JP2000299108A - 非水電解質電池 - Google Patents
非水電解質電池Info
- Publication number
- JP2000299108A JP2000299108A JP11107157A JP10715799A JP2000299108A JP 2000299108 A JP2000299108 A JP 2000299108A JP 11107157 A JP11107157 A JP 11107157A JP 10715799 A JP10715799 A JP 10715799A JP 2000299108 A JP2000299108 A JP 2000299108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- positive electrode
- aqueous electrolyte
- electrolyte battery
- active material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リチウムのドープ・脱ドープの際の体積変化
を抑えて、サイクル特性を向上させる。 【解決手段】 リチウムを含有する正極活物質を備えた
正極と、リチウムのドープ・脱ドープが可能なケイ素化
合物と炭素材料との混合物が結着剤中に分散されてなる
負極活物質層を備えた負極と、正極と負極との間に介在
される非水電解質とを備え、上記結着剤は、ガラス転移
温度が−40℃以下である。
を抑えて、サイクル特性を向上させる。 【解決手段】 リチウムを含有する正極活物質を備えた
正極と、リチウムのドープ・脱ドープが可能なケイ素化
合物と炭素材料との混合物が結着剤中に分散されてなる
負極活物質層を備えた負極と、正極と負極との間に介在
される非水電解質とを備え、上記結着剤は、ガラス転移
温度が−40℃以下である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負極材料としてケ
イ素化合物と炭素材料との混合物を用いた非水電解質電
池に関する。詳しくは、上記負極材料を分散させる結着
剤のガラス転移温度を規定することでサイクル特性を向
上させた非水電解質電池に関する。
イ素化合物と炭素材料との混合物を用いた非水電解質電
池に関する。詳しくは、上記負極材料を分散させる結着
剤のガラス転移温度を規定することでサイクル特性を向
上させた非水電解質電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型ビデオテープレコー
ダ、携帯電話、ラップトップコンピュータ等のポータブ
ル電子機器が多く登場し、その小型軽量化が図られてい
る。そして、これらの電子機器のポータブル電源とし
て、電池、特に二次電池について、エネルギー密度を向
上させるための研究開発が活発に進められている。中で
も、リチウムイオン二次電池は、従来の非水電解液二次
電池である鉛電池、ニッケルカドミウム電池と比較して
大きなエネルギー密度が得られるため、期待度が大きく
なっている。
ダ、携帯電話、ラップトップコンピュータ等のポータブ
ル電子機器が多く登場し、その小型軽量化が図られてい
る。そして、これらの電子機器のポータブル電源とし
て、電池、特に二次電池について、エネルギー密度を向
上させるための研究開発が活発に進められている。中で
も、リチウムイオン二次電池は、従来の非水電解液二次
電池である鉛電池、ニッケルカドミウム電池と比較して
大きなエネルギー密度が得られるため、期待度が大きく
なっている。
【0003】ところで、リチウムイオン電池に使用する
負極材料としては、難黒鉛化性炭素や黒鉛等の炭素材料
が、比較的高容量を示し、良好なサイクル特性を発現す
る点から広く用いられている。
負極材料としては、難黒鉛化性炭素や黒鉛等の炭素材料
が、比較的高容量を示し、良好なサイクル特性を発現す
る点から広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
高容量化に伴い、上述したような炭素材料は、充放電容
量が満足できるものではなく、更なる高性能化が課題と
なっている。そこで、炭素材料に代わって、より高容量
を示すケイ素材料等の非炭素系の負極材料の研究が盛ん
に行われている。
高容量化に伴い、上述したような炭素材料は、充放電容
量が満足できるものではなく、更なる高性能化が課題と
なっている。そこで、炭素材料に代わって、より高容量
を示すケイ素材料等の非炭素系の負極材料の研究が盛ん
に行われている。
【0005】しかしながら、非炭素系負極材料はリチウ
ムのドープ・脱ドープの際の、活物質自身の体積変化が
大きく、サイクル劣化が著しく大きいことが、実電池へ
応用する際の障壁となっていた。
ムのドープ・脱ドープの際の、活物質自身の体積変化が
大きく、サイクル劣化が著しく大きいことが、実電池へ
応用する際の障壁となっていた。
【0006】本発明は、上述したような従来の実情に鑑
みて提案されたものであり、リチウムのドープ・脱ドー
プの際の体積変化を抑えて、サイクル特性を向上させた
非水電解質電池を提供することを目的とする。
みて提案されたものであり、リチウムのドープ・脱ドー
プの際の体積変化を抑えて、サイクル特性を向上させた
非水電解質電池を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の非水電解質電池
は、リチウムを含有する正極活物質層を備えた正極と、
上記正極と対向して配され、リチウムのドープ・脱ドー
プが可能なケイ素化合物と炭素材料との混合物が結着剤
中に分散されてなる負極活物質層を備えた負極と、上記
正極と上記負極との間に介在される非水電解質とを備
え、上記結着剤は、ガラス転移温度が−40℃以下であ
ることを特徴とする。
は、リチウムを含有する正極活物質層を備えた正極と、
上記正極と対向して配され、リチウムのドープ・脱ドー
プが可能なケイ素化合物と炭素材料との混合物が結着剤
中に分散されてなる負極活物質層を備えた負極と、上記
正極と上記負極との間に介在される非水電解質とを備
え、上記結着剤は、ガラス転移温度が−40℃以下であ
ることを特徴とする。
【0008】上述したような本発明に係る非水電解質電
池では、負極活物質中の結着剤として、ガラス転移温度
が−40℃以下のものを用いているので、リチウムのド
ープ・脱ドープ時のケイ素化合物負極の体積変化を上記
結着剤が吸収し、負極活物質層全体としての体積変化が
抑制されて、サイクル劣化が抑えられる。
池では、負極活物質中の結着剤として、ガラス転移温度
が−40℃以下のものを用いているので、リチウムのド
ープ・脱ドープ時のケイ素化合物負極の体積変化を上記
結着剤が吸収し、負極活物質層全体としての体積変化が
抑制されて、サイクル劣化が抑えられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0010】本実施の形態に係る非水電解液電池の一構
成例を図1に示す。この非水電解液電池1は、負極2
と、負極2を収容する負極缶3と、正極4と、正極4を
収容する正極缶5と、正極4と負極2との間に配された
セパレータ6と、絶縁ガスケット7とを備え、負極缶3
及び正極缶5内に非水電解液が充填されてなる。
成例を図1に示す。この非水電解液電池1は、負極2
と、負極2を収容する負極缶3と、正極4と、正極4を
収容する正極缶5と、正極4と負極2との間に配された
セパレータ6と、絶縁ガスケット7とを備え、負極缶3
及び正極缶5内に非水電解液が充填されてなる。
【0011】負極2は、負極集電体上に、上記負極活物
質と結着剤とを含有する負極活物質層が形成されてな
る。負極集電体には、例えば銅箔等の金属箔が用いられ
る。また、負極合剤に公知の添加剤等が添加されていて
もよい。
質と結着剤とを含有する負極活物質層が形成されてな
る。負極集電体には、例えば銅箔等の金属箔が用いられ
る。また、負極合剤に公知の添加剤等が添加されていて
もよい。
【0012】本実施の形態に係る非水電解液電池1で
は、負極活物質として、ケイ素化合物と炭素材料との混
合物を用いる。
は、負極活物質として、ケイ素化合物と炭素材料との混
合物を用いる。
【0013】ケイ素化合物としては、一般式MxSiで
表される化合物を使用することができる。ここで、上記
式中Mは、Li及びSi以外の元素であり、具体的には
B、C、N、O、Na、Mg、Al、P、S、K、C
a、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、
Zn、Rb、Y、Mo、Rh、Pd、In、Sn、C
s、Ba、Ce又はTa等が挙げられる。
表される化合物を使用することができる。ここで、上記
式中Mは、Li及びSi以外の元素であり、具体的には
B、C、N、O、Na、Mg、Al、P、S、K、C
a、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、
Zn、Rb、Y、Mo、Rh、Pd、In、Sn、C
s、Ba、Ce又はTa等が挙げられる。
【0014】また、上記式中xについては、0.01以
上であることが好ましいが、より好ましくは0.1以上
である。
上であることが好ましいが、より好ましくは0.1以上
である。
【0015】また、炭素材料としては、例えば(00
2)面の面間隔が0.37nm以上の難黒鉛化性炭素材
料や、(002)面の面間隔が0.340nm以下の黒
鉛系材料、又は易黒鉛化性炭素材料を広く利用すること
ができる。
2)面の面間隔が0.37nm以上の難黒鉛化性炭素材
料や、(002)面の面間隔が0.340nm以下の黒
鉛系材料、又は易黒鉛化性炭素材料を広く利用すること
ができる。
【0016】上述したような炭素材料として具体的に
は、熱分解炭素類、コークス類、黒鉛類、ガラス状炭素
類、有機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭等を使
用することができる。上記コークス類には、ピッチコー
クス、ニードルコークス、石油コークス等がある。ま
た、上記有機高分子化合物焼成体とは、フェノール樹
脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したもの
を示す。
は、熱分解炭素類、コークス類、黒鉛類、ガラス状炭素
類、有機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭等を使
用することができる。上記コークス類には、ピッチコー
クス、ニードルコークス、石油コークス等がある。ま
た、上記有機高分子化合物焼成体とは、フェノール樹
脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したもの
を示す。
【0017】上述したような炭素材料は、一種類を単独
で使用してもよいし、複数種を混合して使用してもよ
い。その中でも特に、難黒鉛化性炭素を少なくとも用い
ることが好ましく、難黒鉛化性炭素に易黒鉛化性炭素又
は黒鉛系材料を任意の割合で混合したものを用いること
ができる。
で使用してもよいし、複数種を混合して使用してもよ
い。その中でも特に、難黒鉛化性炭素を少なくとも用い
ることが好ましく、難黒鉛化性炭素に易黒鉛化性炭素又
は黒鉛系材料を任意の割合で混合したものを用いること
ができる。
【0018】そして、本実施の形態に係る非水電解液電
池1では、上述したような負極活物質を分散させる結着
剤として、ガラス転移温度(Tg)が−40℃以下の樹
脂を用いる。
池1では、上述したような負極活物質を分散させる結着
剤として、ガラス転移温度(Tg)が−40℃以下の樹
脂を用いる。
【0019】このような、ガラス転移温度が−40℃以
下の樹脂としては、例えばポリエーテル、ポリエステ
ル、ポリシロキサン等が挙げられる。
下の樹脂としては、例えばポリエーテル、ポリエステ
ル、ポリシロキサン等が挙げられる。
【0020】負極活物質層の結着剤として、ガラス転移
温度が−40℃以下の比較的柔らかい樹脂を用いること
で、リチウムのドープ・脱ドープの際にケイ素化合物の
膨張・収縮による体積変化が現れても、結着剤が、ケイ
素化合物の体積変化を吸収し、負極活物質層全体として
の体積変化を抑えることができる。そして、リチウムの
ドープ・脱ドープの際の負極活物質層の体積変化を抑え
ることで、非水電解質電池1のサイクル特性を飛躍的に
向上することができる。
温度が−40℃以下の比較的柔らかい樹脂を用いること
で、リチウムのドープ・脱ドープの際にケイ素化合物の
膨張・収縮による体積変化が現れても、結着剤が、ケイ
素化合物の体積変化を吸収し、負極活物質層全体として
の体積変化を抑えることができる。そして、リチウムの
ドープ・脱ドープの際の負極活物質層の体積変化を抑え
ることで、非水電解質電池1のサイクル特性を飛躍的に
向上することができる。
【0021】さらに、この非水電解液電池1では、負極
活物質中のケイ素化合物の平均粒径をRSiとし、炭素材
料の平均粒径をRcとしたとき、ケイ素化合物と炭素材
料との粒径比RSi/Rcが1以下となされていることが
好ましい。すなわち、負極活物質中のケイ素化合物の平
均粒径が、炭素材料の平均粒径よりも小さくなるように
なされている。ケイ素化合物の平均粒径を、炭素材料の
平均粒径よりも小さくすることで、ケイ素化合物は、よ
り大きな粒径を有する炭素材料が形成する空隙に入り込
むことになる。
活物質中のケイ素化合物の平均粒径をRSiとし、炭素材
料の平均粒径をRcとしたとき、ケイ素化合物と炭素材
料との粒径比RSi/Rcが1以下となされていることが
好ましい。すなわち、負極活物質中のケイ素化合物の平
均粒径が、炭素材料の平均粒径よりも小さくなるように
なされている。ケイ素化合物の平均粒径を、炭素材料の
平均粒径よりも小さくすることで、ケイ素化合物は、よ
り大きな粒径を有する炭素材料が形成する空隙に入り込
むことになる。
【0022】すなわち、非水電解液電池1では、より粒
径の大きな炭素材料が形成する空隙を、粒径の小さなケ
イ素化合物のリチウムとのドープ・脱ドープの場として
利用する。炭素材料が形成する空隙中で、ケイ素化合物
のリチウムのドープ・脱ドープを行わせることで、リチ
ウムのドープ・脱ドープの際にケイ素化合物の膨張・収
縮による体積変化が現れても、炭素材料が形成する空隙
が、ケイ素化合物の体積変化を吸収し、負極活物質全体
としての体積変化を抑えることができる。そして、リチ
ウムのドープ・脱ドープの際の負極活物質の体積変化を
抑えることで、非水電解質電池1のサイクル特性を飛躍
的に向上することができる。
径の大きな炭素材料が形成する空隙を、粒径の小さなケ
イ素化合物のリチウムとのドープ・脱ドープの場として
利用する。炭素材料が形成する空隙中で、ケイ素化合物
のリチウムのドープ・脱ドープを行わせることで、リチ
ウムのドープ・脱ドープの際にケイ素化合物の膨張・収
縮による体積変化が現れても、炭素材料が形成する空隙
が、ケイ素化合物の体積変化を吸収し、負極活物質全体
としての体積変化を抑えることができる。そして、リチ
ウムのドープ・脱ドープの際の負極活物質の体積変化を
抑えることで、非水電解質電池1のサイクル特性を飛躍
的に向上することができる。
【0023】RSi/Rcが1よりも大きく、すなわち、
ケイ素化合物の平均粒径が炭素材料の平均粒径よりも大
きくなると、リチウムのドープ・脱ドープに伴うケイ素
化合物の体積変化を炭素材料が吸収することができなく
なる。RSi/Rcを1以下とすることで、リチウムのド
ープ・脱ドープの際の負極活物質の体積変化を抑えて、
非水電解液電池1のサイクル特性を向上することができ
る。
ケイ素化合物の平均粒径が炭素材料の平均粒径よりも大
きくなると、リチウムのドープ・脱ドープに伴うケイ素
化合物の体積変化を炭素材料が吸収することができなく
なる。RSi/Rcを1以下とすることで、リチウムのド
ープ・脱ドープの際の負極活物質の体積変化を抑えて、
非水電解液電池1のサイクル特性を向上することができ
る。
【0024】なお、上述したような負極活物質中に含有
される炭素材料の平均粒径Rcとしては、10μm〜7
0μm程度が好ましい。また、炭素材料の形状は特に限
定されるものではなく、粒状、鱗片状等、種々の形状の
炭素材料を用いることができる。
される炭素材料の平均粒径Rcとしては、10μm〜7
0μm程度が好ましい。また、炭素材料の形状は特に限
定されるものではなく、粒状、鱗片状等、種々の形状の
炭素材料を用いることができる。
【0025】また、上述したような負極活物質中に含有
されるケイ素化合物の平均粒径RSiとしては、10μm
以下程度が好ましく、より好ましい粒径は1μm以下程
度である。
されるケイ素化合物の平均粒径RSiとしては、10μm
以下程度が好ましく、より好ましい粒径は1μm以下程
度である。
【0026】ここで、上述した炭素材料やケイ素化合物
の粒径及び平均粒径について述べる。不規則形状を有す
る粒子の大きさの表し方には、種々の方法があるが、本
実施の形態においては、RSi/Rcが1以下となされて
いればよく、粒径及び平均粒径の測定方法はとくに限定
されない。
の粒径及び平均粒径について述べる。不規則形状を有す
る粒子の大きさの表し方には、種々の方法があるが、本
実施の形態においては、RSi/Rcが1以下となされて
いればよく、粒径及び平均粒径の測定方法はとくに限定
されない。
【0027】粒径の測定方法として具体的には、例え
ば、粒子をふるいにかけ、粒子が通過しないふるい目の
大きさによって粒子の大きさを決める方法や、粒子を液
体中で沈降させて、その沈降速度を測定し、ストークス
式を用いてその粒径(ストークス径)を求める方法等が
挙げられる。このストークス径は、同じ条件下で試料粒
子と等しい速度で沈降する同じ密度の球形粒子の径を示
している。
ば、粒子をふるいにかけ、粒子が通過しないふるい目の
大きさによって粒子の大きさを決める方法や、粒子を液
体中で沈降させて、その沈降速度を測定し、ストークス
式を用いてその粒径(ストークス径)を求める方法等が
挙げられる。このストークス径は、同じ条件下で試料粒
子と等しい速度で沈降する同じ密度の球形粒子の径を示
している。
【0028】また、粉体は、大きさに分布のある粒子群
からなるのが通常であり、粒径に分布のある粉体でも、
ある現象に対する効果が粒径Rなる均一な粒径と同じで
あれば、Rを代表径として用いた方が便利である。この
ような機能をもつ径Rを、その粉体の平均粒径とする。
従って、平均粒径の求め方も、目的とするところに応じ
て異なってくる。平均粒径の求め方として、具体的には
例えば、長さ平均径(ΣnR/Σn)等が挙げられる
が、これに限定される訳ではない。ここで、Rは各粒子
の粒径であり、nは粒子の数である。
からなるのが通常であり、粒径に分布のある粉体でも、
ある現象に対する効果が粒径Rなる均一な粒径と同じで
あれば、Rを代表径として用いた方が便利である。この
ような機能をもつ径Rを、その粉体の平均粒径とする。
従って、平均粒径の求め方も、目的とするところに応じ
て異なってくる。平均粒径の求め方として、具体的には
例えば、長さ平均径(ΣnR/Σn)等が挙げられる
が、これに限定される訳ではない。ここで、Rは各粒子
の粒径であり、nは粒子の数である。
【0029】負極缶3は、負極2を収容するものであ
り、また、非水電解液電池1の外部負極となる。
り、また、非水電解液電池1の外部負極となる。
【0030】正極4は、正極集電体上に、正極活物質と
結着剤を含有する正極活物質層が形成されてなる。正極
集電体としては、例えばアルミニウム箔等が用いられ
る。また、リチウムイオン電池を構成する場合、リチウ
ム金属箔を正極4として用いることもできる。
結着剤を含有する正極活物質層が形成されてなる。正極
集電体としては、例えばアルミニウム箔等が用いられ
る。また、リチウムイオン電池を構成する場合、リチウ
ム金属箔を正極4として用いることもできる。
【0031】正極活物質には、目的とする電池の種類に
応じて、金属酸化物、金属硫化物又は特定のポリマーを
用いることができる。
応じて、金属酸化物、金属硫化物又は特定のポリマーを
用いることができる。
【0032】例えば、リチウム一次電池を構成する場
合、正極活物質としては、TiS2、MnO2、黒鉛、F
eS2等を使用することができる。また、リチウム二次
電池を構成する場合、正極活物質としては、TiS2、
MoS2、NbSe2、V2O5等の金属硫化物あるいは酸
化物を使用することができる。
合、正極活物質としては、TiS2、MnO2、黒鉛、F
eS2等を使用することができる。また、リチウム二次
電池を構成する場合、正極活物質としては、TiS2、
MoS2、NbSe2、V2O5等の金属硫化物あるいは酸
化物を使用することができる。
【0033】また、リチウム二次電池を構成する場合、
正極活物質としてLixMnO2(式中、Mは一種以上の
遷移金属を表し、xは電池の充放電状態によって異な
り、通常0.05≦x≦1.10である。)を主体とす
るリチウム複合酸化物等を使用することができる。この
リチウム複合酸化物を構成する遷移金属MとしてはC
o、Ni、Mn等が好ましい。このようなリチウム複合
酸化物の具体例としては、LiCoO2、LiNiO2、
LixNiyCo1-yO2(式中、x,yは、電池の充放電
状態によって異なり、通常0<x<1、0.7<y<
1.02である。)LiMn2O4等を挙げることができ
る。
正極活物質としてLixMnO2(式中、Mは一種以上の
遷移金属を表し、xは電池の充放電状態によって異な
り、通常0.05≦x≦1.10である。)を主体とす
るリチウム複合酸化物等を使用することができる。この
リチウム複合酸化物を構成する遷移金属MとしてはC
o、Ni、Mn等が好ましい。このようなリチウム複合
酸化物の具体例としては、LiCoO2、LiNiO2、
LixNiyCo1-yO2(式中、x,yは、電池の充放電
状態によって異なり、通常0<x<1、0.7<y<
1.02である。)LiMn2O4等を挙げることができ
る。
【0034】上述したようなリチウム複合酸化物は、高
電圧を発生でき、エネルギー密度的に優れた正極活物質
となる。正極2には、これらの正極活物質の複数種をあ
わせて使用してもよい。
電圧を発生でき、エネルギー密度的に優れた正極活物質
となる。正極2には、これらの正極活物質の複数種をあ
わせて使用してもよい。
【0035】また、上記正極合剤の結着剤としては、通
常この種の電池の正極合剤に用いられている公知の結着
剤を用いることができるほか、上記正極合剤に公知の添
加剤等を添加することができる。
常この種の電池の正極合剤に用いられている公知の結着
剤を用いることができるほか、上記正極合剤に公知の添
加剤等を添加することができる。
【0036】正極缶5は、正極4を収容するものであ
り、また、リチウム電池1の外部正極となる。
り、また、リチウム電池1の外部正極となる。
【0037】セパレータ6は、正極4と、負極2とを離
間させるものであり、この種の非水電解液電池のセパレ
ータとして通常用いられている公知の材料を用いること
ができ、例えばポリプロピレンなどの高分子フィルムが
用いられる。
間させるものであり、この種の非水電解液電池のセパレ
ータとして通常用いられている公知の材料を用いること
ができ、例えばポリプロピレンなどの高分子フィルムが
用いられる。
【0038】絶縁ガスケット7は、負極缶3に組み込ま
れ一体化されている。この絶縁ガスケット7は、負極缶
3及び正極缶5内に充填された非水電解液の漏出を防止
するためのものである。
れ一体化されている。この絶縁ガスケット7は、負極缶
3及び正極缶5内に充填された非水電解液の漏出を防止
するためのものである。
【0039】非水電解液は、電解質を非水溶媒に溶解し
て調製される。
て調製される。
【0040】電解質としては、通常この種の電池の電解
液に用いられている公知の電解質を使用することができ
る。具体的には、LiClO4、LiAsF6、LiPF
6、LiBF4、LiB(C6H5)4、CH3SO3Li、
CF3SO3Li、LiCl,LiBr等のリチウム塩を
挙げることができる。
液に用いられている公知の電解質を使用することができ
る。具体的には、LiClO4、LiAsF6、LiPF
6、LiBF4、LiB(C6H5)4、CH3SO3Li、
CF3SO3Li、LiCl,LiBr等のリチウム塩を
挙げることができる。
【0041】また、非水溶媒としては、従来より非水電
解液に使用されている種々の非水溶媒を使用することが
できる。具体的には、例えばプロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチ
ルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−
ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロ
フラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオ
キソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチ
ルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニ
トリル、プロピオニトリル、アニソール、酢酸エステ
ル、酪酸エステル、プロピオン酸エステル等を使用する
ことができる。これらの非水溶媒は単独で使用してもよ
いし、複数種を混合して使用してもよい。
解液に使用されている種々の非水溶媒を使用することが
できる。具体的には、例えばプロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチ
ルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−
ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロ
フラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオ
キソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチ
ルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニ
トリル、プロピオニトリル、アニソール、酢酸エステ
ル、酪酸エステル、プロピオン酸エステル等を使用する
ことができる。これらの非水溶媒は単独で使用してもよ
いし、複数種を混合して使用してもよい。
【0042】上述したような非水電解液電池1は、負極
活物質層中の結着剤として、ガラス転移温度が−40℃
以下の樹脂を用いているので、リチウムのドープ・脱ド
ープの際の負極活物質層の体積変化を抑えて、サイクル
特性が飛躍的に改善されたものとなる。
活物質層中の結着剤として、ガラス転移温度が−40℃
以下の樹脂を用いているので、リチウムのドープ・脱ド
ープの際の負極活物質層の体積変化を抑えて、サイクル
特性が飛躍的に改善されたものとなる。
【0043】そして、上述したような非水電解液電池1
は、つぎのようにして製造される。
は、つぎのようにして製造される。
【0044】負極2は、粉砕したケイ素化合物及び炭素
材料と結着剤とを溶媒中に分散させてスラリーの負極合
剤を調製する。次に、得られた負極合剤を集電体上に均
一に塗布、乾燥して負極活物質層を形成することにより
作製される。上記負極合剤には公知の添加剤等を添加す
ることができる。
材料と結着剤とを溶媒中に分散させてスラリーの負極合
剤を調製する。次に、得られた負極合剤を集電体上に均
一に塗布、乾燥して負極活物質層を形成することにより
作製される。上記負極合剤には公知の添加剤等を添加す
ることができる。
【0045】ここで、この非水電解液電池1では、負極
活物質として、ケイ素化合物と炭素材料との混合物を用
いるとともに、結着剤として、ガラス転移温度が−40
℃以下のものを用いている。
活物質として、ケイ素化合物と炭素材料との混合物を用
いるとともに、結着剤として、ガラス転移温度が−40
℃以下のものを用いている。
【0046】正極4は、正極活物質と結着剤とを含有す
る正極合剤を、集電体となる金属箔上に均一に塗布、乾
燥して正極活物質層を形成することにより作製される。
上記正極合剤の結着剤としては、公知の結着剤を用いる
ことができるほか、上記正極合剤に公知の添加剤等を添
加することができる。また、リチウムイオン電池を構成
する場合、リチウム金属箔を正極4として用いることも
できる。
る正極合剤を、集電体となる金属箔上に均一に塗布、乾
燥して正極活物質層を形成することにより作製される。
上記正極合剤の結着剤としては、公知の結着剤を用いる
ことができるほか、上記正極合剤に公知の添加剤等を添
加することができる。また、リチウムイオン電池を構成
する場合、リチウム金属箔を正極4として用いることも
できる。
【0047】非水電解液は、電解質塩を非水溶媒中に溶
解することにより調製される。
解することにより調製される。
【0048】そして、負極2を負極缶3に収容し、正極
4を正極缶5に収容し、負極2と正極4との間に、ポリ
プロピレン製多孔質膜等からなるセパレータ6を配す
る。負極缶3及び正極缶5内に非水電解液を注入し、絶
縁ガスケット7を介して負極缶3と正極缶5とをかしめ
て固定することにより、非水電解液電池1が完成する。
4を正極缶5に収容し、負極2と正極4との間に、ポリ
プロピレン製多孔質膜等からなるセパレータ6を配す
る。負極缶3及び正極缶5内に非水電解液を注入し、絶
縁ガスケット7を介して負極缶3と正極缶5とをかしめ
て固定することにより、非水電解液電池1が完成する。
【0049】なお、上述した実施の形態では、非水電解
液電池1における負極活物質中のケイ素化合物と炭素材
料との粒径比について規定したが、ケイ素化合物と炭素
材料との重量組成比について規定することもできる。
液電池1における負極活物質中のケイ素化合物と炭素材
料との粒径比について規定したが、ケイ素化合物と炭素
材料との重量組成比について規定することもできる。
【0050】すなわち、非水電解液電池1の負極活物質
中に含有されるケイ素化合物の重量をWSiとし、炭素材
料の重量をWCとするとき、ケイ素化合物と炭素材料と
の重量組成比WSi/WCが1以下となるようにする。
中に含有されるケイ素化合物の重量をWSiとし、炭素材
料の重量をWCとするとき、ケイ素化合物と炭素材料と
の重量組成比WSi/WCが1以下となるようにする。
【0051】すなわち、炭素材料の重量組成が、ケイ素
化合物の重量組成よりも大きくなるようになされてい
る。炭素材料の重量組成を、ケイ素化合物の重量組成よ
りも大きくすることで、リチウムのドープ・脱ドープの
際にケイ素化合物の膨張・収縮による体積変化が現れて
も、重量組成のより大きな炭素材料が、ケイ素化合物の
体積変化を吸収し、負極活物質全体としての体積変化を
抑えることができる。そして、リチウムのドープ・脱ド
ープの際の負極活物質の体積変化を抑えることで、非水
電解液電池1のサイクル特性を飛躍的に向上することが
できる。
化合物の重量組成よりも大きくなるようになされてい
る。炭素材料の重量組成を、ケイ素化合物の重量組成よ
りも大きくすることで、リチウムのドープ・脱ドープの
際にケイ素化合物の膨張・収縮による体積変化が現れて
も、重量組成のより大きな炭素材料が、ケイ素化合物の
体積変化を吸収し、負極活物質全体としての体積変化を
抑えることができる。そして、リチウムのドープ・脱ド
ープの際の負極活物質の体積変化を抑えることで、非水
電解液電池1のサイクル特性を飛躍的に向上することが
できる。
【0052】WSi/WCが1よりも大きく、すなわち、
ケイ素化合物の重量組成が炭素材料の重量組成よりも大
きくなると、リチウムのドープ・脱ドープに伴うケイ素
化合物の体積変化を炭素材料が吸収することができなく
なる。WSi/WCを1以下とすることで、リチウムのド
ープ・脱ドープの際の負極活物質の体積変化を抑えて、
非水電解液電池1のサイクル特性を向上することができ
る。
ケイ素化合物の重量組成が炭素材料の重量組成よりも大
きくなると、リチウムのドープ・脱ドープに伴うケイ素
化合物の体積変化を炭素材料が吸収することができなく
なる。WSi/WCを1以下とすることで、リチウムのド
ープ・脱ドープの際の負極活物質の体積変化を抑えて、
非水電解液電池1のサイクル特性を向上することができ
る。
【0053】上述した実施の形態では、非水電解質電池
として、非水溶媒に電解質が溶解されてなる非水電解液
を用いた非水電解液電池1を例に挙げて説明したが、本
発明は、マトリクス高分子中に電解質が分散されてなる
固体電解質を用いた電池や、膨潤溶媒を含有するゲル状
の固体電解質を用いた電池についても適用可能である。
として、非水溶媒に電解質が溶解されてなる非水電解液
を用いた非水電解液電池1を例に挙げて説明したが、本
発明は、マトリクス高分子中に電解質が分散されてなる
固体電解質を用いた電池や、膨潤溶媒を含有するゲル状
の固体電解質を用いた電池についても適用可能である。
【0054】また、本発明の電池は、円筒型、角型、コ
イン型、ボタン型等、その形状については特に限定され
ることはなく、また、薄型、大型等の種々の大きさにす
ることができる。
イン型、ボタン型等、その形状については特に限定され
ることはなく、また、薄型、大型等の種々の大きさにす
ることができる。
【0055】
【実施例】本発明の効果を確かめるべく、上述したよう
な非水電解液電池を作製し、その特性を評価した。
な非水電解液電池を作製し、その特性を評価した。
【0056】〈実施例1〉まず、負極を次のように作製
した。
した。
【0057】まず、出発原料に石油ピッチを用い、これ
に酸素を含む官能基を10〜20%導入することにより
酸素架橋を行い、次いで不活性ガス気流中1000℃で
焼成し、ガラス状炭素に近い性質の難黒鉛化性炭素材料
を得た。得られた材料についてX線回折測定を行ったと
ころ、(002)面の面間隔は3.76オングストロー
ムであり、真比重は1.58g/cm3であった。
に酸素を含む官能基を10〜20%導入することにより
酸素架橋を行い、次いで不活性ガス気流中1000℃で
焼成し、ガラス状炭素に近い性質の難黒鉛化性炭素材料
を得た。得られた材料についてX線回折測定を行ったと
ころ、(002)面の面間隔は3.76オングストロー
ムであり、真比重は1.58g/cm3であった。
【0058】次に、得られた難黒鉛化性炭素材料を粉砕
し、平均粒径50μmの炭素材料粉末とし、この炭素材
料粉末を60重量部と、平均粒径が5μmのケイ素化合
物(Mg2Si)粉末を30重量部と、結着剤としてポ
リエーテル(ガラス転移温度:−63℃)を10重量部
とを混合して負極合剤を調製した。
し、平均粒径50μmの炭素材料粉末とし、この炭素材
料粉末を60重量部と、平均粒径が5μmのケイ素化合
物(Mg2Si)粉末を30重量部と、結着剤としてポ
リエーテル(ガラス転移温度:−63℃)を10重量部
とを混合して負極合剤を調製した。
【0059】次に、負極合剤をアセトニトリルに分散さ
せてスラリー状とし、さらに、このスラリーに架橋剤を
微小量添加した。そして、このスラリーを負極集電体で
ある厚さ10μmの銅箔の両面に均一に塗布、乾燥して
負極活物質層を形成した後、ロールプレス機で圧縮成型
し、直径16mmの円板状に打ち抜くことにより負極を
作製した。
せてスラリー状とし、さらに、このスラリーに架橋剤を
微小量添加した。そして、このスラリーを負極集電体で
ある厚さ10μmの銅箔の両面に均一に塗布、乾燥して
負極活物質層を形成した後、ロールプレス機で圧縮成型
し、直径16mmの円板状に打ち抜くことにより負極を
作製した。
【0060】一方、厚さ1.85mmの金属リチウム箔
を、上記負極と略同径の円板状に打ち抜いて正極とし
た。
を、上記負極と略同径の円板状に打ち抜いて正極とし
た。
【0061】また、炭酸プロピレンを50容量%と、炭
酸ジエチルを50容量%との混合溶媒中に、LiPF6
を1.0mol/lの濃度で溶解させることにより非水
電解液を調製した。
酸ジエチルを50容量%との混合溶媒中に、LiPF6
を1.0mol/lの濃度で溶解させることにより非水
電解液を調製した。
【0062】以上のようにして得られた正極を正極缶に
収容し、負極を負極缶に収容し、正極と負極との間に、
厚さ25μmの微孔性ポリプロピレンフィルムからなる
セパレータを配した。正極缶及び負極缶内に非水電解液
を注入し、正極缶と負極缶とをかしめて固定することに
より、コイン型の非水電解液電池を作製した。
収容し、負極を負極缶に収容し、正極と負極との間に、
厚さ25μmの微孔性ポリプロピレンフィルムからなる
セパレータを配した。正極缶及び負極缶内に非水電解液
を注入し、正極缶と負極缶とをかしめて固定することに
より、コイン型の非水電解液電池を作製した。
【0063】〈実施例2〉負極合剤中の炭素材料とし
て、ピッチ由来の難黒鉛化性炭素材料と天然黒鉛の等重
量混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様にして非
水電解質電池を作製した。
て、ピッチ由来の難黒鉛化性炭素材料と天然黒鉛の等重
量混合物を用いたこと以外は、実施例1と同様にして非
水電解質電池を作製した。
【0064】〈比較例〉負極合剤中の結着剤として、ポ
リフッ化ビニリデン(ガラス転移温度:−30℃)を用
いたこと以外は、実施例1と同様にして非水電解質電池
を作製した。
リフッ化ビニリデン(ガラス転移温度:−30℃)を用
いたこと以外は、実施例1と同様にして非水電解質電池
を作製した。
【0065】以上のようにして作製された電池につい
て、サイクル特性を評価した。
て、サイクル特性を評価した。
【0066】サイクル特性評価試験は、23℃の環境下
で行った。まず、各電池に対して、1mAの定電流低電
圧充電をリチウム電位まで行った。次に、1mAの定電
流放電を終止電圧1.5V(対リチウム電位)まで行っ
た。以上の工程を1サイクルとし、このサイクルを10
サイクル繰り返した。そして、1サイクル目の放電容量
に対する10サイクル目の放電容量の割合から、10サ
イクル目の放電容量維持率(%)を求めた。
で行った。まず、各電池に対して、1mAの定電流低電
圧充電をリチウム電位まで行った。次に、1mAの定電
流放電を終止電圧1.5V(対リチウム電位)まで行っ
た。以上の工程を1サイクルとし、このサイクルを10
サイクル繰り返した。そして、1サイクル目の放電容量
に対する10サイクル目の放電容量の割合から、10サ
イクル目の放電容量維持率(%)を求めた。
【0067】実施例1、実施例2及び比較例の各電池に
ついての放電容量維持率を表1に示す。なお、実施例
1、実施例2及び比較例の各電池について、初期容量は
いずれもほぼ同等の容量が得られていた。
ついての放電容量維持率を表1に示す。なお、実施例
1、実施例2及び比較例の各電池について、初期容量は
いずれもほぼ同等の容量が得られていた。
【0068】
【表1】
【0069】表1から明らかなように、負極活物質層中
の結着剤として、ガラス転移温度が−30℃よりも低い
樹脂を用いた実施例1及び実施例2の電池では、結着剤
としてガラス転移温度が−30℃よりも高い樹脂を用い
た比較例の電池に比べて、放電容量維持率が飛躍的に向
上していることがわかる。
の結着剤として、ガラス転移温度が−30℃よりも低い
樹脂を用いた実施例1及び実施例2の電池では、結着剤
としてガラス転移温度が−30℃よりも高い樹脂を用い
た比較例の電池に比べて、放電容量維持率が飛躍的に向
上していることがわかる。
【0070】これは、リチウムのドープ・脱ドープの際
に、ケイ素化合物の体積変化が現れても、比較的柔らか
い結着剤がケイ素化合物の体積変化を吸収し、負極活物
質層全体としての体積変化を抑えることができたためと
考えられる。
に、ケイ素化合物の体積変化が現れても、比較的柔らか
い結着剤がケイ素化合物の体積変化を吸収し、負極活物
質層全体としての体積変化を抑えることができたためと
考えられる。
【0071】従って、負極活物質層中の結着剤として、
ガラス転移温度が−30℃よりも低い樹脂を用いること
で、負極活物質層の体積変化を抑えて、良好なサイクル
特性が得られることがわかった。
ガラス転移温度が−30℃よりも低い樹脂を用いること
で、負極活物質層の体積変化を抑えて、良好なサイクル
特性が得られることがわかった。
【0072】
【発明の効果】本発明では、ケイ素化合物と炭素材料と
の粒径比を規定することで、リチウムのドープ・脱ドー
プの際の体積変化を抑えることのできる負極材料を実現
することができる。
の粒径比を規定することで、リチウムのドープ・脱ドー
プの際の体積変化を抑えることのできる負極材料を実現
することができる。
【0073】そして、本発明では、この負極材料を用い
ることで、サイクル特性が飛躍的に向上し、優れた非水
電解質電池を実現することができる。
ることで、サイクル特性が飛躍的に向上し、優れた非水
電解質電池を実現することができる。
【図1】本発明に係る非水電解液電池の一構成例を示す
断面図である。
断面図である。
1 非水電解質電池、 2 負極、 3 負極缶、 4
正極、 5 正極缶、 6 セパレータ、 7 絶縁
ガスケット
正極、 5 正極缶、 6 セパレータ、 7 絶縁
ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井本 浩 福島県郡山市日和田町高倉字下杉下1番地 の1 ソニー・エナジー・テック株式会社 内 (72)発明者 堀江 毅 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 野田 和宏 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 毛塚 浩一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5H003 AA04 BA03 BB01 BB04 BB11 BC01 BD00 BD01 BD03 5H014 AA02 BB06 EE08 EE10 HH00 HH01 HH08 5H029 AJ05 AK03 AL01 AL06 AL18 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ03 BJ16 DJ08 DJ16 EJ12 HJ01 HJ02 HJ14
Claims (5)
- 【請求項1】 リチウムを含有する正極活物質を備えた
正極と、 上記正極と対向して配され、リチウムのドープ・脱ドー
プが可能なケイ素化合物と炭素材料との混合物が結着剤
中に分散されてなる負極活物質層を備えた負極と、 上記正極と上記負極との間に介在される非水電解質とを
備え、 上記結着剤は、ガラス転移温度が−40℃以下であるこ
とを特徴とする非水電解質電池。 - 【請求項2】 上記ケイ素化合物の平均粒径をRSiと
し、上記炭素材料の平均粒径をRCとするとき、RSiと
RCとの比RSi/RCが、1以下であることを特徴とする
請求項1記載の非水電解質電池。 - 【請求項3】 上記ケイ素化合物は、一般式MxSi
(式中、MはLi,Siを除く元素であり、x≧0.0
1である。)で表されることを特徴とする請求項1記載
の非水電解質電池。 - 【請求項4】 上記炭素材料が、難黒鉛化性炭素、易黒
鉛化性炭素又は黒鉛を含有することを特徴とする請求項
1記載の非水電解質電池。 - 【請求項5】 上記炭素材料が、難黒鉛化性炭素、易黒
鉛化性炭素又は黒鉛から選ばれるいずれか2種類を少な
くとも含有することを特徴とする請求項1記載の非水電
解質電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11107157A JP2000299108A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 非水電解質電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11107157A JP2000299108A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 非水電解質電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000299108A true JP2000299108A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14451954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11107157A Withdrawn JP2000299108A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 非水電解質電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000299108A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001325958A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
| JP2002203606A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Sony Corp | 非水電解質二次電池 |
| JP2006172992A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電極用結着剤を含む水性分散体、水素吸蔵合金電極およびその製造法、アルカリ蓄電池、ならびにリチウムイオン二次電池 |
| JP2010534910A (ja) * | 2007-07-26 | 2010-11-11 | エルジー・ケム・リミテッド | コアシェル構造の電極活物質 |
| JP2011040410A (ja) * | 2010-10-20 | 2011-02-24 | Sony Corp | 非水電解質二次電池 |
| WO2011037142A1 (ja) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池負極及びリチウムイオン二次電池 |
| KR101055154B1 (ko) * | 2002-05-08 | 2011-08-08 | 소니 주식회사 | 비수 전해질 전지 |
| WO2014080893A1 (ja) * | 2012-11-22 | 2014-05-30 | 日産自動車株式会社 | 電気デバイス用負極、及びこれを用いた電気デバイス |
| JP2016167358A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | Fdk株式会社 | リチウム一次電池 |
| CN109686952A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-04-26 | 国联汽车动力电池研究院有限责任公司 | 一种硅碳负极材料及包覆制备方法 |
| US10290855B2 (en) | 2012-11-22 | 2019-05-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Negative electrode for electrical device, and electrical device using the same |
| US10367198B2 (en) | 2011-05-25 | 2019-07-30 | Nissan Motor Co., Ltd. | Negative electrode active material for electric device |
| US10476101B2 (en) | 2014-01-24 | 2019-11-12 | Nissan Motor Co., Ltd. | Electrical device |
| US10535870B2 (en) | 2014-01-24 | 2020-01-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Electrical device |
| US10566608B2 (en) | 2012-11-22 | 2020-02-18 | Nissan Motor Co., Ltd. | Negative electrode for electric device and electric device using the same |
-
1999
- 1999-04-14 JP JP11107157A patent/JP2000299108A/ja not_active Withdrawn
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001325958A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
| JP2002203606A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Sony Corp | 非水電解質二次電池 |
| KR101055154B1 (ko) * | 2002-05-08 | 2011-08-08 | 소니 주식회사 | 비수 전해질 전지 |
| JP2006172992A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電極用結着剤を含む水性分散体、水素吸蔵合金電極およびその製造法、アルカリ蓄電池、ならびにリチウムイオン二次電池 |
| JP2010534910A (ja) * | 2007-07-26 | 2010-11-11 | エルジー・ケム・リミテッド | コアシェル構造の電極活物質 |
| WO2011037142A1 (ja) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池負極及びリチウムイオン二次電池 |
| KR20120081987A (ko) | 2009-09-25 | 2012-07-20 | 제온 코포레이션 | 리튬 이온 이차 전지 부극 및 리튬 이온 이차 전지 |
| JP5673545B2 (ja) * | 2009-09-25 | 2015-02-18 | 日本ゼオン株式会社 | リチウムイオン二次電池負極及びリチウムイオン二次電池 |
| US9263733B2 (en) | 2009-09-25 | 2016-02-16 | Zeon Corporation | Anode for use in a lithium-ion secondary battery, and lithium-ion secondary battery |
| JP2011040410A (ja) * | 2010-10-20 | 2011-02-24 | Sony Corp | 非水電解質二次電池 |
| US10367198B2 (en) | 2011-05-25 | 2019-07-30 | Nissan Motor Co., Ltd. | Negative electrode active material for electric device |
| WO2014080893A1 (ja) * | 2012-11-22 | 2014-05-30 | 日産自動車株式会社 | 電気デバイス用負極、及びこれを用いた電気デバイス |
| JP6024760B2 (ja) * | 2012-11-22 | 2016-11-16 | 日産自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極、及びこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
| US10290855B2 (en) | 2012-11-22 | 2019-05-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Negative electrode for electrical device, and electrical device using the same |
| US10566608B2 (en) | 2012-11-22 | 2020-02-18 | Nissan Motor Co., Ltd. | Negative electrode for electric device and electric device using the same |
| US10476101B2 (en) | 2014-01-24 | 2019-11-12 | Nissan Motor Co., Ltd. | Electrical device |
| US10535870B2 (en) | 2014-01-24 | 2020-01-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Electrical device |
| JP2016167358A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | Fdk株式会社 | リチウム一次電池 |
| CN109686952A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-04-26 | 国联汽车动力电池研究院有限责任公司 | 一种硅碳负极材料及包覆制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100681988B1 (ko) | 음극 재료 및 이를 혼입한 비수성 전해질 전지 | |
| EP3719883B1 (en) | Negative electrode active material for lithium secondary battery, and negative electrode for lithium secondary battery, and lithium secondary battery including the same | |
| JP7620816B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JP2001023687A (ja) | 非水電解質電池 | |
| JP2000299108A (ja) | 非水電解質電池 | |
| JP2001126733A (ja) | 非水電解質電池 | |
| JP4244478B2 (ja) | 負極材料及びそれを用いた非水電解質電池 | |
| JP2001338684A (ja) | 非水電解質電池 | |
| JP3755506B2 (ja) | 二次電池用負極材料およびそれを用いた二次電池 | |
| JP4650774B2 (ja) | リチウム二次電池正極活物質用リチウムニッケル複合酸化物およびそれを用いたリチウム二次電池 | |
| JP2001006730A (ja) | 非水電解質電池 | |
| JP2004014472A (ja) | 非水二次電池 | |
| JP3499739B2 (ja) | リチウム二次電池及びリチウム二次電池の製造方法 | |
| JP2002151154A (ja) | リチウム二次電池 | |
| JP2001185140A (ja) | 負極材料の製造方法及び負極の製造方法並びに非水電解質電池の製造方法 | |
| JP7637900B2 (ja) | 非水電解液二次電池用負極および非水電解液二次電池 | |
| JP4192375B2 (ja) | 負極材料及びそれを用いた非水電解質電池 | |
| JP2002083631A (ja) | 有機電解液二次電池 | |
| JP2001093571A (ja) | 非水電解質電池 | |
| JP2003168420A (ja) | リチウム電池用電極およびリチウム電池 | |
| JP2002075444A (ja) | 非水電解質電池 | |
| JP2005259378A (ja) | 非水電解液二次電池正極活物質用炭素材料、非水電解液二次電池正極、及び非水電解液二次電池 | |
| JPH07235327A (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JP3303320B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JP3163642B2 (ja) | 非水電解液二次電池 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |