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JP2000282354A - 自動車内装表皮材 - Google Patents

自動車内装表皮材

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Publication number
JP2000282354A
JP2000282354A JP9038899A JP9038899A JP2000282354A JP 2000282354 A JP2000282354 A JP 2000282354A JP 9038899 A JP9038899 A JP 9038899A JP 9038899 A JP9038899 A JP 9038899A JP 2000282354 A JP2000282354 A JP 2000282354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin material
fiber
nonwoven fabric
polyester
pet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9038899A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Obata
勉 小畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
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Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9038899A priority Critical patent/JP2000282354A/ja
Publication of JP2000282354A publication Critical patent/JP2000282354A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型加工性と耐光堅牢度を備え、緻密な起毛
調表面を顕現して高級感を有し、かつ低価格で製造可能
にしてなること。 【解決手段】 ニードルパンチ加工によって表面を起毛
調にした不織布から成る自動車内装表皮材であって、上
記不織布が0.5d〜2dのポリエステル染色繊維と2
d〜4dのポリエステル原着繊維との混合繊維からな成
り、かつその混合割合がポリエステル染色繊維10%〜
40%に対してポリエステル原着繊維90%〜60%で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の天井、ド
アトリム、リアパッケージ、トランク等の内装の表皮材
として用いられる自動車内装表皮材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種表皮材の素材として、ニ
ードルパンチ(以下、NPという)加工により表面に短
いパイルを立毛してベロア調、スウェード調、ピーチス
キン調等の起毛調にした不織布(以下、NP起毛不織布
という)が用いられている。
【0003】このNP起毛不織布は、起毛編織布に比べ
て、風合のソフトさ、高級感の点では劣るが、軽量、低
価格であり、かつ基材との成型加工性の点で優れてい
る。そして、特に表皮材として意匠性・デザイン性が要
求される部位には、色相の鮮やかさ、耐候性、耐光性等
に優れたポリエステル(以下、PETという)原着繊維
100%のNP起毛不織布が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
車内装材の低価格化と意匠性・デザイン性の向上の要求
に伴って、より一層の低価格で、かつ高級感のある表皮
材が要求されている。
【0005】そこで、本発明者は、起毛編織布と略同等
のソフトな風合と高級感を有する表皮材として、不織布
の構成繊維に極細のPET原着繊維を用いてNP加工を
施すことによって、極細PET原着繊維で緻密な起毛調
表面を顕現したNP起毛不織布を製造することについて
検討した。
【0006】しかし、繊度が2d未満である極細のPE
T原着繊維は、原液着色に使用する顔料が溶融紡糸工程
において糸切れを発生させるため、繊維を安定して生産
することが不可能であり、また一般的なPET繊維(無
色)に比べて価格が高くなることから、表皮材の低価格
化が達成できないことを知見した。
【0007】次に、原着繊維に比べて安価で、しかも溶
融紡糸可能な2d未満の極細のPET無色繊維を用いて
NP起毛不織布を作製した後、このNP起毛不織布に染
色加工を行なった表皮材(以下、後染加工表皮材とい
う)を作製した。
【0008】しかし、この後染加工表皮材は、基材と加
熱加圧成型加工を行なったところ、後染加工表皮材が伸
びて、色抜けによる白化や色ムラが発生するばかりか、
PET原着繊維不織布に比較すると、耐光堅牢度の点で
も劣り、製品にならないことが判明した。
【0009】よって、本発明は、比較的細い特定繊度の
PET原着繊維を主たる構成繊維とし、極細である特定
繊度のPET染色繊維を従たる構成繊維として特定割合
で混合してNP起毛不織布を構成することによって、表
皮材として要求される成型加工性と耐光堅牢度を備え、
所望の緻密な起毛調表面を顕現して高級感があり、かつ
低価格で製造可能な自動車内装表皮材を提供することを
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車内装
表皮材は、NP加工によって表面を起毛調にした不織布
から成る自動車内装表皮材であって、上記不織布を、
0.5d〜2dのPET染色繊維と2d〜4dのPET
原着繊維との混合繊維で構成し、かつその混合割合を、
PET染色繊維10%〜40%に対してPET原着繊維
90%〜60%にして成る。
【0011】本発明において、PET染色繊維の繊度
は、0.5d〜2d、より好ましくは1d〜2dの範囲
である。この範囲より細くなると、繊維の紡出性に問題
が生じて、開繊時に巻き付きやムラが発生して、安定生
産が不可能になる傾向となり、一方太くなると、所望の
起毛調表面が顕現し難くなる傾向となる。
【0012】また、PET染色繊維とPET原着繊維の
混合割合は、前者が10%〜40%、より好ましくは2
0%〜40%の範囲であり、後者が90%〜60%、よ
り好ましくは80%〜60%の範囲である。
【0013】混合割合を上記範囲に特定したのは、PE
T染色繊維がこの範囲より少なくなると、緻密な起毛調
表面が顕現し難くなる傾向があり、一方多くなると、繊
維ウェブ形成時の紡出性に問題が生じるばかりか、タテ
・ヨコのモジュラスが大きくなって、基材との成型加工
時において破れやシワが発生し易くなり、成型加工性が
低下し、さらに耐光堅牢度も低下する傾向にあるからで
ある。
【0014】さらに、PET原着繊維の繊度を2d〜4
dの範囲に特定したのは、この範囲より細いと、繊維自
体の安定生産が不可能であり、たとえ生産できたとして
も高価であるから、低価格化の要求に対応できなくな
り、またタテ・ヨコモジュラスが大きくなって成型加工
性に問題が生じる傾向にあり、一方太くなると、所望の
緻密な起毛調表面が得難くなり、高級感が低下する傾向
にあるからである。
【0015】ところで、本発明において、ポリエステル
染色繊維の混合割合の一部に同一繊度か細い繊度のPE
T無色繊維を配合するのが好ましい。このようにPET
無色繊維を配合すると、より一層安価になるばかりか、
トランクルーム、リアパッケージ等のように比較的意匠
性が要求されない部位の内装に好適な表皮材が得られる
からである。
【0016】また、不織布の表、裏面の少なくとも一面
には、樹脂結合剤でコーティングを施すのが好ましい。
このように樹脂コーティングを施すと、耐摩耗性やハン
ドリング性が向上するからである。
【0017】さらに、不織布の繊維目付としては、通常
90g/m2 〜230g/m2 、より好ましくは95g
/m2 〜200g/m2 の範囲にすると、成型加工性の
点で好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の自動車内装表皮材に用い
る繊度0.5d〜2dのPET染色繊維としては、一般
的なPET繊維(無色)を、分散染料により染色したも
の、キャリア染色したもの又はパッド染色したものが用
いられる。また、繊度2d〜4dのPET原着繊維とし
ては、一般的な顔料添加による繊維が用いられる。
【0019】この場合、PET染色繊維とPET原着繊
維の繊度を上記範囲内で適当に組み合わすことによっ
て、ベロア調、スウェード調、ピーチスキン調等所望の
起毛調表面を有する表皮材を製造することができる。
【0020】また、上記PET染色繊維とPET原着繊
維の色相は、表皮材として要求される意匠性によって同
色又は異色のいづれでもよいが、類似の色相にして、一
方を他方より濃い色調にすると、深みのある色彩を顕出
でき、より一層高級感のある起毛調表面を得ることがで
きる。
【0021】さらに、不織布に施す樹脂結合剤によるコ
ーティング加工は、表面(起毛面)と裏面のいずれを加
工面にしてもよい。加工面が表面の場合には、耐光性の
あるアクリル樹脂を5g/m2 〜10g/m2 コーティ
ングすると、外観・風合を損なうことなく耐光性を向上
することができる。また、加工面が裏面の場合には、ア
クリル系、エチレン−塩ビ系等の樹脂を10g/m2
30g/m2 をコーティングすると、耐摩耗性をより一
層向上することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と比較して説
明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
【0023】PET染色繊維(淡ベージュ色)1.5d
×51mm35%と、PET原着繊維(ベージュ色)3
d×51mm65%との混合繊維を均一に開繊積層した
繊維ウェブを上下より総打ち込み数500P/cm2
NP加工を施して、繊維目付150g/m2 の起毛調表
面を有するNP起毛不織布を得た。次いで、上記NP起
毛不織布の表面(起毛調表面側)にアクリル酸エステル
樹脂エマルジョンを10%濃度に調整発泡させ、固形分
で5g/m2 になるようにコーティングした後、150
℃×5分間の熱処理を行い、目付155g/m2 の自動
車内装表皮材を作製した。
【0024】(比較例1)PET染色繊維(淡ベージュ
色)3d×51mm75%と、PET原着繊維(ベージ
ュ色)3d×51mm25%との混合繊維を均一に開繊
積層した繊維ウェブを上下より総打ち込み数450P/
cm2 のNP加工を施して、目付140g/m2 のNP
起毛不織布を得た。次いで、このNP起毛不織布の表面
に実施例と同一の樹脂コーティングをして、目付145
g/m2 の自動車内装表皮材を作製した。
【0025】(比較例2)PET染色繊維(淡ベージュ
色)3d×51mm100%を開繊積層した繊維ウェブ
を上下より総打ち込み数500P/cm2 のNP加工を
施して、目付165g/m2 のNP起毛不織布を得た。
次いで、このNP起毛不織布の表面にエチレン塩ビ系樹
脂エマルジョンを25%濃度に調整発泡させ固形分で2
5g/m2になるようにコーティングをした後、150
℃×5分間の熱処理を行い、目付190g/m2 の自動
車内装表皮材を作製した。
【0026】次に、上記実施例と比較例1、2の表皮材
のサンプルを用いて、引っ張り強伸度を測定した後、基
材に成型金型で圧着成型を行なって自動車内装天井材を
作製して、その成型性、耐光性及び外観についての下記
試験を行なった結果を表1に示す。 成型加工性試験:サンプルを用いて、成型天井を作製
し、その仕上がり状態により判定し、不織布の破れ、ス
ケが発生したものは不良とした。 耐光性:フェードメータ 83℃×200時間 外観:自動車内装材の表面がベロア調の外観を顕現した
ものを良、顕現しなかったものを不良とした。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、実施例のもの
は、比較例1、2と比べて、成型加工性、耐光性及び外
観のいづれの点でも満足するものであることが判明し
た。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の自動車内装表皮材によ
れば、原料繊維が安価になって生産コストを低減するこ
とができ、NP加工によって所望の緻密な起毛調表面が
顕現できて、高級感のある外観を得ることができる。ま
た、モジュラスが小さく成型加工性に優れ、また耐光堅
牢度も備え、深絞り成型加工ができて、特に意匠性が要
求される天井の内装にも使用することができる。
【0030】請求項2に記載の自動車内装表皮材によれ
ば、より一層低価格化が達成でき、請求項3に記載の自
動車内装表皮材によれば、耐摩耗性をより一層向上する
ことができる。さらに、請求項4に記載の自動車内装表
皮材によれば、成型加工性をより一層好適にすることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/46 D04H 1/46 Z Fターム(参考) 3D023 BA01 BB03 BB08 BC00 BD01 BD03 BE04 BE06 BE13 BE31 4F100 AK01B AK01C AK25 AK41A AK42 BA01 BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C DG15A DG17A DJ01 EC09A EH462 EJ022 EJ412 GB33 HB40A JA13A JK13 JL01 JL10A JM01 YY00A 4L047 AA21 AA28 AB02 BA03 CA19 CB01 CB09 CC09 DA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニードルパンチ加工によって表面を起毛
    調にした不織布から成る自動車内装表皮材であって、上
    記不織布が0.5d〜2dのポリエステル染色繊維と2
    d〜4dのポリエステル原着繊維との混合繊維から成
    り、かつその混合割合がポリエステル染色繊維10%〜
    40%に対してポリエステル原着繊維90%〜60%で
    あることを特徴とする自動車内装表皮材。
  2. 【請求項2】 ポリエステル染色繊維の混合割合の一部
    にポリエステル無色繊維を配合した請求項1に記載の自
    動車内装表皮材。
  3. 【請求項3】 不織布の表、裏面の少なくとも一面に樹
    脂コーティングを施した請求項1又は2に記載の自動車
    内装表皮材。
  4. 【請求項4】 不織布の繊維目付が90g/m2 〜23
    0g/m2 である請求項1、2又は3に記載の自動車内
    装表皮材。
JP9038899A 1999-03-31 1999-03-31 自動車内装表皮材 Pending JP2000282354A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004532161A (ja) * 2001-06-27 2004-10-21 アプリックス ループのある織物を有する車両の天板
JP2018162527A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 株式会社フジコー 内装材用の立毛表皮材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004532161A (ja) * 2001-06-27 2004-10-21 アプリックス ループのある織物を有する車両の天板
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