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JP2000170790A - 摩擦機構、ダンパーディスク組立体およびクラッチディスク - Google Patents

摩擦機構、ダンパーディスク組立体およびクラッチディスク

Info

Publication number
JP2000170790A
JP2000170790A JP10348357A JP34835798A JP2000170790A JP 2000170790 A JP2000170790 A JP 2000170790A JP 10348357 A JP10348357 A JP 10348357A JP 34835798 A JP34835798 A JP 34835798A JP 2000170790 A JP2000170790 A JP 2000170790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
plate
sub
hub
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10348357A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Imanaka
秀幸 今中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exedy Corp filed Critical Exedy Corp
Priority to JP10348357A priority Critical patent/JP2000170790A/ja
Publication of JP2000170790A publication Critical patent/JP2000170790A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正負2段のヒステリシストルク特性を有する
クラッチディスクにおいて用いられる摩擦機構におい
て、摩擦熱の伝導による摩擦部材の熱劣化を抑える。 【解決手段】 摩擦機構8は、第1ブッシュ14とフリ
クションワッシャー15と第2ブッシュ18とコーンス
プリング17とを備えている。第1ブッシュ14はハブ
2bとクラッチプレート3との間に配置されている。フ
リクションワッシャー15はサブプレート5とプレート
3との間に配置されている。フリクションワッシャー1
5の摩擦係数は、第1ブッシュ14の摩擦係数よりも大
きく設定されている。第2ブッシュ18は、第1ブッシ
ュ14とフリクションワッシャー15との間に配置さ
れ、フリクションワッシャー15に固着されている。第
1ブッシュ14と第2ブッシュ15との間には、断熱用
の間隙が保たれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦機構、特に捩
り振動を減衰するためのダンパーディスク等に用いられ
る摩擦機構に関する。
【0002】別の見地に係る本発明は、ダンパーディス
ク組立体、特に入力側部材と出力側部材との間に摩擦機
構を有するダンパーディスク組立体に関する。
【0003】さらに別の見地に係る本発明は、クラッチ
ディスク、特にエンジンを備えた自動車のクラッチディ
スク組立体に関する。
【0004】
【従来の技術】車両のクラッチディスクに用いられる従
来のダンパーディスク組立体は、中心のハブと、ハブの
外周側に配置されてハブに対し第1所定角度まで相対回
転可能なサブプレートと、サブプレートに対向して配置
されて前記ハブ及びサブプレートに対し第2所定角度ま
で相対回転可能な円板状部材と、摩擦機構とを含む。
【0005】摩擦機構は、ハブと円板状部材との間に配
置された低摩擦係数のブッシュと、サブプレートと円板
状部材との間に配置された高摩擦係数のフリクションワ
ッシャーと、フリクションワッシャーをサブプレートに
対して押し付けるためのコーンスプリングとを有してい
る。ブッシュはハブの外周側に配置され、フリクション
ワッシャーはブッシュの外周側にブッシュに隣接して配
置されている。ブッシュとフリクションワッシャーとは
それぞれ、異なる捩り回転の角度において摩擦抵抗を発
生しはじめる。ブッシュは第1所定角度までの捩り回転
に対して1段目のヒステリシストルクを発生し、フリク
ションワッシャーは、第1所定角度から第2所定角度に
おいて2段目のヒステリシストルクを発生する。フリク
ションワッシャーの摩擦係数はブッシュの摩擦係数より
も高く設定されているので、フリクションワッシャーの
方が、ブッシュよりも大きい摩擦熱を発熱する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記構造では、ブッシ
ュとフリクションワッシャーが隣接して配置されている
ので、フリクションワッシャーで生じた摩擦熱は容易に
ブッシュにも伝わる。この結果、ブッシュが熱劣化し、
1段目のヒステリシストルクの発生が不安定となること
がある。
【0007】本発明の課題は、2段のヒステリシストル
ク特性を有するダンパーディスク組立体に用いられる摩
擦機構において、摩擦熱の伝導による摩擦部材の熱劣化
を抑え、ヒステリシストルクの発生を安定させることに
ある。
【0008】本発明の別の課題は、前述のような摩擦機
構を有するダンパーディスク組立体を得ることにある。
【0009】本発明のさらに別の課題は、前述のような
摩擦機構を有する自動車のクラッチディスクを得ること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の摩擦機
構は、中心のハブと、ハブの外周側に配置されてハブに
対し第1所定角度まで相対回転可能なサブプレートと、
サブプレートに隣接して配置されハブ及びサブプレート
に対し第2所定角度まで相対回転可能な円板状部材とを
備えたダンパーディスク組立体用の摩擦機構である。こ
の摩擦機構は、ハブと円板状部材との間に配置された低
摩擦係数の第1環状摩擦部材と、サブプレートと円板状
部材との間に配置された高摩擦係数の第2環状摩擦部材
と、第1環状摩擦部材と第2環状摩擦部材との間に配置さ
れた環状断熱部材とを備えている。
【0011】請求項2に記載の摩擦機構は、請求項1に
記載の摩擦機構であって、環状断熱部材が、環状第1摩
擦部材に対して断熱用環状間隙を隔てて配置されてい
る。
【0012】請求項3に記載の摩擦機構は、請求項1ま
たは2に記載の摩擦機構であって、環状間隙が外部に対
して開いている。
【0013】請求項4に記載の摩擦機構は、請求項1な
いし3のいずれかに記載の摩擦機構であって、環状断熱
部材が、円板状部材に相対回転不能に連結され、サブプ
レート側の面の外周部に凹部を有している。また、環状
第2摩擦部材が、凹部に嵌め込まれて、サブプレートに
対向している。
【0014】請求項5に記載の摩擦機構は、中心のハブ
と、ハブの外周側に配置されてハブに対し所定角度相対
回転可能なサブプレートと、サブプレートに隣接して配
置されハブ及びサブプレートに対し第1所定角度まで相
対回転可能な円板状部材とを備えたダンパーディスク組
立体用の摩擦機構である。この摩擦機構は、ハブと円板
状部材との間に配置された低摩擦係数の第1摩擦部材
と、第1摩擦部材と断熱用環状間隙を隔てて隣接して、
サブプレートと円板状部材との間に配置された高摩擦係
数の第2摩擦部材とを含んでいる。
【0015】請求項6に記載の摩擦機構は、請求項5に
記載の摩擦機構であって、環状間隙が外部に対して開い
ている。
【0016】請求項7に記載のダンパーディスク組立体
は、中心のハブと、ハブの外周側に配置されてハブに対
し第1所定角度まで相対回転可能なサブプレートと、サ
ブプレートに対向して配置されハブ及びサブプレートに
対し第2所定角度まで相対回転可能な円板状部材と、請
求項1ないし6のいずれかに記載の摩擦機構とを備えて
いる。
【0017】請求項8に記載のダンパーディスク組立体
は、請求項7に記載のダンパーディスク組立体であっ
て、ハブとサブプレートとの間に配置されてハブとサブ
プレートとを円周方向に弾性的に連結する弾性定数の小
さい第1弾性部材と、サブプレートと円板状部材との間
に配置されて前記サブプレートと円板状部材とを円周方
向に弾性的に連結する弾性定数の大きい第2弾性部材と
をさらに含んでいる。
【0018】請求項9に記載のクラッチディスクは、エ
ンジンを備えた自動車のクラッチディスクであって、請
求項7または8に記載のダンパーディスク組立体と、円
板状部材の外周部に固定され、エンジンからのトルクを
受けるフリクションプレートとを含んでいる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の一実施形態に
よるクラッチディスク1は、図1の左側に配置されたエ
ンジン(図示せず)からのトルクを図1の右側に配置さ
れたトランスミッション(図示せず)に伝達及び遮断す
るための装置である。図1においては、O―Oがクラッ
チディスク1の回転軸線である。
【0020】このクラッチディスク1は、主に、中心の
ハブ2と、ハブ2の外周側に配置されてハブ2に対し第
1所定角度まで相対回転可能なサブプレート5と、サブ
プレート5に隣接して配置されハブ2及びサブプレート
5に対し第2所定角度まで相対回転可能なクラッチプレ
ート3及びリテーニングプレート4と、摩擦機構8とを
備えている。摩擦機構8は、プレート3,4とハブ2及
びサブプレート5との間で相対回転が生じる時に所定の
ヒステリシストルクを発生させる機構である。
【0021】この実施例では、クラッチディスク1はさ
らに、小トーションスプリング6と大スプリングユニッ
ト7とを備えている。小トーションスプリング6は、図
2に示すように、ハブ2とサブプレート5との間に配置
されて、サブプレート5とハブ2とを円周方向に弾性的
に連結する。大スプリングユニット7は、サブプレート
5とプレート3,4との間に配置され、プレート3,4
とサブプレート5とを円周方向に弾性的に連結する。こ
こで、小トーションスプリング6の弾性定数は、大スプ
リングユニット7の弾性定数よりも小さく設定されてい
る。
【0022】ハブ2は、クラッチディスク1の中心に配
置され、トランスミッションの軸(図示せず)に連結さ
れる。ハブ2は、図3及び図4に示すように軸方向に延
びる円筒状のボス2aと、ボス2aの外周に一体に形成
されたフランジ2bとから構成されている。フランジ2
bの外周には、複数の突起2cが円周方向に等間隔で形
成されている。フランジ2bの径方向に対向する2個所
には、小トーションスプリング6の円周方向両端を受け
るための切欠き2dが形成されている。また、ボス2a
の内周側には、トランスミッションの軸にスプライン係
合するスプライン孔2eが形成されている。
【0023】図1及び図2に示すように、サブプレート
5は、円板状のプレートであり、ハブ2のフランジ2b
の外周側に配置されてハブ2に対し第1所定角度まで相
対回転可能である。サブプレート5は、図2から明らか
なように、径方向外方に延びる4つの突出部5aを有し
ている。各突出部5aには、円周方向に延びる窓孔5b
が形成されている。各突出部5aの間には外側切欠き5
cが形成されている。サブプレート5の内周側には、ハ
ブ2の突起2cの間に対応する部分に内側突起5dが形
成されている。突起2cと内側突起5dとの間には円周
方向に所定の隙間が確保されており、これによりハブ2
とサブプレート5とが第1所定角度までの範囲において
相対回転可能となっている。サブプレート5の内周側に
おいて、ハブ2の切欠き2dに対応する2個所には内側
切欠き5eが形成されている。これらの切欠き2dと内
側切欠き5eとの間に小トーションスプリング6が配置
されている。なお、図2に示す状態では、突起2cは内
側突起5d間で回転方向R2側に配置されている。すな
わち、ハブ2がサブプレート5に対してR2側に捩じれ
ている。
【0024】図1及び図2に示すように、クラッチプレ
ート3及びリテーニングプレート4はサブプレート5の
軸方向両側方に配置されている。クラッチプレート3及
びリテーニングプレート4は、概ね円板状の1対の部材
であり、ハブ2のボス2aの外周側に回転自在に配置さ
れている。クラッチプレート3及びリテーニングプレー
ト4は外周部で当接ピン11により互いに固定されてい
る。この当接ピン11は、サブプレート5に形成された
外側切欠き5c内を挿通している。当接ピン11と外側
切欠き5cとの間には円周方向に所定の隙間が確保され
ているため、プレート3,4とサブプレート5とは相対
回転可能である。
【0025】図2に示す実施形態では、クラッチプレー
ト3の外周には、摩擦連結部10が配置されている。摩
擦連結部10は、主に、クッショニングプレート12
と、クッショニングプレート12の軸方向両側方に固着
された円環状の摩擦フェーシング13とから構成されて
いる。クッショニングプレート12は、円環状に連続す
る環状部12aと、環状部12aから外周側に突出して
形成された複数のクッショニング部12bとを有してい
る。環状部12aはその一部が内周側に突出しており、
その突出した部分が当接ピン11によりクラッチプレー
ト3に固定されている。
【0026】クラッチプレート3及びリテーニングプレ
ート4には、サブプレート5の窓孔5bに対応した位置
に、それぞれ窓孔3a及び窓孔4aが形成されている。
この窓孔3a及び窓孔4a内に大コイルスプリングユニ
ット7が配置されている。各窓孔3a及び窓孔4aの径
方向両側には軸方向外方に切り起こされた押え部3b及
び押え部4bがそれぞれ形成されている。クラッチプレ
ート3及びリテーニングプレート4の内周端には、円周
方向等間隔にそれぞれ同様の切欠き3d,4dが4つ形
成されている。
【0027】大スプリングユニット7は、第1スプリン
グ組立体7aと第2スプリング組立体7bとから構成さ
れている。第1スプリング組立体7aは、サブプレート
5の窓孔5b内に配置されており、大径のトーションス
プリングとその内側に配置された小径のトーションスプ
リングとを含む。第1スプリング組立体7aの円周方向
両端は、サブプレート5の窓孔5bの円周方向両端と、
クラッチプレート3の窓孔3aの円周方向両端と、リテ
ーニングプレート4の窓孔4aの円周方向両端とに当接
している。第2スプリング組立体7bは、サブプレート
5の窓孔5b内に配置されており、トーションスプリン
グとその内側に配置されたフロートラバー7cとから構
成されている。フロートラバー7cの長さは各窓孔の円
周方向長さより短くなっている。すなわち、フロートラ
バー7cは各窓孔内において円周方向に移動自在であ
る。
【0028】次に、摩擦機構8について説明する。
【0029】摩擦機構8は、図5に示すように、クラッ
チプレート3の内周部とリテーニングプレート4の内周
部との間でボス2aの外周側に配置されている。この摩
擦機構8は、第1環状摩擦部材の一例としての第1ブッ
シュ14と、第2環状摩擦部材の一例としてのフリクシ
ョンワッシャー15と、環状断熱部材の一例としての第
2ブッシュ18と、環状スプリングの一例としてのコー
ンスプリング17とを有している。第1ブッシュ14は
ハブ2とクラッチプレート3との間に配置されている。
フリクションワッシャー15は、サブプレート5とクラ
ッチプレート3との間に配置されている。フリクション
ワッシャー15の摩擦係数は、第1ブッシュ14の摩擦
係数よりも高い。第2ブッシュ18は第1ブッシュ14
とフリクションワッシャー15との間の断熱部材であ
り、フリクションワッシャー15から第1ブッシュ14
への摩擦熱の伝達を抑える。
【0030】ここで第2ブッシュ18は、第1ブッシュ
14に対して断熱用環状間隙19を隔てて、第1ブッシ
ュ14の外周側に配置されている。断熱用環状間隙19
は、クラッチプレート3の切欠き3dを通じて外部に対
して開いている。
【0031】第1ブッシュ14はほぼ円環状であり、図
5〜図7に示すように内周面がボス2aに近接してお
り、側面の一つがハブ2のフランジ2b及び突起2cの
エンジン側の側面に当接している。第1ブッシュ14
は、本体部14aと、本体部14aの軸方向エンジン側
面の外周に4つ形成された凹み部14bと、隣り合う2
つの凹み部14bの間に本体部14aと一体に形成され
た突起14cとを有している。第1ブッシュ14はクラ
ッチプレート3の内周側に配置され、第1ブッシュ14
の突起14cはそれぞれクラッチプレート3の切欠き3
dと相対回転不能に嵌合している。ここで、第1ブッシ
ュ14の突起14cの外周端面とクラッチプレート3の
切欠き3dの外周端面との間には径方向に所定の隙間が
確保されている。この隙間が断熱用環状間隙19の一部
となる。
【0032】環状断熱部材としての第2ブッシュ18
は、図7に示すように概ね円環状の部材である。第2ブ
ッシュ18は、サブプレート5側の面の外周部に凹部を
有する形状であり、本体部18aと、環状突出部18b
と、スナップ突起18cとを有している。環状突出部1
8bは本体部18aからサブプレート5側に突出し、ス
ナップ突起18cは本体部18aから環状突出部18b
と反対側に突出している。スナップ突起18cは、円周
方向に等間隔に4つ形成されており、クラッチプレート
3の孔3cに嵌合している。スナップ突起18cの先端
はフック形状のスナップであり、第2ブッシュ18をク
ラッチプレート3に対して相対回転不能かつ軸方向に離
反不能に係合している。
【0033】フリクションワッシャー15は、円環状の
部材であり、第2ブッシュ18の外周部の凹部、すなわ
ち環状突出部18bの外周側に嵌め込まれて、サブプレ
ート5に対向する。フリクションワッシャー15の第2
ブッシュ18側表面は、第2ブッシュ18の本体部18
aのサブプレート5側表面に接着されている。フリクシ
ョンワッシャー15のサブプレート5側表面は、サブプ
レート5に当接し、摩擦面となっている。ここで、フリ
クションワッシャー15の摩擦係数は第1ブッシュ14
の摩擦係数よりも高く設定されている。
【0034】次に、クラッチディスク1の動作について
説明する。
【0035】摩擦フェーシング13がエンジン側のフラ
イホイール(図示せず)に押し付けられると、エンジン
側のフライホイールのトルクがクラッチプレート3及び
リテーニングプレート4に入力される。このトルクは、
大コイルスプリングユニット7、サブプレート5、小ト
ーションスプリング6を介してハブ2に伝達され、さら
に図示しないトランスミッション側の入力軸に伝達され
る。
【0036】エンジン側のフライホイール(図示せず)
からクラッチディスク1に変位角度の小さな捩り振動が
伝達されると、プレート3,4及びサブプレート5とハ
ブ2との間で相対回転が生じる。すなわち、フライホイ
ールからクラッチディスク1に伝達された捩り振動の変
位角度が、ハブ2の突起2cとサブプレート5の内側突
起5dとの間の円周方向隙間により可能である相対回転
角度以下である場合、小トーションスプリング6が円周
方向に伸縮を繰り返し、サブプレート5がハブ2のフラ
ンジ2bに対して相対回転する。このとき、第1ブッシ
ュ14のハブ2側の面とフランジ2bの第1ブッシュ1
4側の面とが互いに摺動し、第1段目のヒステリシスト
ルクを生じる。
【0037】クラッチディスク1に大きな変位角度を有
する捩り振動が伝達されると、すなわち上記のフランジ
2の突起2cとサブプレート5の内側突起5dとの間の
隙間により可能である角度以上の変位角度を有する捩り
振動が伝達されると、小トーションスプリング6が圧縮
されてサブプレート5とハブ2とが一体化し、サブプレ
ート5及びハブ2がプレート3,4に対して回転する。
このとき、大スプリングユニット7が伸縮を繰り返し、
第1ブッシュ14はハブ2のフランジ2bと摺動し、フ
リクションワッシャー15はサブプレート5のクラッチ
プレート3側の面と摺動する。これにより、フリクショ
ンワッシャー15とサブプレート5とは、第1段目より
も高い第2段目のヒステリシストルクを生じる。
【0038】フリクションワッシャー15の摩擦係数は
第1ブッシュ14の摩擦係数よりも高く設定されている
ため、フリクションワッシャー15とサブプレート5と
の間では、第1ブッシュ14とフランジ2bとの間の摩
擦熱よりも高い摩擦熱が生じる。しかしこの実施例で
は、第2ブッシュ18の熱伝導率は第1ブッシュ14と
フリクションワッシャー15の熱伝導率よりも低く設定
されており、第2ブッシュ18は断熱部材として機能す
る。さらに第2ブッシュ18と第1ブッシュ14との間
には断熱用間隙が設けられているため、フリクションワ
ッシャー15とサブプレート5との間の摩擦熱は第1ブ
ッシュ14に伝わりにくい。従って第1ブッシュ14は
熱劣化しにくく、長期間にわたって安定したヒステリシ
ストルクを発生することができる。 (他の実施形態)図8に示す摩擦機構20は、クラッチ
プレート3の内周部とリテーニングプレート4の内周部
との間でボス2aの外周側に配置されている。この摩擦
機構20は、第3ブッシュ24と、第4ブッシュ25
と、コーンスプリング17とを含んでいる。第3ブッシ
ュ24と第4ブッシュ25とは、それぞれ樹脂でできて
いる。第4ブッシュ25の摩擦係数は、第3ブッシュ2
4の摩擦係数よりも高く設定されている。第4ブッシュ
25は、第3ブッシュ24に対して断熱用環状間隙29
を隔てて、第3ブッシュ24の外周側に配置されてい
る。断熱用環状間隙29はリテーニングプレート4と第
4ブッシュ25との間にまでつながり、外部に対して開
いている。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、2段のヒステリシスト
ルク特性を有するダンパーディスク組立体において用い
られる摩擦機構において、第1環状摩擦部材と第2環状
摩擦部材との間に環状断熱部材を配置することにより、
摩擦熱の伝導による摩擦部材の熱劣化を抑え、ヒステリ
シストルクの発生を安定させることができる。
【0040】さらに本発明によれば、前述のような摩擦
機構を有するダンパーディスク組立体を得ることができ
る。
【0041】さらに本発明によれば、前述のような摩擦
機構を有する自動車のクラッチディスクを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるクラッチディスクの
縦断面概略図。
【図2】一部が切りかかれた図1におけるII矢視図。
【図3】ハブの正面図。
【図4】図3のIV−IV断面図。
【図5】図1のA部分の拡大図。
【図6】第1ブッシュの斜視図。
【図7】第2ブッシュ及びフリクションワッシャーの一
部切欠き斜視図。
【図8】他の実施形態による図5に相当する図。
【符号の説明】
1 クラッチディスク 2 ハブ 3 クラッチプレート 4 リテーニングプレート 5 サブプレート 6 小トーションスプリング 7 大スプリングユニット 8 摩擦機構 14 第1ブッシュ 15 フリクションワッシャー 18 第2ブッシュ 20 摩擦機構 24 第3ブッシュ 25 第4ブッシュ 29 断熱用環状間隙

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心のハブと、前記ハブの外周側に配置さ
    れて前記ハブに対し第1所定角度まで相対回転可能なサ
    ブプレートと、前記サブプレートに隣接して配置され前
    記ハブ及び前記サブプレートに対し第2所定角度まで相
    対回転可能な円板状部材とを備えたダンパーディスク組
    立体用の摩擦機構であって、 前記ハブと円板状部材との間に配置された低摩擦係数の
    第1環状摩擦部材と、 前記サブプレートと円板状部材との間に配置された高摩
    擦係数の第2環状摩擦部材と、 前記第1環状摩擦部材と第2環状摩擦部材との間に配置さ
    れた環状断熱部材と、を含む摩擦機構。
  2. 【請求項2】前記環状断熱部材は、前記環状第1摩擦部
    材に対して断熱用環状間隙を隔てて配置されている、請
    求項1に記載の摩擦機構。
  3. 【請求項3】前記環状間隙は外部に対して開いている、
    請求項1または2に記載の摩擦機構。
  4. 【請求項4】前記環状断熱部材は、前記円板状部材に相
    対回転不能に連結され、前記サブプレート側の面の外周
    部に凹部を有し、 前記環状第2摩擦部材は、前記凹部に嵌め込まれて、前
    記サブプレートに対向している、請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の摩擦機構。
  5. 【請求項5】中心のハブと、前記ハブの外周側に配置さ
    れて前記ハブに対し第1所定角度まで相対回転可能なサ
    ブプレートと、前記サブプレートに隣接して配置され前
    記ハブ及びサブプレートに対し第2所定角度まで相対回
    転可能な円板状部材とを備えたダンパーディスク組立体
    用の摩擦機構であって、 前記ハブと円板状部材との間に配置された低摩擦係数の
    第1摩擦部材と、 前記第1摩擦部材と断熱用環状間隙を隔てて隣接して、
    前記サブプレートと円板状部材との間に配置された高摩
    擦係数の第2摩擦部材と、を含む摩擦機構。
  6. 【請求項6】前記環状間隙は外部に対して開いている、
    請求項5に記載の摩擦機構。
  7. 【請求項7】中心のハブと、 前記ハブの外周側に配置されて前記ハブに対し第1所定
    角度まで相対回転可能なサブプレートと、 前記サブプレートに対向して配置され前記ハブ及び前記
    サブプレートに対し第2所定角度まで相対回転可能な円
    板状部材と、 請求項1ないし6のいずれかに記載の摩擦機構と、を含
    むダンパーディスク組立体。
  8. 【請求項8】前記ハブと前記サブプレートとの間に配置
    されて前記ハブと前記サブプレートとを円周方向に弾性
    的に連結する弾性定数の小さい第1弾性部材と、 前記サブプレートと前記円板状部材との間に配置されて
    前記サブプレートと前記円板状部材とを円周方向に弾性
    的に連結する弾性定数の大きい第2弾性部材と、をさら
    に含む、請求項7に記載のダンパーディスク組立体。
  9. 【請求項9】エンジンを備えた自動車のクラッチディス
    クであって、 請求項7または8に記載のダンパーディスク組立体と、 前記円板状部材の外周部に固定され、前記エンジンから
    のトルクを受けるフリクションプレートと、を含むクラ
    ッチディスク。
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