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JP2000247788A - シリコン単結晶の製造方法 - Google Patents

シリコン単結晶の製造方法

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Publication number
JP2000247788A
JP2000247788A JP11051782A JP5178299A JP2000247788A JP 2000247788 A JP2000247788 A JP 2000247788A JP 11051782 A JP11051782 A JP 11051782A JP 5178299 A JP5178299 A JP 5178299A JP 2000247788 A JP2000247788 A JP 2000247788A
Authority
JP
Japan
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single crystal
magnetic field
quartz crucible
silicon single
crucible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11051782A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ishizuka
徹 石塚
Yuichi Miyahara
祐一 宮原
Izumi Fusegawa
泉 布施川
Tomohiko Ota
友彦 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP11051782A priority Critical patent/JP2000247788A/ja
Priority to EP00905294A priority patent/EP1076120A4/en
Priority to JP2000602842A priority patent/JP3760769B2/ja
Priority to KR1020007011598A priority patent/KR20010042835A/ko
Priority to PCT/JP2000/001037 priority patent/WO2000052235A1/ja
Publication of JP2000247788A publication Critical patent/JP2000247788A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/02Elements
    • C30B29/06Silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • C30B15/30Mechanisms for rotating or moving either the melt or the crystal
    • C30B15/305Stirring of the melt

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 石英ルツボ内表面の劣化を抑制してルツボの
寿命を延ばし、ルツボの劣化に伴って発生する有転位化
を防止して、引上げ単結晶棒1本当りのルツボ個数を減
少させ、かつルツボ交換に要する時間を削減して、歩留
りと生産性の向上を図り、工業的に安価で高品質なシリ
コン単結晶の製造方法を提供する。 【解決手段】 磁場を印加するチョクラルスキー法によ
り、単結晶棒を引上げて成長させるシリコン単結晶の製
造方法において、同一の石英ルツボを用いてシリコン単
結晶を製造する時間が100時間以上で、印加する水平
磁場分布またはカスプ型磁場分布における水平成分磁場
強度が、シリコン融液面と石英ルツボ側壁との直交する
位置で500Gauss以上であるシリコン単結晶の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョクラルスキー
法(Czochralski Method、CZ法)による引上げ装置の
ルツボ内に収納したシリコン融液に磁場を印加しつつ、
融液からシリコン単結晶を引上げるMCZ法(Magnetic
field applied Czochralski Method )に関し、より詳
しくは、MCZ法によるシリコン単結晶製造に用いる石
英ルツボの内表面の劣化を防止してシリコン単結晶を製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造に用いられるシリコン
単結晶ウエーハは、主に直径の大口径化に有効なCZ法
により製造されている。さらに近年では素子の高集積化
に伴うチップサイズの大型化への対応として大直径シリ
コン単結晶の製造が求められている(NIKKEI MICRODEVI
CES 1992,11 )。ここで、CZ法によるシリコン単結晶
の製造においては、石英ルツボ内に充填した多結晶シリ
コンを溶解し、その融液からシリコン単結晶を製造する
ので、石英ルツボの内表面は高温のシリコン融液に曝さ
れる。その結果、クリストバライトと呼ばれるシリコン
融液に対して難溶性の物質がルツボ内表面に形成され、
これがシリコン単結晶成長中に石英ルツボ内表面から剥
離し、シリコン融液中に放出される。この剥離した難溶
性物質が育成中のシリコン単結晶の成長界面に付着する
と、熱歪み等を緩和するために転位が導入され、結晶が
有転位化する原因となっている。
【0003】このため、同一の石英ルツボからシリコン
原料多結晶をリチャージすることにより複数本のシリコ
ン単結晶棒を連続的に製造するマルチプーリング法(Fu
mioShimura,Semiconductor Silicon Crystal Technolog
y,p.178〜p179,1989)等では石英ルツボの寿命の点か
ら得られるシリコン単結晶棒の本数に限りがあった。
【0004】また、最近では、例えば特開平6−565
88号公報に開示されているように、シリコン単結晶中
のグローンイン欠陥低減のために、シリコン単結晶製造
中の育成速度を従来の1.0mm/minから0.8m
m/min以下に低下させることによりシリコン単結晶
の品質を向上させる方法が開示されている。しかし、シ
リコン単結晶の成長速度を低下させることにより製造時
間が延び、従って、石英ルツボ内表面の劣化が進行して
しまう。そのために有転位トラブルが起こり易く、結晶
の歩留りが悪くなり、製造コストが高くなると言う問題
が発生してきた。
【0005】一方、MCZ法による石英ルツボ内表面の
劣化抑制については、例えば、特開平8−333191
号公報に開示されているように、水平磁場を印加して石
英ルツボ内のシリコン融液の対流を抑制することによ
り、融液が石英ルツボを溶解侵食し難くなり、ルツボの
寿命が伸びることが示唆されているが、その具体的な条
件等の記載はなされていない。
【0006】さらに、カスプ型MCZ法については、例
えば、特開平3−505442号公報等に開示されてい
るように、シリコンメルトと結晶成長界面の磁場強度を
弱くすることが記載されているに過ぎない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はこの
ような従来の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の
目的は、磁場を印加するCZ法によるシリコン単結晶の
製造において、石英ルツボの寿命を延ばし、マルチプリ
ングでの石英ルツボ1個における引上げ単結晶本数が増
えることにより石英ルツボの原単位を減少させ、かつ石
英ルツボの交換に要する時間を削減することにより、工
業的に安価なシリコン単結晶の製造方法を提供すること
にある。さらに、低速成長による高品質シリコン単結晶
の製造時に、石英ルツボの寿命を長くして高品質シリコ
ン単結晶を効率的に製造する方法を提供することも目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1に記載した発明は、磁場を印加するチ
ョクラルスキー法により、単結晶棒を引上げて成長させ
るシリコン単結晶の製造方法において、同一の石英ルツ
ボを用いてシリコン単結晶を製造する時間が、100時
間以上であることを特徴とするシリコン単結晶の製造方
法である。
【0009】このように、MCZ法により石英ルツボ内
のシリコン融液に対して磁場を印加すれば石英ルツボ内
表面の劣化が著しく抑制され、石英ルツボの寿命が長く
なり、石英ルツボを用いてシリコン単結晶を製造する時
間を100時間以上に長期安定化することができる。従
って、有転位シリコン単結晶が発生することは殆ど無く
なり、無転位シリコン単結晶の歩留りと生産性の向上を
図るとともに、コストを著しく改善することができる。
【0010】そしてこの場合、請求項2に記載したよう
に、引上げ装置の左右に電磁石を対象に配置することに
より印加する磁場を、ルツボ内のシリコン融液に対して
水平の磁場分布を形成するものとすることができる。こ
のようにルツボ内のシリコン融液に対して水平磁場を印
加すれば、融液の対流が抑制され、石英ルツボ内表面を
侵食する力が減殺され、劣化の進行が抑えられる。従っ
て、石英の劣化により剥離した難溶性物質が単結晶に付
着して単結晶が乱れ、有転位化して多結晶成長になって
しまう等の操業性の悪化を防止することができる。ま
た、石英ルツボの寿命が著しく改善されたため、石英ル
ツボの交換頻度が減少し、単結晶棒当りの石英ルツボ原
単位が低減し、コストダウンを図ることができる。
【0011】さらにこの石英ルツボの劣化防止の効果に
ついては、請求項3に記載したように、引上げ装置の周
囲に電磁石を上下に配置することにより印加する磁場
を、ルツボ内のシリコン融液に対してカスプ型の磁場分
布を形成するものとすることができる。このようにカス
プ型磁場によっても水平磁場とほぼ同等の石英ルツボ内
表面劣化防止効果が発揮され、無転位化シリコン単結晶
の歩留りと生産性の向上を図り、コストの大幅な改善が
可能となる。
【0012】そして、本発明の請求項4に記載した発明
は、水平の磁場分布またはカスプ型の磁場分布における
水平成分磁場強度を、シリコン融液面が石英ルツボ側壁
と直交する位置で500Gauss(以下、Gと略すこ
とがある)以上とすることが望ましい。このように、水
平磁場を印加する場合も、あるいはカスプ型磁場を印加
する場合も、各水平成分磁場強度を、シリコン融液面が
石英ルツボ側壁と直交する位置で500Gauss以上
とすることが望ましく、このようにすれば、石英ルツボ
内表面の劣化の進行を確実に抑制することができ、石英
ルツボの寿命を100時間以上と長期安定化することが
できる。
【0013】次に、本発明の請求項5に記載した発明
は、シリコン単結晶の製造方法において、引上げ速度を
0.2〜0.8mm/minとすることができる。本発
明では、通常の引上げ速度である1mm/min前後で
も所望の効果を挙げているが、引上げ速度をこのような
0.2〜0.8mm/minの低速範囲内に制御して単
結晶を製造しても、前記印加する適切な水平成分磁場強
度と相まって、石英ルツボ内表面の劣化が抑制され、操
業時間を長くすることができるので、無転位シリコン単
結晶棒が得られる本数率が向上し、生産性が大幅に改善
されると共に、結晶全面に亙って極低欠陥密度で、酸化
膜耐圧特性を向上させたシリコン単結晶を製造すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本
発明者らは、CZ法によるシリコン単結晶の成長に際
し、石英ルツボの内表面が高温のシリコン融液によって
侵食され、クリストバライトを生成してこれが剥離し、
単結晶表面に付着して転位が発生し、無転位化本数率が
上がらない現象を調査、究明した所、MCZ法を適用し
た場合に、シリコン融液面に印加される磁場の種類や磁
場強度が深く関係していることを見出し、詳細に条件を
詰めて本発明を完成させた。
【0015】(テスト1)先ず、図1に示したカスプ型
磁場装置を装備したシリコン単結晶の製造装置を使用し
て、マルチプーリング法により、複数の単結晶棒を引上
げ、石英ルツボの内表面の状態を観察した。口径24イ
ンチ(610mm)の石英ルツボに多結晶150kgを
仕込み、加熱溶融してシリコン融液を形成させた後、カ
スプ型磁場の水平成分磁場強度をシリコン融液面と石英
ルツボ側壁とが直交する位置で1500Gとなるように
磁場発生装置制御盤によって設定した。不活性ガスとし
てArを100L/min流し、シリコン融液に種結晶
を浸し、種絞りを経て直径200mmのシリコン単結晶
を育成した。出来た結晶棒を取り出した後、さらに育成
した単結晶と同量の原料多結晶を石英ルツボに仕込み、
単結晶の育成を繰り返し、同一の石英ルツボから4本の
単結晶棒を引上げた。
【0016】こうして、カスプ型磁場を印加してシリコ
ン単結晶を製造した後の石英ルツボ内表面の状態を図2
(a)に示した。また、磁場を印加しなかった以外は上
記と同様の条件により単結晶棒1本を引上げた後の石英
ルツボの内表面の状態を図2(b)に示した。図2
(a)では、シリコン単結晶を4本製造したにもかかわ
らず、石英ルツボの内表面は滑らかであり、劣化が抑制
されているのが判る。一方、図2(b)では、単結晶を
1本製造しただけなのに、石英ルツボの内表面は凹凸が
激しく、劣化が進行している様子が明白である。
【0017】(テスト2)次に、水平成分磁場強度の石
英ルツボ内表面の劣化に対する影響を調査した。ここ
で、石英ルツボ内表面の単位面積当りの滑らかな部分と
凹凸部分の面積を測定し、劣化度として凹凸部分の面積
比率を算出し指標とした。例えば、測定面積に対して半
分が凹凸部分であれば、劣化度は50%である。
【0018】シリコン融液面と石英ルツボ側壁とが直交
する位置での水平成分磁場強度を0〜6000Gの範囲
として単結晶を製造した。水平磁場を印加した場合は、
180〜6000Gとし、カスプ型磁場を印加した場合
は、300〜1500Gとした。水平成分磁場強度を上
記とした他、単結晶製造の操業時間を100時間一定と
した以外は、テスト1と同じ条件下で単結晶を製造し、
操業後の石英ルツボ内表面の劣化度を評価した。
【0019】評価の結果を図3に示した。図3より石英
ルツボ内表面の劣化度が10%以下を基準とした場合、
水平磁場、カスプ型磁場ともに500G以上となった。
これより、石英ルツボの劣化度が少ない、すなわち石英
ルツボの寿命が長い水平成分磁場強度の領域は、500
G以上であることが判った。
【0020】(テスト3)次いで、石英ルツボの内表面
の劣化度に対する操業時間の影響を調査した。石英ルツ
ボ側壁と融液面が直交する位置での水平成分磁場強度が
0〜4000Gの範囲で単結晶製造試験を行った。水平
磁場を印加した場合は、単結晶製造時間が75〜250
時間の範囲で実施し、カスプ型磁場を印加した場合は、
70〜200時間の範囲で単結晶を製造した以外は、テ
スト1と同じ条件下で単結晶を製造し、操業後の石英ル
ツボ内表面の劣化度を評価した。
【0021】評価の結果を図4に示した。図4より磁場
を印加しない場合でも、50時間以内では石英ルツボ内
表面の劣化度が30%以下であるが、50時間を越える
と急速に劣化が進行し、単結晶の製造が困難になった。
これに対して、水平磁場あるいはカスプ型磁場を印加し
た場合には、水平成分磁場強度が500G以上の条件で
石英ルツボ内表面の劣化度が10%以下と安定してお
り、製造時間を180時間まで操業しても劣化が見られ
なかった。従って、石英ルツボ側壁と融液面とが直交す
る位置での水平成分磁場強度を500G以上とすること
により100時間以上製造時間が経過しても石英ルツボ
内表面に劣化が起こらないことが判った。
【0022】(テスト4)カスプ型磁場装置を装備した
シリコン単結晶の製造装置を用い、口径24インチの石
英ルツボに多結晶を150kg仕込み、マルチプーリン
グ法により直径200mmのシリコン単結晶の製造を行
った。製造条件は、通常の定径部の成長速度が1.0m
m/minにて、磁場無し、300G、500G、15
00Gの四水準にて実施した。また、水平成分磁場強度
が1500Gの場合には、製造時間が長くなる定径部の
成長速度が0.4mm/minの低速成長の製造テスト
も実施した。
【0023】シリコン単結晶製造試験の結果を表1に示
した。表1より、水平成分磁場強度が500G以上の場
合には無転位シリコン単結晶棒が得られる本数率が向上
し、生産性が大きく改善された。また、製造時間が長く
なる低速成長単結晶の製造においても、無転位シリコン
単結晶が得られる本数率が向上し、本発明の有効性を確
認することができた。
【0024】
【表1】
【0025】以上、説明したように、本発明の水平磁場
あるいはカスプ型磁場を印加するCZ法により、単結晶
棒を成長させるシリコン単結晶の製造方法における特徴
は、シリコン融液面とルツボ側壁とが直交する位置にお
いて、水平磁場分布あるいはカスプ型磁場分布における
水平成分磁場強度を500G以上とすれば、石英ルツボ
内表面の劣化の進行が抑制されて石英ルツボの寿命が1
00時間以上にもなり、単結晶品質面においても、有転
位トラブルが殆ど発生せず、シリコン単結晶の歩留りと
生産性の向上を図ることができると共に、大幅なコスト
ダウンが可能になったことにある。
【0026】次に、本発明で使用するカスプ型磁場を印
加するCZ法による単結晶引上げ装置の構成例を図1に
より説明する。図1に示すように、この単結晶引上げ装
置は、チャンバー1と、チャンバー1中に設けられたシ
リコン融液(湯)4を収容する石英ルツボ6と、石英ル
ツボ6を支える黒鉛サセプター(ルツボ)7と、黒鉛サ
セプター7の周囲に配置された黒鉛ヒータ8と、石英ル
ツボ6を回転させるルツボ回転軸10及びその回転機構
(図示せず)と、シリコンの種結晶13を保持する種保
持具12と、種保持具12を引上げるワイヤー11と、
ワイヤー11を回転又は巻き取る巻取機構(図示せず)
を備えて構成されている。また、黒鉛ヒータ8の外側周
囲には断熱材9が配置されている。そして、チャンバー
1の外側に、カスプ型磁場発生装置用電磁石2a、2b
をルツボ回転軸10を中心として軸対称の上下に設置
し、電磁石コイルにはそれぞれ逆方向の電流を流してカ
スプ型磁場を発生させ、磁場発生装置制御盤3により磁
場強度を制御してもよい。
【0027】本発明では上記カスプ型磁場とは別に、水
平磁場の印加も有効であり、磁場発生装置用電磁石2
a、2bをルツボ回転軸10に対して左右対称に設置
し、磁場発生装置制御盤3により磁場強度を制御してい
る。
【0028】次に、上記のカスプ型磁場を印加するCZ
法の単結晶引上げ装置による単結晶育成方法について説
明する。まず、カスプ型磁場発生装置用電磁石2a、2
bを所定の位置に昇降機構(不図示)により配置する。
次に、石英ルツボ6内でシリコンの高純度多結晶原料を
融点(約1420°C)以上に加熱して融解する。そし
て、カスプ型磁場を印加し、不活性ガスとしてArガス
を不活性ガス導入管15より導入しチャンバー1内をガ
ス置換し排気管16より排出させる。続いてワイヤー1
1を巻き出すことにより融液4の表面略中心部に種結晶
13の先端を接触又は浸漬させる。その後、ルツボ回転
軸10を適宜の方向に回転させるとともに、ワイヤー1
1を回転させながら巻き取り、種結晶13を引上げるこ
とにより、シリコン単結晶5の育成が開始される。以
後、引上げ速度と温度を適切に調節することにより略円
柱形状の単結晶棒を得ることができる。
【0029】以上のように、上記で説明した製造方法と
装置によって製造されたシリコン単結晶において、本発
明の水平磁場あるいはカスプ型磁場により適切な水平成
分磁場強度を印加するCZ法の適切な条件下に成長させ
れば、石英ルツボ内表面の劣化は殆ど進行せず、同一石
英ルツボを用いてシリコン単結晶を製造する時間が10
0時間以上になり、複数本の単結晶棒を無転位で製造す
ることができ、生産性と歩留りの向上を図ることがで
き、工業的に安価に製造することができる。
【0030】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0031】例えば、本発明の実施形態では、直径20
0mm(8インチ)のシリコン単結晶棒を育成している
が、近年の250mm(10インチ)〜400mm(1
6インチ)あるいはそれ以上の大直径化にも十分対応す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同一の石
英ルツボを用いる操業時間を100時間以上に出来る水
平磁場あるいはカスプ型磁場により適切な水平成分磁場
強度を印加するCZ法によってシリコン単結晶棒を引上
げれば、石英ルツボ内表面の劣化は殆ど進行せず、ルツ
ボの寿命は長期安定化するので、複数本の単結晶棒を無
転位で連続的に製造することができ、生産性と歩留りの
向上を図ることが出来るとともに、大幅なコストダウン
を達成することができる。
【0033】さらに、引上げ速度を0.2〜0.8mm
/minの低速範囲内に制御して単結晶を製造しても、
前記印加する適切な水平成分磁場強度と相まって、石英
ルツボ内表面の劣化が抑制され、ルツボの寿命が長くな
り、無転位シリコン単結晶棒が得られる本数率が向上
し、生産性が大幅に改善されると共に、結晶全面に亙っ
て極低欠陥密度で、高い酸化膜耐圧特性を有するシリコ
ン単結晶を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用するカスプ型磁場装置を装備した
単結晶製造装置の要部構造を示す概略構成図である。
【図2】シリコン単結晶製造後の石英ルツボ内表面の劣
化状態を示す図である。 (a)カスプ型磁場を印加した場合、 (b)磁場印加
なし。
【図3】石英ルツボ内表面の劣化度と水平成分磁場強度
との関係を示す図である。
【図4】石英ルツボ内表面の劣化度とシリコン単結晶製
造時間との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…チャンバー、2a、2b…カスプ型磁場発生装置用
電磁石、3…磁場発生装置制御盤、4…シリコン融液、
5…シリコン単結晶、6…石英ルツボ、7…黒鉛サセプ
ター、8…黒鉛ヒータ、9…断熱材、10…ルツボ回転
軸、11…ワイヤー、12…種保持具、13…種結晶、
14…シリコン融液表面、15…不活性ガス導入管、1
6…排気管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布施川 泉 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字大平 150番地 信越半導体株式会社半導体白河 研究所内 (72)発明者 太田 友彦 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字大平 150番地 信越半導体株式会社半導体白河 研究所内 Fターム(参考) 4G077 AA02 BA04 CF10 EH09 EJ02 PF42 RA03 5F053 AA12 AA13 AA14 BB04 BB08 BB13 DD01 FF04 GG01 HH10 RR03 RR07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁場を印加するチョクラルスキー法によ
    り、単結晶棒を引上げて成長させるシリコン単結晶の製
    造方法において、同一の石英ルツボを用いてシリコン単
    結晶を製造する時間が、100時間以上であることを特
    徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記印加する磁場が、ルツボ内のシリコ
    ン融液に対して水平の磁場分布を形成するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載したシリコン単結晶の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記印加する磁場が、ルツボ内のシリコ
    ン融液に対してカスプ型の磁場分布を形成するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載したシリコン単結晶
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記水平の磁場分布またはカスプ型の磁
    場分布における水平成分磁場強度が、シリコン融液面と
    石英ルツボ側壁との直交する位置で500Gauss以
    上であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれか1項に記載したシリコン単結晶の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載したシリコン単結晶の製造方法において、引上げ
    速度を0.2〜0.8mm/minとすることを特徴と
    するシリコン単結晶の製造方法。
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