JP2000248018A - 臭素化ポリスチレンの製造方法 - Google Patents
臭素化ポリスチレンの製造方法Info
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- JP2000248018A JP2000248018A JP11052358A JP5235899A JP2000248018A JP 2000248018 A JP2000248018 A JP 2000248018A JP 11052358 A JP11052358 A JP 11052358A JP 5235899 A JP5235899 A JP 5235899A JP 2000248018 A JP2000248018 A JP 2000248018A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/18—Introducing halogen atoms or halogen-containing groups
- C08F8/20—Halogenation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 色相が良好で臭素含有率の高い臭素化ポリス
チレンを、ゲル化せずに生産性良く製造する方法を提供
する。 【解決手段】 数平均分子量が10,000〜30,0
00、且つ分子量分布が1.0〜3.0のポリスチレン
をハロゲン系有機溶媒に11〜30重量%の濃度で溶解
した溶液と、該ポリスチレンのスチレン骨格単位1モル
に対して2.0〜4.5モルの臭素または臭素化塩素と
をルイス酸触媒の存在下混合し、臭素化反応を行うこと
を特徴とする臭素化ポリスチレンの製造方法。
チレンを、ゲル化せずに生産性良く製造する方法を提供
する。 【解決手段】 数平均分子量が10,000〜30,0
00、且つ分子量分布が1.0〜3.0のポリスチレン
をハロゲン系有機溶媒に11〜30重量%の濃度で溶解
した溶液と、該ポリスチレンのスチレン骨格単位1モル
に対して2.0〜4.5モルの臭素または臭素化塩素と
をルイス酸触媒の存在下混合し、臭素化反応を行うこと
を特徴とする臭素化ポリスチレンの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臭素化ポリスチレ
ンの製造方法に関する。さらに詳しくは、生産性に優
れ、臭素含有率が高く色相の良好な臭素化ポリスチレン
の製造方法に関する。
ンの製造方法に関する。さらに詳しくは、生産性に優
れ、臭素含有率が高く色相の良好な臭素化ポリスチレン
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】臭素化ポリスチレンは、基本的に2種類
の製造方法が開示されている。その一つは、スチレンモ
ノマーを臭素化し、これを重合する方法、他の一つは、
ポリスチレンを臭素化する方法である。例えば、前者の
例として、ドイツ特許1544694号明細書では、ス
チレン単量体を臭素化し、引き続いて得られたモノマー
を重合する方法が開示されている。しかしながら、この
方法では、原料である臭素化スチレン単量体を製造する
工程が必要であり、価格が高くなり、また、重合反応そ
のものが工程上厳密な管理が必要であり、さらに、臭素
含有量を増加させることが困難で、難燃剤としての難燃
性能が未達となる等の欠点があり、好ましい方法とは言
い難い。
の製造方法が開示されている。その一つは、スチレンモ
ノマーを臭素化し、これを重合する方法、他の一つは、
ポリスチレンを臭素化する方法である。例えば、前者の
例として、ドイツ特許1544694号明細書では、ス
チレン単量体を臭素化し、引き続いて得られたモノマー
を重合する方法が開示されている。しかしながら、この
方法では、原料である臭素化スチレン単量体を製造する
工程が必要であり、価格が高くなり、また、重合反応そ
のものが工程上厳密な管理が必要であり、さらに、臭素
含有量を増加させることが困難で、難燃剤としての難燃
性能が未達となる等の欠点があり、好ましい方法とは言
い難い。
【0003】一方、後者の例としては幾つか開示されて
おり、例えば特開昭53−60986号公報では、スチ
レン単量体を重合後、臭素化する方法が示されている。
しかしながら、かかる方法は具体的にはスチレン重合生
成物の平均分子量が800〜8000の範囲であり、得
られる臭素化ポリスチレンは、残存モノマーあるいはオ
リゴマーを含有し、色相や熱安定性が十分でなく、かか
る臭素化ポリスチレンを樹脂に練り込み成形する際、金
型汚染を生起する等の問題が発生することがある。
おり、例えば特開昭53−60986号公報では、スチ
レン単量体を重合後、臭素化する方法が示されている。
しかしながら、かかる方法は具体的にはスチレン重合生
成物の平均分子量が800〜8000の範囲であり、得
られる臭素化ポリスチレンは、残存モノマーあるいはオ
リゴマーを含有し、色相や熱安定性が十分でなく、かか
る臭素化ポリスチレンを樹脂に練り込み成形する際、金
型汚染を生起する等の問題が発生することがある。
【0004】また、ポリスチレンを溶媒に溶解した後、
触媒存在下に臭素化する方法において、特開昭56−1
29202号公報では、低重合度のポリスチレンの臭素
化が開示され、好適には重合度が6〜200のものを使
用することが具体的に示されており、明細書にその測定
方法として浸透圧測定法が記述され、実質的な数平均分
子量は400〜8000であると考えられる。すなわ
ち、上記公報と同様にスチレンオリゴマーを含んだ分子
量のポリスチレンと理解できる。
触媒存在下に臭素化する方法において、特開昭56−1
29202号公報では、低重合度のポリスチレンの臭素
化が開示され、好適には重合度が6〜200のものを使
用することが具体的に示されており、明細書にその測定
方法として浸透圧測定法が記述され、実質的な数平均分
子量は400〜8000であると考えられる。すなわ
ち、上記公報と同様にスチレンオリゴマーを含んだ分子
量のポリスチレンと理解できる。
【0005】さらに、特開昭54−100492号公報
では、ポリスチレンを溶媒に溶解した後、触媒存在下に
臭素化する方法において、好適に使用されるポリスチレ
ンの平均分子量は5万〜50万の範囲と記述され、具体
的には、例えば分子量150,000のポリスチレンを
25重量%濃度のジクロロメタン溶液で臭素化すること
が示されている。しかしながら、この場合臭素の添加量
が少なく、得られた臭素化ポリスチレンの臭素含有率は
61.5%と低いものである。
では、ポリスチレンを溶媒に溶解した後、触媒存在下に
臭素化する方法において、好適に使用されるポリスチレ
ンの平均分子量は5万〜50万の範囲と記述され、具体
的には、例えば分子量150,000のポリスチレンを
25重量%濃度のジクロロメタン溶液で臭素化すること
が示されている。しかしながら、この場合臭素の添加量
が少なく、得られた臭素化ポリスチレンの臭素含有率は
61.5%と低いものである。
【0006】また、米国特許5723549号明細書で
は、ポリスチレンを溶媒に溶解した後、触媒存在下に臭
素化する方法において、ポリスチレンの分子量について
は、重量平均分子量が500〜150万の範囲と記述さ
れ、実質的な限定は無いに等しい。具体的には、重量平
均分子量300,000のポリスチレンを10重量%濃
度の1,2−ジクロロエタン溶液で臭素化を行い、66
%以上の高い臭素含有率を有する臭素化ポリスチレンを
得ていることが示されている。
は、ポリスチレンを溶媒に溶解した後、触媒存在下に臭
素化する方法において、ポリスチレンの分子量について
は、重量平均分子量が500〜150万の範囲と記述さ
れ、実質的な限定は無いに等しい。具体的には、重量平
均分子量300,000のポリスチレンを10重量%濃
度の1,2−ジクロロエタン溶液で臭素化を行い、66
%以上の高い臭素含有率を有する臭素化ポリスチレンを
得ていることが示されている。
【0007】一方、従来の通常のポリスチレンを使用
し、臭素含有率の高い臭素化ポリスチレンを得るに際し
て、高濃度溶液で臭素化を行うと、反応系がゲル状とな
り、実質的に高濃度溶液での臭素化反応が困難となり、
低濃度溶液で臭素化反応を行う必要があり、生産性が低
下するという問題がある。また、溶解状態であっても溶
液粘度が非常に上昇すると、臭素の拡散が不十分とな
り、このために、芳香環への臭素置換以外に、主鎖への
置換あるいは不飽和結合の形成などが生起し、かかる臭
素化ポリスチレンを樹脂に配合し加熱成形する際に、着
色や無機臭素系ガスの発生が起こることとなる。
し、臭素含有率の高い臭素化ポリスチレンを得るに際し
て、高濃度溶液で臭素化を行うと、反応系がゲル状とな
り、実質的に高濃度溶液での臭素化反応が困難となり、
低濃度溶液で臭素化反応を行う必要があり、生産性が低
下するという問題がある。また、溶解状態であっても溶
液粘度が非常に上昇すると、臭素の拡散が不十分とな
り、このために、芳香環への臭素置換以外に、主鎖への
置換あるいは不飽和結合の形成などが生起し、かかる臭
素化ポリスチレンを樹脂に配合し加熱成形する際に、着
色や無機臭素系ガスの発生が起こることとなる。
【0008】したがって、色相が良好で臭素含有率の高
い臭素化ポリスチレンを生産性良く製造する方法が望ま
れている。
い臭素化ポリスチレンを生産性良く製造する方法が望ま
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、色相が良好
で臭素含有率の高い臭素化ポリスチレンを、ゲル化せず
に生産性良く製造する方法を提供することを目的とす
る。本発明者は、上記目的を達成せんとして鋭意検討を
重ねた結果、特定の数平均分子量および分子量分布を有
するポリスチレンを使用して臭素化反応を行った場合、
原料ポリスチレンの溶液濃度が高濃度であってもゲル化
が起こらず、臭素含有率の高い色相の良好な臭素化ポリ
スチレンが生産性良く得られることを見出し、本発明に
到達した。
で臭素含有率の高い臭素化ポリスチレンを、ゲル化せず
に生産性良く製造する方法を提供することを目的とす
る。本発明者は、上記目的を達成せんとして鋭意検討を
重ねた結果、特定の数平均分子量および分子量分布を有
するポリスチレンを使用して臭素化反応を行った場合、
原料ポリスチレンの溶液濃度が高濃度であってもゲル化
が起こらず、臭素含有率の高い色相の良好な臭素化ポリ
スチレンが生産性良く得られることを見出し、本発明に
到達した。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、数平均分子量が10,000〜30,000、且つ
分子量分布が1.0〜3.0のポリスチレンをハロゲン
系有機溶媒に11〜30重量%の濃度で溶解した溶液
と、該ポリスチレンのスチレン骨格単位1モルに対して
2.0〜4.5モルの臭素または臭素化塩素とをルイス
酸触媒の存在下混合し、臭素化反応を行うことを特徴と
する臭素化ポリスチレンの製造方法が提供される。
ば、数平均分子量が10,000〜30,000、且つ
分子量分布が1.0〜3.0のポリスチレンをハロゲン
系有機溶媒に11〜30重量%の濃度で溶解した溶液
と、該ポリスチレンのスチレン骨格単位1モルに対して
2.0〜4.5モルの臭素または臭素化塩素とをルイス
酸触媒の存在下混合し、臭素化反応を行うことを特徴と
する臭素化ポリスチレンの製造方法が提供される。
【0011】本発明の製造方法で原料として使用される
ポリスチレンは、数平均分子量が10,000〜30,
000、好ましくは11,000〜25,000であ
り、且つその分子量分布が1.0〜3.0、好ましくは
1.0〜2.8のポリスチレンである。かかるポリスチ
レンは、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合等
各種の方法で合成することができる。ここで、数平均分
子量および分子量分布(重量平均分子量/数平均分子
量)は、サイズ排除クロマトグラフィーにより測定して
求めたものである。
ポリスチレンは、数平均分子量が10,000〜30,
000、好ましくは11,000〜25,000であ
り、且つその分子量分布が1.0〜3.0、好ましくは
1.0〜2.8のポリスチレンである。かかるポリスチ
レンは、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合等
各種の方法で合成することができる。ここで、数平均分
子量および分子量分布(重量平均分子量/数平均分子
量)は、サイズ排除クロマトグラフィーにより測定して
求めたものである。
【0012】原料ポリスチレンの数平均分子量が10,
000未満であれば、臭素化ポリスチレンの構造が不安
定なためか、得られた臭素化ポリスチレンの色相が悪化
し、また加熱時のガス発生量が大きくなり好ましくな
い。数平均分子量が30,000を超えると、反応液の
溶液粘度の上昇が極端になり、操作性が低下し、さらに
ゲル化が起こり、生産性に劣ることとなり好ましくな
く、また、ポリスチレンと臭素との均一な状態での反応
の進行が妨げられ、目的の臭素含有率の高い臭素化ポリ
スチレンを得ることが困難となり好ましくない。また、
分子量分布が3.0を超えると、低分子量成分または高
分子量成分が多く含まれるため、臭素化反応時にゲル化
が起こるかあるいは得られた臭素化ポリスチレンの色相
が悪化し好ましくない。
000未満であれば、臭素化ポリスチレンの構造が不安
定なためか、得られた臭素化ポリスチレンの色相が悪化
し、また加熱時のガス発生量が大きくなり好ましくな
い。数平均分子量が30,000を超えると、反応液の
溶液粘度の上昇が極端になり、操作性が低下し、さらに
ゲル化が起こり、生産性に劣ることとなり好ましくな
く、また、ポリスチレンと臭素との均一な状態での反応
の進行が妨げられ、目的の臭素含有率の高い臭素化ポリ
スチレンを得ることが困難となり好ましくない。また、
分子量分布が3.0を超えると、低分子量成分または高
分子量成分が多く含まれるため、臭素化反応時にゲル化
が起こるかあるいは得られた臭素化ポリスチレンの色相
が悪化し好ましくない。
【0013】臭素化反応については、通常の芳香族核臭
素化の手法が用いられるが、使用する溶媒としては、臭
素および触媒に対して不活性であるハロゲン系有機溶媒
が用いられる。かかるハロゲン系有機溶媒としては、ジ
クロロメタン、クロロホルム、ブロモホルム、ブロモク
ロロメタン、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロ
ロエタン、1,1,1−トリクロロエタンおよびブロモ
エタン等が挙げられ、ジクロロメタンおよび1,2−ジ
クロロエタンが好ましい。これらの溶媒は単独もしくは
2種以上混合して使用できる。触媒を失活させないため
に、通常反応に用いられる溶媒は無水溶媒であるが、回
収溶剤を脱水処理して実質的に無水状態にした溶媒であ
っても良い。
素化の手法が用いられるが、使用する溶媒としては、臭
素および触媒に対して不活性であるハロゲン系有機溶媒
が用いられる。かかるハロゲン系有機溶媒としては、ジ
クロロメタン、クロロホルム、ブロモホルム、ブロモク
ロロメタン、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロ
ロエタン、1,1,1−トリクロロエタンおよびブロモ
エタン等が挙げられ、ジクロロメタンおよび1,2−ジ
クロロエタンが好ましい。これらの溶媒は単独もしくは
2種以上混合して使用できる。触媒を失活させないため
に、通常反応に用いられる溶媒は無水溶媒であるが、回
収溶剤を脱水処理して実質的に無水状態にした溶媒であ
っても良い。
【0014】ポリスチレンの数平均分子量および分子量
分布が影響を与えるのは、上記溶媒に対する溶解度であ
り、また、本発明で使用されるポリスチレンの数平均分
子量および分子量分布を満足しないポリスチレンでは、
臭素化反応時の溶液濃度の上限は、ほぼ10重量%であ
り、それ以上の濃度では、臭素化反応時に反応溶液がゲ
ル状となり、実質的に均一な反応を行うことができな
い。本発明の製造方法では、臭素化反応時のポリスチレ
ンの溶液濃度は11〜30重量%、好ましくは12〜2
8重量%、より好ましくは13〜25重量%であり、こ
の範囲の溶液濃度で上記ポリスチレンの臭素化反応を行
っても、反応溶液の粘度が適当でゲル化が起こらず反応
は均一に起こり、操作性および生産性が良好となる。ポ
リスチレンの溶液濃度が11重量%未満では臭素化ポリ
スチレンの生産性が低下し好ましくなく、30重量%を
超えると反応溶液の粘度が極端に高くなるかあるいはゲ
ル化が起こり反応が不均一となり好ましくない。
分布が影響を与えるのは、上記溶媒に対する溶解度であ
り、また、本発明で使用されるポリスチレンの数平均分
子量および分子量分布を満足しないポリスチレンでは、
臭素化反応時の溶液濃度の上限は、ほぼ10重量%であ
り、それ以上の濃度では、臭素化反応時に反応溶液がゲ
ル状となり、実質的に均一な反応を行うことができな
い。本発明の製造方法では、臭素化反応時のポリスチレ
ンの溶液濃度は11〜30重量%、好ましくは12〜2
8重量%、より好ましくは13〜25重量%であり、こ
の範囲の溶液濃度で上記ポリスチレンの臭素化反応を行
っても、反応溶液の粘度が適当でゲル化が起こらず反応
は均一に起こり、操作性および生産性が良好となる。ポ
リスチレンの溶液濃度が11重量%未満では臭素化ポリ
スチレンの生産性が低下し好ましくなく、30重量%を
超えると反応溶液の粘度が極端に高くなるかあるいはゲ
ル化が起こり反応が不均一となり好ましくない。
【0015】本発明の製造方法において使用される臭素
化剤としては、臭素または塩化臭素が用いられる。これ
らは上記ハロゲン系有機溶媒に溶解した溶液として用い
てもよい。これらの臭素化剤は、ポリスチレンの芳香環
への置換反応に使用され、その使用量は原料のポリスチ
レンのスチレン骨格単位1モルに対して、2.0〜4.
5モル、好ましくは2.3〜4.4モル、より好ましく
は2.4〜4.2モル、特に好ましくは2.5〜4.0
モルである。かかる範囲の臭素化剤を使用することによ
り、所望とする臭素含有率65〜68重量%の臭素化ポ
リスチレンを得ることができる。かかる臭素化剤を過剰
に用いると臭素化反応時にゲル化が起こり易くなり、ま
た得られた生成物も著しく着色し好ましくない。
化剤としては、臭素または塩化臭素が用いられる。これ
らは上記ハロゲン系有機溶媒に溶解した溶液として用い
てもよい。これらの臭素化剤は、ポリスチレンの芳香環
への置換反応に使用され、その使用量は原料のポリスチ
レンのスチレン骨格単位1モルに対して、2.0〜4.
5モル、好ましくは2.3〜4.4モル、より好ましく
は2.4〜4.2モル、特に好ましくは2.5〜4.0
モルである。かかる範囲の臭素化剤を使用することによ
り、所望とする臭素含有率65〜68重量%の臭素化ポ
リスチレンを得ることができる。かかる臭素化剤を過剰
に用いると臭素化反応時にゲル化が起こり易くなり、ま
た得られた生成物も著しく着色し好ましくない。
【0016】ポリスチレン溶液と臭素または塩化臭素を
混合する方法としては、特に限定されず、ポリスチレン
溶液中に、臭素または塩化臭素を徐々に滴下する方法
が、反応が安定して進行し好ましく採用される。
混合する方法としては、特に限定されず、ポリスチレン
溶液中に、臭素または塩化臭素を徐々に滴下する方法
が、反応が安定して進行し好ましく採用される。
【0017】本発明の製造方法において使用される触媒
は通常のルイス酸触媒であり、塩化アルミニウム、臭化
アルミニウムおよび三塩化鉄からなる群より選ばれる少
なくとも一種の化合物およびかかる化合物100重量部
に対して、金属アルミニウム0〜100重量部からなる
触媒が好ましく使用される。なかでも塩化アルミニウム
が好ましい。ここで、所望により使用される金属アルミ
ニウムは、反応系の臭素と反応し、実質的には、臭化ア
ルミニウム、塩化臭化アルミニウムあるいは塩化臭化鉄
アルミニウム複合体に変性している可能性があり、金属
アルミニウムの添加により触媒活性が増加する傾向があ
る。触媒活性の増加を必要としない場合には、金属アル
ミニウムを添加することなく反応を進行させてもよい。
従って、反応系の状況により、後から金属アルミニウム
を添加して、臭素化反応の状態を制御することもでき
る。かかるルイス酸触媒は、その直径が32μm以下の
粉末であることが好ましく、簡便には乾燥雰囲気下にお
いて440メッシュ(孔径32μm)のふるいによりふ
るい分けをすることにより得られる。かかる触媒の直径
が32μm以下であると臭素化反応後の触媒失活時の失
活反応が円滑に行われ、得られた臭素化ポリスチレンの
色相が良好となり好ましい。
は通常のルイス酸触媒であり、塩化アルミニウム、臭化
アルミニウムおよび三塩化鉄からなる群より選ばれる少
なくとも一種の化合物およびかかる化合物100重量部
に対して、金属アルミニウム0〜100重量部からなる
触媒が好ましく使用される。なかでも塩化アルミニウム
が好ましい。ここで、所望により使用される金属アルミ
ニウムは、反応系の臭素と反応し、実質的には、臭化ア
ルミニウム、塩化臭化アルミニウムあるいは塩化臭化鉄
アルミニウム複合体に変性している可能性があり、金属
アルミニウムの添加により触媒活性が増加する傾向があ
る。触媒活性の増加を必要としない場合には、金属アル
ミニウムを添加することなく反応を進行させてもよい。
従って、反応系の状況により、後から金属アルミニウム
を添加して、臭素化反応の状態を制御することもでき
る。かかるルイス酸触媒は、その直径が32μm以下の
粉末であることが好ましく、簡便には乾燥雰囲気下にお
いて440メッシュ(孔径32μm)のふるいによりふ
るい分けをすることにより得られる。かかる触媒の直径
が32μm以下であると臭素化反応後の触媒失活時の失
活反応が円滑に行われ、得られた臭素化ポリスチレンの
色相が良好となり好ましい。
【0018】本発明の製造方法により得られた臭素化ポ
リスチレン溶液から、臭素化ポリスチレン固体は公知の
方法、例えば温水もしくは沸騰水にかかる溶液を添加す
ることにより得ることができ、この方法は溶媒の回収が
同時に行えるので好ましく採用される。
リスチレン溶液から、臭素化ポリスチレン固体は公知の
方法、例えば温水もしくは沸騰水にかかる溶液を添加す
ることにより得ることができ、この方法は溶媒の回収が
同時に行えるので好ましく採用される。
【0019】本発明の製造方法で得られた臭素化ポリス
チレンは、色相が良好で熱安定性に優れ、殊に高温での
処理が必要となるポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル樹脂の難燃剤として好適に使用され、色相の良好な難
燃性樹脂組成物を付与することができる。
チレンは、色相が良好で熱安定性に優れ、殊に高温での
処理が必要となるポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル樹脂の難燃剤として好適に使用され、色相の良好な難
燃性樹脂組成物を付与することができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を詳述するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中の各種特性の測定は以下の方法で行った。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中の各種特性の測定は以下の方法で行った。
【0021】(1)数平均分子量、分子量分布測定 昭和電工(株)社製GPCカラムKF−805Lを備え
たHPLC測定装置LC−10A(島津製作所製)を用
いてサイズ排除クロマトグラフィーによって数平均分子
量Mn、重量平均分子量Mwを測定し、分子量分布はM
w/Mnの式より算出した。測定は溶離液としてTHF
を用い、標準ポリスチレンを用い校正した。
たHPLC測定装置LC−10A(島津製作所製)を用
いてサイズ排除クロマトグラフィーによって数平均分子
量Mn、重量平均分子量Mwを測定し、分子量分布はM
w/Mnの式より算出した。測定は溶離液としてTHF
を用い、標準ポリスチレンを用い校正した。
【0022】(2)臭素含有率 試料を密閉容器中で発煙硝酸と加熱し、分解させ、発生
する臭化水素酸を硝酸銀にて滴定する方法(カリウス
法)を用いて定量分析した。
する臭化水素酸を硝酸銀にて滴定する方法(カリウス
法)を用いて定量分析した。
【0023】(3)色相(APHA) 得られた臭素化ポリスチレンを0.10g秤量後、50
mlの塩化メチレンに溶解し、この溶液の色相をハーゼ
ン色数標準液と比較して測定した。値が小さいほど色相
が良いことを示す。
mlの塩化メチレンに溶解し、この溶液の色相をハーゼ
ン色数標準液と比較して測定した。値が小さいほど色相
が良いことを示す。
【0024】[実施例1]攪拌装置、還流装置、温度
計、滴下漏斗を備えた5Lのガラスフラスコにジクロロ
メタン1.68L、数平均分子量が20,000、且つ
分子量分布が2.5のポリスチレン(PSt1)360
g、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウム
9.7gを加えた後(ポリスチレン溶液濃度は14.0
重量%である)、内部温度5〜15℃に保つように臭素
1.46kg(スチレン骨格単位1モルに対して2.6
4モル)を1時間かけて滴下した。臭素化反応時にゲル
化は起こらなかった。滴下終了後40分反応を熟成さ
せ、反応生成物を水洗した後、ジクロロメタン層を温水
に滴下し臭素化ポリスチレンの固体を得た。この得られ
た臭素化ポリスチレンについて分析を行い、その評価結
果を表1に示した。臭素化反応時の溶液濃度は14.0
重量%であり生産性に優れ、また得られた臭素化ポリス
チレンの臭素含有率は67.5重量%であり、APHA
は10と色相も良好であった。
計、滴下漏斗を備えた5Lのガラスフラスコにジクロロ
メタン1.68L、数平均分子量が20,000、且つ
分子量分布が2.5のポリスチレン(PSt1)360
g、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウム
9.7gを加えた後(ポリスチレン溶液濃度は14.0
重量%である)、内部温度5〜15℃に保つように臭素
1.46kg(スチレン骨格単位1モルに対して2.6
4モル)を1時間かけて滴下した。臭素化反応時にゲル
化は起こらなかった。滴下終了後40分反応を熟成さ
せ、反応生成物を水洗した後、ジクロロメタン層を温水
に滴下し臭素化ポリスチレンの固体を得た。この得られ
た臭素化ポリスチレンについて分析を行い、その評価結
果を表1に示した。臭素化反応時の溶液濃度は14.0
重量%であり生産性に優れ、また得られた臭素化ポリス
チレンの臭素含有率は67.5重量%であり、APHA
は10と色相も良好であった。
【0025】[実施例2]ジクロロメタンを1.81L
使用し、触媒として塩化アルミニウムの代わりに孔径3
2μmのふるいを通過した三塩化鉄11.8gを用いた
以外は実施例1と同様の方法により臭素化ポリスチレン
を得た。得られた臭素化ポリスチレンの評価結果を表1
に示した。
使用し、触媒として塩化アルミニウムの代わりに孔径3
2μmのふるいを通過した三塩化鉄11.8gを用いた
以外は実施例1と同様の方法により臭素化ポリスチレン
を得た。得られた臭素化ポリスチレンの評価結果を表1
に示した。
【0026】[実施例3]触媒として塩化アルミニウム
の代わりに孔径32μmのふるいを通過した臭化アルミ
ニウム9.8gと孔径32μmのふるいを通過した金属
アルミニウム0.98gとの混合物を用いた以外は実施
例1と同様の方法により臭素化ポリスチレンを得た。得
られた臭素化ポリスチレンの評価結果を表1に示した。
の代わりに孔径32μmのふるいを通過した臭化アルミ
ニウム9.8gと孔径32μmのふるいを通過した金属
アルミニウム0.98gとの混合物を用いた以外は実施
例1と同様の方法により臭素化ポリスチレンを得た。得
られた臭素化ポリスチレンの評価結果を表1に示した。
【0027】[実施例4]臭素化剤として臭素の代わり
に臭素化塩素(BrCl)1.06kg(スチレン骨格
単位1モルに対して2.64モル)を用いた以外は実施
例1と同様の方法により臭素化ポリスチレンを得た。得
られた臭素化ポリスチレンの評価結果を表1に示した。
に臭素化塩素(BrCl)1.06kg(スチレン骨格
単位1モルに対して2.64モル)を用いた以外は実施
例1と同様の方法により臭素化ポリスチレンを得た。得
られた臭素化ポリスチレンの評価結果を表1に示した。
【0028】[実施例5]溶媒としてジクロロメタンの
代わりに1,2−ジクロロエタン1.77Lを用いた以
外は実施例1と同様の方法により臭素化ポリスチレンを
得た。得られた臭素化ポリスチレンの評価結果を表1に
示した。
代わりに1,2−ジクロロエタン1.77Lを用いた以
外は実施例1と同様の方法により臭素化ポリスチレンを
得た。得られた臭素化ポリスチレンの評価結果を表1に
示した。
【0029】[実施例6]原料ポリスチレンとしてPS
t1の代わりに数平均分子量が11,000、且つ分子
量分布が2.4のポリスチレン(PSt2)を555g
用い(ポリスチレン溶液濃度は20.0重量%であ
る)、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウ
ムを15.0g、臭素を2.25kg(スチレン骨格単
位1モルに対して2.64モル)用いて実施例1と同様
の方法により臭素化ポリスチレンを得た。得られた臭素
化ポリスチレンの評価結果を表1に示した。
t1の代わりに数平均分子量が11,000、且つ分子
量分布が2.4のポリスチレン(PSt2)を555g
用い(ポリスチレン溶液濃度は20.0重量%であ
る)、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウ
ムを15.0g、臭素を2.25kg(スチレン骨格単
位1モルに対して2.64モル)用いて実施例1と同様
の方法により臭素化ポリスチレンを得た。得られた臭素
化ポリスチレンの評価結果を表1に示した。
【0030】[実施例7]触媒としてふるい分けをして
いない平均粒径40μm(平均粒径はふるい分けによる
粒度分布から求めた)の塩化アルミニウムを用いた以外
は実施例1と同様の方法により臭素化ポリスチレンを得
た。実施例1で得られた臭素化ポリスチレンに比べ、本
実施例で得られた臭素化ポリスチレンのAPHAは僅か
に低下し、色相がやや劣るが、高い臭素含有率を有する
臭素化ポリスチレンが得られた。これらの評価結果を表
1に示した。
いない平均粒径40μm(平均粒径はふるい分けによる
粒度分布から求めた)の塩化アルミニウムを用いた以外
は実施例1と同様の方法により臭素化ポリスチレンを得
た。実施例1で得られた臭素化ポリスチレンに比べ、本
実施例で得られた臭素化ポリスチレンのAPHAは僅か
に低下し、色相がやや劣るが、高い臭素含有率を有する
臭素化ポリスチレンが得られた。これらの評価結果を表
1に示した。
【0031】[比較例1]攪拌装置、還流装置、温度
計、滴下漏斗を備えた5Lのガラスフラスコにジクロロ
メタン1.68L、数平均分子量が22,000、且つ
分子量分布が3.2のポリスチレン(PSt3)360
g、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウム
9.7gを加えた後(ポリスチレン溶液濃度は14.0
重量%である)、内部温度5〜15℃に保つように臭素
1.46kg(スチレン骨格単位1モルに対して2.6
4モル)を1時間かけて滴下していたところゲル化が起
こった。
計、滴下漏斗を備えた5Lのガラスフラスコにジクロロ
メタン1.68L、数平均分子量が22,000、且つ
分子量分布が3.2のポリスチレン(PSt3)360
g、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウム
9.7gを加えた後(ポリスチレン溶液濃度は14.0
重量%である)、内部温度5〜15℃に保つように臭素
1.46kg(スチレン骨格単位1モルに対して2.6
4モル)を1時間かけて滴下していたところゲル化が起
こった。
【0032】[比較例2]ジクロロメタンを1.81L
使用し、触媒として塩化アルミニウムの代わりに孔径3
2μmのふるいを通過した三塩化鉄11.8gを用いた
以外は比較例1と同様に臭素化反応を行ったところゲル
化が起こった。
使用し、触媒として塩化アルミニウムの代わりに孔径3
2μmのふるいを通過した三塩化鉄11.8gを用いた
以外は比較例1と同様に臭素化反応を行ったところゲル
化が起こった。
【0033】[比較例3]触媒として塩化アルミニウム
の代わりに孔径32μmのふるいを通過した臭化アルミ
ニウム9.8gと孔径32μmのふるいを通過した金属
アルミニウム0.98gとの混合物を用いた以外は比較
例1と同様に臭素化反応を行ったところゲル化が起こっ
た。
の代わりに孔径32μmのふるいを通過した臭化アルミ
ニウム9.8gと孔径32μmのふるいを通過した金属
アルミニウム0.98gとの混合物を用いた以外は比較
例1と同様に臭素化反応を行ったところゲル化が起こっ
た。
【0034】[比較例4]臭素化剤として臭素の代わり
に臭素化塩素1.06kgを用いた以外は比較例1と同
様に臭素化反応を行ったところゲル化が起こった。
に臭素化塩素1.06kgを用いた以外は比較例1と同
様に臭素化反応を行ったところゲル化が起こった。
【0035】[比較例5]溶媒としてジクロロメタンの
代わりに1,2−ジクロロエタン1.77Lを用いた以
外は比較例1と同様に臭素化反応を行ったところゲル化
が起こった。
代わりに1,2−ジクロロエタン1.77Lを用いた以
外は比較例1と同様に臭素化反応を行ったところゲル化
が起こった。
【0036】[比較例6]原料ポリスチレンとしてPS
t1の代わりに数平均分子量が11,000、且つ分子
量分布が2.4のポリスチレン(PSt2)を998g
用い、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウ
ム26.9g、臭素4.04kg(スチレン骨格単位1
モルに対して2.64モル)を用いて、ポリスチレン溶
液濃度31.0重量%のジクロロメタン溶液で実施例1
と同様に臭素化反応を行ったところゲル化が起こった。
t1の代わりに数平均分子量が11,000、且つ分子
量分布が2.4のポリスチレン(PSt2)を998g
用い、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウ
ム26.9g、臭素4.04kg(スチレン骨格単位1
モルに対して2.64モル)を用いて、ポリスチレン溶
液濃度31.0重量%のジクロロメタン溶液で実施例1
と同様に臭素化反応を行ったところゲル化が起こった。
【0037】[比較例7]原料ポリスチレンとしてPS
t1の代わりに数平均分子量が6,000、且つ分子量
分布が2.2のポリスチレン(PSt4)を555g用
い(ポリスチレン溶液濃度は20.0重量%である)、
孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウムを1
4.9g、臭素を2.25kg(スチレン骨格単位1モ
ルに対して2.64モル)用いて実施例1と同様の方法
で臭素化反応を行ったところ、ゲル化は起こらず、臭素
化ポリスチレンを得た。得られた臭素化ポリスチレンは
高い臭素含有率を有するものであったが、APHAが3
0となり、色相が悪化した。これらの評価結果は表2に
示した。
t1の代わりに数平均分子量が6,000、且つ分子量
分布が2.2のポリスチレン(PSt4)を555g用
い(ポリスチレン溶液濃度は20.0重量%である)、
孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウムを1
4.9g、臭素を2.25kg(スチレン骨格単位1モ
ルに対して2.64モル)用いて実施例1と同様の方法
で臭素化反応を行ったところ、ゲル化は起こらず、臭素
化ポリスチレンを得た。得られた臭素化ポリスチレンは
高い臭素含有率を有するものであったが、APHAが3
0となり、色相が悪化した。これらの評価結果は表2に
示した。
【0038】[比較例8]原料ポリスチレンとしてPS
t1の代わりに数平均分子量が140,000、且つ分
子量分布が3.5のポリスチレン(PSt5)を303
g用い(ポリスチレン溶液濃度は12.0重量%であ
る)、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウ
ムを8.2g、臭素を1.23kg(スチレン骨格単位
1モルに対して2.64モル)用いて実施例1と同様に
臭素化反応を行ったところゲル化が起こった。
t1の代わりに数平均分子量が140,000、且つ分
子量分布が3.5のポリスチレン(PSt5)を303
g用い(ポリスチレン溶液濃度は12.0重量%であ
る)、孔径32μmのふるいを通過した塩化アルミニウ
ムを8.2g、臭素を1.23kg(スチレン骨格単位
1モルに対して2.64モル)用いて実施例1と同様に
臭素化反応を行ったところゲル化が起こった。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明は、色相が良好で臭素含有率の高
い臭素化ポリスチレンを生産性良く製造する方法であっ
て、得られた臭素化ポリスチレンは樹脂用の高性能な難
燃剤として好適に使用され、その奏する工業的効果は格
別である。
い臭素化ポリスチレンを生産性良く製造する方法であっ
て、得られた臭素化ポリスチレンは樹脂用の高性能な難
燃剤として好適に使用され、その奏する工業的効果は格
別である。
Claims (3)
- 【請求項1】 数平均分子量が10,000〜30,0
00、且つ分子量分布が1.0〜3.0のポリスチレン
をハロゲン系有機溶媒に11〜30重量%の濃度で溶解
した溶液と、該ポリスチレンのスチレン骨格単位1モル
に対して2.0〜4.5モルの臭素または臭素化塩素と
をルイス酸触媒の存在下混合し、臭素化反応を行うこと
を特徴とする臭素化ポリスチレンの製造方法。 - 【請求項2】 ルイス酸触媒が、塩化アルミニウム、臭
化アルミニウムおよび三塩化鉄からなる群より選ばれる
少なくとも一種の化合物およびかかる化合物100重量
部に対して、金属アルミニウム0〜100重量部からな
り、且つ孔径32μmのふるいを通過した触媒である請
求項1記載の臭素化ポリスチレンの製造方法。 - 【請求項3】 ハロゲン系有機溶媒が、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、ブロモホルム、ブロモクロロメタ
ン、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタ
ン、1,1,1−トリクロロエタンまたはブロモエタン
である請求項1記載の臭素化ポリスチレンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052358A JP2000248018A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 臭素化ポリスチレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052358A JP2000248018A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 臭素化ポリスチレンの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000248018A true JP2000248018A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12912596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11052358A Pending JP2000248018A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 臭素化ポリスチレンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000248018A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7202296B2 (en) | 2003-12-19 | 2007-04-10 | Albemarle Corporation | Flame retardant compositions and their use |
| JP2009500470A (ja) * | 2005-06-30 | 2009-01-08 | アルベマール・コーポレーシヨン | 臭素化スチレン系ポリマーおよびこれらの製造 |
| US7666943B2 (en) | 2004-01-21 | 2010-02-23 | Albemarle Corporation | Flame retarded fibers and filaments and process of production therefor |
| US7666944B2 (en) | 2004-01-21 | 2010-02-23 | Albemarle Corporation | Flame retarded fibers and filaments and process of production therefor |
| US8273831B2 (en) | 2006-07-20 | 2012-09-25 | Albemarle Corporation | Process technology for recovering brominated styrenic polymers from reaction mixtures in which they are formed and/or converting such mixtures into pellets or into granules or pastilles |
| CN109867739A (zh) * | 2017-12-03 | 2019-06-11 | 潍坊双丰化工有限公司 | 一种溴化聚苯乙烯的制备方法 |
| CN115141294B (zh) * | 2022-08-08 | 2023-07-21 | 山东海化集团有限公司 | 一种利用微通道反应器制备溴化聚苯乙烯的方法 |
-
1999
- 1999-03-01 JP JP11052358A patent/JP2000248018A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7202296B2 (en) | 2003-12-19 | 2007-04-10 | Albemarle Corporation | Flame retardant compositions and their use |
| US7405254B2 (en) | 2003-12-19 | 2008-07-29 | Albemarle Corporation | Flame retardant compositions and their use |
| US7666943B2 (en) | 2004-01-21 | 2010-02-23 | Albemarle Corporation | Flame retarded fibers and filaments and process of production therefor |
| US7666944B2 (en) | 2004-01-21 | 2010-02-23 | Albemarle Corporation | Flame retarded fibers and filaments and process of production therefor |
| JP2009500470A (ja) * | 2005-06-30 | 2009-01-08 | アルベマール・コーポレーシヨン | 臭素化スチレン系ポリマーおよびこれらの製造 |
| US7632893B2 (en) | 2005-06-30 | 2009-12-15 | Albemarle Corporation | Brominated styrenic polymers and their preparation |
| US8168723B2 (en) | 2005-06-30 | 2012-05-01 | Albemarle Corporation | Brominated styrenic polymers and their preparation |
| US8273831B2 (en) | 2006-07-20 | 2012-09-25 | Albemarle Corporation | Process technology for recovering brominated styrenic polymers from reaction mixtures in which they are formed and/or converting such mixtures into pellets or into granules or pastilles |
| US8450429B2 (en) | 2006-07-20 | 2013-05-28 | Ablemarle Corporation | Process technology for recovering brominated styrenic polymers from reaction mixtures in which they are formed and/or converting such mixtures into pellets or into granules or pastilles |
| CN109867739A (zh) * | 2017-12-03 | 2019-06-11 | 潍坊双丰化工有限公司 | 一种溴化聚苯乙烯的制备方法 |
| CN115141294B (zh) * | 2022-08-08 | 2023-07-21 | 山东海化集团有限公司 | 一种利用微通道反应器制备溴化聚苯乙烯的方法 |
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