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JP2000249215A - 作業車の走行変速操作装置 - Google Patents

作業車の走行変速操作装置

Info

Publication number
JP2000249215A
JP2000249215A JP11057095A JP5709599A JP2000249215A JP 2000249215 A JP2000249215 A JP 2000249215A JP 11057095 A JP11057095 A JP 11057095A JP 5709599 A JP5709599 A JP 5709599A JP 2000249215 A JP2000249215 A JP 2000249215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
transmission
oil
pressure
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11057095A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobushige Ichikawa
信繁 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP11057095A priority Critical patent/JP2000249215A/ja
Publication of JP2000249215A publication Critical patent/JP2000249215A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に第1クラッチ及び第2クラッチへの圧
油供給を制御する。 【解決手段】 変速レバー7の変速作動に伴って、並列
接続する第1変速機構と第2変速機構とのうち伝動に供
される側のものに対応する第1クラッチC1又は第2ク
ラッチC2に圧油を供給する圧油供給手段を設け、前記
変速レバー7の変速作動に伴って第1クラッチC1及び
第2クラッチC2のうち伝動に供されない側の変速機構
に対応するものから排油させる排油手段を設け、第1ク
ラッチC1への第1圧油供給路L1及び第2クラッチC
2への第2圧油供給路L2のそれぞれに第1制御弁V1
及び第2制御弁V2を設け、供給圧の上昇を緩衝する第
1アキュムレータA1と第2アキュムレータA2とを設
け、前記変速レバー7の変速作動に伴って第1制御弁V
1及び第2制御弁V2のうち伝動に供される側の変速機
構に対応するものにパイロット圧を印加する制御手段を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動部から走行部
への伝動系に並列接続する状態で介装した二つの伝動径
路のうちの一方に、油圧シフト操作式の第1変速機構と
圧油供給に伴い入り作動しかつ排油に伴い切り作動する
第1クラッチとを設け、他方の伝動径路に、油圧シフト
操作式の第2変速機構と圧油供給に伴い入り作動しかつ
排油に伴い切り作動する第2クラッチとを設け、変速レ
バーの変速作動に伴って、前記第1変速機構と第2変速
機構とのうち伝動に供される側のものに対応する第1ク
ラッチ又は第2クラッチに圧油を供給する圧油供給手段
を設け、前記変速レバーの変速作動に伴って、前記第1
変速機構と第2変速機構とのうち伝動に供されない側の
ものに対応する第1クラッチ又は第2クラッチから排油
させる排油手段を設けてあるトラクタなど作業車の走行
変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の作業車の走行変速操作装置で
は、例えば、第1変速機構を1速・3速変速用のものと
し、第2変速機構を2速・4速変速用のものとし、伝動
に使用する変速機構を第1変速機構から第2変速機構に
変更しての1速から2速への変速時及び3速から2速・
4速への変速時には、第1クラッチを切り作動させて第
1変速機構による伝動を断ったのちに第2クラッチを入
り作動させて第2変速機構による伝動状態に移行するの
ではなく、第1クラッチを半クラッチ状態を経て入り状
態に切り換える一方、第2クラッチを第1クラッチと同
じタイミングで半クラッチ状態を経て切り状態に切り換
えることにより、第1クラッチ及び第2クラッチがとも
に切り状態となって走行部への伝動が完全に断たれるこ
とで急激な速度低下が起こることを抑制できて、それら
の変速を円滑に行うことができる。他方、伝動に使用す
る変速機構を第2変速機構から第1変速機構に変更して
の4速から3速への変速時及び2速から3速・1速への
変速時にも、同様に、第2クラッチを切り作動させて第
2変速機構による伝動を断ったのちに第1クラッチを入
り作動させて第1変速機構による伝動状態に移行するの
ではなく、第2クラッチを半クラッチ状態を経て入り状
態に切り換える一方、第1クラッチを第2クラッチと同
じタイミングで半クラッチ状態を経て切り状態に切り換
えることにより、第1クラッチ及び第2クラッチがとも
に切り状態となって走行部への伝動が完全に断たれるこ
とで急激な速度低下が起こることを抑制できて、それら
の変速を円滑に行うことができる。
【0003】上記のような利点を有する走行変速操作装
置として従来では、特開昭58‐21045号公報で見
られるように、圧油供給手段を構成するに、第1クラッ
チへの圧油供給路及び第2クラッチへの圧油供給路のそ
れぞれに、電磁弁を設け、変速レバーの変速作動に伴っ
て、第1変速機構と第2変速機構とのうち伝動に供され
る側のものに対応する電磁弁を開動させるとともに、伝
動に供されない側のものに対応する電磁弁を閉動させる
制御手段を設けたものが知られている。そして、電磁弁
の開動・閉動を制御することにより、第1クラッチ及び
第2クラッチを半クラッチ状態にするようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、第1クラッチ及び第2クラッチへの圧
油供給を制御するに、高価な電磁弁を使用していたた
め、コストアップを招来していた。
【0005】本発明の目的は、安価に第1クラッチ及び
第2クラッチへの圧油供給を制御する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕原動部から走行部への伝動系に並
列接続する状態で介装した二つの伝動径路のうちの一方
に、油圧シフト操作式の第1変速機構と圧油供給に伴い
入り作動しかつ排油に伴い切り作動する第1クラッチと
を設け、他方の伝動径路に、油圧シフト操作式の第2変
速機構と圧油供給に伴い入り作動しかつ排油に伴い切り
作動する第2クラッチとを設け、変速レバーの変速作動
に伴って、前記第1変速機構と第2変速機構とのうち伝
動に供される側のものに対応する第1クラッチ又は第2
クラッチに圧油を供給する圧油供給手段を設け、前記変
速レバーの変速作動に伴って、前記第1変速機構と第2
変速機構とのうち伝動に供されない側のものに対応する
第1クラッチ又は第2クラッチから排油させる排油手段
を設けてある作業車の走行変速操作装置であって、前記
圧油供給手段を構成するに、前記第1クラッチへの第1
圧油供給路及び前記第2クラッチへの第2圧油供給路の
それぞれに、パイロット圧の印加に伴い可逆的に開動す
るパイロット圧操作式の第1制御弁及び第2制御弁を設
け、前記第1制御弁を開動しての圧油供給に伴う供給圧
の上昇を緩衝する第1アキュムレータと、前記第2制御
弁を開動しての圧油供給に伴う供給圧の上昇を緩衝する
第2アキュムレータとを設け、前記変速レバーの変速作
動に伴って、前記第1変速機構と第2変速機構とのうち
伝動に供される側のものに対応する第1制御弁又は第2
制御弁にパイロット圧を印加する制御手段を設けてある
点にある。
【0008】〔作用〕パイロット圧操作式の第1制御弁
及び第2制御弁により、第1クラッチ及び第2クラッチ
への圧油供給を制御するようにしてあるから、電磁弁を
用いて圧油供給を制御する場合に比較して安価で済む。
【0009】しかも、第1アキュムレータ及び第2アキ
ュムレータを設けることにより、第1制御弁及び第2制
御弁の開動に伴う第1クラッチ及び第2クラッチへの供
給圧の上昇を徐々に行わせて、圧油供給に伴う第1クラ
ッチ及び第2クラッチの切り状態から入り状態への変更
を瞬時に行わすのではなく、圧油供給に伴い十分な半ク
ラッチ状態を経て第1クラッチ及び第2クラッチを切り
状態から入り状態に変更するようにしてあるから、第1
制御弁及び第2制御弁をパイロット圧で単純に開閉制御
しながらも、第1クラッチを入り作動させての第1変速
機構による伝動状態への移行及び第2クラッチを入り作
動させての第2変速機構による伝動状態への移行を徐々
に行わせることができる。このことは、第1クラッチ及
び第2クラッチを切り作動させるには半クラッチ状態を
経て切り作動させるようにすることにより、第1クラッ
チを切り作動させるとともに第2クラッチを入り作動さ
せての第1変速機構による伝動状態から第2変速機構に
よる伝動状態への移行及び、第2クラッチを切り作動さ
せるとともに第1クラッチを入り作動させての第2変速
機構による伝動状態から第1変速機構による伝動状態へ
の移行を円滑に行えることである。
【0010】〔効果〕従って、第1クラッチ及び第2ク
ラッチへの圧油供給を制御する弁としてパイロット圧操
作式の制御弁で済むことと、第1クラッチ及び第2クラ
ッチを半クラッチ状態を経て入り作動させるための構成
として第1アキュムレータ及び第2アキュムレータを設
ける構成で済むこととの相乗により、変速を円滑に行わ
せるように第1クラッチ及び第2クラッチを半クラッチ
状態を経て入り作動させることができながらも、安価に
構成できるようになった。
【0011】請求項2に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0012】〔特徴〕上記請求項1に係る本発明におい
て、排油手段を構成するに、第1クラッチからの第1排
油路と、第2クラッチからの第2排油路を設け、前記第
1排油路に、設定値以上のパイロット圧の印加に伴い可
逆的に開動するパイロット圧操作式の第1排油弁を設
け、前記第2排油路に、設定以上のパイロット圧の印加
に伴い可逆的に開動するパイロット圧操作式の第2排油
弁を設け、前記第1排油弁が開動した状態で前記第1ク
ラッチに圧油が供給されたときに排油抵抗を与えて第1
クラッチへの供給圧を設定値以上に上昇させる第1絞り
と、前記第2排油弁が開動した状態で前記第2クラッチ
に圧油が供給されたときに排油抵抗を与えて第2クラッ
チへの供給圧を設定値以上に上昇させる第2絞りとを設
け、前記第1クラッチへの供給圧を第2排油弁にパイロ
ット圧として印加する第1パイロット圧印加路と、前記
第2クラッチへの供給圧を第1排油弁にパイロット圧と
して印加する第2パイロット圧印加路とを設けてある点
にある。
【0013】〔作用〕第1クラッチが入り状態にある一
方、第2クラッチが切り状態にある場合において、変速
レバーの変速作動に伴い第2変速機構による伝動を行う
ための第2制御弁を開動させての第2クラッチへの圧油
供給が開始されると、第2排油弁が開動しているものの
第2絞りの存在により第2クラッチへの供給圧が上昇
し、その結果、第2クラッチが入り作動する一方、第1
排油弁に対するパイロット圧(第2クラッチへの供給
圧)が設定値以上に上昇して第1排油弁が開動し、第1
絞りの存在により第1クラッチからの排油が徐々に行わ
れて第1クラッチが半クラッチ状態を経て切り作動す
る。他方、第2クラッチが入り状態にある一方、第2ク
ラッチが切り状態にある場合において、変速レバーの変
速作動に伴い第1変速機構による伝動を行うための第1
制御弁を開動させての第1クラッチへの圧油供給が開始
されると、第1排油弁が開動しているものの第1絞りの
存在により第1クラッチへの供給圧が上昇し、その結
果、第1クラッチが入り作動する一方、第2排油弁に対
するパイロット圧(第1クラッチへの供給圧)が設定値
以上に上昇して第2排油弁が開動し、第2絞りの存在に
より第2クラッチからの排油が徐々に行われて第2クラ
ッチが半クラッチ状態を経て切り作動する。
【0014】以上のように、パイロット圧操作式の第1
排油弁及び第2排油弁と、第1絞り及び第2絞りとを設
けて、第1クラッチ及び第2クラッチのうち切り状態に
ものへの圧油供給に伴い入り状態にあったものを切り作
動させるから、排油を制御する電磁弁を設けて第1クラ
ッチ及び第2クラッチを切り作動させる場合に比較し
て、安価に構成できる。
【0015】しかも、第1排油弁や第2排油弁が開動状
態にあるにかかわらず第1クラッチ及び第2クラッチへ
の圧油供給に伴い供給圧を上昇させるための第1絞り及
び第2絞りが排油時の排油抵抗として機能して、第1ク
ラッチ及び第2クラッチを半クラッチ状態を経て切り作
動させるようにしてあるから、第1クラッチ及び第2ク
ラッチを半クラッチ状態にするための専用の構造が不要
である。
【0016】〔効果〕従って、第1クラッチ及び第2ク
ラッチを半クラッチ状態を経て切り作動できながらも、
構造簡単・安価に実施できるようになった。
【0017】
【発明の実施の形態】作業車の一例であるトラクタは、
図1に示すように、左右一対の操向用の前輪1と左右一
対の後輪2とからなる走行部を備えた機体に、原動部3
と搭乗運転部4とを搭載して構成されている。
【0018】前記原動部3は、エンジン3Aとそれの付
帯機器とからなる。
【0019】前記搭乗運転部4には、前記前輪1を操向
操作するためのステアリングハンドル5・座席6・変速
レバー7・前後進レバー8・超減速レバー9などが設け
られている。
【0020】前記エンジン3Aから走行部への伝動系
は、図2に示すように、エンジン3Aの出力が主クラッ
チ11を介して伝達される走行変速装置12を設け、こ
の走行変速装置12の出力を前記左右の後輪2に伝達す
る後輪デフ13と、走行変速装置12の出力を変速する
前輪変速装置14と、この前輪変速装置14の出力を前
記左右の前輪1に伝達する前輪デフ15とを設けて構成
されている。
【0021】前記走行変速装置12は、主変速装置16
と前後進切り換え装置17と超減速装置18とから構成
されている。
【0022】前記主変速装置16は、並列接続する二つ
の伝動径路を形成し、一方の伝動径路に、油圧シフト操
作式の第1変速機構M1と、圧油供給に伴い伝動を行う
状態に入り作動しかつ排油に伴い伝動を断つ状態に切り
作動する第1クラッチC1と、油圧シフト操作式の第1
副変速機構S1とを、伝動方向の上手側から下手側に向
かってその記載順に配置する状態で介装し、他方の伝動
径路に、油圧シフト操作式の第2変速機構M2と、圧油
供給に伴い伝動を行う状態に入り作動しかつ排油に伴い
伝動を断つ状態に切り作動する第2クラッチC2と、油
圧シフト操作式の第2副変速機構S2とを、伝動方向の
上手側から下手側に向かってその記載順に配置する状態
で介装して構成されている。
【0023】前記第1変速機構M1は、前記主クラッチ
11の出力軸11aに常時噛み合い式のギヤ19,20
を介して減速連動する入力軸21と、中間伝動軸24
と、第1出力軸25とを設け、前記入力軸21に変速ギ
ヤ22を一体回転する状態に装着し、前記中間伝動軸2
4に、前記変速ギヤ22に常時噛み合い連動する第1中
間ギヤ23と第2中間ギヤ26とを一体回転する状態に
装着し、前記第1出力軸25に、前記第2中間ギヤ26
に常時噛み合い連動する1速用受動ギヤ27と、前記第
1中間ギヤ23に常時噛み合い連動する3速用受動ギヤ
28とを相対回転のみ自在に装着し、前記第1出力軸2
5に、前記1速用受動ギヤ27にシンクロメッシュを介
して噛み合い連動する第1位置と前記3速用受動ギヤ2
8にシンクロメッシュを介して噛み合い連動する第3位
置とに軸芯方向でシフト自在にかつ一体回転する状態に
第1シフトギヤ29を装着して構成されている。すなわ
ち、第1シフトギヤ29を第1位置にシフトすることに
より、変速ギヤ22→第1中間ギヤ23→中間伝動軸2
4→第2中間ギヤ26→1速用受動ギヤ27→第1シフ
トギヤ29とその記載順に入力軸21の動力を第1出力
軸25に低速伝達する1速状態を現出し、第1シフトギ
ヤ29を第3位置にシフトすることにより、変速ギヤ2
2→第1中間ギヤ23→3速用受動ギヤ28→第1シフ
トギヤ29とその記載順に入力軸21の動力を第1出力
軸25に前記1速状態よりも高速で伝達する3速状態を
現出するように構成されている。
【0024】前記第2変速機構M2は、第2出力軸30
を前記入力軸21と同芯状に設け、この第2出力軸30
に前記第2中間ギヤ26に常時噛み合い連動する2速用
受動ギヤ31を相対回転のみ自在に装着し、前記第2出
力軸30に、2速用受動ギヤ31にシンクロメッシュを
介して噛み合い連動する第2位置と前記変速ギヤ22に
シンクロメッシュを介して噛み合い連動する第4位置と
に軸芯方向でシフト自在にかつ一体回転する状態に第2
シフトギヤ32を装着して構成されている。すなわち、
第2シフトギヤ32を第2位置にシフトすることによ
り、変速ギヤ22→第1中間ギヤ23→中間伝動軸24
→第2中間ギヤ26→2速用受動ギヤ31→第2シフト
ギヤ32とその記載順に入力軸21の動力を第2出力軸
30に前記1速状態よりも高速でかつ前記3速状態より
も低速で伝達する2速状態を現出し、第2シフトギヤ3
2を第4位置にシフトすることにより、変速ギヤ22→
第2シフトギヤ32とその記載順に入力軸21の動力を
第2出力軸30に前記3速状態よりも高速で伝達する4
速状態を現出するように構成されている。
【0025】前記第1クラッチC1は、前記第1変速機
構M1の第1出力軸25から前記第1副変速機構S1の
第1副変速入力軸33への伝動を断続するように介装さ
れている。
【0026】前記第2クラッチC2は、前記第2変速機
構M2の第2出力軸30から前記第2副変速機構S2の
第2副変速入力軸34への伝動を断続するように介装さ
れている。
【0027】前記第1副変速機構S1は、副変速中間伝
動軸35を設け、この副変速中間伝動軸35に受動ギヤ
36と伝動ギヤ37とを一体回転する状態に装着し、前
記第1副変速入力軸33に、前記受動ギヤ36に常時噛
み合い連動する第1低速伝動ギヤ38と、前記伝動ギヤ
37に常時噛み合い連動する副変速出力ギヤ39とを相
対回転のみ自在に装着し、前記第1副変速入力軸33
に、前記第1低速伝動ギヤ38にシンクロメッシュを介
して連動する低速位置と前記副変速出力ギヤ39にシン
クロメッシュを介して連動する高速位置とに軸芯方向で
シフト自在でかつ一体に回転する状態に第1副変速シフ
トギヤ40を装着して構成されている。すなわち、第1
副変速シフトギヤ40を低速位置にシフトすることによ
り、第1副変速シフトギヤ40→第1低速伝動ギヤ38
→受動ギヤ36→副変速中間伝動軸35→伝動ギヤ37
とその記載順に第1副変速入力軸33の動力を副変速出
力ギヤ39に低速伝達する低速状態を現出し、第1副変
速シフトギヤ40を高速位置にシフトすることにより、
第1副変速シフトギヤ40を介して第1副変速入力軸3
3の動力を副変速出力ギヤ39に前記低速状態よりも高
速で伝達する高速状態を現出するように構成されてい
る。なお、前記副変速中間伝動軸35は、低速状態にお
いて低速逆転駆動され、かつ、高速状態において前記副
変速出力ギヤ39と伝動ギヤ37との噛み合い連動によ
り高速逆転駆動されるようになっている。
【0028】前記第2副変速機構S2は、前記第2副変
速入力軸34に、前記受動ギヤ36に常時噛み合い連動
する第2低速伝動ギヤ41と、前記伝動ギヤ37に常時
噛み合い連動する高速伝動ギヤ42とを相対回転のみ自
在に装着し、前記第2副変速入力軸34に、前記第2低
速伝動ギヤ41にシンクロメッシュを介して噛み合い連
動する低速位置と前記高速伝動ギヤ42にシンクロメッ
シュを介して噛み合い連動する高速位置とに軸芯方向で
シフト自在にかつ一体回転する状態に第2副変速シフト
ギヤ43を装着して構成されている。すなわち、第2副
変速シフトギヤ43を低速位置にシフトすることによ
り、第2副変速シフトギヤ43→第2低速伝動ギヤ41
→受動ギヤ36→副変速中間伝動軸35→伝動ギヤ37
とその記載順に第2副変速入力軸34の動力を副変速出
力ギヤ39に低速伝達する低速状態を現出し、第2副変
速シフトギヤ43を高速位置にシフトすることにより、
第2副変速シフトギヤ43→高速伝動ギヤ42→伝動ギ
ヤ37とその記載順に第2副変速入力軸34の動力を副
変速出力ギヤ39に前記低速状態よりも高速で伝達する
高速状態を現出するように構成されている。なお、この
場合も、前記副変速中間伝動軸35は、低速状態におい
て低速逆転駆動され、かつ、高速状態において前記副変
速出力ギヤ39と伝動ギヤ37との噛み合い連動により
高速逆転駆動されるようになっている。また、この第2
副変速機構S2の伝動比は第1副変速機構S1の伝動比
と等しくなっている。
【0029】以上、主変速装置16は、第1変速機構M
1・第2変速機構M2・第1副変速機構S1・第2副変
速機構S2の変速状態の組み合わせにより、次の〔1〕
〜〔8〕の変速状態を現出するように構成されている。 〔1〕第1変速機構M1を1速状態に切り換えるととも
に、第1クラッチC1を入り作動させ、かつ、第1副変
速機構S1を低速状態に切り換えることにより、低速走
行の第1速状態を現出する。 〔2〕第2変速機構M2を2速状態に切り換えるととも
に、第2クラッチC2を入り作動させ、かつ、第2副変
速機構S2を低速状態に切り換えることにより、前記第
1速状態よりも高速走行の第2速状態を現出する。 〔3〕第1変速機構M1を3速状態に切り換えるととも
に、第1クラッチC1を入り作動させ、かつ、第1副変
速機構S1を低速状態に切り換えることにより、前記第
2速状態よりも高速走行の第3速状態を現出する。 〔4〕第2変速機構M2を4速状態に切り換えるととも
に、第2クラッチC2を入り作動させ、かつ、第2副変
速機構S2を低速状態に切り換えることにより、前記第
3速状態よりも高速走行の第4速状態を現出する。 〔5〕第1変速機構M1を1速状態に切り換えるととも
に、第1クラッチC1を入り作動させ、かつ、第1副変
速機構S1を高速状態に切り換えることにより、前記第
4速状態よりも高速走行の第5速状態を現出する。 〔6〕第2変速機構M2を2速状態に切り換えるととも
に、第2クラッチC2を入り作動させ、かつ、第2副変
速機構S2を高速状態に切り換えることにより、前記第
5速状態よりも高速走行の第6速状態を現出する。 〔7〕第1変速機構M1を3速状態に切り換えるととも
に、第1クラッチC1を入り作動させ、かつ、第1副変
速機構S1を高速状態に切り換えることにより、前記第
6速状態よりも高速走行の第7速状態を現出する。 〔8〕第2変速機構M2を4速状態に切り換えるととも
に、第2クラッチC2を入り作動させ、かつ、第2副変
速機構S2を高速状態に切り換えることにより、前記第
7速状態よりも高速走行の第8速状態を現出する。
【0030】前記前後進切り換え装置17は、前後進出
力軸44を前記副変速出力ギヤ39と同芯状に設け、前
記副変速中間伝動軸35に後進伝動ギヤ45を一体回転
する状態に装着し、前記前後進出力軸44に、後進伝動
ギヤ45にアイドルギヤ46を介して常時噛み合い連動
する後進受動ギヤ47を相対回転のみ自在に装着し、前
記前後進出力軸44に、前記副変速出力ギヤ39にシン
クロメッシュを介して噛み合い連動する前進位置と前記
後進受動ギヤ47にシンクロメッシュを介して噛み合い
連動する後進位置とに軸芯方向でシフト自在にかつ一体
回転する状態に前後進シフトギヤ48を装着して構成さ
れている。すなわち、前後進シフトギヤ48を前進位置
にシフトすることにより、前後進シフトギヤ48を介し
て副変速出力ギヤ39の動力を前進動力として前後進出
力軸44に伝達する前進状態を現出し、前後進シフトギ
ヤ48を後進位置にシフトすることにより、後進伝動ギ
ヤ45→アイドルギヤ46→後進受動ギヤ47→前後進
シフトギヤ48とその記載順に副変速中間伝動軸35の
動力を後進動力として前後進出力軸44に伝達する後進
状態を現出するように構成されている。
【0031】前記超減速装置18は、前記後輪デフ13
に対する駆動ピニオン49aを有する最終出力軸49を
前記前後進出力軸44と同芯状に設け、減速第1受動ギ
ヤ50と減速第2伝動ギヤ51とを一体回転する状態に
装備した減速軸52を設け、前記前後進出力軸44に、
前記減速第1受動ギヤ50に常時噛み合い連動する減速
第1伝動ギヤ53を相対回転のみ自在に装着し、前記最
終出力軸49に、前記減速第2伝動ギヤ51に常時噛み
合い連動する減速第2受動ギヤ54を一体回転する状態
に装着し、前記前後進出力軸44に、前記減速第2受動
ギヤ54(最終出力軸49)にシンクロメッシュを介し
て噛み合い連動する通常位置と前記減速第1伝動ギヤ5
3にシンクロメッシュを介して噛み合い連動する減速位
置とに軸芯方向でシフト自在にかつ一体回転する状態に
減速シフトギヤ55を装着して構成されている。すなわ
ち、減速シフトギヤ55を通常位置にシフトすることに
より、この減速シフトギヤ55を介して前後進出力軸4
4の動力を最終出力軸49に等速伝達する通常状態を現
出し、減速シフトギヤ55を減速位置にシフトすること
により、減速シフトギヤ55→減速第1伝動ギヤ53→
減速第1受動ギヤ50→減速軸52→減速第2伝動ギヤ
51→減速第2受動ギヤ54とその記載順に前後進出力
軸44の動力を最終出力軸49に超減速伝達(二段減速
伝達)する超減速状態を現出するように構成されてい
る。
【0032】前記前輪変速装置14は、前記前輪1の周
速度を後輪2の周速度よりも大きくする増速状態と、前
輪1の周速度を後輪2の周速度と略同一にする標準状態
と、前輪1への動力伝達を断つ中立状態とに切り換え自
在な装置であって、前記最終出力軸49にギヤ連動する
前進変速入力軸56に、増速伝動ギヤ57と標準伝動ギ
ヤ58とを一体回転する状態に装着し、前記前輪デフ1
5に対する駆動ピニオン59aを備えた前輪変速出力軸
59に、前記増速伝動ギヤ57に常時噛み合い連動する
増速受動ギヤ60と前記標準伝動ギヤ58に常時噛み合
い連動する標準受動ギヤ61とを相対回転のみ自在に装
着し、前記前輪変速出力軸59と増速受動ギヤ60との
間に摩擦式に増速クラッチ62を介装し、前記前輪変速
出力軸59に、前記増速クラッチ62を伝動状態に入り
作動させるクラッチ入り増速位置と前記標準受動ギヤ6
1に噛み合い連動する標準位置と前記増速クラッチ62
を非伝動状態に切り作動させるとともに前記標準受動ギ
ヤ61への連動を断つ中立位置とに軸芯方向でシフト自
在にかつ一体回転する状態にシフト体63を装着して構
成されている。すなわち、シフト体63をクラッチ入り
増速位置にシフトすることにより、増速伝動ギヤ57→
増速受動ギヤ60→増速クラッチ62とその記載順に前
輪変速入力軸56の動力を前輪変速出力軸59に増速伝
達する増速状態を現出し、シフト体63を標準位置にシ
フトすることにより、標準伝動ギヤ58→標準受動ギヤ
61→シフト体63とその記載順に前輪変速入力軸56
の動力を前輪変速出力軸59に標準伝達する標準状態を
現出し、シフト体63を中立位置にシフトすることによ
り、前輪変速入力軸56から前輪変速出力軸59への伝
動を断つ中立状態を現出するように構成されている。
【0033】前記走行変速装置12の操作装置、つま
り、走行変速操作装置は、前記変速レバー7の作動に基
づいて主変速装置16を操作し、前記前後進レバー8の
前進位置Fへの作動に伴い前後進シフトギヤ48を前進
位置にシフトして前後進切り換え装置17を前進状態に
切り換えるとともに前後進レバー8の後進位置Rへの作
動に伴い前後進シフトギヤ48を後進位置にシフトして
前後進切り換え装置17を後進状態に切り換え、前記超
減速レバー9の通常位置への作動に伴い減速シフトギヤ
55を通常位置にシフトして超減速装置18を通常状態
に切り換えるとともに超減速レバー9の減速位置への作
動に伴い減速シフトギヤ55を減速位置にシフトして超
減速装置18を超減速状態に切り換えるものである。
【0034】前記走行変速操作装置のうち主変速装置1
6に対する操作部は、図3に示すように、前記エンジン
3Aで駆動される油圧ポンプ70を備えた圧油供給源7
1を設け、第1シフトシリンダ72と第2シフトシリン
ダ73と第1副変速シフトシリンダ74と第2副変速シ
フトシリンダ75とを設け、圧油供給手段と排油手段と
を設け、変速レバー7に連動して作動するロータリーバ
ルブ76を設けて構成されている。
【0035】前記第1シフトシリンダ72は、第1ポー
トへの圧油供給に伴い一方向に作動することで前記第1
シフトギヤ29を1速位置にシフトして第1変速機構M
1を1速状態に切り換え、かつ、第2ポートへの圧油供
給に伴い前記とは逆方向に作動することで第1シフトギ
ヤ29を3速位置にシフトして第1変速機構M1を3速
状態に切り換える複動型の油圧シリンダである。
【0036】前記第2シフトシリンダ73は、第1ポー
トへの圧油供給に伴い一方向に作動することで前記第2
シフトギヤ32を2速位置にシフトして第2変速機構M
2を2速状態に切り換え、かつ、第2ポートへの圧油供
給に伴い前記とは逆方向に作動することで第2シフトギ
ヤ32を4速位置にシフトして第2変速機構M2を4速
状態に切り換える複動型の油圧シリンダである。
【0037】前記第1副変速シフトシリンダ74は、第
1ポートへの圧油供給に伴い一方向に作動することで前
記第1副変速シフトギヤ40を低速位置にシフトして第
1副変速機構S1を低速状態に切り換え、かつ、第2ポ
ートへの圧油供給に伴い前記とは逆方向に作動すること
で第1副変速シフトギヤ40を高速位置にシフトして第
1副変速機構S1を高速状態に切り換える複動型の油圧
シリンダである。
【0038】前記第2複変速シフトシリンダ75は、第
1ポートへの圧油供給に伴い一方向に作動することで前
記第2副変速シフトギヤ43を低速位置にシフトして第
2副変速機構S2を低速状態に切り換え、かつ、第2ポ
ートへの圧油供給に伴い前記とは逆方向に作動すること
で第2副変速シフトギヤ43を高速位置にシフトして第
2副変速機構S2を高速状態に切り換える複動型の油圧
シリンダである。
【0039】前記圧油供給手段は、前記変速レバー7の
変速作動に伴って、第1変速機構M1が伝動に供される
ものである場合には第1クラッチC1に、又、第2変速
機構M2が伝動に供されるものである場合には第2クラ
ッチC2にそれぞれ圧油を供給する手段である。具体的
には、圧油供給源71からの元圧油供給路Lから分岐さ
せた第1クラッチC1への圧油供給路L1及び第2クラ
ッチC2への圧油供給路L2のそれぞれに、パイロット
圧の印加に伴い可逆的に開動するパイロット圧操作式の
第1制御弁V1及び第2制御弁V2を設け、第1制御弁
V1を開動しての圧油供給に伴う供給圧の上昇を緩衝す
る第1アキュムレータA1と、第2制御弁V2を開動し
ての圧油供給に伴う供給圧の上昇を緩衝する第2アキュ
ムレータA2とを設け、前記変速レバー7の変速作動に
伴って、第1変速機構M1が伝動に供されるものである
場合には第1制御弁V1に、又、第2変速機構M2が伝
動に供されるものである場合には第2制御弁V2にそれ
ぞれパイロット圧を印加する制御手段を設けて構成され
ている。
【0040】前記制御手段は前記ロータリーバルブ76
から構成されており、ロータリーバルブ76は、前記変
速レバー7の操作位置に応じて次の〔1〕〜
〔9〕の状
態になるものである。 〔1〕変速レバー7が1速位置D1に位置するとき、前
記主変速装置16が第1変速機構M1及び第1副変速機
構S1を伝動に使用しての第1速状態となるように第1
シフトシリンダ72の第1ポート及び第1副変速シフト
シリンダ74の第1ポートにそれぞれ圧油を供給し、か
つ、前記第1制御弁V1への第1パイロット圧路P1に
パイロット圧を印加する第1状態にある。 〔2〕変速レバー7が2速位置D2に位置するとき、前
記主変速装置16が第2変速機構M2及び第2副変速機
構S2を伝動に使用しての第2速状態となるように第2
シフトシリンダ73の第1ポート及び第2副変速シフト
シリンダ75の第1ポートにそれぞれ圧油を供給し、か
つ、前記第2制御弁V2への第2パイロット圧路P2に
パイロット圧を印加する第2状態にある。 〔3〕変速レバー7が3速位置D3に位置するとき、前
記主変速装置16が第1変速機構M1及び第1副変速機
構S1を伝動に使用しての第3速状態となるように第1
シフトシリンダ72の第2ポート及び第1副変速シフト
シリンダ74の第1ポートにそれぞれ圧油を供給し、か
つ、前記第1パイロット圧路P1にパイロット圧を印加
する第3状態にある。 〔4〕変速レバー7が4速位置D4に位置するとき、前
記主変速装置16が第2変速機構M2及び第2副変速機
構S2を伝動に使用しての第4速状態となるように第2
シフトシリンダ73の第2ポート及び第2副変速シフト
シリンダ75の第1ポートにそれぞれ圧油を供給し、か
つ、前記第2パイロット圧路P2にパイロット圧を印加
する第4状態にある。 〔5〕変速レバー7が5速位置D5に位置するとき、前
記主変速装置16が第1変速機構M1及び第1副変速機
構S1を伝動に使用しての第5速状態となるように第1
シフトシリンダ72の第1ポート及び第1副変速シフト
シリンダ74の第2ポートにそれぞれ圧油を供給し、か
つ、前記第1パイロット圧路P1にパイロット圧を印加
する第5状態にある。 〔6〕変速レバー7が6速位置D6に位置するとき、前
記主変速装置16が第2変速機構M2及び第2副変速機
構S2を伝動に使用しての第6速状態となるように第2
シフトシリンダ73の第1ポート及び第2副変速シフト
シリンダ75の第2ポートにそれぞれ圧油を供給し、か
つ、前記第2パイロット圧路P2にパイロット圧を印加
する第6状態にある。 〔7〕変速レバー7が7速位置D7に位置するとき、前
記主変速装置16が第1変速機構M1及び第1副変速機
構S1を伝動に使用しての第7速状態となるように第1
シフトシリンダ72の第2ポート及び第1副変速シフト
シリンダ74の第2ポートにそれぞれ圧油を供給し、か
つ、前記第1パイロット圧路P1にパイロット圧を印加
する第7状態にある。 〔8〕変速レバー7が8速位置D8に位置するとき、前
記主変速装置16が第2変速機構M2及び第2副変速機
構S2を伝動に使用しての第8速状態となるように第2
シフトシリンダ73の第2ポート及び第2副変速シフト
シリンダ75の第2ポートにそれぞれ圧油を供給し、か
つ、前記第2パイロット圧路P2にパイロット圧を印加
する第8状態にある。
〔9〕変速レバー7が中立位置Nに位置するとき、前記
第1パイロット圧路P1及び第2パイロット圧路P2の
それぞれにパイロット圧を印加する中立状態にある。
【0041】従って、主変速装置16の変速状態が、第
1変速機構M1を伝動に使用する第1速状態及び第3速
状態、第5速状態、第7速状態であるときには、第1制
御弁V1にパイロット圧が印加されて第1クラッチC1
が入り作動して、第1変速機構M1を用いた伝動が保証
され、他方、主変速装置16の変速状態が、第2変速機
構M2を伝動に使用する第2速状態及び第4速状態、第
6速状態、第8速状態にあるときには、第2制御弁V2
にパイロット圧が印加されて第2クラッチC2が入り作
動して、第2変速機構M2を用いた伝動が保証される。
【0042】前記排油手段は、前記変速レバー7の変速
作動に伴って、前記第1変速機構M1が伝動に供される
場合には第2クラッチC2から、又、第2変速機構M2
が伝動に供される場合には第1クラッチC1からそれぞ
れそれらを切り作動させるように排油させる手段であ
る。具体的には、前記第1クラッチC1からの第1排油
路d1と前記第2クラッチC2からの第2排油路d2と
を設け、設定値以上のパイロット圧の印加に伴い可逆的
に開動するパイロット圧操作式の第1排油弁v1と、こ
の第1排油弁v1が開動した状態で第1クラッチC1に
圧油が供給されたときに排油抵抗を与えて第1クラッチ
C1への供給圧を設定値以上に上昇させる第1絞りs1
とを前記第1排油路d1に設け、設定値以上のパイロッ
ト圧の印加に伴い可逆的に開動するパイロット圧操作式
の第2排油弁v2と、この第2排油弁v2が開動した状
態で第2クラッチC2に圧油が供給されたときに排油抵
抗を与えて第2クラッチC2への供給圧を設定値以上に
上昇させる第2絞りs2とを前記第2排油路d2に設
け、前記第1クラッチC1への供給圧を第2排油弁v2
にパイロット圧として印加する第1パイロット圧印加路
p1と、前記第2クラッチC2への供給圧を第1排油弁
v1にパイロット圧として印加する第2パイロット圧印
加路p2とを設けて構成されている。
【0043】従って、変速レバー7の第1位置D1及び
第3位置D3、第5位置D5、第7位置D7への作動に
伴って第1制御弁V1が開動すると、第1クラッチC1
への圧油供給が開始され、それに伴い第1絞りs1の存
在で供給圧が設定値以上となると、第2排油弁v2が開
動して、第2クラッチC2が、入り状態にあった場合に
は切り作動し、切り状態にあった場合にはその切り状態
を維持し、第1クラッチC1のみが入り状態となる。他
方、変速レバー7の第2位置D2及び第4位置D4、第
6位置D6、第8位置D8への作動に伴って第2制御弁
V2が開動すると、第2クラッチC2への圧油供給が開
始され、それに伴い第2絞りs2の存在で供給圧が設定
値以上となると、第1排油弁v1が開動して、第1クラ
ッチC1が、入り状態にあった場合には切り作動し、切
り状態にあった場合にはその切り状態を維持し、第2ク
ラッチC2のみが入り状態となる。また、第1絞りs1
及び第2絞りs2による排油抵抗で排油が緩速で行われ
て、第1クラッチC1及び第2クラッチC2が十分な半
クラッチ状態を経て切り作動することになる。
【0044】かつ、元圧油供給路Lには、パイロット圧
の印加により、元圧油供給路Lを遮断して圧油供給を阻
止するとともに下流側の圧油を排油させる排油状態から
連通状態に可逆的に切り換わるパイロット圧操作式のク
ラッチ弁77が設けられている。このクラッチ弁77に
対するパイロット圧の印加路78には、第1シフトシリ
ンダ72が作動中に開動しかつ作動完了時に閉動する変
速検出用のチェック弁79と、第2シフトシリンダ73
が作動中に開動しかつ作動完了時に閉動する変速検出用
のチェック弁80と、第1副変速シフトシリンダ74が
作動中に開動しかつ作動完了時に閉動する変速検出用の
チェック弁81と、第2副変速シフトシリンダ75が作
動中に開動しかつ作動完了時に閉動する変速検出用のチ
ェック弁82と、前後進レバー8が作動中に開動しかつ
作動完了時に閉動する変速検出用のチェック弁83とが
分岐接続されており、これらチェック弁79,80,8
1,82,83の少なくとも一つの開動でパイロット圧
を逃がすように構成されている。従って、変速が完了し
たならば、第1クラッチC1や第2クラッチC2を入り
作動させて、伝動を保証しながらも、変速過渡期におい
ては、第1クラッチC1、第2クラッチC2からクラッ
チ弁77を通して排油させることで伝動を断ってその変
速を円滑に行わせることができるのである。
【0045】また、前記印加路78は、ロータリーバル
ブ76に接続されて、このロータリーバルブ76が中立
状態にあるときにパイロット圧を逃がすようになってお
り、その結果、変速レバー7が中立位置Nに作動した場
合、入り状態にあった第1クラッチC1や第2クラッチ
C2から第1制御弁V1や第2制御弁V2及びクラッチ
弁77を通して排油させて、第1クラッチC1及び第2
クラッチC2がともに切り状態にある状態が現出される
ようになっている。
【0046】かつ、第1クラッチC1及び第2クラッチ
C2に対する油圧回路には、クラッチ弁77が連通状態
に切り換わったときにクラッチ圧(供給圧)の急激な上
昇を抑制する漸次昇圧機構が組み込まれている。この漸
次昇圧機構は、元圧油供給路Lに、この元圧油供給路L
からのパイロット圧で内装するバネのバネ圧を漸次増大
させながら所定の昇圧特性を現出する油圧室を備えた昇
圧弁84を設け、この昇圧弁84からのドレン路85
に、印加路78のパイロット圧が逃がされることにより
閉塞状態から開放したドレン状態に可逆的に切り換わっ
て昇圧弁84を閉動させる切り換え弁86が介装されて
いる。87は、パイロット圧の供給に伴う昇圧弁84の
バネ圧の急激な上昇を抑制する絞りである。また、88
は、前記昇圧弁84と並列接続する状態で元圧油供給路
Lに介装されて、クラッチ弁77が連通状態に切り換わ
ったときに第1クラッチC1及び第2クラッチC2が半
クラッチ状態になるためのミート圧よりも少し低い設定
圧以下でのみ圧油供給を許容する減圧弁であって、これ
は、ミートに達するまでの第1クラッチC1及び第2ク
ラッチC2における初期圧充填時間を短くするためのも
のである。
【0047】〔別実施形態〕本発明は、トラクタ以外の
各種作業車の走行変速操作装置に適用することができ
る。
【0048】第1変速機構M1及び第2変速機構M2の
構造は適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ(作業車)の側面図
【図2】伝動系統図
【図3】油圧回路図
【符号の説明】
3 原動部 7 変速レバー M1 第1変速機構 C1 第1クラッチ M2 第2変速機構 C2 第2クラッチ L1 第1圧油供給路 L2 第2圧油供給路 V1 第1制御弁 V2 第2制御弁 A1 第1アキュムレータ A2 第2アキュムレータ d1 第1排油路 d2 第2排油路 v1 第1排油弁 v2 第2排油弁 s1 第1絞り s2 第2絞り p1 第1パイロット圧印加路 p2 第2パイロット圧印加路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動部から走行部への伝動系に並列接続
    する状態で介装した二つの伝動径路のうちの一方に、油
    圧シフト操作式の第1変速機構と圧油供給に伴い入り作
    動しかつ排油に伴い切り作動する第1クラッチとを設
    け、他方の伝動径路に、油圧シフト操作式の第2変速機
    構と圧油供給に伴い入り作動しかつ排油に伴い切り作動
    する第2クラッチとを設け、変速レバーの変速作動に伴
    って、前記第1変速機構と第2変速機構とのうち伝動に
    供される側のものに対応する第1クラッチ又は第2クラ
    ッチに圧油を供給する圧油供給手段を設け、前記変速レ
    バーの変速作動に伴って、前記第1変速機構と第2変速
    機構とのうち伝動に供されない側のものに対応する第1
    クラッチ又は第2クラッチから排油させる排油手段を設
    けてある作業車の走行変速操作装置であって、前記圧油
    供給手段を構成するに、前記第1クラッチへの第1圧油
    供給路及び前記第2クラッチへの第2圧油供給路のそれ
    ぞれに、パイロット圧の印加に伴い可逆的に開動するパ
    イロット圧操作式の第1制御弁及び第2制御弁を設け、
    前記第1制御弁を開動しての圧油供給に伴う供給圧の上
    昇を緩衝する第1アキュムレータと、前記第2制御弁を
    開動しての圧油供給に伴う供給圧の上昇を緩衝する第2
    アキュムレータとを設け、前記変速レバーの変速作動に
    伴って、前記第1変速機構と第2変速機構とのうち伝動
    に供される側のものに対応する第1制御弁又は第2制御
    弁にパイロット圧を印加する制御手段を設けてある作業
    車の走行変速操作装置。
  2. 【請求項2】 排油手段を構成するに、第1クラッチか
    らの第1排油路と、第2クラッチからの第2排油路を設
    け、前記第1排油路に、設定値以上のパイロット圧の印
    加に伴い可逆的に開動するパイロット圧操作式の第1排
    油弁を設け、前記第2排油路に、設定以上のパイロット
    圧の印加に伴い可逆的に開動するパイロット圧操作式の
    第2排油弁を設け、前記第1排油弁が開動した状態で前
    記第1クラッチに圧油が供給されたときに排油抵抗を与
    えて第1クラッチへの供給圧を設定値以上に上昇させる
    第1絞りと、前記第2排油弁が開動した状態で前記第2
    クラッチに圧油が供給されたときに排油抵抗を与えて第
    2クラッチへの供給圧を設定値以上に上昇させる第2絞
    りとを設け、前記第1クラッチへの供給圧を第2排油弁
    にパイロット圧として印加する第1パイロット圧印加路
    と、前記第2クラッチへの供給圧を第1排油弁にパイロ
    ット圧として印加する第2パイロット圧印加路とを設け
    てある請求項1記載の作業車の走行変速操作装置。
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