JP2000263800A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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- Ink Jet (AREA)
Abstract
ワイパー部材から確実に除去できると共に液体成分を確
実に保持できるインクジェット記録装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】キャリッジ16において、顔料インクを吐
出する記録ヘッド18の移動方向の隣にクリーナー30
が配設されている。キャリッジ16の移動によって、ワ
イパー部材36のブレード38は、先ず記録ヘッド18
のインク吐出面18Aから顔料成分を除去する。ブレー
ド38に付着した顔料成分は、クリーナー30のクリー
ニング面30Aによって除去される。クリーニング面3
0Aは、インクの物性に対応した面粗さに形成されてお
り、ブレード38から顔料成分を確実に掻き取る。しか
も、多孔質体から形成されているため、顔料成分(液体
成分)を確実に保持することができる。
Description
録装置に関し、一層詳細には、顔料系インクを吐出する
記録ヘッドの汚れを除去するワイパー部材のクリーニン
グ機構を備えたインクジェット記録装置に関する。
は、印字精度を維持するために、ワイパー部材の可撓性
ブレードを記録ヘッドのインク吐出面に摺接させること
によって、インク吐出面の汚れを除去している。
ままワイパー部材を再度使用すると、汚れが記録ヘッド
に付着するおそれがあった。そこで、インク吐出面を清
掃した直後にワイパー部材のブレードをクリーニング部
材(以下、クリーナーという)に摺接させ、ブレードの
汚れを除去している。
が記録ヘッド側に配設されているタイプと、記録装置
(プラテン)側の印字領域外に配設されたタイプがあ
る。
クジェット記録装置は、装置自体を小型化することが可
能であり、記録ヘッドを搭載したキャリッジ上に配設す
ることによって、記録ヘッドのクリーニングに連動して
ワイパーのクリーニングが行われるため、シーケンスが
簡略化される。ただし、キャリッジ上に配設しているた
め、印字時にクリーナーから記録紙にインクが落下する
おそれがある。このため、クリーナーには液体成分の保
持能力が必要である。
インクジェット記録装置は、装置の大型化、シーケンス
が複雑になるという問題を生じるが、クリーナーの汚れ
たインクを保持するキャパシティーが大きいため、印字
面へ汚れが付着する懸念が小さく、信頼性が高い。
ーナーを配設し、一枚のワイパー部材で複数の記録ヘッ
ドの汚れを除去するタイプのインクジェット記録装置で
は、キャリッジに記録ヘッドとクリーナーが交互に配置
されている。したがって、キャリッジの移動によってワ
イパー部材が記録ヘッド、クリーナーに交互に摺接す
る。この結果、ワイパー部材は記録ヘッドをクリーニン
グする度にクリーナーによって汚れが除去される。した
がって、ワイパー部材を介して記録ヘッドに汚れが付着
することはない。
0には、ブラックインク用の記録ヘッド102、カラー
インク用の記録ヘッド104、キャリッジ100の移動
方向に沿って記録ヘッド102、104に隣接してクリ
ーナー106、108がそれぞれ配設されている。
配設されている。
することによって、記録ヘッド102の吐出面102A
にワイパー部材110の可撓性のブレード112が摺接
し、吐出面102Aの汚れが除去される。ブレード11
2は続いてクリーナー106のクリーニング面106A
に摺接することによって、ブレード112に付着した汚
れがクリーナー106に移動する。さらに、ブレード1
12は記録ヘッド104の汚れを良好に除去する。な
お、記録ヘッド104からブレード112に付着した汚
れはクリーナー108によって除去される。
104に染料インクが使用され、クリーナー106、1
08には多孔質材料が用いられている。これは、クリー
ナー106、108が多孔質材料でないと汚れた染料イ
ンクを吸収して保持することが困難であるからである。
顔料インクがある。この場合にはインクの物性の違いか
らクリーナーの構造も異なったものとなっている。通
常、クリーナーは、プラスチック製の板状部材(以下、
スクレーバーという)が使用されている。これは、ワイ
パー部材に付着した染料インクと比較して粒状性の高い
(固化しやすい)顔料インクをワイパー部材から効果的
に掻き取るためである。ただし、多孔質体に比べて液体
成分の保持能力で劣る。
料インクと比較して文字画質の点で優れているため、ブ
ラックインクに顔料インクを使用することが望まれてい
る。顔料インクを採用する場合には、上述の通りクリー
ナーにスクレーバーを採用するのが通例であるが、記録
ヘッド側に配設すると、液体成分の保持能力の低さから
印字面へ液体成分がぼた落ちするおれそがあるという不
都合があった。また、スクレーバーを本体側に設ければ
上記不都合を解消できるが、クリーニングのシーケンス
が複雑になる、装置が大型化する等の不都合があった。
たインクジェット記録装置に、顔料インクを使用した場
合には、ワイパー部材が当接する多孔質体の表面(以
下、クリーニング面という)に顔料成分の固化したもの
が付着し、多孔質体内部へ液体成分が吸入されることを
阻害し、多孔質体の液体成分の保持能力を損なう。この
結果、クリーナーがワイパー部材から汚れを良好に除去
することができず、汚れたワイパー部材が記録ヘッドに
摺接することになる。この結果、記録ヘッドにインクの
吐出不良、吐出不能を発生させてしまう。すなわち、記
録ヘッドの寿命を縮めてしまう(インクジェット記録装
置において、吐出不良発生までの印字量が染料インクを
用いた場合に比べて1/3程度に縮まる)という不都合
があった。
し、カラー(イエロー、マゼンタ、シアン)インクに染
料インクを採用する場合には、クリーナーに多孔質体を
使用すると上記不都合があると共に、顔料成分がワイパ
ー部材を介して染料インクを吐出する記録ヘッドの吐出
面に付着することによって顔料成分の析出速度が大幅に
増加、あるいは固化物の生成量が増加し、記録ヘッドの
寿命が一層低下する不都合があった。
すると、顔料インクの清掃能力は向上するが、多孔質体
のように吸入保持しないため染料インクの清掃能力は低
下する。しかも、液体成分の保持能力が多孔質体よりも
劣るため、クリーナーから印字面への液体成分のぼた落
ちが発生するおそれがある。
ッドと染料インクを吐出する記録ヘッドを併用する場合
には、顔料インク用のワイパー部材とクリーナー(スク
レーバー)、染料インク用のワイパー部材とクリーナー
(多孔質体)を別々に設けなければならず、部品点数の
増加、コストアップ等の不都合があった。
たもので、装置を大型化させることのなく、顔料成分を
ワイパー部材から確実に除去でき、しかも液体成分を保
持できるインクジェット記録装置の提供を目的とする。
に本発明は、副走査方向に搬送される記録媒体に対して
前記副走査方向と交差する主走査方向に移動するキャリ
ッジと、キャリッジ上に配置され、前記記録媒体に対し
てインク吐出面に形成された吐出口からインクを吐出す
る記録ヘッドと、前記キャリッジ上に配置され、当該キ
ャリッジの移動方向に沿って前記記録ヘッドに隣接して
配設される多孔質体からなるクリーナー部材と、キャリ
ッジに対向する本体側に配置され、非印字領域における
前記キャリッジの移動によって前記インク吐出面および
前記クリーナー部材に摺接する可撓性のワイパー部材
と、を備え、前記ワイパー部材が摺接する前記クリーナ
ー部材のクリーニング面の面粗さが、前記インクの物性
に対応して設定されていることを特徴とする。
ジが本体側に配置されたワイパー部材上を通過すること
によって、記録ヘッドがクリーニングされる。可撓性の
ワイパー部材は、先ず記録ヘッドのインク吐出面に摺接
することによって、インク吐出面の汚れを除去する。続
いて、ワイパー部材がクリーナー部材のクリーニング面
に摺接することによって前記汚れがクリーナー部材に除
去される。この際、クリーニング面はインクの物性に対
応して設定された面粗さ(例えば、インク粘度が1.5
〜5.0mPa・sであれば、Ra≧18μmかつRm
ax≧150μm)となっているため、ワイパー部材か
ら顔料系成分を確実に除去する(掻き取る)ことができ
る。しかも、クリーニング面は平滑なものと比較して表
面積が増大している。したがって、顔料系成分がクリー
ニング面上で多少固化しても、固化した顔料系成分が付
着していないクリーニング面が十分に確保されているた
め、クリーニング面から多孔質体内部に液体成分を浸透
させられる。
の物性に対応させた面粗さとすることによって、多孔質
体の液体成分に対する保持能力の高さを活かしつつ、顔
料系インクの掻き取り、多孔質体内部への液体成分の浸
透可能とした。
記録媒体に対して前記副走査方向と交差する主走査方向
に移動するキャリッジと、キャリッジ上に配置され、前
記記録媒体に対してインク吐出面に形成された吐出口か
らインクを吐出する記録ヘッドと、前記キャリッジ上に
配置され、当該キャリッジの移動方向に沿って前記記録
ヘッドに隣接して配設される多孔質体からなるクリーナ
ー部材と、キャリッジに対向する本体側に配置され、非
印字領域における前記キャリッジの移動によって前記イ
ンク吐出面および前記クリーナー部材に摺接する可撓性
のワイパー部材と、を備え、前記ワイパー部材に摺接す
る前記クリーナー部材のクリーニング面には、キャリッ
ジの移動方向と交差する方向に延在する溝が設けられて
いることを特徴とする。
ジが本体側に配置されたワイパー部材上を通過すること
によって、記録ヘッドが先ずクリーニングされる。すな
わち、可撓性のワイパー部材が記録ヘッドのインク吐出
面に摺接することによって、インク吐出面の汚れを除去
する。続いて、ワイパー部材がクリーナー部材のクリー
ニング面に摺接することによって前記汚れがクリーナー
部材に除去される。この際、ワイパー部材はクリーナー
部材の角に当たった後、クリーニング面に摺接し、溝の
角に再び当たりクリーニング面に摺接する。したがっ
て、クリーナー部材は、スクレーバーと同様に角によっ
てワイパー部材の汚れ(顔料系成分)を2度にわたって
掻き取るため、ワイパー部材の表面に付着した汚れを良
好に除去することができる。また、クリーナー部材は、
溝を設けているためクリーニング面の表面積が増大す
る。したがって、クリーニング面上に顔料系成分の固化
物が付着しても、液体成分(顔料系インク)を良好に吸
入する。
る記録媒体に対して前記副走査方向と交差する主走査方
向に移動するキャリッジと、キャリッジ上に配置され、
前記記録媒体に対してインク吐出面に形成された吐出口
からインクを吐出する記録ヘッドと、前記キャリッジ上
に配置され、当該キャリッジの移動方向に沿って前記記
録ヘッドに隣接して配設される多孔質体からなるクリー
ナー部材と、キャリッジに対向する本体側に配置され、
非印字領域における前記キャリッジの移動によって前記
インク吐出面および前記クリーナー部材に摺接する可撓
性のワイパー部材と、を備え、ワイパー部材が摺接する
前記クリーナー部材のクリーニング面が記録ヘッドのイ
ンク吐出面よりもワイパー部材側に突出するように配設
されていることを特徴とする。
ジが本体側に配置されたワイパー部材上を通過すること
によって、先ず記録ヘッドがクリーニングされる。すな
わち、可撓性のワイパー部材が記録ヘッドのインク吐出
面に摺接することによって、インク吐出面の汚れを除去
する。続いて、ワイパー部材がクリーナー部材のクリー
ニング面に摺接することによって前記汚れがクリーナー
部材に除去される。この際、クリーナー部材は記録ヘッ
ドのインク吐出面よりもさらにワイパー部材側に突出さ
れて配設されているため、ワイパー部材がクリーナー部
材の側面に強く摺接させられ、側面側に顔料成分を掻き
取られる。この結果、クリーナー部材のクリーニング面
に付着する顔料成分量が抑制され、固化した顔料成分が
付着していないクリーニング面が十分に確保される。こ
の結果、多孔質体(クリーナー部材)内部へ顔料インク
(液体成分)が吸入され、確実に保持される。
記録ヘッドと、染料系インクを吐出する記録ヘッドを備
えたインクジェット記録装置においては、キャリッジの
移動方向に沿って、各記録ヘッドとクリーナー部材が交
互に配設されたことを特徴とする。
リーナー部材は、多孔質体のクリーニング面形状あるい
は部材の配置を変更したのみなので、染料系インクが付
着したワイパー部材の汚れを確実に吸入し、多孔質体内
部に保持することができる。したがって、1つのワイパ
ー部材で顔料系インク、染料系インクを吐出する各記録
ヘッドのインク吐出面を清掃することが可能であり、し
かも同じクリーナー部材によってワイパー部材に付着し
た顔料系成分あるいは染料系成分を除去し、各液体成分
を多孔質体内部に吸入し、保持することができる。した
がって、ワイパー部材を介して記録ヘッド上で顔料系成
分と染料系成分が混合し、顔料系成分の固化が進んで記
録ヘッドに吐出不良を生ずることもない。
1実施形態に係るインクジェット記録装置について詳細
に説明する。
置10には、搬送ローラ12によって搬送される用紙の
上部に、用紙の搬送方向(副走査方向、矢印A方向)と
交差する主走査方向(矢印B方向)に移動可能とされた
キャリッジ16が配置されている。キャリッジ16は、
ブラックの顔料インクを用紙に向かって吐出する記録ヘ
ッド18と、イエロー、マゼンタ、シアンの各染料イン
クを用紙に向かって吐出する記録ヘッド20とから構成
されている。
は、図1(A)に示すように、記録ヘッド18、クリー
ナー30、記録ヘッド20、クリーナー32が主走査方
向に配置されている。記録ヘッド18、20のインク吐
出面18A、20Aにはインクを吐出する複数のノズル
孔34が主走査方向と直交する方向に一列に形成されて
いる。
0Aは、顔料インクの物性(インク粘度1.5〜5.0
mPa・s)に対応して設定された面粗さ(Ra=18
μmかつRmax=150μm)に形成されている。な
お、クリーナー32も同様の構成である。このようにク
リーニング面30A、32Aを形成する方法としては、
金型の面を粗くする、あるいはクリーニング面30A、
32Aの表面をヤスリや溶剤で粗く処理する方法が考え
られる。
グ面30A、32Aの位置は、図1(B)に示すよう
に、インク吐出面18A、20Aよりもさらに0.3m
mほどプラテン面50から離間している。
端部には、印字しないときにキャリッジ16(記録ヘッ
ド18、20)が位置する場所(以下、ホームポジショ
ンという)24があり、ホームポジション24と印字領
域の境界にクリーニング機構26が設けられている。
6を有し、記録ヘッド18、20等のクリーニング時の
み記録ヘッド側に突出し、耐インク性を有するゴム部材
から形成された可撓性のブレード38が記録ヘッド1
8、20のインク吐出面18A、20Aに摺接する構成
となっている。
装置の作用について説明する。
6の図示しない駆動機構が起動され、ワイパー部材36
(ブレード38)が記録ヘッド側に突出する。この結
果、記録ヘッド18、20がホームポジションに移動す
る際に、ブレード38が記録ヘッド18、20のインク
吐出面18A、20Aに摺接可能とされる。
ムポジション24へ移動することにより、キャリッジ1
6に配設された記録ヘッド18、20のインク吐出面1
8A、20A、クリーナー30、32のクリーニング面
30A、32Aが順次、ワイパー部材36のブレード3
8に摺接することになる。
記録ヘッド18のインク吐出面18Aを摺接することに
よって、インク吐出面18Aから顔料インクを含む汚れ
を除去する。
クリーニング面30Aに摺接する。この際、クリーニン
グ面30Aの面粗さはインクの物性(インク粘度1.5
〜5.0mPa・s)に対応して十分に粗く(Ra=1
8μmかつRmax=150μm)設定してあるので、
ブレード38に付着した顔料インク等の汚れをブレード
38の表面から掻き取り、クリーニング面30Aに移す
ことができる。さらに、クリーニング面30Aが十分に
粗く形成されているため、クリーニング面30Aの表面
積が十分に確保されており、顔料インクの一部が表面で
固化しても、液体成分を多孔質体からなるクリーナー3
0の内部に浸透させ、保持させることが可能である。
のインク吐出面20Aに摺接し、インク吐出面20Aか
ら染料インク等を除去する。
摺接することによって、ブレード38に付着した染料イ
ンクを含む汚れをクリーナー32のクリーニング面32
Aから多孔質体からなるクリーナー32の内部に浸透さ
せる。この結果、ブレード38はクリーンな状態に復帰
する。
ット記録装置10では、多孔質体からなるクリーナー3
0、32のクリーニング面30A、32Aの面粗さを顔
料インクの物性に対応して設定したため、染料インクを
ブレード38から良好に吸入するのはもちろん、ブレー
ド38から顔料インクを良好に掻き取ることもできる。
ところで、クリーニング面30A、32Aが面粗さによ
って十分な表面積を有するため、顔料インクの析出物な
どによってクリーニング面30A、32Aが塞がれるこ
となく、多孔質体内部に液体成分を吸入して保持するこ
とができる。したがって、クリーナー30、32を交換
することなく、記録ヘッド18、20を長期間使用可能
となる。
クリーナー30によって除去しきれず、記録ヘッド20
のインク吐出面20Aに付着して固化したとしても、そ
の量はわずかであり、ホームポジション24で記録ヘッ
ド20の予備吐出を行うことによって吐出不良を回避で
きる。また、ブレード38に残存した顔料成分もクリー
ナー32によって確実に除去される。
ジェット記録装置について説明する。第1実施形態と同
様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説
明を省略する。なお、本実施形態は、クリーナーのみが
第1実施形態と異なるのでその部分のみを説明する。
0A、32Aには主走査方向と直交する方向に延在する
断面矩形の溝40が形成されている(図2(A)(B)
参照)。溝40の成形方法としては、溝を形成した型を
使用する、あるいはクリーニング面30A、32Aに切
削や溶剤で溝を形成する方法が考えられる。なお、クリ
ーニング面30A、32Aの面粗さは、Ra=14μm
かつRmax=100μmである。
装置では、以下のような作用がある。
のブレード38が記録ヘッド18のインク吐出面18A
から汚れた顔料インクを除去する。次に、顔料インクが
付着したブレード38は、クリーナー30の角30Bに
当接し、顔料インクを除去された(掻き取られた)後、
クリーニング面30Aに摺接され、さらに、溝40の角
40Bに当接し、顔料インクを再び掻き取られる。この
結果、ブレード38から顔料インクが確実に除去され
る。また、溝40が成形されたことによってクリーニン
グ面30Aにおける表面積が十分に確保され、顔料成分
の析出(固化物)によって多孔質体内部への液体成分の
浸透が阻害されることはない。
って記録ヘッド20のインク吐出面20Aから染料イン
クが除去される。ブレード38に付着した染料インクは
クリーニング32のクリーニング面32Aから多孔質体
内部に浸透して保持される。
30、32のクリーニング面30A、32Aにキャリッ
ジ16の進行方向に直交する方向に溝40を形成したた
め、クリーナー30、32の角30B、溝の角40Bに
よって顔料インクを確実に掻き取ることができる。しか
も、溝40によってクリーニング面30A、32Aの表
面積が増大し、顔料インクの析出によっても液体成分の
浸透可能な表面積が十分に確保されるため、顔料インク
あるいは染料インクの多孔質体内部への浸透が阻害され
ることはない。
クジェット記録装置について説明する。第1実施形態と
同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な
説明を省略する。なお、本実施形態は、クリーナーのみ
が第1実施形態と異なるのでその部分のみを説明する。
0A、32Aが記録ヘッド18、20のインク吐出面1
8A、20Aよりも0.5mmほどプラテン面50側に
配置されている(図5(B)参照)。このような配置を
達成する方法としては、クリーナー30、32のサイズ
を変更する、あるいはディスペンサーを使用する方法が
考えられる。なお、本実施形態では、インク吐出面30
A、32Aの面粗さがRa=14μmかつRmax=1
00μmである。
の作用について説明する。
ヘッド18のインク吐出面18Aから顔料インク等の汚
れを除去する。次に、ブレード38がクリーナー30に
当接する。この際、クリーナー30のクリーニング面3
0Aは、記録ヘッド18のインク吐出面18Aよりも
0.5mmほどプラテン面50側に配置されているた
め、ブレード38がクリーナー30の側面30Cに突き
当たり、顔料成分を掻き取られる。しかも、クリーナー
30の側面30C側で顔料成分が掻き取られるため、ク
リーニング面30Aに付着する顔料成分量が減少する。
子の結果、顔料成分の析出(固化物)によってクリーニ
ング面30A、32Aからの多孔質体内部への液体成分
の浸透が妨げられることはない。
行った。試験は、従来例(図6参照)で説明した黒イン
クとカラーインクの双方に染料インクが使用されている
インクジェット記録装置を用いて行った。実施例1〜3
は、それぞれ第1〜第3実施形態に示した条件で形成さ
れており、比較例1は、実施例1(従来例1)と同様で
あって面粗さがRa=15μmかつRmax=120μ
mのものである。他の試験条件および試験結果を表1に
示す。なお、従来例において染料インクのみを使用した
場合に記録ヘッドに吐出不良が発生するまでの印字量を
1.0として、これに対する比率で他の例の印字量を表
示した。
装置において黒インクを顔料インクに交換しただけで
は、顔料インクの析出によって多孔質体(クリーナー)
のクリーニング面に顔料成分が析出して液体成分が浸透
しなくなる。この結果、ブレードに付着した顔料成分が
カラーの記録ヘッドに付着し、記録ヘッドの吐出不良が
発生し、染料インクのみを使用したものと比較して印字
量が1/3に低下したと考えられる。
ンク粘度1.5〜5.0mPa・s)に対応した面粗さ
(Ra=18μmかつRmax=150μm)にクリー
ニング面を形成したため、顔料成分をブレードから確実
に掻き取り、インクの吐出状態を良好に保ったものと考
えられる。比較例も従来例に比較すれば改善しているも
のの、面粗さが不十分であるため吐出不良が発生したも
のと考えられる。
ードから良好に除去され、インクの吐出状態を良好に確
保したものと考えれる。
あることを好適な条件としたが、インクの物性や他の部
材の材質などによって面粗さの条件は異なる。
ット記録装置では、染料系インクに対して使用されてい
る多孔質体からなるクリーニング部材の面粗さ、形状あ
るいは配置を変更することによって、ワイパー部材に付
着した顔料成分を十分に掻き取ると共に、液体成分を浸
透させて保持することができる。したがって、インクジ
ェット記録装置の部品点数やコストを増大させることも
なく、装置を大型化させることもない。
ッドおよびクリーナーの概略下面図であり、(B)は記
録ヘッドおよびクリーナーとワイパー部材の関係を示す
概略側面図である。
録装置を示す斜視図である。
ッドおよびクリーナーの概略下面図であり、(B)は記
録ヘッドおよびクリーナーとワイパー部材の関係を示す
概略側面図である。
イパー部材に対する作用を示す説明図である。
ッドおよびクリーナーの概略下面図であり、(B)は記
録ヘッドおよびクリーナーとワイパー部材の関係を示す
概略側面図である。
ーナーの概略下面図であり、(B)は記録ヘッドおよび
クリーナーとワイパー部材の関係を示す概略側面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 副走査方向に搬送される記録媒体に対し
て前記副走査方向と交差する主走査方向に移動するキャ
リッジと、 キャリッジ上に配置され、前記記録媒体に対してインク
吐出面に形成された吐出口からインクを吐出する記録ヘ
ッドと、 前記キャリッジ上に配置され、当該キャリッジの移動方
向に沿って前記記録ヘッドに隣接して配設される多孔質
体からなるクリーナー部材と、 キャリッジに対向する本体側に配置され、非印字領域に
おける前記キャリッジの移動によって前記インク吐出面
および前記クリーナー部材に摺接する可撓性のワイパー
部材と、 を備え、前記ワイパー部材が摺接する前記クリーナー部
材のクリーニング面の面粗さが、前記インクの物性に対
応して設定されていることを特徴とするインクジェット
記録装置。 - 【請求項2】 副走査方向に搬送される記録媒体に対し
て前記副走査方向と交差する主走査方向に移動するキャ
リッジと、 キャリッジ上に配置され、前記記録媒体に対してインク
吐出面に形成された吐出口からインクを吐出する記録ヘ
ッドと、 前記キャリッジ上に配置され、当該キャリッジの移動方
向に沿って前記記録ヘッドに隣接して配設される多孔質
体からなるクリーナー部材と、 キャリッジに対向する本体側に配置され、非印字領域に
おける前記キャリッジの移動によって前記インク吐出面
および前記クリーナー部材に摺接する可撓性のワイパー
部材と、 を備え、前記ワイパー部材に摺接する前記クリーナー部
材のクリーニング面には、キャリッジの移動方向と交差
する方向に延在する溝が設けられていることを特徴とす
るインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 副走査方向に搬送される記録媒体に対し
て前記副走査方向と交差する主走査方向に移動するキャ
リッジと、 キャリッジ上に配置され、前記記録媒体に対してインク
吐出面に形成された吐出口からインクを吐出する記録ヘ
ッドと、 前記キャリッジ上に配置され、当該キャリッジの移動方
向に沿って前記記録ヘッドに隣接して配設される多孔質
体からなるクリーナー部材と、 キャリッジに対向する本体側に配置され、非印字領域に
おける前記キャリッジの移動によって前記インク吐出面
および前記クリーナー部材に摺接する可撓性のワイパー
部材と、 を備え、前記ワイパー部材が摺接する前記クリーナー部
材のクリーニング面が前記記録ヘッドのインク吐出面よ
りもワイパー部材側に突出するように配設されているこ
とを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記面粗さは、Ra≧18μmかつRm
ax≧150μmであることを特徴とする請求項1記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 顔料系インクを吐出する記録ヘッドと、
染料系インクを吐出する記録ヘッドを備えたインクジェ
ット記録装置であり、 キャリッジの移動方向に沿って、各記録ヘッドとクリー
ナー部材が交互に配設されたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれか1項記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6908299A JP2000263800A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6908299A JP2000263800A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263800A true JP2000263800A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13392322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6908299A Pending JP2000263800A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263800A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005096340A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Brother Ind Ltd | インクジェットプリンタ |
| JP2012086581A (ja) * | 2006-09-27 | 2012-05-10 | Brother Industries Ltd | 印刷装置 |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP6908299A patent/JP2000263800A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005096340A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Brother Ind Ltd | インクジェットプリンタ |
| US7311377B2 (en) | 2003-09-26 | 2007-12-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet printer |
| JP2012086581A (ja) * | 2006-09-27 | 2012-05-10 | Brother Industries Ltd | 印刷装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050330 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070109 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070508 |