JP2000138118A - 酸化物超電導コイル - Google Patents
酸化物超電導コイルInfo
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- JP2000138118A JP2000138118A JP10313379A JP31337998A JP2000138118A JP 2000138118 A JP2000138118 A JP 2000138118A JP 10313379 A JP10313379 A JP 10313379A JP 31337998 A JP31337998 A JP 31337998A JP 2000138118 A JP2000138118 A JP 2000138118A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】熱処理時の酸化物超電導材のにじみ出しによる
線材間短絡の防止と、電磁力に対する線材強度の向上し
た酸化物超電導コイルの提供。 【解決手段】酸化物超電導材料が金属シースに充填され
た酸化物超電導線材を巻枠5に巻回した酸化物超電導コ
イル1において、該コイルが前記酸化物超電導線材間に
酸化被膜を有する金属線材11で網状に形成された網状
体を介在または前記酸化物超電導線材を被覆したもの
を、コイル状に巻回し、熱処理を施したコイルで構成さ
れていることを特徴とする酸化物超電導コイル。
線材間短絡の防止と、電磁力に対する線材強度の向上し
た酸化物超電導コイルの提供。 【解決手段】酸化物超電導材料が金属シースに充填され
た酸化物超電導線材を巻枠5に巻回した酸化物超電導コ
イル1において、該コイルが前記酸化物超電導線材間に
酸化被膜を有する金属線材11で網状に形成された網状
体を介在または前記酸化物超電導線材を被覆したもの
を、コイル状に巻回し、熱処理を施したコイルで構成さ
れていることを特徴とする酸化物超電導コイル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化物超電導コイ
ルの巻線構造に係わり、特に、ソレノイド状の密巻きコ
イルに好適な構造の酸化物超電導コイルに関する。
ルの巻線構造に係わり、特に、ソレノイド状の密巻きコ
イルに好適な構造の酸化物超電導コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超電導材料としてはNbTiやN
b3Sn等の金属系超電導体が知られていた。しかし、
これらの金属系超電導体は臨界温度が低く、その冷却に
は高価な液体ヘリウムが必要であった。その後、198
7年になって液体窒素の沸点温度(77K)で超電導体
になる酸化物超電導体が発見され、これらが実用化でき
れば、安価でかつ取扱易い液体窒素で、金属系超電導体
で達成できなかった高磁界発生用コイルの実現が可能と
なる。
b3Sn等の金属系超電導体が知られていた。しかし、
これらの金属系超電導体は臨界温度が低く、その冷却に
は高価な液体ヘリウムが必要であった。その後、198
7年になって液体窒素の沸点温度(77K)で超電導体
になる酸化物超電導体が発見され、これらが実用化でき
れば、安価でかつ取扱易い液体窒素で、金属系超電導体
で達成できなかった高磁界発生用コイルの実現が可能と
なる。
【0003】こうしたことから、酸化物超電導体を用い
たエネルギー分野での応用や、超電導薄膜を用いたデバ
イス分野での応用が期待されている。
たエネルギー分野での応用や、超電導薄膜を用いたデバ
イス分野での応用が期待されている。
【0004】現在では、超電導粉末あるいは前記粉末を
銀等の金属シースに充填後、伸線、圧延等の加工を施す
パウダーインチューブ゛法、あるいは、超電導粉末を含
んだ懸濁液中に基板を連続的に浸し、その両面に懸濁液
を吸着させるデップコート法を用いることによって、短
尺線では20K以下の温度領域において、高磁界中で1
0万A/cm2を超える実用レベルの臨界密度を有する
ものが得られるまでに開発が進んでいる。
銀等の金属シースに充填後、伸線、圧延等の加工を施す
パウダーインチューブ゛法、あるいは、超電導粉末を含
んだ懸濁液中に基板を連続的に浸し、その両面に懸濁液
を吸着させるデップコート法を用いることによって、短
尺線では20K以下の温度領域において、高磁界中で1
0万A/cm2を超える実用レベルの臨界密度を有する
ものが得られるまでに開発が進んでいる。
【0005】また、最近では、銀シースのビスマス系高
温超電導線材をコイル化し、それを十個積層した直径2
00mm×高さ93mm×重さ20kgのコイルを試作
し、百ワットの電球を1秒間点灯できる百ジュールのエ
ネルギー貯蔵に成功したことが報じられている。
温超電導線材をコイル化し、それを十個積層した直径2
00mm×高さ93mm×重さ20kgのコイルを試作
し、百ワットの電球を1秒間点灯できる百ジュールのエ
ネルギー貯蔵に成功したことが報じられている。
【0006】この他、酸化物の粉末を銀パイプに挿入
し、これを加工して得られた線材をソレノイド状に巻い
てコイル化し、このコイルを空気中で熱処理して酸化物
超電導コイルとしたものが特開6−251929号公報
に記載されている。また、希土類元素またはそれらの組
合せによる単結晶状のものを結晶化して、コイルにした
ものが特開平7−245211号公報に記載されてい
る。
し、これを加工して得られた線材をソレノイド状に巻い
てコイル化し、このコイルを空気中で熱処理して酸化物
超電導コイルとしたものが特開6−251929号公報
に記載されている。また、希土類元素またはそれらの組
合せによる単結晶状のものを結晶化して、コイルにした
ものが特開平7−245211号公報に記載されてい
る。
【0007】また、金属間化合物系超電導体の構成物質
と、銅やアルミニウムなどの安定化材で構成された超電
導素線の外周にステンレス、ニッケル、タングステンな
どからなる直径1mm以下の細線または厚さ1mm以下
のテープを、適切なピッチで巻き付けて熱処理を施した
超電導々体が特開平2−126519号公報に開示され
ている。
と、銅やアルミニウムなどの安定化材で構成された超電
導素線の外周にステンレス、ニッケル、タングステンな
どからなる直径1mm以下の細線または厚さ1mm以下
のテープを、適切なピッチで巻き付けて熱処理を施した
超電導々体が特開平2−126519号公報に開示され
ている。
【0008】しかし、熱処理時の酸化物超電導線材のに
じみに基づく線材短絡、あるいは、熱処理後の組立作業
時の人的接触や外部周辺からの飛散物衝突による酸化物
超電導線材の破損についての問題、また、電磁力に対す
る線材強度と線材特性に基づく超電導コイル特性の低下
が課題となっていた。
じみに基づく線材短絡、あるいは、熱処理後の組立作業
時の人的接触や外部周辺からの飛散物衝突による酸化物
超電導線材の破損についての問題、また、電磁力に対す
る線材強度と線材特性に基づく超電導コイル特性の低下
が課題となっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術におけ
る課題を解決し、好適な酸化物超電導コイルを得るため
には、酸化物超電導線材の巻線構造が重要となる。特
に、酸化物超電導線材は熱処理を施すとセラミックス状
態になるので線材強度が低く、熱処理後の酸化物超電導
線材には機械的応力は勿論、無理な変形、あるいは、張
力等を加えることはできない。
る課題を解決し、好適な酸化物超電導コイルを得るため
には、酸化物超電導線材の巻線構造が重要となる。特
に、酸化物超電導線材は熱処理を施すとセラミックス状
態になるので線材強度が低く、熱処理後の酸化物超電導
線材には機械的応力は勿論、無理な変形、あるいは、張
力等を加えることはできない。
【0010】また、酸化物超電導線材は巻線後、高温で
熱処理を施すことにより酸化物超電導材がにじみ出るこ
とがある。
熱処理を施すことにより酸化物超電導材がにじみ出るこ
とがある。
【0011】本発明の目的は、上記に鑑み、巻線熱処理
後の酸化物超電導線材に直接機械的応力の印加等を抑制
し、電磁力に対する線材強度の向上と線材間の短絡を防
止した、信頼性に優れた酸化物超電導コイルを提供する
ことにある。
後の酸化物超電導線材に直接機械的応力の印加等を抑制
し、電磁力に対する線材強度の向上と線材間の短絡を防
止した、信頼性に優れた酸化物超電導コイルを提供する
ことにある。
【0012】また、酸化物超電導線材のコイル巻き時
に、該超電導材に対する張力の不均衡などによる変形が
少なく、かつ、コイル巻き作業性に優れ超電導材線材に
より構成された酸化物超電導コイルを提供することにあ
る。
に、該超電導材に対する張力の不均衡などによる変形が
少なく、かつ、コイル巻き作業性に優れ超電導材線材に
より構成された酸化物超電導コイルを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の要旨は次のとおりである。
明の要旨は次のとおりである。
【0014】〔1〕 酸化物超電導材料が金属シースに
充填された酸化物超電導線材を巻枠に巻回した酸化物超
電導コイルにおいて、該コイルが前記酸化物超電導線材
間に酸化被膜を有する金属線材で網状に形成された網状
体を介在または前記酸化物超電導線材を被覆したもの
を、コイル状に巻回し、熱処理を施したコイルで構成さ
れていることを特徴とする酸化物超電導コイル。
充填された酸化物超電導線材を巻枠に巻回した酸化物超
電導コイルにおいて、該コイルが前記酸化物超電導線材
間に酸化被膜を有する金属線材で網状に形成された網状
体を介在または前記酸化物超電導線材を被覆したもの
を、コイル状に巻回し、熱処理を施したコイルで構成さ
れていることを特徴とする酸化物超電導コイル。
【0015】〔2〕 酸化物超電導材料が金属シースに
充填された酸化物超電導線材を中空部を有する円筒巻芯
の両端に端板を備えた巻枠に巻回した酸化物超電導コイ
ルにおいて、該コイルが複数の単位コイルで構成され、
各単位コイル間には酸化被膜を有する金属線材を編み込
んだ円盤状の網状体を介在し、熱処理を施したコイルで
構成されていることを特徴とする酸化物超電導コイル。
充填された酸化物超電導線材を中空部を有する円筒巻芯
の両端に端板を備えた巻枠に巻回した酸化物超電導コイ
ルにおいて、該コイルが複数の単位コイルで構成され、
各単位コイル間には酸化被膜を有する金属線材を編み込
んだ円盤状の網状体を介在し、熱処理を施したコイルで
構成されていることを特徴とする酸化物超電導コイル。
【0016】〔3〕 前記酸化被膜を有する金属線材
が、ニッケル合金またはステンレス鋼で構成されている
前記の酸化物超電導コイル。
が、ニッケル合金またはステンレス鋼で構成されている
前記の酸化物超電導コイル。
【0017】〔4〕 前記酸化物超電導線材の断面形状
が丸型または平角である前記の酸化物超電導コイル。
が丸型または平角である前記の酸化物超電導コイル。
【0018】
【発明の実施の形態】酸化物超電導線材を補強する線材
被覆用の金属線材には、数百μmの線径材が好適であ
る。特に、平角の酸化物超電導線材では角部に酸化物超
電導材のにじみが発生し易いことから、その被覆線材に
極細の線材で構成された網状体を採用することで、上記
のにじみによる接触抵抗の低下を抑制することができ
る。
被覆用の金属線材には、数百μmの線径材が好適であ
る。特に、平角の酸化物超電導線材では角部に酸化物超
電導材のにじみが発生し易いことから、その被覆線材に
極細の線材で構成された網状体を採用することで、上記
のにじみによる接触抵抗の低下を抑制することができ
る。
【0019】特に、平角線材を採用した場合には、巻枠
の巻線部の径により、平角線材の線材幅の狭いものが有
利である。
の巻線部の径により、平角線材の線材幅の狭いものが有
利である。
【0020】酸化物超電導線材間を、酸化被膜を有する
金属線材の網状体を介在させることにより酸化物超電導
材のにじみによる短絡を抑制することができる。
金属線材の網状体を介在させることにより酸化物超電導
材のにじみによる短絡を抑制することができる。
【0021】また、巻線した酸化物超電導線材を、網状
に形成された酸化被膜を有する金属線材で被覆すること
で、導体を均等に補強固定することができるのでパイプ
状の網状体が好ましい。
に形成された酸化被膜を有する金属線材で被覆すること
で、導体を均等に補強固定することができるのでパイプ
状の網状体が好ましい。
【0022】所定の巻枠によって保護された本発明の超
電導コイルは、コイル巻き時に、該超電導線材に対する
張力の不均衡などによる変形が少なく、コイル巻き性に
優れており、前記網状体によって酸化物超電導コイル素
線間の直接的な接触を抑制する効果が大きい。
電導コイルは、コイル巻き時に、該超電導線材に対する
張力の不均衡などによる変形が少なく、コイル巻き性に
優れており、前記網状体によって酸化物超電導コイル素
線間の直接的な接触を抑制する効果が大きい。
【0023】なお、酸化物超電導線材の端子間、あるい
は卷き始めと巻終わり端子の端子接合板材には、溶着接
合が容易な銀材あるいは銅材が好適である。
は卷き始めと巻終わり端子の端子接合板材には、溶着接
合が容易な銀材あるいは銅材が好適である。
【0024】上記により、取扱い易く、熱処理時の線材
短絡の問題が解消され、コイルの特性向上と電磁力に対
する線材強度並びに冷却性に優れた、高信頼性の酸化物
超電導コイルを提供することが可能となる。以下、本発
明の実施例を図に基づいて具体的に説明する。
短絡の問題が解消され、コイルの特性向上と電磁力に対
する線材強度並びに冷却性に優れた、高信頼性の酸化物
超電導コイルを提供することが可能となる。以下、本発
明の実施例を図に基づいて具体的に説明する。
【0025】〔実施例 1〕図1に本実施例の酸化物超
電導コイルの断面外観斜視図を示す。本実施例の酸化物
超電導コイル1は、中央部に空間部を設けた円筒巻芯2
と、その両端に円盤状の端板3a、3bを設けてコ字形
状の巻線凹部4を形成した巻枠5に、酸化物超電導線材
を巻回した構成となっている。
電導コイルの断面外観斜視図を示す。本実施例の酸化物
超電導コイル1は、中央部に空間部を設けた円筒巻芯2
と、その両端に円盤状の端板3a、3bを設けてコ字形
状の巻線凹部4を形成した巻枠5に、酸化物超電導線材
を巻回した構成となっている。
【0026】端板3aと端板3bの巻線側の面には、径
方向に末広がりの放射状の流通溝6a、6bを設け、円
筒巻芯2には縦流通溝7が設けられている。流通溝6
a、6bと縦流通溝7とは連通し、冷却ガスあるいは冷
媒が流通できるよう構成されている。また、このように
構成された巻枠5は、表面が熱処理による酸化被膜で絶
縁されている。
方向に末広がりの放射状の流通溝6a、6bを設け、円
筒巻芯2には縦流通溝7が設けられている。流通溝6
a、6bと縦流通溝7とは連通し、冷却ガスあるいは冷
媒が流通できるよう構成されている。また、このように
構成された巻枠5は、表面が熱処理による酸化被膜で絶
縁されている。
【0027】また、端板3a、3bの流通溝6a、6b
を利用して酸化物超電導コイル1の端子引出孔7a、7
bとし、その外側の一部に端子板8a、8bを固定する
切欠き段差部9a、9bを設けている。
を利用して酸化物超電導コイル1の端子引出孔7a、7
bとし、その外側の一部に端子板8a、8bを固定する
切欠き段差部9a、9bを設けている。
【0028】このように円筒巻芯2と端板3a、3bで
コ字形状に形成した巻線凹部4に、丸型酸化物超電導線
材10を、熱処理を施して酸化被膜を形成した極細の金
属線材(例えば、ニッケル合金またはステンレス鋼製)
からなる金属丸線材11を用いて網状に編み込んだ網線
18で被覆し、網線被覆酸化物超電導線材19とし、こ
れをソレノイド状に密巻した。
コ字形状に形成した巻線凹部4に、丸型酸化物超電導線
材10を、熱処理を施して酸化被膜を形成した極細の金
属線材(例えば、ニッケル合金またはステンレス鋼製)
からなる金属丸線材11を用いて網状に編み込んだ網線
18で被覆し、網線被覆酸化物超電導線材19とし、こ
れをソレノイド状に密巻した。
【0029】そして、網線被覆酸化物超電導線材19の
正端子13と負端子14は、網線18を被覆した状態で
端子引出孔7a、7bを介して切欠き段差部9a、9b
の端子板8a、8bに案内し、該端子板上で網線被覆酸
化物超電導線材19の先端部の網線18を剥離し、端子
固定板15a、15bの締め付けによって端子板8a、
8bに強固に固定した。
正端子13と負端子14は、網線18を被覆した状態で
端子引出孔7a、7bを介して切欠き段差部9a、9b
の端子板8a、8bに案内し、該端子板上で網線被覆酸
化物超電導線材19の先端部の網線18を剥離し、端子
固定板15a、15bの締め付けによって端子板8a、
8bに強固に固定した。
【0030】そして、巻回された酸化物超電導コイル1
の外表面は金属バンド17によって固定される。
の外表面は金属バンド17によって固定される。
【0031】このように、超電導素線を網状体で均等に
補強したことにより、熱処理時の導体変形等を抑制する
ことができる。また、通電時に加わる電磁力に対する線
材強度の向上を図ることができる。
補強したことにより、熱処理時の導体変形等を抑制する
ことができる。また、通電時に加わる電磁力に対する線
材強度の向上を図ることができる。
【0032】また、熱処理時の酸化物超電導線材からに
じみ出た溶融材は、網線18によって阻止され、丸型酸
化物超電導線材10の隣接相互巻線間の短絡を防止す
る。
じみ出た溶融材は、網線18によって阻止され、丸型酸
化物超電導線材10の隣接相互巻線間の短絡を防止す
る。
【0033】また、網線18で被覆した網線被覆酸化物
超電導線材19は取扱い易く、巻線作業も非常に容易に
なる。即ち、円筒巻芯2と両端板3a、3bによって囲
まれた巻線凹部4に、網線被覆酸化物超電導線材19
を、単に、ソレノイド状に巻回すればよいのでコイルの
密巻が可能となり、高磁界を得ることができる。
超電導線材19は取扱い易く、巻線作業も非常に容易に
なる。即ち、円筒巻芯2と両端板3a、3bによって囲
まれた巻線凹部4に、網線被覆酸化物超電導線材19
を、単に、ソレノイド状に巻回すればよいのでコイルの
密巻が可能となり、高磁界を得ることができる。
【0034】さらにまた、最外周が金属バンド17で保
護,固定されることにより、運搬作業や端子接合作業時
等に巻線導体への損傷もなく、コイルの取扱いも容易と
なる。
護,固定されることにより、運搬作業や端子接合作業時
等に巻線導体への損傷もなく、コイルの取扱いも容易と
なる。
【0035】さらに、酸化物超電導コイルへの外部電源
からの接続も端板3a、3bに設けた端子板8a、8b
に溶着接合すればよいので、該コイルには全く影響を及
ぼさず、端子接合作業を容易に行うことができる。
からの接続も端板3a、3bに設けた端子板8a、8b
に溶着接合すればよいので、該コイルには全く影響を及
ぼさず、端子接合作業を容易に行うことができる。
【0036】上記の酸化物超電導コイル1の内部は、丸
型酸化物超電導線材10を被覆している網線18によっ
て形成された隙間が円筒巻芯2の縦流通溝7と端板3
a、3bに設けた流通溝6a、6bを介して冷媒または
冷却ガスを通流することで、コイル内部を均等に冷却で
き、コイルの安定性の向上を図ることができる。
型酸化物超電導線材10を被覆している網線18によっ
て形成された隙間が円筒巻芯2の縦流通溝7と端板3
a、3bに設けた流通溝6a、6bを介して冷媒または
冷却ガスを通流することで、コイル内部を均等に冷却で
き、コイルの安定性の向上を図ることができる。
【0037】図2に酸化物超電導コイルの磁場中におけ
るV−I特性を示す。曲線Aは従来のテープ状線材を用
いた通常コイルの磁場中のV−I曲線、曲線Bは金属線
材を超電導素線に螺旋巻きして機械的強度を上げた従来
のテープ状線材を用いたコイルの磁場中のV−I曲線で
ある。そして、曲線Cは本実施例のコイルの磁場中のV
−I曲線である。
るV−I特性を示す。曲線Aは従来のテープ状線材を用
いた通常コイルの磁場中のV−I曲線、曲線Bは金属線
材を超電導素線に螺旋巻きして機械的強度を上げた従来
のテープ状線材を用いたコイルの磁場中のV−I曲線で
ある。そして、曲線Cは本実施例のコイルの磁場中のV
−I曲線である。
【0038】以上のように、網線被覆酸化物超電導線材
19を密巻した巻線構造は、酸化物超電導線材自身を網
線18が包囲していることで均等な補強ができ、各導体
の電磁力に対する線材強度を一段と高くできることか
ら、磁場中におけるV−I特性が大幅に向上できた。ま
た、丸型酸化物超電導線材10を網線18で被覆したこ
とで、熱処理時の酸化物超電導材のにじみ出しによる線
材相互間の短絡抵抗を改善できた。
19を密巻した巻線構造は、酸化物超電導線材自身を網
線18が包囲していることで均等な補強ができ、各導体
の電磁力に対する線材強度を一段と高くできることか
ら、磁場中におけるV−I特性が大幅に向上できた。ま
た、丸型酸化物超電導線材10を網線18で被覆したこ
とで、熱処理時の酸化物超電導材のにじみ出しによる線
材相互間の短絡抵抗を改善できた。
【0039】また、巻線層面の配列を凹凸なしに高精度
に巻回でき、電磁力に対する超電導々体の動きが抑制さ
れ、安定性の高いコイル巻線が得られた。これにより、
コイル特性を線材特性に近づけることができ、小型で高
磁界の発生に適した酸化物超電導コイルを得ることがで
きる。
に巻回でき、電磁力に対する超電導々体の動きが抑制さ
れ、安定性の高いコイル巻線が得られた。これにより、
コイル特性を線材特性に近づけることができ、小型で高
磁界の発生に適した酸化物超電導コイルを得ることがで
きる。
【0040】〔実施例 2〕図3は本実施例の酸化物超
電導コイルの断面外観斜視図を示す。実施例1と同様に
形成した巻枠5の巻線凹部4に、丸型酸化物超電導線材
10を、熱処理を施し酸化被膜を設けた金属丸線材11
を用いて編み込んだ帯状の網線帯20を作製し、これで
丸型酸化物超電導線材10を螺旋状に被覆した網線帯被
覆酸化物超電導線材21を作製した。
電導コイルの断面外観斜視図を示す。実施例1と同様に
形成した巻枠5の巻線凹部4に、丸型酸化物超電導線材
10を、熱処理を施し酸化被膜を設けた金属丸線材11
を用いて編み込んだ帯状の網線帯20を作製し、これで
丸型酸化物超電導線材10を螺旋状に被覆した網線帯被
覆酸化物超電導線材21を作製した。
【0041】網線帯被覆酸化物超電導線材21を巻線凹
部4にソレノイド状に巻線し、その正端子13と負端子
14に、実施例1と同様に網線帯20を被覆した状態で
端子板8a、8bに案内し、端子板上で網線帯20を剥
離した先端部を端子板8c、8dに強固に固定した。
部4にソレノイド状に巻線し、その正端子13と負端子
14に、実施例1と同様に網線帯20を被覆した状態で
端子板8a、8bに案内し、端子板上で網線帯20を剥
離した先端部を端子板8c、8dに強固に固定した。
【0042】そして巻線した網線帯被覆酸化物超電導線
材21の最外周部を金属バンド17で巻回固定した後、
熱処理を施し酸化物超電導コイル1を形成した。
材21の最外周部を金属バンド17で巻回固定した後、
熱処理を施し酸化物超電導コイル1を形成した。
【0043】上記の網線帯20で螺旋被覆した網線帯被
覆酸化物超電導線材21で密巻した巻線構造は、螺旋被
覆間隔22を網線帯20の幅より小さい間隔で螺旋被覆
すればよいので、その間隔の分だけ被覆作業が容易にな
り、作業効率を上げることができる。
覆酸化物超電導線材21で密巻した巻線構造は、螺旋被
覆間隔22を網線帯20の幅より小さい間隔で螺旋被覆
すればよいので、その間隔の分だけ被覆作業が容易にな
り、作業効率を上げることができる。
【0044】そして、精度の高い整列巻線を行うことが
できるので、平滑なコイル層面を形成しながら、丸型酸
化物超電導線材10相互間に隙間を確保することができ
る。これにより、丸型酸化物超電導線材10の線材強度
を上げながら、かつ、冷却性能を上げることができるの
で、酸化物超電導コイルの熱暴走を防止する効果が大き
い。また、該コイルは実施例1と同等の特性を有するも
のを得ることができた。
できるので、平滑なコイル層面を形成しながら、丸型酸
化物超電導線材10相互間に隙間を確保することができ
る。これにより、丸型酸化物超電導線材10の線材強度
を上げながら、かつ、冷却性能を上げることができるの
で、酸化物超電導コイルの熱暴走を防止する効果が大き
い。また、該コイルは実施例1と同等の特性を有するも
のを得ることができた。
【0045】なお、本実施例では網線帯20の螺旋被覆
間隔22を設けて被覆したが、該被覆間隔22を設けな
いか、あるいは、一部重なるよう被覆することもでき
る。
間隔22を設けて被覆したが、該被覆間隔22を設けな
いか、あるいは、一部重なるよう被覆することもでき
る。
【0046】〔実施例 3〕図4に本実施例の酸化物超
電導コイルの断面外観斜視図を示す。前記実施例と同様
に、巻線凹部4を設けた巻枠5を形成し、巻線凹部4に
酸化物超電導線材として平角酸化物超電導線材24を用
いた。これを前記網線18で被覆して、網線被覆平角酸
化物超電導線材25を作製した。
電導コイルの断面外観斜視図を示す。前記実施例と同様
に、巻線凹部4を設けた巻枠5を形成し、巻線凹部4に
酸化物超電導線材として平角酸化物超電導線材24を用
いた。これを前記網線18で被覆して、網線被覆平角酸
化物超電導線材25を作製した。
【0047】網線被覆平角酸化物超電導線材25を円筒
巻芯2と端板3a、3bで形成した巻線凹部4に連続し
て巻線し、該巻線の端子は、前記実施例と同様に、円筒
巻芯2の端板3a、3bに設けた端子板8c、8dに案
内され、網線18を剥離して圧着固定される。そして、
巻線された網線被覆平角酸化物超電導線材25の最外周
部を金属バンド17で巻回固定した後、熱処理を施し、
酸化物超電導コイル1を得た。
巻芯2と端板3a、3bで形成した巻線凹部4に連続し
て巻線し、該巻線の端子は、前記実施例と同様に、円筒
巻芯2の端板3a、3bに設けた端子板8c、8dに案
内され、網線18を剥離して圧着固定される。そして、
巻線された網線被覆平角酸化物超電導線材25の最外周
部を金属バンド17で巻回固定した後、熱処理を施し、
酸化物超電導コイル1を得た。
【0048】本実施例による酸化物超電導コイル1は、
前記実施例と同様の効果を得ることができた。
前記実施例と同様の効果を得ることができた。
【0049】〔実施例 4〕図5に本実施例の酸化物超
電導コイルの断面外観斜視図を示す。本実施例は、前記
実施例と同様に、円筒巻芯2の両端に端板3a、3bを
一体的に設けて巻線凹部4を形成した巻枠5を用いた。
そして、巻枠5の巻線凹部4に巻線する酸化物超電導線
材を平角酸化物超電導線材24とし、これに、熱処理を
施し酸化被膜を形成した極細の金属線材(例えば、ニッ
ケル合金またはステンレス鋼製)の金属丸線材11で編
み込んだ網線18を帯状にした網線帯20を作製し、こ
れで網線帯被覆平角酸化物超電導線材26を作製した。
電導コイルの断面外観斜視図を示す。本実施例は、前記
実施例と同様に、円筒巻芯2の両端に端板3a、3bを
一体的に設けて巻線凹部4を形成した巻枠5を用いた。
そして、巻枠5の巻線凹部4に巻線する酸化物超電導線
材を平角酸化物超電導線材24とし、これに、熱処理を
施し酸化被膜を形成した極細の金属線材(例えば、ニッ
ケル合金またはステンレス鋼製)の金属丸線材11で編
み込んだ網線18を帯状にした網線帯20を作製し、こ
れで網線帯被覆平角酸化物超電導線材26を作製した。
【0050】網線帯被覆平角酸化物超電導線材26で巻
線したコイル1の正端子13と負端子14は、網線帯2
0を被覆した状態で、端板3a、3bに設けられた端子
板8c、8dに案内され、該端子板部で網線帯20を剥
離し、端子固定板15a、15bをボルト16で圧着固
定した。その後熱処理を施し酸化物超電導コイルを作製
した。
線したコイル1の正端子13と負端子14は、網線帯2
0を被覆した状態で、端板3a、3bに設けられた端子
板8c、8dに案内され、該端子板部で網線帯20を剥
離し、端子固定板15a、15bをボルト16で圧着固
定した。その後熱処理を施し酸化物超電導コイルを作製
した。
【0051】上記の網線帯被覆平角酸化物超電導線材2
6は、線材作製の作業性を上げ、コイル内部の冷却性の
向上を図ることができ、前記実施例と同様の効果を得る
ことができた。
6は、線材作製の作業性を上げ、コイル内部の冷却性の
向上を図ることができ、前記実施例と同様の効果を得る
ことができた。
【0052】〔実施例 5〕図6に本実施例の酸化物超
電導コイルの断面外観斜視図を示す。前記実施例では酸
化物超電導線材を巻線する巻枠5は、円筒巻芯2の両端
に端板3a、3bを設けて巻線凹部4を形成したが、本
実施例においては、巻線凹部4を形成する円筒巻芯2
と、その両端に配設する端板3a、3bのいずれか一方
を円筒巻芯2と一体化した端板3aとし、他方の端板3
bは固定用ボルト31の締め付けにより固定されるよう
にした。
電導コイルの断面外観斜視図を示す。前記実施例では酸
化物超電導線材を巻線する巻枠5は、円筒巻芯2の両端
に端板3a、3bを設けて巻線凹部4を形成したが、本
実施例においては、巻線凹部4を形成する円筒巻芯2
と、その両端に配設する端板3a、3bのいずれか一方
を円筒巻芯2と一体化した端板3aとし、他方の端板3
bは固定用ボルト31の締め付けにより固定されるよう
にした。
【0053】そして、巻線凹部4に巻線する酸化物超電
導線材は、平角酸化物超電導線材24とし、これの巻線
作業時には、前記一方の端板3bを取り付けず、円筒L
形状の状態になる。そして、この円筒L形状態の巻線凹
部4に、平角酸化物超電導線材24を巻回する前に、熱
処理を施し酸化被膜を形成した金属丸線材11を用いて
円盤状に編み込んだ円盤状網線体27aを端板3aに接
するよう配置した。
導線材は、平角酸化物超電導線材24とし、これの巻線
作業時には、前記一方の端板3bを取り付けず、円筒L
形状の状態になる。そして、この円筒L形状態の巻線凹
部4に、平角酸化物超電導線材24を巻回する前に、熱
処理を施し酸化被膜を形成した金属丸線材11を用いて
円盤状に編み込んだ円盤状網線体27aを端板3aに接
するよう配置した。
【0054】次いで、巻線凹部4に平角酸化物超電導線
材24を配置し、ダブルパンケーキ巻き式に内部から外
部方向に、平角酸化物超電導線材24と網線帯20とを
共に巻線する。例えば、下コイル28を巻回し、その先
端は前記同様に端板3aの端子板8cに固定される。そ
して、他方の上コイル29となる方は、下コイル28の
上面に円盤状網線体27を装着し、その後、下コイル2
8と同様に、平角酸化物超電導線材24と網線帯20と
を共に巻回して、単位コイル30aを形成した。
材24を配置し、ダブルパンケーキ巻き式に内部から外
部方向に、平角酸化物超電導線材24と網線帯20とを
共に巻線する。例えば、下コイル28を巻回し、その先
端は前記同様に端板3aの端子板8cに固定される。そ
して、他方の上コイル29となる方は、下コイル28の
上面に円盤状網線体27を装着し、その後、下コイル2
8と同様に、平角酸化物超電導線材24と網線帯20と
を共に巻回して、単位コイル30aを形成した。
【0055】このとき上コイル29の先端は、一時的
に、その外周部に接着固定される。そして、この単位コ
イル30aの上に、さらにもう一つの単位コイル30b
を配置するならば、先に配置した単位コイル30aの上
面に、もう一つの円盤状網線体27aと同じ円盤状網線
体を介在させ、平角酸化物超電導線材24と網線帯20
とを共に巻回した後、端子板8dを設けた端板3bを円
筒巻芯2に固定用ボルト31で固定し上コイルとする。
つまり、巻き終わりの先端を端板3bの端子板8dに固
定する。
に、その外周部に接着固定される。そして、この単位コ
イル30aの上に、さらにもう一つの単位コイル30b
を配置するならば、先に配置した単位コイル30aの上
面に、もう一つの円盤状網線体27aと同じ円盤状網線
体を介在させ、平角酸化物超電導線材24と網線帯20
とを共に巻回した後、端子板8dを設けた端板3bを円
筒巻芯2に固定用ボルト31で固定し上コイルとする。
つまり、巻き終わりの先端を端板3bの端子板8dに固
定する。
【0056】そして、一個目の単位コイル30aの巻き
終わり導体端子32aと、これに積層する単位コイル3
0bの巻き始め導体端子33aとを、外周部に端子接合
板34を設けて接合する。
終わり導体端子32aと、これに積層する単位コイル3
0bの巻き始め導体端子33aとを、外周部に端子接合
板34を設けて接合する。
【0057】このようにして単位コイル30a、30b
および端子接合板34の最外周部は金属バンド17で固
定後、熱処理を施してダブルパンケーキ巻き積層構造の
酸化物超電導コイルを形成した。
および端子接合板34の最外周部は金属バンド17で固
定後、熱処理を施してダブルパンケーキ巻き積層構造の
酸化物超電導コイルを形成した。
【0058】上記のダブルパンケーキ巻きの積層巻線構
造コイルも、前記実施例と同様に、電磁力に対する線材
強度の向上と、線材間の短絡防止を図った高信頼性の密
巻構造の酸化物超電導コイルを得ることができた。
造コイルも、前記実施例と同様に、電磁力に対する線材
強度の向上と、線材間の短絡防止を図った高信頼性の密
巻構造の酸化物超電導コイルを得ることができた。
【0059】〔実施例 6〕図7に本実施例の酸化物超
電導コイルの断面外観斜視図を示す。本実施例は、前記
実施例と同様に、円筒巻芯2と、その両端部に設ける端
板3a、3bとを一体化して巻線凹部4を形成した巻枠
5を用いた。そして、巻線凹部4に面した端板3a、3
b面には線材迂回溝35a、35b等が設けられてい
る。
電導コイルの断面外観斜視図を示す。本実施例は、前記
実施例と同様に、円筒巻芯2と、その両端部に設ける端
板3a、3bとを一体化して巻線凹部4を形成した巻枠
5を用いた。そして、巻線凹部4に面した端板3a、3
b面には線材迂回溝35a、35b等が設けられてい
る。
【0060】巻線凹部4に巻線する酸化物超電導線材
は、金属で被覆しただけの平角酸化物超電導線材24を
採用し、該超電導線材の側部に熱処理を施し酸化被膜を
形成した金属丸線材11で構成した網線18と共に沿い
巻きした。
は、金属で被覆しただけの平角酸化物超電導線材24を
採用し、該超電導線材の側部に熱処理を施し酸化被膜を
形成した金属丸線材11で構成した網線18と共に沿い
巻きした。
【0061】そして、最下段部に平角酸化物超電導線材
24と網線18との一層分を整列巻きし、その巻線した
平角酸化物超電導線材24を線材迂回溝35a、あるい
は、35bに介在させて一時的に固定した。
24と網線18との一層分を整列巻きし、その巻線した
平角酸化物超電導線材24を線材迂回溝35a、あるい
は、35bに介在させて一時的に固定した。
【0062】上記の一時的に固定していた平角酸化物超
電導線材24を開放して再度巻線をし、その上を網線1
8で補強巻線する方法を繰り返し、交互に必要分の巻線
を行った後、各巻き始め導体端子33bは端板3aの端
子板8cに、各巻き終わり導体端子32bは端板3bの
端子板8dに、端子固定板15a、15bを介してボル
ト16で強固に固定した。
電導線材24を開放して再度巻線をし、その上を網線1
8で補強巻線する方法を繰り返し、交互に必要分の巻線
を行った後、各巻き始め導体端子33bは端板3aの端
子板8cに、各巻き終わり導体端子32bは端板3bの
端子板8dに、端子固定板15a、15bを介してボル
ト16で強固に固定した。
【0063】また、巻線された平角酸化物超電導線材2
4の外周に巻回された網線18の先端は、端板3aある
いは3bに設けた補強線材固定板36にボルト16で固
定し、熱処理を施して酸化物超電導コイルを形成した。
4の外周に巻回された網線18の先端は、端板3aある
いは3bに設けた補強線材固定板36にボルト16で固
定し、熱処理を施して酸化物超電導コイルを形成した。
【0064】以上のように、円筒巻芯2の巻線凹部4
に、平角酸化物超電導線材24を巻線し、その側部と背
部を網線18で補強巻線した巻線構造にしても、前記実
施例と同様に、網線11により平角酸化物線材相互間の
接触を防止でき、これにより接触抵抗の増大により短絡
防止と、線材強度を上げることができるので、前記実施
例と同等の作用効果が得られた。
に、平角酸化物超電導線材24を巻線し、その側部と背
部を網線18で補強巻線した巻線構造にしても、前記実
施例と同様に、網線11により平角酸化物線材相互間の
接触を防止でき、これにより接触抵抗の増大により短絡
防止と、線材強度を上げることができるので、前記実施
例と同等の作用効果が得られた。
【0065】また、上記実施例においては、丸型酸化物
超電導線材10あるいは平角酸化物超電導線材24等を
作製し、これらを前記金属丸線材の網線18による被
覆、または、沿い巻き構造としても、前記実施例と同様
の作用効果を得ることができる。
超電導線材10あるいは平角酸化物超電導線材24等を
作製し、これらを前記金属丸線材の網線18による被
覆、または、沿い巻き構造としても、前記実施例と同様
の作用効果を得ることができる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、コ字形状の巻線凹部を
形成した巻枠に、丸型、あるいは、平角の酸化物超電導
線材を、酸化被膜を形成した金属丸線で構成した網状体
を被覆または介在させて巻回したコイルは、熱処理時の
超電導材のにじみ出しによる線材短絡を抑制し、電磁力
に対する線材強度を向上できるので、コイル特性と信頼
性の優れた酸化物超電導コイルを得ることができる。
形成した巻枠に、丸型、あるいは、平角の酸化物超電導
線材を、酸化被膜を形成した金属丸線で構成した網状体
を被覆または介在させて巻回したコイルは、熱処理時の
超電導材のにじみ出しによる線材短絡を抑制し、電磁力
に対する線材強度を向上できるので、コイル特性と信頼
性の優れた酸化物超電導コイルを得ることができる。
【図1】実施例1の酸化物超電導コイルの断面外観斜視
図である。
図である。
【図2】酸化物超電導コイルのV−I特性の曲線図であ
る。
る。
【図3】実施例2の酸化物超電導コイルの断面外観斜視
図である。
図である。
【図4】実施例3の酸化物超電導コイルの断面外観斜視
図である。
図である。
【図5】実施例4の酸化物超電導コイルの断面外観斜視
図である。
図である。
【図6】実施例5の酸化物超電導コイルの断面外観斜視
図である。
図である。
【図7】実施例6の酸化物超電導コイルの断面外観斜視
図である。
図である。
1…酸化物超電導コイル、2…円筒巻芯、3a,3b…
端板、4…巻線凹部、5…巻枠、6a,6b…流通溝、
7…縦流通溝、7a,7b…端子引出孔、8a,8b,
8c,8d…端子板、9a,9b…切欠段差部、10…
丸型酸化物超電導線材、11…金属丸線材、13…正端
子、14…負端子、15a,15b…端子固定板、16
…ボルト、17…金属バンド、18…網線、19…網線
被覆酸化物超電導線材、20…網線帯、21…網線帯被
覆酸化物超電導線材、22…螺旋被覆間隔、23…網線
帯の幅、24…平角酸化物超電導線材、25…網線被覆
平角酸化物超電導線材、26…網線帯被覆平角酸化物超
電導線材、27a,27b…円盤状網線体、28…下コ
イル、29…上コイル、30a,30b…単位コイル、
31…固定用ボルト、32a,32b…巻終り導体端
子、33a,33b…巻始め導体端子、34…端子接合
板、35a,35b…線材迂回溝、36…補強線材固定
板、A…従来テープ線材、B…機械的強度を上げた従来
テープ線材、C…網線被覆酸化物超電導線材。
端板、4…巻線凹部、5…巻枠、6a,6b…流通溝、
7…縦流通溝、7a,7b…端子引出孔、8a,8b,
8c,8d…端子板、9a,9b…切欠段差部、10…
丸型酸化物超電導線材、11…金属丸線材、13…正端
子、14…負端子、15a,15b…端子固定板、16
…ボルト、17…金属バンド、18…網線、19…網線
被覆酸化物超電導線材、20…網線帯、21…網線帯被
覆酸化物超電導線材、22…螺旋被覆間隔、23…網線
帯の幅、24…平角酸化物超電導線材、25…網線被覆
平角酸化物超電導線材、26…網線帯被覆平角酸化物超
電導線材、27a,27b…円盤状網線体、28…下コ
イル、29…上コイル、30a,30b…単位コイル、
31…固定用ボルト、32a,32b…巻終り導体端
子、33a,33b…巻始め導体端子、34…端子接合
板、35a,35b…線材迂回溝、36…補強線材固定
板、A…従来テープ線材、B…機械的強度を上げた従来
テープ線材、C…網線被覆酸化物超電導線材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 和英 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 和久田 毅 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5G321 AA01 BA03 CA08 CA18 CA30 CA48 CA52 CB02 DB18
Claims (4)
- 【請求項1】 酸化物超電導材料が金属シースに充填さ
れた酸化物超電導線材を巻枠に巻回した酸化物超電導コ
イルにおいて、 該コイルが前記酸化物超電導線材間に酸化被膜を有する
金属線材で網状に形成された網状体を介在または前記酸
化物超電導線材を被覆したものを、コイル状に巻回し、
熱処理を施したコイルで構成されていることを特徴とす
る酸化物超電導コイル。 - 【請求項2】 酸化物超電導材料が金属シースに充填さ
れた酸化物超電導線材を中空部を有する円筒巻芯の両端
に端板を備えた巻枠に巻回した酸化物超電導コイルにお
いて、 該コイルが複数の単位コイルで構成され、各単位コイル
間には酸化被膜を有する金属線材を編み込んだ円盤状の
網状体を介在し、熱処理を施したコイルで構成されてい
ることを特徴とする酸化物超電導コイル。 - 【請求項3】 前記酸化被膜を有する金属線材が、ニッ
ケル合金またはステンレス鋼で構成されている請求項1
または2に記載の酸化物超電導コイル。 - 【請求項4】 前記酸化物超電導線材の断面形状が丸型
または平角である請求項1,2または3に記載の酸化物
超電導コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10313379A JP2000138118A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 酸化物超電導コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10313379A JP2000138118A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 酸化物超電導コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000138118A true JP2000138118A (ja) | 2000-05-16 |
Family
ID=18040568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10313379A Pending JP2000138118A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 酸化物超電導コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000138118A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006165342A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Tohoku Univ | 超伝導コイルの製造方法 |
| JP2013030661A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Fujikura Ltd | 超電導コイル |
| KR101261719B1 (ko) | 2011-02-11 | 2013-05-07 | 한라스택폴 주식회사 | 압축기의 동력전달장치 |
| KR20200050818A (ko) * | 2018-11-02 | 2020-05-12 | 한국전기연구원 | 온도 스위치 기능을 갖는 세라믹 필름 및 이를 이용하는 초전도 코일 |
| KR102495886B1 (ko) * | 2021-08-03 | 2023-02-06 | 안주형 | 냉각기능 코팅부분이 형성된 금속박판코일 제작방법 |
-
1998
- 1998-11-04 JP JP10313379A patent/JP2000138118A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006165342A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Tohoku Univ | 超伝導コイルの製造方法 |
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