[go: up one dir, main page]

JP2000118042A - 印刷装置、印刷方法および記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷方法および記録媒体

Info

Publication number
JP2000118042A
JP2000118042A JP10306317A JP30631798A JP2000118042A JP 2000118042 A JP2000118042 A JP 2000118042A JP 10306317 A JP10306317 A JP 10306317A JP 30631798 A JP30631798 A JP 30631798A JP 2000118042 A JP2000118042 A JP 2000118042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
printing
image
head
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10306317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3596313B2 (ja
Inventor
Hisahiro Hayashi
寿宏 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP30631798A priority Critical patent/JP3596313B2/ja
Publication of JP2000118042A publication Critical patent/JP2000118042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3596313B2 publication Critical patent/JP3596313B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大判印刷においてバンディングを低減する。 【解決手段】 アプリケーションプログラムから複数の
ページに分割されて供給された画像データを、各ページ
間に余白を設けずにロール紙に印刷することによって、
横断幕のような大判の印刷を行う印刷装置を構成する。
プリンタドライバは画像データをプリンタで扱い得る印
刷データに変換するとともに、最終ページであるか否か
を識別可能なフラグを付し、プリンタに出力する。最終
ページ以外のページを印刷する際、プリンタはヘッドが
ページ間の境界をまたぐか否かに関わらず標準の送り量
で副走査を行う。ヘッドが境界をまたぐ位置にある場
合、前後のページの印刷データをそれぞれ該当するノズ
ルに出力し、境界の前後の領域を1回の主走査で同時に
形成する。こうすることにより、境界近傍でのバンディ
ングを解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方向に配列され
た複数ページに亘って入力された画像を該複数ページ以
上の大きさの印刷媒体に印刷する印刷装置、印刷方法お
よびそのためのプログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータの出力装置とし
て、ヘッドに備えられた複数のノズルから吐出される数
色のインクによりドットを形成して画像を記録するイン
クジェットプリンタが提案されており、コンピュータ等
が処理した画像を多色多階調で印刷するのに広く用いら
れている。かかるプリンタの中には、例えばロール紙の
ような大判の印刷媒体に画像を印刷可能な印刷装置(以
下、大判プリンタとよぶ)も提案されている。大判プリ
ンタは、横断幕のような数十メートルにわたる印刷媒体
に画像を印刷可能である。
【0003】かかる大判プリンタには、通常、複数のペ
ージに分割して印刷用のデータが供給される。画像デー
タを提供するアプリケーションプロラムで扱い得るデー
タ量に制限があるからである。一般のプリンタでは、複
数のページ間には印刷を行わない余白が存在するが、大
判プリンタではこの余白部分をなくすことにより、複数
のページに分割されたデータの供給を受けつつ、連続し
た画像の印刷を可能としている。このように複数のペー
ジに分割された画像データを余白部分をなくして印刷す
るモードを長尺モードとよぶものとする。なお、大判プ
リンタは、標準モードとして、各ページごとに余白を設
けて印刷を実行し、印刷後に所定の大きさに切断するこ
とにより、いわゆる定型サイズの用紙に印刷することも
可能である。
【0004】ところで、インクジェットプリンタでは、
印刷速度を向上するために、副走査方向に多数のノズル
が配列されたヘッドを用いることが通常である。大判プ
リンタでもこのようなヘッドを用いられる。かかるヘッ
ドを用いたプリンタにおいて、画質を向上させる記録方
式の一つとして、米国特許第4,198,642号や特
開昭53−2040号公報等に開示されている「インタ
レース方式」と呼ばれる技術がある。
【0005】図18は、インタレース方式の一例を示す
説明図である。まず、以下の説明で用いられる各種のパ
ラメータについて説明する。図18の例では、ドットの
形成に使用されるノズルの個数Nは3個である。図18
中のノズルピッチk[ドット]は、記録ヘッドにおける
ノズルの中心点間隔が、記録画像のピッチ(ドットピッ
チw)の何個分であるかを示している。図18の例では
k=2である。図18の例では1回の主走査で各ラスタ
が埋めつくされているので、何回の主走査で各主走査ラ
イン(以下、「ラスタ」という)をドットで埋めつくす
かを示すスキャン繰り返し回数sは1回である。後述す
るように、スキャン繰り返し回数sが2以上の時には、
各主走査においては、主走査方向に沿って間欠的にドッ
トが形成されることになる。図18中のLは、副走査に
おける紙送り量を意味しており、この例では3ラスタに
相当する。図18において、2桁の数字を含む丸は、そ
れぞれドットの記録位置を示している。丸の中の2桁の
数字のうち、左側の数字はノズル番号を示しており、右
側の数字は記録順番(何回目の主走査で記録されたか)
を示している。
【0006】図18に示す、インタレース方式の記録で
は、1回目の主走査において、2番ノズル、3番ノズル
により各ラスタのドットを形成する。1番ノズルではド
ットを形成しない。次に、図18に示す通り、3ラスタ
分の紙送りを行った後、2回目の主走査を行いつつ、1
番ノズルから3番ノズルまでを用いて各ラスタを形成す
る。以後、同様に3ラスタ分の紙送りと、主走査による
ラスタの形成とを繰り返し実行することにより、画像を
記録する。ここで明らかな通り、1回目の主走査におい
て1番ノズルによりラスタを形成しなかったのは、該ラ
スタの下に隣接するラスタは2回目以降の主走査で形成
され得ないからである。
【0007】インタレース方式とは、このようにラスタ
を副走査方向に間欠的に形成しつつ、画像を記録する方
式をいう。このインタレース方式には、ノズルのピッチ
やインク吐出特性等のばらつきを、記録画像上で分散さ
せることができるという利点がある。従って、ノズルの
ピッチや吐出特性にばらつきがあっても、これらの影響
を緩和して画質を向上させることができるという効果を
奏する。図18では、特定のノズルピッチにおいて各ラ
スタを1回の主走査で形成する場合について説明した
が、ノズルピッチ、ノズル個数、スキャン繰り返し数等
に応じて種々の送り量でのインタレース方式による記録
が可能である。
【0008】インタレース方式による記録は、大判プリ
ンタでも適用されている。但し、インタレース方式によ
る記録では、図18から明らかな通り、上方および下方
にそれぞれ完全には画像を形成し得ないラスタが数本存
在する。一方、大判プリンタでは、先に説明した通り、
長尺モードを実行する際には、各ページ間の余白なしで
画像を印刷する必要がある。かかる印刷を実現するため
に、従来の大判プリンタではページごとに上端処理およ
び下端処理を施して印刷を実行している。
【0009】図19に、大判プリンタにおける印刷の様
子を示す。図示する通り、連続した印刷媒体の所定領域
にNページに分割された画像データを印刷する。この
際、以下に説明する通り、各ページの上側では上端処理
を行い、下側では下端処理を行うことによってページ間
に余白が存在しない印刷を実現している。
【0010】下端処理の例を図20に示す。ここでは、
副走査方向に4ドットピッチで7つのノズルを備えるヘ
ッドを例にとって説明する。図中の実線の丸がノズルを
意味している。丸の中の番号は、ノズル番号である。破
線の丸は、ノズルピッチを示す便宜のために示した。図
は、左側から順に各主走査ごとに、ヘッドの副走査方向
の位置を示している。図示する通り、下端処理が始まる
までは、各主走査ごとに7ラスタ相当の副走査が実行さ
れる。下端処理が開始されると、まず、4ラスタの送り
を行い、次に3ラスタの送りを4回行い、その後、1ラ
スタの微少送りを4回実行する。かかる送りを行うこと
により、最後の主走査時に7番ノズルが位置するラスタ
まで、ラスタの抜けを生じることなく画像を記録するこ
とができる。
【0011】次に上端処理の例を図21に示す。図中の
記号の意味は図20と同様である。上端処理では、最初
に1ラスタずつの微少送りを4回実行し、次に3ラスタ
の送りを4回実行し、4ラスタの送りを行う。この後、
標準の送り、即ち7ラスタずつの送りに移行する。こう
することにより、図21に示す通り、最初の主走査で1
番ノズルが位置するラスタから画像を記録することがで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の大判プ
リンタでは、各ページの境界部分でドットの形成位置の
ずれ、いわゆるバンディングが生じていた。先に説明し
た通り、従来の大判プリンタでは、下端処理を行って各
ページの最下端まで画像を印刷した後、大きな送りの副
走査を行い、続くページの画像を印刷する。例えば、図
20に示した下端処理を実行して1ページ目の画像の記
録を終えると、図21に示す態様ですぐ下側に隣接する
ラスタの記録を開始するために、ヘッド全体のサイズに
相当する送り量の副走査を実行する。図20、図21の
例では、4ドットピッチで7つのノズルを備えているか
ら、ページの境界では、25ラスタ分の副走査を行う。
【0013】一般に副走査は送り量が大きくなるほど、
送りの精度が低下する。従来の大判プリンタではこの送
り精度の低下によって、前ページの最下端のラスタと次
ページの最上端のラスタとの間隔が、その他のラスタ同
士の間隔と極端に異なることがあった。このため、ペー
ジの境界においてバンディングが生じることがあった。
【0014】また、従来の大判プリンタでは、下端処理
および上端処理の部分でもバンディングを生じていた。
図20および図21に示すように余白部分なしで各ペー
ジの画像を完成するためには、下端処理および上端処理
で1ラスタの微少送りを行う必要がある。微少送りを行
った場合には、同じノズルで形成されるラスタが複数本
隣接して現れる。例えば、図20の下端に位置する4本
のラスタはいずれも7番ノズルで形成されている。ま
た、図21の上端に位置する4本のラスタはいずれも1
番ノズルで形成されている。この場合に1番ノズルまた
は7番ノズルが機械的製造誤差などの原因によりインク
の吐出方向にずれがあるものとすれば、それぞれのノズ
ルにより形成される4本のラスタの形成位置がまとめて
ずれる。かかるずれはバンディングとして視認される。
【0015】この発明は、上述の課題を解決するために
なされたものであり、大判プリンタにおいて、各ページ
の境界に生じるバンディングを抑制し、画質を向上する
ための技術を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、
次の構成を採用した。本発明の印刷装置は、ラスタを形
成する形成要素が一方向に所定の間隔で複数配列された
ヘッドにより、印刷媒体上へのラスタの形成と前記一方
向への相対的な送りとを繰り返し実行して、該一方向に
配列された複数ページに亘って入力された画像を該複数
ページ分以上の大きさの印刷媒体に印刷する印刷装置で
あって、前記連続画像の画像データを入力する入力手段
と、最終ページであるか否かを該画像データに基づいて
判定する判定手段と、最終ページ以外のページでは、該
ページに続くページとの境界をまたいで前記ヘッドが位
置することを許容して前記送りを行う送り手段と、前記
ヘッドが前記境界をまたぐ位置にある場合には、前記ヘ
ッドの一部の形成要素により一方のページの画像を印刷
しつつ、残余の形成要素により他方のページの画像を印
刷する印刷手段とを備えることを要旨とする。
【0017】かかる印刷装置では、複数のページに亘っ
て入力された画像データについて、各ページが最終ペー
ジであるか否かを判定し、現在印刷中のページに続いて
印刷されるページがある場合には、ページ間の境界をま
たいでヘッドが位置することを許容して副走査を行う。
しかも、ヘッドが境界をまたぐ位置にあるときは、それ
ぞれの形成要素の位置に該当するページの画像データを
供給して印刷を行う。つまり本発明の印刷装置によれ
ば、連続するページの下端側の領域と上端側の領域とを
同時に印刷することができる。
【0018】従来の印刷装置では各ページごとに一旦印
刷を完了していた。これは、従来の印刷装置において
は、複数ページに亘る画像データを混在してヘッドに供
給することができなかったからである。従来の印刷装置
では、画像データの供給を順次受けつつ印刷を実行し、
該画像データの最後に改ページを指示する信号が入力さ
れると、該信号に従って改ページを実行していた。改ペ
ージを指示する信号からは次のページが存在するか否か
を判定することはできない。かかる条件下で、前記境界
をまたいで副走査を行うことを許容すれば、該ヘッドに
対し、次のページのデータを供給可能であるか否かの判
定ができず、印刷を適切に実行することができなくな
る。
【0019】そもそも、従来の印刷装置では各ページの
境界をまたいでヘッドを副走査することが許容されてい
なかった。上述の理由により連続するページの画像デー
タを同時にヘッドに供給することができない条件下で、
境界をまたいでヘッドを副走査した場合、次ページの上
端部分の余白の設定によっては、次ページの印刷開始時
に印刷媒体を副走査と逆方向に戻す必要が生じる。例え
ば、図18に示した例によれば、印刷可能な領域は1回
目の主走査で2番ノズルが位置するラスタよりも下方の
領域である。ところが、境界をまたいでヘッドを副走査
することを無条件に許容した場合、前ページの印刷終了
時に2番ノズルの位置が次ページにおいて印刷を開始す
べき上端のラスタよりも下方に位置する可能性もある。
【0020】従来の印刷装置では、上述の事情を考慮
し、図19に示す通り、ヘッドが各ページの境界をまた
ぐことがないように副走査を行っていた。これに対し、
本発明の印刷装置では、上記判定手段により、画像デー
タが最終ページであるか否かを判定することができるか
ら、前記境界をまたいでヘッドが位置することを許容す
る副走査を実行しても、前記印刷手段は該ヘッドに適切
にデータを供給し、印刷を実現することができる。
【0021】この結果、本発明の印刷装置では、各ペー
ジの境界部分で大きな送り量の副走査を行うことを回避
できる。また、各ページごとに印刷を完了する必要がな
いため、微少送りを含む下端処理や上端処理を行う必要
がない。従って、本発明の印刷装置では、ページの境界
部分で視認可能なほどにラスタの形成位置がずれること
を回避でき、画質を向上することができる。なお、本発
明の印刷装置は、ページの境界部分を含んで連続した画
像(以下、連続画像と呼ぶ)を印刷する場合に特に有効
である。
【0022】上記印刷装置において、最終ページである
か否かの判定手段としては種々の手段が適用可能であ
る。例えば、あるページの画像データの入力を開始した
時点で、該ページを最終ページと一旦判定し、該ページ
に続くページの画像データの入力が開始した時点で、先
のページは最終ページではないと判定しなおすものとし
てもよい。また、あるページの画像データの入力を開始
した時点で、該ページは最終ページではないと一旦判定
し、該ページに続くページの画像データの入力が実行さ
れないことが確定した時点で、該ページが最終ページで
あると判定しなおすものとしてもよい。さらに、予めペ
ージ数の入力を受け、該ページ数に基づいて最終ページ
を判定するものとしてもよい。
【0023】なお、上述の印刷装置において、先頭ペー
ジの上端および最終ページの下端には、従来通り、上端
処理および下端処理を施すことができるのはいうまでも
ない。また、上記印刷装置は、ページの境界部分でその
他の部分と異なる送り量で副走査を行うものとしても構
わない。
【0024】上述の印刷装置において、前記送り手段
は、前記ヘッドが前記境界をまたがない場合に主として
適用される送り量と同じ送り量で前記相対的な送りを行
う手段であるものとすることが望ましい。
【0025】こうすれば、ページの境界を含む領域で
も、その他の領域、つまり各ページに内包される領域の
印刷時と同じ画質で印刷を行うことができる。この結
果、より均一な画質で連続画像の印刷を実現することが
できる。「主として適用される送り量」とは、前記ヘッ
ドが境界をまたがない場合に適用される送り量のうち、
回数が多いものを適用する意である。例えば、印刷開始
時の上端処理や印刷終了時に下端処理を施す印刷装置に
おいて、これらの処理で適用される送り量は、比較的制
限された回数で用いられるため、「主として適用される
送り量」には該当しない。なお、「主として適用される
送り量」は必ずしも1種類の送り量には限られない。例
えば、各ページに包含される領域の印刷が、異なる送り
量の組み合わせで実現される場合には、そこに適用され
る種々の送り量を「主として適用される送り量」として
用いることができる。
【0026】本発明の印刷装置は、複数の装置の組み合
わせで実現することもできる。例えば、本発明の印刷装
置は、前記入力手段と、前記判定手段とを備える画像処
理装置と、前記送り手段と、前記印刷手段とを備えるプ
リンタと、該画像処理装置から該プリンタへデータを転
送する転送手段とを備えるものとし、該画像処理装置
は、さらに、前記画像データを前記プリンタで扱い得る
印刷データに変換する変換手段と、該判定手段により判
定された結果を表すフラグを設定するフラグ設定手段
と、前記印刷データと前記フラグとを前記プリンタに出
力する出力手段とを有し、前記プリンタは、さらに、前
記印刷データを入力する印刷データ入力手段と、前記フ
ラグに基づいて、該入力された印刷データに対応するペ
ージが最終ページであるか否かを判定する手段とを備え
るものとすることができる。
【0027】かかる印刷装置では、画像処理装置で生成
した印刷データおよび前記フラグをプリンタに転送し、
該プリンタで画像を印刷することができる。プリンタ側
には、前記フラグに基づいて、最終ページを識別するこ
とができるとともに、先に説明した送り手段と、印刷手
段が備えられているため、ページの境界部分でバンディ
ングを抑制した高画質な印刷を実現することができる。
【0028】上記印刷装置では、印刷データと前記フラ
グとをプリンタに出力する。プリンタは印刷データの全
体の転送を待つまでなく、かかるフラグに基づいて最終
ページであるか否かを判断することができる。従って、
上記印刷装置によれば、かかるフラグを付したデータを
プリンタに出力することによって、印刷データの転送
と、画像の印刷とを並行して行うことができる。このよ
うに画像の印刷を並行して実行すれば、プリンタは膨大
な印刷データを全て記憶する必要がない。従って、上記
印刷装置によれば、プリンタ側でかかる記憶に用いられ
る記憶部の容量の増加を回避できる。
【0029】画像データから印刷データへの変換処理と
しては、画像データの階調値をプリンタで表現可能な階
調値に変えるためのハーフトーン処理や、画像データの
解像度をプリンタで表現可能な解像度に変換する処理な
どが挙げられる。かかる処理を実行する画像処理装置
は、例えば汎用のコンピュータを適用することができ
る。また、前記処理専用のハードウェアを用いることも
できる。もちろん、プリンタと同じ筐体内に備えられる
ものとしても構わない。
【0030】画像処理装置とプリンタとを備える印刷装
置において、前記フラグは印刷データのいずれの箇所に
付して出力することも可能であるが、前記出力手段は、
各ページの印刷データに先だって、該ページのフラグを
出力する手段であるものとすることが望ましい。
【0031】こうすれば、プリンタは、各ページの印刷
データ全体の入力を待つことなく、ページの連続性を判
定することができる。従って、印刷データの入力と印刷
とをより無駄のない状態で並行処理することが可能とな
る。なお、印刷データに先だってフラグを出力する態様
としては、種々の態様が可能である。例えば、各ページ
ごとにフラグを出力した後、印刷データを出力するもの
とできる。また、全ページのフラグを出力した後、各ペ
ージの印刷データを出力するものとしてもよい。
【0032】本発明の印刷装置と主要部を同一にする装
置として、本発明は以下に示すプリンタの態様で構成す
ることもできる。即ち、ラスタを形成する形成要素が一
方向に所定の間隔で複数配列されたヘッドにより、印刷
媒体上へのラスタの形成と前記一方向への相対的な送り
とを繰り返し実行して、該一方向に配列された複数ペー
ジに亘って入力された画像を該複数ページ以上の大きさ
の印刷媒体に印刷するプリンタであって、前記画像の画
像データを各ページが最終ページであるか否かを示すフ
ラグとともに入力する入力手段と、該フラグに基づい
て、該入力された印刷データに対応するページが最終ペ
ージであるか否かを判定する手段と、最終ページ以外の
ページでは、該ページに続くページとの境界をまたいで
前記ヘッドが位置することを許容して前記送りを行う送
り手段と、前記ヘッドが前記境界をまたぐ位置にある場
合には、前記ヘッドの一部の形成要素により一方のペー
ジの画像を印刷しつつ、残余の形成要素により他方のペ
ージの画像を印刷する印刷手段とを備えるプリンタであ
る。
【0033】かかるプリンタは、先に印刷装置の主要部
と同様の送り手段と、印刷装置とを備える。従って、ペ
ージの境界でバンディングを生じることなく、画像を高
画質で印刷することができる。
【0034】さらに本発明は以下に示す印刷方法の発明
として構成することもできる。つまり、ラスタを形成す
る形成要素が一方向に所定の間隔で複数配列されたヘッ
ドにより、印刷媒体上へのラスタの形成と前記一方向へ
の相対的な送りとを繰り返し実行して、該一方向に配列
された複数ページに亘って入力された画像を該複数ペー
ジ以上の大きさの印刷媒体に印刷する印刷方法であっ
て、(a) 前記画像の画像データを入力する工程と、
(b) 最終ページであるか否かを該画像データに基づ
いて判定する工程と、(c) 最終ページ以外のページ
では、該ページに続くページとの境界をまたいで前記ヘ
ッドが位置することを許容して前記送りを行う工程と、
(d) 前記ヘッドが前記境界をまたぐ位置にある場合
には、前記ヘッドの一部の形成要素により一方のページ
の画像を印刷しつつ、残余の形成要素により他方のペー
ジの画像を印刷する工程とを備える印刷方法である。か
かる印刷方法によれば、先に印刷装置として説明したの
と同様の作用により、画像の高画質な印刷を実現するこ
とができる。
【0035】また、本発明は以下に示す記録媒体の発明
として構成することもできる。本発明の第1の記録媒体
は、一方向に配列された複数ページに亘って入力された
画像を該複数ページ以上の大きさの印刷媒体に印刷する
プリンタに提供される印刷データを、前記画像の画像デ
ータから生成するプログラムをコンピュータ読みとり可
能に記録した記録媒体であって、前記画像データを入力
する機能と、前記画像データを前記プリンタで扱い得る
印刷データに変換する機能と、前記複数のページのそれ
ぞれが最終ページであるか否かを示すフラグと、前記印
刷データとを出力する機能とを実現するプログラムを記
録した記録媒体である。
【0036】本発明の第2の記録媒体は、ラスタを形成
する形成要素が一方向に所定の間隔で複数配列されたヘ
ッドにより、印刷媒体上へのラスタの形成と前記一方向
への相対的な送りとを繰り返し実行して、該一方向に配
列された複数ページに亘って入力された画像を該複数ペ
ージ以上の大きさの印刷媒体に印刷するプリンタを駆動
するためのプログラムをコンピュータ読みとり可能に記
録した記録媒体であって、前記画像の画像データを各ペ
ージが最終ページであるか否かを示すフラグとともに入
力する機能と、該フラグに基づいて、該入力された印刷
データに対応するページが最終ページであるか否かを判
定する機能と、最終ページ以外のページでは、該ページ
に続くページとの境界をまたいで前記ヘッドが位置する
ことを許容して前記送りを行う機能と、前記ヘッドが前
記境界をまたぐ位置にある場合には、前記ヘッドの一部
の形成要素により一方のページの画像を印刷しつつ、残
余の形成要素により他方のページの画像を印刷する機能
とを実現するプログラムを記録した記録媒体である。
【0037】第1の記録媒体に記録されたプログラムが
実行されると、先に説明した画像処理装置を実現し、最
終ページであるか否かを判定可能なフラグを含むデータ
を生成することができる。かかるデータを所定のプリン
タに提供すれば、先に説明した作用に基づいて高画質な
印刷を実現することができる。一方、第2の記録媒体に
記録されたプログラムが実行されると、上述した印刷デ
ータおよびフラグの供給を受けて、ページの境界でバン
ディングを生じることなく連続画像を印刷可能なプリン
タを実現することができる。
【0038】なお、記憶媒体としては、フレキシブルデ
ィスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、
ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの
符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置
(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置
等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用でき
る。また、上述のコンピュータプログラムを通信経路を
介してコンピュータに供給するプログラム供給装置とし
ての態様も含む。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例に基づき説明する。 (1)装置の構成:図1は、本発明の実施例としての印
刷装置の構成を示すブロック図である。図示するよう
に、コンピュータ90にカラープリンタ22とが接続さ
れている。このコンピュータ90に所定のプログラムが
ロードされ実行されることによりプリンタ22と併せて
印刷装置として機能する。このコンピュータ90は、プ
ログラムに従って各種演算処理を実行するCPU81を
中心に、バス80により相互に接続された次の各部を備
える。ROM82は、CPU81で各種演算処理を実行
するのに必要なプログラムやデータを予め格納してお
り、RAM83は、同じくCPU81で各種演算処理を
実行するのに必要な各種プログラムやデータが一時的に
読み書きされるメモリである。入力インターフェイス8
4はキーボード14などからの信号の入力を司り、出力
インタフェース85は、プリンタ22へのデータの出力
を司る。CRTC86は、カラー表示可能なCRT21
への信号出力を制御し、ディスクコントローラ(DD
C)87は、ハードディスク16やCD−ROMドライ
ブ15あるいは図示しないフレキシブルディスクドライ
ブとの間のデータの授受を制御する。ハードディスク1
6には、RAM83にロードされて実行される各種プロ
グラムやデバイスドライバの形式で提供される各種プロ
グラムなどが記憶されている。
【0040】このほか、バス80には、シリアル入出力
インタフェース(SIO)88が接続されている。この
SIO88は、モデム18に接続されており、モデム1
8を介して、公衆電話回線PNTに接続されている。コ
ンピュータ90は、このSIO88およびモデム18を
介して、外部のネットワークに接続されており、特定の
サーバーSVに接続することにより、種々のプログラム
をハードディスク16にダウンロードすることも可能で
ある。また、必要なプログラムをフレキシブルディスク
FDやCD−ROMによりロードし、コンピュータ90
に実行させることも可能である。
【0041】プリンタ22はインクジェットプリンタで
ある。詳細な構成は後述するが、インクを吐出するため
のノズルを複数備えたヘッドを印刷用紙の一方向に往復
動する主走査を行うとともに、主走査と直交する方向に
ヘッドと印刷用紙とを相対的に移動する副走査を行うこ
とによって画像を印刷する。
【0042】図2は印刷装置のソフトウェアの構成を示
すブロック図である。コンピュータ90では、所定のオ
ペレーティングシステムの下で、アプリケーションプロ
グラム95が動作している。オペレーティングシステム
には、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組
み込まれており、アプリケーションプログラム95から
はこれらのドライバを介して、プリンタ22に転送する
ための画像データFNLが出力される。アプリケーショ
ンプログラム95は、キーボード14などからの指示に
従って、例えば横断幕のような大判の印刷媒体に印刷す
るための画像を生成するとともに、その画像をビデオド
ライバ91を介してCRTディスプレイ21に画像を表
示している。アプリケーションプログラム95で生成さ
れる画像データORGは、レッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)の3色の色成分からなるデータで
ある。
【0043】このアプリケーションプログラム95が、
印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドラ
イバ96が、画像データORGをアプリケーションプロ
グラム95から受け取る。アプリケーションプログラム
95で生成した大判の印刷媒体用の画像データは膨大な
量であるため、まとめてプリンタドライバ96に転送す
ることはできない。アプリケーションプログラム95は
画像データを所定の大きさのページに分割して順次プリ
ンタドライバ96に転送する。
【0044】図2に示した例では、プリンタドライバ9
6の内部には、ハーフトーンモジュール99と、ページ
フラグ設定部100とが備えられている。ハーフトーン
モジュール99は、まず画像データORGの色成分を
R,G,Bからプリンタ22が表現可能な色成分(ここ
ではシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの各色)に
補正する。本実施例のプリンタ22は各画素ごとにはド
ットのオン・オフの2値しか採り得ない。従って、ハー
フトーンモジュール99は、プリンタ22で形成するド
ットの分散性によって補正された画像データの階調値を
表現できるように各画素ごとのドットのオン・オフを設
定する。
【0045】ページフラグ設定部100は、アプリケー
ションプログラム95から複数のページに分割して受け
渡された画像データに基づいて、最終ページであるか否
かを表すフラグを設定する。本実施例では、次に続くペ
ージが存在する場合には、ページフラグに値1が設定さ
れる。続くページが存在しない場合には、値0が設定さ
れる。なお、このようにフラグの設定が行われるのは、
アプリケーションプログラム95から長尺モードでの印
刷が指定された場合のみである。長尺モードとは、複数
のページに分割された画像データについて、ページ間で
余白部分を設けることなく印刷することにより連続画像
を印刷するモードをいう。長尺モードが指定されると、
後述する通り、いわゆる改ページのための処理が行われ
ない。長尺モードが指定されていない場合には、各ペー
ジごとに改ページ処理を行うため、ページフラグは全て
値0に設定される。
【0046】プリンタドライバ96は、以上の処理を実
行し、ハーフトーン処理された印刷データと、ページフ
ラグとを最終的なデータFNLとしてプリンタ22に出
力する。以上の処理を実行するコンピュータ90は本発
明における画像処理装置に相当する。
【0047】プリンタ22では、入力部202がコンピ
ュータ90から出力されたデータFNLを受け取る。こ
のデータFNLのうち、印刷データはバッファ206に
一時的に蓄えられる。ページフラグは改ページ判定部2
04に送られる。改ページ判定部204はページフラグ
に基づいて、処理中のページに連続するページが存在す
るか否かを認識する。かかる認識結果は、送り量設定部
208に送られる。送り量設定部208では、連続する
ページが存在するか否かに基づいて、送り量テーブル2
12を参照しつつ、印刷時の副走査の送り量を設定す
る。こうして設定された送り量は、副走査を実行する副
走査部216に出力されるとともに、ラスタライザ21
0にも出力される。
【0048】ラスタライザ210は、送り量に基づい
て、プリンタ22の各ノズルで形成すべきラスタに対応
したデータをバッファ206から読みとる。また、ヘッ
ドの主走査方向に合わせて各ラスタの印刷データをヘッ
ドに出力する順序に並べ替える。こうして用意されたデ
ータは主走査部214に出力される。主走査部214
は、ヘッドの主走査を行いつつ、ラスタライザ210か
ら受け取ったデータに基づいてインクを吐出する。主走
査部214によりラスタが形成されると、副走査部21
6が先に設定された送り量で印刷用紙を送る。入力部2
02は、主走査部214および副走査部216が印刷を
実行している間に残りの部分のデータを次々と入力す
る。
【0049】次に、図3によりプリンタ22の概略構成
を説明する。図示するように、このプリンタ22は、紙
送りモータ23によって用紙Pを搬送する機構と、キャ
リッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン2
6の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭
載された印字ヘッド28を駆動してインクの吐出および
ドット形成を行う機構と、これらの紙送りモータ23,
キャリッジモータ24,印字ヘッド28および操作パネ
ル32との信号のやり取りを司る制御回路40とから構
成されている。
【0050】キャリッジ31をプラテン26の軸方向に
往復動させる機構は、プラテン26の軸と並行に架設さ
れキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、
キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を
張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検
出する位置検出センサ39等から構成されている。
【0051】なお、このキャリッジ31には、黒インク
(Bk)用のカートリッジ71とシアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロ(Y)の3色のインクを収納したカラ
ーインク用カートリッジ72が搭載可能である。キャリ
ッジ31の下部の印字ヘッド28には計4個のインク吐
出用ヘッド61ないし64が形成されている。キャリッ
ジ31に黒(Bk)インク用のカートリッジ71および
カラーインク用カートリッジ72を上方から装着する
と、各カートリッジから吐出用ヘッド61ないし64へ
のインクの供給が可能となる。
【0052】図4は、本実施例のプリンタ22の側断面
図である。本実施例のプリンタ22は印刷用紙Pとして
ロール紙を用いる。プリンタ22の内部には、ロール紙
を保持するための保持部S1,S2が備えられている。
印刷時の指定に応じていずれかの保持部に保持されたロ
ール紙が選択的に給紙される。キャリッジ31、インク
カートリッジ71および摺動軸34については図3で説
明した通りである。保持部S1,S2から給紙されたロ
ール紙は、キャリッジ31の主走査によって一部のラス
タが形成されると、副走査として所定の量だけ外部に送
られる。こうして主走査と副走査とが繰り返し実行され
てロール紙に画像が印刷される。画像の印刷が終了する
と、切断部29の位置まで送られ、切断部29によって
切断される。切断部29は手動で用紙の切断をすること
もできるし、制御回路40からの信号によって自動的に
用紙の切断を行うこともできる。本実施例のプリンタ2
2はこのようにロール紙を用いることにより、数十メー
トルに亘る画像を印刷することができる。
【0053】インクの吐出およびドット形成を行う機構
について説明する。図5はインク吐出用ヘッド28の内
部の概略構成を示す説明図である。各色のヘッド61な
いし64には、後で説明する通り、各色毎に48個のノ
ズルNzが設けられており、各ノズル毎にピエゾ素子P
Eが配置されている。ピエゾ素子PEとノズルNzとの
構造を詳細に示したのが図5である。図示の都合上、イ
エロのヘッドについては図示を省略した。図5(a)に
示すように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインク
を導くインク通路68に接する位置に設置されている。
ピエゾ素子PEは、周知のように、電圧の印加により結
晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換
を行う素子である。本実施例では、ピエゾ素子PEの両
端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加するこ
とにより、図5(b)に示すように、ピエゾ素子PEが
電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路68の一側壁を
変形させる。この結果、インク通路68の体積はピエゾ
素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当する
インクが、粒子Ipとなって、ノズルNzの先端から高
速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテン26に
装着された用紙Pに染み込むことにより印刷が行われ
る。
【0054】図6(a)は、インク吐出用ヘッド61〜
64におけるインクジェットノズルNzの配列を示す説
明図である。これらのノズルの配置は、各色ごとにイン
クを吐出する4組のノズルアレイから成っており、48
個のノズルNzが一定のノズルピッチkで千鳥状に配列
されている。各ノズルアレイの副走査方向の位置は互い
に一致している。なお、各ノズルアレイに含まれる48
個のノズルNzは、千鳥状に配列されている必要はな
く、一直線上に配置されていてもよい。但し、図6
(a)に示すように千鳥状に配列すれば、製造上、ノズ
ルピッチkを小さく設定し易いという利点がある。図6
(b)は、ノズルおよび該ノズルによって形成されるド
ットの拡大図である。図示する通り、本実施例のノズル
の副走査方向の間隔、つまりノズルピッチkは6ドット
分に相当する。
【0055】次にプリンタ22の制御回路40の内部構
成を説明する。図7は制御回路40の内部構成を示す説
明図である。図7に示す通り、この制御回路40の内部
には、CPU41,PROM42,RAM43の他、コ
ンピュータ90とのデータのやりとりを行うPCインタ
フェース44と、紙送りモータ23、キャリッジモータ
24および操作パネル32などとの信号をやりとりする
周辺入出力部(PIO)45と、計時を行うタイマ46
と、ヘッド61〜64にドットのオン・オフの信号を出
力する駆動用バッファ47などが設けられており、これ
らの素子および回路はバス48で相互に接続されてい
る。また、制御回路40には、所定周波数で各ノズルの
ピエゾ素子PEを駆動するための駆動波形を出力する発
信器51、および発信器51からの出力をヘッド61〜
64に分配する分配器55も設けられている。
【0056】制御回路40は、コンピュータ90で処理
されたドットデータを受け取り、これを一時的にRAM
43に蓄え、所定のタイミングで駆動用バッファ47に
出力する。駆動用バッファ47からは、各ノズルごとに
ドットのオン・オフを示すデータが分配出力器55に出
力される。この結果、ドットを形成すべきノズルに対し
てはピエゾ素子PEを駆動するための駆動波形が出力さ
れ、ドットが形成される。
【0057】図6に示す通り、ヘッド61〜64は、主
走査方向に沿って配列されているから、それぞれのノズ
ル列が用紙Pに対して同一の位置に至るタイミングはず
れている。図示を省略したが、分配出力器55の出力側
にはディレイ回路が設けられており、ヘッド61〜64
の各ノズルの間隔およびキャリッジ31の搬送速度に応
じ、各ノズルにより形成されるドットの主走査方向の位
置が合うタイミングで駆動波形が出力される。また、図
6に示した通り、各ヘッド61〜64がノズルが2列に
形成されている点も同様に考慮されている。
【0058】なお、本実施例では、上述の通りピエゾ素
子PEを用いてインクを吐出するヘッドを備えたプリン
タ22を用いているが、他の方法によりインクを吐出す
るプリンタを用いるものとしてもよい。例えば、インク
通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発生す
る泡(バブル)によりインクを吐出するタイプのプリン
タに適用するものとしてもよい。
【0059】(2)ドット形成制御:次に本実施例にお
けるドット形成の制御処理について説明する。ここで
は、長尺モードによる印刷が指定された場合の制御処理
について説明する。長尺モードで画像を印刷した場合の
様子を図8に示す。図示する通り、長尺モードでは、N
ページ(Nは2以上の整数)に分割された画像を各ペー
ジ間で余白を設けることなく印刷用紙Pに印刷して連続
画像の印刷を実現する。印刷が開始される1ページ目の
上端部分では、印刷領域を拡張するための上端処理を行
う。また、最終ページの下端部分でも、印刷領域を拡張
するための下端処理を行う。
【0060】かかる印刷は、大判の画像をアプリケーシ
ョンプログラムで生成し、長尺モードでの印刷を指定す
ることにより開始される。アプリケーションプログラム
を実行するのはコンピュータ90内のCPU81であ
る。アプリケーションプログラムを実行するCPU81
は画像データを所定サイズのページに分割して、ページ
サイズなどのデータとともに一旦RAM83に記憶す
る。
【0061】一方、CPU81はプリンタ22を駆動し
て印刷を実行するためのプログラムであるプリンタドラ
イバプログラムをも実行する。プリンタドライバプログ
ラムを実行する際のCPU81の処理の一部である印刷
データ生成処理の内容を図9に示す。
【0062】この処理が開始されると、CPU81は画
像データおよび印刷モードの入力を行う(ステップS1
00)。そして、入力された印刷モードに基づいて、長
尺モードが指定されているか否かを判定する(ステップ
S105)。長尺モードが指定されていない場合には、
各ページごとに後述する下端処理を実行することによっ
て改ページを行う。従って、かかる処理を施すことを意
味するデータとしてページフラグに値0を代入する(ス
テップS115)。
【0063】長尺モードが指定されている場合には、次
に画像データが最終ページのものであるか否かを判定す
る(ステップS120)。最終ページである場合には、
やはり下端処理を実行するため、ページフラグに値0を
代入する(ステップS115)。最終ページでない場合
には、余白を設けることなく下側に続いて印刷されるペ
ージが存在することを意味するため、下端処理を施さな
いことを意味するデータとしてページフラグに値1を代
入する。
【0064】こうしてページフラグを設定すると、CP
U81は画像データの色補正処理を行う(ステップS1
25)。色補正処理とは、画像データを特定するR,
G,Bの色成分をプリンタ22で使用可能なC,M,
Y,Kの色成分に補正する処理をいう。この処理は、
R,G,Bの色系で表された色相に対してC,M,Y,
Kの色成分を与える色補正テーブルを用いて行われる。
色補正処理は周知の処理内容であるため、これ以上の詳
細な説明は省略する。
【0065】CPU81は色補正された画像データのハ
ーフトーン処理を行う(ステップS130)。ハーフト
ーン処理の方法としては、いわゆる誤差拡散法やディザ
法などの周知の方法を適用することができる。それぞれ
の処理内容は周知であるため省略する。ハーフトーン処
理されたデータを印刷データと呼ぶものとする。
【0066】次に、CPU81は以上の処理で設定され
たデータをプリンタ22に出力する。最初にページフラ
グを出力し(ステップS135)、次に印刷データを出
力する(ステップS140)。これらの処理を全てのペ
ージが終了するまで繰り返し実行する(ステップS14
5)。なお、図9ではステップS100で各ページの画
像データを全て入力するものとして示したが、色補正処
理、ハーフトーン処理を実行しつつ、徐々に画像データ
を入力することもできる。
【0067】プリンタ22は、以上の処理によってコン
ピュータ90から出力されたページフラグおよび印刷デ
ータに基づいて、図8に示した態様での印刷を行う。か
かる印刷を実現するためのドット形成制御処理ルーチン
のフローチャートを図10に示す。この処理は、プリン
タ22の制御回路40に備えられたCPU41が実行す
る処理である。
【0068】この処理が開始されると、CPU41はま
ずデータを入力する(ステップS10)。このデータ
は、プリンタドライバ96でハーフトーン処理された印
刷データと、各ページ間の連続性を示すページフラグで
ある。各ページ間の連続性とは、言い換えればページご
とに該ページに続くページが存在するか、さらに言い換
えれば各ページが最終ページであるかを意味する。デー
タは、印刷データのラスタ単位で入力される。ステップ
S10で何本分のラスタに相当するデータを入力するか
は、後述する副走査の送り量に基づいて設定される。こ
のルーチンが開始された時点では、印刷ヘッドの副走査
方向の幅に等しい本数分のデータが入力される。
【0069】印刷データの入力の様子を図12に示す。
左側に数字を丸で囲んで示したのがノズルを意味してい
る。図示の都合上、3ドットピッチで4つのノズルを備
える印刷ヘッドを示した。ここでは、1回目から3回目
までの3回の主走査に対応させて、印刷ヘッドの副走査
方向の位置を示した。右側に丸印で示したのが、画像デ
ータである。主走査方向および副走査方向に所定の解像
度で配列された画素を表している。上述の通り、ステッ
プS10では、印刷ヘッドの副走査方向の幅に等しい本
数分の印刷データが入力される。このデータは図12中
の領域A1の印刷データに相当する。もっとも、先に図
18を用いて説明した通り、インタレース方式による記
録を行う場合には、上端付近に画像を印刷することがで
きないラスタが数本存在する。かかるラスタの本数は上
端処理の送り量に応じて定まる。
【0070】ステップS10では、印刷することができ
ないラスタも含めて図12中の領域A1となるように印
刷データを入力する。印刷することができないラスタに
相当する部分には、ドットの非形成を意味するマスクデ
ータが入力されている。図12の例では、破線で示した
丸の部分がマスクデータに相当する。本実施例のプリン
タ22は、6ドットのノズルピッチで48本のノズルを
備えているから、領域A1の幅は283ラスタに相当す
る。入力された印刷データは、制御回路40内のRAM
83に設けられたバッファ(図2参照)に一時的に記憶
される。バッファは上述の領域A1分の印刷データを記
憶する容量を有している。
【0071】なお、本実施例では、プリンタ22が入力
するデータは、ページフラグと印刷データを所定の配列
で並べた構造を有している。データ構造の様子を図11
に示す。図中のPFはページフラグを示し、Dは印刷デ
ータを示す。かっこ内の数字は各データが対応するペー
ジ数である。図示する通り、本実施例では、各ページご
とにページフラグ、印刷データの順に配列したデータ構
造となっている。1ページ目からN−1ページ目は、そ
れぞれ下側に連続して印刷されるページがあるから、各
ページのページフラグPF(1)〜PF(N−1)は、
連続するページの存在を意味する値となっている。Nペ
ージ目は最終ページであるから、ページフラグPF
(N)は、下側に連続して印刷されるページが存在しな
いことを意味する値となっている。
【0072】先に説明した通り、ステップS10では、
複数ラスタ分のデータを入力する。ページの境界を含む
領域のデータを入力する際には、印刷データとページフ
ラグの双方が入力される。その他の場合には、印刷デー
タのみが入力される。印刷データは予め主走査方向およ
び副走査方向のデータ数が特定されている。従って、C
PU41は入力したデータ数から、ページフラグと印刷
データとを識別することができる。CPU41はこのよ
うにして、入力されたデータにページフラグが含まれて
いるか否かを判定し(ステップS15)、ページフラグ
が含まれている場合には、テーブルフラグを設定する
(ステップS20)。なお、印刷データとは明確に識別
可能な構造のデータからなるヘッダ情報をページフラグ
に付すことによって、ページフラグを識別するものとし
てもよい。
【0073】テーブルフラグとは、副走査の送り量を与
えるテーブルの使い分けを指定するためのフラグであ
る。本実施例では、先頭ページ用のテーブル、最終ペー
ジ用のテーブル、その他の部分用の標準テーブルの3通
りに対応した送り量テーブルを用意している。ステップ
S20で最初にページフラグPF(1)に基づいてテー
ブルフラグが設定される際には、先頭ページを意味する
値が代入される。次に、この処理が実行される際には、
ページフラグPF(2)に基づいてテーブルフラグの設
定が更新される。ページフラグ(2)には連続したペー
ジの存在を意味する値が設定されているから、テーブル
フラグには標準テーブルを特定する値が代入される。以
後、同様にしてページフラグPF(3)〜PF(N−
1)に対しても標準テーブルを特定する値が代入され
る。最終ページのページフラグPF(N)には、連続し
たページが存在しないことを意味する値が設定されてい
るため、テーブルフラグは最終ページを意味する値が代
入される。
【0074】次に、CPU41はこうして設定されたテ
ーブルフラグに基づいて送り量テーブルを使い分け、副
走査の送り量を設定する。つまり、テーブルフラグが先
頭ページを意味する値である場合には、先頭ページ用テ
ーブルを用いて送り量を設定する(ステップS25,S
30)。テーブルフラグが最終ページを意味する値であ
る場合には、最終ページ用テーブルを用いて送り量を設
定する(ステップS35,S40)。その他の場合に
は、標準テーブルを用いて送り量を設定する(ステップ
S45)。
【0075】本実施例の送り量テーブルを図13に示
す。送り量テーブルは先頭ページ用テーブル、標準テー
ブル、最終ページテーブルに分けて、それぞれのページ
を印刷する際の副走査量を記憶している。先頭ページ用
テーブルでは、図8に示した通り、上端処理を施す。上
端処理とは、印刷領域を拡張するための処理をいう。上
端処理について図14、図15を用いて説明する。図示
の都合上、4ドットピッチで8つのノズルを備えるヘッ
ドを例にとって示した。また、各ラスタを2回の主走査
で形成する場合を示した。
【0076】図14は上端処理を施さない場合を示して
いる。ここで例示するノズルピッチおよびノズル数で
は、「5ラスタ→2ラスタ→3ラスタ→6ラスタ」の送
りを周期的に実行することにより、各ラスタを2回の主
走査で形成することができる。印刷を開始した当初から
かかる送りで印刷を行った場合、図14に示す通り、各
ラスタが2回の主走査で形成可能となるまでに23ラス
タの印刷不可領域が生じる。
【0077】図15は、上端処理を施した例である。こ
こでは、上端処理として3ラスタの送りを7回行ってい
る。かかる送りを行ってから、「5ラスタ→2ラスタ→
3ラスタ→6ラスタ」の標準的な送りに移行した場合
は、各ラスタを2回の主走査で形成可能となるまでの印
刷不可領域は、18ラスタ相当となる。つまり、上端処
理を行わない場合に比較して、5ラスタ分印刷領域が拡
張される。
【0078】本実施例では、先頭ページに対して、かか
る上端処理を施して印刷領域の拡張を図っている。従っ
て、先頭ページ用のテーブルでは、上端処理に対応した
送り量と、その後に続く領域の印刷を行うための標準の
送り量を記憶している。図13に示した例では、上端処
理として3ラスタの送りを7回分、標準の送りとして
「5ラスタ→2ラスタ→3ラスタ→6ラスタ」の繰り返
しを記憶している。これらの値は、印刷ヘッドに備えら
れたノズル数およびノズルピッチに応じて種々の値を設
定可能である。当然、上端処理を施さないものとしても
構わない。
【0079】標準テーブルでは、一様に繰り返される
「5ラスタ→2ラスタ→3ラスタ→6ラスタ」の送りを
記憶している。最終ページでは、図8に示した通り、標
準の送りを行った後、下端処理を施す。下端処理も上端
処理と同様、印刷可能領域を拡張するための処理であ
る。
【0080】下端処理について図16,図17を用いて
説明する。図16は、標準の送りを最後まで繰り返し実
行した場合の印刷可能領域を示している。この場合は、
「RN=5」で示されたラスタまで、オーバラップ方式
による記録が可能である。RNはラスタの位置を示すた
めに便宜的につけたラスタ番号である。図17は下端処
理を施した場合の例である。ここでは、下端処理として
3ラスタ分の送りを繰り返し行うものとした。かかる下
端処理を施すと、「RN=0」のラスタまでオーバラッ
プ方式による記録が可能となる。ラスタ番号は図16と
図17とで対応づけられている。かかる下端処理を施す
ことにより、印刷可能領域が5ラスタ分拡張される。
【0081】本実施例では、最終ページでは、標準の送
りに続いて、下端処理を施し印刷領域の拡張を図ってい
る。従って、最終ページ用のテーブルは、標準の送りと
して「5ラスタ→2ラスタ→3ラスタ→6ラスタ」の繰
り返しを記憶し、その後、下端処理に対応した送り量と
して3ラスタの送りの繰り返しを記憶している。標準の
送りおよび下端処理の送りも、印刷ヘッドに備えられた
ノズル数およびノズルピッチに応じて種々の値を設定可
能である。
【0082】こうして送り量が設定されると、CPU4
1は印刷データのラスタライズを行う(ステップS5
0)。ラスタライズとは、印刷データを各ノズルに出力
する順序に並べ替えることをいう。図12の例に基づい
て説明する。先に入力された領域A1のデータのうち、
1回目の主走査で形成されるのは、ノズルの位置に対応
した4本のラスタのみである。CPU41は、領域A1
のデータの中から、ノズルが位置するラスタに対応する
データをまず特定する。各ラスタを図12中の左側から
右側への1回の主走査で完成する場合には、特定された
ラスタのデータをこの順にノズルに出力すればよい。C
PU41はこのようにラスタライズされたデータを駆動
用バッファ(図7参照)に出力する。
【0083】一方、印刷モードの指定によっては、各ラ
スタを2回以上の主走査で形成する場合、いわゆるオー
バラップ方式により形成する場合もある。2回の主走査
で各ラスタを形成するオーバラップ方式の場合には、1
回目の主走査で各ラスタの奇数番目の画素を形成し、2
回目の主走査で偶数番目の画素を形成する。従って、C
PU41は、ラスタライズの処理として、各ラスタから
奇数番目または偶数番目の画素をピックアップしつつ、
残余の画素にドットの非形成を意味するマスクデータを
挿入する。また、場合によっては、ヘッドの往復双方向
でドットを形成する場合もある。かかる場合には、CP
U41は、ラスタを形成する際のヘッドの移動方向に応
じて、各ラスタのデータを左側から、または右側から順
に駆動用バッファに転送する。
【0084】こうしてラスタライズが完了すると、CP
U41は主走査を行い各ラスタ上のドットを形成する
(ステップS55)。また、送り量テーブルで設定され
た送り量で副走査を実行する(ステップS60)。CP
U41は印刷が終了したか否かを判定し(ステップS6
5)、終了していない場合には、再びデータ入力(ステ
ップS10)を行う。ここでは、ステップS60で行わ
れた副走査の送り量に相当する本数分のラスタのデータ
を入力する。
【0085】図12の例に基づいて説明する。図12の
例では、1回目の主走査が終了すると、4ラスタ分の副
走査を実行する。2回目の主走査に対応する印刷データ
は、図12中の領域A2である。領域A2の印刷データ
のうち、領域A1にも含まれているデータは既に入力済
みである。従って、2回目の主走査を行う際には、領域
A1に含まれていない分のデータを入力すればよい。こ
のデータは図12中のハッチングを施したデータであ
り、副走査の送り量分のラスタに相当する。なお、1回
目の主走査が完了すると、領域A1の上側の数本分の印
刷データは不要となる。不要となるデータ量も副走査の
送り量に等しい。この不要となるデータを置換する形で
新たな印刷データを入力するものとすれば、バッファの
容量を一定に抑えることができる。
【0086】本実施例では、下側に連続して印刷される
ページが存在する場合には、標準テーブルに基づいて送
り量を設定する。そして、ステップS10では、この送
り量に相当する本数のラスタのデータを入力する。従っ
て、2つのページに亘る印刷データがバッファに記憶さ
れる場合もある。
【0087】図12の例に基づいて説明する。2回目の
主走査では1ページ目の印刷データを入力していたもの
とする。その後、4ラスタ分の副走査を実行した結果、
4番ノズルに対応するラスタおよびその上側に隣接する
ラスタが1ページ目から外れたとする。本実施例では、
かかる場合には、これらの2つのラスタに2ページ目の
印刷データを入力する。この結果、3回目の主走査に際
しては、バッファには領域A3で示す印刷データが記憶
されることになり、1ページ目と2ページ目のデータが
混在することになる。また、ヘッドの一部のノズルには
1ページ目の印刷データが出力され、残余のノズルには
2ページ目の印刷データが出力される。このようにし
て、本実施例では、連続したページ間では、ページが異
なるか否かの区別なく、所定の本数分のラスタの印刷デ
ータを入力し、印刷を実行する。
【0088】以上で説明した本実施例の印刷装置によれ
ば、複数のページに亘る印刷データをバッファに混在し
て記憶することを許容することによって、ページの境界
を含む領域と、単一のページに包含される領域とを区別
することなく印刷を実行することができる。従って、ペ
ージの境界部分でバンディングが生じることを回避でき
る。この結果、本実施例の印刷装置によれば、複数ペー
ジに分割された印刷データに基づく大判印刷の画質を大
きく向上することができる。
【0089】また、本実施例の印刷装置は、図11に示
したデータ構造を採用することにより上記印刷を効率良
く実現している。本実施例では、各ページの印刷データ
を入力するのに先だって、該ページに連続するページが
存在するか否かを特定するフラグを入力している。従っ
て、各ページの印刷データを全て入力しなくても、該ペ
ージの副走査の送り量を設定することができる。この結
果、データの入力と印刷とを並行して行うことができる
とともに、プリンタ22のバッファの容量の増加を防ぐ
ことができる。
【0090】以上で説明した印刷装置では、コンピュー
タ90で印刷データの生成を行った後、この印刷データ
をプリンタ22で印刷する態様を採っている。これに対
し、印刷データの生成および印刷の双方をプリンタ22
で実現するものとしてもよい。かかる場合には、ページ
フラグを用いることなく、図9の処理内容(ステップS
105、S110)に基づいて、プリンタ22で直接ペ
ージの連続関係を判定するものとすることができる。
【0091】以上で説明した印刷装置は、図9および図
10に示した処理をコンピュータで実現していることか
ら、かかる処理を実現するためのプログラムを記録した
記録媒体としての実施の態様を採ることもできる。両者
の処理をそれぞれ記録した個別の記録媒体としての態様
を採ることもできるし、両者をまとめて記録した記録媒
体としての態様を採ることもできる。図9に示した印刷
データ生成処理をプリンタ22側のCPU41で実行す
ることも可能であるから、かかる場合には、図9および
図10の処理を併合したプログラムを記録した記録媒体
としての態様を採るものとしてもよい。
【0092】このような記録媒体としては、フレキシブ
ルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカー
ド、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードな
どの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶
装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装
置等の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用
できる。また、上記で説明した処理を行うコンピュータ
プログラムを通信経路を介してコンピュータに供給する
プログラム供給装置としての態様も可能である。
【0093】以上、本発明の種々の実施例について説明
してきたが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態による実
施が可能である。例えば、上記実施例で説明した種々の
制御処理は、その一部または全部をハードウェアにより
実現してもよい。上記実施例では、ロール紙を主として
用いたプリンタを例にとって説明したが、いわゆる定型
サイズの用紙を主として使用するプリンタにロール紙を
供給可能な補助具を取り付けて適用するものとしてもよ
い。また、印刷媒体は、大判の画像を印刷可能な媒体で
あればロール紙に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としての印刷装置を適用した印刷システ
ムの概略構成図である。
【図2】ソフトウェアの構成を示す説明図である。
【図3】実施例としてのプリンタの概略構成図である。
【図4】実施例としてのプリンタの側断面図である。
【図5】ドットの形成原理を示す説明図である。
【図6】ヘッドにおけるノズルの配置を示す説明図であ
る。
【図7】プリンタの制御装置の内部構成を示す説明図で
ある。
【図8】長尺モードでの印刷の様子を示す説明図であ
る。
【図9】印刷データ生成処理ルーチンのフローチャート
である。
【図10】ドット形成制御処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図11】プリンタに転送されるデータの構造を示す説
明図である。
【図12】バッファに記憶されるデータと画像データと
の関係を示す説明図である。
【図13】送り量設定テーブルの内容を示す説明図であ
る。
【図14】上端処理を行わない場合のドットの記録の様
子を示す説明図である。
【図15】上端処理の例を示す説明図である。
【図16】下端処理を行わない場合のドットの記録の様
子を示す説明図である。
【図17】下端処理の例を示す説明図である。
【図18】インタレース方式によるドットの記録の様子
を示す説明図である。
【図19】従来技術としての長尺モードの印刷の様子を
示す説明図である。
【図20】従来の長尺モードの印刷における下端処理の
例を示す説明図である。
【図21】従来の長尺モードの印刷における上端処理の
例を示す説明図である。
【符号の説明】
14…キーボード 16…ハードディスク 18…モデム 22…プリンタ 23…モータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 28…インク吐出用ヘッド 29…切断部 31…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置検出センサ 40…制御回路 45…周辺入出力部 46…タイマ 47…駆動用バッファ 48…バス 51…発信器 55…分配器 61〜64…インク吐出用ヘッド 68…インク通路 71…インクカートリッジ 72…カラーインク用カートリッジ 80…バス 81…CPU 82…ROM 83…RAM 84…入力インターフェイス 85…出力インタフェース 86…CRTコントローラ 87…ディスクコントローラ 88…シリアル入出力インタフェース 90…コンピュータ 91…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 99…ハーフトーンモジュール 100…ページフラグ設定部 202…入力部 204…改ページ判定部 206…バッファ 208…量設定部 210…ラスタライザ 212…量テーブル 214…主走査部 216…副走査部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラスタを形成する形成要素が一方向に所
    定の間隔で複数配列されたヘッドにより、印刷媒体上へ
    のラスタの形成と前記一方向への相対的な送りとを繰り
    返し実行して、該一方向に配列された複数ページに亘っ
    て入力された画像を該複数ページ分以上の大きさの印刷
    媒体に印刷する印刷装置であって、 前記連続画像の画像データを入力する入力手段と、 最終ページであるか否かを該画像データに基づいて判定
    する判定手段と、 最終ページ以外のページでは、該ページに続くページと
    の境界をまたいで前記ヘッドが位置することを許容して
    前記送りを行う送り手段と、 前記ヘッドが前記境界をまたぐ位置にある場合には、前
    記ヘッドの一部の形成要素により一方のページの画像を
    印刷しつつ、残余の形成要素により他方のページの画像
    を印刷する印刷手段とを備える印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記送り手段は、前記ヘッドが前記境界をまたがない場
    合に主として適用される送り量と同じ送り量で前記相対
    的な送りを行う手段である印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置は、前記入力手
    段と、前記判定手段とを備える画像処理装置と、前記送
    り手段と、前記印刷手段とを備えるプリンタと、該画像
    処理装置から該プリンタへデータを転送する転送手段と
    を備え、該画像処理装置は、さらに、 前記画像データを前記プリンタで扱い得る印刷データに
    変換する変換手段と、 該判定手段により判定された結果を表すフラグを設定す
    るフラグ設定手段と、 前記印刷データと前記フラグとを前記プリンタに出力す
    る出力手段とを有し、前記プリンタは、さらに、 前記印刷データを入力する印刷データ入力手段と、 前記フラグに基づいて、該入力された印刷データに対応
    するページが最終ページであるか否かを判定する手段と
    を備える印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、各ページの印刷データ
    に先だって、該ページのフラグを出力する手段である請
    求項3記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 ラスタを形成する形成要素が一方向に所
    定の間隔で複数配列されたヘッドにより、印刷媒体上へ
    のラスタの形成と前記一方向への相対的な送りとを繰り
    返し実行して、該一方向に配列された複数ページに亘っ
    て入力された画像を該複数ページ以上の大きさの印刷媒
    体に印刷するプリンタであって、 前記画像の画像データを各ページが最終ページであるか
    否かを示すフラグとともに入力する入力手段と、 該フラグに基づいて、該入力された印刷データに対応す
    るページが最終ページであるか否かを判定する手段と、 最終ページ以外のページでは、該ページに続くページと
    の境界をまたいで前記ヘッドが位置することを許容して
    前記送りを行う送り手段と、 前記ヘッドが前記境界をまたぐ位置にある場合には、前
    記ヘッドの一部の形成要素により一方のページの画像を
    印刷しつつ、残余の形成要素により他方のページの画像
    を印刷する印刷手段とを備えるプリンタ。
  6. 【請求項6】 ラスタを形成する形成要素が一方向に所
    定の間隔で複数配列されたヘッドにより、印刷媒体上へ
    のラスタの形成と前記一方向への相対的な送りとを繰り
    返し実行して、該一方向に配列された複数ページに亘っ
    て入力された画像を該複数ページ以上の大きさの印刷媒
    体に印刷する印刷方法であって、 (a) 前記画像の画像データを入力する工程と、 (b) 最終ページであるか否かを該画像データに基づ
    いて判定する工程と、 (c) 最終ページ以外のページでは、該ページに続く
    ページとの境界をまたいで前記ヘッドが位置することを
    許容して前記送りを行う工程と、 (d) 前記ヘッドが前記境界をまたぐ位置にある場合
    には、前記ヘッドの一部の形成要素により一方のページ
    の画像を印刷しつつ、残余の形成要素により他方のペー
    ジの画像を印刷する工程とを備える印刷方法。
  7. 【請求項7】 一方向に配列された複数ページに亘って
    入力された画像を該複数ページ以上の大きさの印刷媒体
    に印刷するプリンタに提供される印刷データを、前記画
    像の画像データから生成するプログラムをコンピュータ
    読みとり可能に記録した記録媒体であって、 前記画像データを入力する機能と、 前記画像データを前記プリンタで扱い得る印刷データに
    変換する機能と、 前記複数のページのそれぞれが最終ページであるか否か
    を示すフラグと、前記印刷データとを出力する機能とを
    実現するプログラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 ラスタを形成する形成要素が一方向に所
    定の間隔で複数配列されたヘッドにより、印刷媒体上へ
    のラスタの形成と前記一方向への相対的な送りとを繰り
    返し実行して、該一方向に配列された複数ページに亘っ
    て入力された画像を該複数ページ以上の大きさの印刷媒
    体に印刷するプリンタを駆動するためのプログラムをコ
    ンピュータ読みとり可能に記録した記録媒体であって、 前記画像の画像データを各ページが最終ページであるか
    否かを示すフラグとともに入力する機能と、 該フラグに基づいて、該入力された印刷データに対応す
    るページが最終ページであるか否かを判定する機能と、 最終ページ以外のページでは、該ページに続くページと
    の境界をまたいで前記ヘッドが位置することを許容して
    前記送りを行う機能と、 前記ヘッドが前記境界をまたぐ位置にある場合には、前
    記ヘッドの一部の形成要素により一方のページの画像を
    印刷しつつ、残余の形成要素により他方のページの画像
    を印刷する機能とを実現するプログラムを記録した記録
    媒体。
JP30631798A 1998-10-13 1998-10-13 印刷装置、印刷方法および記録媒体 Expired - Fee Related JP3596313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30631798A JP3596313B2 (ja) 1998-10-13 1998-10-13 印刷装置、印刷方法および記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30631798A JP3596313B2 (ja) 1998-10-13 1998-10-13 印刷装置、印刷方法および記録媒体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004043777A Division JP3729199B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 印刷装置、印刷方法および記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000118042A true JP2000118042A (ja) 2000-04-25
JP3596313B2 JP3596313B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=17955662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30631798A Expired - Fee Related JP3596313B2 (ja) 1998-10-13 1998-10-13 印刷装置、印刷方法および記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3596313B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6336703B1 (en) 1999-06-08 2002-01-08 Seiko Epson Corporation Printer, printing method, and recording medium
CN115817036A (zh) * 2022-10-26 2023-03-21 深圳汉弘软件技术有限公司 组合打印数据的生成方法、打印方法和数码打印机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6336703B1 (en) 1999-06-08 2002-01-08 Seiko Epson Corporation Printer, printing method, and recording medium
CN115817036A (zh) * 2022-10-26 2023-03-21 深圳汉弘软件技术有限公司 组合打印数据的生成方法、打印方法和数码打印机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3596313B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1658988B1 (en) Combination of bidirectional- and undirectional-printing using plural ink types
US6561610B2 (en) Printing with reduced outline bleeding
US7050194B1 (en) Image processing apparatus, method of processing images, and printing apparatus to which image processing method is applied
US6744530B1 (en) Printing apparatus for continuous printing
JP2001001510A (ja) 印刷装置、印刷方法、および記録媒体
JPH11207945A (ja) 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
JP5609023B2 (ja) ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム
JP2010179576A (ja) ドット記録システム、ドット記録方法、及び、コンピュータープログラム
JPH11291506A (ja) 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
JP2000141714A (ja) 印刷装置および記録媒体
JP3663899B2 (ja) 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
US7909422B2 (en) Printing method, printing system, and print control apparatus
JP3729199B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
US6843546B2 (en) Draft printing with multiple same-hue ink nozzles
US7344225B2 (en) Printing method, printing system, and print control apparatus
JP3596313B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
JP2001150685A (ja) 印刷制御装置、印刷装置、印刷制御方法、印刷方法、および記録媒体
JP2006116975A (ja) 長尺印刷を行うための印刷システム
US7364250B2 (en) Printing method, printing system, and print control apparatus
JP2006168052A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2963032B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2003094620A (ja) 画素が走査方向と非平行に配列されている印刷
JP2004160863A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷システムおよび印刷制御プログラム
JP2004160913A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム
JP4048686B2 (ja) 黒インクを使用するカラー印刷において中央近辺のブラックノズルを使用する印刷

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040220

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees