JP2000231880A - 非蒸発型ゲッタの形成方法、該非蒸発型ゲッタを用いた画像形成装置およびその製造方法 - Google Patents
非蒸発型ゲッタの形成方法、該非蒸発型ゲッタを用いた画像形成装置およびその製造方法Info
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- JP2000231880A JP2000231880A JP11033642A JP3364299A JP2000231880A JP 2000231880 A JP2000231880 A JP 2000231880A JP 11033642 A JP11033642 A JP 11033642A JP 3364299 A JP3364299 A JP 3364299A JP 2000231880 A JP2000231880 A JP 2000231880A
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大量生産に適した構成および低コストの製法
にて、大容量でかつ表面積の大きなゲッタ膜を画像形成
装置の表示領域内に配置し、輝度の経時的変化(経時的
低下)の少ない画像形成装置を提供すること、および画
像形成領域内での経時的な輝度バラツキの発生の少ない
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 溶射法により形成されたゲッタ11の形
成部以外を溶射源から遮蔽するために用いる溶射用マス
ク5として、該マスク5に付着したゲッタ材10を除去
してマスク5の再利用を容易にするための分離膜7を設
けたマスク5を用いる。前記マスク5を使用してゲッタ
11を形成する工程と、前記マスク5の表面に付着した
ゲッタ材10を回収する工程とを有する。
にて、大容量でかつ表面積の大きなゲッタ膜を画像形成
装置の表示領域内に配置し、輝度の経時的変化(経時的
低下)の少ない画像形成装置を提供すること、および画
像形成領域内での経時的な輝度バラツキの発生の少ない
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 溶射法により形成されたゲッタ11の形
成部以外を溶射源から遮蔽するために用いる溶射用マス
ク5として、該マスク5に付着したゲッタ材10を除去
してマスク5の再利用を容易にするための分離膜7を設
けたマスク5を用いる。前記マスク5を使用してゲッタ
11を形成する工程と、前記マスク5の表面に付着した
ゲッタ材10を回収する工程とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非蒸発型ゲッタの
形成方法、該非蒸発型ゲッタを用いた画像形成装置およ
びその製造方法に関する。
形成方法、該非蒸発型ゲッタを用いた画像形成装置およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子源より放出された電子ビ
ームを画像表示部材である蛍光体に照射し、蛍光体を発
光させて画像を表示する画像形成装置においては、電子
源と画像形成部材を内包する密閉された真空容器の内部
を高真空に保持しなければならない。すなわち、真空容
器内部にガスが発生して圧力が上昇すると、その影響の
程度はガスの種類により異なるが、電子源に悪影響を及
ぼして電子放出量を低下させ、明るい画像の表示ができ
なくなるためである。
ームを画像表示部材である蛍光体に照射し、蛍光体を発
光させて画像を表示する画像形成装置においては、電子
源と画像形成部材を内包する密閉された真空容器の内部
を高真空に保持しなければならない。すなわち、真空容
器内部にガスが発生して圧力が上昇すると、その影響の
程度はガスの種類により異なるが、電子源に悪影響を及
ぼして電子放出量を低下させ、明るい画像の表示ができ
なくなるためである。
【0003】また、発生したガスが、電子ビームにより
電離されてイオンとなり、これが電子を加速するための
電界により加速されて電子源に衝突することで、電子源
に損傷を与えることもある。さらに、場合によっては、
電子源の内部で放電を生じさせる場合もあり、装置を破
壊するおそれがある。
電離されてイオンとなり、これが電子を加速するための
電界により加速されて電子源に衝突することで、電子源
に損傷を与えることもある。さらに、場合によっては、
電子源の内部で放電を生じさせる場合もあり、装置を破
壊するおそれがある。
【0004】真空悪化による電子源への悪影響は、特に
多数の電子放出素子を平面基板上に配置した電子源を用
いた平板状ディスプレイにおいてより深刻となる。
多数の電子放出素子を平面基板上に配置した電子源を用
いた平板状ディスプレイにおいてより深刻となる。
【0005】上述したような画像形成装置における問題
を解決するための提案として、画像形成装置の表示領域
外の画像形成部材と電子源基板との間に、蒸発型ゲッタ
によるゲッタ面を形成する方法(特開平5−15191
6号公報)や、画像表示部(蛍光面)周囲の画像形成部
材の内面に溝を設け、この溝中に非蒸発型ゲッタを埋め
込むことで、ゲッタの大容積化を図る方法(特開平5−
121015号公報)等がある。
を解決するための提案として、画像形成装置の表示領域
外の画像形成部材と電子源基板との間に、蒸発型ゲッタ
によるゲッタ面を形成する方法(特開平5−15191
6号公報)や、画像表示部(蛍光面)周囲の画像形成部
材の内面に溝を設け、この溝中に非蒸発型ゲッタを埋め
込むことで、ゲッタの大容積化を図る方法(特開平5−
121015号公報)等がある。
【0006】しかし、上述した各方法を用いると、ゲッ
タ材の配置位置が限定されてしまう。また、平板状画像
形成装置における真空容器内での真空悪化の問題には、
上述した問題の他、局所的に圧力が上昇しやすいという
問題がある。電子源と画像表示部材とを有する画像形成
装置において、真空容器内でガスを発生させる部分は、
主として電子ビームにより照射される画像表示領域と電
子源それ自体とである。従来のCRTの場合、画像表示
部材と電子源は離れており、両者の間には真空容器の内
壁に形成されたゲッタ膜があるため、画像表示部材で発
生したガスは、電子源に到達するまでに広く拡散し、一
部はゲッタ膜に吸着されて電子源に到達した際には、そ
れほど極端に圧力が高くならない。また、電子源自身の
周りにもゲッタ膜があるため、電子源自体から放出され
たガスによっても極端で局所的な圧力上昇は生じない。
タ材の配置位置が限定されてしまう。また、平板状画像
形成装置における真空容器内での真空悪化の問題には、
上述した問題の他、局所的に圧力が上昇しやすいという
問題がある。電子源と画像表示部材とを有する画像形成
装置において、真空容器内でガスを発生させる部分は、
主として電子ビームにより照射される画像表示領域と電
子源それ自体とである。従来のCRTの場合、画像表示
部材と電子源は離れており、両者の間には真空容器の内
壁に形成されたゲッタ膜があるため、画像表示部材で発
生したガスは、電子源に到達するまでに広く拡散し、一
部はゲッタ膜に吸着されて電子源に到達した際には、そ
れほど極端に圧力が高くならない。また、電子源自身の
周りにもゲッタ膜があるため、電子源自体から放出され
たガスによっても極端で局所的な圧力上昇は生じない。
【0007】ところが、平板状画像形成装置において
は、画像表示部材と電子源が接近しているため、画像表
示部材から発生したガスは、十分拡散する前に電子源に
到達して局所的な圧力上昇をもたらす。
は、画像表示部材と電子源が接近しているため、画像表
示部材から発生したガスは、十分拡散する前に電子源に
到達して局所的な圧力上昇をもたらす。
【0008】特に、画像表示領域の中央部では、ゲッタ
膜を形成した領域までガスが拡散することができないた
め、周辺部に比べ局所的な圧力上昇がより大きく現れる
ものと考えられる。発生したガスは、電子源から放出さ
れた電子によりイオン化され、電子源と画像表示部材の
間に形成された磁界によって加速され、電子源に損傷を
及ぼしたり、放電を生じせしめて電子源を破壊したりす
る場合がある。
膜を形成した領域までガスが拡散することができないた
め、周辺部に比べ局所的な圧力上昇がより大きく現れる
ものと考えられる。発生したガスは、電子源から放出さ
れた電子によりイオン化され、電子源と画像表示部材の
間に形成された磁界によって加速され、電子源に損傷を
及ぼしたり、放電を生じせしめて電子源を破壊したりす
る場合がある。
【0009】この様な事情を考慮して、特定の構造を有
する平板状画像形成装置では、画像表示領域内にゲッタ
材を配置して、発生したガスを即座に吸着するようにし
た構成が開示されている。例えば、特開平4−1243
6号公報では、電子ビームを引き出すゲート電極を有す
る電子源において、このゲート電極をゲッタ材で形成す
る方法が開示されており、円錐状突起を陰極とする電界
放出型の電子源と、pn接合を有する半導体電子源が例
示されている。なお、このゲート電極は、Ta、Zr、
Ti、Th、Hf等の合金からなり、半導体プロセスに
より形成される。
する平板状画像形成装置では、画像表示領域内にゲッタ
材を配置して、発生したガスを即座に吸着するようにし
た構成が開示されている。例えば、特開平4−1243
6号公報では、電子ビームを引き出すゲート電極を有す
る電子源において、このゲート電極をゲッタ材で形成す
る方法が開示されており、円錐状突起を陰極とする電界
放出型の電子源と、pn接合を有する半導体電子源が例
示されている。なお、このゲート電極は、Ta、Zr、
Ti、Th、Hf等の合金からなり、半導体プロセスに
より形成される。
【0010】また、特開平8−2278号公報では、多
数の電界放出型陰極からなる電子源フラット型表示装置
に関して、蛍光体を有する前面側パネルの各蛍光体間の
内壁面、もしくは電子源の各陰極群間の壁面上に、マス
ク蒸着法により100nm程度のBaAl4 を原料とし
たBa膜等の蒸発型ゲッタが形成されている。
数の電界放出型陰極からなる電子源フラット型表示装置
に関して、蛍光体を有する前面側パネルの各蛍光体間の
内壁面、もしくは電子源の各陰極群間の壁面上に、マス
ク蒸着法により100nm程度のBaAl4 を原料とし
たBa膜等の蒸発型ゲッタが形成されている。
【0011】また、特開昭63−181248号公報お
よび特公平6−3714号公報では、カソード(陰極)
群と真空容器のフェースプレートとの間に、電子ビーム
を制御するための電極(グリッドなど)を配置する構造
の平板状ディスフレイにおいて、この制御用電極上にゲ
ッタ材の膜を形成する方法が開示されている。この特開
昭63−181248号公報の例では、ゲッタ材はZr
(84%)−Al(16%)からなり、真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレーティング法、塗布法等に
より、電極上に直接成膜される。また、特公平6−37
14号公報の例では、厚さ0.1mmの金属板上に、ゲ
ッタ材を圧着した小片(例えばサエスゲッターズのSt
707のようなZr・V・Fe合金)をスポット溶接で
電極上に固定している。
よび特公平6−3714号公報では、カソード(陰極)
群と真空容器のフェースプレートとの間に、電子ビーム
を制御するための電極(グリッドなど)を配置する構造
の平板状ディスフレイにおいて、この制御用電極上にゲ
ッタ材の膜を形成する方法が開示されている。この特開
昭63−181248号公報の例では、ゲッタ材はZr
(84%)−Al(16%)からなり、真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレーティング法、塗布法等に
より、電極上に直接成膜される。また、特公平6−37
14号公報の例では、厚さ0.1mmの金属板上に、ゲ
ッタ材を圧着した小片(例えばサエスゲッターズのSt
707のようなZr・V・Fe合金)をスポット溶接で
電極上に固定している。
【0012】また、米国特許第5453659号明細
書、”Anode Plate for Flat P
anel Display having Inter
grated Getter”,issued 26
Sept.1995,to Wallace et a
l.では、画像表示部材(アノードプレート)上の、ス
トライプ上の蛍光体同士の隙間にゲッタ部材を形成した
ものが開示されている。この例では、ゲッタ材は。Zr
・V・FeまたはBaをイオンビームスパッタや、電子
ビーム蒸着法を用いて0.1〜1μmの厚みで成膜し、
その後リソグラフィー法により整形している。
書、”Anode Plate for Flat P
anel Display having Inter
grated Getter”,issued 26
Sept.1995,to Wallace et a
l.では、画像表示部材(アノードプレート)上の、ス
トライプ上の蛍光体同士の隙間にゲッタ部材を形成した
ものが開示されている。この例では、ゲッタ材は。Zr
・V・FeまたはBaをイオンビームスパッタや、電子
ビーム蒸着法を用いて0.1〜1μmの厚みで成膜し、
その後リソグラフィー法により整形している。
【0013】ゲッタ材は、蛍光体およびそれと電気的に
接続された導電体とは電気的に分離されており、ゲッタ
に適当な電位を与えて電子源の放出した電子を照射・加
熱することにより、ゲッタの活性化を行ったり、ゲッタ
に通電加熱して活性化を行うものである。
接続された導電体とは電気的に分離されており、ゲッタ
に適当な電位を与えて電子源の放出した電子を照射・加
熱することにより、ゲッタの活性化を行ったり、ゲッタ
に通電加熱して活性化を行うものである。
【0014】平板状ディスプレイに使用する電子源を構
成する電子放出素子としては、構造と製造方法が簡単な
ものが、生産技術、製造コスト等の観点から見て望まし
いことはいうまでもない。製造プロセスが、薄膜の積層
と簡単な加工で構成されているもの、あるいは大型のも
のを製造する場合は、印刷法などの真空装置を必要とし
ない技術により製造できるものが求められる。
成する電子放出素子としては、構造と製造方法が簡単な
ものが、生産技術、製造コスト等の観点から見て望まし
いことはいうまでもない。製造プロセスが、薄膜の積層
と簡単な加工で構成されているもの、あるいは大型のも
のを製造する場合は、印刷法などの真空装置を必要とし
ない技術により製造できるものが求められる。
【0015】この点で、上述した特開平4−12436
号公報に開示された、ゲート電極をゲッタ材により構成
した電子源、および特開平8−2278号公報に開示さ
れた、前面側パネルの各蛍光体間の内壁面、もしくは電
子源の各陰極群間の壁面上に蒸発型ゲッタの蒸着膜を有
する多数の電界放出型陰極からなる電子源フラット型表
示装置に関して、円錐状の陰極チップの製造、あるいは
半導体の接合の製造などにおいて、真空装置中での煩雑
な工程を要する。さらに、画像形成装置を大型化するに
は、製造装置による限界がある。
号公報に開示された、ゲート電極をゲッタ材により構成
した電子源、および特開平8−2278号公報に開示さ
れた、前面側パネルの各蛍光体間の内壁面、もしくは電
子源の各陰極群間の壁面上に蒸発型ゲッタの蒸着膜を有
する多数の電界放出型陰極からなる電子源フラット型表
示装置に関して、円錐状の陰極チップの製造、あるいは
半導体の接合の製造などにおいて、真空装置中での煩雑
な工程を要する。さらに、画像形成装置を大型化するに
は、製造装置による限界がある。
【0016】また、特開昭63−181248号公報、
および特公平6−3714号公報に記載されたように、
電子源とフェースプレートの間に制御電極などを設けた
装置では、その構造が複雑になり、製造工程でこれら部
材の位置合わせなど煩雑な工程が伴うことになるまた、
米国特許第5453659号明細書に開示されたよう
に、ゲッタ材をアノードプレート上に形成する方法は、
ゲッタ材と蛍光体の間の電気的な絶縁をとることが必要
で、精密な微細加工のためにフォトリソグラフィー技術
によるパターニングを繰り返し行って作成される。この
ため、工程が煩雑となり、またフォトリソグラフィーに
用いる装置の大きさなどから、製造できる画像形成装置
の大きさが制限される。
および特公平6−3714号公報に記載されたように、
電子源とフェースプレートの間に制御電極などを設けた
装置では、その構造が複雑になり、製造工程でこれら部
材の位置合わせなど煩雑な工程が伴うことになるまた、
米国特許第5453659号明細書に開示されたよう
に、ゲッタ材をアノードプレート上に形成する方法は、
ゲッタ材と蛍光体の間の電気的な絶縁をとることが必要
で、精密な微細加工のためにフォトリソグラフィー技術
によるパターニングを繰り返し行って作成される。この
ため、工程が煩雑となり、またフォトリソグラフィーに
用いる装置の大きさなどから、製造できる画像形成装置
の大きさが制限される。
【0017】製造工程が容易であるという上述の要求を
満たしうる構造を持った電子放出素子としては、横型の
電界放出型電子放出素子や、表面伝導型電子放出素子を
挙げることができる。
満たしうる構造を持った電子放出素子としては、横型の
電界放出型電子放出素子や、表面伝導型電子放出素子を
挙げることができる。
【0018】横型の電界放出型電子放出素子は、平面基
板上に尖った電子放出部を有する陰極(カソード)と、
カソードに高電界を印加するための陽極(ゲート)を対
向させて形成したもので、蒸着、スパッタ、メッキ法な
どの薄膜堆積法と、通常のフォトリソグラフィー技術に
より製造できる。また、表面伝導型電子放出素子は、一
部に高抵抗部を有する導電性薄膜に対して電流を流すこ
とにより、電子が放出されるもので、本出願人による特
開平7−235255号公報にその一例が示されてい
る。
板上に尖った電子放出部を有する陰極(カソード)と、
カソードに高電界を印加するための陽極(ゲート)を対
向させて形成したもので、蒸着、スパッタ、メッキ法な
どの薄膜堆積法と、通常のフォトリソグラフィー技術に
より製造できる。また、表面伝導型電子放出素子は、一
部に高抵抗部を有する導電性薄膜に対して電流を流すこ
とにより、電子が放出されるもので、本出願人による特
開平7−235255号公報にその一例が示されてい
る。
【0019】これらの素子を用いた画像形成装置におい
て、画像表示領域内に効果的にゲッタ材を配置し、ゲッ
タ材の活性化を行う手法の提案が、特開平9−8224
5号公報にてなされている。この例では、ゲッタ材は、
Ti、Zrのうち少なくとも一種を主成分とする合金か
らなるか、あるいは、さらに、Al、V、Feのうち一
種以上を副成分とする合金からなる。なお、このゲッタ
材は、真空蒸着法、スパッタ法により成膜されている。
て、画像表示領域内に効果的にゲッタ材を配置し、ゲッ
タ材の活性化を行う手法の提案が、特開平9−8224
5号公報にてなされている。この例では、ゲッタ材は、
Ti、Zrのうち少なくとも一種を主成分とする合金か
らなるか、あるいは、さらに、Al、V、Feのうち一
種以上を副成分とする合金からなる。なお、このゲッタ
材は、真空蒸着法、スパッタ法により成膜されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、容器内のガ
ス分子を長期にわたりより効果的に吸着排気するために
は、ゲッタ膜自身の体積を増やし、かつ表面積を増加さ
せることが求められる。しかしながら、上記提案におけ
るゲッタ材の形成方法は、真空蒸着法、スパッタ法等に
より形成されているため、成膜時の成膜速度を考慮する
と、1回の工程で形成できるゲッタ材の膜厚は、せいぜ
い数μmが上限である。同手法にてそれ以上の膜厚のゲ
ッタ材を形成するためには、成膜に要する時間の増大は
避けられずコストの上昇につながる。
ス分子を長期にわたりより効果的に吸着排気するために
は、ゲッタ膜自身の体積を増やし、かつ表面積を増加さ
せることが求められる。しかしながら、上記提案におけ
るゲッタ材の形成方法は、真空蒸着法、スパッタ法等に
より形成されているため、成膜時の成膜速度を考慮する
と、1回の工程で形成できるゲッタ材の膜厚は、せいぜ
い数μmが上限である。同手法にてそれ以上の膜厚のゲ
ッタ材を形成するためには、成膜に要する時間の増大は
避けられずコストの上昇につながる。
【0021】また、同手法により形成される膜の表面積
は、蒸着時の成膜条件により多少の制御はできるが、よ
り大きな表面積を持つ膜を形成するためには、被蒸着物
の表面形状を加工するなどの特別な工程を必要とする。
は、蒸着時の成膜条件により多少の制御はできるが、よ
り大きな表面積を持つ膜を形成するためには、被蒸着物
の表面形状を加工するなどの特別な工程を必要とする。
【0022】本発明は、大量生産に適した構成および低
コストの製法にて、大容量でかつ表面積の大きなゲッタ
膜を画像形成装置の表示領域内に配置し、輝度の経時的
変化(経時的低下)の少ない画像形成装置を提供するこ
と、および画像形成領域内での経時的な輝度バラツキの
発生の少ない画像形成装置を提供することを目的とす
る。
コストの製法にて、大容量でかつ表面積の大きなゲッタ
膜を画像形成装置の表示領域内に配置し、輝度の経時的
変化(経時的低下)の少ない画像形成装置を提供するこ
と、および画像形成領域内での経時的な輝度バラツキの
発生の少ない画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、以下の特徴点を備えている。
になされた本発明は、以下の特徴点を備えている。
【0024】すなわち、本発明の非蒸発型ゲッタの形成
方法は、基板上に複数の電子放出素子が配置された電子
源と、前記基板に対向して配置された画像形成部材とを
有する画像形成装置の画像表示領域内に、非蒸発型ゲッ
タを形成する方法であって、溶射法により形成されたゲ
ッタの形成部以外を溶射源から遮蔽するために用いる溶
射用マスクとして、該マスクに付着したゲッタ材を除去
してマスクの再利用を容易にするための分離膜を設けた
マスクを用い、前記マスクを使用してゲッタを形成する
工程と、前記マスク表面に付着したゲッタ材を回収する
工程とを有することを特徴とするものである。
方法は、基板上に複数の電子放出素子が配置された電子
源と、前記基板に対向して配置された画像形成部材とを
有する画像形成装置の画像表示領域内に、非蒸発型ゲッ
タを形成する方法であって、溶射法により形成されたゲ
ッタの形成部以外を溶射源から遮蔽するために用いる溶
射用マスクとして、該マスクに付着したゲッタ材を除去
してマスクの再利用を容易にするための分離膜を設けた
マスクを用い、前記マスクを使用してゲッタを形成する
工程と、前記マスク表面に付着したゲッタ材を回収する
工程とを有することを特徴とするものである。
【0025】また、前記非蒸発型ゲッタは、電子源基板
上に配置された前記電子放出素子に対して電圧を印加す
るための配線上に形成しても良く、あるいは、画像形成
部材上の蛍光体領域を分離する黒色材上に、メタルバッ
クを介して形成しても良い。また、前記マスク表面に形
成される分離膜が、耐熱性高分子膜または金属薄膜であ
ることが好ましい。
上に配置された前記電子放出素子に対して電圧を印加す
るための配線上に形成しても良く、あるいは、画像形成
部材上の蛍光体領域を分離する黒色材上に、メタルバッ
クを介して形成しても良い。また、前記マスク表面に形
成される分離膜が、耐熱性高分子膜または金属薄膜であ
ることが好ましい。
【0026】また、前記耐熱性高分子膜の熱分解温度
が、300℃以上であることが好ましい。
が、300℃以上であることが好ましい。
【0027】また、前記金属薄膜が、アルミニウム薄膜
であることが好ましい。
であることが好ましい。
【0028】また、前記マスクは、Fe系合金またはセ
ラミックスを基材とすることが好ましい。
ラミックスを基材とすることが好ましい。
【0029】また、前記マスク表面に付着したゲッタ材
を除去、回収する方法として、マスクを分離膜の分解温
度以上であって、マスクおよびゲッタ材の融解温度以下
に加熱する工程を有したり、あるいは、分離膜を溶解し
うる溶液中にマスクを浸漬する工程を有することが好ま
しい。
を除去、回収する方法として、マスクを分離膜の分解温
度以上であって、マスクおよびゲッタ材の融解温度以下
に加熱する工程を有したり、あるいは、分離膜を溶解し
うる溶液中にマスクを浸漬する工程を有することが好ま
しい。
【0030】また、前記ゲッタ材は、Ti、Zr、また
はこれらのうち少なくとも一種を主成分とする合金であ
ることが好ましい。
はこれらのうち少なくとも一種を主成分とする合金であ
ることが好ましい。
【0031】また、前記ゲッタの膜厚が、10〜100
μmであることが好ましい。
μmであることが好ましい。
【0032】本発明の画像形成装置の製造方法は、マト
リクス配線された複数の電子源が基板上に配設されると
ともに、上述したいずれかの方法により非蒸発型ゲッタ
を形成することを特徴とするものである。
リクス配線された複数の電子源が基板上に配設されると
ともに、上述したいずれかの方法により非蒸発型ゲッタ
を形成することを特徴とするものである。
【0033】また、本発明の画像形成装置の製造方法
は、表面伝導型電子放出素子を有する電子源を備えると
ともに、上述したいずれかの方法により非蒸発型ゲッタ
を形成することを特徴とするものである。
は、表面伝導型電子放出素子を有する電子源を備えると
ともに、上述したいずれかの方法により非蒸発型ゲッタ
を形成することを特徴とするものである。
【0034】本発明の画像形成装置は、横型の電界放出
型電子放出素子を有する電子源を備えるとともに、上述
したいずれかの方法により形成した非蒸発型ゲッタを有
することを特徴とするものである。
型電子放出素子を有する電子源を備えるとともに、上述
したいずれかの方法により形成した非蒸発型ゲッタを有
することを特徴とするものである。
【0035】また、本発明の画像形成装置は、上述した
いずれかの方法により形成した非蒸発型ゲッタを有する
ことを特徴とするものである。
いずれかの方法により形成した非蒸発型ゲッタを有する
ことを特徴とするものである。
【0036】本発明の非蒸発ゲッタの形成方法により形
成した非蒸発ゲッタを用いた画像形成装置にれば、画像
表示領域中に非蒸発型ゲッタを配置することにより、ガ
ス放出源となる画像表示領域から発生するガスを速やか
に、かつ長期的に排気することができるようになる。こ
れにより、電子放出素子の劣化や、放出電流量の揺らぎ
を抑制することができる。
成した非蒸発ゲッタを用いた画像形成装置にれば、画像
表示領域中に非蒸発型ゲッタを配置することにより、ガ
ス放出源となる画像表示領域から発生するガスを速やか
に、かつ長期的に排気することができるようになる。こ
れにより、電子放出素子の劣化や、放出電流量の揺らぎ
を抑制することができる。
【0037】したがって、結果的に、画像形成装置を長
時間動作させた場合の輝度の低下、とりわけ画像表示領
域の中央付近での輝度の低下を抑制することができる。
時間動作させた場合の輝度の低下、とりわけ画像表示領
域の中央付近での輝度の低下を抑制することができる。
【0038】さらに、溶射マスク上に付着したゲッタ材
を回収することにより、再度、溶射材料として使用でき
るだけでなく、マスクの繰り返し使用も可能となること
から、製造コストの削減が実現できる。
を回収することにより、再度、溶射材料として使用でき
るだけでなく、マスクの繰り返し使用も可能となること
から、製造コストの削減が実現できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施形
態を例に挙げて、本発明を詳述する。
態を例に挙げて、本発明を詳述する。
【0040】本発明の好ましい実施形態の第1例は、電
子源基板上に配置された電子放出素子に対して電圧を印
加するための配線上に、溶射法により非蒸発型ゲッタを
形成する方法であり、その際、配線部以外へのゲッタ材
の付着を防止するために配置されるマスク上の表面に付
着したゲッタ材を回収する工程を含むものである。
子源基板上に配置された電子放出素子に対して電圧を印
加するための配線上に、溶射法により非蒸発型ゲッタを
形成する方法であり、その際、配線部以外へのゲッタ材
の付着を防止するために配置されるマスク上の表面に付
着したゲッタ材を回収する工程を含むものである。
【0041】図1は、本発明に係る画像形成装置の製造
方法の一例を模式的に示すものである。図1を用いて、
配線上へのゲッタの形成方法およびマスク表面のゲッタ
の回収方法について説明する。
方法の一例を模式的に示すものである。図1を用いて、
配線上へのゲッタの形成方法およびマスク表面のゲッタ
の回収方法について説明する。
【0042】図1(a)は、複数の電子放出素子4、適
当なX方向配線2およびY方向配線3が形成された電子
源基板1である。このY方向配線3上の一部に、ゲッタ
を形成するにあたり、形成部以外を溶射源から遮蔽する
ために用いられるのが、図1(b)に示したマスク5で
ある。
当なX方向配線2およびY方向配線3が形成された電子
源基板1である。このY方向配線3上の一部に、ゲッタ
を形成するにあたり、形成部以外を溶射源から遮蔽する
ために用いられるのが、図1(b)に示したマスク5で
ある。
【0043】ゲッタが形成される面積の割合は、通常、
基板全体の2割以下であることから、溶射されたゲッタ
材の大部分はマスクに付着することになる。これらのゲ
ッタ材を回収して、再び溶射材料として用いることがで
きれば、コスト削減の面で効果が大きい。
基板全体の2割以下であることから、溶射されたゲッタ
材の大部分はマスクに付着することになる。これらのゲ
ッタ材を回収して、再び溶射材料として用いることがで
きれば、コスト削減の面で効果が大きい。
【0044】マスク基材は、耐熱性に優れ、熱膨張係数
が小さいという点から、鉄・ニッケル合金が好ましく用
いられるが、これをそのまま用いた場合、ゲッタ材がマ
スク基材6に融着してしまうことから、後に両者を分離
することは容易ではない。ある回数用いられたマスク5
は、ゲッタが付着した状態のまま廃棄せざるを得なくな
る。
が小さいという点から、鉄・ニッケル合金が好ましく用
いられるが、これをそのまま用いた場合、ゲッタ材がマ
スク基材6に融着してしまうことから、後に両者を分離
することは容易ではない。ある回数用いられたマスク5
は、ゲッタが付着した状態のまま廃棄せざるを得なくな
る。
【0045】そこで、本発明においては、マスク基材6
からゲッタ材を容易に回収して再利用するとともに、マ
スク基材6も再利用できる方法を提案している。すなわ
ち本発明では、マスク5は、マスク基材6およびその表
面に形成された分離膜7からなり、形成すべきゲッタの
形状に合った開口部が設けられている。分離膜7は、マ
スク5とゲッタ材の融着を防ぎ、ゲッタの除去回収を容
易にするために形成されるものである。
からゲッタ材を容易に回収して再利用するとともに、マ
スク基材6も再利用できる方法を提案している。すなわ
ち本発明では、マスク5は、マスク基材6およびその表
面に形成された分離膜7からなり、形成すべきゲッタの
形状に合った開口部が設けられている。分離膜7は、マ
スク5とゲッタ材の融着を防ぎ、ゲッタの除去回収を容
易にするために形成されるものである。
【0046】本発明で使用されるマスク基材6として
は、耐熱性に優れ、熱膨張係数が小さいという点から鉄
・二ッケル合金が好ましく用いられるが、その他に冷間
圧延鋼板、アルミキルド鋼板、鉄・二ツケル合金板等の
金属鋼板、ガラス板、セラミック板等も用いることがで
きる。
は、耐熱性に優れ、熱膨張係数が小さいという点から鉄
・二ッケル合金が好ましく用いられるが、その他に冷間
圧延鋼板、アルミキルド鋼板、鉄・二ツケル合金板等の
金属鋼板、ガラス板、セラミック板等も用いることがで
きる。
【0047】また、マスク5上に形成される分離膜7と
しては、溶着時の温度上昇に対する耐性を有し、さら
に、後に述べるゲッタ材の分離回収工程において、マス
ク基材6およびゲッタ材が変質することがない条件下で
熱分解あるいは溶解することが可能な膜であることが望
まれる。
しては、溶着時の温度上昇に対する耐性を有し、さら
に、後に述べるゲッタ材の分離回収工程において、マス
ク基材6およびゲッタ材が変質することがない条件下で
熱分解あるいは溶解することが可能な膜であることが望
まれる。
【0048】溶着の際のマスク表面温度は、200〜2
50℃に達していることが確認されていることから、分
離膜7としては、分解温度が300℃以上であることが
望ましく、例えば、フッ素系樹脂、ポリイミド樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂等の高分子被膜が挙げられる。マスク面への被膜の形
成方法としては、電着塗装、スプレー、ディッピング、
スピンコート等の方法を用いることができる。
50℃に達していることが確認されていることから、分
離膜7としては、分解温度が300℃以上であることが
望ましく、例えば、フッ素系樹脂、ポリイミド樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂等の高分子被膜が挙げられる。マスク面への被膜の形
成方法としては、電着塗装、スプレー、ディッピング、
スピンコート等の方法を用いることができる。
【0049】また、金属および金属化合物被膜を用いる
ことも可能であるが、後のゲッタ材の分離回収工程を考
慮すると、アルミニウム薄膜が望ましい材料として挙げ
られる。
ことも可能であるが、後のゲッタ材の分離回収工程を考
慮すると、アルミニウム薄膜が望ましい材料として挙げ
られる。
【0050】成膜方法としては、スパッタ法、スプレー
法、メッキ等の方法を用いることができる。分離膜の膜
厚は、特に限定はないが、通常10〜50μmに形成さ
れる。
法、メッキ等の方法を用いることができる。分離膜の膜
厚は、特に限定はないが、通常10〜50μmに形成さ
れる。
【0051】図1(c)に示すように、このマスク5を
電子源基板1上に、分離膜形成面を上にして十分に位置
合わせをしながら設置する。なお、ゲッタ形成部以外へ
の遮蔽をより確実にするために、フォトレジストプロセ
スにより、配線部以外にレジスト膜8を形成したり、電
子源基板1とマスク5を接着する手段を用いることも可
能である。
電子源基板1上に、分離膜形成面を上にして十分に位置
合わせをしながら設置する。なお、ゲッタ形成部以外へ
の遮蔽をより確実にするために、フォトレジストプロセ
スにより、配線部以外にレジスト膜8を形成したり、電
子源基板1とマスク5を接着する手段を用いることも可
能である。
【0052】このようにしてマスキングを行った電子源
基板1に向けて、図1(d)に示したように、溶射装置
9からゲッタ材料10を噴射し、配線上にゲッタを形成
した後、電子源基板1とマスク5を分離する。
基板1に向けて、図1(d)に示したように、溶射装置
9からゲッタ材料10を噴射し、配線上にゲッタを形成
した後、電子源基板1とマスク5を分離する。
【0053】ゲッタ11が形成された電子源基板1(図
1(e))は、その後、支持枠およびフェースプレート
等と組み合わされて、画像形成装置が形成される。
1(e))は、その後、支持枠およびフェースプレート
等と組み合わされて、画像形成装置が形成される。
【0054】一方、溶射後のマスク表面からゲッタ材料
10を分離回収する方法としては、マスク5の表面に形
成した分離膜7を除去することにより、両者を分離する
方法を用いることができる。分離膜7を除去するには、
分離膜7の分解温度以上かつマスク5およびゲッタ材料
10の融解温度以下で焼成するか、あるいはマスク基材
6およびゲッタ材料10に対する溶解性を持たず、分離
膜7のみを溶解し得る適当な溶剤を用いて、分離膜7を
溶解する方法を用いることができる。
10を分離回収する方法としては、マスク5の表面に形
成した分離膜7を除去することにより、両者を分離する
方法を用いることができる。分離膜7を除去するには、
分離膜7の分解温度以上かつマスク5およびゲッタ材料
10の融解温度以下で焼成するか、あるいはマスク基材
6およびゲッタ材料10に対する溶解性を持たず、分離
膜7のみを溶解し得る適当な溶剤を用いて、分離膜7を
溶解する方法を用いることができる。
【0055】マスク基材6と分離したゲッタ材料10
は、適当な方法で回収し、再び溶射材料として使用する
(図1(f)(g))。
は、適当な方法で回収し、再び溶射材料として使用する
(図1(f)(g))。
【0056】また溶射に用いられるゲッタ材料10とし
ては、通常用いられる非蒸発型ゲッタの材料を用いるこ
とができ、例えば、Ti、Zr、Hf、V、Nb、T
a、W等の金属およびこれらの合金を用いることができ
る。また、合金の成分としてFe、Ni、Mn等を含ん
でいてもよい。
ては、通常用いられる非蒸発型ゲッタの材料を用いるこ
とができ、例えば、Ti、Zr、Hf、V、Nb、T
a、W等の金属およびこれらの合金を用いることができ
る。また、合金の成分としてFe、Ni、Mn等を含ん
でいてもよい。
【0057】配線上に形成されるゲッタ膜の厚みとして
は、長期にわたり排気能力を保持する点、また、原料粉
末のゲッタ能力を保持し取扱いを容易にするため、粉末
材料の粒径の下限が決まることから溶射後の膜厚も決定
され、約10μm以上の膜厚が好ましい。また、溶射後
の膜剥がれを防止するため、ゲッタ膜の膜厚としては、
100μm以下が好ましい。
は、長期にわたり排気能力を保持する点、また、原料粉
末のゲッタ能力を保持し取扱いを容易にするため、粉末
材料の粒径の下限が決まることから溶射後の膜厚も決定
され、約10μm以上の膜厚が好ましい。また、溶射後
の膜剥がれを防止するため、ゲッタ膜の膜厚としては、
100μm以下が好ましい。
【0058】なお、ゲッタ11の溶射膜表面は、数μm
〜数十μmの凹凸を有するため、平滑面に真空蒸着され
た蒸着膜面よりも表面積が大きく、このためより大きな
排気速度を持つことができる。
〜数十μmの凹凸を有するため、平滑面に真空蒸着され
た蒸着膜面よりも表面積が大きく、このためより大きな
排気速度を持つことができる。
【0059】また、1回の溶射で、10〜100μm程
度の厚みの膜を短時間で容易に形成することができ、こ
のような厚い膜を形成することによりゲッタ11の寿命
を長くすることができる。
度の厚みの膜を短時間で容易に形成することができ、こ
のような厚い膜を形成することによりゲッタ11の寿命
を長くすることができる。
【0060】図2は、本発明の画像形成装置の構成の一
部を模式的に示したものであり、図1の方法で製造した
電子源基板1を用いた構成となっている。
部を模式的に示したものであり、図1の方法で製造した
電子源基板1を用いた構成となっている。
【0061】図2おいて、1は電子源基板で、X方向配
線2、Y方向配線3、電子放出素子4、非蒸発型ゲッタ
11が配置されている。また、13は支持枠、14はフ
ェースプレートで、接合部において、フリットガラスな
どを用いて互いに接着され、外囲器15を形成してい
る。
線2、Y方向配線3、電子放出素子4、非蒸発型ゲッタ
11が配置されている。また、13は支持枠、14はフ
ェースプレートで、接合部において、フリットガラスな
どを用いて互いに接着され、外囲器15を形成してい
る。
【0062】フェースプレート14は、ガラス基体16
の上に、蛍光膜17、メタルバック18が形成されてな
り、この部分は画像表示領域となる。蛍光膜17は、白
黒画像の表示装置の場合には、蛍光体のみからなるが、
カラー画像を表示する場合には、赤、緑、青の3原色の
蛍光体により画像形成単位(以下、ピクセルとも呼ぶ)
が形成され、その間を黒色導電材で分離した構造とする
場合がある。黒色導電材はその形状により、ブラックス
トライプ、ブラックマトリクスなどと呼ばれる。 メタ
ルバック18は、Al等の導電性薄膜により構成され
る。メタルバック18は、蛍光体から発生した光のう
ち、電子源1の方に進む光をガラス基体16の方向に反
射して輝度を向上させるとともに、外囲器15内に残留
したガスが電子線により電離されてイオンが発生し、こ
のイオンの衝撃によって蛍光体が損傷を受けるのを防止
する働きもある。また、フェースプレート14の画像表
示領域に導電性を与えて、電荷が蓄積されるのを防ぎ、
電子源1に対するアノード電極の役割を果たしている。
なお、メタルバック18は、高圧端子Hvと電気的に接
続されており、高圧端子Hvを通して、外囲器15の外
部から電圧を印加できるようになっている。
の上に、蛍光膜17、メタルバック18が形成されてな
り、この部分は画像表示領域となる。蛍光膜17は、白
黒画像の表示装置の場合には、蛍光体のみからなるが、
カラー画像を表示する場合には、赤、緑、青の3原色の
蛍光体により画像形成単位(以下、ピクセルとも呼ぶ)
が形成され、その間を黒色導電材で分離した構造とする
場合がある。黒色導電材はその形状により、ブラックス
トライプ、ブラックマトリクスなどと呼ばれる。 メタ
ルバック18は、Al等の導電性薄膜により構成され
る。メタルバック18は、蛍光体から発生した光のう
ち、電子源1の方に進む光をガラス基体16の方向に反
射して輝度を向上させるとともに、外囲器15内に残留
したガスが電子線により電離されてイオンが発生し、こ
のイオンの衝撃によって蛍光体が損傷を受けるのを防止
する働きもある。また、フェースプレート14の画像表
示領域に導電性を与えて、電荷が蓄積されるのを防ぎ、
電子源1に対するアノード電極の役割を果たしている。
なお、メタルバック18は、高圧端子Hvと電気的に接
続されており、高圧端子Hvを通して、外囲器15の外
部から電圧を印加できるようになっている。
【0063】また、20は電子放出させる素子の行を選
択するための行選択用端子、21は選択された行に属す
る電子放出素子の電子放出量を制御するための信号を入
力する信号入力端子である。
択するための行選択用端子、21は選択された行に属す
る電子放出素子の電子放出量を制御するための信号を入
力する信号入力端子である。
【0064】なお、行選択用端子20は、電子源内のX
方向配線2と接続し、信号入力端子21は、Y方向配線
3と接続している。これらの端子の形態は、電子源1の
構造や制御の方法により適宜望ましいものが選ばれるも
ので、図2に示した構造に限られるものではない。
方向配線2と接続し、信号入力端子21は、Y方向配線
3と接続している。これらの端子の形態は、電子源1の
構造や制御の方法により適宜望ましいものが選ばれるも
ので、図2に示した構造に限られるものではない。
【0065】外囲器15内に、外囲器15内を真空に保
つための補助ポンプとして、蒸発型ゲッタ12(図で
は、リング状ゲッタを模式的に表示)を配置する場合が
ある。この場合、ゲッタ材が画像表示領城中に飛散し、
電極間の電気的短絡を防ぐ目的で、蒸発型ゲッタ12と
電子放出素子4、配線群2および3、アノード電極を含
む領域との間に、遮蔽体19を設けておく。なお、非蒸
発型ゲッタ11のみで、外囲器15内を十分に真空に保
つことができる場合には、蒸発型ゲッタ12ならびに遮
蔽体19を形成しておかなくともよい。
つための補助ポンプとして、蒸発型ゲッタ12(図で
は、リング状ゲッタを模式的に表示)を配置する場合が
ある。この場合、ゲッタ材が画像表示領城中に飛散し、
電極間の電気的短絡を防ぐ目的で、蒸発型ゲッタ12と
電子放出素子4、配線群2および3、アノード電極を含
む領域との間に、遮蔽体19を設けておく。なお、非蒸
発型ゲッタ11のみで、外囲器15内を十分に真空に保
つことができる場合には、蒸発型ゲッタ12ならびに遮
蔽体19を形成しておかなくともよい。
【0066】以上のようにして形成されたフェースプレ
ート14と、支持枠13と電子源1やその他の構造体を
組み合わせ、支持枠13と、フェースプレート14、電
子源1を接合する。また、電子源1の基板のみで真空排
気後の大気圧に耐えられない場合には、電子源1とフェ
ースプレート14の間にスペーサーを配置するか、電子
源1の裏面に補強用の板を組み合わせて接合してもよ
い。接合は、接合部にフリットガラスを付け、400℃
程度に加熱して行う。実際の操作としては、大気中で3
00℃程度の加熱処理を行い、フリットガラス中にバイ
ンダとして含まれる成分を除去(この工程を「仮焼成」
と呼ぶ)した後、Ar等の不活性ガス(inert g
as)中で、400℃の加熱処理を行い、接合部を溶着
する。
ート14と、支持枠13と電子源1やその他の構造体を
組み合わせ、支持枠13と、フェースプレート14、電
子源1を接合する。また、電子源1の基板のみで真空排
気後の大気圧に耐えられない場合には、電子源1とフェ
ースプレート14の間にスペーサーを配置するか、電子
源1の裏面に補強用の板を組み合わせて接合してもよ
い。接合は、接合部にフリットガラスを付け、400℃
程度に加熱して行う。実際の操作としては、大気中で3
00℃程度の加熱処理を行い、フリットガラス中にバイ
ンダとして含まれる成分を除去(この工程を「仮焼成」
と呼ぶ)した後、Ar等の不活性ガス(inert g
as)中で、400℃の加熱処理を行い、接合部を溶着
する。
【0067】この後、電子源1に表面伝導型電子放出素
子を含む場合は、電子放出素子のフォーミング処理や活
性化処理など必要な処理を行って、外囲器15の内部を
十分排気した後、外囲器15全体を350℃程度の高温
で数時間から数十時間加熱することにより、ゲッタ構造
体上の非蒸発型ゲッタ11を活性化した後、排気管(不
図示)をバーナで加熱して封じ切る。
子を含む場合は、電子放出素子のフォーミング処理や活
性化処理など必要な処理を行って、外囲器15の内部を
十分排気した後、外囲器15全体を350℃程度の高温
で数時間から数十時間加熱することにより、ゲッタ構造
体上の非蒸発型ゲッタ11を活性化した後、排気管(不
図示)をバーナで加熱して封じ切る。
【0068】最後に、必要であれば、外囲器15内に設
けた蒸発型ゲッタ12(図では、模式的にリング状ゲッ
タを表示)を加熱して、外囲器15の内壁にゲッタ材を
蒸着することによりゲッタ材の膜を形成する。これによ
って形成されるゲッタ膜は、外囲器15内の画像表示領
域の外に位置する。
けた蒸発型ゲッタ12(図では、模式的にリング状ゲッ
タを表示)を加熱して、外囲器15の内壁にゲッタ材を
蒸着することによりゲッタ材の膜を形成する。これによ
って形成されるゲッタ膜は、外囲器15内の画像表示領
域の外に位置する。
【0069】本発明の好ましい実施形態の第2例は、非
蒸発型ゲッタ11をフェースプレート14上の、蛍光体
領域を分離する黒色材上に、メタルバック18を介して
形成するものである。
蒸発型ゲッタ11をフェースプレート14上の、蛍光体
領域を分離する黒色材上に、メタルバック18を介して
形成するものである。
【0070】図3を用いて、蛍光膜17の構造について
説明する。図3(a)は、蛍光体23がストライプ状に
並べられた場合を示すもので、赤(R)、緑(G)、青
(B)の3原色の蛍光体23が順に形成され、その間が
黒色導電材22によって分離されている。この場合、黒
色導電材22の部分はブラックストライプと呼ばれる。
図3(b)は蛍光体23のドットが格子状に並び、その
間を黒色導電材22によって分離したものである。この
場合には、黒色導電材22はブラックマトリクスと呼ば
れる。
説明する。図3(a)は、蛍光体23がストライプ状に
並べられた場合を示すもので、赤(R)、緑(G)、青
(B)の3原色の蛍光体23が順に形成され、その間が
黒色導電材22によって分離されている。この場合、黒
色導電材22の部分はブラックストライプと呼ばれる。
図3(b)は蛍光体23のドットが格子状に並び、その
間を黒色導電材22によって分離したものである。この
場合には、黒色導電材22はブラックマトリクスと呼ば
れる。
【0071】ガラス基体16上への黒色導電材22と蛍
光体23のパターニング法としては、スラリー法や印刷
法などが使用できる。蛍光膜17を形成した後、さらに
Al等の金属の膜を形成し、メタルバック18とする。
この上に、さらにゲッタ層を形成するが、本実施形態に
おいては、上記蛍光膜17のブラックストライプあるい
はブラックマトリクス22上に、メタルバック18を介
して非蒸発型ゲッタ11を選択的に形成する。形成方法
は、第1例の実施形態で述べた方法と同様であり、ブラ
ックストライプあるいはブラックマトリクス部以外の部
分をマスク5で遮蔽しながら溶射を行う。
光体23のパターニング法としては、スラリー法や印刷
法などが使用できる。蛍光膜17を形成した後、さらに
Al等の金属の膜を形成し、メタルバック18とする。
この上に、さらにゲッタ層を形成するが、本実施形態に
おいては、上記蛍光膜17のブラックストライプあるい
はブラックマトリクス22上に、メタルバック18を介
して非蒸発型ゲッタ11を選択的に形成する。形成方法
は、第1例の実施形態で述べた方法と同様であり、ブラ
ックストライプあるいはブラックマトリクス部以外の部
分をマスク5で遮蔽しながら溶射を行う。
【0072】なお、本実施形態で好ましく用いられるマ
スク基材6、マスク表面の分離膜7、ゲッタ材料10
は、第1例の実施形態で述べたものと同様である。また
マスク5に付着したゲッタ材料10の分離、回収につい
ても第1例の実施形態と同様の方法で行うことができ
る。
スク基材6、マスク表面の分離膜7、ゲッタ材料10
は、第1例の実施形態で述べたものと同様である。また
マスク5に付着したゲッタ材料10の分離、回収につい
ても第1例の実施形態と同様の方法で行うことができ
る。
【0073】さらに、画像形成装置全体の構成および製
法は、非蒸発型ゲッタ11の配置位置が異なる以外は、
第1例の実施形態と同様である以上説明したように、プ
ラズマ溶射法等により形成された10〜100μm程度
の厚みで、数μm〜数十μmの凹凸表面を有する非蒸発
型ゲッタを、電子源基板1上あるいはフェースプレート
14上の画像表示領城中に配置することにより、大きな
排気速度および排気総量を有するゲッタ11によって、
ガス放出源となる画像表示領域から発生するガスを速や
かにかつ長期的に排気することができるようになる。こ
れにより、電子放出素子4の劣化や放出電流量の揺らぎ
を抑制することができるようになる。
法は、非蒸発型ゲッタ11の配置位置が異なる以外は、
第1例の実施形態と同様である以上説明したように、プ
ラズマ溶射法等により形成された10〜100μm程度
の厚みで、数μm〜数十μmの凹凸表面を有する非蒸発
型ゲッタを、電子源基板1上あるいはフェースプレート
14上の画像表示領城中に配置することにより、大きな
排気速度および排気総量を有するゲッタ11によって、
ガス放出源となる画像表示領域から発生するガスを速や
かにかつ長期的に排気することができるようになる。こ
れにより、電子放出素子4の劣化や放出電流量の揺らぎ
を抑制することができるようになる。
【0074】なお、図1および図2では、電子放出素子
4として表面伝導型電子放出素子を示しているが、本発
明ではこれに限定されず、横形の電界放出型電子放出素
子等を用いることができる。
4として表面伝導型電子放出素子を示しているが、本発
明ではこれに限定されず、横形の電界放出型電子放出素
子等を用いることができる。
【0075】次に、上記の画像形成装置により、NTS
C方式のテレビ信号に基づいたテレビジョン表示を行う
ための駆動回路の構成例について、図4を用いて説明す
る。図4において、41は本発明の画像形成装置(表示
パネルとも呼ぶ)、42は走査回路、43は制御回路、
44はシフトレジスタである。また、45はラインメモ
リ、46は同期信号分離回路、47は変調信号発生器、
VxおよびVaは直流電圧源である。
C方式のテレビ信号に基づいたテレビジョン表示を行う
ための駆動回路の構成例について、図4を用いて説明す
る。図4において、41は本発明の画像形成装置(表示
パネルとも呼ぶ)、42は走査回路、43は制御回路、
44はシフトレジスタである。また、45はラインメモ
リ、46は同期信号分離回路、47は変調信号発生器、
VxおよびVaは直流電圧源である。
【0076】画像形成装置41は、端子Dox1 〜D
oxm 、端子Doy1 〜Doyn 、および高圧端子Hvを介し
て、外部の電気回路と接続している。端子Dox1 〜D
oxm には、画像形成装置内に設けられている電子源、す
なわち、m行n列の行列状にマトリクス配線された表面
伝導型電子放出素子群を一行(n素子)ずつ順次駆動す
るための走査信号が印加される。
oxm 、端子Doy1 〜Doyn 、および高圧端子Hvを介し
て、外部の電気回路と接続している。端子Dox1 〜D
oxm には、画像形成装置内に設けられている電子源、す
なわち、m行n列の行列状にマトリクス配線された表面
伝導型電子放出素子群を一行(n素子)ずつ順次駆動す
るための走査信号が印加される。
【0077】端子Doy1 〜Doyn には、前記走査信号に
より選択された一行の表面伝導型電子放出素子の各素子
の出力電子ビームを制御するための変調信号が印加され
る。高圧端子Hvには、直流電圧源Vaより、例えば1
0kVの直流電圧が供給されるが、これは表面伝導型電
子放出素子から放出される電子ビームに蛍光体を励起す
るのに十分なエネルギーを付与するための加速電圧であ
る。
より選択された一行の表面伝導型電子放出素子の各素子
の出力電子ビームを制御するための変調信号が印加され
る。高圧端子Hvには、直流電圧源Vaより、例えば1
0kVの直流電圧が供給されるが、これは表面伝導型電
子放出素子から放出される電子ビームに蛍光体を励起す
るのに十分なエネルギーを付与するための加速電圧であ
る。
【0078】次に、走査回路42について説明する。走
査回路42は、内部にm個のスイッチング素子を備えた
もので(図中、S1 〜Sm で模式的に示している)あ
る。各スイッチング素子は、直流電圧源Vxの出力電圧
もしくは0V(グランドレベル)のいずれか一方を選択
し、画像形成装置41の端子Dox1 〜Doxm と電気的に
接続される。S1 〜Sm の各スイッチング素子は、制御
回路43が出力する制御信号Tscanに基づいて動作する
ものであり、例えばFETのようなスイッチング素子を
組み合わせることにより構成することができる。
査回路42は、内部にm個のスイッチング素子を備えた
もので(図中、S1 〜Sm で模式的に示している)あ
る。各スイッチング素子は、直流電圧源Vxの出力電圧
もしくは0V(グランドレベル)のいずれか一方を選択
し、画像形成装置41の端子Dox1 〜Doxm と電気的に
接続される。S1 〜Sm の各スイッチング素子は、制御
回路43が出力する制御信号Tscanに基づいて動作する
ものであり、例えばFETのようなスイッチング素子を
組み合わせることにより構成することができる。
【0079】直流電圧源Vxは、本実施形態の場合に
は、表面伝導型電子放出素子の特性(電子放出しきい値
電圧)に基づき、走査されていない素子に印加される駆
動電圧が、電子放出しきい値電圧以下となるような一定
電圧を出力するように設定されている。
は、表面伝導型電子放出素子の特性(電子放出しきい値
電圧)に基づき、走査されていない素子に印加される駆
動電圧が、電子放出しきい値電圧以下となるような一定
電圧を出力するように設定されている。
【0080】制御回路43は、外部より入力する画像信
号に基づいて適切な表示が行なわれるように、各部の動
作を整合させる機能を有する。制御回路43は、同期信
号分離回路46より送られる同期信号Tsyncに基づい
て、各部に対してTscan、Tsft 、Tmry の各制御信号
を発生する。
号に基づいて適切な表示が行なわれるように、各部の動
作を整合させる機能を有する。制御回路43は、同期信
号分離回路46より送られる同期信号Tsyncに基づい
て、各部に対してTscan、Tsft 、Tmry の各制御信号
を発生する。
【0081】同期信号分離向路46は、外部から入力さ
れるNTSC方式のテレビ信号から同期信号成分と輝度
信号成分とを分離するための回路で、一般的な周波数分
離(フィルタ)回路等を用いて構成できる。同期信号分
離回路46により分離された同期信号は、垂直同期信号
と水平同期信号よりなるが、ここでは説明の便宜上T
sync信号として図示した。また、前記テレビ信号から分
離された画像の輝度信号成分は、便宜上DATA信号と
表した。このDATA信号は、シフトレジスタ44に入
力される。
れるNTSC方式のテレビ信号から同期信号成分と輝度
信号成分とを分離するための回路で、一般的な周波数分
離(フィルタ)回路等を用いて構成できる。同期信号分
離回路46により分離された同期信号は、垂直同期信号
と水平同期信号よりなるが、ここでは説明の便宜上T
sync信号として図示した。また、前記テレビ信号から分
離された画像の輝度信号成分は、便宜上DATA信号と
表した。このDATA信号は、シフトレジスタ44に入
力される。
【0082】シフトレジスタ44は、時系列的にシリア
ルに入力される前記DATA信号を、画像の1ライン毎
にシリアル/パラレル変換するためのもので、前記制御
回路43より送られる制御信号Tsft に基づいて動作す
る(すなわち、制御信号Tsf t は、シフトレジスタ44
のシフトクロックであるということもできる)。シリア
ル/パラレル変換された画像1ライン分(電子放出素子
n素子分の駆動データに相当)のデータは、Id1〜Idn
のn個の並列信号として、前記シフトレジスタ44より
出力される。
ルに入力される前記DATA信号を、画像の1ライン毎
にシリアル/パラレル変換するためのもので、前記制御
回路43より送られる制御信号Tsft に基づいて動作す
る(すなわち、制御信号Tsf t は、シフトレジスタ44
のシフトクロックであるということもできる)。シリア
ル/パラレル変換された画像1ライン分(電子放出素子
n素子分の駆動データに相当)のデータは、Id1〜Idn
のn個の並列信号として、前記シフトレジスタ44より
出力される。
【0083】ラインメモリ45は、画像1ライン分のデ
ータを必要時間の間だけ記憶するための記憶装置であ
り、制御回路43より送られる制御信号Tmry にしたが
って、適宜Id1〜Idnの内容を記億する。記憶された内
容は、Id'1 〜Id'n として出力され、変調信号発生器
47に入力される。
ータを必要時間の間だけ記憶するための記憶装置であ
り、制御回路43より送られる制御信号Tmry にしたが
って、適宜Id1〜Idnの内容を記億する。記憶された内
容は、Id'1 〜Id'n として出力され、変調信号発生器
47に入力される。
【0084】変調信号発生器47は、画像データId'1
〜Id'n の各々に応じて、表面伝導型電子放出素子の各
々を適切に駆動変調するための信号源であり、その出力
信号は、端子Doy1 〜Doyn を通じて、画像形成装置4
1内の表面伝導型電子放出素子に印加される。
〜Id'n の各々に応じて、表面伝導型電子放出素子の各
々を適切に駆動変調するための信号源であり、その出力
信号は、端子Doy1 〜Doyn を通じて、画像形成装置4
1内の表面伝導型電子放出素子に印加される。
【0085】前述したように、本発明を適用可能な電子
放出素子は、放出電流Ie に対して、以下の基本特性を
有している。すなわち、電子放出には明確なしきい値電
圧Vthがあり、Vth以上の電圧を印加さたれた時にのみ
電子放出が生じる。電子放出しきい値以上の電圧に対し
ては、素子への印加電圧の変化に応じて放出電流も変化
する。このことから、本素子にパルス状の電圧を印加す
る場合、例えば電子放出しきい値以下の電圧を印加して
も電子放出は生じないが、電子放出しきい値以上の電圧
を印加する場合には、電子ビームが出力される。その
際、パルスの波高値Vpmを変化させることにより、出力
電子ビームの強度を制御することが可能である。また、
パルスの幅Pw を変化させることにより出力される電子
ビームの電荷の総量を制御することが可能である。
放出素子は、放出電流Ie に対して、以下の基本特性を
有している。すなわち、電子放出には明確なしきい値電
圧Vthがあり、Vth以上の電圧を印加さたれた時にのみ
電子放出が生じる。電子放出しきい値以上の電圧に対し
ては、素子への印加電圧の変化に応じて放出電流も変化
する。このことから、本素子にパルス状の電圧を印加す
る場合、例えば電子放出しきい値以下の電圧を印加して
も電子放出は生じないが、電子放出しきい値以上の電圧
を印加する場合には、電子ビームが出力される。その
際、パルスの波高値Vpmを変化させることにより、出力
電子ビームの強度を制御することが可能である。また、
パルスの幅Pw を変化させることにより出力される電子
ビームの電荷の総量を制御することが可能である。
【0086】したがって、入力信号に応じて、電子放出
素子を変調する方式としては、電圧変調方式、パルス幅
変調方式等が採用できる。電圧変調方式を実施するに際
しては、変調信号発生器47として、一定長さの電圧パ
ルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜パルスの
波高値を変調するような電圧変調方式の回路を用いるこ
とができる。
素子を変調する方式としては、電圧変調方式、パルス幅
変調方式等が採用できる。電圧変調方式を実施するに際
しては、変調信号発生器47として、一定長さの電圧パ
ルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜パルスの
波高値を変調するような電圧変調方式の回路を用いるこ
とができる。
【0087】パルス幅変調方式を実施するに際しては、
変調信号発生器47として、一定の波高値の電圧パルス
を発生し、入力されるデータに応じて適宜電圧パルスの
幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を用いるこ
とができる。
変調信号発生器47として、一定の波高値の電圧パルス
を発生し、入力されるデータに応じて適宜電圧パルスの
幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を用いるこ
とができる。
【0088】シフトレジスタ44やラインメモリ45
は、デジタル信号式のものでもアナログ信号式のもので
も採用できる。画像信号のシリアル/パラレル変換や記
憶が、所定の速度で行なわれれば良いからかある。
は、デジタル信号式のものでもアナログ信号式のもので
も採用できる。画像信号のシリアル/パラレル変換や記
憶が、所定の速度で行なわれれば良いからかある。
【0089】デジタル信号式を用いる場合には、同期信
号分離回路46の出力信号DATAをデジタル信号化す
る必要があるが、これには分離回路46の出力部にA/
D変換器を設ければ良い。これに関連して、ラインメモ
リ45の出力信号がデジタル信号かアナログ信号かによ
り、変調信号発生器47に用いられる回路が若干異なっ
たものとなる。すなわち、デジタル信号を用いた電圧変
調方式の場合には、変調信号発生器47には、例えばD
/A変換回路を用い、必要に応じて増幅回路などを付加
する。パルス幅変調方式の場合には、変調信号発生器4
7には、例えば高速の発振器および発振器の出力する波
数を計数する計数器(カウンタ)、および計数器の出力
値と前記メモリの出力値を比較する比較器(コンパレー
タ)を組み合せた回路を用いる。必要に応じて、比較器
の出力するパルス幅変調された変調信号を表面伝導型電
子放出素子の駆動電圧にまで電圧増幅するための増幅器
を付加することもできる。
号分離回路46の出力信号DATAをデジタル信号化す
る必要があるが、これには分離回路46の出力部にA/
D変換器を設ければ良い。これに関連して、ラインメモ
リ45の出力信号がデジタル信号かアナログ信号かによ
り、変調信号発生器47に用いられる回路が若干異なっ
たものとなる。すなわち、デジタル信号を用いた電圧変
調方式の場合には、変調信号発生器47には、例えばD
/A変換回路を用い、必要に応じて増幅回路などを付加
する。パルス幅変調方式の場合には、変調信号発生器4
7には、例えば高速の発振器および発振器の出力する波
数を計数する計数器(カウンタ)、および計数器の出力
値と前記メモリの出力値を比較する比較器(コンパレー
タ)を組み合せた回路を用いる。必要に応じて、比較器
の出力するパルス幅変調された変調信号を表面伝導型電
子放出素子の駆動電圧にまで電圧増幅するための増幅器
を付加することもできる。
【0090】アナログ信号を用いた電圧変調方式の場合
には、変調信号発生器47には、例えばオペアンプなど
を用いた増幅回路を採用でき、必要に応じてレベルシフ
ト回路などを付加することもできる。パルス幅変調方式
の場合には、例えば、電圧制御型発振回路(VOC)を
採用でき、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動
電圧まで電圧増幅するための増幅器を付加することもで
きる。
には、変調信号発生器47には、例えばオペアンプなど
を用いた増幅回路を採用でき、必要に応じてレベルシフ
ト回路などを付加することもできる。パルス幅変調方式
の場合には、例えば、電圧制御型発振回路(VOC)を
採用でき、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動
電圧まで電圧増幅するための増幅器を付加することもで
きる。
【0091】このような構成をとり得る本発明の画像形
成装置においては、各電子放出素子に、容器外端子D
ox1 〜Doxm 、Doy1 〜Doyn を介して電圧を印加する
ことにより、電子放出が生じる。高圧端子Hvを介して
メタルバック18に高圧を印加し、電子ビームを加速す
る。加速された電子は、蛍光膜17に衝突し、発光が生
じて画像が形成される。
成装置においては、各電子放出素子に、容器外端子D
ox1 〜Doxm 、Doy1 〜Doyn を介して電圧を印加する
ことにより、電子放出が生じる。高圧端子Hvを介して
メタルバック18に高圧を印加し、電子ビームを加速す
る。加速された電子は、蛍光膜17に衝突し、発光が生
じて画像が形成される。
【0092】ここで述べた画像形成装置の構成は、本発
明を適用可能な画像形成装置の一例であり、本発明の技
術思想に基づいて種々の変形が可能である。例えば、入
力信号については、NTSC方式を挙げたが、入力信号
はこれに限られるものではなく、PAL、SECAM方
式などの他、これよりも多数の走査線からなるTV信号
(例えば、MUSE方式をはじめとする高品位TV)方
式を採用できる。
明を適用可能な画像形成装置の一例であり、本発明の技
術思想に基づいて種々の変形が可能である。例えば、入
力信号については、NTSC方式を挙げたが、入力信号
はこれに限られるものではなく、PAL、SECAM方
式などの他、これよりも多数の走査線からなるTV信号
(例えば、MUSE方式をはじめとする高品位TV)方
式を採用できる。
【0093】本発明の画像形成装置は、テレビジョン放
送の表示装置、テレビ会議システムやコンピュータ等の
表示装置の他、感光性ドラム等を用いて構成された光プ
リンタとしての画像形成装置等としても用いることがで
きる。
送の表示装置、テレビ会議システムやコンピュータ等の
表示装置の他、感光性ドラム等を用いて構成された光プ
リンタとしての画像形成装置等としても用いることがで
きる。
【0094】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を詳し
く説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要
素の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
く説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要
素の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
【0095】<実施例1>本実施例の画像形成装置は、
図2に模式的に示された装置と同様の構成を有してお
り、基板上に複数(100行×300列)の表面伝導型
電子放出素子が単純マトリクス配線された電子源1を備
えている。またゲッタは、Y方向配線の一部に被覆され
ている。
図2に模式的に示された装置と同様の構成を有してお
り、基板上に複数(100行×300列)の表面伝導型
電子放出素子が単純マトリクス配線された電子源1を備
えている。またゲッタは、Y方向配線の一部に被覆され
ている。
【0096】電子源1の一部の平面図を図5に示す。ま
た、図5中のA−A’断面図を図6に示す。ただし、図
5、図6において、同様の機能を有する部材には同一の
符号を付している。ここで、1は電子源基板、2は図2
のDoxm に対応するX方向配線、3は図2のDoyn に対
応するY方向配線、4は表面伝導型電子放出素子、51
は層間絶縁層、52、53は素子電極、54は電子放出
部を含む導電性膜、55は素子電極53とY方向配線3
とを電気的に接続するためのコンタクトホール、11は
非蒸発型ゲッタである。
た、図5中のA−A’断面図を図6に示す。ただし、図
5、図6において、同様の機能を有する部材には同一の
符号を付している。ここで、1は電子源基板、2は図2
のDoxm に対応するX方向配線、3は図2のDoyn に対
応するY方向配線、4は表面伝導型電子放出素子、51
は層間絶縁層、52、53は素子電極、54は電子放出
部を含む導電性膜、55は素子電極53とY方向配線3
とを電気的に接続するためのコンタクトホール、11は
非蒸発型ゲッタである。
【0097】以下に、本実施例の画像形成装置の製造方
法について、図1、図7、図8を参照しつつ説明する。
法について、図1、図7、図8を参照しつつ説明する。
【0098】工程−a 清浄化した青板ガラス上に、厚さ0.5μmのシリコン
酸化膜をスパッタ法で形成した電子源基板1上に、真空
蒸着により厚さ5nmのCr、厚さ600nmのAuを
順次積層した後、フォトレジスト(AZ1370 ヘキ
スト社製)をスピンナにより回転塗布して、ベークした
後、フォトマスク像を露光、現像して、Y方向配線3の
レジストパターンを形成し、Au/Cr堆積膜をウェッ
トエッチングして、幅80μmのY方向配線3を形成し
た(図7(a))。
酸化膜をスパッタ法で形成した電子源基板1上に、真空
蒸着により厚さ5nmのCr、厚さ600nmのAuを
順次積層した後、フォトレジスト(AZ1370 ヘキ
スト社製)をスピンナにより回転塗布して、ベークした
後、フォトマスク像を露光、現像して、Y方向配線3の
レジストパターンを形成し、Au/Cr堆積膜をウェッ
トエッチングして、幅80μmのY方向配線3を形成し
た(図7(a))。
【0099】工程−b 次に、厚さ1.0μmのシリコン酸化膜からなる層間絶
縁層51をRFスパッタ法により堆積した(図7
(b))。
縁層51をRFスパッタ法により堆積した(図7
(b))。
【0100】工程−c 前記工程bで堆積したシリコン酸化膜に、コンタクトホ
ール55を形成するためのフォトレジストパターンを作
り、これをマスクとして層間絶縁層51をエッチングし
てコンタクトホール55を形成した。エッチングは、C
F4 とH2 ガスを用いたRIE(Reactive I
on Etching)法によった(図7(c))。
ール55を形成するためのフォトレジストパターンを作
り、これをマスクとして層間絶縁層51をエッチングし
てコンタクトホール55を形成した。エッチングは、C
F4 とH2 ガスを用いたRIE(Reactive I
on Etching)法によった(図7(c))。
【0101】工程−d その後、素子電極52、53と素子電極間隔Gとなるき
パターンをフォトレジスト(RD−2000N−41
日立化成社製)で形成し、真空蒸着法により、厚さ5n
mのTi、厚さ100nmのNiを順次堆積した。フォ
トレジストパターンを有機溶剤で溶解し、Ni/Ti堆
積膜をリフトオフし、素子電極間隔Gは3μm、素子電
極の幅は300μmとし、素子電極52、53を形成し
た(図7(d))。
パターンをフォトレジスト(RD−2000N−41
日立化成社製)で形成し、真空蒸着法により、厚さ5n
mのTi、厚さ100nmのNiを順次堆積した。フォ
トレジストパターンを有機溶剤で溶解し、Ni/Ti堆
積膜をリフトオフし、素子電極間隔Gは3μm、素子電
極の幅は300μmとし、素子電極52、53を形成し
た(図7(d))。
【0102】工程−e 素子電極52、53の上にX方向配線2のフォトレジス
トパターンを形成した後、厚さ5nmのTi、厚さ50
0nmのAuを順次、真空蒸着により堆積し、リフトオ
フにより不要の部分を除去して、幅300μmのX方向
配線2を形成した(図8(e))。
トパターンを形成した後、厚さ5nmのTi、厚さ50
0nmのAuを順次、真空蒸着により堆積し、リフトオ
フにより不要の部分を除去して、幅300μmのX方向
配線2を形成した(図8(e))。
【0103】工程−f 膜厚100nmのCr膜56を真空蒸着により堆積・パ
ターニングし、その上にPdアミン錯体の溶液をスピン
ナーにより回転塗布し、300℃で10分間の加熱焼成
処理を行った。
ターニングし、その上にPdアミン錯体の溶液をスピン
ナーにより回転塗布し、300℃で10分間の加熱焼成
処理を行った。
【0104】また、こうして形成された、主元素として
Pdからなる電子放出部形成用の導電性膜54の膜厚は
8.7nm、シート抵抗値は3.2×104 Ω/□であ
った。(図8(f))。
Pdからなる電子放出部形成用の導電性膜54の膜厚は
8.7nm、シート抵抗値は3.2×104 Ω/□であ
った。(図8(f))。
【0105】工程−g Cr膜56および焼成後の電子放出部形成用の導電性膜
54を、酸エッチャントによりエッチングして、所望の
パターンを形成した(図8(g))。
54を、酸エッチャントによりエッチングして、所望の
パターンを形成した(図8(g))。
【0106】工程−h コンタクトホール55部分以外に、レジストを塗布する
ようなパターンを形成し、真空蒸着により厚さ5nmの
Ti、厚さ500nmのAuを順次堆積した。そして、
リフトオフにより不要の部分を除去することにより、コ
ンタクトホール55を埋め込んだ(図8(h))。
ようなパターンを形成し、真空蒸着により厚さ5nmの
Ti、厚さ500nmのAuを順次堆積した。そして、
リフトオフにより不要の部分を除去することにより、コ
ンタクトホール55を埋め込んだ(図8(h))。
【0107】以上の工程により、電子源基板1上に複数
(100行×300列)の電子放出部形成用の導電性膜
54が、X方向配線2とY方向配線3とにより単純マト
リクス配線された電子源1を形成した。
(100行×300列)の電子放出部形成用の導電性膜
54が、X方向配線2とY方向配線3とにより単純マト
リクス配線された電子源1を形成した。
【0108】工程−i 次に、Y方向配線3上に、プラズマ溶射法により非蒸発
型ゲッタを形成した。図1に基づいて、非蒸発型ゲッタ
の形成方法を説明する。
型ゲッタを形成した。図1に基づいて、非蒸発型ゲッタ
の形成方法を説明する。
【0109】まず、所望部以外へのゲッタの付着を防止
するためのマスク5を形成した。マスク基材6には、5
00μm厚の低熱膨張材のアンバー材(鉄・ニッケル合
金)を用い、フォトリソグラフィーにより開口部を形成
することによりマスク5を形成した。このパターニング
工程は、スプレー吹き付けによるレジスト塗布により、
膜厚7μmのレジスト膜8を形成し、露光、エッチング
液(アルカリ溶液)によるレジスト膜8の剥離等により
行った。マスク開口部のパターンは、図9(a)に示す
ように、X方向配線間隔に等しい間隔で、幅200μ
m、長さ10mmの開口部を千鳥状に形成し、X方向配
線上の一部に開口部が対応するようにした。
するためのマスク5を形成した。マスク基材6には、5
00μm厚の低熱膨張材のアンバー材(鉄・ニッケル合
金)を用い、フォトリソグラフィーにより開口部を形成
することによりマスク5を形成した。このパターニング
工程は、スプレー吹き付けによるレジスト塗布により、
膜厚7μmのレジスト膜8を形成し、露光、エッチング
液(アルカリ溶液)によるレジスト膜8の剥離等により
行った。マスク開口部のパターンは、図9(a)に示す
ように、X方向配線間隔に等しい間隔で、幅200μ
m、長さ10mmの開口部を千鳥状に形成し、X方向配
線上の一部に開口部が対応するようにした。
【0110】次に、このように作成した基材6上に、平
均粒径1μmのポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)樹脂の水性分散液をスプレー塗装した。そして、こ
れを150℃で乾燥後、300℃で20分間熱処理し
て、アンバー材表面にPTFE被膜7を形成した(図1
(b))。
均粒径1μmのポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)樹脂の水性分散液をスプレー塗装した。そして、こ
れを150℃で乾燥後、300℃で20分間熱処理し
て、アンバー材表面にPTFE被膜7を形成した(図1
(b))。
【0111】電子源基板1上にレジストを塗布し、さら
にその上に位置合わせをしながらマスク5を被せて固定
し、UV照射により現像することで、Ag配線のマスク
開口部のみを露出させた(図1(c))。
にその上に位置合わせをしながらマスク5を被せて固定
し、UV照射により現像することで、Ag配線のマスク
開口部のみを露出させた(図1(c))。
【0112】このような電子源基板1を減圧プラズマ溶
射装置内に取り付け、非蒸発型ゲッタ材(Zr(75
%)−V(20%)−Fe(5%)の粉末合金)を溶射
した。この際、減圧タンク内を一旦1.3×10Paま
で減圧し、その後、Arガスにてタンク内を4.7×1
03 Paの圧力に設定して溶射を行った。また、溶射後
には、再びタンク内を1.3×10Paまで減圧し、そ
の後、大気圧まで窒素ガスを導入し、基板温度が十分に
下がった後、大気に開放し取り出した。
射装置内に取り付け、非蒸発型ゲッタ材(Zr(75
%)−V(20%)−Fe(5%)の粉末合金)を溶射
した。この際、減圧タンク内を一旦1.3×10Paま
で減圧し、その後、Arガスにてタンク内を4.7×1
03 Paの圧力に設定して溶射を行った。また、溶射後
には、再びタンク内を1.3×10Paまで減圧し、そ
の後、大気圧まで窒素ガスを導入し、基板温度が十分に
下がった後、大気に開放し取り出した。
【0113】形成されたゲッタ材11の膜厚は、平均し
て40μ程度であった(図1(d))。
て40μ程度であった(図1(d))。
【0114】電子源基板1は、レジスト膜8の剥離液に
浸漬してマスク5と分離し、洗浄工程を経て、X方向配
線上の一部に非蒸発型ゲッタ11が形成された電子源基
板1を得た(図1(e))。
浸漬してマスク5と分離し、洗浄工程を経て、X方向配
線上の一部に非蒸発型ゲッタ11が形成された電子源基
板1を得た(図1(e))。
【0115】一方、電子源基板1から分離したマスク5
(図1(f))上にはゲッタ材料10が付着しており、
これを再利用するため回収作業を行った。すなわち、マ
スク5をArガスフロー中で550℃に加熱し、マスク
基材6上に形成したPTFE被膜を分解した。そして、
マスク基材6にガスを吹き付けて、マスク基材6とゲッ
タ材を分離し、冷却後、ゲッタ材料10のみを回収し
た。このようにして回収したゲッタ材料10は、再びプ
ラズマ溶射材料として用いた。また、マスク基材6は、
再度PTFE膜で被覆して再利用した。
(図1(f))上にはゲッタ材料10が付着しており、
これを再利用するため回収作業を行った。すなわち、マ
スク5をArガスフロー中で550℃に加熱し、マスク
基材6上に形成したPTFE被膜を分解した。そして、
マスク基材6にガスを吹き付けて、マスク基材6とゲッ
タ材を分離し、冷却後、ゲッタ材料10のみを回収し
た。このようにして回収したゲッタ材料10は、再びプ
ラズマ溶射材料として用いた。また、マスク基材6は、
再度PTFE膜で被覆して再利用した。
【0116】工程−j 次に、画像表示部分となるフェースプレート14を作成
した。フェースプレート14には、蛍光膜17の導伝性
を高めるために、ガラス基体16上にITOからなる透
明電極(不図示)を設けておいた。画像形成部材として
の蛍光膜17は、カラーを実現するために、ストライプ
形状(図3(a)参照)の蛍光体とし、先にブラックス
トライプを形成し、その間隙部にスラリー法により各色
蛍光体23R、23G、23Bを塗布して、蛍光膜17
を作製した。なお、ブラックストライプの材料として、
通常良く用いられている黒鉛を主成分とする材料を用い
た。
した。フェースプレート14には、蛍光膜17の導伝性
を高めるために、ガラス基体16上にITOからなる透
明電極(不図示)を設けておいた。画像形成部材として
の蛍光膜17は、カラーを実現するために、ストライプ
形状(図3(a)参照)の蛍光体とし、先にブラックス
トライプを形成し、その間隙部にスラリー法により各色
蛍光体23R、23G、23Bを塗布して、蛍光膜17
を作製した。なお、ブラックストライプの材料として、
通常良く用いられている黒鉛を主成分とする材料を用い
た。
【0117】また、蛍光膜17の内面側には、メタルバ
ック18を設けた。メタルバック18は、蛍光膜17の
作製後、蛍光膜17の内面側表面の平滑化処理(通常、
フィルミングと呼ばれる)を行い、その後、Alを真空
蒸着することで作製した。
ック18を設けた。メタルバック18は、蛍光膜17の
作製後、蛍光膜17の内面側表面の平滑化処理(通常、
フィルミングと呼ばれる)を行い、その後、Alを真空
蒸着することで作製した。
【0118】工程−k 次に、以下の工程により、図2に示す外囲器15を作製
した。
した。
【0119】前述の工程により作成された電子源基板1
と、支持枠13、遮蔽体19、リング状の蒸発型ゲッタ
12、フェースプレート14を組み合わせて、電子源基
板1とフェースプレート14の各色蛍光体との位置を厳
密に調整し、封着して外囲器15を形成した。封着の方
法は、接合部にフリットガラスを塗布して、大気中30
0℃で仮焼成した後、各部材を組み合わせ、Arガス中
400℃で10分間の熱処理を行い接合した。
と、支持枠13、遮蔽体19、リング状の蒸発型ゲッタ
12、フェースプレート14を組み合わせて、電子源基
板1とフェースプレート14の各色蛍光体との位置を厳
密に調整し、封着して外囲器15を形成した。封着の方
法は、接合部にフリットガラスを塗布して、大気中30
0℃で仮焼成した後、各部材を組み合わせ、Arガス中
400℃で10分間の熱処理を行い接合した。
【0120】次の工程を説明する前に、以後の工程にて
用いられた真空処理装置について、図10を用いて説明
する。
用いられた真空処理装置について、図10を用いて説明
する。
【0121】図10において、91は製造工程下の画像
形成装置(画像表示パネルとも呼ぶ)、92は排気管で
あり、画像形成装置91と真空チャンバ93を接続して
いる。また、真空チャンバ93は、ゲートバルブ94に
連結されており、ゲートバルブ94は、排気装置95に
連結されている。また、排気装置95は、磁気浮上型の
ターボ分子ポンプと不図示のバルブを介して連結された
バックアップ用のドライポンプによって構成されてい
る。また、真空チャンバ93には、内部の圧力をモニタ
する圧力計96と、真空チャンバ93内部のガス分圧構
成をモニタする四重極質量分析装置(Q−mass)9
7が装備されている。
形成装置(画像表示パネルとも呼ぶ)、92は排気管で
あり、画像形成装置91と真空チャンバ93を接続して
いる。また、真空チャンバ93は、ゲートバルブ94に
連結されており、ゲートバルブ94は、排気装置95に
連結されている。また、排気装置95は、磁気浮上型の
ターボ分子ポンプと不図示のバルブを介して連結された
バックアップ用のドライポンプによって構成されてい
る。また、真空チャンバ93には、内部の圧力をモニタ
する圧力計96と、真空チャンバ93内部のガス分圧構
成をモニタする四重極質量分析装置(Q−mass)9
7が装備されている。
【0122】さらに、真空チャンバ93は、ガス導入ラ
イン98とガス導入ライン98の途中に設置されたガス
導入制御装置99を通じて、導入物質源100が封入さ
れたアンプルおよびボンベに連結されている。本実施例
においては、ガス導入制御装置99として超高真空対応
のバリアブルリールクバルブを用い、導入物質源100
としてアセトン(CH3 )2 COを用いた。
イン98とガス導入ライン98の途中に設置されたガス
導入制御装置99を通じて、導入物質源100が封入さ
れたアンプルおよびボンベに連結されている。本実施例
においては、ガス導入制御装置99として超高真空対応
のバリアブルリールクバルブを用い、導入物質源100
としてアセトン(CH3 )2 COを用いた。
【0123】以上の真空処理装置を用いて以後の工程を
行った。
行った。
【0124】工程−l 先の工程で完成した外囲器15内の気体を、排気管92
と真空チャンバ93を通じて排気装置95にて排気し、
圧力計96の表示値で約1×10-3Paに達した後、図
11に示す装置を用いてフォーミングを行った。
と真空チャンバ93を通じて排気装置95にて排気し、
圧力計96の表示値で約1×10-3Paに達した後、図
11に示す装置を用いてフォーミングを行った。
【0125】図11は、フォーミング工程において、製
造工程下の画像形成装置への電圧印加を行う装置の模式
図であり、本実施例では、以降の工程である活性化工程
においても使用される。
造工程下の画像形成装置への電圧印加を行う装置の模式
図であり、本実施例では、以降の工程である活性化工程
においても使用される。
【0126】図11に示すように、製造工程下の画像形
成装置91は、Y方向配線Dy1〜Dynを共通結線してグ
ランドに接続し、一方、X方向配線Dx1〜Dxmは各々を
スイッチングポックス104の対応する端子に接続して
いる。ここで、101は制御装置で、パルス発生器10
2、スイッチングボックス104を制御信号バスを通じ
て制御し、また、電流計103で計測された計測値を測
定データ転送バスを通じて取得する。
成装置91は、Y方向配線Dy1〜Dynを共通結線してグ
ランドに接続し、一方、X方向配線Dx1〜Dxmは各々を
スイッチングポックス104の対応する端子に接続して
いる。ここで、101は制御装置で、パルス発生器10
2、スイッチングボックス104を制御信号バスを通じ
て制御し、また、電流計103で計測された計測値を測
定データ転送バスを通じて取得する。
【0127】スイッチングバックス104により、X方
向配線Dx1〜Dxmの中から1ラインを選択し、この選択
したラインに電流計103を通じてパルス発生器102
からのパルス電圧を印加する。なお、非選択のライン
は、スイッチングボックス104により、グランド電位
に接続されている。
向配線Dx1〜Dxmの中から1ラインを選択し、この選択
したラインに電流計103を通じてパルス発生器102
からのパルス電圧を印加する。なお、非選択のライン
は、スイッチングボックス104により、グランド電位
に接続されている。
【0128】フォーミング処理は、X方向の素子行に対
し、1行(300素子)毎に行った。印加したパルスの
波形は、図12(a)に示すような矩形波パルスで、波
高値(素子電極間の電圧差のピーク)を0Vから徐々に
上昇させた。なお、パルス幅T1 =1msec、パルス
間隔T2 =10msecとした。また、矩形波パルスの
間に、波高値0.1Vの矩形波パルスを挿入し(図12
(b))、電流を測ることにより各行の抵抗値を測定し
た。
し、1行(300素子)毎に行った。印加したパルスの
波形は、図12(a)に示すような矩形波パルスで、波
高値(素子電極間の電圧差のピーク)を0Vから徐々に
上昇させた。なお、パルス幅T1 =1msec、パルス
間隔T2 =10msecとした。また、矩形波パルスの
間に、波高値0.1Vの矩形波パルスを挿入し(図12
(b))、電流を測ることにより各行の抵抗値を測定し
た。
【0129】そして、抵抗値が3.3kΩ(1素子あた
り1MΩ)を超えたところで、その行のフォーミングを
終了し、次の行の処理に移つた。これをすべての行につ
いて行い、すべての導電性膜(電子放出部形成用の導電
性膜54)のフォーミングを完了し、各導電性膜に電子
放出部を形成して、複数の表面伝導型電子放出素子が単
純マトリクス配線された電子源1を作成した。
り1MΩ)を超えたところで、その行のフォーミングを
終了し、次の行の処理に移つた。これをすべての行につ
いて行い、すべての導電性膜(電子放出部形成用の導電
性膜54)のフォーミングを完了し、各導電性膜に電子
放出部を形成して、複数の表面伝導型電子放出素子が単
純マトリクス配線された電子源1を作成した。
【0130】工程−m 次に、真空チャンバ93内にアセトン(CH3 )2 CO
を導入し、圧力計96の表示値で約2×10-3Paとな
るように調整した。その際、Q−mass97を使用し
て、確実にアセトンのガス分子が真空チャンバ93内に
導入されていることを確認している。
を導入し、圧力計96の表示値で約2×10-3Paとな
るように調整した。その際、Q−mass97を使用し
て、確実にアセトンのガス分子が真空チャンバ93内に
導入されていることを確認している。
【0131】その後、フォーミング工程と同様に、図1
1の装置を用いて、各X方向配線を通じてパルス電圧を
印加することにより、各電子放出素子の活性化処理を行
った。
1の装置を用いて、各X方向配線を通じてパルス電圧を
印加することにより、各電子放出素子の活性化処理を行
った。
【0132】パルス発生器102により生成したパルス
波形は、図12(a)に示した矩形波で、波高値は15
V、パルス幅T1 =1msec、パルス間隔は100m
secである。そして、スイッチングボックス104に
より、1msec毎に選択ラインをDx1〜Dx100まで順
次切り替えることを繰り返し、この結果、各素子行には
T1 =1msec、T2 =100msecの矩形波が、
行毎に位相を少しずつシフトされて印加される(図1
3)。
波形は、図12(a)に示した矩形波で、波高値は15
V、パルス幅T1 =1msec、パルス間隔は100m
secである。そして、スイッチングボックス104に
より、1msec毎に選択ラインをDx1〜Dx100まで順
次切り替えることを繰り返し、この結果、各素子行には
T1 =1msec、T2 =100msecの矩形波が、
行毎に位相を少しずつシフトされて印加される(図1
3)。
【0133】電流計103は、矩形波パルスのオン状態
(電圧が15Vになっている時)での電流値を検知する
モードで使用し、各素子行におけるこの値の平均値が6
00mA(1素子あたり2mA)となったところでパル
ス印加を終了し、外囲器15内を排気して活性化処理を
終了した。
(電圧が15Vになっている時)での電流値を検知する
モードで使用し、各素子行におけるこの値の平均値が6
00mA(1素子あたり2mA)となったところでパル
ス印加を終了し、外囲器15内を排気して活性化処理を
終了した。
【0134】工程−n 排気を続けながら、不図示の加熱装置により、画像形成
装置91および真空容器93の全体を200℃に5時間
保持し、外囲器15および真空チャンバ93内壁に吸着
していると思われる(CH3 )2 COおよびその分解物
を一旦排気した後、さらに350℃で10時間保持する
ことにより、さらなる残留吸着ガス分子の除去と非蒸発
型ゲッタ材の活性化を行った。
装置91および真空容器93の全体を200℃に5時間
保持し、外囲器15および真空チャンバ93内壁に吸着
していると思われる(CH3 )2 COおよびその分解物
を一旦排気した後、さらに350℃で10時間保持する
ことにより、さらなる残留吸着ガス分子の除去と非蒸発
型ゲッタ材の活性化を行った。
【0135】工程−o 圧力が1.3×10-5Pa以下となったことを確認して
から、排気管をバーナーで加熱して封じ切る。つづい
て、画像表示領域の外に予め設置された蒸発型ゲッタ1
2を高周波加熱によりフラッシュさせる。
から、排気管をバーナーで加熱して封じ切る。つづい
て、画像表示領域の外に予め設置された蒸発型ゲッタ1
2を高周波加熱によりフラッシュさせる。
【0136】以上の工程により、本実施例の画像形成装
置を作成した。
置を作成した。
【0137】<実施例2>実施例2では、プラズマ溶射
用のマスクに形成する分離膜として、ポリイミド系樹脂
を用いたこと以外は、実施例1と同様の材料を用いて同
様な構成の部材を作成し、同様の処理を行って本実施例
の画像形成装置を作成した。
用のマスクに形成する分離膜として、ポリイミド系樹脂
を用いたこと以外は、実施例1と同様の材料を用いて同
様な構成の部材を作成し、同様の処理を行って本実施例
の画像形成装置を作成した。
【0138】本実施例において形成したポリイミドは、
芳香族ポリピロメリットアミドであり、ピロメリット酸
とオキシジアニリンから得られるポリアミック酸を水溶
性の組成物とし、電着塗装法を用いて形成した。
芳香族ポリピロメリットアミドであり、ピロメリット酸
とオキシジアニリンから得られるポリアミック酸を水溶
性の組成物とし、電着塗装法を用いて形成した。
【0139】プラズマ溶射により、マスク上のポリイミ
ド膜にはゲッタ材が付着したが、実施例1と同様の方法
により、マスクを電子源基板から分離した後、Arガス
フロー中500℃で加熱することにより、ポリイミドを
分解してゲッタ材を回収することができた。
ド膜にはゲッタ材が付着したが、実施例1と同様の方法
により、マスクを電子源基板から分離した後、Arガス
フロー中500℃で加熱することにより、ポリイミドを
分解してゲッタ材を回収することができた。
【0140】この方法で、X方向配線上の所望の位置
に、非蒸発型ゲッタを形成することができた。
に、非蒸発型ゲッタを形成することができた。
【0141】<実施例3>実施例3では、プラズマ溶射
用のマスクに形成する分離膜として、ポリアミドイミド
系のポリイミド樹脂を用いたこと以外は、実施例1と同
様の材料を用いてX方向配線上に非蒸発型ゲッタをプラ
ズマ溶射した。
用のマスクに形成する分離膜として、ポリアミドイミド
系のポリイミド樹脂を用いたこと以外は、実施例1と同
様の材料を用いてX方向配線上に非蒸発型ゲッタをプラ
ズマ溶射した。
【0142】本実施例においては、基材上にスプレー法
によりポリアミドイミドを形成した。
によりポリアミドイミドを形成した。
【0143】また、プラズマ溶射後のレジスト剥離液と
して、ジメチルホルムアミド(DMF)を用いた。
して、ジメチルホルムアミド(DMF)を用いた。
【0144】電子源基板をDMF中に浸漬したところ、
マスク基材上のポリアミドイミドが溶解し、マスク基材
に付着したゲッタ材料がDMF槽中に沈殿した。このゲ
ッタ材料をDMF槽から回収して洗浄し、新たなゲッタ
材料として再利用することができた。
マスク基材上のポリアミドイミドが溶解し、マスク基材
に付着したゲッタ材料がDMF槽中に沈殿した。このゲ
ッタ材料をDMF槽から回収して洗浄し、新たなゲッタ
材料として再利用することができた。
【0145】この方法で、X方向配線上の所望の位置に
非蒸発型ゲッタを形成することができた。
非蒸発型ゲッタを形成することができた。
【0146】<実施例4>実施例4では、プラズマ溶射
用のマスクに形成する分離膜として、Al膜を用いたこ
と以外は、実施例1と同様の材料を用いてX方向配線上
に非蒸発型ゲッタをプラズマ溶射した。
用のマスクに形成する分離膜として、Al膜を用いたこ
と以外は、実施例1と同様の材料を用いてX方向配線上
に非蒸発型ゲッタをプラズマ溶射した。
【0147】本実施例においては、スパッタ法によりA
l膜を形成した。
l膜を形成した。
【0148】プラズマ溶射により、マスク上のAl膜に
ゲッタ材料が付着したが、実施例1と同様の方法によ
り、マスクを電子源基板から分離した後、50g/l濃
度の水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬することによりA
lを溶解し、マスク基材とゲッタ材料を分離することが
できた。その後、水酸化ナトリウム中のゲッタ材料を回
収して洗浄した後、新たなゲッタ材料として再利用する
ことができた。
ゲッタ材料が付着したが、実施例1と同様の方法によ
り、マスクを電子源基板から分離した後、50g/l濃
度の水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬することによりA
lを溶解し、マスク基材とゲッタ材料を分離することが
できた。その後、水酸化ナトリウム中のゲッタ材料を回
収して洗浄した後、新たなゲッタ材料として再利用する
ことができた。
【0149】この方法により、X方向配線上の所望の位
置に非蒸発型ゲッタを形成することができた。
置に非蒸発型ゲッタを形成することができた。
【0150】<実施例5>実施例5では、フェースプレ
ートのブラックマトリックス上にメタルバックを介して
非蒸発型ゲッタを形成した。
ートのブラックマトリックス上にメタルバックを介して
非蒸発型ゲッタを形成した。
【0151】蛍光体およびブラックマトリックスの配置
として、図3(a)に示す配置を採用した。本実施例の
画像形成装置の製造方法について、図2を用いて説明す
る。 (1)実施例1の工程−a〜工程−hと同様の材料およ
び方法を用いて、電子源基板を作成した。
として、図3(a)に示す配置を採用した。本実施例の
画像形成装置の製造方法について、図2を用いて説明す
る。 (1)実施例1の工程−a〜工程−hと同様の材料およ
び方法を用いて、電子源基板を作成した。
【0152】(2)次に、フェースプレート14を形成
した。実施例1の工程−jと同様の方法を用い、ガラス
基体16上に蛍光膜17、ブラックストライプ、メタル
バック18を形成した。
した。実施例1の工程−jと同様の方法を用い、ガラス
基体16上に蛍光膜17、ブラックストライプ、メタル
バック18を形成した。
【0153】次に、ブラックストライプ上に、メタルバ
ック18を介して非蒸発型ゲッタ11を形成した。ま
た、所望部以外へのゲッタの付着を防止するためのマス
ク5を形成した。マスク基材6には、500μm厚の低
熱膨張材のアンバー材(鉄・二ッケル合金)を用い、フ
ォトリソグラフィーにより開口部を形成することでマス
ク5を形成した。このパターニング工程は、スプレー吹
き付けによるレジスト塗布にて膜厚7μmのレジスト膜
を形成し、露光、エッチング液(アルカリ溶液)による
レジスト膜の剥離等により行った。マスク開口部のパタ
ーンは、図9(b)に示すようなストライプ状で、開口
部がブラックマトリクスに対応するようにした。
ック18を介して非蒸発型ゲッタ11を形成した。ま
た、所望部以外へのゲッタの付着を防止するためのマス
ク5を形成した。マスク基材6には、500μm厚の低
熱膨張材のアンバー材(鉄・二ッケル合金)を用い、フ
ォトリソグラフィーにより開口部を形成することでマス
ク5を形成した。このパターニング工程は、スプレー吹
き付けによるレジスト塗布にて膜厚7μmのレジスト膜
を形成し、露光、エッチング液(アルカリ溶液)による
レジスト膜の剥離等により行った。マスク開口部のパタ
ーンは、図9(b)に示すようなストライプ状で、開口
部がブラックマトリクスに対応するようにした。
【0154】次に、このようにして作成したマスク基材
6上に、平均粒径1μmのポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)樹脂の水性分散液をスプレー塗装した。こ
れを150℃で乾燥後、300℃で20分間熱処理し
て、アンバー材表面にPTFE被膜を形成した。
6上に、平均粒径1μmのポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)樹脂の水性分散液をスプレー塗装した。こ
れを150℃で乾燥後、300℃で20分間熱処理し
て、アンバー材表面にPTFE被膜を形成した。
【0155】次に、フェースプレート14上にレジスト
を塗布し、さらにその上に位置合わせをしながらマスク
5を被せて固定し、UV照射により現像することによ
り、ブラックマトリクスのみを露出させた。
を塗布し、さらにその上に位置合わせをしながらマスク
5を被せて固定し、UV照射により現像することによ
り、ブラックマトリクスのみを露出させた。
【0156】このようなフェースプレート14を減圧プ
ラズマ溶射装置内に取り付け、非蒸発型ゲッタ材(Zr
(75%)−V(20%)−Fe(5%)の粉末合金)
を溶射した。この際、減圧タンク内を一旦1.3×10
Paまで減圧し、その後、Arガスにてタンク内を4.
7×103 Paの圧力に設定して溶射を行った。また、
溶射後には再びタンク内を1.3×10Paまで減圧
し、その後、大気圧まで窒素ガスを導入し、基板温度が
十分に下がった後、大気に開放し取り出した。形成され
たゲッタ11の膜厚は、平均して40μ程度であった。
ラズマ溶射装置内に取り付け、非蒸発型ゲッタ材(Zr
(75%)−V(20%)−Fe(5%)の粉末合金)
を溶射した。この際、減圧タンク内を一旦1.3×10
Paまで減圧し、その後、Arガスにてタンク内を4.
7×103 Paの圧力に設定して溶射を行った。また、
溶射後には再びタンク内を1.3×10Paまで減圧
し、その後、大気圧まで窒素ガスを導入し、基板温度が
十分に下がった後、大気に開放し取り出した。形成され
たゲッタ11の膜厚は、平均して40μ程度であった。
【0157】フェースプレート14は、レジスト剥離液
に浸漬してマスク5と分離し、洗浄工程を経て、ブラッ
クマトリクス上にメタルバック18を介して非蒸発型ゲ
ッタ11が形成された電子源基板1を得た。一方、電子
源基板1から分離したマスク5上にはゲッタ材料10が
付着しており、これを再利用するため回収作業を行っ
た。回収作業では、マスク5をArガスフロー中500
℃で加熱し、マスク基材6上に形成したPTFE被膜を
分解することにより、マスク基材6からゲッタ材料10
を分離し、冷却後、ゲッタ材料10のみを回収した。回
収したゲッタ材料10は、再びプラズマ溶射材料として
用いた。またマスク基材6は、再度PTFE膜で被覆
し、再利用した。
に浸漬してマスク5と分離し、洗浄工程を経て、ブラッ
クマトリクス上にメタルバック18を介して非蒸発型ゲ
ッタ11が形成された電子源基板1を得た。一方、電子
源基板1から分離したマスク5上にはゲッタ材料10が
付着しており、これを再利用するため回収作業を行っ
た。回収作業では、マスク5をArガスフロー中500
℃で加熱し、マスク基材6上に形成したPTFE被膜を
分解することにより、マスク基材6からゲッタ材料10
を分離し、冷却後、ゲッタ材料10のみを回収した。回
収したゲッタ材料10は、再びプラズマ溶射材料として
用いた。またマスク基材6は、再度PTFE膜で被覆
し、再利用した。
【0158】(3) 実施例1の工程−k〜工程−oと同
様の方法により、画像形成装置を作製した。
様の方法により、画像形成装置を作製した。
【0159】<実施例6>実施例6では、フェースプレ
ート14上のカラー蛍光体の配置およびブラックマトリ
クスの形状として、図3(b)に示すマトリクス配置を
採用し、プラズマ溶射用マスクがブラックマトリクスに
対応する位置以外には開口部を持たない形状にしたこと
以外は、実施例4と同様の方法を用いて、同様な構成の
部材を作製し、同様の処理を行って、本実施例の画像形
成装置を作製した。
ート14上のカラー蛍光体の配置およびブラックマトリ
クスの形状として、図3(b)に示すマトリクス配置を
採用し、プラズマ溶射用マスクがブラックマトリクスに
対応する位置以外には開口部を持たない形状にしたこと
以外は、実施例4と同様の方法を用いて、同様な構成の
部材を作製し、同様の処理を行って、本実施例の画像形
成装置を作製した。
【0160】<比較例1>比較例1では、画像形成装置
内に、溶射によるゲッタを配設する代りに、X方向配線
Dx1〜Dx100上に、スパッタ法により、Zr−V−Fe
合金からなる非蒸発型ゲッタの薄膜を形成したこと以外
は、実施例1と同様の材料を用いて、同様な構成の部材
を作成し、同様の処理を行って、本比較例の画像形成装
置を作成した。
内に、溶射によるゲッタを配設する代りに、X方向配線
Dx1〜Dx100上に、スパッタ法により、Zr−V−Fe
合金からなる非蒸発型ゲッタの薄膜を形成したこと以外
は、実施例1と同様の材料を用いて、同様な構成の部材
を作成し、同様の処理を行って、本比較例の画像形成装
置を作成した。
【0161】スパッタリングに用いるゲッタ材のターゲ
ットとして、Zr(75%)、V(20%)、Fe(5
%)の合金を用い、X方向配線とほぼ同様な形状のゲッ
タ膜を300nmの厚さで形成した。
ットとして、Zr(75%)、V(20%)、Fe(5
%)の合金を用い、X方向配線とほぼ同様な形状のゲッ
タ膜を300nmの厚さで形成した。
【0162】上述した実施例1〜6および比較例1の画
像形成装置の比較評価を行った。
像形成装置の比較評価を行った。
【0163】比較評価は、単純マトリクス駆動を行い、
画像表示装置を連続全面発光させて、輝度の経時変化を
測定した。
画像表示装置を連続全面発光させて、輝度の経時変化を
測定した。
【0164】輝度の測定は、外囲器15内の真空悪化の
影響を最も受けやすい画像表示領域の中心部にて行っ
た。実施例1〜6および比較例1ともに、駆動初期の輝
度低下の変化率(劣化率)が最も高く、駆動を続けてい
くにつれてその劣化率は徐々に小さくなっていく。しか
し、実施例1〜6の画像形成装置と比較例1の画像形成
装置との間には、特に駆動初期の劣化率の値に差があ
り、比較例1の劣化率は、実施例1〜6の劣化率にて対
して概ね15%程度大きい。
影響を最も受けやすい画像表示領域の中心部にて行っ
た。実施例1〜6および比較例1ともに、駆動初期の輝
度低下の変化率(劣化率)が最も高く、駆動を続けてい
くにつれてその劣化率は徐々に小さくなっていく。しか
し、実施例1〜6の画像形成装置と比較例1の画像形成
装置との間には、特に駆動初期の劣化率の値に差があ
り、比較例1の劣化率は、実施例1〜6の劣化率にて対
して概ね15%程度大きい。
【0165】また、長期間駆動後の劣化率は、駆動初期
ほどの差はないが、駆動初期に輝度の差が生じたため、
比較例1の方が実施例1〜6に対して、画面が暗く画質
が悪かった。
ほどの差はないが、駆動初期に輝度の差が生じたため、
比較例1の方が実施例1〜6に対して、画面が暗く画質
が悪かった。
【0166】比較例1に対して、実施例1〜6の画像形
成装置の劣化率が小さい理由として、画像表示領域内に
形成されている非蒸発型ゲッタが、スパッタ法により形
成された比較例1のゲッタ薄膜に比べて、表面積が大き
くかつゲッタ材の量(体積)も多いため、初期の排気速
度並びに吸着排気可能なガスの総量が共に大きいことが
挙げられる。このため、特に、駆動初期に多く発生する
劣化ガスを、積極的に吸着排気することが可能となり、
電子源の劣化を抑制することにより輝度低下をも抑制し
ている。
成装置の劣化率が小さい理由として、画像表示領域内に
形成されている非蒸発型ゲッタが、スパッタ法により形
成された比較例1のゲッタ薄膜に比べて、表面積が大き
くかつゲッタ材の量(体積)も多いため、初期の排気速
度並びに吸着排気可能なガスの総量が共に大きいことが
挙げられる。このため、特に、駆動初期に多く発生する
劣化ガスを、積極的に吸着排気することが可能となり、
電子源の劣化を抑制することにより輝度低下をも抑制し
ている。
【0167】<比較例2>比較例2では、プラズマ溶射
用のマスクの表面に耐熱性高分子を形成しなかったこと
以外は、実施例1と同様の材料を用いて、同様な構成の
部材を作成し、同様の処理を行って、本比較例の画像形
成装置を作成した。
用のマスクの表面に耐熱性高分子を形成しなかったこと
以外は、実施例1と同様の材料を用いて、同様な構成の
部材を作成し、同様の処理を行って、本比較例の画像形
成装置を作成した。
【0168】この方法では、X方向配線上の所望の位置
に、非蒸発型ゲッタを形成することができたが、マスク
表面にはゲッタ材料が融着し、両者を分離することはで
きなかった。また、このようなマスクをさらに統けて数
回使用したところ、付着粒子により開口部の形状に変化
が生じたため廃棄した。
に、非蒸発型ゲッタを形成することができたが、マスク
表面にはゲッタ材料が融着し、両者を分離することはで
きなかった。また、このようなマスクをさらに統けて数
回使用したところ、付着粒子により開口部の形状に変化
が生じたため廃棄した。
【0169】<実施例7>実施例7は、電子源を構成す
る電子放出素子として、横型の電界放出型電子放出素子
を用いたものである。電子源基板の基本的な構成は、実
施例1に示したものと同様であるが、電子放出素子の部
分は、図14に模式的に示すような構造を有する。
る電子放出素子として、横型の電界放出型電子放出素子
を用いたものである。電子源基板の基本的な構成は、実
施例1に示したものと同様であるが、電子放出素子の部
分は、図14に模式的に示すような構造を有する。
【0170】図14において、絶縁性基板131の上
に、絶縁層132を介してエミッタ133とゲート13
4が形成されている。なお、エミッタ133とゲート1
34は、厚さ0.3μmのPt薄膜により形成されてい
る。また、エミッタ133の先端部が電子放出部で、先
端の角度は45゜とした。
に、絶縁層132を介してエミッタ133とゲート13
4が形成されている。なお、エミッタ133とゲート1
34は、厚さ0.3μmのPt薄膜により形成されてい
る。また、エミッタ133の先端部が電子放出部で、先
端の角度は45゜とした。
【0171】電子源基板の製造方法は、実施例1とほぼ
同様な手順で行う。但し、実施例1の工程−dにて行わ
れる表面伝導型電子放出素子の素子電極の形成に代り、
本実施例では、横形の電界放出型電子放出素子のエミッ
タ電極およびゲート電極を作成する。また、実施例1の
工程−f、工程−gで行われた表面伝導型電子放出素子
における電子放出部形成用の導電性膜の形成・パターニ
ングは行わない。
同様な手順で行う。但し、実施例1の工程−dにて行わ
れる表面伝導型電子放出素子の素子電極の形成に代り、
本実施例では、横形の電界放出型電子放出素子のエミッ
タ電極およびゲート電極を作成する。また、実施例1の
工程−f、工程−gで行われた表面伝導型電子放出素子
における電子放出部形成用の導電性膜の形成・パターニ
ングは行わない。
【0172】エミッタ電極およびゲート電極の作成で
は、厚さ0.3μmのPt膜をスパッタ法により作成し
た。続いて、レジストを塗布、ベーキングして、レジス
ト層を形成した後、フォトマスクを用いて露光、現像し
て、エミッタ133およびゲート134の形状に相当す
るレジストパターンを形成する。そして、ドライエッチ
ングを施し、所望の形状のエミッタ133およびゲート
134を形成した後、レジストを除去する。これによ
り、図14に示す形状のエミッタ133とゲート134
の対が、絶縁性基体131上の所定の位置に形成され
る。
は、厚さ0.3μmのPt膜をスパッタ法により作成し
た。続いて、レジストを塗布、ベーキングして、レジス
ト層を形成した後、フォトマスクを用いて露光、現像し
て、エミッタ133およびゲート134の形状に相当す
るレジストパターンを形成する。そして、ドライエッチ
ングを施し、所望の形状のエミッタ133およびゲート
134を形成した後、レジストを除去する。これによ
り、図14に示す形状のエミッタ133とゲート134
の対が、絶縁性基体131上の所定の位置に形成され
る。
【0173】この電子源基板を用いて、実施例1とほぼ
同様の手順で、電子源の配線上にゲッタが配設された画
像形成装置を形成した。ただし、表面伝導型電子放出素
子を用いた場合と異なり、フォーミング処理、電子放出
素子の活性化処理は必要としない。駆動に用いた電圧パ
ルスの波高値は100Vとした。
同様の手順で、電子源の配線上にゲッタが配設された画
像形成装置を形成した。ただし、表面伝導型電子放出素
子を用いた場合と異なり、フォーミング処理、電子放出
素子の活性化処理は必要としない。駆動に用いた電圧パ
ルスの波高値は100Vとした。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、プラズ
マ溶射法等により電子源基板上あるいはフェースプレー
ト上の画像表示領城中に、10〜l00μm程度の厚み
で数μm〜数十μmの凹凸表面を有する非蒸発型ゲッタ
を配置している。
マ溶射法等により電子源基板上あるいはフェースプレー
ト上の画像表示領城中に、10〜l00μm程度の厚み
で数μm〜数十μmの凹凸表面を有する非蒸発型ゲッタ
を配置している。
【0175】したがって、大きな排気速度および排気総
量を有するゲッタによって、ガス放出源となる画像表示
領域から発生するガスを、速やかにかつ長期的に排気す
ることができるようになる。これにより、電子放出素子
の劣化や放出電流量の揺らぎを抑制することができ、結
果的に、長時間動作させた場合の輝度の低下、とりわけ
画像表示領域の中央付近での輝度の低下を抑制すること
ができる。
量を有するゲッタによって、ガス放出源となる画像表示
領域から発生するガスを、速やかにかつ長期的に排気す
ることができるようになる。これにより、電子放出素子
の劣化や放出電流量の揺らぎを抑制することができ、結
果的に、長時間動作させた場合の輝度の低下、とりわけ
画像表示領域の中央付近での輝度の低下を抑制すること
ができる。
【0176】さらに、溶射用マスク表面に付着したゲッ
タ材を回収することにより、再度溶射材料として使用で
きるだけでなく、マスクの繰り返し使用も可能となるこ
とから、製造コストの削減が実現できる。
タ材を回収することにより、再度溶射材料として使用で
きるだけでなく、マスクの繰り返し使用も可能となるこ
とから、製造コストの削減が実現できる。
【図1】本発明の画像形成装置の製造方法の第1の実施
形態を示す模式図である。
形態を示す模式図である。
【図2】本発明の画像形成装置の第1の実施形態の外囲
器の構造を示す斜視図である。
器の構造を示す斜視図である。
【図3】蛍光膜の構造を説明するための模式図である。
【図4】マトリクス配置の電子源を用いて構成した画像
形成装置により、NTSC方式のテレビ信号に基づいた
テレビジョン表示を行うための駆動回路の構成例を示す
ブロック図である。
形成装置により、NTSC方式のテレビ信号に基づいた
テレビジョン表示を行うための駆動回路の構成例を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の実施例1の電子源を説明するための模
式図である。
式図である。
【図6】図5に示した電子源のA−A’断面図である。
【図7】図5に示した電子源の製造工程を説明するため
の図である。
の図である。
【図8】図5に示した電子源の製造工程を説明するため
の図である。
の図である。
【図9】実施例で用いたプラズマ溶射用マスクのパター
ン形状を示す摸式図である。
ン形状を示す摸式図である。
【図10】画像形成装置の製造に使用する真空処理装置
の概要を示す模式図である。
の概要を示す模式図である。
【図11】画像形成装置の製造工程、フォーミング処理
および活性化処理に用いる装置の構成を示す模式図であ
る。
および活性化処理に用いる装置の構成を示す模式図であ
る。
【図12】フォーミング処理で与えられるパルス電圧波
形の例を示す図である。
形の例を示す図である。
【図13】活性化処理時に、各X方向配線に与えられる
パルス電圧波形および時間的な相対関係を示す図であ
る。
パルス電圧波形および時間的な相対関係を示す図であ
る。
【図14】本発明の実施例6で用いられる電子放出素子
の模式図である。
の模式図である。
1 電子源基板 2 X方向配線 3 Y方向配線 4 電子放出素子 5 マスク 6 マスク基材 7 分離膜 8 レジスト膜 9 溶射装置 10 ゲッタ材料 11 非蒸発型ゲッタ 12 蒸発型ゲッタ 13 支持枠 14 フェースプレート 15 外囲器 16 ガラス基体 17 蛍光膜 18 メタルバック 19 遮蔽体 20 行選択用端子 21 信号入力端子 Hv 高圧端子 22 黒色導電材 23R、23G、23B 蛍光体 41 表示パネル 42 走査回路 43 制御回路 44 シフドレジスタ 45 ラインメモリ 46 同期信号分離回路 47 変調信号発生器 51 層間絶縁層 52、53 素子電極 54 電子放出部を含む導電性膜 55 コンタクトホール 56 Cr膜 91 製造工程下の画像形成装置 92 排気管 93 真空チャンバ 94 ゲートバルブ 95 排気装置 96 圧力計 97 Q−mass 98 ガス導入ライン 99 ガス導入制御装置 100 導入物質源 101 制御装置 102 パルス発生器 103 電流計 104 スイッチングボックス 131 絶縁性基板 132 絶縁層 133 エミッタ 114 ゲート
Claims (15)
- 【請求項1】 基板上に複数の電子放出素子が配置され
た電子源と、前記基板に対向して配置された画像形成部
材とを有する画像形成装置の画像表示領域内に、非蒸発
型ゲッタを形成する方法であって、 溶射法により形成されたゲッタの形成部以外を溶射源か
ら遮蔽するために用いる溶射用マスクとして、該マスク
に付着したゲッタ材を除去してマスクの再利用を容易に
するための分離膜を設けたマスクを用い、 前記マスクを使用してゲッタを形成する工程と、 前記マスク表面に付着したゲッタ材を回収する工程とを
有することを特徴とする非蒸発型ゲッタの形成方法。 - 【請求項2】 前記非蒸発型ゲッタは、電子源基板上に
配置された前記電子放出素子に対して電圧を印加するた
めの配線上に形成することを特徴とする請求項1記載の
非蒸発型ゲッタの形成方法。 - 【請求項3】 前記非蒸発型ゲッタは、画像形成部材上
の蛍光体領域を分離する黒色材上に、メタルバックを介
して形成することを特徴とする請求項1記載の非蒸発型
ゲッタの形成方法。 - 【請求項4】 前記マスク表面に形成される分離膜が、
耐熱性高分子膜または金属薄膜であることを特徴とする
請求項1〜3のいずれか1項記載の非蒸発型ゲッタの形
成方法。 - 【請求項5】 前記耐熱性高分子膜の熱分解温度が、3
00℃以上であることを特徴とする請求項4記載の非蒸
発型ゲッタの形成方法。 - 【請求項6】 前記金属薄膜が、アルミニウム薄膜であ
ることを特徴とする請求項4記載の非蒸発型ゲッタの形
成方法。 - 【請求項7】 前記マスクは、Fe系合金またはセラミ
ックスを基材とすることを特徴とする請求項1〜6のい
ずれか1項記載の非蒸発型ゲッタの形成方法。 - 【請求項8】 前記マスク表面に付着したゲッタ材を除
去、回収する方法として、マスクを分離膜の分解温度以
上であって、マスクおよびゲッタ材の融解温度以下に加
熱する工程を有することを特徴とする請求項1〜7のい
ずれか1項記載の非蒸発型ゲッタの形成方法。 - 【請求項9】 前記マスク表面に付着したゲッタ材を除
去、回収する方法として、分離膜を溶解しうる溶液中に
マスクを浸漬する工程を有することを特徴とする請求項
1〜7のいずれか1項記載の非蒸発型ゲッタの形成方
法。 - 【請求項10】 前記ゲッタ材は、Ti、Zr、または
これらのうち少なくとも一種を主成分とする合金である
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の非
蒸発型ゲッタの形成方法。 - 【請求項11】 前記ゲッタの膜厚が、10〜100μ
mであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1
項記載の非蒸発型ゲッタの形成方法。 - 【請求項12】 マトリクス配線された複数の電子源が
基板上に配設されるとともに、請求項1〜11のいずれ
か1項記載の方法により非蒸発型ゲッタを形成すること
を特徴とする画像形成装置の製造方法。 - 【請求項13】 表面伝導型電子放出素子を有する電子
源を備えるとともに、請求項1〜11のいずれか1項記
載の方法により非蒸発型ゲッタを形成することを特徴と
する画像形成装置の製造方法。 - 【請求項14】 横型の電界放出型電子放出素子を有す
る電子源を備えるとともに、請求項1〜11のいずれか
1項記載の方法により形成した非蒸発型ゲッタを有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項15】 請求項1〜11のいずれか1項記載の
方法により形成した非蒸発型ゲッタを有することを特徴
とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033642A JP2000231880A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 非蒸発型ゲッタの形成方法、該非蒸発型ゲッタを用いた画像形成装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033642A JP2000231880A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 非蒸発型ゲッタの形成方法、該非蒸発型ゲッタを用いた画像形成装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000231880A true JP2000231880A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12392111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11033642A Withdrawn JP2000231880A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 非蒸発型ゲッタの形成方法、該非蒸発型ゲッタを用いた画像形成装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000231880A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006011481A1 (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 平面型表示装置 |
| JP2006127781A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JP2006521666A (ja) * | 2003-03-07 | 2006-09-21 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 金属製担体およびアノード官能性層を含む層系の製造方法 |
| EP1371077A4 (en) * | 2000-10-27 | 2006-11-02 | Candescent Intellectual Prop | Structure and fabrication of device, such as light-emitting device or electron-emitting device, having getter region |
| JP2011099127A (ja) * | 2009-11-03 | 2011-05-19 | Denso Corp | マスクを用いた成膜品の製造方法 |
| JP2014516204A (ja) * | 2011-05-09 | 2014-07-07 | コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 自動車内で用いるためのゲッター層を備えた制御装置 |
| WO2022254945A1 (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-08 | タツタ電線株式会社 | マスク治具、成膜方法および成膜装置 |
| WO2024024240A1 (ja) * | 2022-07-29 | 2024-02-01 | タツタ電線株式会社 | マスク治具、取付部材、成膜方法および成膜装置 |
-
1999
- 1999-02-12 JP JP11033642A patent/JP2000231880A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9497875B2 (en) | 2011-05-09 | 2016-11-15 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Control device with a getter layer for use in a motor vehicle |
| WO2022254945A1 (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-08 | タツタ電線株式会社 | マスク治具、成膜方法および成膜装置 |
| JPWO2022254945A1 (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-08 | ||
| CN117203368A (zh) * | 2021-05-31 | 2023-12-08 | 拓自达电线株式会社 | 掩模治具、成膜方法以及成膜装置 |
| WO2024024240A1 (ja) * | 2022-07-29 | 2024-02-01 | タツタ電線株式会社 | マスク治具、取付部材、成膜方法および成膜装置 |
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