JP2000282951A - 内燃機関用ピストン - Google Patents
内燃機関用ピストンInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J1/00—Pistons; Trunk pistons; Plungers
- F16J1/02—Bearing surfaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/02—Pistons having means for accommodating or controlling heat expansion
- F02F3/022—Pistons having means for accommodating or controlling heat expansion the pistons having an oval circumference or non-cylindrical shaped skirts, e.g. oval
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J1/00—Pistons; Trunk pistons; Plungers
- F16J1/04—Resilient guiding parts, e.g. skirts, particularly for trunk pistons
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 膨張行程および圧縮行程におけるピストン挙
動の差異を考慮して、両行程におけるピストンスラップ
音の低減を効果的に両立させる。 【解決手段】 ピストンピン軸線L2 をシリンダ軸線L
1 に対して偏倚させるとともに、スカート部19を中膨
らみのバレル型に形成したピストンPは、そのスカート
下部20の半径減少量がスラスト側で大きく、反スラス
ト側で小さくなるように設定される。膨張行程ではスカ
ート部12をスラスト側のシリンダボアに当接させなが
らピストンを積極的に揺動させてピストンスラップ音を
低減し、圧縮行程ではスカート部12の下端が反スラス
ト側のシリンダボアに当接する際のピストンの揺動角を
小さく抑え、それに続くピストンの逆方向の揺動によっ
て発生するピストンスラップ音を低減する。
動の差異を考慮して、両行程におけるピストンスラップ
音の低減を効果的に両立させる。 【解決手段】 ピストンピン軸線L2 をシリンダ軸線L
1 に対して偏倚させるとともに、スカート部19を中膨
らみのバレル型に形成したピストンPは、そのスカート
下部20の半径減少量がスラスト側で大きく、反スラス
ト側で小さくなるように設定される。膨張行程ではスカ
ート部12をスラスト側のシリンダボアに当接させなが
らピストンを積極的に揺動させてピストンスラップ音を
低減し、圧縮行程ではスカート部12の下端が反スラス
ト側のシリンダボアに当接する際のピストンの揺動角を
小さく抑え、それに続くピストンの逆方向の揺動によっ
て発生するピストンスラップ音を低減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スカート部を有す
る内燃機関用ピストンに関し、特にそのピストンスラッ
プ音を低減するためのピストン形状に関する。
る内燃機関用ピストンに関し、特にそのピストンスラッ
プ音を低減するためのピストン形状に関する。
【0002】
【従来の技術】ピストンピン軸線をシリンダ軸線に対し
て偏倚させるとともに、スカート部を中膨らみのバレル
型に形成した内燃機関用ピストンにおいて、シリンダボ
アとの間にカジリや当たりが発生し易いピストンピンの
反偏倚側のスカート部の上部を部分的に切除して焼き付
きの発生を防止する技術が、実公昭53−30564号
公報により公知である。
て偏倚させるとともに、スカート部を中膨らみのバレル
型に形成した内燃機関用ピストンにおいて、シリンダボ
アとの間にカジリや当たりが発生し易いピストンピンの
反偏倚側のスカート部の上部を部分的に切除して焼き付
きの発生を防止する技術が、実公昭53−30564号
公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バレル型の
スカート部はピストンがシリンダボアに衝突して発生す
るピストンスラップ音を低減するためのものであるが、
上記従来のものはピストンの潤滑の観点からスカート部
の上部のバレル形状に改良を加えたものであり、ピスト
ンスラップ音の低減には寄与していない。
スカート部はピストンがシリンダボアに衝突して発生す
るピストンスラップ音を低減するためのものであるが、
上記従来のものはピストンの潤滑の観点からスカート部
の上部のバレル形状に改良を加えたものであり、ピスト
ンスラップ音の低減には寄与していない。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、膨張行程および圧縮行程におけるピストン挙動およ
びスラスト力の差異を考慮して、両行程におけるピスト
ンスラップ音の低減を効果的に両立させることを目的と
する。
で、膨張行程および圧縮行程におけるピストン挙動およ
びスラスト力の差異を考慮して、両行程におけるピスト
ンスラップ音の低減を効果的に両立させることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、最大径部の上
方のスカート上部および最大径部の下方のスカート下部
の半径を前記最大径部の半径よりも減少させたバレル型
のスカート部を有する内燃機関用ピストンにおいて、ス
カート下部の反スラスト側における半径減少量を、スカ
ート下部のスラスト側における半径減少量よりも小さく
設定したことを特徴とする内燃機関用ピストンが提案さ
れる。
に、請求項1に記載された発明によれば、最大径部の上
方のスカート上部および最大径部の下方のスカート下部
の半径を前記最大径部の半径よりも減少させたバレル型
のスカート部を有する内燃機関用ピストンにおいて、ス
カート下部の反スラスト側における半径減少量を、スカ
ート下部のスラスト側における半径減少量よりも小さく
設定したことを特徴とする内燃機関用ピストンが提案さ
れる。
【0006】上記構成によれば、膨張行程においてピス
トンのスラスト側が、そのスカート下部、最大外径部お
よびスカート上部の順でシリンダボアに当接しながら揺
動する際には、スカート下部のスラスト側における半径
減少量を充分に確保したことにより、ピストンの前記揺
動を許容してスカート部がシリンダボアに衝突するのを
緩和し、ピストンスラップ音を低減することができる。
トンのスラスト側が、そのスカート下部、最大外径部お
よびスカート上部の順でシリンダボアに当接しながら揺
動する際には、スカート下部のスラスト側における半径
減少量を充分に確保したことにより、ピストンの前記揺
動を許容してスカート部がシリンダボアに衝突するのを
緩和し、ピストンスラップ音を低減することができる。
【0007】また圧縮行程では先ず反スラスト側のスカ
ート下部がシリンダボアに当接し、続くピストンの揺動
によって反スラスト側のスカート上部がシリンダボアに
衝突してピストンスラップ音が発生するが、スカート下
部の反スラスト側における半径減少量を小さく設定した
ことにより、反スラスト側のスカート下部がシリンダボ
アに当接する際のピストンの傾斜角を小さく抑え、それ
に続くピストンの逆方向の揺動によって反スラスト側の
スカート上部がシリンダボアに衝突する際の衝撃を小さ
くし、ピストンスラップ音を低減することができる。
ート下部がシリンダボアに当接し、続くピストンの揺動
によって反スラスト側のスカート上部がシリンダボアに
衝突してピストンスラップ音が発生するが、スカート下
部の反スラスト側における半径減少量を小さく設定した
ことにより、反スラスト側のスカート下部がシリンダボ
アに当接する際のピストンの傾斜角を小さく抑え、それ
に続くピストンの逆方向の揺動によって反スラスト側の
スカート上部がシリンダボアに衝突する際の衝撃を小さ
くし、ピストンスラップ音を低減することができる。
【0008】このように、スカート下部の半径減少量を
スラスト側と反スラスト側とで非対称にすることによ
り、膨張行程および圧縮行程におけるピストンスラップ
音の低減を効果的に両立させることができる。
スラスト側と反スラスト側とで非対称にすることによ
り、膨張行程および圧縮行程におけるピストンスラップ
音の低減を効果的に両立させることができる。
【0009】また請求項2に記載された発明によれば、
スカート部を有する内燃機関用ピストンにおいて、スカ
ート部の横断面における反スラスト側の曲率を、スカー
ト部の横断面におけるスラスト側の曲率よりも小さく設
定し、かつスカート部の横断面における反スラスト側の
少なくとも一部を円弧で構成したことを特徴とする内燃
機関用ピストンが提案される。
スカート部を有する内燃機関用ピストンにおいて、スカ
ート部の横断面における反スラスト側の曲率を、スカー
ト部の横断面におけるスラスト側の曲率よりも小さく設
定し、かつスカート部の横断面における反スラスト側の
少なくとも一部を円弧で構成したことを特徴とする内燃
機関用ピストンが提案される。
【0010】上記構成によれば、スカート部の横断面に
おける反スラスト側の曲率をスラスト側の曲率よりも小
さく設定し、かつ前記横断面における反スラスト側の少
なくとも一部を円弧で構成したので、圧縮工程において
ピストンおよびシリンダボアの接触面圧を減少させてピ
ストンスラップ音を低減するとともに耐焼き付き性能を
高めることができる。
おける反スラスト側の曲率をスラスト側の曲率よりも小
さく設定し、かつ前記横断面における反スラスト側の少
なくとも一部を円弧で構成したので、圧縮工程において
ピストンおよびシリンダボアの接触面圧を減少させてピ
ストンスラップ音を低減するとともに耐焼き付き性能を
高めることができる。
【0011】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項2の構成に加えて、前記円弧は、ピストン中心軸
を通ってスラスト側および反スラスト側に延びる軸線の
両側に、各々10°以上の中心角を有して形成されるこ
とを特徴とする内燃機関用ピストンが提案される。
請求項2の構成に加えて、前記円弧は、ピストン中心軸
を通ってスラスト側および反スラスト側に延びる軸線の
両側に、各々10°以上の中心角を有して形成されるこ
とを特徴とする内燃機関用ピストンが提案される。
【0012】上記構成によれば、円弧が軸線の両側に各
々10°以上の中心角を有して形成されるので、圧縮工
程においてピストンおよびシリンダボアの接触面圧を充
分に減少させることができる。
々10°以上の中心角を有して形成されるので、圧縮工
程においてピストンおよびシリンダボアの接触面圧を充
分に減少させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0014】図1〜図13は本発明の実施例を示すもの
で、図1は内燃機関用ピストンの側面図、図2は前記ピ
ストンの横断面図、図3は「スラスト側」および「反ス
ラスト側」の定義を説明する図、図4は膨張工程におけ
る作用説明図、図5は圧縮工程における作用説明図、図
6は圧縮工程および膨張工程におけるスカート下部の半
径減少量とシリンダ振動との関係を示すグラフ、図7は
スカート部横断面の楕円量とシリンダ振動との関係、並
びにスカート部横断面の円弧部の中心角とシリンダ振動
との関係を示すグラフ、図8は実施例および従来例のス
カート部の形状を比較する図、図9は実施例および従来
例の効果を比較するグラフ、図10は非対称バレル型ピ
ストンにおける実施例および従来例のスカート部横断面
形状を比較する図、図11は非対称バレル型ピストンに
おける実施例および従来例の効果を比較するグラフ、図
12および図13は非バレル型ピストンにおける実施例
および従来例の効果を比較するグラフである。
で、図1は内燃機関用ピストンの側面図、図2は前記ピ
ストンの横断面図、図3は「スラスト側」および「反ス
ラスト側」の定義を説明する図、図4は膨張工程におけ
る作用説明図、図5は圧縮工程における作用説明図、図
6は圧縮工程および膨張工程におけるスカート下部の半
径減少量とシリンダ振動との関係を示すグラフ、図7は
スカート部横断面の楕円量とシリンダ振動との関係、並
びにスカート部横断面の円弧部の中心角とシリンダ振動
との関係を示すグラフ、図8は実施例および従来例のス
カート部の形状を比較する図、図9は実施例および従来
例の効果を比較するグラフ、図10は非対称バレル型ピ
ストンにおける実施例および従来例のスカート部横断面
形状を比較する図、図11は非対称バレル型ピストンに
おける実施例および従来例の効果を比較するグラフ、図
12および図13は非バレル型ピストンにおける実施例
および従来例の効果を比較するグラフである。
【0015】図1に示す4サイクル内燃機関のピストン
Pは、燃焼室に臨むピストン頂部11と、クランク室に
臨むスカート部12とを備える。ピストン頂部11には
2本の圧縮リング装着溝13,14および1本のオイル
リング装着溝15が形成され、またスカート部12には
コネクティングロッド16の小端部がピストンピン17
を介して首振り可能に連結される。
Pは、燃焼室に臨むピストン頂部11と、クランク室に
臨むスカート部12とを備える。ピストン頂部11には
2本の圧縮リング装着溝13,14および1本のオイル
リング装着溝15が形成され、またスカート部12には
コネクティングロッド16の小端部がピストンピン17
を介して首振り可能に連結される。
【0016】ピストンPのスカート部12の横断面形状
は、シリンダ軸線L1 に沿う方向に連続的に変化してい
る。即ち、スカート部12の上下方向(シリンダ軸線L
1 方向)中間に最大径部18を持ち、この最大径部18
によって上方のスカート上部19と下方のスカート下部
20とが区画されている。最大径部18はスカート部1
2のうちで最大の外径を有する部分であり、図1に誇張
して示すように、スカート上部19は最大径部18から
上方に離れるに伴ってシリンダ軸線L1 を中心とする半
径が減少しており、かつスカート下部は最大径部18か
ら下方に離れるに伴ってシリンダ軸線L1 を中心とする
半径が減少している。スカート上部19における半径減
少量は、ピストンPのスラスト側と反スラスト側とで同
じであるが、スカート下部20における半径減少量は、
ピストンPのスラスト側で大きく、反スラスト側で小さ
くなるように設定される。而して、ピストンPのスカー
ト部12の全体的な形状は、上下方向中間部(最大径
部)が最も太く、上下方向両端部(スカート上部19お
よびスカート下部20)が僅かに細くなったバレル型と
される。
は、シリンダ軸線L1 に沿う方向に連続的に変化してい
る。即ち、スカート部12の上下方向(シリンダ軸線L
1 方向)中間に最大径部18を持ち、この最大径部18
によって上方のスカート上部19と下方のスカート下部
20とが区画されている。最大径部18はスカート部1
2のうちで最大の外径を有する部分であり、図1に誇張
して示すように、スカート上部19は最大径部18から
上方に離れるに伴ってシリンダ軸線L1 を中心とする半
径が減少しており、かつスカート下部は最大径部18か
ら下方に離れるに伴ってシリンダ軸線L1 を中心とする
半径が減少している。スカート上部19における半径減
少量は、ピストンPのスラスト側と反スラスト側とで同
じであるが、スカート下部20における半径減少量は、
ピストンPのスラスト側で大きく、反スラスト側で小さ
くなるように設定される。而して、ピストンPのスカー
ト部12の全体的な形状は、上下方向中間部(最大径
部)が最も太く、上下方向両端部(スカート上部19お
よびスカート下部20)が僅かに細くなったバレル型と
される。
【0017】ここで、「スラスト側」および「反スラス
ト側」の定義について説明する。図3は4サイクル内燃
機関の膨張行程を示すもので、ピストンPには混合気の
爆発に伴うシリンダ内圧力による下向きの荷重Fgと、
往復質量による上向きの慣性力Fmとが作用する。従っ
て、ピストンPにはシリンダ軸線L1 方向の力F(=F
g+Fm)が作用し、この力Fはコネクティングロッド
16の方向の分力Frと、シリンダ軸線L1 に直交する
方向の分力Fsとに分解される。
ト側」の定義について説明する。図3は4サイクル内燃
機関の膨張行程を示すもので、ピストンPには混合気の
爆発に伴うシリンダ内圧力による下向きの荷重Fgと、
往復質量による上向きの慣性力Fmとが作用する。従っ
て、ピストンPにはシリンダ軸線L1 方向の力F(=F
g+Fm)が作用し、この力Fはコネクティングロッド
16の方向の分力Frと、シリンダ軸線L1 に直交する
方向の分力Fsとに分解される。
【0018】前記分力Fsは、ピストンPの側面をシリ
ンダボア22に押し付ける力であって、ピストンPのス
ラスト力と呼ばれる。スラスト力Fsの大きさは爆発荷
重を受ける膨張行程において最大になり、このとき前記
スラスト力Fsが生じる方向(図3の右側)を「スラス
ト側」と呼び、その反対の方向(図3の左側)を「反ス
ラスト側」と呼ぶ。
ンダボア22に押し付ける力であって、ピストンPのス
ラスト力と呼ばれる。スラスト力Fsの大きさは爆発荷
重を受ける膨張行程において最大になり、このとき前記
スラスト力Fsが生じる方向(図3の右側)を「スラス
ト側」と呼び、その反対の方向(図3の左側)を「反ス
ラスト側」と呼ぶ。
【0019】図1に示すように、ピストンピン軸線L2
は、シリンダ軸線L1 に対してスラスト側(図中右側)
に距離αだけ偏倚している。前記距離αは、例えば0.
5mm程度の微小量である。
は、シリンダ軸線L1 に対してスラスト側(図中右側)
に距離αだけ偏倚している。前記距離αは、例えば0.
5mm程度の微小量である。
【0020】ところで、ピストンPのスカート部12の
横断面形状を、ピストンピン軸線L 2 方向に短軸を沿わ
せ、ピストンピン軸線L2 に直交する軸線L3 方向に長
軸を沿わせた楕円形状とすることにより、ピストンPの
熱膨張時にスカート部12の横断面形状を真円に近づけ
て摩擦抵抗を低減する技術は周知である。それに対して
本実施例では、スカート部12の横断面形状を、スラス
ト側と反スラスト側とで非対称に設定している。
横断面形状を、ピストンピン軸線L 2 方向に短軸を沿わ
せ、ピストンピン軸線L2 に直交する軸線L3 方向に長
軸を沿わせた楕円形状とすることにより、ピストンPの
熱膨張時にスカート部12の横断面形状を真円に近づけ
て摩擦抵抗を低減する技術は周知である。それに対して
本実施例では、スカート部12の横断面形状を、スラス
ト側と反スラスト側とで非対称に設定している。
【0021】図2における実線は、ピストンPのスカー
ト部12を最大径部18で切断した図1のa−a断面形
状を示すものである。同図から明らかなように、最大径
部18におけるスカート部12のa−a断面形状は、全
体としてピストンピン軸線L 2 方向に径が小さく、ピス
トンピン軸線L2 に直交する軸線L3 方向に径が大きい
非円形形状であって、しかもスラスト側と反スラスト側
とで非対称に形成されている。更に具体的に説明する
と、スラスト側ではスカート部12のa−a断面形状は
ピストンピン軸線L2 方向に短軸を一致させた楕円形状
であるのに対し、反スラスト側では、ピストンピン軸線
L2 に直交する軸線L3 の両側の所定範囲がシリンダ軸
線L1 を中心とする円弧部とされ、この円弧部の両端が
スラスト側の楕円形状の両端に滑らかな曲線で接続され
ている。
ト部12を最大径部18で切断した図1のa−a断面形
状を示すものである。同図から明らかなように、最大径
部18におけるスカート部12のa−a断面形状は、全
体としてピストンピン軸線L 2 方向に径が小さく、ピス
トンピン軸線L2 に直交する軸線L3 方向に径が大きい
非円形形状であって、しかもスラスト側と反スラスト側
とで非対称に形成されている。更に具体的に説明する
と、スラスト側ではスカート部12のa−a断面形状は
ピストンピン軸線L2 方向に短軸を一致させた楕円形状
であるのに対し、反スラスト側では、ピストンピン軸線
L2 に直交する軸線L3 の両側の所定範囲がシリンダ軸
線L1 を中心とする円弧部とされ、この円弧部の両端が
スラスト側の楕円形状の両端に滑らかな曲線で接続され
ている。
【0022】尚、図2における一点鎖線は、ピストンP
のスカート上部19のb−b断面形状を示すものであ
る。同図から明らかなように、ピストンPが全体として
バレル型に形成されていることから、前記b−b断面形
状は最大径部18のa−a断面形状に比べて全体的に小
さくなっている。また図2における破線は、ピストンP
のスカート下部20のc−c矢視形状を示すものであ
る。ピストンPが全体としてバレル型に形成されている
ことから、前記c−c矢視形状は最大径部18のa−a
断面形状に比べて全体的に小さくなっているが、前述し
たように、その半径減少量はスラスト側で大きく、反ス
ラスト側で小さくなるように設定される。図2に示した
ピストンPの断面形状および矢視形状は誇張して表現さ
れており、実際の半径減少量の大きさは数十μm程度で
ある。
のスカート上部19のb−b断面形状を示すものであ
る。同図から明らかなように、ピストンPが全体として
バレル型に形成されていることから、前記b−b断面形
状は最大径部18のa−a断面形状に比べて全体的に小
さくなっている。また図2における破線は、ピストンP
のスカート下部20のc−c矢視形状を示すものであ
る。ピストンPが全体としてバレル型に形成されている
ことから、前記c−c矢視形状は最大径部18のa−a
断面形状に比べて全体的に小さくなっているが、前述し
たように、その半径減少量はスラスト側で大きく、反ス
ラスト側で小さくなるように設定される。図2に示した
ピストンPの断面形状および矢視形状は誇張して表現さ
れており、実際の半径減少量の大きさは数十μm程度で
ある。
【0023】図8に示すように、本実施例のピストンP
のスカート部12の高さは35mmであり、半径減少量
はスカート下部20のスラスト側で60μm、スカート
下部20の反スラスト側で0μm、スカート上部19の
スラスト側および反スラスト側で共に90μmである。
のスカート部12の高さは35mmであり、半径減少量
はスカート下部20のスラスト側で60μm、スカート
下部20の反スラスト側で0μm、スカート上部19の
スラスト側および反スラスト側で共に90μmである。
【0024】次に、図4に基づいて膨張行程での作用を
説明する。
説明する。
【0025】図4(a)はピストンPが上死点近傍にあ
って燃焼室内で混合気が爆発した直後の状態を示すもの
である。燃焼ガスの圧力がピストンPの頂面を下方に押
圧したとき、ピストンピン軸線L2 がシリンダ軸線L1
に対してスラスト側に偏倚しているため、燃焼ガスの圧
力によってピストンピン軸線L2 回りにモーメントM 1
が作用し、ピストンPは反時計方向に揺動してスカート
部12のスラスト側の下端がシリンダボア22にA点で
当接する。
って燃焼室内で混合気が爆発した直後の状態を示すもの
である。燃焼ガスの圧力がピストンPの頂面を下方に押
圧したとき、ピストンピン軸線L2 がシリンダ軸線L1
に対してスラスト側に偏倚しているため、燃焼ガスの圧
力によってピストンピン軸線L2 回りにモーメントM 1
が作用し、ピストンPは反時計方向に揺動してスカート
部12のスラスト側の下端がシリンダボア22にA点で
当接する。
【0026】膨張行程ではコネクティングロッド16の
上端がシリンダ軸線L1 に対してスラスト側に傾斜する
ため、ピストンPをシリンダボア22の右壁面に押し付
けるスラスト力Fsが発生する。このとき、ピストンP
はスカート部12のスラスト側の下端がシリンダボア2
2に当接しているため、前記スラスト力Fsによって前
記A点回りに時計方向のモーメントが発生し、この時計
方向のモーメントによって、ピストンPはスカート部1
2の下端から上端までの間を順次シリンダボア22に接
触させながら時計方向に揺動する(図4(b),(c)
参照)。
上端がシリンダ軸線L1 に対してスラスト側に傾斜する
ため、ピストンPをシリンダボア22の右壁面に押し付
けるスラスト力Fsが発生する。このとき、ピストンP
はスカート部12のスラスト側の下端がシリンダボア2
2に当接しているため、前記スラスト力Fsによって前
記A点回りに時計方向のモーメントが発生し、この時計
方向のモーメントによって、ピストンPはスカート部1
2の下端から上端までの間を順次シリンダボア22に接
触させながら時計方向に揺動する(図4(b),(c)
参照)。
【0027】以上のように、膨張行程においてピストン
Pが時計方向に揺動しながら下降する際に、シリンダボ
ア22に当接するスラスト側においてピストンPのスカ
ート下部20の半径減少量が大きく確保されていること
から(図1参照)、ピストンPの前記時計方向の揺動角
度を充分に確保してピストンスラップ音を低減すること
ができる。仮に、ピストンPの前記時計方向の揺動が規
制されている場合を考えると、ピストンPは揺動するこ
となくスラスト力Fsによってスラスト側のシリンダボ
ア22に強く衝突するため、その際に大きなピストンス
ラップ音が発生することになる。
Pが時計方向に揺動しながら下降する際に、シリンダボ
ア22に当接するスラスト側においてピストンPのスカ
ート下部20の半径減少量が大きく確保されていること
から(図1参照)、ピストンPの前記時計方向の揺動角
度を充分に確保してピストンスラップ音を低減すること
ができる。仮に、ピストンPの前記時計方向の揺動が規
制されている場合を考えると、ピストンPは揺動するこ
となくスラスト力Fsによってスラスト側のシリンダボ
ア22に強く衝突するため、その際に大きなピストンス
ラップ音が発生することになる。
【0028】上述した膨張行程では、スカート下部20
のスラスト側の半径減少量を増加させることにより、ピ
ストンスラップ音(即ち、シリンダ振動)を低減するこ
とができる(図6(b)参照)。それに対して圧縮行程
では、スカート下部20の反スラスト側の半径減少量を
増加させると、それに伴ってピストンスラップ音(即
ち、シリンダ振動)が増加して逆効果となってしまう
(図6(a)参照)。これは、膨張行程と圧縮行程とで
ピストンPの挙動が異なるためである。
のスラスト側の半径減少量を増加させることにより、ピ
ストンスラップ音(即ち、シリンダ振動)を低減するこ
とができる(図6(b)参照)。それに対して圧縮行程
では、スカート下部20の反スラスト側の半径減少量を
増加させると、それに伴ってピストンスラップ音(即
ち、シリンダ振動)が増加して逆効果となってしまう
(図6(a)参照)。これは、膨張行程と圧縮行程とで
ピストンPの挙動が異なるためである。
【0029】次に、図5に基づいて圧縮行程での作用を
説明する。
説明する。
【0030】図3で既に説明したように、ピストンPに
はシリンダ内圧力による荷重および往復質量による慣性
力が作用する。スロットル全開時のようにシリンダ内圧
力が大きい場合には、反スラスト方向のスラスト力が大
きく、これによりピストンPは反スラスト側のシリンダ
ボア22に沿って上昇する。しかしながら、シリンダ内
圧力が小さい軽負荷時や空転時には、図5(a)に示す
ように、圧縮行程初期(下死点から40°付近)に生じ
ているシリンダ内負圧(上向きの力)と、スラスト側に
オフセットされたピストンピン17により生じる時計方
向のモーメントM2 とによって、スカート部12下部の
B点で反スラスト側のシリンダボア22に当接する。
はシリンダ内圧力による荷重および往復質量による慣性
力が作用する。スロットル全開時のようにシリンダ内圧
力が大きい場合には、反スラスト方向のスラスト力が大
きく、これによりピストンPは反スラスト側のシリンダ
ボア22に沿って上昇する。しかしながら、シリンダ内
圧力が小さい軽負荷時や空転時には、図5(a)に示す
ように、圧縮行程初期(下死点から40°付近)に生じ
ているシリンダ内負圧(上向きの力)と、スラスト側に
オフセットされたピストンピン17により生じる時計方
向のモーメントM2 とによって、スカート部12下部の
B点で反スラスト側のシリンダボア22に当接する。
【0031】続いて、慣性力の向きが変わる下死点およ
び上死点の中間付近から徐々に、スラスト方向に生じる
スラスト力によりピストンPが反スラスト側のシリンダ
ボア22から離れ(図5(b)参照)、その後シリンダ
内圧力の増大とスラスト側にオフセットされたピストン
ピン17により生じる反時計方向のモーメントM3 とに
よって、スカート部12上部のC点から反スラスト側の
シリンダボア22に衝突し、ピストンスラップ音が発生
する(図5(c)参照)。
び上死点の中間付近から徐々に、スラスト方向に生じる
スラスト力によりピストンPが反スラスト側のシリンダ
ボア22から離れ(図5(b)参照)、その後シリンダ
内圧力の増大とスラスト側にオフセットされたピストン
ピン17により生じる反時計方向のモーメントM3 とに
よって、スカート部12上部のC点から反スラスト側の
シリンダボア22に衝突し、ピストンスラップ音が発生
する(図5(c)参照)。
【0032】前記ピストンスラップ音を低減するには、
図5(a)の状態におけるピストンPの時計方向の揺動
角θを小さく抑えることが有効である。なぜならば、ピ
ストンPの時計方向の揺動角θが小さければ、そこから
スカート部12の反スラスト側の上端部がシリンダボア
22に衝突するまでのピストンPの反時計方向の揺動角
θ′(図5(c)参照)が小さくなり、衝突速度の増加
を回避できるからである。
図5(a)の状態におけるピストンPの時計方向の揺動
角θを小さく抑えることが有効である。なぜならば、ピ
ストンPの時計方向の揺動角θが小さければ、そこから
スカート部12の反スラスト側の上端部がシリンダボア
22に衝突するまでのピストンPの反時計方向の揺動角
θ′(図5(c)参照)が小さくなり、衝突速度の増加
を回避できるからである。
【0033】この点に鑑み、本実施例ではピストンPの
スカート下部20における反スラスト側の半径減少量を
小さく設定しているので(図1参照)、図5(a)の状
態でスカート部12の反スラスト側の下端部がシリンダ
ボア22に当接する際に、ピストンPの時計方向の揺動
角θを小さく抑えることができ、その結果ピストンスラ
ップ音を低減することができる。
スカート下部20における反スラスト側の半径減少量を
小さく設定しているので(図1参照)、図5(a)の状
態でスカート部12の反スラスト側の下端部がシリンダ
ボア22に当接する際に、ピストンPの時計方向の揺動
角θを小さく抑えることができ、その結果ピストンスラ
ップ音を低減することができる。
【0034】以上説明したように、膨張行程ではピスト
ンPのスカート部12のバレル形状によって該ピストン
Pを積極的に揺動させてピストンスラップ音を低減して
いるのに対し、圧縮行程では前記バレル形状によるピス
トンスラップ音の低減効果は期待できない。そこで、圧
縮行程ではスカート部12の横断面形状をスラスト側お
よび反スラスト側で非対称にしたことにより、ピストン
スラップ音の低減が図られる。即ち、スカート部12の
横断面の反スラスト側に円弧面を設けることにより、ス
カート部12の横断面の反スラスト側におけるシリンダ
ボア22に対する接触範囲をスラスト側における接触範
囲よりも大きくし、圧縮行程におけるピストンPおよび
シリンダボア22の接触面圧を減少させてピストンスラ
ップ音の低減を図ることができる。このとき、ピストン
Pおよびシリンダボア22の接触面圧の減少により、耐
焼き付き性能の向上も併せて達成することができる。
ンPのスカート部12のバレル形状によって該ピストン
Pを積極的に揺動させてピストンスラップ音を低減して
いるのに対し、圧縮行程では前記バレル形状によるピス
トンスラップ音の低減効果は期待できない。そこで、圧
縮行程ではスカート部12の横断面形状をスラスト側お
よび反スラスト側で非対称にしたことにより、ピストン
スラップ音の低減が図られる。即ち、スカート部12の
横断面の反スラスト側に円弧面を設けることにより、ス
カート部12の横断面の反スラスト側におけるシリンダ
ボア22に対する接触範囲をスラスト側における接触範
囲よりも大きくし、圧縮行程におけるピストンPおよび
シリンダボア22の接触面圧を減少させてピストンスラ
ップ音の低減を図ることができる。このとき、ピストン
Pおよびシリンダボア22の接触面圧の減少により、耐
焼き付き性能の向上も併せて達成することができる。
【0035】これを更に詳述する。ピストンスラップ音
を低減するには、ピストンPのスカート部12をシリン
ダボア22に広く接触させて接触面圧を減少させること
が有効である。しかしながら、スラスト側と反スラスト
側とでは、スカート部12の横断面の曲率の適正値が大
きく異なっている。これはシリンダ内圧力の影響を大き
く受けるスラスト側と、そうでない反スラスト側とでス
ラスト力が大きく異なるからである。
を低減するには、ピストンPのスカート部12をシリン
ダボア22に広く接触させて接触面圧を減少させること
が有効である。しかしながら、スラスト側と反スラスト
側とでは、スカート部12の横断面の曲率の適正値が大
きく異なっている。これはシリンダ内圧力の影響を大き
く受けるスラスト側と、そうでない反スラスト側とでス
ラスト力が大きく異なるからである。
【0036】図7(a)は、スラスト側におけるスカー
ト部12の横断面の楕円量とシリンダ振動との関係を示
すものである。楕円量は楕円の長軸Dおよび短軸dの偏
差D−dで定義され、楕円量が大きいと横断面の曲率が
大きくなり、楕円量が小さいと横断面の曲率が小さくな
る。同図から明らかなように、スカート部12の横断面
のスラスト側の楕円量を減少させて円弧に近づけると、
当初はシリンダ振動が次第に減少するが、更に楕円量を
減少させりと閾値Yを境にしてシリンダ振動が増加に転
じてしまう。これは、スカート部12の横断面を円弧に
近づけると、スカート面を支える剛性の高いサイドウォ
ール方向の面圧が局所的に高まり、その結果としてシリ
ンダ振動が増加するためである。
ト部12の横断面の楕円量とシリンダ振動との関係を示
すものである。楕円量は楕円の長軸Dおよび短軸dの偏
差D−dで定義され、楕円量が大きいと横断面の曲率が
大きくなり、楕円量が小さいと横断面の曲率が小さくな
る。同図から明らかなように、スカート部12の横断面
のスラスト側の楕円量を減少させて円弧に近づけると、
当初はシリンダ振動が次第に減少するが、更に楕円量を
減少させりと閾値Yを境にしてシリンダ振動が増加に転
じてしまう。これは、スカート部12の横断面を円弧に
近づけると、スカート面を支える剛性の高いサイドウォ
ール方向の面圧が局所的に高まり、その結果としてシリ
ンダ振動が増加するためである。
【0037】図7(b)は、反スラスト側におけるスカ
ート部12の横断面の楕円量とシリンダ振動との関係を
示すものである。同図から明らかなように、反スラスト
側の楕円量を減少させて円弧に近づけても、当初はシリ
ンダ振動が殆ど減少しないが、閾値Yを越えて更に楕円
量を減少させて円弧に近づけるとシリンダ振動が急激に
減少する。このことから、圧縮行程でピストンスラップ
音を低減するには、反スラスト側におけるスカート部1
2の横断面の楕円量を充分に減少させて円弧に近づける
のが有効であることが分かる。
ート部12の横断面の楕円量とシリンダ振動との関係を
示すものである。同図から明らかなように、反スラスト
側の楕円量を減少させて円弧に近づけても、当初はシリ
ンダ振動が殆ど減少しないが、閾値Yを越えて更に楕円
量を減少させて円弧に近づけるとシリンダ振動が急激に
減少する。このことから、圧縮行程でピストンスラップ
音を低減するには、反スラスト側におけるスカート部1
2の横断面の楕円量を充分に減少させて円弧に近づける
のが有効であることが分かる。
【0038】図7(c)は、反スラスト側におけるスカ
ート部12の横断面の円弧部の中心角とシリンダ振動と
の関係を示すものである。同図から明らかなように、反
スラスト側の円弧部の中心角を増加させると、シリンダ
振動は次第に減少する。そして円弧部の中心角が±10
°を越える領域で、シリンダ振動の減少率が増加して顕
著な効果が期待できる。このことから、請求項3の発明
では円弧部の中心角を±10°以上に設定している。
ート部12の横断面の円弧部の中心角とシリンダ振動と
の関係を示すものである。同図から明らかなように、反
スラスト側の円弧部の中心角を増加させると、シリンダ
振動は次第に減少する。そして円弧部の中心角が±10
°を越える領域で、シリンダ振動の減少率が増加して顕
著な効果が期待できる。このことから、請求項3の発明
では円弧部の中心角を±10°以上に設定している。
【0039】図8は、本実施例のピストンPのスカート
部12の形状と従来のピストンのスカート部の形状とを
比較するものである。ここで従来のピストンとして、非
バレル型(スカート下部の半径減少量を0に設定したも
の)と、対称バレル型(スカート下部の半径減少量をス
ラスト側および反スラスト側で何れも40μmとしたも
の)とを挙げている。
部12の形状と従来のピストンのスカート部の形状とを
比較するものである。ここで従来のピストンとして、非
バレル型(スカート下部の半径減少量を0に設定したも
の)と、対称バレル型(スカート下部の半径減少量をス
ラスト側および反スラスト側で何れも40μmとしたも
の)とを挙げている。
【0040】図9は、本実施例のピストンPのシリンダ
振動(ピストンスラップ音)と従来のピストンのシリン
ダ振動とを比較するものである。図9(a)から明らか
なように、膨張行程では、非バレル型、対称バレル型、
非対称例バレル型(本実施例)の順でシリンダ振動が低
減しており、本実施例でスカート下部20のスラスト側
の半径減少を60μmに増加させた効果が確認される。
また図9(b)から明らかなように、圧縮行程では、対
称バレル型のシリンダ振動が最も大きく、かつ非対称例
バレル型(本実施例)のシリンダ振動は非バレル型のそ
れと同等であり、反スラスト側の半径減少量を非バレル
型と同形状とした(0μmに減少させた)効果が確認さ
れる。
振動(ピストンスラップ音)と従来のピストンのシリン
ダ振動とを比較するものである。図9(a)から明らか
なように、膨張行程では、非バレル型、対称バレル型、
非対称例バレル型(本実施例)の順でシリンダ振動が低
減しており、本実施例でスカート下部20のスラスト側
の半径減少を60μmに増加させた効果が確認される。
また図9(b)から明らかなように、圧縮行程では、対
称バレル型のシリンダ振動が最も大きく、かつ非対称例
バレル型(本実施例)のシリンダ振動は非バレル型のそ
れと同等であり、反スラスト側の半径減少量を非バレル
型と同形状とした(0μmに減少させた)効果が確認さ
れる。
【0041】図10は、本実施例のピストンP(非対称
バレル型)のスカート部12の横断面形状(最大径部1
8の横断面形状)と、従来のピストンのスカート部12
の横断面形状とを比較するものである。ここで従来のピ
ストン(非対称バレル型)として2種類の楕円形状のも
のを挙げている。その一つは楕円量(D−d1 )が0.
3mmのものであり、もう一つは楕円量(D−d2 )が
0.1mmのものである。そして本実施例にものは、ス
ラスト側の楕円量が0.3mmの従来品と同形状である
が、反スラスト側で軸線L3 に対して±25°の範囲で
円弧部を有する非円形形状である。
バレル型)のスカート部12の横断面形状(最大径部1
8の横断面形状)と、従来のピストンのスカート部12
の横断面形状とを比較するものである。ここで従来のピ
ストン(非対称バレル型)として2種類の楕円形状のも
のを挙げている。その一つは楕円量(D−d1 )が0.
3mmのものであり、もう一つは楕円量(D−d2 )が
0.1mmのものである。そして本実施例にものは、ス
ラスト側の楕円量が0.3mmの従来品と同形状である
が、反スラスト側で軸線L3 に対して±25°の範囲で
円弧部を有する非円形形状である。
【0042】図11は、図10に示した本実施例のピス
トンPおよび従来のピストンのシリンダ振動(ピストン
スラップ音)を比較するものである。図11(b)から
明らかなように、圧縮行程では従来の楕円量0.3mm
のピストン、従来の楕円量0.1mmのピストン、本実
施例のピストンPの順でシリンダ振動が減少しており、
本実施例において±25°の範囲で円弧部を設定した効
果が確認される。また膨張行程では従来の楕円量0.1
mmのピストンのシリンダ振動が最も大きく、本実施例
のピストンPのシリンダ振動は従来の楕円量0.3mm
のピストンと同等に抑えられており、スラスト側の横断
面形状を従来の楕円量0.3mmのピストンと同形状と
した効果が確認される。
トンPおよび従来のピストンのシリンダ振動(ピストン
スラップ音)を比較するものである。図11(b)から
明らかなように、圧縮行程では従来の楕円量0.3mm
のピストン、従来の楕円量0.1mmのピストン、本実
施例のピストンPの順でシリンダ振動が減少しており、
本実施例において±25°の範囲で円弧部を設定した効
果が確認される。また膨張行程では従来の楕円量0.1
mmのピストンのシリンダ振動が最も大きく、本実施例
のピストンPのシリンダ振動は従来の楕円量0.3mm
のピストンと同等に抑えられており、スラスト側の横断
面形状を従来の楕円量0.3mmのピストンと同形状と
した効果が確認される。
【0043】図12は、ピストンピンオフセット量α=
0.5mmの非バレル型(ストレート型)ピストンにお
いて、図10に示す3種類の横断面形状のシリンダ振動
(ピストンスラップ音)を比較するものである。同図か
ら、非バレル型ピストンにおいても、図11の非対称バ
レル型のピストンと同様に圧縮行程でのシリンダ振動が
低減可能であることが確認される。
0.5mmの非バレル型(ストレート型)ピストンにお
いて、図10に示す3種類の横断面形状のシリンダ振動
(ピストンスラップ音)を比較するものである。同図か
ら、非バレル型ピストンにおいても、図11の非対称バ
レル型のピストンと同様に圧縮行程でのシリンダ振動が
低減可能であることが確認される。
【0044】図13は、ピストンのピストンピンオフセ
ット量αを図12の0.5mmから1.0mmに増加さ
せた場合のシリンダ振動を示している。図12および図
13を比較すると明らかなように、ピストンピンオフセ
ット量αの増加に伴って膨張行程でのシリンダ振動が大
幅に減少しているのに対し、圧縮行程でのシリンダ振動
は若干増加している。その理由は、膨張行程では図4
(a)に示す反時計方向のモーメントM1 の増加により
剛性の低いスカート部12の下端からの当接が促進され
てシリンダ振動が低減するのに対し、圧縮行程では図5
(b)に示す反時計方向のモーメントM3 の増加により
剛性の高いスカート部12の上端からの当接が促進され
てシリンダ振動が増加するからである。
ット量αを図12の0.5mmから1.0mmに増加さ
せた場合のシリンダ振動を示している。図12および図
13を比較すると明らかなように、ピストンピンオフセ
ット量αの増加に伴って膨張行程でのシリンダ振動が大
幅に減少しているのに対し、圧縮行程でのシリンダ振動
は若干増加している。その理由は、膨張行程では図4
(a)に示す反時計方向のモーメントM1 の増加により
剛性の低いスカート部12の下端からの当接が促進され
てシリンダ振動が低減するのに対し、圧縮行程では図5
(b)に示す反時計方向のモーメントM3 の増加により
剛性の高いスカート部12の上端からの当接が促進され
てシリンダ振動が増加するからである。
【0045】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0046】例えば、実施例では4サイクル内燃機関の
ピストンPを例示したが、本発明は4サイクル内燃機関
以外のピストンに対しても適用することができる。また
ピストンPの横断面形状をスラスト側と反スラスト側と
で非対称にした効果は、非バレル型のピストンPでも得
られるが、図8に示す非対称バレル型のピストンPと組
み合わせることによりピストンスラップ音の低減効果を
一層効果的に高めることができる。
ピストンPを例示したが、本発明は4サイクル内燃機関
以外のピストンに対しても適用することができる。また
ピストンPの横断面形状をスラスト側と反スラスト側と
で非対称にした効果は、非バレル型のピストンPでも得
られるが、図8に示す非対称バレル型のピストンPと組
み合わせることによりピストンスラップ音の低減効果を
一層効果的に高めることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、膨張行程においてピストンのスラスト側が、
そのスカート下部、最大外径部およびスカート上部の順
でシリンダボアに当接しながら揺動する際には、スカー
ト下部のスラスト側における半径減少量を充分に確保し
たことにより、ピストンの前記揺動を許容してスカート
部がシリンダボアに衝突するのを緩和し、ピストンスラ
ップ音を低減することができる。
によれば、膨張行程においてピストンのスラスト側が、
そのスカート下部、最大外径部およびスカート上部の順
でシリンダボアに当接しながら揺動する際には、スカー
ト下部のスラスト側における半径減少量を充分に確保し
たことにより、ピストンの前記揺動を許容してスカート
部がシリンダボアに衝突するのを緩和し、ピストンスラ
ップ音を低減することができる。
【0048】また圧縮行程では先ず反スラスト側のスカ
ート下部がシリンダボアに当接し、続くピストンの揺動
によって反スラスト側のスカート上部がシリンダボアに
衝突してピストンスラップ音が発生するが、スカート下
部の反スラスト側における半径減少量を小さく設定した
ことにより、反スラスト側のスカート下部がシリンダボ
アに当接する際のピストンの傾斜角を小さく抑え、それ
に続くピストンの逆方向の揺動によって反スラスト側の
スカート上部がシリンダボアに衝突する際の衝撃を小さ
くし、ピストンスラップ音を低減することができる。
ート下部がシリンダボアに当接し、続くピストンの揺動
によって反スラスト側のスカート上部がシリンダボアに
衝突してピストンスラップ音が発生するが、スカート下
部の反スラスト側における半径減少量を小さく設定した
ことにより、反スラスト側のスカート下部がシリンダボ
アに当接する際のピストンの傾斜角を小さく抑え、それ
に続くピストンの逆方向の揺動によって反スラスト側の
スカート上部がシリンダボアに衝突する際の衝撃を小さ
くし、ピストンスラップ音を低減することができる。
【0049】このように、スカート下部の半径減少量を
スラスト側と反スラスト側とで非対称にすることによ
り、膨張行程および圧縮行程におけるピストンスラップ
音の低減を効果的に両立させることができる。
スラスト側と反スラスト側とで非対称にすることによ
り、膨張行程および圧縮行程におけるピストンスラップ
音の低減を効果的に両立させることができる。
【0050】また請求項2に記載された発明によれば、
スカート部の横断面における反スラスト側の曲率をスラ
スト側の曲率よりも小さく設定し、かつ前記横断面にお
ける反スラスト側の少なくとも一部を円弧で構成したの
で、圧縮工程においてピストンおよびシリンダボアの接
触面圧を減少させてピストンスラップ音を低減するとと
もに耐焼き付き性能を高めることができる。
スカート部の横断面における反スラスト側の曲率をスラ
スト側の曲率よりも小さく設定し、かつ前記横断面にお
ける反スラスト側の少なくとも一部を円弧で構成したの
で、圧縮工程においてピストンおよびシリンダボアの接
触面圧を減少させてピストンスラップ音を低減するとと
もに耐焼き付き性能を高めることができる。
【0051】また請求項3に記載された発明によれば、
円弧が軸線の両側に各々10°以上の中心角を有して形
成されるので、圧縮工程においてピストンおよびシリン
ダボアの接触面圧を充分に減少させることができる。
円弧が軸線の両側に各々10°以上の中心角を有して形
成されるので、圧縮工程においてピストンおよびシリン
ダボアの接触面圧を充分に減少させることができる。
【図1】内燃機関用ピストンの側面図
【図2】前記ピストンの横断面図
【図3】「スラスト側」および「反スラスト側」の定義
を説明する図
を説明する図
【図4】膨張工程における作用説明図
【図5】圧縮工程における作用説明図
【図6】圧縮工程および膨張工程におけるスカート下部
の半径減少量とシリンダ振動との関係を示すグラフ
の半径減少量とシリンダ振動との関係を示すグラフ
【図7】スカート部横断面の楕円量とシリンダ振動との
関係、並びにスカート部横断面の円弧部の中心角とシリ
ンダ振動との関係を示すグラフ
関係、並びにスカート部横断面の円弧部の中心角とシリ
ンダ振動との関係を示すグラフ
【図8】実施例および従来例のスカート部の形状を比較
する図
する図
【図9】実施例および従来例の効果を比較するグラフ
【図10】非対称バレル型ピストンにおける実施例およ
び従来例のスカート部横断面形状を比較する図
び従来例のスカート部横断面形状を比較する図
【図11】非対称バレル型ピストンにおける実施例およ
び従来例の効果を比較するグラフ
び従来例の効果を比較するグラフ
【図12】非バレル型ピストンにおける実施例および従
来例の効果を比較するグラフ
来例の効果を比較するグラフ
【図13】非バレル型ピストンにおける実施例および従
来例の効果を比較するグラフ
来例の効果を比較するグラフ
12 スカート部 18 最大径部 19 スカート上部 20 スカート下部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 範明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J044 AA05 BC04 CA13 DA09
Claims (3)
- 【請求項1】 最大径部(18)の上方のスカート上部
(19)および最大径部(18)の下方のスカート下部
(20)の半径を前記最大径部(18)の半径よりも減
少させたバレル型のスカート部(12)を有する内燃機
関用ピストンにおいて、 スカート下部(20)の反スラスト側における半径減少
量を、スカート下部(20)のスラスト側における半径
減少量よりも小さく設定したことを特徴とする内燃機関
用ピストン。 - 【請求項2】 スカート部(12)を有する内燃機関用
ピストンにおいて、 スカート部(12)の横断面における反スラスト側の曲
率を、スカート部(12)の横断面におけるスラスト側
の曲率よりも小さく設定し、かつスカート部(12)の
横断面における反スラスト側の少なくとも一部を円弧で
構成したことを特徴とする内燃機関用ピストン。 - 【請求項3】 前記円弧は、ピストン中心軸を通ってス
ラスト側および反スラスト側に延びる軸線の両側に、各
々10°以上の中心角を有して形成されることを特徴と
する、請求項2に記載の内燃機関用ピストン。
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