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JP2000112715A - 正弦・余弦演算回路 - Google Patents

正弦・余弦演算回路

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Publication number
JP2000112715A
JP2000112715A JP10297616A JP29761698A JP2000112715A JP 2000112715 A JP2000112715 A JP 2000112715A JP 10297616 A JP10297616 A JP 10297616A JP 29761698 A JP29761698 A JP 29761698A JP 2000112715 A JP2000112715 A JP 2000112715A
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Japan
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signal
sine
cosine
circuit
output
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Application number
JP10297616A
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Toru Sakata
徹 阪田
Seiji Enomoto
清司 榎本
Masahiro Morikura
正博 守倉
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Application granted granted Critical
Publication of JP3015011B1 publication Critical patent/JP3015011B1/ja
Publication of JP2000112715A publication Critical patent/JP2000112715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多ビットの位相角信号について、正弦・余弦
演算結果を求める場合、正弦・余弦演算結果を予め書き
込むための大容量のメモリを必要としない正弦・余弦演
算回路を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 入力された位相角信号の絶対値信号と上
記入力信号の正負符号信号とを求め、上記絶対値信号に
基づいて、一次近似演算式を使用し、所定の限定された
象限内において、正弦演算結果と余弦演算結果とを近似
演算し、上記正負符号信号と上記絶対値信号の上位3ビ
ットとに応じて、上記正弦演算結果と上記余弦演算結果
とを、入れ替えまたは符号反転することによって、上記
所定の限定された象限以外の象限における正弦演算結果
と余弦演算結果とを出力するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相角を表す信号
に基づいて、その正弦波信号と余弦波信号とを発生する
正弦・余弦演算回路に係り、特に、ディジタル回路を使
用して、ディジタル信号を演算する正弦・余弦演算回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル回路で正弦・余弦演算
を行う回路として、メモリを用いた回路がよく知られて
いる。
【0003】図7は、従来の正弦・余弦演算回路CCの
一例を示す図である。従来の正弦・余弦演算回路CC
は、ROM(Read Only Memory:読出専用メモリ)11
と12とによって構成され、全ての演算結果は、ROM
11、12に書き込まれている。すなわち、位相角信号
Aは、ROM11、12のアドレスとして入力され、上
記アドレスとして入力される位相角信号Aに対応する正
弦演算結果SINが、ROM11に予め書き込まれ、ま
た、上記アドレスとして入力される位相角信号Aに対応
する余弦演算結果COSが、ROM12に予め書き込ま
れ、上記アドレスに対応して、正弦演算結果SINと余
弦演算結果COSとが読み出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の正弦・余弦
演算回路では、正弦・余弦演算結果を予めメモリに書き
込んでおくようにするので、入力信号である位相角信号
Aのビット数が大きいと、メモリ11、12の容量が非
常に大きくなるという問題がある。
【0005】本発明は、多ビットの位相角信号につい
て、正弦・余弦演算結果を求める場合、正弦・余弦演算
結果を予め書き込むための大容量のメモリを必要としな
い正弦・余弦演算回路を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された位
相角信号の絶対値信号と上記入力信号の正負符号信号と
を出力する絶対値・符号抽出回路と、上記絶対値・符号
抽出回路が出力した上記絶対値信号に基づいて、一次近
似演算式を使用し、所定の限定された象限内において、
正弦演算結果と余弦演算結果とを近似演算する正弦・余
弦近似演算回路と、上記絶対値・符号抽出回路が出力し
た上記正負符号信号と上記絶対値信号の上位3ビットと
に応じて、上記正弦・余弦近似演算回路が出力した上記
正弦演算結果と上記余弦演算結果とを、入れ替えまたは
符号反転することによって、上記所定の限定された象限
以外の象限における正弦演算結果と余弦演算結果とを出
力する位相回転処理回路とを有する正弦・余弦演算回路
である。
【0007】
【発明の実施の形態および実施例】図1(1)は、本発
明の一実施例である正弦・余弦演算回路CC1を示すブ
ロック図である。図1(2)は、上記実施例におけるセ
レクタ32の動作真理値表を示す図である。
【0008】正弦・余弦演算回路CC1は、絶対値・符
号抽出回路10と、正弦・余弦近似演算回路20と、位
相回転処理回路30とによって構成されている。
【0009】絶対値・符号抽出回路10は、入力信号で
ある位相角信号Aの絶対値信号|A|と、位相角信号A
の符号情報信号ISとを求めるものである。
【0010】正弦・余弦近似演算回路20は、絶対値信
号|A|の下位(N−2)ビットに応じて、第1象限
(所定の限定された象限)内における正弦演算結果S、
余弦演算結果Cを、一次近似演算によって得る回路であ
る。なお、一次近似演算の代わりに、多項式近似演算を
行うようにしてもよい。
【0011】位相回転処理回路30は、正弦・余弦近似
演算回路20が近似演算した正弦演算結果Sと余弦演算
結果Cとを、絶対値信号|A|の上位3ビットの信号に
応じて、入れ替えたり、符号を反転することによって、
位相回転処理を行い、これによって、第1象限以外の象
限における正弦演算結果SINと余弦演算結果COSと
を得る回路である。なお、絶対値信号|A|の上位3ビ
ットの信号は、2πを8つの象限に分けた場合、そのう
ちのどの象限に属するかを判別し得る信号である。
【0012】位相回転処理回路30は、Nビットの位相
角信号Aを入力し、EXOR回路31、33、34、3
6と、セレクタ32と、第1の加算器35と、第2の加
算器37とを有する回路である。
【0013】EXOR回路31は、絶対値信号|A|の
(N−1)ビット目の信号|A|N-1 と、(N−2)ビ
ット目の信号|A|N-2 とを排他的論理和演算し、正弦
演算結果Sと、余弦演算結果Cとを入れ替える必要があ
る象限(第2、3、6、7象限)を抽出するための選択
信号SELを出力し、セレクタ32に送るものである。
【0014】セレクタ32は、EXOR回路31が出力
した選択信号SELに応じて、正弦・余弦近似演算回路
20が出力した正弦演算結果S、余弦演算結果Cのいず
れかを選択する回路である。なお、図1(2)に、選択
信号SELと、セレクタ32の出力信号CY、SYとの
関係を示してある。
【0015】EXOR33は、絶対値信号|A|のNビ
ット目の信号|A|N と(N−1)ビット目の信号|A
N-1 とを排他的論理和演算し、セレクタ32の出力信
号CYの符号を反転する(出力信号CYを負数にする)
必要がある象限(第3、4、5、6象限)を抽出する信
号を出力するものである。
【0016】EXOR回路33、34と加算器35と
は、符号反転手段を構成し、π/2≦θ≦3π/2の範
囲で、符号反転を行う手段である。つまり、第3、4、
5、6象限の位相角信号Aを入力したときに、EXOR
回路33が「1」を出力し、したがって、EXOR回路
34が、出力信号CYをビット単位で反転し(1→0ま
たは0→1を実行し)、この反転された信号に加算器3
5が1を加えるので、出力信号CYの符号を反転するこ
とができる。つまり、たとえば、4ビット演算で説明す
ると、CYが「0011」(「3」を示す2進数)であ
るとすると、この「0011」をビット単位で符号反転
し、「1100」を生成し、これに「1」を加えて、
「1101」になり、これが、「−3」を示す2進数に
なる。
【0017】なお、EXOR回路33とEXOR回路3
4と加算器35とは、第2象限〜第8象限における余弦
演算結果と、第1象限における余弦演算結果とを出力す
る回路である。
【0018】EXOR回路36と加算器37とは、符号
反転手段を構成し、絶対値・符号抽出回路10が出力し
た符号情報信号ISに応じて、−π≦θ≦0の範囲で、
正弦演算結果S、余弦演算結果Cの符号反転を行うもの
である。なお、EXOR回路36と加算器37とは、第
2象限〜第8象限における正弦演算結果と、第1象限に
おける正弦演算結果とを出力する回路である。
【0019】なお、正弦演算結果Sは、第1象限のみに
おける正弦演算結果であり、正弦演算結果SINは、第
1〜8象限の全てにおける正弦演算結果であり、換言す
れば、正弦演算結果SINは、正弦演算結果Sを位相回
転処理回路30が位相回転処理した結果である。これと
同様に、余弦演算結果Cは、第1象限のみにおける余弦
演算結果であり、余弦演算結果COSは、第1〜8象限
の全てにおける余弦演算結果であり、換言すれば、余弦
演算結果COSは、余弦演算結果Cを位相回転処理回路
30が位相回転処理した結果である。なお、入れ替えが
ある場合には、正弦演算結果Sが余弦演算結果Cにな
り、余弦演算結果Cが正弦演算結果SINになる。
【0020】図2は、上記実施例における正弦・余弦近
似演算回路20の構成例を示す図である。
【0021】正弦・余弦近似演算回路20は、符号反転
回路21、信号スイッチ手段22、第1のビットシフト
回路231と、第2のビットシフト回路232と、EX
OR回路24と、零値判定回路25と、第1のデコーダ
261と、第2のデコーダ262と、セレクタ271〜
273、281〜284、第1の加算器291と、第2
の加算器292とを有する。
【0022】信号スイッチ手段22は、位相角信号の絶
対値と符号反転回路21の出力信号とによって構成され
る2系統の信号を、上記位相角信号の最上位ビットに応
じて、出力端子を切り替えて、または、上記出力端子を
切り替えずに出力する手段である。
【0023】図3は、上記実施例における各回路の入力
信号と出力信号との対応を示す図である。図3(1)
は、信号スイッチ手段22の真理値表を示す図であり、
図3(2)は、第1のデコーダ261の動作を示す図で
あり、図3(3)は、第2のデコーダ262の動作を示
す図であり、図3(4)は、零値判定回路25の動作を
示す図である。
【0024】次に、正弦・余弦演算回路CC1の動作に
ついて説明する。
【0025】まず、絶対値・符号抽出回路10が、位相
角信号Aの絶対値信号|A|を求め、また、位相角信号
Aの符号情報信号ISを抽出する。そして、正弦・余弦
近似演算回路20は、絶対値・符号抽出回路10が求め
た絶対値信号|A|の下位ビット(上位2ビットを除く
ビット)を使用し、正弦演算結果S・余弦演算結果Cを
近似演算によって求め、上記所定の限定された象限にお
ける正弦演算結果S・余弦演算結果Cを出力する。
【0026】そして、位相回転処理回路30は、絶対値
・符号抽出回路10が出力した絶対値信号|A|の上位
3ビットと符号信号ISとに応じて、正弦・余弦近似演
算回路20が求めた正弦演算結果S・余弦演算結果Cを
入れ替え、その符号を反転することによって、全ての象
限に対応する正弦演算結果SIN・余弦演算結果COS
を得る。
【0027】次に、正弦・余弦近似演算回路20につい
て詳しく説明する。
【0028】正弦・余弦近似演算回路20は、絶対値・
符号抽出回路10によって正値に制限された絶対値信号
|A|の下位ビット信号に応じて、第1象限についての
み、正弦演算結果Sと余弦演算結果Cとを求める近似演
算を行う。
【0029】第1象限という限られた象限内でのみ演算
するので、一次近似を適用することができる。しかし、
一次近似を適用すると、一般に、係数を乗算する必要が
生じ、ハードウェア規模が大きくなるという弊害が生じ
る。この弊害を除くために、位相角信号A(ここではω
とする)と、位相角信号Aを少なくとも1ビットシフト
し、空白部分に最上位ビットを充填した信号(位相角信
号Aを2のべき乗分で割った信号)と、位相角信号Aを
符号反転した後に少なくとも1ビットシフトし、空白部
分に最上位ビットを充填した信号(符号反転した信号を
2のべき乗分で割った信号)と、位相角信号Aの零値判
定信号と、定数とを組み合わせて加減算を実行するとい
う処理のみで、正弦演算結果Sと余弦演算結果Cとが得
られるような一次近似式を使用し、正弦・余弦関数を近
似している。なお、位相角信号Aの零値判定信号は、正
弦演算結果Sと余弦演算結果Cとを微調整する信号であ
り、この零値判定信号を使用しなくてもよい。
【0030】図4は、上記実施例において使用する式
(1)、式(2)を示す図である。上記説明を式で表す
と、図4に示す式(1)のようになる。
【0031】ただし、式(1)中、αは、実数演算を量
子化し、固定小数点演算する場合における係数である。
ojは、0または±1であり、Lojは、0または±1で
あり、Mo は、0または1であり、No は、0または1
であり、また、zero(x)は、x=0ならば、0で
あり、x≠0ならば、1である。
【0032】式(1)に示すような一次近似式を採用す
ることによって、乗算器等のハードウェア規模が大きい
演算手段を用いずに、正弦演算結果S、余弦演算結果C
を得ることができる。
【0033】ところで、象限範囲を1つの一次式で近似
すると誤差が大きくなるという弊害が生じる。この弊害
を阻止するために、正弦・余弦近似演算回路20では、
後述する図5に示すように、入力位相角信号Aの値を複
数の区間に分け、各区間毎に、複数の一次近似式を逐次
切り替えて適用する。具体的には、図4に示す式(2)
において、Kij、Lij、Mi 、Ni 、Bi として、区間
毎に異なる値を選択する。
【0034】式(2)において、αは、実数演算を量子
化し、固定小数点演算する場合における係数であり、K
ijは、0または±1であり、Lijは、0または±1であ
り、Mi は、0または1であり、Ni は、0または1で
あり、x=0ならば、zero(x)=0であり、x≠
0ならば、zero(x)=1である。
【0035】この場合、入力位相角信号Aの任意の値に
応じて、近似式の切替を行うと、近似式を切替えるため
に、多ビットのコンパレータ等が必要になり、ハードウ
ェア規模が増大するという弊害が生じる。この弊害を阻
止するために、入力位相角信号Aの定義域を、2のべき
乗数の区間(たとえば8つの区間)に区切り、この区切
りを、近似式の切り替え点として使用する。
【0036】図5は、正弦・余弦近似演算回路20にお
いて、複数の一次近似式のそれぞれの適用範囲例を示す
図である。
【0037】図5において、第1象限において、正弦関
数については、単位位相角の変化に対する正弦演算結果
の変化量の変化が少ないので、3つの一次近似式FS1
S2、FS3から、その1つの一次近似式を選択し、余弦
関数については、単位位相角の変化に対する余弦演算結
果の変化量の変化が多いので、5つの一次近似式FC1
C2、FC3、FC4、FC5から、その1つの一次近似式を
選択するようにしている。
【0038】図5に示すように、入力位相角信号Aの定
義域を2のべき乗数の区間に区切り、この区切りを、近
似式の切り替え点として使用することによって、入力位
相角信号Aの上位ビットをデコードし、所定の区間(不
等間隔または等間隔で設定された区間)に適用する一次
近似式をセレクタ271〜273、281〜284で切
り替える。このように、セレクタによって一次近似式を
切り替えれば、近似式を切り替えるための多ビットコン
パレータが不要になる。したがって、最小限のハードウ
ェア規模で、誤差を抑制しつつ正弦・余弦演算結果を近
似演算することができる。
【0039】次に、正弦・余弦近似演算回路20の動作
についてさらに詳しく説明する。
【0040】正弦・余弦近似演算回路20の入力信号で
ある位相角信号は、正弦・余弦演算回路CC1が入力す
る位相角信号Aの絶対値信号|A|のうちで、最上位ビ
ット|A|N と次のビット|A|N-1 とが除去されてい
る信号であり、たとえば、10ビットの信号|A|9
|A|0 で構成され、9ビット目の信号|A|9 を符号
ビットとみなし、8ビット目の信号|A|8 〜0ビット
目の信号|A|0 が、符号を除いた位相角信号を示すビ
ットである。
【0041】そして、符号反転回路21が、位相角信号
Aの絶対値信号|A|の正負を反転した信号−|A|を
得る。図3(1)の真理値表に示すように、位相角信号
Aの絶対値信号|A|のビット|A|9 (正弦・余弦演
算回路CC1が入力する位相角信号Aの絶対値信号|A
|の最上位から3つ目のビット)に応じて、信号スイッ
チ手段22が、信号|A|と−|A|とを、出力X、Y
に選択、出力する。なお、0〜2πを8つの象限に分け
た場合、ビット|A|9 は、正弦・余弦演算回路CC1
が入力する位相角信号Aの絶対値信号|A|の最上位か
ら3つ目のビットであるので、図6に示す奇数象限、偶
数象限を示すビットである。
【0042】つまり、ビット|A|9 =0であれば、出
力信号X=|A|であり、ビット|A|9 =1であれ
ば、出力信号X=−|A|であり、ビット|A|9 =0
であれば、出力信号Y=−|A|であり、ビット|A|
9 =1であれば、出力信号Y=|A|である。
【0043】また、EXOR回路24は、位相角信号|
A|のビット|A|9 =1であるときに、位相角信号|
A|の上位ビット|A|8 〜|A|5 は、論理反転され
る。この信号スイッチ手段22の制御とEXOR回路2
4における論理反転とによって、0≦|A|≦π/4の
範囲の値をπ/4≦|A|≦π/2の範囲に対応させて
いる。たとえば、0≦|A|≦π/4の部分とπ/4≦
|A|≦π/2の部分とにおいて、正弦演算結果と余弦
演算結果を入れ替えて考えれば、図6において、π/4
の位置で線対称になっている。ここで、7π/16の値
を求めようとすると、正弦演算結果と余弦演算結果との
入れ替えを別途行う必要があるが、π/16の値を使え
ばよい。
【0044】つまり、位相角の値で考えてみれば、π/
4≦|A|≦π/2である|A|の値について、第1象
限に置き換えられる値を|A|’とすると、|A|’=
π/4−|A|になる。ここで、この回路の入力は絶対
値信号であり、上位2ビットを切ったものであるので、
|A|9 が「0」であれば、0≦|A|≦π/4であ
り、|A|9 が「1」であれば、π/4≦|A|≦π/
2であり、|A|9 はπ/4を表している。そこで、|
A|’=π/4−|A|を実現するには、信号スイッチ
手段22の制御によって、通常と逆の割り当て(|A|
と−|A|との割り当て)を行い、さらに近似式の変更
を制御するデコーダに対する信号を論理反転することに
よって、「−|A|」を表現している。論理反転する
と、「0」だったものが「15」になり、図5の適用範
囲を通常とは逆の方向から見ることになる。
【0045】第1のビットシフト回路231は、信号ス
イッチ手段22の出力信号Xに応じて、信号X/2、X
/4、X/8、X/16、X/32、X/64を得る。
また、第2のビットシフト回路232は、信号スイッチ
手段22の出力信号Yに応じて、信号Y/2、Y/4、
Y/8、Y/16、Y/32、Y/64を得る。
【0046】第1のデコーダ261、第2のデコーダ2
62は、EXOR回路24の出力信号DXをそれぞれデ
コードし、図3(2)、(3)に示すように、信号選択
用制御信号DY、信号選択用制御信号DZを出力する。
つまり、信号DXが0〜5であれば、信号選択用制御信
号DY=0になり、信号DXが6〜10であれば、信号
選択用制御信号DY=1になり、信号DXが11〜15
であれば、信号選択用制御信号DY=2になる。そし
て、第1のデコーダ261、第2のデコーダ262は、
1つの象限において使用する複数の一次近似式にうち
で、実際に使用する一次近似式を選択する信号を出力す
るものである。
【0047】また、零値判定回路25は、図3(4)に
示すように、位相角信号|A|を構成する10ビットの
全てが0であるビット列を検出し、制御信号AZを出力
する。
【0048】セレクタ271〜273は、信号選択用制
御信号DYによって、X/4、X/8、X/32、Y/
32の各信号と定数とを切り替え、加算器291へ出力
する。なお、信号選択用制御信号DYが「0」であると
きに、図2においてセレクタ271〜273のそれぞれ
の最も上に記載されている信号を出力し、信号選択用制
御信号DYが「1」であるときに、図2においてセレク
タ271〜273のそれぞれの中央に記載されている信
号を出力し、信号選択用制御信号DYが「2」であると
きに、図2においてセレクタ271〜273のそれぞれ
の最も下に記載されている信号を出力する。
【0049】また、セレクタ281〜284は、選択用
制御信号DZによって、X/16、X/64、Y/2、
Y/4、Y/8、Y/16、Y/64、AZの各信号と
定数とを切り替え、加算器292へ出力する。このセレ
クタ281〜284の切り替え動作によって、適用する
近似式の切り替えを行っている。なお、信号選択用制御
信号DZが「0」、「1」、「2」、「3」であるとき
に、図2においてセレクタ281〜284のそれぞれ、
上から、1、2、3、4番目に記載されている信号を出
力する。
【0050】第1の加算器291は、セレクタ271〜
273の出力を加算し、正弦演算結果信号Sを出力す
る。また、加算器292は、セレクタ281〜284の
出力を加算し、余弦演算結果信号Cを出力する。
【0051】上記のように、この場合の正弦・余弦演算
結果は、0≦|A|≦π/4の範囲の値であり、位相角
信号|A|の値がπ/4≦|A|≦π/2である場合、
加算器291が余弦演算結果信号を出力し、加算器29
2が正弦演算結果信号を出力するので、別途、位相回転
処理回路30によって、入れ替える処理が必要である。
つまり、位相角信号が第2、3、6、7象限に属する場
合、入れ替えが必要である。
【0052】図2に示す正弦・余弦近似演算回路20を
使用すれば、ビットシフトと加算とを用いて正弦・余弦
演算するので、演算規模の増大を抑えることができる。
【0053】次に、位相回転処理回路30の動作につい
て詳しく説明する。
【0054】図6は、上記実施例における位相回転処理
回路30の動作の説明図であり、位相角に対する正弦演
算結果、余弦演算結果を示す図である。
【0055】入力された位相角信号|A|について正弦
演算結果SIN、余弦演算結果COSを求める場合、ま
ず、与えられた位相角信号|A|について、位相平面
(2π)を、第1象限、第2象限、………、第8象限の
8つ象限に分割する。そして、第1象限における正弦演
算結果をs とし、第1象限における余弦演算結果を
C とし、第2象限における正弦演算結果をs とし、第
2象限における余弦演算結果をC とし、………、第8
象限における正弦演算結果をs とし、第8象限におけ
る余弦演算結果をC とする。ここで、第1象限におけ
る正弦演算結果s と、第1象限における余弦演算結果
C とを、正弦・余弦近似演算回路20が近似演算す
る。
【0056】正弦関数・余弦関数は、周期関数であり、
また互いに直交する関係にあるので、第1象限内のみに
ついて、正弦演算結果S、余弦演算結果Cを求め、この
求められた正弦演算結果S、余弦演算結果Cを入れ換
え、符号反転し、位相角信号について論理反転すること
によって、上記所定の象限以外の象限における正弦演算
結果SIN、余弦演算結果COSを求ることができる。
【0057】つまり、第1象限における余弦演算結果
C を、位相角信号について論理反転すれば、第2象限に
おける正弦演算結果S を求めることができる。すなわ
ち、図6において、位相角π/4を示す破線を中心とし
て、第1象限における余弦演算結果C と第2象限にお
ける正弦演算結果S とが線対称になっているので、π
/4から0に変化するときに余弦演算結果C が変化す
る(増加する)のと同じように、π/4からπ/2に変
化するときに第2象限における正弦演算結果S を変化
させ(増加させ)ればよい。つまり、余弦演算結果C
を位相角信号について論理反転すれば、正弦演算結果
S を求めることができる。第2象限における余弦演算結
C は、第1象限における正弦演算結果s を、上記
と同様に位相角信号について論理反転すればよい。
【0058】第3象限における正弦演算結果S は、余
弦演算結果C をそのまま使用すればよく(正弦演算結
S を余弦演算結果C として入れ替えればよく)、
第3象限における余弦演算結果C は、正弦演算結果
s の符号を反転した後、位相角信号について論理反転す
ればよい。第4象限における正弦演算結果S は、正弦
演算結果s を位相角信号について論理反転すればよ
く、第4象限における余弦演算結果C は、余弦演算結
C を位相角信号について論理反転すればよい。
【0059】また、第5象限における正弦演算結果S
は、演算結果S の符号を反転すればよく、第5象限に
おける余弦演算結果C は、演算結果C の符号を反転
すればよく、第6象限における正弦演算結果S は、演
算結果C の符号を反転すればよく、第6象限における
余弦演算結果C は、演算結果C の符号を反転した
後、位相角信号について論理反転すればよい。
【0060】さらに、第7象限における正弦演算結果
S は、演算結果C の符号を反転すればよく、第7象限
における余弦演算結果C は、演算結果S を入れ替え
ればよく、第8象限における正弦演算結果S は、演算
結果S の符号を反転すればよく、第8象限における余
弦演算結果C は、演算結果C を位相角信号について
論理反転すればよい。
【0061】上記のようにすることによって、全位相平
面上における正弦演算結果SIN、余弦演算結果COS
を求めることができる。
【0062】上記入れ替えを行う場合、通常の余弦演算
結果を出力する信号端子へ、正弦演算結果を出力し、逆
に、通常の正弦演算結果を出力する信号端子へ、余弦演
算結果を出力する必要があり、この入れ替え処理を、位
相回転処理回路30が実行する。つまり、位相回転処理
回路30では、絶対値信号|A|の(N−2)ビット目
|A|N-2 と、(N−1)ビット目の信号|A|N-1
を、EXOR31が排他的論理和演算し、EXOR31
の出力信号によってセレクタ32を制御することによっ
て、正弦・余弦近似演算回路20の出力である正弦演算
結果Sと余弦演算結果Cを入れ替える。
【0063】上記実施例によれば、多ビットの位相角信
号Aについて、正弦・余弦演算結果を求める場合、正弦
・余弦演算結果を予め書き込むための大容量のメモリを
必要とはしない。
【0064】
【発明の効果】本願発明によれば、多ビットの位相角信
号について、正弦・余弦演算結果を求める場合、正弦・
余弦演算結果を予め書き込むための大容量のメモリを必
要としないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である正弦・余弦演算回路C
C1を示すブロック図と、上記実施例におけるセレクタ
32の動作真理値表とを示す図である。
【図2】上記実施例における正弦・余弦近似演算回路2
0の構成例を示す図である。
【図3】上記実施例における各回路の入力信号と出力信
号との対応を示す図である。
【図4】上記実施例において使用する式(1)、式
(2)を示す図である。
【図5】正弦・余弦近似演算回路20において、複数の
一次近似式のそれぞれの適用範囲例を示す図である。
【図6】上記実施例における位相回転処理回路30の動
作の説明図であり、位相角に対する正弦演算結果、余弦
演算結果を示す図である。
【図7】従来の正弦・余弦演算回路CCの一例を示す図
である。
【符号の説明】
CC1…正弦・余弦演算回路、 10…絶対値・符号抽出回路、 2155符号反転回路、 22…セレクタ、 231…第1のビットシフト回路、 232…第2のビットシフト回路、 24…EXOR、 261…第1のデコーダ、 262…第2のデコーダ、 271〜273、281〜284…セレクタ、 291…第1の加算器、 292…第2の加算器、 20…正弦・余弦近似演算回路、 30…位相回転処理回路、 31、3234、36…EXOR、 35、37…加算器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月27日(1999.9.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【数1】 (但し、Kij、Lijは0または±1であり、Mi、Ni
0または1であり、zero(ω)はω=0であれば0
であり、ω≠0であれば1である)を使用し、一次近似
演算する正弦・余弦近似演算回路と;上記絶対値・符号
抽出回路が出力した上記正負符号信号と、上記絶対値信
号の上位3ビットとに応じて、上記正弦・余弦近似演算
回路が出力した上記正弦演算結果と上記余弦演算結果と
を、入れ替え、符号反転することによって、上記所定の
限定された象限以外の象限における正弦演算結果と余弦
演算結果とを出力する位相回転処理回路と;を有するこ
とを特徴とする正弦・余弦演算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守倉 正博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B022 AA00 BA02 CA04 CA07 DA01 DA02 EA07 FA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された位相角信号の絶対値信号と上
    記位相角信号の正負符号信号とを出力する絶対値・符号
    抽出回路と;上記絶対値・符号抽出回路が出力した上記
    絶対値信号のうちの所定の下位ビットに基づいて、一次
    近似演算式を使用し、所定の限定された象限内におい
    て、正弦演算結果と余弦演算結果とを近似演算する正弦
    ・余弦近似演算回路と;上記絶対値・符号抽出回路が出
    力した上記正負符号信号と、上記絶対値信号の上位3ビ
    ットとに応じて、上記正弦・余弦近似演算回路が出力し
    た上記正弦演算結果と上記余弦演算結果とを、入れ替
    え、符号反転することによって、上記所定の限定された
    象限以外の象限における正弦演算結果と余弦演算結果と
    を出力する位相回転処理回路と;を有することを特徴と
    する正弦・余弦演算回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記正弦・余弦近似演算回路は、 上記位相角信号の符号を反転して出力する符号反転回路
    と;上記位相角信号と上記符号反転回路の出力信号とに
    よって構成される2系統の信号を、上記位相角信号の最
    上位ビットに応じて、出力端子を切り替えて、または、
    上記出力端子を切り替えずに出力する信号スイッチ手段
    と;上記セレクタが出力した第1の信号を、少なくとも
    1ビット分下位ビット側へシフトダウンし、しかも、上
    記シフトダウンによって生じた空白部に、最上位ビット
    と同じビットが充填された信号を、出力する第1のビッ
    トシフト手段と;上記セレクタが出力した第2の信号
    を、少なくとも1ビット分下位ビット側へシフトダウン
    し、しかも、上記シフトダウンによって生じた空白部
    に、最上位ビットと同じビットが充填された信号を、出
    力する第2のビットシフト手段と;上記位相角信号の絶
    対値が「0」であるか否かを判定する零値判定回路と;
    上記位相角信号の最上位ビットと、他の複数の上位ビッ
    トとの排他的論理和演算を行う排他的論理和手段と;上
    記排他的論理和手段の出力信号に応じて、第1の信号選
    択用制御信号を出力する第1のデコーダと;上記排他的
    論理和手段の出力信号に応じて、第2の信号選択用制御
    信号を出力する第2のデコーダと;上記第1のビットシ
    フト手段の出力信号と、上記第2のビットシフト手段の
    出力信号と、定数を表す信号との中から、上記一次近似
    演算式に必要な複数の信号を、上記第1の信号選択用制
    御信号に応じて選択する第1の信号選択手段と;上記第
    1の信号選択手段が出力した複数の信号を互いに加算す
    る第1の加算器と;上記第1のビットシフト手段の出力
    信号と、上記第2のビットシフト手段の出力信号と、上
    記零値判定回路の出力信号と、定数を表す信号との中か
    ら、上記一次近似演算式に必要な複数の信号を、上記第
    2の信号選択用制御信号に応じて選択する第2の信号選
    択手段と;上記第2の信号選択手段が出力した複数の信
    号を互いに加算する第2の加算器と;を有する回路であ
    ることを特徴とする正弦・余弦演算回路。
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