JP2000211031A - 光造形装置の支持テ―ブル - Google Patents
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Abstract
することができる光造形装置の支持テーブルを提供す
る。 【解決手段】 光造形装置において造形物を支持するた
めに用いられる支持テーブル20であり、光硬化性液中
に浸漬される支持プレート20と、支持プレート20の
表面に着脱可能に固定され、その上面に造形物11が形
成される可撓性を有するシート状部材40とを備え、支
持プレート22とシート状部材40の少なくとも一方の
一部又は全体が磁力を有する部材で形成され、かつ、他
方の一部又は全体が感磁性材料で形成され、支持プレー
ト22とシート状部材40との間に働く磁力によりシー
ト状部材40の少なくとも中央部が支持プレート22に
固定される。
Description
し、詳しくは光造形装置において造形した造形物を支持
するために用いられる支持テーブルに関する。ここで、
光造形技術とは、光硬化性液に光を照射し、光硬化性液
を硬化させて一定の厚みの硬化層を造形し、この硬化層
を順次積み重ねることにより任意の3次元形状を有する
物体を造形する技術である。
して、特開平2−128829号に開示された技術が知
られている。この光造形装置の支持テーブルは、図8に
示すように、光硬化性液Aに浸漬された支持プレート1
02と、支持プレート102の上面に固定具107によ
り固定される可撓性のシート状部材106とから構成さ
れる。上記支持テーブルを有する光造形装置では、シー
ト状部材106の表面上に造形物Bを造形した後、支持
プレート102からシート状部材106を取り外す。シ
ート状部材106上に造形された造形物Bは、シート状
部材106を撓ませることにより、シート状部材106
から容易に剥離することができる。
示すように、シート状部材106を機械的な固定具10
7によりその周囲を支持プレート102に固定する構造
となっていた。したがって、支持テーブルが大きくなる
に従いシート状部材106が大きくなると、従来の技術
ではシート状部材106の周囲しか固定されていないた
め、造形物Bの成形時にシート状部材106の中央部が
上下又は左右にずれるという問題があった。シート状部
材106の中央部がずれると、造形物Bを安定して造形
することが困難となる。
ためになされたものであり、その目的は、シート状部材
の中央部を支持プレートに固定することができる光造形
装置の支持テーブルを提供することを目的とする。
1記載の支持テーブルにより解決される。請求項1 記載
の支持テーブルは、支持プレートと、支持プレート表面
に固定されるシート状部材とを備える。支持プレートと
シート状部材の少なくとも一方の一部又は全体が磁力を
有する部材で形成され、かつ、他方の一部又は全体が磁
性体で形成されるため、支持プレートとシート状部材と
の間に働く磁力によりシート状部材の少なくとも中央部
が支持プレートに固定される。シート状部材の中央部が
支持プレートに固定されるため、造形中においてもシー
ト状部材がずれ難く、造形物を安定してシート状部材の
上に造形することができる。本発明の支持プレートを適
用することができる光造形装置としては、種々の光造形
装置に利用することができ、例えば、容器に収納した光
硬化性液の表面上に光を走査することにより造形物を造
形するような装置であっても良いし、光硬化性液を収納
する容器の底面又は側面に光を透過する透過窓を形成
し、この透過窓から光を照射することにより造形物を造
形するような装置であっても良い。特に、本発明の支持
テーブルは、可撓性を有するシート状部材を採用するこ
とにより支持テーブルから造形モデルを容易に剥離する
ことができ、サポートを付さないで直接支持テーブルの
上に造形物を造形するレグレス造形用の支持テーブルと
して有用である。このような光造形装置に使用される光
硬化性液としては、種々の光硬化性の物質(アクリル樹
脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ樹脂等)を使用す
ることができる。前記支持プレートとシート状部材の少
なくとも一方が、その一部又は全体が磁力を有する部材
で形成される。したがって、支持プレートとシート状部
材の両者に磁力を有する部材を組み込んでも良いし、支
持プレートとシート状部材のどちらか一方に、磁力を有
する部材が組み込まれたものであっても良い。ただし、
シート状部材の中央部を効果的に支持プレートに固定す
るために、シート状部材又は支持プレートの中央部分に
磁力を有する部材を組み込むことが好ましい。磁力を有
する部材としては、いわゆる永久磁石や、電磁石を使用
することができる。永久磁石としては、公知の種々の磁
石を使用することができ、例えば炭素鋼磁石、タングス
テン鋼磁石、タングステン・クロム鋼磁石、KS鋼磁石
等の焼き入れ型永久磁石、又はMK鋼磁石、ケステル鋼
磁石、NKS鋼磁石、アルコニ5磁石等の析出型永久磁
石を使用することができる。さらに、金属粉末磁石、金
属酸化物磁石、ESD磁石、若しくはバリュウムフェラ
イト粉末等をゴムやプラスチックに混入した磁石を使用
しても良い。電磁石としては、鉄、珪素鋼、鉄・アルミ
ニュウム合金、鉄・ニッケル合金、鉄・珪素鋼・アルミ
ニュウム合金、フェライト等の磁心材料に導線を巻き付
けた電磁石を使用することができる。電磁石を使用した
場合は、永久磁石を使用した場合に比較し、電磁石に流
す電流の強さを変えることによって容易に磁力の大きさ
を調整できる点で好ましい。ただし、電磁石を使用した
場合は、電気を導く導線と光硬化性液が接触しないよう
にシールを施さなければならない点で面倒である。前記
支持プレート又はシート状部材の他方は、磁性体で形成
される。ここで、磁性体とは、磁界内に置かれた時磁化
されて磁気分極を生じ、磁気モーメントを持つに至る物
質を言う。磁性体としては、鉄、珪素鋼、鉄・アルミニ
ュウム合金、鉄・ニッケル合金、ステンレス等の強磁性
を示す素材であることが好ましい。強磁性を示す材料を
使用すると、支持プレートに強固にシート状部材を固定
することができるからである。前記シート状部材は、造
形物を剥離しやすくするために、可撓性を有するシート
状・フィルム状のものであればどのようなものでも良
い。ただし、シート状部材からの造形物の剥離しやすさ
(シート状部材の撓み性)を考慮すると、その厚みは1
mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1mm 以
下とすることが好ましい。また、シート状部材は磁性効
果が損なわれない程度の厚みで、合成樹脂塗料類やプラ
スチック製フィルムで被覆しても良く、又、メッキ処理
を施したり、スズ、金、鉛、銀、アルミニュウム等の金
属をその表面に蒸着したりしても良い。このように、シ
ート状部材の表面を被覆することにより、シート状部材
の材質の変化を防止することができる。
る際に収縮するため、造形物にはそり変形応力が生じ
る。このため、シート状部材が支持プレートに強固に固
定されていないと、シート状部材も反ってしまい造形物
の形状精度が低下してしまう。したがって、造形物を造
形する間は支持テーブルとシート状部材が強固に固定さ
れている必要がある。一方、造形後、支持プレートから
シート状部材を取り外す場合には、シート状部材が容易
に支持プレートから取り外せることが好ましい。このよ
うな問題は請求項2 に記載した支持テーブルにより解決
することができる。請求項2 記載の支持テーブルによる
と、シート状部材と支持プレートの間に作用する磁力を
調整することができるので、造形物の造形中は磁力を大
きくしシート状部材と支持プレートを強固に固定し、造
形後は支持プレートとシート状部材の間に作用する磁力
を小さくすることにより容易に支持プレートからシート
状部材を取り外すことができる。なお、このような問題
を解消する方法としては、シート状部材と支持プレート
の結合力(磁力)を弱くした状態でもシート状部材が撓
まないように、シート状部材の剛性を上げることが考え
られる。しかしながら、シート状部材の剛性を上げる
と、シート状部材が撓み難くなり造形物が剥離し難くな
るという問題が生じる。請求項2 記載の発明によれば、
シート状部材の剛性を上げる必要が無いため、このよう
な問題が生じない。支持プレートとシート状部材の間に
作用する磁力の調整は、支持プレートとシート状部材の
間の距離を調整(機械的な機構により調整)することに
より行っても良い。また、支持プレートに電磁石を使用
した場合には、電磁石に流れる電流を調整することによ
り磁力を調節することができる。
の形態について説明する。まず、図1 に基づいて光造形
装置の概略構成について説明する。なお、本発明に係る
支持テーブルは、種々の光造形装置に適用することがで
きるが、ここでは図1 に示すように光硬化性液の表面に
レーザ光等の光を走査することにより造形物を造形する
光造形装置に適用した場合を例として説明する。
出射した光10の照射される位置を制御するための光学
系機器(ガルバノメータミラー)12と、光硬化性液1
8を貯留する容器14と、容器14内の光硬化性液18
に浸漬され造形物11を支持するための支持テーブル2
0とを備える。光源13としては、He−CdレーザやArレ
ーザ等のレーザ発振器が用いられる。ガルバノメータミ
ラー12は、偏向ミラーとこれを回動するためのモータ
とからなっている。そして、モータが回転することによ
り、偏向ミラーが回転し、光10の入射角が変更され、
光10の照射される位置を変更することができる。ガル
バノメータミラー12の偏光ミラーの角度は、図示省略
した制御装置により制御され、所定の位置に光10が照
射されるように制御される。容器14は、その内部に光
硬化性液18が貯留されており、この光硬化性液18に
光10が照射されることにより、光硬化性液18が硬化
し造形物11が造形される。この容器14内には、造形
物11を支持するための支持テーブル20が配設されて
いる。この支持テーブル20は、液面の高さを検知する
高精度距離センサー(図示省略)の値に基づき図示省略
した制御装置により、液面からの深さが調整されるよう
になっている。
の構造について図2乃至図6に基づいて詳細に説明す
る。図2は支持テーブル20により造形物11を支持し
ている状態を拡大して示す図面であり、図3は支持テー
ブルを上から見る図面であり、図4は図3のA−A断面
において支持テーブルを切断した時の断図面であり、図
5及び図6は図3のB−B断面で支持テーブルを切断し
た時の断面図を示す。
支持棒21と、支持棒21により支持される支持プレー
ト22と、支持プレート22の表面に着脱自在に固定さ
れるシート状部材40とから構成される。支持プレート
22は、図4に示すように、第1支持プレート23と、
一定の間隔を隔てて配置される第2支持プレート24を
有する。第2支持プレート24は、第1支持プレート2
3に固定されたガイドピン28にガイドされて上下方向
にスライド移動可能な構造となっている。また、第2支
持プレート24には、図3及び図4に示すように複数の
貫通孔27が形成される。そして、第1支持プレート2
3に固定された磁石(永久磁石)26が、第2支持プレ
ート24に形成された各貫通孔27に挿入されるように
構成されている。また、第1 支持プレート23と第2 支
持プレート24の間には、図5及び6に示すように、カ
ム30が配設され、第1支持プレート23と第2支持プ
レートとの距離を調節できるようになっている。すなわ
ち、カム30に固定された回動軸32の端部は、第1支
持プレート23に形成した軸受けに回動自在に軸支され
ている。回動軸32が回動するとカム30も回動し、第
1支持プレート23と第2支持プレート24の距離が最
も近くなる位置(図5)と、第1支持プレート23と第
2支持プレート24の距離が最も遠くなる位置(図6)
とに調整可能な構成となっている。このため、第1支持
プレート23と第2支持プレート24が最も近くなる位
置(図5)においては、第2支持プレート24の上面に
固定されるシート状部材40と磁石26が接触し、支持
プレート22とシート状部材40の間に働く磁力が最も
大きくなる。一方、第1支持プレート23と第2支持プ
レート24が最も遠くなる位置(図6)においては、支
持プレート22とシート状部材40の間に働く磁力が最
も弱くなる。なお、カム30の回転は、回動軸32にハ
ンドルを取付けて手動で回動するような構成とすること
もできるし、回動軸32にモータ等の駆動手段をとりつ
けて、これにより回動軸32を回動するような構成とし
ても良い。シート状部材40は、既に説明したように鉄
等の金属をシート状に形成したものを用い、第1支持プ
レート23に固定された磁石26の磁力により第2支持
プレート24の上面に固定される。本実施の形態では、
シート状部材40を磁石26の磁力のみによって第2支
持プレート24の上面に固定したが、このような構成に
限られるものではなく、シート状部材40の周囲をさら
に機械的手段により固定するような構成としても良い。
このようにすれば、シート状部材40の周囲を機械的な
手段により、シート状部材40の中央部は磁力により固
定されることとなり、シート状部材40の全体を支持プ
レート22に固定することができる。
造形する手順について説明する。まず、支持プレート2
2を、第1支持プレート23と第2支持プレート24の
距離が最も近くなる図5の状態として、第2支持プレー
ト24の上にシート状部材40を固定する。すなわち、
支持プレート22とシート状部材40の間に働く磁力を
最も強い状態とし、シート状部材40を支持プレート2
2にしっかりと固定する。次に、容器14内を光硬化性
液18で満たし、この光硬化性液18内に支持テーブル
20を、硬化させる光硬化性液の厚み分tだけ液面から
沈める(Z方向に動かす)。すなわち、シート状部材4
0と光硬化性液18の表面との距離をtとする。この状
態で、光源13からの光10を、ガルバノメータミラー
12の角度を変化させることにより、光硬化性液18の
表面上で走査させ光硬化性液18を硬化させる。次に、
支持テーブル20を次に硬化させる層の厚み分tだけZ
方向に動かす。そして、同様に光源13からの光10を
光硬化性液18の表面上で走査させ硬化させる。以下、
上述した手順を繰り返すことにより、一定の厚みtを有
する硬化層を積み重ね希望形状を有する造形物11がシ
ート状部材40の上に造形される。
した後、支持テーブル20を光硬化性液18から取り出
す。しかる後、カム30を回転させることにより、支持
テーブル20を図6の状態とする。シート状部材40と
支持プレート22に作用する磁力が最も弱い状態となる
ので、支持プレート22からシート状部材40が取り外
し易い状態となる。この状態で支持プレート22からシ
ート状部材40を取り外し、シート状部材40を撓ませ
ることにより、シート状部材40から造形物11を剥離
する。
は、支持プレート22とシート状部材40の間に働く磁
力によりシート状部材40を固定する構成としているた
め、シート状部材40の中央部を支持プレート22に固
定することができる。このため、造形物11の成形時等
にシート状部材が支持プレート上でずれることを防止で
き、安定した光造形を行うことができる。特に、光造形
装置によっては、造形物11の上に均一の厚みで光硬化
性液18を供給するためにリコート装置を使用するもの
がある。リコート装置を使用した場合、造形物11及び
シート状部材40に左右にずれる向きに力が作用する
が、上記支持テーブル20では、シート状部材40がそ
の中央部で固定されるためこのような場合にもずれるこ
とが無い。また、造形時にはシート状部材40と支持プ
レート22との間に作用する磁力を大きくし両者を強固
に固定することにより造形物11のそり変形等によるシ
ート状部材40の撓み及びずれを防止することができ、
造形後にはシート状部材40と支持プレート22との間
に作用する磁力を小さくすることによりシート状部材4
0を支持プレート22から取り外し易くしている。
ブルの変形例を図7に示す。図7に示す例では、支持プ
レート22に組み込む磁石として、電磁石34を使用し
ている。そして、電磁石34に電気を導通するための導
線36を支持棒21内に配線している。なお、電磁石3
4及び導線36は、共に耐油性ゴムパッキン等により光
硬化性液18からシールされている。図7に示す支持テ
ーブルでは、電磁石34に流す電流の強さを調節するこ
とにより電磁石の磁力を自在に調節することができ、支
持プレート22とシート状部材40の結合力を様々な強
さで調整することができる。
持テーブルでは、シート状部材が大きくなってもシート
状部材の中央部を支持プレートに固定することができ
る。
構成を説明するための図面である。
を支持した状態を示す図面である。
る。
る。
て、支持プレートとシート状部材との間に働く磁力が最
も大きくなる状態を示す図面である。
て、支持プレートとシート状部材との間に働く磁力が最
も小さくなる状態を示す図面である。
構造を説明するための図面である。
面である。
Claims (2)
- 【請求項1】 光造形装置において造形物を支持するた
めに用いられる支持テーブルであり、光硬化性液中に浸
漬される支持プレートと、その支持プレートの表面に着
脱可能に固定され、その上面に造形物が形成される可撓
性を有するシート状部材とを備え、前記支持プレートと
前記シート状部材の少なくとも一方の一部又は全体が磁
力を有する部材で形成され、かつ、他方の一部又は全体
が磁性体で形成され、前記支持プレートと前記シート状
部材との間に働く磁力により前記シート状部材の少なく
とも中央部が前記支持プレートに固定される支持テーブ
ル。 - 【請求項2】 請求項1記載の支持テーブルであり、前
記支持プレートに、前記支持プレートと前記シート状部
材の間に作用する磁力を調節するための手段が設けられ
ている支持テーブル。
Priority Applications (1)
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