JP2000161461A - ボールねじ式リニアアクチュエータ - Google Patents
ボールねじ式リニアアクチュエータInfo
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- JP2000161461A JP2000161461A JP10339489A JP33948998A JP2000161461A JP 2000161461 A JP2000161461 A JP 2000161461A JP 10339489 A JP10339489 A JP 10339489A JP 33948998 A JP33948998 A JP 33948998A JP 2000161461 A JP2000161461 A JP 2000161461A
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Abstract
リーンでコンパクトな構造を実現する。 【解決手段】 複数のボール12、12を介してボール
ねじ軸1と螺合したボールナット9と、基端部をこのボ
ールナット9に結合した出力軸部材17とを、ケーシン
グ2の内側に配置する。上記ボールねじ軸1の一端部を
第一開口部3の内側に設けた転がり軸受4により回転自
在に支持すると共に、上記出力軸部材17の外周面を第
二開口部20の内周面に固定した滑り軸受21により軸
方向移動自在に支持する。上記ケーシング2の内側に潤
滑油を所定量封入し、更に、上記第一開口部3の内周面
と上記ボールねじ軸1の外周面との間、並びに上記第二
開口部20の内周面と上記出力軸部材17の外周面との
間を、それぞれオイルシール23、23により密閉す
る。
Description
リニアアクチュエータは、例えばマシニングセンタ等の
工作機械、射出成形機やプレス機等の成形機械等、各種
機械装置に組み込んで、比較的小さな入力トルクから大
きな直線運動方向の出力を得る為の動力変換装置として
利用する。
り、比較的小さな入力トルクから大きな直線運動方向の
出力を得る動力変換装置として、ボールねじ式リニアア
クチュエータが従来から広く使用されている。この様な
ボールねじ式リニアアクチュエータの使用時には、駆動
源である電動モータ等からの比較的小さな入力トルク
を、減速機構を介してボールねじを構成するボールねじ
軸(或はボールナット)に入力し、このボールねじ軸
(或はボールナット)を所望方向に回転させる。そし
て、このボールねじ軸(或はボールナット)の回転運動
を、複数のボールを介してこのボールねじ軸(或はボー
ルナット)と螺合したボールナット(或はボールねじ
軸)の直線運動に変換する。そして、このボールナット
(或はボールねじ軸)の直線運動を、出力軸部材から
(或はボールねじ軸から直接)取り出す。
アクチュエータの場合、上記ボールねじ軸と上記ボール
ナットとの螺合部を潤滑する潤滑剤として、潤滑油かグ
リースを使用する事が多い。このうち、潤滑剤として潤
滑油を使用する場合には、滴下給油や油浴給油等の方法
により、この潤滑油を上記螺合部に供給する。ところ
が、この潤滑油を使用する場合には、この潤滑油が上記
ボールねじ軸(或はボールナット)の回転に伴って周囲
に飛散する為、ボールねじ式リニアアクチュエータを設
置する環境によっては、周囲を汚す等の不都合を生じ
る。従って、この様な不都合を避けるべく、上記潤滑剤
として、上記潤滑油よりも周囲に飛散しにくい、グリー
スを使用する事が多い。
ルねじ式リニアアクチュエータの高荷重用途が拡大して
いる。即ち、近年に於ける各種機械装置の電動化に伴
い、例えば射出成形機やプレス機等の場合には、直線運
動方向の大きな動力を得る為に、従来から使用して来た
油圧シリンダに代えて、電動モータを駆動源とするボー
ルねじ式リニアアクチュエータを使用する事が多くなっ
て来ている。例えば、射出成形機の場合には、50トン
を越える力の制御に上記ボールねじ式リニアアクチュエ
ータを使用している例も見られる。ところで、この様な
射出成形機等に組み込んで使用されるボールねじ式リニ
アアクチュエータの場合、上述した様なボールねじ軸と
ボールナットとの螺合部を潤滑する潤滑剤としては、グ
リースよりも潤滑油を使用する方が好ましい。以下、こ
の理由に就いて説明する。
スとを使用した場合に於ける、ボールねじ軸の回転速度
と、このボールねじ軸に作用する動摩擦トルク(回転抵
抗)との関係を示している。この図6中、実線a〜c
は、一般的に使用されている潤滑油の3例を、同じく破
線dは、一般的に使用されているグリースの1例を、そ
れぞれ示している。この図6から明らかな通り、上記ボ
ールねじ軸の始動時及び低速回転時に於ける上記動摩擦
トルクの大きさは、潤滑剤として潤滑油を使用した場合
とグリースを使用した場合とでほぼ等しい。ところが、
上記ボールねじ軸の回転速度が大きくなるのに伴い、上
記動摩擦トルクは、潤滑剤としてグリースを使用した場
合には直線的に増大するのに対し、同じく潤滑油を使用
した場合には殆ど変化しない。従って、上記ボールねじ
軸を高速回転させて使用する場合に、このボールねじ軸
の回転抵抗を小さく抑える為には、上記潤滑剤として潤
滑油を使用する方が好ましい。一方、上述した射出成形
機等に組み込まれるボールねじ式リニアアクチュエータ
の場合、運転時には、この射出成形機等を構成する型の
開閉や押圧を迅速に行なう為、上記ボールねじ軸を高速
で回転させる必要がある。従って、上記射出成形機等に
組み込まれるボールねじ式リニアアクチュエータの場合
には、上記潤滑剤として潤滑油を使用するのが好まし
い。
させる場合には、グリースと言えどもこのボールねじ軸
の回転に伴って周囲に飛散する可能性があり、飛散した
場合には、このボールねじ軸に付着させたグリースの量
が少なくなる。一方、上記射出成形機等に組み込まれる
ボールねじ式リニアアクチュエータの場合、使用時に型
の開閉や押圧を繰り返し行なう為、上記ボールねじ軸と
ボールナットとの軸方向に亙る相対変位が短い範囲で往
復して行なわれ、且つ、この往復変位が繰り返される。
従って、上述の様にホールねじ軸に付着させたグリース
の量が少なくなり、このボールねじ軸とボールナットと
螺合部の潤滑が良好に行なわれなくなると、これらボー
ルねじ軸及びボールナットと、これら両部材の間で動力
伝達を行なう複数のボールの寿命が低下する。一方、潤
滑油の場合には、前述した滴下給油や油浴給油等の方法
により、この潤滑油を上記螺合部に連続して補給でき
る。この為、この螺合部の潤滑を長期間に亙り良好に行
なえる。従って、この様な観点からも、上記潤滑剤とし
て潤滑油を使用するのが好ましい。
用されるボールねじ式リニアアクチュエータの場合に
は、潤滑性能の面から言えば、上記潤滑剤としてグリー
スよりも潤滑油を使用する方が好ましいと言える。とこ
ろが、前述した通り、上記潤滑剤として潤滑油を使用す
る場合には、上記ボールねじ軸の回転に伴ってこの潤滑
油が周囲に飛散する為、ボールねじ式リニアアクチュエ
ータを設置する環境によっては、周囲を汚す等の不都合
を生じる。この為、このボールねじ式リニアアクチュエ
ータを設置する環境に拘らず、上記潤滑剤として潤滑油
を使用した場合にも、上述の様な不都合を生じない構造
の実現が望まれる。本発明のボールねじ式リニアアクチ
ュエータは、上述の様な事情に鑑みて発明したものであ
る。
ニアアクチュエータは、ケーシングと、このケーシング
の軸方向両端部に、それぞれがこのケーシングの内外を
連通する状態で設けた第一、第二開口部と、駆動源から
回転力の伝達を受ける為の一端部をこのうちの第一開口
部を通じて上記ケーシングの外側に突出させた状態で、
このケーシングの内側に回転自在に支持したボールねじ
軸と、このケーシングの内側にこのボールねじ軸を回転
自在に支持する為、上記第一開口部の内周面と上記ボー
ルねじ軸の中間部外周面との間に設けた第一の軸受と、
上記ボールねじ軸の一部でこの第一の軸受よりも上記ケ
ーシングの内側に配置した部分の外周面に形成した断面
円弧形の第一螺旋溝と、内周面に断面円弧形の第二螺旋
溝を有し、上記ケーシングの内側に軸方向に亙る変位自
在に設けたボールナットと、上記第一螺旋溝と上記第二
螺旋溝との間に転動自在に設けた複数のボールと、中心
軸を上記ボールナットの中心軸と一致若しくは平行に配
設した状態で、基端部をこのボールナットに結合する事
により、このボールナットと共に軸方向に亙り変位自在
とし、且つ、この軸方向に亙る変位に伴い上記ケーシン
グから上記第二開口部を通じて出入り自在な出力軸部材
と、このケーシングに対し出力軸部材を、軸方向移動自
在に支持する為、これら第二開口部の内周面と出力軸部
材の外周面との間に設けた第二の軸受と、上記ケーシン
グの内側に、このケーシング内の隙間空間容積よりも少
ない量だけ封入した潤滑油とを備える。更に、上記第一
開口部の内周面と上記ボールねじ軸の中間部外周面との
間部分で上記ケーシングの内側空間に対して上記第一の
軸受よりも外側部分、及び上記第二開口部の内周面と上
記出力軸部材の外周面との間部分で上記ケーシングの内
側空間に対して上記第二の軸受よりも外側部分を、それ
ぞれオイルシールで密閉する事により、上記ケーシング
の内側に封入した潤滑油がこのケーシングの外側に漏洩
するのを防止している。
アアクチュエータの場合、ボールねじ軸とボールナット
との螺合部を潤滑する潤滑剤として、ケーシングの内側
に封入した潤滑油を使用する。この為、この螺合部に高
荷重が負荷された状態で上記ボールねじ軸を高速回転さ
せると共に、このボールねじ軸と螺合するボールナット
を、軸方向に亙る短い範囲で往復変位させる場合でも、
上記ボールねじ軸が高速回転する事に対する抵抗(動摩
擦トルク)を小さく抑えると共に、上記螺合部に於ける
潤滑状態を長期間に亙り良好に維持できる。そして、潤
滑状態を良好に維持できる結果、高耐久、長寿命のボー
ルねじ式リニアアクチュエータを実現できる。
ルねじ軸をケーシングにより覆っている。この為、この
ボールねじ軸の回転に伴って上記潤滑油が周囲に飛散す
る事はない。又、上記ケーシングの内外を連通する第一
開口部の内周面とボールねじ軸の外周面との間部分、並
びに上記ケーシングの内外を連通する第二開口部の内周
面と出力軸部材の外周面との間部分は、それぞれオイル
シールにより密閉している。この為、上記ケーシングの
内側に封入した潤滑油がこのケーシング外に漏洩する事
はない。この結果、従来構造で、潤滑剤として潤滑油を
使用する場合に発生する不都合、即ち、設置する環境に
よっては周囲を汚してしまう等と言った不都合を解消で
き、クリーンでコンパクトなボールねじ式リニアアクチ
ュエータを実現できる。
の第1例を示している。駆動源である図示しない電動モ
ータからの入力トルクに基づいて回転するボールねじ軸
1は、円筒状のケーシング2の内側に、回転自在に支持
している。即ち、上記ボールねじ軸1は、中間部を上記
ケーシング2の軸方向一端部(図1の左端部)に設けた
第一開口部3に挿通した状態で、その一部をこのケーシ
ング2の内側に配設している。そして、上記ボールねじ
軸1の中間部外周面と上記第一開口部3の内周面との間
に、第一の軸受である転がり軸受4を設けている。この
転がり軸受4を構成する外輪5の外端面(図1の左端
面)は、上記第一貫通孔3の内周面に形成した段差面6
に、同じく内輪7の内端面(図1の右端面)は、上記ボ
ールねじ軸1の一端寄り部外周面に形成した段差面8
に、それぞれ突き当てている。尚、図示の例では上記転
がり軸受4として、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支
承自在な、アンギュラ型玉軸受を使用している。
ねじ軸1の周囲にボールナット9を、軸方向に亙る変位
自在に設けている。そして、上記ボールねじ軸1の一部
外周面で、上記転がり軸受4よりも上記ケーシング2の
内側に配置した部分に形成した断面円弧形の第一螺旋溝
10と、上記ボールナット9の内周面に形成した断面円
弧形の第二螺旋溝11との間に、複数のボール12、1
2を転動自在に設けて、上記ボールねじ軸1の回転に基
づいて上記ボールナット9を軸方向に変位自在としてい
る。又、上記ボールナット9の外周面の一部には平坦面
13を形成し、この平坦面13に、それぞれが上記ボー
ル12、12を通過させる為の、図示しない1対の送り
孔の端部を開口させている。そして、これら両送り孔の
端部開口同士を、循環チューブ14により連通させてい
る。これら1対の送り孔と循環チューブ14とが、上記
第二螺旋溝11の一端部にまで移動したボール12、1
2をこの第二螺旋溝11の他端部に戻してこれら複数の
ボール12、12を循環させる、循環機構を構成する。
記ケーシング2の内側に、これらボールナット9の外周
面とケーシング2の内周面との間に全周に亙る微小隙間
を介した状態で、嵌装している。又、上記ボールナット
9の外周面の円周方向複数個所(図示の例では3個所)
には、軸方向全長に亙る凹溝15、15を形成し、これ
ら各凹溝15、15と上記ケーシング2の内周面とによ
り囲まれる部分を、通路16、16としている。そし
て、上記ボールナット9が軸方向に亙り変位する際に、
後述の様に上記ケーシング2内に封入した潤滑油が、こ
れら各通路16、16を通じて上記ボールナット9の両
側に移動できる様にしている。尚、上記循環チューブ1
4を設けた平坦面13と上記ケーシング2の内周面との
間部分に形成された隙間も、上記潤滑油を流通させる為
の通路16として機能する。
右端部)には、出力軸部材17の基端部(図1の左端
部)を結合する事により、この出力軸部材17を、上記
ボールナット9と共に軸方向に変位させる様にしてい
る。即ち、この出力軸部材17は、先端(図1の右端)
が塞がれた円筒状に形成しており、基端部外周面に形成
した雄ねじ部18を、上記ボールナット9の一端部内周
面に形成した雌ねじ部19に螺合固定している。又、こ
の状態で上記出力軸部材17の内側に、前記ボールねじ
軸1の一部を進入させている。又、上記出力軸部材17
の先端側部分は、上記ケーシング2の軸方向他端部(図
1の右端部)に設けた第二開口部20を通じてこのケー
シング2外に突出させると共に、この出力軸部材17の
一部外周面を、上記第二貫通孔20の内周面に固定し
た、第二の軸受である滑り軸受21により、軸方向に亙
る移動自在に支持している。又、上記出力軸部材17の
基端寄り部分には、この出力軸部材17の内周面と外周
面とを連通する通路22を形成している。そして、この
出力軸部材17が軸方向に亙り変位する際に、前記潤滑
油がこの通路22を通じてこの出力軸部材17の内外を
移動できる様にしている。
ールねじ軸1と上記ボールナット9との螺合部を潤滑す
る為の潤滑油を、上記ケーシング2内の隙間空間容積よ
りも少ない所定量{例えば、上記出力軸部材17の上記
ケーシング2からの突出量を最も小さくした状態(図1
に於いて、上記ボールナット9が上記ケーシング2内で
最も左側に移動した状態)に於ける、このケーシング2
内の隙間空間容積の約60%分}だけ封入している。
尚、この様な潤滑油の封入量が多過ぎると、後述する運
転時に、この潤滑油の撹拌抵抗に基づく上記ボールねじ
軸1の動トルク(回転抵抗)が大きくなり、円滑な運転
が行なえなくなるだけでなく、上記出力軸部材17をケ
ーシング2内に引き込んだ状態で、このケーシング2内
の圧力上昇が著しくなる。この為、上記潤滑油の封入量
は、上記ボールねじ軸1の動トルクが大きくならず、上
記ケーシング2内の圧力変動が著しくならない程度に、
適宜調整して決定する。又、前記第一開口部3の内周面
と上記ボールねじ軸1の一端寄り部外周面との間で前記
転がり軸受4よりも外側(図1の左側)部分、及び前記
第二開口部20の内周面と上記出力軸部材17の外周面
との間で上記滑り軸受21よりも外側(図1の右側)部
分に、それぞれオイルシール23、23を設けて、上記
ケーシング2内への異物進入防止と、このケーシング2
内の潤滑油の漏洩防止とを図っている。これら各オイル
シール23、23のシール性能と上記潤滑油の封入量と
は、上記出力軸部材17の変位に伴う、上記ケーシング
2内の圧力変動に拘らず、このケーシング2内への異物
吸い込みや潤滑油漏出を防止できる範囲に設定する。
リニアアクチュエータの使用時には、図示しない電動モ
ータからの入力トルクを直接、或は図示しない減速機構
を介してボールねじ軸1に入力し、このボールねじ軸1
を所望方向に回転させる。この結果、このボールねじ軸
1と複数のボール12、12を介して螺合したボールナ
ット9が、軸方向に亙り所望方向に変位する。これによ
り、このボールナット9に結合した出力軸部材17か
ら、直線運動方向の大きな出力を取り出す事ができる。
又、上述の様にボールナット9と出力軸部材17とがケ
ーシング2内で軸方向に変位する際、このケーシング2
内に封入した潤滑油が、前記各通路16、22を通じて
上記ボールナット9の軸方向両側、及び上記出力軸部材
17の内外を移動する。これと共に、上記潤滑油が、上
記ボールねじ軸1とボールナット9との螺合部に、軸方
向に関する適宜方向から送り込まれる。この為、この螺
合部の潤滑を適切に行なえる。又、本例の場合、前記第
一開口部3の内側に設けた転がり軸受4を構成する転動
体24、24の設置部分、及び上記第二開口部20の内
側に設けた滑り軸受21の内周面部分(上記出力軸部材
17の外周面を摺動支持する部分)も、上記ケーシング
2内に封入した潤滑油により潤滑自在としている。この
為、上記転がり軸受4の転動体24、24を設置した空
間よりもケーシング2の中央寄り部分には、シールリン
グを設けていない。
じ式リニアアクチュエータの場合、ボールねじ軸1とボ
ールナット9との螺合部を潤滑する潤滑剤として、ケー
シング2内に封入した潤滑油を使用している。この為、
本例のボールねじ式リニアアクチュエータを、前述した
様な射出成形機等に組み込んだ状態で使用する場合等、
上記ボールねじ軸1とボールナット9との螺合部に高荷
重が負荷した状態でこのボールねじ軸1を高速回転させ
ると共に、このボールねじ軸1と螺合するボールナット
9を、軸方向に亙る短い範囲で往復変位させる場合で
も、上記ボールねじ軸1が高速回転する事に対する抵抗
(動摩擦トルク)を小さく抑えると共に、上記螺合部に
於ける潤滑状態を長期間に亙り良好に維持できる。この
様に潤滑状態を良好に維持する結果、高耐久、長寿命の
ボールねじ式リニアアクチュエータを実現できる。
ルねじ軸1は、上記ケーシング2により覆っている。こ
の為、このボールねじ軸1の回転に伴って上記潤滑油が
周囲に飛散する事はない。又、上記ケーシング2の内外
を連通する第一開口部3の内周面とボールねじ軸1の外
周面との間部分、並びに上記ケーシング2の内外を連通
する第二開口部20の内周面と出力軸部材17の外周面
との間部分は、それぞれオイルシール23、23により
密閉している。この為、上記ケーシング2の内側に封入
した潤滑油が、このケーシング2の外側に漏洩する事は
ない。この結果、従来構造で、上記潤滑剤として潤滑油
を使用する場合に発生する不都合、即ち、設置する環境
によっては周囲を汚しまうと言った不都合を解消でき、
クリーンでコンパクトなボールねじ式リニアアクチュエ
ータを実現できる。
第2例を示している。本例の場合、ボールナット9の一
端面に、それぞれが出力軸部材である、1対のロッド2
5、25の基端部(図3の左端部)を結合固定してい
る。更に、これら各ロッド25、25の先端部を、ケー
シング2の他端部(図3の右端部)に形成した1対の第
二開口部20、20を通じて、このケーシング2外に突
出させ、これら各ロッド25、25の先端部同士を、連
結板26により連結している。そして、この連結板26
により、スラスト方向の荷重を支承自在としている。
又、本例の場合も、上記各ロッド25、25の外周面
は、上記各第二貫通孔20、20の内周面に固定した、
第二の軸受である滑り軸受21、21により、軸方向移
動自在に支持すると共に、これら各第二開口部20、2
0の内周面と各ロッド25、25の外周面との間で、上
記各滑り軸受21、21よりも外側部分を、オイルシー
ル23、23により密閉している。
端部)は、上記ケーシング2の他端開口を塞ぐ塞ぎ板2
7の内面中央部に形成した受孔28内に、滑り軸受29
を介して回転自在に支持している。又、上記ボールねじ
軸1の一端部(図3の左端部)で上記ケーシング2から
突出した部分に、段付プーリ、歯車等の回転伝達部材3
0を、キー結合、非円形嵌合等により、上記ボールねじ
軸1に対する回転不能に外嵌固定している。この様な回
転伝達部材30の外周面には、駆動源である図示しない
電動モータからの入力トルクを伝達する、図示しない段
付ベルトを掛け渡すか、駆動歯車を噛合させる。この様
に構成する本例の場合も、上述した第1例の場合と同様
の作用により、1対のロッド25、25の先端部同士を
連結した連結板26から、直線運動方向の大きな出力を
取り出せる。その他の構成及び作用は、上述した第1例
の場合と同様である。
例を示している。本例の場合、ケーシング2の内側に、
それぞれがボールねじ軸1とボールナット9と複数のボ
ール12、12とから成る、1対のボールねじ機構を、
互いに並列に設けている。即ち、上記ケーシング2の内
側に互いに平行に配設した1対のボールねじ軸1、1の
周囲に、それぞれ複数のボール12、12を介してボー
ルナット9、9を螺合している。又、これら各ボールナ
ット9、9の軸方向の位相を一致させると共に、これら
両ボールナット9、9同士を、連結板31により結合し
ている。即ち、これら各ボールナット9、9の一端部
(図5の右端部)外周面に設けた外向フランジ状の鍔部
32、32の一端面に上記連結板31を、これら両鍔部
32、32同士の間に掛け渡す状態で固定している。
出力軸部材17aの基端部(図5の左端部)を結合固定
している。図示の例では、この出力軸部材17aの基端
部に形成した雄ねじ部33を、上記連結板31の中央部
に形成したねじ孔34に螺合固定している。これによ
り、上記連結板31の中央部と出力軸部材17aの基端
部とを結合している。又、この様な出力軸部材17aの
中間部は、上記ケーシング2の他端部(図5の右端部)
に設けた第二開口部20に挿通すると共に、この出力軸
部材17aの外周面を、この第二開口部20の内周面に
固定した、第二の軸受である滑り軸受21により軸方向
移動自在に支持している。又、本例の場合も、上記第二
開口部20の内周面と上記出力軸部材17aの外周面と
の間で、上記滑り軸受21よりも外側(図5の右側)部
分を、オイルシール23により密閉している。
1の一端寄り部は、それぞれ第一開口部3の内側に設け
た1対の転がり軸受4、4により、回転自在に支持して
いる。又、図示の例では、これら各転がり軸受4、4
を、それぞれアンギュラ型玉軸受としている。そして、
これら各アンギュラ型玉軸受を背面組み合わせで組み付
ける事により、上記各ボールねじ軸1、1に作用する両
方向のスラスト荷重を支承自在としている。図示の例で
は、上記各転がり軸受4、4を構成する外輪5、5を、
上記第一開口部3の内端部(図5の右端部)に形成した
段差面35と、この第一開口部3の外端部(図5の左端
部)内周面に螺合したホルダ36の内端面(図5の右端
面)との間で、同じく内輪7、7を、上記ボールねじ軸
1の一端寄り部に形成した段差面8と、同じくこのボー
ルねじ軸1の一端寄り部外周面に全周に亙り形成した係
止溝37に係止した、欠円環状の止め輪38との間で、
それぞれ挟持している。
係止した状態で、上記各転がり軸受4、4を構成する複
数の転動体24、24に適切な予圧が付与される様に、
上記係止溝37の形成位置と上記止め輪38の厚さ寸法
とを規制する。又、上記ホルダ36、36の内周面と上
記ボールねじ軸1、1の中間部外周面との間に、それぞ
れオイルシール23を設け、上記ケーシング2内への異
物進入防止とこのケーシング2内の潤滑油の漏洩防止と
を図っている。尚、上記ホルダ36、36の外端面(図
5の左端面)には、これら各ホルダ36、36を緊締す
る為の工具の先端部を係合自在な六角孔39を設けてい
る。
ニアアクチュエータの使用時には、図示しない電動モー
タに通電し、1対のボールねじ軸1、1を同方向に、且
つ互いに同期して回転させる。この結果、これら各ボー
ルねじ軸1、1と複数のボール12、12を介して螺合
した各ボールナット9、9が、軸方向に亙り同位相で、
所望方向に変位する。これにより、これら各ボールナッ
ト9、9に固定した連結板31に結合した出力軸部材1
7aから、直線運動方向の大きな出力を取り出す事がで
きる。特に、本例の場合には、電動モータからの入力ト
ルクを直線運動方向の出力に変換するボールねじ機構を
1対設けている。この為、上記出力軸部材17aから取
り出せる出力を、上述した第1〜2例の場合よりも大き
くできる。その他の構成及び作用は、前述した第1例の
場合と同様である。
ータは、以上の様に構成され作用する為、耐久性の向上
と長寿命化とを図れるだけでなく、ボールねじ軸とボー
ルナットとの螺合部を潤滑する潤滑油により周囲を汚す
事のない、クリーンでコンパクトな構造を実現できる。
擦トルクとの関係に及ぼす影響を示す線図。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシングと、このケーシングの軸方向
両端部に、それぞれがこのケーシングの内外を連通する
状態で設けた第一、第二開口部と、駆動源から回転力の
伝達を受ける為の一端部をこのうちの第一開口部を通じ
て上記ケーシングの外側に突出させた状態で、このケー
シングの内側に回転自在に支持したボールねじ軸と、こ
のケーシングの内側にこのボールねじ軸を回転自在に支
持する為、上記第一開口部の内周面と上記ボールねじ軸
の中間部外周面との間に設けた第一の軸受と、上記ボー
ルねじ軸の一部でこの第一の軸受よりも上記ケーシング
の内側に配置した部分の外周面に形成した断面円弧形の
第一螺旋溝と、内周面に断面円弧形の第二螺旋溝を有
し、上記ケーシングの内側に軸方向に亙る変位自在に設
けたボールナットと、上記第一螺旋溝と上記第二螺旋溝
との間に転動自在に設けた複数のボールと、中心軸を上
記ボールナットの中心軸と一致若しくは平行に配設した
状態で、基端部をこのボールナットに結合する事によ
り、このボールナットと共に軸方向に亙り変位自在と
し、且つ、この軸方向に亙る変位に伴い上記ケーシング
から上記第二開口部を通じて出入り自在な出力軸部材
と、このケーシングに対し出力軸部材を、軸方向移動自
在に支持する為、これら第二開口部の内周面と出力軸部
材の外周面との間に設けた第二の軸受と、上記ケーシン
グの内側に、このケーシング内の隙間空間容積よりも少
ない量だけ封入した潤滑油とを備え、上記第一開口部の
内周面と上記ボールねじ軸の中間部外周面との間部分で
上記ケーシングの内側空間に対して上記第一の軸受より
も外側部分、及び上記第二開口部の内周面と上記出力軸
部材の外周面との間部分で上記ケーシングの内側空間に
対して上記第二の軸受よりも外側部分を、それぞれオイ
ルシールで密閉する事により、上記ケーシングの内側に
封入した潤滑油がこのケーシングの外側に漏洩するのを
防止しているボールねじ式リニアアクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10339489A JP2000161461A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | ボールねじ式リニアアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10339489A JP2000161461A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | ボールねじ式リニアアクチュエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000161461A true JP2000161461A (ja) | 2000-06-16 |
| JP2000161461A5 JP2000161461A5 (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=18327960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10339489A Pending JP2000161461A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | ボールねじ式リニアアクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000161461A (ja) |
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-
1998
- 1998-11-30 JP JP10339489A patent/JP2000161461A/ja active Pending
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