JP2000211090A - 化粧シ―トの製造方法 - Google Patents
化粧シ―トの製造方法Info
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- JP2000211090A JP2000211090A JP11016361A JP1636199A JP2000211090A JP 2000211090 A JP2000211090 A JP 2000211090A JP 11016361 A JP11016361 A JP 11016361A JP 1636199 A JP1636199 A JP 1636199A JP 2000211090 A JP2000211090 A JP 2000211090A
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明で表側に凹凸模様が賦形された基材シー
トの裏側に、寸法精度良く絵柄模様を形成して化粧シー
トとする。 【解決手段】 表面に凹凸模様2が賦形され熱可塑性樹
脂を主体とする透明な基材シート1を、長尺帯状のシー
トとして走行させつつ、凹凸模様とは反対側の基材シー
トの面に、支持体シート6と転写層7とからなり転写層
に絵柄を有する印刷インキ層8を有する転写シート5を
用いた転写法により、印刷インキ層を転写形成して化粧
シートSとする。基材シートは印刷インキ層形成前に、
凹凸模様の側の面に、硬化性樹脂塗料を塗工し架橋硬化
させて硬質塗膜層3を形成して、より寸法安定性を向上
させておいても良い。
トの裏側に、寸法精度良く絵柄模様を形成して化粧シー
トとする。 【解決手段】 表面に凹凸模様2が賦形され熱可塑性樹
脂を主体とする透明な基材シート1を、長尺帯状のシー
トとして走行させつつ、凹凸模様とは反対側の基材シー
トの面に、支持体シート6と転写層7とからなり転写層
に絵柄を有する印刷インキ層8を有する転写シート5を
用いた転写法により、印刷インキ層を転写形成して化粧
シートSとする。基材シートは印刷インキ層形成前に、
凹凸模様の側の面に、硬化性樹脂塗料を塗工し架橋硬化
させて硬質塗膜層3を形成して、より寸法安定性を向上
させておいても良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明な基材シート
の表面に凹凸模様、裏面に絵柄模様を有する化粧シート
の製造方法に関する。この化粧シートはフローリング
(床)用等の各種用途に使用される。
の表面に凹凸模様、裏面に絵柄模様を有する化粧シート
の製造方法に関する。この化粧シートはフローリング
(床)用等の各種用途に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、透明な基材シートの表側に凹凸模
様を賦形し、該シートの裏側の方には絵柄を有する印刷
インキ層を印刷形成した構成の化粧シートは、例えば、
次の様にして製造されていた。すなわち、熔融した透明
樹脂シートをTダイから押し出ししてエンボス兼冷却ロ
ーラ上に接触させ、冷却固化させた後、該ローラ上から
剥離して表面に凹凸模様を賦形し、而る後に該シートの
裏面に、印刷インキ層として絵柄模様層と全面ベタ着色
層とを印刷する(特開平9−24585号公報等参
照)。すなわち、凹凸模様の賦形の後に、印刷インキ層
を形成する方法である。
様を賦形し、該シートの裏側の方には絵柄を有する印刷
インキ層を印刷形成した構成の化粧シートは、例えば、
次の様にして製造されていた。すなわち、熔融した透明
樹脂シートをTダイから押し出ししてエンボス兼冷却ロ
ーラ上に接触させ、冷却固化させた後、該ローラ上から
剥離して表面に凹凸模様を賦形し、而る後に該シートの
裏面に、印刷インキ層として絵柄模様層と全面ベタ着色
層とを印刷する(特開平9−24585号公報等参
照)。すなわち、凹凸模様の賦形の後に、印刷インキ層
を形成する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の様な
化粧シートの製造方法では、次の様な問題があった。す
なわち、凹凸模様が賦形された長尺帯状の基材シート
に、絵柄模様等を例えばグラビア輪転印刷等で印刷する
時は、インキを乾燥する乾燥装置をシートが通過し、シ
ートが加熱されることになる。プラスチックフィルム印
刷時の乾燥工程では変形を生ずる程加熱することは稀で
ある。しかも、このとき、シートには張力が加えられて
いるので、基材シートの加熱時の寸法安定性が不十分で
あると寸法変化を起こす。従って、絵柄の寸法安定性に
欠けたり、多色刷りの絵柄では各色の見当が合わなくな
ったり、或いは、既に賦形されている凹凸模様と絵柄模
様との見当を合わせられない、といった問題が発生する
ことがあった。
化粧シートの製造方法では、次の様な問題があった。す
なわち、凹凸模様が賦形された長尺帯状の基材シート
に、絵柄模様等を例えばグラビア輪転印刷等で印刷する
時は、インキを乾燥する乾燥装置をシートが通過し、シ
ートが加熱されることになる。プラスチックフィルム印
刷時の乾燥工程では変形を生ずる程加熱することは稀で
ある。しかも、このとき、シートには張力が加えられて
いるので、基材シートの加熱時の寸法安定性が不十分で
あると寸法変化を起こす。従って、絵柄の寸法安定性に
欠けたり、多色刷りの絵柄では各色の見当が合わなくな
ったり、或いは、既に賦形されている凹凸模様と絵柄模
様との見当を合わせられない、といった問題が発生する
ことがあった。
【0004】なお、印刷と凹凸模様賦形との順番を逆に
して、印刷インキ層の形成の後に、凹凸模様を賦形する
方法も一応考えられる。しかし、この場合は、印刷済み
のシートは加熱半溶融状態とした後、エンボスロールで
押圧し、凹凸模様を賦形するため、また、場合によって
は張力を加えることによる変形もしくはシート自身の応
力緩和等が発生し、印刷した絵柄の寸法安定性は更に悪
化するので実用的ではない。しかも、使用する基材シー
トは、熱圧によるエンボスで凹凸模様を賦形できる様な
加熱軟化する特性を備えたものとする必要がある為に、
エンボスが不要なシートに比べて、どうしても寸法安定
性は低下する。従って、印刷後に凹凸模様を賦形する実
用的な方法としては、印刷インキ層形成済みの熱可塑性
樹脂からなる第1の着色基材シートに対して、熱可塑性
樹脂からなる第2の透明基材シート(表面シート)を積
層すると同時に第2の透明基材シートに凹凸模様を賦形
する、所謂ダブリングエンボス法等で行われている(特
開昭54−62255号公報等参照)。しかし、この様
な基材シートを2層積層して使用する方法は、着色基材
シートによって全面ベタ着色層の印刷形成は省略できる
が、コスト高になってしまう。また、着色基材シートの
分の厚さが化粧シートに付加される為に、特に冬場等で
化粧シートを木質板等に貼着した後、それをVカットす
る時に、化粧シートに白化が起こる事がある。また、着
色基材シートと透明基材シートとは、それぞれ固体状の
シートとして熱圧で積層する為に、熱、水分、光等によ
って両シート間の密着力が低下する事も有り得る。
して、印刷インキ層の形成の後に、凹凸模様を賦形する
方法も一応考えられる。しかし、この場合は、印刷済み
のシートは加熱半溶融状態とした後、エンボスロールで
押圧し、凹凸模様を賦形するため、また、場合によって
は張力を加えることによる変形もしくはシート自身の応
力緩和等が発生し、印刷した絵柄の寸法安定性は更に悪
化するので実用的ではない。しかも、使用する基材シー
トは、熱圧によるエンボスで凹凸模様を賦形できる様な
加熱軟化する特性を備えたものとする必要がある為に、
エンボスが不要なシートに比べて、どうしても寸法安定
性は低下する。従って、印刷後に凹凸模様を賦形する実
用的な方法としては、印刷インキ層形成済みの熱可塑性
樹脂からなる第1の着色基材シートに対して、熱可塑性
樹脂からなる第2の透明基材シート(表面シート)を積
層すると同時に第2の透明基材シートに凹凸模様を賦形
する、所謂ダブリングエンボス法等で行われている(特
開昭54−62255号公報等参照)。しかし、この様
な基材シートを2層積層して使用する方法は、着色基材
シートによって全面ベタ着色層の印刷形成は省略できる
が、コスト高になってしまう。また、着色基材シートの
分の厚さが化粧シートに付加される為に、特に冬場等で
化粧シートを木質板等に貼着した後、それをVカットす
る時に、化粧シートに白化が起こる事がある。また、着
色基材シートと透明基材シートとは、それぞれ固体状の
シートとして熱圧で積層する為に、熱、水分、光等によ
って両シート間の密着力が低下する事も有り得る。
【0005】そして以上の様に、凹凸模様と絵柄模様と
の見当精度が悪いと意匠性が低下する他、絵柄模様(実
際には凹凸模様も含めた全体的な絵柄模様)の寸法安定
性が悪いと、床材や窓枠用途等で不都合が生じる事があ
った。例えば、MDF(中密度繊維板)や合板にスライ
スした突板を貼り合せる代わりに、化粧シートを貼り合
せた床材がある。この場合、化粧シートの絵柄模様は、
突板を隣合わせに貼り合せた様なパターンとして、更に
隣合わせの突板同士の継ぎ目部分をリアルにする為に溝
切り加工を施したりする。しかし、化粧シートでの絵柄
模様の寸法安定性が悪いと、絵柄上での突板の継ぎ目部
分がズレて、実際の溝切り位置と継ぎ目部分との見当が
合わなくなり、見苦しい床材になってしまう。
の見当精度が悪いと意匠性が低下する他、絵柄模様(実
際には凹凸模様も含めた全体的な絵柄模様)の寸法安定
性が悪いと、床材や窓枠用途等で不都合が生じる事があ
った。例えば、MDF(中密度繊維板)や合板にスライ
スした突板を貼り合せる代わりに、化粧シートを貼り合
せた床材がある。この場合、化粧シートの絵柄模様は、
突板を隣合わせに貼り合せた様なパターンとして、更に
隣合わせの突板同士の継ぎ目部分をリアルにする為に溝
切り加工を施したりする。しかし、化粧シートでの絵柄
模様の寸法安定性が悪いと、絵柄上での突板の継ぎ目部
分がズレて、実際の溝切り位置と継ぎ目部分との見当が
合わなくなり、見苦しい床材になってしまう。
【0006】そこで、本発明の課題は、基材シートを2
枚貼り合わせる事なく、1枚の基材シートを使用した構
成の凹凸模様を有する化粧シートにおいて、裏面側に絵
柄模様を寸法安定性良く付与できる化粧シートの製造方
法を提供する事である。また、該絵柄模様と表側の凹凸
模様との見当合わせも出来る様な製造方法を提供する事
である。
枚貼り合わせる事なく、1枚の基材シートを使用した構
成の凹凸模様を有する化粧シートにおいて、裏面側に絵
柄模様を寸法安定性良く付与できる化粧シートの製造方
法を提供する事である。また、該絵柄模様と表側の凹凸
模様との見当合わせも出来る様な製造方法を提供する事
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために、本発明の化粧シートの製造方法では、表面
に凹凸模様が賦形され熱可塑性樹脂を主体とする透明な
基材シートを、長尺帯状のシートとして走行させつつ、
該凹凸模様とは反対側の基材シートの面に、支持体シー
トと転写層とからなり該転写層として絵柄を有する印刷
インキ層を有する転写シートを用いた転写法により、該
印刷インキ層を転写形成して化粧シートとする様にし
た。その結果、凹凸模様が賦形された基材シートに絵柄
模様を形成する時に、その印刷インキ層には例えばグラ
ビア印刷等の様に揮発溶剤分を含まず、従って、該揮発
溶剤の乾燥の為の乾燥装置でシートが加熱される事が無
く、印刷インキ層を転写形成時の絵柄の寸法精度がその
まま再現でき、絵柄模様の寸法安定性が確保出来る。し
かも、多色刷りの絵柄模様であっても、それは、多色刷
りで予め形成した転写層の転写で形成でき、転写シート
製造時の色ズレは寸法安定性の良いシートに対する通常
の印刷の色ズレ程度以内の精度を出せる為に、大きな色
ズレは起きない。転写シートでは、その支持体シートに
凹凸模様賦形の為のエンボス特性が不要で、加熱軟化し
易いシートは使う必要は無く、寸法安定性の良いシート
を使用出来るからである。また、絵柄模様の寸法安定性
が良いので、必要ならば、絵柄模様と凹凸模様との見当
合わせも出来る。この様な為に、本発明で得られる化粧
シートを床材等に使用しても、継ぎ目部分で絵柄模様が
見苦しくズレる事が無い。また、本発明で得られる化粧
シートは、基材シートは一枚である為に、その分、化粧
シートの厚みを薄くできる為に、Vカット加工時等のシ
ート折り曲げ時に、シートが白化する事もない。
するために、本発明の化粧シートの製造方法では、表面
に凹凸模様が賦形され熱可塑性樹脂を主体とする透明な
基材シートを、長尺帯状のシートとして走行させつつ、
該凹凸模様とは反対側の基材シートの面に、支持体シー
トと転写層とからなり該転写層として絵柄を有する印刷
インキ層を有する転写シートを用いた転写法により、該
印刷インキ層を転写形成して化粧シートとする様にし
た。その結果、凹凸模様が賦形された基材シートに絵柄
模様を形成する時に、その印刷インキ層には例えばグラ
ビア印刷等の様に揮発溶剤分を含まず、従って、該揮発
溶剤の乾燥の為の乾燥装置でシートが加熱される事が無
く、印刷インキ層を転写形成時の絵柄の寸法精度がその
まま再現でき、絵柄模様の寸法安定性が確保出来る。し
かも、多色刷りの絵柄模様であっても、それは、多色刷
りで予め形成した転写層の転写で形成でき、転写シート
製造時の色ズレは寸法安定性の良いシートに対する通常
の印刷の色ズレ程度以内の精度を出せる為に、大きな色
ズレは起きない。転写シートでは、その支持体シートに
凹凸模様賦形の為のエンボス特性が不要で、加熱軟化し
易いシートは使う必要は無く、寸法安定性の良いシート
を使用出来るからである。また、絵柄模様の寸法安定性
が良いので、必要ならば、絵柄模様と凹凸模様との見当
合わせも出来る。この様な為に、本発明で得られる化粧
シートを床材等に使用しても、継ぎ目部分で絵柄模様が
見苦しくズレる事が無い。また、本発明で得られる化粧
シートは、基材シートは一枚である為に、その分、化粧
シートの厚みを薄くできる為に、Vカット加工時等のシ
ート折り曲げ時に、シートが白化する事もない。
【0008】また、本発明の化粧シートの製造方法は、
上記方法に対して更に、基材シートに転写層として印刷
インキ層を転写形成する前に、該基材シートの凹凸模様
の側の面に、透明な硬化性樹脂塗料を塗工し架橋硬化さ
せて硬質塗膜層としておく様にした。硬質塗膜層によっ
て、基材シートは、更に寸法安定性を増し、絵柄模様の
寸法安定性がより向上し、必要ならば絵柄模様と凹凸模
様との見当をより高精度に合わる事もできる。
上記方法に対して更に、基材シートに転写層として印刷
インキ層を転写形成する前に、該基材シートの凹凸模様
の側の面に、透明な硬化性樹脂塗料を塗工し架橋硬化さ
せて硬質塗膜層としておく様にした。硬質塗膜層によっ
て、基材シートは、更に寸法安定性を増し、絵柄模様の
寸法安定性がより向上し、必要ならば絵柄模様と凹凸模
様との見当をより高精度に合わる事もできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の化粧シートの製造方法について、実施の形態を説明
する。
明の化粧シートの製造方法について、実施の形態を説明
する。
【0010】なお、図1は本発明の化粧シートの製造方
法を説明する概念図であり、図2は本発明で使用する基
材シートについて、凹凸模様を賦形して基材シートとす
る一方法を例示する概念図、図3は同じく凹凸模様を賦
形して基材シートとする他の方法を例示する概念図、図
4は図3の方法で得られる基材シートの層構成の一例を
概念的に示す断面図、図5は硬質塗膜層を備えた基材シ
ートを示す断面図、図6は本発明で使用する転写シート
の一例の断面図、図7は本発明で得られる化粧シートの
幾つかを例示する断面図である。
法を説明する概念図であり、図2は本発明で使用する基
材シートについて、凹凸模様を賦形して基材シートとす
る一方法を例示する概念図、図3は同じく凹凸模様を賦
形して基材シートとする他の方法を例示する概念図、図
4は図3の方法で得られる基材シートの層構成の一例を
概念的に示す断面図、図5は硬質塗膜層を備えた基材シ
ートを示す断面図、図6は本発明で使用する転写シート
の一例の断面図、図7は本発明で得られる化粧シートの
幾つかを例示する断面図である。
【0011】〔基材シート〕基材シート1は、熱可塑性
樹脂を主体とするシートであり、少なくともその片面に
凹凸模様が賦形された透明なシートであれば、特に限定
は無い。最も単純な構成は、基材シートの全厚みが熱可
塑性樹脂からなる構成のシートであるが、全厚みの過半
数が熱可塑性樹脂からなる様なシート、すなわち熱可塑
性樹脂を主体とするシートであれば良い。例えば、後述
する硬化性樹脂からなる硬質塗膜層等の熱可塑性樹脂以
外の物質からなる層が、熱可塑性樹脂からなる層に積層
された基材シート等である(図5参照)。また、基材シ
ートの透明性は、化粧シートとなった時に、化粧シート
裏側に形成されている印刷インキ層の絵柄模様が、視認
可能な程度以上に透明であれば良い。また、透明とは無
着色透明の他に着色透明でも良い。また、基材シートの
厚みは、形成する凹凸模様の深さにもよるが、通常10
〜200μm程度である。
樹脂を主体とするシートであり、少なくともその片面に
凹凸模様が賦形された透明なシートであれば、特に限定
は無い。最も単純な構成は、基材シートの全厚みが熱可
塑性樹脂からなる構成のシートであるが、全厚みの過半
数が熱可塑性樹脂からなる様なシート、すなわち熱可塑
性樹脂を主体とするシートであれば良い。例えば、後述
する硬化性樹脂からなる硬質塗膜層等の熱可塑性樹脂以
外の物質からなる層が、熱可塑性樹脂からなる層に積層
された基材シート等である(図5参照)。また、基材シ
ートの透明性は、化粧シートとなった時に、化粧シート
裏側に形成されている印刷インキ層の絵柄模様が、視認
可能な程度以上に透明であれば良い。また、透明とは無
着色透明の他に着色透明でも良い。また、基材シートの
厚みは、形成する凹凸模様の深さにもよるが、通常10
〜200μm程度である。
【0012】前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ
オフレィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレ
フタレート−イソフタレート共重合体等のポリエステル
樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸エチル等のアクリル樹脂、ポリス
チレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体(ABS樹脂)、三酢酸セルロース、セロハン、ポ
リカーボネート等の樹脂である。
オフレィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレ
フタレート−イソフタレート共重合体等のポリエステル
樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸エチル等のアクリル樹脂、ポリス
チレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体(ABS樹脂)、三酢酸セルロース、セロハン、ポ
リカーボネート等の樹脂である。
【0013】また、上記ポリオレフィン系樹脂として
は、ポリエチレン(低密度、又は高密度)、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体等の高
結晶質の非エラストマーポリオレフィン系樹脂、或いは
各種のオレフィン系熱可塑性エラストマーが使用でき
る。オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、例え
ば下記のものが使用できる。
は、ポリエチレン(低密度、又は高密度)、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体等の高
結晶質の非エラストマーポリオレフィン系樹脂、或いは
各種のオレフィン系熱可塑性エラストマーが使用でき
る。オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、例え
ば下記のものが使用できる。
【0014】特公平6−23278号公報記載の、
(A) ソフトセグメントとして、数平均分子量Mnが2
5,000以上、且つ、重量平均分子量Mwと数平均分
子量Mnとの比Mw/Mn≦7の沸騰ヘプタンに可溶な
アタクチックポリプロピレン10〜90重量%と、(B)
ハードセグメントとして、メルトインデックスが0.1
〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性のアイソタクチッ
クポリプロピレン90〜10重量%、との混合物からな
る軟質ポリプロピレン。この種のオレフィン系熱可塑性
エラストマーの中でも、所謂「ネッキング」を生じ難
く、加熱、加圧により各種形状に成形する場合に、適性
良好なものとしては、アイソタクチックポリプロピレン
とアタクチックポリプロピレンとの混合物に於いて、ア
イソタクチックポリプロピレンとアタクチックポリプロ
ピレンとの混合割合が、アタクチックポリプロピレンの
重量比で5重量%以上50重量%以下のものである。
(A) ソフトセグメントとして、数平均分子量Mnが2
5,000以上、且つ、重量平均分子量Mwと数平均分
子量Mnとの比Mw/Mn≦7の沸騰ヘプタンに可溶な
アタクチックポリプロピレン10〜90重量%と、(B)
ハードセグメントとして、メルトインデックスが0.1
〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性のアイソタクチッ
クポリプロピレン90〜10重量%、との混合物からな
る軟質ポリプロピレン。この種のオレフィン系熱可塑性
エラストマーの中でも、所謂「ネッキング」を生じ難
く、加熱、加圧により各種形状に成形する場合に、適性
良好なものとしては、アイソタクチックポリプロピレン
とアタクチックポリプロピレンとの混合物に於いて、ア
イソタクチックポリプロピレンとアタクチックポリプロ
ピレンとの混合割合が、アタクチックポリプロピレンの
重量比で5重量%以上50重量%以下のものである。
【0015】ポリプロピレン系のオレフィン系熱可塑性
エラストマー自体は既に公知のものであるが、包装容器
等従来公知の用途に用いられる場合は、強度を重視する
為に、ソフトセグメントとなるアタクチックポリプロピ
レンの重量比が5重量%未満のものが専ら使用されてい
た。しかしながら、三次元形状、乃至凹凸形状に成形す
る場合には、前記の如くネッキングを生じて良好な加工
が不可能であった。そこで、従来の組成の設計とは逆
に、ポリプロピレン系のオレフィン系熱可塑性エラスト
マーに於いて、アタクチックポリプロピレンの重量比を
5重量%以上とする、Vカット加工や、三次元形状、乃
至凹凸形状の物品表面形状に成形する際のネッキングに
よる不均一なシートの変形、及びその結果としての皺、
絵柄の歪み等の欠点を解消する事ができる。特にアタク
チックポリプロピレンの重量比が20重量%以上の場合
が良好である。一方、アタクチックポリプロピレンの重
量比が増加し過ぎると、シート自体が変形し易くなり、
また、成形時にも破れ易くなる為に好ましくない。アタ
クチックポリプロピレンの重量比の上限としては、シー
トの真空成形、Vカット加工、射出成形同時ラミネート
等を採用する場合は50重量%以下、より好ましくは4
0重量%以下である。
エラストマー自体は既に公知のものであるが、包装容器
等従来公知の用途に用いられる場合は、強度を重視する
為に、ソフトセグメントとなるアタクチックポリプロピ
レンの重量比が5重量%未満のものが専ら使用されてい
た。しかしながら、三次元形状、乃至凹凸形状に成形す
る場合には、前記の如くネッキングを生じて良好な加工
が不可能であった。そこで、従来の組成の設計とは逆
に、ポリプロピレン系のオレフィン系熱可塑性エラスト
マーに於いて、アタクチックポリプロピレンの重量比を
5重量%以上とする、Vカット加工や、三次元形状、乃
至凹凸形状の物品表面形状に成形する際のネッキングに
よる不均一なシートの変形、及びその結果としての皺、
絵柄の歪み等の欠点を解消する事ができる。特にアタク
チックポリプロピレンの重量比が20重量%以上の場合
が良好である。一方、アタクチックポリプロピレンの重
量比が増加し過ぎると、シート自体が変形し易くなり、
また、成形時にも破れ易くなる為に好ましくない。アタ
クチックポリプロピレンの重量比の上限としては、シー
トの真空成形、Vカット加工、射出成形同時ラミネート
等を採用する場合は50重量%以下、より好ましくは4
0重量%以下である。
【0016】エチレン−プロピレン−ブテン共重合体
樹脂からなる熱可塑性エラストマー。ここで、そのブテ
ンとして、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレンの3
種の構造異性体のいずれも用いることができる。共重合
体としては、ランダム共重合体で、非晶質の部分を一部
含む。上記エチレン−プロピレン−ブテン共重合体の好
ましい具体例としては次の(i) 〜(iii) が挙げられる。 (i) 特開平9−111055号公報記載のもの。これ
は、エチレン、プロピレン及びブテンの三元共重合体に
よるランダム共重合体である。単量体成分の重量比はプ
ロピレンが90重量%以上とする。メルトフローレート
は、230℃、2.16kgで1〜50g/10分のも
のが好適である。そして、このような三元ランダム共重
合体100重量部に対して、燐酸アリールエステル化合
物を主成分とする透明造核剤を0.01〜50重量部、
炭素数12〜22の脂肪酸アミド0.003〜0.3重
量部を熔融混練してなるものである。 (ii)特開平5−77371号公報記載のもの。これは、
エチレン、プロピレン、1−ブテンの三元共重合体であ
って、プロピレン成分含有率が50重量%以上の非晶質
重合体20〜100重量%に、結晶質ポリプロピレンを
80〜0重量%添加してなるものである。 (iii) 特開平7−316358号公報記載のもの。これ
は、エチレン、プロピレン、1−ブテンの三元共重合体
であって、プロピレン及び/又は1−ブテンの含有率が
50重量%以上の低結晶質重合体20〜100重量%に
対して、アイソタクチックポリプロピレン等の結晶質ポ
リオレフィン80〜0重量%を混合した組成物に対し
て、N−アシルアミノ酸アミン塩、N−アシルアミノ酸
エステル等の油ゲル化剤を0.5重量%添加してなるも
のである。
樹脂からなる熱可塑性エラストマー。ここで、そのブテ
ンとして、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレンの3
種の構造異性体のいずれも用いることができる。共重合
体としては、ランダム共重合体で、非晶質の部分を一部
含む。上記エチレン−プロピレン−ブテン共重合体の好
ましい具体例としては次の(i) 〜(iii) が挙げられる。 (i) 特開平9−111055号公報記載のもの。これ
は、エチレン、プロピレン及びブテンの三元共重合体に
よるランダム共重合体である。単量体成分の重量比はプ
ロピレンが90重量%以上とする。メルトフローレート
は、230℃、2.16kgで1〜50g/10分のも
のが好適である。そして、このような三元ランダム共重
合体100重量部に対して、燐酸アリールエステル化合
物を主成分とする透明造核剤を0.01〜50重量部、
炭素数12〜22の脂肪酸アミド0.003〜0.3重
量部を熔融混練してなるものである。 (ii)特開平5−77371号公報記載のもの。これは、
エチレン、プロピレン、1−ブテンの三元共重合体であ
って、プロピレン成分含有率が50重量%以上の非晶質
重合体20〜100重量%に、結晶質ポリプロピレンを
80〜0重量%添加してなるものである。 (iii) 特開平7−316358号公報記載のもの。これ
は、エチレン、プロピレン、1−ブテンの三元共重合体
であって、プロピレン及び/又は1−ブテンの含有率が
50重量%以上の低結晶質重合体20〜100重量%に
対して、アイソタクチックポリプロピレン等の結晶質ポ
リオレフィン80〜0重量%を混合した組成物に対し
て、N−アシルアミノ酸アミン塩、N−アシルアミノ酸
エステル等の油ゲル化剤を0.5重量%添加してなるも
のである。
【0017】なお、エチレン−プロピレン−ブテン共重
合体樹脂は、単独で用いても良いし、上記(i) 〜(iii)
に必要に応じ更に他のポリオレフィン系樹脂を混合して
用いても良い。
合体樹脂は、単独で用いても良いし、上記(i) 〜(iii)
に必要に応じ更に他のポリオレフィン系樹脂を混合して
用いても良い。
【0018】特公昭53−21021号公報記載の如
き、(A) ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペ
ンテン等のオレフィン重合体(結晶性高分子)をハード
セグメントとし、これに(B) 部分架橋したエチレン−プ
ロピレン共重合体ゴム、不飽和エチレン−プロピレン−
非共役ジエン三元共重合体ゴム等のモノオレフィン共重
合体ゴムをソフトセグメントとし、これらを均一に配合
し混合してなるオレフィン系エラストマー。なお、モノ
オレフィンゴム/オレフィン重合体=50/50〜90
/10(重量比)の割合で混合する。
き、(A) ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペ
ンテン等のオレフィン重合体(結晶性高分子)をハード
セグメントとし、これに(B) 部分架橋したエチレン−プ
ロピレン共重合体ゴム、不飽和エチレン−プロピレン−
非共役ジエン三元共重合体ゴム等のモノオレフィン共重
合体ゴムをソフトセグメントとし、これらを均一に配合
し混合してなるオレフィン系エラストマー。なお、モノ
オレフィンゴム/オレフィン重合体=50/50〜90
/10(重量比)の割合で混合する。
【0019】特公昭53−34210号公報等に記載
の如き、(B) 未架橋モノオレフィン共重合体ゴム(ソフ
トセグメント)と、(A) オレフィン系共重合体(結晶
性、ハードセグメント)と架橋剤とを混合し、加熱し剪
断応力を加えつつ動的に部分架橋させてなるオレフィン
系エラストマー。なお、(B) モノオレフィンゴム/(A)
オレフィン系共重合体=60/40〜80/20(重量
比)である。
の如き、(B) 未架橋モノオレフィン共重合体ゴム(ソフ
トセグメント)と、(A) オレフィン系共重合体(結晶
性、ハードセグメント)と架橋剤とを混合し、加熱し剪
断応力を加えつつ動的に部分架橋させてなるオレフィン
系エラストマー。なお、(B) モノオレフィンゴム/(A)
オレフィン系共重合体=60/40〜80/20(重量
比)である。
【0020】特公昭56−15741号公報等に記載
の如き、(A) アイソタクチックポリプロピレン、プロピ
レン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重
合体等のペルオキシドと混合・加熱すると分子量を減
じ、流動性を増すペルオキシド分解型オレフィン重合体
(ハードセグメント)と、(B) エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元
共重合体ゴム等のペルオキシドと混合・加熱することに
より、架橋して流動性が減じるペルオキシド架橋型モノ
オレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)、(C) ポ
リイソブチレン、ブチルゴム等のペルオキシドと混合・
加熱しても架橋せず、流動性が不変の、ペルオキシド非
架橋型炭化水素ゴム(ソフトセグメント兼流動性改質成
分)、及び(D) パラフィン系、ナフテン系、芳香族系等
の鉱物油系軟化剤、とを混合し、有機ペルオキシドの存
在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマ
ー。なお、(A) が90〜40重量部、(B) が10〜60
重量部で、(A) +(B) =100重量部として、これに、
(C) 及び/又は(D) が5〜100重量部の配合比とな
る。
の如き、(A) アイソタクチックポリプロピレン、プロピ
レン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重
合体等のペルオキシドと混合・加熱すると分子量を減
じ、流動性を増すペルオキシド分解型オレフィン重合体
(ハードセグメント)と、(B) エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元
共重合体ゴム等のペルオキシドと混合・加熱することに
より、架橋して流動性が減じるペルオキシド架橋型モノ
オレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)、(C) ポ
リイソブチレン、ブチルゴム等のペルオキシドと混合・
加熱しても架橋せず、流動性が不変の、ペルオキシド非
架橋型炭化水素ゴム(ソフトセグメント兼流動性改質成
分)、及び(D) パラフィン系、ナフテン系、芳香族系等
の鉱物油系軟化剤、とを混合し、有機ペルオキシドの存
在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマ
ー。なお、(A) が90〜40重量部、(B) が10〜60
重量部で、(A) +(B) =100重量部として、これに、
(C) 及び/又は(D) が5〜100重量部の配合比とな
る。
【0021】特開平2−139232号公報に記載の
如き、エチレン−スチレン−ブチレン共重合体からなる
オレフィン系熱可塑性エラストマー。
如き、エチレン−スチレン−ブチレン共重合体からなる
オレフィン系熱可塑性エラストマー。
【0022】極性基として水酸基又は/及びカルボキ
シル基を持たせた、上記からのオレフィン系熱可塑
性エラストマー。例えば、エチレン−ビニルアルコール
共重合体等のグラフト重合で水酸基を、また、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸等のの共重合体でカルボキシ
ル基を導入したオレフィン系熱可塑性エラストマーを用
いる。これら水酸基、カルボキシル基はどちらか一方、
又は両方を併用してもよく、これら極性基は、印刷イン
キ層、接着剤層等の他の層との接着性を向上させる作用
を持つ。
シル基を持たせた、上記からのオレフィン系熱可塑
性エラストマー。例えば、エチレン−ビニルアルコール
共重合体等のグラフト重合で水酸基を、また、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸等のの共重合体でカルボキシ
ル基を導入したオレフィン系熱可塑性エラストマーを用
いる。これら水酸基、カルボキシル基はどちらか一方、
又は両方を併用してもよく、これら極性基は、印刷イン
キ層、接着剤層等の他の層との接着性を向上させる作用
を持つ。
【0023】なお、基材シートには、必要に応じ適宜、
各種添加剤を添加する。添加剤は、例えば、炭酸カルシ
ウム、クレー等の無機粉末等の充填剤、水酸化マグネシ
ウム等の難燃剤、酸化防止剤、発泡剤、滑剤、紫外線吸
収剤、光安定剤等である。特に、耐候(光)性向上が要
求される用途では、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸
収剤、ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤等の光安定剤
のいずれか片方又は両方を耐候剤として添加して、耐候
(光)性を向上させる事が好ましい。添加量は通常0.
1〜5重量%の範囲である。なお、基材シートを着色透
明とする場合には、後述する印刷インキ層において列記
する様な公知の着色剤を、樹脂中に練り混む等しておけ
ば良い。
各種添加剤を添加する。添加剤は、例えば、炭酸カルシ
ウム、クレー等の無機粉末等の充填剤、水酸化マグネシ
ウム等の難燃剤、酸化防止剤、発泡剤、滑剤、紫外線吸
収剤、光安定剤等である。特に、耐候(光)性向上が要
求される用途では、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸
収剤、ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤等の光安定剤
のいずれか片方又は両方を耐候剤として添加して、耐候
(光)性を向上させる事が好ましい。添加量は通常0.
1〜5重量%の範囲である。なお、基材シートを着色透
明とする場合には、後述する印刷インキ層において列記
する様な公知の着色剤を、樹脂中に練り混む等しておけ
ば良い。
【0024】(凹凸模様の賦形)基材シートを凹凸模様
を備えたシートとするには、公知の方法によれば良く、
基材シートの成膜と同時に凹凸模様を賦形しても良いし
〔図2参照〕、凹凸模様無しの素材シートに凹凸模様を
賦形して基材シートとしても良く(例えば後述する図3
の如き方法や、エンボスローラで加熱し押圧する方法
等)、特に限定は無い。
を備えたシートとするには、公知の方法によれば良く、
基材シートの成膜と同時に凹凸模様を賦形しても良いし
〔図2参照〕、凹凸模様無しの素材シートに凹凸模様を
賦形して基材シートとしても良く(例えば後述する図3
の如き方法や、エンボスローラで加熱し押圧する方法
等)、特に限定は無い。
【0025】例えば、基材シートの成膜と同時に凹凸模
様を賦形する方法は、図2の概念図で例示する如く、T
ダイ21から熔融状態の樹脂を押し出しして冷却ローラ
で冷却固化させて基材シート1を成膜時に、凹凸模様を
冷却面に有するエンボス兼冷却ローラ22を用いて、成
膜と同時に賦形する方法等で良い。特にこの方法は、素
材シートに後から凹凸模様を賦形する方法に比べて、シ
ート成膜と凹凸模様賦形とを同時に出来る為、生産性の
点で好ましい方法である。
様を賦形する方法は、図2の概念図で例示する如く、T
ダイ21から熔融状態の樹脂を押し出しして冷却ローラ
で冷却固化させて基材シート1を成膜時に、凹凸模様を
冷却面に有するエンボス兼冷却ローラ22を用いて、成
膜と同時に賦形する方法等で良い。特にこの方法は、素
材シートに後から凹凸模様を賦形する方法に比べて、シ
ート成膜と凹凸模様賦形とを同時に出来る為、生産性の
点で好ましい方法である。
【0026】すなわち、図2に示す如く、Tダイ21か
ら押し出した加熱熔融した透明熱可塑性樹脂からなる熔
融シート11を、表面に所望の凹凸模様を有する回転す
るエンボス兼冷却ローラ22と押圧ローラ23との間に
挿入し、該熔融シートを該エンボス兼冷却ローラ上で冷
却固化させて、該ローラ上の凹凸模様を該冷却固化した
熔融シートに賦形して、凹凸模様2を有する透明な基材
シート1とした後、該基材シートを適宜剥離ローラ24
等を用いて該ローラから剥離すれば、表面に凹凸模様が
賦形され熱可塑性樹脂を主体とする透明な基材シート1
が得られる。なお、エンボス兼冷却ローラ22は、ロー
ラ表面がエンボス兼冷却面となる円筒状の回転するロー
ラである。例えば、中空円筒の鉄製ローラの表面に銅層
をメッキで形成して、銅層表面にフォトエッチング法、
ミル彫刻法等の方法によって、所望の凹凸模様を形成し
たローラが使用できる。円筒の中空内には、水等の冷却
媒体を通して、熔融シートを冷却する。
ら押し出した加熱熔融した透明熱可塑性樹脂からなる熔
融シート11を、表面に所望の凹凸模様を有する回転す
るエンボス兼冷却ローラ22と押圧ローラ23との間に
挿入し、該熔融シートを該エンボス兼冷却ローラ上で冷
却固化させて、該ローラ上の凹凸模様を該冷却固化した
熔融シートに賦形して、凹凸模様2を有する透明な基材
シート1とした後、該基材シートを適宜剥離ローラ24
等を用いて該ローラから剥離すれば、表面に凹凸模様が
賦形され熱可塑性樹脂を主体とする透明な基材シート1
が得られる。なお、エンボス兼冷却ローラ22は、ロー
ラ表面がエンボス兼冷却面となる円筒状の回転するロー
ラである。例えば、中空円筒の鉄製ローラの表面に銅層
をメッキで形成して、銅層表面にフォトエッチング法、
ミル彫刻法等の方法によって、所望の凹凸模様を形成し
たローラが使用できる。円筒の中空内には、水等の冷却
媒体を通して、熔融シートを冷却する。
【0027】また、素材シートに、後から凹凸模様を賦
形して基材シートとする方法では、素材シートに熱可塑
性樹脂シートを用いて公知のエンボスローラを用いた熱
圧による賦形は一般的である。或いはまた、図3に例示
する様に、電離放射性硬化性樹脂の硬化物として凹凸模
様を素材シートに賦形して基材シートとする方法でも良
い。図4はこの方法で得られる、素材シート12上の硬
化物である凹凸模様層13として凹凸模様2が賦形され
た基材シート1を示す。なお、凹凸模様層13は素材シ
ートの面上で連続した連続層の場合もあるし、一部又は
全部の凸部同士が分離独立した不連続層の場合もある。
この方法は、特に、シャープな形状を賦形したい場合に
好適である。なお、この凹凸模様の賦形方法は、特開昭
57−87318号公報、特公昭57−22755号公
報、特公昭63−50066号公報、特開平7−324
76号公報等に開示されるものであって、賦形型(ロー
ル凹版)の凹凸形状を忠実に凹凸模様として基材シート
に賦形できる方法である。この方法は基本的には、以下
の工程からなる(図3参照)。
形して基材シートとする方法では、素材シートに熱可塑
性樹脂シートを用いて公知のエンボスローラを用いた熱
圧による賦形は一般的である。或いはまた、図3に例示
する様に、電離放射性硬化性樹脂の硬化物として凹凸模
様を素材シートに賦形して基材シートとする方法でも良
い。図4はこの方法で得られる、素材シート12上の硬
化物である凹凸模様層13として凹凸模様2が賦形され
た基材シート1を示す。なお、凹凸模様層13は素材シ
ートの面上で連続した連続層の場合もあるし、一部又は
全部の凸部同士が分離独立した不連続層の場合もある。
この方法は、特に、シャープな形状を賦形したい場合に
好適である。なお、この凹凸模様の賦形方法は、特開昭
57−87318号公報、特公昭57−22755号公
報、特公昭63−50066号公報、特開平7−324
76号公報等に開示されるものであって、賦形型(ロー
ル凹版)の凹凸形状を忠実に凹凸模様として基材シート
に賦形できる方法である。この方法は基本的には、以下
の工程からなる(図3参照)。
【0028】表面に目的とする凹凸模様の凹凸形状と
同形状且つ逆凹凸の凹凸形状(凹凸模様)40を形成し
た円筒形状の版胴(ロール凹版)50を用意し、これを
軸芯60の回りに回転させる。 長尺帯状の素材シート12を、該ロール凹版の周速度
と同速度で供給する。 該素材シート12と該ロール凹版50とを、その間に
電離放射線硬化性樹脂の未硬化液状組成物70を介して
重ね合わせて密着させ、該液状組成物が該ロール凹版の
少なくとも凹部を完全に充填する様にする。 その状態のままで電離放射線照射装置80から電離放
射線Rを照射して、該液状組成物を架橋、硬化させる。 而る後に、素材シート12を、それに接着し且つロー
ル凹版上の凹凸形状40が賦形された電離放射線硬化性
樹脂の硬化物の凹凸模様層13からなる凹凸模様2と共
に、ロール凹版から剥離除去する。この結果、図4に例
示する如く、凹凸模様層13が素材シート12に接着す
る事で凹凸模様2が賦形された構成で基材シート1が得
られる。
同形状且つ逆凹凸の凹凸形状(凹凸模様)40を形成し
た円筒形状の版胴(ロール凹版)50を用意し、これを
軸芯60の回りに回転させる。 長尺帯状の素材シート12を、該ロール凹版の周速度
と同速度で供給する。 該素材シート12と該ロール凹版50とを、その間に
電離放射線硬化性樹脂の未硬化液状組成物70を介して
重ね合わせて密着させ、該液状組成物が該ロール凹版の
少なくとも凹部を完全に充填する様にする。 その状態のままで電離放射線照射装置80から電離放
射線Rを照射して、該液状組成物を架橋、硬化させる。 而る後に、素材シート12を、それに接着し且つロー
ル凹版上の凹凸形状40が賦形された電離放射線硬化性
樹脂の硬化物の凹凸模様層13からなる凹凸模様2と共
に、ロール凹版から剥離除去する。この結果、図4に例
示する如く、凹凸模様層13が素材シート12に接着す
る事で凹凸模様2が賦形された構成で基材シート1が得
られる。
【0029】以上の方法に於いて、ロール凹版50(賦
形型)としては、公知の凹版、グラビア版、エンボス版
と基本的には、同様の材料、同様の構造、同様の製法に
よるものを用いれば良い。ロール凹版の材料としては、
通常は鉄、銅等の金属が用いられる。但し、ロール凹版
内部から紫外線或いは可視光線を照射する場合には、硝
子、石英等の透明な材料を用いる。ロール凹版の軸芯の
回りの回転駆動は、通常の輸転式グラビア印刷機、輪転
式エンボス機等と同様な機構、方法を用いれば良い。素
材シートのロール凹版への密着の為には、ゴム、金属等
のローラ(圧着ローラ)90で圧着する。又基材シート
のロール凹版からの剥離にもゴム、金属等のローラ(剥
離ローラ)100で押さえて剥離する。なお、素材シー
トは長尺帯状のものを用いる。此の様な素材シートは巻
出ロール(供給ロール)から巻き出して、凹凸模様の賦
形後は巻取りロール(排紙ロール)で巻き取る。
形型)としては、公知の凹版、グラビア版、エンボス版
と基本的には、同様の材料、同様の構造、同様の製法に
よるものを用いれば良い。ロール凹版の材料としては、
通常は鉄、銅等の金属が用いられる。但し、ロール凹版
内部から紫外線或いは可視光線を照射する場合には、硝
子、石英等の透明な材料を用いる。ロール凹版の軸芯の
回りの回転駆動は、通常の輸転式グラビア印刷機、輪転
式エンボス機等と同様な機構、方法を用いれば良い。素
材シートのロール凹版への密着の為には、ゴム、金属等
のローラ(圧着ローラ)90で圧着する。又基材シート
のロール凹版からの剥離にもゴム、金属等のローラ(剥
離ローラ)100で押さえて剥離する。なお、素材シー
トは長尺帯状のものを用いる。此の様な素材シートは巻
出ロール(供給ロール)から巻き出して、凹凸模様の賦
形後は巻取りロール(排紙ロール)で巻き取る。
【0030】素材シートとロール凹版とを、その間に電
離放射線硬化性樹脂の未硬化液状組成物を介して重ね合
わせて密着させる態様としては、次の(1) 〜(3) があ
る。(1) 先ず素材シート上に液状組成物を塗布し、次い
で該塗布面がロール凹版表面に向くようにして、該素材
シートを該ロール凹版に重ね合わせる。(2) 図3の如く
先ずロール凹版50上に液状組成物70をTダイ等の塗
液供給装置200を用いて塗布し、次いで該ロール凹版
上の塗布面に素材シート12を重ね合わせる。(3) 先ず
ロール凹版上と素材シート上との各々に液状組成物を塗
布し、次いで該素材シートと該ロール凹版とを各々の塗
布面が対向する様にして重ね合わせる。
離放射線硬化性樹脂の未硬化液状組成物を介して重ね合
わせて密着させる態様としては、次の(1) 〜(3) があ
る。(1) 先ず素材シート上に液状組成物を塗布し、次い
で該塗布面がロール凹版表面に向くようにして、該素材
シートを該ロール凹版に重ね合わせる。(2) 図3の如く
先ずロール凹版50上に液状組成物70をTダイ等の塗
液供給装置200を用いて塗布し、次いで該ロール凹版
上の塗布面に素材シート12を重ね合わせる。(3) 先ず
ロール凹版上と素材シート上との各々に液状組成物を塗
布し、次いで該素材シートと該ロール凹版とを各々の塗
布面が対向する様にして重ね合わせる。
【0031】ロール凹版と素材シート間にある未硬化液
状組成物への電離放射線の照射の態様としては、次の
とがある。ポリプロピレンシート等の熱可塑性樹脂
からなる素材シートは電離放射線に対して透明な為、図
3の如く素材シート側から照射する。電離放射線に対
して透明なロール凹版を選び(例えば、紫外線に対して
石英のロール凹版を選択)、ロール凹版の内部から照射
する。
状組成物への電離放射線の照射の態様としては、次の
とがある。ポリプロピレンシート等の熱可塑性樹脂
からなる素材シートは電離放射線に対して透明な為、図
3の如く素材シート側から照射する。電離放射線に対
して透明なロール凹版を選び(例えば、紫外線に対して
石英のロール凹版を選択)、ロール凹版の内部から照射
する。
【0032】素材シート12の材料は、電離放射線の照
射が上記の態様が可能である樹脂シートが代表的であ
る。すなわち、本発明では、素材シートの材料として
は、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエス
テル樹脂、ポリプロピレンやオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー等のポリオレフィン系樹脂、等の前述した基材
シートに用いる熱可塑性樹脂として列記した各種樹脂か
らなる樹脂シートを使用する。なお、素材シートの厚さ
は通常10〜200μm程度のものを用いる。
射が上記の態様が可能である樹脂シートが代表的であ
る。すなわち、本発明では、素材シートの材料として
は、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエス
テル樹脂、ポリプロピレンやオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー等のポリオレフィン系樹脂、等の前述した基材
シートに用いる熱可塑性樹脂として列記した各種樹脂か
らなる樹脂シートを使用する。なお、素材シートの厚さ
は通常10〜200μm程度のものを用いる。
【0033】なお、上記電離放射線硬化性樹脂は、電離
放射線で硬化する樹脂として公知の樹脂から適宜選択す
れば良く、例えば、分子中に(メタ)アクリロイル基、
(メタ)アクリロイルオキシ基等の重合性不飽和結合、
又は、エポキシ基等のカチオン重合性官能基を有するプ
レポリマー、モノマー、又はポリマー、或いはポリチオ
一ル化合物からなり、これらを1種のみ又は2種以上適
宜混合した組成物を用いる。組成物は、未硬化時に液状
のものを用いる。
放射線で硬化する樹脂として公知の樹脂から適宜選択す
れば良く、例えば、分子中に(メタ)アクリロイル基、
(メタ)アクリロイルオキシ基等の重合性不飽和結合、
又は、エポキシ基等のカチオン重合性官能基を有するプ
レポリマー、モノマー、又はポリマー、或いはポリチオ
一ル化合物からなり、これらを1種のみ又は2種以上適
宜混合した組成物を用いる。組成物は、未硬化時に液状
のものを用いる。
【0034】例えば、前記分子中に重合性不飽和結合を
有するプレポリマーの例としては、不飽和ジカルボン酸
と多価アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステル類、
ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)
アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミ
ン(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート類が
ある〔尚、本明細書では(メタ)アクリレートとは、ア
クリレート又はメタクリレートの意味で用いる。以下同
様〕。また、前記モノマーの例としては、メチル(メ
タ)アクリレート等の各種(メタ)アクリレート、トリ
メチールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等がある。
有するプレポリマーの例としては、不飽和ジカルボン酸
と多価アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステル類、
ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)
アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミ
ン(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート類が
ある〔尚、本明細書では(メタ)アクリレートとは、ア
クリレート又はメタクリレートの意味で用いる。以下同
様〕。また、前記モノマーの例としては、メチル(メ
タ)アクリレート等の各種(メタ)アクリレート、トリ
メチールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等がある。
【0035】上記電離放射線硬化性樹脂を硬化させる電
離放射線は、後述の硬質塗膜層でも述べるが、通常は紫
外線又は電子線を使用する。そして、紫外線で硬化させ
る場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重
合開始剤を添加する。光重合開始剤の種類や添加量等
は、後述の硬質塗膜層で述べる化合物、添加量等と同様
にすれば良い。
離放射線は、後述の硬質塗膜層でも述べるが、通常は紫
外線又は電子線を使用する。そして、紫外線で硬化させ
る場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重
合開始剤を添加する。光重合開始剤の種類や添加量等
は、後述の硬質塗膜層で述べる化合物、添加量等と同様
にすれば良い。
【0036】以上の電離放射線硬化性樹脂組成物の未硬
化液状組成物をロール凹版、或いは素材シートに塗工す
るには公知の各種方法、例えば、ロールコート、カーテ
ンコート、Tダイコート(図3)等の方法を用る。特に
ロール凹版塗工の場合はインキパン中の液状組成物に、
回転するロール凹版を浸漬させる方法(所謂ドブ浸け)
も可能である。
化液状組成物をロール凹版、或いは素材シートに塗工す
るには公知の各種方法、例えば、ロールコート、カーテ
ンコート、Tダイコート(図3)等の方法を用る。特に
ロール凹版塗工の場合はインキパン中の液状組成物に、
回転するロール凹版を浸漬させる方法(所謂ドブ浸け)
も可能である。
【0037】(凹凸模様)凹凸模様2には特に限定はな
い。化粧シートの用途に応じたもので良い。凹凸模様
は、例えば、砂目、梨地、ヘアライン、万線状溝、花崗
岩の劈開面等の石材表面凹凸、木目導管溝、木目年輪凹
凸、浮造年輪凹凸、木肌凹凸、布目の表面テクスチュ
ア、皮絞、文字、幾何学模様等である。なお、万線状溝
とは、例えば、特公平7−22989号公報、特公平7
−106625号公報、特開平4−125199号公報
等で開示されている様な、平行な曲線群又は直線群の溝
からなる凹部と凸部との集合体である。曲線群は例えば
正弦波、サイクロイド曲線、円弧、その他の曲線等の線
群である。凹部の深さ及び凹部、凸部の幅は例えば0.
1〜100μm程度である。なお、後述印刷インキ層の
所で述べるが、その絵柄模様と見当を合わせる様な凹凸
模様も、本発明では絵柄を寸法精度良く形成できるの
で、好適である。
い。化粧シートの用途に応じたもので良い。凹凸模様
は、例えば、砂目、梨地、ヘアライン、万線状溝、花崗
岩の劈開面等の石材表面凹凸、木目導管溝、木目年輪凹
凸、浮造年輪凹凸、木肌凹凸、布目の表面テクスチュ
ア、皮絞、文字、幾何学模様等である。なお、万線状溝
とは、例えば、特公平7−22989号公報、特公平7
−106625号公報、特開平4−125199号公報
等で開示されている様な、平行な曲線群又は直線群の溝
からなる凹部と凸部との集合体である。曲線群は例えば
正弦波、サイクロイド曲線、円弧、その他の曲線等の線
群である。凹部の深さ及び凹部、凸部の幅は例えば0.
1〜100μm程度である。なお、後述印刷インキ層の
所で述べるが、その絵柄模様と見当を合わせる様な凹凸
模様も、本発明では絵柄を寸法精度良く形成できるの
で、好適である。
【0038】〔基材シートへの易接着処理〕なお、基材
シートに後述する印刷インキ層、硬質塗膜層、接着剤
層、着色部等の他層を形成する際に、これら層と基材シ
ートとの密着性を向上させる為に、必要に応じて、適宜
易接着処理を行う事が好ましい。図2に例示した基材シ
ート製造の概念図は、基材シートに対する易接着処理と
して、コロナ放電処理装置25によってコロナ放電処理
を行う例でもある。なお、易接着処理には、この他に
も、プラズマ処理、或いは塗布又は印刷による易接着層
の形成等も適宜使用する。易接着層は、基材シート及び
それに形成する層の樹脂材料等に応じて、公知のアンカ
ー剤等の中から適宜なものを選べば良い。易接着層は例
えば、熱硬化型等の2液硬化型ウレタン樹脂等からなる
層を、塗工法或いは印刷法等で形成すれば良い。
シートに後述する印刷インキ層、硬質塗膜層、接着剤
層、着色部等の他層を形成する際に、これら層と基材シ
ートとの密着性を向上させる為に、必要に応じて、適宜
易接着処理を行う事が好ましい。図2に例示した基材シ
ート製造の概念図は、基材シートに対する易接着処理と
して、コロナ放電処理装置25によってコロナ放電処理
を行う例でもある。なお、易接着処理には、この他に
も、プラズマ処理、或いは塗布又は印刷による易接着層
の形成等も適宜使用する。易接着層は、基材シート及び
それに形成する層の樹脂材料等に応じて、公知のアンカ
ー剤等の中から適宜なものを選べば良い。易接着層は例
えば、熱硬化型等の2液硬化型ウレタン樹脂等からなる
層を、塗工法或いは印刷法等で形成すれば良い。
【0039】〔硬質塗膜層〕基材シートの寸法安定性
(ひいては、化粧シート上の絵柄模様の寸法安定性)
を、必要に応じて更に向上させる為には、図5に例示す
る如く、基材シートに印刷インキ層を転写形成する前
に、基材シート1の凹凸模様2の側の面に、透明な硬化
性樹脂塗料を塗工し架橋硬化させて硬質塗膜層(ハード
コート層)3を形成しておくと良い。この結果、凹凸模
様と絵柄模様とをより高精度で見当合わせする事も出来
る様になる。硬質塗膜層の塗工形成は、ロールコート、
フローコート等の従来公知の塗工法で良い。
(ひいては、化粧シート上の絵柄模様の寸法安定性)
を、必要に応じて更に向上させる為には、図5に例示す
る如く、基材シートに印刷インキ層を転写形成する前
に、基材シート1の凹凸模様2の側の面に、透明な硬化
性樹脂塗料を塗工し架橋硬化させて硬質塗膜層(ハード
コート層)3を形成しておくと良い。この結果、凹凸模
様と絵柄模様とをより高精度で見当合わせする事も出来
る様になる。硬質塗膜層の塗工形成は、ロールコート、
フローコート等の従来公知の塗工法で良い。
【0040】上記硬化性樹脂塗料の樹脂としては、基本
的には硬化性樹脂であれば特に限定は無い。しかし、硬
化に加熱が必要な樹脂では、その熱により基材シートが
伸び易く寸法安定性を損ない易い。このため、熱以外で
硬化する樹脂が好ましい。例えば、紫外線や電子線等の
電離放射線で硬化する電離放射線硬化性樹脂が好まし
い。硬質塗膜層の厚みは、通常2〜25μm程度とすれ
ば良い。薄すぎると寸法安定化の効果が得られず、また
厚すぎると透明基材シートの可撓性が低下したり、コス
ト高となる。なお、硬質塗膜層は、寸法安定化の目的以
外にも、必要に応じて、適宜、艶調整、塗装感等の意匠
性付与、耐擦傷性等の表面物性向上を目的とする事もで
きる。
的には硬化性樹脂であれば特に限定は無い。しかし、硬
化に加熱が必要な樹脂では、その熱により基材シートが
伸び易く寸法安定性を損ない易い。このため、熱以外で
硬化する樹脂が好ましい。例えば、紫外線や電子線等の
電離放射線で硬化する電離放射線硬化性樹脂が好まし
い。硬質塗膜層の厚みは、通常2〜25μm程度とすれ
ば良い。薄すぎると寸法安定化の効果が得られず、また
厚すぎると透明基材シートの可撓性が低下したり、コス
ト高となる。なお、硬質塗膜層は、寸法安定化の目的以
外にも、必要に応じて、適宜、艶調整、塗装感等の意匠
性付与、耐擦傷性等の表面物性向上を目的とする事もで
きる。
【0041】上記電離放射線硬化性樹脂は、電離放射線
により硬化可能な組成物であり、具体的には、分子中に
ラジカル重合性不飽和結合、又はカチオン重合性官能基
を有する、プレポリマー(所謂オリゴマーも包含する)
及び/又はモノマーを適宜混合した電離放射線により硬
化可能な組成物が好ましくは用いられる。これらプレポ
リマー又はモノマーは単体又は複数種を混合して用い
る。
により硬化可能な組成物であり、具体的には、分子中に
ラジカル重合性不飽和結合、又はカチオン重合性官能基
を有する、プレポリマー(所謂オリゴマーも包含する)
及び/又はモノマーを適宜混合した電離放射線により硬
化可能な組成物が好ましくは用いられる。これらプレポ
リマー又はモノマーは単体又は複数種を混合して用い
る。
【0042】上記プレポリマー又はモノマーは、具体的
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによ
るポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましくは用
いられる。なお、例えば(メタ)アクリロイル基とは、
アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。ラ
ジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーの例として
は、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メ
ラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アク
リレート等が使用できる。分子量としては、通常250
〜100,000程度のものが用いられる。
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによ
るポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましくは用
いられる。なお、例えば(メタ)アクリロイル基とは、
アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。ラ
ジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーの例として
は、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メ
ラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アク
リレート等が使用できる。分子量としては、通常250
〜100,000程度のものが用いられる。
【0043】ラジカル重合性不飽和基を有するモノマー
の例としては、単官能モノマーとして、メチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等がある。
また、多官能モノマーとして、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサ
イドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート等もある。カチオン重合
性官能基を有するプレポリマーの例としては、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等
のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系
ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマ
ーがある。チオールとしては、トリメチロールプロパン
トリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコレート等のポリチオールがある。また、ポリエ
ンとしては、ジオールとジイソシアネートによるポリウ
レタンの両端にアリルアルコールを付加したもの等があ
る。
の例としては、単官能モノマーとして、メチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等がある。
また、多官能モノマーとして、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサ
イドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート等もある。カチオン重合
性官能基を有するプレポリマーの例としては、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等
のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系
ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマ
ーがある。チオールとしては、トリメチロールプロパン
トリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコレート等のポリチオールがある。また、ポリエ
ンとしては、ジオールとジイソシアネートによるポリウ
レタンの両端にアリルアルコールを付加したもの等があ
る。
【0044】また、上記電離放射線硬化性樹脂には、更
に必要に応じ、各種添加剤を添加する事もできる。これ
らの添加剤としては、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、ポリ酢酸ビニル、アクリル系樹脂、セルロー
ス系樹脂等の熱可塑性樹脂、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、シリカ、アルミナ等の微粉末からなる体質顔料
(充填剤)等である。
に必要に応じ、各種添加剤を添加する事もできる。これ
らの添加剤としては、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、ポリ酢酸ビニル、アクリル系樹脂、セルロー
ス系樹脂等の熱可塑性樹脂、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、シリカ、アルミナ等の微粉末からなる体質顔料
(充填剤)等である。
【0045】なお、紫外線又は可視光線にて硬化させる
場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重合
開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹
脂系の場合は、光重合開始剤として、アセトフェノン
類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル類を単独又は混合して用
いることができる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いることができる。なお、
これらの光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬
化性樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程
度である。
場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重合
開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹
脂系の場合は、光重合開始剤として、アセトフェノン
類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル類を単独又は混合して用
いることができる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いることができる。なお、
これらの光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬
化性樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程
度である。
【0046】なお、電離放射線としては、接着剤中の分
子を架橋させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒
子が用いられる。通常用いられるものは、紫外線又は電
子線であるが、この他、可視光線、X線、イオン線等を
用いる事も可能である。紫外線源としては、超高圧水銀
灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラ
ックライト、メタルハライドランプ等の光源が使用され
る。紫外線の波長としては通常190〜380nmの波
長域が主として用いられる。電子線源としては、コック
クロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器
型、絶縁コア変圧器型、或いは、直線型、ダイナミトロ
ン型、高周波型等の各種電子線加速器を用い、100〜
1000keV、好ましくは、100〜300keVの
エネルギーをもつ電子を照射するものが使用される。
子を架橋させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒
子が用いられる。通常用いられるものは、紫外線又は電
子線であるが、この他、可視光線、X線、イオン線等を
用いる事も可能である。紫外線源としては、超高圧水銀
灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラ
ックライト、メタルハライドランプ等の光源が使用され
る。紫外線の波長としては通常190〜380nmの波
長域が主として用いられる。電子線源としては、コック
クロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器
型、絶縁コア変圧器型、或いは、直線型、ダイナミトロ
ン型、高周波型等の各種電子線加速器を用い、100〜
1000keV、好ましくは、100〜300keVの
エネルギーをもつ電子を照射するものが使用される。
【0047】なお、硬質塗膜層は、後述するワイピング
加工等によって、凹凸模様内に着色部を形成する場合に
は、その後に行えば良い。図7(B)は、凹凸模様2内
に着色部4を形成した後に、硬質塗膜層3を形成した化
粧シートSの例を示す。すなわち、図7(B)の化粧シ
ートSは、基材シート1の凹凸模様2の凹部内に着色部
4を有し、その凹凸模様側の面の全面に硬質塗膜層3が
形成され、また凹凸模様とは反対側の基材シートの面に
は、絵柄模様層8a及び全面ベタ着色層8bとからなる
印刷インキ層8が、この順に形成された構成の化粧シー
トである。
加工等によって、凹凸模様内に着色部を形成する場合に
は、その後に行えば良い。図7(B)は、凹凸模様2内
に着色部4を形成した後に、硬質塗膜層3を形成した化
粧シートSの例を示す。すなわち、図7(B)の化粧シ
ートSは、基材シート1の凹凸模様2の凹部内に着色部
4を有し、その凹凸模様側の面の全面に硬質塗膜層3が
形成され、また凹凸模様とは反対側の基材シートの面に
は、絵柄模様層8a及び全面ベタ着色層8bとからなる
印刷インキ層8が、この順に形成された構成の化粧シー
トである。
【0048】〔凹凸模様内への着色部形成〕図7(B)
で例示する如く、必要に応じて、基材シート1の凹凸模
様2内には、着色部4を形成しても良い。着色部4を凹
凸模様2の凹部内に形成するには、公知のワイピング法
(特公昭58−14312号公報等参照)によって着色
インキを凹部に充填して着色部4とすれば良い。着色イ
ンキは前述した印刷インキ層用のインキと同様の物が使
用可能である。但し、耐磨耗性の点では、2液硬化型ウ
レタン樹脂をバインダーの樹脂とする物が好ましい。
で例示する如く、必要に応じて、基材シート1の凹凸模
様2内には、着色部4を形成しても良い。着色部4を凹
凸模様2の凹部内に形成するには、公知のワイピング法
(特公昭58−14312号公報等参照)によって着色
インキを凹部に充填して着色部4とすれば良い。着色イ
ンキは前述した印刷インキ層用のインキと同様の物が使
用可能である。但し、耐磨耗性の点では、2液硬化型ウ
レタン樹脂をバインダーの樹脂とする物が好ましい。
【0049】〔転写シート〕転写シート5は、図6
(A)に例示する如く、少なくとも印刷インキ層8から
なる転写層7と、該転写層に対する離型性を有する支持
体シート6とからなる。そして、通常は、図6(B)に
例示の転写シート5の如く、印刷インキ層8は絵柄模様
層8aと全面ベタ着色層8bとを有する。全面ベタ着色
層は通常は隠蔽性である。また、図6(B)の如く、転
写層7は、必要に応じ適宜その構成要素として剥離層9
等を有しても良い。
(A)に例示する如く、少なくとも印刷インキ層8から
なる転写層7と、該転写層に対する離型性を有する支持
体シート6とからなる。そして、通常は、図6(B)に
例示の転写シート5の如く、印刷インキ層8は絵柄模様
層8aと全面ベタ着色層8bとを有する。全面ベタ着色
層は通常は隠蔽性である。また、図6(B)の如く、転
写層7は、必要に応じ適宜その構成要素として剥離層9
等を有しても良い。
【0050】(支持体シート)支持体シートとしては、
例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、エチレンテレフタレート−イソフタレー
ト共重合体、ポリアリレート等のポリエステル樹脂、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、オ
レフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン樹
脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリ塩
化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ビ
ニロン等のビニル重合体、三酢酸セルロース、セロファ
ン等のセルロース系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリア
クリル酸ブチル等のアクリル系樹脂等の樹脂フィルム
(シート)、或いは上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸
紙等の紙、等による単層体又は複数の積層体を用いる。
支持体シートの厚さは、通常5〜200μmである。な
かでも、本発明で使用する転写シートの支持体シートと
しては、寸法安定性が良いものが好ましく、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート等の耐熱性の有る樹脂フィル
ム、或いは、紙を支持体基材として、これにポリオレフ
ィン樹脂やシリコーン樹脂等からなる離型層を設けた構
成の支持体シート等が好適である。例えば、図6(B)
に例示する転写シート5に於ける支持体シート6は、支
持体基材6aに離型層6bが積層された構成である。
例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、エチレンテレフタレート−イソフタレー
ト共重合体、ポリアリレート等のポリエステル樹脂、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、オ
レフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン樹
脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリ塩
化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ビ
ニロン等のビニル重合体、三酢酸セルロース、セロファ
ン等のセルロース系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリア
クリル酸ブチル等のアクリル系樹脂等の樹脂フィルム
(シート)、或いは上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸
紙等の紙、等による単層体又は複数の積層体を用いる。
支持体シートの厚さは、通常5〜200μmである。な
かでも、本発明で使用する転写シートの支持体シートと
しては、寸法安定性が良いものが好ましく、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート等の耐熱性の有る樹脂フィル
ム、或いは、紙を支持体基材として、これにポリオレフ
ィン樹脂やシリコーン樹脂等からなる離型層を設けた構
成の支持体シート等が好適である。例えば、図6(B)
に例示する転写シート5に於ける支持体シート6は、支
持体基材6aに離型層6bが積層された構成である。
【0051】なお、支持体シートには必要に応じ、転写
層側に転写層との離型性を向上させる為、支持体シート
の構成要素として離型層を設けても良い〔図6(B)参
照〕。この離型層は支持体シートを剥離時に、支持体シ
ートの一部として転写層から剥離除去される。離型層と
しては、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、ポリ
アミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ワッ
クス等の単体又はこれらを含む混合物が用いられる。ま
た、離型性の調整の為に、支持体シートの転写層側の面
にコロナ放電処理、オゾン処理等を行っても良い。
層側に転写層との離型性を向上させる為、支持体シート
の構成要素として離型層を設けても良い〔図6(B)参
照〕。この離型層は支持体シートを剥離時に、支持体シ
ートの一部として転写層から剥離除去される。離型層と
しては、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、ポリ
アミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ワッ
クス等の単体又はこれらを含む混合物が用いられる。ま
た、離型性の調整の為に、支持体シートの転写層側の面
にコロナ放電処理、オゾン処理等を行っても良い。
【0052】(転写層の印刷インキ層)転写層は、絵柄
を有する印刷インキ層を最低限有する。印刷インキ層
は、単色刷り、或いは多色刷りによって絵柄模様を表現
した絵柄模様層を最低限有する。また、印刷インキ層は
絵柄模様層の他に、下地色を表現したり、化粧シートを
貼着する被着体の色やその表面の不要な模様を隠蔽する
為の全面ベタ着色層を、絵柄模様層よりも支持体シート
側(すなわち、化粧シートに於いて絵柄模様層よりも外
側)に設けることもある。なお、印刷インキ層は、グラ
ビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、或
いは転写印刷等の従来公知の印刷方法及び材料で形成す
れば良い。なお、全面ベタ着色層に限っては印刷法以外
にロールコート等の塗工法でも形成できる。しかし、本
発明で言う「印刷インキ層」なる用語は、この様な塗工
法で塗液を使用して形成した全面ベタ着色層も印刷イン
キ層に包含した意味で用いる。
を有する印刷インキ層を最低限有する。印刷インキ層
は、単色刷り、或いは多色刷りによって絵柄模様を表現
した絵柄模様層を最低限有する。また、印刷インキ層は
絵柄模様層の他に、下地色を表現したり、化粧シートを
貼着する被着体の色やその表面の不要な模様を隠蔽する
為の全面ベタ着色層を、絵柄模様層よりも支持体シート
側(すなわち、化粧シートに於いて絵柄模様層よりも外
側)に設けることもある。なお、印刷インキ層は、グラ
ビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、或
いは転写印刷等の従来公知の印刷方法及び材料で形成す
れば良い。なお、全面ベタ着色層に限っては印刷法以外
にロールコート等の塗工法でも形成できる。しかし、本
発明で言う「印刷インキ層」なる用語は、この様な塗工
法で塗液を使用して形成した全面ベタ着色層も印刷イン
キ層に包含した意味で用いる。
【0053】さて、特に本発明の化粧シートの製造方法
が、印刷インキ層の構成に於いて、その絵柄模様の寸法
安定性の効果を際立たせるのは、多色刷りの絵柄模様層
や全面ベタ着色層を印刷インキ層として形成する場合で
ある。なかでも、実際的な形態は、印刷インキ層が絵柄
模様層及び全面ベタ着色層を有する場合である。該絵柄
模様層は単色刷りの事も有るが、通常は多色刷りであ
る。この様な場合に、本発明が特に効果的な理由は、こ
れらの層を、転写印刷では無くグラビア印刷等で溶剤乾
燥を必要とする直接印刷法で基材シートに直接に形成す
る場合、基材シートは特に溶剤乾燥時の熱を受ける度合
いが大きく寸法変化を起こし易いからである。すなわ
ち、多色刷りでは基材シートは色数分の乾燥装置を通過
してその都度加熱されるので寸法変化を起こし易い。ま
た、全面ベタ着色層では、乾燥溶剤量が多い為に絵柄模
様層よりも高温で長時間(乾燥パスが長い)加熱される
為、やはり寸法変化を起こし易い。ところが、本発明の
様に印刷インキ層を転写印刷で形成すれば、基材シート
はこれらの様な印刷インキ層の溶剤乾燥の為の熱を受け
ない。熱を受けるのは、凹凸模様賦形の為にエンボス適
性等を必ずしも考慮する必要の無い(転写シートの)支
持体シートであり、該支持体シートは寸法安定性を重視
したシートを使用できるからである。
が、印刷インキ層の構成に於いて、その絵柄模様の寸法
安定性の効果を際立たせるのは、多色刷りの絵柄模様層
や全面ベタ着色層を印刷インキ層として形成する場合で
ある。なかでも、実際的な形態は、印刷インキ層が絵柄
模様層及び全面ベタ着色層を有する場合である。該絵柄
模様層は単色刷りの事も有るが、通常は多色刷りであ
る。この様な場合に、本発明が特に効果的な理由は、こ
れらの層を、転写印刷では無くグラビア印刷等で溶剤乾
燥を必要とする直接印刷法で基材シートに直接に形成す
る場合、基材シートは特に溶剤乾燥時の熱を受ける度合
いが大きく寸法変化を起こし易いからである。すなわ
ち、多色刷りでは基材シートは色数分の乾燥装置を通過
してその都度加熱されるので寸法変化を起こし易い。ま
た、全面ベタ着色層では、乾燥溶剤量が多い為に絵柄模
様層よりも高温で長時間(乾燥パスが長い)加熱される
為、やはり寸法変化を起こし易い。ところが、本発明の
様に印刷インキ層を転写印刷で形成すれば、基材シート
はこれらの様な印刷インキ層の溶剤乾燥の為の熱を受け
ない。熱を受けるのは、凹凸模様賦形の為にエンボス適
性等を必ずしも考慮する必要の無い(転写シートの)支
持体シートであり、該支持体シートは寸法安定性を重視
したシートを使用できるからである。
【0054】絵柄模様の模様、及び全面ベタ着色層の色
調は用途に応じたものすれば良い。例えば絵柄模様とし
ては、木目模様、石目模様、砂目模様、布目模様、皮絞
模様、幾何学図形、文字、記号等である。特に、本発明
の化粧シートの製造方法では絵柄模様を寸法安定性良く
形成できるので、絵柄模様は凹凸模様と見当を合わさせ
て形成する事もできる。絵柄模様と凹凸模様との好まし
い組み合わせとしては、例えば、凹凸模様が木目導管
溝、浮造年輪凹凸、木肌凹凸等の場合では、絵柄模様は
木目模様が良い。また、凹凸模様が砂目、花崗岩の劈開
面の凹凸等の場合では、絵柄模様は石目模様、砂目模様
が良い。なお、凹凸模様と絵柄模様の各々の模様は、必
ずしもマッチングさせる必要は無い、つまり、各々のパ
ターンを同一パターンとして位置を一致させる必要は無
い。また、全面ベタ着色層は、化粧シートを被着体に貼
着時に被着体表面の色調を活かす場合には透明着色が良
い。しかし、被着体表面の色調を活かさず隠す場合に
は、不透明着色、すなわち隠蔽着色とすると良い。この
様な全面ベタ着色層を本発明の化粧シートの製造方法で
は、絵柄模様層と同時形成できるので、従来技術欄で述
べた所謂ダブリングエンボス法の場合の様に着色基材シ
ートを用意して、基材シートを2枚積層する必要が無
い。従って、全面ベタ着色層により着色基材シートが省
略でき、その分化粧シートの厚みを薄くできる為に、得
られた化粧シートをVカット加工等で折り曲げる時に、
シートが白化し難い。
調は用途に応じたものすれば良い。例えば絵柄模様とし
ては、木目模様、石目模様、砂目模様、布目模様、皮絞
模様、幾何学図形、文字、記号等である。特に、本発明
の化粧シートの製造方法では絵柄模様を寸法安定性良く
形成できるので、絵柄模様は凹凸模様と見当を合わさせ
て形成する事もできる。絵柄模様と凹凸模様との好まし
い組み合わせとしては、例えば、凹凸模様が木目導管
溝、浮造年輪凹凸、木肌凹凸等の場合では、絵柄模様は
木目模様が良い。また、凹凸模様が砂目、花崗岩の劈開
面の凹凸等の場合では、絵柄模様は石目模様、砂目模様
が良い。なお、凹凸模様と絵柄模様の各々の模様は、必
ずしもマッチングさせる必要は無い、つまり、各々のパ
ターンを同一パターンとして位置を一致させる必要は無
い。また、全面ベタ着色層は、化粧シートを被着体に貼
着時に被着体表面の色調を活かす場合には透明着色が良
い。しかし、被着体表面の色調を活かさず隠す場合に
は、不透明着色、すなわち隠蔽着色とすると良い。この
様な全面ベタ着色層を本発明の化粧シートの製造方法で
は、絵柄模様層と同時形成できるので、従来技術欄で述
べた所謂ダブリングエンボス法の場合の様に着色基材シ
ートを用意して、基材シートを2枚積層する必要が無
い。従って、全面ベタ着色層により着色基材シートが省
略でき、その分化粧シートの厚みを薄くできる為に、得
られた化粧シートをVカット加工等で折り曲げる時に、
シートが白化し難い。
【0055】印刷インキ層に用いるインキは、化粧シー
トの用途、形成する基材シートの材料等に応じて、公知
のものから適宜選択すれば良い。例えばインキのビヒク
ルに使用するバインダーの樹脂としては、塩素化ポリエ
チレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィ
ン、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セ
ルロース系樹脂等の公知の樹脂を一種又は二種以上混合
して用いる。また顔料や染料等の着色剤としては、例え
ば、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブル
ー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、
イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、
パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、イン
ダスレンブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料
(或いは染料も含む)、アルミニウム、真鍮、等の金属
顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉か
らなる真珠光沢(パール)顔料等を用いる。
トの用途、形成する基材シートの材料等に応じて、公知
のものから適宜選択すれば良い。例えばインキのビヒク
ルに使用するバインダーの樹脂としては、塩素化ポリエ
チレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィ
ン、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セ
ルロース系樹脂等の公知の樹脂を一種又は二種以上混合
して用いる。また顔料や染料等の着色剤としては、例え
ば、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブル
ー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、
イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、
パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、イン
ダスレンブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料
(或いは染料も含む)、アルミニウム、真鍮、等の金属
顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉か
らなる真珠光沢(パール)顔料等を用いる。
【0056】なお、転写層の印刷インキ層としては、剥
離層を必要に応じ設けても良い。剥離層は転写層の構成
要素であり、支持体シート剥離時は、被転写体(基材シ
ート)側に残留し転写移行する層である。剥離層は、通
常は支持体シートとの剥離性の調整の為に使用する。ま
た、剥離層は転写後は、基材シートに形成された印刷イ
ンキ層側の面の最外層となる層であり、印刷インキ層側
で化粧シートを接着剤で被着体に貼着する場合に、その
接着性を左右する層でもある。従って、化粧シートの接
着性を向上させる為に、使用する事もできる。剥離層
は、上述した絵柄模様層のインキ用いるバインダー樹脂
等の中から適宜樹脂を使用したインキで、絵柄模様層や
全面ベタ着色層同様に印刷形成すれば良い。
離層を必要に応じ設けても良い。剥離層は転写層の構成
要素であり、支持体シート剥離時は、被転写体(基材シ
ート)側に残留し転写移行する層である。剥離層は、通
常は支持体シートとの剥離性の調整の為に使用する。ま
た、剥離層は転写後は、基材シートに形成された印刷イ
ンキ層側の面の最外層となる層であり、印刷インキ層側
で化粧シートを接着剤で被着体に貼着する場合に、その
接着性を左右する層でもある。従って、化粧シートの接
着性を向上させる為に、使用する事もできる。剥離層
は、上述した絵柄模様層のインキ用いるバインダー樹脂
等の中から適宜樹脂を使用したインキで、絵柄模様層や
全面ベタ着色層同様に印刷形成すれば良い。
【0057】〔転写用の接着剤〕少なくとも印刷インキ
層からなる転写層を基材シートに転移、接着させる為
に、印刷インキ層のみでは接着できない時には、転写シ
ートの転写層を構成する接着剤層としてや、基材シート
側の接着剤層として、或いは転写シート側及び基材シー
ト側の両方の接着剤層として接着剤を使用する。これら
の接着剤層の形成は、転写シート積層の時又は事前に、
インラインやオフラインで対象物に施す。もちろん、転
写シートに於ける最外層として設けた印刷インキ層自身
が、充分な接着性を有する時は接着剤層を省略すること
もできる。接着剤としては、感熱接着剤、或いは電離放
射線硬化型接着剤や熱硬化型接着剤等の硬化型接着剤等
の公知の接着剤の中から、用途に応じて選定すれば良
い。また、接着剤は転写シートの積層の直前に施すので
あれば、公知の粘着剤の中からでも用途に応じて選定し
て使用しても良い。図1に例示した本発明の化粧シート
の製造方法の一形態では、基材シート1側のみに接着剤
Aを接着剤塗工装置33によって施して接着剤層10を
形成する例である。通常、接着剤は揮発溶剤の加熱乾燥
が必要であり、図1の如く基材シート側に接着剤層を形
成する場合、基材シートは転写シートが積層される前
に、加熱される事になるが、それでも、最も一般的な印
刷インキ層の層構成である多色刷りの絵柄模様層及び全
面ベタ着色層を直接形成するのに比べれば、基材シート
が受ける熱の度合いは少なく、本発明の効果は得られ
る。もちろん、接着剤は基材シート側にでは無く、転写
シート側に施した方が、基材シートはこの様な熱を受け
ず、基材シートの寸法安定性の点からはより好ましい。
但し、基材シートの材料が接着性に乏しい場合など、基
材シートに対する接着剤層自体の接着性の点で、基材シ
ート側に接着剤を施した方が良いときも有り、状況に応
じて、接着剤を施す対象物は決める。
層からなる転写層を基材シートに転移、接着させる為
に、印刷インキ層のみでは接着できない時には、転写シ
ートの転写層を構成する接着剤層としてや、基材シート
側の接着剤層として、或いは転写シート側及び基材シー
ト側の両方の接着剤層として接着剤を使用する。これら
の接着剤層の形成は、転写シート積層の時又は事前に、
インラインやオフラインで対象物に施す。もちろん、転
写シートに於ける最外層として設けた印刷インキ層自身
が、充分な接着性を有する時は接着剤層を省略すること
もできる。接着剤としては、感熱接着剤、或いは電離放
射線硬化型接着剤や熱硬化型接着剤等の硬化型接着剤等
の公知の接着剤の中から、用途に応じて選定すれば良
い。また、接着剤は転写シートの積層の直前に施すので
あれば、公知の粘着剤の中からでも用途に応じて選定し
て使用しても良い。図1に例示した本発明の化粧シート
の製造方法の一形態では、基材シート1側のみに接着剤
Aを接着剤塗工装置33によって施して接着剤層10を
形成する例である。通常、接着剤は揮発溶剤の加熱乾燥
が必要であり、図1の如く基材シート側に接着剤層を形
成する場合、基材シートは転写シートが積層される前
に、加熱される事になるが、それでも、最も一般的な印
刷インキ層の層構成である多色刷りの絵柄模様層及び全
面ベタ着色層を直接形成するのに比べれば、基材シート
が受ける熱の度合いは少なく、本発明の効果は得られ
る。もちろん、接着剤は基材シート側にでは無く、転写
シート側に施した方が、基材シートはこの様な熱を受け
ず、基材シートの寸法安定性の点からはより好ましい。
但し、基材シートの材料が接着性に乏しい場合など、基
材シートに対する接着剤層自体の接着性の点で、基材シ
ート側に接着剤を施した方が良いときも有り、状況に応
じて、接着剤を施す対象物は決める。
【0058】用いる接着剤は、例えば感熱接着剤の場合
は、ポリスチレン、ポリα−メチルスチレン等のスチレ
ン樹脂又はスチレン共重合体、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、
ポリアクリル酸ブチル等のアクリル樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチ
ラール等のビニル重合体、ポリイソプレンゴム、ポリイ
ソブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンア
クリロニトリルゴム等のゴム系樹脂、ポリアミド樹脂等
の樹脂を1種又は2種以上の混合物を用いる。また、熱
硬化型接着剤では、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、熱硬化型ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂等が用いられる。なお、熱硬化型接着剤は、転写の直
前に施すのが使い易い。接着剤は、グラビアロールコー
ト、スプレーコート、カーテンフローコート等の従来公
知の溶液塗工手段により転写シートとなるシートや基材
シートに施す。接着剤層の厚さは通常5〜100μm程
度である。
は、ポリスチレン、ポリα−メチルスチレン等のスチレ
ン樹脂又はスチレン共重合体、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、
ポリアクリル酸ブチル等のアクリル樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチ
ラール等のビニル重合体、ポリイソプレンゴム、ポリイ
ソブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンア
クリロニトリルゴム等のゴム系樹脂、ポリアミド樹脂等
の樹脂を1種又は2種以上の混合物を用いる。また、熱
硬化型接着剤では、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、熱硬化型ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂等が用いられる。なお、熱硬化型接着剤は、転写の直
前に施すのが使い易い。接着剤は、グラビアロールコー
ト、スプレーコート、カーテンフローコート等の従来公
知の溶液塗工手段により転写シートとなるシートや基材
シートに施す。接着剤層の厚さは通常5〜100μm程
度である。
【0059】〔化粧シートを被着体に貼着する為の接着
剤〕なお、上記の様にして得られた化粧シートには、必
要に応じ適宜、更にその貼着面に接着剤を施して、化粧
シートを被着体に貼着する為の接着剤層を設けても良
い。接着剤は用途に応じ、公知の接着剤、例えば上記転
写用接着剤層で列記した接着剤等を使用すれば良い。例
えば、ポリアミド等の熱可塑性樹脂、ウレタン樹脂等の
熱硬化等による硬化性樹脂等の従来公知の接着剤を使用
すれば良い。
剤〕なお、上記の様にして得られた化粧シートには、必
要に応じ適宜、更にその貼着面に接着剤を施して、化粧
シートを被着体に貼着する為の接着剤層を設けても良
い。接着剤は用途に応じ、公知の接着剤、例えば上記転
写用接着剤層で列記した接着剤等を使用すれば良い。例
えば、ポリアミド等の熱可塑性樹脂、ウレタン樹脂等の
熱硬化等による硬化性樹脂等の従来公知の接着剤を使用
すれば良い。
【0060】〔転写シートによる印刷インキ層の転写
法〕長尺帯状の基材シートを走行させつつ、該基材シー
トに長尺帯状の転写シートにより転写層として印刷イン
キ層等を転写形成するのに利用する転写法としては、特
に制限は無い。例えば、転写ローラを用いる一般的なロ
ーラ転写法で良い。但し、被転写体は剛直な板状物と異
なり、転写シートと同様な長尺帯状で通常は可撓性の有
るシートで有る為に、図1に例示の如く、2本の転写ロ
ーラ31で、基材シート1と転写シート5とを挟む様に
押圧して行く方法が良い。もちろん、この際、転写シー
トは転写層7が基材シート側を向く様にして、基材シー
トは凹凸模様側の面とは反対側の面が転写シート側を向
く様にして、これら転写シート及び基材シートを2本の
転写ローラ間に供給する。この様にして基材シートに転
写シートが積層された後、転写シートの支持体シートを
剥離する時期は、上記した転写ローラ31を剥離ローラ
と兼用して、転写シートが転写ローラ31通過後に直ち
に剥離しても良いが、図1の様に転写シートが転写ロー
ラ31通過後、時間が経ってから、適宜剥離ローラ32
を用いる等して剥離しても良い。もちろん、支持体シー
トを剥離する時は、支持体シートのみが剥離され転写層
が基材シート側に残留する程度に接着している必要があ
る。この場合、接着剤に硬化型接着剤を使用した場合に
は、支持体シート剥離時は、この様な接着性を満たす程
度以上の硬化進行状態としておき、その硬化の完了は支
持体シート剥離後でも良い。
法〕長尺帯状の基材シートを走行させつつ、該基材シー
トに長尺帯状の転写シートにより転写層として印刷イン
キ層等を転写形成するのに利用する転写法としては、特
に制限は無い。例えば、転写ローラを用いる一般的なロ
ーラ転写法で良い。但し、被転写体は剛直な板状物と異
なり、転写シートと同様な長尺帯状で通常は可撓性の有
るシートで有る為に、図1に例示の如く、2本の転写ロ
ーラ31で、基材シート1と転写シート5とを挟む様に
押圧して行く方法が良い。もちろん、この際、転写シー
トは転写層7が基材シート側を向く様にして、基材シー
トは凹凸模様側の面とは反対側の面が転写シート側を向
く様にして、これら転写シート及び基材シートを2本の
転写ローラ間に供給する。この様にして基材シートに転
写シートが積層された後、転写シートの支持体シートを
剥離する時期は、上記した転写ローラ31を剥離ローラ
と兼用して、転写シートが転写ローラ31通過後に直ち
に剥離しても良いが、図1の様に転写シートが転写ロー
ラ31通過後、時間が経ってから、適宜剥離ローラ32
を用いる等して剥離しても良い。もちろん、支持体シー
トを剥離する時は、支持体シートのみが剥離され転写層
が基材シート側に残留する程度に接着している必要があ
る。この場合、接着剤に硬化型接着剤を使用した場合に
は、支持体シート剥離時は、この様な接着性を満たす程
度以上の硬化進行状態としておき、その硬化の完了は支
持体シート剥離後でも良い。
【0061】〔化粧シートの被着体〕なお、本発明で得
られる化粧シートの用途は特に限定されず、各種被着体
の表面に積層して表面を化粧する用途に用いる。被着体
は各種素材の平板、曲面板等の板材、立体形状物品、シ
ート(或いはフィルム)等である。例えば、木材単板、
木材合板、パーティクルボード、MDF(中密度繊維
板)等の木質繊維板等の板材や立体形状物品等として用
いられる木質板素材、鉄、アルミニウム等の板材、立体
形状物品或いはシート等として用いられる金属素材、ガ
ラス、陶磁器等のセラミックス、石膏等の非セメント窯
業系材料、ALC(軽量気泡コンクリート)板等の非陶
磁器窯業系材料等の板材や立体形状物品等として用いら
れる窯業系素材、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体)樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、
セルロース系樹脂、ゴム等の板材、立体形状物品或いは
シート等として用いられる樹脂素材、或いは、専らシー
トとして用いられる上質紙、和紙等の紙、炭素、石綿、
ガラス、合成樹脂等の繊維からなる不織布または織布が
挙げられる。
られる化粧シートの用途は特に限定されず、各種被着体
の表面に積層して表面を化粧する用途に用いる。被着体
は各種素材の平板、曲面板等の板材、立体形状物品、シ
ート(或いはフィルム)等である。例えば、木材単板、
木材合板、パーティクルボード、MDF(中密度繊維
板)等の木質繊維板等の板材や立体形状物品等として用
いられる木質板素材、鉄、アルミニウム等の板材、立体
形状物品或いはシート等として用いられる金属素材、ガ
ラス、陶磁器等のセラミックス、石膏等の非セメント窯
業系材料、ALC(軽量気泡コンクリート)板等の非陶
磁器窯業系材料等の板材や立体形状物品等として用いら
れる窯業系素材、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体)樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、
セルロース系樹脂、ゴム等の板材、立体形状物品或いは
シート等として用いられる樹脂素材、或いは、専らシー
トとして用いられる上質紙、和紙等の紙、炭素、石綿、
ガラス、合成樹脂等の繊維からなる不織布または織布が
挙げられる。
【0062】〔化粧シートの被着体への積層方法〕これ
らの各種被着体への化粧シートの積層方法としては、例
えば接着剤を間に介して板状基材に加圧ローラーで加
圧して積層する方法、特公昭50−19132号公
報、特公昭43−27488号公報等に記載される様
に、化粧シートを射出成形の雌雄両金型間に配置した
後、熔融樹脂を型内に射出充填し、樹脂成型品の成形と
同時にその表面に化粧シートを接着積層する、所謂射出
成形同時ラミネート方法、特公昭56−45768号
公報、特公昭60−58014号公報等に記載される様
に、成形品等の立体形状物品の表面に化粧シートを、間
に接着剤を介して対向又は載置し、立体形状物品側から
の真空吸引による圧力差により化粧シートを立体形状物
品の表面に積層する、所謂真空プレス積層方法、特公
昭61−5895号公報、特公平3−2666号公報等
に記載されるように、円柱、多角柱等の柱状基材の長軸
方向に、化粧シートを間に接着剤を介して供給しつつ、
複数の向きの異なるローラーにより、柱状基材を構成す
る複数の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層して
ゆく、所謂ラッピング加工方法が有る。
らの各種被着体への化粧シートの積層方法としては、例
えば接着剤を間に介して板状基材に加圧ローラーで加
圧して積層する方法、特公昭50−19132号公
報、特公昭43−27488号公報等に記載される様
に、化粧シートを射出成形の雌雄両金型間に配置した
後、熔融樹脂を型内に射出充填し、樹脂成型品の成形と
同時にその表面に化粧シートを接着積層する、所謂射出
成形同時ラミネート方法、特公昭56−45768号
公報、特公昭60−58014号公報等に記載される様
に、成形品等の立体形状物品の表面に化粧シートを、間
に接着剤を介して対向又は載置し、立体形状物品側から
の真空吸引による圧力差により化粧シートを立体形状物
品の表面に積層する、所謂真空プレス積層方法、特公
昭61−5895号公報、特公平3−2666号公報等
に記載されるように、円柱、多角柱等の柱状基材の長軸
方向に、化粧シートを間に接着剤を介して供給しつつ、
複数の向きの異なるローラーにより、柱状基材を構成す
る複数の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層して
ゆく、所謂ラッピング加工方法が有る。
【0063】なお、化粧シートを積層して化粧板とした
物に対する更なる加工法としては、実公大15−311
22号公報、特開昭48−47972号公報に記載され
る様に、まず化粧シートを板状基材に間に接着剤を介し
て積層して化粧板とし、化粧シートとは反対側の面に、
化粧シートと板状基材との界面に到達する、断面がV字
状、又はU字状溝を切削し、次いで該溝内に接着剤を塗
布した上で該溝を折り曲げ箱体又は柱状体を成形する所
謂、Vカット又はUカット加工法等がある。
物に対する更なる加工法としては、実公大15−311
22号公報、特開昭48−47972号公報に記載され
る様に、まず化粧シートを板状基材に間に接着剤を介し
て積層して化粧板とし、化粧シートとは反対側の面に、
化粧シートと板状基材との界面に到達する、断面がV字
状、又はU字状溝を切削し、次いで該溝内に接着剤を塗
布した上で該溝を折り曲げ箱体又は柱状体を成形する所
謂、Vカット又はUカット加工法等がある。
【0064】〔化粧シート及びその積層物の用途〕本発
明で得られる化粧シートは各種被着体に積層し、必要に
応じて所定の成形加工等を施して、各種用途に用いる。
例えば、壁、天井、床等建築物の内装、窓枠、扉、手摺
等の建具の表面化粧、家具又は弱電・OA機器のキャビ
ネットの表面化粧、自動車、電車、航空機、船舶等の乗
物内装、窓硝子の化粧等である。特に、本発明の製造方
法で得られる化粧シートは、寸法安定性が良好な為に、
床、窓枠等で寸法安定性の要求される用途には好適であ
る。
明で得られる化粧シートは各種被着体に積層し、必要に
応じて所定の成形加工等を施して、各種用途に用いる。
例えば、壁、天井、床等建築物の内装、窓枠、扉、手摺
等の建具の表面化粧、家具又は弱電・OA機器のキャビ
ネットの表面化粧、自動車、電車、航空機、船舶等の乗
物内装、窓硝子の化粧等である。特に、本発明の製造方
法で得られる化粧シートは、寸法安定性が良好な為に、
床、窓枠等で寸法安定性の要求される用途には好適であ
る。
【0065】
【実施例】以下、本発明の化粧シートの製造方法を実施
例により更に説明する。
例により更に説明する。
【0066】〔実施例1〕化粧シートを図1に示す様な
方法で製造した。先ず、印刷インキ層形成用の図6
(B)の如き転写シート5を次の様にして用意した。先
ず、厚さ16μmのポリエステルフィルムを支持体基材
6aとしてこの片面にアクリルメラミン樹脂からなる離
型層6bを形成した支持体シート6を用意した。そし
て、この支持体シートの離型層側の面に、アクリル塩酢
ビ系樹脂からなる剥離層9と、熱可塑性アクリルウレタ
ン樹脂からなる全面ベタ着色層8b及び熱可塑性アクリ
ルウレタン樹脂からなる3色刷りの木目柄の絵柄模様層
8aからなる印刷インキ層8とを、この順にグラビア印
刷で形成して、転写シートを用意した。なお、全面ベタ
着色層及び絵柄模様層には、着色顔料に弁柄、チタン
白、カーボンブラック、及び黄鉛を用い、全面ベタ着色
層は不透明な隠蔽層として形成した。
方法で製造した。先ず、印刷インキ層形成用の図6
(B)の如き転写シート5を次の様にして用意した。先
ず、厚さ16μmのポリエステルフィルムを支持体基材
6aとしてこの片面にアクリルメラミン樹脂からなる離
型層6bを形成した支持体シート6を用意した。そし
て、この支持体シートの離型層側の面に、アクリル塩酢
ビ系樹脂からなる剥離層9と、熱可塑性アクリルウレタ
ン樹脂からなる全面ベタ着色層8b及び熱可塑性アクリ
ルウレタン樹脂からなる3色刷りの木目柄の絵柄模様層
8aからなる印刷インキ層8とを、この順にグラビア印
刷で形成して、転写シートを用意した。なお、全面ベタ
着色層及び絵柄模様層には、着色顔料に弁柄、チタン
白、カーボンブラック、及び黄鉛を用い、全面ベタ着色
層は不透明な隠蔽層として形成した。
【0067】一方、基材シート1は、図2に示した如き
方法で、アイソタクチックポリプロピレンとアタクチッ
クポリプロピレンとの重量比が80対20のポリプロピ
レン系のオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる透
明なポリオレフィン系樹脂を、Tダイ21から熔融シー
ト11として垂らしつつ押し出してエンボス兼冷却ロー
ラ22と押圧ローラ23との間に供給した。上記エンボ
ス兼冷却ローラには、ローラの冷却面が木目導管溝を賦
形する為の凹凸模様を有するローラを使用した。そし
て、剥離ローラ24で基材シート1をエンボス兼冷却ロ
ーラ22から剥離して、凹凸模様2が片面に賦形され
た、厚さ100μmの透明な基材シート1を製造した。
この際、得られた基材シートの表裏両面にはインライン
でコロナ放電処理装置25によってコロナ放電処理を行
った。
方法で、アイソタクチックポリプロピレンとアタクチッ
クポリプロピレンとの重量比が80対20のポリプロピ
レン系のオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる透
明なポリオレフィン系樹脂を、Tダイ21から熔融シー
ト11として垂らしつつ押し出してエンボス兼冷却ロー
ラ22と押圧ローラ23との間に供給した。上記エンボ
ス兼冷却ローラには、ローラの冷却面が木目導管溝を賦
形する為の凹凸模様を有するローラを使用した。そし
て、剥離ローラ24で基材シート1をエンボス兼冷却ロ
ーラ22から剥離して、凹凸模様2が片面に賦形され
た、厚さ100μmの透明な基材シート1を製造した。
この際、得られた基材シートの表裏両面にはインライン
でコロナ放電処理装置25によってコロナ放電処理を行
った。
【0068】次に、凹凸模様側の面の全面に、下記組成
からなる〔ウレタンアクリレート系プレポリマーを含有
するが、主体はエポキシアクリレートであり、むしろエ
ポキシアクリレート、或いはこれらの混合系とも言え
る。〕電子線硬化性樹脂塗料をロールコート法で表側面
全面に塗布した後、スキャニング型電子線照射装置を用
いて175keVの電子線を5Mrad照射して、塗料
を架橋硬化させて、凹凸模様が埋まらない厚さとして厚
み10μmの硬質塗膜層3を形成した。
からなる〔ウレタンアクリレート系プレポリマーを含有
するが、主体はエポキシアクリレートであり、むしろエ
ポキシアクリレート、或いはこれらの混合系とも言え
る。〕電子線硬化性樹脂塗料をロールコート法で表側面
全面に塗布した後、スキャニング型電子線照射装置を用
いて175keVの電子線を5Mrad照射して、塗料
を架橋硬化させて、凹凸模様が埋まらない厚さとして厚
み10μmの硬質塗膜層3を形成した。
【0069】電子線硬化性樹脂塗料の組成 2官能ビスフェノールA系エポキシアクリレートプレポリマー 20重量部 2官能フェノール系エポキシアクリレートプレポリマー 20重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート 20重量部 ウレタンアクリレート(分子量1700)〔※1〕 20重量部 シリコーンアクリレート 0.8重量部 球状α−アルミナ粒子(平均粒径25μm) 15重量部
【0070】 ※1:上記ウレタンアクリレートの組成を下記に示す。 ポリテトラメチレングリコール(分子量1000) 1000重量部 イソホロンジイソシアネート 444重量部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 232重量部
【0071】次に、硬質塗膜層形成済みで長尺帯状の基
材シートの凹凸模様とは反対側の面の全面に、ポリエス
テルポリオールとトリレンジイソシアネートとからなる
2液硬化型ウレタン樹脂による接着剤をグラビア塗工し
て接着剤層を形成し、次いで更に、該接着剤層によっ
て、前記用意した転写シートを用いて印刷インキ層を基
材シートに転写した。転写法は、図1の如く2本の転写
ローラ31を使用して、転写圧を印加した。なお、転写
ローラ31は、鉄心の表面をシリコーンゴムで被覆し加
熱したゴムローラを使用した。また、転写シートの支持
体シートの剥離は、剥離ローラ32で行った。
材シートの凹凸模様とは反対側の面の全面に、ポリエス
テルポリオールとトリレンジイソシアネートとからなる
2液硬化型ウレタン樹脂による接着剤をグラビア塗工し
て接着剤層を形成し、次いで更に、該接着剤層によっ
て、前記用意した転写シートを用いて印刷インキ層を基
材シートに転写した。転写法は、図1の如く2本の転写
ローラ31を使用して、転写圧を印加した。なお、転写
ローラ31は、鉄心の表面をシリコーンゴムで被覆し加
熱したゴムローラを使用した。また、転写シートの支持
体シートの剥離は、剥離ローラ32で行った。
【0072】得られた化粧シートは、印刷インキ層の絵
柄模様の寸法精度が良好で、寸法安定性の良い化粧シー
トの製造方法となった。
柄模様の寸法精度が良好で、寸法安定性の良い化粧シー
トの製造方法となった。
【0073】
【発明の効果】本発明の化粧シートの製造方法によれ
ば、凹凸模様が賦形された基材シートに絵柄模様を形成
する時に転写法で形成するので、転写層として転写する
絵柄を有する印刷インキ層には、例えばグラビア印刷等
の様に揮発溶剤分を含まず、従って、該揮発溶剤の乾燥
の為の乾燥装置でシートが加熱される事が無く、印刷イ
ンキ層を転写形成時の絵柄の寸法精度がそのまま再現で
き、絵柄模様の寸法安定性が確保出来る。しかも、印刷
インキ層が多色刷りの絵柄模様であっても、それは、多
色刷りで予め形成した転写層の転写で形成でき、転写シ
ート製造時の色ズレは寸法安定性の良いシートに対する
通常の印刷の色ズレ程度以内の精度を出せる為に、大き
な色ズレは起きない。転写シートでは、その支持体シー
トに凹凸模様賦形の為のエンボス特性が不要で、加熱軟
化し易いシートは使う必要は無く、寸法安定性の良いシ
ートを使用出来るからである。また、絵柄模様の寸法安
定性が良いので、必要ならば、絵柄模様と凹凸模様との
見当合わせも出来る。この様な為に、本発明で得られる
化粧シートを床材等に使用しても、継ぎ目部分で絵柄模
様が見苦しくズレる事が無い。また、本発明で得られる
化粧シートは、基材シートは複数枚重ねず一枚であり、
その分、化粧シートの厚みを薄くできる為に、Vカット
加工時等のシート折り曲げ時に、シートが白化する事も
ない。 また、基材シートに転写層として印刷インキ層を転写
形成する前に、該基材シートの凹凸模様の側の面に、透
明な硬化性樹脂塗料を塗工し架橋硬化させて硬質塗膜層
としておく様な方法にすれば、硬質塗膜層によって、基
材シートは更に寸法安定性を増し、絵柄模様の寸法安定
性がより向上し、必要ならば絵柄模様と凹凸模様との見
当をより高精度に合わる事もできる。
ば、凹凸模様が賦形された基材シートに絵柄模様を形成
する時に転写法で形成するので、転写層として転写する
絵柄を有する印刷インキ層には、例えばグラビア印刷等
の様に揮発溶剤分を含まず、従って、該揮発溶剤の乾燥
の為の乾燥装置でシートが加熱される事が無く、印刷イ
ンキ層を転写形成時の絵柄の寸法精度がそのまま再現で
き、絵柄模様の寸法安定性が確保出来る。しかも、印刷
インキ層が多色刷りの絵柄模様であっても、それは、多
色刷りで予め形成した転写層の転写で形成でき、転写シ
ート製造時の色ズレは寸法安定性の良いシートに対する
通常の印刷の色ズレ程度以内の精度を出せる為に、大き
な色ズレは起きない。転写シートでは、その支持体シー
トに凹凸模様賦形の為のエンボス特性が不要で、加熱軟
化し易いシートは使う必要は無く、寸法安定性の良いシ
ートを使用出来るからである。また、絵柄模様の寸法安
定性が良いので、必要ならば、絵柄模様と凹凸模様との
見当合わせも出来る。この様な為に、本発明で得られる
化粧シートを床材等に使用しても、継ぎ目部分で絵柄模
様が見苦しくズレる事が無い。また、本発明で得られる
化粧シートは、基材シートは複数枚重ねず一枚であり、
その分、化粧シートの厚みを薄くできる為に、Vカット
加工時等のシート折り曲げ時に、シートが白化する事も
ない。 また、基材シートに転写層として印刷インキ層を転写
形成する前に、該基材シートの凹凸模様の側の面に、透
明な硬化性樹脂塗料を塗工し架橋硬化させて硬質塗膜層
としておく様な方法にすれば、硬質塗膜層によって、基
材シートは更に寸法安定性を増し、絵柄模様の寸法安定
性がより向上し、必要ならば絵柄模様と凹凸模様との見
当をより高精度に合わる事もできる。
【図1】本発明の化粧シートの製造方法を説明する概念
図。
図。
【図2】凹凸模様を賦形して基材シートとする一方法を
例示する概念図。
例示する概念図。
【図3】凹凸模様を賦形して基材シートとする他の方法
を例示する概念図。
を例示する概念図。
【図4】図3の方法で得られる、本発明で使用する基材
シートの一例の断面図。
シートの一例の断面図。
【図5】本発明で使用する基材シートとして硬質塗膜層
を有する一例の断面図。
を有する一例の断面図。
【図6】本発明で使用する転写シートの一例の断面図。
【図7】本発明で得られる化粧シートの幾つかを例示す
る断面図。
る断面図。
1 基材シート 2 凹凸模様 3 硬質塗膜層 4 着色部 5 転写シート 6 支持体シート 6a 支持体基材 6b 離型層 7 転写層 8 印刷インキ層 8a 絵柄模様層 8b 全面ベタ着色層 9 剥離層 10 接着剤層 11 熔融シート 12 素材シート 13 凹凸模様層 21 Tダイ 22 エンボス兼冷却ローラ 23 押圧ローラ 24 剥離ローラ 25 コロナ放電処理装置 31 転写ローラ 32 剥離ローラ 33 接着剤塗工装置 40 凹凸形状 50 ロール凹版 60 軸芯 70 液状組成物 80 電離放射線照射装置 90 圧着ローラ 100 剥離ローラ 200 塗液供給装置 A 接着剤 R 電離放射線 S 化粧シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 Fターム(参考) 4F100 AA19C AK01A AK01C AK07A AK25B AK25C AK51B AK51C AK51G AK52C AK53C AL05A BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C CA13B CB00 CC00B CC00C DD01A EA021 EC042 EH171 EH461 EJ051 EJ081 EJ40A EJ531 EJ551 GB08 HB00B HB01B HB31B JA11A JA12A JB12C JB14C JB16A JB16B JK12C JL02 JL04 JL10B JN01A JN01C 4F209 AA11 AC03 AD05 AD08 AD27 AF01 AF08 AG01 AG03 AG05 AH48 PA04 PB02 PG12 PQ09 PW43
Claims (2)
- 【請求項1】 表面に凹凸模様が賦形され熱可塑性樹脂
を主体とする透明な基材シートを、長尺帯状のシートと
して走行させつつ、該凹凸模様とは反対側の基材シート
の面に、支持体シートと転写層とからなり該転写層とし
て絵柄を有する印刷インキ層を有する転写シートを用い
た転写法により、該印刷インキ層を転写形成する、化粧
シートの製造方法。 - 【請求項2】 基材シートに転写層として印刷インキ層
を転写形成する前に、該基材シートの凹凸模様の側の面
に、透明な硬化性樹脂塗料を塗工し架橋硬化させて硬質
塗膜層としておく、請求項1記載の化粧シートの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016361A JP2000211090A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 化粧シ―トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016361A JP2000211090A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 化粧シ―トの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000211090A true JP2000211090A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11914210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11016361A Pending JP2000211090A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 化粧シ―トの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000211090A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003082137A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-19 | Gunze Ltd | 積層フィルム及びそれを含む建築用建材 |
| JP2006110722A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | C I Kasei Co Ltd | 表面に紫外線硬化樹脂塗膜を有する立体成型品の製造方法 |
| JP2013208831A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Toppan Cosmo Inc | エンボスクリアシートの製造方法 |
| JP2017057297A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 中国塗料株式会社 | 床材用エネルギー線硬化型樹脂組成物、被膜付き床材、被膜付き床材の製造方法および床材の防汚方法 |
| JP2018141104A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 中国塗料株式会社 | 床材用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、被膜付き床材、被膜付き床材の製造方法および床材の汚染防止方法 |
| US10774242B2 (en) | 2014-12-24 | 2020-09-15 | 3M Innovative Properties Company | Transfer sheet, and decorative film, and method for producing same |
| JP2021147502A (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-27 | リケンテクノス株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、及び化粧シート |
| JP2022147412A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材 |
| JP2025044184A (ja) * | 2023-09-19 | 2025-04-01 | 輝能科技股▲分▼有限公司 | フィルムを接合するためのシステム、およびそれを使用して複合フィルムを製造するための方法 |
-
1999
- 1999-01-26 JP JP11016361A patent/JP2000211090A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003082137A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-19 | Gunze Ltd | 積層フィルム及びそれを含む建築用建材 |
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| JP2017057297A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 中国塗料株式会社 | 床材用エネルギー線硬化型樹脂組成物、被膜付き床材、被膜付き床材の製造方法および床材の防汚方法 |
| JP2018141104A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 中国塗料株式会社 | 床材用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、被膜付き床材、被膜付き床材の製造方法および床材の汚染防止方法 |
| JP2021147502A (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-27 | リケンテクノス株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、及び化粧シート |
| JP7438801B2 (ja) | 2020-03-19 | 2024-02-27 | リケンテクノス株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、及び化粧シート |
| JP2022147412A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材 |
| JP2025044184A (ja) * | 2023-09-19 | 2025-04-01 | 輝能科技股▲分▼有限公司 | フィルムを接合するためのシステム、およびそれを使用して複合フィルムを製造するための方法 |
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Legal Events
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