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JP2000240578A - スクロール型圧縮機用チップシールの製造方法 - Google Patents

スクロール型圧縮機用チップシールの製造方法

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Publication number
JP2000240578A
JP2000240578A JP11044250A JP4425099A JP2000240578A JP 2000240578 A JP2000240578 A JP 2000240578A JP 11044250 A JP11044250 A JP 11044250A JP 4425099 A JP4425099 A JP 4425099A JP 2000240578 A JP2000240578 A JP 2000240578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
ring
resin
spiral
cylindrical molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11044250A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Tanaka
満 田中
Satoru Fukuzawa
覚 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP11044250A priority Critical patent/JP2000240578A/ja
Publication of JP2000240578A publication Critical patent/JP2000240578A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法精度が良好で、歩留まりがよく生産性に
優れる。 【解決手段】 フッ素樹脂を主成分とする樹脂組成物を
押出し成形法で円筒状成形体に成形する工程と、上記円
筒状成形体を輪切りに切削してリング状部材に成形する
工程と、上記リング状部材を外周面から内周面に向かっ
て渦巻状に切削加工する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の所属する技術分野】本発明は、スクロール型圧
縮機に用いるチップシールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スクロール型圧縮機は、基板とこの基板
表面に立設する渦巻壁を有する固定スクロールおよび可
動スクロールが、それぞれ渦巻壁において互いに噛み合
わされて、それらの間に圧縮室が形成されている。この
圧縮室が固定スクロールの軸線の周りを公転する可動ス
クロールの作用により渦巻中心側に移動してガス等の圧
縮が行なわれる。ガス等の圧縮に際して圧縮室の密閉性
を確保するために、固定スクロールおよび可動スクロー
ルの渦巻壁の端面には渦巻の延長方向に沿ってチップシ
ール溝が形成され、この溝内には対向するスクロール基
板に接触する渦巻状のシール部材であるチップシールが
収容されている。このチップシールは、そのほとんどが
断面四角形状であり、溝内で隙間をもって収容され、溝
と対向するスクロール基板の間で、ガス等の圧力により
にスクロール基板に向かって溝底より浮上し、互いの渦
巻壁の間をシールしている。
【0003】従来、チップシールは、大きく分けて二通
りの使い分けがなされている。一方のチップシールは冷
蔵庫やエアーコンディショナ等の冷凍サイクル用スクロ
ール型圧縮機に使用されるものであり、これには冷媒に
潤滑オイルが併用される。そのため、チップシールに
は、シール性以外に耐薬品性が要求されるが、潤滑オイ
ルが介在されるため、シール材料自体の摺動特性に対す
る要求特性は比較的厳しくない。このチップシールに
は、ポリフェニレンサルファイド樹脂やポリエーテルエ
ーテルケトン樹脂等の、耐熱性が高く耐薬品性を有する
樹脂に固体潤滑材を配合し、摺動特性を向上させた樹脂
組成物を射出成形で製造したものが用いられている。も
う一方は、医療用、園芸用、ホビー用、健康機器用およ
び魔法瓶等の真空容器の減圧用等に用いられるスクロー
ル型圧縮機に使用されるものであり、無潤滑で使用され
る。そのためチップシールには、シール性と耐薬品性さ
らに無潤滑でも摺動特性と耐摩耗性を有する必要があ
り、摺動特性と耐摩耗性に関する要求特性は比較的厳し
いといえる。このようなシール材には、フッ素樹脂を基
材とした樹脂材料以外に要求特性を満足するものは見つ
かっておらず、全面を機械加工で形成している。また、
潤滑オイルを併用するスクロール型圧縮機であっても、
使用条件によってはポリフェニレンサルファイド樹脂や
ポリエーテルエーテルケトン樹脂等では溶融摩耗する不
具合も生じるため、フッ素樹脂を基材とした樹脂材料で
対応している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フッ素
樹脂組成物は射出成形ができないため、安定した寸法精
度のチップシールが得られないという問題がある。例え
ば、フッ素樹脂組成物を用いてチップシールを作製する
場合、まず厚さが一様なシート素材からチップシールの
渦巻形状をしたパンチ型で打ち抜くが、打ち抜く際にね
じれなどが生じてしまい、精度の高いチップシールの製
造が困難であった。寸法精度が安定しない問題に対し
て、従来は、スクロールラップのチップシール溝を大き
な溝に加工して対応しているが、組み立て時でのチップ
シールの溝からの脱落や、隙間が大きいことによるチッ
プシールの倒れのために生じるチップシールの偏摩耗等
が生じるという問題がある。また、パンチ型で打ち抜く
方法は、歩留まりが小さく廃材が多量に発生するため、
生産性に劣るという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題に対処するため
になされたもので、寸法精度が良好で、歩留まりがよく
生産性に優れたフッ素樹脂組成物からなるチップシール
の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクロー
ル型圧縮機用チップシールの製造方法は、フッ素樹脂を
主成分とする樹脂組成物を押出し成形法で円筒状成形体
に成形する工程と、上記円筒状成形体を輪切りに切削し
てリング状部材に成形する工程と、上記リング状部材を
外周面から内周面に向かって渦巻状に切削加工すること
によりチップシール溝に嵌合する渦巻状に形成する工程
とを含むことを特徴とする。
【0007】請求項2記載のスクロール型圧縮機用チッ
プシールの製造方法は、フッ素樹脂を主成分とする樹脂
組成物を押出し成形法で円筒状成形体に成形する工程
と、上記円筒状成形体の一つの端面より他の端面に向か
ってらせん状に切削加工してチップシール溝に嵌合する
渦巻状に形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0008】請求項3記載のスクロール型圧縮機用チッ
プシールの製造方法は、フッ素樹脂を主成分とする樹脂
組成物を押出し成形法で円筒状成形体に成形する工程
と、上記円筒状成形体を輪切りに切削してリング状部材
に成形する工程と、上記リング状部材を直径方向に一か
所切断することによりチップシール溝に嵌合する渦巻状
に形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0009】本発明において、押出し成形法とは、四フ
ッ化エチレン樹脂組成物に用いられるラム押出し成形法
およびペースト押出し成形法をいう。
【0010】また、上記フッ素樹脂が、四フッ化エチレ
ン樹脂および変性四フッ化エチレン樹脂から選ばれた少
なくとも一つの樹脂であることを特徴とする。
【0011】本発明は、フッ素樹脂を主成分とする樹脂
組成物を押出し成形法で円筒状成形体として、この円筒
状成形体を切削加工してチップシール溝に嵌合する渦巻
状に形成することにより、優れた寸法精度および生産性
を有するチップシールを得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を図1から図4により説明
する。図1は請求項1記載の、図2は請求項2記載の、
図3は請求項3記載のチップシールの製造工程をそれぞ
れ示す模式図であり、図4はチップシールの斜視図であ
る。請求項1のチップシールの製造工程において、ま
ず、フッ素樹脂を主成分とする樹脂組成物を押出し成形
法で円筒状成形体1に成形する(図1(a))。具体的
にラム押出し成形法で円筒状成形体を成形する方法の一
例を以下に示す。 1)フッ素樹脂粉末と各種配合材を所定量採取する。 2)採取した原材料を混合機、例えば、タンブラーミキ
サー、ヘンシェルミキサーなどで均一に混合する。 3)均一に混合した原材料をラム押出し成形用金型に投
入し、 30 〜 80MPaの圧力、 350〜390 ℃の温度で成形
する。 4)円筒状成形体を室温まで冷却した後、内部応力を解
消するため加熱炉を用いて 150℃で 10 時間以上焼成す
る。 5)焼成した成形体を室温まで冷却して、円筒状成形体
1を得る。
【0013】次に、円筒状成形体1を輪切りに切削して
複数のリング状部材に成形すると共に、そのリング状部
材を外周面から内周面に向かって渦巻状に切削加工する
(図1(b))。具体的には、所定の幅寸法に輪切りに
切削されたリング状部材を旋盤に取り付け、 1〜3 回転
させる間に所定の厚さ、幅および長さを有する渦巻状体
2aに旋削する(図1(c))。
【0014】渦巻状体2aをチップシールの展開長さに
切削し、外形を仕上げることにより、図4に示すチップ
シールが完成する。なお、このチップシールはシール溝
に嵌合する際、外形仕上げされた渦巻状体のままシール
溝に沿って嵌合してもよく、あらかじめチップシール形
状に整形してシール溝に嵌合してもよい。チップシール
形状に整形する方法としては、シール溝と同じ形状の容
器に投入して加熱する方法などを採用することができ
る。上記したように本発明は、あらかじめ寸法精度に優
れた渦巻状体を形成した後、チップシールに整形するの
で、材料ロスがなく、寸法精度に優れたチップシールを
製造することができる。
【0015】請求項2のチップシールの製造工程におい
て、まず、フッ素樹脂を主成分とする樹脂組成物を押出
し成形法で円筒状成形体1に成形する(図2(a))。
円筒状成形体1の製造方法は、上述した請求項1のチッ
プシールの製造工程と同じ方法を採用することができ
る。ただし、この場合、円筒状成形体1の肉厚、すなわ
ち(外径−内径)/2 の長さは、図4に示すチップシー
ルの幅t1および高さt2のいずれかの厚さとなるように
成形する。チップシールの渦巻形状を考慮した場合、チ
ップシールの幅t1となるように円筒状成形体1の肉厚
を設定することが好ましい。
【0016】次に、円筒状成形体1の一つの端面より他
の端面に向かってらせん状に切削加工する(図2
(b))。具体的には、円筒状成形体1を旋盤に取り付
け、 1〜3 回転させる間に所定の幅および長さを有する
らせん状体2bに旋削し、チップシールの展開長さに切
削する(図2(c))。
【0017】次に、外形を仕上げることにより、図4に
示すチップシールが完成する。なお、チップシール形状
に整形する方法としては、上述の請求項1のチップシー
ルの製造工程と同じ方法を採用することができ、この方
法においても材料ロスがなく、寸法精度に優れたチップ
シールを製造することができる。
【0018】請求項3のチップシールの製造工程におい
て、まず、フッ素樹脂を主成分とする樹脂組成物を押出
し成形法で円筒状成形体1に成形する(図3(a))。
円筒状成形体1の製造方法は、上述した請求項1のチッ
プシールの製造工程と同じ方法を採用することができ
る。ただし、この場合、円筒状成形体1の肉厚、すなわ
ち(外径−内径)/2 の長さは、図4に示すチップシー
ルの幅t1および高さt2のいずれかの厚さとなるように
成形する。チップシールの渦巻形状を考慮した場合、チ
ップシールの幅t1となるように円筒状成形体1の肉厚
を設定することが好ましい。
【0019】次に、円筒状成形体1を輪切りに切削して
複数のリング状部材に成形すると共に、リング状部材を
円筒状成形体1の直径方向に一か所切断することにより
C字状体2cを得る(図3(c))。具体的には、円筒
状成形体1を旋盤でリング状部材とし、次いで、そのリ
ング状部材の一か所を切断する。
【0020】本発明におけるチップシールは、フッ素樹
脂を主成分とし、各種配合剤を配合してなるフッ素樹脂
組成物より製造される。配合剤は特に限定されることな
く、補強材、耐摩耗性付与材、潤滑特性向上材、クリー
プ防止材、酸化防止材等を挙げることができる。フッ素
樹脂は、四フッ化エチレン樹脂および変性四フッ化エチ
レン樹脂から選ばれた少なくとも一つの樹脂である。四
フッ化エチレン樹脂は、−CF2−CF2−を構成単位と
して有する高分子量の樹脂であり、圧縮成形は可能であ
るが、射出成形は不可能な樹脂である。市販品として
は、三井・デュポンフロロケミカル社製:テフロン7J
等を例示できる。
【0021】変性四フッ化エチレン樹脂は、−CF2
CF2−からなる構成単位と、パーフルオロアルキルエ
ーテル基(−Cp2p −O−)( pは 1〜4 の整数)あ
るいはポリフルオロアルキル基(H(CF2)q −)(
qは 1〜 20 の整数)が導入された四フッ化エチレン構
成単位との共重合体である。この変性四フッ化エチレン
樹脂は、非溶融成形性を有している点で、四フッ化エチ
レンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合
体であるPFAと異なる。変性四フッ化エチレン樹脂の
市販品としては、三井・デュポンフロロケミカル社製:
テフロンTG70J、ダイキン工業社製:ポリフロンM
111、ポリフロンM112、へキスト社製:ホスタフ
ロンTFM1600、ホスタフロンTFM1700等を
例示することができる。
【0022】フッ素樹脂組成物に配合される各種配合剤
について説明する。特に補強材、耐摩耗性付与材および
クリープ防止材として作用する炭素繊維、無機繊維およ
び有機繊維、耐摩耗性付与材および潤滑特性向上材とし
て作用する銅系合金粉末等について説明する。本発明に
使用する炭素繊維は、ピッチ系、PAN系、カーボン
質、グラファイト質のいずれでも用いることができる。
【0023】炭素繊維の市販品は、ピッチ系として、呉
羽化学社製:クレカミルドM101S、M101F、M
101T、M107S、M1007S、M201S、M
207S、大阪ガスケミカル社製:ドナカーボンS24
1、S244、SG241、SG244を、PAN系と
して、東レ社製:トレカミルドファイバーMLD30、
東邦レーヨン社製:ベスファイトHTA−CMF016
0−0H、CMF0070−0Hを挙げることができ
る。
【0024】また、耐摩耗性付与材としてグラファイト
を用いることができる。グラファイトとしては、特に限
定されるものではなく、天然黒鉛、または有機物を 100
0 ℃〜 3000 ℃で焼成した人造黒鉛でもよい。また形状
も球状、鱗片状または不定形状のいずれでもよい。
【0025】無機繊維および有機繊維は、フッ素樹脂組
成物の成形温度、例えば 320℃〜 400℃の温度、に耐え
るものが好ましい。上記繊維としては、炭酸カルシウム
ウィスカ、酸化チタンウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、硫
酸カルシウムウィスカ、ウォラストナイト、チタン酸カ
リウムウィスカ、カーボンウィスカ、シリコンカーバイ
トウィスカ、サファイアウィスカなどのウィスカ類、タ
ングステン心線または炭素繊維などにボロン、炭化ケイ
素などを蒸着したいわゆるボロン繊維、炭化ケイ素繊維
などの複合繊維、芳香族ポリイミド繊維などの耐熱性有
機繊維を挙げることができる。
【0026】銅系合金粉末は、銅合金、例えば青銅、黄
銅などの粉末であり、特に限定されない。銅−錫合金、
銅−鉛合金、または銅−鉛−錫合金といった共晶粉末
は、耐摩耗性に優れ特に好ましい。銅系合金粉末の形状
は、球状、片状、針状、涙滴状、その他周知の粉末形状
であってもよいが、球状粉末は低摩擦係数で耐摩耗性が
良好であるので特に好ましい。
【0027】補強材、耐摩耗性付与材およびクリープ防
止材として作用する他の配合剤としてポリイミド樹脂粉
末がある。本発明に使用できるポリイミド樹脂として
は、フッ素樹脂組成物の焼成温度で分解しないポリイミ
ド樹脂であれば、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂であ
っても使用することができる。市販品としては、レンジ
ング社製:P84、宇部興産社製:UIP−S、UIP
−R、三井化学社製:AURAM PD450等を挙げ
ることができる。
【0028】
【実施例】実施例および比較例で用いた原材料を一括し
て以下に示す。なお、[ ]内は表1における略号を示
し、表1での配合割合は全て重量%である。 1)四フッ化エチレン樹脂[PTFE] 三井・デュポ
ンフロロケミカル社製:テフロン7J 2)変性四フッ化エチレン樹脂[変性PTFE] 三井
・デュポンフロロケミカル社製:テフロンTG70J 3)炭素繊維[CF] 東レ社製:トレカMLD30 4)銅系合金[BROZ] 福田金属社製:AT350 5)無機質ウィスカ[IOF] 大塚化学社製:ティス
モN 6)熱硬化性ポリイミド樹脂[PI] 宇部興産社製:
UIP−S 7)熱可塑性ポリイミド樹脂[TPI] 三井化学社
製:AURAM PD450
【0029】実施例1〜実施例4 上記した原材料を表1に示す配合割合で採取し、これら
をヘンシェルミキサーを用いて十分に混合した。この混
合材料を 320〜 390℃に加熱したラム押し出し金型(ウ
チノリ寸法:外形 110mm、内径 90 mm、全長1000mm)に
充填し、50MPaの圧力で成形した。円筒状成形体を金型
から取り出し室温まで冷却した後、 15O℃で 20 時間加
熱しアニールした。
【0030】上記円筒状成形体をカッター間隔 2mmのカ
ット機に通し、リング状部材を作製し、そのリング状部
材を外周面から内周面に向かって渦巻状に厚さ 3mmに切
削加工して幅 3mm、厚さ 2mmの棒状チップシール素材を
得た。この素材を所定のスクロール形圧縮機のチップシ
ール長さ( 60mm )に切断し、端部を所定のR形状に加
工した。切断された棒状チップシール素材を渦巻き溝と
同じ形状の容器に投入して 250℃で 3時間加熱した後、
取り出して放冷することにより、渦巻き形状のチップシ
ールを得た。
【0031】実施例5 一方、ラム押し出し金型(ウチノリ寸法:外形 70 mm、
内径 65 mm、全長1000mm)を代える以外は、実施例1と
同様にして円筒状成形体を得た。この円筒状成形体の一
つの端面より他の端面に向かってらせん状に切削加工し
た。このらせん状体から実施例1と同様に加工して渦巻
き形状のチップシールを得た。
【0032】実施例6 実施例5で得られた円筒状成形体を輪切りに切削してリ
ング状部材を成形し、このリング状部材を直径方向に一
か所切断してC字状体を得た。このC字状体から実施例
1と同様に加工して渦巻き形状のチップシールを得た。
【0033】比較例1 実施例1と同じ原材料を用い、この混合材料を所定の金
型(ウチノリ寸法:外形 330mm、内径 100mm、高さ 330
mm)に充填し 50 MPa の圧力をかけ予備成形を行ない、
得られた予備成形体を金型から取り出し、360 ℃で 3時
間加熱し円筒状成形体とした。この円筒状成形体を旋盤
でスカイブ加工し厚さ 2mmのシート状素材に形成した。
この 2mm厚のシート状素材を 5枚重ねて、パンチでチッ
プシール形状に打ち抜き、渦巻き形状のチップシールを
得た。
【0034】
【表1】
【0035】実施例1〜実施例6による製造方法で形成
したチップシールは、歩留まり率がそれぞれ 70 〜 80
%であり、単体間の寸法精度もばらつきなく形成でき
た。これに対して比較例1による製造方法で形成したチ
ップシールは、歩留まり率がそれぞれ 40 〜 50 %であ
り、単体間の寸法精度もばらつきが目立った。
【0036】
【発明の効果】本発明は、フッ素樹脂を主成分とする樹
脂組成物を押出し成形法で円筒状成形体に成形する工程
と、および上記方法によってスクロール型圧縮機用チッ
プシールを製造するので、フッ素樹脂を主成分とする材
料を使用しても歩留まりよくスクロール型圧縮機用チッ
プシールを製造することができる。また、得られたチッ
プシールは単体間での寸法精度に優れる。
【0037】また、フッ素樹脂が、四フッ化エチレン樹
脂および変性四フッ化エチレン樹脂から選ばれた少なく
とも一つの樹脂であるので、ドライ雰囲気においても摺
動特性に優れたスクロール型圧縮機用チップシールを製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チップシールの製造工程を示す図である。
【図2】チップシールの製造工程を示す図である。
【図3】チップシールの製造工程を示す図である。
【図4】チップシールの斜視図である。
【符号の説明】
1 円筒状成形体 2a 渦巻状体 2b らせん状体 2c C字状体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素樹脂を主成分とする樹脂組成物を
    押出し成形法で円筒状成形体に成形する工程と、 前記円筒状成形体を輪切りに切削してリング状部材に成
    形する工程と、 前記リング状部材を外周面から内周面に向かって渦巻状
    に切削加工する工程とを含むことを特徴とするスクロー
    ル型圧縮機用チップシールの製造方法。
  2. 【請求項2】 フッ素樹脂を主成分とする樹脂組成物を
    押出し成形法で円筒状成形体に成形する工程と、 前記円筒状成形体の一つの端面より他の端面に向かって
    らせん状に切削加工する工程とを含むことを特徴とする
    スクロール型圧縮機用チップシールの製造方法。
  3. 【請求項3】 フッ素樹脂を主成分とする樹脂組成物を
    押出し成形法で円筒状成形体に成形する工程と、 前記円筒状成形体を輪切りに切削してリング状部材に成
    形する工程と、 前記リング状部材を直径方向に一か所切断することによ
    りC字状体に成形する工程とを含むことを特徴とするス
    クロール型圧縮機用チップシールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記フッ素樹脂が、四フッ化エチレン樹
    脂および変性四フッ化エチレン樹脂から選ばれた少なく
    とも一つの樹脂であることを特徴とする請求項1、請求
    項2または請求項3記載のスクロール型圧縮機用チップ
    シールの製造方法。
JP11044250A 1999-02-23 1999-02-23 スクロール型圧縮機用チップシールの製造方法 Withdrawn JP2000240578A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125242A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Ntn Corp スクロール型圧縮機用チップシール
EP2645178A4 (en) * 2010-11-24 2018-07-04 Asahi Glass Company, Limited Sliding member for sheet-shaped recording material detachment, seal ring for automobile, and seal ring and sliding member for industrial gas compressor
WO2024195879A1 (ja) * 2023-03-23 2024-09-26 Ntn株式会社 シール材、圧縮機用シール部材、往復動圧縮機用カップシール、およびスクロール型圧縮機用チップシール

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