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JP2000191025A - バンドクリップ - Google Patents

バンドクリップ

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Publication number
JP2000191025A
JP2000191025A JP10373889A JP37388998A JP2000191025A JP 2000191025 A JP2000191025 A JP 2000191025A JP 10373889 A JP10373889 A JP 10373889A JP 37388998 A JP37388998 A JP 37388998A JP 2000191025 A JP2000191025 A JP 2000191025A
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JP
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band
ridges
clip
ridge
clip body
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JP10373889A
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Inventor
Hiroyuki Katayama
裕幸 片山
Eiji Okada
英士 岡田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JP2000191025A publication Critical patent/JP2000191025A/ja
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Publication of JP4079239B2 publication Critical patent/JP4079239B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリプロピレン等の安価な材料を使用した場
合でも、ワイヤーハーネス等の長尺部材を径の大小にか
かわらず確実に保持でき、また、大径の長尺部材を保持
する際のバンド挿入力を低減して作業性の向上を図った
バンドクリップを提供する。 【解決手段】 バンド挿通部20を有するクリップ本体
21と、この本体から延設した可撓性を有するバンド部
22とを備え、バンド部表面に長手方向に沿って多数の
突条23,24が設けられ、クリップ本体に、引き締め
方向へのみバンド部の移動を許容するように突条と係合
しかつ緩み方向への移動に対しては突条を係止する係止
部25が設けられたバンドクリップにおいて、クリップ
本体21に近い部位にある各突条23のピッチと基部の
厚さを、これらの突条23よりクリップ本体から遠い部
位にある各突条24より小さくすると共に、全ての突条
のロック高さをほぼ同じにした。遠い部位にある突条2
4では大きなロック強度が得られ、突条24を使って大
径の長尺を大きな保持力で強固に保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の電線を束
ねたワイヤーハーネス等の長尺部材を結束するためのバ
ンドクリップに係り、特に長尺部材の外周に巻き付けた
バンドを締め付けて長尺部材を保持するためのバンドク
リップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバンドクリップとして、
例えば図7に示す実開平4−86763号公報に開示さ
れたものがある。このバンドクリップは、バンド挿通部
(ガイド穴)1を有するクリップ本体(枠体)2と、該
クリップ本体2から延設した可撓性を有する細長のバン
ド部(バンド本体)3とを備える。該バンド部3の表面
には、その長手方向に沿って多数の突条4,5が2列に
それぞれほぼ平行に設けられている。左右の突条4,5
は、同じピッチ(突条の間隔)を有しかつ長手方向に1
/2ピッチだけ互いにずらしてある。これによって、隣
接する1つの突条4と1つの突条5との間のピッチが小
さくなり、小径のワイヤーハーネスを確実に保持できる
ようになっている。なお、符号6,7は左右の突条4,
5を係止する係止部である。
【0003】また、従来の別のバンドクリップとして、
図8〜図10に示す特開平10−147361号公報に
開示されたものがある。このバンドクリップは、バンド
挿通部(貫通孔)8を有するクリップ本体(バックル
部)9と、該クリップ本体9から延設した可撓性を有す
る細長のバンド部10とを備える。該バンド部10の表
面には、その長手方向に沿って多数の突条11がほぼ平
行に設けられている。また、クリップ本体9には、引き
締め方向へのみバンド部10の移動を許容するように各
突条11と係合しかつ緩み方向へのバンド部10の移動
に対しては突条11を係止する係止部12が設けられて
いる。該係止部12は、バンド挿通部8内に設けた可撓
性を有する係止片13に突設されている。ワイヤーハー
ネスを保持する際には、バンド部10をワイヤーハーネ
スの外周に巻き付けた後、バンド部10をバンド挿通部
8に挿通させて引き締め方向(図9,10の矢印方向)
へ引っ張ると、係止部12の傾斜面12aが各突条11
の傾斜面11aで順次押圧され、この押圧の度に係止片
13が弾性変形して係止部12が隣接する突条11,1
1間の凹部14から退避し、引き締め方向へバンド部1
0の移動が許容される。バンド部10を十分に引き締め
た状態で、突条11の被係止面11bが係止部12の係
止面12bで係止されワイヤーハーネスをバンド部10
で締め付けた状態が保持される。そして、このバンドク
リップでは、多数の突条11のうち、クリップ本体9に
近い部位にある突条群15の各突条11のロック高さ
(突条11の被係止面11bと係止部12の係止面12
bとの接触面の高さ)H1とピッチP1(図9参照)
を、突条群15よりクリップ本体9から離れた部位にあ
る突条群16の各突条11のロック高さH2とピッチP
2よりそれぞれ小さくしてある。したがって、小径のワ
イヤーハーネスに対してはピッチの小さい突条群15を
使い、大径のワイヤーハーネスに対してはピッチの大き
い突条群16を使うことにより、径の異なるワイヤーハ
ーネスを結束できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7に示す
従来のバンドクリップでは、左右の各突条4,5の幅
が、図8に示すバンドクリップのような一列タイプのも
のと比べるとほぼ半分になっている。そのため、ポリプ
ロピレン等の安価な材料を使用した場合、突条4,5の
ロック強度が不足してしまい、大きな保持力(突条4,
5が係止部6,7で係止されて前記引き締め状態を保持
する力)が必要な大径のワイヤーハーネスを保持できな
くなるおそれがあった。
【0005】また、図8に示す従来の別のバンドクリッ
プでは、ロック高さ大の突条群16の各突条11のロッ
ク高さH2はロック高さ小の突条群15の各突条11の
ロック高さH1より大きい。そのため、突条群16を使
って大径のワイヤーハーネスを結束する場合のバンド挿
入力(バンド部10を引き締めるのに必要な力)F2
が、突条群15を使って小径のワイヤーハーネスを結束
する場合のバンド挿入力F1より大きくなってしまう。
すなわち、突条群15を使って小径のワイヤーハーネス
を結束する場合には、ロック高さH1だけ係止部12が
凹部14から退避するように係止片13を弾性変形させ
るバンド挿入力F1が必要である。これに対して、突条
群16を使って大径のワイヤーハーネスを結束する場合
には、ロック高さH2だけ係止部12が凹部14から退
避するように係止片13を弾性変形させるバンド挿入力
F2が必要となり、H1<H2であるのでF1<F2と
なる。したがって、大径のワイヤーハーネスを保持する
場合には、小径のワイヤーハーネスを保持する場合と比
べて大きなバンド挿入力が必要になってしまうという問
題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、ポリプロピレン等の安価な材料
を使用した場合でも、ワイヤーハーネス等の長尺部材を
径の大小にかかわらず確実に保持でき、また、大径の長
尺部材を保持する際のバンド挿入力を低減して作業性の
向上を図ったバンドクリップを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、バンド挿通部を有するクリ
ップ本体と、該クリップ本体から延設した可撓性を有す
る細長のバンド部とを備え、該バンド部表面にその長手
方向に沿って多数の突条がほぼ平行に設けられ、クリッ
プ本体に、引き締め方向へのみバンド部の移動を許容す
るように突条と係合しかつ緩み方向へのバンド部の移動
に対しては前記突条を係止する係止部が設けられ、バン
ド部を長尺部材の外周に巻き付けた後、バンド挿通部に
挿通して引き締めた状態で、突条が係止部で係止され長
尺部材をバンド部で締め付けた状態が保持されるバンド
クリップにおいて、多数の突条のうち、クリップ本体に
近い部位にある各突条のピッチと各突条の基部の厚さ
を、これらの突条よりクリップ本体から遠い部位にある
各突条のピッチと各突条の基部の厚さよりそれぞれ小さ
くすると共に、多数の突条全てのロック高さをほぼ同じ
にしたことを特徴とする。
【0008】かかる構成により、クリップ本体に近い部
位にある突条のピッチを該突条よりクリップ本体から遠
い部位にある突条のピッチより小さくしてあるので、ク
リップ本体に近い部位にある突条を使って小径の長尺部
材を確実に保持できる。また、多数の突条全てのロック
高さをほぼ同じにしてあるが、クリップ本体から遠い部
位にある突条の基部の厚さを、該突条よりクリップ本体
に近い部位にある突条の基部の厚さより大きくしてある
ので、ポリプロピレン等の安価な材料を使用した場合で
も、クリップ本体から遠い部位にある突条では大きなロ
ック強度が得られる。これによって、遠い部位にある突
条を使って大径の長尺を大きな保持力で強固に保持でき
る。さらに、多数の突条全てのロック高さをほぼ同じに
してあるので、径の異なる長尺部材を保持する際のバン
ド挿入力がほぼ一定になると共に、大径の長尺部材を保
持する際のバンド挿入力が図8に示す上記従来例より低
減し、作業性の向上が図れる。
【0009】請求項2に係る発明は、多数の突条は、ク
リップ本体に近い領域にあって前記ピッチと前記厚さを
それぞれほぼ同じにした複数の突条からなる第1の突条
群と、該突条群よりクリップ本体から遠い領域にあって
前記ピッチと前記厚さが第1の突条群よりそれぞれ大き
い複数の突条からなる第2の突条群とを含むことを特徴
とする。かかる構成によれば、小径の長尺部材を第1の
突条群により確実に保持できると共に、大径の長尺部材
を第2の突条群により大きな保持力で強固に保持でき
る。しかも、第1の突条群と第2の突条群のいずれを使
う場合でも、バンド挿入力がほぼ一定になる。
【0010】請求項3に係る発明は、多数の突条のピッ
チと基部の厚さを、クリップ本体から離れるにつれて次
第に大きくしたことを特徴とする。かかる構成によれ
ば、長尺部材を径の大小にかかわらずより確実にかつそ
の径に応じた適度な保持力で保持できる。
【0011】請求項4に係る発明は、多数の突条は、バ
ンド部表面の幅方向にほぼその幅全体にわたってそれぞ
れ延びていることを特徴とする。かかる構成によれば、
各突条のロック強度がより一層大きくなる。特に、クリ
ップ本体から遠い部位にある突条にあっては、基部の厚
さをクリップ本体に近い部位にある突条より大きくして
あり、さらに幅方向の寸法についても大きくしたので、
大径の長尺部材をより大きな保持力で保持できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態の一例
に係るバンドクリップを示す平面図、図2は図1の右側
面図、図3はクリップ本体に近い部位にある突条と係止
部の係合状態を示す図1のA−A矢視部分断面図、図4
はクリップ本体から離れた部位にある突条と係止部の係
合状態を示す図3と同様の断面図である。
【0013】本例に係るバンドクリップは、ワイヤーハ
ーネス等の長尺部材を結束するためのもので、図1およ
び図2に示すように、バンド挿通部20を有するクリッ
プ本体21と、該クリップ本体21から一体的に延設し
た可撓性を有する細長のバンド部22とを備える。バン
ド部22の表面には、その長手方向に沿って多数の突条
23および24がそれぞれほぼ平行にかつほぼ一定の間
隔で設けられている。一方、クリップ本体21には、引
き締め方向へのみバンド部22の移動を許容するように
各突条23又は24と係合しかつ引き締め方向(図3,
4の矢印方向)とは逆の緩み方向へのバンド部22の移
動に対しては1つの突条23又は24を係止する1つの
係止部25が設けられている。該係止部25は、バンド
挿通部20内に設けた可撓性を有する係止片26の各突
条23又は24と対向する面に突設されている。
【0014】また、本例に係るバンドクリップは、バン
ド部22をワイヤーハーネスの外周に巻き付けた後、ク
リップ本体21のバンド挿通部20に挿通して引き締め
た状態で、1つの突条23又は24が係止部25で係止
され、すなわち、バンド部22が緩み方向へ移動しない
ようにロックされ、長尺部材をバンド部22で締め付け
た状態が保持されるようになっている。なお、図2にお
いて、クリップ本体21の右側がバンド挿通部20の入
口側であり、その左側がバンド挿通部20の出口側にな
っている。したがって、バンド部22の先端側を図2の
矢印で示すようにクリップ本体21右側の入口側からバ
ンド挿通部20に挿入する。
【0015】図1に示す多数の突条23,24のうち、
クリップ本体21に近い部位にある複数の突条23はそ
れぞれ同一形状を有している。すなわち、複数の突条2
3は、図3に示すように、ピッチ(隣接する突条の間
隔)P1,基部の厚さ(長手方向の幅)W1およびロッ
ク高さ(突条23の被係止面23aと係止部25の係止
面25aとの接触面の高さ)Hをそれぞれ同じにしてあ
る。各突条23は、図3に示すバンド部22の長手方向
の断面で、前記引き締め方向の前側に位置し係止部25
の係止面25aで係止される被係止面23aと、引き締
め方向の後側に位置し、係止部25の傾斜面25bと接
触可能な傾斜面23bと、平坦な頂部とを有する台形状
に形成されている。これら複数の突条23が、バンド部
22の表面に、クリップ本体21の近傍から所定の長さ
範囲にわたって設けられている。また、各突条23は、
図1に示すように、バンド部22の表面の幅方向にほぼ
その幅全体にわたってそれぞれ延びている。さらに、複
数の突条23により、保持力小の突条群(以下、第1の
突条群という。)27が構成されている。ここで、保持
力とは、突条23又は24が係止部25で係止されて前
記引き締め状態を保持する力である。
【0016】一方、第1の突条群27よりクリップ本体
21から離れた部位にある複数の突条24もそれぞれ同
一形状を有している。すなわち、複数の突条24は、図
4に示すように、ピッチP2,基部の厚さW2およびロ
ック高さ(突条24の被係止面24aと係止部25の係
止面25aとの接触面の高さ)Hをそれぞれ同じにして
ある。これら複数の突条24が、バンド部22の表面
に、第1の突条群27の終端にある突条23に連続し
て、所定の長さ範囲にわたって設けられている。また、
各突条24は、バンド部22の表面の幅方向にほぼその
幅全体にわたってそれぞれ延びている。また、各突条2
4も、突条23と同様に被係止面24aと傾斜面24b
と平坦な頂部とを有する台形状の断面を有する形状に形
成されている。さらに、複数の突条24により、保持力
大の突条群(以下、第2の突条群という。)28が構成
されている。なお、図3および図4で、符号29は、ク
リップ本体21のバンド挿通部20を形成する壁部の一
部である。この壁部29の内面に、バンド部22の突条
23,24を設けてある表面とは反対側の面が摺接す
る。
【0017】そして、多数の突条23,24のうち、ク
リップ本体21に近い部位にある第1の突条群27の各
突条23のピッチP1と基部の厚さW1(図3参照)
を、これらの突条23よりクリップ本体21から遠い部
位にある第2の突条群28の各突条24のピッチP2と
基部の厚さW2よりそれぞれ小さくしてある(P1<P
2、W1<W2)と共に、多数の突条23,24全ての
ロック高さHをほぼ同じにしてある。
【0018】上記構成を有する本例に係るバンドクリッ
プを使ってワイヤーハーネスを保持する際には、バンド
部22を不図示のワイヤーハーネスの外周に巻き付けた
後、バンド部22の先端側を図2の矢印で示すようにク
リップ本体21右側にあるバンド挿通部8の入口に挿入
し、バンド部22をバンド挿通部8に挿通させる。この
挿通によりクリップ本体21左側にあるバンド挿通部8
の出口から出したバンド部22の先端側を引き締め方向
(図3,4の矢印方向)へ引っ張ると、係止部25の傾
斜面25bが各突条23又は24の傾斜面23b又は2
4bで順次押圧され(図5参照)、この押圧の度に係止
片26が同図の上方へ弾性変形し、この変形により係止
部25が隣接する2つの突条23,23間又は24,2
4間の凹部30内から(図3又は図4に示す位置から)
退避し始める(図5参照)。係止片26の弾性変形がさ
らに進んで係止部25が凹部30内から完全に退避し、
係止部25の平坦な頂部が突条23又は24の平坦な頂
部に乗り上げると(図6参照)、引き締め方向へバンド
部22の移動が許容される。バンド部22がさらに進ん
で突条23又は24の頂部が係止部25の頂部から外れ
ると、係止部25が係止片26の弾性力により凹部30
内に再び入り込み、その傾斜面25bが次の突条23又
は24の傾斜面23b又は24bで上記と同様に押圧さ
れる。このような動作がバンド部22を引っ張っている
間繰り返される。
【0019】バンド部22を十分に引き締めた状態でバ
ンド部22から手を離すと、突条23又は24の被係止
面23a又は24aが係止部25の係止面25aで係止
されワイヤーハーネスをバンド部22で締め付けた状態
が保持される。そして、小径のワイヤーハーネスを結束
する際には第1の突条群27の各突条23を使い、大径
のワイヤーハーネスを結束する際には第2の突条群28
を使うことができる。
【0020】本例に係るバンドクリップによれば、クリ
ップ本体21に近い部位にある各突条23のピッチP1
を該突条23よりクリップ本体21から遠い部位にある
突条24のピッチP2より小さくしてあるので、第1の
突条群27の各突条23を使って小径のワイヤーハーネ
スを確実に保持できる。また、多数の突条23,24全
てのロック高さHをほぼ同じにしてあるが、クリップ本
体21から遠い部位にある各突条24の基部の厚さW2
を、該突条24よりクリップ本体21に近い部位にある
各突条23の基部の厚さW1より大きくしてあるので、
ポリプロピレン等の安価な材料を使用した場合でも、第
2の突条群28の各突条24では大きなロック強度が得
られる。これによって、その突条群28内の各突条24
を使って大径のワイヤーハーネスを大きな保持力で強固
に保持できる。さらに、多数の突条23,24全てのロ
ック高さHをほぼ同じにしてあるので、径の異なるワイ
ヤーハーネスを保持する際のバンド挿入力(バンド部2
2を引き締めるのに必要な力)Fがほぼ一定になると共
に、大径のワイヤーハーネスを保持する際のバンド挿入
力Fが図8に示す上記従来例より低減し、バンド部22
の先端側を引き締め方向へ小さい力で引っ張ることがで
きる。そのため、締め付け作業がし易くなり、作業性の
向上を図ることができる。
【0021】また、本例に係るバンドクリップによれ
ば、ピッチP1と基部の厚さW1をそれぞれほぼ同じに
した複数の突条23からなる第1の突条群27と、該突
条群27よりクリップ本体21から遠い領域にあってピ
ッチP2と基部の厚さW2が第1の突条群27よりそれ
ぞれ大きい複数の突条24からなる第2の突条群28と
を含むので、小径のワイヤーハーネスを第1の突条群2
7の各突条23により確実に保持できると共に、大径の
ワイヤーハーネスを第2の突条群28の各突条24によ
り大きな保持力で強固に保持できる。しかも、両突条群
27,28のいずれを使う場合でも、バンド挿入力Fが
ほぼ一定になる。
【0022】また、本例に係るバンドクリップによれ
ば、多数の突条23,24は、バンド部22表面の幅方
向にほぼその幅全体にわたってそれぞれ延びているの
で、各突条23,24のロック強度がより一層大きくな
る。特に、クリップ本体21から遠い部位にある各突条
24にあっては、基部の厚さW2をクリップ本体21に
近い部位にある各突条23より大きくしてあり、さらに
幅方向の寸法についても大きくしたので、大径のワイヤ
ーハーネスをより大きな保持力で保持できる。
【0023】なお、本例に係るバンドクリップでは、バ
ンド部22を引き締め方向へ引っ張る力で係止片26を
弾性変形させて係止部25を退避させることにより、引
き締め方向へのバンド部22の移動を許容するように構
成しているが、本発明はこのようなバンドクリップとは
異なる構成のものにも適用できる。例えば、特開平9−
166244号公報に開示されているように、バンド部
が略平板状から幅方向に撓み変形したときにバンド部の
移動を許容するように構成したバンドクリップにも本発
明を適用できる。
【0024】また、本例に係るバンドクリップにおい
て、多数の突条を、2つのグループ、すなわち第1の突
条群27と第2の突条群28の2つに群に分けずに、各
突条のピッチとその基部の厚さを、クリップ本体21か
ら離れるにつれて次第に大きくしてもよい。この場合に
は、ワイヤーハーネスを径の大小にかかわらずより確実
にかつその径に応じた適度な保持力で保持できる。
【0025】さらに、本例に係るバンドクリップにおい
て、第2の突条群28に含まれる複数の突条24の幅を
同じにせずに、その幅をクリップ本体21から離れるに
つれて次第に大きくしてもよい。この場合にも、ワイヤ
ーハーネスをその径に応じた適度な保持力で保持でき
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ポリプロピレン等の安価な材料を使用した
場合でも、ワイヤーハーネス等の長尺部材を径の大小に
かかわらず確実に保持することができる。その結果、径
の異なる長尺部材に対して1種類のバンドグリップを共
用することができる。また、大径の長尺部材を保持する
際のバンド挿入力を低減することができ、バンド部の締
め付け作業性の向上を図ることができる。
【0027】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明により得られる効果に加えて、小径の長尺部材
を第1の突条群により確実に保持できると共に、大径の
長尺部材を第2の突条群により大きな保持力で強固に保
持することができる。しかも、第1の突条群と第2の突
条群のいずれを使う場合でも、ほぼ一定のバンド挿入力
でバンド部の締め付け作業を行うことができる。
【0028】請求項3に係る発明によれば、請求項1に
係る発明により得られる効果に加えて、長尺部材を径の
大小にかかわらずより確実にかつその径に応じた適度な
保持力で保持することができる。
【0029】そして、請求項4に係る発明によれば、請
求項1,2又は3に係る発明により得られる効果に加え
て、各突条のロック強度がより一層大きくなる。特に、
クリップ本体から遠い部位にある突条にあっては、基部
の厚さをクリップ本体に近い部位にある突条より大きく
してあり、さらに幅方向の寸法についても大きくしたの
で、大径の長尺部材をより大きな保持力で保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係るバンドクリッ
プを示す平面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】クリップ本体に近い部位にある突条と係止部の
係合状態を示す図1のA−A矢視部分断面図。
【図4】クリップ本体から離れた部位にある突条と係止
部の係合状態を示す図3と同様の断面図。
【図5】突条と係止部の係合関係を示す説明図で、係止
部が退避途中にある状態を示す図。
【図6】図5と同様の説明図で、係止部が完全に退避し
た状態を示す図。
【図7】従来のバンドクリップを示す平面図。
【図8】従来の別のバンドクリップを示す平面図。
【図9】図8のB−B矢視部分断面図で、ロック高さ小
の突条と係止部の係合関係を示す図。
【図10】図9と同様の断面図で、ロック高さ大の突条
と係止部の係合関係を示す図。
【符号の説明】
20 バンド挿通部 21 クリップ本体 22 バンド部 23,24 突条 25 係止部 26 係止片 27 第1の突条群 28 第2の突条群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド挿通部を有するクリップ本体と、
    該クリップ本体から延設した可撓性を有する細長のバン
    ド部とを備え、該バンド部表面にその長手方向に沿って
    多数の突条がほぼ平行に設けられ、前記クリップ本体
    に、引き締め方向へのみ前記バンド部の移動を許容する
    ように前記突条と係合しかつ緩み方向への前記バンド部
    の移動に対しては前記突条を係止する係止部が設けら
    れ、前記バンド部を長尺部材の外周に巻き付けた後、前
    記バンド挿通部に挿通して引き締めた状態で、前記突条
    が前記係止部で係止され長尺部材を前記バンド部で締め
    付けた状態が保持されるバンドクリップにおいて、 前記多数の突条のうち、前記クリップ本体に近い部位に
    ある各突条のピッチと各突条の基部の厚さを、これらの
    突条より前記クリップ本体から遠い部位にある各突条の
    ピッチと各突条の基部の厚さよりそれぞれ小さくすると
    共に、前記多数の突条全てのロック高さをほぼ同じにし
    たことを特徴とするバンドクリップ。
  2. 【請求項2】 前記多数の突条は、前記クリップ本体に
    近い領域にあって前記ピッチと前記厚さをそれぞれほぼ
    同じにした複数の突条からなる第1の突条群と、該突条
    群より前記クリップ本体から遠い領域にあって前記ピッ
    チと前記厚さが前記第1の突条群よりそれぞれ大きい複
    数の突条からなる第2の突条群とを含むことを特徴とす
    る請求項1記載のバンドクリップ。
  3. 【請求項3】 前記多数の突条の前記ピッチと前記厚さ
    を、前記クリップ本体から離れるにつれて次第に大きく
    したことを特徴とする請求項1又は2記載のバンドクリ
    ップ。
  4. 【請求項4】 前記多数の突条は、前記バンド部表面の
    幅方向にほぼその幅全体にわたってそれぞれ延びている
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のバンドクリ
    ップ。
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