JP2000118153A - 熱転写受像シート - Google Patents
熱転写受像シートInfo
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- JP2000118153A JP2000118153A JP10309479A JP30947998A JP2000118153A JP 2000118153 A JP2000118153 A JP 2000118153A JP 10309479 A JP10309479 A JP 10309479A JP 30947998 A JP30947998 A JP 30947998A JP 2000118153 A JP2000118153 A JP 2000118153A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粉体組成物を用いて形成した受容層を有する
熱転写受像シートにおいて、受容層の表面の耐摩擦強
度、及び耐擦傷性に優れた熱転写受像シートを提供す
る。 【解決手段】 基材2の表面に染料染着性樹脂を含む粉
体組成物からなる粉体層3を設けた後、この粉体層3を
加熱溶融し、加圧して定着して受容層4を形成して、基
材2上に受容層4が設けられてなる熱転写受像シート1
において、受容層4の摩耗試験による剥離量を4g/m
2 以下とした。
熱転写受像シートにおいて、受容層の表面の耐摩擦強
度、及び耐擦傷性に優れた熱転写受像シートを提供す
る。 【解決手段】 基材2の表面に染料染着性樹脂を含む粉
体組成物からなる粉体層3を設けた後、この粉体層3を
加熱溶融し、加圧して定着して受容層4を形成して、基
材2上に受容層4が設けられてなる熱転写受像シート1
において、受容層4の摩耗試験による剥離量を4g/m
2 以下とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写シートと重ね
合わせて使用される熱転写受像シートに関し、粉体組成
物を用いて染料受容層を形成してなる熱転写受像シート
に関するものである。
合わせて使用される熱転写受像シートに関し、粉体組成
物を用いて染料受容層を形成してなる熱転写受像シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、昇華性染料を用いた熱転写記録方
式の受像シートとして、合成紙等の基材シートの表面に
染料染着性を有する樹脂を含む組成物を塗工し、乾燥さ
せ染料受容層を形成してなるものが公知である。
式の受像シートとして、合成紙等の基材シートの表面に
染料染着性を有する樹脂を含む組成物を塗工し、乾燥さ
せ染料受容層を形成してなるものが公知である。
【0003】従来の熱転写受像シートは、染料受容層が
溶剤型の塗工組成物を用いて製造されていれていたが、
近年、染料受容層の組成物として粉体塗料組成物を用い
て熱転写受像シートを製造する方法が提案されている
(例えば特開平8−112974号公報、特開平8−2
24970号公報等)。粉体塗料組成物(いわゆるトナ
ー)は、樹脂成分、白色着色剤、帯電制御剤、オフセッ
ト防止剤等を配合した粉体塗料組成物を溶融混練し、冷
却した後粉砕し、適当な平均粒径を有するように分級し
てなるものが用いられる。
溶剤型の塗工組成物を用いて製造されていれていたが、
近年、染料受容層の組成物として粉体塗料組成物を用い
て熱転写受像シートを製造する方法が提案されている
(例えば特開平8−112974号公報、特開平8−2
24970号公報等)。粉体塗料組成物(いわゆるトナ
ー)は、樹脂成分、白色着色剤、帯電制御剤、オフセッ
ト防止剤等を配合した粉体塗料組成物を溶融混練し、冷
却した後粉砕し、適当な平均粒径を有するように分級し
てなるものが用いられる。
【0004】上記公報には、染料受容層の形成方法とし
て、電子写真方式による製造方法の記載がある。この方
法は普通紙等の基材となるシートの表面にトナーを摩擦
帯電などにより帯電させ、これを逆極性に帯電させたド
ラム表面に静電気引力で付着させるこのロール表面に付
着したトナーを被塗工基材に転写し、加熱、定着させる
ものである。
て、電子写真方式による製造方法の記載がある。この方
法は普通紙等の基材となるシートの表面にトナーを摩擦
帯電などにより帯電させ、これを逆極性に帯電させたド
ラム表面に静電気引力で付着させるこのロール表面に付
着したトナーを被塗工基材に転写し、加熱、定着させる
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
粉体組成物を用いて形成した受容層を有する熱転写受像
シートは、受容層が粉体組成物を構成材料として用いて
いることから、受容層を完全に欠陥のない連続皮膜とす
ることはきわめて困難である。そのため、以前の染料染
着性樹脂を溶剤に溶解した組成物を塗工して形成した受
容層を有する熱転写受像シートと比較して、受容層表面
強度、特に耐摩擦強度、耐擦過性が劣り、実用上支障を
きたすことがあった。
粉体組成物を用いて形成した受容層を有する熱転写受像
シートは、受容層が粉体組成物を構成材料として用いて
いることから、受容層を完全に欠陥のない連続皮膜とす
ることはきわめて困難である。そのため、以前の染料染
着性樹脂を溶剤に溶解した組成物を塗工して形成した受
容層を有する熱転写受像シートと比較して、受容層表面
強度、特に耐摩擦強度、耐擦過性が劣り、実用上支障を
きたすことがあった。
【0006】具体的な上記熱転写シートの問題点として
は、プリンタを用いて実際に印画を行う際に、受容層表
面がグリップロールやその他の搬送系で摩擦された場合
に受容層の粉体組成物の一部が剥がれ落ち、表面平滑性
が低下して印画画質が低下することがあった。
は、プリンタを用いて実際に印画を行う際に、受容層表
面がグリップロールやその他の搬送系で摩擦された場合
に受容層の粉体組成物の一部が剥がれ落ち、表面平滑性
が低下して印画画質が低下することがあった。
【0007】また、剥がれ落ちた粉体組成物がプリンタ
の搬送ロール等に付着して摩擦係数を変化させ、これが
正確な受像シートの搬送を妨げて、印画レジストレーシ
ョンずれを生じせしめたり、甚だしき場合は搬送不良を
もたらす場合があった。
の搬送ロール等に付着して摩擦係数を変化させ、これが
正確な受像シートの搬送を妨げて、印画レジストレーシ
ョンずれを生じせしめたり、甚だしき場合は搬送不良を
もたらす場合があった。
【0008】さらにプリンタ内に付着した粉体がサーマ
ルヘッド表面や受像シート表面に転移して印画不良を生
じせしめる場合もあった。
ルヘッド表面や受像シート表面に転移して印画不良を生
じせしめる場合もあった。
【0009】また、受像シートを取り扱う場合や、受像
シートの表面に筆記具等で筆記する際に粉体組成物が剥
がれ落ちて周囲を汚染したり、受容層表面に傷がついて
しまうなどの不具合が生じる場合があった。
シートの表面に筆記具等で筆記する際に粉体組成物が剥
がれ落ちて周囲を汚染したり、受容層表面に傷がついて
しまうなどの不具合が生じる場合があった。
【0010】本発明は上記従来技術の欠点を解消しよう
とするものであり、粉体組成物を用いて形成した受容層
を有する熱転写受像シートにおいて、受容層の表面の耐
摩擦強度、及び耐擦傷性に優れた熱転写受像シートを提
供することを目的とする。
とするものであり、粉体組成物を用いて形成した受容層
を有する熱転写受像シートにおいて、受容層の表面の耐
摩擦強度、及び耐擦傷性に優れた熱転写受像シートを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)普通紙
からなる基材上に染料染着性樹脂を含む粉体組成物から
形成された受容層が設けられている熱転写受像シートで
あって、受容層表面の摩耗試験の剥離量が4.0g/m
2 以下であることを特徴とする熱転写受像シート、
(2)基材が普通紙である請求項1記載の熱転写受像シ
ート、を要旨とするものである。
からなる基材上に染料染着性樹脂を含む粉体組成物から
形成された受容層が設けられている熱転写受像シートで
あって、受容層表面の摩耗試験の剥離量が4.0g/m
2 以下であることを特徴とする熱転写受像シート、
(2)基材が普通紙である請求項1記載の熱転写受像シ
ート、を要旨とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき詳細
に説明する。図1に示すように、基材2の表面に染料染
着性樹脂を含む粉体組成物からなる粉体層3を設けた
後、この粉体層3を加熱溶融し、必要に応じ加圧して定
着して受容層4を形成して、図2に示すように、基材2
上に受容層4が設けられてなる熱転写受像シート1に関
するものである。
に説明する。図1に示すように、基材2の表面に染料染
着性樹脂を含む粉体組成物からなる粉体層3を設けた
後、この粉体層3を加熱溶融し、必要に応じ加圧して定
着して受容層4を形成して、図2に示すように、基材2
上に受容層4が設けられてなる熱転写受像シート1に関
するものである。
【0013】本発明において摩耗試験とは、テーバー型
摩擦試験機による方法を指す。シート状物品の表面強
度、中でも摩擦強度、耐擦傷性を評価する手法として
は、官能的な手段から定量評価可能な手段まで、種々の
方法が知られている。それらの中で、本発明者はテーバ
ー型摩耗試験が少なくとも、染料染着性を有する樹脂か
らなる粉体組成物を塗布して受容層を形成してなる熱転
写受像シートの表面強度、中でも摩擦強度、耐擦傷性を
評価するのに最も適していること見出した。
摩擦試験機による方法を指す。シート状物品の表面強
度、中でも摩擦強度、耐擦傷性を評価する手法として
は、官能的な手段から定量評価可能な手段まで、種々の
方法が知られている。それらの中で、本発明者はテーバ
ー型摩耗試験が少なくとも、染料染着性を有する樹脂か
らなる粉体組成物を塗布して受容層を形成してなる熱転
写受像シートの表面強度、中でも摩擦強度、耐擦傷性を
評価するのに最も適していること見出した。
【0014】テーバー型摩擦試験は、図3に示すよう
に、熱転写受像シートの試験片5(直径100mm程
度)の重量を計り受容層側を表面として、回転する平板
円形状の回転台6に取りつける。次に、上記回転台に対
して垂直回転可能な2つの摩耗輪7、8(回転軸の周囲
にコランダム等の無機粒子からなる高摩擦素を円筒状に
設けたもの)を垂直上方から一定荷重で押し付け、回転
台6を所定の回転速度で一定回転数回転させる。回転台
の回転軸と摩耗輪の回転軸は交差しておらず、回転台の
回転に伴って、摩耗輪は試験片5の表面を擦過しつつ回
転する。回転台5と摩耗輪7、8とは、図3の矢印に示
す関係で回転する。所定の回転を行った後、回転台6か
ら試験片5を取り外し、重量を測定する。また、試験片
5の表面を目視してその傷付き具合を観察する。摩耗量
(すなわち受容層の剥離量)は、試験片の試験前後の重
量、及び摩耗輪にて摩擦した部分の面積A(m2 )から
下記の〔数1〕式より算出される。また、本発明では、
荷重錐を各々の摩耗輪に対し250gとし、回転数を5
0回転とした。
に、熱転写受像シートの試験片5(直径100mm程
度)の重量を計り受容層側を表面として、回転する平板
円形状の回転台6に取りつける。次に、上記回転台に対
して垂直回転可能な2つの摩耗輪7、8(回転軸の周囲
にコランダム等の無機粒子からなる高摩擦素を円筒状に
設けたもの)を垂直上方から一定荷重で押し付け、回転
台6を所定の回転速度で一定回転数回転させる。回転台
の回転軸と摩耗輪の回転軸は交差しておらず、回転台の
回転に伴って、摩耗輪は試験片5の表面を擦過しつつ回
転する。回転台5と摩耗輪7、8とは、図3の矢印に示
す関係で回転する。所定の回転を行った後、回転台6か
ら試験片5を取り外し、重量を測定する。また、試験片
5の表面を目視してその傷付き具合を観察する。摩耗量
(すなわち受容層の剥離量)は、試験片の試験前後の重
量、及び摩耗輪にて摩擦した部分の面積A(m2 )から
下記の〔数1〕式より算出される。また、本発明では、
荷重錐を各々の摩耗輪に対し250gとし、回転数を5
0回転とした。
【0015】
【数1】
【0016】上記摩耗試験における受容層の剥離量が、
4g/m2 を超えると、熱転写受像シートにおいて摩擦
強度及び耐擦傷性に乏しく、前述の種々の不具合を起こ
し易くなる。これに対し、受容層の剥離量が、4g/m
2 以下であれば、上記不具合のない熱転写受像シートが
得られる。更に好ましい摩耗試験の受容層の剥離量は
3.0g/m2 以下である。
4g/m2 を超えると、熱転写受像シートにおいて摩擦
強度及び耐擦傷性に乏しく、前述の種々の不具合を起こ
し易くなる。これに対し、受容層の剥離量が、4g/m
2 以下であれば、上記不具合のない熱転写受像シートが
得られる。更に好ましい摩耗試験の受容層の剥離量は
3.0g/m2 以下である。
【0017】受容層の摩耗試験の剥離量が4g/m2 以
下とするための具体的な手段としては、例えば、粉体組
成物を定着する際の定着条件を選択して、充分な定着を
行う手段が上げられる。以下、充分な定着を行う具体的
な手段についてのべる。
下とするための具体的な手段としては、例えば、粉体組
成物を定着する際の定着条件を選択して、充分な定着を
行う手段が上げられる。以下、充分な定着を行う具体的
な手段についてのべる。
【0018】図4に示す製造装置を用いて熱転写受像シ
ートを製造する場合について説明する。図4に示す製造
装置は、長尺な基材が巻かれたロールを繰り出すための
繰り出しロール11、粉体供給装置12を備え基材2上
に粉体層を形成するための粉体塗装ブース13、粉体層
3を基材2上に定着して受容層4を形成するための定着
装置14、及び形成された熱転写受像シートを巻き取り
巻き取り装置15等から構成される。
ートを製造する場合について説明する。図4に示す製造
装置は、長尺な基材が巻かれたロールを繰り出すための
繰り出しロール11、粉体供給装置12を備え基材2上
に粉体層を形成するための粉体塗装ブース13、粉体層
3を基材2上に定着して受容層4を形成するための定着
装置14、及び形成された熱転写受像シートを巻き取り
巻き取り装置15等から構成される。
【0019】まず、基材2が繰り出しロール11から粉
体塗装ブース13内に送られて粉体供給装置12から粉
体組成物が基材2の表面に供給され、粉体層3が形成さ
れる。次いで、定着装置14に送られ、粉体層3は加熱
・加圧され、受容層が形成される。最後に巻き取り装置
15によりロール状に巻き取られる。粉体組成物を供給
する方法としては静電粉体塗装法、電子写真法等を用い
ることができる。
体塗装ブース13内に送られて粉体供給装置12から粉
体組成物が基材2の表面に供給され、粉体層3が形成さ
れる。次いで、定着装置14に送られ、粉体層3は加熱
・加圧され、受容層が形成される。最後に巻き取り装置
15によりロール状に巻き取られる。粉体組成物を供給
する方法としては静電粉体塗装法、電子写真法等を用い
ることができる。
【0020】上記の定着の際の加熱手段としては、熱風
や赤外線、マイクロ波等による間接加熱、加熱ロールや
加熱プレートを用いた直接的加熱が挙げられる。これら
の加熱は、単独で行っても、また、複数の加熱手段を組
み合わせて行っても、いずれでもよい。特に基材として
普通紙を用いた場合には、加熱ロール、加圧プレス等の
直接的加熱手段を用いることは、普通紙基材表面のパル
プに由来する凹凸に粉体組成物を押し込み、いわゆる目
止め効果を生ずることから、好ましい手段である。ま
た、平滑な表面を有する加熱ロールを用いることで、受
容層表面を平滑にすることが可能である。また直接的加
熱においては、ロールやプレートにフッ素樹脂処理、望
ましくはPFA処理が施されていると、粉体組成物との
離型性が良好となるため好ましい。熱転写受像シートに
おいては、受像層表面の均一性が画質等に大きく影響す
るため、表面を平滑に形成することがきわめて重要であ
ることから、2本のロールにより挟み込む直接的加熱手
段が有効である。
や赤外線、マイクロ波等による間接加熱、加熱ロールや
加熱プレートを用いた直接的加熱が挙げられる。これら
の加熱は、単独で行っても、また、複数の加熱手段を組
み合わせて行っても、いずれでもよい。特に基材として
普通紙を用いた場合には、加熱ロール、加圧プレス等の
直接的加熱手段を用いることは、普通紙基材表面のパル
プに由来する凹凸に粉体組成物を押し込み、いわゆる目
止め効果を生ずることから、好ましい手段である。ま
た、平滑な表面を有する加熱ロールを用いることで、受
容層表面を平滑にすることが可能である。また直接的加
熱においては、ロールやプレートにフッ素樹脂処理、望
ましくはPFA処理が施されていると、粉体組成物との
離型性が良好となるため好ましい。熱転写受像シートに
おいては、受像層表面の均一性が画質等に大きく影響す
るため、表面を平滑に形成することがきわめて重要であ
ることから、2本のロールにより挟み込む直接的加熱手
段が有効である。
【0021】具体的な加熱ロール表面処理は以下の通り
である。また、以下の処理を行った後で所望の表面平滑
性に応じて研磨を行うことも好ましい。フッ素樹脂コ
ーティング:ロール鉄芯表面に剥離性に優れたフッ素樹
脂、好ましくはPFAをコーティングする。フッ素樹
脂チューブ:ロール鉄芯表面に、剥離性に優れたフッ素
樹脂、好ましくはPFAのチューブを巻き付ける。ま
た、ロール表面に柔軟性が必要な場合は、ロール鉄芯に
ゴムを巻き付け、その上にフッ素樹脂チューブを巻き付
けることも好ましい。シリコーンゴム:ロール鉄芯表
面に、耐熱性、剥離性に優れたシリコーンゴムを巻き付
ける。フッ素ゴム:ロール鉄芯表面に、耐熱性、剥離
性に優れたフッ素ゴムを巻き付ける。
である。また、以下の処理を行った後で所望の表面平滑
性に応じて研磨を行うことも好ましい。フッ素樹脂コ
ーティング:ロール鉄芯表面に剥離性に優れたフッ素樹
脂、好ましくはPFAをコーティングする。フッ素樹
脂チューブ:ロール鉄芯表面に、剥離性に優れたフッ素
樹脂、好ましくはPFAのチューブを巻き付ける。ま
た、ロール表面に柔軟性が必要な場合は、ロール鉄芯に
ゴムを巻き付け、その上にフッ素樹脂チューブを巻き付
けることも好ましい。シリコーンゴム:ロール鉄芯表
面に、耐熱性、剥離性に優れたシリコーンゴムを巻き付
ける。フッ素ゴム:ロール鉄芯表面に、耐熱性、剥離
性に優れたフッ素ゴムを巻き付ける。
【0022】複数の加熱手段の組み合わせとしては、例
えば、粉体組成物を普通紙基材上に塗布した後、赤外線
ヒーターで予熱しておいて加温しておき、その後に加熱
ロールを用いて、加熱・加圧定着することで、充分強固
な定着と、高い生産効率を両立できる。また、加熱ロー
ルを複数組、設けることも有効である。
えば、粉体組成物を普通紙基材上に塗布した後、赤外線
ヒーターで予熱しておいて加温しておき、その後に加熱
ロールを用いて、加熱・加圧定着することで、充分強固
な定着と、高い生産効率を両立できる。また、加熱ロー
ルを複数組、設けることも有効である。
【0023】受容層を形成する際に粉体層の充分強固な
定着を行うためには、上述の種々の定着手法において、
加熱温度、加圧圧力、加熱時間、加圧時間等の諸条件を
最適化する必要がある。これら諸条件は、使用する染料
受容層の粉体組成物の組成、基材の種類、基材の厚さ等
によって調節して、受容層の摩耗試験による剥離量が4
g/m2 以下となるようにすればよい。
定着を行うためには、上述の種々の定着手法において、
加熱温度、加圧圧力、加熱時間、加圧時間等の諸条件を
最適化する必要がある。これら諸条件は、使用する染料
受容層の粉体組成物の組成、基材の種類、基材の厚さ等
によって調節して、受容層の摩耗試験による剥離量が4
g/m2 以下となるようにすればよい。
【0024】熱転写受像シートの基材2としては、普通
紙、合成紙、プラスチックシート等が用いられるが、な
かでも普通紙が好ましい。基材2に用いられる普通紙
は、通常使用されるパルプを主体とした紙が用いられ
る。普通紙として例えば、上質紙、アート紙、軽量コー
ト紙、微塗工紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹
脂又はエマルジョン含浸紙等が挙げられる。普通紙の厚
みは、40〜300μm、好ましくは60〜200μm
程度である。得られる熱転写受像シートに、普通紙の質
感を高く持たせるには、熱転写受像シートの全体厚さを
80〜200μm程度にすることが望ましい。
紙、合成紙、プラスチックシート等が用いられるが、な
かでも普通紙が好ましい。基材2に用いられる普通紙
は、通常使用されるパルプを主体とした紙が用いられ
る。普通紙として例えば、上質紙、アート紙、軽量コー
ト紙、微塗工紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹
脂又はエマルジョン含浸紙等が挙げられる。普通紙の厚
みは、40〜300μm、好ましくは60〜200μm
程度である。得られる熱転写受像シートに、普通紙の質
感を高く持たせるには、熱転写受像シートの全体厚さを
80〜200μm程度にすることが望ましい。
【0025】受容層4は、染料染着性樹脂を主体とする
粉体組成物から形成されたものである。粉体組成物に
は、染料染着性樹脂以外に、熱転写受像シートとした後
で使用する場合に受容層が熱転写シートと融着するのを
防止する離型剤、熱転写受像シートを製造する場合に粉
体塗料としての帯電性を調節するための帯電制御剤、隠
蔽性を与えるための白色着色剤、オフセット防止剤、流
動性改良剤等を添加することができる。
粉体組成物から形成されたものである。粉体組成物に
は、染料染着性樹脂以外に、熱転写受像シートとした後
で使用する場合に受容層が熱転写シートと融着するのを
防止する離型剤、熱転写受像シートを製造する場合に粉
体塗料としての帯電性を調節するための帯電制御剤、隠
蔽性を与えるための白色着色剤、オフセット防止剤、流
動性改良剤等を添加することができる。
【0026】染料染着性樹脂は、例えば飽和ポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸エステル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビ
ニルアセタール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、塩化ビニル酢
酸ビニル共重合体樹脂、ビニルトルエン−アクリル樹
脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。こらの樹脂は、
単独、或いは2種以上を混合して用いることができる。
染料染着性樹脂の添加量は、粉体組成物中の70重量%
未満になると染料染着性が充分に発揮されず印画感度が
低くなる虞れがある為、粉体組成物中の70重量%以上
使用するのが好ましい。
ル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸エステル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビ
ニルアセタール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、塩化ビニル酢
酸ビニル共重合体樹脂、ビニルトルエン−アクリル樹
脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。こらの樹脂は、
単独、或いは2種以上を混合して用いることができる。
染料染着性樹脂の添加量は、粉体組成物中の70重量%
未満になると染料染着性が充分に発揮されず印画感度が
低くなる虞れがある為、粉体組成物中の70重量%以上
使用するのが好ましい。
【0027】粉体組成物に添加する離型剤としては、シ
リコーンオイル、リン酸エステル系可塑剤やフッ素系化
合物、種々のワックス等を用いることができるが、シリ
コーンオイルが好ましい。シリコーンオイルとしては、
エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシ
ル変性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラル
キルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、
ポリエーテル変性等の変性シリコーンオイルが好ましく
用いられるが、中でも、ビニル変性シリコーンオイルと
ハイドロジェン変性シリコーンオイルとの反応物、およ
びアミノ変性シリコーンとエポキシ変性シリコーン、も
しくは活性水素を有する変性シリコーンと活性水素と反
応する硬化剤の反応硬化物が好ましい。活性水素を有す
る硬化剤は、無黄変タイプのイソシアネート化合物、具
体的にはXDI、水添XDI、TMXDI、HDI、I
PDIとそれぞれのアダクト体/ヴュレット体、オリゴ
マー、プレポリマーが好ましい。ワックスとしては、融
点が50〜150℃の範囲のものが好ましく、例えば流
動もしくは固形のパラフィン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィンワックス、脂肪族金属塩、脂
肪酸エステル、部分ケン化脂肪酸エステル、高級脂肪
酸、高級アルコール、シリコーンワニス、アミド系ワッ
クス、脂肪族フルオロカーボン及びその変性体等が挙げ
られる。離型剤の添加量は、染料受容層を形成する樹脂
100重量部に対し、0.2〜30重量部が好ましい。
リコーンオイル、リン酸エステル系可塑剤やフッ素系化
合物、種々のワックス等を用いることができるが、シリ
コーンオイルが好ましい。シリコーンオイルとしては、
エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシ
ル変性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラル
キルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、
ポリエーテル変性等の変性シリコーンオイルが好ましく
用いられるが、中でも、ビニル変性シリコーンオイルと
ハイドロジェン変性シリコーンオイルとの反応物、およ
びアミノ変性シリコーンとエポキシ変性シリコーン、も
しくは活性水素を有する変性シリコーンと活性水素と反
応する硬化剤の反応硬化物が好ましい。活性水素を有す
る硬化剤は、無黄変タイプのイソシアネート化合物、具
体的にはXDI、水添XDI、TMXDI、HDI、I
PDIとそれぞれのアダクト体/ヴュレット体、オリゴ
マー、プレポリマーが好ましい。ワックスとしては、融
点が50〜150℃の範囲のものが好ましく、例えば流
動もしくは固形のパラフィン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィンワックス、脂肪族金属塩、脂
肪酸エステル、部分ケン化脂肪酸エステル、高級脂肪
酸、高級アルコール、シリコーンワニス、アミド系ワッ
クス、脂肪族フルオロカーボン及びその変性体等が挙げ
られる。離型剤の添加量は、染料受容層を形成する樹脂
100重量部に対し、0.2〜30重量部が好ましい。
【0028】粉体組成物に添加される帯電制御剤は、静
電粉体塗装を行う場合に粉体組成物の帯電極性、帯電量
を制御するためのものであり、従来公知の静電潜像現像
用トナーに用いられるものが利用できる。負帯電性の帯
電制御剤としては、例えば、2:1型含金属アゾ染料、
芳香族オキシカルボン酸や芳香族ジカルボン酸の金属錯
体、銅フタロシアニン染料のスルホニルアミン誘導体や
銅フタロシアニンのスルホン酸アミド誘導体染料等が挙
げられる。また、正帯電性の帯電制御剤としては、例え
ば、第4級アンモニウム化合物、アルキルピリジニウム
化合物、アルキルピコリニウム化合物の他、種々のニグ
ロシン系染料が挙げられる。帯電制御剤の添加量は、受
容層の樹脂100重量部に対し、0.1〜10重量部が
好ましく、特に好ましくは0.3〜5重量部である。
電粉体塗装を行う場合に粉体組成物の帯電極性、帯電量
を制御するためのものであり、従来公知の静電潜像現像
用トナーに用いられるものが利用できる。負帯電性の帯
電制御剤としては、例えば、2:1型含金属アゾ染料、
芳香族オキシカルボン酸や芳香族ジカルボン酸の金属錯
体、銅フタロシアニン染料のスルホニルアミン誘導体や
銅フタロシアニンのスルホン酸アミド誘導体染料等が挙
げられる。また、正帯電性の帯電制御剤としては、例え
ば、第4級アンモニウム化合物、アルキルピリジニウム
化合物、アルキルピコリニウム化合物の他、種々のニグ
ロシン系染料が挙げられる。帯電制御剤の添加量は、受
容層の樹脂100重量部に対し、0.1〜10重量部が
好ましく、特に好ましくは0.3〜5重量部である。
【0029】粉体組成物に添加される白色着色剤は、染
料受容層に隠蔽性や白色度を付与する為のものであり、
例えば、炭酸カルシウム、タルク、カオリン、酸化チタ
ン、酸化亜鉛等が挙げられる。白色着色剤の添加量は、
染料受容層の樹脂100重量部に対し、10〜200重
量部が好ましい。白色着色剤の添加量が10重量部未満
では、色調調整の効果が乏しく、200重量部を越える
と、染料受容層中における分散安定性が低下し、染料受
容層中の樹脂の性能が充分得られない虞れがある。
料受容層に隠蔽性や白色度を付与する為のものであり、
例えば、炭酸カルシウム、タルク、カオリン、酸化チタ
ン、酸化亜鉛等が挙げられる。白色着色剤の添加量は、
染料受容層の樹脂100重量部に対し、10〜200重
量部が好ましい。白色着色剤の添加量が10重量部未満
では、色調調整の効果が乏しく、200重量部を越える
と、染料受容層中における分散安定性が低下し、染料受
容層中の樹脂の性能が充分得られない虞れがある。
【0030】粉体組成物に添加される流動性調整剤は、
粉体組成物の流動性を高めるためのものであり、例えば
疎水性シリカ等が挙げられる。
粉体組成物の流動性を高めるためのものであり、例えば
疎水性シリカ等が挙げられる。
【0031】粉体組成物には、上記成分以外の成分とし
て、各種顔料、染料、蛍光増白剤などの色材を含有させ
ることができる。印刷校正用途の校正出力材料として熱
転写受像シートを用いる場合、対応する印刷用紙と色調
を合わせる場合に、粉体組成物中にこれら色材を適宜配
合することで所望の色調にすることができる。
て、各種顔料、染料、蛍光増白剤などの色材を含有させ
ることができる。印刷校正用途の校正出力材料として熱
転写受像シートを用いる場合、対応する印刷用紙と色調
を合わせる場合に、粉体組成物中にこれら色材を適宜配
合することで所望の色調にすることができる。
【0032】粉体組成物は、上記の各成分を適宜混合し
た後、溶融、混練して均一に分散させた後、冷却して、
粉砕した後、必要に応じ所望の平均粒径となるように分
級することで得られる。粉体組成物の平均粒径は、1〜
30μmが好ましく、更に好ましくは5〜15μmであ
る。
た後、溶融、混練して均一に分散させた後、冷却して、
粉砕した後、必要に応じ所望の平均粒径となるように分
級することで得られる。粉体組成物の平均粒径は、1〜
30μmが好ましく、更に好ましくは5〜15μmであ
る。
【0033】粉体組成物から形成される受容層4は基材
として紙を用いた場合には実質厚みが7μm以上に形成
するのが好ましい。受容層の厚みが7μm未満では、基
材である普通紙のパルプ形状に由来する表面凹凸の影響
等を強く受け、充分な印画画質及び印画感度が実現でき
ない虞れがある。また、受容層4の実質厚みは7μm以
上であれば、印画画質及び印画感度と共に満足する為、
その上限は特に限定されないが、受容層が必要以上に厚
くなると、コストが上昇する為、実質厚みは30μmを
上限とするのが好ましい。
として紙を用いた場合には実質厚みが7μm以上に形成
するのが好ましい。受容層の厚みが7μm未満では、基
材である普通紙のパルプ形状に由来する表面凹凸の影響
等を強く受け、充分な印画画質及び印画感度が実現でき
ない虞れがある。また、受容層4の実質厚みは7μm以
上であれば、印画画質及び印画感度と共に満足する為、
その上限は特に限定されないが、受容層が必要以上に厚
くなると、コストが上昇する為、実質厚みは30μmを
上限とするのが好ましい。
【0034】受容層4の実質厚みは、塗工前の基材であ
る普通紙の厚みと、粉体組成物を塗装して定着し受容層
4を形成した後の熱転写受像シートの厚みを実際に測定
して求めることができる。尚、染料受容層の内部は、空
隙、亀裂等が形成された非連続皮膜層であっても、上記
の実測厚みが7μm以上であればよい。厚みを7μm以
上とするには、1)粉体組成物の塗布量を一定値以上と
する、2)加熱温度、加圧圧力を加減して粉体組成物の
溶融、普通紙への浸透量を制御する方法等が挙げられ
る。
る普通紙の厚みと、粉体組成物を塗装して定着し受容層
4を形成した後の熱転写受像シートの厚みを実際に測定
して求めることができる。尚、染料受容層の内部は、空
隙、亀裂等が形成された非連続皮膜層であっても、上記
の実測厚みが7μm以上であればよい。厚みを7μm以
上とするには、1)粉体組成物の塗布量を一定値以上と
する、2)加熱温度、加圧圧力を加減して粉体組成物の
溶融、普通紙への浸透量を制御する方法等が挙げられ
る。
【0035】熱転写受像シートを使用する場合、熱転写
シートとしては、昇華転写記録方式において使用する昇
華型熱転写シートが用いられる。熱転写時の熱エネルギ
ーの付与は、公知の手段を用いることができ、例えば、
サーマルプリンター(例えば3M社製プリンターレイン
ボーM2720)等の記録装置によって、記録時間をコ
ントロールすることにより、5〜100mj/mm2 程
度の熱エネルギーを付与することによって画像を形成す
ることができる。
シートとしては、昇華転写記録方式において使用する昇
華型熱転写シートが用いられる。熱転写時の熱エネルギ
ーの付与は、公知の手段を用いることができ、例えば、
サーマルプリンター(例えば3M社製プリンターレイン
ボーM2720)等の記録装置によって、記録時間をコ
ントロールすることにより、5〜100mj/mm2 程
度の熱エネルギーを付与することによって画像を形成す
ることができる。
【0036】
・ポリエステル樹脂(三菱レイヨン社製:ダイヤクロンFC−611)80部 ・スチレン−アクリル樹脂(三菱レイヨン社製:FB−206) 20部 ・帯電制御剤(オリエント化学社製:ボントロンP−51) 4部 ・酸化チタン(トーケムプロダクツ製:TCA888) 2部 ・アミノ変性シリコーン(信越化学工業社製:X22−349) 1部 ・エポキシ変性シリコーン(信越化学工業社製:KF−393) 1部
【0037】上記組成の原料をミキサーにて混合した
後、溶融混練機にて加熱溶融及び混練した。混合物を冷
却、凝固させた後、粉砕、分級して平均粒径8μmの粉
体組成物を得た。この粉体組成物100重量部に対して
2重量部の疎水性シリカ(日本アエロジル社製:RA−
200H)を混合して粉体塗料を得た。
後、溶融混練機にて加熱溶融及び混練した。混合物を冷
却、凝固させた後、粉砕、分級して平均粒径8μmの粉
体組成物を得た。この粉体組成物100重量部に対して
2重量部の疎水性シリカ(日本アエロジル社製:RA−
200H)を混合して粉体塗料を得た。
【0038】上記粉体塗料を下記の静電粉体塗装方法を
用いて、普通紙の表面に塗布、定着して実施例1の熱転
写受像シートを得た。また、ロール温度、ロール速度を
表1に示すように変化させ、他の実施例及び比較例の熱
転写受像シートを得た。
用いて、普通紙の表面に塗布、定着して実施例1の熱転
写受像シートを得た。また、ロール温度、ロール速度を
表1に示すように変化させ、他の実施例及び比較例の熱
転写受像シートを得た。
【0039】 〔静電粉体塗装方法〕 ・静電粉体塗装装置 :日本パーカライジング社製、GX5000S ・ハンドガン :日本パーカライジング社製、GX106N 〔定着条件〕 ・熱ロール径 :受容層面側、裏面側共に直径40mm ・熱ロール材質 :鉄ロールにPFAを表面処理 ・加熱温度 :表1に示す ・ロール速度 :表1に示す ・加圧圧力 :ロール長25cmあたり2kg ・ロール表面粗さ(Ra):両ロールとも0.5μm ・ロール鏡面光沢度(Gs45°):8.0%
【0040】以上の様にして作成した熱転写受像シート
を、前述の摩耗試験を行い、単位面積当たりの粉体組成
物剥離量を測定した。試験条件は以下の通りである。剥
離量は前記〔数1〕式に基づいて算出した。
を、前述の摩耗試験を行い、単位面積当たりの粉体組成
物剥離量を測定した。試験条件は以下の通りである。剥
離量は前記〔数1〕式に基づいて算出した。
【0041】試験機:東洋精機製 ROTARY AB
RASION TESTER 摩耗輪:TABER INDUSTORY製CARIB
RASE CS−10(2個同じものを使用) 荷重 :各摩耗輪に250gの荷重錐を使用した 被試験物直径:10.7cm 摩耗部面積:3.0×10-3m2 回転速度:60回転/分 回転回数:50回転
RASION TESTER 摩耗輪:TABER INDUSTORY製CARIB
RASE CS−10(2個同じものを使用) 荷重 :各摩耗輪に250gの荷重錐を使用した 被試験物直径:10.7cm 摩耗部面積:3.0×10-3m2 回転速度:60回転/分 回転回数:50回転
【0042】〔摩耗試験面状態〕摩耗試験後の各実施
例、比較例の熱転写受像シートの被摩耗面を目視観察し
た。結果を表1に示す。評価基準は以下の通りである。 ○:表面の光沢が低下し擦過傷が見られるが、受容層の
目立った剥離は見られない。 △:受容層が一部剥離し、基材紙表面が現れている。 ×:受容層がほぼすべて剥離し、基材紙表面がほとんど
現れている。
例、比較例の熱転写受像シートの被摩耗面を目視観察し
た。結果を表1に示す。評価基準は以下の通りである。 ○:表面の光沢が低下し擦過傷が見られるが、受容層の
目立った剥離は見られない。 △:受容層が一部剥離し、基材紙表面が現れている。 ×:受容層がほぼすべて剥離し、基材紙表面がほとんど
現れている。
【0043】〔テープ剥離試験〕各実施例、比較例の熱
転写受像シートの受容層面にニチバン製メンデイングテ
ープを貼り付けた後、受容層面に対し、垂直方向にメン
ディングテープを剥離して、剥離面の様子を目視観察し
た。結果を表1に示す。評価基準は以下の通りである。 ○:受容層−基材紙界面で剥離せず、基材紙内部の凝集
破壊が生じた。 △:受容層内部の凝集破壊。 ×:受容層−基材紙の界面で剥離した。
転写受像シートの受容層面にニチバン製メンデイングテ
ープを貼り付けた後、受容層面に対し、垂直方向にメン
ディングテープを剥離して、剥離面の様子を目視観察し
た。結果を表1に示す。評価基準は以下の通りである。 ○:受容層−基材紙界面で剥離せず、基材紙内部の凝集
破壊が生じた。 △:受容層内部の凝集破壊。 ×:受容層−基材紙の界面で剥離した。
【0044】〔印画画質〕上記実施例及び比較例の熱転
写受像シートについて、3M社製昇華転写プリンタ レ
インボー2720及び同プリンタ用染料転写フィルムを
用いて印画を行い、印画画質の評価を行った。印画は4
色Bk画像(Y、M、C、Bk各色階調値50%)ベ
タ、1ドット、2ドット幅のBk単色(100%/10
0%)細線、画像を作成し、印画及び画像評価に供し
た。印画画質は目視によって以下の評価基準によって官
能評価した。 ○:印画抜け、細線かすれ等なく良好。 △:印画抜け、細線かすれが少々見られる。 ×:印画抜け、細線かすれ顕著である。
写受像シートについて、3M社製昇華転写プリンタ レ
インボー2720及び同プリンタ用染料転写フィルムを
用いて印画を行い、印画画質の評価を行った。印画は4
色Bk画像(Y、M、C、Bk各色階調値50%)ベ
タ、1ドット、2ドット幅のBk単色(100%/10
0%)細線、画像を作成し、印画及び画像評価に供し
た。印画画質は目視によって以下の評価基準によって官
能評価した。 ○:印画抜け、細線かすれ等なく良好。 △:印画抜け、細線かすれが少々見られる。 ×:印画抜け、細線かすれ顕著である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、普通紙か
らなる基材上に染料染着性樹脂を含む粉体組成物から形
成された受容層が設けられている熱転写受像シートであ
って、受容層表面の摩耗試験の剥離量が4.0g/m2
以下である構成を採用したことにより、良好な印画画質
を有し、受容層表面の耐摩擦強度及び耐擦傷性等に優れ
た熱転写受像シートが得られ、従来の粉体組成物を用い
て受容層を形成してなる熱転写受像シートの欠点が改良
できた。
らなる基材上に染料染着性樹脂を含む粉体組成物から形
成された受容層が設けられている熱転写受像シートであ
って、受容層表面の摩耗試験の剥離量が4.0g/m2
以下である構成を採用したことにより、良好な印画画質
を有し、受容層表面の耐摩擦強度及び耐擦傷性等に優れ
た熱転写受像シートが得られ、従来の粉体組成物を用い
て受容層を形成してなる熱転写受像シートの欠点が改良
できた。
【0046】すなわち、熱転写受像シートが搬送系で摩
擦された場合に受容層が剥がれ落ち、表面平滑性が低下
して印画画質が低下する虞れがなく、印画レジストレー
ションずれや搬送不良の虞れがない。更に、プリンタ内
に付着した粉体がサーマルヘッド表面や受像シート表面
に転移して印画不良を生じる虞れがない。また、受像シ
ートの表面に筆記具等で筆記する際に汚染したり、受容
層表面に傷がつく等の不具合のない熱転写受像シートが
得られる。
擦された場合に受容層が剥がれ落ち、表面平滑性が低下
して印画画質が低下する虞れがなく、印画レジストレー
ションずれや搬送不良の虞れがない。更に、プリンタ内
に付着した粉体がサーマルヘッド表面や受像シート表面
に転移して印画不良を生じる虞れがない。また、受像シ
ートの表面に筆記具等で筆記する際に汚染したり、受容
層表面に傷がつく等の不具合のない熱転写受像シートが
得られる。
【図1】基材表面に粉体組成物を塗布した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図2】熱転写受像シートの1例を示す断面図である。
【図3】摩耗試験方法を説明するための説明図である。
【図4】熱転写受像シートの製造装置の1例を示す概略
図である
図である
1 熱転写受像シート 2 基材 3 粉体層 4 受容層
【表1】
Claims (2)
- 【請求項1】 基材上に染料染着性樹脂を含む粉体組成
物から形成された受容層が設けられている熱転写受像シ
ートであって、受容層表面の摩耗試験の剥離量が4.0
g/m2 以下であることを特徴とする熱転写受像シー
ト。 - 【請求項2】 基材が普通紙である請求項1記載の熱転
写受像シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10309479A JP2000118153A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 熱転写受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10309479A JP2000118153A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 熱転写受像シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000118153A true JP2000118153A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17993491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10309479A Withdrawn JP2000118153A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 熱転写受像シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000118153A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015190447A1 (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-17 | 株式会社巴川製紙所 | 熱転写受像シート |
-
1998
- 1998-10-15 JP JP10309479A patent/JP2000118153A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015190447A1 (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-17 | 株式会社巴川製紙所 | 熱転写受像シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051006 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070323 |