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JP2000158168A - エアロフォイルを方向決めする方法およびエアロフォイルを保持するためのマスクを形成する方法 - Google Patents

エアロフォイルを方向決めする方法およびエアロフォイルを保持するためのマスクを形成する方法

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Publication number
JP2000158168A
JP2000158168A JP11331351A JP33135199A JP2000158168A JP 2000158168 A JP2000158168 A JP 2000158168A JP 11331351 A JP11331351 A JP 11331351A JP 33135199 A JP33135199 A JP 33135199A JP 2000158168 A JP2000158168 A JP 2000158168A
Authority
JP
Japan
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mask
airfoil
fixture
aerofoil
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP11331351A
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English (en)
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Back Joseph
バック ジョセフ
James Whitton
ホイットン ジェイムス
Gordon M Reed
エム.リード ゴードン
Kenneth M Boucher
エム.ボウチャー ケネス
Stanley J Funk
ジェイ.ファンク スタンレイ
F Doran James
エフ.ドラン ジェイムス
A Nehezu William Jr
エイ.ネヘズ ジュニア. ウィリアム
P Jordan Christopher
ピー.ジョーダン クリストファー
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RTX Corp
Original Assignee
United Technologies Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by United Technologies Corp filed Critical United Technologies Corp
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Pending legal-status Critical Current

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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/009Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using a non-absorbing, e.g. transparent, reflective or refractive, layer on the workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/18Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using absorbing layers on the workpiece, e.g. for marking or protecting purposes
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    • B23K26/38Removing material by boring or cutting
    • B23K26/382Removing material by boring or cutting by boring
    • B23K26/389Removing material by boring or cutting by boring of fluid openings, e.g. nozzles, jets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアロフォイル10の充填加工においてエアロ
フォイルの方向決めを行う。 【解決手段】射出成形装置のスプループレートと同様に
エアロフォイル10の位置決めを行うスプループレート
部材62、スプループレートから翼幅方向に離間された
基準面を有する固定具56、を形成する。さらに、エア
ロフォイル10と同寸法である部分を有する中子を空隙
13内に配置し、空隙13内に流体状のマスク部材を配
置して硬化させることによってエアロフォイル10を拘
束するマスクを形成する。このとき、スプループレート
部材62および基準面に対する中子の向きが、加工状態
にあるときと等しくなるように、中子をスプループレー
ト部材62および基準面によって保持する。続いて、ほ
ぼ翼幅方向にマスク材料を切断して分割線を形成する。
加工状態で、マスクを固定具内に配置し、エアロフォイ
ル10をマスク内に挿入する。エアロフォイルがマスク
によって支持されるように、スプループレートに対して
固定具を方向決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却空気用の内部
流路を有するエアロフォイルにレーザー加工を行うため
に、プロセスの一部で、エアロフォイルの位置決めを行
う方法に関する。特に、本発明は、孔がエアロフォイル
壁を貫通して空隙まで穿孔されたときに、レーザービー
ムLが内側に衝突しないように、内部流路に材料を注入
するステップで、エアロフォイルの位置決めを行う方法
およびエアロフォイルを位置決めするためのマスクの成
形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジンのエアロフォイル
は、作動媒体ガスの流路内に配置されている。このよう
なエアロフォイルの例として、タービンブレードおよび
タービンベーンが挙げられる。ガスがエンジン内を流れ
るときに、エアロフォイルは熱いガスで覆われる。動作
状態では、冷却空気がエアロフォイル内部の流路を通っ
て流れ、これによって、タービンベーンやタービンブレ
ードといったエアロフォイルの温度が許容範囲内に維持
される。
【0003】加えて、冷却空気孔がエアロフォイルの内
側から外側まで延びている。この冷却孔は小さく、その
直径は11〜17ミル(0.011〜0.017イン
チ)(0.28〜0.43mm)の範囲内にある。、こ
の孔は所定のパターンに穿孔されるとともに、エアロフ
ォイルに確実に適度な冷却が行われるような外形に形成
される。
【0004】冷却空気孔によって、冷却空気が、エアロ
フォイル内部の流路から熱い壁を通って外部まで流れ
る。冷却空気が壁を通過するときに、この冷却空気によ
って蒸散冷却が行われ、冷却空気がエアロフォイルから
流出した後に、この冷却空気によって外側の空気の膜に
よるフィルム冷却が行われる。この冷却空気膜は、エア
ロフォイルと熱い作動媒体ガスとの間の防護層となる。
【0005】穿孔する方法には、レーザーが使用され、
これによってコヒーレントエネルギーを有する光線がエ
アロフォイルの外側に方向付けられる。レーザー光線か
らの強度の放射によって、エアロフォイルの壁が燃焼
し、これによって孔が形成される。この孔は冷却空気の
充分な導管となる。レーザービームがエアロフォイルの
壁を貫通して内部の空隙に到達すると、このレーザービ
ームは空隙の他方の側にある隣接構造に衝突し、これに
起因して、許容不可能な損傷がエアロフォイルに生じ
る。従って、レーザービームがエアロフォイル壁を貫通
した後に、このレーザービームが、空隙を画定している
壁に衝突しないように、阻止材料が空隙内部に配置され
る場合がある。
【0006】1つの方法は、製造工程中に、セラミック
鋳造中子をエアロフォイル内に配置したまま残すことで
ある。このセラミック鋳造中子の周りにブレード材料が
流される。このセラミック中子は、適当な阻止材料とな
る。続いて、このセラミック中子は、周知の浸出技術に
よって取り除かれる。この方法は、グレゴー(Gregor
e)、グリフィス(Griffith)およびストラウド(Strou
d)に付与された米国特許第5,222,617号の名称
“穿孔されたタービンブレード”に開示されている。し
かし、鋳造後に中子が存在することによって、エアロフ
ォイル内部を最初に検査することが不可能となる。さら
に、冷却孔が穿孔された後は、このセラミック材料を取
り除くことが困難となるおそれがある。加えて、この中
子は、冷却孔を再び穿孔することが必要な修理工程には
利用することができない。阻止材料の他の例は、蝋ある
いは蝋状材料である。この材料は、融解することによっ
て、エアロフォイルの前縁流路といった内部流路に容易
に流入するようになる。この融解した材料の温度は、そ
の融点より高くなっており、250°F(121℃)を
越える場合がある。この融解した材料は、空隙内部に、
手作業によって流入されたり、注入されたり、あるい
は、保護されるべき表面に噴霧あるいは塗装される。し
かし、この融解した材料によって、この材料を取り扱う
作業者が激しい熱傷を負う可能性がある。さらに、この
ような材料が手作業によってエアロフォイル内に流入さ
れる場合、この加工は時間がかかる。加えて、蝋は、非
常に接近した冷却孔の間に延びる可能性がある。第1孔
に近接する蝋は、第2孔が穿孔されるときにレーザービ
ームを阻止するが、レーザービームによって第1孔が穿
孔されるときに融解する可能性がある。これに起因し
て、蝋の中に空隙が生じる。結果として、第2孔でのレ
ーザービームが、流路において空隙が存在する部分を通
過したときに、そのレーザービームからのエネルギー
は、蝋によって充分に放散されなくなる。レーザービー
ムが第2孔の壁を貫通した後に、レーザービームがエア
ロフォイルの内壁に衝突し得ることによって、第2孔が
穿孔されるときに、エアロフォイルに損傷が起こる可能
性がある。
【0007】空隙の形成を防止するための添加剤を使用
した蝋状阻止材料の1つが、コーフェ(Corfe)および
ストラウド(Stroud)に付与された米国特許第5,04
9,722号の名称“レーザー防護層材料およびレーザ
ー穿孔の方法”に開示されている。コーフェによると、
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の蝋状材料
が、蝋ベースに含まれている。PTFEは、空隙の発生
を阻止するのを助ける。このような材料を前縁流路の内
部に配置することは、ある種のエアロフィルには困難で
ある。製造中は、多くの場合、前縁流路はエアロフォイ
ルの外部と連通していない。穿孔加工の前は、流路は、
隣接した流路と気体的に連通させている小さなインピン
ジメント孔を除いて、袋小路つまり端部が閉じた通路と
なっている。隣接した流路は、さらに、前縁流路に流れ
る冷却空気を受けるための開口部を有する。従って、作
業者は、融解した材料を流入開口部に注意深く流入させ
るとともに、前縁流路内の材料に気泡が生じないよう
に、エアロフォイルを取り扱わなければならない。
【0008】さらに別の方法は、エポキシ樹脂といった
隠蔽剤を使用することである。この隠蔽剤は、流体状で
エアロフォイルに配置される。単にエポキシ樹脂をエア
ロフォイルに流入させることによって、このエポキシ樹
脂はエアロフォイルに配置される。このエポキシ樹脂は
室温であるため、作業者が熱傷を負う恐れはない。さら
に、このエポキシ樹脂は硬化され、これによって、米国
特許第5,049,722号に記載されたPTFEと同
様な固体状の材料となる。しかし、この樹脂は、融解し
た蝋よりも相対的に粘性が高いため、エアロフォイル内
部の小さな連通孔を通して流すことは困難である。
【0009】ある種のエアロフォイルでは、このような
材料を前縁流路内に配置することは特に困難である。製
造中は、大抵、前縁流路はエアロフォイルの外部と連通
していない。穿孔加工の前は、流路は、隣接した流路と
気体的に連通させている小さなインピンジメント孔を除
いて、袋小路つまり端部が閉じた通路となっている。隣
接した流路は、さらに、前縁流路に流れる冷却空気を受
けるための開口部を有する。従って、作業者は、融解し
た材料を流入開口部に注意深く流入させるとともに、前
縁流路内の材料に気泡が生じないように、エアロフォイ
ルを取り扱わなければならない。この材料が蒸発する温
度にこの材料を加熱することによって、この材料は容易
に取り除かれる、という利点がある。
【0010】他の方法として、レーザー光を分散させる
ための材料を含む揺変性媒体を使用するものがある。こ
の方法は、マー(Ma)およびピンダー(Pinder)に付与
された米国特許第4,873,414号の名称“部材の
レーザー穿孔”に開示されている。この媒体の特別な利
点は、この媒体がレーザー光と接触して光を発生する、
ということである。部材から反射された光を観測するこ
とによって、レーザービームが第2表面を通過したとき
にレーザー光の検出が可能になる。これによって、レー
ザービームによって貫通した孔が穿孔されたか否かを観
測するためのフィードバック制御が可能になる。加え
て、媒体の粘性を低下させるために媒体をノズルに押し
通すことにより、媒体の粘性は低下するため、媒体は部
材の内側表面を容易に流れるようになる。この揺変性媒
体は、フラッシング剤を含む媒体に接触させられること
によって、除去される。これには、部材に付加的な加工
を行うことと、部材へ付加的な材料を多量に流すこと
と、が必要となる。
【0011】他の方法として、ストラウド(Stroud)お
よびコーセ(Corse)に付与された米国特許第5,14
0,127号の名称“レーザー防護壁材料”に開示され
ているものが挙げられる。この方法では、注入可能な防
護材料が利用されており、この材料は、テトラフルオロ
エチレンおよびヘキサフルオロプロピレンの第1共重合
体と、ポリテトラフルオロエチレンのバックボーンと少
なくとも1つのフッ化アルコキシ群を含む第2共重合体
と、からなる群から選択された組成物である。この材料
は、部材内部に流入あるいは注入される。中空状のター
ビンブレードに充填加工およびレーザー穿孔加工が行わ
れた後に、続いて、この材料は、部材の外部に蒸発す
る。この材料を高温に加熱して蒸発させる、といった受
動的な方法でこの材料を除去することは可能であるらし
い。しかし、このような燃焼による生成物はフッ素分子
を含んでいるため、結果として、有害な流体が生成され
る。この有害な流体は、燃焼生成物が大気中に放出され
る前に、その燃焼生成物から除去されなければならな
い。
【0012】他の方法として、ターナー(Turner)に付
与された米国特許第5,767,482号の名称“レー
ザー防護の材料および方法“に開示されているものが挙
げられる。ターナーは、塩化ナトリウム(塩)や他の金
属塩といった、細かく砕かれた結晶性材料を使用してお
り、これらの塩は、熱的に安定であるとともに高い融点
を有する。これらの塩は、流入されたり、水でペースト
状にして注入されることによって、部材内部に導入され
る。この塩は、部材を水で洗浄することによって、取り
除かれる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した技術よりも更
に、量産加工に適するとともに、有害な流体の発生ある
いは時間集約的な加工を伴わずに比較的容易に除去する
ことが可能である、レーザー阻止材料をエアロフォイル
内部に配置するための材料、方法および装置が要求され
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】ある種のポリマーは、レ
ーザーを阻止するために利用された場合に、量産加工に
重要な利点をもたらし、さらに、ある種の治具および固
定具がこのような材料や他の材料とともに量産加工に使
用されることによって、エアロフォイルといった部材へ
の充填が迅速に行われることが可能となる、という認識
に本発明は一部基づく。加えて、ある種のポリマーは、
狭い流路内のレーザー阻止材料からエアロフォイルの薄
い壁に伝達された大きな力に対して有利な効果を有す
る。この力は、エアロフォイル内にレーザー阻止材料を
配置することによって発生し、さらに、エアロフォイル
からレーザー阻止材料を取り除くことによって発生する
ものである。加えて、レーザー阻止材料をその適度に低
い融点まで加熱し、その融解したレーザー阻止材料の一
部を流出させた後に、有害な燃焼生成物が発生しないよ
うな方法でこのレーザー阻止材料を高温で蒸発させる、
といった材料除去工程中の迅速な処理に、このような材
料はよく適合する。
【0015】本発明によると、エアロフォイルにレーザ
ー阻止材料を充填する装置に対してエアロフォイル方向
決めする方法には、エアロフォイルを位置決めするとと
もにマスクのための空隙を有する固定具を形成するステ
ップと、中子をその空隙内に配置するステップと、を有
する。空隙内に配置される中子の部分は、マスクの翼幅
方向の長さに対して、エアロフォイルと同一となってい
る。さらに、本発明の方法には、中子におけるエアロフ
ォイルと等しい部分がマスク材料によって覆われるよう
に、流体状のマスク材料を空隙内に配置するステップ
と、そのマスク材料を硬化させるステップと、を有す
る。
【0016】本発明の詳細な実施例によると、エアロフ
ォイルを保持するためのマスクを形成するステップで
は、ほぼ翼幅方向にマスク材料を切断して、中子の除去
および加工状態でエアロフォイルの挿入を行うための分
割線を形成する。
【0017】本発明の詳細な実施例によると、エアロフ
ォイルの方向決めを行う方法では、マスクを固定具内に
配置し、エアロフォイルをマスク内に挿入する。そし
て、加工状態でエアロフォイルがマスクによって翼弦方
向に支持されるように、エアロフォイルにレーザー阻止
材料を充填する装置に対して固定具を方向決めする。
【0018】本発明によると、装置は、レーザー阻止材
料をエアロフォイルに送るためのスプループレートを備
えており、マスクを形成するステップでは、固定具に対
するスプループレートの位置と、スプループレートおよ
び中子の係合と、を模倣した部材の方向決めを行うこと
によって、加工状態でのスプループレートに対する中子
の向きおよび翼幅方向に面した基準面に対する中子の向
きを模倣する。
【0019】本発明の主な特徴は、基準面を有する固定
具を形成するステップであり、この基準面は、加工状態
で、繰り返し固定具の基準面となる。他の特徴は、エア
ロフォイルの一部分を模倣した中子を固定具内で位置決
めすることである。このエアロフォイルの一部分に対し
てマスクが形成される。本発明のさらなる他の特徴は、
流体状のマスク材料を固定具内に流入させることによっ
て、中子のエアロフォイルの寸法を模倣した部分を覆う
ことである。
【0020】本発明の主な利点は、エアロフォイルの位
置決めおよびエアロフォイルへのレーザー阻止材料の充
填が迅速に行われることである。これは、固定具および
エアロフォイルに対して特別に形成したマスクを使用す
ることによって、一定の加工状態でエアロフォイルが固
定具内で繰り返し方向決めされることによる。本発明の
他の利点は、加工状態で使用される固定具およびこの固
定具と協働するマスクを形成することが容易であり、か
つこれにかかるコストが安いことである。このことは、
エアロフォイルを保持するためのマスクを鋳造する際の
鋳型として、固定具を使用することによる。本発明の更
に他の利点は、固定具およびマスクが精密であることで
ある。このことは、エアロフォイルおよびマスクを翼幅
方向で保持するために基準面を利用することによって得
られる。更に他の利点は、固定具およびマスクの操作が
容易であることである。これは、1)マスクの鋳造に利
用される装置の基準面と、加工状態でマスクを位置決め
する際に利用される基準面と、が厳密に一致しているこ
と、2)マスクを形成する装置内の中子に対しマスクお
よび固定具の位置決めが再現できること、3)スプルー
プレートを用い、基準面およびレーザー阻止材料の供給
源に対するスプループレートの向きによって、差を調整
すること、によって得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、ガスタービンエンジン用
のエアロフォイル10として示された部品の部分拡大図
である。図1は、さらに、レーザー阻止材料52をその
部品の内側に配置するための治具12を示している。治
具12は空隙13を有しており、エアロフォイル10が
充填される際に、この空隙13内部にエアロフォイル1
0が次々に繰り返して配置される。図示されたエアロフ
ォイル10は、ロータブレード10であるが、用語“エ
アロフォイル”には、ステータベーンのような流れ方向
付け表面を有する他の部品も含まれる。
【0022】図2Aは、製造中のロータブレード10の
側面断面図である。ロータブレード10はルート部14
として示された第1端部と、プラットフォーム部16
と、先端部18として示された第2端部と、を有する。
エアロフォイル10は空気力学的な前縁22を備えてお
り、この前縁22は翼幅方向に延びている。空気力学的
な後縁24は、空気力学的な前縁22から翼弦方向に離
間されている。前縁流路26、ロータブレード10のル
ート部14内に延びた流路28,30,32,34、と
して示されているように、エアロフォイル10は、複数
の空隙つまり冷却空気の流路を備えている。流路28,
30,32,34は、ロータブレード10の内側に延び
ており、多くの場合は流路32によって示されるように
蛇行状に延びている。
【0023】図2Bは、図2Aの線B−Bに沿って翼弦
方向にみた断面図である。エアロフォイル10は、吸入
面側つまり側壁部42および圧力面側つまり側壁部44
として示されているように、流れ方向付け表面を備えて
いる。各面は、前縁22から後縁24まで後方に延びて
いるとともにプラットフォーム部16から先端部18ま
で翼幅方向に延びている。孔48として示されるような
複数の内部インピンジメント孔によって、前縁領域の前
縁流路26が冷却空気供給用の流路28に連通してい
る。インピンジメント孔48の寸法は小さく、その水力
直径は、通常、40ミル(1mm)(すなわちDh=4
Ai/P=0.040インチ(1mm)である。Aは孔
の面積であり、Pは孔の全周である。)より小さい。あ
る種の用途では、インピンジメント孔48の水力直径は
30ミル(0.76mm)より小さい。前縁22付近の
複数のフィルム冷却孔は、孔46として示されており、
前縁領域の前縁流路26からロータブレード10の外側
まで延びている。
【0024】図2Aに示されているように、フィルム冷
却孔46を形成する一つの方法は、レーザービームLと
して示されているようなレーザービームによって、エア
ロフォイルの外側から前縁流路26まで穿孔するもので
ある。図2Bおよび図2Aの概略図に示されているよう
に、レーザー阻止材料52が、レーザービームLの強度
を低減させるために、部品の一部分にある前縁流路26
内に配置される。穿孔工程中にロータブレード10の壁
部にレーザービームLが貫通したときに、そのレーザー
ビームLによって冷却空気孔に面する構造が損傷するこ
とが、レーザー阻止材料52によって確実に防止されて
いる。
【0025】図1に示されるように、射出成形装置54
の一部として示されているような、圧力下で阻止材料を
配置する手段が、治具12と流体的に連通している。こ
れに代わる同様な装置は、エアロフォイル10への加圧
レーザー阻止材料52の供給源となる装置である。例え
ば、トランスファー成形装置や押出し成形装置が挙げら
れる。
【0026】治具12は固定具56を備えており、これ
によってロータブレード10が拘束されるとともに、ロ
ータブレード10にレーザー阻止材料52が充填され
る。用語“充填”は材料を配置つまり供給することを意
味しており、部分的な充填および完全な充填もこれに含
まれる。固定具56は、基部58、スプループレート6
2およびスプループレートホルダ64を備えている。レ
ーザー阻止材料52を供給するための通路65は、スプ
ループレート62およびスプループレートホルダ64を
通って延びている。
【0027】射出成形装置54は、治具12を受容する
ためのテーブル66と、図4および図5に示されるよう
なノズル70を有するハウジング68と、を備えてい
る。ハウジング68は、治具12に対して、M方向に移
動することが可能となっているとともに、治具12およ
びロータブレード10に所定の力を加えることが可能と
なっている。ハウジング68は、レーザー阻止材料52
(概略的に図示されている)の挿入物74を受容するた
めのチャンバ72を備えている。挿入物74の体積は、
レーザ阻止材料52を受容した状態のエアロフォイル1
0の内側の内部体積よりも僅かに大きい。
【0028】チャンバ72は、通路(図示せず)からレ
ーザー阻止材料52を受ける。この通路は内部にスクリ
ュー手段(図示せず)を備えており、このスクリュー手
段によってレーザー阻止材料52がチャンバ72に押し
込まれる。ピストン75がチャンバ72内部に配置され
ており、これによって通路65内のレーザー阻止材料5
2がハウジング68を通してスプループレート62まで
押し込まれる。この目的に対する適当な装置は、オハイ
オ州ニューベリーのミニジェクターマシナリー社(Mini
-Jector Machinery Corp.)から入手可能なモデル70
インジェクションモールディングマシン(Model 70 Inj
ection Molding Machine)である。適当であることが明
らかとなっている他の装置は、ニュージャージー州のト
ーヨーオブアメリカ社(Toyo of America 16 Chapin pi
nebrook)を通じてヒタチグループから入手可能なトー
ヨープラスターTI−90G2(Toyo Plastar TI-90G
2)射出成形装置である。
【0029】図1に示されるように、治具12のスプル
ープレートホルダ64は、ボルト等(図示せず)によっ
て、射出成形装置54のハウジング68に一体に接合さ
れる。スプループレートホルダ64は鳩尾形スロット7
6を有する。スプループレート62は、傾斜状端部77
を備えており、鳩尾形スロット76によってスプループ
レートホルダ64と滑動可能に係合している。傾斜状端
部77は鳩尾形スロット76と協働してスプループレー
ト62を拘束する。スプループレート62は、レーザー
阻止材料52を受け入れるために、通路65と連通して
いる。通路65によって、射出成形装置54のチャンバ
72が、タービンブレード10のルート部14内部に延
びた流路28,30,32,34と連通している。
【0030】テーブル66は、射出成形装置54のハウ
ジング68に対して調整することが可能となっている。
治具12の基部58は、テーブル66に対して所定の位
置に配置される。固定具56がテーブル66上に取付け
られるたびに、基部58がテーブルと同位置で厳密に係
合するように、基部58は、位置決めダボや位置決めピ
ン(図示せず)によって取付けられる。従って、基部5
8は、ハウジング68に対して、テーブル66を介して
調整することが可能となっている。
【0031】治具12はマスク78を備えている。マス
ク78は一対のマスク部材を備えており、これらは第1
マスク部材82および第2マスク部材84として示され
ている。各マスク部材82,84は表面を有しており、
これらは、第1マスク部材82の第1表面86および第
2マスク部材84の第2表面88として示されている。
各表面86,88は、エアロフォイル10の外面に適合
する。マスク部材82,84は、室温加硫(RTV)ゴム
のような弾性材料からなる。適切な弾性材料の1つは、
ニューヨーク州ウォーターフォードのジェネラルエレク
トリックカンパニー社(General Electric Company)か
ら入手可能なRTV668 Elastomeric材
料である。
【0032】治具12は、さらに、第1ジョー92およ
び第2ジョー94として示されているような対向する一
対のジョーを備えている。マスク部材82,84をエア
ロフォイル10に密着させるために、各ジョー92,9
4は対応するマスク部材82,84と係合する。例え
ば、第2ジョー94は第2マスク部材84と係合する。
第2ジョー94は治具12の基部58に固定されるた
め、第2ジョー94によって、ハウジング68および第
2マスク部材84に対する基準面96が得られる。ハウ
ジング68によってスプループレート62が位置決めさ
れる。従って、その翼弦方向に面した基準面96を有す
る第2ジョー94は、スプループレート62およびスプ
ループレートホルダ64と協働して、充填加工中にロー
タブレード10を射出成形装置54と整列させる精密な
手段となる。
【0033】ジョー92,94は、互いに相対移動を行
うことが可能となっている。図1の仮想線によって示さ
れているように、第1ジョー92は、実線で示された閉
位置から仮想線で示された開位置まで、第2ジョー94
に対して移動することが可能である。このような移動の
ために、一対のガイドが第2ジョー94の各側部に配置
されており、これらは第1ガイド98および第2ガイド
102として示されている。第1ジョー92は第1ガイ
ドレール104を備えており、この第1ガイドレール1
04は第1ガイド98と滑動可能に係合している。第1
ジョー92は第2ガイドレール106を備えており、こ
の第2ガイドレール106は第2ガイド102と滑動可
能に係合している。代わりの実施例として、このような
相対移動は、両ジョー92,94を移動させることによ
って行うことも可能である。上述したように、第2ジョ
ー94は、射出成形装置54のハウジング68に対して
マスク78の位置決めを行うための基準面96を与えて
いる。第2ジョー94がその閉位置に厳密に戻るのであ
れば、この機能は繰り返して得られる。
【0034】治具12は、ジョー92,94を開位置か
ら閉位置まで移動させる手段を備えており、これは、ア
ーム108およびレバー112の機構として図1に示さ
れている。アーム108は、旋回点113を中心として
旋回する。アーム108が旋回すると、レバー112に
よって、第1ジョー92および第1マスク部材82
が、、移動した位置である開位置まで、ブレード10か
ら離れる方向に引き寄せられる。これによって、作業者
が、ロータブレード10を速やかに取り外したり、ロー
タブレード10を第2マスク部材84へ挿入したりする
ことが可能となる。ジョー92,94を移動させる手段
として、電気駆動装置、空気圧駆動装置、油圧駆動装
置、あるいは、チェーン、滑車、スプリング等の機械駆
動装置を利用することも可能である。
【0035】図3は、図1の上面図であり、図を明確化
するために治具12の一部および射出成形装置54は切
り欠かれている。図3は、ロータブレード10とスプル
ープレート62との関係およびロータブレード10とス
プループレート62を通って翼幅方向に延びた通路65
との関係を示している。通路65によって、スプループ
レート62が加圧されたレーザー阻止材料52を射出成
形装置54のノズル70から受けることが、可能となっ
ている。スプループレート62は、第1側部114を有
しており、この第1側部114は、翼幅方向に面した第
1表面116を有している。第1表面116は、翼幅方
向軸Sに沿った第1の方向に向いており、加工状態にあ
るロータブレード10に対して翼幅方向で反対方向に面
する。図3に示されているように、翼幅方向軸Sはロー
タブレード10の翼弦方向断面のスタッキングライン
(stacking line)である。加圧されたレーザー阻止材
料52を受容するために、第1表面116によって、ス
プループレート62がノズル70(図4参照)と係合す
るようになっており、かつ通路65に対するシールが構
成されている。
【0036】通路65は、加圧されたレーザー阻止材料
52をロータブレード10に流出させるための狭窄部1
18を有している。通路65の狭窄部118は、ロータ
ブレード10のルート部14にある流路28,30,3
2,34によって構成される開口部と流体的に連通して
いる。これらの流路28,30,32,34によって、
射出成形装置54からのレーザー阻止材料52がルート
部14に受け入れられるようになっている。
【0037】治具12の第1ジョー92は仮想線で示さ
れている。レバー112は端部112a(仮想線で示さ
れている)を有しており、この端部112aは第1ジョ
ー92と係合する。レバー112は調整可能リンク11
2bを備えており、これによってレバー112の長さの
調整が可能となっている。閉位置にある加工状態では、
第2ジョー94(仮想線で示されている)は、狭い間隔
Gだけ第1ジョー92から離間されている。この間隔G
は、通常は小さく、1つの実施例では25〜30ミル
(0.025〜0.030インチ)(0.64〜0.7
6mm)である。
【0038】図4は、治具12の一部分および射出成形
装置54のノズル70の一部分を示す一部切欠拡大図で
ある。治具12は固定具56を備えている。固定具56
は、基部58、スプループレート62およびスプループ
レートホルダ64を備えている。スプループレートホル
ダ64は開口部119を有している。ノズル70は、開
口部119を通って延びていることによってスプループ
レート62と係合している。ノズル70は、ボルト(図
示せず)によって、第1側部114の第1表面116に
押し付けられる。スプループレート62は第2側部12
0を有しており、この第2側部120は翼幅方向に面し
た第2表面122を有する。
【0039】固定具56は、さらに、位置決めブロック
124として示されるような部材を備えており、この位
置決めブロック124はスプループレート62から翼幅
方向に離間されている。この位置決めブロック124
は、第1基準面126を有する。この基準面126は、
翼幅方向に面しており、加工状態でエアロフォイル10
の先端部18と係合する。位置決めブロック124はエ
アロフォイル10の先端部18よりも柔軟な材料から形
成されており、これによってエアロフォイル10の先端
部18の損傷が防止されている。第2マスク部材84
は、第1開口部128によって、位置決めブロック12
4を受容することが可能となっている。図示されている
ように、位置決めブロック124は、第2マスク部材8
4によって囲まれており(第2部材84の内側にぴった
りと嵌合しており)、これによって第2ジョー94によ
る第2マスク部材84の位置決めが補助されている。
【0040】基部58は表面132を有する。第1マス
ク部材82および第2マスク部材84は、表面132上
に配置されている。基部58は、位置決め孔134およ
び基部基準面136を有しており、基部基準面136に
よって位置決め孔134の底部が画定されていることに
よって、位置決めブロック124が位置決めされる。位
置決めブロック124は基部58の円形状の位置決め孔
134内に配置されており、これによって位置決めブロ
ック124が固定具56の基部58に対して厳密に位置
決めされる。代わりの実施例として、基部58を、エア
ロフォイル10の先端部18と係合するための第1基準
面126を有する部材とすることも可能であり、この目
的のためには基部58の基部基準面136を利用するこ
ともできる。
【0041】第2マスク部材84は、第2開口部138
を有しており、この第2開口部138は、エアロフォイ
ル10の前縁といったエアロフォイル10の空気力学的
縁と適合している。第2マスク部材84は、エアロフォ
イル10の吸入側42および圧力側44の両側で前縁の
一部を覆っている。このような係合によって、一方のマ
スク部材が他方のマスク部材に対して移動してエアロフ
ォイル10と係合した状態で、マスク78によるエアロ
フォイル10の支持および位置決めが補助される。代わ
りの実施例として、エアロフォイル10の前縁22およ
び後縁24の両方、あるいは、エアロフォイル10の後
縁24のみ、がマスクによって部分的に覆われることも
可能である。
【0042】図5は、図4に示された固定具56の代わ
りの実施例を示しており、この固定具56はマスク78
aを備えている。マスク78aは、第1マスク部材82
aおよび第2マスク部材84aを備えている。マスク7
8aのエアロフォイル密着面を、ライナ78bとして、
柔軟な材料から形成し、位置決めブロック124に使用
されるタイプの材料からなる適度な剛性を有する支持部
78cと組み合わせることが可能である。各マスク部材
82a,84aは、第1基準面126aの一部を有して
おり、この部分は、エアロフォイル10の翼幅方向に面
した表面17と係合する。図示されているように、翼幅
方向に面した表面17は、エアロフォイル10のプラッ
トフォーム16にある。エアロフォイル10を翼幅方向
に位置決めするために、表面17は位置決めブロック1
24の第1基準面126aと係合するようになってお
り、このために、この表面17は、第2端部つまり先端
部18の翼幅方向に面した表面と同様なものとなってい
る。
【0043】図6は、スプループレート62の下方から
の斜視図である。翼幅方向に面した第2表面122は、
領域A1を有する。第2表面122は、加工状態で、ロ
ータブレード10に向かって翼幅方向に面する。第2側
部120は突出部142を備えており、この突出部14
2は距離Dだけ翼幅方向に突出している。この距離Dは
約60ミルである。突出部142は、通路65を囲んで
延びており、これによって通路65の外周が画定されて
いる。突出部142は、さらに、第3表面144を有し
ており、この第3表面144によって他の(第2の)基
準面が構成されている。この第2基準面は、翼幅方向に
面することによって、エアロフォイル10と係合する。
第3表面(翼幅方向に面した第2基準面)は翼幅方向に
面した領域A2を有しており、この領域A2は領域A1
より小さくなっている(A2<A1)。
【0044】領域A2によって、シール領域つまりシー
ル面がスプループレート62に形成される。領域A2を
有する第3表面144(翼幅方向に面した第2基準面)
には、表面仕上げが行われており、これは約63マイク
ロインチ(1.6μm)の表面粗度Ra測定値を有する
潤滑な機械的表面仕上げに相当する。この表面粗度は、
米国規格協会から入手可能な“ASNI B46.1−
1985表面構造(ANSI B46.1-1985 Surface Textur
e)”の仕様書に記載されている手順に従って測定され
た。この仕様書には、この方法による平均値としての測
定値が示されている。ロータブレード10には、約12
5マイクロインチ(3.18μm)の表面粗度Raの粗
い機械的表面仕上げに相当する表面仕上げが施されてい
る。
【0045】スプループレートホルダ64は、締付け具
や接合等によって、射出成形装置54に一体に取付けら
れる。スプループレート62は、止めネジやスプループ
レートホルダ64をスプループレート62に固定する他
の器具によって、スプループレートホルダ64に固定さ
れる。図示された実施例では、締付け具(図示せず)に
よって、スプループレートホルダ64が射出成形装置5
4のハウジング68に向かって押し付けられ、スプルー
プレードホルダ64によってスプループレート62がノ
ズル70に向かって上方に押し付けられる。加工状態で
は、スプループレート62および射出成形装置54のノ
ズル70は、共に、通路65からのレーザー阻止材料5
2の流出を阻止するシールを構成するのに充分なほど堅
固に加圧される。
【0046】射出成形装置54のハウジング68は、約
100ポンド(100lbs)(45.4kg)の力F
で、スプループレート62を下方に加圧する。これによ
って、スプループレート62の他方の側がエアロフォイ
ル10に向かって加圧され、これによって(縮小領域A
1とエアロフォイル10のルート部14との境界で)シ
ールが構成される。力Fは、エアロフォイル10を通っ
て伝わり、エアロフォイル10の先端部18(第2端
部)をブロック124に押し付ける。これによって、エ
アロフォイル10が位置決めブロック124とスプルー
プレート62との間に保持される。
【0047】代わりの実施例として、ノズル70によっ
てスプループレート62が加圧され、この力によってス
プループレート62がエアロフォイル10のルート部1
4(第1端部)に向かって付勢される。これによって
も、スプループレート52の翼幅方向に面した第2表面
144とルート部14で、スプループレート62とエア
ロフォイル10との間のシールが構成される。
【0048】上述したように、位置決めブロック124
の表面126(第1基準面)は、ロータブレード10の
先端部18よりも柔軟となっており、これによって、射
出成形装置54によってエアロフォイル10が位置決め
ブロック124に押し付けられたときに、ロータブレー
ド10の先端部18に損傷が生じないようになってい
る。加工状態では、加圧された材料は、約1600ps
i(112kgf/cm2)の圧力および約300°F
(149℃)の温度で、ノズル70から流出する。
【0049】図7は、図6に示されたスプループレート
62の代わりの実施例のスプループレート62bであ
る。スプループレート62bは、2成分系硬化エポキシ
樹脂からなり、このエポキシ樹脂は、ミシガン州のシバ
ジェイシーコーポレーション社(Ciba-Geigy Corporati
on, 4917 Dawn Avenue, East Lansing, Michigan 48823
-5691)から入手可能なものである。この材料は、R4
036樹脂にR1500硬化剤を加えたものである。こ
れは、位置決めブロック124に適した材料の一つの例
である。
【0050】図7に示されたスプループレート62b
は、ロータブレード10のルート部14を受容するため
の溝部146を有している。この溝部146はシール面
147を有しており、このシール面147によって、ス
プループレート62bがポリテトラフルオロエチレンか
らなるシールを受容することが可能となっている。この
ポリテトラフルオロエチレンシールは、スプループレー
ト62にぴったりと押し付けられるとともに、射出成形
装置54によってロータブレード10に押し付けられ
る。ポリテトラフルオロエチレンシールは、開口部15
2を有しており、これによってレーザー阻止材料52が
通路65に沿ってスプループレート62からロータブレ
ード10まで通過する。一つの実施例では、レーザー阻
止材料52をエアロフォイル10のルート部14に流入
させるために適した開口部152を有するシールは、長
さが3/4インチ(19mm)であり、幅が0.5イン
チ(12.7mm)である。シールに充分に適した材料
の一つは、機械的グレードのテフロン(Tefron)(登録
商標)材料であり、この材料には、コールドフローが生
じる可能性が非常に低い。この材料は、ニュージャージ
ー州のインタープラスト社(Interplast, Inc., One Co
nnecticut Drive, Burlington, New Jersey 08016-410
1)によって薄板状に形成される。インタープラスト社
は、デュポンテフロン(Dupont Tefron)(登録商標)
材料の加工業者である。
【0051】射出成形装置54のような、レーザー阻止
材料52を放出させるための装置に対して、エアロフォ
イル10の方向決めを行うプロセスに、固定具56を使
用することが可能である。射出装置に対して新たなエア
ロフォイル10を方向決めするための方法によって、同
様なエアロフォイルが、治具12を使用して繰り返し充
填されるようになる。第1ステップでは、治具12を装
置54から取り外し、これを図8に示されているような
装置154に取付ける。この装置154はテーブル15
6を備えており、このテーブル156は射出成形装置5
4の図で示されたテーブル66と同様なものである。テ
ーブル156は、位置決めピン(図示せず)を備えてお
り、この位置決めピンによって冶具12がテーブル15
6に対して所定位置に位置決めされる。冶具12の基部
58は、位置決めブロック124の位置決めを行うため
の位置決め孔134を備えている。位置決めブロック1
24は、第1基準面126によってエアロフォイル10
の先端部18と係合する。治具12とテーブル156と
の組み合わせによって、位置決めブロック124が装置
154に対して所定の位置に位置決めされ、これによっ
て、エアロフォイル10の先端部18(第2端部)が装
置に対して位置決めされる。
【0052】長さが異なるエアロフォイル10は、その
位置決めブロック124を適した高さの位置決めブロッ
クと交換することによって、固定具56に容易に適合さ
れる。
【0053】装置154は、溝162を有する垂直部材
158を備えている。この装置154は、横方向に延び
たプレート164を備えている。プレート164は垂直
支持部166を備えており、この垂直支持部166は溝
162と滑動可能に係合する。プレート164は、垂直
支持部166に一体に取付けられているとともに、ロッ
ククランプ手段168によって、垂直部材158に対し
て調整可能となっている。図示された実施例では、装置
のプレート164は、スプループレートホルダ64と係
合するようになっており、これによって、スプループレ
ートホルダ64およびスプループレート62が、位置決
めブロック124の第1基準面126に対して翼幅方向
に厳密に位置決めされるとともに、さらに、第1基準面
126に対して、加工状態にあるときと等位置に、翼幅
方向に位置決めされる。
【0054】第1基準面126に対してエアロフォイル
10のルート部14を正確に方向決めするものであれ
ば、スプループレート62を模倣した部材、例えばスプ
ループレート部材、もスプループレート62の代わりと
して利用することが可能である。このスプループレート
部材およびスプループレートは、それぞれ、図8のスプ
ループレート62として示されている。スプループレー
ト62と、スプループレートホルダ64あるいはスプル
ープレートホルダ64を模倣した部材と、を使用するこ
との利点は、これによって加工状態でのスプループレー
ト62とエアロフォイル10との係合およびスプループ
レート62と冶具12の他の部材との係合が再現される
ことである。
【0055】射出成形装置54に対してエアロフォイル
10の方向決めを行う方法には、固定具56が空隙13
を有する状態となるように固定具56を形成するステッ
プが含まれる。この空隙13によって、加工状態で、固
定具56が、エアロフォイル10を拘束するためのマス
ク78の弾性マスク部材82,84を受容できるように
なっている。
【0056】この方法には、エアロフォイル10を拘束
するためのマスク78を形成する工程がある。この工程
には、エアロフォイル部を有する中子を形成するステッ
プが含まれる。このエアロフォイル部は、中子において
少なくともマスク78と係合する領域が、充填されるべ
きエアロフォイル10と等しい寸法となっている。代わ
りの実施例として、実際のエアロフォイルを中子として
利用することも可能である。中子が空隙内に配置された
後、エアロフォイル10、固定された第2ジョー94お
よび位置決めブロックの第1基準面126に対してスプ
ループレート62を方向決めするために、装置のプレー
ト164およびスプループレート62が調整される。こ
の方法には、スプループレート62に対する中子の向き
および第1基準面126に対する中子の向きが加工状態
にあるときと等しくなるように、スプループレート62
と第1基準面126との間に中子を拘束するステップが
含まれる。
【0057】この方法には、流体状のマスク材料を空隙
13内に流入させて、この材料を硬化させるステップが
含まれる。充分な材料の1つは、ジェネラルエレクトリ
ックカンパニー社(General Electric Company)からR
668として入手可能な室温加硫材料のような弾性材料
である。
【0058】図3に示されるように、第1ジョー92お
よび第2ジョー94は、それぞれ、翼幅方向に延びた一
対の溝を備えており、これらは溝174a,174bお
よび176a,176bとして示されている。マスク材
料はこれらの溝174a,174b,176a,176
bに流入される。この材料は硬化してマスクのストリッ
プとなる。これらのストリップはストリップ178a,
178bおよび182a,182bとして示されてい
る。ストリップ178a,178bは第1ジョーの溝1
74a,174bと係合する。ストリップ182a,1
82bは第2ジョーの溝176a,176bと係合す
る。これらのストリップ178a,178b,182
a,182bは、溝174a,174b,176a,1
76bの内部に延びるとともに、ジョー92,94の表
面に対してほぼ垂直な翼弦方向でジョー92,94と係
合している。
【0059】マスク78を形成するステップには、材料
が硬化した後、マスク部材82,84をほぼ翼幅方向で
切断する工程がある。これによって、1ピースからなる
マスク78が望まれる場合は1本の分割線を形成し、あ
るいは、2ピースからなるマスク78が望まれる場合は
2本の分割線を形成する。
【0060】この分割線によって、中子の除去および加
工状態でのエアロフォイル10の挿入が可能となる。
【0061】図1,4に示された実施例では、2つの分
割線がエアロフォイル10の両側に形成されており、こ
れによってこのマスク部材が一対のマスク部材82,8
4に分割されている。代わりの実施例として、一対より
多くのマスク部材を形成することが好ましい。最終的に
製造されたエアロフォイル10の冷却孔の間に各分割線
が延びるように、マスク部材は切断される。このように
することによって、レーザー阻止材料52がエアロフォ
イル10のレーザー穿孔加工用の位置決め表面に流出し
ないように、エアロフォイル10の冷却孔46からのレ
ーザー阻止材料52の流出をマスク78によって阻止す
ることが可能となる。修復されたエアロフォイル10が
再び穿孔される場合、あるいは新たに製造されたエアロ
フォイル10が再加工される場合およびエアロフォイル
10の表面にいくつかの冷却孔46がすでに設けられて
いる場合に、このことが重要となる。
【0062】冶具12のジョー92,94は、互いに、
相対移動が可能となっている。マスク78の形成によっ
てエアロフォイル10の方向決めを行う方法には、閉位
置にある状態で、一方のジョーを他方のジョーから、間
隔Gだけ離間するステップが含まれる。(間隔Gは、加
工状態でジョーが離間される距離である。)成形材料の
層がこれらのジョー92,94の間に配置され、これに
よって間隔Gが充填される。流体状のマスク材料が流出
しないように、成形材料によってこの鋳型がシールされ
る。適当な材料の1つは密蝋である。代わりの実施例と
して、間隔Gより大きな間隔G1でジョーを離間させる
ことも可能である。これは、マスク78を形成するステ
ップの間に、ジョー92,94を完全に閉じないように
することによって達成することが可能である。この結
果、マスクの横方向の長さが、加工状態での空隙の横方
向の幅よりも僅かに大きくなる。加工状態にあるジョー
92,94によって、所定レベルの力がマスク部材8
2,84に加えられる。ジョーを移動させるレバー11
2の長さを調整することによっても、同様な効果が得ら
れる。これは、ジョー92,94が、加工状態において
間隔Gを有するように完全に閉じた位置まで移動可能と
なっている一方で、調整可能なリンク112bを利用し
てジョー92,94が間隔G1で離間されるように調整
することによって可能となる。間隔G1として充分な設
定値は、約1/8インチ(125ミル)(3.175m
m)である。閉位置での冶具12の間隔G1は、1つの
実施例では、加工状態での冶具12の間隔Gの約4倍で
ある。
【0063】治具12の特別な利点は、第2ジョー94
が移動しないことである。この第2ジョー94および翼
弦方向に面した第2基準面96は固定されているため、
これらは位置決め孔134に対して所定の位置関係にあ
る。位置決め孔134によって、第1基準面126を有
する位置決めブロック124の位置決めが行われる。こ
のような所定の位置関係によって、第2ジョー94と係
合するマスク78およびマスク部材82,84は、(第
1基準面126と係合する)エアロフォイル10に対し
て所定の位置関係を有するようになり、さらに、エアロ
フォイル10が第2ジョー94の第2基準面96に対し
て、エアロフォイル10およびマスク78が第2ジョー
94を介してスプループレート62に対して、固定具5
6の基部58が装置154のテーブル156を介してハ
ウジング68に対して、所定の位置関係を有するように
なる。
【0064】加工状態でのこれらの部材の位置関係が確
実に正確なものとなるように、例えば加工状態にあると
きに、間隔Gに対する間隔G1の大きさに依存して、横
方向に僅かに調整することが必要となる場合もある。こ
のように、マスク78を形成するための装置154の位
置関係は、加工状態での位置関係と等しく、あるいは加
工状態での位置関係と等しくなるように容易に調整する
ことが可能となっている。
【0065】ある種の熱可塑性ポリマーは、ロータブレ
ード10内部へのレーザー阻止材料52の配置およびレ
ーザービーム強度の緩和を補助するような特性を有す
る。このような特性によって、エアロフォイル10に充
填加工とレーザー穿孔加工が行われている間およびエア
ロフォイル10からレーザー阻止材料52が取り除く際
に、利点が得られる。例えば、レーザー阻止材料52
は、炭素および水素のみからなる熱可塑性ポリマーを含
んでいる。このレーザー阻止材料52の燃焼中に、この
レーザー阻止材料52の完全燃焼によって熱可塑性ポリ
マーから発生する生成物は、無害なものである。さら
に、このポリマーのメルトフローインデックスは約50
以上であり、これによって流れが促進される。レーザー
からの放射ビームを拡散させるために、結晶化度が40
%より大きくなるように、この熱可塑性ポリマーは、部
分的に非晶質となっているが、部分的に結晶質となって
いる。
【0066】実験は、ポリオレフィン族の材料を利用す
ることによって行われてきた。用語“ポリオレフィン”
および“ポリプロピレン”や“ポリエチレン”等のポリ
オレフィンの特殊な形態には、それらの共重合体および
単独重合体も含まれる。例えば、これらには、直鎖状低
密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン
(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)および
ポリプロピレン(PP)も含まれる。
【0067】適当な材料の1つは、アッシュランドケミ
カルカンパニー社(Ashland Chemical Company)のジェ
ネラルポリマー事業部(General Polymer Division)から
ドーレックス2503(Dowlex2503)として入手可能な
直鎖状低密度ポリエチレンであり、ミシガン州のドーケ
ミカルカンパニー社(Dow Chemical Company)によって
製造されたものである。このポリエチレンの比重は、2
3℃のときに0.9370であり、メルトフローインデ
ックスは105である。メルトフローインデックスは、
ASTM D―1238―82の名称“押し出し可塑度
計による熱可塑性材料の流速”に記載されている標準測
定法を利用して測定された。ポリエチレンのメルトフロ
ーインデックスは、数グラムのポリマーを、周知の流出
孔を通して、190℃の温度で、約2.16kgの荷重
が加えられた状態で、10分間流すことによって測定さ
れた。これらの条件は、ASTM規格の条件Eに対応す
るものである。このポリエチレンは、75.2%の破断
伸び率、75500psi(5308kgf/cm2)
の曲げ率、1100psi(77.3kgf/cm2)
の破壊引張強度および2010psi(141kgf/
cm2)の降伏引張強度を有する。ノッチ付アイゾット
衝撃強度は、68.2°F(20.1℃)、0.125
0インチ(3.175mm)、で0.45(ft・lb
s/in)である。引張衝撃強度は、73.2°F(2
2.9℃)で62.4(ft・lbs/square
inch)である。脆化温度は36°F(2.2℃)で
あり、ビカット軟化温度は212°F(100℃)であ
る。これは、エチレンおよびオクテン−1(Octene-1)
の共重合体である。
【0068】572°Fつまり300℃より高温で、こ
の材料は高い可燃性を有する気体を発生する。比重は1
より小さく、約0.84〜0.97の範囲内であるた
め、0.95よりも小さい場合もある。この値は、充填
剤が含まれていないことを示している。この材料は、1
000以上の非常に大きな分子量を有しており、かつ炭
素および水素のみからなる。ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリブチレンおよびポリイソプレン等のポリエチ
レンには、それらの比較的良好なメルトフローインデッ
クスに伴って、ずり減粘が生じるという利点がある。メ
ルトフローインデックスは、ずりが小さい状態で測定さ
れる。ポリエチレンのずりが増大すると、この材料の粘
性は急激に減少し、50%程度あるいはそれ以上減少す
る場合もある。
【0069】レーザー阻止材料52を注入するために射
出成形装置54を使用することの利点は、射出成形装置
54自体および射出成形装置54によって加えられる圧
力に起因して、ポリエチレンがチャンバ72に到達する
前にポリエチレンのずり減粘が生じ、これによってポリ
エチレンがノズル70を通過するときにポリエチレンの
ずれ減粘が起こる。さらに、これに起因して、所望によ
り、エアロフォイル10の内部流路でポリエチレンのず
り減粘が発生する。
【0070】メルトフローインデックスと同様に、ずり
減粘特性は、経験に基づいて規定されるパラメータであ
り、物理的特性、ポリマーの分子構造および測定条件に
よって著しく左右される。それは、毛細管血流計を使用
することによって測定される。しかし、化学者や技術者
が、例えば非常に狭い通路を有する部材を充填するため
のパラメータの臨界性に注目してこなかったため、その
パラメータは全ての温度および全ての圧力の材料に対し
て一般的に利用できるものではない。
【0071】図9は、ドーレックス2503のポリエチ
レン材料のずり減粘特性を表すグラフである。これは、
出願人によって、375°F(191℃)の温度で、ず
り速度の範囲に亘って測定された。ASTM D383
5の毛細管血流計試験(Capillary Rheometer Test)が
使用された。
【0072】図9に示されているように、粘性は、ずり
速度が20/sのときの初期値約500PaSから、ず
り速度が2000/sのときの200PaS以下の値に
まで、急激に減少している。このことは、材料の粘性が
50%以上減少し、材料が、ずり速度が小さいときの糖
蜜状液体から、2000/sよりも小さなずり速度でエ
アロフォイル10内を流れるときの水状の液体となるこ
とを示している。
【0073】この材料が、エアロフォイル10の狭い流
路からエアロフォイル10の広い流路に流れる場合、ポ
リマーの鎖が受けるずり速度は小さいため、粘性は増大
する。しかし、このポリマーが、次に、後縁のようなよ
り小さな断面積を通過する場合、ずり速度の増加に起因
して、再びこの材料のずり減粘が起こる。この材料の粘
性は減少し、これによってこの材料がその小さな面積を
容易に通過するようになる。材料がエアロフォイル10
から流出すると、材料の圧力および温度は急速に低下
し、これに起因して材料の粘性が急速に増大する。従っ
て、材料がエアロフォイル10の位置決め表面に流出す
ることがない。
【0074】従って、ずり減粘は、最新のエアロフォイ
ル10をレーザー阻止材料52によって充填する際に、
非常に助けになる性質である。通常、エアロフォイル1
0に注入される材料の挿入物74の体積は、充填される
べきエアロフォイル10の内部の体積よりも、約5〜1
0%大きくなっており、これによってエアロフォイル内
部の体積が、確実に、完全に充填される。エアロフォイ
ル10が、確実に、完全に充填されるように、この体積
分の材料は、エアロフォイル内部に押し込まれ、エアロ
フォイル10に押し通され、幾分かはエアロフォイル1
0から押し出されなければならない。さらに、この材料
がエアロフォイル10を通り抜けてエアロフォイル10
表面上の望ましくない部分にまで流出しないように、こ
の材料は充分な粘性を有する必要がある。上述したよう
に、この材料がエアロフォイル内に流入し、通過し、流
出する、といった注入の後に、その材料は適度にかつ急
速に凝固する。
【0075】エアロフォイル10の充填加工中に、例え
ば、熱可塑性ポリマーが、約1500psi(105k
gf/cm2)以上の押出圧力および約300°F(1
49℃)以上の温度で、ロータブレード10に押し込ま
れる。温度に起因して粘性が減少する。ポリエチレン族
の大部分の材料に対して、材料の温度は250〜540
°F(121〜282℃)の間で変化すると予想され
る。このことによって、粘性を低下させる温度およびそ
の粘性をさらに低下させるずり減粘により、粘性が低い
状態で材料がエアロフォイル10を通過するようになっ
ている。
【0076】ドーレックス2503材料を使用した1つ
の用途では、ポリエチレンが、1600psi(112
kgf/cm2)の圧力で、通路と40ミル(1mm)
より小さな水力直径を有する孔とを備えたエアロフォイ
ル10に押し込まれる。ある用途では、流路の水力直径
は30ミル(0.76mm)より小さい場合があり、さ
らに、25ミル(0.64mm)より小さい場合もあ
る。ポリエチレンがエアロフォイル10の流路内を流れ
るときに、エアロフォイル10の前縁22や後縁24と
いった、エアロフォイル10の特に制限された領域で、
ずり減粘が発生すると考えられる。これらの領域では、
表面まで延びる孔は空隙に向かって穿孔されるが、この
空隙内への材料の移動がペデスタルおよび孔の直径が小
さいことによって妨げられる。それにもかかわらず、一
部、エアロフォイル10内のレーザー阻止材料52のず
り減粘によって、これらのエアロフォイル10の充填は
成功されてきた。他の試みでは、約2000psi(1
41kgf/cm2)の圧力で、540°F(282
℃)より低く、かつ400〜500°F(204〜26
0℃)の範囲の温度で、材料が注入される。ポリプロピ
レンを利用する場合でも、これと同じ圧力およびその融
点より高温で、良好な結果が得られる。
【0077】エアロフォイル10の充填中に、第1ジョ
ー92および第2ジョー94によりマスク部材82,8
4がエアロフォイル10に押し付けられることによっ
て、エアロフォイル10がマスク78内で位置決めされ
る。上述したように、テーブル66あるいはレバー11
2を僅かに調節することによって、間隔Gと間隔G1と
の差に適合させることも可能である。レーザー阻止材料
52は、エアロフォイル10の流れ方向付け面を通り過
ぎてエアロフォイル10の望ましくない部分にまで流出
する可能性があるが、マスク部材82,84によってエ
アロフォイル10に外部圧力を加えられることによっ
て、このレーザー阻止材料52の流出が阻止される。さ
らに、高圧のポリエチレン材料がエアロフォイル10内
を流れるときに、マスク部材82,84によって、エア
ロフォイル10の薄い壁部(ある場合には20ミル
(0.5mm)程度まで小さい)が歪まないように補強
される。
【0078】レーザー阻止材料52は、エアロフォイル
10の内部に迅速に流入される。これにかかる時間は、
複雑な形状の充填の場合でも1分より短く、ある場合に
は約30秒である。特別な利点は、材料の融解温度が比
較的低いことである。結果として、エアロフォイル10
の熱容量は、取扱いが困難となるほどにエアロフォイル
10の温度が上昇することなくエアロフォイル10が材
料から熱を吸収するようなものとなっている。ある試み
では、作業者は、充填加工後に、素手または軽装のグロ
ーブでエアロフォイル10を取り扱うことが可能であっ
た。
【0079】材料から隣接した金属に熱が移送されて
も、レーザー阻止材料52の注入が望まれる領域がその
材料によって充填されるまで、その材料は流入し続け
る。材料からエアロフォイル10に熱が移送されると、
材料は急速に凝固する。結果として、この後にエアロフ
ォイル10を新たな位置に移動させることが可能とな
る。この新たな位置は、振動さえ起こる位置であっても
よいが、材料が液化する懸念のある位置であってはなら
ない。
【0080】レーザー阻止材料52の他の利点は、その
弾性であり、これは固体状のときに発揮される。レーザ
ーにより穿孔された孔を簡単に検査することによって、
レーザーが阻止材料まで確実に貫通するようにすること
が、このような阻止材料の弾性によって可能となってい
る。例えば、孔がエアロフォイル壁を貫通して穿孔され
ていることを確認する検査方法の1つは、細いワイヤに
よって孔内部を探査することである。このワイヤが弾性
を有するポリエチレンと接触したときには、それが硬い
部材と接触したときとは異なる反応がそのワイヤから得
られる。多くの場合は、孔を視覚的に検査することによ
ってポリエチレンの存在が確認できるほどに、レーザー
阻止材料52は孔に流入されている。このために、貫通
した孔の存在が確認される。
【0081】レーザービームLによる穿孔の間、レーザ
ービームLのコヒーレント光によって、吸入側壁42あ
るいは圧力側壁44といったエアロフォイル壁が蒸発
し、これによって冷却孔46が形成される。レーザービ
ームLがエアロフォイル10の内壁を貫通すると、レー
ザービームLは、エアロフォイル10内部に配置された
ポリオレフィン(ポリエチレン)材料に衝突する。
【0082】ポリオレフィンからなるレーザー阻止材料
52は、特に、レーザービームLによってエアロフォイ
ル10の内壁が許容不可能なほど損傷することを防止す
るのに効果的である。この現象はよく理解されてはいな
いが、ポリオレフィンの結晶化度によってこのプロセス
が助けられると考えられている。さらに、ポリエチレン
の比熱および融点は、レーザービームLを受けたとき
に、ポリエチレンの一部が直ちに気体状あるいは液状の
流体となるようなものである、と考えられている。気体
状になる場合は、このポリエチレンガスは炭素および水
素からなる可燃性混合気となるが、(材料自体が炭素お
よび水素からなるため)材料から酸素が発生されること
はない。このことによって、すす状粒子の発生が防止さ
れる。
【0083】蒸発されたポリエチレンのプラズマは、こ
れによって穿孔を達成するためのレーザービームLの機
能が著しく劣化することがないほど、レーザービームL
に対して透過性を有する。加えて、この流体によって孔
の形成が劣化することは明らかでなく、実際は、この流
体は孔内部に流入するために、エアロフォイル10の融
解した壁部材料のはねかすが孔内部に吸入されることに
よって、閉塞していないきれいな孔を形成するというレ
ーザーの機能が向上する。
【0084】実験的な穿孔加工では、穿孔加工完了時の
壁の閉塞は著しく減少した。一回の加工で塞がれた孔が
形成される割合は、約50〜60%から10%より小さ
い割合にまで減少した。このことによって、エアロフォ
イル10を再加工する必要がなくなるとともに、製造部
材における冷却空気の均等な分配が促進される。
【0085】レーザーによる穿孔加工にポリエチレンを
使用することすることの利点は、ポリエチレン材料の増
加膜厚に対するレーザー光線の拡散量にあると考えられ
ている。この拡散量は、レーザー光線を阻止するために
利用される他の多くの材料よりも、大きいと考えられて
いる。このことは、ポリエチレンの比較的高い結晶化度
に伴う。この結晶化度は、40%より高く、ドーレック
スのポリエチレン材料では、60%よりも高い。メルト
フローインデックスが50%より大きいことと、レーザ
ー阻止材料52の大部分がレーザービームLによって完
全に融解しないほど融点が充分に高いことと、の理由
で、ポリエチレンが他のポリマーよりも好ましいと考え
られている。結果として、穿孔加工に、一般的な蝋充填
材料を使用して行ってきたときよりも大きなレーザーパ
ルスエネルギーを付加することが可能となり、これによ
って、さらに、エアロフォイル材料の跳ね返りによる閉
塞が最小となったきれいな孔を形成することが容易とな
る場合もある。
【0086】ポリオレフィンを少量の他のポリマーと結
合させることも可能である。1つの実施例では、他のポ
リマーによって、ポリオレフィンの機能が劣化すること
なく、かつ材料の燃焼時に環境を害すことがない場合に
限り、約5wt%以下の他のポリマーが結合される。
【0087】炭素および酸素のみからなる熱可塑性ポリ
マーによって、孔がエアロフォイル10に形成された後
にレーザー阻止材料52を取り除く際に重要な利点が得
られるため、ポリオレフィンにこのような他のポリマー
を加える場合または熱可塑性ポリマーに他の材料を加え
る場合には注意を要する。レーザー阻止材料52を取り
除く方法の1つは、レーザー阻止材料52が燃焼するま
でそれを加熱することである。充分な温度の1つは約1
300°F(704℃)である。ポリオレフィン族の、
特にポリエチレンの特別な利点は、このポリマーが分解
して高い可燃性を有する気体が発生することであり、こ
れは、非常に無害な燃焼である。ポリエチレンの炭素お
よび水素は、燃焼雰囲気中の酸素と結合して二酸化炭素
と水蒸気を形成する。これによって、内部から汚染を除
去するために更なるプロセスを行う必要のない非常に清
浄なエアロフォイル10が残る。加えて、レーザー阻止
材料52が完全燃焼するために十分な酸素が存在してい
れば、燃焼加工から発生した有害な気体を除去するため
のスクラバは必要がない。結果的に、燃焼させることに
よって、ブレードに付加的な溶剤を流入させたり、処理
を行ったりする必要がなくなる、という利点が得られ
る。
【0088】加えて、ポリオレフィン、特にポリエチレ
ンは、比較的低い融解温度を有する。ポリエチレンを燃
焼させることによって取り除くために、エアロフォイル
10が高温に加熱されたとき、ポリエチレンが膨張し続
けることによってエアロフォイル10に望ましくない内
部圧力が加わることはなく、ポリエチレンは融解してブ
レードの孔から流出する。
【0089】結果的に、ポリエチレンは融解する前には
弾性を有しており、これによって、材料は、荷重によっ
て歪曲したときに変形可能となっている。燃焼加工中に
ポリエチレンが加熱されると、ポリエチレン材料は融解
する前に膨張する。固体状ポリエチレン材料の膨張に起
因してポリエチレン材料が変形するとともに、エアロフ
ォイル10の開口部によってポリエチレン材料が流出す
ることが可能となっているため、ポリエチレン材料の熱
膨張によって発生する力が全てエアロフォイル壁に伝わ
らないようになっている。燃焼加工中に、比較的薄いエ
アロフォイル壁は、エアロフォイル10に悪影響を及ぼ
す応力や損傷が生じたりするほどには歪曲しない。加え
て、比較的低温で燃焼させることによって取扱いを速め
たり、もしくは、温度によってエアロフォイル10を構
成する合金の性質が劣化しない限り、高温で燃焼させる
ことによってプロセス時間を縮小したりすることも可能
である。
【0090】本発明は、その詳細な実施例に関して図示
および説明されたが、形態の様々な変更および詳細部分
は、請求項の趣旨および範囲から逸脱することなく構成
することが可能であることは、当業者にとって理解され
るべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアロフォイルなどの部材、この部材にレーザ
ー阻止材料を配置するための治具を示すとともに、仮想
線によってレーザー阻止材料の供給源の一部を示す斜視
図。
【図2】(A)は、図1のエアロフォイルの側面の断面
図であり、(B)は、(A)のエアロフォイルの線B−
Bに沿った断面図。
【図3】明確化のために治具の一部および射出成形装置
を切り欠いて示している図1のエアロフォイルの上面
図。
【図4】射出成形装置のノズルの一部および図1の治具
12の一部を示す拡大図。
【図5】図4の治具12の一部の代わりの実施例を示す
図であり、マスク部材の一部が適度な剛性を有する材料
からなり、この部分が図4に示されるエアロフォイルの
プラットフォーム部と係合している。
【図6】図1および図4で示されるスプループレートの
下方からの斜視図。
【図7】シール用の溝部およびこの溝部に嵌まるシール
部材を分解して示す図6のスプループレートの代わりの
実施例を示す下方からの斜視図。
【図8】エアロフォイルをレーザー阻止材料の供給源に
対して方向決めするための装置に取り付けられている図
1の治具12、この装置と係合するように僅かに改良さ
れたスプループレートおよびスプループレートホルダを
示す斜視図。
【図9】粘性(PaS)をずり速度(1/s)の関数と
して示すことによって直鎖状ポリエチレンポリマーのず
り減粘特性を示すグラフ。
【符号の説明】
10…エアロフォイル 12…治具 13…空隙 52…レーザー阻止材料 54…射出成形装置 56…固定具 58…基部 62…スプループレート 64…スプループレートホルダ 78…マスク 82,84…マスク部材 92,94…ジョー 96…基準面 126…基準面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ バック アメリカ合衆国,コネチカット,イースト フォード,ピルファーシュール ロード 149 (72)発明者 ジェイムス ホイットン アメリカ合衆国,コネチカット,イースト バーリン,グローヴ ストリート 266 (72)発明者 ゴードン エム.リード アメリカ合衆国,コネチカット,プランツ ヴィル,オールド ターンピック ロード 894 (72)発明者 ケネス エム.ボウチャー アメリカ合衆国,コネチカット,ブランフ ォード,ホプキンス コート 9 (72)発明者 スタンレイ ジェイ.ファンク アメリカ合衆国,コネチカット,プレイン ヴィル,ユニット 11ビー,トムリンソン アヴェニュー 190 (72)発明者 ジェイムス エフ.ドラン アメリカ合衆国,コネチカット,メリデ ン,グレン ヴュー ロード 39 (72)発明者 ウィリアム エイ.ネヘズ ジュニア. アメリカ合衆国,コネチカット,ウォリン グフォード,シェットランド ドライヴ 5 (72)発明者 クリストファー ピー.ジョーダン アメリカ合衆国,コネチカット,ミドルタ ウン,ティストル レーン 41

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工状態でレーザー阻止材料をエアロフ
    ォイルに注入するための装置に対してエアロフォイルを
    方向決めする方法であって、前記加工状態でこの装置が
    スプループレートを介して前記エアロフォイルと流体的
    に連通しているものにおいて、 前記加工状態での前記スプループレートによる前記エア
    ロフォイルの端部の位置決めと同様に前記エアロフォイ
    ルの前記端部を位置決めするためのスプループレート部
    材を形成するステップと、 前記加工状態で前記エアロフォイルを拘束するための前
    記スプループレートから翼幅方向に離間された基準面を
    有する固定具を形成するステップと、を有し、前記固定
    具は、前記加工状態で前記エアロフォイルを拘束するた
    めのマスクを受容するための空隙を有しており、さら
    に、 前記エアロフォイルを拘束するための前記マスクを形成
    するステップを有し、該マスクを形成するステップで
    は、 前記固定具内に配置されるべき前記マスク内の位置にお
    いて前記エアロフォイルと同寸法にマスク形成用の中子
    を形成するステップと、 前記固定具および前記固定具の前記基準面に対して前記
    スプループレート部材の方向決めを行い、前記スプルー
    プレート部材に対する前記中子の向きおよび翼幅方向に
    ある前記基準面に対する前記中子の向きが、前記加工状
    態にあるときと等しくなるように、前記中子を前記スプ
    ループレート部材および前記基準面によって保持するス
    テップと、 流体状のマスク材料を前記固定具の前記空隙内に配置
    し、該マスク材料を硬化させるステップと、 前記マスク材料の硬化後、前記マスク材料をほぼ翼幅方
    向に切断して分割線を形成するステップと、を行い、該
    分割線によって前記中子の除去および前記加工状態での
    前記エアロフォイルの挿入が可能となり、さらに、 前記加工状態で、前記マスクを前記固定具内に配置し、
    前記マスクに前記エアロフォイルを挿入するステップ
    と、 前記エアロフォイルの前記端部が前記スプループレート
    によって保持され、かつ前記スプループレートが前記の
    レーザー阻止材料を注入する装置に対して正確に方向決
    めされるように、前記固定具を前記スプループレートに
    対して方向決めするステップと、を有し、 前記マスクは前記エアロフォイルの表面と密着し、前記
    のマスクを形成するステップにおける前記マスクと前記
    固定具内の前記エアロフォイルとの位置関係は、前記加
    工状態での前記マスクと前記固定具内の前記エアロフォ
    イルとの位置関係をほぼ再現していることを特徴とする
    エアロフォイルを方向決めする方法。
  2. 【請求項2】前記のスプループレート部材を形成するス
    テップを、前記スプループレートを形成することによっ
    て達成することを特徴とする請求項1記載のエアロフォ
    イルを方向決めする方法。
  3. 【請求項3】前記のスプループレート部材を方向決めす
    るステップには、前記エアロフォイルの前記端部を前記
    スプループレート部材に拘束するステップが含まれるこ
    とを特徴とする請求項2記載のエアロフォイルを方向決
    めする方法。
  4. 【請求項4】前記のマスク材料を空隙内に配置するステ
    ップでは、前記空隙内に弾性材料を配置することを特徴
    とする請求項1記載のエアロフォイルを方向決めする方
    法。
  5. 【請求項5】前記弾性材料を配置するステップでは、室
    温加硫ゴムを配置することを特徴とする請求項4記載の
    エアロフォイルを方向決めする方法。
  6. 【請求項6】前記マスク材料を分割して一対のマスク部
    材にするために、2本以上の前記分割線を切断すること
    を特徴とする請求項1記載のエアロフォイルを方向決め
    する方法。
  7. 【請求項7】 前記エアロフォイルは最終状態で冷却孔
    の複数の列を有し、前記分割線を該冷却孔の列から離間
    させるようにすることを特徴とする請求項1記載のエア
    ロフォイルを方向決めする方法。
  8. 【請求項8】前記固定具は一対のジョーを備えており、
    両ジョーは、前記空隙を画定しているとともに、相対移
    動が可能となっており、前記加工状態では、一方のジョ
    ーが他方のジョーから間隔Gだけ離間された閉位置にあ
    り、前記のマスクを形成するステップでは、両ジョーの
    間に成形材料の層を配置することによって前記間隔Gを
    充填することを特徴とする請求項1記載のエアロフォイ
    ルを方向決めする方法。
  9. 【請求項9】前記の成形材料を配置するステップでは、
    両ジョーの間に密蝋の層を配置することを特徴とする請
    求項8記載のエアロフォイルを方向決めする方法。
  10. 【請求項10】前記の両ジョーの間に成形材料の層を配
    置するステップでは、前記のマスクを形成するステップ
    で両ジョーが前記加工状態での閉位置にある状態になら
    ないようにするとともに、前記加工状態で両ジョーによ
    って所定の力が前記マスクに加えられるように、幅Gよ
    り大きな幅G1を有する前記成形材料を配置することを
    特徴とする請求項8記載のエアロフォイルを方向決めす
    る方法。
  11. 【請求項11】前記固定具は、1つの移動可能なジョー
    と、前記のレーザー阻止材料をエアロフォイルに注入す
    るための装置に対する横方向の基準面を構成している1
    つの固定されたジョーと、を備えており、前記のマスク
    を形成するステップでは、両ジョーが間隔Gより大きな
    間隔G1だけ互いに離間されるように、前記閉位置にあ
    る両ジョーの位置を調整することを特徴とする請求項6
    記載のエアロフォイルを方向決めする方法。
  12. 【請求項12】前記の基準面を有する固定具を形成する
    ステップでは、固定具内に、翼幅方向に面した基準面を
    有するブロック材料を配置することを特徴とする請求項
    1記載のエアロフォイルを方向決めする方法。
  13. 【請求項13】前記スプループレートおよび前記固定具
    の残りの部分は、前記ジョーの移動方向と同一方向に延
    びる軸に沿って相対移動が可能となっており、前記のス
    プレープレートに対して固定具を方向決めするステップ
    では、前記加工状態で前記マスクを加圧することによっ
    て生じる前記エアロフォイルの移動を調整するために、
    前記固定具のセットアップの間に前記スプループレート
    を前記軸に沿って前記固定具に対して移動させることを
    特徴とする請求項10記載のエアロフォイルを方向決め
    する方法。
  14. 【請求項14】前記スプループレートおよび前記固定具
    の残りの部分は、前記ジョーの移動方向と同一方向に延
    びる軸に沿って相対移動が可能となっており、前記のス
    プレープレートに対して固定具を方向決めするステップ
    では、前記加工状態で前記マスクを加圧することによっ
    て生じる前記エアロフォイルの移動を調整するために、
    前記固定具のセットアップの間に前記スプループレート
    を前記軸に沿って前記固定具に対して移動させることを
    特徴とする請求項11記載のエアロフォイルを方向決め
    する方法。
  15. 【請求項15】固定具および加工状態でエアロフォイル
    にレーザー阻止材料を注入するための装置を使用して前
    記エアロフォイルに前記レーザー阻止材料を充填する間
    に、前記エアロフォイルを保持するためのマスクを形成
    する方法であって、前記装置は、前記加工状態でスプル
    ープレートを介して前記エアロフォイルと流体的に連通
    しているものにおいて、 前記加工状態での前記スプループレートによる前記エア
    ロフォイルの端部の位置決めと同様に前記エアロフォイ
    ルの前記端部を位置決めするためのスプループレート部
    材を形成するステップと、 前記加工状態で前記エアロフォイルを拘束するための前
    記スプループレートから翼幅方向に離間された基準面を
    有する固定具を形成するステップと、を有し、前記固定
    具は、前記加工状態で前記エアロフォイルを拘束するた
    めのマスクを受容するための空隙を有しており、さら
    に、 前記エアロフォイルを拘束するための前記マスクを形成
    するステップを有し、該マスクを形成するステップで
    は、 前記固定具内に配置されるべき前記マスク内の位置にお
    いて前記エアロフォイルと同寸法にマスク形成用の中子
    を形成するステップと、 前記固定具および前記固定具の前記基準面に対して前記
    スプループレート部材の方向決めを行い、前記スプルー
    プレート部材に対する前記中子の向きおよび翼幅方向に
    ある前記基準面に対する前記中子の向きが、前記加工状
    態にあるときと等しくなるように、前記中子を前記スプ
    ループレート部材および前記基準面によって保持するス
    テップと、 流体状のマスク材料を前記固定具の前記空隙内に配置
    し、該マスク材料を硬化させるステップと、 前記マスク材料の硬化後、前記マスク材料をほぼ翼幅方
    向に切断して分割線を形成するステップと、を行い、該
    分割線によって前記中子の除去および前記加工状態での
    前記エアロフォイルの挿入が可能となり、 前記マスクは前記エアロフォイルの表面と密着し、前記
    のマスクを形成するステップにおける前記マスクと前記
    固定具内の前記エアロフォイルとの位置関係は、前記加
    工状態での前記マスクと前記固定具内の前記エアロフォ
    イルとの位置関係をほぼ再現していることを特徴とする
    エアロフォイルを方向決めする方法。
  16. 【請求項16】前記のスプループレート部材を形成する
    ステップを、前記スプループレートを形成することによ
    って達成することを特徴とする請求項15記載のエアロ
    フォイルを保持するためのマスクを形成する方法。
  17. 【請求項17】前記のスプループレート部材を方向決め
    するステップには、前記エアロフォイルの前記端部を前
    記スプループレート部材に拘束するステップが含まれる
    ことを特徴とする請求項16記載のエアロフォイルを保
    持するためのマスクを形成する方法。
  18. 【請求項18】前記のマスク材料を空隙内に配置するス
    テップでは、前記空隙内に弾性材料を配置することを特
    徴とする請求項15記載のエアロフォイルを保持するた
    めのマスクを形成する方法。
  19. 【請求項19】前記弾性材料を配置するステップでは、
    室温加硫ゴムを配置することを特徴とする請求項18記
    載のエアロフォイルを保持するためのマスクを形成する
    方法。
  20. 【請求項20】前記マスク材料を分割して一対のマスク
    部材にするために、2本以上の前記分割線を切断するこ
    とを特徴とする請求項15記載のエアロフォイルを保持
    するためのマスクを形成する方法。
  21. 【請求項21】 前記エアロフォイルは最終状態で冷却
    孔の複数の列を有し、前記分割線を該冷却孔の列から離
    間させるようにすることを特徴とする請求項15記載の
    エアロフォイルを保持するためのマスクを形成する方
    法。
  22. 【請求項22】前記固定具は一対のジョーを備えてお
    り、両ジョーは、前記空隙を画定しているとともに、相
    対移動が可能となっており、前記加工状態では、一方の
    ジョーが他方のジョーから間隔Gだけ離間された閉位置
    にあり、前記のマスクを形成するステップでは、両ジョ
    ーの間に成形材料の層を配置することによって前記間隔
    Gを充填することを特徴とする請求項15記載のエアロ
    フォイルを保持するためのマスクを形成する方法。
  23. 【請求項23】前記の成形材料を配置するステップで
    は、両ジョーの間に密蝋の層を配置することを特徴とす
    る請求項22記載のエアロフォイルを保持するためのマ
    スクを形成する方法。
  24. 【請求項24】前記の両ジョーの間に成形材料の層を配
    置するステップでは、前記のマスクを形成するステップ
    で両ジョーが前記加工状態での閉位置にある状態になら
    ないようにするとともに、前記加工状態で両ジョーによ
    って所定の力が前記マスクに加えられるように、幅Gよ
    り大きな幅G1を有する前記成形材料を配置することを
    特徴とする請求項22記載のエアロフォイルを保持する
    ためのマスクを形成する方法。
  25. 【請求項25】前記固定具は、1つの移動可能なジョー
    と、前記のレーザー阻止材料をエアロフォイルに注入す
    るための装置に対する横方向の基準面を構成している1
    つの固定されたジョーと、を備えており、前記のマスク
    を形成するステップでは、両ジョーが間隔Gより大きな
    間隔G1だけ互いに離間されるように、前記閉位置にあ
    る両ジョーの位置を調整することを特徴とする請求項2
    0記載のエアロフォイルを保持するためのマスクを形成
    する方法。
  26. 【請求項26】前記の基準面を有する固定具を形成する
    ステップでは、固定具内に、翼幅方向に面した基準面を
    有するブロック材料を配置することを特徴とする請求項
    15記載のエアロフォイルを保持するためのマスクを形
    成する方法。
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