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JP2000280231A - 吸水性ポリマーを用いた硬化性充填材の製造方法 - Google Patents

吸水性ポリマーを用いた硬化性充填材の製造方法

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Publication number
JP2000280231A
JP2000280231A JP11093402A JP9340299A JP2000280231A JP 2000280231 A JP2000280231 A JP 2000280231A JP 11093402 A JP11093402 A JP 11093402A JP 9340299 A JP9340299 A JP 9340299A JP 2000280231 A JP2000280231 A JP 2000280231A
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JP
Japan
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water
absorbing polymer
meth
cement
curable filler
Prior art date
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Pending
Application number
JP11093402A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Asakura
俊弘 朝倉
Shinji Konishi
真治 小西
Daisuke Tachibana
大介 橘
Takashi Sato
孝士 佐藤
Fumihiro Miyase
文裕 宮瀬
Shigeyuki Kono
重行 河野
Hiroshi Odanaka
博 小田中
Yoshihiko Masuda
善彦 増田
Kazuhiro Okamura
一弘 岡村
Isao Ota
勲 太田
Masao Kishimoto
雅雄 岸本
Masao Soranishi
正夫 空西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Railway Technical Research Institute
Rasa Industries Ltd
Nippon Shokubai Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Railway Technical Research Institute
Rasa Industries Ltd
Nippon Shokubai Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Railway Technical Research Institute, Rasa Industries Ltd, Nippon Shokubai Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP11093402A priority Critical patent/JP2000280231A/ja
Publication of JP2000280231A publication Critical patent/JP2000280231A/ja
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水性ポリマー本来の吸水性能を発揮するこ
とのできる吸水性ポリマーを用いた硬化性充填材の製造
方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 まず吸水性ポリマーを水に混合し、しか
る後にセメントを水に投入して練り混ぜる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空洞を埋め
るための充填材等として用いて好適な、吸水性ポリマー
を用いた硬化性充填材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、山岳にトンネルを掘削す
るに際しては、地山を構成する岩盤に孔を掘削してい
く。このとき、掘削した孔の内周面の、特に天端部に小
規模な崩落による空洞が発生しやすい。また、NATM
(New Austrian Tunneling Method)が導入される以前
のトンネルの覆工背面には空洞が発生している場合が多
い。この空洞は、地山の安定性にとって好ましくないた
め、空洞充填材を充填して埋める必要がある。このよう
な場合に用いる空洞充填材としては、充填後に空洞の内
部で膨張し、空洞を満たす性質が要求され、従来はその
ような充填材として、例えば発泡ポリウレタンやエアモ
ルタル、エアミルク等が用いられていた。
【0003】また、トンネルボーリングマシンやシール
ド掘削機等を用いて地中にトンネルを掘削する場合、地
山に孔を掘削しつつ、その後方にセグメント等を組み立
てて覆工することがある。この場合、組み立てたセグメ
ントの外周面と孔の内周面との間隙にいわゆる裏込材を
充填している。このような裏込材としては、モルタルや
エアモルタル等のセメント系材料が多用されているのは
周知の通りである。
【0004】しかしながら、上記したような充填材や裏
込材として用いていた材料には以下のような問題があっ
た。まず、空洞を埋めるための充填材として、発泡ポリ
ウレタンは高価である。一方、エアモルタルは流動性が
大きいため、特定の注入箇所に定着させる、いわゆる限
定充填が困難である。
【0005】また、セグメントの裏込材として用いるモ
ルタル等のセメント系材料では、特に掘削にトンネルボ
ーリングマシンを用いた場合、裏込材をセグメントの頂
部側に充填しようとしても、トンネルボーリングマシン
にはセグメントと周囲地山との隙間を塞ぐテールシール
が通常備えられていないので、充填した裏込材がセグメ
ント端部と周囲地山との隙間から流出してしまい、作業
が実質的に非常に困難なものとなる。
【0006】本発明者らは、以上のような事情を鑑み、
特願平9−247285号に示す技術を既に提案した。
この技術は、セメント、吸水性ポリマー、水を含む組成
物からなる空洞充填材であり、吸水性ポリマーが吸水し
て膨張する性質を利用して空洞や間隙への高い充填性が
得られるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな本発明者らが提案した技術においても、以下のよう
な問題が残されていた。すなわち、吸水性ポリマーは、
それ自体でポリマー質量の例えば100倍以上の水を吸
水する性能を有している。ところが、一般に吸水性ポリ
マーはアルカリ金属イオンに弱く、セメントペースト中
等の環境下では吸水性能が大幅に低下してしまうことが
明らかになった。このため、本発明者らが提案した空洞
充填材の組成材料中にはセメントが含まれており、した
がって、このセメントによって吸水性ポリマーの吸水性
能が著しく低下した形で空洞充填材を使用していること
になる。本発明は、以上のような点を考慮してなされた
もので、吸水性ポリマー本来の吸水性能を発揮すること
のできる吸水性ポリマーを用いた硬化性充填材の製造方
法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸水して膨張
する性質を有した吸水性ポリマーと、モルタルやセメン
ト等の硬化性材料とを含む組成物からなる硬化性充填材
の製造方法であって、前記硬化性材料との混合に先立っ
て、まず前記吸水性ポリマーを水または急結剤混合水に
混合し、しかる後に、前記硬化性材料を、前記吸水性ポ
リマーを既に混合した水に投入して練り混ぜることを特
徴としている。
【0009】このように吸水性ポリマーを硬化性材料と
の混合に先立って水または急結剤混合水溶液に混合する
ことによって、予め充分膨潤させておくことが有効であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る吸水性ポリマ
ーを用いた硬化性充填材の製造方法の実施の形態の一例
について説明する。
【0011】ここではまず、吸水性ポリマーを用いた硬
化性充填材について説明する。本発明に用いられる硬化
性充填材は、ベントナイトと、セメントと、吸水性ポリ
マーと、急結剤と、水とを含む組成物から構成されてい
る。
【0012】前記硬化性充填材に用いられるベントナイ
トは、シリカとアルミナとを主成分とするモンモリロナ
イトを主とした粘土であり、その平均粒子径が10〜1
00μm、好ましくは30〜50μmの微粉末であり、
吸水性および膨潤性に富んでいる。ベントナイトは産地
や粒径等により物性や膨潤力が異なるため、これらを考
慮して選択されるべきである。好ましいベントナイトの
例としては、例えば米国ワイオミング州産(吸液倍率は
7.5g/g)、栃木産(4.6g/g)等を挙げるこ
とができる。
【0013】前記硬化性充填材に用いられるセメント
は、一般的にはポルトランドセメントであるが、その他
のセメント、例えば白色セメント、アルミナセメント、
高炉セメント等も単独で、又は他のセメントと混合して
用いることができる。
【0014】通常、セメントと共に用いられる急結材
(混和剤)についても、例えばアルミン酸塩、塩化カル
シウム、炭酸ソーダ、ケイ酸ソーダ等を主材とする公知
の急結材を適宜用いることができる。
【0015】前記吸水性ポリマーは、親水性ポリマーの
架橋構造体であり、自重の10〜1000倍の水を吸収
し膨潤する性質を持つものである。通常は、架橋剤の存
在下に水溶性のエチレン性不飽和モノマーを重合させて
得られるものと、水溶性のエチレン性不飽和モノマーを
重合し水溶性ポリマーとしたものを架橋処理して得られ
るものとがある。
【0016】前記吸水性ポリマーの例としては、例え
ば、ポリ(メタ)アクリル酸またはポリ(メタ)アクリ
ル酸塩架橋体、スルホン酸基を有するポリ(メタ)アク
リル酸エステル架橋体、ポリアルキレン鎖を有するポリ
(メタ)アクリル酸エステル架橋体、ポリ(メタ)アク
リルアミド架橋体、ポリジオキソラン架橋体、架橋ポリ
エチレンオキシド、架橋ポリビニルピロリドン、スルホ
ン化ポリスチレン架橋体、架橋ポリビニルピリジン、デ
ンプン−ポリ(メタ)アクリロニトリルグラフト共重合
体のケン化物、デンプン−ポリ(メタ)アクリル酸(お
よびその塩)グラフト架橋共重合体、ポリビニルアルコ
ールと無水マレイン酸(塩)の反応物、架橋ポリイソブ
チレン−マレイン酸塩共重合体、ポリビニルアルコール
スルホン酸塩、ポリビニルアルコール−アクリル酸グラ
フト共重合物等の吸水性ポリマー等を挙げることができ
る。
【0017】前記において、水溶性のエチレン性不飽和
モノマーの具体例としては、例えば、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、クロ
トン酸、シトラコン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)ア
リルスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエ
タンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルプロパンス
ルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、及びそれらのア
ルカリ金属塩やアンモニウム塩;N,N’−ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレートおよびその4級化物、
(メタ)アクリルアミド、N,N’ジメチル(メタ)ア
クリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリル
アミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレ−ト、ポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリ
コ−ル(メタ)アクリレ−ト等が挙げられ、これらの1
種または2種以上を混合して用いることができる。
【0018】セメントを含む組成物中で特に高い吸液膨
潤性を付与するためには、前記のモノマー、特に好まし
くはアクリル酸、メタクリル酸、又はそれらのアルカリ
金属塩やアンモニウム塩に、重合により耐塩性の吸液性
ポリマーを与えるモノマー(耐塩性モノマー)を共重合
させることが好ましい。
【0019】前記の、吸水性ポリマーに耐塩性を付与す
るために用いられるモノマー(耐塩性モノマー)の好ま
しい例としては、例えば2−(メタ)アクリロイルエタ
ンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルプロパンスル
ホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸、それらのアルカリ金属塩及びアンモニ
ウム塩等の、スルホン酸基を有する水溶性エチレン性不
飽和モノマー;(メタ)アクリルアミド、(メタ)アク
リロイルモルホリン、ジアセトン(メタ)アクリルアミ
ド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,
N’−ジメチル(メタ)アクリルアミド等の、(メタ)
アクリルアミド及びその誘導体;ポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレートやメトキシポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート等の、ポリアルキレングリコ
ール(メタ)アクリレート;ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレートやヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト等の、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;N
−ビニルピロリドンやN−ビニルサクシンイミド等の、
N−ビニルモノマー;N−ビニルホルムアミド、N−ビ
ニル−N−メチルホルムアミド、N−ビニルアセトアミ
ド、N−ビニル−N−メチルアセトアミド等の、N−ビ
ニルアミドモノマー;及びビニルメチルエーテル等が挙
げられる。
【0020】前記耐塩性モノマーの特に好適な例として
は、アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−ビニル
アセトアミド、メトキシポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
レート、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸、及びそれらのアルカリ金属塩から選ば
れる1種または2種以上を挙げることができる。
【0021】架橋の方法としては、架橋性モノマーを親
水性モノマー等と同時に重合架橋する方法と、親水性ポ
リマーを重合により得た後に反応性を有する架橋剤で架
橋する方法とがある。このような架橋剤としては、共重
合可能な多官能性の水溶性飽和モノマーやモノマーの官
能基と反応することのできるものを用いることができ
る。架橋剤は、上記モノマー中に予め加えておいてもよ
く、重合後に添加してもよい。
【0022】好適な吸水性ポリマーを得るための架橋剤
の例としては、例えばエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールジ(メタ)アクリレート、N,N−メチレンビ
スアクリルアミド、イソシアヌル酸トリアリル、トリメ
チロールプロパンジアリルエーテル、テトラアリルオキ
シエタン等の、1分子中にエチレン系不飽和基を2個以
上有する化合物;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、グリシジル(メタ)アクリレート等の、1分子中に
エチレン系不飽和基を1個と他の反応性官能基とを有す
る化合物;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコー
ル、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ポリ
プロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ペンタ
エリスリトール、ソルビット、グルコース、マンニッ
ト、マンニタン、ショ糖、ブドウ糖等の、多価アルコー
ル;エチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセ
リンジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテ
ル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパンジグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパントリグリシジルエーテル、グリセリン
トリグリシジルエーテル等の、ポリエポキシ化合物;及
びアルキレンカーボネート等を挙げることができ、これ
らの1種または2種以上を用いることができる。
【0023】共重合のために特に好ましい架橋剤として
は、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、N,N−メチレンビスアクリルアミド、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等を挙げる
ことができる。
【0024】前記架橋剤の使用量は、上記モノマーの種
類や重合条件により適宜選択することができる。一般的
には、全単量体1モルに対して0.0005〜0.02
モルの範囲内で用いることが好ましい。使用量が0.0
005モル量未満の少ない架橋剤量では、重合中あるい
は重合完結後の含水ゲルの安定性が悪くなる傾向があ
る。また乾燥後の製品中の可溶分量が増加する傾向があ
る。0.02モル量より多い架橋剤量では吸水倍率が低
下する傾向がある。
【0025】吸水性ポリマーを重合(共重合)により製
造するに際しては重合開始剤を用いることが好ましい。
この重合開始剤としては特に制限はなく、広い範囲の開
始剤が用いられる。例えば、過硫酸ナトリウム、過硫酸
カリウム等の過硫酸塩;過酸化水素、2−2’−アゾビ
ス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、4,4’−アゾビ
ス−4−シアノバレリン酸等の水溶性アゾ化合物;過酸
化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酢酸等の有機過酸
化物系;アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾ
ビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)等の油溶性アゾ化合物等を挙げることができる。ま
た、これらの重合開始剤の分解を促進する目的で還元剤
を併用することもできる。このような還元剤の例として
は、(重)亜硫酸(塩)、L−アスコルビン酸(塩)、
還元性金属(塩)、アミン類等を挙げることができる。
【0026】吸水性ポリマーを重合(共重合)により製
造する際の重合溶媒には特に制限がなく、通常水性媒体
および有機溶媒が使用される。水性媒体とは、水あるい
は水と水に溶解可能な無機または有機溶媒との混合溶媒
を意味する。水に溶解可能な有機溶媒の例として炭素数
1〜4のアルコール、低級ケトン系溶媒などを挙げるこ
とができる。また有機溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、シクロヘキサン等
の脂環炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類等を挙げることができる。
【0027】重合時の温度は、用いる開始剤の種類によ
り異なるが、比較的低温の方が架橋重合体の分子量が大
きくなり好ましい。しかし、重合が完結するためには2
0℃〜100℃の範囲であることが好ましい。
【0028】重合系の単量体濃度は、特に制限はない
が、重合反応の制御のし易さと収率・経済性を考慮すれ
ば、20〜80重量%、特に30〜60重量%の範囲内
とすることが好ましい。重合形態としては種々の形態が
採用できるが、逆相懸濁重合、水溶液注型重合、双腕型
ニーダーの剪断力によりゲル状含水重合体を細分化しな
がら重合する方法(特開昭57−34101号)等があ
る。
【0029】前記吸水性ポリマーの好ましい市販品とし
ては、例えば、商品名「アクアリックCA」、「アクア
リックCS」(いずれも(株)日本触媒製)等を挙げる
ことができる。アクアリックCSは、耐塩性が優れてい
るので、特に好ましい吸水性ポリマーである。
【0030】また、本発明の硬化性充填材は、前記の各
成分の他にも、この分野で一般に用いられている添加
材、例えば骨材として使用される砂、磔、土、粘土、フ
ライアッシュ、パーライト、バーミュキュライト等や炭
酸カルシウム、微粉末シリカ、アルミナなどの無機粉
末、或いは木粉、パルプ、吸水性繊維、ガラス繊維など
の無機あるいは有機の繊維質物質やカルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリルアミド等の天然あるいは合成増
粘剤、および/または水溶性有機溶剤を含有していても
よい。
【0031】上記したような硬化性充填材は、本出願人
らが提案した特願平9−247285号に詳しいが、例
えば、組成物のフロー値が140〜210の範囲内に調
整されるのが好ましい。このフロー値は、混練開始から
5分経過後の組成物について、JIS R5201に基
づき測定した値である。フロー値を140〜210の範
囲内に調整することによって、可塑性がありポンプ圧送
による注入が可能でありながら、しかも注入後のスラリ
ーが打設場所に停留するという、限定注入に適したのも
となる。つまり、重力に抗して盛り上げる充填が容易に
なり、その結果、トンネル等での人工構造物と岩盤や地
盤との間に発生した空隙の天端部にも届くようになり、
確実かつ効率的に充填することが可能になる。この観点
からフロー値はさらに好ましくは140〜180の範囲
内に調整される。
【0032】このような硬化性充填材は、例えば、トン
ネル等の人工構造物と岩盤等との間に発生した空隙や空
洞の充填、すなわちトンネル等の裏込充填材として用い
る。
【0033】次に、上記のような硬化性充填材の製造方
法について説明する。ベントナイトと、セメントと、吸
水性ポリマーと、急結剤と、水とを含む組成物からなる
硬化性充填材を製造するには、セメントを水に練り混ぜ
る前段で、吸水性ポリマーを水に混ぜる。例えば、まず
最初に吸水性ポリマーを所定の配合比で水に混ぜ、この
後に、前記吸水性ポリマーを混ぜた水に、ベントナイ
ト、セメント、急結剤等の材料を混ぜるのが最も効果的
である。また、最初に吸水性ポリマーと急結剤を所定の
配合比で水に混ぜ、これにベントナイト、セメント等を
添加し、混ぜるようにしても良い。もちろん、本発明が
意図するところは、吸水性ポリマーをアルカリ濃度の低
い環境下で水に混合することにあり、セメントに先立っ
て吸水性ポリマーを水に混ぜるのであれば、他のベント
ナイトや急結剤等の混合順序については問うものではな
い。
【0034】このようにして製造した硬化性充填材は、
吸水性ポリマーがアルカリ濃度の低い状態の水中で吸水
反応するため、それ自体が有している吸水性能を十分に
発揮して吸水膨張することとなる。
【0035】次に、上記のようにして製造した硬化性充
填材と、従来のように製造した硬化性充填材とで、フロ
ー値を比較したのでその結果を示す。
【0036】図1はその比較結果を示すもので、ここで
は、セメントとして、高炉セメントB種と、普通セメン
トの二種類について比較を行った。その結果、上記のよ
うにして吸水性ポリマーを最初に水に投入して製造した
硬化性充填材(図中、「先練り」と表記)と、従来のよ
うにベントナイト、セメント、吸水性ポリマー、急結剤
をほぼ同時に水に投入して製造した硬化性充填材(図
中、「同時練り混ぜ」と表記)とでは、高炉セメントB
種、普通セメントいずれのケースにおいても、「先練
り」の場合の方が「同時練り混ぜ」よりもフロー値が低
くなっており、フロー値が低いということは、硬化性充
填材が固いということであり、吸水性ポリマーによる吸
水量が高いということが明らかとなった。
【0037】また、実際の工事においては、ミキサーで
硬化性充填材を複数回連続的に繰り返してバッチ製造す
るため、一度硬化性充填材を練り混ぜて製造し、これを
供給し終えたミキサー内には、10〜20%程度の硬化
性充填材が残留していることが考えられる。そこで、そ
のようなケースを想定し、ミキサ内に硬化性充填材を約
16%残しておき、このミキサ内で次バッチの硬化性充
填材を「先練り」で製造した(図中、「先練り繰返し」
と表記)。その結果、このような場合でも、フロー値が
若干大きくなり、「先練り」による効果が若干低減する
傾向は認められるものの、「同時練り混ぜ」に比較すれ
ば十分な効果が認められる。
【0038】上述した吸水性ポリマーを用いた硬化性充
填材の製造方法では、まず吸水性ポリマーを水に混合
し、しかる後にセメントを水に投入して練り混ぜる構成
となっている。これにより、吸水性ポリマーの混合時に
は、水中にセメントからの多量のアルカリ金属イオンが
存在しないこととなり、吸水性ポリマー自体が有する吸
水性能を十分に発揮することができる。その結果、同等
の膨張量を達成するにしても、従来の例えば1/4位程
度以下の吸水性ポリマーを投入すればよく、特に高価で
ある吸水性ポリマーの使用量を削減してコストを大幅に
低減することができる。
【0039】なお、上記実施の形態において、本発明に
係る吸水性ポリマーを用いた硬化性充填材の製造方法を
適用して製造する硬化性充填材については、その用途を
上記実施の形態であげたトンネル等の裏込充填材に限る
ものではなく、吸水性あるいは膨張性が要求される場合
等に、通常のモルタルやセメントに代えて使用すること
も可能である。また、上記実施の形態においては、硬化
性充填材の製造をミキサー内で行う構成をあげたが、本
出願人らが既に出願した特願平9−247285号にも
示したように、充填すべき空洞等に水を供給し、この空
洞内でセメント等の材料を混合させる構成とすることも
可能である。もちろん、この場合も、セメント等の投入
に先立ち、吸水性ポリマーを水に混合させるのは言うま
でもない。
【0040】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吸水性ポ
リマーを用いた硬化性充填材の製造方法によれば、硬化
性材料に先立ってまず吸水性ポリマーを水または急結剤
混合水に混ぜ、しかる後に、硬化性材料を水に投入して
練り混ぜる構成となっている。これにより、吸水性ポリ
マーの混合時には、水がアルカリ金属塩濃度の低い状態
であり、吸水性ポリマー自体が有する吸水性能を十分に
発揮することができる。その結果、特に高価である吸水
性ポリマーの使用量を削減してコストを大幅に低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る吸水性ポリマーを用いた硬化性
充填材の製造方法を適用して製造した硬化性充填材と、
従来の製造方法で製造した硬化性充填材とにおける性状
の比較結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000115500 ラサ工業株式会社 東京都中央区京橋1丁目1番1号 (72)発明者 朝倉 俊弘 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 小西 真治 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 橘 大介 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 佐藤 孝士 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 宮瀬 文裕 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 河野 重行 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小田中 博 東京都千代田区内幸町一丁目2番2号 株 式会社日本触媒内 (72)発明者 増田 善彦 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 岡村 一弘 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 太田 勲 東京都中央区京橋一丁目1番1号 ラサ工 業株式会社内 (72)発明者 岸本 雅雄 東京都中央区京橋一丁目1番1号 ラサ工 業株式会社内 (72)発明者 空西 正夫 東京都中央区京橋一丁目1番1号 ラサ工 業株式会社内 Fターム(参考) 2D055 JA00 KA08 KB10 LA16 4G012 PA23 PB26 4G056 AA08 AA23 CA03 CB23

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水して膨張する性質を有した吸水性ポ
    リマーと、モルタルやセメント等の硬化性材料とを含む
    組成物からなる硬化性充填材の製造方法であって、 前記硬化性材料の混合に先立って、まず前記吸水性ポリ
    マーを水または急結剤混合水に混合し、しかる後に、前
    記硬化性材料を、前記吸水性ポリマーを既に混合した水
    に投入して練り混ぜることを特徴とする吸水性ポリマー
    を用いた硬化性充填材の製造方法。
JP11093402A 1999-03-31 1999-03-31 吸水性ポリマーを用いた硬化性充填材の製造方法 Pending JP2000280231A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200307A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Taisei Corp 充填材及び止水方法
JP2010138676A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Ohbayashi Corp 裏込め材、透水層形成方法、透水層
JP2013015456A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Takenaka Komuten Co Ltd 低透水性材料の測定方法及び測定装置並びに止水材

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