JP2000117699A - ロータリーダイカッター - Google Patents
ロータリーダイカッターInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイの撓みによる切断不良,刃先のチッピン
グ,およびアンビル外周面の表面剥離を回避しつつ、良
好な挟み切りを持続すること。 【解決手段】 軸線A1回りに回転駆動されるダイ11
を、超硬合金やセラミックス等に代表される硬質材料か
ら構成する。また、ダイ11の外周面11Aに形成した
刃型16の刃先を、ダイ11の外周面11Aよりも大径
に形成された拡径部11aの外周面と面一に設定するか
所定長突出させる。この刃先凸量Lは、0〜4μm(よ
り好ましくは1μm〜3μm)の範囲に設定する。さら
に、刃先の外径面18およびアンビル12の外周面12
Aの表面粗さを、ともに0.4μm以下に設定する。
グ,およびアンビル外周面の表面剥離を回避しつつ、良
好な挟み切りを持続すること。 【解決手段】 軸線A1回りに回転駆動されるダイ11
を、超硬合金やセラミックス等に代表される硬質材料か
ら構成する。また、ダイ11の外周面11Aに形成した
刃型16の刃先を、ダイ11の外周面11Aよりも大径
に形成された拡径部11aの外周面と面一に設定するか
所定長突出させる。この刃先凸量Lは、0〜4μm(よ
り好ましくは1μm〜3μm)の範囲に設定する。さら
に、刃先の外径面18およびアンビル12の外周面12
Aの表面粗さを、ともに0.4μm以下に設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転するダイの外
周面に形成された刃型とアンビルとにより被加工物を切
断するロータリーダイカッターに係わり、特に、ダイが
超硬合金やセラミックス等の硬質材料から構成されたロ
ータリーダイカッターに好適な技術に関する。
周面に形成された刃型とアンビルとにより被加工物を切
断するロータリーダイカッターに係わり、特に、ダイが
超硬合金やセラミックス等の硬質材料から構成されたロ
ータリーダイカッターに好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種のロータリーダイカッタ
ーの主体をなすダイ1およびアンビル2の一従来例を示
す正面図である。同図に示すように、このロータリーダ
イカッターにおいて、外観略直円柱状をなすダイ1およ
びアンビル2は、それぞれの軸線A1,A2同士が互いに
平行になるように配置されている。
ーの主体をなすダイ1およびアンビル2の一従来例を示
す正面図である。同図に示すように、このロータリーダ
イカッターにおいて、外観略直円柱状をなすダイ1およ
びアンビル2は、それぞれの軸線A1,A2同士が互いに
平行になるように配置されている。
【0003】ダイ1およびアンビル2の両端部には、こ
れらダイ1およびアンビル2の軸線A1,A2に沿って延
びるように軸部3,4が一体に形成されており、これら
軸部3,4は、図示しないベアリングボックスを介して
カッターユニットに支持されている(支点部5参照)。
れらダイ1およびアンビル2の軸線A1,A2に沿って延
びるように軸部3,4が一体に形成されており、これら
軸部3,4は、図示しないベアリングボックスを介して
カッターユニットに支持されている(支点部5参照)。
【0004】また、ダイ1およびアンビル2は、図示し
ない回転駆動手段により、それぞれの軸部3,4を介し
て、矢印X,Yで示すように軸線A1,A2回りに反対方
向にそれぞれ回駆動動される。ダイ1の外周面には、外
観形状が矩形となるように刃型(切刃)6が形成されて
いて、刃型6で囲まれた部位は凹部7とされている。
ない回転駆動手段により、それぞれの軸部3,4を介し
て、矢印X,Yで示すように軸線A1,A2回りに反対方
向にそれぞれ回駆動動される。ダイ1の外周面には、外
観形状が矩形となるように刃型(切刃)6が形成されて
いて、刃型6で囲まれた部位は凹部7とされている。
【0005】そして、ダイ1の両端部に該ダイ1の外周
面よりも大径に形成されたベアラー部1aをアンビル2
に押圧し、前記回転駆動手段によってダイ1およびアン
ビル2を回転させつつ両者の間に被加工物を挟み込むこ
とにより、ダイ1の刃型6とアンビル2の外周面とによ
って被加工物を刃型6の形状に沿って切断してゆく。
面よりも大径に形成されたベアラー部1aをアンビル2
に押圧し、前記回転駆動手段によってダイ1およびアン
ビル2を回転させつつ両者の間に被加工物を挟み込むこ
とにより、ダイ1の刃型6とアンビル2の外周面とによ
って被加工物を刃型6の形状に沿って切断してゆく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のロー
タリーダイカッターでは、ダイ1が新品のときには、刃
型6の刃先6aがダイ1のベアラー部1aよりも数μm
突出しているが、運転時間の経過に伴って刃型6が徐々
に摩耗するため、切れ味の低下を来たしたり、刃先6a
がベアラー部1aよりも内方に位置するまで摩耗が進ん
で被加工物を切断することができなくなることがある。
タリーダイカッターでは、ダイ1が新品のときには、刃
型6の刃先6aがダイ1のベアラー部1aよりも数μm
突出しているが、運転時間の経過に伴って刃型6が徐々
に摩耗するため、切れ味の低下を来たしたり、刃先6a
がベアラー部1aよりも内方に位置するまで摩耗が進ん
で被加工物を切断することができなくなることがある。
【0007】これを防止するためには、刃先6aをベア
ラー部1aよりも突出させるべく、ダイ1をさらに大き
な力でアンビル2に押圧してやればよい。すなわち、従
来は、ダイ1がヤング率の低い鋼製とされていたため、
ダイ押圧時にベアラー部1aが径方向に弾性変形するこ
とにより、刃先6aをベアラー部1aよりも突出させる
ことができ、刃先6aがベアラー部1aよりも径方向に
5μm程度内方に位置するまで摩耗しても良好な切れ味
を持続し得た。
ラー部1aよりも突出させるべく、ダイ1をさらに大き
な力でアンビル2に押圧してやればよい。すなわち、従
来は、ダイ1がヤング率の低い鋼製とされていたため、
ダイ押圧時にベアラー部1aが径方向に弾性変形するこ
とにより、刃先6aをベアラー部1aよりも突出させる
ことができ、刃先6aがベアラー部1aよりも径方向に
5μm程度内方に位置するまで摩耗しても良好な切れ味
を持続し得た。
【0008】また逆に、刃先6aがベアラー部1aより
も径方向に20μm程度突出していても、高靱性である
ために、刃先6aにチッピングが生じて切断不能となる
事態も回避し得た。しかし、鋼製のダイ1では、以上の
ような利点がある反面、低ヤング率であるために、加工
時に図5の一点鎖線Bで示すように曲線状に撓み、刃先
3aによる挟み切りを効果的に行えないという問題点が
あった。
も径方向に20μm程度突出していても、高靱性である
ために、刃先6aにチッピングが生じて切断不能となる
事態も回避し得た。しかし、鋼製のダイ1では、以上の
ような利点がある反面、低ヤング率であるために、加工
時に図5の一点鎖線Bで示すように曲線状に撓み、刃先
3aによる挟み切りを効果的に行えないという問題点が
あった。
【0009】そこで、この対策として、前記撓みを抑制
して効果的な挟み切りを持続させるべく、ダイ1を超硬
合金やセラミクッス等の硬質材料により構成してその剛
性を高めるようにすることが考えられる。このような構
成によれば、撓みの防止に加えて切れ味を増すことがで
きるが、ダイ1が高ヤング率かつ脆性材料であるため
に、以下のような問題が生じる。
して効果的な挟み切りを持続させるべく、ダイ1を超硬
合金やセラミクッス等の硬質材料により構成してその剛
性を高めるようにすることが考えられる。このような構
成によれば、撓みの防止に加えて切れ味を増すことがで
きるが、ダイ1が高ヤング率かつ脆性材料であるため
に、以下のような問題が生じる。
【0010】すなわち、刃型摩耗の進行に対応して刃先
6aをベアラー部1aよりも突出させるべく、ダイ1を
アンビル2に押圧しても、ダイ1が高ヤング率であるた
めに、ベアラー部1aの弾性変形量が少なくなり、鋼製
の場合に比して早期に切断不良(切れ味の低下)が生じ
る。
6aをベアラー部1aよりも突出させるべく、ダイ1を
アンビル2に押圧しても、ダイ1が高ヤング率であるた
めに、ベアラー部1aの弾性変形量が少なくなり、鋼製
の場合に比して早期に切断不良(切れ味の低下)が生じ
る。
【0011】また、刃先6aがベアラー部1aよりも径
方向に突出し過ぎていると、脆性材料であるために、刃
先6aにチッピングが生じて切断不能となる事態を招い
たり、アンビル2の外周面に刃先6aが強く押しつけら
れてアンビル2の表面剥離を招くおそれもある。
方向に突出し過ぎていると、脆性材料であるために、刃
先6aにチッピングが生じて切断不能となる事態を招い
たり、アンビル2の外周面に刃先6aが強く押しつけら
れてアンビル2の表面剥離を招くおそれもある。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ダイの撓みによる切
断不良,刃先のチッピング,およびアンビル外周面の表
面剥離を回避しつつ、良好な挟み切りを持続して行える
ロータリーダイカッターを提供することにある。
であり、その目的とするところは、ダイの撓みによる切
断不良,刃先のチッピング,およびアンビル外周面の表
面剥離を回避しつつ、良好な挟み切りを持続して行える
ロータリーダイカッターを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、か
かる目的を達成するために、本発明は、略円柱状のダイ
とアンビルとが、前記ダイの外周面よりも大径とされた
拡径部を前記アンビルの外周面に当接させた状態で互い
に平行な軸線回りに回転可能に支持され、前記ダイの外
周面に形成された刃型と前記アンビルの外周面との間に
被加工物を挟み込んで切断するロータリーダイカッター
において、前記ダイは硬質材料から構成されるととも
に、その外周面に形成された前記刃型の刃先が前記拡径
部の外周面と面一もしくは所定長だけ径方向外方に突出
していることを特徴とするものである。
かる目的を達成するために、本発明は、略円柱状のダイ
とアンビルとが、前記ダイの外周面よりも大径とされた
拡径部を前記アンビルの外周面に当接させた状態で互い
に平行な軸線回りに回転可能に支持され、前記ダイの外
周面に形成された刃型と前記アンビルの外周面との間に
被加工物を挟み込んで切断するロータリーダイカッター
において、前記ダイは硬質材料から構成されるととも
に、その外周面に形成された前記刃型の刃先が前記拡径
部の外周面と面一もしくは所定長だけ径方向外方に突出
していることを特徴とするものである。
【0014】硬質材料としては、例えば超硬合金やセラ
ミックス等が採用される。このような構成では、ダイが
高剛性に構成されるため、刃先をダイの拡径部から突出
させるべく、ダイをアンビルに強く押圧しても、ダイの
中央部が軸線から径方向外方に離間するように生じる撓
みが抑制され、効果的な挟み切りを持続することができ
る。
ミックス等が採用される。このような構成では、ダイが
高剛性に構成されるため、刃先をダイの拡径部から突出
させるべく、ダイをアンビルに強く押圧しても、ダイの
中央部が軸線から径方向外方に離間するように生じる撓
みが抑制され、効果的な挟み切りを持続することができ
る。
【0015】また、ダイが高剛性に構成されていると、
ダイをアンビルに押圧した際に生じる拡径部の弾性変形
量が少なくなるが、本発明にあっては、刃先の外径が少
なくとも拡径部の外周面と面一に設定されるため、刃型
摩耗の進行による切断不良が早期に生じることはない。
ダイをアンビルに押圧した際に生じる拡径部の弾性変形
量が少なくなるが、本発明にあっては、刃先の外径が少
なくとも拡径部の外周面と面一に設定されるため、刃型
摩耗の進行による切断不良が早期に生じることはない。
【0016】さらに、ダイの撓みが抑制されているにも
かかわらず、刃先が拡径部よりも突出し過ぎていると、
刃先にチッピングが生じたり、アンビルの外周面に表面
剥離を生じることがあるが、本発明にあっては、刃先の
外径面を拡径部の外周面よりも径方向外方に所定長だけ
しか突出させないようにしているため、そのようなおそ
れはない。
かかわらず、刃先が拡径部よりも突出し過ぎていると、
刃先にチッピングが生じたり、アンビルの外周面に表面
剥離を生じることがあるが、本発明にあっては、刃先の
外径面を拡径部の外周面よりも径方向外方に所定長だけ
しか突出させないようにしているため、そのようなおそ
れはない。
【0017】以上述べた切断不良の早期到来,刃先のチ
ッピング,およびアンビル外周面の表面剥離を効果的に
防止するには、前記拡径部外周面からの刃先凸量を、0
〜4μmの範囲、より好ましくは1μm〜3μmの範囲
に設定しておくことが望ましい。
ッピング,およびアンビル外周面の表面剥離を効果的に
防止するには、前記拡径部外周面からの刃先凸量を、0
〜4μmの範囲、より好ましくは1μm〜3μmの範囲
に設定しておくことが望ましい。
【0018】また、前記刃先外径面およびアンビル外周
面の表面粗さは、ともに0.4μm以下に設定されてい
ることが望ましい。このような構成では、刃先と拡径部
の外周面との外径差を、前記範囲に設定したことによる
効果をより一層高めることができる。
面の表面粗さは、ともに0.4μm以下に設定されてい
ることが望ましい。このような構成では、刃先と拡径部
の外周面との外径差を、前記範囲に設定したことによる
効果をより一層高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施
形態においては、略円柱状をなすダイ11とアンビル1
2とが、ダイ11の両端部に該ダイ11の外周面11A
よりも大径に形成されたベアラー部(拡径部)11aを
アンビル12の外周面12Aに当接させ、かつ各々の軸
線A1,A2が互いに平行な状態で支持されている。
て図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施
形態においては、略円柱状をなすダイ11とアンビル1
2とが、ダイ11の両端部に該ダイ11の外周面11A
よりも大径に形成されたベアラー部(拡径部)11aを
アンビル12の外周面12Aに当接させ、かつ各々の軸
線A1,A2が互いに平行な状態で支持されている。
【0020】これらダイ11およびアンビル12の両端
から軸線A1,A2に沿って延びる軸部13,14は、ベ
アリングボックス(図示略)に回転可能に支持されてい
るとともに、駆動装置(図示略)に連結されていて、こ
れにより、ダイ11およびアンビル12は、それぞれ矢
線X,Y方向に回転駆動されるようになっている。
から軸線A1,A2に沿って延びる軸部13,14は、ベ
アリングボックス(図示略)に回転可能に支持されてい
るとともに、駆動装置(図示略)に連結されていて、こ
れにより、ダイ11およびアンビル12は、それぞれ矢
線X,Y方向に回転駆動されるようになっている。
【0021】ベアラー部11aは、ダイ11をアンビル
12に押圧する際に、アンビル12の外周面12Aに当
接することにより、アンビル12の外周面12Aと刃先
との相対距離が一定値以下に縮まらないように規制し、
後述する切刃をチッピング等から保護する役目を果たし
ている。
12に押圧する際に、アンビル12の外周面12Aに当
接することにより、アンビル12の外周面12Aと刃先
との相対距離が一定値以下に縮まらないように規制し、
後述する切刃をチッピング等から保護する役目を果たし
ている。
【0022】本実施形態のダイ11は、超硬合金やセラ
ミックス等に代表される硬質材料から作製されていて、
その外周面11Aには、径方向に突出する切刃15が、
ダイ11の軸線A1方向および回転方向に一対ずつ、そ
れぞれ平行にかつ互いに直角に延設されることによっ
て、矩形の窓枠状をなす刃型16が形成されている。そ
して、刃型16の内側部分は、上記外周面11Aに対し
て軸線A1の径方向内周側に一段凹んだ凹部17とされ
ている。他方、アンビル12は、鋼製またはダイ11と
同様の硬質材料から作製されている。
ミックス等に代表される硬質材料から作製されていて、
その外周面11Aには、径方向に突出する切刃15が、
ダイ11の軸線A1方向および回転方向に一対ずつ、そ
れぞれ平行にかつ互いに直角に延設されることによっ
て、矩形の窓枠状をなす刃型16が形成されている。そ
して、刃型16の内側部分は、上記外周面11Aに対し
て軸線A1の径方向内周側に一段凹んだ凹部17とされ
ている。他方、アンビル12は、鋼製またはダイ11と
同様の硬質材料から作製されている。
【0023】ここで、図2は、矩形に形成された上記刃
型16の回転方向Xに延びる部分16Aにおける切刃1
5を、軸線A1を含む面で切った断面図、すなわち、切
刃15が延設される方向に直交する断面図を示したもの
である。この図に示すように、切刃15は、その断面が
ダイ11の外周面11Aから離間するに従い漸次幅狭と
なる山型に形成されている。
型16の回転方向Xに延びる部分16Aにおける切刃1
5を、軸線A1を含む面で切った断面図、すなわち、切
刃15が延設される方向に直交する断面図を示したもの
である。この図に示すように、切刃15は、その断面が
ダイ11の外周面11Aから離間するに従い漸次幅狭と
なる山型に形成されている。
【0024】切刃15の刃先には、切刃15の先端部を
軸線A1を中心とした円筒面で切り欠くようにして平坦
な外径面18が形成され、その表面粗さは、0.4μm
以下とされている。ここでいう表面粗さとは、最大振幅
粗さをいう。
軸線A1を中心とした円筒面で切り欠くようにして平坦
な外径面18が形成され、その表面粗さは、0.4μm
以下とされている。ここでいう表面粗さとは、最大振幅
粗さをいう。
【0025】この外径面18は、ベアラー部11aの外
周面と面一もしくは所定長だけ径方向外方に突出するよ
うに形成されている。すなわち、ベアラー部外周面から
の刃先凸量L(図2参照)は、0〜4μm(より好まし
くは1μm〜3μm)の範囲に設定される。
周面と面一もしくは所定長だけ径方向外方に突出するよ
うに形成されている。すなわち、ベアラー部外周面から
の刃先凸量L(図2参照)は、0〜4μm(より好まし
くは1μm〜3μm)の範囲に設定される。
【0026】このように構成されたロータリーダイカッ
ターにおいては、ダイ11とアンビル12との間に上記
回転方向X,Yの接線方向Pに沿って被加工物Sを送り
込むことによって、切刃15の刃先とアンビル12の外
周面12Aとの間で被加工物Sを挟み切るようにして、
この被加工物Sから刃型16と同形状の枠状の部分が切
断される。
ターにおいては、ダイ11とアンビル12との間に上記
回転方向X,Yの接線方向Pに沿って被加工物Sを送り
込むことによって、切刃15の刃先とアンビル12の外
周面12Aとの間で被加工物Sを挟み切るようにして、
この被加工物Sから刃型16と同形状の枠状の部分が切
断される。
【0027】そして、このようにして切断された被加工
物Sは、ダイ11およびアンビル12の上記接線方向P
側に隣接するサクションロール(図示略)に巻きかけら
れ、これにより、切断された枠状部分の内側が抜き取ら
れるとともに、残りの部分は次工程に送られて処理され
ることとなる。
物Sは、ダイ11およびアンビル12の上記接線方向P
側に隣接するサクションロール(図示略)に巻きかけら
れ、これにより、切断された枠状部分の内側が抜き取ら
れるとともに、残りの部分は次工程に送られて処理され
ることとなる。
【0028】しかるに、本実施形態のロータリーダイカ
ッターでは、ダイ11を超硬合金やセラミックス等に代
表される硬質材料から高剛性に構成しているため、刃先
をダイ11のベアラー部11aから突出させるべく、ダ
イ11をアンビル12に強く押圧しても、ダイ11の中
央部が軸線A1から径方向外方に離間するように生じる
撓みが抑制され、効果的な挟み切りを持続することがで
きる。
ッターでは、ダイ11を超硬合金やセラミックス等に代
表される硬質材料から高剛性に構成しているため、刃先
をダイ11のベアラー部11aから突出させるべく、ダ
イ11をアンビル12に強く押圧しても、ダイ11の中
央部が軸線A1から径方向外方に離間するように生じる
撓みが抑制され、効果的な挟み切りを持続することがで
きる。
【0029】また、ダイ11が高剛性に構成されている
と、ダイ11をアンビル12に押圧した際に生じるベア
ラー部11aの弾性変形量が少なくなるにもかかわら
ず、本実施形態のロータリーダイカッターにあっては、
刃先の外径面が少なくともベアラー部11aの外周面と
面一に設定されるため、刃型摩耗の進行による切断不良
が早期に生じることはない。
と、ダイ11をアンビル12に押圧した際に生じるベア
ラー部11aの弾性変形量が少なくなるにもかかわら
ず、本実施形態のロータリーダイカッターにあっては、
刃先の外径面が少なくともベアラー部11aの外周面と
面一に設定されるため、刃型摩耗の進行による切断不良
が早期に生じることはない。
【0030】さらに、ダイ11を高剛性に構成すること
でその撓みを抑制しているにもかかわらず、本実施形態
のロータリーダイカッターにあっては、刃先の外径面を
ベアラー部11aの外周面よりも最大でも径方向外方に
4μmだけしか突出させないように設定しているため、
ベアラー部11aから径方向外方に突出した刃先がアン
ビル12の外周面12Aに強く押しつけられ、刃先にチ
ッピングが生じたり、アンビル12の外周面12Aに表
面剥離が生じるといったおそれもない。
でその撓みを抑制しているにもかかわらず、本実施形態
のロータリーダイカッターにあっては、刃先の外径面を
ベアラー部11aの外周面よりも最大でも径方向外方に
4μmだけしか突出させないように設定しているため、
ベアラー部11aから径方向外方に突出した刃先がアン
ビル12の外周面12Aに強く押しつけられ、刃先にチ
ッピングが生じたり、アンビル12の外周面12Aに表
面剥離が生じるといったおそれもない。
【0031】しかも、切刃先端の外径面18およびアン
ビル12の外周面12Aの表面粗さを、ともに0.4μ
m以下となるように設定しているため、刃先とベアラー
部11aの外周面との外径差を、前記の範囲に設定した
ことによる切断不良の早期到来防止,刃先のチッピング
防止,およびアンビル外周面の表面剥離防止といった効
果をより一層高めることができる。
ビル12の外周面12Aの表面粗さを、ともに0.4μ
m以下となるように設定しているため、刃先とベアラー
部11aの外周面との外径差を、前記の範囲に設定した
ことによる切断不良の早期到来防止,刃先のチッピング
防止,およびアンビル外周面の表面剥離防止といった効
果をより一層高めることができる。
【0032】従って、本実施形態のロータリーダイカッ
ターによれば、ダイ11の撓みによる切断不良を回避し
得て、被加工物Sの良好な挟み切りを長時間持続して行
うことができるとともに、刃先のチッピングおよびアン
ビル外周面の表面剥離を回避し得て、長寿命化を図るこ
とができる。
ターによれば、ダイ11の撓みによる切断不良を回避し
得て、被加工物Sの良好な挟み切りを長時間持続して行
うことができるとともに、刃先のチッピングおよびアン
ビル外周面の表面剥離を回避し得て、長寿命化を図るこ
とができる。
【0033】なお、図3および図4は、それぞれ超硬合
金製のダイ11を備えた本実施形態に係るロータリーダ
イカッターおよび鋼製のダイ11を備えた従来のロータ
リーダイカッターを用い、刃先凸量L(横軸)をパラメ
ータとして、材質が不織布,パルプ,繊維,またはフィ
ルムで厚さ3mmの被加工物Sを切断したときの実験結果
であり、縦軸は、実際に切断することのできた被加工物
Sのカット枚数を示している。
金製のダイ11を備えた本実施形態に係るロータリーダ
イカッターおよび鋼製のダイ11を備えた従来のロータ
リーダイカッターを用い、刃先凸量L(横軸)をパラメ
ータとして、材質が不織布,パルプ,繊維,またはフィ
ルムで厚さ3mmの被加工物Sを切断したときの実験結果
であり、縦軸は、実際に切断することのできた被加工物
Sのカット枚数を示している。
【0034】これらの図から、ダイ11が超硬合金製と
された本実施形態に係るロータリーダイカッターによれ
ば、ダイ11が鋼製とされた従来のロータリーダイカッ
ターに比して、カット枚数を飛躍的に増大させ得る一方
で、かかる飛躍的増大の効果を発揮し得る刃先凸量Lは
極めて限られた狭い範囲内で存在することがわかる。そ
して、その範囲は、刃先凸量Lが1μm〜3μmのとき
に最も有効であることが明らかになった。
された本実施形態に係るロータリーダイカッターによれ
ば、ダイ11が鋼製とされた従来のロータリーダイカッ
ターに比して、カット枚数を飛躍的に増大させ得る一方
で、かかる飛躍的増大の効果を発揮し得る刃先凸量Lは
極めて限られた狭い範囲内で存在することがわかる。そ
して、その範囲は、刃先凸量Lが1μm〜3μmのとき
に最も有効であることが明らかになった。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロータリ
ーダイカッターによれば、ダイを硬質材料から構成する
ことにより、ダイの撓みを抑制し得て、効果的な挟み切
りを長時間持続することができる。また、拡径部外周面
からの刃先凸量を所定の範囲内に設定することにより、
切断不良の早期到来のみならず、刃先のチッピングおよ
びアンビル外周面の表面剥離を効果的に防止し得て、長
寿命化を図ることができる。さらに、これらの効果は、
刃先およびアンビル外周面の表面粗さを所定の範囲内に
設定することにより、より一層高められることとなっ
た。
ーダイカッターによれば、ダイを硬質材料から構成する
ことにより、ダイの撓みを抑制し得て、効果的な挟み切
りを長時間持続することができる。また、拡径部外周面
からの刃先凸量を所定の範囲内に設定することにより、
切断不良の早期到来のみならず、刃先のチッピングおよ
びアンビル外周面の表面剥離を効果的に防止し得て、長
寿命化を図ることができる。さらに、これらの効果は、
刃先およびアンビル外周面の表面粗さを所定の範囲内に
設定することにより、より一層高められることとなっ
た。
【図1】 本発明に係るロータリーダイカッターの一実
施形態を示す斜視図である。
施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 拡径部外周面からの刃先凸量をパラメータに
して、本発明の一実施形態によるロータリーダイカッタ
ーを用いて被加工物を切断した際のカット枚数を示す線
図である。
して、本発明の一実施形態によるロータリーダイカッタ
ーを用いて被加工物を切断した際のカット枚数を示す線
図である。
【図4】 拡径部外周面からの刃先凸量をパラメータに
して、従来の一ロータリーダイカッターを用いて被加工
物を切断した際のカット枚数を示す線図である。
して、従来の一ロータリーダイカッターを用いて被加工
物を切断した際のカット枚数を示す線図である。
【図5】 従来の一ロータリーダイカッターの要部を示
す正面図である。
す正面図である。
11 ダイ 11a 拡径部 11A ダイ11の外周面 12 アンビル 12A アンビル12の外周面 16 刃型 18 刃先の外径面 L 刃先凸量 A1 ダイ11の軸線 A2 アンビル12の軸線 S 被加工物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C060 AA20 AB01 BA03 BB05 BB19 BB20 BD03 4E050 JA03 JD07
Claims (3)
- 【請求項1】 略円柱状のダイとアンビルとが、前記ダ
イの外周面よりも大径とされた拡径部を前記アンビルの
外周面に当接させた状態で互いに平行な軸線回りに回転
可能に支持され、前記ダイの外周面に形成された刃型と
前記アンビルの外周面との間に被加工物を挟み込んで切
断するロータリーダイカッターにおいて、 前記ダイは硬質材料から構成されるとともに、その外周
面に形成された前記刃型の刃先が前記拡径部の外周面と
面一もしくは所定長だけ径方向外方に突出していること
を特徴とするロータリーダイカッター。 - 【請求項2】 前記拡径部外周面からの刃先凸量が、0
〜4μmの範囲に設定されていることを特徴とする請求
項1記載のロータリーダイカッター。 - 【請求項3】 前記刃先外径面およびアンビル外周面の
表面粗さが、ともに0.4μm以下に設定されているこ
とを特徴とする請求項2記載のロータリーダイカッタ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28854698A JP2000117699A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | ロータリーダイカッター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28854698A JP2000117699A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | ロータリーダイカッター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000117699A true JP2000117699A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17731649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28854698A Pending JP2000117699A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | ロータリーダイカッター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000117699A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006239816A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Mitsubishi Materials Corp | ロータリーダイカッター |
| JP2009039341A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Oji Nepia Kk | 伸縮材切断ロール及び使い捨ておむつの製造方法 |
| EP2159013A1 (de) * | 2008-08-25 | 2010-03-03 | Essmann + Schaefer GmbH + Co. KG | Schneid- und Ritzwerkzeug und Verfahren zu seiner Herstellung |
| KR100975369B1 (ko) * | 2010-02-01 | 2010-08-11 | 한국폴리텍Iv대학 산학협력단 | 회전형 다이커터 |
| WO2013035401A1 (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | 株式会社フジシールインターナショナル | ラベル貼付装置 |
| JP2016028841A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-03-03 | 東洋製罐株式会社 | 外形カット装置 |
| JP2016028840A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-03-03 | 東洋製罐株式会社 | 外形カットシステム及び外形カット方法 |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP28854698A patent/JP2000117699A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPWO2013035401A1 (ja) * | 2011-09-09 | 2015-03-23 | 株式会社フジシールインターナショナル | ラベル貼付装置 |
| JP2016028841A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-03-03 | 東洋製罐株式会社 | 外形カット装置 |
| JP2016028840A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-03-03 | 東洋製罐株式会社 | 外形カットシステム及び外形カット方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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