13】第9の実施の形態及びその参考例における副
成分の添加量、添加量の比、動作開始電圧及び電圧電流
非直線特性の各データの一覧図
【図14】第9の実施の形態及びその参考例における副
成分の添加量、添加量の比、動作開始電圧及び電圧電流
非直線特性の各データの一覧図
【符号の説明】
1…焼結体 2…高抵抗層 3…電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化亜鉛を主成分とし、副成分として少
    なくともビスマス、コバルト、アンチモン、マンガン及
    びニッケルを添加した非直線抵抗体において、 さらに副成分としてジルコニウムをZrO2 に換算して
    0.1〜1000ppm添加したことを特徴とする非直
    線抵抗体。
  2. 【請求項2】 酸化亜鉛を主成分とし、副成分として少
    なくともビスマス、コバルト、アンチモン、マンガン及
    びニッケルを添加した非直線抵抗体において、 さらに副成分としてイットリウムをY2 3 に換算して
    0.5〜500ppm添加したことを特徴とする非直線
    抵抗体。
  3. 【請求項3】 酸化亜鉛を主成分とし、副成分として少
    なくともビスマス、コバルト、アンチモン、マンガン及
    びニッケルを添加した非直線抵抗体において、 さらに副成分として鉄及び鉛の少なくとも一方を添加
    し、 鉄及び鉛の各添加量を、Fe2 3 及びPbOに換算し
    て10〜1000ppmとしたことを特徴とする非直線
    抵抗体。
  4. 【請求項4】 酸化亜鉛を主成分とし、副成分として少
    なくともビスマス、コバルト、アンチモン、マンガン及
    びニッケルを添加した非直線抵抗体において、 さらに副成分として銅、マグネシウム、ケイ素及び砒素
    のうちの少なくとも1つを添加し、 銅、マグネシウム、ケイ素及び砒素の各添加量を、Cu
    O、MgO、SiO2及びAs2 3 に換算して0.0
    1〜1000ppmとしたことを特徴とする非直線抵抗
    体。
  5. 【請求項5】 酸化亜鉛を主成分とし、副成分として少
    なくともビスマス、コバルト、アンチモン、マンガン及
    びニッケルを添加した非直線抵抗体において、 ビスマス、コバルト、アンチモン、マンガン及びニッケ
    ルの各添加量を、Bi2 3 、Co2 3 、Sb
    2 3 、MnO及びNiOに換算して0.05〜10.
    0mol%とし、 MnOとSb2 3 との添加量の比並びにCo2 3
    NiOとの添加量の比を0.9以下としたことを特徴と
    する非直線抵抗体。
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