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JP2000290074A - SiC質セラミックスの製造方法 - Google Patents

SiC質セラミックスの製造方法

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Publication number
JP2000290074A
JP2000290074A JP11102215A JP10221599A JP2000290074A JP 2000290074 A JP2000290074 A JP 2000290074A JP 11102215 A JP11102215 A JP 11102215A JP 10221599 A JP10221599 A JP 10221599A JP 2000290074 A JP2000290074 A JP 2000290074A
Authority
JP
Japan
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sic
weight
resin
parts
producing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11102215A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ichijima
雅彦 市島
Takashi Morita
敬司 森田
Koichi Imura
浩一 井村
Hideo Uemoto
英雄 上本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラックの発生を防止し得ると共に、ハンド
リングや加工に耐え得る強度の焼結体とし得るSiC質
セラミックスの製造方法を提供する。 【解決手段】 SiC粉末100重量部及びC粉末0.
5〜5重量部からなる原料粉末に、C源となる化合物3
〜50重量部、架橋重合性樹脂10〜30重量部、及び
C源となる化合物及び架橋重合性樹脂と相溶性のある液
体100重量部が混合されている混合液15〜40重量
部を混合し、得られたスラリーに硬化剤を加えて所定の
型に注入して硬化させ、この硬化体を乾燥後、非酸化性
雰囲気において焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SiC質セラミッ
クスの製造方法に関し、特に、主に半導体製造におい
て、熱処理工程やエッチング工程等で使用される構造材
やプロセス材料としてのSiC質セラミックスの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のSiC(炭化珪素)質セ
ラミックスの製造方法としては、特許第2592288
号の特許公報記載の焼結を前提にした粉末成形体の緻密
化方法が知られている。この方法は、SiC粉末に助剤
として炭化硼素粉末及びカーボンブラックを添加した混
合粉末からなる原料粉末に、架橋重合性樹脂であるポリ
ビニルアルコール、分散剤であるポリカルボン酸アンモ
ニウム及び樹脂と相溶性のある水を混合してスラリーを
調製し、このスラリーに硬化剤であるホルムアルデヒド
を混合した後、型に注入して硬化させて成形体を得、成
形体を脱型して乾燥させてから、アルゴンガス雰囲気に
おいて脱脂、焼成してSiC質セラミックスを得るもの
である。この方法においては、型に注入された、硬化剤
を混合したスラリーに架橋重合による自硬硬化反応が起
こり、成形体が得られる(ゲルキャスト法と呼ばれてい
る)、というものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のSiC
質セラミックスの製造方法をSiC−Cセラミックスの
製造に適用した場合、ハンドリングや加工に耐え得る強
度の焼結体が得られなかった。そのため、原料粉末以外
にC源となる化合物を添加したところ、硬化時間に影響
が及び、かつ、原料粉末として用いるC(炭素)粉末が
均質に分散せず凝集し易い性質を有しているので、組織
が不均一な焼結体となってしまう不具合が生じた。又、
その程度がひどくなると、密度のむらによりクラックが
発生した。更に、そのような組織が不均一な焼結体に金
属Siを含浸すると、反り等の変形を生じた。そこで、
本発明は、クラックの発生を防止し得ると共に、ハンド
リングや加工に耐え得る強度の焼結体とし得るSiC質
セラミックスの製造方法を提供することを主目的とす
る。又、他の目的は、上記目的の他、金属Siの含浸に
際し、反り等の変形を防止し得る等のSiC質セラミッ
クスの製造方法の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1のSiC質セラミックスの製造方法
は、SiC粉末100重量部及びC粉末0.5〜5重量
部からなる原料粉末に、C源となる化合物3〜50重量
部、架橋重合性樹脂10〜30重量部、及びC源となる
化合物及び架橋重合性樹脂と相溶性のある液体100重
量部が混合されている混合液15〜40重量部を混合
し、得られたスラリーに硬化剤を加えて所定の型に注入
して硬化させ、この硬化体を乾燥後、非酸化性雰囲気に
おいて焼成することを特徴とする。第2のSiC質セラ
ミックスの製造方法は、第1の方法によるSiC質セラ
ミックスに金属Si(シリコン)を含浸することを特徴
とする。第3のSiC質セラミックスの製造方法は、第
1の方法によるSiC質セラミックスに純化処理を施し
た後、金属Siを含浸することを特徴とする。又、第4
のSiC質セラミックスの製造方法は、第2又は第3の
方法によるSiC質セラミックスの表面にCVD−Si
C膜をコーティングすることを特徴とする。
【0005】一方、前記C源となる化合物は、フラン系
樹脂、フェノール系樹脂及び芳香族アルコールの1種以
上であることが好ましい。前記架橋重合性樹脂は、イミ
ン系樹脂であることが好ましい。又、前記イミン系樹脂
の数平均分子量は、3000〜11000であることが
好ましい。前記硬化剤は、イミン系樹脂を用いた場合、
水溶性エポキシ樹脂であることが好ましい。
【0006】C粉末は、SiC粒子の周りに均一に分散
吸着し、脱脂体の強度を高める。又、C粉末は、Siと
の反応性に富み、金属Si含浸時にSiCを生成する
(Cとなる化合物の炭化物も、Siと反応し、SiCを
生成するが、C粉末に比べて反応性が低い。)。C粉末
の量が、SiC粉末100重量部に対し、0.5重量部
未満であると、脱脂後の脱脂体の十分な強度が得られ
ず、取り扱いによる破損等が発生する。又、金属Si含
浸後の焼結体の組織中にSiが含浸されない部分(未含
浸部分)を生じ強度が低下する。一方、5重量部を超え
ると、C粉末がスラリー中で分離し、焼結体の組織が不
均一になる。又、その程度がひどくなると、密度のむら
によりクラックが発生したり、金属Siを含浸した時
に、変形(反り)が発生する。更に、焼成後の焼結体の
強度が低下し、取り扱いには耐えるものの、金属Si含
浸前の形状加工に対する強度が十分とならない。好まし
いC粉末の量は、SiC粉末100重量部に対し、0.
5〜3重量部である。C粉末としては、カーボンブラッ
クが好ましい。なお、焼結体は、加工に耐えるために
は、少なくとも5MPa、望ましくは20MPa以上の
強度が必要である。
【0007】相溶性液体100重量部に対しC源となる
化合物が3〜50重量部と架橋重合性樹脂10〜30重
量部が混合されている混合液の量が、SiC粉末100
重量部に対し、15重量部未満であると、スラリーが得
られない。一方、40重量部を超えると、硬化体の乾燥
時に揮発する相溶性液体の量が多いため、乾燥時にクラ
ックが入り易くなる。好ましい上記混合液の量は、Si
C粉末100重量部に対し、20〜30重量部である。
【0008】C源となる化合物は、添加量が増すにつれ
て脱脂体、焼結体の強度も増していく。これは、C源と
なる化合物が脱脂時、焼成時の熱処理によって一部炭化
し(炭化収率は、化合物の種類により異なるが、およそ
60%以下である)、SiC粉末とC粉末間の結合を強
化するためと考えられる。C源となる化合物の量が、相
溶性液体100重量部に対し、3重量部未満であると、
焼結体の十分な強度が得られず、取り扱いによる破損等
が発生する。又、金属Si含浸前の形状加工に対する強
度も十分とならない。一方、50重量部を超えると、硬
化時間が長くなり、原料粉末の沈降等が発生するため、
焼結体の組織が不均一となり、かつ、その程度がひどく
なると、密度のむらによりクラックが発生する。又、焼
結体の組織が不均一であると、金属Siを含浸した時
に、変形(反り)が発生し、ひどくなるとクラックや割
れが発生し、かつ、C源となる化合物は炭化時に水分を
揮発するため、それに起因するクラックが発生したり、
組織欠陥(気孔)によって、Si含浸後の焼結体に未含
浸部分が生じ、強度が低下する。C源となる化合物とし
ては、架橋重合性樹脂を硬化させないものを用いる必要
がある。例えば、C源となる化合物としてエポキシ基、
カルボキシル基等を有するものを用いると、架橋重合性
樹脂としてイミン系樹脂を用いた場合、反応して硬化し
てしまうので不可である。架橋重合性樹脂と硬化剤の反
応による硬化速度、つまり、硬化剤を加えてからスラリ
ーが流動性を失うまでの時間は、反応系に依存するが、
流動性を失うまでの時間が短いと、スラリーの脱泡、型
への注入工程に十分な時間が確保できない。ここで、上
記工程に十分な時間とは、スラリーの粘度15000c
p以上が、脱泡、注入が困難な流動性を失った状態であ
り、その粘度に達するまで10分以上の時間が必要であ
る一方、長すぎると粉末の沈降が生じて焼成後の焼結体
の組織が不均一となってしまうので、90分以下が望ま
しい。
【0009】架橋重合性樹脂の量が、相溶性液体100
重量部に対し、10重量部未満であると、型に注入され
たスラリーの硬化が十分に行われず、硬化体の強度が低
下する。一方、30重量部を超えると、脱脂時にクラッ
クが発生し易くなる。好ましい架橋重合性樹脂の量は、
相溶性液体100重量部に対し、10〜20重量部であ
る。架橋重合性樹脂は、ポリエチレンイミン等のイミン
系樹脂が好ましい。イミン系樹脂は、SiC粉末、C粉
末の分散剤として機能し、かつ、スラリーの流動性を高
める。イミン系樹脂としては、一般的な線状のポリマー
や分岐状のポリマー、分岐状のポリマーを架橋重合した
ポリマー、他の高分子化合物にポリエチレンイミンを修
飾的に付加したポリマーを用いることができる。架橋重
合性樹脂としてのイミン系樹脂の数平均分子量が、30
00未満であると、硬化剤を加えても硬化に長時間を要
するため、スラリー中のSiC粗粉の沈降等が発生し易
く、焼成後の焼結体の組織が不均一になり、かつ、硬化
体がゴムのような状態となって、脱型が難しく、割れが
生じることがあり、硬化体の脱脂時に変形やクラックが
発生する確率が高くなる。一方、11000を超える
と、硬化速度が速くなり、脱泡処理や型への注入処理
(小さな板状品等の単純形状品であれば特に支障はない
が、複雑形状品や大型品の製作の場合)に必要な時間を
十分に確保することが困難となる。相溶性液体は、C源
となる化合物及び架橋重合性樹脂と相溶性を有すること
が必要である。つまり、C源となる化合物及び架橋重合
性樹脂を分散あるいは溶解可能な液体を用いる。例え
ば、C源となる化合物及び架橋重合性樹脂が水溶性であ
る場合には、代表的な相溶性液体は水である。その他、
エタノール、水とエタノールの混合物等を用いることが
できる。架橋重合性樹脂が非水溶性である場合は、有機
溶媒を用いることができる。架橋重合性樹脂としてイミ
ン系樹脂を用いた場合には、水、エタノール又はそれら
の混合液を用いることができる。
【0010】硬化剤の量は、その官能基数や分子量、反
応性を考慮し、架橋重合性樹脂との反応相当量とされ
る。硬化剤としては、架橋重合性樹脂と架橋重合による
自硬硬化反応を起こして硬化するものであれば、水溶性
エポキシ樹脂、ジアルデヒド樹脂、ハロゲン化合物等の
いかなるものも用いることができるが、保形性のよい硬
化体を得るためには、特にエポキシ基を2個以上もつ水
溶性エポキシ樹脂が好ましい。
【0011】スラリーは、所要量のSiC粉末、C粉末
及び混合液を撹拌用ポットに投入し、約10〜20時間
かけて撹拌混合して調製される。
【0012】硬化体は、スラリーに硬化剤を添加し、撹
拌しながら約5〜10分かけて脱泡処理した後、流動性
が失われる前に速やかに型に注入され、静置した型内で
架橋重合による自硬硬化反応が起こることによって得ら
れ、相溶性液体を含んだものとなる。なお、型は、その
材質を問わない。硬化は、室温で静置して行うことがで
きるが、急激な乾燥による割れ等が起こらないように密
封するか、加湿環境において行うことが望ましい。又、
硬化速度を制御する目的で、加温若しくは冷却すること
もできる。
【0013】硬化体の乾燥は、室温での静置や一般的な
温風乾燥機を用いた乾燥が可能であるが、特に厚肉の硬
化体や肉厚変化の大きい硬化体は、加湿環境において乾
燥を行うことが望ましい。又、温風乾燥機による乾燥温
度は、30〜100℃が望ましく、より望ましくは30
〜60℃である。
【0014】乾燥した硬化体は、通常、焼成の前に脱脂
されるが、脱脂は、非酸化性雰囲気で、400〜100
0℃の温度で行う。又、上記硬化体の脱脂は、硬化体を
SiC粉末やC粉末、一般的に用いられる詰め粉等に埋
めて行うことも可能である。脱脂の非酸化性雰囲気とし
ては、アルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガス雰囲気が
好ましい。
【0015】乾燥、脱脂した硬化体の焼成温度は、通
常、1450〜2200℃であり、1600〜2000
℃が望ましく、より望ましくは1750〜1950℃で
ある。又、上記硬化体を焼成する非酸化性雰囲気として
は、アルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガス雰囲気、
0.01〜0.1Torrの減圧雰囲気が挙げられる。
【0016】金属Siの含浸は、不活性ガス雰囲気や減
圧雰囲気等の非酸化性雰囲気において1400〜170
0℃の温度で金属Siを溶融させて行う。
【0017】SiC質セラミックス(焼結体)の純化処
理は、不活性ガスをキャリアガスとしたハロゲンガス又
はハロゲン化水素ガスの雰囲気において1600〜20
00℃の温度で加熱して行うことができる。
【0018】CVD−SiC膜の厚みは、40〜120
μmが望ましく、より望ましくは60〜100μmであ
る。CVDによるSiC膜の形成は、例えば、クロロシ
ラン系ガス(SiHn Cl 4-n )、炭化水素ガス及び水
素ガスの混合ガスを用いて1000℃以上の温度で熱処
理することによって行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的な実施例及び比較例を参照して説明する。 実施例1〜3、比較例1〜4 先ず、撹拌混合用ポットに、SiC粉末100重量部
と、これに対しC粉末であるカーボンブラックを表1に
示す割合で投入し、かつ、相溶性液体である水100重
量部に対しC源となる化合物であるフラン系樹脂と架橋
重合性樹脂であるイミン系樹脂(ポリエチレンイミン)
がそれぞれ表1に示す割合で混合されている、予め調製
した混合液を表1に示す割合で投入し、約20時間かけ
て撹拌混合してスラリーを得た。次に、スラリーに硬化
剤である水溶性エポキシ樹脂をイミン系樹脂との反応相
当量添加し、約5分かけて撹拌しながら脱泡処理した
後、ゴム製の型(直径100mm、深さ10mmの皿
状)に注入したところ、硬化剤を加えてから実施例1,
2及び3では、それぞれ約25〜30分、約30〜35
分及び約35〜40分経過後に硬化し、又、比較例1〜
3では、約30〜35分、比較例4では、約100分経
過後に硬化した。次いで、硬化体を脱型し、1日かけて
風乾した後、35〜40℃の温度の乾燥器中で2日かけ
て乾燥した。このとき、クラックや割れの発生は、表1
に示すように、比較例1を除いて無かった。比較例1の
ものは、乾燥時にクラックが発生した。次に、乾燥後の
硬化体を窒素ガス雰囲気において800℃の温度で脱脂
したところ、比較例2のものは、脱脂体の十分な強度が
得られず、手で取り扱おうとしたところ、破損してしま
った。最後に、脱脂体を窒素ガス雰囲気において180
0℃の温度で焼成して焼結体、すなわち、SiC質セラ
ミックスを得た。得られたSiC質セラミックスは、表
1に示すように、実施例1〜3、比較例3のものは、ク
ラックや割れの発生は無かったが、比較例4のものは、
硬化時間が長く、焼結体の組織が不均一となり、密度む
らが生じたり、C源となる化合物が多量の水分を発揮す
ることによるクラック及び組織欠陥(気孔)が試料の半
数以上に確認された。又、強度は、実施例1,2及び3
のものは、それぞれ25MPa、20MPa及び15M
Paとなったが、比較例3のものは、手で取り扱おうと
したところ、破損してしまった。
【0020】
【表1】
【0021】したがって、実施例1〜3によるSiC質
セラミックスの製造方法によれば、クラックや割れが発
生せず、ハンドリングや加工に耐え得る強度のものとし
得ることが分かる。
【0022】実施例4,5、比較例5〜8 先ず、撹拌混合用ポットに、SiC粉末100重量部
と、これに対しC粉末であるカーボンブラックを表2に
示す割合で投入し、かつ、相溶性液体である水100重
量部に対しC源となる化合物であるフラン系樹脂と架橋
重合性樹脂であるイミン系樹脂(ポリエチレンイミン)
がそれぞれ表2に示す割合で混合されている、予め調製
した混合液を表2に示す割合で投入し、約15時間かけ
て撹拌混合してスラリーを得た。次に、スラリーに硬化
剤である水溶性エポキシ樹脂をイミン系樹脂との反応相
当量を添加し、約5分かけて撹拌しながら脱泡処理した
後、ゴム製の型(直径100mm、深さ10mmの皿
状)に注入したところ、硬化剤を加えてから実施例4及
び5では、それぞれ約30分前後及び約40分経過後に
硬化し、又、比較例5,6,7及び8では、それぞれ約
40分、約30分、約20分及び約100分経過後に硬
化した。次いで、硬化体を脱型し、1日かけて風乾した
後、窒素ガス雰囲気において1800℃の温度で焼成
(ただし、実施例4では、焼成前に、約40℃の温度の
乾燥器中で48時間かけて相溶性液体の揮発処理を施し
た。)して焼結体を得た。得られた焼結体に対する複雑
形状加工は、表2に示すように、実施例4,5、比較例
5,8では、可能であったが、比較例6では、手で取り
扱おうとしたところ、破損してしまい、比較例7では、
強度が低く、脆くてできなかった。最後に、焼結体に、
1800℃の温度に加熱してHClガスを窒素ガスをキ
ャリアガスとして供給して純化処理を施した後、アルゴ
ンガス雰囲気において1600℃の温度に加熱して溶融
金属Siを含浸して(比較例6では、破損したため、そ
れを除く。)SiC質セラミックスを得、さらに実施例
4,5では、SiC質セラミックスの表面にSiH2
2 とプロパンガスと水素ガスを用いて1300℃の温
度で熱処理して、厚み80μmのCVD−SiC膜をコ
ーティングした。金属Si含浸後のSiC質セラミック
スの強度及び反り(直径に対する百分率)は、表2に示
すようになり、又、実施例4,5では、クラックや割れ
がなく、強度が高く、反りも少なかったが、比較例5で
は、未含浸部分を生じて強度が低下し、比較例7では、
金属Si含浸前の焼結体の組織が不均一であったため、
1%以上の大きな反りが発生し、比較例8では、硬化時
間が長く、金属Si含浸前の焼結体の組織が不均一であ
ったため、2%以上の大きな反りが発生し、かつ、C源
となる化合物が多量の水分を揮発することによる組織欠
陥によって、未含浸部分を生じ強度が低下した。
【0023】
【表2】
【0024】したがって、実施例4,5によるSiC質
セラミックスの製造方法によれば、クラックや割れが発
生せず、ハンドリングや加工に耐え得る強度の焼結体と
することができると共に、金属Si含浸後の反りが極め
て少なく、高強度とし得、かつ、純化処理を施すことに
よって、高純度とし得、更に、CVD−SiC膜をコー
ティングすることによって、一層高純度のものとし得る
ことが分かる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のS
iC質セラミックスの製造方法によれば、クラックや割
れが発生せず、ハンドリングや加工に耐え得る強度のも
のを得ることができる。第2のSiC質セラミックスの
製造方法によれば、第1の方法によって得られる作用効
果の他、反りが少なく、高強度のものを得ることができ
る。第3のSiC質セラミックスの製造方法によれば、
第1の方法によって得られる作用効果の他、反りが少な
く、高強度で、かつ、高純度のものを得ることができ
る。又、第4のSiC質セラミックスの製造方法によれ
ば、第2又は第3の方法によって得られる作用効果の
他、一層高純度のものを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井村 浩一 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 上本 英雄 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 Fターム(参考) 4G001 BA22 BA60 BA62 BA75 BA78 BB22 BB60 BB62 BC11 BC17 BC22 BC33 BC46 BC47 BC57 BC72 BD13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiC粉末100重量部及びC粉末0.
    5〜5重量部からなる原料粉末に、C源となる化合物3
    〜50重量部、架橋重合性樹脂10〜30重量部、及び
    C源となる化合物及び架橋重合性樹脂と相溶性のある液
    体100重量部が混合されている混合液15〜40重量
    部を混合し、得られたスラリーに硬化剤を加えて所定の
    型に注入して硬化させ、この硬化体を乾燥後、非酸化性
    雰囲気において焼成することを特徴とするSiC質セラ
    ミックスの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のSiC質セラミックスに
    金属Siを含浸することを特徴とするSiC質セラミッ
    クスの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のSiC質セラミックスに
    純化処理を施した後、金属Siを含浸することを特徴と
    するSiC質セラミックスの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のSiC質セラミッ
    クスの表面にCVD−SiC膜をコーティングすること
    を特徴とするSiC質セラミックスの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記C源となる化合物が、フラン系樹
    脂、フェノール系樹脂及び芳香族アルコールの1種以上
    であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    SiC質セラミックスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記架橋重合性樹脂が、イミン系樹脂で
    あることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載
    のSiC質セラミックスの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記イミン系樹脂の数平均分子量が、3
    000〜11000であることを特徴とする請求項6記
    載のSiC質セラミックスの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記硬化剤が、水溶性エポキシ樹脂であ
    ることを特徴とする請求項6又は7記載のSiC質セラ
    ミックスの製造方法。
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